このページでは穂積七郎衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○穗積七郎君 私は、ただいま議題となりました私に対する懲罰動議に対して、所信に基づいて簡潔に弁明を行なわんと思います。(拍手) なぜ私が佐藤首相を売国者と呼んだか、その背景は広くかつ深いものがありますが、まず、当日の外務委員会における経緯から申し上げたいと存じます。 去る三月六日、外務委員会において、首相は、冒頭、与党の小泉委員の愛国心に関する質問に答えて、「私は、愛国心の前提は完全独立にあると思う。いまの依存体制から脱却することが肝要である」との趣旨の答弁を行なわれたのであります。ざらに首相は、ことばを続けて、かつて私がドゴールと会ったとき、彼はたれよりもフランスを愛するがゆえに、わがフ……
○穗積七郎君 私は、日本社会党並びに公明党を代表し、しかも、はなはだ遺憾なる意を込めまして、ただいま議題となりました外務委員長北澤直吉君の解任決議案の趣旨の説明を行ないたいと思います。 まず、決議案文を朗読いたします。 本院は、外務委員長北澤直吉君を解任する。 右決議する。 理 由 外務委員長北澤直吉君は、公平であるべき委員長の職責に違反し、政府与党の意のままにしたがい、国会正常化に背を向け、内閣提出の「太平洋諸島信託統治地域に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件」を強行採決した。 かかる暴挙は、議会制民主主義を踏みにじつた多数……
○穗積委員 担当の長官として塚原さんにお尋ねをしたいのですが、実は私は、きょうは時間がありませんから、施政権の返還の問題と、沖繩における米軍基地の問題について、二、三お尋ねをいたしたいと思います。 この問題は、国会内外における発言が御承知のような経緯でありますので、本来は総理にお尋ねすべきでありますけれども、あなたが政府部内における担当の長官、責任者でありますから、政府を代表してお答えをいただきたい。足らざるところは、また総理なり外務大臣に出席を願ってお尋ねをいたしたいと思います。 最初にお尋ねいたしますが、前任者の森総務長官の提案されました教育権その他の分離返還の問題です。これはその後ど……
○穗積委員 両参考人が沖繩の施政権返還問題で年来にわたって御努力いただきましたこと、なお、今度訪米の報告をいただきましたことに対して感謝を申し上げます。お聞き及びのとおり、時間の制限がありまして十分お尋ねできませんので、簡潔にお尋ねいたしますから、簡潔にひとつお示しをいただきたいと思います。 私どもも、全く施政権問題の根は、核基地の問題と、それから事前協議の問題の二つにしぼられると言って差しつかえないと思います。ところで、今度の訪米にあたられまして、先ほど概括的な報告はありましたが、私は、いまのジョンソン政権における思想性なり政治性というものはあまり高く評価することはできないのですから、した……
○穗積委員 外務大臣、時間がなくなってまいりましたが、いまの問題について、補足的にちょっと明らかにしておきたいと思います。 と申しますのは、あなたのいまおっしゃいましたように、または塚原長官も言うように、下田発言の提案というものは、これは対策のワン・オブ・ゼムである、しかもまだ草案であるということですけれども、これは実はまず第一に下田発言の政治的な背景を申しますと、昨年の暮れにライシャワーがこの問題を提案いたしております。続いて、ことしの一月に、有力な与党の外交委員であるマンスフィールドが上院外交委員会でこの問題を提案した。これを受けて二月に下田発言の自由使用を伴う返還という提案が行なわれた……
○穗積委員 外務大臣の御就任後初めてお尋ねしますから、ひとつこの機会に内外にあなたの抱負を積極的に述べていただきたい、というのは在野の外務大臣に対する期待でございますから、きょうはいま問題になっております核防条約の問題と、時間がありましたら、関連いたしましてベトナム並びに中国の問題についてお尋ねいたしたいと思っております。 最初に核防条約についてお尋ねいたしますが、この前与党の永田委員からもお話がありました。これは御意見というよりは御報告が主でございまして、私の理解では、日本政府の態度は初め、無条件ではありませんが、賛成の態度を先にきめるというような印象を与える態度で臨んでおったのだが、その……
