このページでは井上普方衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○井上(普)委員 いままでは高度成長政策あるいはまた経済第一主義が幅をきかせまして、すべて高度成長政策が善であるというような考え方を、一般にあるいは政府は持たれてまいったのでありますが、しかし現在におきましては、この高度成長政策あるいは生産第一主義それ自体に対しましても、産業界あるいはまた政府自身、内心においては非常な反省をしておるように見受けられるのであります。当然、こういう考え方に立つならば、いままでの日本における科学技術の振興政策も、すべて高度成長政策に合致した政策をとってこられたことは御承知のとおりであります。したがいまして、この内心あるいは反省に立った上での今後の科学技術のあり方につ……
○井上(普)委員 実は私は、きょう日本で一流の先生方をお招きして参考陳述をしていただいたわけでありますが、実に悲しむべき現実が出てきたと思うのであります。と申しますのは、一流の先生方で意見がまっ二つに分かれておる。当然、学者先生方は真理を深求せられる方々でございますので、そこでなぜこういうように意見が分かれてくるのであろうか。こう私も静かに聞いておったのであります。 その一つの原因といたしましては、片や反対の先生方は――反対と言いましたらこれは語弊がありますが、批判的な先生方は、データがないのだ、資料がないのだ、こういうことを言われる。ところが、片一方のほうの先生方は、資料はあるのだ。特に内……
○井上(普)委員 大臣、まことに失礼でございますが、もう一度確認させていただきたいと思います。
アメリカの原子力委員会が公表しておるぐらいの内容は、それに見合うだけはほんとうに出して公表していただけるのですな。大臣、どうなんです。あなたはいま、石野委員に対しましてはそういう御答弁をされた。アメリカの資料に見合うだけは出していただけるのですな。
【次の発言】 それでは私はこの問題はおいておきます。
もう一つの問題といたしまして、先ほど来、議事録を公開できない理由として、各人がこういう意見を出す、あるいはその人に迷惑がかかるというような御意見があった。迷惑がかかるなんて私はけしからぬ話だと思う……
○井上(普)委員 先般来参考人の諸先生方をお呼びいたしまして、原子力発電所の安全につきましていろいろ質疑がかわされたのは御承知のとおりであります。したがいまして、きょうは、それから以後私の感ずるままを少しく思いつくままに御質問をしてまいりたいと思います。
まず第一に、先般の委員会におきまして、大臣は、すなわち原子力委員長は、資料につきましては、アメリカの原子力委員会の発表に見合うだけの資料は日本においても発表すると、こう申されました。このことは間違いございませんでしょうか。
【次の発言】 そこで、アメリカの原子力委員会がアメリカの安全審査委員会の議事録を発表しておる場合、日本の安全審査委員会……
○井上(普)委員 先般私、この委員会で質問し、要求いたしました資料はできておりますか、どうでございます。いただけますか。
【次の発言】 要求したのでございますから、できたらすぐにいただきたいと思います。
【次の発言】 議員の要求した資料というのは、できたらすぐにいただかなければならない。これは十日たちますが、いま私が要求しまして、いま持ってまいりますというのは、これは国会に対してまことに不届きな所作だと思うのです。大臣、どうでございますか。この前だってあなた方のほうは、参考資料がなかなか手に入らなかった。私はわざわざ延ばしたのだ。
【次の発言】 私は日本語でしゃべっているんだ。英語でしゃべった……
○井上(普)委員 私は大臣の所信表明につきまして、先般大臣が述べられました事柄につきましてこれから質問をいたしたいと思います。 最初のところは決意の表明のようであります。「以下、当面の諸施策について所信の一端を申し述べます。」と、こうございまして、まず第一番に土地対策が書かれているのであります。ここで土地対策についての文章を読んでみますと、「いまや、国民的課題である土地問題につきましては、公益優先の観点に立って、土地が広く公正に国民に利用されるよう、総合的な徹底した土地対策を強力に実施する必要があることは言うまでもありません。」こうおっしゃられておるのであります。それで私は、「公益優先の観点……
○井上(普)委員 関連して。やはりこの問題につきましては、私どもが法案審議の上におきまして重要な問題でございますので、単に口頭だけではなく、資料としていただきたい。このことを強く要求いたしたいと思います。
○井上(普)委員 大臣にお伺いするのでございますが、当委員会におきましてわれわれが質問し、政府、建設省当局が言明しお約束したことが、実は何ら当委員会に相談することなく計画が変えられておるという場合は、大臣どういうようにお考えになりますか。
【次の発言】 では、私は道路の問題についてお伺いします。昨年の十一月の当建設委員会におきまして、当時の道路局長がこういう方針でいきますということを私どもに説明した。ところがそれがそのとおりなってない、こういう場合どうお考えになりますか。私は、その当時申しましたが、五十五号線のバイパス問題について質問をいたしたのであります。それにつきましては、当時の道路局長は……
○井上(普)委員 ただいまの道路財源の問題についてでありますが、お伺いいたしたいと思います。
特定財源につきましていままで国費負担が八二%を占めておったものが今度は五九%しか持たないということになりますと、この計画自体が非常に不安定なものであるといわなければならないと思うのであります。
大臣、この財源につきましていかなる責任をお感じになっておられるか。この方針をひとつ明らかにしていただきたいのです。
【次の発言】 その財源について模索中である、あるいは将来国民に対しまして負担をかけないようにするというお話でございますけれども、財源といえばいずれは税金かあるいは受益者負担か、これははっきりし……
