このページでは岡本富夫衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○岡本富夫君 私は、公明党を代表いたしまして、昭和四十八年度予算政府三案に反対し、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党が共同提出した予算組み替え動議に賛成の討論を行ないます。(拍手) 最初に私が申し上げたいことは、当面する通貨危機の現状の中で、すでに東京為替市場は再度の市場閉鎖を行ない、国際通貨会議の動向は、かつてない重要性を示しております。しかして、円の実勢から見て、予想外の円の大幅切り上げに立ち至ることは必至と考えられ、このことが日本経済に及ぼす影響は甚大であることは、容易に想像ができることであります。 したがって、政府は、国民の不安にこたえ、少なくとも、今日の円の実勢に……
○岡本富夫君 私は、公明党を代表して、ただいま提案されました予算委員長荒舩清十郎君の解任決議案に賛成の討論を行ないます。(拍手) 現在、国民が一致して要求していることは、物価狂乱の異常事態を一日も早く解決してもらいたいということであり、その中でも、大企業の石油危機を利用した便乗値上げを阻止してもらいたい、そして、今日まで予算委員会をはじめ各常任委員会で追及された許すことのできない大企業の悪徳商法、さらには、公正取引委員会によって摘発された便乗値上げのやみカルテル等の実態に徹底してメスを加えてもらいたいということであります。 国権の最高機関である国会は、国政調査権の有効な行使によって、この国……
○岡本委員 三木長官、いま問題になっておるのはこれなんですよ。たん白――あなたは初めてだから、わからなかったらまずいと思いますので、見てもらったらけっこうです。
【次の発言】 そこでこの石油たん白について現物を初めてごらんになったので、おわかりにならなかったと思いますが、今度のこの問題の発端は、御承知のように消費者の皆さんの大きな運動があったからこれが表面化してきたのでありますが、そこで農林省はこれを炭化水素酵母、こういう名前で実は試験をやったり、また飼料化しようとしておられる。炭化水素酵母と言うたら、一般の方にわからないわけですよ。厚生省のほうで石油たん白と、こういうふうにはっきりしたから、……
○岡本委員 ただいま坂口委員から質問がございました救済法につきましてちょっと詰めておきたいのですが、いま山本さんは地域の拡大といいますか、指定したところから道一本隔ててそういう病気のあるところに対しては、都道府県あるいは市町村が調査をしておる、それだけの答えだったので、確かに調査をして現在の指定地域と同じような状態であれば、あるいはまたそうした病気の方々がたくさんおればそういう指定地域を拡大する、こういう意味の答弁でしょうか、これだけもう一ぺんはっきりしてもらいたい。
【次の発言】 次には、いまの救済措置法ですけれども、企業群のところ、それを指定しておるように見えますけれども、通過交通、交通公……
○岡本委員 きょうは二点お伺いいたします。 最初に、過般の所信表明の中で、「われわれは、われわれの共通の資産である美しい国土、豊かな自然を破壊の手から未然に防止し、これを次の世代に伝える責務があります。」と述べておられますが、これは、第一に、環境アセスメントの確立によって環境が破壊されていくのを未然に防止しようという御趣旨であると思うわけであります。環境破壊を未然に防止するためには、やはり何と申しましても破壊するものを規制していかなければならぬ、こういうことでありますが、いつか長官は、総量規制をやらなければならないというようなお話をされました。総量規制の根本的な考え方についてちょっとただして……
○岡本委員 きょう私お聞きしたいことは、いま全国に相当な交通公害によって起こっておるところの被害、たとえば私が調査したところは国道四十三号線でありましたが、その地域を調べますと、五軒に一人のぜんそく、あるいは肺気腫、こういうものが起こっておりますし、また騒音、振動で夜も眠れないというような問題が多発をいたしております。公害の総点検をやりましたときも、一番被害を訴えますのは騒音問題であります。これは大臣もよく御存じだと思います。 そこで、まず交通騒音規制について、これは内田厚生大臣のときだったと思うのですが、私は早く基準をきめてもらいたいということで基準がきまりました。この基準を見ますと、第一……
○岡本委員 いまの北富士の問題でありますけれども、今度の富士保全法の中にこの北富士演習場が網がかぶさっているかどうか、その点についてひとつ長官から……。
【次の発言】 そうしますと、北富士演習場で、先ほどからも小林委員から話がありましたように相当な環境破壊がされていくということでありますから、これほど大きな公害はないわけです。したがってこの網の中で、将来米軍の演習場が返還され、それからおそらく防衛庁、自衛隊に引き継がれると思いますが、この富士山というのはこういった大切なところですから、これも将来そういうものをなくしていこう、こういう環境庁長官の考え方から網をかぶせておるのか、これはしかたがない……
○岡本委員 時間があまりありませんから、率直にお聞きいたしますが、先日の報道を見ますと、米国の地球資源技術衛星アーツというのですか、一号が宇宙から送ってきた写真を分析した結果、日本列島の汚染、都市の大気汚染などの実態が驚くほどの精度でとらえられている。そして、科学技術庁の解読によりますと、まあ大気汚染はおきましょう。特に大阪湾、紀伊水道を写した緑色光あるいはオレンジ色、こういうような画像を合成すると、非常にこの汚染がよくわかる。大阪湾中央から明石海峡までの汚染水が黒くあらわれておる、こういうような報道が出ております。 そこで、どうしても瀬戸内海をまず環境保全をしなければならぬというわけで、私……
○岡本委員 私は、時間がありませんから、まとめて聞きますから、まとめてずっとお答え願いたい。 島田参考人、あなたは先ほど会長は――会長があなたのところにおりますね。会長はいるけれども、最高の責任は私が持っておるのだ、こういうように陳述で話があった。ところがいま年金問題あるいはまた介護手当、こういうものについては私の権限が及ばない、こういうようないま発言があったので、その点について明らかにしていただきたい。そうしてほんとうはあなたはこじきになってもあの大ぜいの人たちのために尽くさなければならない、このほんとうの精神が入ってない、これをひとつきびしく私は指摘しておきますから、それに対する答弁をい……
○岡本委員 時間があまりありませんから率直にお聞きしますけれども、まずこの千葉ニッコーの汚染油の問題で一番心配なのは消費者です。一般家庭です。これについて、これはテレビを見ると、食用油あるいはまたマーガリンですか、こういうものがちょっと出ておりましたけれども、ほとんどの方は知りません。新聞を見ますとお菓子ですかあるいはまたパン、これも最近わかったというのですが。ですから私は厚生省のほうで、この汚染油の入った、要するにこういうものは食べてはいけませんということを早く消費者に知らせることが大切であろうと思うのです。それは厚生省の責任であろうと思います。それをただ県に指示した、それだけではいけないと……
○岡本委員 きょうは日中の記念の会合もありますので、わずかな時間でございますので、基本姿勢あるいはまた基本的な問題だけを長官に聞いておきたいと思います。 まず、国連環境会議が日本で開催の公算が強いということでありますが、ストロング事務局長と長官との話し合いがあったように聞いておるのですけれども、先般の第一回環境会議のときには大石長官が日本で開催したいということであったのですが、どういう圧力があったのか、とうとう実現できなかったということで、今度は日本で開催するということに対して、三木長官はどういう考えを持っていらっしゃるか、またいかなる圧力があっても日本で開催する考え方があるのか、これをちょ……
○岡本委員 私は限られた時間でございますので、簡単明瞭に質問いたします。 先月の二十五日に、青森県と秋田県の間にある十和田湖に行ってまいりました。山は富士、湖水は十和田、広い世界にただ一つ、といわれるような、非常にに風光明媚なところでありましたが、それが最近非常によごれてしまって、このまま行けば、十和田湖は汚染が激しく、もう再びよみがえることがないというようになるのではないかということで、非常に心配して現地からいってきたわけであります。それで参りまして、私は、この十和田湖を中心とした国立公園の管理があまりにもずさんである、総合計画ができていないということをつくづく感じて帰ったわけです。 十……
○岡本委員 小林先生の時間内で……。 長官、私もこの演習場に調査に行ったわけですが、あなたはいま不快なものを捨ててはいけないというような御意見があったわけですが、これは爆弾の破裂した破片ですよ。これがもう至るところに入っております。だから、そこへワラビをとりに行ったりいろいろな人が行きますと、けがをするのはあたりまえですね。ですから、こういうものも私は除去しなければならぬということをつくづく現地へ行って見てきたわけですが、あなたは現場をごらんになったことがありますか。これはちょっとさわってみなさい、すぐけがをする。だから、不発弾処理も必要だと思うのです。しかし、こういうものは無数にあるのです……
○岡本委員 最初に長官がいらっしゃる間に、長官は十二時までだそうですから、長官に対する質問をいたします。 昨日ですか、水産庁がPCB汚染の魚介類の精密検査の結果を発表した。これについて考えられますことは、PCB問題については、先国会においても当委員会で、あるいは科学技術特別委員会でも取り上げ、それから国会決議までしている。でありますのに、まだそれにかわるものがないからといって使用しておる、あるいはまたPCBの回収したもの、これを回収してそれを分解するという設備、これは高砂の鐘淵化学ですか。あそこにも行きましたところが、それを回収して燃焼されることによって相当近所にまた被害が出るということでス……
○岡本委員 参考人の皆さんにはたいへんきょうは御苦労さまでございます。 最初にお聞きしたいことは武内先生に、現在の有明の患者の皆さん、私どもが調査いたしましたときには案外元気なようであったのですけれども、このまま推移いたしますと、ほっておきますと水俣病になってしまうのかどうか、これを一つ聞きたいのです。 それからもう一つは、喜田村学説によりますと生態学的の半減期が七十日、先生は二百三十日くらいかかるのではないかというような学説でありますから、したがって、水銀の許容基準というものがいま食品衛生法でできておりますけれども、これの見直し、これはやらなければならないのではないか。それにつきまして武……
○岡本委員 坂口委員の四日市のすわり込みの問題について、私は特に感じますのは、環境庁で公害賠償保障法を検討しておる、これがはっきりしておれば、すわり込みをしなくたって、基金から出していって先に救済してあげて、そして原因者からそれだけの金を取る、こういうことになりますから非常にスムーズに、いま長官が言われたように、そんなすわり込みをして気の毒だ、こういうのは解決するのだということでありますが、これが聞くところによると、この国会に出すという話があったのですが、おくれておるのはどういうわけでおくれておるのか、あるいはいつごろこれがきちっと出るのか、これをひとつはっきりしておきたい。
○岡本委員 林委員の持ち時間内で関連して質問いたします。 いま長官から非常に当を得たお答えがありました。と申しますのは、当委員会で先ほどからの質疑の中で明らかになりましたことは、温排水の問題については漁業者に被害があるかないかということをこれからまだ検討しなければならぬというのが水産庁の答弁であります。また環境庁の大気保全局長からは住民から出ているところの公開質問はまだ読んでないということであります。伊達火力を許可したときは現在の大気汚染の環境基準の中で許可をしておると思うのであります。しかし、先般の委員会で環境庁のほうからこの環境基準を約四倍きびしくするのだというようなことが近く答申が決定……