○穗積委員 前の質問者がいろいろな点についてすでにお尋ねいたしましたから、補足いたしまして残った分だけ簡単に質問いたしますが、質問に入ります前に委員長にお尋ねしますけれども、きょうの時間の予定はどうなっておりますか、政務次官やその他の方の……。
【次の発言】 最初にお尋ねいたしますのは、領事条約は、単に経済だけではありませんけれども、両国の経済の交流がバックグラウンドになっておることは言うまでもないことですね。そこで本来丁寧に審議をすれば、現在並びに将来における日ソ経済交流計画の政府側の構想というものをまず伺う必要があると思うのです。特に最近になりまして、ソビエト経済開発、特にシベリヤ地区の経……
○穗積委員 実はきょう私質問の予定ではなかったのですけれども、例の朝鮮の帰国協定問題が、打ち切り声明以後、対朝鮮との関係においても、国内におきましても緊急な事態に差し迫ってまいりましたので、この問題に限って簡潔に御質問をいたします。この前帆足委員からこの問題に対しての質問がありましたが、きょうは私は重複しないように補足的な点についてお尋ねをいたすのでありますから、率直に簡明にお答えをいただきたいのであります。 まず第一にお尋ねいたしますが、昨年の八月、政府は閣議申し合わせと称しまして、一年に限って延長をする、それ以後は延長をしない方針だということを、閣議の正式な決定であるか申し合わせでありま……
○穗積委員 時間がだいぶ経過いたしましたので、ごく簡単に補足した問題について、一、二お尋ねをいたします。
これは通産省から御答弁いただくのがよかろうと思いますが、いままで日本が参加いたしました博覧会でどういうメリットがあったかということについての評価の総括ぱ全部やっておられますね。
【次の発言】 私は、あなたが先ほど御説明になりましたように、博覧会というものは単に経済的なメリット、貿易のプラスだけを評価すべきものではなくて、やはり政治的、文化的なメリットもあると思うのですね。それでいいと思うのです。そこで、私がお尋ねしたのは、そういう総合的な各部門にわたっての評価が、政府において各博覧会ごと……
○穗積委員 関連して外務大臣に二問だけお尋ねしておきたいのです。 いまの堂森委員の御質問の中で、スエズ運河の閉鎖の問題に対する態度でございますが、もとよりこれは一八八八年のコンスタンチノープルにおける条約で無害航行は第三国に認めるという原則に立っておるわけです。ところが今度の場合を見てみますと、アラブ連合にしましては、今度の紛争における重要な一つの政治的なきめ手のつもりでやっておるわけです。したがってわれわれとしては、あの事件が平和裏に終息をし、コンスタンチノープル条約以後の無害航行の自由が確立され、それが日本にも供与されるということは望ましいことではありますけれども、その原則があるからとい……
○穗積委員 実は私は中東戦争並びに中国の水爆実験成功後の新たなるアジア情勢について、これに対する日本の外交政策についてお尋ねいたしたいと思っておりますが、しかし、はなはだ不愉快なことですが、突発的に内河某氏のスパイ容疑事件がソビエトにおいて起きております。昨日は、参議院の外務委員会、法務委員会等でもこの問題についてそれぞれの大臣にお尋ねがあったようですが、衆議院はまた独立の立場でこの問題を一応明らかにしておく必要があろうと思っております。なるべく重複しないようにお尋ねをして、政府の所信を明らかにしていただきたいと思います。 最初に、いまの内河氏事件についてお尋ねいたしますが、これは事務当局か……
○穗積委員 関連。――せっかく労働大臣が見えたので、ちょっと敬意を表して一言しなければならないのですが、それで、戸叶さんに婦人の立場で細目にわたって婦人の地位向上のために質疑応答していただいたわけですが、冒頭に私はちょっと大臣にお尋ねしたい。 それは、わが国の経済のいまの成長過程の中で資本主義の基本的な矛盾である過剰生産の問題もさることながら、これは労働省の所管ではないからお尋ねいたしません。問題はやはり労働力の逼迫による経済的な内部矛盾というもの、これは社会問題ともなっていくようになりつつある。そういう意味でその情勢がいままでサボっておったこの百号条約を批准をするに踏み切らせた原動力になる……
