このページでは和田耕作衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○和田耕作君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま問題になっております健康保険法の問題あるいはそれに関連した問題について、総理あるいは関係大臣の御所見を承りたいと思います。(拍手) わが国の医療は、ほんとうに国民の医療のために役立っておるのか、この問題を真剣に考えてみる時期にきておると思います。 いままで十数年にわたりまして、この健康保険法の問題をめぐって、政府あるいは医療関係者で熱心な討議を重ねておりますけれども、しかし、やればやるほどおかしくなってしまう。一歩前進するように見えて、実際は二歩後退をしておるという繰り返しではないかと思います。 総理、このような問題をどのようにお考え……
○和田耕作君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されております国民生活安定緊急措置法案並びにその修正案に対し、賛成の討論を行ないたいと思います。(拍手) 現在のわが国の経済は、いまさら申すまでもなく、戦後かつてない異常な事態を迎えているのであります。とどまるところを知らないインフレ、物価高、灯油、プロパンガス、紙などの各種の物不足、電力の使用制限など、国民生活を非常な混乱におとしいれ、日々の生活を強く圧迫しているのであります。 わが党は、このようなインフレの悪化を憂え、特に田中総理就任以来、政府に対して、新幹線、高速道路など大型プロジェクトの縮小、高度経済成長の転換、そしてまた、政府みず……
○和田耕作君 私は、民社党を代表して、昭和四十八年度一般会計歳入歳出決算、同じく特別会計歳入歳出決算、同じく国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書等につきまして、一括して、総理並びに関係大臣に御質問をいたします。 これから御質問申し上げる二つの問題は、昭和四十八年以降現在に及んでいるものでございまして、本決算報告とは直接関係は薄いのでございますけれども、これを放置すれば、物心両面にわたりまして、著しく国益を損するものだと思いますので、あえて御質問をする次第であります。 最初に、最高裁判所の判決の権威という問題についてお伺いいたします。 憲法八十一条では、「最高裁判所は、一切の……
○和田耕作君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されております昭和五十年度の一般会計、特別会計並びに政府関係機関等の補正予算案に対して、反対の討論を行いたいと思います。(拍手) まず第一に最も遺憾とするところは、政府の不況対策が余りにもおくれた結果、不況の深刻化と長期化を来したことであります。 すでにわが党は、昨年十月以来、わが国の経済が容易ならぬ困難に直面しつつある現状にかんがみまして、経済の運営については、物価の安定と不況克服の二正面作戦を展開すべきことを強く要求してきたのであります。しかるに政府は、経済見通しについて、本年四月ごろから薄日が差し、春闘で労働者の良識ある態度が期待され……
○和田耕作君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されております国有鉄道運賃法及び日本国 鉄道法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を行いたいと思います。(拍手) 国鉄の現状は、まさに破産、倒産の状態にあると言っても過言ではありません。先般発表された五十年度の監査報告を見れば、累積赤字は三兆一千六百十億円、長期負債は六兆七千七百九十三億円もの巨額に達しているのであります。そして、いまも毎日毎日三十億円強の赤字を出しているのでありまして、四十万を超す国鉄の職員の給料もまともに払えないような状態にあるのであります。この際、国及び国鉄関係者は、この事態をもっと深刻に反省をし、国民に対し……
○和田(耕)委員 私は、きょうは特定郵便局の問題について、郵政大臣と電電公社の責任者の方に御質問したいと思います。 大臣、特定郵便局ということになると、私は高知県の室戸岬のえらいいなかに生まれたものですけれども、小さいときを思い出しますと、小学校の校長さんに郵便局の局長さん、駐在のおまわりさん、この三人をすぐ思い出すほど非常になつかしい存在であるし、日本の郵政事務にとっては非常に重要な役割りを果たしてきたのが特定局だと思うのです。話に聞きますと、特定局というものを次第に廃止あるいは縮小していくというような計画があると承りますけれども、今後の特定局に対する一般的な政策はどのような政策をお持ちに……
○和田(耕)委員 先ほどから総務長官の答弁を中心にしまして、公務員制度審議会の答申を待っておる、早く出してもらいたいと思っておるという趣旨の答弁だったと思いますけれども、間違いないですか。
【次の発言】 いまおっしゃるとおり、公務員制度審議会では公益委員を含めまして一生懸命審議しているようですけれども、これは仮定の問題ですが、答申に、公務員にスト権を回復しろ――いろいろ条件はつくでしょうが、回復しろという答申が出たとしますと、政府はのみますか。
【次の発言】 それでは聞きますけれども、政府が白紙で審議会に答申を求めるという態度は、どういう態度ですか。
○和田(耕)委員 きょうは、屋外で働く労働者の労働条件と生活環境の改善の問題について御質問を申し上げたいと思います。
初めに数の問題をお聞きしたいのですけれども、いま建設労働者は全体でどれくらいの数があると見当をつけておられますか。
【次の発言】 その中で、出かせぎといわれる人はどれくらいになりますか。
【次の発言】 建設関係の屋外の労働者約二百二十万人、そのほかにたとえば国鉄あるいは私鉄の工事人夫あるいは波止場で働いている人あるいはその他、会社、事業場で働いている人を入れると三百万は優にこしている。それ以上のたくさんの人が屋外の労働に従事しておると見ていいわけだと思います。
そこで、私こ……
○和田(耕)委員 大臣、私、きょうは十三人の犠牲者の補償の問題に限りまして御質問したいと思うのですけれども、先ほどの御答弁を聞いておりますと、済生会病院のほうもできるだけの補償をしたい、補償額については、同じようなケースをいろいろ調べてみてという話をしておりました。それにしても非常に心もとないような口調で、何とか御援助もいただきたいというようなことも申しておりました。大臣は先ほどの答弁で、厚生省としてもできるだけ援助したいというお話をしておったのですけれども、具体的にどういうふうな方法でやるお考えですか。
【次の発言】 大臣への質問の時間がありませんので、あと大蔵省あるいは法務省あるいは関係の……
○和田(耕)委員 駐留軍の労務者の問題については、かねがねの御努力によりまして、この法案の内容としては相当の対策が盛られておると思うのですが、ただこの問題をめぐる二つの大きな問題があると思うのです。 一つは、駐留軍の労務者がいつ整理されるのかという問題についての見通しのようなものがないことが一つだと思います。もう一つは、せっかく相当の措置が講ぜられておりますけれども、離職者に対する就労あっせんといいますか、これが必ずしも十分でない。つまりまだ未就職者が相当たくさんおるという二つの問題だと思うのです。つまり法案の内容よりは、むしろこの法案の前提になっておる処理のしかたというところに、かなり問題……
○和田(耕)委員 大臣、いま世間では日本の医療制度を評して、保険あって医療なしということばがあるのですけれども、これはそこにおられる日本共産党・革新共同の田中美智子君も、たしか本会議の代表質問のときに使ったことばだと思うのですけれども、この問題は非常に大事な問題だと私は思うのです。そういうことばがあることが、現状の日本の医療制度に当てはまらないと大臣はお考えになりますか、あるいは若干当てはまる、全く当てはまる、この三つのうちでどういうふうにお考えになっておられますか。
【次の発言】 非常に大切な御意見だと思いますけれども、ぜひともそういう問題について、もっともっと大きな力を注いでいかなければな……
○和田(耕)委員 先ほど来の各委員との質疑で大体の様子を理解することができました。そしてまた、この法律はいろいろ問題点の多い法律だということもよく理解ができたわけでございますけれども、いままで質疑されなかった二つの問題について御質問をしてみたいと思います。 率直にお伺いしたいのですけれども、この日雇いの港湾労働者の仕事のしぶり、あるいは就労の態度等についていろいろとうわさを聞くのですけれども、この問題、高嶋さんと吉岡さんと、そして労働省の局長さんに率直にお伺いしたいのですけれども、現在までの日雇い港湾労働者の仕事のしぶり、就労の態度をどのようにごらんになっておられるのか、大体良好、あるいはど……
