米原昶 衆議院議員
32期国会発言一覧

米原昶[衆]在籍期 : 24期-|32期|-33期
米原昶[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは米原昶衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

米原昶[衆]本会議発言(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 衆議院本会議 第5号(1970/02/18、32期、日本共産党)

○米原昶君 私は、日本共産党を代表して、政府の施政方針に関する若干の重要問題について質問したいと思います。(拍手)  総理は、施政方針演説において、民主主義の擁護、基本的人権の尊重を内政の第一の柱として強調しました。昨日の本会議でも、言論・出版の自由は民主主義社会の基本であり、これが不当に抑圧されることがないよう十分配慮する、と述べました。  このことに関連して、第一に伺いたいのは、与党である自民党田中幹事長が、総理の言う民主主義社会の基本にそむいて出版妨害に介入した重大な疑惑がある、それを総理がいかに考え、いかに措置をとられようとしているかという問題であります。(拍手)  最近広く問題になっ……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 衆議院本会議 第11号(1971/11/06、32期、日本共産党)

○米原昶君 私は、日本共産党を代表して、沖繩協定並びに関連法案について、佐藤総理に若干の質問をいたします。(拍手)  沖繩の返還は、米軍による犯罪的占領に終止符を打ち、無条件で、一刻も早く行なわれるべきであり、返還される沖繩は、軍事占領終結にあたっての国際法上の原則である原状回復の原則に基づき、全占領軍の撤退と全米軍基地の撤去、占領期間中の県民被害の完全な賠償が行なわれるべきは、当然のことであります。しかるに、この沖繩協定は、核基地を含む沖繩米軍基地をほとんどそのまま固定化し、日本国民の賠償請求権を放棄するなど、全く侵略的、屈辱的なものであります。  四半世紀の間、沖繩百万県民に筆舌に尽くしが……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 衆議院本会議 第5号(1972/02/01、32期、日本共産党)

○米原昶君 今日、激動する内外情勢のもとで、戦後四半世紀にわたる対米従属の自民党政治は、その矛盾と破綻を露呈しております。しかるに、佐藤総理は、サンクレメンテ会談において、ニクソン政策に全面的に追従し、施政方針演説でも、日米関係こそ最も重要だと強調いたしました。ここにこそ日本国民の今日の最大の不幸があります。(拍手)  私は、このような観点に立ち、日本共産党を代表して、佐藤総理に質問いたします。  第一は、沖繩問題であります。  総理は、沖繩返還によってアジアの緊張緩和を促進すると自画自賛されましたが、沖繩の米軍基地とその機能がそのまま継続されるのに、何を根拠に緊張緩和といえるのか。核抜きを実……

米原昶[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

米原昶[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1970/04/09、32期、日本共産党)

○米原委員 それは非常にけっこうですし、地域の住民がそのことをいま非常に切望しておるようですから、ぜひやっていただきたい。ただ水道のほうでじゃ口は〇・〇五PPMでとまっておると言われたのですが、この表を見ますと、明らかにこえておるとわかるところがあるのです。ところが、そこは不検査処分ということになっております。検査しない。それで当然上がっておるのに途中で押えて発表する。〇・〇五PPMでずっと押えております。しかし、このカーブから見ますと、当然上がっていなくちゃならぬ。こえておるのですよ。ただこえた部分だけを発表しないから、〇・〇五PPMで押えられておるというふうに、皆さんのところには来ておるの……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第13号(1970/05/08、32期、日本共産党)

○米原委員 時間もだいぶおそくなりましたが、私は具体的な問題を一つだけ聞くので、できるだけ時間を短かくやります。  問題は、いまこの東京都内でも非常に各所に起こっておる問題なのであります。今後大きな問題になると思う、そういう問題に関連しますから、そういう意味で答えてもらいたいのです。  というのは都市再開発の進められる中で、各地に起こっておることですが、いままでの住宅街のどまん中に、高層のマンションがぼんぼん建っております。そこで、ほとんどのところで日照権の問題が起こっておる。こういう問題を今後どう解決されていくかという点について、具体的な問題が一つ起こっているので、それを通して聞きたいわけで……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1970/06/10、32期、日本共産党)

○米原委員 参考人の方々には、長い時間たいへん御苦労かけまして、私最後ですから、あまり時間もありませんし、ほかの委員から私の聞きたいと思っていた点もかなり明らかになりましたから、非常に限られた質問ですが、第一に、日鉱の社長の河合参考人に聞きたいのです。  それは、河合さんの話を聞いておりますと、三日市製錬所による公害、これはカドミウムの生産を始めた三十六年以前に、それまではカドミウムは生産しなかったために、以前に起こったのだという話でした。そうしてその堆積物が三十八年七月の大水で押し流されて、それが現在の公害になっている、現在はどうかというと、その時点については公害を防いでいるのだというような……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1970/06/11、32期、日本共産党)

○米原委員 私も宮澤通産大臣に伺おうと思っていたのですが、ほかの委員会で来れないということで、私の聞こうと思うのは関連していることなので、幸いにして佐藤経企長官が見えていますから佐藤長官にお尋ねしたいと思うのです。  第一に、私、この前、黒部市で起こったあのカドミウムの問題について、黒部に行きまして工場も見てきた。そのときに、同時に神通川のイタイイタイ病の患者のところにも行って、いろいろ事情を聞いたのです。その中で、当時は五月二十一日でしたが、一番大きな不満というのは、県庁やその他の当局がいままで調査に来て、いろいろ健康診断もやったし、あるいは土壌の調査もやったし、いろんなことをやっているのに……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第17号(1970/07/10、32期、日本共産党)