○岡本委員 最初に長官にお聞きいたしますけれども、自然環境保全法それから自然公園法の一部改正でありますけれども、この自然環境保全というのは、中身を見ますと、私たち前国会で審議したので、ほとんど原始林といいますか、そういうものを残すというのがおもな目的になっております。そこで、そういう自然環境だけを保全するというような法案に近いわけでありますが、御承知のようにPCB問題あるいは水銀問題、あるいはまた大気汚染問題、こういうものが全国的にいま広がっているわけでありますが、はたして現在の公害対策基本法、これを御承知のように対症療法的といいますか、そういうものが起こってから対策をするというようなことでは……
○岡本委員 参考人の先生方には、きょうはたいへんにお忙しいところをおいでをいただきまして、ありがとうございました。何ぶん当委員会が特別委員会になっておりまして、あるいは常任委員会がありまして、そこでついついなかなか出席がされないわけでございますが、どうしても大事な公害対策並びに環境委員会でありますから、私ども、常任委員会にしなければならぬというような提案もいたしておるわけでありますが、いずれにしましても、先生方の貴重な御意見は議事録でしっかり読んで、そして今後の審議に資していきたいと思っております。 そこで、あまり時間がないものでありますから、まず宮脇先生にお伺いいたしますけれども、先生から……
○岡本委員 水俣、有明、あちらの調査に参りまして、まず一番最初何をやらなければならぬか。いろいろと対策もあろうと思いますけれども、まず漁業専業者、それから専業の仲買い人、小売り人、あるいはまた観光の魚介類を立ち売りしているこの人たちが、私のそばへ来た人の中では、もうおかゆを食っているのです。こういうようなことを泣きながら訴える御婦人がいました。したがって、この人たちに対する対策というものは、私はきめこまかく、ただ天災融資法を適用するとかあるいは農林資金から出すとかいうようなことで、ただ政府がそういうかけ声だけではならないと思うのです。これに対して、まず水産庁としてどういうように対策を立てていく……
○岡本委員 ただいま議題となっております自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案について、おとといの質疑に続いてただしていきたいと思います。
そこで、いままで環境庁には、ことしになって、国立あるいは国定公園の中において自然公園法に違反する行為にはどういうものがあったか、まずお知らせいただきたい。
【次の発言】 警察庁来ておりますか。
【次の発言】 あと水産庁、建設省、すぐ呼んでおいてください。
そこで、警察の方にお伺いしますけれども、自然公園法に違反するところの行為、これについて、本年の違反行為をひとつここで明らかにしていただきたい。
○岡本委員 ただいま議題となっております自然公園あるいは自然環境保全につきまして、幾らこの法律をつくりましても、きちっと自然公園、大事な公園が残されていかなければならない、また、大切な公園が保全されていかなければならない、こういう意味から、実は先日の当委員会で私は一つの例として、十和田国立公園の十和田湖の問題につきまして質疑いたしました。少し残っておりますので、続いてお尋ねをいたします。 そこで、この間も申し上げましたように、十和田湖が非常に最近よごれておる。その一つの原因は東北電力の逆送水によるんだ。これについては長官から、シックナーか、あるいはまた浄化装置をつけるというように指導しますと……
○岡本委員 まず最初にお聞きしたいことは、先般当委員会から水俣、有明方面にも調査に参りましたが、その中で、まず早急にやらなければならぬことがありましたが、それは被害者の救済であります。有明町におけるところの水俣の疑似患者、この人たちが、特に要望しておりましたことは、私たちがほんとうの水俣病なのか、あるいはまたそうでないのか、何の連絡もない。また、もう一つは、治療法ですね。こういうようなことで、非常に不安な毎日を送っておるのだということでありますから、人命問題でありますので、まずこの点について環境庁としてどうなさるのか、一日も早くこの点をはっきりとしてあげていただきたい。これについて、ひとつまず……
○岡本委員 ただいま議題となっております本法案につきまして、まず事務当局からお聞きしますが、本法に基づく制度の目的、それから現行法の目的がありますね、これとの相違点をひとつまず明らかにしてもらいたいのです。
【次の発言】 当委員会でもたびたび各所に視察にも参りましたし、それからいままでの調査で一番大切なことは、公害の問題については原状復帰にしてもらいたい、これが一番の願いであったわけです。決して住民の皆さんやあるいはまた被害者は好んでなったのでもないし、また労災のような問題でもない。ですから、原状復帰をしてもらいたいというのが一番大きな願いであったと思うのですが、この法案を見ますと原状復帰とい……
○岡本委員 ただいま議題になっております。法案について質問いたしますけれども、その前に、この間尼崎から公述人が来ましたですね。それから私たちが実地調査をいたしましても、公害病に認定される患者が続々ふえてくるわけですね。もう三千人をこした。まだあと潜在患者が出てくるかわからぬ。ところが、公害病に認定されてそして治療を受けて、完全になおった人が何人いるのか。これを考えますと、一ぺんちょっと、この点についてお聞きいたしますけれども、いままで、水俣病も治療法がないわけですね。それから大気汚染のほうも、その地域にやはり住んでおるわけですが、治療を受けてもまた病気になる、また治療を受ける、これで一生いくわ……
○岡本委員 わずかな時間でありますから簡単明瞭にお答えを願いたいと思います。
そこでまず最初に申し上げたいことは、この公害健康被害補償法案ができまして、それでこれが動くようになった。そのときに各企業から賦課金を徴収いたしますね。そうすることによって加害者側、要するに企業の危険分散、要するに免罪符になってしまう、こういうことになっては私はならないと思う。したがってこの点についてまず長官からきっちりと御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 次に、指定疾病の問題でありますけれども、これは私は当委員会でもたびたび現行法の場合に論議いたしましたが、そのときにも、大気汚染系の、ここでいえば非特異……
○岡本委員 本会議がありますので、非常に時間が切迫しましたので、委員長に明日もう一度開いていただいて、そしてひとつこの詰めをやりたい、こういうように思っております。いかがですか、委員長。
【次の発言】 私もまず公害の問題の中で最近非常に光化学スモッグが多くなってきた、このままでいきますと、ある日突然にその地域の人がみんな窒息した、こういうようなことにもなりかねない、こういうことで、非常に関心を持ちまして、これは一昨年においても光化学スモッグの原因、こういうものについては環境庁にやかましく要求してあったわけですが、この東京都の発表を見ますと、光化学スモッグの主犯といいますか、これはやはり自動車が……
○岡本委員 おとといに引き続きまして大気汚染防止法につきまして、まず法改正をしようというような趣旨のことが報道されておりますが、総量規制を踏まえて法改正をしなければならぬ時代に入っているわけですが、そこで従来からの大気汚染防止法では電気事業法によるところの火力発電、こういうものが適用除外になっておりましたが、これを今度は適用除外せずに、地方自治体の、すなわち都道府県知事の傘下に入れる、すなわち環境庁の権限の範囲内に入れる、こういうように考えておられるのか、これをまずひとつお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、なぜこの大気汚染防止法からこういった電気事業法によるところの火力発電等……
○岡本委員 けさから論議を尽くされておりますが、この法案の答弁を聞いておりますと、何か複雑怪奇な、根拠がないようなあるような、非常に何かわからないような御答弁があるわけですが、そこでもう一ぺん、基金をつくる財源について、同じようなことでありますけれども聞いておきたいのは、移動発生源より徴収するところの、これは自動車やこういった個々のものか、あるいはそのガソリンに加重金として出すのか、この二点でどっちかわからぬのだ、こういうことではどうも納得いかないのですがね。それはわしらにまかしておきなさい、こうおっしゃるかしりませんが、どちらを採用されるのか、これをひとつはっきりしていただきたい、こう思うの……
○岡本委員 どうも参考人の先生方にはたいへん御苦労さまです。 そこで、私二、三点お聞きしたいのですが、まず村上先生にお聞きしたいのですが、赤潮の発生原因、これがはっきりしておるのかどうか、これが一点。 それから今度出そうとしている法案では、いま濃度規制になっておりますが、今度はこれを現在の半分にしよう、容量も半分にしようというわけで濃度を半分にする。そうすると水をよけい出せば薄まるのだからいいだろう、しかしそれを今度施設で押えようということで、容量も押えよう、こういう考え方なんです。しかもこれは一日五十トン以上排出する工場にそれはやっていく、こういうことでありますから、計算の上からいけば、……
○岡本委員 今日の深刻な公害、環境破壊をもたらしたものは、自民党政府のGNPを至上目的とした生産第一主義とそれに擁護された大企業の横暴な経済活動であることは言うまでもありません。数多くの悲惨な公害による犠牲者は、公害に対する政府の規制措置が十分であれば発生を見ることなく、いま政府が提案しておる公害健康被害補償法案のようなものの立法措置をすることは不要である、こういうように考えるものであります。 政府の公害発生企業に対する規制は、年々改善強化しつつあるとはいえ、それは政府みずからの意思によるものではなく、被害者と世論に押されてなされてきたものであります。しかし、被害者及び国民の健康を第二義的に……
○岡本委員 私は、新幹線の騒音問題について、騒音それから振動、これは当委員会で何べんも論議をしたところでありますが、一向に改善されてないということで、中には自律神経あるいはまたいろいろな病気が少し出てきておるということでありますので、一日も早くこういった被害が解決しなければならぬ、こういうふうに思いますので、新幹線騒音について御質問をしたいと思います。 そこで、環境庁長官が、たしか九月八日だったと思いますが、石川県庁で記者会見をされたときに、環境基準についてお話があったわけでありますが、ちょっとこれだけをまず確かめておきたいと思うのですが、環境庁長官から御答弁お願いします。
○岡本委員 長官があと十五分きりしかいないんですね。それでまず長官に……。 最近地方自治体に公害の苦情のくるうちの三〇%が交通騒音ですね。それでこの騒音、振動を含めた苦情がもう毎日毎日のようにくる。同時にまた、私も国道のそばにおるんですけれども、とてもこれでは住めないというような事態になってきておる。これはいま自動車の台数がふえたことを意味しますけれども、また道路の悪いのも一つの理由です。したがって、これについて、ここらで抜本的な対策を何とか立てないと、将来、日本列島改造なんていっておりますけれども、そこを通過する通過道路、高速道路、これは非常に支障を来たすんじゃないか、こういうふうに思うの……
○岡本委員 消費生活用製品安全法案、この審議にあたりまして、最初に通産大臣にお伺いをいたしたいと思います。
