このページでは佐藤敬治衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○佐藤敬治君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨の説明がありました昭和四十八年度の地方財政計画、地方税法の一部を改正する法律案、及び地方交付税法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、田中総理大臣及び各大臣に質問いたしたいと存じます。もちろん、これらの各法案に関しては、関係委員会において詳細に検討が加えられますので、ここでは、現在地方財政がかかえております諸問題について論ずることといたします。 昭和四十八年度の地方財政計画の策定方針の中で、政府は、地方財源の確保、住民負担の軽減、社会福祉の充実、社会資本の整備及び超過負担の解消など、地方行財政水準の着実な向上、地方公営企業の健……
○佐藤敬治君 私は、日本社会党を代表して、ただいま町村自治大臣より御説明がありました昭和四十七年度地方財政白書について、総理及び関係各閣僚に御質問をいたします。 昭和四十八年度の予算編成の中で、なくなった愛知大蔵大臣は、トリレンマということばを製造いたしました。地方財政においても、同じようにトリレンマを指摘することができると思います。 その一つは、自主財源の不足であります。その二つは、借金の増大であります。その三は、国庫への高い依存度でございます。 昭和四十七年度の地方財政白書は、このトリレンマが特徴的にあらわれております。 まず、自主財源の大宗である地方税を見ますと、その構成比は、昭……
○佐藤敬治君 戦後の日本の地方自治体は、数回の財政危機に見舞われてまいりました。しかし、今日ほど破滅的な危機に直面したのは、恐らく初めてであります。自治省は、この原因を、もっぱら地方公務員の給与が国家公務員に比べて高過ぎることと、福祉行政の先取りのためだと主張して、そのような財政危機をもたらしたのは、革新自治体の行き過ぎのせいであると攻撃を加えております。 地方財政白書が国会に提出されたのを機会にいたしまして、私は、日本社会党を代表して、このような危機的様相を呈している地方財政の問題点について、三木総理及び関係の各大臣にその所信をお尋ねいたします。(拍手) 施政方針演説の中で、三木総理は、……
○佐藤敬治君 私は、ただいま上程されました村上郵政大臣に対する不信任決議案に対して、日本社会党を代表して、賛成の演説を行います。(拍手) 不信任案に賛成する理由の第一は、公共料金値上げ法案提出に際して、議運理事会の申し合わせを一方的に破棄し、逓信委員会に強行付託して、議会政治のルールを破壊したばかりか、議長のもとで与野党国対委員長が話し合いの最中に、問答無用の自民党単独採決の暴挙に出たことであります。 村上さん、あなたは、調べてみますと、当選すでに十二回であります。いわば、私どもの国会の大先輩であります。議会制民主主義を尊重する古い議会人として、たとえいかなる事情があったにせよ、このような……
○佐藤(敬)委員 いま、地方公営企業の中で、特に自治体病院が非常に大きな財政の危機に逢着しております。最近、福祉政策であるとか、いろいろなことがいわれまして、これは非常に大きな要素をなしておると思いますので、この点について二、三質問をいたしてみたいと思います。 一つは、現在、公営企業、特に病院が長い間赤字だ、赤字だといって騒がれているにもかかわらず、さっぱりその事情というものが改善されておらない、ますます悪くなっているのではないか、こういうふうに実態が考えられます。この原因が一体どこにあるのか、ひとつ大臣の御所見をお伺いいたしたいと思います。
○佐藤(敬)委員 地方税法の改定に関して、地方税法と国税、所得税というものが非常に密接に関連しておりますので、所得税をひっくるめていろいろお聞きしたいと思います。
第一に、所得税の減税の問題がいま盛んにやられておりますけれども、所得税の減税の問題に関しまして、昭和四十七年度の所得税の納税者数が一体どのくらいになっているか。それをちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そのうち、給与所得者の数はどのくらいありますか。
【次の発言】 現在、約三千万近い。全人口の三分の一が納税義務者で、給与所得者がその約八〇%を占めておるわけです。したがって、この所得税の減税の問題というものは、いわば給与……
