坂井弘一 衆議院議員
33期国会発言一覧

坂井弘一[衆]在籍期 : 32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期
坂井弘一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは坂井弘一衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

坂井弘一[衆]本会議発言(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第10号(1973/02/23、33期、公明党)

○坂井弘一君 私は、公明党を代表して、ただいま説明のありました昭和四十六年度決算に関し、総理並びに関係大臣に質問いたします。  初めに、内閣の財政状況報告についてお伺いいたします。  決算は、国民の血税の行くえを監視するとともに、財政執行の可否を国民に報告する手段として最も基本的なものであります。憲法第九十一条によって、「内閣は、國會及び國民に射し、定期に、少くとも毎年一同、國の財政状況について報告しなければならない。」と規定しております。財政法第四十六条第一項は、予算の成立時において、これを一般国民に公表すべきことを命じ、同二項は、さらにその予算の執行途中において、四半期ごとに国民一般並びに……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第21号(1974/03/28、33期、公明党)

○坂井弘一君 私は、公明党を代表して、ただいま御説明のありました昭和四十七年度一般会計決算等につきまして、総理並びに関係大臣に若干の質問を行ないます。  いまや、国民の大多数は異常な物価高騰におびえ、国民生活は危機に直面しております。  過ぐる予算委員会の審議において、大企業、大商社の数々の社会的背信行為が、産業界全体にあたかもガンのごとく広がり、そこには価格のつり上げ、利益の隠匿、脱税という反社会的行為が平然と行なわれ、あたかも体質化されようとしている驚くべき実態の断面を見たのであります。たとえば海外取引を利用した大商社の不当な利得は、脱税として追徴され、国庫に収納されました。しかし、つり上……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 衆議院本会議 第10号(1975/03/04、33期、公明党)

○坂井弘一君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十年度一般会計予算、同特別会計予算及び政府関係機関予算三案に反対し、日本社会党、公明党両党共同提案の予算案の組み替え動議に賛成の討論を行います。(拍手)  わが国経済は、昭和三十年代の後半から、歴代自民党政府が強引に推し進めた高度経済成長政策の帰結として、きわめて困難な局面に立たされております。三木内閣が公約している物価の安定や、社会的不公正の是正は、文字どおり国民の一致した要請であると言えるでありましょう。その意味で、昭和五十年度予算案は、三木内閣の公約がどのように具体化されるのか、その内容に多くの期待がかけられていたことは……

第75回国会 衆議院本会議 第29号(1975/06/20、33期、公明党)

○坂井弘一君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十八年度決算等に関して、総理並びに関係大臣に質疑するものであります。  最初に、三木総理より去る四月二十五日、本院議長に対し、四十七、四十八両年度の通産省所管の輸出保険特別会計の損益計算書の収入項目の決算額を訂正願いたいとの文書が提出された問題に関して、三木内閣の覚醒を促し、かつ、その責任の明確化を求めるものであります。  私は、この問題は、国会における予算、決算の審議の権威を崩壊させる要素を含む重大なる問題であるとの認識に立つものであります。  言うまでもなく、四十九年度予算、五十年度予算に法律の定めによる書類として添付され……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 衆議院本会議 第7号(1975/10/18、33期、公明党)

○坂井弘一君 私は、公明党を代表して、昨日行われました経済、財政演説について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  最初に指摘しなければならないのは、政府が今国会を不況克服国会と銘打ち、九月十一日に召集しておきながら、今日まで約一カ月間、不況克服の中心施策となる補正予算案を提出せず、経済、財政演説すら行わなかったことであります。  政府は、酒、たばこ、郵便料金の値上げを先行させることを目的とした悪らつな国会対策の手段に使うために、強いて補正予算の提出をおくらせたことは、万人の認めるところでございます。当面するわが国経済は、戦後最大の深刻な事態に追い込まれ、国民生活を苦しめていることは、多く……

第76回国会 衆議院本会議 第8号(1975/10/24、33期、公明党)

○坂井弘一君 ただいま趣旨説明がありました議院運営委員長田澤吉郎君の解任決議案について、公明党を代表しまして、若干の質疑を行うものであります。(拍手)  国会が国権の最高機関であり、議会制民主主義のルールにのっとった運営が行われなければならないことは、いまさら私が指摘するまでもありません。なかんずく、衆議院における議院運営委員長という立場は、議長と並んで衆議院の運営のかなめでございまして、国会の権威を高め、議会制民主主義の発展に資する重要な役割りを担うものであります。  ゆえに、議院運営委員長は、その運営に当たりましては、当然、一党一派に偏することなく、議会制民主主義のルールを最大限に尊重する……

坂井弘一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

坂井弘一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 決算委員会 第5号(1973/03/29、33期、公明党)

○坂井委員 ごく短い限られた貴重な時間でありますので、質問の趣旨に沿って答弁は簡明にお願いしたいと思います。  最近、発電立地ということが公害問題から非常に困難である。加えて電力の需要というものが非常に大きな伸びを示してきたということで、将来にわたって電力の供給がたいへんむずかしいのではないかということが盛んに論議されるようになっております。そこで、電力供給の適正予備率一〇%、こういわれております。これが昭和四十六年では八・六%、五十一年には二・一%まで落ち込むのではないか。したがって、電力不足というのはますます大きくなる。そうなりますと、電気事業法第二十七条及びこの施行令二条、これに節電、停……

第71回国会 決算委員会 第7号(1973/04/12、33期、公明党)

○坂井委員 国立大学の会計があまりにもでたらめ過ぎるので、問題点をあげて明らかにしたいと思います。  各国立大学で、特に医学部あるいは理学部、工学部、これらで研究用の試験薬を毎年多量に購入いたしております。  最初にお尋ねしておきたいのでありますが、この研究用試薬が、全国立大学のトータルでけっこうでありますが、過去三年間年度別に、毎年総額でどれだけ購入されたか、まず示していただきたいと思います。
【次の発言】 どの程度試薬に使われたか、はっきりしないということでございます。  では、お尋ねしていきますが、つまり試薬の購入にあたっては、これは支出負担行為担当官、いわゆる会計法令に基づくところの権……

第71回国会 決算委員会 第8号(1973/04/17、33期、公明党)

○坂井委員 答弁を簡明にお願いします。  現在JASの認定工場が全国で約九千五百ございますが、JASのこの規格制度につきましては、「農林物資の品質に関する適正な表示を行なわせることによって一般消費者の選択に資し、もって公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。」こういうわけでありますが、今回問題になっております千葉ニッコーのビフェニールという毒物、これが混入したいわゆる汚染油ですね、この有害食用油にJASマークがついていた。農林省は十四日の日に、あわててこのJAS認定を取り消し処分を行った、こういうことでありますが、私はたいへんな失態だと思う。そこで、簡単にこの取り消しに至る経緯をまず説明し……

第71回国会 決算委員会 第9号(1973/04/24、33期、公明党)

○坂井委員 報道によりますと、増原防衛庁長官は昨日四十九年度の業務計画の作成を指示したということでございますが、その内容につきまして、要旨は今回の場合、定員の増加あるいは充足が非常に困難である、したがって、そういう状況の中で装備とのアンバランス、これが目立っている、したがって、陸、海、空自衛隊の実情について反省と検討をするような内容の指示をした、これが非常に大きな特徴である。同時に、装備品の装備については、国産化の決定、これに当たっては慎重に対処せよというような要旨になっているようでございますが、いまのような内容、要旨と受けとめてよろしゅうございましょうか。

第71回国会 決算委員会 第10号(1973/05/09、33期、公明党)

○坂井委員 交通反則金、これを財源としますところのいわゆる交通安全対策特別交付金、これについて伺いたいわけでございます。  まず、この特別交付金の使途でございますね。概略この特別交付金はいかなるところに使われておるのかについてひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 ただいま大臣から御説明ございましたが、この交通安全対策特別交付金、これはこの交付金に関する政令及び道路交通法の附則の七項において、この政令に定める道路交通安全施設の費用に充てる、それでもっていまの交通安全対策を大臣御説明のとおり推進する、こういうことに相なっているようでございまして、従来建設省あるいは警察庁によるところの交通安全施設等……

第71回国会 決算委員会 第11号(1973/05/10、33期、公明党)

○坂井委員 簡明率直なる御答弁をお願いしまして、質問に入りたいと思います。  愛知大蔵大臣がお見えでございますが、大蔵大臣はかつて財団法人日本文化住宅協会に関係していらっしゃったようでございますが、今日までのこの協会の事業の経緯あるいはその内容等については御存じでしょうか。
【次の発言】 それでは、私からあらあら経緯を申し上げます。  この財団法人日本文化住宅協会、設立は昭和二十五年七月の十日でございます。武蔵野市八幡町二丁目十五番七に所在いたしまして、土地が二万三千百八十七坪、建物が三万四千七百九十一坪、これは延べでございます。経緯につきましては、戦後、旧中島飛行機、これは富士産業株式会社の……

第71回国会 決算委員会 第12号(1973/05/11、33期、公明党)

○坂井委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました予備費等の承諾を求める件につきまして、不承諾の意を表明したいと思います。  その理由として、公明党は四十六年度、四十七年度予算について基本的に反対の立場をとっておりますので、予備費の支出についても基本的に承諾を与えることはできません。  具体的な予備費の支出について改善されている点も見受けられますが、予備費の支出は厳格に憲法に定められた予見しがたい予算の不足に限定されるべきだと思います。にもかかわらず、国の財政の処理の不適正な措置により国民に疑惑を与えた事例があります。  すなわちその一例として、武蔵野市所在の土地二万三千百八……

第71回国会 決算委員会 第14号(1973/06/06、33期、公明党)

○坂井委員 去る五月十日の当決算委員会におきまして、私は財団法人日本文化住宅協会に対する国有地の払い下げ事案に関しまして、幾つかのきわめて好ましからざる問題点を指摘しながら質問をいたしました。特にその中で協会の事業状況に触れて収支決算、これに関する質問に対しまして、建設省の大津留官房長は、協会の借り入金の中に個人の借り入れ金と協会の借り入れ金が混淆している疑いなきにしもあらず、こういうことを明らかにされたわけであります。したがって、本日の委員会におきましてこの協会の経理の内容、これをつまびらかにしてまいりたいと思うわけでありますが、その前に、建設省はこの文化住宅協会に対しまして相当なる監査を行……