○穗積委員 議事進行についてちょっとお尋ねいたします。 本委員会で、私から内閣調査室の活動並びに予算、機構について資料提出の確約を受けておりますけれども、もうすでに半月以上たっております。その間、私は、意味なくしておくらすことは、かえって国民の疑惑を増すばかりであるから、早く出してもらいたいということを、委員部を通じまして再度御注意と要求をいたしましたが、いまだにない。前の理事会で今朝までに提出をしていただくことを確約いたしまして、それを受け取ってから審議に入ろうということであったのです。その後どうなっておりますか、委員長から内閣のほうへおただしをいただいて、御答弁をいただきたいのです。
○穗積委員 関連してちょっと提案者側の高島参事官に後学のためにお尋ねいたします。 いま戸叶委員の御質問は、私も抱いた疑点の中心の問題でございます。世銀がこういうことを提案して、後進国に対する民間投資を助長せしめようということであったのですが、その投資の元本果実を資本主義的な立場で保証するためには、これでは非常な抜け穴があって、先ほど御指摘のとおりだと思うのです。したがって、当初はやはり立案者の、特に先進国投資側諸国はやはりもう少し確たる保証制度をつくりたいという意図があったと思われるのです。それがなぜこういうふうなざる条約になったのか、審議交渉の経過をもう少し説明していただきたい。ということ……
○穗積委員 月、天体宇宙条約というものについて、尊敬するあなたも自然科学の知識は現在の世界の進歩発展に対して必ずしも権威がないと思うのです。それは私はそれ以上の自覚を持っております。そこでしろうと同士が議論するのですから、まさか間違いはないだろうと思うけれども、推測が入るわけですね。したがって、最初にこの条約の審議交渉の経過において、わが国並びに各国は、自然科学に対する最高の知識と権威を持った人が参加をし、または参加をしなくても、それぞれ政府を通じて、それらの権威ある科学者の意見をアドバイスを受けて、審議締結なさいましたか。どういう事情にあったか、ちょっとお尋ねいたしたいと思います。
○穗積委員 大臣に関連してちょっと。 実はきょう私、ほかの問題で質問したかったのですけれども、きょう質問者が多かったし、大臣の時間もないということで遠慮したわけですけれども、先ほど同僚の委員が質問いたしました問題の中で、ぜひ明らかにしておかなければならない点が二つありますので、それだけ簡単にお尋ねいたしますから、簡単にお答えいただきたい。 第一は、対ソ交渉について、先ほどあなたは領土問題に触れるつもりだということをおっしゃいました。その場合に、実はわれわれの要望をちょっと申し上げておく必要がある。黙って聞きのがすわけにいかない。それは従来、佐藤内閣になりましてから北方領土についてどこまでも……
○穗積委員 三木外務大臣、久しぶりですから、いろいろお尋ねしたいのですが、最初に議事進行について大臣の御協力をお願いしたいと思います。それは、きょうも残念ながら時間制限を受けております。お互いに問題は理解しているわけですから、お互いに結論だけお尋ねし、お答えをいただきたいと思っております。 最初に、沖繩の施政権問題について、これは戦後いままでの願望がようやく政治的日程にのぼってきたというので、いま鯨岡委員からもお話がありましたように、本土内は言うまでもありませんが、現地におきましてはそれ以上今度の対米交渉に非常な期待をかけております。あなた方の責任は重大でございましょう。まず、その自覚をして……
○穂積委員 敬意を表して簡単に一点だけお尋ねいたします。 沖繩問題は、今度あなたが長官とともに取り組まれることになったのだが、これはベトナム戦争、日中関係の問題とともに、アジアにおける戦争か平和かの重大な問題であることは言うまでもありません。この間佐藤・ジョンソン会談後、この問題について、またアジアの情勢について、政府の方針なり日米関係というものが新たな事情が生じてまいりました。私ども非常な関心を寄せております。したがって、当委員会におきましても、いずれ総理並びに外務大臣、すなわち対米交渉に当たられた責任者に基本問題についてお尋ねいたしたい。 ところで、きょうお尋ねいたしたいのは、ただいま……