○佐藤(敬)委員 私は、きのうこの委員会の討論をいろいろとお聞きしていまして、非常に不思議に思ったのは、一年生の議員なのでよくわからないのかもしれません。けれども、こっちで質問しますと、全部、同感だ、全くそのとおりだと言う。何を聞いても、全部、そのとおりだ、そのとおりだという答弁があるのですよ。修正案を出しておいて、そして、反対の議員が立って、反対の質問をしたのに、おたくのほうが、そのとおりだ、同感だというような答弁をされたのでは問答にならぬと思うのですが、一体どういうのですか。ちょっとお聞きしたいのですが……。
【次の発言】 きのうずっと聞いておりましたが、私どもの社会党の山本議員が質問して……
○佐藤(敬)委員 私は、日本社会党を代表して、内閣提出にかかる地方税法の一部を改正する法律案並びに自民党提出にかかる修正案に反対、並びに日本社会党、公明党、民社党の共同提出にかかる修正案に賛成の討論を行ないます。 わが国の地方自治体は、一方において、自治の確立と住民の福祉向上のためにますます財源の拡充強化を迫られ、他方においては、インフレから住民の生活を守るために逆に減税をしいられております。しかし、昭和四十八年度予算における地方財政収入においては、唯一の自主財源ともいうべき地方税の歳入全体に対する構成比を見るとき、相変わらず三割自治に停滞し、いよいよ中央依存の色を濃くしておるのであります。……
○佐藤(敬)委員 いま、私のほうの佐野委員からいろいろ詳しく御質問申し上げましたし、いままでの議論の中でも非常に詳しい質問がたくさん出ました。 私は、なるべく重複を避けて、提案をまじえて御質問をいたしたいと思います。 いま佐野委員が最後に質問したのは、独算制の問題でございます。この問題について、これはちょっと重複しますが、少し御質問を申し上げたいと思いますが、第一にお伺いしたいのは、この公営企業の交通の議論の中で、どこに原因があってこういうふうに公営交通の財政が悪化したかということが盛んに議論されましたが、私、いろいろと調べてみたり、議論を聞いておりまして、企業内のいろいろな合理化やその他の……
○佐藤(敬)委員 先買いの問題で、運用の実績についてちょっとお伺いしたいのですけれども、四十八年度の四月末現在の一応の資料はいただいておりますが、この中で、届け出と申し出の件数がそれぞれどうなっているか、お知らせ願いたい。
【次の発言】 そのあとに協議通知を出した数、それから成立した数、そういうものをずっと教えていただきたい。
【次の発言】 それで、成立したものがあるでしょう。それをずっと教えてください。
【次の発言】 それからもう一つお聞きしますが、これのおのおのの面積はわかりませんか。それから平均価格もちょっと教えていただきたい。
○佐藤(敬)委員 法務省の方にお伺いしますが、この間の質問で保留された点の御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 もう一ぺん重ねてお伺いしますが、確かに、その十八条で、ありますか。
【次の発言】 それはちょっと違うと思うのですよ。十八条と二十条は別々の条項ですよ。十八条は、売り払い期間をある時期、たとえばターミナルに使っているのをある期間、建築するからちょっと土地を貸してくれとか、そうして一年間たとえば使われなくなった場合には一年間先に延ばすという条項なんです。二十条のいまあなたの言ったところに該当しているのは、第十七条に定める指定期日の変更、ここしかないのです。これとこれとは別の問題ですよ……
○佐藤(敬)委員 いま建設大臣がおいでになりましたので、非常にお忙しいようなので、一番先に、はしょりまして、あと先になりますが、建設大臣に御質問いたしたいと思います。 この前、地方行政委員会で私は二回ばかり質問いたしましたが、例の池袋の前に、東京拘置所のあと地が約二万坪ございます。東京都が金がなくて買えないというので、株式会社新都市開発センターというのにこれを移譲しまして、そこが、いま、日本で一番高い地上六十階、それに四十階、その他合わせまして膨大な面積の巨大開発をしようとしております。これが実際に構想が始まったのがいまから十年くらい前なんです。ところが、実際の公共用の用に供するのがことしの……
○佐藤(敬)委員 七月十九日の当委員会で、山形県鶴岡市の、住民台帳を商品化したという問題について私は質問を申し上げました。
しかし、その後の推移を見ておりますと、例の日本ダイレクト有限会社は、住民台帳まる写しの名鑑の出版を強行した。こういうような情勢であります。したがって、それについて少しお伺いしたいわけですけれども、現物は自治省のほうでお持ちですか。