第71回国会 決算委員会 第15号(1973/06/12、33期、公明党)

○坂井委員 海外移住によります日本人の海外における活動のあり方いかんということがわが国の国際的評価にもたらす影響というものは非常に大きいものがあります。  ところで、海外移住事業団法が昭和三十八年七月八日に制定されておりますが、その際に、衆議院の外務委員会におきまして附帯決議がなされております。その附帯決議によりますと、海外移住法、これを次期通常国会に提出することという附帯決議であります。ところで、今日この移住基本法がいまだに制定されておりません。これはいかなる理由によるものか明らかにしていただきたい。
【次の発言】 その際、大平外務大臣、当時も外務大臣でいらっしゃったが、附帯決議の御趣旨を尊……

第71回国会 決算委員会 第16号(1973/06/14、33期、公明党)

○坂井委員 国有財産の売り払いあるいはまた貸し付け等その処分のあり方、さらには米軍に提供いたしました国有財産、それがその後解除されまして、解除されたあとの処分のあり方等々につきましては幾多の問題点がございます。そこで、本日は会計検査院並びに大蔵省に対して若干の質問をいたしまして、そのあと一括して資料の提出を要求したいと思います。  まず会計検査院にお尋ねいたしますが、私は当決算委員会におきまして、過去二回にわたりまして、財団法人日本文化住宅協会に関する国有地の払い下げ事案につきまして、その経緯並びに今日かかえておりますところのさまざまな問題点につきまして指摘しながら、質疑を進めてまいりました。……

第71回国会 決算委員会 第18号(1973/06/20、33期、公明党)

○坂井委員 民間企業から各省庁に対しますいわゆる出向社員についてお尋ねしたいのでありますが、経企庁におきましても、何回も指摘されておりますように、民間企業から約六十一名、公社、公団から三十名、非常に多い出向社員をかかえております。いわゆる天上りといわれるものであります。  ところで、端的にお伺いしたいのでありますが、これらの出向社員の人事に対しまして経済企画庁長官はいかなる形の辞令を交付されておりますか、お伺いします。
【次の発言】 つまりこれですね。――部員を命ずる、経済企画事務次官名、人事異動通知書、何の何がし、異動内容、経済企画庁部員を命ずる、〇〇局〇〇課勤務を命ずる、年月日、こういう辞……

第71回国会 決算委員会 第19号(1973/06/28、33期、公明党)

○坂井委員 憲法におきまして保障されておりますところの基本的人権、この上に立ちまして差別のない行政、差別を解消するところの公平な行政、これは非常に大事な政治的な課題であります。今日、この同和問題、同和行政というものは、詰まるところやはり基本的には国の責任の上において推進していかなければならぬ。同時にまた、同和行政というものは特殊行政でもなければあるいは行政外の行政でもない。むしろこうした今日なお現存しておりますところの部落差別ということ、これが現存する限りにおいてこの同和行政というものは積極的に推進していかなければならぬと思うわけであります。同和対策といいますと、生活環境の改善あるいは社会福祉……

第71回国会 決算委員会 第21号(1973/07/05、33期、公明党)

○坂井委員 日本弁護士連合会に貸し付けいたしておりますところの国有地の問題について伺いたいのでありますけれども、この所在地が千代田区霞が関一の一の一、面積が千百三十六・三六平方メートル、つまり三百四十三坪七五であります。貸し付け期間が昭和三十一年十二月二十日から三十年間、六十一年十二月十九日までとなっております。  ところで、昭和十三年五月二十一日にこれが行政財産より普通財産に組みかえられておりまして、普通財産ということになっておるわけでありますけれども、普通財産は、国有財産法第六条によりまして、大蔵大臣が当然管理するということになります。 ところが、これを所管しているのは法務省、こうなってい……

第71回国会 決算委員会 第22号(1973/07/12、33期、公明党)

○坂井委員 最初に、御答弁は簡明にお願いしたいことを申し上げまして質問に入ります。  沖繩海洋博の会場となります本部半島、これの開発のために、その推進母体としまして、官民共同出資によります株式会社本部開発公社、これは仮称でございますが、これを設立いたしまして、いわゆる第三セクター方式によりますわが国初の本格的なリゾート開発を進めよう、こういう計画で今日まで来たわけでございますけれども、どうやらこの開発公社の設立が非常に危ぶまれておる、難航しております。事実、六月沖繩県議会におきましても、いわゆる第三セクター方式の是非をめぐりまして、どうもこれが結論が出ない、そういう状態でございます。  そこで……

第71回国会 決算委員会 第25号(1973/09/19、33期、公明党)

○坂井委員 大平外務大臣、中曽根通産大臣、また田中総理も、わが国の対韓経済協力、対韓援助は韓国の民生の安定あるいは福祉の向上、さらには経済発展に大いに寄与をしておるのだという趣旨の答弁が繰り返しなされておるようでありますけれども、はたしてそうであるかどうか。ここに韓国国会の速記録があります。一九七一年九月九日、李鐘南議員の質問であります。一節を引用します。  「IMFにおいても言っているではありませんか。韓国が外国為替政策を再調整しなかったら、遠からず、危機がくると……。また、とくにIMFが何といいましたか。借款業体をさして、外債費用があまりにも多すぎるため、韓国の借款は成功していない、と言っ……

第71回国会 決算委員会 第26号(1973/09/20、33期、公明党)

○坂井委員 具体的にお尋ねします。  韓国の農業関係の試験研究機関に対しましてわが国から無償経済協力によるところの研究機器が相当量無償で供与されております。ところがこの研究機器が不完全品である。つまり欠陥品であります。そういう状態でありますので使用不可能のままで今日放置されておる。こういう事実があるのでありますが、農林大臣は承知していらっしゃいますか。
【次の発言】 私は不完全品である、欠陥品である、こう指摘しておる。韓国側の責任だとおっしゃるのですか。
【次の発言】 購入者側が不完全品を買わされたのじゃないですか。売ったほうがあるのでしょう。メーカーはどこですか。

第71回国会 決算委員会 第28号(1973/11/13、33期、公明党)

○坂井委員 対韓政策におきましてその実質的な大きな柱と申しますと、言うまでもなく日韓の経済協力関係のいかんということであると思います。そこで、今回のこの事件の教訓を踏まえまして、過去における実績をつぶさにその中で、これに対する十分な検討を加えなければならない。と同時にまた、これが韓国に及ぼしたところの政治的、社会的な影響の適否ということを十分配慮する中で新しい日韓の経済協力関係はいかにあるべきかということを、今回新たな出発点に立って検討をし直さなければならない、そういう重大なときであろうかと私は思います。そうしたときに、先ほどから繰り返し外務大臣が、日韓定期閣僚会議の開催を年内にやるということ……

第71回国会 懲罰委員会 第6号(1973/06/13、33期、公明党)

○坂井委員 懲罰動議の趣旨弁明によりますと、「小林政子君の総理大臣に対する質問のうち、推測に基づき事実に反する発言によって、個人の名誉をはなはだしく傷つけ、院の品位を失墜させる部分があった」、こう提出者が説明されているのでありますけれども、一方、小林政子君の身上弁明によりますと、国会の場において土地問題の疑惑を取り上げたその趣旨、それからまたその事実関係については、この両者にかなり食い違う部分がございます。  先日、十一日に現地調査をしたわけでございますけれども、まず最初に動議の提出者にお尋ねしておきたいと思いますことは、この事実関係の調査の方法ですね。これはどのような方法によられましたか、お……

第71回国会 懲罰委員会 第8号(1973/06/23、33期、公明党)

○坂井委員 私は、公明党を代表いたしまして、議員小林政子君を懲罰に付すべしという稲村利幸君の動議に反対し、これを懲罰事犯として取り上げるべきでないという社会、共産、公明、民社、四党代表の田邊誠君の動議に賛成するものであります。  申すまでもなく、国会における議員の言論の自由は、これは保障されなければなりません。このことは憲法五十一条の趣旨に沿って、議員の発言はその信条、思想のいかんにかかわらず、自由にこれができると解されているのであります。  しこうして、三権分立のわが国において、国会は国権の最高機関であり、国会において初めて主権者たる国民から、総理も議員もともにその権限を与えられているのであ……

第71回国会 予算委員会 第24号(1973/03/30、33期、公明党)

○坂井委員 最初に一言触れておきますが、いまの市街化区域内農地のこのみなし課税の問題であります。今日まで、地方行政委員会において十分な話し合いのもとに進められてきた。それが総理のまさに独断と暴走でこれが一転して、そしてたいへんな混乱を招くというような事態になったということに対しては、これはまことに遺憾だといわざるを得ません。  そこで、この市街化区域内農地のみなし課税、これにつきましては、いわゆる大都市圏内の宅地供給をスムーズにしよう、そういう政府の考え方、その基調に、いわゆる田中総理の日本列島改造論、これを推進しようとして提案されている新国土総合開発計画、これがある、われわれはそう理解いたし……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 決算委員会 第6号(1974/04/02、33期、公明党)

○坂井委員 アメリカからリモコンされた日本企業の代理戦争であるというように巷間いわれておりますところの、いわゆる静止気象衛星の受注をめぐりまして激しい日本企業の代理合戦が行なわれてまいりました。結果的には日本電気に軍配があがりまして、この受注劇も幕を閉じようとしているようであります。そこで、本日は宇宙開発事業団の理事長に御出席いただいておりますので、順次お伺いをしてまいりたいと思います。  まず昭和四十八年七月十一日気象庁長官から宇宙開発事業団理事長にあてまして「静止気象衛星の開発について」こう題しまして、この衛星を昭和五十一年度打ち上げ実現のために開発の依頼書が出されております。この静止気象……

第72回国会 決算委員会 第7号(1974/04/04、33期、公明党)

