このページでは和田貞夫衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○和田貞夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明がございました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案につきまして、わが党の考えを明らかにしながら、若干の質問を行ない、総理並びに関係閣僚の答弁を要求するものであります。(拍手) まず第一に、いままで二回にわたって廃案のうき目を見ている防衛二法を、またまた提案されているのでございますが、世界の各国が平和を目ざして、懸命の努力を続けている現下の国際情勢において、ひとりわが国のみが、専守防衛に名をかりて、戦力増強を推し進めようとする政府の意図が、一体那辺にあるかについてであります。 第二次世界大戦以降、戦火の絶ゆる間のなか……
○和田貞夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました内閣法の一部を改正する法律案に強く反対する立場から、わが党の考えを明らかにし、総理並びに関係閣僚に対して質疑を行なうものであります。(拍手) この法案は、提案理由によりますと、開発途上国に対する経済協力の積極的推進をはかるための担当国務大臣を新設するというのでございますが、経済協力という美名に隠れ、国内で行き詰まってきておる大企業本位の政策を、海外市場により大々的に転嫁する経済侵略の危険性を指摘せざるを得ないのでございます。 歴代自民党政府が今日まで推し進めてまいりました高度経済成長政策は、労働者、農民、中小零細……
○和田貞夫君 総理、あの原子力船「むつ」が、漁民を中心とした地元住民の強い反対を押し切ってまで出港し、洋上での出力試験中に放射線漏れが生じ、五十日間もの漂流を続けた果てに、いまや撤去作業の進む母港で雪に埋もれてつながれているのでありますが、その姿にこそ、まさに、わが国の原子力行政そのものが象徴されているとあなたはお考えになりませんか。(拍手) 私は、日本社会党を代表いたしまして、科学技術庁設置法の一部を改正する法律案について、わが党の考え方を述べながら、政府の原子力行政に対する基本姿勢に対し、根本的再検討を求めるとともに、総理以下、関係閣僚の見解をただしたいと存じます。 わが国の原子力行政……
○和田貞夫君 私は、日本社会党を代表し、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、わが国を含むアジアの安定と平和を守り、ひいては世界の平和を願う観点から、本法案に反対し、わが党の態度を明らかにして討論を行うものでございます。(拍手) まず第一に、現下の情勢と、これに対応するわが国の外交方針についてであります。 南ベトナムにおけるアメリカのかいらい政権の崩壊は、後世の評価を待たずとも、世界史の上に輝く一ページとなる出来事でありました。それは、民族自決の哲理がいかに強大な力をもってする圧制をもはね返し、常に勝利に帰するという世界史の法則を、この時代においてもみごとに証明したと言うこ……
○和田(貞)委員 いまの堂森議員の質問によりまして、やみ織機だとか無籍織機だとか全く聞こえの悪いことばですが、やや通産省のほうにも責任がある、政府のほうにも責任があるということを認めかけつつあるというような答弁の内容でありますが、私は、さらにつけ加えまして、明確に政府の責任であるということをひとつ断言してほしいというように強く希望するわけであります。 なぜならば、先ほどから何回となく言われておりますように、この無籍織機が発生した原因というものは、いままで行政が手を入れて、具体的には繊維工業構造改善策の中で、きわめて零細企業であった二十台以下の保有者は制限の対象としておらない。したがって、その……
○和田(貞)委員 筑波研究学園都市に新設される筑波大学のことにつきましては、本会議でも明らかにされましたように、中教審答申を目ざすモデル大学の創設であり、国家の管理と統制強化をねらおうとする新大学構想であるということは周知のとおりでありますが、同時に、筑波研究学園都市の建設事業については、大手の土建業者の大もうけをする場に供せられるものだともいわれておるのであります。とすれば、今回改正案に盛られております筑波研究学園都市営繕建設本部の役割りというものは、大手建設業者を太らすための各種工事の発注をするものの元締めになるのではないか、こういう推測も成り立つわけでありますが、まず、この点につきまして……
○和田(貞)委員 設置法の改正内容についてですが、一つは、趣旨説明にもございますように、物価局を設置して物価に関する総合的な政策を強力に推進する、これが一つの理由であって、もう一つは、勧告の権限あるいは内閣法第六条に基づく措置を、従来はなかったのをとらすという、こういう内容の経済企画庁長官の権限を強化する、こういう二つの理由と改正の内容でありますが、率直に申しまして、との二つの骨子とする改正によって、物価が下がっていかないのか、下がっていくようになっていくのか。その点、ひとつ自信のほどを長官のほうからまずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 まず物価局についてですが、いままで二十名の課が……
○和田(貞)委員 前回御質問させていただく中で指摘いたしましたように、工事料が三百万円以下というような、本来指名競争契約を結べるような小規模な工事や、あるいは百五十万以下という随意契約によるような小規模な工事、こういうような工事を中小の共同企業に発注しておった例なり、あるいはBランクの共同企業体に三千万程度のCクラスの発注金額の工事をやらしておる、あるいはAクラスやBクラスにも登載されておらない指名業者である共同企業体に一億一千百万円というようなBクラスの発注金額の工事をさせておる、こういう例をあげたわけであります。業者をABCDEというふうにランクづけをすることによって中小の建設業者を保護す……
○和田(貞)委員 法務省設置法の一部改正案の審議にあたりまして、あとを絶たない差別事件が継続しておるわけでございますので、何といいましても憲法の大きな柱の一つである人権問題にかかる問題でございますので、この際、差別事件のいろいろな面について、大臣並びに法務省の見解をただしてみたいと思うわけでございます。 御案内のとおり、昭和四十年の八月にいわゆる同対審答申が内閣に出されまして、それを受けまして昭和四十四年の七月に同和対策事業特別措置法という法律が制定、公布されたのでございますが、先ほど申し上げましたように、毎日のように差別事件が続出しておる。憲法の柱である基本的人権、これを守る立場にある法務……