この法律案には、施行期日は、「公布の日から起算して九月をこえない範囲内において政令で定める日から施行する。」というようにございますが、この法律が当委員会で――まあ国会で決定する。それに対して、今度は各省、すなわち通産省でこれを順奉していくという義務があろうと私は思うのですが、大臣は、この法律案がきまりましたら、その法律の趣旨に沿って行政を行なっていくのか。この点をひとつはっきりしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 そうしますと、この公布の日から起算して九カ月をこえない範囲で必ず……
○岡本委員 大臣が一時に退席ということですから非常に時間が限られておりますので、ひとつ簡単明瞭に御答弁願いたい。 去る五月二十二日、熊本大学医学部の武内教授によるところの有明海域における第三水俣病患者が発見されまして、そしてそれが発表されてから魚の売れ行きが非常に低下した。加えて厚生省から水銀、PCBの汚染魚の基準が発表された。それが国民の一種の誤解を招いたのか、また発表のしかたが悪かったのか、その後、国民の不安にこたえてまた厚生省が訂正の安全基準を発表した。それから一時間後にまたこの安全基準を取り消したというような不手ぎわがあって、国民に一そうの不安を与えた。したがって、全国的に魚介類の販……
○岡本委員 最初に、農政問題についてお聞きいたしますが、どうも私、わが国の農政というものが行き当たりばったりである、きちっとした一つの見通しを立てて農業の方針を立てているのではないということをつくづく感ずるわけであります。 たとえばミカンを一つ例にとってみましても、ミカンの増産を盛んに普及しまして、本年は三百三十万トン、それから五十六年には四百二十万トンのミカンつくろうというような計画のように思われるわけでありますが、ミカンができ過ぎてもうすでに暴落して、そのために首をつった。こういうようなことでは農家が不安でしかたがない。またお米をつくれ、お米をつくれと、米の増産をやったかと思うと、今度は……
○岡本委員 ただいまのカドミウムの土壌汚染の問題につきまして、ちょっと一言聞いておきますが、これは要求もありますけれども、きょうは大臣もいませんから、内閣の責任者としては政務次官だと思います。 そこで、このカドミの問題について、私どもは四十二年ごろから調査をしてあちらこちら行ったわけでありますけれども、現在カドミの保有米ですね。これが年産別の政府の在庫量があるわけですけれども、けさからも聞いておりますと、この在庫の処置に困るということでありますが、農林省のほうで調査した在庫表の私のほうに資料としてきたのを見ますと、金額にしますと四十四年が十三億七千六百万、四十五年が十三億七千八百七十三万、四……
○岡本委員 本国会で初めての質問でありますので、まず環境庁長官の所信表明について少しただしておきたいと思います。 長官の所信演説の中で「いまや、わが国にとって、一つの時代は終わりを告げ、資源多消費型の産業構造や生活様式の転換をはかるべき新たな時代へ、大きく一歩を踏み出すべきときに来たことを痛感する」こういうことでありまして、そのあとに公害対策の第一、「総量規制方式を採用する」こういうように出ておりますけれども、公害対策の根本、この理念につきまして、この総量規制から私は一ぺんお聞きしたいと思うのです。 これは水質保全局長、それから大気保全局長の両方に入るわけですけれども、たとえば総量がその地……
○岡本委員 時間を節約する意味におきまして、簡潔に質問しますから、きちきちっと明確に答えていただきたいと思います。 まず、運輸省の航空局長さんに、今度の判決の結果――皆さんがこちらに参りまして、大臣に要求したことがあるのです。そのうちの一つは、夜間、要するに午後九時に飛行機の発着をやめてもらいたいということであったのですが、それが十時になったわけでありますけれども、この間は、御承知のように、一家団らんの時間であり、あるいは睡眠の時間、極力この時間には削減する。国際線あるいは郵便機――一歩譲って郵便機、これはしかたがないとしまして、ここの制限を考慮できないか。これをひとつお答えを願いたい。
○岡本委員 公害健康被害補償法、この質疑にあたりまして、この補償法は公害健康被害補償をするところの指定地域、これをきめるわけでありますけれども、第二種地域について、これは水のほうの健康被害、現在水俣湾沿岸地域、それから阿賀野川流域地域、それから神通川流域地域、宮崎県の土呂久地域、こういうようになっておりますが、ここで一つ抜けておる。それはけさの新聞にも報道されておりますけれども、長崎県の対馬厳原、ここの東邦亜鉛の会社のこの川の流域ですね。 これは実は昭和三十九年に岡山大学の小林教授が参りまして、そしていろいろ調査をして、そういった問題を分析をしてきた。あと萩野博士、これはイタイイタイ病の有名……
○岡本委員 私は、重松先生が早く出られるということですから、重松先生を中心に時間内でやりますが、わが党の調査団が参りまして、田中さんがあとで皆さん方に御質問いたしますから、お答え願いたいと思います。
重松先生の先ほどからのお話では、厚生省の鑑別診断班が、現地調査を行なわずに、あらゆる試料は県の衛生部ですか、そこにお願いをした。したがって、そこの県の試料が間違っておると鑑別診断班の認定というものが狂ってくる、こういうふうに考えてよろしゅうございますか。
【次の発言】 長崎県の場合はというのは、この対馬の場合のことを私は言っておるわけですから、長崎県の場合は長崎県の衛生部長さんが研究班の一員とな……
○岡本委員 参考人のお二人の方には、たいへん長時間御苦労さまでございます。
最初に、山田参考人にお聞きいたしますけれども、東海道新幹線ができましたときに、つくる前に名古屋市と国鉄のほうで何か取りきめと申しますか、そういうものがございますか。これを一応お聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、その当時は、これという目新しい要求はなかった、ただ側道をつくってくれ、そういうことであったわけですね。――そうですか。
そうしますと、そこで次に運輸省にお聞きしますけれども、この騒音問題については鉄道営業法、これは明治三十三年の施行で、その中に新幹線鉄道構造規則、これは運輸省令ですか、昭和三……
○岡本委員 公害健康被害補償法案につきまして、何と申しましても、この法律が制定され、施行されるようになりましても、要するに指定地域でなければ補償がされない、また救済できないということでありますから、この地域指定について若干質問をいたしたいと思います。 これは当委員会で、この前の前のときでしたが、私、取り上げたわけでありますけれども、東邦亜鉛の対州鉱業所ですか、ここのカドミ汚染について、昭和四十三年当時から工場の隠蔽工作が行なわれたということで取り上げたわけでありますが、その詰めをしておきたいと思うのです。 そこで、まず通産省にお聞きしますが、昭和四十三年から四十六年まで何べん……。
○岡本委員 最初に、長官がちょうどおいでになっておりますので、確かめておきたいのですが、この公害健康被害補償法を昨年審議しました。その前に昨年の予算委員会で、健康被害だけであるから、生業被害、すなわち財産被害も加えるようにというようなお願いもし、また要望いたしましたときに、長官は四十九年度にそれを法制化するように考えるというような御答弁があったと思うのです。これは事務当局でもよろしいが、大体どの程度まで進んでおって、そして四十九年度中にはこういった結論が出るのか、これをひとつ確かめておきたい。
【次の発言】 その場合、聞くところによると水産庁のほうでいろいろ検討しているそうでありますけれども、……
○岡本委員 きょうは長官が一時過ぎですか、お出かけになるそうですから、時間の範囲内で行ないますので、明確にお答え願いたいと思います。最初にお聞きしたいのは、原子力船の「むつ」の母港化決定におけるところの問題でありますが、これは青森県のむつ市でありますけれども、この決定にあたっての環境アセスメント、これについて少しお聞きしたいと思います。そこで、科学技術庁にお聞きいたしますけれども、原子力発電用地あるいは原子力船の母港地、これを決定するにあたって、原子炉の安全審査、そういうものはもちろんのことでありますけれども、それと同様の厳重な環境アセスメントが必要である、こういうように考えられますが、現在ど……
○岡本委員 最初に田辺知事さんにお聞きしますが、先ほどからお聞きしておりますと、午前中もそうですが、この富士保全法、それから北富士演習場の使用協定については、何ら関係がない、別々のものだというように答弁されておりますけれども、これは「北富士演習場問題を考える」という、山梨県の県民室の発行のものでありますが、この中に「北富士演習場の返還は知事の目標であると県民は理解しているのですが、知事はこの目標達成のため、どのような努力を払ってきたのでしょうか。」 この間ずっと書いてありまして、非常に一生懸命に全面返還を目標にしてきた。 そこで、この三ぺ―ジのところに「内閣官房長官の申し入れ」、「その後政……
○岡本委員 最初に総務長官にお聞きしますけれども、この法案の十三条に、各都道府県において審査会を設置する義務がある、こういうようにあるわけでありますけれども、現実にはまだ十二の府県では設置されていない。岩手、山形、石川、山梨、長野、京都、和歌山、島根、鳥取、香川、愛媛、徳島、こういう県においてはまだ現実にこの審査会が設置されておらないわけですが、そうしますとどういうことになるかと申しますと、一つの事例をあげますと、これは愛媛県です。 伊予三島の大王製紙の排水の隠蔽の件について漁業者関係が非常に漁業の被害を受けた、そのことによって、これはNHKの四十九年二月十九日のニュースでも取り上げられたわ……
○岡本委員 まず環境庁にお聞きしますけれども、この富士保全法の保全する地域ですが、これは富士山頂を中心にして、おおむね二十キロということでありますが、実際に富士を保全するためには、やはり田子の浦あるいは駿河湾まで含めてしまわなければ、ほんとうの富士保全にはならないのではないか。御承知のように富士地域は、いま、富士市のほうでは大気汚染が非常に多い、非常に患者もよく出ているというような地域でありますから、ほんとうはここまで延ばさなければならぬのじゃないか。ただ、この二十キロだけですと、現在の自然公園法でおおむね規制できるということですから、どうも中途はんぱなように考えられるわけですが、やるからには……
○岡本委員 航空局の方見えておりますね。 私は、公共飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律の一部改正、これは運輸委員会で審議されて、すでに可決されたものでありますけれども、この運営について若干質問を行ないたいと思います。 その前に、これは第三セクターといいますか、大阪国際空港周辺の整備計画、これに基づいて、この法案が出されたわけでありますけれども、兵庫県の坂井知事から伊丹の伏見市長に対して「大阪国際空港周辺整備計画の事前協議について」という文書が出ておるわけでありますが、この中に「大阪国際空港整備計画については、現空港の移転廃止を基本として策定することとし、大阪府及び国……
○岡本委員 最初にお聞きしたいことは、今度のこの大気汚染防止法の総量規制等につきまして非常に感じますことは、硫黄酸化物のみであり、窒素酸化物あるいは一酸化炭素、こういうものが抜けておるということで、先ほど田中さんからもお話がありましたが、最近は相乗効果といいますか相乗作用と申しますか、そういうことによって非常に被害が出ておるわけですから、私はもっと抜本的なやり方をしなければならないのではないか。企業のほうにしましても、たとえばこういう脱硫装置をつけた。そうしたら、今度はまた窒素酸化物のほうをやらなければいかぬ。また次をやらなければいかぬ。大企業はよろしいでしょうけれども、中小企業になりますと、……
