吉田之久 衆議院議員
32期国会発言一覧

吉田之久[衆]在籍期 : 31期-|32期|-34期-35期-36期-37期-38期
吉田之久[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉田之久衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

吉田之久[衆]本会議発言(全期間)
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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 衆議院本会議 第14号(1971/11/16、32期、民社党)

○吉田之久君 私は、民社党を代表して、過日、川崎市で発生いたしましたがけくずれ実験現場の生き埋め惨事に関し、主として総理並びに関係大臣に緊急質問を行なわんとするものであります。  まず、質問に先立ち、一瞬にしてとうとい命を失われました十五柱のみたまとその御遺族に対し、衷心より哀悼の意を表し、また、負傷されました十名の方々の一刻も早き御全快をお祈り申し上げる次第であります。  かく申し上げるわれわれ民社党もまた、今次災害とは無関係ではありませんでした。なぜなら、死線を越えて記録を写し続けられたNHKの受田カメラマンは、わが党の受田代議士の御子息であるからであります。  私は、きのう、この受田勲君……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 衆議院本会議 第5号(1972/11/08、32期、民社党)

○吉田之久君 私は、民社党を代表して、政府提出の昭和四十七年度一般会計補正予算案等三案に対し、一括して反対するとともに、日本社会党、公明党及びわが党の共同提案になる補正予算案の組み替え動議に賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  私がここであらためて申し上げるまでもなく、いま、わが国の政治がなさなければならない最大の急務は、久しく続いた高度経済成長政策の結果、最大の利益を得た大企業、大資本の権力的経済支配を、もはやこれ以上許してはならないということであります。そして今日までの、国民を軽視し、人間を消耗品扱いにしてきた政治、経済と訣別し、いまこそ、豊かな福祉にささえられた人間尊重の……

吉田之久[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院32期)

吉田之久[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1970/03/12、32期、民社党)

○吉田(之)委員 すでに各委員から長官に対して、その所信表明をめぐってあらゆる角度から質問がなされております。そこで私は、特に長官が所信表明の中で強くうたい上げておられる原子力開発、利用の問題について若干の具体的な御質問をいたしたいと考える次第でございます。  まず、あなたは「動力炉の開発につきましては、高速増殖炉の実験炉の建設を進めるとともに、新型転換炉の原型炉の建設に着手することとしており、また、原子力第一船につきましても引き続き建造を進めてまいる所存であります。核燃料対策としましては、新たに再処理工場の建設に着手するほか、ウラン濃縮技術の研究開発、海外ウラン資源の開発を強力に推進すること……

第63回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1970/04/08、32期、民社党)

○吉田(之)委員 宇宙開発について若干の質問をいたしたいと思います。  まず、質問の初めとして、たいへんばくたる質問で恐縮でございますが、宇宙開発委員会が昭和四十三年八月に発足してからようやく一年半を経過いたしました。この一年半の経過の中で、宇宙開発委員会が今日までどのような活動をしてきたか、また、その成果を長官としてどのように評価しておられるかという問題につきまして、まずお伺いいたしたい。
【次の発言】 お伺いいたしますと、委員会も相当精力的に意欲的に開会していただいているようでございます。それなりの成果をあげていただいていることだろうと信じているわけでございます。そういう経過の中で、今度法……

第63回国会 建設委員会 第3号(1970/03/11、32期、民社党)

○吉田(之)委員 ただいま卜部委員のほうから、いろいろと日本の人口の都市集中の問題の是非について御質問がございました。大臣の答弁の中で、あまり過度に密集し過ぎることは好ましくないのであって、いろいろと均衡ある都市の発展をはからなければならないということをお述べになっておるわけでございます。しかし私は、人口はますます都市に集中するか、あるいは政策的にできるだけこれを分散させていくかは別として、いずれにしても人口というものはそれぞれ一つの核を構成しながらその生活を営んでいく、これは古今東西一緒なんですけれども、ますますこれからの――核という表現が的確であるかどうかは別として、その生活様式の新しい形……

第63回国会 建設委員会 第4号(1970/03/18、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私も、引き続いて河川法施行法の一部改正法案に対しまして若干の質問をいたしたいと思います。  そこで、まず、今度のこの改正をめぐりましていろいろと論議が展開されているわけでございますが、どうしてもわれわれはこの問題の根源にさかのぼって、この河川法施行法が制定されたころのいきさつをもう一度振り返ってみて問題を論じなければ、いろいろと混乱を起こしたり、また誤解のままで法改正が進められていくおそれがありますので、その点について少しただしてみたいと思います。  お互い承知いたしておりますように、昭和三十五年、閣議で治山治水の十カ年計画が策定されました。しかも昭和四十年、前期五カ年を終わ……

第63回国会 建設委員会 第11号(1970/04/10、32期、民社党)