○米原委員 先ほどの総務長官に対する質問と答弁を聞いておりまして、それからまた同じ問題をいま経企長官に聞かれました。若干ニュアンスが違うように感ずるのです。これは私、やはり先ほど総務長官が言いました公害に対する基本姿勢にかかわる問題だと思うので、経企長官にもう少しこまかくその問題について聞きたいのです。  もともと公害対策と産業経済の発展とを同列に並べてその調和をはかるというような考え方自体が、ちょっとおかしいのじゃないか。本来からいえば、産業や経済は国民の幸福、健康、生活環境の向上のためにこそ発展させられるべきものである。ですから、やはり中心は国民の幸福、健康と生活環境の向上、そのためにこそ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第18号(1970/08/11、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、先ほど細谷議員が質問されました光化学スモッグの問題を中心に若干お尋ねしたいと思います。先ほど細谷委員からかなり重大な点の指摘があったので、私はダブるところは避けまして、簡単に聞きたいのであります。  何よりも、今度の問題が起こりまして、一体政府は何をやっていたのだろうかということを感ずるのは、細谷議員と全く同じであります。実は、私たちは昨年の九月三日に、自動車排気ガスから住民の生命と健康を守る日本共産党の緊急対策というのを発表しまして、当時政府にも申し入れしました。その中にも、実は光化学スモッグの危険性について指摘して、緊急にこの調査体制を強めてもらいたい、また、その中には今……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第19号(1970/09/08、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、山中総務長官だけに集中して質問します。時間の関係もありますが、けさほどから委員会で質疑回答の状況を聞いておりまして、たとえば社会党の島本君が岳南排水路の処理施設をどうしてつけなかったというような問題や、あるいはあそこに水域指定をやらなかった、この問題なんかいろいろ質問してみると、事務官の答弁では、どこに責任があるやら、全くはっきりしない。公害問題では担当がどこやらわからない。こういう感じを持ちました。事務官級の答弁では、あるいはやむを得ないかもしれない。しかし、これはいま実に政治的な問題になっておるので、山中長官だけに集中して聞きたいと思います。ただし、実務的にやむを得ない場……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第20号(1970/09/09、32期、日本共産党)

○米原委員 私は竹山さんに、先ほども問題になった水域指定の問題、それから岳南排水路の終末処理場の問題、こういうことを初め聞こうと思っていたのですが、すでにお答えになりましたので、それはやめようと思うのです。ただこれが、先ほど質問が出ましたのは、実は昨日の委員会で、ここで問題になったのです。そしてそれに対する政府の事務当局の答弁では、そこでは水域指定をしなかったということについては全部静岡県の責任だというような答弁であったのです。それで、はたしてそうであろうかどうか、政府がああいうようなところについては当然指導しなくてはならぬ問題であって、県だけの全部の責任にやるやり方は事実に反するのではないか……

第63回国会 商工委員会 第3号(1970/03/06、32期、日本共産党)

○米原委員 私も繊維の問題について聞きたいと思ったのですが、各委員から質問がありまして、通産大臣のとられる態度はかなりはっきりしてきました。ただ問題なのは、被害なきときに規制はあり得ないという一つの原則とともに、先ほど横山君の質問に対して、ほっておくとあぶないんだ、こういう二面について、今後とるべき態度に、どうもそこに含みがあるようなので、割り切れないところがある。ですから、そちらの面について若干聞きたいと思います。  多くの委員からも指摘されましたけれども、アメリカの貿易緊急委員会のケンドール委員長の発言というので昨日の毎日の夕刊に出ておるが、これを読んでみると、ずいぶんきびしいことを言って……

第63回国会 商工委員会 第5号(1970/03/11、32期、日本共産党)

○米原委員 いまも話がありましたが、いろいろな場合に住民に対して十分PRがされてないために、いろいろな摩擦が起こっておる問題が幾つかあると私は思うのです。そういう点についてひとつお聞きしたいのです。  実はこれは通産省のほうもよく御存じだと思いますが、板橋区の新河岸二丁目です。そこの約二万平方メートルの敷地のところに東京瓦斯がガスホールダーを――非常に大きなものです。高さが四十三メートル。私、一昨日現地に行ってみたんですが、それを設置する問題について、住民が非常な不安感を持って反対運動が起こっておるわけです。その経過を聞きに行ったわけです。そういう場合に、住民に対するPRが非常に不足していたん……

第63回国会 商工委員会 第14号(1970/04/01、32期、日本共産党)

○米原委員 初めに、この法案の提案された理由として、通産省の貿易振興局の資料や経済白書を見ますと、わが国の企業の一そうの発展のために、それから国際協調の一環として、発展途上国の健全な発展のために、また発展途上国の自助努力を支援するためにというようなことが強調されまして、日本の海外投資による経済協力が求められているといわれているわけでありますが、その海外投資による経済協力の現状について、最近、問題になっている点について幾つか聞きたい点があるのです。  つまり、最近いろいろな新聞紙上や雑誌でもいわれておりますが、特に東南アジア方面の発展途上国で、イエロー・ヤンキーとかエコノミック・アニマルとかいわ……

第63回国会 商工委員会 第18号(1970/04/09、32期、日本共産党)

○米原委員 時間がありませんから、ほんの一問だけにいたします。  各委員会から出された問題点、私も同様に考えます。原因究明について、単に刑事責任、民事責任を追及するというようなことだけでなくて、もっと広い見地からこの問題の総合的な原因をひとつ考えていただきたい、これが第一です。この点はもう御了承だと思いますが。  その中で、板橋の単なる爆発事件と違って、それが非常に大きなものになってしまったという点には、非常な不手ぎわがずいぶんあると思うのですね。やむを得なかったような点もあるでしょう。いままでやってきたと同じことをやっていたんだけれども、条件が悪かったと言えるかもしれないけれども、しかし、こ……

第63回国会 商工委員会 第22号(1970/04/23、32期、日本共産党)

○米原委員 時間もありませんし、時間を簡単にするためにも、ほとんど質問は出尽くしておりますから、私たちのこの問題に対する根本的な考え方を簡単に述べまして、そしていままで出てないような点について若干質問したいと思います。  通信回線等を利用したコンピューターによる情報処理技術の量、質ともの拡大は、わが国経済及び科学技術等、国民生活の各分野に広範かつ多岐にわたって重大な影響を与えることになります。情報処理技術は、きわめて大きな将来の可能性を持ち、人類による自然を支配する力量を増大させるものであります。しかし、現状においては、その開発及び利用は大企業の利益にもっぱら奉仕させられ、国民のための利用はま……

