阿部助哉 衆議院議員
33期国会発言一覧

阿部助哉[衆]在籍期 : 31期-32期-|33期|-35期-36期
阿部助哉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは阿部助哉衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

阿部助哉[衆]本会議発言(全期間)
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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第25号(1974/04/11、33期、日本社会党)

○阿部助哉君 私は、日本社会党を代表して、電源開発促進税法案に関して質問をいたします。一  このような目的税の新設に対しては、税制上大いに疑義のあるところであります。特に原子力発電の場合には、核武装、独占資本の大衆収奪の問題など、国民のためにたださなければならない数々の問題点がありますが、この際、時間の制約がありますので、この法律によって進めようとしておる原子力発電の危険性に焦点をしぼってお伺いいたします。(拍手)  現在、原子力発電所、またその建設予定地周辺の住民を先頭に、全国的に原発反対の運動が大きく広がっております。その最大の理由は、原発が正常に運転しておっても、常におそるべき放射能を排……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 衆議院本会議 第10号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○阿部助哉君 私は、日本社会党を代表し、政府の五十年度一般会計予算、同特別会計予算及び政府関係機関予算に強く反対し、日本社会党、公明党の共同提案に係る予算三案につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成の討論を行います。(拍手)  三木総理が、年頭に本会議場において行った施政演説、「全人類は、地球船という同じボートに乗った運命共有者」云々から始まり、社会的不公正是正を約束した施政演説は、その後の予算委員会の審議を経て、これが全く麗しき作文にすぎない、国民の耳を欺くコマーシャルソングであったことを暴露しました。三木内閣の政治姿勢、経済運営の方針が、田中前内閣以上に反動的、反国民的であることが明ら……

阿部助哉[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

阿部助哉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 決算委員会 第26号(1973/09/20、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、非常に限られた時間でありますので、端的にお伺いしたいと思いますが、経済援助の問題についてお伺いしたいのであります。その前提として、私は、政府がいろいろな国に援助をなさるその基本的な問題をまずお伺いしておきたいと思うのであります。  政府は、発展途上国に対する援助の額は、その目標としてGNPの一%とか、こう各国に国際的に約束しておられるようでありますが、韓国に対する援助はそのワクの中にあるのですか、それとも別ワクになっておるのか、まずそれをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 対外経済援助、この目的は相手国の民生の安定、経済自立を進めるということが大体いわれておると思う……

第71回国会 大蔵委員会 第2号(1973/02/02、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は大蔵大臣の演説について御質問いたしますが、時間も迫っておることでありますので、端的にお伺いをしたいと思います。  このたび大蔵大臣は、また新しいキャッチフレーズをお出しになりました。すなわちトリレンマ、つまり、福祉、物価、円問題の解決。しかし、私は思い起こすのでありますが、昭和四十一年に当局は財政硬直化というキャンペーンを展開したのでありますけれども、問題は、このキャンペーンに食管の赤字、国鉄、健保、公務員給与などを財政硬直化の犯人だとしてやり玉に上げたのでありますけれども、結局、この財政硬直化の問題は、ほんとうの犯人でありますところの防衛計画であるとかあるいはまた公共事……

第71回国会 大蔵委員会 第4号(1973/02/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 時間がありませんので、一点だけ聞いておきますけれども、日本の場合にはいろいろと円建てが少なくてドル建てが多いという関係もありますし、いつまでも閉鎖をしておくわけにはいかぬと思うのであります。これは非常に早い時期だと思うのですが、その時期はいつなのか、そして再開されれば、これは当然変動制をとらざるを得ないと思うのだけれども、変動制をとるかとらないのか、その辺をお伺いしたいのであります。  ただ、私たちこのたびのこの閉鎖はたいへん手ぎわよくやったように思うけれども、この新聞に見るように、「珍しく自主的な断、と思わせた市場閉鎖も、隠密ボルカーの投繩が首に、だった。」というふうにいわ……

第71回国会 大蔵委員会 第5号(1973/02/20、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 関連して……。さっきの直税のほうの御答弁ですね、困難だからできない、こういうことですか、もう一ぺんそこを……。非常に人員がよけい要るから、困難だからできない、こういうことですか。
【次の発言】 困難だというのは、陣容が少ないから困難だ、こういうことですか。
【次の発言】 証券局長は、仮名の問題はだんだんなくするように指導し、そうなっておる、こう言うじゃないですか。効率が悪いから取らないというのは、話はまた別なんですがね。零細企業のところは重箱のすみをほじくるようにしてやっているのでしょう。法律でこの税の不公平をあえて見のがすつもりなのかどうか。もし陣容が整えば、膨大な資料を整……

第71回国会 大蔵委員会 第6号(1973/02/21、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 議事進行。きょうは大蔵委員会だけやっておるのだから、定足数とかなんとか言わずに、大体自民党は九割くらい出てこなければ、もう委員会やらぬほうがいいですよ。もう少し出席をちゃんとして、きょうは予算委員会とこの委員会だけでしょう、おそらく。それでこんな出席でやれなんというのは……。この委員会だけなんだから、もうやめたほうがいい。どうですか。

