このページでは吉田之久衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○吉田之久君 私は、民社党を代表して、ただいま上程されました会期延長に対し、賛成の討論を行おうとするものであります。(拍手) われわれ民社党は、今国会においてきわめて重要な案件が数多く提案されてまいりましたので、この審議の慎重を期すため、終始誠実な努力を届けてまいりました。 しかし、今日、国会の会期末を迎えた現在、日韓大陸棚協定は参議院において審議中であり、また、日米漁業協定も同様に審議が行われようとしている段階であります。さらに、国民注視の日ソ漁業暫定協定は、昨日ようやく日ソ間で正式に調印の運びとなりましたが、その協定は、国民にとってきわめて重要な問題として提起されております。しかも、こ……
○吉田之久君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました三十日間の会期延長に対し、反対の意見を申し述べます。(拍手) そもそも、わが党は、本通常国会に当たり、定められた百五十日間の会期の中で、終始最も誠実に審議に加わり、国民の負託にこたえるべく努力し続けてきた政党であることを自負してはばかりません。(拍手)そして、各党間で意見の対立するいわゆる重要法案に対しても、お互いにただすべきは十分にただし、すべて正常なる時期に、正常なる議決を経るべきことを提唱し、かつ、みずからもその実践の先頭に立ってまいりました。 中でも、特に今国会で問題となっている法案の一つである日韓大陸棚関連法案の早期成……
○吉田委員 私たち民社党は、一新された現在の政治情勢から見て、今国会を契機に、各党が真に国民に対して責任を負う新しい政党政治の出発を行うべきだと考えます。したがって、国会の運営に当たっても、与野党あるいは政党の大小を問わず、それぞれが重要な責任を分担し、かつ、協力し合う姿勢を示すところから始めねばならないと思います。その点、すべてを党の議席数から割り出して、発言者の数を定め、あるいはその数値から機械的に引き出した順位表によって発言順位を協議するという従来の方式や慣習は、もはや今後の国会運営にそぐわないばかりか、かえって各党間のみぞを深め、対立感情を逆なでするだけの結果を招くものであると判断いた……
○吉田委員 民社党は、今国会に提案されております日米、日ソ漁業協定並びに日韓大陸棚条約の承認案件等、きわめて重要なそれぞれの案件は、ぜひ成立を期さなければならないと思っております。 したがって、十二日間の会期延長には賛成であります。
○吉田委員 初めに住宅問題についてお聞きいたしたいと思います。 この間、公明党の正木さんの本委員会における質問におきましても、今日、日本住宅公団は一万二千戸の空き家住宅を抱えておる、また千六百ヘクタールに上る遊休土地を持ち合わせておる、このままでは第二の国鉄になりはしないかということがいま大変心配されていることは事実でございます。 そこで私は、今日公団住宅が遠くて狭くて高いからという理由によって次第に空き家がふえていることを憂うる一人でございますけれども、しかし同時に、今日その居住性そのものがやはり、入居しようとする人たちの側から見て大変問題になってきているのではないか。昔のように住宅に困……
○吉田委員 民社党は、結論から申しまして、八月三日まで会期八日間に賛成であります。 理由は、一刻も早く次の臨時国会を開くべきでありまして、そこで不況問題やエネルギー対策等重要な問題について徹底した論議を展開すべきであると存じまして、本国会は特に予算委員会を開く必要はないということでございます。
○吉田委員 わが党といたしましても、今度の会期は三十五日とされることを主張するものでございます。 その理由は、自民党が四十日、社会党が三十日を主張されておるので、それを足して二で割るという意味ではございません。事実、来月の三日まで国会がその活動を開始することができない状態にありますので、まず五日間は足さなければならない。同時に、お互いに効率ある運用を図れば、自民党の主張される四十日の主張も三十五日の中で十分消化し得るものと判断するのでございまして、会期を三十五日と定めて、当面する重要な経済問題を解決し、国民生活を防衛する使命を果たしていき得ると考える次第でございます。 以上であります。
○吉田委員 民社党は、御承知のとおり、この国会の初めに会期を設定いたしますときに、公明党とともに三十五日案を提案いたしました。その理由は、できるだけ短期日に重要な案件を効率的に審議、処理して、今日の国民の負託にこたえたいという願いからでございます。 結果的には四十日の会期が設定されたわけでございますけれども、今度の国会の開会直前に、日航機のハイジャック事件が発生いたしましたし、さらに、この四十日の間に日々高騰を続ける異常な円高の波に洗われて、日本経済はいよいよ深刻の度を加えておる現状にございます。町には中小零細業者の倒産が相次ぎ、失業と雇用不安におびえる労働者のあふれている現状を直視するとき……