○吉田(之)委員 本州四国連絡橋公団に対する質問に入ります前に、一昨日夕刻、大阪においてガス爆発による大惨事が発生いたしました。まことに憤慨にたえない気持ちでございます。今日この時代において何たるぶざまであるか。また無謀であるか。先ほども三木さんがおっしゃいましたけれども、何か最近、科学に対するおそれというものが非常に麻痺してきているのではないか。科学的変化に対する災害の発生、そういうことに対するもっと国民的な再認識が行なわれなければならぬという感じがしてならないのであります。この本州四国の架橋の場合においても、全く同様のことが考慮されなければならないと思う次第でございます。この際、特に被災者……

第63回国会 建設委員会 第13号(1970/04/18、32期、民社党)

○吉田(之)委員 質問に入る前に、委員長おられませんので、代理の服部さんに……。こういう重要な問題を審議するときは、せっかく日を一日設けてやっているのですけれども、大臣いろいろ御用事があってすぐおられなくなる。やはりこういう特に大惨事のあった問題を追及し、また今後どういう対策を講じなければならないというようなときには、やはりできるだけ時間をかけて、そうして問題を再び起こさないような最大の方法をお互いに模索しなければしかたがない。そういう意味で、五分ではこれはいかに切り詰めてもどうにもなりませんので、少し質問の入り口だけ入らせていただいて、後日ぜひもう一度、通産大臣お忙しいでしょうがおいでをいた……

第63回国会 建設委員会 第14号(1970/04/24、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は、ただいま議題となっております道路整備緊急措置法に関連いたしまして、特に国道バイパスの問題で一、二の例を申し上げまして、この問題点をお尋ねいたしたいと思います。  実は大臣がお見えになっておりませんので、まず政務次官にお聞きをいたしますが、去る三月二十三日付の陳情の中に「遠賀バイパス路線の位置変更についての陳情」というのが出ております。紹介議員は、わが党の伊藤卯四郎代議士であります。陳情者は、遠賀郡の遠賀町バイパス路線変更期成同盟会長小田友亀という人の名前で建設大臣あてに書かれております。これはすでに大臣も御承知のはずであります。したがって、政務次官や局長らもその事情につ……

第63回国会 建設委員会 第16号(1970/05/08、32期、民社党)

○吉田(之)委員 けっこう小川君のほうから微に入り細にわたって多くの質問が述べられましたし、また御答弁がありましたので、私は大まかに二、三の点を御質問申し上げたいと思います。  実は大臣、天網恢々疎にして漏らさずということばを御存じだと思います。たいへん学識豊かな大臣にこんな注釈をして失礼でございますけれども、これは「老子」の第七十三、新村出先生は、「天の法網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕縛する。即ち天道は厳正で悪事には早晩必ず悪報があるという意。」こういうふうに書いてあります。さっきの質問を聞いておりまして、今度の建設業法というものは、実はその辺のところにこの業法の一番の……

第63回国会 予算委員会 第12号(1970/03/07、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は、初めに防衛問題に関しまして若干の質問を、中曽根防衛庁長官並びに一部海原国防会議事務局長にいたしたいと思う次第でございます。  長官は、就任以来きわめて活発な行動や発言を続けておられるのでありまして、われわれはそれなりにそんたくし、注目している次第でございますが、去る二月十三日にあなたは日本の防衛と防衛庁・自衛隊を診断する会の初会合を開いておられます。これは聞くところによりますと、民間有識者による自衛隊のあり方についてのいろんな意見を言う会、聞く会だというふうに聞いているわけでございますが、一体この自衛隊を診断する会はどういう性格のものであり、またどの程度の構想として今後……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1970/12/17、32期、民社党)

○吉田(之)委員 先ほどから各委員から濃縮ウランの問題についての、特に中曽根さんの訪米中の発言をめぐりましていろいろと質問が出されておりました。私はそれを承っておりまして、特に科学技術庁長官、今日のあなたの胸の中に去来するものは、一方において中曽根さんのあの発言はいささか迷惑である、一方においていろいろと今後海外協力を得るために少しは役立つ面もあり得るというふうな、非常にあいまいな感じをあなた自身が持っておられる。そうだから、先ほど来の各委員に対する答弁も非常にその辺が釈然としない、もやっとしているというふうな感じがしてならないのです。そういう点はございませんか。

第64回国会 建設委員会 第3号(1970/12/09、32期、民社党)