○穗積委員 議事進行について。簡単ですから……。ただいま総理府並びに外務省から重要な報告をいただいて、拝聴いたしました。総理府のほうは、このように文書をもってわれわれに事前に配付をして報告なさいました。外務省のほうはどういう理由で一体文書を配付をなさらないのか。ただいま伺いますと、諮問委員会並びに小笠原交渉等について相当重要な内容の報告がある。それにもかかわらず、しかもアメリカとの間に成文すらできておるのに、いまだに文書をもってわれわれに報告しない。口頭で簡単にされる。これはわが委員会、国会を軽視をするものだと思うのです。したがって、私はその不満を申し述べるとともに、いま次官並びに局長から御報……
○穗積委員 社会党の立場から、委員長に対して歓迎のことばを簡潔に申し上げたいと思います。 今度たまたま委員長の改選にあたりまして、平素そのお人柄、識見に反対党ながら敬意を表しております秋田大助委員長が御就任になりましたので、われわれ歓迎をいたします。 申すまでもないことでありますが、従来、外務委員会は、非常に与野党の間で合理的、筋の通った話し合いの中で民主的に運営されてまいりました。特に最近は、申すまでもないことですけれども、昨年の佐藤・ジョンソン会談並びにベトナム戦争、朝鮮における緊張状態等見まして、わが国の外交路線は非常に重要な意味を持ってくるようになりました。私ども衆議院外務委員会と……
○穗積委員 佐藤総理にお願いしておきます。 実は、昨年来特にアジアを中心とする国際情勢並びに国際経済が非常な激動期に入りました。それを背景として、昨年十一月十五日にあなたはジョンソンとの間に重大な共同声明を発表なさいました。そこでわれわれとしては、この激動期に入って佐藤内閣の特に外交路線が危険な方向へ向かいつつあるのではないかという不安を持っておるわけです。そういうことについて実はゆっくりとあなたの所信を伺い、われわれの考えも聞いていただいて、お答えをいただきたいと思っていたのですが、きょうはあなたの御都合で時間が非常に制限されておりまして、しかも往復で二十分ということでございます。これでは……
○穗積委員 実は、きょうは万博の条約の法律をやるつもりでなかったものですから、資料を十分持ってまいりませんで、とっさの場合ですから、ひとつ説明を伺いながら審議を進めたいと思います。
最初に伺いますが、この法律案の基礎は、万博の条約に基礎を置いておるわけですね。万博の条約の締約国並びに批准国は何カ国でございますか。
【次の発言】 私は、実は先ほど言いましたように、きょうはこの質問をするつもりでなかったので、資料を持ってきませんでしたが、私の記憶では、もう少し多いように思いましたが、間違いございませんですか。三十二カ国ばかりでしょうか。
○穗積委員 外務大臣にお尋ねいたします。
いまのジョンソン大統領のベトナム戦争に対する新たな方針、これは在日大使を通じて外務省にすでにあらかじめ御連絡があったように承りましたが、そのときの連絡の中に、すでに骨子について報告があったかどうか。いかがでございますか。それがそうですか。
【次の発言】 非武装地帯の北側の一部を除いてというのは、その北何マイルというようなあれはあるのですか。それからもう一つは、空爆の話がありましたね、海上からの攻撃はどうですか。
【次の発言】 その場合、従来の主張と変わった点がありますか。つまり、北からの援助を中止しろということがアメリカ側の従来の前提条件であったわけ……
○穗積委員 両協定に共通した問題で事務的なことを大臣が来る前にお尋ねをいたしますが、これは要すれば中身は賠償協定なんですね。賠償とはいっていないけれども、戦争中の不幸な与件に関する云々となっていて、したがって、これは金額によって示された物資並びに役務で援助する形式をとっている。その積算の基礎として、やはり両国に対する不幸な事件の内容といいますか、特にそれの経済的換算は、どういうことを基準にしてどういうふうになさったか。それから、この折衝は相当時間がかかっておりますけれども、先方の主張並びにわがほうの見解、それらのアウトラインを概括して御説明いただきたいと思います。
○穗積委員 いや、一緒に答弁してもらえばいいのです。
【次の発言】 検査をしているのでしょうか。
【次の発言】 外務省からお尋ねいたします。
一九三〇年条約、それから六六年のこの条約で、加盟国でダブっていない、一方だけに入っておる国。――わかりませんか、質問の意味が。それじゃ順を追うて聞きましょう。
一九三〇年条約に加盟している国数は何カ国でございますか。
【次の発言】 それから、六六年のこの新条約に調印しておる国は何カ国でございますか。
