このページでは米原昶衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○米原昶君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、金大中事件と政府の朝鮮政策について質問いたします。 韓国元大統領候補金大中氏の暴力的拉致事件が、朴政権の悪名高い謀略機関KCIAの犯行であることは、国際的にも公然の秘密であります。そして、このことを裏づける事実は枚挙にいとまがありません。 金大中氏の拉致の目的が、氏の海外での独裁政治反対の政治活動封殺にあったと見られること、氏が朴政権によって自由を奪われ、被疑者として扱われていること、日本からの密出国や戒厳令下の韓国への入国が容易に行なわれたこと、特に韓国内で特別の活動の便宜を持った大規模な謀略組織の関与なしには実行できない犯罪であること、……
○米原昶君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、賛成の討論を行なうものであります。 まず第一に、不信任の理由として指摘しなければならないことは、田中内閣が、さきの参議院選挙で示された国民の厳粛な審判に挑戦し、民意に基づいて政治を進めるという議会制民主主義の基本をまっこうから踏みにじって、強権的政治姿勢を露骨に示したことであります。(拍手) 田中総理、あなたは、選挙直後の記者会見で、国民の審判は冷厳に受けとめるとか、謙虚な気持ちで話し合いによる国政の運営に当たりたいなどと、まことにしおらしい言明をいたしました。ところが、報道によれば、一昨日の自民党の議員総会では、これとは全く逆に、政府、多……
○米原昶君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました三木内閣不信任決議案に賛成の討論を行うものであります。(拍手) 三木内閣成立後一年間、これほど短期間に国民の支持を失った内閣はありません。このことは、相次ぐ支持率二〇%台の各紙の世論調査にも如実に示されております。 三木総理は、田中前総理の金権政治に対する国民の厳しい批判を背景に、クリーン三木を看板に出てきたにもかかわらず、実際には田中金脈追及の防波堤の役割りを果たし、財界からの政治献金もいままで以上に受け入れて、大企業本位の政治を実行しました。そして、金権政治が自民党の体質であり、三木内閣が田中氏に対する国民の批判……
○米原委員 私は最近社会的に大きな問題の一つとなろうとしている紙不足の問題について質問いたします。 紙不足の問題は、最近急に問題になってきたので、まだ一般には響いていないと考えておられるととんでもないことで、実を言うと、私もいろんな問題を耳にしたので、私の家の近くの文具店に行って聞いてみたんです。ところが、小学生の学習ノートがたとえば七月には五十円であったのが八月には六十円、現在では百円になっております。わずかに二ヵ月ほどで二倍に上がっておるわけです。標準型の封筒が十枚二十円のが四十円になっております。画用紙は一枚五円なのが二枚十五円に上がっておるというふうに、ものによっては、それぞれ違いま……
○米原委員 私、最初に、今国会で大問題になりました分析研の問題について若干聞きたいと思います。
今回の分析研のデータ捏造事件は、公害の点から申しますと、わが国の従来の公害行政を根底からくずしかねないような事件だと思うのでありますが、この点についてどう考えておられるか、まず最初に聞きたいと思います。
【次の発言】 今回のこの分析研の事件というのは、単に分析研だけの問題と見たら間違いじゃないか。今後の委員会で、私はこの問題をもっと明らかにしていきたいと思うのです。
とにかく環境行政というのは、どうしても科学的な、厳密な、客観的なデータをもとにしてやらなければならないことは、当然過ぎるほど当然で……
○米原委員 次官だけですか。
【次の発言】 私は、まず最初に公害健康被害補償法のいわゆる指定地域の問題について聞きたいと思います。
昨年、本院でこの法案が通過した場合の附帯決議の中に地域指定について、こういうふうに書いてあります。附帯決議の二番目のところに、「指定地域の指定にあたっては、すべての公害病患者が本制度の対象から除外されることのないよう合理的な指定基準を定め、これに基づいて適正な指定を行なうこと。」、こういう附帯決議がついておりますが、この決議に基づいてどのような指定基準を定められるつもりか、これをまず第一に聞きたいのであります。
○米原委員 私はまず最初に、長崎県の環境保全局長佐藤参考人にお聞きしたいのです。
先ほども岡本委員のほうから、長崎県の衛生部長が会社側との宴会に参加したというような事実が述べられましたが、こういうことを県のほうでは御存じでしたかどうか、これを聞きたいのです。
【次の発言】 もう一つ、先ほどのあなたへの質問の中で、先日長崎県と福岡の鉱山監督局の調査団が厳原の町に調査に行かれたときの問題でありますが、そのときの被害者、農民たちの集会で、先ほどは川ざらいの話が出ましたね。このブルドーザーによる川ざらいについては、四十三年の六月の定例町議会で、町議会議員からすでに追及されていた、こういうことがあなた……
○米原委員 本日は新幹線の公害問題について干草、山田両参考人にわざわざ来ていただきまして、貴重な意見を聞かせていただいて、心から感謝しております。 いままでの質疑の中で多くの委員が質問したので、もうあまり重複することを避けまして、ごく簡単な質問にいたします。 私、参考人の意見、ことに干草さんの意見を聞いておりまして、新幹線問題について、当面どうしてもあれをしなくちゃならぬという問題と同時に、やはり新幹線に対する将来の方向、これを痛感したのです。 私たち先日名古屋市に行きました。そして、あの大都会のまん中を通しているというところに、そもそも問題があるのだということを痛感したのです。名古屋の……
○米原委員 先日も大臣に、日本版マスキー法の実施について一度お尋ねしましたが、五十一年の規制について新聞を見ますと、どうも実行されるのかどうか怪しいというような記事がしきりに最近出ております。その点について、私も非常に不安を持つので、一体、見通しはどうなのか、率直な意見をまず大臣から伺いたいと思います。
【次の発言】 大臣の言われたことは、メーカーがしきりに言っていることだと思うんです。すでに本田技研なんかは、実験車の段階としては完成したということも伝えられております。この中で、五月に聴聞会が開かれるということですが、この聴聞会がどういう形で開かれるのか。国民の前で議論するのは、非常にけっこう……
○米原委員 午前中の質疑で、土井たか子委員から、この法案が国会に提出されもしない昨年の四月という時期に、この法案ではなくて、法律に関する覚書を、少なくとも官房長官が結んでおられるということは、これは全く国会を無視したといっていいと思うのですね。全く許されないやり方だと私は思うのです。この点については、どうしても長官からひとつすっきりした措置をとってもらいたい。 一言で言いますと、覚書撤回しなければ、法案通せないということです。そうでないと、これは国会を無視することになりますから、この点についてはいろいろ議論もあるでしょうが、とにかくこの問題については二階堂官房長官及び山梨県知事、これはぜひ本……
