このページでは小林政子衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○小林政子君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、今日重大な政治問題とさえなっている物価の異常な急騰に対し、総理並びに関係閣僚に緊急質問をいたします。(拍手) 第一に、現在まず最も重視しなければならないのは、いまの物価急騰が、米、大豆、小豆、木材、生糸、羊毛など、いずれも国民の日常生活必需品を中心としており、しかも、それが大商社をはじめとする大企業の投機を目的とした買い占めによって引き起こされているという事実であります。 現に、国民の主食である一部の銘柄米やモチ米の品薄が伝えられるや、モチ米の価格はたちまち五割から六割も急騰し、その最大の原因が、自主流通米代行買い付けという隠れみのをかぶ……
○小林政子君 私は、ただいま提出された、私を懲罰委員会に付するとの動議に対し、一身上の弁明をいたしたいと思います。(拍手) 去る四月二十六日、私は、本院物価問題特別委員会において、田中総理に対する質問を行ないました。その趣旨は、上越新幹線上毛高原駅予定地周辺の土地買収をめぐって起きている疑惑を取り上げ、総理の政治姿勢はいかなるものであるか、これを国民の前に明らかにされるよう求めたものであります。(拍手) ところが、私のこの質問について、いま一部の自民党議員から、事実に反するとか、個人の名誉、院の品位を傷つけたなどの理由をあげて、懲罰動議が出されているのであります。一体、私の質問のどこが院の……
○小林政子君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました酒税法及び製造たばこ定価法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場を表明し、討論を行います。(拍手) まず第一、本法案の審議経過をめぐる問題であります。 改めて言うまでもなく、酒、たばこの大幅値上げ法案は、さきの七十五国会で、国民の強い反対によって廃案になったものであります。わずか三カ月余りも経ていない今日、全く同じ内容のものを再提出してきたことは、そのこと自体、物価安定と生活擁護を求めている国民に対する公然たる挑戦であり、断じて許すことのできないものであります。(拍手) しかも、今国会での経過そのものも、全く言……
○小林政子君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました昭和五十年度の公債発行の特例に関する法律案に対して、反対の立場を表明し、討論をいたします。(拍手) まず最初に、本法案の大蔵委員会の審議における自民党の暴挙についてであります。 わが党は、本法案の国民生活に及ぼす重大な影響にかんがみ、その徹底審議を主張してまいりました。その結果、一昨日、与野党理事の間で、慎重審議をする、強行採決はしないなどの三項目の合意が、委員長を含め全会一致で成立し、審議が順調に進められていたことは周知の事実であります。しかるに自民党は、上村委員長みずから合意したこの理事会決定の審議日程を踏みに……
○小林(政)委員 私は、所得税法の問題について、特にその中でも昨日来から問題になっております課税最低限の問題について、まずお伺いをいたしたいと思います。 政府は、わが国の課税最低限はすでに先進諸国の水準に達しているから、したがって今後は大幅な手直しをする必要がないであろう、こういう立場に立っておりますけれども、円の事実上の切り上げが実施をされ、そして従来の産業優先、企業第一主義の税制というものを切りかえて、そしてほんとうに国民の生活を向上させていく、あるいはまた生活を優先するという立場に立って税制がこの問題を取り上げるということは、私は非常に重要な問題であろうというふうに考えます。 このよ……
○小林(政)委員 私は、持ち時間きわめて短い時間ですので、端的に子ども劇場の問題に関連をして伺いたいと思いますけれども、子供を俗悪な文化から守り、そしてバレエ、音楽、演劇などすぐれた文化を子供たちに観賞させ、それを通して子供の創造性を育てる、また文化の水準を高めるというような非常に社会的な活動を続けてきているのが子ども劇場でございますし、この点については、すでにいろいろとわが党からも質問をいたしているところでありますけれども、いわゆる子ども劇場を課税対象と見ているこの基本的な考え方、いわゆる奢侈的趣味娯楽消費というようにこれを見て、そこに担税力を求める、こういう見方を大臣はされて課税対象として……
○小林(政)議員 私の一身上の弁明は、去る十日本会議において述べましたとおりですが、その要旨を申し述べます。 去る四月二十六日、私が物価問題特別委員会で行なった田中総理に対する質問の趣旨は、上越新幹線上毛高原駅の決定並びにその周辺の土地買収をめぐって起きている疑惑を取り上げ、このような疑惑を持たれていては商社の不当な投機の規制をすることができないのではないかと、田中総理の政治姿勢を国民の前に明らかにするよう求めたものであります。 自民党の動議提出者は、その趣旨説明で、この私の質問が推測に基づいた事実に反するものだとし、個人の名誉、院の品位を傷つけたなどの理由をあげています。 私の質問は推……
○小林(政)議員 あの地域の土地が買収されているということは、登記簿等によって私どもは調査をいたして、そして相当の土地が買われているという点については明らかである、こういうことを言ったんです。
【次の発言】 もちろん現地の調査も行ないましたし、それから私のほうで人を出して調査もし、必要な調査はすべていたしております。
【次の発言】 私ども、相当な土地ということで、駒沢並びに岩竹日影、この近辺の土地をさして相当の土地ということを言っておるわけです。
【次の発言】 石倉地区というのは私は最初から出しておりますけれども、石倉地域ということを含めて言っているわけでございます。
○小林(政)委員 企画庁長官の所信表明の中でも、今回のいわゆる消費者物価の問題あるいはまた卸売物価の問題、この問題について抑制をはかっていくということは非常に重要だという意味のことが述べられておりますけれども、過去数年来五%も消費者物価が上昇をし続けてき、しかも最近の商社の買い占めあるいは投機の問題等を通じまして、国民生活に関連の深い木材だとかあるいは大豆だとか、そしてまたお米だとか繊維、羊毛、こういった生活物資が非常な暴騰を来たしているわけでございますけれども、この物価の問題の解決ということは、いま政治に課せられている緊急の課題であろうというふうに私は考えます。この問題を真に解決しようとする……
○小林(政)委員 大豆の価格が、昨年の暮れから本年の二月にかけて急騰したわけでございますし、木材、いまお話の出ておりました綿糸、生糸、そして最近に至ってはお米まで、生活必需品に次々と飛び火をしている現在の状態というものは、ほんとうにゆゆしい問題であろうというふうに考えておりますけれども、政府は、これらの問題について具体的な実態調査を、すでに個々の品物について始めているというふうに私ども聞いておりますので、その結果何が実は問題であったのか、そしてまた、この事態に対しては具体的にどう認識をされているのか、また、どのような決意を持ってこの問題の解決に対処しようとされているのか、これらの点を明確にして……
