このページでは和田貞夫衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○和田貞夫君 我が国は、敗戦後、焦土の中から経済社会の再建を進め、今日、世界有数の経済大国となるに至りましたが、この戦後経済の発展を支えたものは、一つは、通産省に代表される産業政策の展開でありますが、他方、私が強調しておきたいのは、紆余曲折があったにせよ、財閥解体を出発点とする経済民主化と独占禁止政策なくしては、今日のような我が国の繁栄は決してあり得なかったのであります。(拍手) また、我が国の世界経済への貢献が強く求められている今日、私は、その最低限の一つが、独占禁止政策の国際ルールの平準化実現という課題であると考えております。これまで産業政策の名のもとに、日本の産業の中に温存されてきた古……
○和田貞夫君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、商工委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、内閣提出、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、独占禁止法の違反行為に対する抑止力の強化を図るため、私的独占、不当な取引制限及び事業者団体による一定の取引分野の競争の実質的制限の違反について、事業者等に対する罰金の最高限度額を従業者等の行為者に対するものと切り離して定めることとし、現行の五百万円から一億円に引き上げることであります。 本案は、第百二十三回国会に提出され、五月二十八日の本会議において趣旨説明……
○和田(貞)委員 与えられた持ち時間の範囲内で御質問させていただきたいと思います。 このペーパーレス計画というのは、昭和五十九年に始まりまして、まさに国際化の中での特許行政、そして日に日に増してくる出願の量、これが滞貨してくる現状の中でその審査要処理期間を短縮するという一つの大きな柱、そして出願者に対して手数料の負担を余り増大させないようにしようというところから出発したと思うわけであります。しかし何としても、今まで書面による出願手続であったのが電子情報処理組織をつくって、極めて短期間の間とはいうもののかなりの経費を特許庁自体もかけておりますが、またこれに見合った出入力装置を持ち合わせるとする……
○和田(貞)委員 今回の商品取引所法の一部を改正する法律案の中で、特にその目的が委託者保護の充実を図るということになっておるわけでございますので、その一番メーンというのは九十四条の二「受託契約の締結前の書面の交付」ということでございますが、これは非常に、今回の改正に当たって一歩踏み込んだ通産省、農水省の姿勢であるということで、私は評価できると思うわけです。しかし、問題は書面の内容が省令で定めるということになっておるわけでございますので、一体どのような書面の内容にしようと考えておられるのか、ひとつこの機会にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 特に今お述べになられたように、危険性が伴うとい……
○和田(貞)委員 二時間ほどの質問の量を三十分ほどでやらなくてはなりませんので、極めて答弁を簡潔にしていただきまして、ひとつ質問に御協力をいただきたい、このように思うところでございます。 ここ、建設投資の急増のためにセメント産業はその需要が大幅に伸びておりまして、むしろ供給に事欠くというほどに今好況であります。ところが、依然といたしまして、産業構造転換円滑化法の適用を一昨年の九月に受けて、そして第二次の産業構造改善事業ということで保護をされておる。まことにこの面を見てみますと、通産省はセメント産業に極めて甘いのではないか、甘やかしているんじゃないか、こういうことを言われてもいたし方ないんじゃ……
○和田(貞)委員 石原先生と内田先生に御質問したいのですが、先ほどもお話がございましたように、確かに公共福祉優先という原則に立って土地の利用計画をおぜん立てするということが一番いいんじゃないかと思うのですが、この手段方法なんです。少なくとも、今の例えば都市計画審議会のように、役所の方の主導型でだれが審議委員かわからぬというような中で、審議会の決定だということで線引きをされると、かえって土地の所有者が、おれの土地の上に勝手にいつの間にこの線を引っ張ってしまったというような感情問題だけが残るわけでございますので、どういうような方法でそのような土地利用計画というのを立てていったらいいのかというお考え……
○和田(貞)委員 国土庁の資料を見てみますと、地価の高騰に伴って、一つは、大都市の勤労者の住宅取得の困難化ということ、一つは、用地取得が困難なために社会資本整備への支障を来すことになっておる、この二つが言われておるわけでご ざいますが、これを解決するためにはかなり思い切ったことをやる必要があるわけでありまして、先ほどから大臣を初めいろいろと質問に対する御答弁を聞いておりますと、どうも心もとないような感じがするわけであります。 物事というものは、やはり踏み切るということ、壁をぶち破るということ、これが大事なことである。発明一つとってみましても、大企業がもともと立派な開発をするのじゃないのです。……