【次の発言】 そのうち、もう承認手続が済んでおるのは何カ国になりますか。
【次の発言】 それで、済んでいない国は……。日本をはじめ済んでいないでしょう。
○穗積委員 質問に入る前に、議事進行について発言をいたしますが、与党の自民党の諸君は、国会の権威を強く主張されて、そして他党の者まで国会の権威のゆえをもって懲罰動議を出されたりしておりながら、このありさまは、これは何ですか。政府与党のお出しになった条約をわれわれ協力して審議しよう、場合によったら、質問が終わったらきょうこれをあげてもよろしいといっておるのに、定足数も足りない。これで国会の権威を主張する資格がありますか。委員長、定足数をそろえてください。いかがですか、御所感は。
【次の発言】 質問を進める前に、前回私からお尋ねいたしまして、政府間でまだ意思統一ができていなかった問題の御答弁が留保……
○穗積委員 関連して一つお尋ねします。具体的事実はあとからにいたしまして……。 外務省が従来対米関係で日本人に安心をさせる論理が非常にくずれてきておると思うのです。これはたとえば、安保条約における事前協議権の平等性の問題、それからいまの放射能に対する不安を除去するための平等の検査権の問題、これらは外務省の論理では、すべてアメリカは日本政府と同様に、それに劣らず日本政府の不安に対して敏感であり、日本国民の生活安全に対して良心的な責任を持ってくれるのであるから、したがって、立ち入り検査も必要がない、事前協議権も相手だけに提、今度は事実が証明しておるじゃありませんか。だれがあれを先に見つけましたか……
○穗積議員 少しく時間をいただきまして、私の弁明をさせていただきたいと思います。 きょうは、まことに奇妙なことでございますが、私の佐藤総理に対する売国者という発言が当委員会において審議されております同じ日に、午後には本会議におきまして、佐藤総理のアメリカ一辺倒の従属性から出てくる、民族の期待あるいは国民大衆に対する裏切り、すなわちその政治的売国性について、野党すべてから弾劾を受けようとしておるわけでございます。これは単に野党のみならず、与党内における相当多数の良識派の諸君からも批判を受けており、院外におきましては、圧倒的多数の大衆が、実はインフレから戦争への従属性をますます深めつつある佐藤政……
○穗積議員 私は、白紙がすなわち論理的に核兵器を認める態度を首相が表明をしたと、断定をした記憶はちょっとありませんが、どこの部分でございましょうか。もう一ぺんお尋ねします。
【次の発言】 弁明の中ですね。
【次の発言】 それは記憶がちょっとありませんね。何というのか、速記録が出てないのですから。もしありとすれば、その言った意味は、白紙だということは、論理的に、核を抜く場合もあり得るし、核つきの場合もあり得るという論理、そういう意味で申し上げておるのです。その速記は速記者の聞き違いかもしれませんし、私は、それほど非論理的な議論を、委員会においてした覚えはございませんから。もしありとすれば、私の間……
○穗積議員 ただいまお尋ねいただきました問題点は三つあると思います。第一は、用語の私の考え方、ああいうことばを使いました用語の意味ですね。そしてもう一つは、佐藤さんを売国者――愛国者にあらざるその反対の売国者であるという規定は、先ほど提案者の鯨岡君もいまだに誤解をしておられますので、その点について申し上げたいと思います。簡単に申し上げます。 私は、再々申し上げますように、相手を侮べつして、相手の論理を圧倒しよう、あるいはわが政策の主張を正しからしめよう、こういう考えで申し上げたのでは決してありません。そうではなくて、これは佐藤さんがあの委員会で展開されました政策に対する論理的発展の中から、ま……
○穗積委員 私も質問を用意して通告いたしておりましたが、午後一時からちょっと緊急な用務がありますので、きょうは割愛して、次回に譲っていただきたいと思います。次の質問老に……。
○穗積委員 外務大臣に初めてお尋ねするものですから、いろいろお尋ねしたいことがありますけれども、与党の秋田委員が中国問題に触れられました。私は、実は中国問題を最後にお尋ねしようと思っていたのですが、たまたま触れられましたから、関連をいたしまして、その問題について先にお尋ねいたします。 時間の制限がありますから、持って回った説明をされて結論のないような御答弁をやめて、お互いに多少問題は理解し合っておるはずですから、立場は違いましても……。だから簡単に結論を言っていただきまして、あなたの御説明で質問の時間が制限されないように、妨害されないように御協力をお願いいたします。 中国問題について、さっ……