○小林(政)委員 参考人の方にお伺いをしたいと思いますけれども、特に最初に郡司参考人にお伺いしたいと思います。 今度の木材価格の急騰の問題については、先ほどの御説明の中でも、いわゆる住宅事情というもので非常に需要が高まってきた、ここに価格が高騰してきた一つの大きな原因があるのだという意味のお話がございましたけれども、その反面また、今度は品不足ということではなくて、輸入量は対前年比でも伸びている、そして大体平均二カ月は在庫量としてもこれを確保してあった、こういう意味の御説明がございましたけれども、こういった中で価格が非常に急騰したということは、これはどう考えても、私どもいまいろいろお話を伺って……
○小林(政)委員 檜山参考人にお尋ねをいたしたいと思います。
あなたの会社で取り扱っておりますモチ米の数量は、昭和四十五年度産米について一万三千トン、金額に直して二十一億円、また四十七年度産米については四十億円と新聞に報道されておりますけれども、これは事実でございますか。
【次の発言】 四十億円は、一俵一万円ということで計算してみますと四十万俵になるわけです。したがってこれは二万四千トンということになるわけですけれども、農林省が報告をいたしておりますあなたの会社の四十七年度産のモチ米の実需者の代行買い付けのこの数量は、七千八百トンなんです。
この二万四千トンから七千八百トンを差し引いた一万六……
○小林(政)委員 私は、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する法案の問題について、まず第一にお伺いしたいと思います。
この買占め及び売惜しみに対する政府の緊急措置法案、これの第二条の特定物資、すなわち、現在どのようなものを対象として特定物資というふうに政府は考えていられるのか、この点をまず第一にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 法案を出す以上、この指定物資、いわゆる特定物資というものは、どのようなものを現時点では対象として考えなければならないのかということを、これは政令できめる問題でしょうけれども、この中で考え方としては当然持ってしかるべきではないでしょうか。何の考えもなく、た……
○小林(政)委員 本日は、たいへん貴重な御意見を聞かせていただきまして、いろいろありがとうございました。時間がございませんので、ただいま、私どものほうの野間議員からいろいろと御質問がございましたので、各参考人の皆さんに一問だけお伺いをいたしたいと思います。 特に福田参考人には、家計簿のお話などから、最近の物価高の中で消費者がどんなにいま苦しんでいるかという実情等も、つぶさに私どもお伺いをすることができましたし、非常に参考になったと思います。また、それぞれ業界の参考人の方々からも具体的なお話出ておりますので、私は、現在のこのような状態の中で皆さんが当面している問題、そしてその問題をほんどうに政……
○小林(政)委員 最近の異常なまでの諸物価の上昇に対しましては、国民生活はもう耐えられないというところにまで多くの方々の不満の声が強まってきております。しかも今回の価格上昇は、すべての生活関連物資にわたって特徴的なことが一つあると思います。それは何かといえば、いわゆる在庫量あるいはまた輸入量、そういうものが例年に比べて特別にそう大きな変化はない。また需給関係についても特別の変化はない。価格についても、国際価格は若干上がりましても国内で三倍、四倍にはね上がるというようなことは説明ができない。こういう事態の中で、生活関連物資について異常な価格の上昇が起こったわけでございます。一体、このような状況を……
○小林(政)委員 質問に入ります前に、昭和四十八年四月二十六日、私の本委員会における発言中、上毛高原駅からわずか一・五キロメートル以内の山林、原野、これが具体的に昭和四十三年から四十四年にかけて、群馬県利根郡のいわゆる月夜野町の字石倉地区という地域が相当買われている、との発言がありました。この石倉地区での土地が相当買われているという発言内容は変わりませんが、一・五キロメートルと言いましたのは一・五里の言い間違いでありますので、この機会に字句上の訂正をさせていただきます。 それでは質問に入りたいと思います。 最近の卸売物価、消費者物価は異常な高騰を続けておりますけれども、戦後の混乱期の一時期……
○小林(政)委員 私は、まず最初にビールの値上げ問題についてお伺いをいたしたいと思います。 ビールの値上げにつきましては、すでに新聞などでも、麒麟麦酒、朝日あるいはサッポロなどの各企業の社長が、最需要期を過ぎたころに大体四十五年と同程度値上げをしたい、というようなことが報道をされているわけでございますけれども、まず最初に、麒麟麦酒の年間税引き後の利益は、値上げを実施した四十五年当時約七十四億円でございました。四十七年の二月からことしの一月決算における年間の税引き後の利益は百十一億三千四百万円。値上げを実施した四十五年当初に比較いたしますと三十六億九千五百万円、約四九・七%、これは五〇%という……
○小林(政)委員 私は、水銀、そしてまたPCBなどによる魚の汚染問題についてお伺いをいたしたいと思います。 いまもう魚の汚染の問題は、非常に大問題になってきております。特に有明海での第三水俣病の発見、そしてまた徳山湾などでの第四、第五の水俣病の危険、こういったものがあらわれてきておりますし、水銀やPCBなどの有害物質によって魚介類全体が全国的な規模での汚染の実態ということが、非常に大問題として憂慮されているところでございますし、このような深刻な不安、この危機感を国民に与えている今日のこの現状の中でもって、魚の汚染をはじめ公害問題の解決について、これは私は民族の将来にもかかわるような重要な問題……
○小林(政)委員 公取委員長にお伺いをしたいと思います。
公正取引委員会は、昨日発表されましたとおり、現在いわゆる再販指定商品として残っておりました五商品に対して、そのうちメーカー段階における寡占の程度がはなはだしいという家庭用浴用石けんあるいは合成洗剤、練り歯みがきについて指定を取り消されたわけですけれども、化粧品と医薬品については、値幅再販として条件つきで残すということを発表いたしたわけですね。指定品目の取り消しとそして存続として決定するもの、これは何を基準にされて実施をされたのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 五つの商品とも非常に寡占化の強い商品でございますし、それから……
○小林(政)委員 私は、物価担当の主務大臣としての経済企画庁長官に伺いたいと思います。 最近の物価の急騰というのは、私が申すまでもなく、十九カ月連続上昇のしっぱなしというような状況です。しかもこの八月、東京二十三区部の卸売物価は、前月比でもって二・一%、前年同月比では一七・四%と、引き続き卸売物価が消費者物価の上昇を上回るというような、まさに異常な事態を迎えているわけです。しかも、このような状況のもとで、すでにいろいろとお話の出ておりますように、政府が抑制をすることができる公共料金、たとえば国鉄、健康保険あるいはガス料金というように、次々とこれが値上げをされている。しかも引き続いて近々私鉄も……
○小林(政)委員 前回の、長官に御質問をいたしました点に関連をいたしまして、若干お伺いをいたしたいというふうに思います。 財政執行の繰り延べの問題ですけれども、この財政執行繰り延べ問題は、物価騰貴の抑制をはかっていくために、民間の設備投資の伸長をある程度抑制していく、そしてまた総需要抑制という立場から、総合的な施策の一環として財政の面でも一応執行の繰り延べを行なって総需要の抑制をはかっていくんだ、こういう立場から、今回の措置が閣議で決定をされてとられたわけでございますけれども、すでに何点かにわたっては前回質問をいたしておりますので、特にその中で、公共事業の施行を繰り延べるという財政措置ですね……