○和田(貞)委員 先ほどわが党の上原委員の質問でも触れたわけでありますが、今回この設置法の一部改正案の中で、審議会の廃止統合、四つの審議会を一つに統合するという案であります。これはもう気持ちとしては、不必要な審議会をできるだけ統合していって付属機関を簡素化していこう、こういうあらわれであろうと思うわけなんですが、この四つの今回対象になっておる審議会というのは、それぞれの歴史があります。それぞれの対応する法律が異なっておるわけでありまして、いわばみそもくそも一緒にしてしまうというこの案であります。 したがいまして、まず冒頭に申し上げておきますが、われわれといたしましては、この審議会の統合につき……
○和田(貞)委員 一昨年の雫石町上空における全日空機と航空自衛隊機の追突事故、実に世界航空史上における最大の惨事となったのでありますが、これはまた今日の日本の空の状況というものを全く露骨にあらわしたものである、こういうように思うのであります。 昨年の七月に、この事故から一年後になるわけですが、全日空機の接触事故調査委員会が設置されまして、それなりの調査をなされて、調査報告書が発表されたのであります。四項目にわたりまして、法制面の整備と事業面の具体化、これを勧告いたしております。今回議題になっております航空事故調査委員会設置法案もこの勧告に基づくものであるわけでございますが、同調査委員会の調査……
○和田(貞)委員 きょう私は、各省にわたっている問題でありますが、特に文部省関係に一番多い定員外職員の問題について質問させていただくということで、実は東京大学の関係者の参考人としての出席を求めておったのでありますが、参議院における筑波大学法案の強行採決に対する抗議のストライキ、それに私がきょう質問しようと思っておりました定員外職員の問題解決のための抗議のストライキ、あわせてきょうは二時間ストライキをやっておるわけでありますが、これに対処するためにということで、東大の関係者がいずれも参考人として出席することを断わってまいったわけであります。私もそのために非常に大きな被害者であります。問題に対処し……
○和田(貞)委員 私、この機会にまず教えてほしいのですが、いわゆる団体委任事務というのと機関委任事務というのを、自治省としてはこれをどういうように区別をされておるか、明確にひとつ教えていただきたい。
【次の発言】 そうすると、本来国の固有事務として、国の出先機関として仕事を委任をしておる、こういうことでありましたならば、これは原則としてその費用一切は国が負担する、こういう考え方に立たなければならないと思うのですが、そういう考え方でいいですか。
【次の発言】 たとえば、具体的に申し上げて戸籍事務の場合はどうなりますか。
【次の発言】 いま市町村の事務量の中で、概して一番大きなのはやはり戸籍、住民……
○和田(貞)委員 私はこの時間をちょっとおかりいたしまして、去る四月二十四日に大阪の木津中学校で日本共産党の時局批判演説会が開かれまして、これに伴って部落解放同盟と主催者である共産党との間に紛糾が起こっておるわけでありますが、その後共産党の配布される文書の中で事実に反する内容が記事になっておるということで、部落解放同盟のほうからその事実関係を適当な機会に明らかにしてほしい、こういう要請がありましたので、時間もありませんので簡単に事実関係だけを質問いたしまして御答弁をお願いしたいと思います。 五月八日に開かれました法務委員会の議事録を見てまいりますと、説明員である山田警備課長が正森委員の質問に……
○和田(貞)委員 まず第一点として、迎賓館のことについてお尋ねしたいと思います。 それぞれ委員の皆さんから発言があったことであろうと思いますが、この事の始まりが、閣議で迎賓館を新築したいという構想を三十八年に立てられて、四十二年になってこれを、旧赤坂離宮を改修するという構想に切りかえて、四十三年から四十八年まで六年にわたって改装工事が進められてきたわけなんですが、私は、まず第一点として、六カ年を費やして四月一日に開館を予定しておられるらしいのですが、それまでに備品、調度品を含めまして、迎賓館を開館するのに、最終的には総計どれだけの経費がかかるのか、お聞きしたいと思います。
○和田(貞)委員 今回の法務省設置法の一部を改正する法律案の内容でございますが、一つには入国管理事務所の出張所を、別表十二を廃止して、自由に国会のチェックもなしに省令によって廃止統合をやっていく、こういうやり方を考えておられるのでありますから、そうなってまいりますと、住民の利便というものを全然無視し、住民の意思というものも全然聞き及ぶところなしに、自由に出張所を置いたり廃止したり統合したりすることができるのですが、これは住民のサイドからいいましても、問題がありますし、あなたのほうの労働組合のほうでは、このことによって、今後、一そう管理職を増大させていく結果になるということを非常に心配しておるわ……
○和田(貞)委員 私は、その後の自衛官の募集のやり方をいかに改善されたかということと、隊員に対する同和教育について、どのように取り組まれておるかということについてお聞きしたいと思うわけであります。 昨年の三月二日の、前国会における防衛庁設置法、自衛隊法の一部改正案の中で、私が本会議で大阪の一例をとりまして質問したわけです。防衛庁長官はかわっておられるわけですが、一月の十九日の大阪におけるできごとでありまして、高槻の未解放部落の出身の一少年が、家を出て、そして帰ってこない、家のほうでは、一生懸命に四方八方さがしまして、警察に行くえ不明だということで届け出をしておる、ところが、大阪地方連絡部のほ……
○和田(貞)委員 続きになって恐縮なんですが、いま鈴切さんが質問をやっておられたFIRの問題については、台湾問題が国際的に解決しない限りは、実質的に取りきめができても、形式的な取りきめというのは、どうもこうもならないということになるわけですね。
【次の発言】 那覇の航空交通管制部が発足するまでには、そのことが可能であるというように解釈しておいていいわけですね。
【次の発言】 それができなければ、管制部は発足しない、こういうことになるわけですか。
【次の発言】 念を押しておきますが、安全は保てるというように解釈していいわけですね。
【次の発言】 進入管制が移管できないという理由を、先ほど私も聞い……
○和田(貞)委員 設置法の改正の理由、あるいは今年度の中小企業施策の重点というのも読ましていただきましたが、中小企業行政の必要性、特に小規模事業対策というものについての必要性を強調されておるわけであります。でありましたならば、まずお聞きしたいのは、権限も機構もない、屋上屋を重ねるような、海外経済協力担当大臣をつくるというような、そういうところまで閣議決定されておるにもかかわらず、長年の私たちの主張でありました中小企業庁を中小企業省に昇格させて、抜本的に中小企業の施策を講じようという考え方に、なぜ踏み切られなかったのか、その点について、まず大臣のほうからお伺いしたい。