○吉田(之)委員 きのう大臣は、この委員会におきまして、下水道がわが国において特におくれてきたいきさつについてるるお述べになりました。特に、水に流すとか、みそぎとか、ずいぶんしゃれた表現で、自然の川とともに生きてきた日本の歴史的風土という御説明もありました。しかし、これは何も日本にのみ特に言えることではないと思います。諸外国におきましても、人間の歴史というものはそういうところから始まっておる。ところが、ヨーロッパの場合は、特に、ペストであるとかコレラなどの大流行による社会的な甚大な被害を防止することから、きわめて早くから下水道というものが促進されてきた。こういう歴史的条件との比較は、確かに聞い……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/02/18、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私の時間の関係で近江さんに順番をかわっていただきましてたいへん恐縮いたしております。  実は大臣の今度の所信表明演説を承りまして、たいへん予算が順調に伸びておりまして、一八%という伸びは全く長官はじめ皆さん方の努力のたまものだと一応は敬意を表します。ただ、この機会に私たちが考えなければならないのは、われわれはわが国の科学技術の振興のために大きな三つの大事な柱を立ててその促進を急いでまいっております。言うまでもなく原子力と宇宙と海洋でございますが、さて今度の予算の内容を見ましたときに、また最近の毎年度の予算の趨勢を見ましたときに、同じ三本の柱だとはいってもずいぶんその柱に太い細……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1971/03/10、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は原子力損害賠償二法案につきまして民社党を代表して質問をいたしたいと思うのであります。  特に、その質問を労働者災害一点にしぼりましていろいろと経過をただし、また今後の対策を伺っていきたいと思います。ただ、もっともいま堂森委員からも、また先ほど三木委員からもいろいろとこの点については詳細な御質問がありました、つとめて重複を避けてまいりたいと思いますけれども、どうかその点あらためてひとつできるだけ明快にいろいろと御答弁をいただきたいと思います。  そこで、実は大臣も御承知だろうかと思いますけれども、現在原子力産業でその第一線に立って働いている労働者が数多くおります。この人たち……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1971/05/20、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は、原子力問題について四つばかり質問をいたしたいと思います。  まずその一つは、新型転換炉、ATRの問題についてでございます。  実は、委員会における附帯決議というものは、政府は最大にこれを尊重し、忠実に実行されなければならないと思うわけでございます。  そこで四十二年七月、動燃事業団法が成立いたしましたときの当委員会における附帯決議、それは六つの項目から成り立っておるわけでございますけれども、その二番目に「高速増殖炉及び新型転換炉の開発は、長期的かつ画期的な国策である。したがって政府は、これに必要な資金及び人材の確保のために強力な施策を講ずるとともに、努めてその自主的な開……

第65回国会 建設委員会 第10号(1971/03/19、32期、民社党)

○吉田(之)委員 たいへんおくれて参りまして申しわけありません。  実は、今度の下水道整備五カ年計画について、民社党として御質問申し上げたいと思うのですが、まず、二兆六千億のうちの一千億という予備費でございますが、これはこの前から三百億という予備費が組まれておりましたけれども、下水道に関する予備費というのはいまだかつて使われたことがないというふうに聞いております。だとするならば、この一千億というのは単なる見せかけの一千億なのではないかというようなうわさが世上流れておりますが、予備費の、特に下水道整備五カ年計画についての経過並びにその性格について御質問いたしたいと思います。

第65回国会 建設委員会 第11号(1971/03/23、32期、民社党)

○吉田(之)委員 いま松浦さんの質問に対するいろいろな御答弁を承っておりまして、今度の道路法の改正も、いろいろと努力をしておられることはわかりますけれども、まだまだいろいろ問題があり過ぎる。いいかげんな点が残ってくると思うのです。特に例外規定であります。大事な問題はほとんど政令にゆだねられております。そういう点についても幾多の不満を感ずるわけですが、それはそれといたしまして、やはり次から次へと変貌する交通の変化に対応して道路法を刻々変えていこうとする意欲はわかります。ただ、私は、今度のこの改正と、また、いままでのこの法律の歴史的経過が、いわばほとんど物理的な道路対車両という問題だけをとらえて法……

第65回国会 商工委員会 第7号(1971/03/05、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は、先ほどからもいろいろ話が出ておりますが、いよいよあと一年後に本土にめでたく復帰いたします沖繩の今後の電力問題について、若干の御質問をいたしたいと思います。  われわれが、沖繩の復帰を喜ぶと同時に、わけても心配なのは、これからの沖繩の経済というものがどういうふうに自立していけるであろうかという問題でございます。基地依存経済から脱却して、ほんとうに沖繩がその独自の潜在力を発揮しながら、日本に復帰した一員としてりっぱに繁栄の道をたどるかということにつきましては、何としても産業の基盤の整備が必要であります。その産業基盤整備の一番根幹は、公益事業である電気事業の整備を積極的に進め……

第65回国会 地方行政委員会 第2号(1971/02/05、32期、民社党)

○吉田(之)委員 先ほどから沖繩に対する特例措置三十億円の問題をめぐりまして、いろいろと各委員から意見が述べられているわけでございます。私は、先ほども國場さんのお話を聞いておりまして、まことにそうだろうと感じました。この三十億円をこういう形で受け取ることは心苦しい、遠慮しながら受け取らなければならないような気がするけれども、しかし、いただく三十億円については、まことに沖繩県民としてはありがたい、こういう御表現であったと思います。私は沖繩の國場さんのお立場からすれば、まことにお気持ちそのままのおことばを述べておられるだろうと思います。しかし、われわれ本土の国会議員の側から見た場合に、こういう遠慮……