○井上(普)委員 私は、福岡義登君提出の修正案に対しまして賛成の意を表したいと存じます。 このたびの緊急措置法改正案は、第七次道路整備五カ年計画の手続をつくる法律とも申すべきでございます。しかし、このたびの第七次五カ年計画の特徴といたしまして、いままでと違って、建設大臣の説明によりますと、生活道路を優先させるところに重点を置いたという御説明はございました。しかしながら、生活道路は市町村道、県道を中心にするものであることは申すまでもございませんが、その内容におきまして、この五カ年計画の財源を見てみますときに、市町村道、県道等に対します財源はまことに微々たるものでありますし、かつまた地方の特定財……
○井上(普)委員 きょうは大蔵大臣にお出ましを願いまして、二、三お伺いいたしたいのであります。
その第一点は、昭和四十四年、いまから三年前に地価公示法が制定されました際、佐藤総理は決算委員会におきましてこういう答弁をされておるのであります。地価公示価格以上で取引された場合、その超過分については課税することを税制調査会に諮問する、こういうお約束をなされておるのであります。その後いかに相なっておるのか、この点、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 この地価公示法をつくる場合には、あらゆる地価の指標になるということで法律はつくられたのであります。したがいまして、その作用をいまの地価公示価格がして……
○井上(普)委員 建設行政の基本施策に関しまして、先般来非常な問題になりました公団、公営住宅の払い下げにつきまして、私ども委員会で論争があったことは御承知のとおりであります。もっとも、この火つけ役をなしたといいますものは総理の指示にあったということで、その際私どもは、委員会といたしましては総理の当委員会への出席を強く要求し、その真意をただすと同時に、住宅政策の基本について総理と論戦をかわすべく予定いたしておったのであります。その後、委員長並びに金丸大臣から、総理の出席について強く総理に要請されたと承っておるし、われわれは要求したところでありますが、その後の経過について御説明を承りたいと存じます……
○井上(普)委員 ちょっと関連して。 いまの免許料についての解釈は、いま法律案が出されておる最中にその解釈を協議をしているというのはどうも私どもは納得できません。こんなのでは法律の審議はできません。このことをはっきり申し上げておきます。のみならず、先ほどの御答弁によりますと――免許料の性格それ自体は、大正十年の公有水面埋立法のときに明確になってきております。議事録を私は持っております。明確にしてある。ところがいまの解釈でございますとだいぶ違う。こういうのでは、一体統一的な政府の解釈としてはどんなのか、われわれは免許料の性格というものを、やはり免許料を取るのですから、明確にしていただかなければ……
○井上(普)委員 私は簡単に質問を進めてまいりたいと思います。 この埋め立て事業というのは、これは歴史的に見れば江戸時代から、あるいはその前から行なわれたと思います。ずっと下がってまいりまして第一次欧州大戦後、産業革命が日本でできてきた。それに伴って工場敷地をつくるためにいろいろトラブルが出てきたので、大正十年の法制定になったと私は思うのであります。 そこで、私の、これはまことに卑近な例を申し上げて恐縮なんでありますが、私のうちも実は干拓をやりながら藩政時代からやってきたようであります。――民法関係についてきょう質問しようと思ったのですけれども、この問題はやめましょう。この法改正だけにつき……
○井上(普)委員 議事進行について発言を許していただきたいと思います。
【次の発言】 議事進行で発言の許しを得たのでございますが、われわれ、この国土総合開発法並びに公団法及び都市計画法と建築基準法の一部改正の法案に先立ちまして、この法案の提案者であり責任者である経済企画庁長官小坂さんの発言についてお伺いいたしたいと思うのでございます。
経済企画庁長官小坂大臣は、六月の二十三日、水戸におきまして経済講演をされたようであります。その一部が新聞に出ております。私はこの小坂発言を新聞で拝見いたしまして、何と情けない大臣がおるものだ、何とまあめちゃくちゃな大臣がおるものだ、国会の権威を踏みにじることを……
○井上(普)議員 ただいま議題となりました土地対策緊急措置法案につきまして、日本社会党を代表いたしまして提案の理由及びその趣旨の説明を申し上げます。 まず、法案の内容に入ります前に、わが党の土地問題に対する基本的な考え方を申し述べます。 そもそも土地は、本来、一般の商品のように再生産の不可能なもので、いわば天与の基本的な資源であり、国家存立の基礎たる国土そのものにほかなりません。いわば国民共通の財産であり、ひとしくこの恵沢に浴する権利を有するのでありまして、断じて一部の者の独占に放置されるべきものではないのであります。 しかるに、最近におけるわが国経済の動向は、資本の利潤追求を第一義に置……
○井上(普)委員 大臣にお伺いしたいと思います。
近ごろ建設省は大手不動産業者から土地を放出させるというようなことを言っておるようで、実際は大手不動産業者の利益をともかく擁護するようなことをやられておるということを承るのでございますが、正式にどういうようなことをやられておるのか、お伺いいたしたいと思います。それが第一点。
第二、その金は一体どこが支払うのでございますか。この点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 私はこの方針に対しまして大きい疑問を持たざるを得ないのでありますが、具体的な問題につきましては後刻に移したいと思います。
しかしながら、金を出すのは地方自治体である、あるいは公……