○小林(政)委員 割増金付預金の創設の目的というものは、先ほど来午前中の論議でもいろいろ言われておりましたけれども、あらためてこの時期に割増金付預金を創設するというその目的は那辺にあるのか、この点を明確にお答えをいただきたいと思います。
また、これもすでに質問の中で午前中取り上げられてはおりましたけれども、募金額についてひとつ各行ごとに、都銀、地銀、相銀、信金など、これはできれば資料によって、大体どの程度かを行別に出していただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御説明ですと、貯蓄の一つの手段、いわゆる多様化していく貯蓄の一つの手段としてこういうものを創設をしたんだということですけれども、……
○小林(政)委員 私は日本共産党・革新共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました割増金付貯蓄に関する臨博措置法案について反対の討論を行ないます。 反対理由の第一は、本法案についての政府の提案理由でも明らかなように、物価対策としての総需要抑制を国民の消費支出に求め、個人の零細な資金の吸収を射幸心を利用してはかろうとしている点であります。 すなわち、物価抑制のために国民の消費支出を押え、個人の手元資金の吸収をはかろうとすることは、今日の異常な物価高の原因を国民の責任に転嫁することであって、本末転倒といわなければなりません。インフレ下のもとで国民生活は圧迫され、消費支出は増加しても、実質的……
○小林(政)委員 所得税二兆円減税などということで早くから大幅な減税が言われておりましたけれども、四十九年度の所得税額は、自然増収一兆九千九百八十一億円のうち一兆四千五百億円という最近にない大幅な減税額でございますけれども、この内容は、人的控除の引き上げ分として四千六十億円、給与所得控除の引き上げ分として八千四百二十億円、税率の緩和分として二千二十億円、合計一兆四千五百億円ということになっておりますけれども、しかし、今回の改正の内容を調査いたしてみますと、勤労者、国民の減税のあり方という観点から見て、相当大きな問題があるということを指摘しないわけにはまいりません。以下、私は何点かにわたって質問……
○小林(政)委員 参考人の皆さんにはきょうはほんとうにありがとうございました。どうぞよろしくお願いをいたします。
まず最初に、私は、所得税の今回の改正に見られます税率の緩和、この問題が所得税法本来の高度累進に反しているというふうに思わざるを得ないわけでございますけれども、この点について御意見をお伺いをいたしたいと思います。この点につきましては、谷山先生にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 今回の税制の改正は、税率の緩和と、もう一つには給与所得控除の拡大ということが大きな、国会で取り上げている問題点でもございました。この給与所得控除の限度額が今回廃止をされまして、従来、六百十六万円、……
○小林(政)委員 ただいまの趣旨説明につきましては、これが初めの提案理由の中で非常に不十分であった、あるいは舌足らずでその説明の詳細を欠いていたということで、今回ここであらためて説明をすれば、それでこと足りるのだというような性格のものでは私はないと思います。事はいわゆる税制の根本にもかかわるような内容を持つ重要な問題ではなかろうか、このように考えるわけです。 この問題について、先般来いろいろと質疑を行なってきたところでございますけれども、必要経費の考え方については、いわゆる客観的な条件というものは変わってはいないけれども、しかし、その中で、全く従来とってきた考え方と相反する考え方を今回とった……
○小林(政)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提案の所得税法、法人税法、租税特別措置法三法の各一部改正案につき反対、日本社会党、公明党、民社党共同提案の法人税法の一部修正案に賛成の態度を表明し、討論を行ないます。 政府が広範な国民の要望を無視して石油製品再値上げを実施した今日、国民の前には米騒動時にも匹敵する未曽有の物価値上げによる生活の危機が迫っているのであります。このような現在の緊急政治課題の一つは、未曽有な物価上昇を押えること、そして生活破壊にさらされている国民、とりわけ経済的弱者を救済することにあることは全く明白であります。このようなときに、経済政策の重要な柱の一つであ……
○小林(政)委員 最近の異常な物価の高騰、そしてインフレによる経済の破綻、こういう中で国民生活がまさに危機に直面をいたしておりますけれども、その国民生活とともに、中小零細業者あるいはまた自営の商工業者の生活と経営というものがますます脅かされてきている。こういう現状の中で、国民金融公庫並びに中小企業金融公庫、また商工中金が現在の企業のこの実態について具体的に調査を行なっておりますけれども、私はこの調査の内容についてもつぶさにその報告を提出していただきまして中身を検討いたしたわけでございますけれども、この調査報告書の中にも、いかに現在企業金融が窮迫をしているかというその内容が盛られております。 ……
○小林(政)委員 いま国民生活安定緊急措置法並びに石油需給適正化法、買占め売惜しみ防止法の施行の状況について説明があったわけですけれども、私は、いま国民が最も、この物価値上げの中でもって品不足ということで非常に大きな問題になってきております洗剤だとか砂糖だとかトイレットペーパーだとか、その他もございますけれども、生活に密着しているこれらの問題が、具体的に指定をされた日時を見てみますと、特に買占め防止法、この中で、洗剤は一月の十四日、砂糖は二月の一日、トイレットペーパーは十一月の十二日ともうすでにパニック状態が起きて、値段がどんどん上がっている、こういう中で、どっかにこの品物があるのではないか、……
○小林(政)委員 最近の物価高騰はほとんどもう狂乱状態、このようにいわれております。 事実また私ども毎日の生活を見てみましてもがまんできない、そこまできているのが現状だと思います。特に最近の消費者物価の異常な急上昇、一月の消費者物価を見てみましても、ほとんどその中身は毎日の暮らしに欠かすことのできないもの、ぜいたく品であれば買わなければ済むわけですけれども、これだけはどうしても買わなければ生活できないというような物価が特に消費者物価の中でも上昇しているわけです。たとえば野菜も、これは二七・二%、特にまた子供たちのための文房具、こういつたようなものも対前年比一七・八%、あるいは乳卵なども一一・四……
○小林(政)委員 小売り薬業者が取り扱っております大衆薬の価格がここのところ一斉に値上げをされておりますが、厚生省の薬務局が調査をいたしましたこの資料を見てみましても、二〇%以上値上げをした容量数は三百八十一、三〇%以上が二百三十六、五〇%以上値上げをしたものが六十八容量、こういうことが調査の結果発表されております。特に、五〇%以上も値上げをいたしましたものの中には、エスエス製薬のいわゆる薬ガーゼなど六品目をはじめ相当数のものが含まれております。浣腸薬などは六六・七%の値上げでございますし、また田辺製薬のエントラという抗ヒスタミン剤なども九二・三%という非常に驚くべき大幅な値上げが行なわれてい……