第63回国会 商工委員会 第24号(1970/04/27、32期、日本共産党)

○米原委員 先ほど、この法案について中谷委員から、憲法問題に関連する重大な疑惑があるというような意味の質問が行なわれました。この点は非常に重要なので、さらに明日続けられるそうでありますから、私はその問題には触れませんが、この法案について――もちろん滞貨の解消というのは、何とかしなくちゃならぬ問題である。そういう点で、私たちも何とかしなくちゃならぬということを考えるのですが、いままで長官の説明されたようなことではたしてうまくいくかというようなことを、私たちは感ずるのです。新しいやり方に変えても、さらに複雑な条件がからんできて問題の解決を困難にするんじゃないかという印象を持っております。 先ほど岡……

第63回国会 商工委員会 第31号(1970/06/11、32期、日本共産党)

○米原委員 先ほどからの話を聞いておりましても、これはまあ以前からですが、この問題はどうも全くすっきりしないのです。いまも塚本君から話がありましたが、また通産大臣自身も先ほど話されましたが、単に繊維業界だけの問題ということで考えるわけにいかない、日米友好関係の根本問題ということのようであります。そうなりますと、やはり伝えられているような、昨年の日米会談のときに密約があったんだという印象を持たざるを得ないのですね。しかもそうだとすれば、それはそれで率直に話して、事態をはっきり説明したほうがよかったんじゃないか。日米関係については、もちろん私たちは自民党とは全く逆の考え方を持っておるかもしれない。……

第63回国会 商工委員会 第33号(1970/08/20、32期、日本共産党)

○米原委員 私も、緊急な問題としての公害問題についても質問したいと思っていたのですが、時間がありませんし、公害委員会で質問することにしまして、本日は海外経済協力の問題について若干大臣に質問したいと思うのです。  というのは、最近海外援助を増大するというようなことがしきりにいわれております。特に責任ある大臣が、海外におけるさまざまな国際会議で、国民総生産の一%まで援助をふやすというようなことを約束しておられます。五月二十日にパリのOECDの閣僚理事会に出席された宮澤さんが、また五月二十二日に第五回東南アジア開発閣僚会議に出席された愛知外務大臣が、いずれも、一九七五年を目標にGNPの一%までの援助……

第63回国会 商工委員会 第34号(1970/08/21、32期、日本共産党)

○米原委員 私は昨日、通産大臣に海外経済協力の問題について、ごく簡単に短時間質問しました。それは、宮澤通産大臣や愛知外務大臣が方々の国際会議で、一九七五年までに国民総生産の一%まで援助をふやすというようなことを非常に安易に約束されている。国会でもその問題十分な審議が行なわれたわけではないのに、どんどんそういうことをやっておられるという点についてただしたわけです。  問題は、私は、国際援助をふやすこと自体、量的にふえること自体に反対しているわけじゃないのです。やはりここらでそういう方向に進むとすれば、いまの援助のあり方でいいかどうか。質的な問題ですね、これは相当吟味してみる必要があるんじゃないか……

第63回国会 商工委員会 第39号(1970/11/20、32期、日本共産党)

○米原委員 時間がもう四時五十分でここを退場されるというのです。大臣に聞かなければ意味がないので、実際の質問時間わずか十分になってしまった、残念です。ただ、多くの議員から私の言いたいこともほぼ言い尽くされたので、繰り返そうとは思わないのです。  ただいまも、西田委員との間のやりとりで、屈従外交とかなんとかいうような話がありましたが、しかし、明らかに道理のないそういう高圧的な態度で来ているのに、結局それに屈従するんじゃ、屈従外交というほかないですよ。私たちは、アメリカに対する自民党政府の態度は一貫して屈従的だと言ってきましたが、しかし、これほど屈従がきわまれりということはなかったと思うのです。そ……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1970/12/07、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、いわゆる費用負担法並びにそれに関連して公害対策基本法について、主として山中総務長官に質問したいと思います。  一昨日の連合審査会におきましてわが党の寺前巖君が、公害問題解決のためには公害を引き起こしている加害者を明確にする必要があるという観点に立ちまして、総理に質問しました。しかし総理はこの回答を避けて、ほかの政府委員にこれをやらせたのであります。最後に、感情的にならないでもっと冷静に合理的に今後の対策を立てるべきだというようなことを申しました。しかしこの問題は、実は今度の国会において公害問題を解決していく上にも、単に感情問題じゃないのです。冷静に公害発生源の責任を明らかにす……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/12/09、32期、日本共産党)

○米原委員 時間が限られておりますから、ごく簡単に質問したいと思います。  今度出された公害関係諸法案は、幾つかの前進面はあると思いますが、これで実際に公害が防止できるかという点が結局肝心だと思うのであります。ことにその中でも、大気汚染防止法については、これではたして大気汚染を食いとめられるだろうかという感を禁じ得ないのであります。  この十二月二日に、東京都と神奈川県の一円にわたって、国の環境基準〇・〇五PPMをはるかに上回る、〇・二五PPM前後の亜硫酸ガスによる高濃度の大気汚染が発生しました。その中で、先ほども同僚議員から話がありましたような、公害病患者が二人死んだというような事態も起こっ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1970/12/10、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、日本共産党を代表して、提案しました公害対策基本法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  私は、今回の政府提案の修正案が、経済発展との調和条項を削除するなど、一定の前進面があることを否定するものではありません。しかしながら、現実に起こっている日本における事態に対して、この基本法では十分とはいえない、こう考えるものであります。その立場から、もちろん基本法でありますから、個別法に論ずるようなこまかい問題を提起するわけではありませんが、少なくとも公害対策に必要な条件、原則的なものをはっきり明記すべきだ、こういう立場に立ってこの修正案……

第64回国会 商工委員会 第2号(1970/12/08、32期、日本共産党)