○坂井委員 防衛施設庁の長官に来ていただいておりますので、最初に一般論としてお尋ねしたいのでありますが、通常、民有の財産を、必要のために米軍に対して提供施設として提供する場合、防衛施設庁は当該財産の所有権者と賃貸借契約を結ばれると思うのですが、そのような手続をおとりになるのでしょうか。
【次の発言】 では、お尋ねしますが、武蔵野市に所在いたします財団法人日本文化住宅協会、これにつきましては、長い間国と裁判でもって争われまして、結果的には昨年の十月に国が二十二億円の和解金――これは補償費ということになっておりますが、これにも問題があると思います。あとで明らかにしてまいりたいと思いますが、いずれに……

第72回国会 決算委員会 第8号(1974/04/23、33期、公明党)

○坂井委員 海外経済協力基金の投融資の実態につきましてお尋ねしたいのであります。  まず、投融資の相手国をインドネシアに限定いたしまして、基金からインドネシアに対します投融資業務の実績、四十七年度末で、それも直接借款と一般案件の二つに分類されますが、直接借款はさておきまして、一般案件に限ってお答えをいただきたいと思います。一般案件の承諾額、貸し付け実行額、回収額、残高、トータルでけっこうでございますが、おわかりでございましたらば、海外経済協力基金の高木理事から御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 承諾が百六十二億で実行が百六十億、残高が五百九十三億といいますと、金額的に合わない。

第72回国会 決算委員会 第9号(1974/04/24、33期、公明党)

○坂井委員 最初にあらまし伺っておきますが、防衛医料大学校が本年度から開校されました。入学者の定数が八十人でございますが、実際入学した学生が非常に少ない。いま実数、何名なんでしょうか。数だけでけっこうであります。
【次の発言】 この原因でございますが、御説明を伺ったのですが、私には非常に理解がしがたいのであります。ずいぶん応募数が多かったのですね、三千四百五十九名。で、合格数が八十三名、補欠が七十三名。  ところが、辞退が相次ぎまして、補欠の中から十名加えまして、現在の入学数が四十六名、こういうことだそうでございますけれども、原因は何なのでしょうか。

第72回国会 決算委員会 第10号(1974/04/25、33期、公明党)

○坂井委員 三十分程度時間をいただきたいと思います。  会計検査院法第三十六条によりますと、「検査の結果法令、制度又は行政に関し改善を必要とする事項があると認めるときは、」その処置を要求することができる、こうなっておりますが、法令、制度の改善要求につきまして、会計検査院は近年これをどうされておりますか、概要を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 法令の改善要求はされたことはござ  いますか。
【次の発言】 具体的にお尋ねしたいと思いますが、政府が出資しておりますところの日本航空株式会社、最近たいへんもうかっているようであります。ところが日本航空株式会社法第十条でございますか、これにより……

第72回国会 決算委員会 第13号(1974/05/15、33期、公明党)

○坂井委員 まず大蔵省にお尋ねいたしますが、いま私がこの場所で、つまり衆議院決算常任委員会の場におきまして法人税の滞納一覧表を個人別に提出を求めた場合、出していただけるでしょうか、どうでしょか。出せれば出せる、出せなければ出せない、お答えはそれだけでけっこうであります。
【次の発言】 御答弁はおかしいんではありませんか。誤りじゃありませんか。国家公務員法上の規定により提出ができない、間違いありませんか。法人税法のことについて私がお尋ねしたわけです。
【次の発言】 三月二十八日の本会議におきまして、私はこの件について質疑を行なっております。その際、大蔵大臣の答弁によりますと「法人税法第百六十三条……

第72回国会 決算委員会 第15号(1974/05/23、33期、公明党)

○坂井委員 日本航空株式会社につきましては、最近とみに企業体質の強化がなされているようでありまして、ちなみに、過去十年間の年度別の売り上げを見ますと、昭和三十八年が三百八十七億、三十九年が四百六十二億、四十年が五百二十五億、四十一年が六百七十一億、四十二年が八百四十五億、四十三年になりますと一千七十億、四十四年が千三百七十四億、四十五年が千六百三十四億、四十六年千九百億、四十七年二千二百億、業績はずいぶん目ざましいものがございました。ここでこの配当でございますが、いわゆる日本航空法第十条によりまして、民間持ち株に対する年率配当が八%以内の場合には政府所有株に対する配当の免除がされております。し……

第72回国会 決算委員会 第16号(1974/05/24、33期、公明党)

○坂井委員 いま問題になっております食品添加物のAF2についてお尋ねしたいのでありますが、申し上げるまでもなくAF2はハム、ソーセージあるいはチクワ、とうふ等々、広く使用されているわけでありますが、このAF2、つまり殺菌剤の毒性につきまして、去る十六日の国立予防衛生研究所の研究発表の結果、この毒性が立証された。従来AF2の毒性につきましては、複数の学者から染色体に突然変異を起こすという警告が出ておったわけでありますが、国の研究機関においてもその毒性が立証されたということになりますと、これははなはだ安全性に欠く、きわめて食品衛生上憂慮すべき、権威のある毒性の立証であるといわなければならぬと思うの……

第72回国会 逓信委員会 第2号(1973/12/10、33期、公明党)

○坂井委員 今回緊急に上程されました郵便貯金法の一部改正案につきまして、若干質問をいたしたいと思います。  まず最初に、ぜひ大臣にお伺いしておきたいと思いますことは、今回この法律案がまさに急遽提出されたわけでございますが、その理由というものは、端的に申しましていかがなことでございましょうか。
【次の発言】 現下の経済情勢にかんがみ具体的にお答えをいただいたわけでございます。なおまた総額制限額を三百万円に引き上げるその理由につきましても、いま大臣からお答えがございました。  ところで、この三百万円ときめられました根拠というのは、一体いかなるところに置かれたんでしょう。

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/02/25、33期、公明党)

○坂井委員 公明党の坂井弘一でございます。  参考人の皆さんにはたいへん御苦労さまでございます。最初にお願いしておきたいと思いますが、時間に限りがございます。どうか御答弁は正確に、かつ簡明にお願いいたしたいと思います。  日商岩井の辻社長がお見えでございますのでお尋ねをしていきたいと思いますが、もうすでに御承知のとおり、去る一月二十九日に、当予算委員会におきましてわが党の矢野書記長が、商社の海外取引を利用したきわめて巧妙、悪らつな価格操作あるいは利益操作、そういうものが行なわれたという実態、そしてそとに物価問題とのからみにおきまして、非常に重要な意味を持つところの脱税が行なわれた、こういう内容……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、公明党)

○坂井委員 最初に、辻参考人にお伺いいたしたいと思いますが、わが国で一億の国民が食っていくためには、その国内消費と、そして支払い用の輸出品、そのために実に九七%以上の原料あるいは材料等々、そうした基礎的な資源を海外に求めなければならぬ。したがって、その限りにおいては、これはわが国の最も基本的な条件でもありますし、特性でもあろうと思います。この条件を満足させるために商社の存在が必要である、私は、まずそういう前提に立ちます。  しかし、私が先般指摘いたしましたことは、商社のつまりマイナス面であります。このマイナス面を指摘したということは、とりもなおさず、また一面において、それは商社のそうした資源の……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 決算委員会 第3号(1974/10/15、33期、公明党)

○坂井委員 時間に限りがございますので、御答弁はできるだけ簡明にお願いしたいと思います。  九電力会社の財政の運用のあり方に触れましてお伺いしたいのでございますが、あらかじめ大蔵当局に御調査をお願いいたしておりますので、まず確認の意味で承っておきたいと思います。  日本開発銀行、それから日本輸出入銀行、これが九電力会社に対しまして融資をしてございますが、この融資につきまして昭和四十九年三月三十一日現在の融資残高、これはトータルでけっこうでございますが、それぞれ幾らになっておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、トータルは四千八百六十三億、こうなると思いますが、一方、九電力会社の、これもト……

第73回国会 決算委員会 第4号(1974/10/16、33期、公明党)

○坂井委員 ラロック証言とアメリカの政府見解、これを並べまして、どちらが信用できるかという議論、また一方、事前協議がないから核は持ち込まれていないんだという政府の態度、それに対して国民は決して信用できない。むしろ今回の問題は、そのような従来の安保条約運営上の形式論理というものの繰り返しということだったならば、核が持ち込まれたか、持ち込まれないかという国民の疑惑に対する答えにはならない。そういう中で、いま核持ち込みをめぐって、国民の政府に対する信頼の念というものがだんだんに薄れつつある。信じられない、そういう状態を生み出しているということ、このことが非常に重大なことである、私はこう言わざるを得な……

第73回国会 決算委員会 第6号(1974/12/05、33期、公明党)

○坂井委員 不潔と不公正な政治というものは断じて一掃しなければならぬと思います。いやしくも公的な立場にある者は、違法行為であるとか脱法的なこと、あるいはまた不正があっては相ならぬ、当然のことであります。また、違法性の問題あるいは公的な立場における地位利用というようなこと、ひとしく、これまたあってはならない問題であります。いま政治に対して、国民がそうした点で非常に大きな疑惑を持っている、このことを解明しないで、信頼のある政治を国民につなぎとめるということはもはや不可能である、そうした認識にわれわれは立っております。したがって、そうした見地からここに具体的な問題を提起いたしまして、政府当局のそれに……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 決算委員会 第1号(1974/12/24、33期、公明党)

○坂井委員 国政調査権と守秘義務との関係につきましては、昨日政府が統一見解を示されました。私は、法律上公式論あるいは形式論として、きのう出された見解はまあまあ妥当であろう、したがって、ことさらここで異議を申し上げるつもりはございません。ただ、一番大事なことは、この実際上の運用をどうするかということだと思うわけであります。  そこで、総理にお伺いする前に法制局長官に見解を承っておきたいと思うわけでありますが、確かに公益というものを基準として判断をする、そうであろうと思う。その場合、われわれが国政調査権に基づいて開披を求める。当然公益というものを基準に置いて判断をする。ただ、問題によってはこれは開……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、公明党)