○和田(貞)委員 この間質問を続けようと思いましたら、航空局もおいでにならなかったので、時間の関係もありますので、簡単に大阪空港と関西新空港の問題について、お聞きをしておきたいと思います。 昨年の七月九日に、運輸省のほうから、大阪空港の騒音対策協議会に、減便計画を含めて回答なされておるわけなんですが、その後、三月の二十三日に、日航、全日空、東亜国内航空の三社に対しまして、大幅減便の措置を講ずるようにという指示をなさっております。それから山陽新幹線の岡山―博多間の開通が、十二月をめどにしておりましたので、それらの開通と相まって、さらにジェット機の減便ということも計画になっておられる。ところが、……
○和田(貞)委員 法案の質問に入る前に、この間の五月三日の憲法記念日におきまして、わが党の成田知巳委員長が護憲連合主催の憲法施行二十七周年記念集会で、ちょうど演説をしておる最中のできごとでありますが、元自衛隊の隊員であった佐藤信幸が、殺意をもって、成田委員長を殺害の未遂に終わっておるという事件が起こりまして、その間の事情につきまして、私たちは、新聞情報でしか熟知いたしておりませんので、その後の捜査の内容、経過を、この機会にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、犯人の佐藤が、成田委員長殺害計画、犯行の動機、いま報告があったとおりですが、この背後関係といいますか、愛国党員であると……
○和田(貞)委員 まず、最初にお聞きいたしたいのは、すでに衆議院を通過したわけでありますが、前国会から継続審議になっておりました新国土総合開発法は、その開発部面を削除して、そして土地の利用と土地の規制を中心にした法律に改められて、国土利用計画法という法律が、いま参議院において審議されておるわけでありますが、私は、政府が、あくまでもこの国土総合開発法というのが、国土利用計画法という形になって変身されたものに過ぎないのだ、こういうふうに考えられておるのかどうかということについて、議員立法としていま審議されております国土利用計画法についての認識について、どういう認識を持っておられるか、そのことを、こ……
○和田(貞)委員 まず、総務長官にお尋ねしたいのですが、年金という定義です。年金というのは生活費なのか、生活の足しなのか、小づかいなのか、どっちですか。
【次の発言】 国が保障すると言うけれども、国が何を保障するのですか。私の尋ねているのは、恩給とは、言われるように公務員に対する年金でしょう。年金たる恩給はとか、年金たる恩給のとか、必ず恩給は年金だということをうたっておるのです。だから、私の尋ねておるのは、年金というのは、生活を保障するものなのか、生活の足しにするものなのか、小づかい銭なのかということを尋ねておる。
【次の発言】 生活のささえになるということは、生活を保障するということですね。
○和田(貞)委員 まず、この法案について、ちょっと質問したいのですが、この提案理由に、環境行政の運営体制を強化するため、環境庁設置法及び行政管理庁設置法の一部を改正するのだ、こういうようにあげられておるわけですが、まず第一の環境庁設置法改正で、企画調整局に環境保健部を設置するということ、これは国家行政組織法との関連でそのことができるのかどうか、どういうように考えておられるのか、まず、その点お聞きしたいと思います。
【次の発言】 国土総合開発庁法は、まだ審議の過程であって、質問は終わっておりますけれども、委員会でもまだ可決してないのです。ましてや国家行政組織法が改正されておらないこの時点で、やは……
○和田(貞)委員 まず私は自治省のほうにお尋ねしておきたいのですが、私たちが仄聞するところでは、近く自治省が同和行政についての通達を出すのじゃないか、こういうようにいわれておるわけなんですが、そのことの真意をこの機会にひとつお聞かせ願いたい。そうでないのかどうか。
【次の発言】 正しい同和行政というのを一応自治省として各省間の意見の調整もおありのことだと思いますが、同和行政の正しいあり方というのは、これは一つしかないと思うのです。したがって自治省として、いま申し上げましたように通達を出そうとしておるのであれば、一体どのような考え方が同和行政としては正しいのだ、こういうように思っておられるのか、……
○和田(貞)委員 私は、特に土木建築業者の場合は、土木建築総合請負というような大手建設業者もあれば、大工、左官、塗装というような全く零細な、個人の経営する建設業者もありますし、それに伴って資本も大資本から零細の全く個人の資本の経営者というのがありまして、他の産業と比べて非常に多岐にわたる業界であると思うわけです。 元請と下請の関係につきましても、他の産業であれば下請企業の振興法であるとかあるいは下請代金の支払いについて法律的にいろいろと行政指導もなされておるわけですが、この場合には、表面的に見てまいりますと、建設業法で決められたように、一括下請はしてはいけないということにはなっておるのですが……
○和田(貞)委員 私はまず斉藤参考人にお尋ねしたいのですが、私はやはり日本歯科医師会の認識の問題、先ほど斉藤参考人が一つの例として地方選挙の問題を言われた。まだ歯科医師会の信頼が地に落ちておらないというような発言があったわけなんですが、私はこれは非常に遺憾だと思うのです。今日歯科医療問題を混乱に導いたというのは、何といいましてもやはり歯科医師会に責任があると私は思うのです。全部だとは言いません、もちろん行政にもあると思います。先ほどより伊吹参考人からの一、二の例、あるいは佐野参考人の方から――歯科医の裏方なんです、陰の努力者なんです、そういう下積みになった技工士会の意見なりあるいは技工士の皆さ……
○和田(貞)委員 時間の関係もありますので簡単に質問しますから、答弁の方もひとつ要領よく答弁願いたいと思います。 昭和四十八年の十一月に神戸に本社がある株式会社上組、ここに全港湾の下部組織としての労働組合ができまして、組合が結成されて以来今日まで、かなりの不当労働行為あるいは暴力行為も伴って組合をつぶしにがかろう、こういう会社側の動きが顕著に見られるわけなんです。これにつきまして、警察関係を中心に質問したいと思うわけですが、政府委員の方の都合もございますので、二、三の点について、まず労働省の方に先に質問しておきたいと思うわけです。 この株式会社上組の労務管理の政策が、全港湾の組合結成以前の……
○和田(貞)委員 この法案が早期に提出されることは、国民の皆さんが、特に石油コンビナート等の周辺に住んでいなさる多くの住民の皆さんが、非常に大きな期待をかけておられたことだと思うわけでございますが、結果的にこの法案の内容を見てまいりますと、そのような国民の大きな期待に反して、全く国民の期待外れの法案になり下がってしまった、こういうように私は見るわけでございます。国民の皆さんの要望やあるいは国民の各層のいろいろな意見というものは、今日までの防災行政というものはそれぞれの個別立法の主管官庁である縦割り行政の中で対策を講ぜられたり、あるいは取り締まりをしていったり、あるいは指導をしていったところの弊……