第71回国会 大蔵委員会 第8号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いままでいろいろと論議が行なわれのでありますが、私、まず第一に、たいへん初歩的な、原則的な質問でありますが、相続税を課税するというのはどういう理由なんですか。
【次の発言】 そうすると、簡単にいえば、一つは富の再配分、もう一つは、相続人の立場からいえば、担税力があるという点で課税をされる、こういうことですね。ところが私たち、よく大会社の社長あるいはまた有名な政治家がなくなられた場合なんかには、当然あるだろうと思います相続されたものが、たいへんに相続税というものは少ないということを幾つか経験をしてきたわけであります。私は個人の名前はあげませんけれども、某私鉄会社の社長がなくなら……

第71回国会 大蔵委員会 第12号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず第一に、今度の関税定率法の一部改正で、皆さんのほうでは最近の内外の経済情勢の変化に対応するためにこの提案をした、こうおっしゃっているんですが、もう少し具体的にお話を願いたいと思います。
【次の発言】 よくわからぬのですがね、おっしゃることが。内外の経済情勢というのは、私がお伺いしておるのは、円対策の一環として一部やるということなのか、それとも国内の物価対策としてやろうとしておられるのか、あるいはまたその両方なのかという点を私聞いておるわけです。
【次の発言】 もう一つ前提でお伺いしておきたいのは、ことしの十月にガットの会議がありますね。これに対して日本はどういう方針で臨ま……

第71回国会 大蔵委員会 第16号(1973/03/26、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 東畑先生たいへんお疲れのところを御出席いただいたそうでございまして、たいへん御苦労さんでございます。  まず、東畑先生にお伺いをしたいのでありますが、四十八年度の税制改正にあたって、一般税制についても土地税制についても、税制調査会の答申は、何か自民党の税制改正案の公表よりそれぞれ大体一日おくれて発表なすったようでありますが、大体予算編成方針は一月の六日、それで八日には大蔵原案、十五日には政府案、そして十八日に土地税制について答申という形を見ますと、税制調査会がより先に案ができるのが普通であるのに、どうもその辺が自民党に押しまくられたというか、税制調査会が従属した、こういう印象……

第71回国会 大蔵委員会 第20号(1973/03/30、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私のところで――これは私のところだけじゃないと思うのですけれども、船乗りの家族というのはたいへん苦労しておるわけです。主人が船に乗っておる、たまに港へ入るというと、連絡があると神戸なら神戸へ自分のほうから出かけていく。荷をおろして次は横浜へ行くということになると、横浜へ汽車でまた追っかけていく。そういうことで、たいへんな苦労と経費がかかるわけであります。しかし、そういうことをやらなければ労働者としての家庭生活というものが成り立たぬわけです。ところが、この家族は、いなかにいればひまだからいいだろうといえば、そうではない。かりにつとめてみても、いつ船が入るかわからぬから、すぐに首……

第71回国会 大蔵委員会 第23号(1973/04/05、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この問題に関連しまして一言お伺いをしたいのでありますが、先般の予算委員会で、この商社の為替の差損、税制の処理の問題を取り上げました。これについては、一片の通達で処理するのではなく、法令の形で、国民の審査を経た上で処理すべきものであるということを強く主張し、大蔵大臣もこれについては前向きに検討する旨を答弁されましたが、重ねてその所信をお伺いしたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、一応暫定的にはいま処理するけれども、検討の結果、適当ならば法令を出す、こういう結論でございますか。
【次の発言】 そうすると、当面の処理についても、予算委員会及び当大蔵委員会の審議の趣旨を下部……

第71回国会 大蔵委員会 第24号(1973/04/06、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 時間がたいへん限られているようでありますから、私、質問の順序を変えまして、まず大臣にお伺いして、それも結論から大体はしょって御質問をいたしたいと思うのであります。  政府は預金準備率の引き上げだ、日銀の貸し出し窓口の規制だ等で金融政策を通じて過剰流動性の吸収をはかる、こういっておられる。過剰流動性ということばが少し過剰になっておるぐらいこの国会で出てくる問題でありますし、総理もそれを認めておられるわけでありますが、しかし日銀券は三月末で前年同期の二七・三%も増発されておる。商品投機も激化しておる。消費者物価もこれはたいへんなことで、何か企画庁長官も政府の物価見通しが狂ったとい……

第71回国会 大蔵委員会 第26号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 ただいま議題となりました日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の四党共同提案にかかる修正案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。  修正案の案文は、お手元にお配りいたしておりますので、朗読は省略させていただきます。  御承知のとおり、入場税は、映画、演劇などをはじめ、競馬、競輪等のギャンブルに至るまで、各種の幅の広い課税対象を持っておりますが、事実上その負担は、今日、われわれが、ますます大衆のものにしていかねばならない映画や演劇、あるいは音楽、スポーツといった分野にかけられており、課税人員、税額ともに全体の八〇%から九〇%を占……