○坂井委員 国民の心を政治の根幹に据えると、三木総理は所信表明で言明をされました。また、いま何よりも大事なことは、失われた政治に対する国民の信頼を回復することであるとも申されております。私もまことにそのとおりであろうと思います。そこで、いま国民が最も知りたいこと、また強く求めていること、それを私は国民の立場に立ちまして、遠慮なく率直にお尋ねをしてまいりたいと思います。  質問の第一は、金権政治を打破する観点から、三木内閣の政治姿勢について。第二は、当面するきわめて深刻な不況、物価対策について。さらに三つ目は、外交、沖繩の核問題。以上三点でございますが、質問に先立ちまして申し上げておきたいと思い……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 決算委員会 第1号(1975/02/19、33期、公明党)

○坂井委員 戦後、地域産業の開発という名のもとに、企業が急激にかつ大量に日本列島の沿岸各地に進出いたしました。その間、企業の立地のために国有地が、その企業進出を促進した。これはよかれあしかれ、国有地というものが企業の進出に対して、ある意味では大きな役割りを果たしたということは事実でございますが、ただ、その間、時間が経過いたしまして、今日、各地においてさまざまな問題が提起されております。そうした中で、きょうは農林省所管にかかる元国有農地の売り払いに関しまして、具体的に一つその事例を取り上げて御質問したいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  実はあと四日後、つまりこの二十三日、九……

第75回国会 決算委員会 第2号(1975/02/26、33期、公明党)

○坂井委員 新聞報道によりますと 昨日、三木総理が、自動車の排ガス規制問題に触れて発言があったようでございます。そこで、総理の発言に関連いたしまして小沢環境庁長官の御方針を承りたいと思います。  いわゆる専門委員会の設置の問題でございますが、長官はかねがね、これから一番問題としなければいけないのはトラック、ディーゼル等の排ガスの規制というようなことの御意見を述べていらっしゃったようであります。そのようなことも背景にあるのかと思いますが、これからメーカーがだんだんと技術開発を進めていく、その段階でどうしてもその技術開発の度合いをチェックしなければならぬ。ためには、どうしても専門委員会が必要ではな……

第75回国会 決算委員会 第3号(1975/03/18、33期、公明党)

○坂井委員 原子力開発につきましては、核燃料の再処理の問題、さらには廃棄物の処分等をめぐりまして、その安全性確保の見地から今日なお数多くの技術的課題が存在いたしております。このことはとりもなおさず、全国各地におきますところの原発反対運動の理論的ないしは心理的な根拠になっていることもまた事実であろうと思います。そうした中で、きょうは、内閣総理大臣の直属機関でありますところの原子力行政懇談会の初会合が午後からなされているようであります。佐々木長官も先刻この懇談会に御出席されたようでございますが、私は原子力の安全性確保という見地を踏まえまして、まず、ひとつ長官の基本的な御認識について、かつまた、お考……

第75回国会 決算委員会 第4号(1975/03/20、33期、公明党)

○坂井委員 いままでのわが国航空行政の中心をなしてきたものは、日本航空、全日空、東亜国内航空、いわゆる航空三社によりますところの事業分野の調整にあったと思います。このことは四十五年十一月の閣議了解に基づきますところの四十七年四月の運輸大臣通達においても明らかなところでございます。しかしながら、現在、石油危機以来の世界的なインフレあるいは不況等によりまして、わが国経済の原則、つまり経済成長の諸条件あるいは客観的な条件というものが大きく変わってきております。こうした変化に対応いたしまして省エネルギーあるいはまた環境保全、こういった時代的要請を踏まえてわが国の航空政策そのものを根本的に今日見直さなけ……

第75回国会 決算委員会 第5号(1975/05/07、33期、公明党)

○坂井委員 地方自治体の行財政の危機あるいは硬直化ということが最近とみに論議されているわけでございますが、その一環といたしまして特に国と地方との人事のあり方について、これは自治省と都道府県ないし地方都市あるいは公庫、公団との人事の交流と申しましょうか、そうした関係性を中心としまして、時間がありますれば若干行財政の基本的な考え方ないし方針について、さらにもう一点は北海道東北開発公庫の金融のあり方、以上について御質問したいと思います。  そこで最初に、この国、自治省と都道府県の人事の関係でございますが、確かに最近実情を見てみますと、中央官庁から都道府県に対してお役人が、出向というのでしょうか、ある……

第75回国会 決算委員会 第6号(1975/05/23、33期、公明党)

○坂井委員 全般的な公益法人につきまして、そのあり方の適否につきましては従来しばしば議論されてきたところでございまして、行管等においてもさまざまな指摘がなされておりますことは御承知のとおりであります。そこで、私どもでも、公益法人につきまして広くその実態の調査、検討を進めておりますが、今回はその一環といたしまして、郵政省に係ります財団法人郵便貯金振興会、この公益法人の業務の運営の実態から見まして、郵政事業特別会計との関係におきますあり方につきまして質問をいたしたいと思います。  そこで、いま申しました郵便貯金振興会、公益法人、財団法人でございますが、この振興会は、郵政大臣により四十四年の十二月一……

第75回国会 決算委員会 第7号(1975/05/30、33期、公明党)

○坂井委員 最初に、長谷川労働大臣の、企業が労働者を雇用する場合の基本的な認識についてお伺いをして、具体的な問題に触れたいと思います。  通常、企業が労働者を雇い入れする場合、どういう入を雇うか、あるいはまたどのような条件で雇用するかにつきましては、原則としては、これはもう全く企業の自由である。同時にまた、雇い入れるべき労働者の思想、信条、特定の思想、信条を持っておる、そうした場合は、企業の自由な意思によってその雇い入れを拒むことができる。さらに敷衍しますと、労働基準法第三条におきましていわゆる均等待遇、「使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件に……

第75回国会 決算委員会 第8号(1975/06/03、33期、公明党)

○坂井委員 福田長官に副総理としての立場でお答えいただきたいと思いますが、きょうから独占禁止法改正の審議に入っております。政府は当然この成立を期しておるとは思いますが、政府案の内容でありますと、われわれはとうていこれは認めるわけには相ならぬ。つまり、この修正の内容いかんによっては前向きに検討してもよろしい、こう思っております。  そこで、審議の日程を繰ってみますと、恐らくや衆議院の段階におきまして二十日くらいがめどじゃなかろうか。つまり、二十日で通過しなければこれは成立は危ぶまれるというようなことであろうと思います。  そこで、副総理としての福田さんに、私は率直な意見としてまずお伺いしておきた……

第75回国会 決算委員会 第9号(1975/06/05、33期、公明党)

○坂井委員 沖繩海洋博覧会があと一カ月余に迫っておりますが、まず、開発庁長官であります植木大臣から、今回のこの海洋博覧会を沖繩の開発ないし沖繩県民の民生の安定あるいは生活向上、そうした面からどう位置づけて把握され、あるいは推進されようとしておるのか。この海洋博に対します投資の規模あるいは関連公共事業等の現況につきまして、総括的にまず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 当初沖繩海洋博が計画されたころから見ますと、その後経済情勢の非常に大きな変動があったというような経緯を踏まえながら、いよいよ七月の二十日海洋博が開催されるというところまでこぎつけたわけでございますが、部分的に見てまいり……

第75回国会 決算委員会 第10号(1975/06/13、33期、公明党)

○坂井委員 わが国における各種のスポーツ施設の運営とその利用のあり方につきまして、元来、スポーツは積極的に振興すべきである、この立場を踏まえながら広くその施設を国民に開放するという方向、さらには社会的不公正の是正という観点から、その実態に触れつつ順次質問をいたしたいと思います。  なお、行政管理庁には、やりとりをお聞きいただきまして、スポーツ行政に対する監察、その実情の把握、さらには今後の具体的な方針等について、前向きに誠意のある御答弁をちょうだいしたいと思います。  まず、文部省に来ていただいておりますのでお伺いいたしますが、文部省所管の公益法人の中に、ゴルフ場をやっている法人が三十団体ござ……

第75回国会 決算委員会 第11号(1975/06/17、33期、公明党)

○坂井委員 憲法第三十二条におきまして「何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。」という、憲法上の基本的人権を守るという立場から、裁判所所管に係ります、特に長期裁判の問題につきまして質問をいたしたいと思います。  申すまでもなく、裁判が非常に長期にわたるということは、これはきわめて重要な意味を持っておりますし、同時に、そのことは裁判の拒否につながるのではないかとさえも言われております。  そこで私、特にそうした基本的人権という立場から非常に大きな問題を持つと思われますことは、国を相手取りますところの特に財産権に対する裁判でありますが、近時、いわゆる物価の高騰等によりまして貨幣価値と……

第75回国会 決算委員会 第12号(1975/06/18、33期、公明党)

○坂井委員 通告をしております質問に入ります前に、大平大蔵大臣から一つだけお伺いをしておきたいと思います。  国政調査権と守秘義務との関係につきましてはしばしば議論がされてまいりました。私の考えでございますが、この二つは、いずれかの一方が常に優位に立つというものではない、しかしながら、事の問題いかんによっては、この両者を判断する場合、常にやはり広く国民の利益、国民の立場に立って判断をしなければならない性格のものではないか。つまり、申し上げたいことは、今回の田中さんの問題につきまして、金にまつわる政治ないし行政に対します国民の不信というものが爆発をした。何としてもやはり政治、行政に対しまして国民……

第75回国会 決算委員会 第13号(1975/06/19、33期、公明党)

○坂井委員 大都市等にあります刑務所等の施設を郊外に移転いたしまして、その跡地を有効利用しようということでもちまして、新都市開発センター株式会社との間で契約を締結いたしまして、つまり新設の施設をセンター側に提供さしまして、一方、法務省が持っております、国が持っておりますところの既設の土地や建物をその反対物として払い下げる、つまり交換するわけでありますが、その交換物件問の差額がございますね、差額につきましてはセンターの方から国の方へ支払う、こういうことになっているようでありますが、まず冒頭、お尋ねをしておきたいと思います。  四十七年度決算とのからみでお尋ねをいたしますが、四十七年度以降のその差……