○和田(耕)委員 大臣、年金の問題について御質問をするわけですけれども、総選挙のときの国民の得た印象というのは、やはりこの五万円年金というのが大きくクローズアップされまして、すぐということでもなくも数年のうちには五万円という年金が渡るようになるのじゃないかという印象を持っておったと思うのです。この国民の印象に対して、政府の提出の法案は、これは十数年というタイムラグがあるわけで、ちょっとペテンにかけられたという印象がぬぐい得ないと思うのです。この問題を、政府はどういうふうに考えておられるというのでしょうか。
【次の発言】 つまり、先ほど申し上げた、約束が少し違うという感じを持っておるさ中のことで……
○和田(耕)委員 民社党を代表いたしまして、健康保険法の一部を改正する法律案並びに修正案に対して、反対の討論をいたします。 時間がありませんから、簡単に申し上げますけれども、この法案では、赤字の対策のためのいろいろの条項があるわけですけれども、赤字の根本原因について何ら処置をしていない、またいままで政府はやれることをやっていないということを私はたいへん遺憾に思うわけでございます。 たとえば、現在の健保の赤字というのは、薬が四三%使われておるという、どこの国にも例のない、ここのところが一番問題である。この問題に対して政府は、やるべき処置が十分あったにもかかわらずやらない、また関係の審議会も何……
○和田(耕)委員 日本ぐらい薬の種類の多い国はないと思うのですけれども、局長さん、薬価基準に登載されておる薬の種類は現在どのくらいあるか。十年前からどういうふうな形でふえておるか。そこをちょっと。
【次の発言】 これは外国と比べて非常に多いということを聞くのですけれども、たとえばドイツやイギリス、アメリカに比べてどういうことになりますか。
【次の発言】 特に最近、関係者、特にメーカーその他消費者のほうから、まぎらわしい商標の登録、まぎらわしい薬の商品名というのがよく言われておるのですけれども、これはどうしてそういうまぎらわしい品目がたくさん出てきたのか。私、資料がたくさんありますから、例を幾ら……
○和田(耕)委員 いま大橋君の質問とお答えをお聞きしておりましたところで、私が質問しようとしておった大部分の話し合い、質疑が行なわれたようでございますから、私は二点ほど大臣あるいは総理府の方にお尋ねしてみたいと思います。 いま大橋君の質問の中にもありましたけれども、きょう私のところへ見えた私どもの関係の深い公務員の労働組合の幹部の方で、どうも使用者側の意見、態度を見ると、政府のほうで直接あるいは間接に何か圧力をかけているような印象が深い。いまの奧野さんの場合もそういうふうな一つの例として申しておったのですけれども、これは非常に重大なことでございまして、この際労働大臣としては、労働基本権、基本……
○和田(耕)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの坂村吉正君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山中吾郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)
山中吾郎君に本席を譲ります。
○和田(耕)委員 きょうはごく短い時間で御質問申し上げてみようと思っております。 長官、過剰流動性という問題がいまあって、現在、物価という面から見ると、これは文字どおりに諸悪の根源だというふうに思うわけですけれども、三つほどお伺いしたいんですが、まず第一に、この一年間、株式――その前に土地へずっと集中して、土地をずっと引き上げて、そして株式のほうへ今度は流れていって、株式を上げた。大体この一年間に、十二月の数字を見ると、一部上場、約倍になっておるという数字もあるのですけれども、しかもこれをつり上げておるのは、これはどこの調査を見ても、個人ではなくて法人、しかも大企業だというような情報が流れて……
○和田(耕)委員 最近、政府でいろいろ土地対策の法案が論議される、マスコミで土地問題についての議論がいろいろと、盛んになってくる、このような状態で、私のじっこんにしておる宅地建物の業界の人たちからしばしば聞くことですけれども、宅地あるいは建物の取引が少なくなってきたという話を聞くわけです。最近の六カ月ぐらいの宅地建物の取引の実情について数字がおわかりになっておれば、企画庁でも建設省でもいいのですが、お答えを願いたい。
【次の発言】 最近の半年ぐらいの数字はつかんでいらっしゃいませんか。
【次の発言】 経済企画庁のほうはどうでしょう。
【次の発言】 私、これを至急に調べないと、最近非常に流動して……
○和田(耕)委員 和田耕作です。参考人の皆さま方、御苦労さまでございます。 先ほど来の質疑を拝聴いたしておりまして、今回の木材価格の暴騰という問題についての全体的な絵のようなものが私の頭に浮かんでくるのですけれども、これが間違いかどうかを、ひとつ参考人の皆さま方からお答え賜わりたいと思います。 今回の木材の暴騰は、私は何といっても大商社が輸入、日本の木材の六〇%というものを持っておる、大きな力を持っておるわけでございまして、この方々が思惑というか投機というか――あるいは商社の方々は正当な商行為というふうにおっしゃるかもわかりませんけれども、そのような結果、十一月、十二月の木材の高騰が起こっ……
○和田(耕)委員 今朝来の各党代表者の質問を聞いておりまして、そしてそれに対する答弁を拝聴いたしておりまして、商社のトップの皆さま方は、社会的な責任という問題について若干誤解があるのではないかという感じを私持っているのです。皆さま方は資本主義社会の鬼のような存在で、いままでの日本の経済成長をささえてきました。そしてここまで日本の経済の発展をする先頭に立ってこられた。したがって、皆さま方御自身は、自分たちは悪いことをしていない、社会には迷惑をかけていないという気持ちを一様に持っておられることは、理解できます。しかし、そのことと社会的な責任という問題は別に考えていただかなければならないのではないか……
○和田(耕)委員 初めにモチ米の問題から御質問をしていきたいと思います。 今回のこのモチ米の買占め売惜しみの問題について、私は政府に責任があると思うのは、二つの点にあると思います。 一つは、昭和四十四年に自主流通米の制度をつくってから四年にわたって、この自主流通米の問題をめぐって、その周辺にあるやみの取引等の問題を黙認してきたこと。当然あるだろうと思って、またこれはあってもしかたがないという態度で黙認してきたことが一つだと思います。 もう一つは、昨年の四月の一日に物統令を廃止したときに、私どもその問題を審議したわけですけれども、政府側の答弁としては、もし投機が行なわれれば、政府は十分な手……
○和田(耕)委員 もう時間がありませんから、端的にひとつ御質問をしたいと思います。 家具の会長さんにお伺いしたいのですが、このいただいた資料の二枚目のところに、ベニヤ業界で全国八ブロックに分かれておるからいろいろな価格の話し合いがしやすいのだということを書いておりますけれども、この前に、ここに木材の輸入協会の会長さんをお招きしましていろいろ御質問をしたときに、各委員の質問に対して、私のほうは買占めとか、そして値段をつり上げたりということはないのだ、末端価格が上がってきたからしようがなしに上がったんだという主張をずっと繰り返しておられましたけれども、その後次第に、ベニヤ業界の実情、きょうお話し……
○和田(耕)委員 法案の審議に入る前に若干お伺いしたいと思いますけれども、今回の買占め及び売惜しみ問題を通じましていろいろ問題が浮き彫りにされてきたわけですけれども、一つの重要な点は、大商社だけでなくて、流通過程にずっと入り込んでいる系列下の商社を使って総合的な働きとして、売惜しみあるいは買占めの悪い弊害が、ずっと国民生活に悪い影響を及ぼしてきたということではないかと思うのですね。 そこでお伺いしたいのですけれども、通産大臣、通産省で六大商社をお調べになった最後のところで、対策として、これは私、十一日の日もごく骨子を申し上げたのですけれども、「問屋、小売店を含む流通段階の実情把握等」という項……
○和田(耕)委員 私は、この委員会で六大商社の会長並びに社長の方をお招きしたときに、このようなことを申しました。今度の問題は、皆さん方にも当然責任があるけれども、半分以上は政府に責任があるんだということで、六大商社にいろいろと御質問申し上げました。その政府に責任があるんだということは、そのときは評しく申し上げなかったのですけれども、きょうはちょうど田中総理お見えになって、いい機会でございますから、ひとつお気持ちを聞かしていただきたいと思います。 先ほど問題になりました列島改造論の問題ですけれども、私は、田中総理みずからを個人的にどうのこうのということを申し上げておるわけじゃありません。また田……