○米原委員 おととしアメリカと、そして今度の国会ではオーストラリア並びにソビエトと、それぞれ渡り鳥を保護する協定が結ばれ、国会の承認をすでに受けました。もちろんこの協定を所管するのは外務省でしょうが、実際の渡り鳥問題を担当するのは環境庁だろうと思うのです。どういう理由からこうした協定が結ばれたか、最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 趣旨はまことにけっこうだと思うのであります。これらの協定の中には、「渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその生息環境の管理及び保護のために保護区その他の施設を設けるように努める。」とありますし、また「鳥類の生息環境を保全しかつ改善するため、適当な措置をとるよ……
○米原委員 現在、この公害紛争処理法で対象となっている公害紛争は、いわゆる典型七公害、大気汚染、水質、土壌、騒音、振動、地盤沈下、悪臭に限って、その他のものは対象とはしないこととなっておりますが、その理由は、どういうところにあるか、まず聞きたいと思います。
【次の発言】 そのことは、私も一応は知っているのですけれども、ただ実際問題として、非常な紛争がいろいろ起こっているわけです。しかも、むしろそれこそ紛争処理の対象にしたほうがいいし、それからわりあい簡単に処理ができるような種類のものがあるのではないかということなんです。典型七公害以外に、たとえば最近非常に起こっているのは、日照権問題あるいはビ……
○米原委員 私、前回質問したときに自然公園法違反なんじゃないかということを聞きました。そのときに江間局長が答弁された。二通り答弁されているので、はっきりしないのですよ。もう一度はっきりしてもらいたいのです。 第一の答弁のほうは、演習の音が二十四条でいう著しい騒音に該当しないのではないか、こういうことを言われたわけです。そしてもう一つ、第二に、演習場内の国立公園区域は立ち入り禁止だから、迷惑をかけるような利用者がいない。こういう二通りの答弁をされている。これはどうもはっきりしないのです。一体どちらなのか。自然公園法に違反しない理由は、この二つのうちのどちらのほうが、いわば決定的なのか、この点を……
○米原委員 私は、一昨日、けさの新聞にも出ておりますが、富山県のカドミウム汚染米の問題について、分析化学研究所の問題が、ついに公害分析にまで波及した、非常に重要な問題なので、この点について質問したいと思います。
イタイイタイ病の発生地である富山県が、カドミウム汚染米を分析化学研究所へ送って、高い分析値が出た場合には、分析研からの連絡によって県が新たなサンプルを送り直して再分析をさせ、低いものと差しかえていたということが、朝日新聞でも次々と報道されております。この問題について、環境庁の見解を最初に聞きたいわけであります。
【次の発言】 確かに富山県のほうがこの問題、主としてやっておるわけですけ……
○米原委員 深刻な大気汚染による公害病の悲惨な実態は、四日市公害裁判でも余すところなく明らかにされてきました。しかし、あの裁判で被害者が勝利したにもかかわらず、その後の事態は必ずしも実際にはいい方向に向かっているとは、まだいえない。こうした公害病患者をはじめとした国民の要求によって、総量規制の法案が提出されたということは、私は一歩前進として非常にけっこうなことだと思うのでありますが、この法案を読みますと、まだ手放しで喜ぶわけにはいかない点が若干あります。 そこで聞くわけでありますが、いまもお話のあった環境基準の問題であります。公害対策基本法には、環境基準については「維持されることが望ましい基……
○米原委員 時間が非常に限られておりますから、最初に質問だけ全部申し上げます。 最初に、大塩参考人にお聞きします。 いま同僚議員の岩垂君からも質問がありましたが、現行法でも今回の一部改正案でも、いずれも工場の新増設は届け出となっております。この際、むしろ法の抜本改正を行なって知事の許可制にしたほうがいいのではないか、こう考えるわけでありますが、いままでの行政の関連で、この点どうでしょうか、意見を聞きたいのであります。 それから、現行法では発電所などが適用除外となっておりますが、大阪の具体的な問題を考え合わせると、その点はどうだろうか。 それから第三番目に、緊急時の措置の問題として、昨年……
○米原委員 私は、最初の予定ではだいぶ広範な問題を聞こうと思っておりましたが、もう時間もありませんし、石油連盟の密田さんももういらっしゃらないので、私、LPガスの問題だけについて質問したいと思うのです。 一つは、いまのお話を聞いていますと、LPガスのほうは若干下半期では供給が足りなくなるということですね。これは最初から言っておられます。これは二、三日前の新聞ですが、一部には――これが正しいかどうか私も判断できないのですが、それで聞きたいのです。LPガスは品不足じゃない、あるということが強調されておるわけですね。たとえばLPガス用のタンカーは現在十九隻あって、フル操業をやっている。ことしやった……
○米原委員 時間もありませんし、もう私が質問しようと考えておる参考人も帰られたので、ごく簡単に一、二点質問したいと思います。 一つは、御園生参考人に繰り返してお聞きしたいんですが、参考人がおっしゃいました点は、今度の法案審議でも非常に重要な点なんで、あとで委員会でも問題になると思うので、見解をさらに確かめたいと思うのです。 問題の、通産省やあるいは経済企画庁が公取委員会と結んだ覚書が、独禁法の三十八条違反だということをおっしゃったわけです。覚書で、政府の指示監督に基づく業界の協力措置はカルテルではないという確認、そういう確認をされたということが独禁法三十八条違反であるということを言われまし……
○米原委員 非常に緊急を要する法案でありますが、同時に十分に討議しなくちゃならぬ問題が実にたくさんあります。時間は限られておりますし、できるだけ簡潔に質問いたしますから、簡潔明瞭に答弁していただきたいのです。 いま国民の多くの人のこの問題に対する考え方を聞きますと、何としても物価が一方でどんどん高騰する、同時に物不足が起こっていろんな危険な事態が発生しつつあります。そういう中で、何とか緊急の措置をとらなくちゃならぬという点では、だれしもこれは異論がないわけであります。そういうときに出ました法案であります。しかしこの法案で、はたしてそういう国民の期待に沿えるだろうか、あるいはこの法案が実施され……