○井上(普)委員 今国会におきましては、土地問題が非常な重要な問題として出てまいっておるのでありますが、土地問題につきましては、私ども社会党といたしましては、ここ数年来からこれの重要性につきまして、政府に強く要求してきたところであります。また、識者の中には、昭和三十四、五年ごろから、土地問題がインフレ要因になるということで、笠信太郎さんのごときは、昭和三十五年にすでに花見酒の経済ということで所論を述べられておるのであります。警告されておるのであります。今日に至りましてようやく政府が重い腰を上げられておりますけれども、この裏には、インフレ要因になっておること、並びに庶民が住宅を持つにも土地がない……
○井上(普)委員 本委員会は長らく一般質問をする機会がございませんで、昨年の九月以降、国内における建設行政についていろいろなことがございましたにもかかわらず、本日までそれらについて質問する機会がなかったことをはなはだ遺憾とするのであります。きょうは、亀岡建設大臣が御就任以来いろいろと御発言になっておられ、また、先日は建設行政の基本施策に関する所信表明をお述べになられましたので、この点についてお伺いいたしたいと存ずるのであります。 まず第一番に、亀岡大臣は建設大臣に御就任になった際に、国土総合開発法、これを成立さすことは至上命令であると、こうテレビで御発言になっておるのを私、拝聴いたしたのであ……
○井上(普)委員 私は、時間をいただきまして土地問題につきましてお尋ねいたしたいと思います。と申しますのは、この土地問題の解決なくして日本のインフレを押えることもできないと私は思いますし、かつまた庶民大衆が住宅をつくるのに困っておる現況を解決するためにも土地問題をゆるがせにすることはできない、こう考えるからであります。しかしながら、そのような限られた資源である土地、それに対しまして、生きているこの農地をハゲタカのごとく豺狼がさいなんでおる。これは私どもは許すことができないと思います。過剰流動性といいますか、大資本を持っております連中がどんどん土地の買い占めをやり思惑買いをやっておる実情は目に余……
○井上(普)委員 お答え申し上げます。
柴田さんはいま国総法との関連を申されましたけれども、国総法とは全然関係がございません。と申しますのは、共産党をも含めました野党四党の要求案の骨子というものを基礎にいたしましてこの法案をつくったのでございますので、国総法との関連はないものとお考え願いたいと思います。したがいまして、国総法とこの法律との比較検討をせられることは、まことにもって迷惑でございます。
以上でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
日本語というものはまことに便利なものでございまして、非常に幅広い意味がいろいろと取り上げられるのでございます。したがいまして私どもは、第九条……
○井上(普)委員 このたび都市計画法の一部改正及び建築基準法の一部改正が出ておりますので、この点についてお伺いいたします。 都市計画法の一部改正が出されておるわけでありますが、一つの法律をつくった場合に、その法律がいかなる効果を発揮しておるか、そして法律を制定したときの目的がどのように達成せられておるかということを十分に調査、御研究なさる必要が私はあると思うのです。当然やられておると思います。都市計画法をつくられてからもうすでに五年たっておるのでございます。したがいましてその事後調査というものは十分になされたと私は思う。この結果について建設大臣より、都市計画法を実施し所期の目的が達成されてお……
○井上(普)委員 ただいま西村国土庁長官からごあいさつがございました。国土庁とは一体何する役所ぞということなんであります。いまのお話でございますと、国土行政をやるんだ、国土行政とは土地問題であり、過疎過密問題だ、これの問題に取り組むのだ、こういうお話でございますが、国土行政とは一体何なのか。これに対してどういうような態度でもって臨まれようとするのか。国土行政の定義とその方針をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 大臣、私、ことばじりを取り上げて言うんじゃございませんが、国土行政をやられる最高の責任者が「じゃないかと思うのでございます」というようなのではちょっと困ると思うのです。
それはと……
○井上(普)委員 私は、時間がございませんので、簡単に質問いたしたいと存じます。 第一は、国土利用法が十二月中に発足するわけでございます。それまでに政令関係等も整備しなければならないのでございますが、特に規制価格につきましては、御承知のように、起案者を代表いたしまして木村委員長から、特に当時の経済企画庁長官に対しまして、四項目にわたりきびしい注文をなしたのでございます。特にその規制価格につきましては、これは時価の七、八割に押えるということをきつく言っております。したがいまして、いまの地価というものが横ばい状況にはありますけれども、これを時価の七、八割にするには、ともかく、相当な覚悟が要るので……
○井上(普)委員 金脈問題につきまして、各雑誌あるいは週刊誌がいろいろと出されておることは御存じのとおりでございます。そこで、サンデー毎日の十二月一日号を拝見いたしますと、小沢さん、あなたの政治団体の金の支出が出ておるのであります。それで小沢さんの後援会である沢竜会の支出欄に、他党の議員に金を出したというのが出されておりまして、特にわが党の議員の中には、このことにつきまして、わが党の議員の名誉にかかわる問題だということで、非常な問題になっておるのでございます。特にわが党の場合は、これはあるいは統制委員会にも付せられようかというような非常に不名誉な、政治家の政治生命にもかかわるような問題でござい……
○井上(普)委員 きょうはちょっと当局にとりましては耳の痛いことを聞いておきたいと思います。 いま国民の間で住宅が非常に希望され、それに従いまして、私どもは建設委員会におきましてもあるいは国におきましても、第一次五カ年計画、第二次五カ年計画等々を組んでまいったのでございます。しかしながら、住宅公団の建設戸数を見てみますと、四十七年以降は実に計画の半分以下というような達成率を見ておるようでございます。まことに私は残念でたまらないのでございます。 そこで、行政の責任者としてこのような達成率をやっておる公団総裁としてはいかなる責任をおとりになるつもりがあるのか。この点をお伺いしたいと思うのです。