【次の発言】 そうすると、どのくらい出版されたか、わかりませんか。
【次の発言】 しかし、それは非常におかしいと思うのですよ。これだけ問題になりまして、プライバシーの問題としては、具体的にこんなに大きな問題になったことはない。それなのに、どのく……
○佐藤(敬)委員 関連質問序許していただいて、ありがとうございました。時間がありませんので、要点だけをいろいろ御質問いたしたいと思います。
こうして私、さっきから聞いておりますと、いまちょっと小林先生からもお話がありましたが、どこに一体これの責任があるのかというのが非常に不明確だと思います。一体環境庁にあるのか農林省にあるのか、厚生省にあるのかあるいは通産省にあるのか。この公害の問題の、こういうものを起こした元凶は、私は通産省だと思う。その通産省が最大の責任があると思いますが、御意見をひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 今回のこの米代川流域及び秋田県の雄物川流域の鉱山鉱害、これはいままで……
○佐藤(敬)委員 先般の前国会が終わったあとで、地方行政の皆さんが沖繩、奄美群島等の視察をなさいました。わが党におきましても、山口鶴男議員と吉田法晴議員が参加いたしまして、沖繩の状況をいろいろ視察してまいりました。その際に現地からいろいろ要望がありましたのですが、そういう問題について御質問を申し上げたいと存じます。 まず第一に、昭和四十七年から臨時沖繩特別交付金という制度ができまして、四十七年が八〇、四十八年が六〇、四十九年が四〇%、五十年が二〇%と、それぞれの割合でこの臨時特別交付金を支給することになっております。それで四十八年度の交付税を見ますと、この算定の基礎はもう御承知のように、沖繩……
○佐藤(敬)委員 大臣の所信表明の演説に対する質問の前に、ちょっとこのたびの記録的な雪害のことにつきまして関係の方々に御質問したいと思います。 今度の秋田、青森、新潟、長野、ああいうところを含めました雪害につきましては、もうずいぶんテレビや新聞等でその実情が明らかにされておりますので十分御承知かと思います。しかしあの雪の状態というものは、土地の古老に聞きましてもいまだかつて見たことのないような、しかも、いままでの雪ですと一時的なもので、降って一週間かある程度あれば消えたものですが、今度は連続的に次から次と雪が降っておりまして、おのおのの部落がほとんどその土地に閉じ込められた籠城状態におちいっ……
○佐藤(敬)委員 地方税法の全般的な、体系的なことにつきましては私のほうの各委員が質問いたしますので、私は具体的な問題についてしばらく質問申し上げたいと存じます。 その第一は、木材引取税の問題について御質問いたします。 木材引取税について、これは市町村の普通税でございまして、前からずっとなかなか代替の財源の見つからない財源として、ときどき廃止の声が出るけれどもなかなか廃止できないでおります。現在その中にかなり大きな矛盾が含まれておりますので、その点についてまず御質問いたしたいと思います。 いま行なわれておりますところの木材引取税は、税法によって従価税と従量税と、両方とってもいいようになっ……
○佐藤(敬)委員 私は、今度の交付税の中で、市町村あるいは県の非常に大きな問題になっております、市町村立あるいは県立等の病院の再建の問題、あるいはまたその中に含まれているところのいろいろの問題に限って質問をいたしたいと思います。 言うまでもなく、公的医療機関の再建の問題は、現在の地方自治体の非常に大きな問題でありまして、これの再建が今度の国会に提出されたことは非常に喜ばしいわけでありますが、しかし、その中にはまだまだたくさんの問題が含まれております。これを一つずつ指摘して質問いたしたいと思います。 この前に、例の健康保険の問題を少しばかり質問いたしました。健康保険の問題につきましては、自治……
○佐藤(敬)委員 私は、日本社会党を代表して、地方交付税法の一部を改正する法律案に対して、次の各観点より反対の討論を申し述べます。 第一は、田中内閣は、みずからのつくり出した狂乱物価の対策として、総需要抑制を打ち出し、昭和四十九年度予算の前年比伸びを二〇%以下に押えると称し、最終的に地方交付税の中より約千六百八十億円を早期返済の形で減額することによって一九%台に押えたのであります。 われわれは、国の総需要抑制策に対して、公共事業の抑制等、地方自治体がある程度協力させられることはやむを得ないとしても、今日の地方財政は、累積した超過負担に加えて、狂暴なるインフレの追い打ちをこうむって、いまや困……