○米原委員 質問に入る前に、一言わが党の立場について明確にしておきたいことがあります。 昨日、中曽根通産大臣は、用紙問題についてのわが党石母田議員に対する答弁の中で、わが党の代表、つまり私のことでありますが、紙不足に際して通産省を訪れられた際に、用紙の配分が片寄っているから、政府が割り当て制をとるように要求したかのように答弁しましたが、それは事実に反しております。政府に用紙の割り当て制を要求した事実は全くありません。このことは、十月二十三日の商工委員会における私の発言を速記録でごらんになれば一目りょう然であります。わが党は、現在の紙不足が言論出版の自由を物質的に圧迫している事情にかんがみ、こ……
○米原委員 外務省の方見えておりますね。昨年十二月、石油需給適正化法案が本委員会にかかりましたときに、アメリカ軍の石油調達の問題について私は若干質問しました。その問題について、まあ当時の事情からすれば、ことに政府が新アラブ政策をとったという段階、そういうことを考えましても、アメリカ軍にいままでのように石油を出していることは、日本の国内事情とあわせて問題だということで質問したわけですが、ことしになりまして、一月二十日以降在日米軍の石油調達が中止になったということが外務省のほうから発表があって、新聞記者が私のところにも意見を聞きに来たりしたんです。その点について最初にまずお伺いしたいのです。 ア……
○米原委員 中村委員の了解を得まして、ここで質問させていただきます。 中村委員がいま申しましたことは私も全く同感なんです。これは一所長がやったというよりも会社がやったに違いないということがむしろ常識だと思うのです。事実一部の新聞も報道しておりますが、この事件について実情調査のために長崎県と福岡鉱山監督局の調査団が町に入った。このときに町民の中からそういう声があがっております。こう言っているのです。「国や県、町は新聞で暴露されたから大騒ぎしているが、いまはじめて知ったというのはウソだ」「県、町はカドミウム汚染田の作付けをことしから全面禁止するよう指導しているが、百姓が米を作らずに生活はどうなる……
○米原委員 昭和四十二年の総合エネルギー調査会の答申では、昭和六十年には自主開発原油の比率を三〇%に高めるということがいわれておりましたが、現在のところは一三%程度にしかなっていない。しかも、この答申で予定していた以上に石油の需要がふえたという実情を考えてみますと、この当初の目標からすると、自主開発の進度というものはたいへんおくれた状態にある、こういうふうに思いますが、なぜおくれているか、この原因はどこにあると思われるか、まず聞きたいと思います。
【次の発言】 おっしゃるような点、確かにあるでしょうし、私、石油鉱業連盟の意見文書を見ましたが、そこでもいろいろな点を指摘しております。しかし、さら……
○米原委員 私は、本日は財団法人鉄道弘済会の問題についてお聞きしたいと思うのです。というのは、各地から鉄道弘済会が中小零細企業を圧迫しているというようなことで陳情を受けておりますので、その問題について若干お尋ねしたいと思うのです。 鉄道弘済会の基本規程を読んでみますと、その第三条の「目的」の項のところで、「この法人は、国有鉄道の公傷退職者、永年勤続退職者、その家族又は遺族及び殉職者の遺族並びにその他一般の援護を要する者に対し、必要と認める社会福祉事業を行なうとともに、鉄道従業員の生活の向上と鉄道利用者に対する便益の増進に資することを目的とする。」こう書いてあります。 〔稻村(左)委員……
○米原委員 本年の一月末に日本鉄くず備蓄株式会社、スクラップリザーブセンターが設立されました。この問題は、鉄鋼業と関連業者にとって重大であるだけでなくて、産業の米とまで称される鉄鋼の生産量と価格にかかわるという点で、わが国の経済全体にとって重要な問題であります。そこでこの際、若干の点について質問しておきたいと思うのであります。 広く知られておりますように、昭和三十年の四月に鉄鋼独占体を中心とする鉄鋼メーカーの強い要求によって鉄くず合理化カルテルの結成が認可されました。これは戦後初めてのカルテル結成でありました。その後一時くずれたとはいえ、翌三十一年九月に再結成され、以来今日まで実に十八年間も……
○米原委員 本法案によって環境計量士の資格登録制度が新しく設けられ、また環境計量証明を業とする者の届け出、登録制度も加わったわけでありますが、まず、その必要性、法改正の理由をごく簡単にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 おっしゃるように、最近非常にこの業者がふえておりますが、その中にふつつかな者もだいぶいるということも聞いておりますし、あるいはこの委員会でも先日問題になったような公害たれ流しだけじゃなくて、それを通産省の目から隠していたような会社が、この環境分析センターなどという子会社をつくっていますね。相当私は問題があるだろうと思うので、その規制は厳重にやっていただきたいと思うのです。
……
○米原委員 私は、本法案の基本的な問題点について若干質問したいと思います。 この法案が実施されると政府出資によって自主開発の探鉱事業などを促進させることになるわけですが、いまも質問にありました現在行なわれている国連の資源総会を見ましても、天然資源の恒久主権の原則が確認される方向に進んでおりますし、日本代表もそういう発言があったようであります。ただし、そのことは具体的な問題点について発展途上国の主張と必ずしも一致していないようにも見えますが、日本政府は発展途上国の主張に対してどう対処しようとしているかをまず大臣から承りたいと思います。
○米原委員 輸出保険の運営実績を見ますと、昭和四十二年、四十三年、四十四年と、支払い保険金が保険料を上回っております。その限りでは赤字になって不健全経営だ、こういうふうにいえると思うのですが、このような場合に赤字は何によって埋めることになっておりますか。
【次の発言】 たまたまこれを見ますと回収金があって、それが穴埋めをしている形になっておりますが、それがなかったら完全な赤字になっており、大体回収金で収支じりが合うというようなことでは問題ではないかと私は思うのです。輸出保険法の第一条の四で、保険料率は「政府の保険事業の収入が支出を償うように、」と定められておるはずであります。そういう輸出保険法……
○米原委員 午前中から参考人の報告をお伺いしまして、予想したように、技術開発のために非常に努力したけれども五十一年規制は無理だということなんですが、それに関連して、いまも木下委員が質問しましたように、排ガス規制をめぐって業界に暗黙の裏の取引があるのじゃないか、あるいは業界と政界の間に、政府との間に裏取引があるのじゃないか、こういうことを国民は深刻に疑っているのであります。 それに関連して、先ほども島本委員から政治献金の問題が出されました。私、繰り返しませんが、一点だけ聞いておきたいのです。 というのは、毛利長官が八月二十一日の当委員会でお話しになった中では、政治献金については、きっぱり断わ……