○和田(耕)委員 企画庁長官にお伺いしたいのですが、今年の春闘もいよいよ大きく峠を越しておるわけですが、いかにも大幅な賃上げという感じを持つのですけれども、その相場をつくったのは、大体大きなストライキを背景にして、私鉄の一万四千七百円ですか、あの賃金の決定が軸になって、一万三千円から一万六千円ぐらいのところで今度の春闘が終わりつつあるというふうに思うのですけれども、今度の春闘の賃上げというのは二〇%近いものになりはしないかという感じがするのですが、長官、この問題はもう一応見当をつけられておりますか。
【次の発言】 確かに一八%ないし一九%という賃上げになると思うのですけれども、この問題の見方と……
○和田(耕)委員 企画庁長官にお伺いいたしますけれども、最近の日本の状況、特に物価の上昇というのは異常な雰囲気を持ってきたという判断をするのですけれども、長官、いままで政府は、いまの日本の経済はインフレというところまではいかない、その門口だというお話だったのですけれども、いまでもそのような御見解を持っておられますか。
【次の発言】 まあ、それでは、まさに持続的な物価の上昇というものが今後も見通される段階においては容易ならぬインフレの状況を示してきている、それに対して政府は相当思い切った施策をしなければならない、このような判断だと理解してよろしゅうございますか。
○和田(耕)委員 大臣、最近の物価の全般的な模様は、ますます深刻というよりも新しい段階を迎えつつあるような感じがするわけですけれども、このごろ週刊誌、たとえばいま出ておる週刊朝日でも週刊文春でも、そういうふうな問題を取り上げてきておるわけであります。こういうところの取り上げ方は、かなり政府に対する、だめだだめだという言い方をいままでしておったのですけれども、最近のこの二つの週刊誌の出している問題は、これはほんとうに心配になってきた、ほんとうに心配になってきたのだからこういうこともしなければならないじゃないかというふうな、かなり建設的に見えるような発言もしているというような感じを受けるのです。 ……
○和田(耕)委員 中曽根大臣に御質問申し上げます。
今回の四国電力、関西電力、大阪瓦斯の料金値上げの申請について、いろいろと事務当局からも話を聞きました。各業界の方からも大体の話は聞きました。いろいろと申請の理由もあるだろうし、政府としても非常に厳重な審査をしたと思いますけれども、やはり基本原則は原価主義という考え方に基づいて検討なさったと聞いております。それは事実でしょうか。
【次の発言】 その法の許す範囲において修正をしたという点は、どのような点でございますか。
【次の発言】 主として経過措置ということだと思いますけれども、大臣、私はここらで料金問題の基礎的な問題を再検討してみる必要があ……
○和田(耕)委員 長官、どうもこのごろ田中総理の物価感覚というものが、あちらこちらで問題になっているように思うのですけれども、私も非常に問題だと思うのですね。 まず第一点は、最近の小売り物価にしましても、この四月から一〇%台に乗って、最近では一四%台まで七カ月ずっと上昇をしておる。卸売りにしましても、それよりもっと速いテンポで、ごく最近では七〇%、つまり七カ月上がりっぱなしだ。これは明らかにインフレという状況だと私は思うのですけれども、田中総理の考えの中には下村治君のような考え方を非常に好んで受け入れて、まだインフレじゃないんだというような感覚が一つあると思うんですね。これは私、非常に誤りだ……
○和田(耕)委員 大臣、昨年の国会で年金の問題でたいへん御苦労なすって、不十分ながらも一つの目安、基礎になる案ができたと思うのです。私はあのときから思ったのですが、これは物価がえらいこと上がると物価スライドの問題はどういうふうに運用されるのだろうというふうに思っておったのですけれども、案の定というのは悪いのですが、上がるも上がるもこれはたいへんな上がり方で、卸売り物価は三四%というのですから驚くべきものですが、この調子だと今度の物価は二〇%をはるかにこしていくような状態にもなるかもわかりませんが、これはどのように処理なさいますか、このスライドの問題。
○和田(耕)委員 厚生大臣に二点だけを御質問申し上げたいと思います。 第一点は、いまも問題になっております重度の心身障害児、これは特別手当というものがついているわけですけれども、これもいかにも少ないという感じがするんですが、私がここで問題にしたいのは、この軽度のたとえば精薄なら精薄という人に対しての手当がこの制度の中にはないわけですね。これはいかにもおかしいんじゃないかという感じがするんです。 私のよく親しくしている渋谷の人ですけれども、こういう人が三人くらいおるのですが、特殊学級へ通っているのですね。特殊学級へ通う朝の八時半から四時半ごろまで、おかあさんはずっとつきっきりで学校へ通ってお……
○和田(耕)委員 私どもは今回のゼネストに対しましては、いろいろ理由はありましても、一方的に国民に犠牲をしいるという結果を生むものでありますので、断じて容認することはできない、このような立場をとっております。これは党声明その他の形でいままで明らかにしてきたことでありますけれども、ここで大臣にお伺いしたいのは、違法のストである、確かにそうだと思う。これをあえて実行したということは、公判審の答申が出て、政府は誠意を持ってその対策を急がなければならなかったのに、その問題についてほとんど見るべき努力をしていない。これはストを容認してない同盟の諸君もそう見ているのです。この点について、今度閣議決定で政府……
○和田(耕)委員 ずいぶん時間もたちまして、私一番最後の御質問を申し上げるわけですけれども、いろいろ問題点につきまして、先生方から率直なお話をいただきまして、たいへん勉強になりました。私自身知らなかったような問題、ずいぶん考えさせられるような問題がたくさんあるということに気がついた点も多うございまして、ほんとうにありがたいと思います。 そこで、簡単に御質問申し上げますけれども、大宮参考人から、この法案ができるいきさつ、つまり、失業保険制度の研究会での有沢先生を中心とした専門家の熱心な討議によって出てきたこと、そしてまた、中央職業安定審議会での御審議の状況、そしてこの法案の持っている問題点とい……
○和田(耕)委員 雇用保険法についての問題点が、今朝来あるいはこの前の委員会以来、各委員からほとんど余すところなしに指摘されておると思います。それに対しての政府のほうの答弁も拝聴しておるわけでございますけれども、私きょうはいろんな方の意見、政府との応答を聞きながら、なおよくわからない点を三、四点御質問申し上げてみたいと思います。 この雇用保険法というのは、現行の失業保険法をかなり抜本的に変えていくというねらいがあるように思うのですけれども、そのような雇用保険法をつくり出してくる必要性として、失業保険法をつくった戦後の事態と現在とは著しく状態が違っておるんだ、そして失業多発の状態から、完全雇用……
○和田(耕)委員 私は民社党を代表いたしまして、雇用保険法案並びにその修正案に対して賛成の討論をいたします。(拍手) 失業保険法については、戦後の失業者の生活を守るために相当の効果を持ってきたことを評価いたします。と同時に、年を経るに従ってさまざまの矛盾が出、問題点が出たことも多くの識者の指摘するところだと思います。 この法案は、そのような問題について改善をする点が多々あると思いますけれども、私どもが一番問題にしたのは、この改善によって、現在失業者の既得権になっておると思われる面について多くの損害を与える点が多々あるということでございました。それらの問題について、この修正案は一〇〇%とはい……
○和田(耕)委員 法務省の政府委員お見えになっておりますね。――法務省で、最近刑法改正の問題が重要な問題になっているわけですけれども、堕胎罪という問題を、刑法改正ではどういうふうな方向で取り上げておるのですか。
【次の発言】 その堕胎罪を残しておくという議論の根拠は、どういう根拠になっておるのでしょうか。その審議の経過をもしお答えできたらお答えいただきたい。
【次の発言】 堕胎罪をこの際廃止しようという意見もあったといま伺いましたが、廃止しようという意見はどのような根拠で述べられておるのですか。
【次の発言】 この堕胎罪の件数が非常に少ないということですけれども、最近の実情でもしわかりましたら……
○和田(耕)委員 私は、この六月でございましたか、前の経済企画庁長官の小坂さんに、企業の利潤を制限をしなさいということを中心にして質問をしたことがございます。そのときに初めて小坂さんの口から、国民生活安定法案のようなものを考えておるのだというお答えがありました。そういうこともありまして、この法案については非常に深い注意をもって見守っておる一人でございますけれども、いまいろいろ論評しておるものを拝見しておりますと、この法案は書かれておる条文よりも、運用のしかたいかんによって、どうにでもなるというような評価が行なわれておるわけです。 この点は、非常に重要な点だと私は考えておるのですけれども、まず……
