このページでは阿部助哉衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○阿部(助)委員 私は総理の施政演説を承りまして、多くの同僚議員がそうだったと思うのでありますが、私もいたく失望をした一人であります。たとえば重要政策の一つ、これにかかわりました財政再建につきましても、何のために財政再建を必要とするのか、どういう方法でこれを実現しようとするのか、私にはどうもその理念も哲学もうかがえないのであります。私の記憶する限り総理は、日本の戦後史の中で、総理になろうと思っておらないで総理になられたただ一人の方だと私は思います。したがって、当然のことでありまするけれども、一国の宰相としての重任を修業したことのないただ一人の総理だ、こう私は見るわけであります。大変な激動の時代……
○阿部(助)委員 先ほど御質問で、川上知事がやめられたということでございますが、大変長いこともたついてまいりました。この委員会で、中学生の非行問題、暴力問題等が取り上げられ、やれ先生が悪いだとか、日教組がよくないだとか、教科書が偏向しておるなどというお話もたくさん出ました。ところで、いま千葉県知事がやめられたとはいうけれども、これだけ長いこともたついた。しかも、業者との利権に協力するなどという念書を書いて五千万円も受け取った。後で返したという話でありますけれども、県政を利権のえさにしようとした事実には間違いがないのであります。ところが、今日まで居座りを決めてみたり、自民党の県議団は不信任案を否……
○阿部(助)委員 まず冒頭に、国税庁は、今度この豪雪で雪おろしに当たってこの費用を雑損控除にされるということでありますけれども、納税者にとってみると、もう一つ何かすっきりしない。私の田舎の人たちに言わせると、何か今度の新しく五万円を超えた分がすぐこの三月十五日の確定申告に雑損控除として認めてもらえるんじゃないかというような錯覚も持っておるようであります。そういう点でこの人たちにもっとはっきりわかるように指導し、税務署で十五日を目指してトラブルの起きないようにもう少し指導してもらいたいと思うのであります。そういう点で、私たちの田舎におきましては、日当を払い、その上で晩酌をつけて夕食をごちそうする……
○阿部(助)委員 関連して。いまの討論を聞いておりましても、来年の税の見積もりにしても、いままでの例が大体一・二またはそれ以下です。それを来年度は何で一・四七ですか、それだけの弾性値が見れるのです。内需がどれだけ盛り上がるかといったところで、いまの見通しは最大限皆さんの希望意見を入れて五・二、それだってどなたが見たって私は無理だと思うのです。 そういう中で、特別に弾性値だけが飛び抜けた弾性値をつくっておるような、数字合わせだけであって、一つもわれわれには納得ができない。その辺をちゃんとしてくれなければ、この予算を責任を持って国民のために審議するなどというわけにいかない。もう一遍政府の方で出直……
○阿部(助)委員 総理、きょうは余り時間がございませんので、非常に基本的な点だけお伺いをいたします。
総理が財政再建を最重要な政治課題にした、このことに対しては私も同感であります。そこで、総理がいままでたびたびお話しなすったことをもう一遍確認をさせていただきたいと思います。
第一に、特例公債は五十九年度までにゼロにする。第二に、そのための増税は行わない。第三に、特例公債、まあ赤字公債、これは借りかえをしない。すなわち、現金償還をするというこの三点は、たびたびここでお話しなすったことでございますが、これは間違いございませんね。
【次の発言】 重ねてお伺いをいたしますけれども、本当に五十年度以……
○阿部(助)委員 今日、中小企業とサラリーマンは、不況の中で、電力料金の高さに泣いております。この前も資材産業の話が出ましたけれども、電力料の値上げというのは大変な大きな負担になっております。物が売れなくとも電気料金は払わなければならないのです。電気料金を払うために商売しているという人もいるほどであります。ところが、電力会社の方は、政府公認の大幅値上げで、昨年三月期には一兆円以上という史上最高の大もうけをして笑いがとまらない。その上に合法的な税金逃れをしておる。この明暗を通産大臣はどうお考えになりますか。
【次の発言】 この電気料金を決定するときも、この委員会にはいろいろと、高過ぎるのではない……
○阿部(助)委員 初めに、本日、日立製作所、三菱電機の社員が、IBMの企業秘密を盗み出して、FBIのおとり捜査で逮捕されるという事件が報道されております。
この事件は、日米経済戦争をさらに大きく大火事にするおそれのある大変大きな問題だと私は思うのですが、その問題について、政府に対して、アメリカから何らかの連絡を受けておると思うのですが、その内容を明らかにされたい。
もう一つは、日本政府は、アメリカから犯罪捜査について協力を求められた場合に、どのような態度をとるのか。これだけをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大変不幸な問題であります。しかし、まだ詳細がわかりませんので、本論の質問……
○阿部(助)委員 私は、この国会は、国民の国会に期待する問題が大変多いわけであります。しかし、残念ながらいろいろな御都合で会期が非常に短い。しかも、この短い中で、私は、この委員会でこれほど政治倫理の問題が論議をされた予算委員会はかつてなかったと思うのです。それだけに今日最大の政治課題は、私は政治倫理の確立である、こう考える。 ところが、総理の御答弁をこの委員会で聞けば聞くほど何か不熱心だという感じを受ける。そして、むしろこの政治腐敗の問題を守っておるような感じを受けるのは私だけじゃないんだ、こう私は考えるのであります。大変残念であります。まあ、上が行うところ下これにならうというたとえがあります……
