このページでは松本十郎衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○松本(十)委員 けさほどから具体的な問題について熱心な審議がかわされ、またここ数カ月の当委員会においても個別問題についていろいろ貴重な質疑応答があったわけでありますが、私は少し視点を変えまして、やや抽象的になるかもしれませんが、基本的な問題と申しましょうか、そういうことについて質疑をいたし、また要望もしたいと思います。 その皮切り、糸口といたしまして山中長官にお伺いいたしますが、公害対策実施本部が設立されましてからすでに四カ月経たわけでありますが、この四カ月におもにどういうことをなさいましたか。また、公害関係の閣僚会議でどういう成果があがったと考えておられますか。その辺のことについてお伺い……
○松本(十)委員 本日はお忙しいところを参考人のお三方御苦労さまでございました。時間の制約がありますので、問題を利子・配当課税にしぼりましてまず質問したいと思います。 先ほどから参考人のお三方とも今度の租税特別措置の利子配当課税につきましては、公平の原則ということをいろいろおっしゃったわけでございますが、私、長年税の仕事もいたしました経験から申しまして、確かに理想としては租税原則の第一の柱は公平の原則だろうと思います。しかしながら、同時に税というものは本来現実的なものでございまして、やはり現実に即したものでなければならない、こう確信するものでございまして、利子・配当の課税につきましては、戦後……
○松本(十)委員 過日の連合審査ではいろいろの論議がかわされたわけでございますが、きょうから当委員会における審議が行なわれるにあたりまして、私は公害対策基本法を中心といたしまして若干の質疑を行ない、また要望をいたしてみたいと考える次第でございます。 激動の七〇年代、これは変化の時代だ、こういわれております。その中でもわれわれが特にひしひしと感じますことは、生活価値観が変化している、こういうことではないかと思うのであります。ここ数年来、人々の生活価値観というものは単に物質的な生活の豊かさを求める、こういうことだけではありませんで、精神的な意味においても人間としての生活を豊かにする、これを求める……
○松本(十)委員 予算の政府案の年内編成の方針もきまったようでございまして、何となくあわただしい感じが出てまいりましたが、この機会に私は大蔵大臣に対しまして、最近の経済の動向あるいは今後の見通し、またそれとのかね合いにおきましてこれからの財政金融をどういう方向で運営されていくのか、二、三の問題にしぼりまして質問を申し上げたいと存じます。 まず最初に、最近の経済情勢でございますが、いろいろな指数等を見ておりますと、何となく鎮静化したという感じがするわけでございまして、マクロ的にこれを見れば、かねがね福田大臣が言っておられます安定成長の路線をたどっているかと思うのでございますが、ミクロ的に見てま……
○松本(十)委員 私は対外援助の問題一般について二つ三つ質問しまして、そのあとインドネシアの債権関係について各論的な質問をいたしたいと思います。 まず第一に、現在いわれておりますように七五年ともなればわが国のGNPは四千億ドルをこえる。一%としても四十億ドルではないか。相当な額であります。もちろんこれらの大宗をなすものはプロジェクト援助であろうと思いますが、私どもはプロジェクトがどういうふうにきまっておるのか。よそながら、見ておりまして、これではたしていいのかという問題意識を持っておるわけでありますが、現在の援助対象としてのプロジェクトをどういうふうにきめていくか、この仕組みにつきまして、ま……
○松本(十)委員 私は、訴訟費用に関する三つの法案について、若干の質問を行ないたいと思います。
まず、この訴訟費用制度につきまして、諸外国の立法例と申しましょうか、制度の概要あるいはそういうものを流れる原則的な考え方、そういうものについてお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 それではそういう諸外国の例も踏まえ、最近の情勢を織り込んで今度の改正案をつくられたのだと思うのですが、今度の改正のおもなねらいというのはどこにあったのでしょうか。
