このページでは岡本富夫衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○岡本富夫君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま御説明のありました昭和四十四年度中小企業の動向に関する年次報告並びに昭和四十五年度において講じようとする中小企業施策について、総理並びに関係大臣の所信をお伺いしたいと思います。 質問の第一は、中小企業白書のとらえ方の問題と、中小企業政策の基本の問題についてであります。 ここ数年来、年次報告は、版で押したように、中小企業を取り巻く環境のきびしさから、中小企業の体質改善と近代化の必要性を長々と説明したものとなっております。しいて今回の白書の特徴をあげますならば、機械関連産業、消費財産業、流通部門などを、業種別にどのような分野が小回りのきく中……
○岡本富夫君 私は、公明党を代表して、ただいま提案されました田中通産大臣に対する不信任案に賛成の意を表し、討論を行ないます。 本年七月、参議院選挙直後に行なわれた内閣改造は、日中問題、沖繩返還、日米経済問題等の重要課題をかかえる佐藤内閣がいかなる陣容をもって臨むか、国民がひとしく注目したものであります。その中で、田中角榮君が通産大臣に選ばれたことは、党人としてその経歴、力量を知る国民から、ひそかにその活躍を期待され、大方の好感をもって迎えられたのであります。 すなわち、六〇年代の奇跡といわれた日本経済の急速な成長が不況の色合いを濃くする中で、内には公害の激化、環境破壊を放任して、国民の生命……
○岡本委員 関連して。理事会でお願いしてありましたが、いま多田委員から経企庁に対して、まず第一点は、指定水域にしている、それはたとえば重金属、メチル水銀、こういうようなものは指定水域にしているのだ、こういうふうなお話がありましたが、カドミウムの場合はどうですか。
【次の発言】 いま多田委員から言われたのは、経済企画庁で水質指定水域にしていないところから相当な事故が起こっておる。たとえば富山県の神通川、あるいはまた阿賀野川、こういうことを言っているわけですが、なぜ水域指定をしなかったか。ずっとおくれている。これが非常におくれているからこういうことになったのじゃないか、こういう話なんですが、神通川……
○岡本委員 総務長官がお昼から何か用事があるということですから、総務長官に対する質問だけを午前中に終わって、そうして午後休憩後また続けていきたいと思います。 いま提示されておりますところの公害紛争処理法案、この処理法案の内容を見ますと、大きく分けますと公害にかかる被害の実態という面と、それから法律的に見た公害問題の特殊性という二つの面があると思うのです。 そこで、公害にかかる被害の実態、この実態面をどういう機関で、あるいはどういうように実態をはっきり浮き彫りにするのか、この機関はどこになるのか、ひとつお聞かせ願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。要するに公害紛争処理法案はここにあります……
○岡本委員 きのう、長官が午後から御用事がありましたので、午前中三十分ほどで打ち切りましたが、これから公害紛争処理法案につきまして若干の質疑をいたしたいと思います。 この法案につきましては、先国会におきましても相当論議をいたしまして、きのうも大きな点については長官の御意見あるいは御意思を承りましたけれども、きょうは小さな問題について御質問をします。 公害の被害の態様は千差万別であって、交通事故のように定まった形でない、定型的ということではない。したがって、事象的にかなり処理しにくい原因がたくさんあると思うのです。そこで、訴訟に持っていくと時間がかかる、また費用もかかるということで、公害事件……
○岡本委員 先般の当委員会で、わが党の多田時子委員から、合成洗剤、中性洗剤で非常に川を汚染されて、そのために、多摩川あたりにおきましては、このあわをとるために相当な活性炭というのですか、これを使っている。これは非常に問題があるということを提起をしておきましたのですが、この中性洗剤の問題につきましては、経企庁はどういうようにその後お考えになっておるのか。これをひとつお聞きしたいのです。
【次の発言】 中性洗剤は、非常に毒性があるというようなデータがだいぶ出まして、すでにアメリカあるいはまた西ドイツ、こういうところでは現在のような石油系のものは製造を禁止いたしておる、こういうような文献が出ておりま……
○岡本委員 先回の委員会のときに、少し答弁をいただくのが時間の関係上なかったので、最後に念を三点だけ押しておきたいと思うのです。 そこで、中性洗剤すなわち合成洗済の毒性については再検討していると、こういうようなお話でございました。その後、通産省のほうから説明がありましたが、厚生省の管轄でありますところの食品衛生調査会、この中には、「中性洗剤を野菜、果物類食品等の洗浄に使用することは、洗浄の目的から甚しく逸脱しない」、こういうような一項目があるわけでありまして、したがって、やはり毒性があるということを若干認めているわけでしょう。 その目的から著しく逸脱しないということは、これはこの前もお話しし……
○岡本委員 水質汚濁につきまして、水質保全の法案がこの間通りましたけれども、そのときに質問すべきであったのですが、この水質の環境基準につきまして若干お聞きしておきたい。
これは、公害基本法に基づくところの環境基準をつくる、こういうことになっておりますが、これはいつできるのですか。もう一度はっきりしてください。
【次の発言】 最初経企庁のほうでは、先ほどもちょっと話がありましたが、環境基準につきましては、流水基準もつくるというような話があった。ところが去年の正月に、水質保全法の改正の中から流水基準が落ちてしまった。これはどういうわけで落ちたのか。この点について……。
○岡本委員 関連して。ただいまの神通川の水銀問題についてのちょっと関連を。 いま、橋本公害課長から川ざらいをあまりしないほうがいいだろうというお話がありましたけれども、私はそうではないと思うのです。なぜかならば、現地を調査しますと、相当な水銀が中の砂の中に、あるいはどろの中に入っておる。そこへ魚が――現在その工場は水銀の出るような、そういう薬品を製造を中止したというけれども、そこに来るところの魚がそれを食べると、やはり将来水俣病のような状態になるんじゃないかということを考えると、やはりこの際、徹底的に対策が必要ではないか、こういうように思うのですが、どうですか。
○岡本委員 私は限られた時間の中で、まず最近非常にやかましくいわれておりますところのカドミウム問題、それから騒音関係、これについて若干質問をいたします。 私ども公明党では、いま公害の実態調査をやっております。すでに十数カ所を回りましたが、その中で富山県の黒部市におけるところのカドミウム公害に対して、さっそく調査団が参りまして、そしてこの被害調査、意識調査を行ないました、それは三十五名の調査員によりまして、日本鉱業の三日市製錬所所在地の付近約農家百九十七世帯、非農家二百四十五世帯、合わせて四百四十二世帯に対して行なったわけでありますけれども、その中で、八六%が被害を訴えておるわけであります。 ……
○岡本委員 持ち時間がお互いに申し合わせにより制限されておりますから、端的にひとつ答えていただきたいと思います。 最初に千種参考人にお願いいたします。先ほどからも種々論議がございましたが、その前に、あなたの陳述の中で、この原因は、因果関係、これは私は問題ないんだ、ただあっせんに乗り出しただけだ、こういうお話の中で、まあその原因はやはりチッソ会社にあるんだ、こういうことでございました。 そこで、先ほどあなたがお引きになりましたように、民法七百九条「故意又ハ過失二因リテ他人ノ権利ヲ侵害シタル者ハ之二因リテ生シタル損害ヲ賠償スル」ものとする、これに当たらないんだと、こういうお話でございましたが、……
○岡本委員 私は、きのうの参考人あるいはまたおとといの質問の最後の詰めを若干行なって終わりたいと思います。 それにはやはり一つの例を申し上げたほうがよいと思うのであります。四十三年の十一月七日、長野県の諏訪湖、ここにおきまして魚介類が非常に汚染された、こういうように当時岡山大の小林教授から発表がありまして、そして私さっそく園田厚生大臣に対して質問をいたしました。そのときに、経済企画庁で現在水質基準をきめるようにいたしております、また専門家が出向いております。こういうような答弁をいただいたわけでありますが、その後経済企画庁のほうでどういうような調査をなさり、また水質基準をまだおきめになってない……
○岡本委員 山中総務長官に最初お尋ねいたしますけれども、昨夜十一時のテレビを見ておりますと、参議院の特別委員会で公害の取り締まりについて国は最低の基準をきめ、地方自治体に権限を委譲するという報道がありました。それは、佐藤本部長とも話し合いの上でそういうように発表されたのか、それから、どういう権限を委任されたのか、これをひとつお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 あなたの答弁の中に、公害行政の一元化を考えておる、こういうお話でありましたが、そこで大気汚染防止法を例にとりますと、これは適用除外というのがあるのです。これは二十七条、電気事業法あるいはガス事業法です。これは御承知のように私尼崎のほ……
○岡本委員 明日、田子の浦の参考人をこの場に来ていただいていろいろと質疑するわけですが、その前に若干政府の考え方を問いただしておく、そういう意味できょうは一般質問に入ったわけでありますので、最初に山中国務大臣にお尋ねいたしますけれども、田子の浦のヘドロの海上投棄、こういうことを知事との間にきめたんだ、こういうことでありましたが、それに対して漁連の皆さん方、要するに漁業者の皆さんは、そうしてもらうと非常に困る。確かに言い分はそうであります。また陸上でつくったところのそういう廃棄物を海上にもってきて海に迷惑をかけるということは、もってのほかだと言っているわけですが、それについての対策をどういうよう……
○岡本委員 知事さんに質問を集中することになっておりますので……。
先ほどからも聞きましたり、またいままでの報道によりますと、八月十一日知事さんが、山中長官に、出てこい、こういうことでこちらに来られてそうしてきめたのだ、こういうお話でございましたが、そうしますと、それまでの具体策、そうしたものを県のほうでおきめになってそうしてこちらにお出ましになってきめたのか。きょうきめてもらうということですからきめたのだ、こういうお話でございますが、その点はいかがですか。
【次の発言】 そのときに、知事さんは漁民の方の――外洋投棄すると漁民が非常に困る。御承知のように、きょうのテレビを見ましても、伊予三島……
○岡本委員 十分で藤井さんが退場されるそうですから、簡単に質問を申し上げます。 そこで、最初に申し上げたいことは、御承知のように公害対策というものは地球の環境管理、こういうようになりまして、国連でも非常に問題になって、一九七二年には三百億ドルの予算を組む、あるいはまたアメリカでは二十五兆円というような予算を組むというようになってまいりまして、わが国のことだけではないということで、御承知と思いますけれども。 そこで、まず藤井さんに一言聞いていただきたいことは、日本鋼管と神奈川県、横浜あるいは川崎とが防止協定を結んだ。それは〇・〇一二という非常にきついものである。こういうような――きついとは仰……
○岡本委員 最初に、通産大臣おいでになっていますので、先般の商工委員会におきましても、製紙工場の公害、これが田子の浦あるいはまたその他に、先ほどお話がありましたように伊予三島、こういう方面に、ずいぶんいろいろなところに出ているわけですが、漁民が騒ぎ、あるいは被害があってから考える、対策を講じるということでは非常におそい。したがって、通産省のほうでこの製紙工場の総点検をして未然に防いだらどうだということを申し上げたわけでありますが、そのとおりといろ話で、あとはっきりした返事がなかった、わけです。そこで、実は私、伊予三島のヘドロを取って帰りまして、東京都立衛生研究所で試験をした結果、寒川の沖では砒……