○小林(政)委員 先ほど来参考人の皆さんから物価抑制に協力するというお話を承っておりました。各品目について二カ月あるいは三カ月というような期限なども出しながらのお話でございましたけれども、この問題は、メーカーあるいは卸の価格についての引き上げの動きというようなものは現在は出ていない、そのために二カ月ないし三カ月、このようなお答えになられたのかどうかという点について、まず第一にお伺いをいたしたいと思います。これは、チェーンストア協会の岡田参考人、また新木参考人、百貨店の藤田参考人、生協の参考人の方にもお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 政府の物価抑制策につきましては、一応末端の小売り価……
○小林(政)委員 未曽有のインフレ物価高といわれているこの時期に、九電力が一斉に大幅な値上げの申請をいたしました。これは国民生活を一そう破壊するものだ、私はこのように考えます。
ところで、事もあろうにこの申請の内容を福祉型である、こういうことが宣伝をされておりますけれども、政府は今回の料金改正について福祉型であるというふうに考えているのかどうなのか、この点についてまず大臣からお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 たとえば一般国民が家庭でもって使う従量電灯乙、これを見てみますと、一キロワットアワー三円七十八銭も上がっているわけです。しかもその上げ率というのは、これは東電の例ですけれども……
○小林(政)委員 松下さんにお伺いをいたしたいと思いますけれども、いまから私が、新聞でも報道されました一つの文書の一部分を読みますから、聞いていただきたいと思います。途中からですけれども、「このような緊急事態に直面し、われわれ経済界としては、当面インフレ風潮を阻止することの急務にかんがみ、公害防除用を除く新規の産業設備投資を自粛するほか、特に次の諸点に全力を傾け、物価の安定と国際収支の悪化防止につとめ、緊急事態を乗り切るために全力を集中する決意である。この際、製造業界並びに流通業界等を含めて各企業は、燃料、原材料等の値上がりを経営面におけるあらゆる合理化によって吸収し、商品価格へのはね返りを極……
○小林(政)委員 私も、ただいま松浦委員から質問がございました灯油の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 特に、先ほど、最近の物価の情勢は三月来からいわゆる鎮静化してきている、そして今後、経企庁の長官は、物価一本やりというような形でものを運んでいくということよりも、いろいろと検討していきたい、こういう御発言もございましたけれども、私は、やはり最近の物価の値上げというものが国民生活をどれほど圧迫をしているか。特に、田中総理も参議院選挙のあのさなかに、最近の物価問題は雨漏り程度のものだ、こういうことを発言されまして、物価高騰のもとで苦しんでいる多くの国民からきびしい批判を受けているわけでご……
○小林(政)委員 午前中も問題になりましたけれども、私もそれに引き続きまして、経企庁の消費者行政の姿勢についてまずお伺いをいたしたいと思います。 この「明日の暮しを考える消費者集会」というテキストの問題でございますけれども、これは新聞などでも取り上げて報道をいたしておりましたけれども、去る十月の二十日、二十一日の二日間にわたって経企庁が物価高騰の問題を明らかにするとともに、国民的な関心の高揚のためということで、その目的で「消費者モニター全国大会」なるものを開いたわけでございますけれども、ここで使用されたこの問題といわれているテキスト、これを経企庁長官は事前に知っていらしたのかどうなのか、まず……
○小林(政)委員 私は、今回物価担当大臣として就任をされました倉成経済企画庁長官に、物価抑制の基本姿勢といいますか、特に公共料金の値上げと政治献金、こういう関係の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 狂乱物価といわれてきた中で、政府はことしに入ってから十月までの間に、公共料金を十七種類も立て続けに引き上げてまいりました。さらに、今回郵便料金あるいはまた電報料金、電話料金など、直接諸物価値上がりに大きな影響を持ちます、国民生活のかなめとなるようなこれらの公共料金引き上げというものが、すでに準備されているということを聞いておりますが、物価抑制の主要な柱であります公共料金という問題について、……
○小林(政)委員 福田経済企画庁長官のごあいさつをただいまお伺いいたしたわけでございますけれども、今日の異常な物価高、そしてまた経済危機、こういうものに直面をした原因について、いま、海外の石油その他の資源問題なども含めて、海外要因に一つの主要な原因がある、そしてまた、物価問題を真に解決をしていくという点でも、低成長下においては賃金の抑制というものを極力はかりていくことが非常に大切である、こういう意味のごあいさつを伺いましたけれども、私は、今日の異常な経済危機を招いた主要な原因というものは、やはり何といっても、いわゆる大企業本位の経済政策、これを長い間一貫してとり続けてきたところに今日の経済の破……
○小林(政)委員 日本化学工業の棚橋参考人にお伺いをいたします。
時間がございませんので、端的にお答えをいただきたいと思いますけれども、日本化学工業小松川工場に関係するクロムの職業病は、八月二十三日に労働省が中間発表したのを見てみますと、肺がんで死亡した人十一名、鼻中隔せん孔五十七名となっています。その後も次々と発見されていますし、今後も発見されて、その数ももっと増加するものというふうに考えられますけれども、このような職業病が大量に発生をしたのは、一体なぜだろうとお考えでございましょうか。
【次の発言】 これもすでに先ほど来から、お話しも出ておりますけれども、昭和三十二年の国立公衆衛生院の報……
○小林(政)委員 インフレ、不況の同時進行という日本経済の深刻な危機に直面をいたしておりますけれども、これは私は、歴代政府の高度経済成長政策の破綻によって引き起こされたものであり、政府はやはり反省をすべきであるというふうに考えます。従来の高度成長を支えてきた既定の政策あるいはまた制度についても、国民生活を安定させるという立場からこれを改め、社会的不公正の是正を図ると同時に、従来の大企業を優遇してきた税制、財政、金融について、この仕組みに根本的に思い切ってメスを入れるときではないか、それなくして問題の解決ということは実際には図れないのではないか、こう思うわけでございます。 この問題、また当面し……
○小林(政)委員 日銀総裁にお伺いをいたしたいと思いますけれども、今後の景気の見通しやその対策などについて、まず冒頭にお伺いをいたしたいと思います。 もうすでにいろいろと議論もされておりますとおり、インフレと不況が同時に進行するというまさに異常な、非常に深刻な経済の事態のもとに私たちは立たされてまいりましたけれども、実際に国民生活は、本当に破壊的なと言っても言い過ぎでないほどの危機に直面しているということが言えると思います。こういう中で、いままでいつの時代もそうでしたけれども、景気がよくなるときは、中小企業者あるいはまた一般の庶民というのは一番後にその恩恵を受ける、景気が悪くなりますと、もう……
○小林(政)委員 まず最初に、入場税の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 今回、入場税法の改正によって一応映画、演劇など免税点を引き上げる、こういう措置がとられたわけですけれども、このことは、文化、芸術等に対してさまざまな団体が多年にわたって非常に熱心に運動を続けてこられたことが一応ある程度一歩前進をしたというふうに言えると思いますし、私どもも何回かこの入場税問題については委員会の中でも、本来文化、芸術等に対して課税の対象とすべきではないのではないか、こういう角度からいろいろとこの廃止ということについても取り組みを強めてまいりましたけれども、今回の措置は一歩前進をしたということが言え……