第71回国会 大蔵委員会 第27号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 提案理由の説明の中に、最近における国際収支の状況にかんがみ、対外経済関係の調整に資するため、こういっておるのですが、もう少し具体的に説明してくれませんか。
【次の発言】 三次にわたる円対策の一環でこれをやる、こういうことですか。
【次の発言】 そうすると、一括して払いたいというのは日本側から提案をされたわけですか。
【次の発言】 そうすると、アメリカ側から話が出た、日本も円対策の一環としてこれをやる、こういうことですが、これはどうなんですか、これを一括処理するというのはどっちかにプラスが出て、どっちかにマイナスが出ると思うのですけれども、どうなんですか。

第71回国会 大蔵委員会 第28号(1973/04/18、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となっております農産物に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定に基づいて借り入れた外貨資金等の償還に関する特別措置法案につきまして、反対の意見を述べるものであります。  御承知のようにガリオア・エロアによる援助は、アメリカ側から見ればわが国の資本市場の獲得とそこから生ずる超過利得の収集という一石二鳥的な効果を持っていたのであります。また、援助物資に至っては、アメリカにおいて生産過剰ぎみの物資を敗戦国へ放出したものであって、放出によってアメリカ側における物資需給のアンバランスを回避するという意義を持っていたのであります。  このような援助……

第71回国会 大蔵委員会 第36号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 議事進行……。

第71回国会 大蔵委員会 第37号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 初めに、横田参考人にお伺いをいたしますが、先ほど陳述されましたときに、一番最後のほうで、銀行経営のあり方でありますか、貯蓄心を涵養していくとか、地価、物価の安定に協力するとか、あるいはまた公共的使命というものでこうやるというようなお話、私、たいへん賛成なんでございますけれども、しかしいままでのあり方についてはいささか問題があるのではないだろうか。  と申しますのは、土地関係の融資について、通達ですか指示事項でおりますかわかりませんが、大蔵省からたびたび銀行に対して出ておるわけであります。これはたいへんたびたび出ておる。一ぺんや二へんではないんですね。そうすると、その間銀行は先……

第71回国会 大蔵委員会 第49号(1973/09/18、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣は、この国会の冒頭の財政演説で、トリレンマの解決、こういうことでお話しになった。国際収支の改善、円の切り上げの回避あるいは物価の安定、社会福祉の実現を公約されたわけでありますし、私もこの大蔵委員会の冒頭にこの問題を質問をしたわけでありますけれども、半年たってみて今日、どれ一つとってみても、何か大臣の御意図とは反対の方向へいっておるのじゃないだろうか。すなわち、円は変動制になって実質的には切り上げられた。物価は御承知のように天井知らずで上昇しておるわけであります。私は、社会保障、特にお年寄りの問題の最大の問題は、消費者物価の安定、貨幣価値の安定、これが最大のものだと思うので……

第71回国会 法務委員会 第31号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 このたびの商法改正案は当初の粉飾決算をなくするため監査制度の強化を目的として出発したと思うのでありますが、本改正案は監査役の権限強化は当初の案に比べてだいぶ骨抜きにされた反面、いわゆる逆粉飾の合法化をはかった、こう思うのであります。その影響はまた税制の面にも大きく響いてくるだろうと私思います。私は本改正案の計算規定のうち、特に法人税制との関係の深いもの、これを中心にして質問をいたします。まずその質問の前提に二、三非常に技術的な問題を確かめておきたい、こう思うのであります。  まず第一に、商法改正案は第三十二条、第三十三条で従来作成を義務づけられていた財産目録を削除して損益計算……

第71回国会 予算委員会 第21号(1973/03/10、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私、まず総理にお尋ねをいたしますが、たいへん時間が限られておりますので、簡潔にお答え願いたいのであります。  いま国際通貨の問題、円問題に関して、総理大臣は外圧論、そういうことでもっぱら国際会議にゆだねておるようでありますが、私は、この際、総理の目を国内情勢に向けてもらいたいと思うのであります。  今日の日本列島はきわめて異常な事態だ、こう私は思う。庶民大衆は物価の騰貴におびえております。物価の上昇は、政府見通しをだれ一人信ずる者はいないのではないか、おそらく総理もこの物価見通しを信じておらないのではないか、こう思うのであります。皆さんがGNP世界第二位だといって誇っておるこ……