○井上(普)委員 関連して。 私はいまの問題につきまして納得できない点多々ございます。おそらくここでお聞き願っておられる議員諸公もそうだと思う。購入費が一平米当たり二千七百円で、その上工事費が九千円で、金利が合計しますと一万三千円、民間の企業でありましたらつぶれます。こんな非能率なことを公団がやっておるとするならば、私はもう一度公団の仕事それ自身を洗い直す必要があると思う。したがいまして、この問題については納得できない。われわれとしましては、これは委員長にお願いしたいのですが、理事会においてさらに詳細なる検討を加えていただきますよう御手配をお願いいたしまして、関連質問を終わります。
○井上(普)委員 きょうは私、各公団、建設省あるいは国土庁関係の公団の方々を参考人としてお呼びいたしました。なぜこういうことを私がしたかということを、一言申し上げたいと存じます。 建設行政を遂行する上において、その主体をもはや公団はなしておると思います。しかしながら、国民の声を聞く機会が公団の方々には非常に少ないように思われるのであります。一つの関係法案が出てまいりましたときに初めて国会に呼び出され質問せられる、それが済めば直ちにお帰りになるというような毎日でございます。しかしこれでは、一体国民が何を考えておるか、その国民の声というものをお聞きになる機会というものが非常に少ないと私は思わざる……
○井上(普)委員 議事進行について。 ただいま拝見いたしますと、定足に足りませんので、定足が足るまでひとつ休憩されることを要求いたします。
○井上(普)委員 先ほど理事会を開きまして、各党とも一応この問題については質問する必要がある、こういうことでございますので、私が代表的に御質問いたしたいと思います。 と申しますのは、昨年の十二月の末に、川崎市を中心といたしまして特に川崎に直下型の大地震が起こるのじゃなかろうかということで新聞報道に出されております。よく調べてみますと、地震予知連絡会が警戒警報を出されたようであります。地震について警戒警報を出されたのはわが国では初めてでございます。非常に人心に動揺を与えておる、当然であろうと思います。しかしながら国土地理院の発表を、私、新聞で拝見した限りでございますが、拝見しますと、いや地震が……
○井上(普)委員 いま新井委員から指摘した点につきまして、少し関連して質問したいと思います。 地方自治体に対しましては、これは非常勤の理事に任命する、あるいは協議会をつくるというようなお話でございますが、日本住宅公団法によると、出資した地方団体等をもって管理委員会というものをつくっておる。ところが、このたびの宅開公団法によると全然管理委員会なるものをつくっていない。すなわち、出資する地方自治体の意見というものを、これを非常勤の理事でやろうとしておるわけでございます。その点において、組織面から見ると、非常に地方の自治体の意見というものは吸い上げられない。住宅公団法でございましたならば、管理委員……
○井上(普)委員 先生方、御苦労さまでございます。貴重な御意見を拝聴いたしまして、本当にありがたく存じております。 飯田参考人にちょっとお伺いしますが、地価対策が一番大事だ。結局、住宅公団の宅地部門を強化すればいいんであって、屋上屋を重ねるようなものではないか、こうおっしゃっておられるわけです。しかし、これはあとの先生方にもその点御意見がありましたのでお伺いしたいと思うのですが、実際住宅公団が膨大になり過ぎて、パーキンソンの法則じゃないですが、どうも効果的に動いていないという点に私どもは非常に大きな不満を実は持っておるわけなんであります。したがいまして、この屋上屋をそれでは一体どうすればいい……
○井上(普)委員 昨日参考人からの意見を聴取したわけでございますが、いずれの参考人も、この宅開公団につきましての将来が成功するか否かにつきましての見通しにつきましては、まず土地対策をやらなければこれは成功しないであろうし、日本の住宅政策上、どうしても土地対策をもう少し強力にやらなければならないということを申されたのでございます。私もそのとおりだと思う。したがって、これからの国土庁といたしましては、土地対策を、地価安定のために国土利用計画法はできておりますけれども、さらに今後どのような方策を講じて地価の安定を図るおつもりがあるか、そしていま作業中のものにつきましてお伺いいたしたいと思います。
○井上(普)委員 関連して。大臣、法律はつくりますとひとり歩きするのです。しかもその法律を武器に使って役人どもが人民を恐喝、恫喝しながら、おどかしながらやるというケースがたくさんある。現に私の地域におきましても、区画整理事業ですけれども、区画整理といいましても国道をつくるための区画整理なんです。その反対派が一部ある。これに対して、ある程度以上でなければとあれも数字は書いてございますが、県がその数字を示しながらともかく区画整理に着工した。ところが実際問題としたらできない。聞いてみると、県は法律を武器にして住民をともかくおどし上げて、恐喝の材料にして進めようとしておる。事実なんです。こういうケース……
○井上(普)委員 都市再開発法案について質問をいたしたいと思います。 この法律は昭和四十一年に提出されまして、そして参議院先議で三回継続審議になり、四十四年に自民党の横暴なる理由なき強行採決によりまして成立をされたと称する法律であります。しかしながら、この再開発法の審議に当たりまして、特に衆議院側におきましては、いろいろと自民党、公明党、社会党、民社党で修正案の用意までなされたのであります。 しかしながら、その修正案も自民党の無暴なる強行採決によって吹っ飛んでしまったのであります。したがいまして、その当時の建設省当局といたしましては、修正案の合理性というものを各政党が認めて一応合意に達してお……