第75回国会 決算委員会 第14号(1975/06/20、33期、公明党)

○坂井委員 ただいま本会議におきまして、輸出保険特別会計の問題につきまして、政府の政治責任も含めて質問をいたしました。河本通産大臣御出席いただいておりますので、改めて、本会議の質問を踏まえて、さらには本委員会におきまして確認の意味も含めてお尋ねいたしたいと思います。  この輸出保険特別会計につきましては、保険料の計算事務が二年間もおくれた、そして昭和四十七年度及び昭和四十八年度の歳入歳出決算に添付する財務諸表、これを作成するに際して計数の一部に推計額を含んだまま作成いたしました、いわゆる間違い決算、これを黙って国会に提出をしてきた。しかも国会で追及を受けるまでこれに対して全くほおかむりをしてき……

第75回国会 決算委員会 第15号(1975/06/24、33期、公明党)

○坂井委員 坂田防衛庁長官はこのほど、私に言わせれば全く突如として、いわゆる一たん有事の際に備えまして、日本周辺海域の防衛の分担につきまして日米間において取り決めをしておこう、こういう意向を明らかにされました。 なぜ、いまのときに、こうした日米防衛分担の取り決めの必要ありと長官が判断されたかというその理由の一つに、いわゆるベトナム後の情勢の展開の次第によっては朝鮮半島初め日本の周辺諸国に危機的な状況が出てくるのではないか、こういう一つの判断があって、そして今回のこの日米防衛分担構想の長官の発言があった、こう受けとめてよろしいかどうか、その判断の根拠につきまして率直に御答弁をいただきたいと思いま……

第75回国会 決算委員会 第16号(1975/06/25、33期、公明党)

○坂井委員 最初に、永井文部大臣、あなたの率直なお考えとして承っておきたいと思いますが、いわゆる学校給食にリジンを添加することの是非の問題であります。具体的な内容につきましては逐次お尋ねするといたしまして、結論から申し上げまして、いわゆる発がん性物質と言われるベンツピレン、これがきわめて微量であるとはいえ、これを将来を担う学童に強制的に摂取させるということ、恐らくや将来において非常に有害なもの、有毒というかこれをはらんでおるという化学物質を与える、これは断じて文部行政の中で、学童の体育向上ということを考える中でとるべき道ではない。百歩譲っても、たとえばリジンを、必須アミノ酸が不足しているからと……

第75回国会 決算委員会 第17号(1975/06/26、33期、公明党)

○坂井委員 当面します幾つかの大事な問題につきまして、三木総理を中心として質問いたしたいと思いますが、限られた時間でございますので、要約をして質問をいたしたいと思います。したがって、御答弁はどうか簡明にお願いいたしたいと思います。  先月二十九日でございましたか、三木総理は坂田防衛庁長官との間で現在の国際情勢の分析を行った、その際一番大きな国際的な問題といたしまして、朝鮮半島における軍事情勢の推移、これが今後の一番大きな焦点になるであろうということでもって意見の一致を見たようであります。つまり、このことは、確かに朝鮮半島におきます情勢の展開いかんによってはここに危機的な状況が発生し得るのではな……

第75回国会 決算委員会 第19号(1975/07/17、33期、公明党)

○坂井委員 国や公共機関が民有地を買収いたしまして、そこに道路をつくるとか、あるいは公共的な施設を設ける、そうした場合に、この買収をめぐりましてさまざまな問題が提起されております。中には、きわめて好ましからざる事例もしばしば見受けられるようでございます。特に、買収をしようとするその対象の土地が農地である場合、農地法その他の関係法令等からこれを無視するような形で買収が行われる。当座は当事者間で一応まあまあということで話し合いができまして、それでもって全く法律根拠に基づかない形のままに買収がされてしまうというような場合、事後においでこれが大きなトラブルの原因になっておる。そのような、これまた、まこ……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/03/04、33期、公明党)

○坂井委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十年度予算三案に反対し、日本社会党、公明党両党共同提案の予算組み替え動議に賛成、日本共産党、民社党それぞれの組み替え動議に反対の討論を行います。  わが国経済は、昭和三十年代の後半から、歴代自民党政府が強引に推し進めた高度経済成長政策の帰結として、きわめて困難な局面に立たされております。三木内閣が公約している物価の安定や社会的不公正の是正は、文字どおり、国民の一致した要請であると言っていいのであります。その意味で、昭和五十年度予算案は、三木内閣の公約がどのように具体化されるのか、その内容に多くの期待がかけられていたことは言うまで……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 決算委員会 第1号(1975/11/11、33期、公明党)

○坂井委員 最初に、永井文部大臣から一言伺っておきたいと思いますが、いわゆる学校三部長制問題であります。  去る八日でございましたか、大臣が、岐阜県の高山市での記者会見で、この小中高の主任職法制化の時期的めどについて触れられたようでございまして、つまり、いつまでということは言えないけれども、この問題については少なくとも給与との関係で考えなければならぬという趣旨の御発言であったようであります。言いかえますと、予算と関連さした考え方を述べられたということだと思いますが、このことは、予算編成時期に当たりますところの十二月の末までには少なくとも決着をつけたいという意向を示唆された、こう解してよろしゅう……

第76回国会 決算委員会 第2号(1975/11/13、33期、公明党)

○坂井委員 日米安保体制ないしその条約の功罪につきましては、その評価において、これはわが国の防衛政策上の問題でございますから、いま直ちに私はそのことを議論するものではございませんことをあらかじめお断りした上で、坂田防衛庁長官に率直にお尋ねしたい件がございます。  去る六月二十七日参議院本会議におきますところの長官の答弁でございますが、私は実はこれを見まして正直非常に驚いたわけなんです。つまり安保条約を根本的にどう認識するかということの問題になろうかと思うのですが、坂田長官がこういうことをおっしゃっている。「どうしても日米安保条約がなければ日本の独立は全うできません。」重ねて申します。「どうして……

第76回国会 決算委員会 第3号(1975/11/18、33期、公明党)

○坂井委員 限られた時間でございますので、御答弁は簡明にお願いいたしたいと思います。  合成洗剤の安全性について議論されましてより、ずいぶん久しくなるわけでございますが、これを大別いたしますと、まず一つは人体に及ぼす毒性の問題、いま一つは環境汚染の有害性の問題、この二つになろうかと思います。  そこで本日は、環境庁を中心にしまして厚生省、通産省並びに水産庁においでをいただいておりますので、この二つの観点から、総合的なこの安全性についての論議の中から私は、幾つかの問題点を指摘し、これを解明しながら、具体的な改善の方向に向かうように質問をいたしたいと思います。  申し上げるまでもなく、合成洗剤につ……

第76回国会 決算委員会 第4号(1975/11/20、33期、公明党)

○坂井委員 福田副総理兼経済企画庁長官に、二、三の基本的な問題につきまして、率直に、正直に、ひとつ御答弁をちょうだいしたいと思います。  最初に、国債発行問題であります。福田副総理が大蔵大臣の当時、つまり四十一年度から本格的な国債発行時代に突入いたしまして、当時政府がねらっておった国債発行と、現在のそれとでは非常に大きな違いがあると思うわけでありますけれども、この今回の国債発行の現状を、福田副総理は一体どう認識されておるのか。当時とはうんと違う、当初とは違う、その辺の基本的なお考え方というものを、ひとつまず最初にお聞かせをいただきたいと思う。

第76回国会 決算委員会 第5号(1975/12/10、33期、公明党)

○坂井委員 本日通告いたしました問題に入ります前に、一つお尋ねをしておきたいと思いますが、領海の問題であります。  けさの新聞報道によりますと、政府はいよいよ領海十二海里、これに踏み切るという方針を固めたということが報道されているわけでございますが、昨日も九段会館におきまして、漁業危機突破全国漁民大会がございました。その際も領海十二海里即時宣言せよ、非常に強い要請がなされたわけであります。特に安倍農林大臣、関係の深い大臣でございますので、この際、領海十二海里につきまして、大臣のひとつ率直なる御見解をまず承っておきたいと思います。
【次の発言】 確かに昨日宮澤外務大臣が全漁連の代表に対しまして、……

第76回国会 決算委員会 第6号(1975/12/11、33期、公明党)

○坂井委員 最初に、稻葉法務大臣からお答えをいただきたいと思います。  三億円事件が長い捜査の努力も空しく、時効成立をもちまして一応の結末を見たわけでございますが、法治国家として、これはまじめにきわめて遺憾であり、かつ悲しむべき残念なことであったと思います。そこで法務大臣から率直に今回のこの事件で得た成果とはまた別に、その反省なり教訓につきまして、率直な御感想としてまず承っておきたいと思います。
【次の発言】 もしこの犯人が国外に逃亡しておったとした場合には刑事訴訟法第二百五十五条、つまり時効の停止の条項がございます。  ただ、もしこのことを考えます場合に、一方におきましては逮捕状の送達後でな……

第76回国会 決算委員会 第7号(1975/12/16、33期、公明党)

○坂井委員 最近、塩化ビニールによります発がん性の問題が大変大きな社会問題化しつつあります。この問題の経緯をさかのぼってみますと、すでに昭和四十四年の九月に国際労働衛生会議、東京で開催されました。ここで、塩ビによる指端骨溶解症等の障害発生のおそれあり、こういう報告がなされました。この辺に端を発しまして、それ以来、四十四年の十一月には、塩化ビニール工業協会会長に対しまして、実態調査を実施するような指示が出されたり、あるいは四十五年の十一月になりますと、塩ビによる障害予防についての通達がなされる。さらに下りまして四十七年の末には、労働省で塩ビ重合工程作業従事者についての検診結果の提出を求めた。その……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1976/05/24、33期、公明党)

○坂井委員 司法共助の準備活動をしておる旨報告があったわけですが、その中でいわゆる米側の重要参考人の供述を得るための方法として嘱託尋問、この嘱託尋問についてはかなり話が詰まっておるのかどうか。行われるとすれば、めどとしていつごろ嘱託尋問に入る予定なのかについて、まずお伺いしたい。
【次の発言】 米側から数回に分けて資料の提供がされておるということでございますけれども、一番新しい資料の提供を受けた日はいつでしょうか。
【次の発言】 先般訪米いたしました。その際、証券取引委員会のヒルズ委員長が、実は新資料について日本側に提供する用意がある、二、三日中にもという発言が実はあったわけでございますが、そ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/05/27、33期、公明党)