○米原委員 私は最初に、五十一年排ガス規制について簡単に質問します。 五十一年規制も、先ほどから論議がありましたように、間もなく最終的な結論を出すべきところにきております。その中で新聞がいろいろなことを書いております。暫定値だとか、二年延期だとか、これを前提にした賦課金の構想だとか、連日のように報道しております。 そこで、あらためてお聞きしたいのは、メーカーに対する政府の基本的な態度、これが国民に疑いを持たれないというためにも一番重要なことだと思います。この点で八月二十一日の本委員会でわが党の中島議員に対する答弁で、春日局長が次のように述べております。「私は自動車メーカーが、できるものを怠……
○米原委員 私は、これはいままでも各地で起こっていることでありますが、石油の備蓄あるいは精製基地、こういうものを設置する問題で、住民との間に各地で紛争が起こっておるわけです。その問題をひとつ聞きたいのでありますが、その前に、通産省のほうで考えておられる今後の石油政策といいますか、エネルギー政策全体の方向について、一言最初にお尋ねしておきたいと思います。 それは、フォード大統領が見えまして、そして日米首脳会談が行なわれて、共同声明が出ました。この問題全般についていま論議する場所でもありませんが、今度の共同声明の大きな特徴として一言言えることは、エネルギー問題、特に石油問題あるいは食糧の問題こう……
○米原委員 時間がありませんから、比較的簡単な問題一問だけ質問いたします。 というのは、先日一週間ほど鳥取県に行きまして、各階層の人たちと懇談会を持ったわけですが、鳥取市で中小商工業者、零細業者、そういう人たちと懇談会を持った中で実は具体的な問題として出ている。もちろん不況とインフレが重なり合って出ている現在の情勢の中での中小商工業者の困難な問題が訴えられたわけですが、簡単にいいますと、例の昨年の十月から発足した小企業経営改善資金融資制度、いわゆる無担保無保証の融資制度の問題です。不況で仕事がなくなっているという問題は、建設関係あるいは軽電機関係の人たちから訴えられましたが、鳥取のような場合……
○米原委員 私も、ただいまの質問にあった点と関連しますが、八田参考人にお尋ねしたいのです。 自動車公害専門委員会の報告が十二月五日に出されたあとで、この報告が日経産業新聞に連載されました。ここに置いております。ところが、この日経産業新聞に載ったのと、そのあとで私たちが正式にいただいた専門委員会の報告とでは違う個所があります。それが簡単な個所ではなくて非常に重大な個所であります。 というのは、こういうところであります。「さらに、NAS(全米科学アカデミー)の報告書によれば、日産はEGRと酸化触媒とにより低減対策を行った一九七五年型開発車(行程容積九十八立方インチ、等価慣性重量二千七百五十ポン……
○米原委員 私も、いま土井委員から質問のありました三菱石油水島製油所の事故の問題について、若干、調査してきた点について聞きたいと思います。 私は、二十日に水島に行きまして、現地の状況を視察しました。第一にお聞きしたいのは、今回の事故は、地上のタンクから実に四万キロ以上というとほうもない量の重油が流れ出すという、確かにその点では世界にも例のない事件であります。実は、私が行ったときには、まだ四万キロリットルという数字を発表しないで、最初に報道されたように三万五千キロリットルですか、そういう報道でした。もう事件が起こっておるのに、一体どのくらい油が流れたかということすらわからないような、一日たつと……
○米原委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの藤本孝雄君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、渡辺惣蔵君が委員長に当選されました。
委員長渡辺惣蔵君に本席を譲ります。
○米原委員 理事会の決定に従いまして、ごく短時間でありますが、官房副長官だけに簡単にお聞きしたいと思います。 私は、水島の流出事故が起こりまして翌々日の十二月二十日に水島に行きました。その後も二十六日、二十七日と二日間行きまして、きょう参考人として出席されております大島俊夫所長からもいろいろ事情を聴取しました。その中でつくづく感じたことは、やはりあのコンビナートの建設自体、災害という問題に対してはあまり準備がなかったのじゃないか。何としても生産第一主義といいますか、伺いまして三菱石油の出しておられるパンフレットを見たのですが、生産設備の点についてはコンピューターシステムで完備していることが書……
○米原委員 時間ももう余りないようでありますから、私はいろいろ聞きたいことはありましたが、簡単にいたします。 一つ、最初に密田参考人にお伺いしたい。 今度の大協石油のタンクの火災の問題ですが、この出火原因について大協石油の郡司義博所長がおっしゃったのが新聞に出ておる。「静電気あるいはタンク内部の酸化鉄と灯油から揮発するガスとの触媒作用の両方が考えられる。」こう言いながら「二十九年にも同じようなタンク火災が起きたが、これもはっきりした原因がわからなかった。こうした危険性はタンクを設置しておれば不可抗力的に発生することもあり、予防のすべがない。」どの新聞にもこれは出ております。不可抗力であって……
○米原委員 もう大分時間がたちまして、いままで参考人がお答えくださったことで、私が質問をしようと思ったことも、かなり別の委員からの質問で答えていただいているので、できるだけ時間を節約して、グブりを避けていきたいと思います。 最初に楠本参考人にお聞きいたします。 先ほど、この専門委員会の問題について、久保井参考人からでしたか、この専門委員会の中に国鉄の加害者の方の代表は出ているけれども、住民の方の代表は出てないとか、そういうような問題が出されました。その点については、私も同様に感じているわけですが、先ほど、この委員会で国鉄側がどういうような見解であったかということも、委員長から話していただき……
○米原委員 実を言うと、二十分ぐらいしかあと私の質問時間がないのですが、いま木下委員が挙げましたような具体的な問題は、住民の中からずいぶん私のところにも参っております。新幹線の通っているところに私も住んでおるので、非常にたくさん出ております。先日の参考人の意見を聞きますと、東京都内を走る区間は、初めからスピードダウンされているそうですけれども、それでもやはりかなりの問題があります。そういう問題についてお尋ねしたいと思っていたのですが、時間がありませんから、本日は、この問題に対する原則的な考え方の点で二、三、責任者の考え方を聞いておきたいと思います。 第一に、環境庁長官に新幹線公害ということに……
○米原委員 瀬戸内海の汚染の問題は、先日の赤潮発生を見るまでもなく、もともと深刻であります。加えて昨年暮れの三菱石油重油流出事故の後遺症がさらに心配されているわけでありますが、政府が行った重油流出事故関係環境影響総合調査の結果の概要はどんなものか、まず、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それでは大体今月中にまとめが出る、こういう理解の上でお聞きしますが、おとといの参考人の方々の意見でも明らかなように、第一には、この重油流出の影響については、引き続き調査、監視を行うことがどうしても必要だと思います。