○岡本委員 私は、特に新幹線あるは航空機の騒音あるいはまた振動、あるいはまた通過によるところの電波障害について若干質問をし、また確かめておきたいと思います。 そこでまず最初に大臣に、これは昭和四十八年七月十七日、参議院におけるわが党の塩出さんの質問に対する久野郵政大臣の答弁、その中から、新幹線あるいはまた航空機によるところの電波障害について、「この原因を究明し、さらにそれに対する対策を考究するために調査会を設けることにいたしまして、ただいま検討中でございます」ということであります。これは昨年六月に発足しておりますが、この調査会の――これは審議会になっておりますけれども、この審議状況について、……
○岡本委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十八年度一般会計補正予算及び昭和四十八年度政府関係機関補正予算について、政府案に反対し、野党四党で提案した政府案を撤回し、編成替えを求める動議に対し、賛成の討論を行なうものであります。 当面しているインフレ、物価高、石油危機は、政府・自民党のとり続けてきた大企業、大資本優先の高度経済成長政策と、対米追随の閉鎖的な外交によってもたらされたことは明らかであります。 しかしながら、政府はその責任をあいまいにし、外的要因のみを強調しております。今回の補正予算も、これまでの政府の失政を何ら反省することなく、いたずらにこれまでの政策を踏……
○岡本委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十九年度予算政府三案に反対し、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党が共同提出した予算組みかえ動議に賛成の討論を行ないます。 最初に私は、予算案を編成する政府の基本的な姿勢について指摘したいのであります。 今日の物価狂乱の事態は、政府・自民党が長年強引に推し進めてきた産業優先の高度経済成長と、これによってどん欲な利潤追求をほしいままにしてきた大企業が、石油危機にあたっていよいよこの本性をあらわし、国民生活の深刻な不安を逆に利用した便乗値上げに狂奔したことにあるのであります。いま、政府の決断しなければならないのは、……
○岡本委員 私で最後の締めくくりですから、両大臣ひとつ最後までがんばってください。 そこで、環境庁長官は、長官に就任されてすぐに、関西の大阪国際空港あるいはまた道路公害、そういうものを視察されたということは、私はその姿勢としては非常に了とするものであります。いままでの長官は、大体こちらから委員会でややい言ってからしか行かなかった。しかしあなたは、今度就任後すぐに向こうに行かれたということに対しては、私は非常に高く評価をいたしております。 そこで、まず環境庁長官にお聞きしたいことは、大阪伊丹国際空港に参りましたときに、住民の皆さんの一番の要望は何であったか、一日も早くこの空港をのいてもらいた……
○岡本委員 私は最初に、五十一年度規制の問題について少し掘り下げておきたいと思います。 最初に環境庁にお聞きいたしますけれども、この五十年度、五十一年度規制につきましておきめになったとき、これは三木長官のときだったと思うのですが、このときにいまのようにメーカー側の抵抗、こういうことによって暫定的基準をつくったり、あるいはまた延期をしたり、こういうことをしなければならぬというような想定のもとにあったのか。すでにそのときに、私も当委員会で三木長官にも何べんか念を押しまして、五十年度規制、五十一年度規制は延期しないという答弁をいただいておるわけでありますけれども、制定した当時の環境庁の行政の何とい……
○岡本委員 私は、五十一年度規制問題について少し詰めておきたいと思いますが、その前に環境庁長官が、OECDの環境閣僚会議に出席なさっての談話といいますか記者会見で、こういうことをおっしゃっていますね。「環境保全を前提に、経済との協調を配慮した総合政策をとる傾向にあることが各国の現実だということを教えられた。自動車排ガス五十一年規制と経済との調和を関連して考えているわけではないが、無関係のものではない」こういうように新聞報道されているのですが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 長官はそういったOECDの各閣僚の発言を聞いて、わが国でもやはり経済との調和というものが環境問題については必要で……
○岡本委員 最初に、柴田参考人にお聞きいたしますけれども、今度の中公審の答申というものを見ますと、その前に大気部会で決定をした。その一番中心になりますのが自動車の公害専門委員会でありますけれども、この委員会の構成、これに若干私は問題があるのではないかというように考えられるわけです。 たとえばエンジン問題、エンジンのオーソリティーといわれるのは八田委員長、それから自工会の家本さんという委員は日野自動車の会社の方でありまして、あと工業技術院の八巻さんというのは触媒の専門家、あとは医者とか、石油業界から一人とか、運輸省、警察庁から一人、衛生試験所から一人あるいは伊東さんという方が出ておりますけれど……
○岡本委員 七十四国会、今国会の初めてで終わりの委員会でありますが、これはまた七十五国会に通じていくわけでありますから、最初に環境庁長官になられた政治姿勢についてもう一度確めておきたいと思います。 それは、長官は先ほど私は環境保全の鬼になると言われた。これはほんとうの鬼になってもらわなければいかぬわけですけれども、しからば鬼の目にも涙ということがありますから、その涙がほんとうに国民の健康を考えた、要するに狭い日本の国で高度成長政策によってこんなにむしばまれている、こういった環境を保全する、ほんとうに住民の皆さんを守る涙なのか、あるいはまた経済のほうの調和、それに対する涙か、そのどっちなのかを……
○岡本委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の昭和四十九年度補正予算三案に対し反対し、日本社会党、公明党、民社党三党共同の組みかえ動議に賛成、また、日本共産党・革新共同提案の動議に反対の討論を行ないます。 当面しているわが国経済は、きわめて難局に立たされております。言うまでもなく、物価高騰、インフレは果てしなく続き、いまや国民生活は破壊寸前に追い込まれております。このインフレ、物価高騰の被害をまともにこうむるのは、老人、生活保護者、母子家庭、身体障害者等、社会的に弱い立場に置かれた人たちであり、また経済的には中小企業者、農業者等であるということは言うまでもありません。……
○岡本委員 海部副長官が非常に短い時間なので残念ですが、あなたにだけしぼって質問いたします。 三菱石油の水島のこの問題につきましては、私ども早速調査団を派遣しまして、年末に越冬資金を、これは直接漁業者の皆さんの御要求で六十万円要るということだったのですが、とうとう結局は二十万ぐらいしか出さなかった。非常に困っているところもあります。しかしあなたの方で、三菱さんが出す前に今月中に融資を決定しておる、こういうことですが、じゃその総金額はどのくらいかというと、これがわからない。こんなことでは私はもう一つ合点がいかない。そこでどういう機関からどういう方法で融資するのか、この点をひとつまず明らかにして……
○岡本委員 最初に、中公審の和達会長さんにお聞きしますけれども、この自動車排ガスにかかわらず、専門委員という者は、学識経験者あるいは技術、いろいろな専門があるでしょうが、それは業界の代表ではない、技術の問題なら技術だけをいろいろと開陳し、意見を言う、それが私は専門委員としての立場ではないかと思うのですが、その点ひとつ。
【次の発言】 そこで家本さんにお聞きしますけれども、先ほどからのあなたの話を聞いておりますと、業界の技術の開発促進のために、業界を集めていろいろと説明をしたというようなお話でありますけれども、それではちょっと二またかかっているのじゃないか。専門委員として出るときは、あなたの専門……
○岡本委員 長官に基本姿勢をまずお聞きしたいと思います。 この長官の所信表明の中で環境保全長期計画の策定、環境保全計画を長期にわたって策定をしてそして年次別にやろう、こういうことでありますけれども、従来の公害対策基本法というのは昭和四十二年にできたわけですが、そのときにはこの中に経済との調和条項が入っていた。これはその後それだけ外したということでありますから、やはりここで環境庁もできたことでありますから、われわれが提唱している環境保全基本法、そこからいろいろと長期的な計画の作成をしなければならないのじゃないか、こういうふうに思うのですが、その考えをひとつお聞きしたいと思うのです。
○岡本委員 これは環境庁長官にお聞きしますけれども、国民の注目の的でありますところの自動車の五十一年度排ガス規制につきまして、報ずるところによると二十四日公布ということでございますが、この報道を見ますと、小型車は〇・六、最高許容限度が〇・八四グラム、一トン以上の大型車と四サイクルの軽自動車の平均値が〇・八五グラム、最高許容限度が一・二グラム、二サイクルは五十年度規制を適用、こういうことになっておりますけれども、五十年度規制のときは平均値の三二%を上乗せした。ところが今度五十一年度規制は四〇%あるいは四一%というように非常に後退しておる。これはどういうわけなのか、ひとつお聞きしておきたいと思うの……
○岡本委員 最初に海上保安庁に。
海洋汚染防止法の四十五条、「海上保安庁長官は、本邦の沿岸海域における海洋の汚染状況について、必要な監視を行なわなければならない。」が一項、二項が「海上保安庁長官は、著しい海洋の汚染があると認めるときは、その汚染の状況について、当該汚染海域を地先水面とする地方公共団体の長に通知するものとする。」ということでありますが、この「状況について、」は、原因あるいはその汚染状況、これはやはり通知をしなければならぬ、こういうふうに受け取ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、まず瀬戸内海の水島の三菱石油の油公害ですが、この流出した量それから回収した量、これに……
○岡本委員 私は、カドミ問題について、非常に時間が短くなりましたが、若干お尋ねいたします。
そこで、まず最初に長官に、先般の予算委員会で、イタイイタイ病の問題についてもう一度洗い直しをするのだというような答弁をされていることが、新聞報道されておりまして、その点についてどういう真意なのか、これだけちょっと承っておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、これは一九七四年に日本鉱業協会がパンフレットを発表しているわけですけれども、ここに、カドミウムがイタイイタイ病の原因であるという説は、昭和四十三年五月、厚生省見解として発表されたものですが、その後、多くの学者がこの見解に疑問を投げかけてい……
○岡本委員 参考人の皆さん、大変長らく御苦労さまでございます。もう私ともう一人の委員でしまいですから、もうしばらくごしんぼうをお願いします。
そこで、最初に二村先生にちょっとお聞きしたいのですが、先ほど先生の陳述の中で、騒音は振動によって大きく変化がある、振動が少ないということになると、騒音も非常に少なくなるのだというような御説明をいただいたわけでありますけれども、間違いございませんでしょうか。
【次の発言】 そうしますと二村先生、新幹線の振動ですね。これは公害振動の部類に入るのでしょうね。