○和田(貞)委員 一つは、先生先ほどの御説明の中で、立地条件の中で、周辺の環境条件等を考慮に入れてできるだけ未然に防止するような計画を立てていかなければならぬ。それには第三者的な公正な立場の者が立案をして、そして用途地域の住民やあるいは議会の意見というものを聞いてやっていかなければならぬ。確かにそのとおりで、私は住民参加という原則を貫いていかなくてはならぬと思うのですが、この法案ではそういうような保障というのはないわけなんです。ただ一つ、論議の中で政府側が答弁しておりましたのは、知事が必要なものを、今後の防災計画を立てるについて防災本部員に地方の自主性でやったらいいではないか、こういうことで、……
○和田(貞)委員 いま御報告のありましたクアラルンプール、マレーシアの首都における赤軍派の占拠事件ですが、いま御報告の中で人質の人命尊重を第一義的に考えた、こういうことなんですが、捜査当局、警察当局としては、そのことはわかりますが、犯人の要求のあったすでに逮捕している犯人七人の釈放に踏み切ったことについて、その法的根拠というのは全然明らかでない。そのことが非常に疑問視されておりますし、今後これらの事件の再発を防止するために、あるいはこの前の一連の企業爆破事件に見られるようなああいう凶悪な犯罪を未然に防止するために、これは国際的な問題からあるいは人質の人命尊重ということはよくわかるとしても、今後……
○和田(貞)委員 私はまず、国立少年自然の家の設置について若干お聞きしておきたいと思うわけなのですが、この目的が、少年を自然に親しませるということ、そうして健全な少年の育成を図るということ、ここにあるように理由は述べておられるわけでありますが、まず文部省がお考えになっておられる健全な少年というのはどういう少年なのか、ひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 思想的な問題は別といたしまして、一つには、精神面としてやはり日本国憲法というのがあるわけですから、平和に徹する人間づくりでなければいけない、民主主義に徹する人間づくりでなければいかぬ、そういうことが私は言えると思うわけなんです。
一方では、……
○和田(貞)委員 寒冷地手当の問題につきましては、燃料費の価格の上昇に伴って毎年人事院勧告が行われて改定されていっているわけですが、寒冷地手当の加算額というものは、特に燃料費に相当する部分であろうと思うのですが、この加算額のついておらない地域については、燃料費というのは全然頭に入れられておらないのかどうか、その点ひとつお答え願いたい。
【次の発言】 一応寒冷地の性格から事情はわかりますが、三級地、二級地に該当する地域の職員については、やはりいま申し上げましたように、北海道の方々もあるいは四級地、五級地の方々も一応給付率の引き上げということで金額の引き上げていくのと同じようになされているのに加算……
○和田(貞)委員 先ほどからもいろいろと論議されているわけですが、天皇の問題につきまして、旧憲法下における場合は元首として、すっきりと君主制を持った日本の元首として規定されておったわけでありますが、戦後の場合、新憲法によって象徴天皇ということになっておるわけでありますから、政治的に言うならば、政治に利用するということでありますが、一般的に言うならば、大人が、戦前から戦中にかけて生をうけた者が、余りにも天皇制をもてあそんでおる、こういうように言わなくちゃならないと思う。新しい憲法下で生まれて今日まで育った子供たちにしてみたら、大人のこの論議というのは何をやっておるのかというくらいの程度しか見てお……
○和田(貞)委員 外務大臣、最近の韓国の国内情勢を見て、記者の追放なり言論の封殺なり、そういう国内情勢を見てどう思っておられますか。韓国の現状を、民主主義の国だというように見きわめられておられますか。
【次の発言】 その差し控えなくてはならないというのは何か意識的な面があるわけですか。差し控えたいというのは、意識的な何かがあるのですか。
【次の発言】 昨年の八月十五日に起こりました朴韓国大統領の狙撃事件、早速政府が特使を派遣するという姿があらわれたのですが、その後、この事件についての捜査が進んでいくに当たって、韓国の捜査当局と日本の捜査当局にかなりの大きな開きがあったと思うわけです。
最終的に……
○和田(貞)委員 私は、まず行政監理委員会にお尋ねしたいんですが、あなたの方から出されている「許認可に関する改善方策についての答申」は、実にしぼってしぼって、二百十九項に及ぶ改善方向を推進すべきであるという結論を出されておられる。しかもその中で、法律の改正を要するものが八十件、政令が二十一件、省令が三十三件、通達、告示が八十五件。法律の改正を要する八十件があるということを結論づけられておきながら、八事項にわたっては外人登録法の問題もございますが、含めて二十三事項についてのみ今度の許認可事項の方の法案の中に出てきておるわけですが、しかもその中で、あなたの方の資料に基づきますと、行政分野ごとに整理……
○和田(貞)委員 今後の問題として建設大臣並びに行政管理庁長官に要望しておきたいと思うのですが、都市計画法、道路法、宅地造成等規制法、建築基準法等、行監委員会の方からの答申に基づいて規定の調整を近くやられると思いますが、その規定の調整に当たっては、今回の都市計画法の一部改正に見られるような規定の整備を先例としないで、十分国民の諸権利を保障することを前提にして法の改正に当たってほしい、このことを強く要望しておきたいと思います。
○和田(貞)委員 私、全く素人でございますので、ひとつ懇切に教えていただきたいと思うのですが、第三航空団を三沢基地へ移転計画を立てられた。その三沢に移す計画というのはどういう理由なのか、まずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 住民の意思というものは全然勘案されなかったのですか。
【次の発言】 防衛局長は、先ほどの質問で私が不足の質問をいたしました後に、住民の意見ということでここで取り上げているんですが、やはり防衛庁なり自衛隊が先行した考え方で移駐していくへ移転計画を立てるということが、私は一目瞭然にわかったと思うのです。防衛庁長官の場合は、これはよしあしは別といたしまして、自衛隊のあり……