現行法は、刑事関係のものは大正十年ですが、民事関係はさかのぼって明治二十三年ですね。それ以後昭和十九年の訴訟費用臨時措置法等があって、経済、社会の動きに……
○松本(十)委員 私は、高柳参考人に対して質問いたしたいと存じますが、時間も迫っておりますので、簡単かつ明快にお答え願いたいと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先ほどから議会民主制度が正しく機能するためには、基本的な人権というものを守るべきものが裁判官である、こういうお説を唱えられまして、基本的人権を擁護する意味におきましてはまことにそのとおりだと思うのでございます。しかしながら、私この間あるテレビで先生方の討論会を聞いておったのでございます。その討論会の内容は主として違憲審査権について出されたわけでありますが、しかし、それがだんだんとエスカレートした感じでございまして、日に……
○松本(十)委員 七月中旬過ぎの集中豪雨等による災害につきましては、すでに前回の当委員会で審議もされましたし、また砂田総務副長官からいろいろ御説明もありました。したがいまして詳細は省略いたしたいと思いますが、しかしまあ何と申しましても、あの集中豪雨によって兵庫県の西南部におきましては死者二十二名を含む百十九名にものぼる人的損害、また物的被害につきましては、土木関係で十億余り、農林関係で十六億弱、その他合わせて三十六億五千万にのぼる膨大な被害があったようでございまして、これにつきまして、先ほど細田委員のほうから激甚災害の指定について質問があり、砂田副長官からわれわれにとってはありがたい御答弁を得……
○松本(十)委員 午前中からわが党の藤井委員をはじめ、各委員からいろいろ質問もありまして、御答弁も得られましたので、私としましては補足的な意味と申しましょうか、締めくくる意味において、むしろ要望を申し上げながら二、三の点についてお尋ねをいたしてまいりたいと思います。 まず第一の点でございますが、これからグループ・テンの蔵相代理会議あるいは蔵相会議、またその間には日米貿易経済合同委員会、また、終わったあとはまた蔵相会議、IMF大会、いろいろな国際会議の場なりあるいは二国間の協議の場が出るわけでございますが、その場におきまして、何としましてもわが政府としては主体性を持って臨んでいただきたい。特に……
○松本(十)委員 生野鉱山周辺におけるカドミウムによる環境汚染につきましては、政府としましても従来いろいろの対策を実施されてきたわけでありますし、また兵庫県におきましても土壌調査を行なったり、さらにまた相当な時間をかけましてかなり綿密な健康調査をやって、つい最近にその結果を発表したと聞いております。県の専門家からなるお医者さんを集めた委員会の結論としては、その地区にはイタイイタイ病はない、こういう発表をしたわけでありますが、時をほとんど同じくいたしまして公明党さんが萩野医師あるいは岡山大学の小林教授、この二人に調査の依頼をいたしまして、イタイイタイ病の初期患者が見つかった、こういうふうな発表を……
○松本(十)委員 昨年暮れには通貨の調整が行なわれ、景気停滞下の通貨調整を踏まえて、年初来大蔵大臣とされましては、四十七年度の予算政府案の編成、財政投融資の決定と、いろいろむずかしい仕事を終えてこられたわけでありまして、それを踏まえてと申しますか、それらをきめていかれるにあたっての基本的な財政金融政策の運営方針というものを、財政演説なりただいまの所信表明で述べられたわけでございますが、大臣も財政演説で言っておられますように、これからの財政金融政策は一つの大きな転機に差しかかっておる、ある意味においては軌道修正をしなければならない、こう言っておられるわけでありまして、そういう角度からしばらく質問……