○穗積委員 時間が限られておりますから、一問一答で簡潔にお尋ねしますから、簡潔にお答えいただきたいと思います。 最初に、日本政府の最近のアジア情勢についての判断の一つとしてお尋ねしたいのですが、ベトナムの和平交渉で、アメリカはソビエトの協力を得て北ベトナムを押え、人民解放戦線を押えて、戦場でとれないものを会議でとって、早く妥結したいという気持ちがあるようです。この見通しは必ずしも条件次第でそうはいかない。最近の状況を見ましても、今年度におけるテト攻勢以後、アメリカは軍事的にも非常な苦境に立ってきておる。そこで、最近のニクソン政権の内部において、われわれの見るところでは、北爆の再開であるとか、……
○穗積委員 両参考人に対して、私は野党の理事でありますが、貴重な御意見をお聞かせいただきましたことを、同僚とともに厚くお礼を申し上げます。 なお、申し上げておきますが、きょうは二時から本会議がございまして、一時間六分しかもうないわけです。きょうの質問は私のほか二名、都合三名でございますから、一人大体二十分くらいしかないものですから、簡単な質問をいたします。問題は簡単ではないかもしれませんが、なお、技術的な問題とか条件等につきましては、これは政府当局に条約を中心にいたしましてお尋ねいたしますので、きょうは、尊敬すべき両参考人に対して、基本的な認識を深めるために二、三お尋ねしたいと思います。簡潔……
○穗積委員 きょうは、総括的に両大臣に対する質問ですから、テクニカルな問題についての質問は抜きにいたしまして、大きな国際経済間の主要な問題についてちょっとお尋ねして、このSDR制度の是非を明らかにしたいと思うのです。
最初にお尋ねいたしますが、SDRを必要とするに至った金並びに米ドルの危機ですね、流動性の欠除、これは、一体その原因はどこにあるかという分析を政府はしておられると思いますが、その原因について、まず最初に政府の分析を聞きたいと思います。
【次の発言】 私のお尋ねいたしましたのは、応じ切れなくなってきた、その現象はわかっておる。言いかえれば、ドルの危機ですね、その原因は一体どこにある……
○穗積委員 お尋ねしようと思うことの中に、技術的な問題と、それから基本の路線に関連する問題があります。基本の路線については大臣にもお尋ねしなければならぬと思っておりますが、その問題については、きょうは政務次官もお見えになりますから、政務次官並びに事務当局の責任者にお尋ねしておきたいと思います。来週は両大臣御出席のようですから、そのときまた重ねてお尋ねもいたします。
事務的な問題について最初にお尋ねいたしますが、アメリカの現時点における金保有量はいまどれだけになっておりますか。
【次の発言】 それはいつの時点でございますか。
【次の発言】 私のお尋ねしているのは現時点。ですから、それはわかりま……
○穗積委員 いままで審議されましたSDR協定につきまして、私は、社会党を代表して反対の討論をいたします。 これはもうすでに質問の中でも明確にいたしておりますから、ごく簡潔に要所を申し上げまして、政府の今後の反省を求めておきたいと思うのです。 このSDR制度というものは、国際支払い通貨の流動性が欠如してきた、その原因は国際的な経済の生産力の膨張、貿易量の拡大、その経済のボリュームの発展に伴って、金にリンクした国際支払い通貨というものがそれに追いついていけない、ここに主要な原因があると政府は把握されておるようでありますが、これは事実に反することでありまして、われわれの見るところでは、国際通貨の……
○穗積委員 どうもしばらくぶりでございました。 その後、あなたはおかしな方向へ向かって張り切っておられるようですが、私も反対の立場で元気でおりますから、どうぞ御安心ください。 きょうは、不当にも時間が制限されておりますので、はなはだせっかく来ていただいて残念ですけれども、特にベトナム以後、アジアにおいても国際的に見ましても最も重要だと思われる中国問題にしぼってお尋ねをいたしたいと思います。簡潔にお尋ねいたしますから、前向きの姿勢で明瞭にお答えをいただきたいと思います。 そこで、最初にお尋ねいたしたいのは、与党の古井さん、田川さん等をはじめといたしまして、北京において非常な努力で、共同コミ……