○岡本委員 けさからも論議されましたが、私はカドミウム米の問題について最初に長官に聞きたいのです。 このカドミウムの汚染米につきましては、東京都内に限らず、兵庫県でも播磨のカドミウム米、あるいはまた九州の大分、それから福島県、こういうようにあちらこちらに出ておりますけれども、このたび美濃部知事の、〇・四から一PPMまでの汚染米を全部都で買い上げる、そういう発表に対して、山中長官は、きのう参議院で、それは食管法違反である、こういうようにお答えになっておりますけれども、先ほど聞いておりますと、都と、それから農林省の間で、特別の事情があると認めるときは許可をするというのに近い発言があったと思うので……
○岡本委員 きょうは、各党の代表質問ということでございますので、非常に大まかな質問になってしまったわけでありますが、この問題については、次の委員会で詳しくまた明らかにしていただきたいと思います。 そこで私、先般中小織物業者の実態をつぶさに調査いたしまして、今度の日米繊維交渉の経過が、あるいはまたその結果がきわめて重大な問題である、このことを痛感いたしましたので、重ねて繊維問題についてお聞きしたいと思います。 そこで、本年の一月の二十三日、マイヤー駐日大使が通産省に宮澤大臣をたずねてきたときに、どういう交渉があったか、あるいはまたそれに対して大臣がどういう答弁をなさったか、ちょっとこれをお聞……
○岡本委員 その検査につきましての提案でございますけれども、日本海事協会というのがあるのですが、これはこれと違うのですけれども、やはり協会はいろいろ船の検査をする。ところが、最近は大型になりまして、検査の基準がないわけです。だから適当にこれを検査する。こういうことが、今度のぼりばあ丸ですか、ああいうような不幸な結果の一つの原因でなかろうかと、海事協会の支部長さんからそういうような意見をいろいろ伺ったわけであります。したがいまして、一応最初にきめたただそれだけの検査基準ではなくして、どんどん新しくガス器具などはできてくると思うので、そのたびにやはりその検査基準というものを通産省で検討していかなけ……
○岡本委員 ただいま議題となりました電気工事業の業務の適正化に関する法律案につきまして、ほとんど審議が尽くされておりますが、最後に二、三点お聞きしたいと思います。 その一つは、こういう陳情がきておるわけであります。これは建築業界からでありますけれども、電気工事は建設工事の一部である。電気工事は建設工事の付帯工事、すなわち建設工事の一部と考えられます。したがって、建設業について全般的に建設業法の適用があるのでありますから、このような工事別登録法は必要はないと考えられる。さらに目下建設業法の改正案が提出され、国会で審議されようとしておる状況の中で、このような一工事部門の登録法の立法は建設業全体の……
○岡本委員 私は、主として賦払信用保険法について若干質問したいと思います。
現行保険制度が中小企業の設備近代化にどういう貢献をしておるか、これについてお聞かせ願いたいのです。
【次の発言】 これは、中小企業の近代化と機械工業の振興、こうなっておりますから、この機械工業の振興のほうにはどう貢献をしておりますか。
【次の発言】 現行の割賦保険の利用状況、それから割賦保険の機種別利用、これをちょっとお聞きしたいのですが。
【次の発言】 現行割賦保険におけるところの保険事故の発生状況をお聞かせ願いたいのです。これはあなたのほうの資料をいただいたのを見ますと、三十八年、三十九年、四十年、それから四十三……
○岡本委員 外務省が何か早く行かなければならぬところがあるらしいですから、最初にお聞きしたいと思います。 経済協力、これについて、あなたのほうで予算がついて各国のチェックをやっている、先ほどこういうふうにお話がありましたけれども、どれくらいの予算で、何カ国くらいをチェックしたのか、これをひとつお聞きしたい。――では調べておいてください。 政務次官はかぜをひいて出てこないですね。――それでは、経済協力の中で、民間海外投資の重要性が最近特に高まってきておる。ピアソン報告の中でもこの点を強調しておりますが、現在わが国の海外協力の現状はどのようになっておるのか。また、先進諸国と比較して、その規模は……
○岡本委員 私は、時間がありませんから、三点ぐらいにしぼって伺います。 最初に、情報化社会の定義づけ、これはいろいろあると思いますけれども、知識のような形のないものをお金に変えるというのが情報化社会、こういうように一つはいわれております。また、コンピューターは知識を加工する機械のようなものだ、こういうようにもいわれております。また、情報を明確化し計量化していくのがコンピューターの役目だ、こういうようにいわれております。したがって、人間本来の持つ能力を活用するのがこれが情報化社会だ、こういうことになります。したがいまして、一番大事なのは人間の教育ではないか。そこで、きょう総理来てくださったから……
○岡本委員 いま中谷委員から、職業柄、憲法問題でいろいろとお話がありました。私は、今度は実態面からお聞きしたいと思います。
今回のこの改正の目的、これは審査促進になる、こういうようなお話でございましたが、どういう理由で審査促進になるのか。あるいはまた、公開制度になっておりますと、どういうスケジュールのもとに、どういうプログラムで大体いまの滞貨が処理できるのか、これをひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いまのお答えの中からは、これからこの滞貨の状態を解決して、そしてPCTにも加盟していこうというような目的ではないかとも考えるわけであります。そこで、そのスケジュールといいますか、現在約……
○岡本委員 最初に、このガス爆発事故でおなくなりになった方、あるいはまた傷ついた方々に、きょうの参考人の皆さんに、どうか手厚い対策をしてやっていただきたいことを最初にお願いしておきます。 そこで、もう時間が非常におそくなりましたから、私は重複を避けまするので、どうか明確にお答えを願いたいと思います。 まず大阪市の局長さんに、きょうこの報告書をいただきましたが、第四工区は四名の専任職員が監督していたものである、契約書には何か書類でもって報告するんだというふうに出ておりますが、これは絶えずこの四人の方が交代で行っておったのですか。それから氏名はだれだれですか、この四名は。
○岡本委員 最初に、この法律の目的は「中小企業の振興に資することを目的とする。」ということでありますが、統一ブランドをつくったからといって、それで輸出の振興に寄与できるのかどうか、その点についてまだほかにどういうことがあるのか、これをひとつ局長からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこで、この本法の関連するところの予算を一応聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 いままで、補助率五〇%、あるいはまた展示会の補助率七五%、あるいは外国登録費の補助金、こういうふうにあなたのほうで出しておりますけれども、こういう要求がありますか。あるいはまた四業種は何の業種を考えておるのか、どういう要求……
○岡本委員 おとといの産業公害特別委員会におきまして大臣に質問をしようと思ったのですが、ちょうどどこかに出られていなかったものですから、それに対する詰めだけをきょうはやっていきたいと思います。 一つは、いま中村委員からもお話がありましたように、鉱山保安法についてでございますが、実は富山県の黒部市におけるところのカドミウム公害、これは最近出てきたわけですが、神通川の婦中町におけるところのイタイイタイ病の発見当時、私は厚生省にカドミウムの工場の総点検をしなさい、こういうように約束をさせましてやったわけでありますが、通産省から出てきたところの、総点検するところの工場に対して、この日本鉱業三日市製錬……
○岡本委員 時間が非常に短いので、大臣に対してちょっと緊急に最初に質問申し上げたいことは、昨日またハイジャックの問題がありました。よど号の乗っ取り事件のあとでまたこうした問題が起こりましたが、御承知のように、日本航空機製造に対して四十三年度はYSnの分として三億円、また四十四年度は二億円、こういうような補助を出しております。またジェット機に対しては、YS分四十二年度一億円、四十四年度一億五千万円、四十五年度は五億円、こういうような補助をしておるわけでありますが、機体の設計について通産大臣としてどういうようにお考えになっておるか、これをひとつお聞きしたいのです。
○岡本委員 私は、最近に起こりました事例をもって、現在非常にやかましくいわれておるところの公害防止についてお尋ねをいたします。 公害防止協定、これは周知のごとく、国の法令の不備を補完し、また国の立法過程におけるところの産業界の政治的圧力によったところの妥協的な姿で制定された公害施策の不備を、何とかして地方自治体において公害防除のために尽くそうというような観点から、任意的協力の形式をとりつつ当該地区の公害防止協定をつくってきた、こういうような経過から見まして、公害防止については、この公害防止協定というものは、最近はきわめて重要な役割りを果たしておると思うのです。そこで大臣にお聞きしたいのですが……
○岡本委員 南北問題を解決する上で重要な柱とされているところの発展途上国、これに対するところの先進国の特恵供与、こういうことがいろいろ論議されまして、大体七一年のできるだけ早い時期にそれを実施するということがきまった、こういうことでございますが、大臣はこの問題については非常にお詳しい、こういうことで若干解明をしたいと思います。 そこで、当然ここから起こってくる問題は、わが国の経済に対するところのマイナス面、特に中小企業、こういうものに対しては非常に大きな問題が起こってくると思うのです。 そこでその前に、これとひっかけて一緒に、DAC、すなわち開発援助委員会が先日東京で行なわれて、そのときに……
○岡本委員 最初に公害問題について御質問いたしますけれども、御承知のように、きのうのテレビを見ますと、アメリカからも、公害問題についてはわが国と提携をし、また資料の交換などをしようというような非常に強い姿勢に変わってきております。したがって、わが国におきましても公害問題にはさらに一段と力を入れなければならぬ、こういうことでありますので、きょうは公害問題を取り上げて若干解明をしていきたいと思います。 そこで、通産省の荘公害局長来ていますね。――昨日の各紙の報ずるところによりますと、東京において、日本電気府中事業場付近から神通川を上回るところの高濃度のカドミウムが出た、こういうように発表されまし……
○岡本委員 きょうは午前中大臣がいらっしゃるということでありましたが、何か特別な重大な用事があるらしいから、大臣だけに若干質問をいたします。 大臣は、この商品取引問題について、先ほどは非常に御熱心のようなお話でありましたが、そこで、わが党から十一月四日に通産省に申し入れたことがおわかりであろうか。たとえば商品取引所法で定めているところの不当な勧誘の禁止あるいはまた委託勧誘の制限、のみ行為の禁止、こういうものの監督を厳重にすべきである、商取法の中にもちゃんとこういうようにございますけれども、徹底的にメスを入れて、そうして監督をしたのかどうか、これが一点。 次に、取引所と仲買い人との癒着は紛議……
○岡本委員 午前中の時間が非常に短くなりましたから、明確にお答えを願いたいと思います。 十一月四日に、公明党の商工部会として、通産省並びに大蔵省に申し入れましたように、中小企業向けの年末金融措置に関するところの要望存出したわけでありますが、倒産件数が前年度に比較して二四・八%、負債額が四一・七%増というように、非常に中小企業の倒産が多くなっておる。御承知のように、これは昨年の九月以降十四カ月にわたるところの政府の金融引き締め政策が中小企業にしわ寄せをしてきた。しかも、いよいよ年末を控えて、こうしたところの事業に必要な金が非常に多くなっておる。これを踏んまえたところの申し出てありまして、まず最……