第65回国会 地方行政委員会 第8号(1971/02/26、32期、民社党)

○吉田(之)委員 この機会に、地方税法全般にわたってわれわれが抱いております幾つかの疑問点がありますので、それを逐一質問していきたいと思います。  まず、国税は応能税の原則に立っている、それから地方税は応益税の原則に立っているというふうにわれわれは認識しておりますけれども、現実の税を分析した場合、一体今日の地方税というものが、はたして応益税の原則にしっかりと立っているものだろうか、そういう疑問を絶えず感ずる次第であります。  そこで特に道府県民税の場合に均等割と所得割からでき上がっております。当然均等割というものが、いわゆる応益税の一番の根拠であるだろうと思います。しかし、常識的に考えまして、……

第65回国会 地方行政委員会 第12号(1971/03/09、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は、民社党を代表いたしまして、地方税法の一部を改正する法律案に対して反対の意見を申し上げます。  この改正法案が多くの点において国民の要望に合致しない点は、すでに各党から申し述べられたとおりでございますけれども、特に市街化区域の農地に対する固定資産税の課税を近傍隣地の宅地並みに課税するということは、現に農地であるものを宅地とみなすことであって、いわゆるみなし課税の道を開くものであり、税の根本原則を逸脱するものとして、断じて容認するわけにはまいりません。  また、悪評高き電気ガス税については、今回の改正でも何ら積極的に改正の意欲を示したものとは思えません。  以上の諸点などか……

第65回国会 地方行政委員会 第14号(1971/03/12、32期、民社党)

○吉田(之)委員 今度の地方交付税法案は、地方団体の公共施設の整備に要する財源充実をはかることをたいへんうたい文句にしておるわけです。いま安井委員からもいろいろ御質問がありましたけれども、そういう点で、地方自治体が公共施設を充美していく面で現に多大の苦慮をしておる、財政的にたいへん深刻な状態にあるといういろいろなお説が述べられたわけでありますが、特に下水道の問題につきまして、今後自治省が各地方公共団体の財政的裏づけをどのように確保していこうとされているのかという点について、伺ってみたいと思うわけであります。  下水道の場合、水質汚濁の防止というにしきの御旗をかざして、これから五年間で二兆六千億……

第65回国会 地方行政委員会 第15号(1971/03/16、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されております地方交付税法の一部改正法案に対し、反対の意見を申し上げます。  まず、地方交付税が国税三税の百分の三十二であることは、もはや激増する地方自治体の事業を完全消化させる財源としては不十分きわまりないことは衆目の一致するところであります。にもかかわらず、政府の態度は、この配分を根本的に検討しようとするいささかの努力も示していないことはまことに遺憾であります。これが反対の第一の理由であります。  次に、道路、住宅、上下水道や清掃施設などの完全普及は今日国民の最大の急務であり、また文化国家としての体面からも、さらに公害防止のたて……

第65回国会 地方行政委員会 第19号(1971/03/26、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は民社党といたしまして、この法案に対しまして若干の質問をいたしたいと思います。  まず初めにお聞きいたしたいことは、この銃砲刀剣と呼びならされておりますけれども、何か銃砲刀剣ということばは、いわゆる日本語としての対句のようなあるいは本来使いなれてきた一つの語呂をそのまま継承尊重しているような感じが、いまになってみると、そういうふうに感じられてならないわけであります。この銃砲の砲というのは事実上要らないのではないか。あえてせんさくいたしましても、捕鯨砲ぐらいが問題でありまして、これもさしていま取り締まろうとする趣旨からいえば問題のあるものではございません。また刀剣の剣というこ……

第65回国会 地方行政委員会 第25号(1971/05/11、32期、民社党)

○吉田(之)委員 いま柴田さんからいろいろと御意見を承りまして、われわれもそのおっしゃるところもっともだという同感の気持ちがたいへん強いわけなんです。  一部事務組合が、いずれこのままの形では行き詰まってしまうだろうかどうかという問題なんですが、その点議長さんはどういうふうにお考えになっていらっしゃいますか。このまま非常にふえてくると、どうしてもこの辺で連合形式に切りかえないともう処理がし切れないんじゃないかというふうに一各委員の方、多くの委員の方がお述べになっておりますが、議会の側から、現にあなたの町あるいは周辺の町村でどんどん一部事務組合がふえていく、このままではばらばらになって複雑多岐に……

第65回国会 地方行政委員会 第27号(1971/05/13、32期、民社党)

○吉田(之)委員 先ほどから各委員からいろいろな質問が精密に展開されたのでございますが、したがって、多少ダブる点をお許しいただきたいと思います。  まず、恩給の歴史のほうが非常に古いことは十分わかりますけれども、しかし、今日、ここまで定着してきた共済制度でございますから、いわゆる地方公務員の共済の年金の改定が、恩給が改定されるからそれにスラドするんだという、こういう姿勢がいつまでも続いていくということはたいへん自主性に乏しい、いわば現段階においては本末転倒のそしりを免れることはできないのではないかというふうな気がするわけなんですが、その点いかがでしょうか。