○和田(貞)委員 まず、原子力行政懇談会が設置されておるわけですが、聞くところによりますと、いままで六回、七回ばかり懇談会が継続されておるわけです。最終的な結論に到達するまでには至っておらないと思いますが、この機会に今日までの同懇談会の審議の過程をひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 懇談会の審議の日程はわかりましたけれども、それでは第一回目の懇談会で科学技術庁なり通産省の問題点を挙げられたその問題点というのをひとつお示し願いたい。
【次の発言】 結論は大体八月ごろにまとめられるわけですか。
【次の発言】 それは最終結論ですか、中間報告という形になるのですか。
○和田(貞)委員 物価問題、あるいは物価対策というのは、物価がどういうように上昇していくかということを正確に把握して、それを歯どめしていく、こういうことであろうと思うわけであります。しかし、そのためには、物価あるいは生計費がどういうように動いているかということ、実態把握というのがどうしても必要でありますが、政府統計といえば、ややもいたしますと、国民の中に、自分たちの生活実感と非常にずれがある、こういう感情というものが根深くあるわけであります。 そこで、この消費者物価指数についてでありますが、すでに四十六年八月に経済企画庁の物価安定政策会議からの提言もありましたし、あるいは昨年暮れには日本学術……
○和田(貞)委員 この間の五月二十二日の朝日新聞によりますと、借地人と地主の間に、契約更新料という法律的に認められておらないものを地主が請求しておるということで、問題になっておるわけです。これは慣習という形にはなっておりますが、法的な根拠というものがないわけでございますが、この種の問題について行政指導を何か考えられないものかどうか、この点まずお聞きしたい。
【次の発言】 当事者である地主と借地人との間で同意されておるとか、あるいは同意しておらないとかいう問題であれば、いま言われたようなことはよく納得できるわけですが、その閥に不動産業者が介入してこの種のことをやっておるということについては、不動……
○和田(貞)委員 文部省と、大河内参考人と、田村参考人にお尋ねしたいのですが、まず文部省の方にお尋ねしたいのは、適齢期になって幼稚園に入園する率が大体どの程度あるかということ。 大河内参考人にお尋ねしたいのは、各自治体で助成措置をいまだに講じてもらっておらない自治体があるかどうか、あればどのぐらいかということ。それから、助成措置の内容として、保護者対象にしておるのと、設置者対象にしておるのと、地域の私立の幼稚園団体に助成しているところとあると思いますが、それぞれの率を教えてもらいたいと思います。 それから、田村参考人にお尋ねしたいのは、先ほど述べておられた中で、幼児教育の点が余り触れられて……
○和田(貞)委員 未組織労働者の組織された労働者に対する期待を含めて、河野参考人と福田参考人にお尋ねしたいのです。 もちろん、未組織労働者でサービス業に働いておる者も多くありますが、生産労働者で未組織のものというのは、下請企業なり、部品を生産したり半製品を生産したりしておる、そういう中小零細企業、中企業というよりも小企業、零細企業が未組織の生産労働者ですね。そういうところは、親会社から部品なり半製品の価格というものはやはり抑えられているわけですね。 ところが、組織されている生産労働者の場合は、完成品を生産しているわけですね。それは物価の関連で、政府が、賃金の値上げを製品価格にはね返してはい……
○和田(貞)委員 自治省の五・一六通達ですが、大変な通達を出してくれまして、引っ込めろ、取り消せと言っても、自治省がなかなかこの通達の撤回ということをやらないわけです。そういう中で、ある新聞では、この通達が地方公営企業関係の料金値上げの催促通達だ、こういう悪口をたたいておる新聞もあるわけですが、早速経企庁の方は、物価政策の面から、そう便乗して値上げしては困るということを言われて、自治省と経企庁との間に局長間で確認を六月五日にされておる。 ところで、この確認の内容を新聞でも見せてもらいましたし、この確認書の内容を見せていただきましたが、きわめて抽象的で、何が何だかさっぱりわからぬというあいまい……
○和田(貞)委員 社会的な不公正の最たるものに被差別部落住民の問題があるわけでございますが、今日ややもいたしますと、いわゆる解放行政につきまして、国、地方を通じての予算が占めるウェートが非常に高い、あるいは自治体におけるこの種の財源というものが非常にウエートが高いというような発言をされる方もあるわけでございますが、御案内のとおり、同和対策事業特別措置法が施行されてからことしで七年目を迎えることになるわけでございまして、すでに前期五ヵ年計画を終わったわけでございますので、過去の前期五ヵ年計画を見直しながら、特別措置法による総合十ヵ年計画の完成を目指して後期五ヵ年計画を進めなければならない、その二……
○和田(貞)委員 いまの鬼木委員の御質問の中にも触れられておった点に重複するかもわかりませんが、原子力行政懇談会の結論が、私、先ほど聞いておらなかったのですが、今月の末に出るわけですか。
【次の発言】 そうすると、いつごろになりますか。
【次の発言】 この間の審議の過程では、大体秋ごろ、十一月ということを言うておられたので、私は、議会制民主主義というのは、やはり政府側の方も余りこだわらないで、議会の方もやはり余りこだわらないで、接点を見つけて審議をする限りにおいては一やはり今日の原子力行政というものは何としても国民の不安というのが解消されない、疑惑が持たれておる、根本的にその原子力行政というも……
○和田(貞)委員 先輩の皆さんのように防衛問題とか軍事問題はそう玄人じゃございませんし、専門家じゃございませんので、むしろ私のような素人の物の考え方、意見をいろいろと聞いていただいて、そして皆さん方の考え方というものを教えていただくということがあなた方の言っているようなコンセンサスにもなると思いますので、そういう見地から質問したいと思うのです。 現在自衛隊があって、その自衛隊の目的というのが自衛隊法に書かれておるわけですが、その任務に当たっておる自衛隊員が、自衛隊が発足して相当の年月がたっておりますが、いまなお町を大手を振って闊歩して歩いて、おれは自衛隊員だという意識に燃えた隊員というのが一……
○和田(貞)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。 本改正案は、海上、航空自衛官の八百五十三人の増員と航空自衛隊第三航空団を小牧市から三沢市へ移転させるという二点になっておりますが、仮に政府、防衛庁の立場に立つとしても、現在自衛隊の定員を一〇〇%充足してもいないのに定員の拡大というのは全くおかしなことであります。また政府の態度は、四次防達成の来年度において、当初予算の四兆六千億円をはるかに超え、六兆円を超す装備、定員の拡大を図ろうとしていますが、これが近隣諸国に脅威を与えない必要最低限の水準であるかどうかといえば、……