○岡本委員 私は、いまの労働大臣の……
【次の発言】 私は最初に委員長にお願いしたいのですが、それは御承知のように今度の法案は非常に各法案とも政令事項が多過ぎる。したがって、審議がスムーズにいきますように、一つ一つ事例をあげてやろうと思いましたけれども、したがって、各省の政令に対するところの、どういうようにやるということがまだ調整はされておりません。でも各省の意見というものは出ておるのだということが、山中長官から先ほどもお話がありましたから、各省の政令に対するところの資料をひとつ当委員会に、できればきょうじゅう、できなければあした午前中にでも出していただきたい、こういうように思いますが、委員長……
○岡本委員 先ほどから同僚の佐藤委員からも討議がありました大気汚染防止法の二十三条の緊急時の措置について、これは緊急のときには勧告、これを命令にしたらどうか。これは一つは、通産省と厚生省の共管になっておりますから、両方とも合意はしておりますか。まずお聞きをしておきたいと思います。
【次の発言】 そこで山中長官にお聞きしたいのですが、この問題は実は私、四十四年の二月十一日、東京のスモッグが四日間続いた。そのときに東京都の知事から勧告をしたけれども、各官庁街あるいはまた企業のほうが、燃料転換あるいはその他の処置を全然とらなかったところがある。ただ、厚生省だけは燃料転換なんかをやったのか、その煙が出……
○岡本委員 参考人の先生方には、たいへんお忙しいところありがとうございます。
最初に、板橋先生が何か大学の講義があるそうでございますので、先生からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。
そこで、先ほど民法学者の立場から、無過失責任についての御高見をいただいたわけでありますが、公害問題は、無過失でないとだめだ、こういうお話でありましたが、それで加害者である企業と被害者である住民の皆さんとの公平の原則というものは相違しないか、これが一点と、それから、こういうことがいま外国の事例にたくさんあるのか、こういう二つの点についてお聞きしたいと思います。
○岡本委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党の四党を代表いたしまして、ただいま議題となっております公害防止事業費事業者負担法案に対する修正案についてその趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 公害防止事業費事業者負担法案に対する修正案 公害防止事業費事業者負担法案の一部を次のように修正する。 第二条第二項第五号中「第一号」を「工場又は事業場の周辺にある住宅の移転の事業その他の事業であって第一号」に、「定める事業」を「定めるもの」に改める。 以上でございます。 次に、本修正案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。 公害防止事業の範囲に、住宅の移転の事……
○岡本委員 私は、去年の年末の公害国会におきまして、十四本というような膨大な法案が出てきまして、わずか一週間余りの非常に短い審議過程において、まだまだ詰めなきゃならぬ問題がずいぶんあったわけでありますので、まず、今度の出てきた十四本の公害関係法令、これによって、各地方自治体はこれから条例をつくろうとしておりますけれども、この条例をつくるについて非常に疑義がある、こういうことで、地方自治体は非常に困っておるということを、私のほうの調査でわかったわけですけれども、それで、大体、みんなというわけにはいきませんが、時間の許せる範囲において詰めておきたいと思います。 それで、きょうは特に大気汚染防止法……
○岡本委員長代理 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後一時四十八分散会
○岡本委員 最初に、政府委員の皆さんに言いますけれども、この鹿島の工業地帯というのは、先ほど古寺委員からお話があったように、公害のないりっぱな工業地帯をつくろうというモデルケースだということで、当委員会も重視して、委員長はじめみんなで視察に行ったわけでありますが、私はその前に回って全部見てきたわけです。ですから、おろそかにすれば、結局これからの農村開発の問題、あるいはまたそういったいろいろな開発について大きなそごを来たす。鹿島へ行ってみなさい、鹿島へ行くとこういうふうになっているのだ、これならだいじょうぶだ、こういうように開発を進めている、そういうところから考えると非常に大事な問題なんです。こ……
○岡本委員 参考人の先生には非常にお忙しいところを来ていただきましたが、先生にいろいろとお聞き申し上げたいのは、今度のこの研究班のいろいろな状態ですか、スピードの調査、こういうことを見まして、また伊香保温泉におけるところの姿、これを見ますと、厚生省あるいはいろいろな役人が五十何人も集まった中でやられておりまして、先生方のお話しされる会場のすぐ近所に朝日新聞が入ったというので、非常に隠しマイクなどをさがしたりした異常な中でおやりになったので、先生にこんなことをお聞きするのは私ども非常につらいのでありますけれども、やはり事態は、私どもは再びこういうふうな、中村登子さんのような状態があってはならない……
○岡本委員 最初に一言申し上げたいのですが、要求した大臣あるいはまた局長が、この大事な問題を前に置いて、出てこないということは、まことに遺憾であります。当委員会は、特に公害対策特別委員会でして、最近の公害に対して国民も非常に不安を感じ、またいろいろと住民運動まで起ころうというときにおいて、定例日であるところの今日、こういう重要な問題を審議しようとしておるときに、大臣も出てこない、あるいはまた責任ある局長も出てこない。しかも、これは全部通告をしておったわけです。産業公害特別委員会を非常に軽視しているのではないか、こういうようにも考えられるわけです。 一応いま時間を参議院のほうに調整に行ったとい……
○岡本委員 私は、予算委員会におきまして、本年の二月二日渡部通子委員が質問いたしましたその問題から質問いたしますけれども、特にこの中で次の国を背負うところの幼児、このお子たちの牛乳について、このときに内田厚生大臣は、このBHCについては、農薬の残留が入っているからこういうことが起こってくるのだということで、BHCは今日国内では使っていけないはずになっている、こういうように言っております。 そこで、厚生省の環境衛生局長から四十六年三月四日に通達が出ておりますけれども、この牛乳の残留BHCの毒性は、やはり農薬からくるのであるというようでございますが、これについて使用禁止を現在行なっているのか行なっ……
○岡本委員 最初に、先臨時国会にこの法案を提出することになっておりましたが、できなかった。その理由としていろいろありましたが、それからこの法案が変わった。その中に、変わった理由として、測定器及び技術開発が非常に進んだ、そういうことによって変わったのだというお話がありましたが、まず、それについてもう少し詳しくお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 じゃ私の聞き違いだったか知りませんけれども、先ほど島本君の質問に対して、都道府県知事に権限というよりも市町村に対して権限をというのが変わった、大体大まかに変わったのはそれだけですから、その中で、当初はそういう技術開発あるいは測定器の開発がなかっ……
○岡本委員 これで終わりますが、最後に要請を一つ。
環境庁については、われわれも十分審議して、行政の実をあげるように大いに鞭撻するのにやぶさかではありません。同時に、公害企業からの政治献金はちょうだいしないという強固な態度、それも総理としてこの際発表していただければ、錦上花を添えることになるわけでありますが、私はそれをひとつ強く要請したいのですが、ここで言明できましょうか。
【次の発言】 先国会の公害国会においても、地方自治に権限を委譲するという要求をいたしまして、政府もそういう考えになったわけであります。
そこで、まずこの悪臭防止法について、この法案が通りますと問題が起こりますのは、すで……
○岡本委員 この特定工場における公害防止組織の整備に関する法律案の中から、特定工場以外の要するに公害、一つ事例をあげますと、兵庫県の淡路島の津名町の南の海を約二十七万七千坪埋め立てて、ここに鉄鉱石の基地をつくろうという計画があるわけですけれども、その計画を見ますと、輸入した鉄鉱石をここに置いて、それから各工場に送ろうという計画なんです。 これで一番心配なのは、こういった鉄鉱石をここに野積みをして置かれた場合、季節風、あるいはまた海のそばですから、ここは非常に風のきついところですが、そうした粉じんが町にどんどん入ってくる、こういうことで、現地の人も心配しておるわけですが、この公害対策を管理すると……
○岡本委員 通産大臣が外遊中ですから、大蔵大臣が臨時通産大臣ということですので、二点だけお聞きしておきたいと思います。
一点は、この公害防止組織の管理者法案が通ったからといって、これが制定されたからといって、実務担当者だけに責任を転嫁するのではなくして、事業者自体、たとえば大企業ですと社長が総責任者であるわけですから、そういった公害防止に対するところの総責任を持つように指導監督を十分にしてもらいたいと思うのですが、その点について……。
【次の発言】 もう一点は、これは昨日私が質問したのですが、もう少し要領が得なかったので、これは特定工場以外の事業所、すなわち一つの例を引きましたのは、兵庫県の……
○岡本委員長代理 いない。
【次の発言】 いたのだけど、帰ったそうです。
【次の発言】 わかった。
【次の発言】 厳重に注意しましょう。
【次の発言】 加藤清二君。
【次の発言】 私は、きょうは騒音の対策について質問をしたいと思います。
そこで、公明党で四十四年の十月の一日から十日間、全国一斉に総点検を行ないましたが、その公害の種類の中で騒音、振動、この被害意識の調査の中で、それが全体の四〇・三%、それから騒音、振動の中では、今度は交通騒音が五〇・〇六%、こういうように騒音でもって被害を受けている人たちが非常に多いということを示しておるわけでございますが、そこで私が前国会で内田厚生大臣に、……
○岡本委員 きょうは時間の都合であんまり長く質問はできません。したがって、きょうは一点だけお聞きしたいと思うのですが、それは昨年の年末の公害国会のときに、私が公害病で困っている皆さん方の救済について佐藤総理に質問し、総理としては答えができないというのか、厚生大臣が答えたわけでありますけれども、そのときには厚生大臣は、いま七カ所の指定地域をもっと範囲を広げますとか、あるいはまた救済については今後検討していきます、こういうような答弁があったわけでありますが、その後厚生省でどういうようにその救済対策を練り直しておるのか、これについての答弁をまずいただきたい。
○岡本委員 最初に、厚生省と通産省にお聞きします。 きょう厚生大臣に出てもらうように話してあったのですが、出てこない。したがって、公害部長のほうでは、責任ある答弁をしていただきたい。 そこで公害防止事業団法、この第一条に「工場及び事業場が集中し、かつ、これらにおける事業活動に伴う大気の汚染、水質の汚濁等による公害が著しく、又は著しくなるおそれがある地域におけるこれらの公害の防止に必要な業務を行ない、もって生活環境の維持改善及び産業の健全な発展に資することを目的とする。」というようにあります。それから公害防止事業団の業務方法書、この第六条にいろいろ書いてありますけれども、ここで公害防止事業団……