○米原委員 今度、提出された水質汚濁防止法案は、以前の規制法と比べると、ただ指定水域だけ指定して、そこだけに排出基準を設けるというやり方をやめられて、全国一律の基準をきめていく。そうして地域によってさらにそれよりも高い基準がきめられる、こういうやり方になったという点は、確かに前進だと思うのです。前進ではありますが、これはあまりにも当然の前進だと思う。指定水域が指定されなかったところが、あれほど大きな問題を至るところで起こしてしまったのでありますから、これをしなかったらお話にならない。そのくらいな意味での前進だと思うのです。ただ、国民が今度の国会にかけている期待は、とにかくああいうようないろいろ……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1971/03/16、32期、日本共産党)

○米原委員 時間もあまりありませんし、同僚委員が私の聞きたい点もかなり聞きましたから、できるだけ重複を避けて簡単に質問いたします。ただ、医学の専門的な知識はほとんどありません。ただ、一般の人が非常に今度の結果については何とも割り切れないような感じを持っておるわけであります。簡単明瞭に一般の人にわかるように話していただきたいと思います。  私は公明新聞で読んだのですが、小林教授が公明新聞の三月十日付に発表した厚生省研究班に対する反論が出ております。この反論を見ますと、厚生省に知らせた分析結果には生試料から灰がどのくらいとれたかというデータも含まれていろとあります。じん臓の場合一・二四%の灰がとれ……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1971/04/14、32期、日本共産党)

○米原委員 先ほどからの質問、答弁を聞いておりまして、はたしてこの法律の成立によって、規制効果があがるかどうかということが若干心配になってきた。答弁が非常にあいまいな点があるのです。環衛公害新聞という、これは各委員のところにいっているのではないかと思いますが、「大丈夫か悪臭法案 心配される規制効果」というので、大きな見出しで解説記事が出ているのです。その中に解説のところにちょっと重要なことが書いてあります。「悪臭防止法案の検討を行なっていた厚生省の研究委員会はもともと全体規制を考えていた。」つまりこの法案のような物質を指定して規制するのではなくて、全体を規制する方式を考えた。「しかし、悪臭発生……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第11号(1971/04/26、32期、日本共産党)

○米原委員 先ほど岡本委員から第十九条との関連、この法案が成立した場合の条例との関係なんかで、たとえば宮城県条例は違法にならないような答弁があったわけです、先ほどの答弁では総理大臣も厚生大臣も。厳密に言えば、そうじゃないのじゃないかと思うのです。  先日私が十四日に質問したときには、この法案が成立した場合には、宮城県条例は違法になる、こういう意味の答弁が曽根田部長からありました。もっとも、よく速記録を見ますと条件がついておるのですね。つまり宮城県条例の考え方は、いわゆる臭覚モニター方式ですか、物質を指定する方式でない、別の方式です。それ自体は条例としてつくっても差しつかえないけれども、その条例……

第65回国会 商工委員会 第6号(1971/03/03、32期、日本共産党)

○米原委員 この法案の提案理由説明によりますと、公害問題安全問題などの新たな社会的要請にこたえるためというのが一つの大きな理由となっております。先ほど加藤委員からも御指摘がありましたが、公害問題、安全問題などのそういう要請にこたえるということは、何人もこれは反対できないことだと思うのです。しかし、実際に公害の問題一つを解決するにしましても、相当の計画とそれを実施する強力な施策が実行されなければ、公害法が幾ら新しいのができましても、それだけでは解決しないわけであります。真に時代の要請にこたえる公害や安全問題に対する技術の開発、向上は、単に特定の業界に融資したり税金を安くするだけでは解決しない問題……

第65回国会 商工委員会 第10号(1971/03/12、32期、日本共産党)

○米原委員 時間もありませんし、参考人も長い間の質問でお疲れになっているようですから、私はあと二問だけにしてできるだけ簡単にします。  値上げの問題については出光さんが非常に明快に答えてくださいまして、実はその点を政府側に聞きましても、言ってくれないのです。メジャー側の要求に対して、基本契約というものがあるのだからそんなにできるものじゃないということがはっきりわかりましたから、その問題はもう繰り返しません。  自主開発の問題がやはりだいぶ問題になって、西ドイツの話が先ほど詳しく説明がありました。聞くところによると、イタリアのENIとかフランスのERAPとかいうのが独得の形で自主開発をやっている……

第65回国会 商工委員会 第14号(1971/03/23、32期、日本共産党)

○米原委員 時間もありませんから、私はいままで各委員から質問された点はできるだけ重複しないようにして、幾つかの点について質問したいと思います。  今回の特恵関税の供与は、主として軽工業品がその対象となっているために、国連貿易会議第四回特恵特別委員会でアフリカ諸国が不満を表明したことにあらわれているように、アジアの一部の国にしか実質的には優遇措置が講じられないようになっております。これは中小企業庁の資料でも明らかであります。その点で、今回の特恵供与は日本の大企業が海外進出を進めるために有利だという点が、どうもしんになっておるようであります。具体的にその結果として、日本の中小企業、零細企業が、場合……

第65回国会 商工委員会 第21号(1971/05/14、32期、日本共産党)

○米原委員 先ほど本委員会の委員長の名前で提案されました採石法が本会議を全会一致で通過しまして、採石による公害を防止する上で、この改正法が正しく運営されていくならば一定の効果があると、私も非常に歓迎するものであります。  実は、昨年の春でありましたが、群馬県桐生市で、渡良瀬川の水の中に砒素が含まれて、これが桐生市の水道の中に入っているということが問題になりまして、その調査に実は行ったのです。そのときに、そういう公害以上の公害が実は桐生市に起こっているのだといって引っ張っていかれたのが、桐生市の郊外の広沢山という山があるのですが、その山をいまどんどんくずしまして、東北縦貫自動車道路をつくるために……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 運輸委員会 第5号(1971/09/22、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、田代議員が緊急の用事ができまして本委員会に出席できないというような事情のもとで、差しかえで発言させていただくために、時間も制限されております。ですから、できるだけ重複を避けてお聞きしたいと思うのです。  しかし、どうしても発言しなくちゃならぬのは、昨晩の公明党竹入委員長に対する暴力的な襲撃事件であります。私も、とりあえず慶応病院までお見舞いに行ったわけですが、そのときに新聞記者からいろいろ質問されました。そのときにも答えたのですが、やはり暴力と人命軽視の風潮がいま非常にはびこっている。基本的にはやはり、その点では自民党政府がとってきた高度成長政策、人間を軽んずる政策というもの……

