このページでは竹入義勝衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○竹入義勝君 私は、公明党を代表して、佐藤総理に質問をいたしたいと思います。 まず、外交の諸問題についてでありますが、国際社会の平和を実現することは全人類の求める理想であり、平和憲法を高らかに掲げる日本国民の悲願であります。しかしながら、核戦争による人類絶滅の危機が依然として重くのしかかっている現在、世界唯一の核被爆国であるわが国が、絶対平和実現のためこん身の努力を払うことこそ、人類の歴史に対して課せられたわが国の厳粛なる使命であり、日本外交の最大の目標であると思うのであります。しかしながら、ただいたずらに理想にのみ拘泥し、現実を無視する議論に走ってはならないことも、当然のことであります。 ……
○竹入義勝君 私は、公明党を代表して、わが国の平和と国民生活を守るために、内外の諸問題について、佐藤総理にその確固たる所信をただすものであります。 近代国家として新しいスタートをいたしました明治、大正のわが国の基本国策は富国強兵でありました。しかし、富国はそれほど実現せず、ただ強兵のみが着々と具体化し、ついに悲劇的な敗戦を招き、かつての先人が築こうとした富国強兵の栄光の夢は挫折いたしました。私は、このような強兵策が当然おちいるべき宿命であったと思うのであります。そして、敗戦より今日まで、日本民族は再びししとして努力を重ね、新たなる日本の建設を目ざしてまいりました。国民の望んだものは平和と繁栄……
○竹入義勝君 七〇年代の日本の方向を決定するといわれた、地方統一、参議院の二大選挙を終えて、まことに重要な意義を持つ本臨時国会にあたり、私は、公明党を代表し、内外に山積する重要な政治課題、特に、当面解決を迫られている問題について、佐藤総理大臣に質問を行なうものであります。私も冷静に質問を申し上げますので、どうか冷静に御答弁をお願い申し上げたいと思うわけであります。(拍手) いまや、日本のアジアにおける地位は、大きく世界の情勢に影響を与える時代となってまいりました。この責任と使命は、まことに重大といわなければならないと思うのであります。これに対処するために必要なものは、その確固たる理念であり、……
○竹入義勝君 私は、公明党を代表し、一昨日行なわれた政府四演説に関し、きわめて重点的に質問をいたします。 質問に先だち、私ごとではなはだ恐縮でありますが、この場をおかりいたしまして一言御礼のごあいさつを申し上げます。 昨年九月、私が暴漢に襲われ負傷いたしましたことにつきまして、多数の皆さんにたいへん御心配をおかけいたしましたけれども、おかげをもちまして元気になることができました。まことにありがとうございました。(拍手) 言うまでもなく、暴力や、目的のために手段を選ばないやり方は、民主主義の敵であります。今後、私は、先輩各位の御指導を賜わりつつ、暴力を絶滅し、わが国の平和と民主主義を守るた……
○竹入義勝君 私は、公明党を代表して、田中総理に対し、内政、外交の重要点のみにしぼって質問をいたしたく思います。 長年の全国民的念願でありました日中国交正常化が実現され、日中永遠の平和への道が開かれましたことは、わが国の歴史に大いなる一ページを画するものであり、アジアと世界の緊張緩和に大きな役割りを果たすものであります。私は、この交渉での田中総理はじめ政府関係各位の御労苦に対し、率直に敬意を表するものであります。(拍手) しかし、日中国交回復の実現は、総理の決断がその直接の要因ではありますが、これをなし遂げた真の原因は、国民世論がこれを早期に実現することに結集したことによる大きな成果であり……
○竹入委員 私は、ただいまの総理の所信表明につきまして、一言私の見解を申し上げたいと思う次第であります。 私は、政治家として最も大切なことは、国民に対して責任を持つということ、そしてまた政治家としてのモラルとまた将来を洞察する能力、これが政治家にとって一番大切な要素ではないか、このように考える次第であります。特に、責任をとるということ、そしてまた将来を洞察するという洞察力、これは内閣総理大臣としての不可欠の要素ではないか、このように私は考えるわけであります。 本日、異例といわれる予算委員会におきまして佐藤総理を目の前にいたしまして佐藤総理の政治責任を指摘しなければならない、このようなこと自……
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