○岡本委員 まず最初に、セメント公害に対するところの政府の姿勢あるいはまた業者の姿勢というものは、非常に問題であろうと思うんです。 そこで、私ども臼杵のほうの現地を調査してきましたのですが、ここに写真を持ってきておるのですけれども、この風成の地区の人たちがなぜ反対をするかというと、この津久見の小野田セメント、この上へ上がってみますと、町じゅうまっ白、こういうような状態で、公害が起こることを非常に心配しておると思うのです。 先ほどからいろいろな発表がありましたけれども、「産業と公害対策」という本が出ておりまして、この中で中尾さんというセメント協会の専務理事の方が、こういうことを書いております……
○岡本委員 きょうは、今国会の本委員会の最後の日でございますが、五月十八日各紙が報ずるところによりますと、たばこに農薬汚染がされておる、煙にそっくりDDTが残留しておるというような報道がされておりますけれども、それについて専売公社は、無害説をいっておるというような反論があるだけで、この点がはっきりしない。
そこで、まず私は専売公社に、東京都の衛生研究所の所長さんもきょうは来ていただいておりますけれども、この発表されたデータをお認めになるのか、またどういうわけで無害なのか、これについてひとつお聞かせを願いたい。
【次の発言】 いまのあなたの説明によると、一日二十本というようなお話でありますけれ……
○岡本委員 特定電子工業及び特定機械工業振興臨時措置法案を審議するにあたりまして、最初にお聞きしたいことは、この電振法あるいは機振法が三月に一応失効になる、あるいは廃止になるということでありますけれども、この機振法あるいは電振法によりまして、わが国の機械産業が、戦後ある一部においては目ざましいところの発展を遂げてきておりますけれども、しかし、これの指定業種を見ますと、まだまだ伸びてない、まだそのてこ入れをしなければならぬというようにも考えられるわけでありますが、そうした出おくれたところの業種に対してはこのまま捨てていくのか。あるいはまた、この特定電子工業あるいは特定機械工業の法案の中に織り込ま……
○岡本委員 ただいま議題となっております法案につきましては、一応質疑を行なったわけでありますが、大臣に対する質疑を残しておりますので、時間があまりありませんが、その範囲内においてお聞きしたいと思います。 そこで、法案の中に目的として、「あわせて国民生活の向上に資することを目的とする。」とあります。ということは、公害防止機器の開発、あるいはまたそういうものを促進するということが、相当ウエートを占めておるのではないか、こういうことで、特に私どもが、この公害問題についておくれておることをいつもつぶさに見ておりますが、その中で低硫黄の開発について、直接脱硫あるいはまた排煙脱硫、こういう技術が非常にお……
○岡本委員 本論に入る前に通産大臣にお聞きしたいことは、最近の経済状況は、中小企業にとりましては倒産寸前というような状況になっておりまして、金融引き締めといったことによりまして景気が悪くなったというのですか、それで大体中小企業としては、いつごろ何とかこの底のような状態を切り抜けることができるのだろうか、こういう気を持ち、また日々の業務を営んでおるわけであります。通産大臣が、通産業務といたしまして特に中小企業対策を打ち出すためには、そうした景気の状態、変動をよく考えて、施策をされておると思いますので、大体の見通しについてひとつお聞かせ願いたいと思います。
○岡本委員 私は、特恵関税供与、この法案に入る前に、まずこの特恵関税供与について最初にお聞きしたいことは、わが国は海外援助を相当やっておりますけれども、名国からは非常に評判が悪い。たとえばピアソン報告の、一昭七〇年代の海外援助報告においては、日本は非常にきびしい借款を与えておる、そして結局他の国の犠牲において日本がもうけておるのだ、日本は寄生虫みたいなものである、こういうようなきびしいこともいわれております。アニマルといわれましたが、アニマルは四本足だ、寄生虫になったら足がないんだというような非常にきびしいことをいわれております。 それで政府が、昨年、低開発国に対するところの経済協力に対して……
○岡本委員 長々と言うと総理はわからぬらしいですから、時間がありませんから端的に……。 この特恵法案を審議しておりますけれども、こうした特恵供与、あるいはまた、ひもつきの経済援助というものをやめよということは、要するに南北問題の解決ということであろうと思います。そこで、先ほども総理が、一九七五年にはGNP一%までの援助をするのだということをお話しになりましたが、これはすでに昨年の五月にパリでそういうように約束していらっしゃると思うのですけれども、この根拠。 それからもう一つは、過去五年間の経済成長、これは名目一七%と他国では見られないくらい成長しているわけでありますが、一九七〇年から七五年……
○岡本委員 きょう、大臣も、それから政務次官もいないし、局長もいないので、少し残念でありますけれども、貿易研修センターについて少しお聞きをしたいと思います。
この貿易研修センターにおいて造反が起こった、こういうような新聞報道がありますし、また各種の報道もありますが、それによって私、内容を調べたわけでありますけれども、この貿易研修センター法による貿易研修センターがうまくいっているかどうか、これについてまずお聞きしたいと思います。現在通産省で把握している状態をまず説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 今後いろいろ考えていかなければならぬ問題がある、こういうことですけれども、しからば、こ……
○岡本委員 きょうは本国会の審議の最終日でありますので、この前に、当委員会で審議した分、あるいはその他の面で少しずつ確かめておきたいと思います。
最初に政務次官に。午前中グレープフルーツの問題について同僚の相沢委員から質問があったと思いますけれども、この自由化については、閣議決定もして、また国際的にも発表した。こういうときにおいてなぜ自由化がおくれるのか、これについてもう一ぺん明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 伝えられるところによると、ミカン議員というのですかね、ミカンの産地の議員が――これもまあ自民党ですよ。要するに与党の議員が相当圧力をかけているということを報道されているわ……
○岡本委員 私は、野党三党が提案いたしておりますところの事業者等の無過失損害賠償責任に関する法律案並びに政府が出そうとしておるところの無過失賠償責任の問題について、若干ただしてみたいと思います。
〔小澤(太)委員長代理退席、羽田野委員長
理着席〕
そこで最初に、この野党提案の無過失損害賠償責任に関する法律案の提案された理由を提出者から聞きたいと思います。
【次の発言】 まことによくわかりました。
そこで、なるほど日本はいま公害列島だといわれておりますし、それによって起こるところの被害者、これがいまたくさんございます。一万数千人ともいわれておりますし、まだまだ潜在したそうした被害者がい……
○岡本委員 最初に環境庁長官に……。 先ほど御決意を承りまして、環境保全あるいは公害対策について相当強い決意を披瀝されたように思いますけれども、これが後退をしないようにしていただきたい。特に、今度の環境庁長官はお医者さんであるということで、被害者の皆さんを救済するについては非常に適切な手を打っていただけるのじゃないかという期待をいたしておりますけれども、先般、長官が四日市においでになったときに、ぜんそくも心の持ち方である――これはおそらく、そういったぜんそくも気力をもってなおすのだから、ひとつしっかり気力をもって病気に負けないようにしなさいというような激励であったと思うのですけれども、それに……
○岡本委員 先ほど松本君から羽田空港の騒音問題について話がありましたから、私は大阪国際空港の騒音問題について若干質問したいと思います。 四十二年に航空機騒音防止法ができまして、そのころは大阪国際空港は一日に二百五十回、それが現在では四百六十回、多いときには一分三十七秒に一回というようなすごい発着の姿でありまして、現地の住民の皆さんも非常に困っておる。その抜本対策として、関西新空港をつくろう、こういうような案が出ているわけですけれども、この関西新空港の決定について、いつごろ、大体どういう方面というような審議をほとんど尽くされてきておると思うのですが、その経過についてひとつまず飛行場部長から…………
○岡本委員 最初に、弗素によるところの班状歯公害について質問をいたします。 飲料水の中に弗素がまじっておって、そのために幼児あるいはまた成育児童の歯にこういった症状が出ておるということが、一九一六年、米国のブラック及びマッケイという人が初めて発表をしております。また一九二八年、日本でも岡山県でこういった問題が発見されておりますが、最近、兵庫県の宝塚市におきまして、伊能という歯科医師が発見をいたしました。この宝塚市には昔から「はくさり」、歯が腐るというような地名もあるくらいで、子供さんの前歯及び臼歯といった歯に不透明な、光沢のない白墨様の点状、線状、帯状あるいはしま状、こういった不定形な、白く……
○岡本委員 関連。いま島本委員から名古屋の新日鉄の工場について質問があったことですけれども、この調査はだれがやったのか、どこからこのことが判明したのか、このことについてひとつ通産省から聞きたい。
【次の発言】 いま島本委員からも指摘がありましたように、この三角池、新四角池、四角池の三つの池があって、そこから排水のパイプが隠されておる、こういう問題について、あなたのほうはおそらく報告を受けたと思うのです。それに対してこれは重大だ、なぜかならば、この三つの池からどういうものが流れておるかというと、フェノール、シアン、砒素、なおその三角池にバキューム車を持っていってどんどんきたないものを流しておる。……
○岡本委員 大臣に率直にひとつ前向きに所信を明らかにしていただきたい、こういうことでお願いしておきます。 最初に、国際収支が大幅な黒字になった、大体八十億ドルになんなんとするようになってきた、こういうことで、最近、円の切り上げをしなければならぬじゃないかというような圧力が相当かかってきておるわけですけれども、それについて、わが国の輸出が増大したために、円の過小評価、こういうような批判が外国からありますけれども、大臣の考え方、円を非常に過小評価している――要するに何といいますか、どういう説明をしたらよろしいか、円を非常に切り上げなければならぬ、こういう外圧がたくさんあるけれども、それに対する政……
○岡本委員 最初に、委員長にお願いがございます。 いま、公害というものは、もうすでに犯罪である、それから後代の人たちの生命、そういうことを考えますと、これは相当力を入れなければならない時期に入っておると思うのです。昨年十四の法律ができたから、これでおしまいだというような考えではならないと思うのです。きょうは時間制限で非常にあれですが、今後もどしどし、この公害については委員会を開いていただいて、政府の姿勢を聞き、あるいは私どもも提案をして、公害を除去し、ひいては環境保全をしなければならぬ、こういうように思いますので、その点よろしくお願いをいたしたいと思います。
○岡本委員 時間が相当経過しておりますから、要点のみを申し上げ、また質問いたしますから、簡潔にわかりやすくお答えをいただきたいと思います。 十五世紀から十六世紀にかけて英国では土地の囲い込み運動、こういうようなことが起こりました。これは何かといいますと、小農民、小さな土地を持っている農民が、その生活基盤であるところの土地を追われ転落していった。これは、ちょうどその当時羊毛が非常に価格が高くなった。そのために土地を全部羊毛の羊を飼うところの土地に変えていって、とうとう最後には羊が人間を食ったという話があるわけです。これは昔の話のように聞こえますけれども、ちょうど現在のわが国の姿はそうではないか……
○岡本委員 最初に環境庁長官にちょっと確かめておきたいことがございます。 長官は、環境について非常に一生懸命にやっているように見受けられるのです。ところが、これからの自然破壊をやめていく、こういう姿勢も大事でありますけれども、現在起こっているところの要するに環境破壊、公害対策、これが若干抜けておるのではないかというように私は常々考えておるわけであります。やはり公害対策ということが一番大事である。当面いま被害がたくさん出ておるわけですから、これから環境破壊するというのをとめるのも大事ですけれども、対症療法、それもやはり大事である。何かいうと権限はないから、絶えずこういうようなお話をされるわけで……