第二に、油のプランクトン発生に対する影響に関する研究が必要だと思うわけでありますが、……
○米原委員 産業廃棄物の処理の問題について聞きます。
近年、ごみ処理の問題が社会問題化して、東京ではごみ戦争と言われるまでの大問題になっておりますが、これと並んで産業廃棄物の処理の問題も大きな問題であります。この産業廃棄物の問題では、昨年八月、すでに行政管理庁が行政監察に基づいて、その処理が非常にずさんであるということを指摘しております。
そこで厚生省に聞きますが、この産業廃棄物の総量はどのくらいか。また、その中で法に基づいて適正な処分がなされているのはどのくらいか、伺いたい。
【次の発言】 まだ実態は十分に把握されていない。いま述べた昨年の行政管理庁の調査によると、問題の多い汚泥について……
○米原委員 私は、先ほど島本委員から質問のあった新幹線騒音の問題について、もう少し詳しく聞きたい点があるのであります。 専門委員会の報告は、長い間苦しんできた住民の立場からすれば、まだ非常に不十分なものである、こういうふうに先日も、この委員会で代表が述べておりました。しかし、これすら後退させようとする動きに対して六月五日には、これを心配した住民たちが、そうしたことのないように部会長らに強く申し入れを行っております。環境庁として、いま出されている専門委員会報告を一体、どう評価しておられるのか、そしてこの専門委員会報告を後退させるなという住民側の要求は、控え目で、ささやかで、しごく当然な要求だと……
○米原委員 私は、公害健康被害補償法の問題について若干質問します。
東京では、昨年ようやく二十三区のうち八つの区が、いわゆる公害病の指摘地域として指定となったわけでありますが、指定漏れとなった五つの区及び昨年、調査の対象とならなかった十区、計十五区が問題として残っております。
そこで聞きますが、これら残された区の指定はいつごろとなる見通しなのか。さらにその際、昨年、指定漏れとなった五つの区については、世田谷も含めて五区すべてが再審査の対象となるのかどうかということを、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 では、いま答弁なさった点について、もう少し詳しく聞きたいと思うのです。
いまおっし……
○米原委員 時間が非常に限られておるので、私、簡単に二、三問、質問します。 第一に、日本化学工業の棚橋社長に聞きます。 先日、私の方の調査団が本社の方に行きまして、そのときには社長はおられませんで、専務さんに会いました。そのときの回答でも、それから社長さんが、その他で発言された中でも、一貫しておったのは、鉱滓の毒性については知らなかった、こういう見解。これは社長だけの見解ではなくて、社の見解だというふうにそのときにも感じたわけです。 しかし、その後はっきりわかってきたのは、東京の都議会でも問題になりましたけれども、私も徳山まで行って、そこで徳山市と会って写しももらってきて、わかった。あの……
○米原委員 時間がほんのわずかですから、一問だけ私、質問するのです。 労働大臣に聞こうと思っていたのですが、もう時間でお帰りになったのですが、これは島本委員からも、さきに問題にされた問題です。 いまもお話しになった臨時工や社外工で入っておる労働者の中に非常に被害が多いということが、新聞でも報道されております。それから、いま質問に出ましたメッキ工場ですが、東京都内の六価クロムを直接使っておるメッキ工場は三ヵ所だけだそうですけれども、この三ヵ所を視察しても、その中から肺がんの死者がもう三人出ておるわけです。そういう点で臨時工、社外工あるいは、こういう下請工場は非常に重大だと思うのです。実は日本……
○米原委員 私は、けさ通産大臣の所信表明の中で触れられた問題について、若干最初に聞きたいと思うのです。 所信表明の中で、大臣は高度成長の過程において環境汚染、物価問題の深刻化、社会資本の立ちおくれ等のいわゆる高度成長のひずみが顕在化したということを最初に申されました。ひずみという言葉が適当であるかどうか、私はひずみどころではないと思っているのですけれども、そういう中で確かに環境破壊という問題が起こっております。この環境破壊の問題は、客観的に高度成長がもうすでにできなくなった、そうして安定成長になるかあるいは低成長になるか、とにかく高度成長がストップしたところで実は環境破壊はやむわけではないの……
○米原委員 私は、日韓経済協力問題について本日質問する準備をしておりました。ところが、実はけさの新聞を見てちょっと驚いたのです。 それは御存じのように、新聞に出ておりますが、いま韓国の副総理兼経済企画院長官の南という方が日本に見えております。ところが、昨日、福田副総理がこの南副総理に対して、日韓定期閣僚会議について、わが国としては今国会終了後に再開したい、こういうふうに言われたということが新聞記事に出ているわけであります。これは早川、太刀川問題が一応ああいう決着を見た段階で、そういう意見が政府部内にあるということは、いろんな新聞がすでに報道しておるところであります。ところが一方、同じ新聞によ……
○米原委員 先月十八日の本議会において、わが党の野間議員が小企業経営改善資金投資の問題について質問しました。その一番問題点は、実際にこの融資がある面で公平、無差別に行われていない事実があるじゃないかということで、例の神戸の商工会議所ですか、そこで隠されていた文書を取り出しまして、問題を出しましたが、その結果、きょういただいた政府側の資料によりますと、中小企業庁長官から日本商工会議所と全国商工会連合会に通達を出されておることを知ったわけであります。それを見ますと、「本制度が商工会議所、商工会の会員・非会員の別なく、また青色申告者、白色申告者の別なく、小企業者に平等に利用されるよう貴団体所属の商工……
○米原委員 近代化促進法の改正案の審議に当たって、私はまず今回の改正案の背景について質問したいと思います。 この改正案は、直接的には昨年十二月の中小企業近代化審議会の意見の具申、すなわち「今後の中小企業近代化対策のあり方」に基づいて出されております。 ところで、同じ昨年の九月に産業構造審議会総合部会が「わが国産業構造の方向」を報告しております。この報告では、産業構造の変革の基本的視点として、一、国民のニーズの実現、二、省資源省エネルギー、三、技術集約化、四、国際協調、国際分業、五、環境保全、産業の地域的配置の五点を挙げるとともに、第六として「中小企業も以上述べてきた諸要請に適応していく必要……
○米原委員 私は商標法の改正案について質問します。
今回の改正の目的が出願の迅速な処理にあるということは、審議会の答申もそうですし、提案理由もそうですし、また参議院での審議を通じても明らかだと思うわけでありますが、目的は出願の迅速な処理にある、こういうふうに理解していいですか、第一にその点……。
【次の発言】 齋藤長官は、参議院商工委員会における共産党の安武議員の質問に答えて、商標制度の役割りについて、製造業者や販売業者にとっては、自分の商品についての信用を商標によってシンボライズすると同時に、利用者や消費者にとっては、その商品がだれのものであるか明らかになるので、安心して取引ができるという……