○和田(耕)委員 私は、民社党の和田耕作でございます。 ゆうべの委員会でも申し上げたのですけれども、田中総理の事態、現状の認識はきわめて楽観的だ、驚くべき楽観的だという感じを私は持って、現状認識について政府はどう考えておるかということをまっ先に御質問申し上げたのですが、きょう長洲先生からその問題について、きびしい深刻な事態、ここの三月、半年が勝負だという御意見を承ったのですけれども、私も同じような感じを持つわけですけれども、参考人の先生方で、いやそれはちょっとひど過ぎる、もうちょっと余裕を見たほうがいいじゃないかというふうにお考えになる先生おられるでしょうか。おられたら、ちょっと御意見言って……
○和田(耕)委員 時間もありませんから端的に御質問申し上げたいと思います。 中林さん、いまの点なんですけれども、まあ問題の性質上きめることは迅速にやる。しかし迅速にやればやるほどいろいろな問題もあるだろうから、それをチェックする機関を置け、それがまあ審議会あるいは委員会というような形の御示唆、私はこれは非常に重要な示唆だと思うわけですからお聞きしたいと思いますけれども、堀越さん、いまの中林さんの、標準価格をきめるきめ方ですね。まあ事前に迅速にきめる場合にどういうふうにするかということはあとにしまして、この手続というものをどうお考えになるでしょうか。
○和田(耕)委員 企画庁長官に最初に御質問申し上げます。 この第七条に特定標準価格の決定についての条文がありますけれども、これは私最初にお尋ねした件で、そのときは、もし緊急の事態が起これば標準価格の第一段階を経なくてもこれを実施できるという政府委員並びに長官の御返事をいただいた。昨日も、民社党の河村委員からも同様の質問をしたのに対して長官からも同じような御答弁があったわけですけれども、これは法律の専門家等に聞きましても、少しこの意味がまぎらわしい面があるという意見が非常に多いようですけれども、この点をまぎらわしくないように、緊急の事態が起こった場合は第一段階を飛び越して特定の標準価格を直接に……
○和田(耕)委員 私は、民社党を代表いたしまして、国民生活安定緊急措置法案並びに修正案に対して賛成の討論をいたします。 現在の日本の状態は、石油危機という思わざる事態によって点火された異常な価格の高揚、悪性インフレという状態になろうとしておる危険な状況だと思います。このような状態に対して、本法案は、政府に誤りない対策を行なわしめるための法案だと思います。しかしこの法案を私どもが審議してくる過程において重視しましたことは、自由なお互いの経済あるいは社会生活というものの自由奔放さということからかもされた面が多いという問題と、これに対処するためには統制、計画というかなり国民の生活権利を脅かすような……
○和田(耕)委員 きょうは各省の実際にやっておられる方々がお見えになっているわけでございまして、私どもは、これ物価委員会で本格的な調査を始める前に幾つかの重要な法案ができたそれの実施が具体的にどうなっておるのかということを実際やっておられる方から聞いて、そしてこういうふうにやったけれども、こういう点がまずかった、今後はこういうふうにしようというふうな御経験をお聞きしたいと私自身は思っておるのですけれども、そういう点からきょうの報告を聞いておりますと、きわめて形式的だといいますかそういう御報告しか得られないということは非常に遺憾に思っておるわけでございます。皆さん方は最高責任者からいろいろと言わ……
○和田(耕)委員 企画庁長官、石油パニック、物価狂乱という三カ月を経て、事態は新しい段階に入っておる感じがするのです。つまり新しい段階というのは、物はあったんだ、またあるんだ、またある物をどこかへ出せ、そういうふうな段階にきていると思うのですけれども、ここで非常に大事なことは、つまり諸悪の根源といわれるのは、物はあったんだという事実は政府が努力をすればわかるはずであったであろうに、その努力をしなかったという点にありはしないかと思うのです。つまり石油は、高度経済成長という状態からすればそれは減っておるようですけれども、去年に比べてはるかにふえておるという状態、この状態を見誤ったということが今度の……
○和田(耕)委員 きょうは森下政務次官と竹内政務次官を中心にして、少し気楽にひとつ答えていただきたいと思うのですけれども、予算委員会の物価集中審議というのが一応終わりました。そして大商社、大企業の間違った行動について、相当明らかにされたわけでございますけれども、何だかこれでもって狂乱物価の問題点というものが終わったような感じを受けてもらっちゃ困ると私は思っているわけなんです。そこで、そういうふうな意味で御質問をしたいと思うんですけれども、今回この狂乱物価といわれる事態というのは、たとえてみますと大きいテーブルにごちそうをたくさんそろえた。このごちそうに対して、さあ皆さん、自由だからこれをより取……
○和田(耕)委員 私、きのうの予算委員会で外務大臣の大平さんに、この前長官にただしました例の国際価格の情報をキャッチすることについて、単に経済だけではなくて政治的な情報もからんで必要であることは石油問題でも明らかなんだから、重要な資源地帯については国際価格を早く正確に知るためのプロジェクトチームを確立しなさいという御質問を申し上げた。大平さんは、全面的に和田委員のあれには賛成です、できるだけそういうような体制をとるようにいたします、という御答弁がございました。 また、きょう予算委員会の分科会で中曽根通産大臣に同じような問題について具体的にいろいろと御質問申し上げました。中曽根さんは、確かにこ……
○和田(耕)委員 最初に、行政指導の問題についてお伺いしたいのですが、先ほどからいろいろと公取のほうと通産大臣の御答弁を聞いておりますけれども、公取委員長の高橋さん、それからいまの事務局長さんの話もそうですが、価格は企業がきめるもの、法律できめられた以外のものについての行政指導は違法である。――違法であるとまで最近高橋さんは言い切っておると思うのですが、そういう立場と、いま中曽根通産大臣がおっしゃいましたように公権力として国民の福祉、公共の利益にという目標をにらんで必要があれば価格指導をするということは政府の責務である、つまりこういふうな立場を言明されたわけですけれども、この二つの考え方はやは……
○和田(耕)委員 先ほど来の質疑を通じまして、私のいろいろと疑問に思っておったことについていろいろ理解を深めることができました。ただ、私、あと二つだけ御質問申し上げたいと思うのです。 今度の石油パニックというのは、先ほど情報の問題を加藤先生からもお話がありましたが、やはり諸悪の根源は政府自身が十一月、十二月の段階で石油がどのように入ってくるのかということについてかいもく見当ができなかった、私、何といってもこの問題は一番の根本だと思うのです。この問題について政府の各関係のところにもいろんな質疑を通じて強く要請をしてきたのですけれども、この問題今後とも政府がこういうふうな失態をおかさないように努……
○和田(耕)委員 先ほど日銀総裁から総需要の抑制の効果が相当あがっておるというお話がございました。そしてまた全国銀行あるいは地銀、信用金庫のほうでは引き締めの効果はあがっておる、これも相当浸透して倒産等の問題が起こっておるという御指摘がございました。日銀総裁のほうは、かなり効果はあがっておるけれども今後のまだ予断を許さない状態があり、心理的な問題もあるので、引き締めは当分続けていくべきだというお話がありまして、市中銀行その他日銀等のほうからは、政府の要請には協力していくという前提を持ちながらも倒産があっていよいよ不況が進行しておるので、何とか緩和をしてもらいたいというニュアンスを持った発言があ……
○和田(耕)委員 きょうは長官が病気でお休みのようでございますから、ひとつ気楽に答えていただきたいと思うのですけれども、お米の値段と国鉄運賃の値上げを半年間延ばしたわけです。去年のいまごろは国鉄運賃の旅客二三%、貨物二四%の値上げで国会がわいておる、たいへん大幅な値上げだということだったわけですけれども、十月の段階で国鉄の運賃のもっと大幅な値上げということが必要な事態になってくるのじゃないかと思うのですけれども、この問題いかがにお考えになっておられますか。
【次の発言】 それは責任のある答弁として聞いていいですか。たとえば国鉄の問題でもいろいろな材料、原料の諸費用の問題は別としても、電力料金が……
○和田(耕)委員 最初に電力の値上げ問題について御質問申し上げたいと思うのですが、長官、端的に申し上げまして、東京電力を一つの例にとりますと、東京電力というのはこの数年間最も堅実な経営をしておる。労使関係もりっぱだ。そして石油パニックの起る前までは、まだしばらく値上げなんかしなくてもだいじょうぶですということを言っておった会社ですね。この会社が半年足らずのうちにたいへん大幅な値上げ、六八%というのですから約七〇%近い値上げをせざるを得ないというのは、何といっても政府の責任だと思うのですが、政府はそういうふうな意味での責任は感じておられますか。