○穗積委員 実は愛知外務大臣の名前で、「文芸春秋」誌上で、われわれ社会党の方針は親のすねかじりであるという誹謗、挑戦をされました。私は、はなはだ用語その他につきましても、場所におきましても、心外の至りです。ですから、この問題について、一度あなたの真意をただしておきたいと思ったし、われわれの態度も明らかにしておきたいと思いました。ところが、きょうもまた不当にも二十五分前後という制約を受けておりまして、しかも、いま山田委員から御質問のありましたように、EC機の侵犯問題が出まして、これは安保条約との関連からいたしまして、日本の平和に重大な影響を及ぼす問題であると思うので、この問題にしぼってきょうは緊……
○穗積委員 きょうも時間が十分ありませんけれども、この前、当委員会あるいは本会議等におきまして、アメリカ偵察機が朝鮮に対する挑発的な情報収集に出た事件につきまして、これをわれわれ静観いたしておりましたところが、その後、ニクソン大統領の強硬な力の外交政策の発露として、警備つきの偵察を続けるだけでなくて、大艦隊を編成いたしまして、日本海における北朝鮮に対する非常な武力的な威嚇あるいは挑発を始めておるわけです。このことは、安保条約との関連においてわが国の平和、安全にも重大な関係がありますし、のみならず、極東地域全体の平和、独立の問題にも関連がありますので、緊急に今日本会議において各党の質問があるはず……
○穗積委員 最近、韓国の朴副総理が見えて、首相とも会って、沖繩の基地の問題について発言をしておるのですね。これは台湾政府も同様です。これらの諸国は同様にアメリカと安保条約を結んでおる諸国でございますから、したがって、日本政府の説明によれば、これは極東の安全保障については共同の友好国である、こういうお考えでしょう。しかし、この問題は、固有の領土としての沖繩返還の問題ですから、これについてとやかく言うことは、まさに内政の干渉だと思うのです、そのことに関する限り。領土の返還というものは、国際法的にいえば、言うまでもなく、即時無条件が原則でございましょう。そうして国民の世論を背景にして――即時無条件が……
○穗積委員 最初に大胆にお尋ねいたしますが、日本の委任統治時代の統治の状況、それから対住民関係の状況はどういうことでしたでしょう。御存じでしたらお聞かせいただきたい。
【次の発言】 事務当局にお尋ねします。
これは戦時、日本統治時代には軍事目的に使用いたしておりましたね。その法的根拠はどこにありますか。これが一点。
それから、当時の島々におりました人種並びにに人口、その状況。
【次の発言】 人種、人口はわかりましたか。お調べ中でしたらあとでもいいですよ。
【次の発言】 トータルは十万人ですね。
【次の発言】 これらの各人種の相互間の関係は、日本の統治時代と今日まで通じまして、どういう状況で……
○穗積委員 議事進行について。ちょっと人数は足りますかな。委員長の責任で委員会を開こうというのに、この間から国会正常化で申し合わせたように、定足数は常時守るというお互いの申し合わせだ。そうすると、委員会開会については、委員長並びにそれを助ける特に与党の理事において責任があるわけだ。開会する前にそのくらいの準備をしないで、開会だ開会だといって、こっちは迷惑ですよ、待たされて。きょうは予定どおりどんどんやろうということで、われわれのほうも用務があるから、果たすべきことは早く果たしたいと思っているのに、こんなていたらくでは、午後なら午後あらためてやりましょうか。
○穗積委員 愛知外務大臣にさっそくお尋ねいたしますが、きのう本会議で各党の総括質問がありましたが、やはり訪米の問題について率直に、少しお尋ね漏れのありました点について、具体的かつ詳細にお尋ねしたい。 きょうに、実は二時間あなたの時間があるということだったのですが、いまになってみると一時間しかない。だから、私の質問時間は二、三十分しかないわけですよ。ですから、あらかじめ申し上げておきますが、私はきょう二点だけにしぼってお尋ねいたします。 すなわち、われわれは、沖繩は民族固有の領土であるという観点ですけれども、政府の観点は極東作戦の共同の基地であるという点に重点を置いておられる。そこから出てく……
○穗積委員 議事進行。 この間から与野党の間で国会正常化と国会の権威のためにかたく話し合って、今朝もそれを再確認したわけだ。その日の外務委員会で定足数も足らない。――ちょっと確認してください。