○米原委員 私は、現在非常に経済的に苦しい状態にある中小零細企業の問題だけについて集中してちょっと質問いたします。 もちろん、現在の経済困難から中小企業を抜け出させるためには、いままでとられている総需要抑制の問題にしましても、いままでのやり方でいいかどうかというところにも根本的な問題が確かにあります。いままでの税制あるいは財政、金融を根本的に見直しをやる必要があるんじゃないかということを私は考えておりますが、そういう大議論をここでやろうというんじゃなくて、現在政府がとっておられる方針、これだけでも実は徹底的に実行されれば救済される面があるんじゃないか、そういう具体的な問題について二、三質問し……
○米原委員 私は、二週間前のこの委員会で主として、官公需の問題について、この不況のもとでできるだけ中小企業に仕事を回してもらいたいという見地から長官といろいろ問答をしたわけであります。そのときの問題がまだ幾つも残っていたので、それを質問しようと思っていたのですが、理事会の決定できょうは非常に時間がありません。二十三分しかないのです。ですから、建設関係の問題だけにしぼってきょうは質問いたします。 六月十六日の経済対策閣僚会議で、いわゆる第三次不況対策というものが決まりました。そして、その中でも住宅建設の促進ということが第一の重点に置かれているようであります。住宅金融公庫などの五十年度個人住宅貸……
○米原委員 この法案によって九十日間石油の備蓄をやろうというわけでありますが、その根本的な理由が、いろいろ話はありまして、本委員会でも提案理由にそもそも説明がしてあるのですが、どうもすっきりしないのです。簡単に言いますと、なぜ法律をつくってまでやらなければならぬか。そういう点でどうも特にIEA、IEPとの関係が明確でないように思う。そういうものと関係なく、日本としてはこういう方針で初めから決まっていたのだというような説明がありましたけれども、どうも明確でないので、どうしてこういう法律をつくってやらなければならぬかということをまず説明していただきたい。
○米原委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの林義郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、渡辺惣蔵君が委員長に当選されました。
委員長渡辺惣蔵君に本席を譲ります。
○米原委員 最初に通産省に聞きます。
本日の毎日新聞によりますと、通産省が五十年度排ガス規制の軽自動車への適用を延期する方針を固めた、こう報道されております。もちろん、これは運輸省が決定する事項でありますが、通産省の考え方として、五十年規制の軽自動車への適用をおくらすべきであると考えているのかどうかということを聞きたいのです。
また、こうしたことをメーカーの方から陳情を受けたのかどうか。この二点について答えていただきたい。
【次の発言】 来年の四月という予定をとってみても、これは普通車の適用がことしの十二月であるのに比べて、四カ月も繰り延べしたという事情があるわけであります。これについて一……
○米原委員 まず初めに聞きますが、公害健康被害補償法の地域指定で、東京、倉敷などの指定が延び延びになってきているようですが、いつ指定されるか伺いたいと思います。
【次の発言】 被害者の方にすれば、まだかまだかというのが実感であります。そうして実際は指定されても、すぐスムーズに動くかというと、昨年指定された場合も、東京のように半年も認定作業が行われなかったということもあります。毎年、暮れに近くなって一括指定が行われているようでありますが、この年に一回というのは、どういう根拠によるか伺いたいと思います。
【次の発言】 来年もまた八戸市や富士市などが新たに調査されることになったわけですが、できるだけ……
○米原委員 時間も余りありませんが、大阪空港の問題に関連して、そのほかの大阪以外の空港の問題について若干、質問します。 今度の大阪高裁の判決と昨日の決定、非常に重大な意味を持っていると思うのです。この経過について、ただいまの一問一答を聞いておりましても、いままで運輸省のやってこられたことは全く後手後手ときたと思うのですよ。そして、こういう重大な決定の下るところまできたという感じを深くするわけです。この点では私は、環境庁としても、無視されてはいないかもしれませんが、むしろ環境庁がもっと先手を打っていく必要がある、このことを痛感するのです。 たとえば羽田空港の周辺対策にしましても、実は非常にテ……
○米原委員 私も、岩垂委員に続いて、公害健康被害補償法の地域指定の問題について、まず最初に伺います。 先日の四十九年度調査分の結論ですね。危惧しておりましたように、世田谷、杉並、練馬、中野の四区が東京都では除外されたことは、私たちも非常に残念に思っております。これらの地域は、長官も現地に一度、調査に行かれたそうでありまして、環状七号線を初めとする幹線道路を数多く抱えて、いわゆる大原ぜんそくなどと呼ばれているように、これらの幹線道路周辺には多くの患者が存在していることは明白であります。この問題のかぎは窒素酸化物の問題であります。東京都の十八歳未満の人々に対する医療費助成制度を見ましても、これら……
○米原委員 先ほど八丈島に天災融資法適用の問題について質問があったときに、お答えがありました。ところが、そのお答えの数字がちょっと違うのです。おっしゃったのは災害の中間報告の数字なんです。ところが、最近確定の報告が出ているのです。これを見ますと、たとえば農産物の被害を先ほど七億円ほどとおっしゃいましたが、驚くなかれ十八億の農産物の被害、これが最終的な報告なんです。八丈支庁の出した報告です。人口が一万余の小さい島でしょう。そこで農産物の被害だけで十八億というのは、大変深刻な問題です。その点、これは確定的な報告として出ているものですから、私もこれを見てちょっと驚いたんです。こういう点で、もちろん天……
○米原委員 先日のフランスのランブイエで行われた首脳会議、ここでもエネルギー問題がかなり話があったようですが、詳細は私も知りません。しかし、ランブイエ宣言を見ますと、産油国と消費国との国際的協力という言葉が出ております。この言葉を政府としてはどのような内容を持つものと理解されるか、まず最初にそれを伺っておきます。
【次の発言】 私も大体そういうことだろうと推測します。だが、そうなりますと、ちょっと聞かなくちゃならぬことが出るのです。この九十日備蓄というのは、いわば産油国との関係が悪化した場合に備えるという性質を持っているのじゃないか。産油国との関係悪化の結果生じる石油供給の削減など、そういうこ……