○井上(普)委員 ただいま佐野委員からも質問がございました。特に借家人の権利につきまして、この法律でいかに担保さすかということは非常に重要な問題であろうと存ずるのであります。先般の委員会において、この問題につきまして保留いたしましたが、建設省の統一のある見解をひとつお示し願いたい、このように思うのです。
【次の発言】 ただいま佐野委員からも質問がございましたように、借家権というものは権利として地上権に対しまして非常に大きい比率を占めるものであるし、かつまた、事業を遂行する上において借家権者の意見は大いに尊重しなければ仕事ができないのが実態じゃございませんか。そのときに当たりまして、こういう再開……
○井上(普)委員 最初にまとめて質問いたします。質問することに政令にゆだねる部分がございましたならば、政令案がもうすでにできておると思います。それを早急にお出し願いたしたいと思います。聞いていきますので、ひとつ簡潔に的確にお答え願いたい。 遡及適用する建築物はどんなものか、それはどのような観点から選ぶことにしておるか。これはもちろん人命の関係からやられておると思うのですが、これを明確にしていただきたいと思います。 遡及適用する条項はどのようなものであるか、それはどのような観点から選んでいくことにしておるのか。これもひとつ明確にしていただきたい。 それから、特別な事情がある場合は建設大臣の……
○井上(普)委員 私は本四架橋問題についてお伺いいたしたいと思います。 本四架橋問題につきましては、これはもうすでに二十年来の問題でもございますし、いろいろとその間において、大きな選挙があるといいますと、大体これがクローズアップされて政治的に利用されてきたことは、御承知のとおりであります。ひどい候補者になりますと、これは自民党公認の知事候補でございますが、四十何年かに行われました万国博覧会までに明石―鳴門の橋を完成させて、歩いて本土へ行こうでないかというようなことを公約して当選した知事もあるくらいであります。ところが、これがいよいよ着工という土壇場になりまして、御承知のように総需要抑制という……
○井上(普)委員 私は、今度の事故といいますか災害を与えたことに対しまして、国民がともかく瀬戸内海をされいにしなければいかぬという非常な熱意のあるときに、このような事故が起こされたことに対しまして、はなはだ残念に思うと同時に怒りを覚えるものであります。 そこで、それはともかくといたしまして、時間がございませんので、先ほど来三菱の社長さんのお話を承っておりますと、漁業補償あるいは間接補償につきまして誠心誠意をもってやるのだ、こうはおっしゃるが、具体的にどうするのだということについては何らお答えにならない。はなはだもって残念であります。同時に私はこの三菱に対して、誠意があるのかないのかはなはだ疑……
○井上(普)委員 私は、時間がございませんので、簡単にひとつ質問いたしたいと思います。 先ほど近藤参考人が「鳩子の海」の歌の文句を言われまして、非常な決意をもって漁業に従事されておる。しかも時間があるぞということで、特に赤潮訴訟を提起されておりますことについて、心からその決断に敬意を表するものでありますが、四十七年に天災融資を受けられた。その金額もわずかであったけれども、現状におきまして、これを支払いする能力が、またまた赤潮が起こっておるのでむずかしいのではなかろうかという気がするのでございます。これに対する天災融資を受けられた皆さん方としては、今後どういうようなお気持ちで、また、どういうよ……
○井上(普)委員 私ども建設委員会に籍を置く者といたしまして、過般の大臣の青森発言はまことに大きなショックを受けたのでございます。その後、大臣といたしましては、本会議で陳謝の意を表されましたけれども、関係当委員会におけるわれわれといたしましては、この問題につきましては最も重大な関心を抱かざるを得なかったのでございます。一応陳謝をされましたけれども、当委員会に対しまして、その後大臣何か言いたいことがございましたら、ひとつお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 国会における発言というものが重大であることは御存じのとおりでございます。したがいまして、国会での発言は慎重に、しかも、約束されましたこ……
○井上(普)委員 議事進行。ただいま当委員会の出席状況を見てみますと、非常に悪うございます。建設委員会は、御承知のようにいままでの慣例あるいはよき習慣がございまして、半数以上が出席しなければ開かないということを決めておりますし、また、過去においてもそのように取り計らってきたと思います。いま拝見しますと、与党の方が非常に少のうございます。この際ひとつお集まりを願ってやるか、あるいはまたこのまま――規則におきましても過半数がなければ成立しないということになっておりますので、ここらあたり委員長の御配慮をお願いしたいと思います。
○井上(普)委員 先日来私どもは御承知のように各地の視察を行ってまいりました。特に防災問題につきまして実験の見学等々を行ってまいりましたのですが、直接この法律が働いた場合に非常に影響のある業者の方々、たとえば百貨店協会の方々ともお目にかかって陳情を承りました。その際に、特に言われるのでございますが、こういうような法改正によって、また遡及適用を受けるがためにかなりの費用をかけなければならないという方々と、建設省、事務当局との間に非常に連絡ができていないように思われるのであります。ここらあたり、建設省とすれば、人命尊重の立場あるいはまた災害防止という立場からこれは純粋に考えるのだ、こういう考え方も……
○井上(普)委員 きょう質問がはなはだ散発的になりますが、お許し願いたいと思います。