○小林(政)委員 私は前回も問題にしてまいりましたけれども、いわゆる夫婦間における贈与税の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 最近、夫婦がそれぞれ職業も持ち、そして社会的にもいろいろな役割りを果たしているという家庭が大変ふえてきております。私は本来、このような夫婦共かせぎあるいはまた婚姻中に形成をされた財産については、これは全く夫婦がお互いに協力をしてそして得られた財産でありますので、この夫婦間における財産の贈与という問題については、私は課税をすべきではないというふうに考えております。 共かせぎ夫婦の場合、土地を購入しようあるいはマイホームをつくろうというような場合に、夫婦共同名義……
○小林(政)委員 私は所得税法の法案審査に入る前に、いまちょうど三月十五日の確定申告の期日も目前に迫っておりますし、きょうは国税庁の方にもおいでいただいておりますので、その点で一つお伺いをいたしたいと思います。 御承知のとおり、最近の深刻な不況の波をもろにかぶっております中小零細の業者の場合ですけれども、政府の方から出しておりますいろいろな資料を見てみましても、不渡り手形の内容を見てみましても、その不渡りの発行枚数あるいはまた金額、この数字も、私ども調べたのでも四十七年に比して三千九十九億増という、やはり非常に不渡りの金額がふえているわけですし、それからまた滞納の状況を見てみましても、所得税……
○小林(政)委員 所得税の納税人員がずっとここのところ一貫して伸びてきておりますし、特にその中でも給与所得者の納税人員の伸びが顕著にずっとここ一貫して続いてきています。たとえば三十年に給与所得者の場合は五百十三万八千人であったものが、それが三十五年には八百八十二万六千人、さらにその五年後の四十年には千四百五十九万九千人、四十五年には二千二百三十九万四千人、引き続きまして四十九年度には二千五百七十四万人、五十年度には二千七百五十一万人という形で、ずっと納税人口が伸びてきているわけですけれども、特に四十九年、五十年のこの伸びの状況を見てみますと百七十七万人の増、これは四十九年度若干訂正もされたよう……
○小林(政)委員 三木総理にお伺いをいたします。 今回、農地に対する相続税については納税猶予制度を創設いたしまして、そして相続人が農業を続ける場合には、その農地については農業投資価格というものを決定する、そしてそれを超える農地価格に対応する相続税についてはその納税を猶予する、こういう制度をいま審議しているところでございます。 この制度にも私どもいろいろ問題点があると存じますけれども、しかし、農地を農地として見るということ、あるいはまた宅地期待価格、開発期待価格というものを含まないものとされていますし、今回のこの措置は――高度経済成長のもとでインフレーションの異常な進行が地価の暴騰を呼び起こ……
○小林(政)委員 きょうは、本当に参考人の皆さんにはありがとうございます。私はいまお話を伺っておりまして、特にたばこと酒税の今回の値上げの問題につきまして、税負担のあり方、特に間接税のあり方は不公正であるというお話がお三人の参考人の方からも出たわけでございますけれども、政府は、税収の非常な伸び悩みということで、五十年度についても財政欠陥が生ずるということを見込まれている。したがって、益金率を高め、そしてその納付金を歳入財源に充てていくということがきわめて重要なのだという意味のことを強調いたしているわけでございますけれども、私は、このような形で間接税のいわゆる負担をふやしていく、酒、たばこという……
○小林(政)委員 最近、食品衛生上の問題をめぐって、非常にいろいろな問題が社会問題として発展をしてきております。特に加工食品、あるいはまた着色食品、AF2のような食品添加物などによる遺伝性の問題、あるいはまた突然変異が起こったというような、食品衛生上きわめて危険な状態というものが現在起こってきておりますけれども、食卓の安全確保ということに対して、消費者はきわめて強い関心を示しています。私は、このような中で、プラスチック、ことに塩化ビニールの可塑剤としてフタル酸エステルというものが使用されていますけれども、この食品、あるいはまた包装用容器の安全性という問題につきましてフタル酸エステルの毒性という……
○小林(政)委員 最近、物価は一時の狂乱状態ということは脱しましたけれども、依然として高水準を続けている。四十八年から五十年の一月までの二年間を見ても、約四五%近く物価は上がっているわけです。こういうことを考えますと、対前年比、三月段階で一五%に抑えようということで努力をしているということですけれども、私は、その数字自体、非常に高い物価の上昇を示すものだと思います。 こういう中で、最近の特徴としては、特に経企庁の月例報告などでも、需給は緩和してきている中で、コスト要因が物価を押し上げていくといいますか、企業の値上げ意欲というものが非常に強く出ていることが指摘されております。経企庁として、転換……
○小林(政)委員 まず、経企庁にお伺いをいたしたいと思います。 今回、政府は、酒税の改定を行うということで、酒税の大幅引き上げを法案として提出いたしております。これは清酒、あるいはまたビール、ウイスキーなど、平均二二%の税の増収を図るという内容でございますけれども、物価はようやく鎮静化の兆しを見せているとは言いながらも、国民生活の必需品は、依然としてやはり物によっては非常に値上がりを続けている。しかも勤労者の実質収入というものは、これは政府の統計によってもマイナスという発表もされておりますし、あるいはまた、国民の消費支出も非常に伸び悩む。その上、失業者がすでに百万を超えるというような、こうい……
○小林(政)委員 長官にお伺いをいたします。 日銀は四月十五日に公定歩合を〇・五%引き下げましたが、それに先立って、すでに昨年末からマネーサプライの傾向というものが非常にふえ続けてきているという状態が出ております。特に伸び率は、昨年十二月の場合は対前年比でもって一一・七%、ことしに入ってからも一月、二月を見てみますと一一・九%というぐあいに、増勢をずっと徐々に続けているというのが現状なわけです。しかし、他方、今度は鉱工業生産の伸びというものはどうなっているかということで見てみますと、昨年の中ごろから対前年比でマイナスになっているのですね。そして、ことしに入ってからでも、一月は一八・二%のマイ……
○小林(政)委員 私は、ホリデイマジック社の参考人の方にお伺いをいたしたいと思いますけれども、ホリデイマジックの場合には、商品の流通経路がいままでゼネラル、あるいはまたマスター、オーガナイザー、ホリデイガールというような四段階に分かれていて、そして各段階の商品の割引率は、ここにちょうだいした資料を見ますと、ゼネラルの場合は、六五%、マスターは五五%、オーガナイザーの場合には売上高によって三五%から四八%、そしてまたホリデイガールの場合には三〇%から三五%、こういうことになっております。また、リクルートの面を見てみますと、いわゆるマスターになるには九十万円ですか、投資が必要である、あるいはまた、……
○小林(政)委員 岩本参考人と金子参考人にお伺いしたいと思います。