それからもう一点。先ほど振動がある程度高いとやはり影響があるのだということは、どこまで医学的にわか……
○岡本委員 時間が非常に切迫しましたから、重複するのは全部避けまして、最初に環境庁長官にお聞きします。 この新幹線の基準、これは三月いっぱいに必ずやりますというのが私に対する答えだった。聞きますところ、専門委員会ではもうできておるけれども、振動部会で相当いろいろなことが起こっている、こういうことですが、この専門委員会の報告を見ましても、基準だけでなくして、たとえば立法しなければいかぬとか、いろいろなこういう行政がやるべきことに対してまで立ち入ってきておる。基準は基準で中公審で決めて、それに対して今度は政府の方でこれを達成するにはこうしなければいかぬという行政の立場と、二つに分かれるのではない……
○岡本委員 参考人の皆さん大変御苦労さまです。もう私一人でしまいでございますので、もうしばらくおつき合い願います。 四十七年の夏だったと思いますが、当委員会から瀬戸内海の調査に参りました。そのときには、中村組合長さんにずいぶんあっちこっち連れて行ってもらったということをいま思い出しておりますけれども、先般家島へ参議院の矢原さんとそれから地元の新井代議士が参りまして、私たちに報告があったわけですけれども、四十七年に私たちが参りましたとき、それからすぐに超党派で、皆さんで一緒に瀬戸内海環境保全臨時措置法をつくったわけです。そしてたとえ少しでもきれいにしなければならぬということで対策を立てておった……
○岡本委員 私は、きょうはカドミ問題につきまして質問をいたしますけれども、最初に、長官が衆議院の予算委員会におきまして、イタイイタイ病の厚生省見解なるものが四十三年に出ておりますけれども、これにつきまして、完全な学問的究明がされていないのだというような、そして一年以内にもう一度結論を出すという御答弁をなさったという報道がございます。非常に注目されておりますけれども、これについて、ひとつ明らかな見解をいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、この報道は、厚生省見解は完全でない、したがって一年以内に洗い直すのだ、そういうような報道になっておるわけですけれども、長官……
○岡本委員 私は、大気汚染、特に光化学スモッグについて、その対策並びに予防、こういうことで若干、質問をいたします。 これは朝日新聞さんの記事ですが、各紙、皆一斉に光化学スモッグについて最近、取り上げておりますけれども、四十五年の七月の東京立正高校事件以来、昨年までの被害届が十三万三千九百四十一人に上っておる。昨年は御承知のように気象の関係、長雨というようなことで非常に少なかったわけでありますけれども、本年はもうすでに六千人を超しておる、こういうことでありますが、東京都内におきましても四日間の光化学スモッグの注意報が出されて、そして四人の女子高校生が倒れ、あるいはまた入院をしておる。また六人が……
○岡本委員 ただいま坂口委員から御質問がありましたが、実は私も一緒に夜行で行って、夜行で帰ってきたのですが、この八戸地域は昭和四十四年に私が公害の総点検の一環として一遍、行ったことがあるのです。それ以後、当委員会でも前の古寺委員が取り上げて、相当何遍も要望したことがある。しかしその後いままでほってあった。これは実は一つの問題は、市の方は非常に積極的なんですけれども、県の方が非常に腰が重い。それはどういうわけかと申しますと、やはり県で公害認定を受けるいろいろな手続、あるいはそういうような問題について、環境庁との間にはっきりしたことができてなかったのではないか。お聞きすると、最近になって二回ほど見……
○岡本委員 それでは、きょうは当国会の最後の日でありますので、重要な問題を取り上げておきたいと思うのですが、すでに御承知のように、七月二日午後一時に自然保護議員連盟が発足しました。そして環境庁をバックアップしよう、同時にまた、大事なかけがえのない自然保護のために、その行政を指導するようなことで、力強く発足したわけです。それは御承知のとおりでありますけれども、その前に一点、新幹線の環境基準についてのことを一言聞いておきたいと思うのです。 これは御承知のように、本年の三月末までに、新幹線の環境基準の設定について行いますということを、長官は言明されたことがありますけれども、その後、少しおくれておる……
○岡本委員 非常に時間がなくなりましたから、質問に対して明確に簡単に答えてください。
まず、日本化学工業協会の専務理事さんにお聞きしますが、四十四年秋の時点におきまして、日本化学の鉱洋を千葉県の南部地区に埋め立てをする場合におきまして、日本化学工業の下請会社でありますところの共立運保、ここが日本化学工業協会の鉱滓の無害証明書を持っていきまして、その当時の大地主さんの七人の農家を説得しておるわけです。この無害証明書を日本化学工業協会が発行しておるわけですが、これについてひとつ、はっきりした御答弁をいただきたい。
【次の発言】 そうすると、日本化学工業協会は、専務理事さんが勝手にそういった証明書……
○岡本委員 最初に、環境庁長官にお聞きいたします。 六価クロム公害につきましては、四十六年の三月十日、わが党の鳥居委員が決算委員会で取り上げておりますけれども、その前に、二月十二日にこの問題を取り上げましたところが、当時の公害対策本部、政府には、御存じだと思うのですが公害対策本部というのがあったのです。その公害対策本部の一切の事務を同じ年の四十六年七月過ぎでしたか、環境庁ができたときにこれを引き継いでおることになっておるのです。したがいまして、この当時、発言され、あるいはまたお答えになったことは、環境庁が当然、引き継いでいなければならないと思うのです。引き継いでいらっしゃるのかどうか、ひとつ……
○岡本委員 きょうは本国会一番最初の社労委員会でありますので、大臣の所信表明に対する質問を若干行います。そのあとワクチンの問題を質問したいと思います。 そこで、大臣の所信表明の中に、「第一に、社会福祉の充実であります。特に老人、心身障害者、母子世帯、生活保護世帯等社会的経済的に恵まれない人々の所得保障には最重点の配慮をいたしております。」こういうようにおっしゃいまして、老齢福祉年金を月額七千五百円から一万二千円に引き上げた、これについて相当大幅な改善を図ったということでありますけれども、大臣、この一万二千円で老後、生活できるということをお考えなのですか、その点。
○岡本委員 ただいま議題となっております法案の一部改正の前に、一言だけ大臣に聞いておきたいことがあります。
それは、中医協、中央社会保険医療協議会ですか、ここから日本医師会あるいは日本歯科医師会あるいは薬剤師会が委員を総引き揚げした、こういうような報道がありますが、これに対して今後どういう対策をとるのか、これからひとつ聞いておきたいと思います。
【次の発言】 それはわかりますけれども、それに対する対策はどうするのかということを……。
【次の発言】 もしも、慰留はしましても解決しない、こういう場合はどうしますか。
【次の発言】 これはこのくらいにしておきまして、この戦傷病者戦没者の援護法につい……
○岡本委員 私は、社会的弱者、三本内閣も特に社会的公正を守るというような声明がありましたが、特に社会的に弱い方の保護、あるいはまたそういう人たちの福祉に力を入れなければならない。
そこできょうはそのうちで身体障害者の雇用促進についてお聞きしたいと思いますが、民間企業もございますけれども、まず官公庁の、三公社五現業、この政府関係機関が身体障害者の雇用促進に対して率先垂範をしなければならないと思うのですが、これについてまず大臣の御見解を聞きたいと思います。
【次の発言】 これは事務担当の方からで結構ですから、三公社五現業の四十九年の身体障害者の雇用状態を発表してもらいたいと思います。
○岡本委員 大臣の時間が非常に短うございますので、要点だけまず御質問します。
そこで、田中厚生大臣は非常に福祉問題あるいはまた厚生問題については自民党の中でもベテランである、こういうように私承っておりましたし、またそういう自負があったと思います。そこで厚生大臣になったのではないかと思いますが、私は最初に児童手当につきまして、ことしはこれで第三子の四千円を五千円ですか、これはもう変えろと言ったってなかなか変えないと思うのですが、来年あたりから、やはり二子あるいは一子、こういうように漸次改正していくというお考えはございますか。
【次の発言】 今日のことはわかりましたから……。そこで、前齋藤厚生大……
○岡本委員 現在審議されておりますこの法律案の対象となる中小企業の数と、それからそこに働く労働者の数、それからいま現在加入契約している数、これをちょっと先に説明していただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、概算計算すると大体一割くらいしか加入していないということですね。なぜせっかくあるこの中小企業の退職金共済制度を利用されないのか、どこにネックがあるのか、これをひとつお聞かせ願いたいと思うのです。
【次の発言】 あなたはいま退職金制度をつくってないのは大体一〇%だと――私どもで調べますともっと多いですよ、まあ全部が全部調べていませんけれども。ちょっとその数字はぼくは――だから一〇%……
○岡本委員 ただいま審議しております法律案の中で国民年金の事業に要する事務費の負担について若干質問したいと思います。
御承知のようにいま各地方自治体は超過負担で非常に困っておるという中で、この国民年金の事業の事務費について、まず最初に、自治省の局長さん非常にお忙しいということだったから……。
地方財政法の第十条の四の(地方公共団体が負担する義務を負わない経費)、この中に国民年金の経費が入っておりますが、各地方自治体の中で国庫負担で全部賄えておるのかどうか、これをひとつお聞きしておきます。
【次の発言】 あなたの答弁聞いていると、国民年金事業に関する事務費の負担ですね、国が負担するものについ……
○岡本委員 きょうは参考人の皆さん、御苦労さんです。私も兵庫県のスモンの会の方にたびたび出席して、皆さん方のいま陳述されたいろいろなことを大分聞いております。中には尼崎の方で会長をやっていた人が亡くなりました。私もまた昭和十八年にちょうど中国におきましてアメーバ赤痢にかかって、このキノホルムを服用した一人なのです。皆さん方大変お気の毒だと思います。 そこで、与えられた時間が十五分ということで、まことに残念ですけれども皆さん方の御意見を承っておりますと時間がありませんので、厚生省にひとつお聞きしますけれども、厚生省は昭和十一年の時点においてはこれは劇薬に指定されておった。ところが、なぜ三年後に……
○岡本委員 去る四月十八日、文部省の体育局長の名前で、沖縄県を除く各都道府県の教育委員会教育長に対して、学校給食用のパンにリジンを添加する、こういうような通達が出ておりますけれども、私は、次代を背負うところの青少年、この人たちの健康ということを考えまして、二、三ただしていきたいと思っております。 そこで、厚生大臣は、本年の予算委員会でわが党の渡部一郎君の質問に対して、食品添加物、これに対しては徹底的に調査をして、そして国民の健康を守るというお約束をなさっております。この文部省の体育局長の通達を見ますと、食品衛生法による食品添加物等の規格基準、三十四年十二月二十八日厚生省告示三百七十号の中にL……
○岡本委員 私は婦人ではございませんけれども、わが公明党では婦人議員がいませんので、私が婦人問題については、その地位向上についての熱意については人後に落ちない、こういうことできょうは若干質問をいたします 中に本会議がはさまりますので、本会議の後になりますけれども、非常に問題が短いから、適切に答えを願いたいと思います。 古来より「矢の走るのは弓の力、男のしわざは女の力」こういうように言われておりますが、婦人の力がどんなに大きく社会を動かしておるかということを物語っておるものと思います。 そこで国際婦人年を契機に政府は日本の将来を考えて婦人の地位向上にどういうように取り組んでいく決意を持って……