○岡本委員 いま中村委員が質問したことに関連して質問をいたしたいと思いますが、法制局、来ておりますね。――法制局の見解として、独禁法二十四条の三の三項に「生産業者等は、第一項に規定する場合であって、技術的理由により当該事業に係る商品の生産数量を制限すること」とありますが、この「当該事業に係る商品」についての解釈をしていただきたいのです。その前にも「商品」というところがありますが、その商品とその原料である粗鋼とは違うのだという解釈がありましたが、しからば「当該事業に係る商品」、これは粗鋼になるのか、この点についてひとつ……。
【次の発言】 そこで、この前の項で、商品でなければ不況カルテルの行為を……
○岡本委員 最初に、いま審議されておりますこの法律案の題名ですね、国際経済上の調整措置の実施に伴う中小企業に対する臨時措置に関する法律案、こういうようになっておりますが、国際といえば、これは全世界と読めるわけでありますけれども、中を見ますと、アメリカ合衆国だけになるんじゃないか。このどこが国際になるのか。どうも私はこの最初の通産省の考えと申しますか、あるいは中小企業庁の考えから、非常にこの法案の適用範囲というものが縮小されたんではないか、こういうようにも考えられるわけでありますが、その点について、ひとつその経過あるいはまた大臣としてはどういうふうに考えておるか、お聞きしたいと思うのです。
○岡本委員 おとといに引き続きまして、今回の法案の中から、あるいはまたその関連として中小企業問題についてただしたいと思います。 おととい中小企業庁長官から、ドル・ショックによるところの倒産は、大体三十件ぐらいだというようなお話がございました。これは帝国興信所の調べでありますけれども、これ以外に、ひっかかってこないところの倒産が相当あるのではないか。あるいはまた、これから年末に向かっての中小企業の倒産というものは、非常に増加するのではないか、こういうように考えられるわけであります。特に本法案は、限定されておるように見受けられるわけでありますが、相当幅広くこれは適用しないといけないのではないか、……
○岡本委員 いま審議されておりますところの中小企業に対する臨時措置の法案に対しまして租税特別措置法、これは大蔵のほうで審議されておると思うのですけれども、やはりこの法案が母体の法案になりまして、そうして租税特別措置ということになると思いますので、ほんとうは連合審査でもやって、この法律ときちっと合っているかということを詰めておきたかったのですが、ここで大蔵省に来ていただいて、そして若干お開巻をしたいと思うのです。
この当法案に対する租税特別措置の概要を簡単にわかりやすくまず説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 第一点の欠損金の、当期に欠損であれば三年振り返って繰り戻し還付ができる、その……
○岡本委員 大臣の時間もあろうと思いますから、ただいま提出されております法案の審議で私が質疑した残り、それからそれにちょっと関連した問題について、最後にただしておきたいと思います。 そこで、十七日の委員会のときに、大蔵の考え方とそれから通産省のこの法案についての資本金の点について確実なお答えがいただけなかったわけでありますが、この法案に示すところの中小企業者、これは資本金が五千万以下ということになっておりますけれども、大蔵のほうでは一億以下の中小企業者に対しての課税の特例、こういうように少しこの五千万と一億とのギャップがあったわけでして、この点を明確にしておきませんと、地方自治体の知事が認定……
○岡本委員 ただいまのジュリアナ号の事故についての質問で、汚染した原油の処理といいますか、これはどういうようにしてやるのか。あるいはまた、中和剤でやるのだということですが、現在の手持ちの中和剤で十分これが解消できるのか、こういう点について、まずお聞きしたいと思うのです。一応これは保安庁のほうから……。
【次の発言】 そうしますと、わが国でいま、あまり遠いところはあれでしょうけれども、絶えず備蓄しているところの中和剤、これが現在何ぼぐらいあるのですか。そうしてこれを新潟のこの事故現場に輸送する、これもあまりおそくなったのでは結局何もならないわけですが、緊急に輸送していけるという量、それから必要な……
○岡本委員 年末になりまして、すでにドル・ショックあるいはいろんな問題で一番これから困るのが中小企業でありますが、まず中小企業の融資対策として、明確にひとつ中小企業庁長官から答えていただきたい。
【次の発言】 大蔵省来てますね――中小企業庁のほうで、当委員会でやかましく言ってこういった予算を計上しましても、結局必要なところに金が出ない、そういう事例がたくさんあるわけです。たとえば、市中銀行ではなかなか借りられない、それに対するこの三機関をつくって、そういうところに融資をして中小企業を守っていくというのでありながら、なかなか現実にはそうではないのですが、それについて大蔵省ではどういう指導をしてお……
○岡本委員 輸出保険法の一部を改正する法律案につきまして、先日の委員会に引き続いて質問をいたします。
保険の収支の問題点について少しただしておきたいと思うのですけれども、四十五年度の責任額、これを見ますと、四十五年の三月で六兆四千三百八十億ですか、それに対して支払い準備額が二百二十七億。その比率が〇・三五%でありますが、はたしてこれだけの大きな引き受け額に対して準備率が妥当なのかどうか。三十七年あるいは三十八年ごろでは約一%の支払い準備率になっておるのですが、大体これで妥当なのかどうか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは、四十六年あるいはまた来年の収支の見通しはどういうようにつ……
○岡本委員 十日の当委員会の質疑に引き続いて、大臣に確かめておきたいことだけを残しておりますので、その分について質問をいたします。 わが国の現状としては、やはりどうしても外国から資源を輸入し、そして輸出しなければならぬというような経済体質であろうと思うのですが、今度のアメリカのドル・ショックあるいはアメリカの経済によって左右されるというようなことでは、わが国の経済の基盤というものは非常に脆弱である。そこで、どうしても中国大陸との経済交流が必要であろうと思うのです。 そこで先般、十日に私、中国大陸の産品に対する関税の格差、これをひとつ一日も早くなくすべきである、こういうように要求をいたしたわ……
○岡本委員 約束の時間が非常に少のうございますので、いままでと重複を避けますけれども、もう少し詰めておきたいものがございますので、若干質問いたします。
この報告は中間報告あるいは県の報告だけである。環境庁としては、それならばいつごろ新しい調査団を編成して、いつからこの調査を始めるのか、これをひとつ明確にしておいていただきたい。
【次の発言】 いつごろそれを実施するのかね。
【次の発言】 これは先ほど官房長があまりはっきり言わなかったのですが、予算の関係もあるからというような非常にことばを濁したような答えだった。これが中間報告とあなた方がみなすならば、それならば大体の次にはどうするというスケジ……
○岡本委員 時間の関係で土呂久の問題につきましては同僚の瀬野栄次郎委員からまたお尋ねいたしますが、私は、こういった休廃止鉱山あるいはまた現存する鉱山から出てくるところのいろいろな物質によって被害を受けなければいいわけでありますが、健康被害あるいはまた農作物の被害、こういうものが出てくる。そこで一つの例をとりますと、今度の亜砒酸の問題でもなかなか県は認めようとしない。 同じようにカドミウム公害につきましても、見ますと、三十年くらいかかって初めて症状があらわれる、この症状が発見されたならばもう処置がない、死ぬのを待つよりしかたがない、こういうことではならないので、まず何といってもこうした被害者の救……
○岡本委員 いま論議されておりますところの市川流域のカドミウム汚染につきまして、若干私も質問いたします。
まず、市川流域の汚染調査をなさいました。それから福島県の磐梯町の調査もなさった。これは私も現地を調査してやったわけですが、この相違について、まずこれは農林省のほうからお聞きしたい。米の交換とかいろいろなことがあると思いますけれども……。
【次の発言】 そこで長官のほうにお聞きしたいのですけれども、いま食糧庁から話があったように、カドミウム汚染米の政府手持ち、これが四十七年度だけを見ますと、要するに福島県の磐梯町では一PPM以下が百七十七トン、それから一PPM以上が十八トン、それに対して市……
○岡本委員 長官、いま聞いておりますと、私十日の日に当委員会でやりましたが、国の鑑別診断班の検討をする、これは確かにいいことと思いますけれども、ここでひとつ頭に入れていただきたいことは、兵庫県の健康調査委員の中に土屋さんという慶応大学の教授がおるわけですが、この人は富山でビラをまいて、イタイイタイ病はカドミウムが原因ではないのだ、こういう変なことを言って非常にひんしゅくを買った人であり、また裁判では会社側に立って反証の証人になっておる人です。したがって、これは中立ではないと私は思う。もう一人、先ほど話がありましたかどうかわかりませんが、もう一人の武内さんというのは、これは富山の裁判所で証言が変……
○岡本委員 最初に長官に、昨日わが党の林君が予算委員会で聞きました無過失の法案につきまして、これは最初の長官の考え方、要するに環境庁の考え方からずいぶん後退したのではないかということで、確かに推定規定を抜いたということは非常に後退しておるということで、昨日も長官に答弁いただいたわけですけれども、いずれにしても、聞くところによると、これはまあ新聞報道ですが、業界やあるいはまた自民党さんのほうから圧力がかかったというようなことも聞いておりますが、ただいまの心境をひとつお聞かせ願いたい、こう思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 確かに最初に出されたのは、まあわれわれいま三党で対案をつくって……
○岡本委員 ただいま議題となっております公害等調整委員会の設置法について、これを見ますと、土地調整委員会と、それから中央公害対策審議会、これを一緒にしたような状態ですか。
そこでまず土地調のほうを先にお聞きしたいと思うのですけれども、土地調整委員会が発足しましたのが昭和二十六年。これから大体何件くらいの調整業務を行なっているのか、この実態についてひとつ明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 行政管理庁のほうから、この土地調整委員会について御意見が出されていたのでありますが、これについてもう一ぺん、ひとつ行管のほうから明らかにしてもらいたいと思います。
○岡本委員 先回の当委員会で公害等調整委員会設置法案について質疑をいたしましたが、あと残りの分がございますので、お聞きしたいと思います。
四十二条の八項で「共同の利益を有する当事者が著しく多数であり、かつ、代表当事者を選定することが適当であると認められるときは、裁定委員会は、当該共同の利益を有する当事者に対し、相当の期間を定めて、代表当事者の選定を命ずることができる。」というようになっておりますけれども、具体的にはこれはどういうようにするのか、この点について答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 その場合、これが逆に今度は複数原因者の場合だれを代表当事者にするかということが非常に無理が……