○穗積委員 議事進行。ちょっと遺憾ながら定足数が足らぬから、申し合わせに反しておる。三人足らぬ。
○穗積委員 きょうは外務大臣が十二時から法務委員会に行かれるそうで、時間がありませんので、最近の問題について一、二簡単にお尋ねいたしますから、外務大臣、率直にお答えいただいて、明らかにしていただきたいと思います。 それは、今度の沖繩返還に伴う事前協議の運用の問題につきまして、特に日本の国益と合致する場合にはイエスと言う場合がある。それはいろいろありましょう。その中で、内閣委員会での大臣の御答弁では、朝鮮に紛争が生じた場合、台湾海峡等に紛争が生じた場合には、これは発進について、基地使用についてイエスと言う場合があるというふうに限定して言っておられますね。これは一体どういう意味なのか、この点、も……
○穗積委員 きょうは、実務家の皆さんがわざわざこの重要な基本的人権に関連をする法律審議に対して御出席をいただいて、非常に各方面から御意見をいただきましたことを厚く感謝いたします。いま伺いますと、伍堂さん、お忙しくて先にお帰りだそうですから、簡単に質問いたします。 いまおっしゃいましたことは、私ども、与党のみならず、野党全員賛成なんです。つまり、数次、長期にわたってグローバルな旅行ができるという原則、これは原則上も手続上もそういうふうにとりましたことは、これはもう当然なことであって、おそきに失したと実は思っているわけです。御参考までに申し上げておきますが、いまから四、五年前に、私どもは野党の立……
○穗積委員 議事進行で一言お願いいたします。 実はさっきから私審議について政府の御答弁を伺いましたが、重複して同じことを聞きませんけれども、まだ法務大臣からぜひお尋ねして御答弁をいただきたいことがございます。ごく簡単に数点にわたってでございますから、たいした時間はとりませんから、次の機会にぜひ御出席をいただきますように、当然のことですが、あらかじめお願いしておきます。よろしく御考慮をいただきたいと思います。よろしゅございますね、法務大臣。どうですか。
○穗積委員 外務大臣、御苦労さまです。 いろいろいままで各党の委員から御質問がありまして、私は大体伺いましたが、ときに所用のためにちょっと席をはずしたことがあって、伺い漏らした点もあります。したがって、多少は重複する部分が出るかもしれませんが、最後の締めくくりみたいになりましたから、そういう意味で問題を整理しながら、少しお尋ねいたしたいと思います。簡潔にお答えいただければ、どんどん前へ進めようと思っております。 最初に申し上げてお尋ねしたいのは、実は大臣ももう御存じかと思いますけれども、現行のわが国の旅券法なるものは、非常な時代おくれでございまして、これは最近の国際的な渡航自由化の情勢に合……
○穗積委員 おそらく今国会会期中は最後の外務委員会になると思います。この間あたり三日間にわたって日米経済委員会が開かれ、その席上、貿易並びに資本の自由化問題以外に、沖繩問題を中心とする日米間の安保体制の内容に関連する重大な会談があったようでありますが、そのことについて、きょうは外務大臣から率直な報告を伺っておきたいと思います。 なお、これはあとでまた事態の進展によりまして、閉会後におきましても随時出席をしていただいて報告を受け、あるいは質疑を進めるような手だてを理事会においておはかり願うつもりでおりますけれども、その点も含まれましてあらかじめ了承しておいていただきたい。 最初にお尋ねいたし……
○穗積分科員 かねて困難な状態に逢着しておった日中貿易関係ですが、与党の良識派の方々の月余にわたる非常な努力で、やっと両代表団の間で共同コミュニケが発表されて、これをきっかけにして、政府が巧みにこれを政治的に活用いたしまして、アジア問題の中核である日中問題の解決のために前進されることを期待しながら質問をいたします。特に今度の覚え書きは、与党の方々の署名された覚え書きに、かつてない政治三原則、政経不可分の原則が両方で確認されている、こういう画期的なものがこういう困難な情勢の中にできただけに、意義深いものだと思うのです。 そこで順次お尋ねをいたしますが、佐藤内閣としては、この協定が、話し合いが決……
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