○和田(貞)委員 できるだけ重複を避けるようにして、中小企業業者の立場に立って質問をさせていただきたいと思います。 先ほどから言われておりますように、本改正案は、一つは債権者の保護、一つは国際化に見合う、皆様方の言葉で言うならば株式会社らしくない株式会社を株式会社らしい株式会社にしていこう、こういうことであろうと思うわけであります。 そこでまず、先ほども御答弁いただいておりましたが、長い月日の中でこの改正案が出てまいったわけでありますが、この間いろいろな議論がありました。単にことしの答申のことだけではなくて、実に長い間かかっていろいろな議論があった。結果的に残ったのは、株式会社については一……
○和田(貞)委員 本法案は、この法案だけをとってみると、これは通産行政としてかつてない極めて前向きの法案であるというように評価するわけですが、いわゆるごみ三法と言われたこの法律案を通産省でつくるに至った過程で、どうも率直に言って、廃掃法の改正案がまだ出てきておりませんが、厚生省所管の廃掃法の改正案が後退をして、そしてその中で通産省のこのリサイクル法が生まれてきた。はたから眺めてみますと、いわば厚生省が通産省に負けた。基本法をつくらなくてはならない環境庁が、先ほど連合審査の中でいみじくも極めて消極的な姿勢を示されたことでわかるわけでございますが、手を施すこともできなくて、三法が二つの法律になって……
○和田(貞)委員 鈴木委員の質問とできるだけ重複しないように質問をさせていただきたいと思います。
この法案が大蔵、通産、農水三省の共管になっておるわけでございますが、まずなぜそうなったのか、ひとつお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、例えば五条によるところの開業の許可申請ですが、それはそれぞれ大蔵省にも通産省にも農水省にもするということにはならぬのですか。
【次の発言】 そうすると、その三省の意見が食い違った場合にはどうなるのですか。
【次の発言】 その場合のその責任の所在というか、いわばお互いに押し合いへし合いなすり合い、どうも共管というのはそういうふうになるのですが、やはり……
○和田(貞)委員 日本社会党の和田貞夫でございます。参考人の皆様、きょうは御苦労さまでございます。 皆さん方はそれぞれの立場に立っておられますが、共通して言えることは、まずは消費者であるわけです。田島先生が言われましたように、この流通問題といいますのは、これは消費者の視点に立たなくてはならないということは、私たちは全くそのとおりでございます。したがいまして、今回の提案されました政府案、私たちは、この政府案に対して反対だというんじゃなくて、政府案よりもより消費者の視点に立って考えるならばこの案だということを示しているわけです。そして、この関連のある集積法についてももっとベターに、消費者の立場に……
○和田(貞)委員 時間が余りありませんので、我が党が大店法に対する対案を出してまいりましたし、新しく提案されております集積法につきましても、さらに大店法との関連で修正案を用意して、各質問者の中からその修正要望を質問にかえてそれぞれ述べてきたわけであります。その中で政府の方がなかなか譲れない部分も明確になりましたし、また答弁の内容で我々の考え方に譲って答弁があったという点も見受けられるわけであります。 そこで、もう一度念のためにお聞かせ願いたいと思いますが、大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律の一部を改正する法律案、長い名前ですが、大店法の目的、消費者の利益の一層の保護に配……
○和田(貞)委員 このサービスマークの登録制度の導入につきましてはむしろ遅きに失しておりまして、過去の国会におきましてもこの導入について検討しろという附帯決議もあったわけでございます。そこで、新しくサービスマークの登録制度の導入について、せっかくのことでございますから、法の施行が一年先としても、今まで議論されておりましたようにやはり周知徹底をするということがこれほど肝要なことはないと思うんで、特に六カ月間に特例制度の中でそれを設定しておかなければ、六カ月経過したときにこれはいろいろと問題が起こるというようなことが出てくるわけでございますから、どうしても新しい制度の導入に当たっては周知徹底を図っ……
○和田(貞)委員 私もそれに関連しますが、縦割り行政を解消するためには行政を分権化していくしか方法がないと私は思うのですが、それには、まずそこへ行く前にいわゆる国家公務員の人事、これは横断化できると思うんですよ。それを横断化しないで、多少高級官僚の配置がえというのは各省間にありますが、各省に人事が集中されて大蔵官僚、何々官僚となっているものだから、言うことはたやすいのだけれども実際はなかなかできないというガンがそこにあるわけですよね。ですから、五十嵐先生の言われる地方分権基本法以前に、言うなれば官僚の分散化のための人事基本権というかそのようなものをまず大なたを振るってやらぬ限りは、究極的にこの……
○和田(貞)委員 府県連合、市町村連合は、大体どの程度の規模をお考えなんですか。
【次の発言】 さらに、府県の域を越えて文化的なつながり、あるいは経済的な関係等がありますが、そういうような自治体の連合ということも含めて考えているわけですね。
○和田(貞)委員長代理 小沢和秋君。