第65回国会 地方行政委員会 第28号(1971/05/14、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました地方自治法の一部改正に対し、反対の意見を申し述べます。  われわれはもとより地方公共団体が当面しております各種の共同処理方式による広域行政体制の推進の必要については認めるところでありますが、今回の法改正による連合方式は、その運用のいかんによっては将来自治体を破壊に導くおそれを多分に含んでおります。  なぜなら、この連合は、その資格は特別地方公共団体という形になりますが、その運営はあまりにも弾力的であって、将来どのような異常なものに発展するかもしれない可能性をはらんでいるからであります。しかも、あらゆる類型に分類されなけれ……

第65回国会 地方行政委員会 第29号(1971/05/19、32期、民社党)

○吉田(之)委員 先ほど大蔵委員会のほうで、自動車重量税法案が採決に付されたようでございます。しかし、依然として国民はたいへんこの新しい税金に対して強い批判を持っております。われわれはそういう角度で、この新税の本法並びに譲与税法の二つにわたりまして、疑問の幾つかの点をさらに御質問をいたしたいと思うわけであります。  先ほどから、各委員が多くの点ですでに質問し尽くされたように思いますけれども、民社党としても特に不審に思います点は、やはり一物一価の税の原則が、もうここまでくればもはやどうにもならないひどい状態で破壊されているとしか思えないではないかという感じがいたします。  そこで、自動車を持ち、……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 地方行政委員会 第1号(1971/07/23、32期、民社党)

○吉田(之)委員 初めに渡海自治大臣、小山自治政務次官の御就任をお喜び申し上げます。なお、中村国家公安委員長、ちょっと席をはずしていらっしゃいますけれども、その御就任をお喜び申し上げる次第でございます。  そこで自治大臣にお伺いいたしますが、先ほどの所信表明の中に、「広域行政と行政改革」という点で、たいへんみごとな決意を述べておられます。「社会経済情勢の著しい変貌と住民の生活圏の拡大に即応し、住民の諸要請にこたえ得る適切な行政体制を整備することの必要性は、今日ますます強くなりつつあると考えられます。」実はこの点なんですけれども、私はいま日本の自治体をながめてみまして、確かに大きな経済社会諸情勢……

第66回国会 地方行政委員会 第4号(1971/09/23、32期、民社党)

○吉田(之)委員 国家公安委員長にお伺いいたします。  実は私、科学技術特別委員会の委員として、原子力の平和利用国際会議でスイスのほうにおりました。ちょうどこの成田事件が起こった直後の現地の新聞でありますけれども、第一面に約半分を使って、成田で日本の警察官が三人殺されたという見出しで、写真入りで報道をいたしておりました。いかに今度の事件が、国民に対してはもちろん、国際的にも日本の信用を失墜した事件であるかということを如実に見てまいった次第でございます。さらに、帰りまして一昨日、一党の委員長である竹入公明党委員長が性格異常者によって刺されておる。一体今日日本の治安の最高の責任者であるべき国家公安……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/11/13、32期、民社党)

○吉田(之)委員 質問に入ります前に、私も、今度の事故に際しましてなくなられました十五名の方々の御冥福を心からお祈り申し上げます。同時に、十名のけがをしておられる方々の一刻も早き全快をお祈りする次第でございます。  ところで、いま近江君からもお尋ねがありましたけれども、一体この種の実験が行なわれる場合に、先ほども伺いましたら、そこにおられる大臣あるいは政務次官は、いつどこでどの人たちがどのような規模でやっているかということを全く御存じなかった、ただそういう実験があるということは知っておった。それではわれわれと全然変わらないじゃないですか。われわれだってその程度のことは知っております。問題は実に……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1971/12/01、32期、民社党)

○吉田(之)委員 長官が再度科学技術庁長官に就任されまして最初の委員会でございます。特にわれわれから長官にこの時点で望みたいこと、一、二質問しながら申し上げたいと思います。  いま三木委員の御質問に対する答弁を聞いておりまして、特に今度のローム斜面のがけくずれの問題、さすがに相当な長官だと思いました。実に大ざっぱだと思いました。しかし、私は、いかに経験のある大長官であっても、今度ああいう事故のあとで就任されただけに、ほんとうに足元から起こりつつあるこの種の事故をいかに絶滅していくかということをほんとうに見直す長官であってほしい。脚下照顧というんですかね、そういう意味でもう少しあの事実の認識もし……

第67回国会 地方行政委員会 第5号(1971/11/30、32期、民社党)