第71回国会 予算委員会 第22号(1973/03/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大蔵大臣にお伺いしますが、一昨日要求いたしまして資料をいただいたのでありますけれども、この資料は、私の要求した資料とはこれは全然問題にならない。期間内で欠損したものは、それは損金として認める、それは当然であります。問題は、長期にわたって不確定な、まだ現実に欠損の出ていないものは幾らあるのか。そうして、皆さんは減税とはおっしゃらないようでありますが、もしそれなかりせば、当然納めなければならない税金、いわゆる私にいわせれば免税額、これが幾らになるのかというのが、私と並びに関連質問に立った辻原委員の要求だったわけでありますが、資料としてこんな程度では、これはたいへん不満足な資料だと……

第71回国会 予算委員会 第24号(1973/03/30、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 時間がたいへんございませんので、皆さんにお伺いするというよりも、少し私の調べたところを申し上げて善処を願いたいのであります。  皆さんのいままでの御答弁は、いま楢崎委員のお話しのとおりいろいろと変わってきました。なぜ変わったのかといえば、ベトナム戦争に協力をしておるというこれをのがれるために、ときには、これは本人の意思で行ったのであって私たちは関知しないということで、これは地位協定とは関係ないと言ってみたり、そうしておいてこの人たちは全く無権利状態になった。なくなられた、戦死された人はアメリカ軍人と同じように、アメリカ国旗に包まれて、そうして飛行機で送られてくる。全く軍人と同……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 大蔵委員会 第5号(1974/02/08、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 総裁にはたいへんお忙しいところお越し願いまして、ありがとうございます。  政策問題、私もお伺いしたいことは多々あるのでありますが、それはまた私のあとに続きます武藤委員のほうからお伺いすると思います。  私、きょうは、日銀のあり方について少しお伺いしたいのでありますが、まずその第一点は、日本銀行からは、たいへん大ぜいの方々がやめられてから金融機関に行かれる。いわゆる天下りというのがたいへん多いように思うのでありますが、いま大体どれぐらいの人数が地方金融機関に行っておられるのですか。
【次の発言】 私がいただいたのも大体五十人ぐらいなんですが、これは五十五名ですが、これは地方銀行……

第72回国会 大蔵委員会 第6号(1974/02/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この割増金付貯蓄に関する臨時措置法に対してお伺いをいたしますけれども、私は、政府部内でこの割増金付の預金を思いついたという報道を新聞で拝見したときに、どうもこれはおもしろくない法案だという気がしておったわけであります。まあ、ある意味では実にいやらしい発想だ、そして貯蓄をする人たちに対してはたいへん不利なことになるのではないかという感じがしたわけであります。  そこで、政府がこの法案をどういう理屈をつけて提案してくるのか、現下の時局に対する政府の認識がどのように証明されるのかと、こう注目をしておったわけであります。おそらく、いろいろ問題はございますけれども、当面貯蓄をふやしたい……

第72回国会 大蔵委員会 第8号(1974/02/19、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この印紙税の引き上げでありますけれども、これは税調の答申にありますが、この方針に沿って行なうものでありますか。
【次の発言】 そうしますと、この答申では、「中期的な視野に立って、税体系のバランスを保ちつつ、今後の税負担水準のなだらかな増加に対処していくためには、引続き所得税の負担の軽減を図るとともに、一方では、法人税負担の適正化、間接税の整備を図るよう配慮すべきである」こう述べておるわけですね。そうしますと、ここに書いてある「中期的な視野」というのは、一体何年くらいのことをこれは言っておるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、ここにありますように所得税の負担の軽減、これを……

第72回国会 大蔵委員会 第13号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 何か午後から大臣の来る予定もあるようですし、お昼の時間の関係もありますので、私の質問の順序を変えまして、本論に入るのはあとにしまして、まず税務行政についてお伺いをしたいと思います。  税務行政の執行にあたっては、たとえ大企業でありましょうとも、また名もない庶民であろうとも、平等に取り扱うというのが法のもとの平等をうたった憲法上の要請であろう、こう思うのでありますが、この点はお認めになるのでしょうね。
【次の発言】 さきに予算委員会で、大商社の脱税が問題になりました。これらの会社の社長も、大体その事実を国会で認めたところであります。これほどの事実がありながら、国税庁は青色申告の……

第72回国会 大蔵委員会 第17号(1974/03/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私、基本的な立場で、局長、あなたのあげ足をとるわけじゃないのですけれども、私はやはり国会侮辱だと思うのだな。あなたは去年心にもないことをここで答弁したんだというなら、委員長、この委員会をとめて理事会を開いてもらいたい。  ここは国民のためにお互いに真剣に討論をする、そしてそれを転換するなら転換することはあり得る。あなた、転換をしたことを説明する場は、いままでこの委員会で幾らでもあったんです。それを、前の速記録と比較して小林委員がやって、初めてここでそういう答弁をされておる。それは、うまくいけばごまかして通してしまおうという考えだと見ても無理ではない。そういう答弁をされるならば……