○佐藤(敬)委員 今度の消防法の改正で非常にたくさんの資金が要るわけです。そのために、大都市の大きなところはいいけれども、地方の都市へいきますと、かなり大きな負担がかかりまして、それをはたして十分に販買の利益をもってカバーできるかどうか、こういうことに対して、地方のスーパーであるとかいろんなそういうところはかなりな恐慌を感じているところが非常に多いわけです。これはこの間の自民党の方の質問でかなり明細に討議されておりますけれども、いまの状態で、この間の討議を聞いておりますと、消防庁の方々が考えているものと、それから現実に業者があれを改装する場合の考え方といいますか、実際の経費といいますか、そうい……
○佐藤(敬)委員 一番先に林さんにお伺いしますが、きょう、この自治法の質問をするということは先週の木曜日でしたかにきまっているんですよ。ところが、ここへ来まして、こんな膨大な資料をいまみんなに渡されたんですよ。こんなのをいま渡されたって、私がいまここで質問するのに何の足しにもならぬのですよ。渡すなら、先週きまっているんだから、先週のうちに渡してもらって、これによってしっかりと勉強さしてもらわなければ、こんな資料何の役にも立ちませんよ、私には。どうです。まずそれからひとつお伺いします。
【次の発言】 今度はせっかくこんなに苦労して膨大な資料をつくっているのですから、審議に十分利用できるようにひと……
○佐藤(敬)委員 この前の積み残しですから中途から始めますが、一番先に一つお聞きしたいのですが、この組合ができますと、この組合でできないものは何か、ちょっと教えていただきたいのですが。
【次の発言】 この間も言いましたとおりに、私もそうだと思うのですよ。理論的にはこれは全部できると思うのですよ。できないものはたった一つありますね。それは議会です。議会はこれは直接選挙しなければいかぬことになっていますので、議会だけは一部事務組合をつくるわけにはいきません。議会以外のものは全部できる。事実上これは全部事務組合みたいなかっこうになるのですね、議会を除いて。だから、これをこのままにしておくと、これは必……
○佐藤(敬)委員 山口県の防府市におきまして、水道事業の組合とそれから水道管理者の間に結ばれた協定に対しましていろいろな紛争が起きておりますので、その点に関しまして、二、三質問をいたしたいと思います。 第一番に、この問題に関して管理者と組合との間に協定されました正当なる協約を市長が昭和四十九年九月二十八日に市議会に対しまして承認第六号として「予算上不可能な支出を内容とする協定の承認について」、こういうものを市議会に追加して付議しておりますが、この問題について御質問いたします。 この提案理由に、当事者は水道管理者と水道労組であり、予算上不可能な支出であると市長が認める、こういうふうに書いてあ……
○佐藤(敬)委員 今度上程されました地方税法の一部改正の法律案、電気税、ガス税及びそれに関連いたしまして地方税のことについて若干質問をいたしたいと思います。 時間が少ないので、内容のことはよくおわかりだと思いますので簡単に質問いたしますので、ひとつ誠意ある積極的な御答弁をお願いいたしたいと存じます。 第一に、ちょっと様子をお聞きしたいのですが、減税減税といっておりますけれども、今度の内容を見てみますと必ずしもこれは減税ではなくて、これは電灯分の百六十四億、電力分の三百二十三億、合計四百八十七億が増収の見込み額ですが、それに対して今回の改正の減税見込み額が、税率引き上げ分が二百三十八億、免税……
○佐藤(敬)委員 いま山本委員が質問したので大体尽きていますけれども、私はもっと具体的に、もっと率直にひとつお聞きしたいと思うのですが、まず住民税に対する課税最低限の問題です。 これは肥後先生とその他の三先生、意見がもう真っ二つに分かれてしまっております。肥後先生の御意見は、そこに税務局長がおりますが、私どもいつも税務局長と話していますと、税務局長の言われるのとほとんど同じ発言でございます。 そこでちょっと、これは時間がありませんので、具体的に申し上げますけれども、私ども市町村の実態を見ておりますと、課税最低限を国と地方と一緒にする、こういうことは、市町村の貧乏さかげんということから言うと……
○佐藤(敬)委員 今度の合併特例法の改正に当たって、いままでも合併の問題でいろいろ問題がありまして、特に参議院から広域市町村の問題について附帯決議がわざわざつけられた、こういうような問題が出ておりますので、私はこの広域市町村の問題について二、三御質問したいと思います。 昨年の九月三日から地方行政委員会で、長野県の佐久市の広域市町村圏を視察いたしました。あのとき、広域行政の問題についていろいろ話し合いをいたしまして、委員の方々からいろいろと質問も出されてきましたのですが、その一つに、広域市町村圏が非常に大きくなってきますと、どうも小さい町村のあれが発言できないで、大きい組合員だけが発言をして権……