○吉田(之)委員 あとで議題になると思いますが、地方議会議員の年金制度の問題につきまして、この機会に大臣に若干の御質問をしておきたいと思います。  御承知のとおり、地方議員の年金制度が、来年度あたりから収支のバランスがとれなくなるということでございまして、このバランスをとるために、当面、一部公費負担をし、それを積み上げていく以外に方法はないだろうとは思いますけれども、しかし、当初から、この収支の見通しについて非常に甘さがあったのではないかというふうな感じがするわけでございます。それから、いま一つは、地方財政は今後日に日に圧迫されてまいりますことは、もう火を見るより明らかでございます。そういう情……

第67回国会 地方行政委員会 第7号(1971/12/10、32期、民社党)

○吉田(之)委員 先ほどから、続出する警察官の事故の問題でいろいろと各委員から質問が続けられているわけですが、率直に言いまして、公安委員長、いま、国民の声は、警察官に対して、二つの面の非常に複雑な気持ちを持ち合わせております。一方では、非常に気の毒だという――気の毒だというよりも、哀れだという気持ちを持っている。成田の問題にしても、あるいはこの間の渋谷の犠牲者にしても、国民は非常に同情的でございます。私も、きのうタクシーに乗りましたら、そのタクシーの運転手が言っておりました。これは非常に思い切ったことを言っておりまして、やや過激な感じもいたしましたけれども、大体警察が軟弱過ぎるんだ、あのような……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1972/04/19、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私もちょっと外務省のほうにおきし聞たいことがあるんですが、あとでまた見えたときに近江さんと一緒に御質問をいたしたいと思います。  そこで、まず、このオーストラリアとフランスの両国に対して原子力平和利用協力協定というものが調印されたということは、まことに喜ばしいことでございます。先ほど石川委員の質問にもお答えなさっておりましたが、現在世界じゅうに埋蔵されているウランは百十六万トンであろう、そうしてわが国が昭和六十年までに必要と目されるウランは約十万トンである。すでに確保したものが六万トン、その中にはすでに民間の電力会社等がフランス等と契約を結んでいるものも若干入っているという御……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1972/04/20、32期、民社党)

○吉田(之)委員 原子力開発の問題につきまして、特にその安全性等の問題で若干の質問をいたしたいと思うのです。  特に、わが国の将来のエネルギーを考えるときに、原子力の発電の開発が当然必要であり、かつまた妥当であるということは、われわれの大前提でございます。しかしながら、一方において国民の間には、原子力の危険性あるいは原子力発電がもたらすところの公害について、いろいろと不信感が急速に増大しつつあるということもいなめない事実でございます。問題は、その安全性についてでありますけれども、一方においては、絶対的意味において安全であるということは、まだ十分に確認されているとは言い切れない。しかし、ほぼ安全……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1972/05/10、32期、民社党)

○吉田(之)委員 この前の委員会のときに、原子力の安全性について、いわゆる基本的な理念と申しますか、安全性のフィロソフィーというようなものについて、この際、科学技術庁が中心になって相当確固たるものを確立されるべき必要があるのではないかということで、若干の御質問をさせていただいた次第でございます。  実は、きょう私は、いま一つの重要な問題として、現に原子力発電所が日本に次々とでき上がりつつある現状の中で、原子力発電所の安全性の問題についていかに正しいPRをしていかなければならないか、あるいは地元住民との調和あるいは地元住民へのサービスの確立、そういう点でさらに具体的に政府はいろいろな対策を急がな……

第68回国会 建設委員会 第2号(1972/03/08、32期、民社党)

○吉田(之)委員 先ほど小川委員からも、市街化区域、調整区域の問題、それに関連する農地の宅地並み課税の問題についていろいろ御指摘がございました。そこで、この機会に大臣にお伺いいたしたいのですが、今日全国的に大体線引きというものは全部終わったのですか。その進行状況を御説明いただきたい。
【次の発言】 あとからおっしゃった局長の答弁のほうが数学的に正しいと思うのです。  そこで、市町村の数からいって九三%完了したが、想定される面積からいってどの程度完了しているのですか。
【次の発言】 該当市町村の数あるいは面積からいっても、ほぼ九〇%をこえているのではないかというふうに思いますが、ただ、たてまえと……

第68回国会 建設委員会 第8号(1972/04/12、32期、民社党)

○吉田(之)委員 古都保存の問題は建設省の所管でございますので、この機会に、特に飛鳥・藤原宮跡の保存と開発の問題につきまして、若干の御質問をいたしたいと思います。  実は、御承知のとおり去る三月二十七日に、明日香村の高松塚古墳、特別大きい、またいままであまり注目されている古墳でもございませんでしたけれども、たまたまその古墳の発掘調査をいたしましたら、何と千三百年前の古墳の中から壁画が原色のまま出てきたということで、日本じゅうの耳目を集めたわけでございます。実は同じこの日にちょうど、松下幸之助さんが会長をしておられます財団法人飛鳥保存財団が飛鳥の宿泊研究施設の起工式を祝戸という明日香の一地区であ……