○岡本委員 きょうは非常に時間が制約されておりますので、二点にしぼりましてお伺いいたしますけれども、最初の第一点は、原爆被爆の皆さんの中に、非常に現在の被爆者の援護についてはまだ不十分で、御承知のようにこの世界で一つしかない被爆国で、まだ非常に困っておる人たちがあるわけですが、その中で、大臣、こういう人がいるのです。胎内被爆を受けまして、そしてその子供ができた。わずか一尺くらいの子供です。そして手足も動かない。そのために生活保護だけではどうもならない、介護に非常に過労で、どうにもならないという人、こういう方で、両親ときょうだい十一人が一遍に被爆して自分だけしか残っていない、それでそういう子供が……
○岡本委員 約二カ月近く当委員会が開かれておりませんでしたが、その間に公害行政について、まことに悲しむべき事柄が起こっております。まず長官に、この点についてお聞きをしておきたいと思うのです。 環境庁の公害汚職それからずっと続いて首都圏の公害機器納入に対するところの汚職の問題です。この公害機器購入については環境庁の方からも相当、補助金が出ております。こういう一連のことを考えますと、先般、私ある雑誌社の招待で、ある学者と一緒に討論したときに、環境については、そういう監視員なんかない方がいいのだ、あるいは公害行政をする人たちがいない方がいいのだ、なぜだと聞くと、汚職をするからだ、こういうような非常……
○岡本委員 当委員会で六価クロム問題がずいぶん審議されましたが、委員長在任中に結論をつけておかなければいかぬということも一つございます。 そこで、その後十一月十四日の新聞報道によりますと、あるいはまたテレビでもございましたが、労働科学研究所の佐野辰雄博士が、鉱滓投棄地に住んでいた一人の住民が亡くなった後、高度の肺がん物質を肺から検出しておる、こういう報道があるわけですね。 これについて労働衛生研究所から資料をとりました。そうしますと、これは江戸川住民の方ですが、この人以外に、そういった被害が発見されるようないろいろな資料が、細かく言っておりませんけれども、出ておる。そこで、私は特に工場周辺……
○岡本委員 私は、きょうは特に大阪空港問題について二、三質問いたします。
まず最初に、大阪空港騒音問題で、私は四十八年三月一日の予算委員会におきまして、当時の新谷運輸大臣にコンターの見直しをお願いをした。要するに、伊丹市を中心にした十一市協がありますが、この各市ではかったコンターと運輸省が指定しているコンターと非常に相違がある、約三分の一である、だから三分の二、広くしなければならぬというようなことで、この見直しを要請をいたしましたが、その後の進捗状況はいかがですか。
【次の発言】 大体いつごろ、その修正を行うのか、この点を時期を明らかにしてください。
○岡本委員 時間が迫りましたから、重複を避けますけれども、最初に運輸大臣に……。 この上告をした政府の見解といいますか、この根本をつくったのはやはり運輸省でありますが、その中に国家賠償法の適用等の諸点についての不服があるというようなお話でありますけれども、この判決は二条一項を採用している。この二条一項には、承御知のように「道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があったために他人に損害を」与えたとき、こういうことであります。先ほど環境庁長官からも、また在来の環境庁長官からも、この大阪伊丹空港は欠陥空港だ、要するに瑕疵があるんだということでありますから、どうもあなたの方から上告した意見と……
○岡本委員 大阪空港問題について、さっきと重複を避けまして若干お聞きいたしますけれども、最初に環境庁長官に、政府の姿勢として伺いたいのは、この前も、ちょっとお話をしておきましたけれども、裁判所の判決を一番最高にするのか。それから、この大阪空港の問題は、公害等調整委員会の調停を申請している、この調停があるわけです。それから、われわれ、こうしてこの国会審議をやっている国権の最高機関、この三つのものがありますが、よく答弁で裁判所の判決が出たらとか言われる。それは、この前も申し上げましたように、全国みんな裁判して判決しなければ何もできないということになったのでは、大変なことになるということで私は考えて……
○岡本委員 最初に、昨日、環境庁の中公審の大気部会ですか、そこから健康被害の救済地域の答申が出ましたが、これについて若干、質問をいたしますけれども、まず中公審の答申どおり、指定地域を環境庁では指定するのか、これをまず、ひとつお聞きしておきたい。
【次の発言】 これは、ちょっと政治的な配慮になるわけですが、この規則を見ますと、その地域の地方自治体の長の意見を聞くということでありますが、一つ、例をとりますと東京都内ですね。この中で、まだ指定されていないのが中野区、世田谷区、杉並区、練馬区、この四つが漏れておる。ところが、有症率が少し少ないとか、あるいはまた中には、去年、検査をして今年の検査の中に入……
○岡本委員 時間が非常に制限されておりますので、最初に御質問をしたいことは、きょうは水質問題でありますけれども、瀬戸内海環境保全臨時措置法が五十一年、来年の秋で切れるわけでありますが、これはやはり再延長しなければならないと思うのです。それについて、いまは議員立法でありますけれども、環境庁の方でも非常にお考えであるそうでありますので、内閣提出案にすることを考えていないかどうか、これをまず、ちょっと一言。
【次の発言】 と申しますのは、あなたの方の今度、予算要求を見ますと、瀬戸内海対策室というのを設けるようでありますから、そういうことになりますと、これはやはり瀬戸内海環境保全臨時措置法を、臨時措置……
○岡本委員 最初に厚生大臣に。実はこれは昨日、環境保全並びに公害対策委員会で私が質問して、結局結論が出なかったのですけれども、その問題は何かと申しますと、一昨年問題になりました魚の水銀の問題なんです。これは厚生省で四ppmという暫定基準を決めておるのです。水俣病などを防ぐための一つの決め手だということで決めておるわけでありますけれども、ところがマグロ、スズキ、こういうのは野放しになっておる。三十ppmあるいは二十ppmという大きな数値が出ておりましても、これはもう野放しだ。なぜマグロとかスズキが野放しだと言いますと、それは天然汚染だからだ、こういうような見解らしいんですね。 そこで、鹿児島湾……
○岡本委員 時間が非常に短いので、明確に答弁を願いたいと思います。 私は薬害についてきょうは質問いたしますけれども、医薬品の生産額は昭和五十年度においては二兆円を超えておる。これは二十年前の約八十倍という驚異的な伸びを見せておりますが、ところがその現在使用されておるところの医薬品の種類、これが四万品から、認可されているものを入れると八万種目とも言える膨大な数になっております。私は医療品の飛躍的な伸びが健康の増進に貢献したということは認めますけれども、その反面、副作用が非常に起こっておりまして、社会的問題になっております。 そこできょうはいろいろ申し上げたいのですけれどもそういうことは省略い……
○岡本委員 私は、きょうは心身障害者の問題につきまして若干質問いたしますけれども、身体障害者福祉法、この法律の目的は、ここにありますように「身体障害者の更生を援助し、その更生のために必要な保護を行い、もって身体障害者の生活の安定に寄与する等その福祉の増進を図ることを目的とする。」こういうようにありますから、私は、一般の方と違って若干ハンディキャップがある心身障害者の方々の福祉対策、これについて大臣はどういうようにお考えになっておるのか、まずその見解を承ってから質問に入りたいと思います。
【次の発言】 そこで、いまはからずもあなたの方から自動車のお話が出ましたが、実はこれは厚生省が行ったのではな……
○岡本委員 きょうは非常に時間を制限されておりますので、簡単に明瞭にお答えを願いたいと思います。
まず第一点、お聞きしたいことは、十五日の午後、労働四団体の代表が労働大臣を訪ねて、雇用失業保険に関する緊急統一要求を行った。この要求に対するところの労働大臣の見解、これについて若干お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、われわれが提案しておるところの、この雇用制度の法律、提案しておりますね。これが一つの大きな指針になると思うのですよ。これを取り入れて法改正をするというような決意は大臣にございますか、いかがですか。
【次の発言】 どうもまだわれわれが提案した分が全部が全部含まれてない……
○岡本委員 じゃ私も建設省が来るまで。 まず長官の所信表明を拝見いたしまして、「これからの環境行政は、直接的な汚染防止対策に加えて、国土の計画的な利用、資源多消費型の産業構造や生活様式の転換、適切な交通体系の確立等をも包含した幅広い総合的な見地から、公害の発生と環境の破壊を未然に防止するという基本的態度に立って」これから行政をやるんだ、こういうような所信表明であります。「第一は、環境管理の総合的な推進であります。」こういうようなことも出ております。これをおっしゃったわけですけれども、恐らく、だれかに書いてもらって、それをばっと読んだだけじゃないだろうと思うのです。これはやらなければいけません……
○岡本委員 ただいま議題となっておりますところの公害健康被害補償法につきまして若干、質問いたします。 この法案の審議を、もう何遍かやっているわけでありますが、政府の答弁は、この補償費につきまして慰謝料が入っているんだということを絶えず、おっしゃるわけです。それは確かに昭和四十八年四月五日の中公審の費用負担特別部会ですか、ここの答申にもありますように「民事責任をふまえた損害賠償保障制度」というように、この法律は決めるべきだというようになっておりますから、損害賠償保障ということになりますと、やはり慰謝料が一番、大きなウエートを占めておるのではないかと思うのです。ところが実際の給付になりますと、非……
○岡本委員 非常に時間が短いですから、簡潔、率直にお答えを願いたいと思います。 第一点は、この健康被害補償法は、裁判をやると非常に長くかかって被害者が救済できないというようなところから、つくったわけです。したがいまして、被害者の方を早く救済するのに一番いいのは、この前、私、昨年の十二月十二日にお話ししました転地療養なんです。この転地療養について、環境庁の方から各地方自治体に、移送についての支給対象といいますか、こういう通達が出ておる。事務次官通達と一緒に出ておるわけですが、各地方自治体では、やはり、これに基づいて行われますので、非常に移送費といいますか転地療養の交通費がかかる。この方は大体、……
○岡本委員 最初に、もういよいよ会期も、あと一カ月もありませんので、今度ロッキード問題で三木さんの態度が非常にあいまいで、そのことによって空転したわけでありますけれども、そこで、これからの審議の進め方あるいはまた重点的な審議、これはやはり行わなければなりませんので、最初にお聞きしますけれども、環境影響評価法案すなわちアセスメント法案ですね、これを今国会で環境庁長官としてはお出しになるという御答弁があったと思うのですが、これはどうですか、いまからお出しになるのですか、いかがですか。
【次の発言】 どうも何が何やら、さっぱりわかりにくい。意欲はあるということをおっしゃるけれども、お出しになるのかな……