○米原委員 中小企業に対する官公需の発注の問題について、いままでも何回か質問しましたが、きょうはちょっとまとめて聞きたいと思うのです。 きょうの新聞を見ますと、やはり第四次景気対策もまだ効果があらわれてないというようなことが言われておりまして、ことに中小企業の問題ですが、官公需発注の問題は非常に重要だと思うわけです。共産党としましても、官公需の五割以上を中小企業に発注することはできるはずだということを何回か言ってきました。先日の予算委員会での野間議員の質問でも明らかになったように、まだまだ改善の余地があるはずだと思うのです。通産大臣は、予算委員会の答弁で三二・九%が限度だというように言われま……
○米原委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの田中覚君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、吉田法晴君が委員長に当選されました。
委員長吉田法晴君に本席を譲ります。
○米原委員 公害健康被害補償法も施行後、一年半を経過しましたが、まだ幾つか問題が残されております。不十分な被害補償の問題それから、いまお話があった窒素酸化物の扱いの問題、指定地域が不当に狭められている問題、対象疾病が四疾病に限られている問題その他、多くの問題が残されており、早急に改善していく必要があると思います。ところが昨年の後半ごろから文芸春秋のいわゆる「魔女狩り」などを中心に、公害対策を後戻りさせようとする逆流現象が起き始め、この公害健康被害補償制度に対しても企業側が不当な攻撃を始めております。具体的には昨年の暮れ、日本鉄鋼連盟と日本鉱業協会が相次いで、この制度の見直しの要望書を環境庁に提……
○米原委員 亘理参考人にお伺いします。
鉄道の振動の問題ですが、新幹線を除く在来線の鉄道振動については、四十八年の「振動公害に係る法規制の基本的考え方等について」という諮問に対する中公審の答申の段階で、すでに対象外とされていたわけですが、武蔵野南線の例や地下鉄丸ノ内線の例でもわかるように、相当の被害が出ておりますが、これを外した経過、四十八年の答申で、なぜ外されたのか。また、その根拠について見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 わかりましたが、そうしますと、委員長は知られないかもしらぬけれども、いままでの経過として、どういうことだったか御存じありませんか。
○米原委員 初めに、鉄道の振動の問題について聞きます。
騒音規制法と同様に、振動についても鉄道は規制対象外となっておるわけですが、その理由を聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 どうも理由を聞いておりますと、鉄道にいろいろな事情があることはわかりますが、公害を防止するという立場から言うと、国民の生活、健康にかかわるものである以上は、やはり鉄道を特別に例外にすることは、基本的な法律としては、まずいと思うのです。騒音については、公害対策基本法で環境基準を定めることになっておって、事実いろいろ問題はあったけれども、在来線を別にして新幹線騒音については環境基準が決められて、それに基づく対策……
○米原委員 初めに、長野県美ケ原のビーナスラインの問題について聞きます。 この問題は、すでに各新聞紙が大きく報道しておりますし、詳細については、もう述べませんが、このビーナスラインは、四十六年に当時の大石環境庁長官が現地を視察して、扉峠から先については長野県に再検討を勧告して、その後、自然公園部会や公園小委員会で三年にわたって審議してきました。しかし、それだけ審議しても意見はまとまらず、この五月に公園小委員会は、いわゆる両論併記の報告をまとめ、それにもかかわらず環境庁が突如として両論の一方を採用して、このビーナスラインの建設の諮問に踏み切った理由は何であるか、率直に長官の見解を聞きたいんです……
○米原委員 まず、原則的な問題点について大臣にお聞きします。
今回の法案提出の背景について聞きますが、伝えられるところでは、日本鉱業協会など関係団体などの強い働きかけがあったということでありますが、どのような経過と要請によってこのような法案が提出されたのか、この点をまず聞きたいのです。
また、非鉄金属の備蓄というのは、現時点で国民生活の向上という観点からどのような意味を持っておるか、こういう点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 非鉄金属の備蓄という構想は、何も今回の世界不況や一次産品問題の登場ということからではなくて、不況のたびに言われてきたいわば二十年越しの構想であったとも言われて……
○米原委員 訪問販売等に関する法律案について質問いたします。
まず最初に、四十九年十二月に出された産構審流通部会の「特殊販売の適正化について」の中間答申、その中の最初のところに、「近年、通信販売、訪問販売等の特殊販売が急速に拡大しつつある。」そして、その中から「種々のトラブルを惹起しておる」このように指摘されておりますが、この中の「近年」とはいつごろのことを指すのか、また、トラブルが盛んに起こり出したのはいつごろからなのか、そういう点を最初にお尋ねします。
【次の発言】 確かにそのころからこういった問題が起こり出してきております。そして、最近では被害者もますます増加しようとしておる。たとえば……
○米原委員 本日は多国籍企業の規制の問題について質問します。 すでに四月二十三日のわが党の野間議員の質問に対して河本通産大臣も、国連やOECDなどで打ち出されている多国籍企業の規制の方向に日本も協力していきたい、こう答弁されております。 本年になっても、リマで国連多国籍企業委員会が討議をしておりますが、すでに昨年の十二月十五日に、多国籍企業及びその他の企業、その仲介者及びその他の関係者による腐敗行為に反対する措置という決議が、国連第三十回総会で満場一致で採択されております。 国連などで多国籍企業の規制が議題になってからいろいろな経過があると思いますが、今回のロッキード事件にもかんがみ、日……
○米原委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの深谷隆司君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、吉田法晴君が委員長に当選されました。
委員長吉田法晴君に本席を譲ります。
○米原委員 前の国会で、いわゆる新産業都市、それから工業整備特別地域、これの財政特例法の五年延長が行われました。この新産工特というのは、高度経済成長政策のもと工業開発優先の拠点開発方式として採用され、大企業本位の開発を全国的に可能としたものであります。この方式は、一方で重大な環境破壊と公害をもたらしたのは歴然たる事実であります。これは新産都市の優等生といわれた水島や大分の状況一つをとってみても明白であります。巨大開発とともに、この新産工特も厳しい批判を受け、政府自身も、この開発の大もとである新全総の総点検を余儀なくされ、環境保全と公害防止を口にせざるを得なくなっております。 そこで聞きますが……