第68回国会 建設委員会 第12号(1972/04/26、32期、民社党)

○吉田(之)委員 河川三法の質問をいたしたいと思いますが、初めに、治山治水緊急措置法の一部の改正、特に第四次治山治水五カ年計画の発足をなさろうとすることに対しまして、若干の質問をいたしたいと思います。  そこで、われわれの側から見ますと、ああまた例によって繰り上げての新五カ年計画かというふうな感じがどうしてもつきまとってしかたがないわけなんです。特に私はこの機会に御質問申し上げたいことは、いろいろと政府がおっしゃっております経過の中で、いままで再三の五カ年計画がすべて途中で打ち切りになって、繰り上げて再発足するということがしばしばでございます。全部とは申しませんけれども、非常にそういう機会が多……

第68回国会 建設委員会 第23号(1972/06/07、32期、民社党)

○吉田(之)委員 いま他の委員からもいろいろ御賛同ございましたけれども、また大臣の御答弁にもありましたとおり、われわれこの公開問題を別機に、日本と諸外国の都市そのものの構造ないしは概念の根本的な違いをもう一度大いに反省し、そして問題を、再確認しなければならないというふうに思うのです。モスクワへ行きましてもパリへ行きましても、プラハでもウィーンでも、どこの町でもそうですが、上から見るとともかく森の中に近代的な家が配置されて、静かに、連想しながらひそみ込んでいるという感じがいたします。ところが日本の近代都市は、ともかく見渡す限り全部ビルでなければならぬのじゃないかと思い込んでいるぐらい感覚が違う。……

第68回国会 地方行政委員会 第8号(1972/03/21、32期、民社党)

○吉田(之)委員 私は民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております内閣提出地方税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行ないたいと思います。  まず、地方税制のあり方についてでありますが、最近の社会経済の変動に対処するため、国と地方を通ずる事務配分及び財源再配分を早急に実施すべきことについては、しばしばこの国会でも論議を呼んでまいったところでありますけれども、その要請に対して、この改正案はいささかもこたえようといたしていない点を遺憾と存じます。  次に、地方自治を確立するためには、地方財源を強化充実して、地方行政の運営を円滑ならしめ、地域住民の要請にこたえるものにすることが必要……

第68回国会 予算委員会 第8号(1972/03/02、32期、民社党)【議会役職】

○吉田(之)委員長 まず初めに総理にお伺いをいたします。  実は、政府はあす台湾の帰属に関する統一見解を表明せられるわけでございますので、私はこの問題については深く聞こうとは思いません。しかし、先ほど安井委員からも御質問がありましたように、きのうきょうの総理の御答弁などをめぐって国民はたいへん不安定な思いを抱いております。一国の領土が、そして一つの政府のまたその領土の帰属が、毎日毎日ぐらぐらと変わるというふうなことがあっていいのだろうかという感じ方であります。  特に私が一番気にいたしますのは、きのう参議院で総理は、日中国交正常化が実現すれば、台湾は中華人民共和国の領土となるというふうに申して……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1972/10/19、32期、民社党)

○吉田(之)委員 初めに官房副長官にお聞きいたします。  去る十月九日の国防会議はどのメンバーで開催されて、その前に国防会議の議員懇談会があったのかなかったのか、あるいはオブザーバーに入ったのはだれとだれなのか、ちょっと詳しく御説明いただきたい。
【次の発言】 慣例として出席している議員というのは、資格は何ですか。
【次の発言】 中曽根長官にも申し上げたいのですが、実はこの辺のところに今日の日本の国防会議のあいまいさ、権威のなさがはっきりと表明されていると思うのです。実はことしになってから、わが国の政治の一番の重要な問題は、このシビリアンコントロールがどうあるべきか、そして、その一つである重要……


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各種会議発言一覧(衆議院32期)

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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 予算委員会公聴会 第2号(1970/03/04、32期、民社党)

○吉田(之)委員 一、二大木公述人と犀川公述人にお伺いいたしたいと思います。  大木さんは総評の指導者としていろいろと労働者の生活向上のために御尽力をいただいているわけですが、最近総評、同盟、中立を問わず、およそわが国の労働者、サラリーマンの中の共通の一番の将来に対する不安は何であるかということを考えますと、私はやはり定年退職後、ろくろく自分の住居をかまえることも約束されていないではないかということに対する不安と焦燥感が一番大きなものであろうと思うのです。実は私の友人などですでに四十五歳前後になっておりますけれども、大体あと十年間だ、ところで今日の給料は子供の養育費、そしてみずからの生活で精一……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1970/03/17、32期、民社党)