○岡本委員 私もこの特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案について若干質疑をいたしますけれども、環境庁長官の構想について、こういう記事が出ているのです。小鳥のさえずりが遠からず日本じゅうにあふれる日がやってくるでしょう、日本を中心とした愛鳥ネットワークを推進したい、こういうような発言がありましたけれども、はたしてこのアメリカとの渡り鳥条約、それから現在審議しておりますところのこの法律で、小鳥のさえずりが日本じゅうにあふれる日が来るだろうか、非常にこの点が疑問なんですが、この点について、どういう確信があって、これは長官が言うたのですけれども、環境庁としてはそういう小鳥がさえずる日が遠からずやってく……
○岡本委員 特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案について、この法案では特殊鳥類の譲渡並びに輸出入等のみに限って規制しておりますが、こういった特殊鳥類を特別に保護し、またその絶滅を防止するための措置あるいはまた組織あるいは予算、こういうことはどうなっておるのか、ひとつこれを聞きたいと思います。
【次の発言】 非常にお寒い対策ですね。それを言ってもしかたがありませんが、これから調査するところの千がたの保護費がわずかに二百十九万円、二百五十万とおっしゃったですが、十カ所とすると一カ所が二十五万となりますが、この十カ所はどこどこですか。
【次の発言】 あなたのほうで予算要求したり、あるいはまたこの十カ……
○岡本委員 時間があれですから率直にお尋ねしますから、明確に答えてください。 そこで、四十二条の十二の二項、この不受理の問題につきまして、先般の委員会でも詰めたのですけれども、受理を原則とするというのであれば、四十二条の十三の不適法な責任裁定の申請で、ここで却下することができるのですから、やはり受理をして、いけないものは却下する、これが正しいのではないかと私は思うのです。そこでその観点から他の質問をしたいのですが、この「被害の程度が軽微であり、」というところでありますけれども、先般小澤委員長のお答えでは、それが百件でも五百件でも当然取り上げなければならない、こういう結論です。そうしますと、損……
○岡本委員 きょうは当法案の最後の詰めをしておきたいと思います。 そこで文部政務次官に伺いますが、愛鳥教育、日本の現在を見ますと、非常に鳥を愛するという気持ちがなくなっておる、鳥のほうが逃げていくというような現状でありますので、この愛鳥教育についての提案として、一つは大学の教育課程の講座に野鳥保護を入れる、なぜかならば、現在技術者が少ないわけでございますので、こういった法律ができましても、日本の現状では、結局鳥を非常にかわいがる愛鳥家が寄っていろいろなことをやっておるということで、いかにたくさんの法律をつくりましても、これを監視監督する者がいないという面を考えますと、そういった技術者が必要で……
○岡本委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま御提案のありましたポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する件について、賛成の討論を行ないたいと思います。 すでに御承知のとおり、PCB汚染問題につきましては、昭和四十三年のカネミ油症事件以来強く指摘されていたものであります。しかし、最近になって、再び全国各地にPCB汚染問題が出てまいりました。特に近畿地方を中心に、大阪の母親十五人の母乳からは最高〇・七PPMのPCBが検出されております。その母乳を体重五キログラムの乳児が一日一リットルの割合で飲みますと、実に〇・七グラムのPCBをとることになるのであります。これが十週間も続きますと、こうしたカネ……
○岡本委員 ただいま議題になっております無過失賠償責任法について若干質問いたしますが、最初に、本法案で大気汚染あるいは水質汚濁、こういう無過失賠償責任が認められているところの範囲を、まず大気汚染と水質汚濁に分けてはっきりしてもらいたい。
【次の発言】 この質疑を通じまして、大気汚染それから水質汚濁、その無過失責任を認めるという物質、これをひとつはっきりしておいてもらいたい、こういうことなんです。
【次の発言】 そうしますと、これはぼくのほうの調べたところによると、いま現在問題になっておるところのPCB、この汚染問題についてはやはりこの法の適用になるのかならないのか。それから、今後新しい有害物質……
○岡本委員 私はちょっとこれから建設との連合審査に行かなければなりませんので、二問だけ先にお聞きして、あと同僚の方にお願いしたいと思っております。 先に関田先生にちょっとお聞きしたいんですが、この推定規定、これはいま盛んにいわれておりますところの挙証責任の転換、このために私はこれはたいへん必要であろう、政府のほうでは倒達経路の推定だけだから、これはたいしたことないのだ、抜いてもたいしたことないのだというお話ですけれども、まあ加害者と申しますか被告が、推定された場合にその証拠をあげて反論しなければなりませんので、これはたいへん必要であろう、こういうふうに思うんですが、これについての御意見をひと……
○岡本委員 私がきょう出席要求をしておる海上保安庁長官、来ておりますか。
【次の発言】 やはり重要な法案ですから、この法案に対してのいろんな角度から現実に立って審議をしなければ、ただ法律の上で論争してみても結局何にもならない、こういうようなことから、実は参考人にも来ていただいて、そしていろいろの意見を聞いたわけです。したがって、委員部のほうに、私はどうしても海上保安庁の責任者、長官、もしくは一歩譲って次長をすぐ呼んでいただかないと、質疑が非常にしにくいわけです。その点、委員長のほうでどうかひとつ御配慮をお願いいたします。したがって、それまで、時間が非常に制約されておりますので、あとは残すとしま……
○岡本委員 ただいま海上保安庁の次長さんから、この前の答弁がございました。これは環境庁長官に先日私が質問したわけでありますが、こういうように住宅を企業におんぶする。そういうことを行ないますと、やはりどうしても民間側のほうから見たり、あるいは住民の側、国民の側から見ますとおかしい、こういうことになるわけでございます。また事実どうしてもやはり、何といいますか、取り締まりについても手心というのはおかしいのですけれども、あまり強いことを言いにくい場合もございましょう。したがって、私、そのときの提案としては野党の規制措置請求、すなわち「公害によって生活環境が汚染され、損傷され、若しくは破壊され、又はその……
○岡本委員 それでは武内先生に先にお聞きいたしますけれども、武内先生、先ほど私のほうへはあなたの意見は違うのだというような反対のあれも全然来ていないというようなお話でございましたが、これは大石環境庁長官に対して、富山県のイタイイタイ病の協議会あるいは対策会議といいますか、こうした人たちから、厚生省見解を否定する立場であり、三井さんの弁護に立つ立場であるから、今後これを解任してもらいたいというような要求書が来ておるのです。ですから、先ほど言ったのとちょっと私は異にしたわけであります。 それから村田先生は三井金属、要するに富山県のイタイイタイ病裁判についてのいろいろな関係はございませんか。弁護す……
○岡本委員 去る二十三日の当委員会におきまして、ただいま報告がありました件について私は環境庁長官に質問をいたしましたが、長官は、私はこの調査に対して直接タッチしてないからわからないから、あとで調べてはっきりと当委員会で明らかにする、こういうことであったのでありまして、いまそういったお話がございましたが、いまのお話の中で、排水を分析をするのではなくして海水を分析するのだからというようなお話がありました。いずれにしましても、この同列企業、要するに住友金属鉱山あるいはまた住友化学、こういった会社から出ている廃液によって大きく汚染されておるということを私ども当委員会で前に言ったことがあるのですけれども……
○岡本委員 光化学スモッグに対する退治方法、これをずばりひとつお聞きしたいと思うのです。東京都の佐藤公害局長からひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこで、自動車排気ガス対策について、アクロレインが光化学スモッグの公害の非常な原因ということを見のがしてはならないというような、これは加藤先生の研究があるわけですが、これに対して都の対策としてはどういうことでございますか。
【次の発言】 次は木内長官にひとつお聞きしますけれども、光化学スモッグによってこういった人体被害、なお植木の葉が多量に落ちている、こういうようないろいろな被害が起こっているわけでありますけれども、こういったものに対する……
○岡本委員 ただいま審議されているととろの無過失法案について、私も若干質問をいたします。
因果関係の推定については先ほどからもだいぶ論議がございましたが、因果関係の推定の削除によるところの本法の解釈はすべて裁判官にゆだねる、こういうことでありますからその判例をもう少し聞いておきたい、こう思うんですが、これは法務省の古館参事官から聞きましょう。
【次の発言】 そうしますと、人体被害、健康被害になりますと、その三つとも公害病に認定された、そういう人たちであろうと思うのですが、それはそれとして、まず富山県のイタイイタイ病の裁判が行なわれた。そして病因はカドミによるところの慢性中毒がイタイイタイ病の……
○岡本委員 ただいま議題になっておりますところの自然環境保全の法案について若干質問いたします。
まず、この法案は基本的なことをきめておるのか、あるいはまた実体法なのか。中を見ますと、相当実体法的なところがあるのですが、これについてひとつはっきりお答え願いたい。
【次の発言】 そうしますと、実体法でございますれば、抽象的なことではぐあいが悪いのではないか、こう思うのであります。
そこで、本法の第一条、目的のところで「その他の自然環境の保全を目的とする法律と相まって、自然環境の適正な保全を総合的に推進」するということでありますので、この「相まって」というのが非常に抽象的のように考えられるわけで……
○岡本委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党を代表いたしまして、休廃止鉱山の鉱公害対策の確立に関する件について、決議すべしとの動議について御説明いたします。まず案文を朗読いたします。 休廃止鉱山の鉱公害対策の確立に関する件 最近、各地の休廃止鉱山において、カドミウム等の重金属による鉱公害があいついで顕在化し、重大な社会問題を惹起するに至つている。休廃止鉱山の鉱公害は、その影響するところ極めて広範かつ深刻であるので、これについてはもとより鉱業権者等が全面的な対策を講ずべきではあるが、なかには鉱業権者等の不存在又は鉱業権者等が無資力である場合等が数多くみられ、現行……
○岡本委員 最初に田中通産大臣にお聞きいたしますけれども、通産大臣は先ほど近江委員の質問に答えて、吉田書簡についての答弁がありましたけれども、中国大陸に対して、わが国が日支事変から約一千万人の人を、中国の国民を殺しておる。そして、私もそのうちの一人ですけれども、私は殺したことはないのですが、そういうことで、当時の軍国主義、軍閥が中国に侵したその侵略は、この前、佐藤総理は、確かに申しわけない、こういうような謙虚な反省をしておる、こういうことの答弁がありましたけれども、通産大臣としてどういうふうにその点をお考えになっておるか、その点をひとつ……。
○岡本委員 三時から大臣がこちらに来るというお話だったので、そういう考えで問題を提起しようと思ったのですが、それでまずお聞きしたいことは、豊かで平和な沖繩県づくり、この沖繩国際海洋博を計画するについて、こういう将来の沖繩を考えてこの国際海洋博を計画したと思うのでありますけれども、そうすると、もらった資料を見ますと、沖繩を世界の海洋についての開発と学術研究の中心にする、こういうようなテーマが出ておりますけれども、これをまず具体的にお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 そうしますと、そういう目的のもとにこの海洋博を計画するのであれば、いまあなたがおっしゃったような計画が、先ほどから聞いておりま……