○松本(十)小委員 証券業界が証券会社の免許制移行後二年余り、この春先までは少なくとも健全な立ち直りから発展という道をたどったわけでありまして、免許制移行前後からの業界なり行政当局の御努力に対しては敬意を表します。ただ、四月三十日の暴落に端を発しまして、ただいま局長からいろいろ説明がありましたように、何となく日本の証券市場の脆弱性といいますか、問題点が数多く露呈され始めた、こういう感じで、影がさしておるのではないかという感触を持つわけであります。 きょうは時間もありませんので、そういう問題点の中で気のつきました点三つ、四つにしぼりまして質問をしたいと思います。できるだけ簡明にお答えいただきた……
○松本(十)小委員 予定の時間も経過したようでございますので、ごく簡単に二つほど原頭取に御質問いたしたいと思います。 一つは、海外の中長期銀行の設立問題ですが、欧州東銀がすでに設立後パイオニアとしてりっぱに活躍しておられることはほんとうに慶賀の至りです。またそれに続いて二つの海外投資銀行が、一つは認可され、一つは近く認可されると聞いておりますが、これもまた喜ばしい、歓迎すべきことだと考えております。ただ先月、われわれ大蔵委員会の有志で財政金融事情の視察のためヨーロッパ諸国を訪れましたが、たまたま七月末にロンドンに参りましたときに、ちょうど前の日ですか、タイムズだったと思いますが、日本の銀行が……
○松本(十)小委員 ただいま横田前会長が参考人としてお述べになりました御意見につきまして、関連いたしまして三つほど質問させていただきたいと思います。時間もないようですから、簡単にいたしたいと思います。 一つは、七〇年代の金融制度という角度からでございますが、先ほどの御意見でも、今度の答申はよくできておる、しかしその後、経済、金融環境がだんだんと変化を来たしておるので、具体化する段階でとりわけ慎重にやるように、こういう御意見だったと思うのでございますが、七〇年代に入りまして日本の経済も大きく質的な転換を遂げるべきだ、またそのように環境条件が大いに変わりつつあるわけでございまして、そういう意味か……
○松本(十)小委員 ただいま証券取引審議会の専門委員会の中間報告について説明がありましたが、委員会の熱心な討議によって中間報告が出て制度改正へ一歩踏み出した、こういうことについては確かにその努力を多とするわけでございますが、振り返ってみますと、昭和三十九年十二月の審議会ですでに、何とかせぬといかぬ、さらにまた四十年の証券業の免許制度移行のときには、やはり国会で附帯決議が出ておったのでございまして、それから五年以上もたっている。しかもその間に、山陽特殊製鋼事件をはじめとしまして、昨年、日本テレビあるいは芝電気、ことしに入ってからも汽車製造ですか、そういう粉飾決算が報ぜられておりますし、さらにまた……
○松本(十)委員 環境庁設置法案の連合審査にあたりまして、二つ三つ山中長官はじめ関係当局に質問をいたしたいと思います。 最初に、環境庁のこの案につきまして、国際比較に基づきますアブレーザーと申しましょうか、国際的な比較のもとに日本の環境庁の内容というものがどのような位置づけ、評価を受けるものであろうか、こういう角度から伺いたいと思うのであります。われわれ聞いておりますところでは、アメリカ合衆国では環境問題諮問委員会、それから環境保護庁が設置されましたが、特に環境保護庁のほうは大気汚染の防止、水質の保全、固形廃棄物の処理、放射線の関係あるいは農薬等が約六千名からなる大機構で処理されようと聞いて……
○松本(十)小委員 ニクソンの緊急経済政策が発表されましてからちょうど一月、その間、思い出してみてもいろいろなことがあったわけでありまして、ただいま原東銀頭取のほうから、変動相場制移行前の実情あるいは移行後の姿と問題点ということを話されたわけでありまして、確かに現在は、発表後のあの激しい動きというものと対比して、一応表面的には平静化しているかと、外国為替市場は見られるわけでありますが、しかし、そこに内在する問題はいろいろ多いと思います。 そこで、いろいろ御質問したいと思うのでありますが、時間の制約があるようでありますから、一つにしぼりまして伺いたいと思います。と申しますことは、現在の変動相場……
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