○佐藤(敬)委員 大蔵省の方、お忙しいでしょうから先に質問して帰っていただきます。 筑波学園都市がいま進行しておりますが、それに移っていくいろいろな学校だとか試験場みたいなものがたくさんありますね。これについて東京都初め各区、それから神奈川県、千葉県、こういうところでそういう移転した跡地の問題についていろいろな要望を大蔵省等に申し上げてあるわけです。これがかなり大きな問題だと思います。特に過密の東京都やその近辺の県等では非常に大きな問題になると思います。大体これは国土庁か何か全体の計画をやっておるようですけれども、国土庁の方、計画はどういうふうになっているのか、ちょっと教えていただきたい。
○佐藤(敬)委員 去年の七十二国会で、地方公務員共済組合制度の中の短期任意継続組合員制度が発足いたしました。ところがこの一年の間にいろいろな問題、特に期間の問題と掛金に非常に多くの問題が出てきておることは御承知のとおりであります。そこで私は、この短期任意継続組合員制度にしぼって御質問いたしたいと思います。 この掛金の問題でありますけれども、これの計算の基礎としてあるものが財源率あるいは負担率、こういうものがありますけれども、この財源率の問題についてちょっとお伺いしますが、財源率の最低と最高、それから一番多い率はどこに集中しているのか、これをちょっとお伺いしたい。
○佐藤(敬)委員 ちょっと先生にお伺いいたします。 先ほど緑地の問題についてちょっと御発言がありまして、先生が専門の都市防災という側からこういう発言が出たのだろうと思いまして、非常に興味を持って、関連してちょっと質問させていただきたいのですが、いま、たとえば川崎なんかで遮断緑地ですか、いろいろなものをつくろうと言っていろいろ苦労している。この間、視察に行って聞いてまいりましたけれども、九千億も一兆円もかかるというような大変な金がかかるんですね。いまの低成長下で、企業も金がないし、国も市町村もみんな貧乏であるとき、果たして一兆円近い金を出してあれが実現できるものかどうか、私どもは非常に疑問に思……
○佐藤(敬)委員 このコンビナートというのは、いわば技術革新というか巨大科学の落とし子みたいなものなんですね。いわばジャンボジェット機だとか、新幹線だとか、マンモスタンカーだとか、ああいうような巨大技術、いま盛んにやられていますが、ああいうものと同じようなものでありまして、巨大なずうたいが事故を起こせばそのまま大変な事故につながっていくという、こういうような非常に大きな社会的な災害を起こすところの危険性を持っておるわけです。一度事故を起こせば、単に会社だけではなくて、社会全体に非常に大きな被害を、打撃を与える、こういうようなものであります。したがって、この巨大技術コンビナート、こういうものにつ……
○佐藤(敬)委員 私は主に林野庁にお聞きしたいのですが、長官はもうお帰りなりましたか。――じゃいいです。部長さんかだれかおられるでしょう。 今回、秋田、山形、青森、こういうところを襲った水害、これは主に国有林の地帯を襲っておるわけです。 そこで問題は、いままでも議論されたように国有林と水害、それによって災害を受けたところの地元との関係、こういうことが非常に大きな問題になっておるわけです。特に今回の災害は、各地で聞かれる声は、国有林の乱伐がこの水害を非常に大きくしたところの最大の原因ではないか、こういうふうに非常に高い批判が起っておるわけです。真室川地区あるいは北海道、いま津川さんが質問され……
○佐藤(敬)委員 この前の審議からしばらく時間がたちまして、いろいろなことが解明されたと思います。
長官にお伺いしますが、水島の事故の中間報告が少しありましたようですけれども、最終的に原因が解明されましたか。大体秋ごろできるようなお話でしたが。
【次の発言】 直接の引き金になったというお話がいまありましたが、直接の引き金になったという意味は、垂直のはしごのことですか。
【次の発言】 その点についてこの間調査に行ったときも、それが引き金だ、直接の原因だというふうなお話でしたが、いまここに近畿大の助教授の保野さんですか、水島の重油流出のタンク破損の原因を研究したものが出ているのですが、これにより……