○岡本委員 石油開発公団法について少しお尋ねをいたします。
この法律の目的の中に、低廉かつ安定というようなことがありますが、先ほども松尾委員から、低廉について、どういうことが低廉というのかという質問がありましたから、その基準について局長からお聞きいたします。
【次の発言】 ちょっとむずかしい質問だから。これは政治的配慮が必要だから政務次官ちょっと聞いていてくださいよ。
佐藤総理がこういうことを言っていますね。円の切り上げの後の発言で、円の切り上げによってリスクのあると予想される資源の輸入等は、たとえば石油などは絶対に値上げしてはならない、こういうように言っておるわけであります。ということは……
○岡本委員 同僚委員がきのう、それからきょう質問いたしましたので、私は大臣に詰めなければならぬ問題があったわけで、大臣がまだお見えになっておりませんから、それまでの間、少しただしておきたいことだけを政府委員にいたします。 消費者の立場に立った割賦販売の改正法でありますが、そこで、消費者の苦情がもっとも多いのは、訪問販売方式による契約関係で、同僚委員からもお話があったかわかりませんが、特に外国系の書籍の販売業者、ブリタニカですか、ここの問題が相当問題になりましたが、その後もまだあとを断っていないというような状態でありますが、もう一度通産省から、どういう指導をしどういう監督をしたのか、ひとつこれ……
○岡本委員 最初にちょっとお聞きしたいのですが、この制度ができて約七年、加入者が二十五万人余りですか、この事業団の状況を見ますと、非常に進行状態がのろいように思うのですね。これは普通の生命保険あるいはまた普通の企業だったら、こんなにゆっくりしていたら全部企業がつぶれてしまうわけですよ。ですから、親方日の丸的な状態とは思いませんけれども、どういうところに隘路があるのか、それをどういうように是正しなければならないのか、これをひとつ参考人の秋山理事長さんからお聞きをしたい。
【次の発言】 結局七十人ですか、先ほど聞きますと、これは東京にみんないて、はっきり言うとPRが足らないのですよ。ぼくがあっちこ……
○岡本委員 ただいま議題になっております計量法の一部改正について、私もまず消費者保護の観点から、家庭用計量器の性能を維持向上するための措置を講ずるというような資料をもらっておりますけれども、現実をあちらこちら見ますと、たとえば主婦の方、そういう団体、そういう人たちがずっと現地を回って、市場とかあちこち回りますと、量目が、計量器がきちっとしていない。そういうような問題がちょいちょい出ているわけであります。 そこで、この計量は国と都道府県単位で実施されているというように聞いておるのですが、いま特定市というのがありますね。大臣が許可をした特定市、これが七十五市ある。それ以外のところは、そういうよう……
○岡本委員 最初に、私どもも、離島振興につきましては一審大切な問題である、こういうことで本提案に対しては賛成をいたす次第でありますけれども、ちょっとその前に一つだけお聞きしておきたいことがあるんですが、漁港というもの、これは私も現実を見てまいりましたけれども、地方公共団体がこういう離島に対して事業をやるにつきましては、国の費用が全額なければなかなかやらないというようないままでの姿を見てまいりましたので、この漁港あるいは空港、いままで百分の百、一〇〇%の補助率であったものを百分の九十五あるいは百分の九十にした。私ちょっとこの点についてもう一度提案者のお考えをただしておきたいと思うのです。
○岡本委員 ただいま議題となっておりますこの法案の中で、公取委員長にまずお聞きしたいのですが、最近の商法の中で、あなたに抽せんの結果五万円の商品が当せんしました、ついては、あなたは五千円の入会金をお支払いください、こういうように通知が来る。そしてこの五千円を払い込みまして、そうしますと申し込み者に無料の増呈品を出すというような広告が出てくるわけです。ところがこれをよく見ますと、五千円によって五万円の物品をもらえるのかと思ったら、そうではない。結局、結論的から言えば、まあもらえるのはたいしたことはありませんで、あと品物を送ってきたものに対して、今度はあらためて請求が来る。その品物も非常に粗悪品で……
○岡本委員 現在議題となっておりますこの特繊法について若干質問をいたしますが、米国の一方的な繊維製品の輸入制限、これによってわが国の輸出繊維業界が大きく打撃を受けておるわけですが、国がこの過剰ミシンを買い上げるというようなことになっておりますが、昨年、本年、日本輸出縫製品工業協同組合連合会、これにどのくらいの補助金を出したのか、これをまずお聞きしたい。補助金といいますか、買い上げ資金ですね。
【次の発言】 そうしますと、私どもの調べによると、通産省の設備買い上げ計画による縫製ミシン、それから仕上げ機、裁断機、こういうものを合わせて約三十五億円相当、約一万七千台、こういうようになっておるのですが……
○岡本委員 ただいま審議されております法案で、私に時間を少しいただいて若干お聞きしたいことがございます。
この工業再配置促進法、この法律が通りましたならば、相当工場分散ができるかどうか。先ほど大臣のお話では新しいところへどんどんつくるのだというようなお話でございましたが、その点について、効力についてまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 次に担当局長にお聞きしたいのですが、この法律を作成するにあたって、いままでの工業団地だとかあるいはまた既成の法律で相当そういった団地なんかつくったりしておりますが、そういったものの点検をして、そうしてまたこの工業再配置促進法に合うように、そういった面の関……
○岡本委員 先ほど加藤委員から質問しましたPCBの問題につきまして少し詰めておきたいと思います。 いま大臣は回収をするというお話でありますけれども、はたしてほんとうの回収ができるのかどうか。印刷インキ工業会、ここに行って調べますと、現在PCBのインキ、こういうものがどこに行ったかさっぱりわからなくなっておる、実態がつかめない、こういうことを言っておるわけであります。なおその上に、印刷をしたノーカーボン紙、こういうものが各所に、ユーザーに行っておって、どうやって回収するのか、この点について大臣は自信があってああいうようにお答えになったのか、あるいはその場限り、こういうことなのか、一ぺんそこのと……
○岡本委員 運輸大臣がまだ入っておりませんので、その前に、所管の環境庁長官がいらっしゃいますので、赤潮問題について、先ほどもお話がありましたが、今度瀬戸内海の赤潮でハマチが八百万匹ですか、大量死している、こういうことは、環境庁がこの赤潮対策に乗り出したとたんに起こったというようなことでありますが、そこで、この救済もさることながら、私はまず海水の汚濁の原因ですね、これとそれから海水を浄化する方法、これについてどういう見解を持っておるか、ひとつ大臣あるいは所管の局長からでもいいですから……。
【次の発言】 そこで、大臣に提案ですが、科学技術庁の調査、こういうものによりますと、海水が自然浄化されてい……
○岡本委員 瀬戸内海の赤潮対策について、さきの委員会で少しやりましたが、もう少し詳しくこの詰めをしておきたいと思うのです。 そこで、瀬戸内海の沿岸四県、兵庫県、徳島県、香川県、岡山県、こういう四県の被害が、現在だけでも九百万匹、ハマチの被害がある、こういうように報道され、また私もつぶさに現地を調査いたしましたが、現地の業者の皆さんの最大の希望、まず今後このハマチ養殖、あるいはまたここで瀬戸内海において将来漁業が可能なのかどうか、そういうように非常に深刻になっておるわけでありますが、それに対するところの対策として、また率直に言って可能なのかどうか、これをまずひとつ水産庁長官からお聞きしたいと思……
○岡本委員 最初に、環境庁長官に一言だけお聞きしますが、瀬戸内海の環境保全の特別立法といいますか、そういう法律はいま検討いたしておりますか。また次国会にそれを出しますか。いかがですか。
【次の発言】 長官、あなたえらい腰が弱いですね。これは環境庁長官が全部の指導権を握ってやらなきやならないのですが、それを国会にやらない一いうことになってきたら、当委員会でも議員立法ででもやらなきゃいかぬというくらいなきびしい気持ちでわれわれも現場を視察してきたわけですが、いまのようなやる自信がないというのは困ります。やる自信で臨みますか、いかがですか。
○岡本委員 最初に環境庁のほうにお聞きしたいのですが、最近、各地方自治体あるいはまた各市、府県で非常に問題になっておりますのが日照権の問題ですが、公害対策基本法では日照権は抜かれておる。この野党三党の環境保全基本法にはちゃんと日照権というものをうたっておるわけでありますが、ここで問題は、横浜市あたりあるいはまたあっちでもこっちでも独自の基準をきめようという機運が起こってきておるわけであります。それはなぜかと申しますと、この紛争が絶えない。また最高裁判所の判決でも、日照権は法的保護を要する権利である。したがって、こういう問題で裁判にかけたりしますと非常に長引く。そのために今度はいろいろな迷惑がか……
○岡本分科員 私は、きょうは航空機の騒音問題についてお聞きしたいわけでありますが、特に最初にお聞きしたいことは、万博を控えまして外国からも非常に多量な飛行機が来る、こういうことになりますが、現在、大阪伊丹の国際空港はたいへんな状態になっております。一つ例をとりますと、すでに御承知と思いますけれども、人体に非常に大きな被害が出ておりまして、たとえば高血圧で次々と倒れていく老人、あるいはまた絶えず目まいに見舞われているところの奥さん方、こういう人たちが、もうこれ以上はたいへんだというわけで、私のほうにたくさんな手紙が来たり、何とかしてもらいたい、こういう訴えがあるわけであります。特に現地のほうで問……
○岡本分科員 私は、最初に、時間があまりありませんから、おととい開幕されました万博の状態から申し上げますが、大臣もああしてお行きになったからおわかりと思いますけれども、万博を控えまして、第二阪神国道と第一国道というのが終夜にわたって非常に交通が多くなってまいりまして、したがって、事故も非常に多くなってくるのではないか、こういうことで、現地のほうからも、この第一国道あるいは第二阪神国道の終夜の点灯をひとつやってもらいたい、そうでないと付近の人が安心して生活ができない、こういう陳情を受けておりまして、現地に行ってまいりますと、物資を運んだりするために、最近は非常に車の回数が多くなりました。したがっ……
○岡本分科員 私は、去る一月の二十七日岩手県の衛生研究所で開かれた宮古市の公害についての研究会で、宮古市の閉伊川の河口部にある水質汚濁の原因について、その原因が、同市のラサ工業の宮古工場の廃液によるものである、こういうように岩手大学の後藤達夫教授が報告しておりますが、この報道を聞きまして、さっそくわが党では調査団を派遣いたしまして、私もその調査団の一員として現地に参りました。 その中できょうは水産関係について御質問を申し上げたいと思います。 そこで水産庁の長官にお聞きいたしますけれども、現地に参りますと水産事業における被害が非常に甚大である。すなわちカキの養殖組合の陳情によりますと、養殖カキ……
○岡本分科員 私は、きょうはわずかな時間ですから経済企画庁長官に、いま一番大事な公害問題につきまして、水質保全の法案が出ておりますから、そこであとこまかく審議したいと思いますけれども――いままで水質保全の問題について経済企画庁でこれをおやりになっておる。考えますと、経済企画庁でこの問題をおやりになるというのは非常におかしいのじゃないか。大体物価の問題あるいはまた国民生活、そういった問題をやるところであって、大体建設省とかそういうところでやるのが普通じゃないかと私絶えず思っておるわけであります。その水質保全の行政について、いままで水質基準をきめる場合に何と何と何をきめていらっしゃったか。これをひ……