先ほど古紙再生促進センターの設立の目的が述べられましたけれども、その中で、特に緊急備蓄の問題については、三十億円の経費をかけて十五万トンの備蓄が行われているという御報告があったわけですが、この備蓄につきまして、現在末端の買い出し人あるいはまた集荷業界等の備蓄というものが具体的にどのようになっているのか、救済保障的な措置も含まれているのかどうなのか、この点についてまずお二人から御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほどから、現在業界すべてが大変不況の中にあるけれども、買い出し人の方、また立て場の人たちが一番苦しい立場と……
○小林(政)委員 まず、長官にお伺いをいたしたいと思いますけれども、去る五月二十二日に、中曽根幹事長あるいは自民党の三役、そして財界の首脳との懇談会が行われたという報道を私も読んだわけでございますが、この懇談会の中で、一けた台にことしの物価は抑えていきたい、こういうことを共通の目標として実現を目指すということと同時に、経済界としてもいろいろな要望がそこでも出されたというふうに報道されております。 この中で、コスト割れのため今後ある程度の値上げはやむを得ないけれども、その場合であっても、消費者物価等には影響がはね返らないようにしたい、あるいは政府側としても公共料金の値上げはある程度はもうやむを……
○小林(政)委員 これは佐藤先生と、それから棚橋先生並びに村井先生にお伺いをいたしたいと思いますけれども、いまお話を伺っておりまして、日本の教育の中で私学の占める割合というものが非常に高いという現状、日本の教育は私学を抜きにしてはいま考えられないという中で、いろいろな格差、授業料の問題、入学金の問題、こういう経済問題も含めて、あるいは教育条件、環境、そういった問題をお述べになられたわけでございますけれども、私はこの中でまず一つお伺いをしたいのは、昔は私学といいますと、それぞれ学校には歴史的な伝統もあり、それを選択するということで、比較的生活条件の高いといいますか、水準の高い家庭の子供さんが入学……
○小林(政)委員 馬場先生にお伺いをいたしたいと思います。 先ほど、最近企業の値上げムードも大変高まってきている、こういう中で、特に操業度が下がっているところに一つ大きな問題があるのだ、こういうお話しがございましたけれども、特に基礎物資と言われているような鉄鋼だとか石油だとか、こういうものが上がれば、これは公共料金と同じように、すべての物価への波及効果は相当大きい、こういう問題が出てくるわけでございますし、こういう中で、現状の物価を抑えていくという観点から、単なるお互いに自粛しましょうということだけではなくて、これに対する具体的な規制措置をとる必要などもいまの時点では当然あるのではないかとい……
○小林(政)委員 経企庁長官にお伺いをいたします。 インフレと不況の同時進行という、かってない深刻な危機に経済が直面している。こういう中で、いま物価の問題は、依然として各企業が値上げ期待というものをますます強め、値上げの時期をねらっているといいますか、そういう動きも顕著にずっと出てきております。一つには、景気浮揚策等の効果がある程度出てきた時期、この時期を目指してというようなことも言われておりますし、あるいはまた、国会が終了した時期あたりから一斉に値上げを行うというようなことも、いろいろと報道もされておりますし、依然として物価問題は、値上げムードというものが今後秋に向かって非常に強まっていく……
○小林(政)委員 まず最初に、食糧庁にお伺いをいたしたいと思いますけれども、物価高のもとで、最近、国民の米の消費量が大変ふえていると言われております。特に低所得層の場合には、比較的経費がかかると言われております。ハン食などから、米食への切りかえがここのところ非常に高まっているというふうに言われておりまずけれども、最近の需給状況についてはどうなっているのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 しかし、政府が出しております総需要量、これの対前年比で見てみますと、四十九年には需要量は千百八十五万トンということですけれども、五十年度には千二百万トンを見込んでいる。あるいはまた、いまいただいた……
○小林(政)委員 私は灯油の問題についてお伺いをしたいと思いますけれども、本年六月以降、灯油の元売り指導価格が廃止をされたわけでございます。その際、ただいまもいろいろと値上げの問題等について御意見がございましたけれども、これを廃止することによって相当価格が上がるのではないか、これは私どもの、北海道から出ております多田議員も、具体的な数字を挙げて、恐らく需要期を迎えて価格が相当上がるのではないかということを質問いたしていたわけでございますが、元売りの仕切り価格は現在幾らになっているのか、この点をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 当初、六月段階では二万五千三百円ということになっており……
○小林(政)委員 まず最初に、石連の石田参考人にお伺いをいたしますけれども、先ほど来赤字の内容について、OPECで原油の価格が四倍に上がったとか、あるいはまた、石油は連産品であって、したがって灯油の価格を抑えると他の油種にこれが影響していくとか、あるいはまた、ナフサなどを上げれば結局都市ガスその他のこういったものなどに値上げを来たすとか、いろいろな理由を述べられておりますけれども、一体赤字の原因を石連として本当にどう具体的に分析をしているのかということ、これをやはりはっきりさせていかなければいけないのじゃないか。私どもいろいろと調べてみますと、政府の方から提出をされました資料などを見ても、五十……
○小林(政)委員 安居参考人にお伺いいたします。 第一次から第四次までの不況対策がいままでとられてきたわけですけれども、ただいまの最初のお話を聞きますと、これが景気対策として、まだまだ十分景気を回復させていくというところにまで至っていない、こういうことですけれども、全く何らの効果もなかったということではなかったと思いますし、具体的にどの程度の効果というものがいままでの不況対策の中で出てきていたのか、こういう点をひとつお伺いしたいことと、それからもう一つは、先ほどのお話の中でも、第四次の不況対策はこれから取り組むということですけれども、その中で、効果的な取り組みの中でも、消費がいままだ沈滞して……
○小林(政)委員 私は、最初に医学書の値上げの問題についてお伺いをいたしたいと思います。 最近、書籍、ことに医学書が非常に値上がりが激しいということが新聞などにも報道されておりますし、この結果、学生生活に与える影響はきわめて大きいというふうに私どもも考えます。全国医学生自治会連絡会などからの調査あるいはまた私どもが話を聞いた内容等によりますと、医学生の年間の医学書の購入額は十万円程度、あるいはまた、多いものになると十五万円以上もこれに費やしているということが調査の結果でも明らかでございますけれども、そのために学生は結局アルバイトをやったり食費を切り詰めたりしているという実態調査も報告をされて……
○小林(政)委員 残された時間が十分ということでございますので、二点にわたって長官にお伺いをいたしたいと思います。 まず第一にお伺いいたしたい問題は、これは後日改めて時間を十分とって御質問しなければというふうに考えておりますけれども、御承知のとおり、公正取引委員会が高炉メーカーの鋼材値上げについて、昨日、同調値上げの問題、これはやみカルテルの疑いが非常に強いという内容の発表を公表いたしたわけでございます。この内容は、たとえば新日本製鉄が七月七日、また日本鋼管が七月八日と、それぞれの各製鉄メーカーが全く同額の値上げを実施いたしているという数字がここにずっと書かれております。それと同時に、またこ……