○吉田(之)分科員 私は、いま全国であん摩マッサージ指圧、はり、きゅう師などの業界の人たちが非常に深刻な、かつ、切実な政治への要求を繰り広げられておられますので、こうした問題につきまして、二、三具体的に大臣並びに局長さんらに御質問をいたしたいと思う次第でございます。  特にこの人たちの多くはからだの不自由な人たち、目の見えない人たちがたくさん従事しておられる業界でありまして、われわれは特に他の業界とは違った最大の配慮をしていかなければならないと思う次第でございます。  ところで、大臣は、たいへん御多忙でございますけれども、たとえばここに「日本鍼灸マッサージ新聞」というふうな新聞がございます。こ……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1970/03/12、32期、民社党)

○吉田(之)分科員 大臣、連日お疲れだろうと思いますが、しばらくおつきあいいただきたいと思います。  私は、去る三月七日の予算委員会の一般質問で、米の生産調整の問題につきまして若干の基本的な質問をさせていただきました。政府がこの緊急な課題に対してずいぶん悩んでおられますし、また腹の中でいろいろとお考えになっておられる考え方につきまして、われわれも相当理解できたつもりでおります。ただ、どう考えてみても、この一刻の猶予も許されない緊急課題に対して、大臣は一挙に三つの変化球を農民に対して投げつけられたような感じがするわけであります。農民の側からいえば、一体どれを打っていいのか、たいへん戸惑っていると……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1971/02/22、32期、民社党)

○吉田(之)分科員 まず初めに、大臣にお聞きいたしたいのですが、まあ公害の中でも大気汚染あるいは騒音、地盤沈下、水質汚濁など、非常に、刻々人命をそこなっている、あるいは国民の健康をむしばんでいる深刻な公害がいま大いに問題化されていることは論をまたないのです。しかし、それとは別に、もっと静かな、しかも持続的かつ国民生活の変化と同時に進行している公害問題があると思うのです。それは厚生省自身が本来の仕事として今後さらに意欲的にその施策を集中していかなければならない公害、いわゆる不要耐久消費財をどうしていくのかという問題でございます。実は、このことで昨年十二月二十五日に、廃棄物の処理及び清掃に関する法……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会内閣委員会地方行政委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1971/12/07、32期、民社党)

○吉田(之)委員 初めに総理にお伺いいたします。  きょう午前の連合審査でわが党の和田耕作君も触れておりましたが、問題は、返還の日取りでございます。そのとき外務大臣は、四月一日か七月一日、できるだけ早い時期を願っている、しかし、まだ明確には言えないというようなお話でございました。日本とアメリカのいずれも会計年度にこだわっての――こだわってということばは少しおかしいかもしれませんが、なるべくそれに合わせたいという配慮から、主張がこうなってきているのだろうと私どもは思います。  そこで、四月一日か七月一日か、なるべく早い時期に、この二者択一しかあり得ないのかどうか。よしんば四月一日にどうしてもでき……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 建設委員会土地住宅問題小委員会 第3号(1972/06/01、32期、民社党)

○吉田(之)小委員 大規模住宅団地が建つことによって、いろいろ地元市町村あるいは開発者側が今後団地の諸施設に対してどう対処していくべきかという問題に対しましては、非常に複雑で、膨大であります。われわれもいろいろ今後時間をかけて検討したいと思うのですが、いま現に建設されつつあるそうした団地に住まっている人たちがたいへんいろいろな問題で混乱を生じております。たとえば保育所をつくってほしい、あるいは幼稚園をつくってほしい、あるいはこの辺のところにちびっこ広場をつくってほしいという問題があっても、一体それをどこへ申し入れればほんとうに的確に対応してもらえるのだろうかという点で、たとえば東京都におきまし……

第68回国会 地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1972/04/26、32期、民社党)

○吉田(之)委員 先ほどから各委員の質問、全く私も同じ考え方の基本に立ちますけれども、特に、今度の法案をめぐりまして、政府が何らかの意味で公有地の取得をさらにスムーズにしたいという努力のほどはわかります。しかし、この法律案ではたしてほんとうに問題が解決するのだろうかという点を考えますと、まことにお寒い感じがするわけでございます。  まず、先ほど建設大臣は、北側委員に対して、この法案はきわめてみそがあって、言うなれば、非常に早い時期に、相手方がいろいろな公共計画に対してまだばく然とした意識しか持っていないときに制限を加えることができるのだというお話でございますけれども、ぼくは、そうは問屋がおろさ……

第68回国会 予算委員会公聴会 第1号(1972/03/10、32期、民社党)

○吉田(之)委員 小山内先生に若干御質問を申し上げます。  いろいろと国防の基本的な考え方を承りました。多くの点で全く同感でございます。そこで、問題を一つにしぼりまして、一つは今後の情勢変化に対する分析の問題であります。わが国の防衛にとって一番重大な関心は、やはりお話のとおりアメリカの世界的な軍事的撤退の傾向、特に極東におけるその今後の推移でございます。この国際的なアメリカの撤退の傾向はきわめて持続的、長期的なものと考えていいのかどうかいうことが一つでございます。もしそうであるとするならば、先生の想定ではジョンソン末期、そのピーク時において、三百六十万の軍隊を持っておったアメリカが、今後どの程……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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