第66回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/07/23、32期、日本共産党)

○米原委員 私、大石長官に質問する予定だったのですが、やむを得ない参議院のほうの委員会に行かれましたので、次官にかわりに答えていただきたいと思います。  私、大石長官がこの委員会や予算委員会で答弁されたことに関連して、若干それを深めて聞きたいので、基本的には次官も同じ考えであろうと思いますが、先日の委員会で、イタイイタイ病の判決に関連して昭和四十三年五月八日の厚生省の見解、富山県におけるイタイイタイ病に関する厚生省の見解、この見解と同一の見解であるということを長官が答えられました。そうだとしますと、その見解から、当然私はこう言っていいかどうかという点ですね。三井金属が、神岡鉱業所の過去の行為に……

第66回国会 公害対策特別委員会 第4号(1971/08/10、32期、日本共産党)

○米原委員 時間もあまりありませんから、私は、瀬戸内海の汚染の問題とそれから公害病の認定の問題について若干お尋ねしたいと思います。  ただいまも委員から質問がありましたように、瀬戸内海の汚染は非常に極端な状態になっております。私たちの党でも、この前瀬戸内海関係の十一府県の代表に集まってもらいまして、いろいろ現地の実情について意見や調査したデータを出してもらったのですが、同じころやはり瀬戸内海沿岸の各府県の知事の会議もあったようです。おそらく政府にも申し入れがあっただろうと思いますが、もちろん瀬戸内海の汚染の問題は、原因は一つにしぼるわけにはいかない、非常に複雑な要因があります。いまもお話にあっ……

第66回国会 公害対策特別委員会 第5号(1971/10/08、32期、日本共産党)

○米原委員 幾つかの問題を質問しようと思っておったのですが、運輸省の方は何か用事があるそうですから、先に運輸省関係の問題を質問いたします。  それは鉄道の騒音の問題です。昨年、騒音規制法の改正案が通過したおりにいろいろ問題がありました。しかし、とにかく通過したというのは、いままでのものと比べると一歩前進であるという意味で、とにかく通過させたほうがいいだろうという気持ちが多かったと思います。いろいろ問題がありましたが、その中で、鉄道の騒音規制は全然規制法に入ってないということで、附帯決議では、これは全員一致で鉄道騒音が一日も早く規制できるように法改正をやるべきだ、これは附帯決議で満場一致で通って……

第66回国会 商工委員会 第3号(1971/09/20、32期、日本共産党)

○米原委員 弔う時間もあまりありませんし、できるだけ簡単に、それからいままでの各委員の質疑とダブるようなことは最大限避けようと思います。ただ若干、はっきり答弁がなかった点なんかについてもう少し聞いておきたいと思います。  午前中の質疑の中で、社会党の横山委員や石川委員からも質問されたのですが、現在日本経済に大きな打撃を与えているドル危機の根本原因が、アメリカのベトナム戦争を中心にした膨大な軍事支出やあるいは海外投資、それからいわゆる経済援助、こういうものにある、そういうものが基本的な原因になっている、そういう点について日米経済閣僚会議で一体話されたのかどうかということの質問がありました。それに……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号(1971/12/11、32期、日本共産党)

○米原委員 ただいま上原議員の質問に対して、総理は、安保体制を肯定する立場に立っているから、アメリカを信頼する立場に立っているから、違いが出てくるんだとおっしゃいました。あるいはそうかもしれぬ。先日、私は連合審査会におきまして、いわゆる愛知書簡、外国人及び外国企業の権利を復帰後も認めることになっている愛知外相書簡、これを中心にしてお尋ねをしました。あの書簡によると、「適法に取得された私有地及び家屋の所有権及び賃借権を含め、本土における外国人及び外国企業の私有財産の場合と同様に、日本国の法令の下で尊重される。」、実はいま総理がおっしゃいましたが、私、この問題の解釈も、先日の質問では、占領下で、ア……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号(1971/12/13、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、日本共産党を代表しまして、ただいま議題となりました沖繩協定に関連する諸法案と一つの承認案に対し、強く反対するものであります。  第一は、沖繩の米軍と宿衛隊基地の強制的確保を目的とする公用地等暫定使用法案についてであります。  この法案は、別名土地強奪法案と呼ばれていることにも端的に示されているように、戦前の軍国主義時代にさえも例を見なかったファッショ的内容を持つものであり、その違憲性は全く歴然たるものであります。  いまから二十年前、沖繩が吉田自由党政府によって、サンフランシスコ条約第三条によりアメリカに売り渡されてこの方、沖繩県民は、米軍の野蛮な軍事支配のもとで言語に絶する……

第67回国会 商工委員会 第6号(1971/11/17、32期、日本共産党)

○米原委員 政務次官もまだ見えないから、ちょっとその前に公正取引委員会のほうに聞きましょう。  今回のドル・ショックに際して政府が講じた対策というと、九月一日と十月一日に下請企業対策樹立のための通達を二回にわたって出されております。それと九月二十三日の閣議決定された緊急対策がいろいろの形で具体化されて、今度の法案もその具体化の一つだと思うのですが、この九月一日の通達について公正取引委員会の方にちょっとお尋ねしたいのです。  というのは、この問題が起こりましてから、私は各地へ参って、ドル・ショックで実際に打撃を受けた地帯に行って、業者の人とか土地の市長さんとか商工会議所とか、そういう方に会ったの……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1972/03/07、32期、日本共産党)

○米原委員 あと十分だけしか発言時間がありませんから、繰り返しを避けて、いままでの点で、十日の日に政府及び行政機関に対する質疑をこの委員会でこの問題についてやることになっておりますから、それの参考にもするために若干質問したいと思います。  私も、二月十一日に現地に行って村の人たちとも会いまして、いろいろ御意見を聞いたのですが、その中で一番出たのは、先ほどお話のありましたいわゆる検診というのは全くずさんなもので話にならぬ、たとえば検便もしないのにあなたは回虫はいませんでしたなんということを聞いても何にもならないといって憤慨しておりました。  先ほど斉藤先生は、行政機関のほうに特別自分たちの意思を……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/03/15、32期、日本共産党)