○和田(貞)委員 十二月九日以来各紙をにぎわしている問題でありますが、今回の差別事象というのはきわめて悪質なものでございまして、その差別書の発行について宣伝これ努める購入あっせん案内なるチラシは、「人事「特殊部落 地名総鑑」発行について」こういう見出しで、その内容たるや、随所に差別的な用語が使われておる。しかも、今日なお、社会意識としての普遍的な差別観念をあおり立てて、そうしていかにも部落民というのは悪いことをするようなやつだ、暴力をやるやつだ、そういうような者が企業の中におったら大変ですよと言わんばかりの宣伝をしておる。こういうような事象というものはいまだかつてないわけなんです。かなり大きな……
○和田(貞)委員 簡単に申し上げますが、石連の方にお尋ねします。 三期連続、四期連続赤字だということですが、赤字の部分だけ――赤字の実態も私はわからぬのですが、ただ赤字だということを聞くだけの話で、その以前はかなりもうけておったということを全然言わぬ。赤字になった決算期のことだけを言うておる。それぞれのメーカー側の系統立ったガソリンスタンド等、かなりずっと投資をやっておるというようなことを全然言われてないのです。それを合わしたらどうなるのですかいまの時点で。三期連続、四期連続で赤字だけれども、過去さかのぼって石油業界というのは、それじゃどうなのかということをひとつお聞かせ願いたい。 それか……
○和田(貞)委員 長官、専門家の皆さんが、物価をだんだんと上がる率を少なくしていって年度末には一けただということを言われると、国民の皆さんは何だか錯覚を覚えて、物価が下がっていく、こういうように率直に思っておられるのですね。ところが、よくよく考えてみたら、二けたで一〇・一%も二けたなら、九・九も一けただ。そう差違がないわけなんです。一〇・一%、二けたでしょう。九・九%、一けたでしょう。そこらがどうも、国民の身に当たる感触として期待をかけておるにもかかわらず、やはり上がっていく。これは全体として消費者物価が下がる傾向にあるのだということをいかに言われても、やはり米が上がる、たばこが上がる、酒が上……
○和田(貞)委員 委員外ですので時間が十分与えられておりませんので、端的にお答えいただきたいと思います。 身体障害者なり精神薄弱者の雇用促進、法律を幾らつくっても、法律を幾ら強化しても、問題は、身体障害者や精神薄弱者の労働権を保障するということ、生活権を保障するということ、それにはどういうような対応していくかということ、役所なり企業がどういうように身体障害者や精神薄弱者の受け入れ体制を整えるかということ、あるいは縦割り行政で労働省が労働省だけで考えるというのでなくて、横の連携を持って社会保障の問題であるとか教育の問題であるとか医療の問題であるとか、こういう多岐にわたった全体的な中で身体障害者……
○和田(貞)委員 逓信行政、特に郵便事業あるいは保険事業は、大臣の言われるように一つはやはり住民サービスをモットーとする、しかも郵便事業というのは人手に対する依存度が非常に高いわけですから、きのうも言われているように、やはり労使関係を正常化していって、人事管理面というのは非常に大事であるということを強調されておるわけでありますが、まず住民サービスということで、特定郵便局がどういう基準で、どういうサービスを強めるというような考え方で特定郵便局を設置していっておるのか、こういうことについてまずひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 それは一応の特定局の設置基準といいますか標準といいますか、申請があ……
○和田(貞)委員 恩給の件ですが、人事院総裁何か予定がおありだそうでございますので、人事院総裁の方に先に質問申したいと思います。 いま鬼木委員の方から御質問がございました主任手当の問題ですが、いまもお聞きいたしておりますと、一つの方法としては管理職だというように文部省が踏み切るのであれば俸給の特別調整額、さもなければ俸給の調整額ないしは特殊勤務手当というようなことでこの処理をしてはどうかということで御議論がある、こういう点をお聞きしたわけでございます。私もいまの議論をお聞きいたしておりまして、まずこの間の、おとといですが、大出議員の質問に対しまして、特殊勤務手当によってこの処理をするというこ……
○和田(貞)委員 国家公務員災害補償法あるいは地方公務員災害補償法というのは、もともと昭和二十二年の四月七日に労働基準法ができて、それに伴って労働者災害補償保険法というのができたわけですから、国家公務員法、地方公務員法のなかったときには、労働基準法あるいは労働者災害補償保険法、これの適用を国家公務員も地方公務員も受けておった。したがって、この労働者災害補償保険法というのがやはり基本になってくるわけです。おのずから労働者災害補償保険法の性格なり基本的な考え方なりが、やはりこの国家公務員の災害補償法や地方公務員の災害補償法に影響、関連をしてくるわけです。 一方、社会労働委員会の方では、もうすでに……
○和田(貞)委員 まず、この法律案について簡単に質問したいと思うのです。 在勤手当、在勤基本手当とかあるいは住居手当とかあります。毎回改定されるわけですが、特に在勤基本手当というのが、大使から公使、特号、一号から十百万ということで号俸表をつくられて、それに外務職員の在勤基本手当を当てはめているわけですが、それがしかも学歴偏重というか、上級職の合格者あるいは中級職の合格者、あるいは新制大学の卒業者、新制短期大学の卒業者、高校卒業者、中学卒業者というように、学歴によって号別を格づけというか当てはめているわけです。そういうような形の在勤基本手当というのが果たしていいのかどうかという疑問を持つわけな……
○和田(貞)委員 総務長官の時間の都合がございますので、法務大臣に対しましては午後からゆっくりと質問させていただくことにいたしまして、総務長官に最初に御質問さしていただきたいと思うのです。 昨年の当委員会におきまして、かつてない差別を売り物にするという事件が起こりまして、総務長官も怒りの談話ということで、非常にけしからぬ話だという談話を発表された。また、当委員会におきましても非常に強い決意のほどを述べられたわけです。総務長官は談話の中でも、かかる事件が再び起こらないように要請した、関係各省庁あるいはそれぞれ企業団体等にも呼びかけた、そして、この事件を契機に万全の施策を講じていきたいという発言……
○和田(貞)委員 新しく委員長に就任されました澤田公正取引委員長に対しまして、新委員長としての独禁政策の進め方についての決意と独占禁止法の改正に対する御見解を承りたいと思うわけでありますが、今日ほど独禁法を運用する公取委員会の姿勢というものが大切な時期はないと思われるし、国民の皆さんの公取委員会に対する期待というものはまた非常に大きなものであろう、このように考えるわけであります。 したがって、そのような見地に立ちまして委員長にまずお聞きいたしたいのは、委員長が就任されて早々に記者会見をされておるわけでありますが、その中で、委員長の決意なりあるいは独禁法に対するところの考え方を若干述べておられ……