国土庁長官にちょっとお伺いするのですが、国が持っておる公団、公社、これが子会社をつくって、そして土地の売買あるいは不動産の開発をするということを、私は望ましくないと思うのですが、大臣どう思います。たとえば専売公社あるいはまた日本道路公団、こういうところが子会社をつくって土地の開発をやるというのは、私は望ましくないと思うのですが、土地の問題の関係からしてどうでございますか。
【次の発言】 大臣、定款とかいうのは、これは再三変えておるのです。私がここで問題にいたしますのは、日本交通公社、この交通公社は私は財団法……
○井上(普)委員 実は、住宅金融公庫法にいたしましても審議の時間が非常に制限せられておるようでございます。特にまた下水道整備法につきましてもかなり政令部分に任されておる部分が多くて、それが重要な意味を持つのではなかろうかと思いますので、いま政府の考えられております政令の要綱あるいは案につきましてひとつ早急に委員会に提出していただきたい、このことをお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 大臣、この下水道というのは、下水道法を見ましてもまた第四次下水道整備計画の目的を見ましても、公害防止あるいは水質を保全するというのが先に出てきまして、その次に生活環境の改善というのが第三番目に出てくるとこ……
○井上(普)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表して、ただいま議題となりました建築基準法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。 案文はお手元に配付してあります。 本修正案は、中高層建築物の日影制限に関する規定を改めようとするものであります。 すなわち原案は、日影による中高層の建築物の高さの制限について、法律で、対象区域、日影時間等の基準を定め、なお日影時間については、地方公共団体は、政令で定める範囲内で、条例でこれを強化しまたは緩和することができることとしておりますが、地方公共団体の自主性を尊重するため、これを改め、対象区域、日……
○井上(普)委員 大臣にお尋ねいたします。 先般、建設省は人事異動をしたようでありますが、その際に、いままででございますと次官あるいは技監あるいは官房長、各局長というような行政機構で運営されてまいりました。しかし今度、承るところによると、辞令を見て初めて知ったのでありますが、総務審議官なるものをなぜつくられる必要があるのか。 役人というのは、これはパーキンソンの法則に従いまして、ともかくポストをよけいつくる、あるいはまた役人の数をふやしたいというのは役人の常であります。しかしそれをチェックするのこそ、役人の数を少なくし、役付を少なくするのこそ民主主義の原則でなければならぬと思うのです。そう……
○井上(普)委員 三木内閣が発足しまして、社会保障を充実さすんだあるいは社会的不公正を正すんだ、こういうことがスローガンになっておったわけでございます。しかしながら、このたびの施政方針演説を拝聴いたしますというと、はなはだその点が薄くなっておると思います。 もう住宅問題は、いま国民の間におきまして非常な関心を持つと同時に、住宅に対する不満がうっせきいたしております。しかしながら、三木内閣が住宅問題を取り上げるのは景気対策の一面としか取り上げていない、ここに私どもは大きな不満を感ぜざるを得ないのであります。したがいまして、このたびの予算案に盛られておる住宅予算について、これで十分と大蔵大臣はお考……
○井上(普)委員 ちょっと関連でお伺いしたいのですが、この問題につきましてはいろいろといきさつがありました。本四連絡橋をつくることによってメリット、デメリットがある。しかし、極力そのデメリットを少なくするような方策を講じなければならない。一つ考えられるのは、旅客船もありましょう、あるいはまた陸上の港湾労働者の関係もありましょう、各地域、各地域によってデメリットがかなり出てくる。これ心ひとつ解決する方法を講ずべきじゃないか。私もこの高幡委員会の発足に際しましては強く建設省に申し入れたのであります。その先に建設省が独自で旅客船並びに船員に対する補償関係の連絡協議会をつくっておった。しかし片方、陸上……
○井上(普)委員 高鳥政務次官から大蔵省見解を承りましたけれども、こういうのをへ理屈と昔から言っておるのであります。それは後で質問いたすことといたしまして、私は建設大臣の政治姿勢についてお伺いいたしたいと思います。 建設大臣は、就任時のテレビの放送におきまして、このたび建設大臣に任命せられたのは、私が航空運輸族であるけれどもクリーンだからなんだと総理がおっしゃった、こういう旨のことをお述べになったと思うのであります。私も、建設行政というものがいろいろと問題を含んでおることを率直に認めなければなりませんし、また過去におきましてもいろいろ問題があった。ああ、いい大臣が来た、せっかくいい大臣がああ……
○井上(普)委員 私は、ただいま十七号台風による被災状況調査委員の一員といたしまして、三県にまたがる視察をしてまいりました。気づいた点について御質問いたしたいと思います。 どうもこの昭和三十年から二十年間の間に、日本の国土は非常に変化をしてまいりました。特に人口移動と同時に、それに相応した都市施設等々がかなり行われてまいりましたけれども、あるいは道路も行われてまいりましたけれども、それに対する水の対策という点において十分な施策が行われていなかったんじゃなかろうかという気がしてならないのであります。 たとえて言いますならば、道路ができた。しかし道路はできたけれども、道路によって大雨のときに遮……
○井上(普)委員 先ほど高知県、徳島県に派遣せられました第三調査団でございますか、その団長さんの御報告に、川井峠から見た木屋平あるいは穴吹町のことについて、まことにのどかな山村である、こう申されました。まことにこの地帯は非常に峻険なところであります。山が非常に峻険である。しかし、そういうところでございますから、仏教渡来によって蘇我氏に敗れた忌部族が引きこもっておるというような家もございます。あるいはまた屋島の壇の浦で敗れた平家の公達が入ったところ、そしてそこは、女の足ではもうこれ以上入れないためにそこで恋しい女房と別れたということで恋人峠というまことに風雅な名前のあるところでもあります。しかし……