第72回国会 大蔵委員会 第18号(1974/03/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 税調会長には、お忙しいところ、たいへん御苦労さまでございます。いまお触れになった問題もありますけれども、三点ばかりお伺いをしたいと思います。  まず第一に、いまも検討されたと、こうおっしゃるのでありますが、利子、配当の分離課税等は、これはもう長年のこの委員会における問題点であります。特にことしは、資産性課税、土地も検討されたとおっしゃっておりますけれども、土地、利子、配当、こういう分離課税というものが、累進制をこわし、むしろ逆進的とさえなっておる現状、これを踏まえてどのように検討されたかを、ほんとうはお伺いしたかったわけであります。ところが、いま検討はされたと、こういうのです……

第72回国会 大蔵委員会 第19号(1974/03/15、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 ちょっと関連しますが、この問題は、この前予算委員会で私は大臣に聞いておるわけですよ。実際言うと、私はあのときも言ったけれども、これは買い占め、売り惜しみの奨励金ですよ、在庫がふえればふえるほど税金が少なくなるなんというのは。ことばをかえて言えば、いまのような買い占め、売り惜しみを防がなければならぬという時代に、在庫がふえればふえるほど税金がまけてもらえるなんという制度は、私はどうかと思う。ましてや国民の生活に一番関連があり、一番問題になっておった品目が、一般よりもあれは百分の二ですか三ですか、積み増しになるんでしょう。たとえば冷凍マグロだとか石油だとか木材だとか合板だとかいう……

第72回国会 大蔵委員会 第25号(1974/04/03、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 先ほど佐藤委員の質問で、経済援助の基本的な理念について何か御答弁なすったけれども、どうもあまり明確じゃないようなんで、もう一ぺん、経済援助の基本的な理念を簡単明瞭にひとつ御説明願いたいのです。というのは、皆さんの提案理由の説明も読みましたけれども、毎年出てくることだから省略をなすったのかもわかりませんので、この際もう一ぺん確認する意味で明快な説明を願いたいと思います。
【次の発言】 いまのお話からいきますと、日本の国民にはどうしてもわからぬ問題がある。援助だ、協力だ、人道的な立場でやらなければいかぬ、こういって国民の血税を投入して、それで日本の代表である総理が行って、デモをか……

第72回国会 大蔵委員会 第30号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 これは新税の創設であります。それにもかかわらず、この出席状態でやるなんというのは、大蔵委員会の権威に関する問題だ。私は与党だけとは言わぬけれども、与野党ともども、特に与党の方々はもう少し熱意を持ってくれなければ審議をするということにならぬのじゃないか。まず、私は不満の意を表明しておきたいと思います。  この委員会に付託されました電源開発促進税法案、電源開発促進対策特別会計法案というのは、商工委員会に付託されておる発電用施設周辺地域整備法案の財源支出の方法を定めるものでありまして、本来ならば、発電用施設法案が審議され、もう少し内容が詰められてから、それのための手段であります金の……

第72回国会 大蔵委員会 第32号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 関連でお伺いしますけれども、次官のさっきの御答弁は、私はたいへん重大だと思うのです。  一つは、国会を何とお考えになっておるのか。政府が自信を持って出せば、もう国会は通過しようとしまいと政府の意のままに何をやってもいい、こういうふうに受け取れるのです。自信を持って出したのだから、法案は審議中だけれども織り込んで税金を取るという。こんなことをやったら、私は野党だけの問題じゃない、国会議員全体として、政府にあらゆる白紙委任を与えたということになるのです。政府が自信を持たないで出した法案というのはあるのですか。政府が法案さえ出せば、それは通過しようとしまいともう政府は何をやってもい……

第72回国会 大蔵委員会 第33号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 委員長や自民党の理事さんはこの法案を上げるためにたいへん熱心なようでありますけれども、この委員会のていたらくで、一体大蔵委員会は成立をして審議を進めるということになるのですかな。それをひとつ成立さしてから質問したいと思いますが。
【次の発言】 審議は私は進めますけれども、十分以内に来なければとめますから。  森山長官、せっかくおいでになったのだから、長官に質問しようと思いますけれども、その前に、通産省はどうも私は困ると思うのです。私は、これは委員長から御注意をしていただかないと。というのは、私が資料をいただけば、通産省のものじゃない、民間団体の資料をそのまま持っておいでになる……