○米原委員 先日、土呂久の鉱害について、参考人を当委員会に呼びまして意見を聞いたときにも、現地の斉藤教諭が言っておりましたが、現地に行ってみますと、最初の宮崎県の医師会によって行なわれた健康調査に対する不満が非常に多かったわけです。実際先ほど長官の説明では、とにかく基準を出して、その基準に合ったやり方で検診したんだから一応その報告を認めるという態度をとっておられるようですが、一月二十八日に出された見解ですね、いわゆる中間報告、これは中間報告と言えば、それだけのものだけれども、しかもそれに環境庁の方も名を連ねて、そして砒素との関係はないとか、鉱害のおそれがないというような、そういう見解に環境庁が……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1972/03/23、32期、日本共産党)

○米原委員 私はまず、公害紛争処理に今回裁定制度を取り入れられたそのことについて聞きたいのですが、公害紛争処理法が制定されたおりに山中さんが担当大臣だったと思うのですが、その委員会でも裁定制度を取り入れるべきだという声がかなりありました。そして、全会一致の附帯決議の中にこれが入れられたというようなことがありましたのを覚えておりますが、その全会一致の決議の趣旨を尊重されたというようなことが、今度裁定制度を取り入れられた一つの原因と考えていいでしょうか。
【次の発言】 全会一致の決議を尊重されたということには、私も敬意を表します。  だが、この決議の中で御存じのようにもう一つ、基地公害の問題がやは……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1972/04/21、32期、日本共産党)

○米原委員 時間がありませんからごく簡単に二、三の点だけ質問します。いま長官からもお話がありましたが、いままで自然環境の保全ということが全く軽視されてきたと思います。野生鳥類の生態の汚染は実際は人間の汚染の前ぶれだということですね。ですから、そういう点でいままで経済優先のやり方のために前の公害対策基本法の場合も、いわゆる生活環境ということについて経済との調和ということで、実際は環境の汚染を軽視する、そういう傾向があったと思うのです。現在大気の汚染などが野生鳥類の生息環境に及ぼしている影響ですね。この問題について全国的な調査はやられているのかどうかということを第一にお聞きしたいと思います。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1972/04/26、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されましたポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する件について、全面的に賛成するとともに、若干の意見と要望を申し述べたいと思います。  PCB汚染の原因は、他の公害と同様、大企業の利潤追求本位、人命軽視の事業活動によるものでありますが、特にPCBについては、労働衛生の分野では、日本においてもすでに昭和二十四年に研究者による動物実験の結果その危険性が報告され、実際にも労働災害も発生しておりました。また、何よりも昭和四十三年のカネミ油症事件において人体への痛ましい毒性が明らかになりました。それにもかかわらず企業は、その使用に伴う危険性と安全な管理、回収……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1972/06/07、32期、日本共産党)

○米原委員 私の質問時間わずか五分ですから、ごく簡単に聞きます。  光化学スモッグ発生の原因の根本的な究明ということは、いまのお話を聞きましても、まだまだすぐにできないことは明らかなんで、しかし徹底的に、総合的にこれを進めてもらいたいと思います。しかし何よりいま住民が感じているのは、とにかく緊急の措置としてやってもらいたいことというのが幾つかあります。  一つは、いま土井委員からも話されましたように、被害者の救済の問題です。私は全面的に公費で負担すべきだと思うのです。その点で東京都は、先日あの石神井南中学に行ったときにも、美濃部知事が見えて、全額その費用を出そうというような話をされたというので……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第27号(1972/06/13、32期、日本共産党)

○米原委員 自民党政府のいわゆる高度成長政策のもとで、日本の自然環境が全国的に破壊されつつあるということに対して、非常に国民は憂慮しております。この問題については、先ほどのストックホルムの会議でも大臣みずから発言されたところでありまして、そういう意味でこの自然環境保全というようなものが出ることを大多数の国民が期待していたと思うのであります。ところが、この法案が国会の末期になってしまったということは、非常に残念であります。  出ました法案を見ますと、基本理念のところではわれわれが希望していたようなことが書かれてあります。その点私、評価もしますが、実際にできた法案を見ますと、これによって保全される……

第68回国会 商工委員会 第6号(1972/03/28、32期、日本共産党)

○米原委員 社会体制のいかんを問わず、あらゆる国と平和共存の関係を強めていく、そういう意味であらゆる国との経済、文化、科学技術の国際交流を促進する、そういう趣旨で今回の沖繩国際海洋博覧会が成功することを私たちは望んでいるものであります。そういう趣旨で考えますと、大体五つほどの基準を私たちは考えているのです。  第一に、資本主義国、社会主義国、新興独立国を問わず、すべての国に対して博覧会への招聘状を出してもらいたいということでございます。一部の国を排除するようなことをしないでもらいたい。  それから第二に、主催国や参加する国、ことに大国が大国の権威を印象づけようとしたり、植民地主義の鼓吹などを持……

第68回国会 商工委員会 第13号(1972/04/14、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、この改正案の審議にあたりまして、今度の改正の背景になっている昨年十二月六日に提出された総合エネルギー調査会石油部会の中間報告に基づいて、エネルギー政策について質問したいと思います。  中間報告によると、石油政策の一つの重要な柱として、「自主性の確保」ということをあげております。その中身として、ひもつき原油の抑制によるフリーハンドの拡大、国内系企業の一貫化と自主的な原油の開発などをあげております。  そこで、第一に伺いたいのは、日本が輸入している原油は九〇%が外国企業であり、特にアメリカを中心とする国際石油資本からは全体の六七%に及んでおり、ほぼ全量近くを輸入に頼っておる日本に……

第68回国会 商工委員会 第24号(1972/05/24、32期、日本共産党)