○米原委員 私も前回の委員会に引き続いて、大分の新産都市八号地問題、これに関連して質問したいのです。 すでに本日の委員会で二人の同僚委員が、この問題については質問されておりますから、できるだけ重複を避けながら要点だけ聞きます。 ただ、先ほど阿部委員が質問された最後の点ですが、政府の方の答弁でも基本方針は変えないということを言ってこられたのです。ところが阿部委員が指摘されました「大分地区に係る新産業都市の建設基本方針」これを見ますと、基本方針には確かに「大分川および大野川の河口の埋立地」とありますが、これをこのまま残して現在の八号地の埋め立てを認めるというのは矛盾するのではないか。この基本方……
○米原委員 今日では、ガソリンなどの石油製品は国民生活に欠かせない重要な商品になっております。したがって、ガソリン販売業者の方々が負っておられる社会的な役割り、責任はきわめて大きいと考えます。この意味で、私は、ガソリン販売業の登録制そのものには反対ではありません。 しかし、問題はその中身、法案の第六条第一項で登録の拒否が定めてありますが、その六号では「揮発油販売業を継続的に行うに足りる経理的基礎を有しない者」が拒否要件になっております。「継続的に行うに足りる経理的基礎」とは何のことかさっぱりわからないと、私のところに多くの業者の方々から問い合わせが来ております。この「継続的に行うに足りる経理……
○米原委員 時間が非常に限られておりますので、大臣の御出席の間に約十分間ほど質問させていただきます。 明治以来、長年にわたって日本の印刷産業、印刷文化の発展を支えてきた印刷機械業界の有力なメーカーが、ここ数年相次いで倒産ないし破産して、そこで働く労働者が非常な深刻な困難に陥っていることは、大臣も御存じだと思うのです。すでにこの点に対して印刷機械関係の労働組合協議会やそういうところから何回か通産省に対しても要請が届けられ、抗議が行われたと思いますが、この業種を所管している通産省として、最近の数年間に相次いで有力メーカーが倒産しておる、この点に対してどのように考えておられるか、またその責任と対策……
○米原委員 環境庁長官が予算委員会で見えないそうですから、政務次官のほうに質問します。 公害問題の解決の根本は、あくまで、まず何よりも発生源をなくする、公害の原因をなくする、そのために最大限の努力を払って原状回復するということだと思うのです。そうして、それがもちろん完全に一気にはできないことはあり得る。だから、依然として被害が続く限りは、それでカバーできないものは損害の賠償を行なう、こういうことが原則だと思う。もちろん損害の賠償という場合に、原因者が負担しなきゃいけない、PPPの原則を厳重に守ってやるべきだ、こう思うわけですが、まずその点について環境庁の見解を聞いておきたい。
○米原分科員 私は、本土から離れた離島の物価問題についてお聞きしたいと思います。 特に今度の国民生活安定緊急措置法で標準価格を指定しているような物資、そういうものの価格が離島では本土より高くなっているわけです。それでそれをまた指定価格ときめてもそれ以上に高くなっているという例がたくさんあるわけです。これは鹿児島県の奄美諸島とか、沖繩、あるいは長崎県の島々、こういうところでも私たちが断片的に知った材料だけでもみんな共通ですが、私、伊豆七島の物価状況について先日調査に行きまして幾つかわかったものですから、主としてその具体的な事情でお聞きしたいわけです。 たとえばプロパンガス十キロの標準価格が千……
○米原委員 私はこの連合審査会で、きょうは大蔵委員の資格で質問いたします。 時間が四十分しかありませんから、問題点を二間ほどにしぼって簡単に聞きます。できるだけ簡単明瞭に答えていただきたいと思います。 最初にまず、公取委員会の方で出された総合商社に関する例の調査報告の中にも出ておる企業集団の問題、これについて若干聞きます。 六大企業集団は東商一部上場会社の使用総資本において六六・四六%も占めている。その意味では、日本経済の中枢を握って、国民生活を支配し、独禁法で言う公正かつ自由な競争を妨げるような要因になっていると思われるのであります。そういう点で、共産党としまして、私たちの出した改正案……
○米原分科員 私は、高速道路や幹線道路の周辺で起こっている公害、それに対する環境庁長官自身の対策、考え方についてお聞きしたいと思うのです。 高速道路や幹線道路の周辺では、近年道路公害がますます激しくなっております。問題になった自動車の排ガスの問題あるいは騒音、振動、振動による家屋の被害、日照の問題、実に多種多様な公害が発生しております。これらに対する総合的な対策について、きょうは特に東京都でも一番問題になっている環状七号線の周辺に起こっている公害の実情について述べますから、それについて長官の考え方を聞きたいと私は思うのです。 幹線道路の問題については建設省も、昨年の四月でしたか、通達を出し……
○米原分科員 私は羽田の空港の問題について質問したいと思うのです。 いままでも羽田の空港の騒音その他による地域住民に与えておる大変な被害の問題、これは大阪空港の問題が一番大きな問題になってきたわけですが、やはりそれに次いでは羽田の空港の問題なわけで、周辺の住民は以前から非常な不満を持っているわけです。そういうこともありまして、何回か東京都の大田区の区議会でも深刻な決議が行われて、昨年はとうとう空港を撤去してもらいたいと、自民党から共産党までの満場一致でそういう決議さえ通ったような事態であります。 私はこの問題、何回か本院の公害環境特別委員会その他でも取り上げました。実は、昨年航空機騒音防止……
○米原小委員 朝日新聞の八月六日付の朝刊によりますと、中曽根幹事長が通産大臣であった当時の問題、これに絡んで重大な疑惑があると、こういう記事が出ております。四十八年の当時、ジャパンラインのアブダビからのDD原油輸入契約に関する問題であります。この問題は、一応ロッキード問題とは別としても、通産行政の問題として非常に重大な疑惑を私自身感じますので、私はこの点について質問いたします。 すでに四十七年の十一月にアブダビ政府のアブドゥラ・イスマイル石油次官が日本に参りまして、事業参加、パーティシペーションによる取得原油を日本に直接供給する用意があるということを非公式に申し入れていることは、当時の新聞に……
○米原小委員 先回のこの小委員会の参考人の話の中でも明らかにされているように、今日、巨大な地球企業と化して、全世界の政治や経済に対して影響力を持ち、各国の主権の侵害まであえて行っている多国籍企業をどう規制し、その不法不当な活動を取り締まって各国の政治的、経済的主権の侵害を許さないことがどんなに重要な課題であるかは、今回のロッキード事件の例を見るまでもないと思うのです。 多国籍企業の活動は複雑多岐にわたっており、したがって、その規制も単純なものではあり得ないと思うのです。米国の関税委員会の数字によりますと、七一年末現在で、多国籍企業を中心に世界の民間部門が保有している短期の流動性資金は二千六百……
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