○和田(貞)委員 電力会社は唯一の独占企業だと思うのです。燃料の場合は、これはまだしもガス会社の都市ガスで生活しておるところもあれば、石油であるいはまきであるいはプロパンでというところがありますから、都市ガスが高ければプロパンでしんぼうするとかまきでしんぼうするということは、現実にやろうと思えばできるわけです。交通機関でも、一部の地域ですが、離島でバスも電車も利用できないというところでは自転車で、あるいは徒歩で生活するというところもありますが、現実の姿として、電灯のかわりに、いまさら私たちの生活様式の中で、ろうそくでというわけにはいかぬわけです。そういうところからあなた方の会社はきわめて強いも……
○和田(貞)委員 まず最初に、福田長官おられないわけでございますが、きのうの毎日新聞の朝刊を見てみますと、消費者物価が、卸売物価の連騰の影響を受けて、秋口は非常に警戒をしておる、政策官庁の経済企画庁も非常に頭を悩ましておるという記事が出ているわけです。 昨日の同じ夕刊を見てみますと、関西で通産大臣がおしゃべりをしているわけですが、卸売物価の現状には心配していない、上半期七、八%の上昇となっても、下半期は二、三%に落ち着けたい、自信を持ってこう言っておられる。そういう中で、それらの卸売物価の上昇の影響というのは、通産大臣自身も認められておるわけですが、減産指導をやった、これは気分の上からも廃止……
○和田(貞)委員 最高裁判所の時間の関係もございますので、まず端的にお答え願いたいのですが、最高裁判所は新しくこちらにできましたね。あれは表玄関というのは一体どっちですか。
【次の発言】 表玄関から入る人はどなたとどなたなんですか。
【次の発言】 いま刑事局長が言われたように、裁判所の表玄関はだれでも通れるというたてまえであろうと私は思うわけです。ところがそうじゃないのです。私自身が裁判所に三回寄せていただいておりますが、ことしに入って一月の二十八日に、出るときに案内してもらった、ここから出なさい、なるほどな、これが玄関だなと思った。入るときにはそこから入れてくれない。まるで建物の外に――もち……
○和田(貞)分科員 長官にお尋ねしたいと思いますが、四次防で海上自衛隊の対潜哨戒機HSS2ヘリコプターに搭載されておるドプラー航法装置AN/APN―130を今回新型化、更新することは内定しておるというように私たちは仄聞しておるわけでありますが、それは事実であるかどうか、まずその点、ひとつお伺いしたい。
【次の発言】 装備局長来ないと、あとは……。どうですか、待ちましょう。――それじゃ装備局長、先ほど長官に質問させていただいたのですが、四次防で海上自衛隊の対潜哨戒機HSS2ヘリコプターに搭載されておるドプラー航法装置AN/APN―130を新型化、更新することが防衛庁として内定しておるように私たち……
○和田(貞)分科員 空港整備計画の中で、関西新国際空港の問題について触れてみたいと思うわけなんですが、聞くところによりますと、三月に航空審議会の結論が出されて答申がなされる、こういうように仄聞するわけなんですが、航空審議会の結論のいかんにかかわらず、運輸省として、関西に、いまの伊丹空港以外に、場所は別として、新空港が現時点におきましてもなお必要性がどうしてもあるのかないのか。あると考えておられるのか。あると考えておられるのならば、なぜ必要があるのだという自信のほどをひとつこの機会に聞かせてもらいたいと思います。
【次の発言】 いまの答弁の中で要望ということばが出ましたが、この要望というのは、い……
○和田(貞)分科員 しんがりでありますが、時間的な関係で要望のようになるかもしれませんが、ひとつ自治大臣……。 私自身、自治体で働いておった経験者です。 そこで、府県の職員の中で、頭は人間の形をしても、しっぽが魚の形になっているという、こういういわゆる八条職員と称する職員がおるわけなんですね。それの原因というのは、地方自治法の施行の際に、附則八条によりまして「当分の間」という、もう戦後二十七年を経過し、自治法施行後も二十五年を経過しておるにもかかわらず、まだこの当分の間というものが続いておるために、身分的にも不安定であるし、給与面からいきましても、地方職員と国家公務員の給与を受けておる者と……
○和田(貞)分科員 私はこの機会に宮内庁に対しまして、英断をお願いすることを要望しながら、大阪の堺に仁徳陵があるわけですが、この仁徳陵の外堀が最近は非常にきたなくなりまして、付近地の住民にとってはこの外堀が蚊とハエの発生源になっておるというような、それくらいにひどくよごれておるわけでございますので、この外堀の問題につきまして提言をしながら、宮内庁の見解を明らかにしていただきたいと思うわけであります。 いま申し上げましたように、仁徳陵のあります堺市が、仁徳陵を含めまして、都市計画公園として大仙公園をいま計画しておる、その計画区域内に仁徳陵が含まれておるわけです。もちろん皇室財産のことでもありま……
○和田(貞)分科員 法務大臣、大阪の刑務所が所在する地元の堺市長のほうから、文書で法務大臣あてに大阪刑務所の移転の要望書が来ておることは御存じですか。
【次の発言】 これは文書をもって昨年の五月に要望書を出しましたのが初めてでありますが、いままでも何回となく歴代の市長が入れかわり立ちかわりして、何とか大阪刑務所を他に移転をしてほしいという要望をやっておるわけです。議会も繰り返して要望決議をしたり市長に対して要望しておる、あるいは刑務所の周辺の住民の要求でもあるわけです。
そこで、それらの要望について法務省としては大阪刑務所の移転について検討をしておられるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○和田(貞)分科員 この機会にローカル線のことについてちょっと聞いてみたいと思うのですが、国鉄運賃が国鉄各線共通の料金である以上は、それぞれの沿線住民あるいは利用者が国鉄各線を利用する場合に、これまま同じ条件の待遇を受けるということが原則でなかったらいかぬと思うのです。しかし現実的には、本線と支線を比べますとそうではないし、ローカル線の場合はきわめて冷遇されているということが言えるんではないかと思うのです。 たとえば車両一つとってみましても、もちろん東海道本線にも皆無とは言えませんが、大阪を例にあげると、環状線や東海道線に比べると片町線、阪和線の場合は、きわめて旧式の古典的な車両をいまだに使……