○米原委員 過密過疎の問題の解決のために工業再配置をやる。これは非常に重要な問題点だと思うのであります。そのこと自体に反対するいわれはないのでありますが、問題はそれを目的とした今度提出されている工業再配置促進法案それから産炭地域振興事業団法の一部を改正する法律案、これがはたしてその目的に沿ったものであるかどうかという点について、若干疑問を持つものであります。そういう点についてお尋ねしたいのであります。  この法案は一見しますと、いま、ある工場を移転する場合に助成措置をとるというようなことで、いままでの国土開発立法を補完するというような形を見るとそういうふうになっておりますが、実際には全国総合開……

第68回国会 商工委員会 第27号(1972/06/05、32期、日本共産党)

○米原委員 もう時間もありませんし、同僚議員からの質問でほとんど私の聞こうと思った点も回答されておりますので、二問ほど最後に補足的な意味でごく簡単にお聞きしたいのです。  一つは湯浅参考人にお聞きします。湯浅さんは千葉・成田のパイプラインのことを検討されたようでありますので、千葉県で実際に反対運動が起こっている中で、主要な不安、事故の不安ということが主要だということは先ほど聞きましたけれども、その反対理由の主要な問題点はどこにあるかという点と、そういう住民の意見がいままでの過程で一体取り上げられているのかどうか、この法案が通過した場合にどういうことになるかというような点について、ごく簡単に最後……

第68回国会 商工委員会 第28号(1972/06/06、32期、日本共産党)

○米原委員 地域冷暖房方式を採用することは、一般的にいえばもちろん生活環境の改善、公害防止にもなる、そういうふうに私たちも考えるのですが、いまも島本委員から話がありましたように、やはり公害防止とか環境保全ということは、よほど注意してないと、いままでも起こってきた問題なんですね。そういう点からもいろいろ問題があると思うのです。そこで、若干そういう点にも関連して質問したいと思うのです。  初めに、熱供給事業の許可が与えられると、この法案では、その業者は、その供給の義務と同時に、一定の地域を独占してその事業に必要な導管などの施設を設置することになります。そして導管などは埋設されるでありましょうから、……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1972/08/10、32期、日本共産党)

○米原委員 私は実はこの委員会で、田中内閣ができましてから最初の質問をするわけです。で、いま委員からいろいろ質問がありましたが、ちょっと手のつけられないような問題がかなり多く出ております。ですから、やはり環境行政に対する根本的な転換をやらなくちゃならぬところへきているんじゃないかということを痛感するわけです。そういう意味で内閣のかわったこの際、環境行政についての根本的な考え方を私きょう質問したいと思うんです。  それを言いますのは、特に、昨日もイタイイタイ病のあの判決が出ましたが、最近行なわれているいわゆる一連の公害裁判、昨日のイタイイタイ病にしましてもその前の四日市のあの裁判にしましても、そ……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/09/12、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、関西国際空港の問題について若干質問をいたします。  この問題については、すでに同僚委員からかなり質問が出ておるので、できるだけダブリを避けて、まず最初に環境庁長官に基本的な考え方についてただしたいのです。  というのは、先日、私も本委員会の調査団の一員として伊丹空港とその周辺の住民の意見を聞いたのですが、非常に深刻な状況になっておるわけです。ちょっと簡単には解決できないような状態になっておるわけです。どう考えましても相当長期的な見通しを立てて、考え方の根本を変えていかなければいけないんじゃないかということを感ずるのです。つまり、運輸省のほうで出された関西国際空港計画に関する調……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1972/10/11、32期、日本共産党)

○米原委員 本日は参考人の方々の非常に貴重な意見を聞かせていただきまして、心から感謝します。  時間がわずか往復十分ですから、特に伊達火力の問題については非常に問題点が明らかになったと思うのです。正木参考人、野呂参考人にほんとうを言うともっと聞きたかったのですが、時間もありませんし、問題点はほぼわかりましたから、時間の関係上省略させていただきます。  荘村参考人にお聞きしたいのですが、先ほどから各委員の質問に対する答弁で、どうも私了解できない点が多々あるのです。四日市判決に対する電力業界の姿勢が私は問われているような気がしました。たとえば四日市判決に対して中部電力がとった態度、あれは正しいと思……

第69回国会 商工委員会 第2号(1972/08/22、32期、日本共産党)

○米原委員 私、大臣がお帰りになるということだったのであとにしようかと思ったのですが、三時までおられるそうですから、一言最初に大臣に質問します。  いまもちょっと質問が出ましたが、箱根会談とそのあとの中曽根・エバリー会談では、米国の国際収支の悪化の原因が一体どこにあるかという問題ですね。何か日本に責任があるような、米国がとっている国内のインフレ政策、あるいはベトナム戦争がその典型ですけれども、その他アメリカ自身が全世界に基地を置き、軍隊を置くような政策をずっと続けてきた、そのための支出、あるいは米国系の多国籍企業にその主要な原因があるということは、私は明らかだと思うのです。ところが、何かその点……

第69回国会 商工委員会 第4号(1972/10/03、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、工業再配置の問題だけにしぼって若干伺いたいと思います。  六十八国会における工業再配置促進法案の審議にあたって、わが党は、この法案が地方自治体や中小零細企業を無視して大企業の利益のために使われる危険性のあることを指摘しました。それ以降の財界の動きや地域指定のための通産省の線引き案をめぐる事態の経過は、この指摘の正しさを証明していると思うのであります。  そしてこの法律の施行が数日後に予想される今日の段階では、これによって起こるであろうさまざまな複雑な問題について検討しなければなりませんが、本日は、そのうちの緊急に対策を立てるべき問題の幾つかについて伺いたいのであります。  ま……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1972/10/27、32期、日本共産党)

○米原委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの浜田幸一君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、田中武夫君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長田中武夫君に本席を譲ります。

第70回国会 商工委員会 第2号(1972/11/08、32期、日本共産党)