○井上(普)分科員 お伺いしますが、去年のいまごろは赤字線を廃止する廃止すると盛んにおっしゃっていたのですが、どうなっているのですか。
【次の発言】 地元の住民の意思を千分に聞いて、それによってやるのだという方針は前々からそのとおりだったのです。そのとおりで、道路に切りかえるというお話は、地元住民の納得の上でというのが大原則であったと思います。それはともかくといたしまして、国鉄が方針を変えたのは、国会の審議によって変えたのですか。違うのでしょう。それは違うのです。赤字線で廃止する路線を国鉄並びに運輸当局は四十六年に発表されました。ところが田中さんが出てきてからですが、北海道の何とかという赤字線……
○井上(普)分科員 全逓バッジ、このバッジをつけることによって郵政職員が研修を受けられなかったというような問題がございました。
昨年、私はこの問題について、廣瀬郵政大臣の時代でございましたが、質問したのであります。ところが、その問題がえらい長引きまして、結局、去年の暮れの年末闘争のときにこの問題が解決した。ほんとうですか。どんなです。ひとついきさつを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 大臣、いまのお話をお聞きになったと思うのです。去年の三月に、この委員会において廣瀬郵政大臣が、そういうのは行き過ぎである、したがいまして、バッジをつけておるがために庁舎に入れないとか、あるいはまた講習を受……
○井上(普)分科員 いよいよことしの一月一日から老人医療の無料化が実施せられるわけで、そのおそいことには私どもは不満を持つんでありますが、老人医療の無料化に伴いまして、先日も聞いたんでありますが、国民健康保険の保険金を値上げをするというようなことを承っておるんでありますが、その実態はどうなっておるのですか、お伺いしたいのであります。
【次の発言】 老人医療を実施するにつきまして医療費がどれだけ増額するか、このことについて正確な材料を持っていないというのは、一体どういうことなんです。
【次の発言】 それでは老人医療をやられるといいましても、正確な材料、予測を持ち合わせず老人医療をやって、はたして……
○井上(普)分科員 私は昨年、一昨年と引き続きまして同じ問題をひとつ大蔵大臣にお伺いするのでございますが、去年、おととしは水田並びに福田大蔵大臣に対しまして、本箱と書だなとどう違うかというような質問から始めたのでありますが、これはまあそれといたしまして、昨年の水田大蔵大臣が物品税について洗い直しをするというお話があり、このたびその原案ができておるやに承っておるのであります。ところがその内容を見てみますというと、特に家具物品税については何と申しますか、免税点はとにかく五〇%上げるということの原案のようであります。すなわちいままで四万円までが免税点であった。それ以上になりますと二〇%の課税をしてい……
○井上(普)委員 ただいま阿部委員から標準価格についてお伺いいたしましたので、私はその次の問題といたしまして第三十四条の「五年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、」という項につきましてお伺いいたしたいのであります。 すなわち、この三十四条は「第二十五条第一項の規定に基づく政令には、その政令若しくはこれに基づく命令の規定又はこれらに基づく処分に違反した者を五年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、」というまことにきびしい規定が設けられておるのであります。しかし、その二十五条を見てみますと、この二十五条ではすべて政令にまかしておるのであります。したがって、国民の基本的人権をも縛るが……
○井上(普)分科員 自動車局長さんおられるので、ちょっとついでに聞いておきましょう。
いま、東名と名神の高速道路で、国鉄ですか、高速自動車を走らしておるようです、国鉄ハイウエーというのを。これは私聞くところ、大きな赤字だと聞いておるのですが、その経営状況はどうなっておりますか。
それから、次にできてくる東北あるいは北陸の自動車道にもやはり走らす計画があるのですか、どうでございますか。これは自動車局長か国鉄さんかわからぬので、運輸省だろうと思いますので聞きますが……。
【次の発言】 どうもおかしいじゃないですか。需要があるというのはお客さんが多いということでしょう。お客さんが多くて赤字が出る……
○井上(普)分科員 いま島本先生から頸肩腕症候群についていろいろとお話を承りまして、特に中間報告を承って、見たのでありますが、島本さんから何か言わなければいかぬような御発言もございましたので、ちょっと私お伺いしたいと思うのです。 この報告を見まして、非常にこの報告に無理があると思います。といいますのは、この症候群ということば自体、すでに病名にあらずです。これは、さっきおたくのほうに専門家がおったが、あくまでも症候群なんであります。それと、これに対して定義というものが書いてある。定義というのが普通の定義と違う。といいますのは、症候群に対して定義ということばが使われるわけはありません。これは一般……
○井上(普)分科員 きょうは、もう私が最後のようでございますので、ごゆっくりお聞き願いたいと思います。いま津川さんから薬の話が出ましたので、私も薬のことを少しお伺いしたいと思います。
去年の暮れから非常に物が不足いたしますというと、医者が使う薬まで足らなくなって、医療担当者は非常に困惑したのでございますが、それに対してどういうような処置を厚生省としてはおとりになりましたか。
【次の発言】 ほんとうに足らなんだんですか。原料はほんとうに不足だったんでしょうか。どうです、お調べになりましたか。
