このページでは竹入義勝衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○竹入義勝君 私は、公明党を代表し、現下のきわめて悪化した国民生活の打開と、行き詰まった日本外交の転換について、田中総理並びに関係閣僚に質問をいたします。 現在、国民の中に充満する自民党政府に対するふき上がる憤りと不信感、さらに日常生活の先行きの大きな不安の状態に謙虚に心をいたし、責任ある率直な答弁を求めるものであります。(拍手) 昨年の石油ショック以来の悪性インフレの激化、物価の狂騰について、政府は、いたずらに周章ろうばいするのみで、十分国民が納得する対策も示さず、危機と節約を訴え、国民の消費態度に責任を押しつけようといたしてまいりました。 経済界は、口に企業の社会的責任をもっともらし……
○竹入義勝君 三木総理、あなたが昨年十二月九日、国会において総理大臣の指名を受け、三木内閣を組閣して一カ月半、私は、あなたの政治姿勢はいかなるものか、果たして、かねてからあなたの持論であった数々の政治理念や政策が、どのように実現され、展開されるかを、非常な関心をもって注目してまいりました。 三木総理、あなたは、たった一カ月半ぐらいで自分の考えが実現できるかと、先ほども反論をされたわけであります。しかし、衆議院に三十八年の議席を有し、「議会の子」をもってみずから任じ、いつの日か、日本の宰相という最高の立場において自己の経綸を大いに行おうとしていたに違いないあなたにとって、日ごろの素懐を実現する……
○竹入義勝君 私は、公明党を代表いたしまして、三木総理の内政、外交にわたる方策について質問をいたします。 まず指摘したいことは、現在の経済社会の混迷と国民生活の不安と不公平の拡大についてであります。これは明らかに、戦後三十年にわたる自民党政治の破綻以外の何ものでもありません。 一九六〇年代以降の政府・自民党の施策は、いわゆる高度経済成長政策のGNP至上主義による生産拡大一辺倒でありました。したがって、経済成長の中心に重化学工業を置き、大資本による効率的な経済成長のために他の一切を切り捨て、特に、税の優遇措置、産業基盤造成のための公共事業推進など、大企業優位の政治的配慮を行うという調和を失っ……
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