○小林(政)委員 全日空に対する一〇一一トライスター購入融資の問題につきまして、私は、輸銀法の改正とトライスター導入にかかわる問題点についてお伺いをいたしたいと思います。
輸銀は、全日空のトライスター購入資金を何年から何年にわたって、幾ら貸し付けていたのか、それは航空機何機分の購入融資であったのか、輸銀総裁にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、具体的にロッキードに対しての貸し付けば十機であって、しかもいま外貨と円建てと両方で述べられましたけれども、これは総額で円建てでは幾らになりますか、ロッキード社の関係は。
○小林(政)委員 時間がないということなので、できるだけ簡潔に四点ばかり伺いたいと思います。 今回の共済年金の改正は恩給法の改定に基づくものでございますけれども、従来の一律方式といいますかこういう方式から一応上薄下厚方式に改善をされているとか、また、いろいろ問題点はありますけれども遺族年金に寡婦年金制度が創設されたとか、これはまだまだ十分なものではございませんけれども、こういう点については私ども一定の改善も行われているというふうに見ているわけです。 しかし、いまも問題になっておりました年金財政の問題は、これは今後相当重大な問題になっていくのではないか。特に総収入に対する給付の割合というもの……
○小林(政)委員 五十一年度の予算の中で今回、財政特例法ということで、ここでまた新たに七兆二千七百五十億円の国債の発行、しかもその中には三兆七千五百億円の赤字国債が含まれている、こういうことがいま審議をされているわけです。 私は、まず大平大蔵大臣に伺いたいのですけれども、現在、国民がこの不況とインフレのもとで、国民生活の安定と、そして今日のこのような危機を迎えております経済の復興という問題について、真剣に政治にその打開を求めている、こういう状況の中で、先日もいろいろ新聞などでも世論調査が行われましたけれども、このような中で圧倒的多数は、景気対策も必要ではあるけれども、いま国民が非常に不安を感……
○小林(政)委員 今回の輸銀法の改正は、借入限度額の拡大、あるいは外債の発行、あるいは協調融資を行う銀行の融資範囲の拡大、大きく分けてこの三本の柱から改正が行われようとしているわけでございますけれども、私は特に短い時間で大臣に三つの問題についてお伺いをいたしたいと思います。 まず第一の問題は、借入金の限度額を今回自己資本の四倍から十倍にする、また貸付限度額及び保証限度額についても、これを自己資金の五倍から十一倍にする、こういうことが改正の内容でございますけれども、輸銀の原資はこれはもういまさら言うまでもなく産投会計あるいは資金運用部資金、そして自己資金、こういうものから成っているわけでありま……
○小林(政)委員 大変短い時間でございますので、私は、福島信用金庫の深夜残業の問題、女子職員二名を含む五名の死亡事件について、二点にわたって簡潔に質問をいたしたいと思います。 この問題は、女子行員に深夜作業を行わせていたということで、単なる労働基準法違反、労働行政だ、こういう角度からだけでは考えられない。当然金融行政の立場からもその背景あるいは原因についてどのように政府当局が考えているのか、大蔵当局がこの問題をどう改善しようとされているのか、この問題について、私自身六月二十八、二十九日の両日、現地調査を行ってまいりました。そして、事故現場を初め、遺族の方々にも弔意を表しながら、その娘さんが常……
○小林(政)委員 新しく公取委員長に就任をされました澤田さんに、私はきょう具体的な内容についてお伺いをするということよりも、今後の政治姿勢と申しますか基本姿勢といいますか、この点を中心にお伺いをしたいというふうに思います。 まずお伺いしたい点は、最近、経済活動に占める大企業の比重というものがきわめて増大をいたしております。したがって、大企業の生産、販売などが大変大きな部分を占めている、こういうことが一つの市場支配の力ということにもなりまして、企業の巨大化だとかあるいはまた最近では一層集団化の傾向というものも強まってきています。こういう独占的な力を行使する企業が価格を決めますと、それに同調して……
○小林(政)委員 最近の物価の動向については、いまいろいろと論議がございましたけれども、警戒をすべき動きが非常に強まってきている。私どももいろいろと数字等を調べてみますと、卸売物価指数の動き一つを見ましても、これは対前年伸び率でもって昨年末には〇・八%と一%を割るというような状況もあったわけですけれども、特にことしに入りましてから、一月には二・四%、二月には三・七%、三月には四・五%と、再び上昇の動きがずっと強まってきている。こういう状況の中で、これを対前月比で見てみましても、昨年の十二月〇・六%だったものが、ことしに入って一月では〇・八、二月は〇・七、三月〇・七と、連続四カ月〇・六ないし〇・……
○小林(政)委員 きょうは長官が出席をしておりませんので、政務次官にまずお答えをいただきたいと思います。 まず最初に伺いたい問題は、総理府統計局がこの四日に発表いたしました「物価についての消費者意識の実態に関する調査」につきまして、これを読ませてもらいまして、いま政府が発表している消費者物価指数というものがいかに国民生活の実感からかけ離れたものであるかということが、このアンケート調査によってもはっきりと示されていると思うのです。私も多くの家庭の人たちと物価の問題についていろいろと話し合いますけれども、いまや切り詰めるものがないと言われるほど深刻なところに来ているということを私は痛感しています……
○小林(政)委員 経企庁長官にお伺いをいたしたいと思いますけれども、先ほど午前中の討議の中でもすでに質問が出ておりますように、今年度物価の見通しを八%で何とか抑えたい、こういうことでございますけれども、六月の消費者物価の上昇率は前年同月に比べまして九・七%の上昇、卸売物価もここのところ連続上昇しているという中で、引き続いて国鉄だ、電信電話だあるいはまたガスだ、電力だという形で消費者米価も含めて値上げがずっとここでもって準備をされているわけでございますけれども、消費者米価が実際にいまこのままの状況の中で引き上げられるということで、果たして今年度の八%というお約束を守っていくということがはっきりと……
○小林(政)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案に反対の討論を行います。 まず、本法案の審議は、参議院大蔵委員会において、わが党の再三にわたる要求にもかかわらず、公聴会も開かないなど、十分な審議も行わず、自民党が一方的に採決を強行し、本日、衆議院においてもわずか数時間の質疑で採決しようとしたものであります。 本法案は、大企業が強く要望している財界本位の景気回復の財源の調達を図ろうとするものであって、他方、不況とインフレで苦しむ国民に対して、重税と福祉切り捨てを強要する悪法であります。このような反国民的法案に対して、十分審議を尽くさず、採……