○和田(耕)委員 最初に自動車の排気ガスの問題についてお伺いしたいのですけれども、昭和四十七年十月三日の中公審の答申、これは大臣、一つの努力目標というふうな意味として環境庁は受け取っておられるのか、あるいはこれが万一できないことがあっても、とにかく八〇%、九〇%はできるものだというふうに受け取っておるのか、つまりその問題をお聞きしないと、いまこの問題について、なかなか考えられない状況にきているという感じがするので、その問題から、ひとつお答えをいただきたい。 努力目標ということであれば、状況はかなり変化する要素が大きいというふうにも受け取られるし、しかし、そういうことがあっても、七〇%あるいは……
○和田(耕)委員 八月の二十二日でございましたか、食品調査会の小林会長の名前で、AF2の使用禁止についての答申がございました。そして政府はそれを受けて、急遽九月一日からAF2の使用を禁止する、そして九月中一カ月でもってその製品を回収するという措置をとって、現在それが進行中であるということでございます。 私は他のこのような関連の薬品の措置について、そのつどどうかなという感じがいつも残っておったのですけれども、今回のこのAF2の問題は、政府としてこういうものを許可して、安全だから国民はそれを安心して食ってもいい、飲んでもいいという太鼓判を押すのは厚生省なわけですね。その厚生省として、今回のAF2……
○和田(耕)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの橋口隆君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、平林剛君が委員長に御当選になりました。(拍手)
平林剛君に本席をお譲りいたします。
○和田(耕)委員 通産大臣に御質問いたします。 私の質問の時間は十分なものですから、ひとつ簡明にお願いしたいと思います。 大臣、今回、九月の上旬になれば新しい灯油の標準価格をつくるようなことになるんじゃないかということを示唆されておるのですけれども、その理由はつまり、先ほどからの大臣の御説明によると、大体石油の需給は非常に緩和されてきておる、そしてもう再び石油が量的に非常になくなるというようなことは心配がないんだという一般状況のもとで、確かに値段の是正という問題はありますけれども、それを標準価格という形でやろうというその措置には、何か特別の理由があるのかどうか、あるいはほっておけばまた石油……
○和田(耕)委員 企画庁長官、ひとつ午前中の質疑のムードでお答えをいただきたいと思うのです。 いまの日本のインフレーションの問題は非常に重要な、危険な段階に来ているというふうに私は思うのですけれども、きょうの午前中、加藤君の質問に対して企画庁長官は、昭和五十年度は勝負の年、つまりいろいろな施策を実行して、そして物価の鎮静をはかる、そして五十一年には日本の経済は正常な発展のムードになって、年率七%の上昇が期待できる、こういう御発言だったと思うのですけれども、いままで政府は、この物価狂乱以後のいろいろな施策を振り返ってみますと、つまり今回のインフレーション、スタグフレーションといわれるところまで……
○和田(耕)委員 雇用保険法の問題についてお伺いいたします。 この前の国会で、ほんとうに原因不明の理由でこの法案が流れたことを私どもたいへん遺憾に存じておる一人でございます。私は民社党を代表しまして、この雇用保険法については必要な修正を行なった上で賛成をいたしたわけでございます。またこの国会の代表質問の中で塚本書記長がわざわざこの問題を重要な問題として取り上げて、至急にこの問題の策定をはかるようにという質問をしたことも御承知のとおりでございます。私どもは、いままでの失業保険制度というものの中に、よさそうな題名のもとで著しく不公正な面があるということを感じておったわけでございまして、その一番中……
○和田(耕)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの橋口隆君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、平林剛君が委員長に御当選になりました。(拍手)
平林剛君に本席をお譲りいたします。
○和田(耕)委員 福田企画庁長官が出現をいたしまして、久しぶりで経済企画庁長官は重量級の大臣が就任されたということだと思いまして、三木内閣として物価問題に大きな力を入れているなということがわかるような気がいたします。また、長官がいまおっしゃいました基本的な姿勢についても、私は大体そういうことでいいのだろうという感じを持っておるわけですけれども、ひとつ大事な点で二、三ただしたいことがあるわけです。 いまの日本の物価、賃金等の問題は、アメリカやドイツなんかの直面している問題と少し性質が違いはしないかという感じがあり、この違いというものを正確につかまえるということが非常に大事な問題じゃないかという……
○和田(耕)委員 私は、千鳥ケ淵戦没者墓苑の取り扱い、特に国としてどのような関係を持つべきかというこの問題について御質問をいたしたいと思います。 私も、大東亜戦争には、緒戦ではフィリピンのパターン作戦に野戦分隊長として参加をいたしました。私の部下は十一人おったのですけれども、六名が戦傷病死をするというような状態もございました。終戦のときは満州に転属して、特殊な事情がありまして満州におったのですけれども、ソ連に捕虜の形で四年ほどおりました。ソビエトでもたくさんの戦友の方々が亡くなったわけでございまして、その何人かの人たちの墓穴を私ども自身で掘って、そして戦友たちの遺体が十分寝られるかどうかとい……
○和田(耕)委員 三つほどお伺いをしたいと思います。
最初に、先ほどから委員から御質問がありました点なんですけれども、昭和十一年までは劇薬の扱いであって、その後解除されたということは事実であるかどうか。これは甲野先生と、この問題を提起された杉山さんからお答えいただきます。
【次の発言】 厚生省の局長さんにお伺いしますが、厚生省としてはその事実は確認しておりませんか。
【次の発言】 それを確認しておるとすれば、やはり他の新薬の扱いと違って、キノホルムの扱いについて厚生省としてもこの取り扱いの面から見て欠陥といいますか、いわゆる責任があるというふうに私も思うのですけれども、その点いかがでしょうか……
○和田(耕)委員 現在景気は非常に悪い。そして各職場から真っ先に婦人労働者が整理の対象になるという状況があるわけですけれども、国際婦人年のときに政府が一番考えなければならぬ問題は、いままで長く続いた高度経済成長のもとで婦人の職場への参加というのが非常に積極的に急速に、また大量に行われてきたわけですね。これがマイナス成長、あるいは今後低成長等の状況を見て、この状態はなかなか維持できないだけでなくて、いままで職場に参加してきた普通の雇用婦人労働者、特に数もはっきりしないパートタイマーの形で主婦が職場に参加した、また企業の方もそういう主婦のパートタイムの形で参加するのを積極的に利用してきた、こういう……
○和田(耕)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの橋口隆君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、横山利秋君が委員長に御当選になりました。(拍手)
横山利秋君に本席をお譲りいたします。
○和田(耕)委員 副総理に御質問いたしたいのですけれども、きのうちょっと質問する時間がなくなった問題につきまして、二月十八日に総理府から、日本の当面している失業の問題について、十二月末には八十三万人、それから一月には百六万人、二月には百十六万人、三月には百二十七万人、つまり百三十万近い完全失業者が出るだろうという推計を発表しておるわけでございます。これは長年の経験に基づいた科学的な推計だと思うのですけれども、その次の日に、労働省は、この数字を批判するようないろいろな言葉も出ているようですけれど七、つまり、一月の失業保険をもらっておる人は九十万五千人、これは三月には百万人に達するだろうという報道……
○和田(耕)委員 マルチ商法というものの定義がはっきりしないという問題が出てきているわけですけれども、エー・ピー・オー・ジャパンとホリディマジックさんの方は、マルチ商法をやっている、しかしいろいろ問題にされる点については今後改善をしていきたいというお話だと思うのですね。ところが、ジェッカーチェーンの山口さんは、自分のところはマルチ商法じゃないのだ、フランチャイズの方法でやっているのだということなんですけれども、ひとつ参考にお伺いしたいのですが、竹内さん、このジェッカーさんの方、これをマルチ商法とみなしていいかどうか、そういう点について。
○和田(耕)委員 いま金子さんのおっしゃったことは、非常に大事なことだと私、思うのですね。先ほど川口さんもお話しになりましたけれども、この回収資源が資源として、まあ絶対という言葉を使っていいかどうか、必要だということになりますと、やはりそれならそれなりの腹構えをしなければならない。しかし、それにはかなり金がかかる、コストに反映をしてくるということですけれども、そのコストをメーカーだけが持つということは余り適当じゃないと思う。やはり当然国がそれを持っていかなければならない。しかし、国が持つにしても、結局税金その他の財政資金の問題ですから、いろいろと長期的にはコストにはね返ってくるということにもな……