○岡本分科員 私はきょうはきわめて身近な問題をとらえまして、大臣に提案申し上げると同時に、また御質問を申し上げたいと思います。 そこで、いよいよ一兆円という国費を投じて開幕されました万国博覧会、非常におめでたいわけでございます。私どもまた国民は、みんなこの万国博覧会を通じまして国際親善あるいはまた大きな貿易の拡大、こういうことになるように、何とか成功したい、こういうように考えているのは私一人ではないと思うのであります。 そこで、初日にあたりまして、一つはエキスポランドの空中ビュッフェですか、これがとまりまして、約三時間半、これに乗った人たちが非常に若労をして救出された、こういうようなことも……
○岡本委員 私は、最初、総理に申し上げます。 あなたは世紀の四選をやってのけ、国民のあなたに対する期待は実に大きいと、だれよりもあなた自身が自覚されておると思うのです。いま総理には巨大な権限がある。したがって、公害問題を解決しよう、こう思われれば、あなたお一人の考えが非常に大きく影響すると思うのです。こういうような意味で、質問に対してはどうかひとつ、国民に直接お答えしているんだ、こういう気持ちでお願いしたいと私は思います。 そこで、けさの各新聞の報道を見ますと、昨日来のこの国会審議を見た公害患者の方々が、あるいは失望し、あるいは怒りを覚えておる、こういうようなことが報道されております。御承……
○岡本小委員 私は三月二十三日に佐藤総理に対して質問をいたしましたが、ちょっと二、三点、もう少し詰まっておりませんので、この点について質問いたします。 石油の備蓄なんですが、いま二十日分くらいしかわが国にはないというので、佐藤総理も、私の提案によって、六十日くらいのものを確保しなければならぬというような話があったのですが、現在の見通しはどうでありますか。 なお、もう一つは貯蔵ですね。貯蔵が、総理の答えによると、タンカーに積んでおるのだ、海上貯蔵だというようなことを言っておるわけですけれども、それは非常にもったいないんじゃないか。どういうふうに考えますか。
○岡本小委員 私は前回の当委員会におきまして、石油の開発問題についてお聞きをしておきましたが、そこでもう一つはっきりしなかったことがございます。それは石油開発公団が、公団法を改正して海外の石油開発に乗り出していかなければならないというような提案をしたわけでありますけれども、本田局長からは、ただ、技術あるいは情報、あるいはまた人材の養成、こういうようなことしか考えていない、そういう答弁であったと思うのです。それは、もう一ぺんはっきりしてもらったほうがいいと思うのですけれども、その提案の理由は、たとえば産油国の開発について、いま、ドイツやフランス、こういう出おくれた各国が働きかけておる。たとえばイ……
○岡本委員 環境庁設置法案に対する質問の前に、いま島本委員からいろいろと質問がありましたからできるだけ重複は避けたいと思いますけれども、最初に、この環境庁の生みの親である山中長官から若干姿勢だけを伺っておきたいのです。 それは、御承知のように西ドイツでは四百年で三%の環境破壊をした。しかし、日本は十数年で三倍以上の環境破壊をしている。したがっていま公害列島だ、こういうぐあいにいわれておりますが、そこでこのまま推移しますと膨大な人たちが住めなくなる、同時に、公害の患者がたくさん出るところではもう住めなくなるというような状態であります。したがって、ここで経済の発展が若干鈍化してもほんとうに環境破……
○岡本分科員 私は最初に運輸大臣に答弁をいただきたいのですが、御承知のように、成田空港問題、この問題につきましては、私が四十二年に当時の運輸大臣に、ただ場所を運輸省で指定する、許可する、あとは公団まかせだ、こういうようなことでは将来禍根が残るのではないか、ひとつ大臣も行って、住民の皆さん方の意見をよく聞いていただかなければならない、こういうふうにも言いまして、当時大橋さんだと思うのですが、お行きになった。時おそかったわけですけれども、そういうことで、いま非常に感情問題になっております。新聞やテレビ、あるいはいろんな報道を見ますと、小学生あるいはまた婦人、子供がそうしたものに巻き込まれておる。と……
○岡本分科員 私は本論に入る前に、厚生省は明治百年来の歴史の中で、あまりいいことをしなかったけれども、いいことをなさったのが二つある。それは来年から始まるところの児童手当、それから次には公害病の認定をした。イタイイタイ病あるいは水俣あるいはまた阿賀野川の水銀中毒事件、これは非常に高く評価されてよいと思うのですけれども、たとえばイタイイタイ病事件の状態を振り返ってみますと、イタイイタイ病と取り組めば選挙に落ちるというジンクスがあったので、なかなかイタイイタイ病に取り組むことがなかった。われわれ何とかしてこの人たちを救わなければならぬということで、現地にも行きました。ところが厚生省が調査をする、そ……
○岡本委員 昨日、大蔵大臣が、沖繩問題より大事なところがあるということで出席がなかった。そのために、委員長にお許しを得まして、きょうは関連の質問を、大蔵委員の立場からさせていただきます。 そこで、沖繩開発公庫、この構想については、商工中金を除いた政府三機関あるいはその他あらゆる金融機関を吸収し、統合しておる。なお、沖繩開発金融公社あるいは大衆金融公庫を合併したものでありますから、そこで考えられますことは、力の弱い中小企業者、この人たちが特に金融を受けるときに、手続について、あるいはいろいろなものについて非常になれていないのではないか。したがって、先ほど話がありましたように、金融の一番便法とし……
○岡本委員 総理は、沖繩返還にあたって、豊かな平和な沖繩づくり、こういうことをたびたび言っておりますけれども、基地が二〇%もある、それからその経済が七三%も基地経済に依存しておる、こういうことではたして沖繩県民が平和で豊かな生活ができる沖繩になるのかどうか、非常にこの点について疑問を持つわけでありますけれども、そこでまず私、端的にお伺いしたいことは、将来も米軍基地をこのまま認めるのかどうか、またこのまま残しておくという考え方があるのか、これからまずひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そこで、私どもが商工委員会で調査に参りました。そのときに皆さん方の御意見を承りたい、こういうように商工……
○岡本委員 ただいま審議されておるところの琵琶湖開発につきまして、私は公害並びに環境保全の立場から若干質問をいたします。 そこで、この法案を見ますと、下流の水需要のために水位を一・五メートル下げる、こういうことだけでは、今後また水需要が出てくるとまたこのような問題が起きる。そこで一番大切なのは水質の保全ではなかろうかと思うのです。水質が悪くなれば、とうとう琵琶湖が死んでしまうということになれば、これは何にもならない。そういう面からひとつ質問を申し上げますけれども、最初に取り上げたいのは、同僚の北側委員からも話があったと思いますけれども、私どもの調査班が、きれいにする会とともにこの調査をいたし……
○岡本委員 参考人の方には長時間たいへん御苦労さんです。もうしばらくですから、ごしんぼう願います。 そこで、昨年の十二月の十八日に愛媛大学の立川先生に分析をしていただきましたが、富士周辺、すなわち田子の浦のヘドロにつきまして、この問題の中で湿泥、これが七〇〇PPM、それから乾土でございますが、一五〇〇PPM、ヘドロが四七〇〇PPM、それから同じくヘドロ、とる場所がちょっと違うのですが、二三〇〇PPM、こういうように分析をしていただきました。 そこで、先般田子の浦のヘドロの処理について視察に行ってまいりましたが、現在九十万トン以上、こういったヘドロがある。それから毎日六十万トンから八十万トン……
○岡本委員 わずか三十分で三人ということですから、明確に答えてもらいたいと思います。 そこで、先ほどからも論議がございましたが、公害の行政の一元化をはかるために公害対策基本法も不十分ながら改正しまして、そして環境庁というものができたわけですが、そこでこの規制基準は環境庁で、食品の許可基準は厚生省、製品の製造は通産省、それから特に魚に問題がありますが、養殖関係の餌料については農林省、それから分析方法は科学技術庁、こういうことではこのPCB問題は解決をしないと私は思うのです。そこで、まずこれだけでも解決するために一つのプロジェクトチームをつくって根本的に解決をしなければならないと私は思うのです。……
○岡本委員 きょうは休廃止鉱山にまずしぼってお聞きをいたしますが、これは公害対策並びに環境保全特別委員会におきましても、この問題はさんざん論議をされましたけれども、結論として鉱山関係の鉱業法が通産省の所管になっており、したがってどうしてもやはり通産省の強力な指導と申しますか、対策と申しますか、これがなければ、この全国の休廃止鉱山の鉱害というものがなくならないというような意図から、きょうはこうして連合審査ということになったわけでありますけれども、ちょっと順序を変えまして、ただいま石川委員からもお話がありました、この休閉止鉱山の鉱公害対策に関する法的措置を検討すること、また無資力休閉止鉱山の鉱公害……
○岡本分科員 時間が短いので、明確にひとつお答えを願います。
私は、最初に同和対策事業についてお尋ねをしたいのですが、まず、公営住宅の四十六年度の住宅建設用地に対する地方債の標準単価を見ますと、A、B、C、D……と九段階に分かれておりますが、一番高いのは、一戸当たりAのほうが百四十七万、Bは百十八万、一番安いHになりますと二十二万円、こういうようになっておるのは、その年の地価の高低に合わせて標準単価を決定したと思うのですが、これについていかがですか。
【次の発言】 しからば、同和対策住宅改良事業について、用地取得費の国庫補助単価はこれは人口割りになっている。先ほど言いました公営住宅の建設用地……
○岡本分科員 国民の皆さんの待望久しかった児童手当について厚生大臣にお尋ねいたします。 児童の福祉を増進して、次代の社会をになう児童の心身ともに健全な成長を期することは、もちろん両親の責任であるけれども、また社会の重大な責任である。すなわち、児童の扶養義務はまず両親にあるということは永久に変わりませんが、ますます複雑化する現代社会において、ただ両親にまかせておいただけでは、児童福祉を完全に守っていくことは困難である。ゆえに一九五九年の国連総会においては、児童権利宣言というものが出ております。その中に「児童は、特別の保護を受け、また、健全、かつ、正常な方法及び自由と尊厳の状態の下で身体的、知能……
○岡本分科員 通産大臣ちょっとおりませんので、環境庁から先に聞きましょう。
環境庁に率直にお聞きしますけれども、全国の休廃止鉱山の中で亜砒酸鉱害が問題になりました。公害委員会でもずいぶんやかましく言ったわけであります。そこで宮崎県の土呂久の鉱山が第一の土呂久、それから今度わが党で調べました岐阜県の遠ケ根鉱山、これが第二の土呂久、大分県の木浦鉱山、これが第三の土呂久といわれておるのであります。
そこできょうお聞きしたいのは、岐阜県の遠ケ根のほうの被害者の状態、これをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 こういった公害によるところの被害の救済につきましては、これを決定するのは環境庁の企画……
○岡本分科員 時間があまりありませんから、率直にお聞きいたしますけれども、昭和四十三年の十二月、日米安保協議委員会において米軍の基地の整理縮小について約束がされた五十数カ所のうち、縮小をするということで、私のほうにいただいた資料では、約三十七カ所の返還が合意されておりますけれども、四十三年ですから非常にテンポがおそい。少なくとも遊休施設の返還、この要望についてすみやかに返還交渉を推進すべきである、こういうふうに私は考えるのですが、人格円満な長官に期待いたしまして、どういう考え、またどういうような今後のあり方をするのか、明確にひとつお伺いします。
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