○坂井委員 運輸省からいただきました資料、防衛庁も同じでございますけれども、大変不十分で、満足できるものではございません。  そこで運輸大臣にお尋ねしますが、捜査当局から提出を求められた資料の件数と件名、これをひとつ教えてください。
【次の発言】 実際に大変な資料が出されておるようですし、またわれわれから資料の要求をいたしましてもなかなか出てこないということでございますので、時間もありませんが、要点だけ聞いてまいりますから、ひとつ的確にお答えいただきたいと思います。  四十七年の三月の二十二日「航空企業の運営体制について」と題する文書、報告書ですかね、これが作成をされておるということについては……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/06/02、33期、公明党)

○坂井委員 八枚の領収証を一九七四年にあなたがサインをして渡されたということでございますが、二回にわたっておりますので、第一回目と二回目、これは相当な期間を置いてお書きになったのか、どれぐらいの期間をあけられたかについて、まずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、その八枚の領収証に対します報酬金について伺いますが、この報酬金の領収証は、報酬金を受け取った日に領収証を発行されたのでしょうか。
【次の発言】 一回目は別々ですね。二回目は同日。そうしますと、第一回目の領収証は一九七四年の何月ごろでしょうか。及びそれは香港のどこでお書きになり、渡されたのでしょうか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第6号(1976/06/09、33期、公明党)

○坂井委員 日本航空とダグラスの間ではオプションはなかったようだとあなたは先ほど証言されたのでありますが、なかったようだと証言されるその根拠は何でしょうか。
【次の発言】 結論から申しますと、知らなかったということですか。あったかなかったかについてはあなたは全然御存じないということでしょうか。
【次の発言】 四十四年の初めにダグラス社が日本航空に対しまして条件提示をしたというようなことが伝えられるわけでございますが、そのようなことにつきましても三井物産としては何ら知らなかったということでしょうか。
【次の発言】 それでは、これまた先ほどあなたの証言によりますと、四十四年の七月の二十五日に日本航……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/06/10、33期、公明党)

○坂井委員 きのうの日本航空の朝田社長の証言の中で、機種選定の問題に触れまして、各航空会社がどの機種を選ぶかについては、これはおのおのその航空会社のいわゆる航空運営の中で、路線構造によって主体的に航空会社がその機種を決めるもしのである、実はこういう発言があったわけでございますが、運輸省はよく御存じだと思います。  そこで、いま申しました、機種の選定は各航空会社の自主的な判断だというこの朝田発言に対しまして、運輸省は、今日までの行政指導なりあるいは指示の経緯に基づいて、一体この発言をどう評価するか、あるいはこの発言に対していまどのような見解を持たれておるのかにつきまして、まず最初にひとつ明らかに……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/06/16、33期、公明党)

○坂井委員 大庭さんが融資問題で社長をおやめになる、そこに鈴木明良という人物が介在をしたということを、あなたがお知りになったのは、四十四年の十月の初めに築地署からの問い合わせのあった時点で初めて知った。その後、この融資事件の内容につきましてあなたは美土路さんには報告をした。  一点、伺いますが、運輸省に報告をされたということはございませんか。
【次の発言】 日付をもって申し上げます。四十四年の十月の二十三日、渡辺尚次、つまり、あなたの名前で報告を運輸省にお出しになっていませんか。
【次の発言】 あなたの名義で、つまり、あなたが、あなたの社内のだれかに命じられて出されたというようなこともございま……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第9号(1976/06/17、33期、公明党)

○坂井委員 物事には事の発端というものが大変大事だと思いますので、この際明確にしていただきたいと思いますが、さきの石黒さんの証言では、日本航空が四十四年の七月にエアバスの機種決定を延期したその直後、大庭社長の方から連絡がありまして、日航がやめたもののDC10の納期の早い分を全日空として窟押さえたい、ダグラス社と会う機会をひとつアレンジしてもらいたいと、あなたの方から三井物産の方に要請をした、こういう証言でございましたが、一体、三井物産に大庭さんは最初お願いしたのでしょうか。
【次の発言】 わかりました。この話は三井物産の方から最初は来た、こういう経緯であります。  四十四年の七月二十九日に米国……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第11号(1976/06/24、33期、公明党)

○坂井委員 私がお尋ねする要点につきましては、どうか正確に、簡潔にひとつお答えください。  あなたは三井物産の灘波さんとはしばしばお会いになった。それも最初の出会いは四十四年の四月以前からであったと思う、こう証言されたわけであります。その後、四十四年の十二月段階、つまりこの時点ではダグラス社からきわめて強いプロポーザルが全日空に参ります。このときのプロポーザル、つまり正式注文書、これは灘波氏の手からあなたのもとに示されたと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 あなたはこの四十四年十二月段階のプロポーザルに対して、灘波氏と相談は一切されませんか。このプロポーザルをごらんになっていませんか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第12号(1976/06/30、33期、公明党)

○坂井委員 捜査が周辺から核心に向かいまして、かなり進展を見せつつあるようでありますが、法務大臣、近い時期に中間報告をやるおつもりはございませんか。
【次の発言】 法務大臣もある程度この捜査終結の時点のめどを腹組みとしてお持ちのようだし、最近の伊勢における講演会での発言の中にも、二カ月とか……。そうなりますと、やはり捜査当局もかなり急ピッチで鋭意事件の解明、捜査の終結を目指して、進展をするであろう、こう期待するわけであります。したがって、中間報告につきましては、法務大臣は、やはりかなり克明に、そしてまたこの終結に向かうあらましについても当然報告をされてしかるべきだと思います。お伺いいたしますと……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第13号(1976/07/07、33期、公明党)

○坂井委員 総理に伺いますが、いまの稻葉法務大臣の主役、わき役、この発言に対しまして、ある段階においては、ある時点においては捜査、片や国政調査権に基づく国会、これが主役になったりわき役になったり、両者がある段階でそういうようなことになるのでしょうか。私の認識としては、少なくとも車の両輪ということを言われた、あるいはまた両々相まってとも言われた。つまり、国会での真相解明というものは、政治、道義的責任の究明にある。一方、捜査当局は刑事責任の究明である。この両者はそれぞれ目的が異なるわけであります。両者はそれぞれ主役の立場、それぞれがそれぞれの目的に対しては主役の立場で真相究明に向かっておる、こうい……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第15号(1976/07/15、33期、公明党)

○坂井委員 三木総理に伺いますが、臨時国会の召集時期はまだ固まっていないということでありますが、少なくとも捜査の進行あるいは捜査終結、その絡みでは考えざるを得ないということでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、捜査の進行というのは相当念頭に置かれておる。  総選挙ですが、任期満了による選挙、それから解散選挙、いずれを総理は想定されていますか。
【次の発言】 まあ、考えないではないけれども、いまの段階では言えないということでしょう。  そこで伺いますが、今日まで証人喚問を続けながら、当委員会が精力的に取り組んできたと思うのですが、この証人喚問が政治的道義的責任の究明及びいわゆる捜査当局の刑事……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第17号(1976/07/22、33期、公明党)

○坂井委員 井出官房長官にお伺いしたいと思います。  いわゆる灰色政府高官の定義とその公表の範囲及び方法につきましては、わが党の基本見解をあなたにお渡しいたしました。そこで、これは当然のことながらという前置きを置きたいと思いますが、政府においてもこの公表等については十分検討されて、しかるべき機会においてこれを決定されるという必要があろうと思うのです。三木総理も、これは公表を前提とした真相の解明ということを常々言われてきたことでありますし、先般、国会側においても当然検討してもらいたいという趣旨の発言でありましたが、政府においてはこの公表についてはいまどのような検討をされているか、具体的にどうされ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号(1976/07/28、33期、公明党)

○坂井委員 昨日、ロッキード問題の閣僚連絡協議会が持たれまして、一連の強制捜査の経緯等につきまして報告がなされたようでありますが、さきに稻葉法務大臣が、重大な段階に来たならば国会に対して中間報告をするというお約束があるわけであります。  そこで、三木総理にまず伺いますが、今回の事件の一連の経緯、それからこの見通し等につきまして、総理はかなり詳しく報告をお受けになったかどうか、同時に、国会に対して中間報告をなさる御意思があるかどうかについてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 田中前総理の逮捕、これはいわゆる政治権力の最高の座にあった人が権勢欲をほしいままにしようとした、私はまことに忌むべ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第20号(1976/08/05、33期、公明党)

○坂井委員 児玉譽士夫とロッキード社間で結ばれました第三次改定合意契約、つまり四十八年七月六日の契約でありますが、この第四項のAには、いわゆる新しいL一〇二つまりトライスターを全日空から大韓航空にリースする場合においても日本円十億を支払う、こういう契約内容になっております。なぜ、こういう契約に至ったのかという経緯をさかのぼってみますと、当初、日本航空のボーイング727三機を大韓航空にリースパーチェスをして売り払ってしまう。この際このボーイング727三機の売却に対して働きかけ、介在をしたのは小佐野氏ではないかということを前回、私は指摘をいたしました。その際、木村運輸大臣は、この問題については調査……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第21号(1976/08/11、33期、公明党)

○坂井委員 日米通商会議いわゆる箱根会談におきまして、対米貿易不均衡の改善のために米側から出てました要求は九項目及び緊急輸入措置といたしましてエアバスの購入の要求が出される、ついては日本側はそれに対する対応といたしまして、あらかじめ事務レベルの討議資料を用意いたしました。その中には、エアバスの購入を米側が要求した場合、わが方は日本航空を初めまだ導入計画等については未確定要因があるのできわめて困難である、こういう回答があらかじめ用意されたようであります。  さて、この箱根会談が二十八日に終わりまして翌日の二十九日、エバリー特別顧問が通産省を訪ねまして当時の中曽根通産大臣と会談をいたしております。……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第23号(1976/08/18、33期、公明党)