○岡本委員 最初に西宮市の助役さんからお聞きしたいのですが、新幹線公害で非常に地元の方が困っておるわけですが、西宮市会でも、この問題が相当、問題になっておると思いますので、その実態について、もう少し詳しく陳述してもらいたいと思います。
【次の発言】 そこで、中公審の委員長の亘理参考人にお聞きしますが、あなたの方で、この答申を発表なさるときに、そういった現地の皆さん方の調査、いろいろ苦情問題、たとえば四十三号線あるいはまた環七、こういったところの現地調査をなさったのでしょうか。この点について、ひとつ。
【次の発言】 先ほど、ちょっと問題になっておりましたが、そこで、あなた方がそこの調査に行きまし……
○岡本委員 ちょっと、この振動規制法案に入る前に一つだけ確かめておきたいことがあります。それは瀬戸内海環境保全基本法、これがこの十月に切れるということですが、これについて環境庁としては、このままで延長をするというような考えを持っておるのか。あるいは長官、どういうように、あなたは考えていらっしゃるのか。これだけ、ちょっと念を押しておきたいと思うのです。
【次の発言】 この間、当委員会で参考人の先生方をお招きして意見の開陳を受けたわけですけれども、この中で東北大学の二村先生から特に、こういう陳述があったわけです。技術がまだ、できてないといって、それをそのまま、ほっておくということは間違いである、だ……
○岡本委員 私は、公明党を代表して、振動規制法案に対する修正案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 言うまでもなく、振動公害は典型公害の一つとして、昭和四十二年に公害対策基本法において、政府によって、しかるべき措置がとられるべきことが定められていながら今日まで放置されてきたものであります。 その間、高度経済成長による産業活動の活発化に伴う人口の都市集中、土地の過密利用、都市における住宅と工場の混在、工場等の機械施設の大型化、建設工事の増加及び陸上交通機関の進展によって、工場、建設工事、自動車幹線道及び新幹線を中心とする鉄道等より発生する振動公害は、騒音と並んで、公害苦情件数……
○岡本委員 非常に時間がなくなりましたから、簡潔に答弁をお願いします。
最初にお聞きしておきたいことは、この前の委員会で、瀬戸内海環境保全臨時措置法の問題で大臣は、何とか各党の御理解を得てというようなことで終わったわけです。大体お詰めになったと思うのですが、どのくらいならば何とかなるのか。ひとつ大臣から、その点をはっきり聞いておきたい。
【次の発言】 これは昭和四十八年の十一月二日に施行されて五十一年の十一月二日までの時限立法でありますけれども、この法律を議員立法でつくったときに、恒久法を必ず環境庁でつくるようにという要望もいたしました。恒久法をつくるにつきまして、いろいろと審議会なんかで、……
○岡本委員 最初に一つ、先ほど、ちょっと、ぼくが聞き落としたのかもわかりませんが、島本委員の質問の中で環境アセスメントについて、長官の方から御答弁があったようなんですが、先国会に、この環境アセスメント法案、手法の法案を出すということであったのですが結局、流れた。次の国会には必ず環境庁として、この法案を出すのか出さないのか、出せる確信があるのかどうか。また次も流れたというのでは話にならないので、これだけ一つ先に念を押しておきたい。
【次の発言】 どうも出したい出したいというようなことでは、これは話にならないと思うのですよ。必ず次の国会には、この環境アセスメント法案を出すのだという、強いあなたの決……
○岡本委員 私は、昨年の十一月の二十日に本委員会におきまして、われわれ国民にとって大切な健康に必要な薬の副作用問題を取り上げまして、その欠陥の指摘をしておきました。特にモニター制度を中心にいたしまして制度欠陥を指摘しておきました。また改善の要望をいたしておきました。それに対して厚生大臣は、モニター制度については、的確にこれがやられているかどうかについてはいささか疑念があるというような御答弁で、今後モニター制度については迅速に有効な措置をとることに努力するというお約束をされたわけであります。したがいまして、私は、その後どういうような具体的な措置をとられたのか、これをひとつお聞きをしておきたいと思……
○岡本委員 時間が非常に短かいから、率直に明瞭に答えていただきたいと思います。 最初に、これは四月二十九日ですか、ソロモン諸島のベララベラ島に二人ないし八人の旧日本軍人と思われる人がいるというような報道がございます。それについて、この報道によりますと、厚生省はあす、と書いていますから三十日と思いますが、連絡をとって本格捜査をやりたいというような報道でありますけれども、すでに御承知のように、人の命は大切で、小野田さんやあるいは横井さん、こういう人たちが救われておりますが、このソロモン諸島の旧日本軍人と思われる人たちの救済、これに対してはどういうように厚生省は手を打つのか、これをひとつ局長からお……
○岡本委員 私は、ただいま議題となっておりますところの法案について若干の質疑を行います。
最近の労働者の賃金不払い事件報告によると、七五年上半期中に監督機関の取り扱いの、約百六十八億円の賃金不払いのうち六三%が退職金で、定期給与はその半分である。この解決状況を総体的に見ますと、退職金の方が劣り、解決不能の額が八割は退職金である、こういうように出ておりますけれども、この退職金についても今度の不払いの中に確保はきちんとできるものかどうか、これをひとつもう一度念を押しておきたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁を見ておりますと、そういうように定期給与と退職金、こういうものを別に考えるというこ……
○岡本委員 この法案の前に、先日の委員会で、ベラベラ島の生存日本兵についてはっきりしたお答えがあのときに大臣からもなかった、前向きということだったのですが、その後厚生省としてどういうような検討をされて進めているのか。
【次の発言】 そこで大臣、きのうの報道、あるいはまたテレビなんかも報道いたしておりますけれども、全国のソロモン会ですか、この人たちが、戦友を私たちの手で調査をするんだ。それから、当時この地方から復員した人、あるいはそういった人たちの証言を見ましても、相当この中にまだ残っておるということは非常に確実だということであります。同時にまた、来月調査団を組んで行くんだということでありますが……
○岡本委員 健康保険法の一部改正法律案は大橋委員の質疑に譲りまして、私は、予防接種法及び結核予防法の一部を改正する法律案について若干お聞きします。 昭和五十年の二月八日、当委員会におきまして、私がこの予防接種の基本問題について質疑を行い、さらにこの予防接種事故の補償、これについて要求をいたしておきましたが、やっと今回提案をされたわけでありますけれども、そこで最初にお聞きしたいことは、今回の改正案は、暫定救済措置よりは少し前進したようでありますが、すなわち療養手当あるいは障害年金、葬祭料、これを新設しておりますけれども、まだまだ改善をしなければならない点が多いわけであります。 その一つとして……
○岡本委員 時間が非常に限られておりますので、重複を避けまして御質問いたしますから、簡単明瞭に、しかも要領よくお答えを願いたいと思います。
最初にお聞きしておきたいことは、昭和四十七年の三月十四日の閣議了解事項で「廃棄物処理施設整備計画について」四十七年から五十年におけるところの処理施設として五百億円が投入されておるということでありますけれども、その実態はどうなっておるのか、ちょっとお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 これが全部施行されていないということは、産廃処理施設整備計画がずさんであったのか、あるいはまた、もう十分できて余ってきたのか、その点についてはどうなのか。わかりません……
○岡本委員 先国会からも議題になっておりました環境アセスメントにつきまして、いま長官の方から来国会には必ず出すというお返事であったようでありますが、そこで来国会に出すこの法案につきまして、環境アセスメントにつきましては、われわれ野党の方も出しております。そういうものを参考にして、私どもが特に法案に出しておりますのが住民参加の問題なんですが、住民の代表を参加させるという考えはあるわけなんですか、この点ひとつ。
【次の発言】 もう一つだけ聞いておきたいのですが、われわれ考えておりますのは、政府サイドと申しますか、それでは、どうしてもアセスメントの手法、いろんなものがゆがめられる場合が、いままで非常……
○岡本委員 私は和歌山県の竜神村の奇病について質疑を行いたいと思っております。 ここは紀伊半島のちょうど尾根に当たる日高郡竜神村、非常に緑の多い平和な山村のところでありますが、ここに児童の中に原因不明の公害病と思われる奇病が発生をいたしております。私は、ここに調査に行ってまいりましたが、この竜神村というのは面積は二百五十五平方キロで、ちょうど琵琶湖の四〇%ぐらいの広さでありますが、その九四・三%が山林に覆われております。また、村の基幹産業は林業であります。ここに千七百世帯が散在しておりまして、人口約五千九百人、典型的な過疎の山村であります。 この静穏な辺地に、なぜ、このような奇病が発生した……
○岡本委員 環境庁長官が何か一時に出ていかなければいかぬというわけですから、ちょっと急いでやりますから、明瞭に答えていただきたいと思います。 私は、きょうは国道四十三号線あるいはまた各道路の騒音問題について、ちょっと詰めていきたいと思うのですが、昭和四十六年の五月二十五日に騒音に係る環境基準、これが閣議決定をされております。「環境基準の達成期間等 道路に面する地域については、設定後、五年以内を目途としてその達成を図るよう努めるものとする。」四十六年の五月二十五日でありますから、ちょうど五年になる。この五年間におきまして、これは達成を図るようという努力目標ですから、ちょっとあれなんですが、どう……
○岡本委員 私は、本年の五月六日の当委員会におきまして、初めてトロトラスト問題を取り上げたわけでありますが、この問題につきまして、特にまず大臣からひとつ御答弁をいただきたい。と申しますのは、大臣は和歌山の方でございますが、私の軍隊友だちが、やはり和歌山の有田におりまして、非常な先生の支持者です。非常にごりっぱな勇気のある方だ、今度大臣になられて非常におめでたい、しかし短いかもわからぬというようなことでありましたが、そういうことで、ひとつ前向きの御答弁、また、今後の厚生省の指針というものをひとつはっきりしていただくと非常にいいのじゃないか、こういうように思いますので、まず大臣から御答弁いただきた……
○岡本委員 私は、非常に短い時間ですから、きょうは二問題質問いたします。
最初に、母子家庭の皆さんのために、寡婦雇用の促進について労働省の御意見を承りたい。
そこでまず、労働省は母子家庭の就労をめぐる総合調査を五十二年にやりたいと言っておるそうでありますが、その調査内容は何なのですか。
【次の発言】 それは、大切な国民の金をかけてそういう調査をなさるということは何が目的なんですか。
【次の発言】 いま答えをいただきましたが、そういった調査を行ってどういうようにこの方々を就労させたりあるいはまたいろいろと指針を与えていくのか、その点はどうなんですか。
○岡本委員 ただいま議題になっておりますこの法律案について、まず二点指摘をいたしたいと思います。 その一点は、この港湾法等の一部改正法案、これを見ますと、御承知のように五本とか六本の法案が入っておるわけですよ。その中で、港湾法一部改正、それから整備措置法、北海道開発、沖繩振興、こういうのは大体同じようなものだと思いますが、海洋汚染防止法の一部改正まで一緒に入っている。これはまことに便宜主義、運輸省として非常に安易な今度の法案の提出であるということを私はまず指摘して、あと運輸委員会の皆さんにやっていただくことにします。 そこで次は、この法案を作成するにあたって、大きな点が抜けておりますのは、……