○和田(耕)委員 きのう中堅の経営者の社長さんと話をしておりましたところが、いまの日本の経営者は非常に苦しい状態にあるということを綿々と話しておりました。特にその人が強調しているのは、消費者の落ち込みという問題が予想以上に長く続いていくのじゃないかということを主張しておりましたけれども、福田さん、今後の消費の見通しを政府はどのようにお立てになっておられるのか。
【次の発言】 それと関連しまして、今度の春闘で、まだまだはっきりはしておりませんけれども、大体一三%前後の平均になりそうだという見方があるのです。この二二%前後の賃上げという問題は、これは率直に言って日本の非常に危機的な経済状態の中での……
○和田(耕)委員 一点だけ御質問したいのですが、私立学校の経営が非常に苦しいということは非常によくわかりました。そしてまた、田村さんの御発言で、逆に家計収入が非常に減っていくということで、教育費の負担が恐るべき状態になってきつつあるということも非常によくわかったわけですけれども、この状態は一年、二年の問題ではなくて、今後少なくとも数年、あるいはそれ以上にわたって、家計収入は減っていく、そして教育費はふえていくという状態が続いてくると思うのです。こうなりますと、結局解決策とすれば、国の補助を高めてほしい、公立をつくってほしいということになるわけです。またそういうような主張を私ども今後したいと思い……
○和田(耕)委員 福田副総理、この六月十六日に、第三次の不況対策を発表されておるわけですが、これは後からもまた御質問しますけれども、物価の問題は、一応、福田副総理が公約したような線で一四%の消費者物価、それで春闘も一三、四%のアップということで推移をしてきていると思うのですけれども、しかし、経済の問題から見れば、必ずしも福田副総理が期待しているような状態にならないのではないか、もっと深刻な心配があるのじゃないかというふうな感じがするのです。 各業界が、この間も土光さんもいろいろ強い御要望をなさっておったのですけれども、いまのこの不況の中で、設備が過剰になる、これが次第にコストに影響してくる等……
○和田(耕)委員 きょうの質問の一番の骨子は、政府は、静かな控え目な成長に入っていきたい、昭和五十年はそのための一つの経過的な年になるという御認識を出しているわけでございますけれども、政府のいろいろな決定になっている御方針あるいは予算委員会の答弁などを聞きましても、どのような準備、基本的な条件を整えれば、緩やかな安定成長の新しい時代に移行することができるかという問題について、確たる姿勢がないような感じがして仕方がないわけであります。したがって、昭和五十年の実質の経済成長四.三%という数字も、何だか、そうあってほしいという願望というふうな感じしか受け取れない、そういう感じがするわけでございます。……
○和田(耕)委員 この八日間の、大変国民に迷惑をかけたストライキも終わったわけでございますが、その間、私ども民社党は、三木さんが、いろいろと新聞で報道をされておるわけで、何か筋の通らぬ形で妥協するんじゃないかという心配を持ち続けておりました。しかしながら、十二月一日の政府声明によりまして、ストの圧力には屈しない、そして法をしっかり守るということを前提にしなければならない、こういう御主張をなさったことで、実は私どもはある一面でほっとしたのです。政府のこのスト権等についての見解は、私どもとはっきり違います。違いますけれども、法律を守るという点は、この問題のみならず、政治の根本であるという点では私ど……
○和田(耕)委員 関連して。いま枝村委員が最後に申された点につきまして、私も重ねて労働大臣に注意を喚起しておきたいと思うのですけれども、同盟の方も非常に強い要望がございまして、四党案に具体化されておる重要な問題について、ひとつ何とか政府としても具体的な審議の日程にのせる意味で、たとえば職業安定審議会とか、そういうところで具体的に審議をしてもらうような段取りをぜひともとっていただきたい、このことをひとつお願いしたいと思います。
○和田(耕)委員 ちょうど二年前のあの石油パニックのときのこのような会合の議論等を思い浮かべまして、非常に状態が変わっておるという感じを持っております。このごろでは、ガラス張りとまではいかないんですけれども、やはり石油をめぐっての各担当業界等の役割りというものが大分はっきりしてまいっておりますので、二年前のような疑い深い、あいつ、よけいもうけているんじゃないかというふうな感じの議論が非常に少なくなっていることは非常にいいことだと考えております。それだけに、通産省の行政指導というものは非常に重要な役割りを演じてくるわけでございまして、また、いま審議されております石油審議会の構成等についても新しい……
○和田(耕)委員 日銀総裁がいらしたから、結構です。
【次の発言】 日銀総裁にちょっとお尋ねしたいと思いますけれども、先ほど来、民間投資が低調である、そしてまた若干銀行の資金がだぶつきぎみであるというお話でございましたけれども、せんだって私、友達のことである信用金庫に借金に行ったのですが、銀行筋の土地に対しての担保力といいますか、評価が非常に厳しいという感じを持ったのです。御案内のように、この十数年の高度成長という状態で、政府の発表によると、昭和十一年に比べて地価は八千倍、所得は大体三千倍、物価は千倍前後という数字があったのですけれども、この地価の異常な高騰というものがまた異常な担保力になって……
○和田(耕)委員 副総理は、この四時半には総理との打ち合わせのために退席をされるそうでございまして、本当にごく短い時間しかないのでございますけれども、平素、私、考えておる二つの問題について副総理の御所信をお聞きいたしたいと思います。 第一は、一昨日でございましたか、日本の経済学者としては最高の一人と思われる人、これは政府のいろんな仕事にも指導的な役割りを演じておる人なんですけれども、その人と会って、いかがでしょう、いまのこの景気回復、第一次、第二次、第三次、第四次とやっておりますけれども、いかにも景気回復が遅々とした感じがする、先生は、端的に言って、どこに一番問題があると思いますかということ……
○和田(耕)委員 もう時間もないようでございまして、また同僚委員からいろいろの質問がありましたので、私も御質問申し上げたい点については、大体理解することができました。 その一つは、皆さんから感想を聞きたいのですけれども、公共事業の経営者、これは国鉄でも同じことなんですが、運賃を上げると今度は労働賃金ということで、運賃の値上げと労働賃金との問題がいつでも関連するような状態がここ二、三年あると思うのですね。労使は非常に厳しく対決をして、今度の八日間の国鉄ストでもそうですか、対決はしておりますけれども、全体からながめると、何か労働賃金と運賃との関連等から見て、まあ、アベックだというふうに見られる面……
○和田(耕)委員 副総理としての御答弁を期待しておるわけでございますけれども、昨年の暮れから今年にかけてのかなり厳しい、つまり物価抑制政策の柱になられた副総理の経済指導、これはいろいろな点から抵抗が、現にあると思いますし、政党の方からも財界の方からもあったと思います。この経済指導については一つのりっぱな見識だという感じを私は持っているのですけれども、きょう私、新聞を見てあらっと思ったのは、日本経済新聞のトップに、来年の三月期の収支予想が載っておるのです。ごく一部鉄鋼とかその他の不況の、つまり赤字の業態は別としても、大部分の業態が、黒字とまではいかないけれども、この九月に比べてかなり大きな収益を……
○和田(耕)委員 もう同僚委員の質疑によりまして、重要な問題点はほとんど質問をされて、答弁も行われておると思います。また早くやれという声も大分出ておりますので、簡潔に御質問申し上げたいと思います。
職業病の範囲という問題を、もうこれは大分古い規定になっておると思いますから、やはり再検討してみるということが必要な時期に来ていると思うのですけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 たとえば過度に精神を集中するとか、また非常な単純作業とか等のことで精神的ないろいろな障害も起こっておる、ノイローゼとかいろいろな原因があるでしょうけれども、こういうふうな場合に、労災というものがどういうふうに現在適用……
○和田(耕)委員 この法律は、いろいろ読んでみますけれども、ちょっと意図するところと施行されたときの結果とが、何か意図する目的が達成できないようなことができるのじゃないかという感じがするのですけれども、中小の建設業を経営している人たちはこの法律にどういう感じを持っておりますか。
【次の発言】 率直に言って、歓迎しているのですか、あるいはそうでもないか、あるいは反対しているか、その三つのうち、どちらですか。