第72回国会 予算委員会 第18号(1974/02/20、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 官房長官は何か御都合で退席されるそうですから、まずその問題から入りたいと思うのであります。  去る二月の四日に、総理以下全閣僚が出席をされまして、経済界の代表八十五人ですか、これを集めて物価問題に対する会談を行なった。新聞、テレビはこれをたいへん大きく報道をされておるわけでありますけれども、その席で田中総理が行なったお話の中で、異常な事態が続けば産業界への公権力の介入が不可避となると述べ、国税職員による一斉調査も辞さないというような趣旨の発言をされておるように各新聞は報道しているわけであります。  そこで、総理おられないから官房長官にお伺いしたいのでありますけれども、国税職員……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 たいへん時間の制約がありますので、私、二つの問題を保留してあるのでありますが、場合によれば一点だけでとどめたいと思います。  私は、ただいま審議中の四十九年度予算案の性格を明らかにするために、先般、本委員会において福田大蔵大臣に御質問をいたしました。しかし信念には変わりはない、こうおっしゃるけれどもまだ明確でない点が多い。さらにまた国民大衆も、この予算案の性格がどういうものなのか、これからどう生活設計を立てるのかという点で不明確であります。最近、あなたの行なった言説を引いて質問したが、もう少しその点を明確にするために、私は次の三点について、まず福田大蔵大臣に御答弁を願いたいの……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 大蔵委員会 第2号(1974/09/03、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 だいぶ時間がたちましたから、なるたけはしょってお伺いをしたいと思うのであります。  大体いま当面する問題これは物価問題ということで、それぞれその問題に触れるわけでありますが、いまも竹本さんからお話がありましたインフレの問題、インフレは最悪の大衆課税だ、こう言われておるけれども、その点は大臣もやはりお認めになるんでしょうな。それならば答弁は要らぬのですがね。  そこで、今日の事態で先ほど来の質問、答弁を聞いておりまして、どうも大臣のおっしゃることはさっぱり私には理解できないのであります。と申しますのは、あなたの所信表明一つ見ましても、物価問題、これが第一の政策目標として重大関心……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会 第9号(1975/02/07、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、まず三木総理に、高度成長政策を転換して安定成長政策を行う、こうおっしゃるのだけれども、高度成長政策と安定成長政策との違いはどこなのか、これをまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 なぜこれを聞いたかと申しますと、十五年前に池田内閣は、所得倍増、月給二倍というスローガンで高度成長政策を出発いたしました。この池田内閣の高度成長政策に対する国民の批判、これに便乗して佐藤内閣は安定成長を唱えて登場したわけであります。しかし、実際は池田内閣以上の超高度成長政策をやってのけた。これはもう御承知のとおりであります。田中内閣は論外であります。列島改造などという大変なウルトラ高度成……

第75回国会 予算委員会 第10号(1975/02/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大蔵大臣にお伺いをいたします。  先日の総括質問において利子・配当税について私、質問いたしましたが、どうも明快な御答弁を得られなかったようでございますが、これは利子課税もまたやはり総合課税が原則でございます。私は、この原則にのっとって税法を整備すべきである、こう思うのでありますが、大臣から、もう一度明確な答弁をお願いいたします。
【次の発言】 それでは次に、福田長官にお伺いをいたします。これは景気の動向というものについてお伺いをしたいと思うのであります。  御承知のように、いま西欧諸国は、いろいろな経過はあっても、昨年末から景気の浮揚策に転じておるように思われます。アメリカも……

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/09、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大蔵大臣は四月十五日、財政危機宣言ともいうべきこれを発表いたしました。五十年度予算が国会を通過したわずか十日ばかりたって、五十年度の歳入、税収面で欠落のおそれがある、こう強調しておられるわけですね。そうしてその対策として、公務員給与の問題であるとか米価の問題など、国民生活にきわめて影響の大きい歳出に枠をはめ、利用者負担がどうのこうのと、予算の本質にかかわる問題にあなたは言及しておられるわけであります。 このような問題は、本当ならば予算案の審議中に提示すべき問題であって、予算が通過するのを待ちかねたように、わずか十日ばかりたってこれを提示、PRをするということは、私は、国会無視……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 予算委員会 第4号(1975/10/23、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、これから、不況対策、現在の不況の本質、物価問題、国債問題、大体この四点について御質問をいたします。  三木総理、あなたの本会議における所信表明、またこの委員会における政府答弁、これをお伺いいたしまして、賃金を抑え込まれた労働者あるいは失業者、生業の基盤まで破壊された農民であるとか、あるいはまた倒産寸前の中小企業、不況のもとで家計のやりくりをする家庭の主婦であるとか、これらの国民の圧倒的な多数の人々がどのような感じでお聞きになったかというと、私は、皆さん大変腹を立てておると思うのであります。  皆さんは、二月に第一次不況対策、自来今度九月の第四次不況対策と、こうおやりにな……