○吉田委員 民社党を代表して、この会期延長について反対の意見を申し上げたいと思います。 きょうは、定められた第八十四回通常国会の最終日でありまして、われわれは、百五十日間、絶えず誠実にその審議に協力し、国民の負託にこたえてまいったものと自負いたしております。 しかしながら、今日の時点においてなお、主として参議院においてでございますが、日韓大陸棚の関連法案等がほとんど審議されないままに残っていることも事実であります。私どもはこの事実を大変憂慮いたしております。ぜひとも今国会において成立を図らなければならない重要案件であると判断いたしております。したがって、必要にしてかつ最小限度の会期延長を図……
○吉田委員 私は、この二法案を継続審議にすることに賛成する立場から、意見を申し述べたいと思います。 まず、この両法案の提出の時期はきわめて遅いものがありました。それから健康保険法の一部改正につきましては、われわれはその内容にきわめて多くの不満を持っております。ですから、普通の場合ならば、審議未了、廃案ということになりがちな条件を持っていることは否定できないと思います。しかし、果たして今日の健康保険の現状を考えるときに、単にそういう形式的な論議で廃案という処理をしていいのかどうかという点を改めて考えざるを得ない時期に来ていると思います。われわれは、各党ともここ十数年来、健保の抜本改正を訴えてま……
○吉田委員 きょうは総理、御苦労さまでございます。 いま貝沼委員からも総合的な資金の調達の問題について御質問がございましたけれども、私は特に具体的に、今度この法改正が行われるといたしまして、そのことによって初めてつくられる今度の民間の再処理工場、それはいろいろ総建設費について概算が行われているようでございますが、私どもはほほ四千七百二十億円程度要るのではないかというふうに聞いているわけでございます。しかも、先ほどお話しのとおり十年、十五年にわたって大変長期間の時間をかけて建設されるものでございますから、恐らくその間の貨幣価値の変動もあろうかと思います。まずは常識的に考えて現時点で約五千億近い……
○吉田委員 今度のスリーマイルアイランドの事故によりまして、関係者の皆さん方も大変御心労のことだと思います。国民もいまこれを注目しているところでございます。 ただ私は、先ほど来の質問と答弁を承っておりまして、吹田安全委員長の御心労のほどはお察し申し上げますけれども、どうも委員長のおっしゃることがわかるようでわからない点がございます。この前十九日にお伺いしましたときにも、今度のこの事故というものはしょせん人間と機械のミスマッチである、あるいは先ほどデザインフィロソフィーの問題に突き詰めたところなるのではないかというようなお話でございますけれども、そういうフィロソフィーの世界、哲学の世界に逃げ込……
○吉田委員 私は、民社党を代表いたしまして、この元号法案に対して若干の御質問を行いたいと思います。 初めに、私たち民社党は、この元号法制化に賛成であります。ただ、この元号法案そのものの今日までの提出の経過の中で、私どもの党の先輩であります受田新吉代議士が、総務長官がかわられるたびに絶えずこの問題をいろいろと問いただしてこられました。 ようやくいま元号法案の審議が進められることになりまして、その点では、われわれとしても、受田先生の信念ときょうまでのその御努力に対して、一党員としてまことに敬意を表している次第でございます。ただ、私どもがこの元号法案に賛成いたします最大の理由は、決して国粋的な考え……
○吉田委員 先ほどから五人の先生方のお説を傾聴いたしまして、私は大変よかったと思うのです。 と申しますのは、賛成の先生方もその元号の歴史的、文化的な意義を高く評価されながら、かつ今後国民が、ロングランではかるときに特に西暦を使っていくことをいささかも拒否なさっていない御意向を承りました。同時に、いわば反対の側に立たれる先生方の御意見も、紀年法的なものの意義というものを必ずしも否定なさっていない。ただその決め方については、もう少し冷静に時間を置いて考えたらどうか、こういうことがお二人の共通した結論であったように思うわけでありまして、まさにそういう点で、五人の先生方の御意見というものの中には、い……
○吉田委員 私は、民社党を代表して、総理に若干の御質問をいたしたいと思います。 私たち民社党は、元号の存続、したがってその元号を法制化してきちんと決めるということに賛成の立場に立っております。賛成の立場に立っていると申しますよりも、むしろ私たちの党は、この問題を最も早く決めるべきであるということを提唱してきた党であるとみずから存じております。そういう点では、今度政府がこの法案を提出されましたことは大いに評価をいたしておりますけれども、これも考えてみれば、天皇が大変お元気でいらっしゃったからこそいまなお問題としていいわけでございますけれども、政治論的に申しますならば、もっと早い時期にきちんとし……
○吉田委員 私は、民社党を代表して、本元号法案に賛成の意見を申し述べます。(拍手) いまわが国で使用されている元号は、われわれ日本人にとって長く定着した年の呼称であり、今後も持続されるべき多くの理由と背景を持っております。したがって、本来もっと早い時期にこの元号問題は結論を出しておくべきものでありまして、戦後三十四年間、事実たる慣習として法的裏づけもせず、いたずらに時日の経過に任せてこられた歴代政府の態度は大いに反省されるべきであると考えます。ともあれ、今後の国民生活に混乱を与えないために、明治、大正、昭和に続く元号の制定を法律によって定めることは、国民の要請にこたえたものとして今日的意義を……