○坂井委員 福田副総理に伺いますが、事件の真相解明とは、あなたの認識では一体どういうことを指すのか。つまり、いわゆる金権腐敗構造というものを解明して、しかる上で、それが明らかになったならば、その反省と教訓の上に立って次には、再び第二、第三のロッキード事件を起こさない、そのためには一体、具体的に何を、どうしようというのかというようなことについて、副総理としての認識、見解をひとつ明快にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、まずは事件の真相の解明をして、国民に金の流れとはこういうことでありましたということを公表する。しかる上に立って、いわゆる、あなたのおっしゃる出直し改革論、再……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第25号(1976/08/25、33期、公明党)

○坂井委員 法務大臣、前にあなたは、政局がざわざわするというのはどうもやはり捜査にとっては好ましいことではないということをおっしゃったのですが、今日この現状における政局は、まさにもう尋常一様じゃありませんよね。もうただごとならぬ。全く狂奔といいますか、こういう事態に至って、一体法務大臣はこの政局を率直にどう見ておられるのか、この事件捜査との関係、ひとつ率直なところでお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 とても話のつくような状態ではない、全く末期的症状ですよ、これは。まあ、それは法務大臣も内心まことに微妙な、非常に複雑だろうと思うのです。正直、はたから見ましても。ましてや国民の目から見……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第26号(1976/08/26、33期、公明党)

○坂井委員 私は、公明党を代表して、野党四党提案の証人喚問を要求する動議につき賛成の討論を行います。  言うまでもなく、ロッキード事件は、長期自民党政権の腐敗構造、すなわち金権政治、密室政治、なれ合い政治等の実態を白日のもとにさらけ出した事件であります。したがって、この事件の真相究明は特定の個人の刑事事件の追及にとどまるべきではなく、国会における政治的道義的責任の追及が徹底して行われ、この事件の全貌を一切残らず国民の前に明らかにしなければならないことは、さきの国会決議、五党首会談の合意、議長裁定に照らして当然の責務であります。  今日までの国会での証人喚問が真相究明に当たってきわめて重要な役割……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第28号(1976/09/02、33期、公明党)

○坂井委員 防衛庁長官に御出席いただきましたので、PXLの問題につきましてお伺いしたいと思います。  いわゆる四十七年の十月九日の国防会議議員懇談会におきまして、PXLの国産化白紙還元、この結論に至るまでに五日、六日、この両日にまたがる一連の行為がございます。この点についても言及したいと思いますが、いずれにしましても、今度の事件の捜査あるいは調査の経緯をずっと追ってまいりますと、少なくともロッキード事件の核心の部分は、まさにPXL、P3Cの導入というところに帰着せざるを得ないように私は実は思います。P3Cの導入自体、これは単に防衛庁だけの問題ではなくて、やはりアメリカのペンタゴンあるいは米国務……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第29号(1976/09/08、33期、公明党)

○坂井委員 いわゆる灰色政府高官の公表問題でありますけれども、その範囲なりあるいは公表の方法、これは当然いよいよ議論しまして決定をしなければならぬという段階を迎えたと思いますが、いま一つ、やはり公表の時期の問題ですね。これをいつやるかということがやはり非常に大事なことだと実は思うわけであります。  そこで、稻葉法務大臣に捜査の進行の見通しということについてあらましをお伺いいたしませんと、どうもその辺がこれからの論議の中でやはり問題とならざるを得ないと思いますのでお聞きいたしますが、先ほど全日空、それから丸紅ルート、これは近くこの金の流れの究明、つまり捜査の終結を見るであろう。近くと言われました……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第30号(1976/09/09、33期、公明党)

○坂井委員 捜査もいよいよ大詰めを迎えようとしているようでありますが、しかし、なお児玉ルートの山が高く非常に険しい。しかし、一方、いやおうなく総選挙の日程が目前に迫りつつある。したがって、国会においても、いわゆる灰色政府高官、これの公表に対する基準論議というものが真剣に始まったわけであります。もう一方を見ますと、実は今度のロッキード疑獄事件、やはりその主役をなすといいましょうか中心的な人物は、何といっても児玉譽士夫である。一体ロッキードの関係においてこの児玉ルートの金がどこにどう流れていったか、これの解明なくして事件の全貌の解明は捜査上もあり得ないと思うし、ましていわんや、いわゆる灰色政府高官……

第77回国会 決算委員会 第2号(1976/03/02、33期、公明党)

○坂井委員 わが国の原子力発電所建設計画は、昭和六十年度四千九百万キロワットを目標にしまして着々建設が進められておるようであります。問題は、この安全性の見地から見まして、今日なお数多くの技術的な課題が存在をしておる、このことが全国各地におきます反原発運動のあるいは心理的な根拠になっておるということもまた否めないことだと私は思います。そこで佐々木科学技術庁長官、ただいまも原子力の安全性という見地からるるお述べになったようでございますが、最初に一点お伺いしたいことがございます。  先般、アメリカにおきますゼネラルエレクトリック社、GE社でございますが、ここの技術担当の三人の幹部が、原子力発電所の原……

第77回国会 決算委員会 第3号(1976/04/28、33期、公明党)

○坂井委員 ロッキード事件に関係して、防衛庁並びに日本輸出入銀行に御出席いただいておりますので、具体的な問題につきまして順次お尋ねをしていきたいと思いますが、同時に会計検査院からも、それぞれの私が示します、あるいは質疑の中で出てまいりますその内容につきまして、検査の状況及び会計検査院としての見解をあわせお示しいただきたいと思います。  最初に、防衛庁に関する問題でございますが、御承知のとおり、防衛庁が通常航空機、つまりこの場合軍用機でございますからF104JあるいはまたP2V等を、ライセンス生産によりまして購入する、その場合は三井物産あるいは丸紅、あるいはまた三菱重工等々介在いたします。エンジ……

第77回国会 決算委員会 第4号(1976/05/13、33期、公明党)

○坂井委員 官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律、いわゆる官公需法が公布施行されましたのが昭和四十一年の六月でございます。申し上げるまでもなく、中小企業基本法の一つの施策であります国等からの受注機会の確保、これを立法化したものでございまして、中小企業保護法としては、きわめて価値のある法律である、こう実は理解をいたしております。  ところで第四次不況対策、これが効果を挙げ得なかった、その原因は、実は私は、この公共事業の約六割を占めると言われますところの地方公共工事、これが地方財政の破綻から円滑な執行ができ得なかった、これが一因と申しますよりも、要因であったのではないか、こう実は考え……

第77回国会 決算委員会 第11号(1976/06/11、33期、公明党)

○坂井委員 昨日、ロッキード問題特別委員会におきまして、運輸省の機種統一の基本方針に基づきます行政指導及びエアバス導入延期をめぐります行政指導につきまして質疑をいたしました。本日は、この二つの問題につきまして議論を進めてまいりたいと思います。  そこで、先ほど木村運輸大臣が幾つかの行政指導については、確かにその指導したことは事実であるし、かつまた、その内容についてもはっきりしておる、ただわからないのは、何月何日、だれからだれに、そのような行政指導がなされたかについては、なお定かでない、したがって、さらにそうした細部に至る内容につきましては、具体的にどう行われたかということにつきましては、運輸省……

第77回国会 決算委員会 第12号(1976/07/13、33期、公明党)

○坂井委員 去る七日のロッキード問題調査特別委員会におきまして、全日空がロッキードから購入いたしますトライスターの購入が特殊な値引きにおいて行われておる、しかもこの特殊な値引きというものは、他の航空会社にはおよそ例を見ないものであるということでもって、問題提起のような形で質問をいたしました。時に全日空の沢を初め三名の幹部が逮捕されているという時点であります。私が、この特殊値引きの問題を提起いたしました直後、藤原経営管理室長が逮捕される、こういう事態を見ました。  そこで、本日は輸銀総裁、運輸省、会計検査院に御出席をいただいておりますので、この特殊な値引きとは一体いかなる内容のものか、またこの値……

第77回国会 予算委員会 第14号(1976/02/16、33期、公明党)

○坂井委員 順次お尋ねをいたしますが、お答えは、ひとつ簡明にお願いしたいと思います。  小佐野さん、あなたは大変多くの政治家をよく御存じなようでございます。先ほどもお尋ねがございましたけれども、あなたが政治献金をされておる政治家もしくは政治団体、おありと思いますが、そういうたぐいの献金はございますか。
【次の発言】 あなたの記憶の中にある、はっきりしたものを、ここでお答えできるものがあれば、お答えをいただきたい。
【次の発言】 では、このお尋ねにつきましては、後ほど資料として一覧表として、ひとつ御提出をいただくということで実はお願いしたいわけでございますが、いまは直ちにお答えできないということ……

第77回国会 予算委員会 第15号(1976/02/17、33期、公明党)

○坂井委員 米上院多国籍企業小委員会に提出をされました、つまりロッキード社から提出されました領収証、丸紅関係分でありますが、いわゆるピーナツ、ピーシズ、それからユニット、この領収証はロッキード社からの要求に基づくものですか。
【次の発言】 そういたしますと、これは法人といういわゆる公の立場でもって交わされた領収証、こう理解してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 ロッキード社という会社法人、つまり公の立場であります。このロッキード社からの要求に基づいてサインをして領収証を渡した、これはまさに公の立場であろう。前段そのことを確認する意味においてあなたにお尋ねをいたしました。ところが、実はそ……

第77回国会 予算委員会 第17号(1976/02/26、33期、公明党)

○坂井委員 いま国民は、ロッキード事件の真相解明に厳しい監視の目を向けております。この事件がどのような結末を見るといたしましても、政府、捜査当局は国民に対して納得のいく説明をしなければならない、これは当然のことと思います。同時にまた、国際的見地からも、あるいはまた国内世論の上から見ましても、事件の真相解明ということは急がなければならない。  そこで、近く予定されます証人喚問の場を実効あらしめるために、本日私は政府に対しまして幾つかの具体的な問題を提起したいと思います。どうか、捜査上の秘密であるとかあるいは公務員の守秘義務等を盾にとられまして御答弁を避けたりあるいはあいまいにしたりすることのない……