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/10/27、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は先日、償還計画についてお伺いをしたわけでありますけれども、いま大蔵省の方から出されておるのは、この予算書にあります償還計画、それときょういただいたのでありますが、「特例公債の減債について」というごく簡単なもの、要点は、百分の一・六を定率に繰り入れる、この予算の余った金を繰り入れるという程度のものしかいただいていないわけです。これだけがいわゆる償還計画の全部ですか。
【次の発言】 私の質問を聞いてないで答えられてもピントは外れるのですよ。皆さんの償還計画はこれだけか、こう聞いておるのですから、これだけならこれだけだと言えばいいし、まだあるならばお出しいただけばいいし、そうい……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 これは私の要求した償還計画とは違います。不満足であります。しかし、私の質問時間の持ち時間がありませんので、私の質問の真意を述べて、終わりたいと思います。  赤字公債の発行は、禁止されております。わが国の財政法は、日本国憲法の平和主義、財政民主主義の厳格な規定を受けて、赤字公債の発行を一点の疑いもなく明白に禁止をしております。したがって、政府が特例法などというまやかしの表題を付して、あたかもこれが財政法の適用であるかのごとく装っているが、これは財政法また日本国憲法の関係規定を覆すものであります。だから、赤字公債を出そうとしても、準用する規定が全くない。たった三条の法案をつくって……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 農林水産委員会 第16号(1976/08/10、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、いま農民と国、県との間に激しく問題化しております福島潟の問題にしぼって御質問をいたします。  この問題は福島潟だけの問題ではなしに、日本の農政の根幹に触れる問題でありまするけれども、それをやる時間がございませんので、これにしぼりたいと思います。  まず冒頭に、お聞きの皆さんにもなかなか理解ができないと思いますので二、三分間で概略を申し上げますと、新潟県はまず米産県だと言われておる。その米産県の中で最も米をよけい産出するのが、十六郡のうちのこの北蒲原郡であります。その米産地帯の中央に福島潟は位置をしております。東側には越後山脈、西側の海岸地帯は砂丘地帯、そうして阿賀野川と……

第77回国会 予算委員会 第2号(1976/01/29、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 三木総理、社会的不公正の是正、対話と協調、政治浄化などといった大変耳ざわりのいいプラカードをかついであなたは登場されました。高度経済成長から安定成長への転換を図ることを目指して、これは第二年目であります。実態は三木総理の正面の公約と異なるけれども、三木内閣が発足以来わが国の政治は急激に近来の歴史を画する大転換を遂げつつあります。  そこで、本日はきわめて限られた時間でありますので、私に割り当てられた財政の分野、第一には当面の不況対策、第二に不公正是正と五十一年度税制について、第三に社会保障政策について、そして最後に赤字公債に関して、それぞれ私は動かしがたい事実を挙げて、三木総……

第77回国会 予算委員会 第12号(1976/02/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず最初に、地方銀行会長の伊原さんにお伺いしたいのであります。  御承知のように、いま地方財政もまた大変な赤字財政でございます。 地方債も大変よけい出るようでありますが、私の聞くところでは、何とかいまのところは処理をしておるようだけれども、なかなか銀行の方も簡単には応じてくれそうにないという話、交渉に非常に手間取っておるという話も聞くわけでありますが、これからまた地方債は大変大量に出るわけであります。その上に皆さんのところは、国債もやはり引き受けさせられておるわけであります。そういう点からいって、地方債の引き受けの見通しというものをちょっとお伺いしたいと思うのであります。

第77回国会 予算委員会 第18号(1976/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、積み残しの質問に入る前に一点だけお伺いをしておきたいのは、ロッキード事件の捜査について、やはり国民は、真相を究明するのではなくて、結局何かもやもやとした中で消えてしまうのじゃないかという危惧の念を持っております。丸紅の税務調査についてやはり同じような疑いを私自身も持つわけであります。ユニットであるとかピーナツであるとか、ああいうたぐいの領収証を出したその見返りとして金の流れがあった。金の流れがあったと見たから外為法違反で皆さんは捜査されたわけでしょう。そうでしょう。金の流れがあったという疑いがあるから捜査された。その金の流れがあったという疑いがあるとすれば、伊藤や大久保……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/01、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 明後日の三日から十カ国蔵相会議が行われます。それで、次の四日からはIMF総会が行われるわけであります。  最近、円に対する批判というか圧力というものはいろいろ相当強いようであります。私が最近の経済指標を見てまいりましても、外貨準備高は百六十三億ドルとなりまして、石油ショック以前の水準に達しておるわけであります。私は、このようなことになったのは、ここに日本の皆さんの経済政策が少し狂っておるのじゃないだろうかという感じがするわけであります。それは、卸売物価は十四ヵ月連続上昇を続けております。大企業は値上げ効果で企業収益を急速に回復しつつあるのであります。ところが一方、労働者の生活……


阿部助哉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院33期)

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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1973/07/18、33期、日本社会党)