○佐藤(敬)委員 いま岩垂議員からロッキードの問題について質問がありましたけれども、関連して、これは質問であるか、要請であるか、意見であるかわかりませんけれども、簡単に公安委員長と警備局長にちょっと……。 このロッキードの問題は、国民から見ると非常に奇々怪々でよくわかりません。大体海の向こうからあらわれてきて、本体がまだ海の向こうにあるのですね。それが今度はニクソンと田中前総理がハワイで会ったとかなんとかかんとか、今度はこっちへきて右翼の大物が介在しておるとか、田中さんの刎頸の友の小佐野さんが入っているとか、政府高官に金が行ったとか、今度は児玉さんが病気になったとか、まあいろいろな問題があっ……
○佐藤(敬)委員 私は、日本社会党を代表して、政府提案の地方税法等の一部を改正する法律案及び特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法の一部を改正する法律案並びに共産党提案の修正案に反対、日本社会党並びに公明党提案の修正案に賛成の討論を行います。 今日、高度経済成長政策の破綻の結果、国、地方とも空前の財政危機に陥っている。特に三割財政に七割の重荷をしょわされている地方財政は、おしなべて崩壊のふちに立たされている。税収入はいまや不況の影響をもろに受けて絶望的な落ち込みを記録し、国、地方とも歳出重点の財政運営から歳入重点の財政運営へと大きく転換することを余儀なくされて……
○佐藤(敬)委員 きょうの参考人の方々には厚く御礼申し上げます。 実は、いまお聞きしたので、必ずしもいま申し述べられたことに対する質問にならないかもしれませんけれども、その点ひとつ御了解いただきたいと思います。今度の地方財政計画ですね、これでいつも言われておりますが、今度は国も赤字だ、だから地方も赤字をしょうのは当然だからというので、大変な地方債がどんどん発行されてきたわけです。私どもは、どうも都合がいいときは国と地方自治団体は同格になって、都合が悪くなると地方団体が国に隷属している、こういうような使い分けをされているような気がするのですね。元来、午前中にも出ましたけれども、国は自主的にいろ……
○佐藤(敬)委員 これはいままでの状態では確かにそうかもしれません。だけれども、非常に現在の状態はいままでにないような深刻な状態なんです。岩手県の葛巻町、これは有名な災害地になって、ときどき新聞等に出てきておりますけれども、全体の作付面積四百二十ヘクタールのうち収穫ゼロが八〇%を超す。大変な状態になっている。これは村全体が何もとれないという状態です。それから私の方の秋田県でも、ある村は一つの部落が三十ヘクタールの作付面積のうち二十ヘクタールがやはり収穫ゼロだ。去年大水害を食らった私の方の鷹巣という町では、百二十ヘクタールが青刈りされている。一つの部落が全滅するというような、あるいは一つの町が全……
○佐藤(敬)分科員 私は、いま秋田県の小坂町を東北縦貫道路が通ることになっておるのですが、その問題についてお伺いいたしたいと思います。 実は地元からこの問題についていろいろお話がありまして、よく調査してみましたところ、非常に遺憾な点があるのではないか、こういうふうに考えております。というのは、一つには、地元の要求でもわかりますように、小坂町というのは例の小坂鉱山のある町でございますけれども、小坂川に沿うた非常に幅の狭い、いわばウナギのねぐらのようなところに発生した町でございます。鉱山がおかしくなったり農業がおかしくなったりして、この高速道路ができることに地域全体としては非常に期待しておりまし……
○佐藤(敬)分科員 私は、時間が非常に少ないので、最近医師の不足が非常に叫ばれておりますので、この問題にしぼって質問したいと思います。
医者が不足だというような話が出ましてからずいぶん長いことになります。いろいろ対策が講じられたように聞いておりますけれども、一向事態が改善されないで、私の考えではむしろますます悪くなっていっているのじゃないか、こういうふうな感じがするのですけれども、政府は一体この医師を充足するためにとういうふうな実効ある手段をいままでやってきたか、これを聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 いまかなりな新しい医者の卵がどんどんできていっている、こういうことですけれど……
○佐藤(敬)分科員 おもに林野庁の方々にお伺いいたしたいと思います。 この前、二月十六日に、農林省からこういうものが発表になりました。「「森林資源に関する基本計画」並びに「重要な林産物の需要及び供給に関する長期の見通し」」というものが閣議決定されて出されたわけですけれども、これに関して、まず二、三お聞きしたいと考えます。 これは、いわゆる林業基本法の第十条に基づいてつくられました林業政策に関する国の指標であります。したがって、これはいいかげんなものではない、しっかりした見通しのもとにできたものに違いないと思いますけれども、いかがですか。