【次の発言】 中小企業の、特に建設業の現場というのは、昔から非常にわからない、迷路のような、労働者の人権が無視されておるというイメージはずっと広くあるわけですね。だから、この問題に対して光を……
○和田(耕)委員 今回の健康保険法の一部の改正法案につきましては、特に入院時の一部負担、初診時の一部負担の増額、これは大変な問題点だと私どもは思っておりました。そうしてまた、この前の国会で決めました弾力条項の適用千分の二の問題とか、高額医療の負担の増というような問題についてもなかなか問題点だと考えておりました。これらの問題について少し厳しく質問をしなければならないと思っておりましたが、どうやら政府の方もその問題であるということを御認識なされたようでございますし、相当良心的な修正等もお考えになっていただけるようにも思いますので、これらの問題についての質疑は一応ここでは省かせていただいて、いままで……
○和田(耕)委員 まず大臣にお伺いをしたいのです。
産業廃棄物の中の特に有害な産業廃棄物が出ておるという場合に――少しやかましいですから、静かに願います。
【次の発言】 産業廃棄物が出た、しかも有害な場合に、それを出した企業の責任とその地方の公共団体の責任と国のやるべきことというこの三つの問題についてどのようにお考えになっておるのか、まずお伺いしたい。
【次の発言】 これからの私の質問の一つの中心は、いままでの産業廃棄物だけではありません、いろいろな公害といわれるものに対しての対策として、それを出した企業主の責任だということに余りとらわれて打つべき施策がおくれたり、不十分だったりするようなこ……
○和田(耕)委員 最初に、今度のこの法律で雇用を義務づけるというのを強化するという重要な項目があるわけですけれども、これによりまして、法律をつくる場合の予想としてどれくらいの雇用者がふえるかという予想についてお伺いいたします。
【次の発言】 特に、いままで事業所別ということで義務を課しておる、努力義務を課した、これを今度は企業全体の数に対する比率として適用するとなりますと、義務づける雇用者の数がかなりふえると思うのですけれども、その数の見通しは立っていませんか。
【次の発言】 いま八木さんの質問を聞いておりまして、非常に大事な問題だと思うんですね。やはりこの実態調査というのがまだ非常に不十分な……
○和田(耕)委員 一時から本会議のようでございますので、お食事の時間もありますから、早目に終わりたいと思っております。 まず第一にお伺いしたいのですけれども、いわゆる春闘の賃上げの問題なんです。昨年は物価が一四・二でしたかのアップに対して賃上げが一三・一ですか、今年は物価が八・八という三月期のあれに対して、まだはっきりしないようですけれども、大企業はその程度としても、全国平均になれば七%以下になるという見通しもあるわけなんです。つまり、このような賃上げの実情というのは非常に意外な結果なんですね。これは労働組合も相当の力を持っておる。そして相当の賃上げがなければ景気の回復もむずかしい。つまり個……
○和田(耕)委員 公共料金の問題は、特にこれからのこういう審議については、かなり科学的な実際のデータに基づいた判断をしていくという空気をつくっていかなければならぬと思うのですね。これまで公共料金は国民生活に非常に関係が深いわけですから、いろいろな思惑でもって議論をしたというケースが多かったと思うし、それはそれで意味があったと思うのですけれども、この段階になりますと、全般として他の物価に比べて公共料金は低目に抑えられておったということは事実だと私も思います。したがって、この公共料金の問題は今後いろいろな、消費者は消費者として当然の要求、理由をもって反対をされる、経営者は経営者でもって、これまたと……
○和田(耕)委員 電気料金の問題は通産省の行政の決定によってできるという制度になっているわけですね。私鉄の運賃の問題もそのような形で決定ができるということなんです。しかし、国鉄料金の問題の場合は国会の議決が必要だということがあるわけですね。 国会の議決があるという場合に、たとえば今度の労働賃金の問題について仲裁裁定が出た場合には、とにかく国鉄運賃の引き上げ等の条件がなければという条件を政府はおつけになったことがあるのですけれども、これは非常にいまの問題と関係があると思うのですね。つまり、政府は電力料金あるいは私鉄運賃と同じように、国鉄の方も運輸省の行政決定で上げることができるようにするという……
○和田(耕)委員 いま日本の経済も政治もなかなか大変な状態になろうとしておるわけでございますけれども、いまはもう七月の中旬でございますから、待ったなしの十二月九日までということになると、もう四カ月ぐらいしかないわけです。この四カ月の間に、ロッキード問題を徹底的に究明するということと、三つの重要な法案を通すということと、総選挙をやるということがあるわけですね。しかもこの問題は、関連しておることであればいいのですけれども、かなり矛盾している要素を持っておるのじゃないかという感じが私はするのです。 たとえばいま日本の経済は、副総理も大変努力をされて、二年越しの不景気から景気回復の局面をずっと移行し……
○和田(耕)委員 最初に、きょうの参考人のうち会社以外の参考人の方とそしていま各党委員の質問は、査定が正しく行われておるかどうかということについての疑問なり質疑がほとんど全部だったと思いますね。この問題は電気事業法という法律があり、料金の問題については担当省の認可が必要だということになっておりますので、これは会社の方から電力料金の値上げを申請して査定が始まるというよりは、常時接触という状態だと思いますから、役所と会社の方は料金の問題についてはほとんど年がら年じゅうそういうふうなものを検討しておるというふうに理解できるのじゃないかという感じがするのですね。 そういうような状態のもとで申請がなさ……
○和田(耕)委員 先ほど櫻田参考人の御答弁にありましたことですけれども、またそれはそのとおりだと思いますが、いまの企業の金利負担と人件費負担というものが企業の経営を非常に苦しくしているというお話がございました。そこで人件費負担ということになると、アメリカ等であればレイオフが行われて一応合理的に解決されるけれども、日本の場合は終身雇用制というものがあるので、なかなかそうはいかないのだという問題がある。そうしてまた金利負担ということになると、自己資本が二〇%を割って一五%前後だという状態から見れば、なかなかこれも解決するわけにはいかない。もしこれを解決しようとすれば、少なくとも一〇%近い成長を維持……
○和田(耕)委員 総務長官にお願いしたのですけれども、結構でございますから、どうぞひとつお引き取りいただきたいと思います。 ロッキード問題も非常に重要なことでございまして、私どもも一生懸命にやろうと思っておりますが、これと並んで、以下私が申し上げる問題についても副総理以下大蔵大臣もよくひとつ御検討をいただきたいと思っております。 それは、わが国の科学技術の研究の問題について、国立の研究所の果たす役割りが非常に大きいと思うのですけれども、果たして国立の各般の研究機関が国民の期待にこたえておるかどうか、こういう問題について、きょうは総論的なお伺いをしたいと思っております。 まず第一にお伺いし……
○和田(耕)委員 小宮さんの時間をいただきまして、一言だけ労働大臣と厚生省関係の皆さん方に御要望しておきたいと思います。 社会保険の診療報酬支払基金、この機関には、御案内のように大きな大きな組合と小さな小さな組合があるわけでございまして、先ほど石母田委員から、小さな小さな組合を代表して大きな組合を告発する一つの質問があったわけでございます。これは特に今村さんのいままでの経過の中でいろいろ確認をしたり何かしておる文書もありますけれども、これは非常に重要な問題を含んでおると思うのです。労働組合というのは、政府でもなければ会社の当局でもないのです。自由な組合です。脱退もできれば加入もできる。その組……
○和田(耕)委員 大臣と国鉄の総裁――企画庁長官はきょうお見えになっていないですね。ひとつよく私の質問をお聞き願いたいと思っておりますけれども、先ほど同僚の委員からロバが目隠しされてしゃにむに運賃値上げ法案を通そうとしているという発言がありましたが、残念ながら私も同じような感じを受けるのです。いまの日本の物価状況というのは非常に危険な状態に入りつつあるわけでございまして、五月と昨年の五月を比べますと一二%という驚くべきアップ、しかもこれも相当長期に続く、こう言われている。消費者物価にしましても一一%強という高い物価の上昇が続いておるという状況の中での国鉄の運賃の値上げというわけでございます。こ……