○岡本委員 まず新幹線騒音公害、新幹線公害につきまして、お尋ねいたします。
かつて山陽新幹線を敷設するにつきまして、そこを通るところの当該の市長と国鉄の工事局長との間に取りかわしました覚え書きがありますが、この覚え書きの実行について、これは国鉄総裁が責任をもって実行するのか、この点をひとつ明らかにしていただきたいのです。
【次の発言】 そこで、山陽新幹線を敷設するにあたって、これはあなたのほうの日本国有鉄道山陽新幹線工事局長、当時は佐藤さんになっております。そして西宮市長さんとの間に取りかわした覚え書きの中に、その別紙に「「騒音については、屋外でピーク値七十五ホン?八十ホン、振動については側……
○岡本委員 公述人の皆さんには、たいへん、午前中、午後とお疲れのところですが、もうしばらくごしんぼう願います。 そこで、まず最初にお聞きしたいことは、改井さんに……。富山市が公害の指定地域にまだ入ってないわけですが、私は、四十五年だったか、尼崎を公害の指定地域にしていただくために、ずいぶん当委員会でやりましたのですが、地方自治体で、すでにこうして指定地域にしておる。ところが国のほう――当時は厚生省たったですね。厚生省がもう一度調査しなければしないというようなことで非常におくれたわけですが、現在ですと、あなたのほうで、いま環境庁のほうに指定地域にしてもらいたいという申請はなさっておりますか。そ……
○岡本委員 ただいま審議されておりますところの法案について――そこでこの法案を見まして、今後こういった化学物質についての事故を未然に防ごうという考えであろうと思いますが、すでに起こっておりますところのPCBの問題について少し詰めておきたいと思うのです。 一つは、おととい私ども公害委員会で兵庫県の高砂にありますところの鐘淵化学を視察しました。そのときに一番心配な問題は、全国から戻ってくるところのPCBを処理することができない。これはすでに話があったかわかりません。鐘淵化学ではこれを焼却する設備をつくっておりますけれども、焼却をするとその煙突から相当なPCBが分散するというわけで、県ではとめてお……
○岡本委員 時間がおくれましたから、簡単に二点だけ、井出先生に伺います。 わが国の重税感は非常に強いわけです。非常に税金が高い、税金が高い、こういうことをいわれておりますが、政府は今度、給与所得者に対して百十二万、米国に次いで課税最低限が高いのだ、こういうふうに胸を張っておりますけれども、しかし国民感情としても非常に高い。ですから、これをどういうように先生はお考えになるか。私はもっと軽減すべきであると考えておりますが、どうか。 もう一点は、わが国にかつて富裕税という一般財産税があったわけですが、この財産税の復活についての先生の考え方をお聞かせ願いたい。この二点だけお聞かせ願いたいと思います……
○岡本分科員 全国の休廃止鉱山、あるいはまた現在動いているところ、こういうところから有害物資が出まして、いままで盛んに被害者が出た。公明党で全国の休廃止鉱山の総点検をやりましたが、いま全国の大体七千カ所のうち、有害物資が出てくると思われるのが千カ所余りでありますけれども、これに対して何とか対策をとらなければならぬというわけで、今日まで、各委員会で、私も取り上げてきましたけれども、ただ、権利保有者があるから責任があるのだとか、あるいはまた、権利放棄後五年間は責任があるんだとか、そういうような企業まかせでは、やはり今日のようにたくさんの被害者が出る。したがって、現在休止しようとする鉱山あるいは廃止……
○岡本分科員 私はおとといの予算委員会に引き続きまして、若干詰めておきたいと思いますが、公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害防止法の中に移転補償という項目があります。御承知のように、昭和四十二年、三年ごろは、大阪国際空港が二百五十機ぐらい。それでも非常にやかましかった。それがB滑走路ができましてからどんどんふえてきまして、現在では四百六十機毎日飛んでおります。ひどいときには一分三十五秒に一機、それもジェット機が半分以上です。そういうような状態で、この周辺の十一市の住民の皆さんはこの飛行機の騒音に耐えかねるというわけで、私も公害の委員会でたびたび発言をいたしまして、少なくとも離陸直下ある……
○岡本委員 公害特別委員会と社労の連合審査でありますから、まず公害の面からお聞きいたしますが、公害の認定患者、これは四十四年にできまして四十五年から実施しておりますが、これが現在累計何人の方が認定を受けて、そして医療費とかあるいはまた介護手当、こういうものをもらっておるか、これをまずお知らせいただきたい。これは環境庁から……。
【次の発言】 そこで、時間があまりありませんから、率直に入りますけれども、医療費あるいはまた介護手当、こういう基金というものは、財界からの寄付金とそれから政府の予算、これが半分ずつでできておるわけでありますが、四十八年現在でどれくらいの費用がかかっておるのか、これをまず……
○岡本委員 午前中の当委員会の審議を聞いておりますと、運輸大臣は、この大阪伊丹空港の公害対策について率直に手抜かりを認めて法案を出した、こういうことを仰せになったわけでありますけれども、どういう点を率直にお認めになったのか。 まず、私申し上げたいことは、昭和四十二年、私が初めて公害対策特別委員会に籍を置きましたときに、この大阪伊丹空港の騒音問題について、当時は運輸大臣は大橋さんだったと思いますが、相当きびしく現地の問題を取り上げて再三要望をしたわけであります。 しかし、その四十二年のころの航空機の一年の発着数が、九万四千五百二十回、そのうちジェット機が三六・七%だった。ところが四十三年にな……
○岡本委員 両先生には、たいへん早くから御苦労さまでございます。貴重な御意見を拝聴いたしましたが、若干御質問を申し上げたいと思います。 そこで、まず肥後先生にお聞きいたしますが、先生は先ほど、今度の政府提案の予算には大体賛成のような御意見でありましたけれども、そこで、先生お話しになった中で、一つは税制の不公平、これについて、現在も非常に税制が不公平だ、こういうようなことをおっしゃいましたが、私たちもそう思っているのですが、これを改めるにはどういうように変えればよいのか、これが一つと、それから、大法人の超過利得ですね。これに対してどういうふうに徴収するのか、先生の御意見があったらお伺いしたい。……
○岡本分科員 非常に短い時間ですから、ひとつ明確にお答えを願いたいと思います。 最初に質問したいことは区画整理事業でございます。 都市計画によって区画整理が行なわれておるわけでありますけれども、この区画整理法は昭和二十九年に制定されております。そして、なるほど、戦後の荒廃地を復興させるためには非常に都合がよかった、効果があったけれども、現在は、市街地を区画整理するためには、非常に市街地の地価が上がっておる。住宅街ですと、もうほとんど上がり切ったような状態です。したがって、そこに計画街路をつくっても、もう地価が上がるということは考えられない。逆に今度は、交通騒音によって地価が下がるというよう……
○岡本分科員 最初に通産大臣に、石油価格の問題について、石油価格が上がるといろいろな物資に反映するのじゃないかということですが、端的に申し上げますと、石油価格の抑制は、原油が上がってきておるというわけで、大体めどとしていつまで可能なのか、通産省としての意見を伺いたい。
【次の発言】 そこで、この石油価格について、原油はどのぐらいの程度のところを想定しておるのか。要するに入札でいままでのあれを見ていますと、十一ドルで入札したとかあるいはまた八ドルでしたとか、いろいろありますけれども、私は、アメリカの代替燃料ですか、オイルシェール、こういうようなのが大体八ドル見当で採算が合うということでありますか……
○岡本委員 ただいま議題となっておりますこの法案について、時間の許す限り、若干質問をいたします。 そこで自治大臣に、最初にこの法案で、私は事実に基づいてどういうようになるのかということをお聞きいたしますけれども、奄美大島の宇検村というところがありますが、ここに枝久手島という島がありまして、ここに東亜燃料が五十万バーレルの原油基地をつくろう、こういうような計画が出ておるわけであります。地元も反対しておりますけれども、これはちょうど枝久手島と本土をつぶして焼内湾という湾を埋め立ててしまうんですね。そうしますと、この焼内湾は死の海になってしまう。こういうふうなことで非常に心配をいたしておるわけであ……
○岡本分科員 きょうはわずかな時間ですから、簡潔に、また、はっきりした答弁をいただきたいのですが、新幹線の騒音問題についてお聞きいたします。
この間、公害対策特別委員会で、三月中には騒音の基準を示すということが環境庁からありましたけれども、それでありますと、環境庁で、すでに騒音の問題について調査が行われておると思いますから、ひとつそれを先にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それを聞いているのじゃなくて、環境庁の方でこの騒音の状態について、要するに何ホンでどうだったという、その説明をしていただきたいと言うのです。
【次の発言】 たとえば住宅地、あるいは商業地域、こういうところで、住宅地で……
○岡本分科員 最初に住宅公団も来ておりますしあれしますから、大臣にお聞きしますけれども、住宅公団の全国の団地がいま非常に騒然としておる。 それはなぜそういうことになっているかと申しますと、共益金。共益金というのは、御承知のように住宅公団と契約者との間で取り決められた、自室のドアの外、共用分、街灯、道路あるいは樹木あるいは花壇、芝生あるいは砂場、ごみ処理場、下水施設、こういうようなものの維持管理のために徴収される共益金でありますけれども、これがいままでは二年か三年ですかに一遍ずつ改定というようなことで来まして、高くて大体三五%から五〇%どまりだった。それが今度八二%の値上げを言うてきておるとい……
○岡本分科員 最初に大蔵大臣にちょっとお聞きしますが、きょうの新聞の報道によりますと、大学の助教授等が納得のできない税金は払いませんと宣言する市民団体をつくりまして、二十二日に東京神田の日大で勉強会を開いた、三月三日に防衛費分不払いの確定申告を出すことに決めた。そして事業者あるいはまたサラリーマンの代表として、いまちょうど確定申告の最中ですが、納税額の六・四%を差し引いた確定申告をそれぞれ提出した、こういうように報道されておるわけですけれども、これについてどういうようなお考えを持っておるのか、ひとつそれをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 これは、遺憾に思っているだけで、後はっきりした態度……
○岡本分科員 きょうは、わずか三十分でございますので、私は大体提案と申しますか、そういったところから御質問しますので、要領よく前向きに御答弁のほどをお願いしておきます。 最初に高校問題でございますが、公立高校が非常に現在少ない。そして高校進学率というものが非常に高まってきた。ことしは九〇・八%、ほとんどの方が高校に行きたいと言うようになってきました。同時にわが国の資源というものが非常に少ない。したがってやはり頭脳資源というものを開発しなければならぬと私は思うのです。そのためにも公立高校、この拡充をしなければならぬと思うのですが、これについて若干提案を申し上げますから、大臣の御答弁をお願いした……
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