○阿部(助)委員 初めに、大変初歩的な質問でございますが、財政法十三条で「国の会計を分つて一般会計及び特別会計とする。」こう定めておるのでありますけれども、その理由はどういうことなのですか。
【次の発言】 財政は統一的な会計の原則ということで、できるだけ一般会計で、特別会計というものは設けない方がいい、こういうことなのでしょう。
【次の発言】 それはそうだと思うのですよ。だから、特別会計というものも例外的というか認めておるのだろうということであって、私の意見と違うわけではないのでしょう。一般会計でなるべく統一的に明快に国民にわかりやすいようにした方がいい、特別にやらなければいかぬし、やった方が……
○阿部(助)委員 大臣、大変御苦労さんです。
まず、大臣にお伺いいたしますが、課税の公平が税制の根本原則だ、公正なる社会実現の保障であるというふうにいままでおっしゃってきたと思うのですが、この立場から租税特別措置の整理を進めるという、こういう考えには変わりないのでしょうね。
【次の発言】 主税局長にお伺いしますけれども、大蔵省は行政当局として、今日なお、利子所得、配当所得の総合課税を行うべきとお考えになっておられるのかどうか、お伺いします。
【次の発言】 国税庁長官にお伺いしますけれども、国税庁では、五十七年の八月に預貯金をお調べになったというのが新聞に出ておるのですが、そのときに調査した件……
○阿部(助)委員 まず初めに、この国会に財確法なんというものを提出された理由を私はお伺いしたい。当たるを幸い金集めをする措置は臨時的に行ったのか、また恒常的にお考えになっておるのか、まずお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 この後期待できないからやらないということなのですか。それとも、こういうやり方は本当の一時的な緊急避難としてやったのであって、これからはそういうことはやらないという方針なのか、それを聞いておるのです。
【次の発言】 私は後で述べようと思ったのですけれども、歴史の教訓に学んでいくと、これは皆さんの大蔵省の編さんされた資料ですよ、これを見ますと、いまこういう形で特別会計と一般……
○阿部(助)委員 私は、電源開発促進税の増税を行う改正案の質疑を行うに当たりまして、まず、この税がエネルギー対策の財源として聖域化され、財政規律を乱し、税金を浪費し、さらに住民の人心を破壊して民主主義を買収によって死滅させておる事実を指摘したいのであります。電源開発促進税とこれに関係する法律、制度は速やかに廃止をして、一般会計のエネルギー対策費に吸収すべきであると思うのですが、政府の御見解をお伺いしたいのであります。
【次の発言】 この前質問をしたときも、私は財政法のコンメンタールを出して皆さんに言ったのですが、それは何をやるにも、泥棒にも三分の理屈があるのですよ。何がしかの理由があることはわ……
○阿部(助)委員 委員長にお伺いしたいのですが、尊敬する森委員長にして、これだけの大きな問題を二時間や三時間で片づけてしまおうというお考えはどこにあるんだろうか。私はちょっと不思議でしょうがない。アメリカでも両院でまだ協議が調わないとか、いろいろな意見があることは先ほど指摘したとおりでありますが、こういう問題を三時間やそこらで片づけようというのですか。私はちょっと委員長の気持ちをはかりかねておるのですが、どうなんです。
【次の発言】 先ほども委員長権限でちゃんと開会されるのです。国会法を見たって、理事会の理の字も出てこない。委員長権限なんです。大委員長ともあろう者がそれぐらいな見識を持ってくれ……
○阿部(助)委員 社会党の阿部助哉でございます。皆さん、大変御苦労さまでございます。 まず、暉峻先生にお伺いをしたいのでありますが、大変に私たちも参考になります資料をおつくりいただき、御説明いただきまして、大変感謝をいたしております。 いま政府は、九日に景気対策の閣僚会議か何か開いて、何かわかるのは公定歩合の引き下げというようなことだけがわかる、あとはさっぱりわからぬのであります。ところが、いま先生のお話にございましたように、大企業の方は、一番大きな会社で一兆八千億も借入金がありますから、公定歩合を仮に一%下げると百八十億も負担が楽になる。そうすれば、二%ぐらいの法人税が上がってみたって九……
○阿部(助)主査代理 これにて池端清一君の質疑は終了いたしました。 次に、瀬長亀次郎君。 〔岡部(勘)主査代理退席、愛野主査代理 着席〕
○阿部(助)主査代理 これにて田中昭二君の質疑は終了いたしました。
次に、伊藤公介君。
【次の発言】 これにて伊藤公介君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして、昭和五十六年度一般会計予算、昭和五十六年度特別会計予算及び昭和五十六年度政府関係機関予算中大蔵省所管についての質疑は終了いたしました。
次回は、来る三月二日午前九時三十分より開会し、文部省所管について審査を行うこととし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時二十八分散会
○阿部(助)主査代理 藤原君、時間ですから……。
【次の発言】 藤原君に申し上げます。時間が終わっておりますので、結論を急いでください。
【次の発言】 これにて藤原ひろ子君の質疑は終了いたしました。
次に、石原健太郎君。
【次の発言】 これにて石原健太郎君の質疑は終わりました。
次回は、明三日午前九時三十分より開会し、引き続き文部省所管について審査を行うこととし、本日は、これにて散会いたします。
午後八時十四分散会
○阿部(助)主査代理 時間ですから簡単にお願いします。
【次の発言】 これにて土井たか子君の質疑は終わりました。
次に、辻第一君。
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