第77回国会 予算委員会 第20号(1976/03/01、33期、公明党)

○坂井委員 大庭証人にお尋ねいたしますが、金融事件についてでございますが、先ほどの証言では、最初に五百億の話を持ってきたように記憶をしておる。このときにあなたの秘書の長谷村さんがあなたと一緒にこの話を持ち込んできた人とお会いになったと思いますけれども、御記憶にございますか。
【次の発言】 そのときに大庭さんは融資の申込書にサインされましたですか。
【次の発言】 長谷村さんはいかがです。
【次の発言】 印鑑証明はお渡しになりましたでしょうか。
【次の発言】 あるものはといいますと、私、最初の五百億のことについてお伺いしているわけなんですけれども、この場合にお渡しになった印鑑証明書というのはどなた……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/10/13、33期、公明党)

○坂井委員 あさってに中間報告が予定されているわけでありますが、政府の中間報告ということで端的に伺いますけれども、この中間報告の法律上の根拠というのはどこに置いているのでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、法務大臣に伺いますが、従来、法務大臣は、この事件についてはあえて検察当局から報告を求めるようなことはしない、したがって、従来のやりとりの中での法務大臣の答弁は、少なくともそれは検察当局からある種の報告を受けた、それでその内容等を勘案しながら答弁でき得る範囲内において答えてきた、こう実は理解しているわけです。今度の中間報告は、これは政府ないし法務大臣が検察当局に対して報告を求めたのですね。……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1976/10/20、33期、公明党)

○坂井委員 公人である政治家、つまり権力者であります。その権力者が公的な情報を私有化するということは、これは許されない。もし国民が共有すべき情報というものを私有化するというようなことに政治家がなったならば、まさにそこにいわゆる権力腐敗というものが起こる。したがって、今度の事件を見ますと、この特異性、しかも政治的道義的責任の究明、そのためにはいわゆる灰色の政府高官を氏名を含めて公表いたします、つまり国民の知る権利には最大限こたえなければならぬ、こういう認識がまず大前提になければならぬと思うのです。そういう観点に立ちまして、総理はうなずいていらっしゃいますが、そこで、単刀直入にお伺いしますから、総……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/11/02、33期、公明党)

○坂井委員 総理に伺いますけれども、あなたは一国の最高権力者として、国民に対しては内閣総理大臣というこれまた最高に責任を負わなければならぬという立場から、まさに政治生命をかける厳粛なる気持ちで、いわゆるロッキード事件の関係者の名前はすべて明らかにするということを公約なさったはずだと思うのです。その場合の、総理が言われた関係者とは一体どういう人を指すのですか。
【次の発言】 お尋ねしますけれども、総理、つまり三十ユニットの五人につきましては、これはまさに政治的道義的責任ありということですが、これは言われますように、限りなく黒に近い、まさに灰色の中の灰色。そこで、九十ユニットの十三名、この十三名の……

第78回国会 決算委員会 第1号(1976/10/19、33期、公明党)

○坂井委員 去る十五日に、いわゆる中間報告がなされたわけでありますが、私は、この中間報告は真相解明のための中間報告でなければならぬと思う。同時に、これを解明への新しい一つのスタートにしていく、したがって事件そのものを二月四日の出発点に戻って、もう一度解明のためのプロセスというものを考え直し、組み立て直してみる必要があるのじゃないか。同時に、この中間報告にはいわゆる政治モラルというものがその中に貫かれていて、国民がこの報告を聞いた場合に、少なくとも現段階においても納得のでき得る内容を持たなければならぬ。  したがってそういう意味からいいますと、率直にいって、およそ中間報告の名に値しないしろもので……


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各種会議発言一覧(衆議院33期)

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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1973/03/03、33期、公明党)

○坂井分科員 重大な海難事故が発生しておりますので、緊急に質問いたしたいと思います。  事故発生の日時は、去る二月二十一日、推定午後十一時五十分から十二時ごろと思われます。この発生した場所は山口県の火振埼南東約五キロということでありまして、第八若吉丸、これが遭難の船であります。この第八若吉丸という貨物船のちょうどそのうしろを大宝丸が、やはり貨物船でありますが、航行しておったところで、この第八若吉丸が突然沈没をした。それを目撃をして、反転いたしまして、サーチライトを照らして捜索をいたしましたがつかめない。そこでこの大宝丸は、やはり山口県の室津港、ここに急遽直行いたしました。そこから電話でもって第……

第71回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1973/03/06、33期、公明党)

○坂井分科員 まず概括的にお尋ねしたいのでありますが、いわゆる都市河川環境整備事業、この事業につきましては、最近の都市の多様化、それに伴いまして、いわゆる都市部の河川に対する要求というものが非常に複雑多岐にわたってきた。そういう中で建設省は、昭和四十四年に都市河川対策室、これを発足させまして、この都市河川環境整備、これに大いに当たろうというわけで取り組んでこられているわけでございますけれども、一体都市河川環境整備事業というものが所期の目的のとおりにうまく進行しているかどうかという点につきまして、まずあらましお伺して質問に入っていきたいと思います。

第71回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1973/03/03、33期、公明党)

○坂井分科員 火力発電所に関する問題でございますが、最初に自治省にお伺いをして、以下順次質問を進めたいと思います。  そこで、地方税法の固定資産税でございますが、いわゆる新たに設けられた発電所あるいは変電所に関する特別措置、これが立法化されておりますが、この特別措置がつくられたその時点と趣旨及びその内容、これをまず簡単に伺っておきたい。
【次の発言】 経済再建上重要な機械設備等については、課税標準の特例を設けたといま御説明のあったとおりと思います。同時に、公共料金の抑制といいますか安定という面についても触れられたわけでございますが、言われるところの公共料金への影響ということになりますと、その根……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1973/03/07、33期、公明党)

○坂井分科員 ミカンについてお尋ねしたいのでありますが、御答弁を、ひとつ簡明にお願いしたい。  農林省の「果樹農業振興基本方針」によりますと、昭和五十六年度における需要の見通しは四百九万九千トンないし四百二十三万八千トンというふうに立てておるわけでございますが、この見通しの根拠となったもの、これをどこに求めたのか、ひとつ明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、人口増加ということも当然この需要見通しの算定根拠になったわけですか。
【次の発言】 そういたしますと、この四百九万九千トンないし四百二十三万八千トンの種目別といいますか、たとえば生食あるいは加工、輸出等、そういう各……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1974/03/07、33期、公明党)

○坂井分科員 最初にお尋ねいたしたいことは、一般向けの保育所の建設の際の国庫補助についてであります。  四十八年度の一般向け保育所の建設につきましては、全国で何カ所、金額にして幾ら国庫補助の対象になったでしょうか。まず数字だけ最初にお示し願いたいと思います。
【次の発言】 問題は大阪府でございますが、大阪府に対しましては査定がゼロであったということを聞いておるわけでありますが、全国四十七都道府県といたしますと、四十六都道府県には保育所の国庫補助があった。大阪一つだけはゼロ、これは間違いございませんでしょうか。
【次の発言】 お考え違いじゃないでしょうか。私は一般向けの保育所についてお尋ねをして……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/03/08、33期、公明党)

○坂井分科員 果樹のうちミカンについてお尋ねいたしたいと思いますが、昭和五十六年度を目標年度といたします農林省の「果樹農業振興基本方針」がございます。これを見ますと、昭和五十六年度における需要の見通しを四百九万九千トンないし四百二十三万八千トン、四十七年度から昭和五十六年度までの植栽目標を、五十一年度まで一万五千ヘクタール、五十二年から五十六年度まで一万ヘクタール、そして昭和五十六年度における生産目標を四百十九万二千トン、こうした目標によりましてこの基本方針を公表されているわけでございますけれども、五十六年度に至るまでこの方針どおりお進めになりますか、いかがでしょうか。


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/02/10、33期、公明党)

○坂井委員 二、三要点だけお尋ねしたいと思いますが、佃先生から御意見ございました、財政硬直化の打開のために財政構造の転換が必要である、さらに、今日までの高度成長期、それから安定、あるいは低成長という時代を迎えた、したがって本年度予算においても、財政構造の転換ということをまず第一義的に考えて、やはり将来を展望する中でどうするかという予算編成がなされなければならなかったはずである。ところが、どうも予算を見る限りにおきましては、インフレの後始末的水ぶくれ予算に終わってしまった。先ほども御意見がありましたが、確かに既定経費等については十分メスを入れるまでには至らなかったのではないかというような点につい……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1975/02/24、33期、公明党)

○坂井分科員 すべて国民は法のもとには平等でなければなりませんし、同時にまた、お互いに人間として基本的人権を尊重し合わなければならないということは、申すまでもないことでございます、  しかるに、今日なお現実の問題として、人間が人間を差別するという、いわゆる差別問題が残存しておるということ、このことは非常に恥ずべきことであると同時に、またきわめて遺憾なことでございます。  私、率直に意見として申し上げたいと思いますことは、いまこの差別ということに対する認識の問題といたしまして、これは当然国民的課題であると同時に、基本的にはすべからく国の責務である。このことをなお端的に具体的に申しますならば、国と……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1975/02/27、33期、公明党)

○坂井分科員 昨年の十二月十八日の三菱石油大島の事故が発生いたしましてから、自治省消防庁が、全国の都道府県ないし市町村に対しまして石油タンクの緊急点検を要請いたしまして、その結果につきましては、二月二十一日に報告が取りまとまりまして発表ということになっているわけでございますが、この報告内容というものは、当然正確を期せられたとは思いますが、自治省、消防庁いかがでしょうか。いま、正確を期し得た、こういう御判断でございましょうか。
【次の発言】 どうもそのおおむねというところが引っかかるのですが、少なくとも報告の数字については、これは正しくつかまれて発表ということになったであろう、当然そういうことと……



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データ更新日:2023/02/05

坂井弘一[衆]在籍期 : 32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期
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