○和田(貞)分科員 大臣は大阪の出身でございますので、大阪の事情を十分熟知されておることだと思いますが、少なくとも大阪におきましては、北摂の果てから泉南の果てまで、物価はどこが安くてどこが高くてという隔てがつけられない事情であるということ、これまた十分熟知しておられることだと思うわけです。 ところで、郵政省のほうの郵政職員に対する調整手当の支給についてでありますが、〇・〇三、〇・〇六、それに大阪のようなきわめて物価の高い地域におきましては、人事院のほうで、〇・〇八の率で調整手当を支給する、こういうことになっております。その人事院が大阪でいわゆる〇・〇八の線引きをしておりますが、その線引きより……
○和田(貞)分科員 この機会に自治大臣に、長い間懸案になっておりますいわゆる地方自治法の附則八条職員の問題について、この際見解を明らかにしていただきたいと思うわけであります。 三月一日の閣議で自治省が自治法の改正案を出して閣議決定を得た、その中で、一つの懸案事項であるいま申し上げました附則八条職員、いわゆる地方事務官制度の廃止を関係各省と話し合いを進めてきたが、調整がつかないために、今回は地方事務官制度の廃止をあきらめたという記事が新聞に報道されておるわけですが、地方自治法改正案の立法化を断念した理由をこの機会に明らかにしてほしいと思います。
○和田(貞)分科員 昨年の一年間を通じまして、大手の総合商社が買い占め売り惜しみで大もうけをしたあげく、今度は小売り市場に手を出してこようというような、こういう動きがあるわけです 昨年の暮れに、大阪の羽曳野市というところに、三菱商事が永大産業と積水化学等と共同出資いたしまして、資本金が四十億でありますが、木材をはじめ建材の直売のためのダイヤハウジングという会社を組織いたしまして、大型店舗をつくりました。ダイヤハウジングセンターといいますが、そして木材の需要者への直売をやっておるわけでありますが、こういうように大手の総合商社のこの種の動き、全国的にどのような状態であるか、農林省のほうでつかみ得て……
○和田(貞)分科員 時間もありませんので、質問は簡単にしますので、御答弁の方もひとつできるだけ簡単にお願いしたいと思います。 私、昨年の秋に所用がございまして網走の方へ参りました。せっかくの機会でございましたから刑務所を訪れて、一回見学をさしてもらうように依頼をしたわけなんですが、たまさか家内を連れておったために、女の人が一緒におるからだめだということで、残念ながら入ることができなかったわけなんですが、まあ刑務所というのは、どこにあっても、おってくれ、おれのところへ来てくれというようなところはないわけです。網走にある刑務所とか、市街地に近い、あるいは市街地に取り囲まれた中にある刑務所、これは……
○和田(貞)分科員 公営住宅の問題について質問したいと思うわけでありますが、この公営住宅というのは、低家賃住宅ということをたてまえにして建設されるわけでございますから、もちろん、その入居者の収入基準というのが一つの入居資格になっておるわけです。ところが、この収入基準があまりにも低いために、建築資材が高騰していく、あるいは地方においては用地の取得困難であって、たとえ用地が取得されましても用地費が非常に高くつくというようなことで、建設費を基礎にして家賃が算出されておるわけでありますから、建設省の方で決められておる収入基準の該当者が入居いたしましても、現実的に家賃が払えないという、こういう面が出てま……
○和田(貞)分科員 大臣、これから話しますところをひとつ聞いておいていただいて、御判断をいただきたいと思うのです。 郵政のお役人さんはかた苦しくてなかなか融通性がないわけですが、特に郵政省の場合に労務管理が他の各省庁と比べましたならばうまくいっておらないように思うわけですが、そういうことはやはり一にかかってお互いに職員をかばい合いをする、そういう管理者の姿勢というものがないところから起こっておると思うのですが、私がこれから質問をいたしたいと思います調整手当の問題についても、同じことが言えるんじゃないか。実は私、昨年のこの議会で大阪の例をとりまして、調整手当が支給されておる局とそうでない局と例……
○和田(貞)分科員 時間もありませんので、質問も簡単にいたしますから、答弁も簡単に願いたいわけでありますが、非常に問題化し苦情が起こっておる歯科医療の問題についてお尋ねしたいわけでございます。 もともとこの歯科医療の問題についてこういうように問題になってきておるというのは、国民皆保険ということで国民のすべてが保険によって治療を受けることができる、こういうたてまえになっておるにもかかわらず、厚生省自体が、保険歯科につきましては保険治療と自由診療という制度を認めたところに問題があるのじゃないか。むしろ国民皆保険という立場に立つならば、自由診療の域に出ておるものもすべて保険診療に組み入れる、こうい……
○和田(貞)分科員 時間がありませんので簡潔に質問いたしたいと思います。最近プロパンの爆発事故が集中し、激増しておるわけですが、つい最近もプロパンの販売業者の方が私のところに見えまして、実はもう戦前から薪炭業をやっておって、最近では家庭燃料の変化によってプロパンの供給業をやっておるのだけれども、毎日毎晩、消防車の音が鳴ると夜も寝られない、家族が頭を抱えて、ひょっとしたらうちが供給した家庭じゃなかろうか、こういうことで非常にこれは頭を痛めておる、結果的にそうでなければやれやれということで胸をなでおろすというような心境だ、長い間商売もやってきたのだけれども、こんなことでは家族全体が安心して寝られな……
○和田(貞)分科員 時間もありませんので簡単に質疑をしたいと思いますが、税の公平という点についてお尋ねをしたいわけなんです。
たてまえはたてまえとして、もちろん法人と個人の格差があることは論をまたないのですが、それはそれとして、営業所得税を支払っておる個人事業者と勤労所得税を支払っておる給与所得者か公平に課税されておる、こういうように――もちろんそういうようにあなたの方はお答えになると思いますが、改めて公平に課税されておるかどうかということについて、まずひとつお答え願いたい。
【次の発言】 それじゃ端的に言って、勤労者と事業所得者とは、完璧を期して税の公平化は図られておらないということは言え……
○和田(貞)小委員 これも先ほどの説明の中にもちょっと触れておられたわけですが、現職公務員の給与と共済年金、恩給の水準の格差の実態、これはやむを得ないということ。それから退職年次によるところの年金額の格差、これも是正していったということですが、これらの問題についてはもう完了しておるのだというように考えておられるのかどうかということが一つですね。 それから、来年度の予算の編成時期でもあるわけですから、恩給局は恩給局なりに予算要求されておると思いますが、一つは、本年度の公務員の給与のアップ率、来年度の恩給額の改定についてもそれを取り入れるように努力しておるのか。またその見通し。それから遺族年金に……
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