○米原委員 今回の海外経済協力基金法の一部を改正する法律案は、改正点はごく簡単であります。援助のひもつき廃止をするというだけであって、それ自体は、取り出して検討するならば、発展途上国の選択の余地を拡大させる可能性を大きくすることになるわけで、そのこと自体には、われわれも、もともとは反対していないのです。しかし私たちとしては、この改正案が提出された直接の動機――もともと私たちは、この基金法そのものが、この討議の中でも問題になっておりました経済侵略とか資源の収奪とか、そういうことをむしろ助けるように使われているのじゃないかという点で反対してきたわけでありますが、今度の改正案が提出された直接の動機も……


米原昶[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院32期)

米原昶[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、日本共産党を代表して、今回提出された公害関係諸法案及び今後の公害対策に対する政府の基本的な姿勢と態度について若干質問したいと思います。  公害は、言うまでもなく一つの社会的な犯罪であります。人の生きていく環境を破壊し、生命や健康に害を及ぼしていく。そういう意味では本質的には戦争犯罪と同じ社会的な犯罪であります。そういう中で、わが国の現実は、その公害が世界の先端を行く実情にあります。その中で、水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、数多くの死者や病人を出しております。こういう事態で、このいわゆる公害国会が開かれておる。政府はこういう事態に対して、特に被害者に対しても、私はもっと……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1971/02/25、32期、日本共産党)

○米原分科員 私の質問時間は三十分に制限されておりますから、簡単に一問だけ質問いたします。  沖繩の返還協定の締結にあたって問題になっているアメリカの資産のいわゆる買い取りの問題についてです。いわゆるというのは、政府のほうで買い取りということばを使うのをきらっておられますから。資産は引き継ぐのだ、そうして公正妥当な支出をするんだというようなことを言っておられる。そうしてまるまるただでは受け取らないというようなことを言っておられるようであります。基本的なそういう考え方ですね。実際上これはやっぱり買い取りじゃないかとわれわれは思うのです。思うのですが、なぜそういうふうに言われるのか、その交渉にあた……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1971/12/06、32期、日本共産党)

○米原委員 私は、まず総理にお聞きしたいんです。  沖繩経済復興に対する政府の基本姿勢について、総理は、すでにこの沖繩特別委員会でも、数回にわたって、平和で豊かな沖繩経済の復興について語られました。私それを伺っておりまして、まことにむなしい感じを禁じ得なかった。というのは、この委員会でも何回か問題になりましたが、何としても軍事基地がほとんどそのまま維持されている。返還される一部のものも結局自衛隊の基地ですね。そうしてこの軍事基地の問題だけではなくて、実際にも、沖繩本島の水道の水の三の一はいま軍事基地のために使われている。電力も四割が基地のために使われている状態です。つまり、土地も水も電気も自由……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1972/04/13、32期、日本共産党)

○米原委員 いままでの質疑応答の中で、だいぶ問題がわかってきましたが、第一に、私、大橋参考人と采野参考人にもう一点だけお聞きしたいんです。  いままでのお話の中で、PCBの生産を開始された時点では、これがどんな毒性を持っているかというような点について非常に認識が足りなかったということをお二人とも言われました。ですから生産開始したときに、その製品が最終的にどのように処理されるものかというようなことも十分に考えておられなかったように思いますが、一点だけ考えるのは、少なくともあのカネミ油症事件が問題化した時点では、PCBの毒性について深刻に考えられるべきだったのが当然だと思うのでありますが、あのとき……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第2号(1972/04/14、32期、日本共産党)

○米原委員 時間があと十分しかありませんから、ごく限られた問題だけ質問します。  昨日、参考人の、特に学者の方々の意見を聞きまして、PCBに関しては全く後手後手でやってきて、どうにもならないところに来ておる感を強くしたわけであります。そういう点についても聞きたいことがあったのですが、時間がありませんから、ただ一言、言っておきますと、ただいま合沢君の質問に対してお答えがあった中で、代替品の問題です。アルキル性ナフタリンがあるいは使えるかもしれないというので、最終的に微生物研究所にいまさらに調査させておるという回答がありましたが、昨日の学者の意見ではまさにこれを例としてあげられたのです。アルキル性……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会商工委員会連合審査会 第1号(1972/05/18、32期、日本共産党)

○米原委員 ただいま岡本委員から岐阜県の遠ケ根鉱山の実例をあげられましていろいろ質疑が行なわれましたが、これは全く氷山の一角だと思うのです。私たちの調査したところでもいまのような例が無数にあるのではないかという印象であります。そういう点では、休廃止鉱山に対する対策は相当思い切った手をいま打たないとたいへんなことになるという印象であります。その点では、いろいろこの問題にぶつかってみまして、一体責任官庁はどこなのか。いまもお話があったように農林省の調査、労働省の調査、通産省の調査、ばらばらに行なわれていて、しかも一つ一つとってみると、鉱山監督局のほうを見ましてもとても人数が足りない、実際にできない……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1972/03/23、32期、日本共産党)

○米原分科員 私は、国鉄の引き起こしている公害の問題について若干お尋ねしたいと思います。  鉄道の引き起こしている公害といいますと、騒音公害が一番大きな問題になっております。そのほか新幹線の沿線における電波障害とか、幾つかありますが、ただ、騒音公害については、騒音規制法では鉄道は除外されているわけです。そのために、法律で規制されていないということで野放しにされているきらいがあるのではないか。一昨年の公害国会でこの騒音規制法がかかったときにもこれは非常に問題になりまして、全会一致で国鉄の騒音規制をできるだけ早い時期にやる必要があるということが附帯決議できめられているわけです。そういう立場で私は聞……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1972/03/25、32期、日本共産党)

○米原分科員 本日は非常に時間もありませんから、簡単に一点だけにしぼって通産大臣にお尋ねしたいと思うのです。それは今度の国会にも法案が出ていますが、工業再配置の計画の問題点についてです。これは田中通産大臣が特に力を入れておられるようなので、この問題点について質問いたします。  法案の中にもちょっと出ておりますが、最初にお聞きしたいのは、この工業再配置計画と、それから新全総その他の計画との関係といいますか、調整するというところが法案の中にもありますが、この点についてあまり詳しいことは要りませんが、政治的に重要な点、具体的な例でもあげて簡単にひとつお願いいたします。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

米原昶[衆]在籍期 : 24期-|32期|-33期
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