【次の発言】 外国から入っておるその生薬類につきましては、私はわかります。あるいは入らなかったこともあ……
○井上(普)分科員 中曽根大臣は、私が十二月にお伺いいたしました際、物価問題については、ひとつ自由経済社会を守るために価値ある挑戦をやるのだと、まことに華麗なるおことばを駆使されまして御答弁になったのであります。その華麗なる挑戦の結果どうなっておるか、ひとつお伺いいたしたいと存ずるのであります。特に私は、その際にも小型丸鋼について質問をいたしました。ところが、その小型丸鋼につきましては、依然としてどうも価値ある挑戦の戦果があらわれておらないような結果と思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 その価値ある挑戦も、どうも戦果はあまりあがらなかったようであります。
ただいま大臣は、商売人……
○井上(普)分科員 御承知のように、数年前に大学紛争がございました。その発端は、医学教育にあったことは御存じのとおりです。このたび、地方に大学医学部あるいは医科大学をおつくりになるという点につきまして、大学紛争が教訓としていかに取り入れられているか、この点をお伺いいたしたいと思うのであります。
まず、この問題につきましては、私は、研究と教育体制についてどういうような新しい面をお持ちになっておられるのか、この点をお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 それで大学紛争が、医学部の改革の教訓として生かされていないと私は思うのであります。特に、教育研究体制はどうなっておるのかということを私はお伺い……
○井上(普)分科員 大蔵大臣、現在のインフレを起こした最大の元凶、ピストルといいますか、あなたのおっしゃる石油危機にあらざる原因につきましては、いろいろ説があろうと思います。あるいは高度成長政策という説もあろうと思います。しかし、笠信太郎さんじゃないけれども、昭和三十五、六年からのこの毎年のインフレの大きな一つの原因になるのは、地価の問題じゃなかったかと私は思うのです。 しかし、現在のこの狂乱物価に対しては、あなたのおっしゃる政策がある程度功を奏しつつあることは認めます。しかしながら、この慢性的な昭和三十五、六年以来ずっとインフレが続いてきた原因の根底にあるもの、これは銀行信用の異常なる膨張……
○井上(普)分科員 大臣、中央公害審議会がございますね、その中に騒音振動部会というのがございます。その騒音振動部会に国鉄からは一体何人出ておられるか、あるいは航空機会社から何人出ておられるか御存じでございましょうか。大臣でなくても結構でございます。
【次の発言】 航空機会社はどうです。――結構です。
この中央公害審議会の例の自動車専門委員会に業界の方々が入って、非常に中央公害審議会そのものの性格が業界寄りでないかと言われて、いま論議になっておることは御承知のとおりだと思います。同じように、やはり騒音振動部会に国鉄が入る、あるいはまた航空会社が入っておるというのは私は適当でないと思うのです。こ……
○井上(普)分科員 せっかくお座りでございますので、まず電電公社の方から始めましょう。 電電公社さんのいまの経営が非常に苦しいということが、いま堀先生の質問で私も大体わかったような気分なんですが、私は建設委員をやっておりまして、方々から苦情を聞くのです。その苦情といいますのは、どうも道路を掘り返すことが電電公社が非常に多い。事実そのとおりで、私が経験いたしております道路にいたしましても、もうここ十年来、五、六回も、道路を切って掘り返しておる。一体電電公社さんは何をやっているんだろう、これほど技術がしっかりしておる電電公社さんが、あるいはまた科学の最先端を行っておる電電公社さんが、どういうわけ……
○井上(普)分科員 大臣に簡単にこれから質問をいたしたいと思います。 先日、私新聞を見ておりますと、この国会議場におきまして、陸軍を代表して黙れと言った黙れ事件の佐藤賢了さんが七十九歳で、碁を打ちながら大往生を遂げられたという話じ書いてありました。ああいう方でも大往生を遂げられるのだなと思って感心したのであります。また、これほどいい往生際はなかろうと思います。さらにはまた「恍惚の人」という有吉佐和子さんの書いた小説を読みましても、やはり碁を打ちながら息を引き取った方を書いてございます。あの「恍惚の人」の小説なんというものはまことに陰惨でございまして、読むのに、何といいますか、いやいやながら読……
○井上(普)分科員 私は、いま兒玉委員からいろいろ質問がありましたので、それに続いたことになると思いますが、農産物の自給率が非常に低下しておる、カロリー計算では何%とか言われております。それで、この間、おたくの方の農林省の出しておる資料を見ますというと、農地面積の換算率でいきますと三五%だというのです。それは日本では集約農業で非常に生産性が高うございますので、そういうような数字も出ておる。 そこで問題は、困ったことに農地が足らぬという問題が起こってきておる。なぜ足らぬようになったかというと、これは御承知のように、結局農地の転用が非常に多かった。無秩序に行われて、都市もそれに従ってスプロール化……
○井上(普)分科員 大臣にお伺いしたいのですが、大学紛争が起こりましてから六、七年たちました。しかし、この大学紛争の際に原理的に学生諸君から提起せられた問題は私は正しかったと思うのです。これは当時の永井さんの、文教委員会における公述人か参考人か、あるいはそのときの論文か何か私も見まして、御同感だったと思うのです。これが一体文部行政の上にどのようにあらわれておるか。あなたは就任以来三カ月たっておられる。一応かなり文部行政についてもうお知りになったと思うので、民間でおられたときと現在とでは大分お考え方が違ってきているんじゃないかと思いますので、その点ひとつお伺いし、今後の御所見を承りたいと思います……
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