○小林(政)委員 長官にお伺いをいたしたいと思います。 先ほど来からお話が出ておりますけれども、このところ卸売物価が昨年の七月から十四カ月連続上昇を続けている、こういう状況のもとで、この卸売物価は、本来であれば、景気の回復過程においては、いままでの例などを見てみますと、一定期間上がるということがありましても、初期には上がってもその後落ちついてくる、そして生産が回復され、需給ギャップが解消していくに従って物価の上昇率も落ちつくといいますか、下がっていくというような傾向がございましたけれども、今回の、一年以上にわたって卸売物価がずっと高騰をしているという状態というのは、一体どこに根本的な原因があ……
○小林(政)委員 副総理にお伺いをいたしますけれども、いまも松浦先生お取り上げになりましたが、国民生活審議会の消費者保護部会が中間報告を出され、またそれは大変画期的なことでもあり評価すべき内容のものであるということでございます。これはいろいろ複雑で大変な法改正の作業なども伴うものもございますでしょうし、それからすぐにでも実施できるものもあるということでございます。すぐ実施できるというようなものについて、この問題は非常に大きな波紋を呼んでおりますし、一刻も早くこの実施方というようなことの要望も私どもも聞いておりますが、大体いつごろをめどに具体化していくか、こういう点についての見通しも含めてお伺い……
○小林(政)分科員 私は政府の生活保護行政について若干の質問をいたしたいと思います。
生活保護法が定めている生活保障とは、健康で文化的な最低生活を保障するという憲法の第二十五条に基づいてやられているものであろうと思いますが、大臣、いかがでしょうか。
【次の発言】 特に大臣御承知のとおり、最近のこのインフレあるいは物価の急騰、特にその中でも生活必需品が異常な物価高を示していることは御承知のとおりでございます。したがって、国民生活全般に対して、この問題はまさに生活を脅かしているというふうにいわれておりますけれども、この中でも生活保護世帯、特に生活保護世帯の中には老人あるいはまた傷病者あるいはまた……
○小林(政)分科員 私は、運輸省が、民間鉄道の免許、認可の際に地域の住民の意向というものを尊重するというたてまえから、地域の同意を取りつけるという条件を取り入れるべきではないか、こういう立場に立って質問をいたしたいと思います。 御承知のとおり、京成電鉄の関係会社であります北緯開発鉄道株式会社が、昨年の十月四日、葛飾区の京成高砂から千葉県の船橋の小室間十九・七キロのニュータウン線の免許の取得をいたしております。また引き続いて十一月十日には、第一期工事として小室―北初富間の八・三キロの工事施行認可を得て、現在工事に着手をいたしておるわけでございます。この路線の決定は、聞くところによりますと、千葉……
○小林(政)小委員 私は個別問題についてお伺いをいたしたいと思います。 特に国の施策住宅と財政負担の問題につきましてお伺いをいたしますけれども、建設省住宅局が四十八年の十二月に、住宅の需要についての実態調査を全国的な規模で行なったわけです。東京、大阪、中京というような三大都市に重点を置いて調査を行なわれたその結果を私も見せてもらいましたけれども、その中での特徴は、住宅困窮世帯の実態というものは全国で一千三万世帯ある、こういう数字が発表をされているわけでございますし、また住宅困窮の理由ということでは、家族との生活のわりに住宅が狭いということが第一位を占めておりまして、次が住宅の老朽化、あるいは……
○小林(政)委員 私は、今回の独占禁止法強化への改正が強く望まれ、そしてその契機となったのは、一つには経済の寡占化あるいは独占化が進行し、自由な物価形成が抑圧をされる、管理価格や独占価格が支配的になってきて、一昨年のあの狂乱物価、このような中で結局経済の支配力を持つに至った大企業が石油危機、これをきっかけとしての便乗値上げを行い、その結果、結局は独占企業あるいはまた企業集団による市場支配あるいは価格形成という、こういう力が強く加わり、物価情勢を背景として異常な高利潤を大企業が得たということに対して、国民からの非常に強い批判が集中をしたことだと思うのです。もちろん、物価対策というのは非常に総合的……
○小林(政)小委員 歳入面で非常にいろいろと各委員からも、これでは見通しが立たないではないかという御意見もございましたけれども、これに対していま確たる試算その他がここで御報告できないということですけれども、これは税制調査会等、その他いろいろ諮られてということですが、それでは具体的にどの程度の見通しになるのかということがいつごろはっきりするのか、この点をまず第一にお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、税収の見通しが秋の補正のころということですと、歳入欠陥が見通しとして大体九千億なのか、あるいは一兆円を超えるのか、こういう見通しというものは、具体的にはやはり秋にならなければ皆……
○小林(政)委員 経済企画庁長官にまずお伺いをいたしたいと思います。 政府の物価対策並びに物価に対する政治姿勢についてお伺いをいたしたいと思いますけれども、政府は物価の安定を最大の課題にするということを言い、また来年度の物価上昇については、一けた台でこれを抑えたいということをいろいろと宣伝もされておりますけれども、実際に四月の東京都の二十三区部の消費者物価指数、この前月比の上昇率等見て、大幅上昇を示しているこの事実に照らして、一体具体的に一けた台ということが実現できるというふうに目標を見きわめているのかどうか。まずその点をお伺いいたしたいと思います。
○小林(政)分科員 私は、一つは、児童福祉法と厚生省令によって国が定めている措置並びに保育施設の最低基準、この問題を一つの問題とし、また保母さんの職業病の認定の問題この二点についてお伺いをいたしたいというふうに思っております。 私、途中から参りましたけれども、保育所の最低基準の問題等については、すでにいろいろと論議がされていたようでございますけれども、四十九年十一月二十八日に中央児童福祉審議会の答申が出されておりますけれども、婦人労働者と乳幼児保育の保障という二つの社会的な機能を果たすために、保育所の施設あるいは保育内容という問題を、この答申に基づいて、基本的な姿勢はどこに重点を置いてどのよ……
○小林(政)委員 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部改正に当たりまして、私は大臣に質問をいたしたいと思います。 まず、最初に、物価との関係について経済企画庁からお伺いをしたいと思いますけれども、御承知のとおり九月より消費者米価、電力料金が大幅に上がり、公共料金がここのところ次々と引き上げられています。このような中で、総理府の調査を見ましても、逆に全国の勤労者世帯の実質収入はここ四カ月連続昨年よりも低下しているという数字が明らかになっています。たとえば四月から七月まで対前年同月比で比べますと、四月にはマイナス一・六、五月にはマイナス〇・五、六月にはマイナス二・八、七月にはマイナス二・二と、……
○小林(政)小委員 来年度予算編成の問題について、過日、五十一年七月二十八日、財政制度審議会の建議が出されておりますが、この中で、特例公債発行の依存度が非常に高いので、これを脱却していくという立場から、歳出歳入両面にわたってあらゆる方策を講じていかなければならない、こういう立場から何点かここで論じられているわけでございます。こういった赤字公債の依存度を低めていく、これを脱却していくといういまの状態に置かれております財政というものは、結局、その財政が機能するあるいは財政が果たすべき役割り、先ほど来から財政には景気調整機能それから配分機能があるというお話がございましたけれども、このようないまの置か……
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