○佐藤(敬)委員 厚生省がまとめ上げました国民衛生の動向、これによりますと、わが国の有病率というのは年々高くなって、昭和三十七年には千人に対して五十四人、四十二年には七十二・二、四十五年には九十三・六と、こういうふうに年々高くなっていっているわけです。これは言うまでもなく高度経済成長の進捗率に従ってこういう有病率というのがどんどん出ていっておる。いわば高度経済成長というのが国民の健康を非常に阻害している、こういうふうに言うことができると思います。ここ十四、五年来の状態を見ましても、大都市においては精神障害であるとか、呼吸器の疾患であるとか、あるいは先天的な異常であるとか、こういうのが非常に急激……
○佐藤(敬)委員 労働大臣にお伺いしますけれども、今度のこの法案のタイトルについてお聞きしたい。
雇用保険というのは非常に私はおかしいと思うのです。形容矛盾じゃないか、こんな感じを持つのですね。失業保険というのはいわば社会保障の一環であろうと思います。しかし、雇用政策というのは政府が金を出してどんどんやればいい。それを二つ結びつけた。しかも失業という名前を全然とってしまって雇用保険、こういうふうな名前をつけた、このいわれをお聞きしたい。
【次の発言】 いい法案だと言われますけれども、これは雇用にはいい法案かもしれません。しかし失業には何もよくないのですよ。この法案を見てみますと、なるほど雇用……
○佐藤(敬)分科員 私は、昨年の三月六日の同じ分科会で御質問申し上げました東北縦貫道路の秋田県小坂地内の道路の位置の問題について御質問いたします。 昨年の三月六日――ちょうどきょうで一年であります。この前は金丸建設大臣から非常に力強いことばをいただいて早急にできるかと思いましたが、一年たってほとんど何も進んでない。また同じような質問をしなければいけないことを非常に残念に思います。大臣がかわられましたので、簡単に状況を最初に大臣に御理解をしていただきたいと思います。 この地域は、例の同和鉱業の本拠地である小坂鉱山という鉱山のある町でございます。町の形状は御承知であるかもしれませんけれども、小……
○佐藤(敬)分科員 私は、私の選挙区でございますが、いま秋田県大館市の真中、二井田という二つの地区におきまして、小学校の統合問題で大きな紛争が起きておりますので、その問題につきまして御質問を申し上げたいと存じます。 たびたび陳情をいたしておりますので、内容はかなりよくおわかりのことと思いますが、この学校は、旧真中村にあります真中小学校と、旧二井田村地区にありますところの二井田小学校及び杉沢小学校、この三つの小学校を統合して新しい学校をつくるという問題であります。問題の発端は、二井田小学校と杉沢小学校、この二つがどうしても統合しなければいけないという現状にございます。というのは、二井田小学校は……
○佐藤(敬)分科員 私は、最近起こりました例のネズミ講といわれる問題について御質問いたしたいと思います。この問題は、十二時ごろ公明党の渡部さんによっても質問されました。しかし、これは私の地元で実際に発生した問題であります。したがって、もう一ぺん御質問申し上げたいと思います。 御承知のように、秋田市にありますところの朝日相互経済互助会、こういうのがことしの一月、取りつけ騒ぎみたいな大騒ぎになりまして、問題が発生いたしました。 これによるところの概況を申し上げますと、朝日相互は四十七年の七月にでき上がりまして、最近の四十九年の一月、約一年半の間に三十五の都道府県にまたがって、延べ五万七千五百人……
○佐藤(敬)分科員 私は、最近非常に業者の間で問題になりました例の衛生陶器、それと関連するところの水洗金具、こういうものの値上げがメーカーから宣言されて、非常にいま業界で問題になっておりますので、その点について二、三お尋ねをいたしたいと思います。 通産省にお伺いいたしたいのですけれども、この衛生陶器や水洗金具のトップメーカーである東陶機器、それから伊奈製陶、この二つの会社が、東陶の方は一月十一日付でもって、二月一日から一律に一五%値上げをする、こういう通知を業者に出しておる。伊奈製陶の方は一月十八日付でもって、一月二十一音から衛生陶器一三%、水洗金具一六%、大体平均しますと、やはり一五%の値……
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