○和田(耕)委員 私は、一番小さな政党で時間が二十分しかないわけでございまして、ただ一点だけを専門家の皆さま方にお伺いしたいと思います。 今度の橋本私案というあの提案の中に、弾力条項についての修正の意見がございます。それについて診療報酬を引き上げるとか、あるいは給付の改善をするとか、その他緊急の事態に対して対処するためだという説明がございました。 そこでお伺いしたいのは、診療報酬の引き上げという問題、これは非常にむずかしい問題だと思うのですけれども、この診療報酬の引き上げという問題について、公述人の方々の端的な御意見をお伺いしたいと思うのですが、たとえば診療報酬の引き上げにしても、私はこれ……
○和田(耕)委員 公述人の方々には長時間にわたりましてありがとうございました。私ももう時間もほとんどありませんので、ただ一点だけをお伺いしたいと思います。 私どもは、いまの値段で五万円相当額をお年寄りに年金として差し上げる、これはもう常識的な点で、こういう主張を持っているわけですけれども、そういう面から見ていまの政府案に盛られている額が、ごく一部の人がそれに近いものをいただけるわけで、大部分の者はいただけないということを非常に遺憾に思っているわけなんです。しかしこの問題は、これで勝負がついたというわけではなくて、二十年、三十年後にもらえるものですから、かりにこの法律案が通りましても、できるだ……
○和田(耕)分科員 どうも大臣、連日御苦労さまでございます。 きょうは私、医薬分業という問題だけをひとつ御質問申し上げたいと思うのですけれども、医薬分業という考え方が日本で確立したのは、たしか昭和二十六年の国会だったと思うのです。それで、その国会で、医薬分業という基本精神がきまりまして、四年後に実施するということで、昭和三十年から実施するということになりました。そしてまた、三十年になる一年前の昭和二十九年にいろいろと問題が出てその一部改正が行なわれて、期限も一年三カ月延ばして昭和三十一年の四月一日から実施するということになったと思うのですけれども、その間、この問題、つまり、薬については薬剤師……
○和田(耕)分科員 中曽根大臣に御質問をいたしたいと思うのですが、きょうは私、初めに例の石油製品の値上げの問題について御質問しようと思っておったのですが、きょうのお昼のニュースを拝聴しますと、自民党のほうも長官の値上げの方針を了承されたという報道がございました。まあ、値上げの方向、やむを得ない問題が多いと思うのですけれども、影響するところが多いわけでございまして、非常に慎重な対策をしていただくようにお願いをいたしておきたいと思います。そして、きょう特に私、お聞きしたいのは三点ぐらいあるのですけれども、時間がありませんので、私のほうからかいつまんで趣旨を申し上げて、長官の御決意をお伺いしたいと思……
○和田(耕)分科員 大臣、キッシンジャーさんがアメリカの外交の表舞台に出てきてもう数年になるわけですけれども、そして最近アメリカ国務長官になられたわけでございますけれども、このキッシンジャーさんが外交の表舞台に出てきてからのアメリカ外交は、相当はっきりと権力外交といわれるような性格を持ってきた、こういうふうな感じがするのですけれども、大臣、どのように御判断になるでしょうか。
【次の発言】 権力外交といっても非常にいい意味と悪い意味があると思うのですけれども、つまり、アメリカの国家目的を遂行するために、いままでの国務省の持っておった冷戦的な構造といいますか、共産圏に対する一つのはっきりした方式の……
○和田(耕)委員 いま最後の質疑のテーマになりました行政指導と公正取引委員会のカルテル取り締まりの限界というふうな問題について御質問をしたいと思っておりますけれども、わが党の玉置君その他がこの問題についていろいろな機会に質問をしておる速記録等も拝見をいたしましたが、いま一つはっきりしない点があるように思われてならない。したがって、この際にそれらの問題について明らかにしていただきたいと思うのですけれども、植木総務長官は、この独禁法を各産業官庁が忠実に守っていかすという立場の行政指導、つまりいままでとはまるきり変わった行政指導をするように期待しているということですか、あるいはこの法律を提案している……
○和田(耕)委員 時間もごく短時間ですから、端的にお伺い申し上げていきたいと思います。
副総理、郵便料金の問題ですね、これは昨年来郵政省もぜひともやってもらわなければいかぬということで一生懸命やろうとかかったのですけれども、これも政府部内でもいろいろ議論があったと思いますけれども、郵便料金は十月まで延ばすということになったのですね。これは政府の誠意を相当示したと私ども理解しておるのですけれども、郵便料金は延ばせて、たばこはどうしてもやらなければならぬというその理由をちょっとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 それは郵便料金の方は国民生活に非常に影響が強い、酒、たばこの方は、強いことは強いけれど……
○和田(耕)委員 昨年の十二月七日に郵政審議会の答申があったわけですけれども、大体骨子は三つの重要な項目に分かれておると思います。第一は、この文章にはっきり書いておりますが、今春――今春というのは去年のベースアップのことでしょう。大幅の賃上げが実施され、明年度、これは今年、いま進行しておる賃上げの問題が見込まれるので、料金改正以外の対応策は早急に措置し得ない。したがって、料金値上げの問題を基本的に認める、というのが第一項です。第二項は、しかし、直接間接に国民生活あるいは経済に与える影響が大きいので、政府はできるだけこの運用について慎重な対策を講じなさい、というのが第二項です。そして第三項は、将……
○和田(耕)委員 青葉さんに御質問したいのですけれども、日本のGNPが経済成長の結果世界の第二位になったということでございます。これは事実でございますけれども、そういうふうな立場から考えてみて、宮尾さんがるるとして申し述べておられる点ですね、つまり、身体障害者としても人間として同じような生活が保障されるべきだという真剣な御主張があったわけですけれども、現在の日本の状態としては、その問題を真剣に問題にする時期に来ておるし、またその気になればできる問題ではないか。つまりそういうふうな状態を見て、三木総理は、この社会的な不公正を是正するということを大きな課題にされておるのではないかというふうに思うの……
○和田(耕)分科員 いま、小沢さんの大事な時間をいただきまして質問をするわけでございますけれども、昨日二十六日に、私は朝のNHKのニュースを聞いておりまして大変ショックを受けた。これは私がやさしい男だからショックを受けたというわけでもないらしいので、きのうあたりも、聞いておりますと、大部たくさんの人から、それはそうだという話でございますので、これはひとつ農林大臣に御所見を承っておかなければならぬと思って、きょう参ったわけでございます。 大臣、二十二日の日に、福島県のいわき市の勿来の海岸に、群からはぐれたオットセイが――どうも病気になったオットセイらしいので、これが勿来の海岸に漂着した。これを……
○和田(耕)分科員 きょうは看護婦さんの問題をまずお伺いしたいと思うのですけれども、日本看護協会の人たちは、もう数年前から准看護婦を廃止しろという御主張があるようですけれども、厚生省としてはこの問題に対してどういう御所見を持っておられるのかお伺いしたい。
【次の発言】 大体局長さんの見通しとして、どれぐらいの年月でつまり看護婦の資格を統一していく仕事にかかれるかという問題、いかがでしょう。
【次の発言】 高度経済成長の時代は、そのあおりを受けて看護婦さんだけではなくて、社会福祉の関係の人たちがずっと減っていって、求人難という問題が出ているのですけれども、昨年あたりから非常に不景気になってきた、……
○和田(耕)委員 この連合審査をやるということの通告を受けたのは昨日の午後で、しかも早い方の午後でございました。私は実際びっくりしたのです。この問題は大問題であって、いろいろと建設的な審議は進めなければならぬと思っておったのですけれども、きのう突然にこの物価との連合審査をやると言ってきた。しかも二時間半だ。まだ運輸の方は二時間半はいいとして、逓信の方は一時間半だと言うのです。どうしてそんなに急ぐのだということをいまここの委員長に私は申し上げたのでございますけれども、話によるとあしたのうちにこの運賃法案を運輸委員会で可決して、そして十二日の本会議で通すということもあるらしいのですけれども、これは……
○和田(耕)委員 最初に、この連合審査が行われるまでの問題について私の感じている問題を率直に申し上げたいと思うのです。 昨日のちょうど昼ごろでございました。きょう逓信委員会と物価委員会との連合審査をやるんだ、しかもその時間は一時間半だという知らせを受けまして、物価委員会では特別の理事会を開きまして、そんなことならもう断ったらどうだ、私はそう申し上げたのです。連合審査をやったというだけのことであればそんなことは必要でないんだ、第一この連合審査の時間を一時間半なんということは何事だ、一時間半であれば私どもの時間は十分そこそこになってしまう、なぜそうまで急ぐんだということをきのうも私強く申し上げた……
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