○阿部(助)小委員 さっき次官が答弁なさったのですけれども、政府のほうは財政民主主義というのをどうお考えになっているのです。この予算は当初から予算委員会で、物価の値上がりはもっと激しいのじゃないか、そうすればこの予算はずさんではないかという指摘を受けながら皆さんのほうは強行してきたわけです。しかもいま国会は開会中なんですよ。皆さん、一ぺん予算をきめてしまえば、あとはどんぶり勘定で適当に縮めたり、繰り越しをやってみたり、繰り延べをやってみたり、自由かってなんだということには財政法はなっていないと思う。しかもいま国会開会中なんです。その中でもう予算の執行が、そのままきめられた予算のとおりできない。……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/12/15、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、民主主義を守る政治家の一人として、本法案にたいへん重大な不安を持たざるを得ないのであります。  本法案は、石油危機に便乗して経済政策の基本であります物資に関する全権を田中内閣の手に掌握しようとするものであります。本法案は、きわめて場当たり的に突如として提案され、当面国民が望んでいる物価凍結に無力であるばかりでなく、やみがやみを呼び、大企業と官僚による統制の支配が強まるだけでなく、歴史的に見れば政治体制にまで影響する問題であります。本法案の形式はかつての国家総動員法と同じでありまして、かつてここで齋藤隆夫氏は、勅令への委任、議会無視に激しく反対をいたしました。鳩山一郎氏は……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いまお読みになったこの点については、私はこまごまといま反論する時間がございませんが、簡単に言えば、これは不満足であります。  私の質問は、五十七分という時間の制約がありましたので、この一点にしぼってお伺いしただけでありますが、この安定法の法形式は、私が指摘したように、国家総動員法と同じような大幅な委任立法であります。したがって、実体はすべて政令、省令に委任しておることがけしからぬのだ、もし物資に関するこれだけのものを委任したならば、国会は形骸化するであろう、そうしたら議会制民主主義が滅んでしまうのではないか、こういう点を指摘したのでありまして、皆さんが出せないものはとにかくと……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1974/10/17、33期、日本社会党)

○阿部(助)小委員 いま執行状況の御説明がありましたけれども、いま国民の大きな関心は、来年度予算は大体どんなお考えで編成されるだろうかということだと思うのであります。五十年度予算の本格的な編成作業もいま開始されておるわけでありますが、言うまでもなく、来年度予算はこれまでになく国民生活に重大な影響を与えるだけでなく、わが国の将来にも大きく関係してくると思いますので、私は五十年度予算の編成をめぐる諸問題について質問をしたいと思うのであります。  まず第一に、予算編成をめぐる経済情勢の判断について私はお伺いをしたいと思います。  その一つは、国際収支の見通しであります。今年の八月、わが国は西ドイツに……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○阿部(助)分科員 時間が大変少ないので、要領よくお答え願いたいのでありますが、わが国経済の対外進出に伴って、進出地域の環境汚染が問題になっております。内外の批判が高まっております。汚染防止に関し、政府はどのような機関が担当しておるのかを、まずお伺いしたいのであります。
【次の発言】 三木内閣は、少なくとも看板は前の内閣とは違いまして安定成長だ、社会的不公正の是正というものを高々と掲げておられるわけであります。総理は、施政演説の冒頭にも「世界各国の相互依存性はますます深まり、地球はますます小さくなりつつあります。全人類は、地球船という同じボートに乗った運命共有者であります。」こう言っておられる……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○阿部(助)分科員 通産大臣、私通産省に、総括質問をやるために資料の要求をいたしました。ところが、当初は私のところの政審の手違いもございまして、実際の連絡は私は早くやったのだけれども、通産省が私の資料要求を正式に受けたのは一月の末であります。しかし、一月の末から私が七日に総括質問をするまでには、私はある意味では資料は十分間に合わせることができるだろうと思った。しかし、それにも間に合わない。だから私は総括質問の私の問題を急遽変更しまして、別の問題をやった、こういう経過を持っているわけであります。  それで私は、企業の特別措置の問題で通産省のお考えを聞いたのでありますけれども、私の見るところ、新し……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて上原君の質疑は終わりました。  次に岡本富夫君。
【次の発言】 これにて岡本君の質疑は終わりました。  この際、午後一時まで休憩いたします。     午後零時二十四分休憩
【次の発言】 これにて村山喜一君の質疑は終わりました。  次に、加藤清政君。

第75回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて山中吾郎君の質疑は終わりました。  次に、有島重武君。
【次の発言】 これにて有島重武君の質疑は終わりました。  次に、馬場昇君。
【次の発言】 これにて馬場昇君の質疑は終わりました。  次に、河上民雄君。
【次の発言】 これにて河上民雄君の質疑は終わりました。  次に、斉藤正男君。
【次の発言】 これにて斉藤正男君の質疑は終わりました。  次回は、明二十七日午前十時より開会し、引き続き文部省所管を審査し、午後は大蔵省所管について審査を行います。  本日は、これにて散会いたします。     午後七時三十三分散会

第75回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて武藤山治君の質疑は終わりました。  次に、栗田翠君。
【次の発言】 栗田さん、私、時計の番人じゃないから、余り時間のことを言いたくないけれども、時間を過ぎてから二番目の質問を発しておりますので、なるたけ結論を急いでください。
【次の発言】 これにて栗田翠君の質疑は終わりました。  次に、梅田勝君。
【次の発言】 これにて山口鶴男君の質疑は終わりました。  次に、井上普方君。



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データ更新日:2023/02/05

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