○吉田委員 初めに防衛庁長官にお聞きいたしますが、先ほども本会議でいろいろな質問がございましたけれども、わが国の場合、自衛の力を表現する場合に、軍事力という言葉は使ってはならないのでしょうか、どうなんでしょうか。
【次の発言】 わが国の憲法のたてまえから申しまして、あくまでも自衛力であり、防衛力である、またそう呼ぶことが一番ふさわしい表現だと思いますけれども、相手の国とわが方とを比較する場合、双方の軍事力と言わないと、双方の防衛力とか双方の自衛力という言葉では、いかにも通用しないと思うのです。
したがって、その辺、決して軍国主義とかあるいは在来の軍隊という意味ではなくして、しかし、国際的には……
○吉田委員 今度、中南米局を設置するということにつきましては、私どもも大変時宜に適した一つの対応であるというふうに考えているわけでございますが、この際、南米の一国でありますチリとの外交問題につきまして、若干の御質問をいたしたいと思います。
新聞の伝えるところによりますと、八月に予定されている園田外相の中南米訪問の際、チリを訪問するということがすでに伝えられているわけでございますけれども、それは事実でございますか。
【次の発言】 その際、チリのピノチェト大統領を来年の六月以降国賓として招待するということも伝えられておりますけれども、そういうお考えでいらっしゃいますか。
○吉田委員 先ほど公明党の近江委員から総理に対し、自民党と民社、公明両党との予算修正交渉の過程において合意された幾つかの項目について、政府の善処を求める旨の質問があり、総理からお答えがありましたので、私は個々の問題について一々お尋ねすることを省略いたします。 しかしながら、二万円老齢福祉年金の実施並びにこれに関連する諸年金の引き上げ、雇用創出機構の設置など、年金、雇用、住宅等に関する合意事項は、いずれも国民生活上また景気対策としてもきわめて緊要なものであります。われわれは、国民の立場からもまた民社党の立場からも、これらの早期実現を強く要請いたしたいと思います。つきましては、総理の誠意あるお答……
○吉田分科員 私は、まず初めに明日香の問題について御質問をしたいと思うわけでございます。ちょっと文章を読ましていただきます。 「明日香村は飛鳥時代の政治・文化の中心であった飛鳥諸京・飛鳥板蓋宮・飛鳥川原宮・飛鳥岡本宮・飛鳥浄御原宮などの置かれたところであります。欽明・天武・持統・文武の天皇陵や石舞台や高松塚などの古墳をはじめ、飛鳥寺川原寺・橘寺・大宮大寺など多くの寺院・史跡や埋蔵文化財がのこされ、また万葉の飛鳥川・雷の丘・南渕山なども、むかしのままの姿で、古代のいぶきを伝えています。」 これは前村長である岸下さんが会長となって組織している「飛鳥古京を守る会」の趣意書の冒頭の文章でございます……
○吉田分科員 この問題は、厚生大臣にお聞きする問題であるよりも、筋から申しますと、自治大臣にお聞きすべき選挙法の改正の問題でございますけれども、実は余りにも切々たる一老人の訴えでございますので、ぜひこの委員会でひとつ大臣にもお聞き取りいただいて御善処方をお願いしたい、こう思って質問いたしたいと思います。 実は今度の選挙中に、奈良県の大和高田市の植田隆平さんという方からかなタイプの一通の手紙が参りました。私も何事かなと思っておったのですが、よく解読をいたしますと、実は大臣、こう いうふうにずっとかなで打ってあるのですが、「前回は病をおして一票を入れに行きましたが、その後病勢悪化のため歩行困難……
○吉田分科員 私は総務長官に、主としていま問題の同和対策事業特別措置法の今後のあり方について御質問を申し上げたいと思います。 きょうも御承知のとおり、この強化延長をめぐって九段会館で総決起集会がございました。私も行ってまいりました。全国から数多くの団体の代表、特に過去九年間この問題で鋭意努力を払ってこられた地方自治体の責任者や議会の代表がお見えになっておりました。大変盛大な集会でありました。しかし、何となく重たい感じの集会であったとも言えると思います。いまみんなが心配いたしておりますのは、いよいよあと一年しかないこの措置法、これが今後どうなっていくのだろうかという問題であろうと思います。 ……
○吉田分科員 私は、きょうは少し変わった質問になると思いますが、ローマ字の問題について御質問を申し上げたいと思うのです。ローマ字の教育指導は文部省がやっておられるのだろうと思ってこの分科会に質問をお願いしたわけですが、いろいろ聞いてみますと、いま文化庁の文化部の国語課でやっていらっしゃるということを聞きまして、一つ認識を新たにしたわけでございます。 どうもいろいろ専門家の話によりますと、今日このローマ字の功罪をめぐってかなり論議が深刻に発展しているようでございます。文部省は訓令式と称するローマ字を教育指導をしておられるわけでございます。もちろんヘボン式というのもわれわれ昔から存じ上げておりま……
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