【次の発言】 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。
まず、案文を朗読いたします。
高圧ガス取締法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)
政府は、本法施行に当たり、高圧ガス事故の未然防止に万全を期する観点から、次の諸点につき特段の配慮を払うべきである。
一、大学の研究室等における高圧ガス事故の再発を防止するため、特殊高圧ガスの消費先の保安体制が速やかに整備され、保安管理が適切に行われるよう指導するとともに、特定高圧ガスの追加指定は機を失することなく機動的に行うこと。
二、高圧……
○和田(貞)委員 二年前に総理府が「人と水とのかかわりに関する世論調査」というものを行っておりますが、その結果を見てまいりますと、水に対する意識感覚というのは随分変わってきておるわけでありまして、「水供給に対する意識」を見てみましても、「水道料金が高い」という声よりも、「飲んでいる水がおいしくない」という意見の方がかなり高度に進んでいるわけですね。あるいは「水の新しい役割」というところを見てみましても、六七・六%、大方七〇%の皆さんがおいしい水というもの、飲料水の質の向上に極めて高い関心を持っておられる。特に女性の皆さんの声が非常に強い、こういう結果が出ておるわけです。私たち琵琶湖・淀川水系の……
○和田(貞)委員 建築基準法の二条二号、ここでは学校等特殊建築物、こういう名称があるわけですが、これは、自治体が条例で敷地や構造やその設備をより規制をしたり緩和をしたりするようなことを法律で保障しておるわけであります。 これを受けて、例えば私の方の大阪府では、建築基準法の施行条例というのができて、この四月の一日から実施ということで、さきに改正がなされております。非常に積極的になされておるわけであります。そうして、それだけじゃなくて、さらに福祉の町づくり条例、そういう条例を建築基準法の施行条例以外につくろうということですね。今その素案づくりなんです。 そういう自治体が福祉の町づくりということ……
○和田(貞)委員 ただいま議題となりました附帯決議につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 輸入の促進及び対内投資事業の円滑化に関する臨時措置法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 輸入促進地域の整備を円滑に進めるため、主務大臣間の密接な連携の下で各省の施策の一体的な活用を図ることとし、本法施行後速やかに地域輸入促進指針を公表するとともに、地域輸入促進計画の承認を行うよう努めること。 二 「輸入促進基盤整備事業」の地域指定に当たって、海上貨物の荷扱いを行う物流タ……
○和田(貞)委員 特定中小企業集積の活性化に関する臨時措置法案についてまず質問いたしたいと思います。
この法案は政府の定める基本指針に基づきまして都道府県が行おうとする計画に基づいて中小企業者の特定分野への進出について助成措置を行うという法律でございますが、それぞれ地域における産地というものはそれぞれの地域の特色のある中小企業の集積であろうと思うわけでございますが、このことによって産地全体が、企業城下町全体が新しく衣がえをするような産地形成ということになるのかどうかということについてひとつお尋ねしたいと思うのです。
【次の発言】 御案内のとおり、都市圏の産地と地方の産地、それぞれ条件が異なる……
○和田(貞)委員長代理 この際、暫時休憩いたします。
午前十一時五十四分休憩
午後零時二十一分開議
【次の発言】 権藤恒夫君。
○和田(貞)委員 それぞれ時間が不足するわけでございますので、私も簡単に質問の内容を申し上げますので、答弁者の方もできるだけ簡単明瞭に答弁をいただきまして、内容の充実に御協力をいただきたいことを、まずもってひとつお願いをしておきたいと思うわけでございます。 この特定債権等に係る事業の規制に関する法律案、これは大蔵と通産省が協議の上で調整された後の法案であろうと思いますが、一つの法律ができましたら原則として法のもとには平等でなくてはならぬ、こういう原則があるわけでございますので、この法案の成立後におきましては、法の運営あるいはなお調整が残されておる点、あるいは少なくともどちらかに組み入れるとい……
○和田(貞)委員 御三人の参考人の皆さん、御苦労さんでございます。 私は日本社会党の和田貞夫でございますが、党を代表いたしまして、御三人の参考人の皆さん方にこの際御質問を申し上げたいと思います。 昨日より、本委員会に提案されております特定債権等に係る事業の規制に関する法律案を審議してまいっておるところでございますが、昨日も多くの皆様方から御意見が出ておりまして、また今青柳、小山両参考人の方からも述べられておったわけでございますが、この法律ができて両業界に新しい資金調達の道が公にできるということ、しかもそれが銀行の貸し付けよりも低コストのものである、極めて良質な資金だということであります。 ……
○和田(貞)委員 この法律が提案されて、質問の一端を担うことになりましたので、法案を読ませていただけばいただくほどわからぬ。読めば読むほどわからぬ。この法律を出してきて、この目的のように、流通業務の効率化、物資の流通の円滑化、そのためにこの法律を提案しているんだ、この法律の目的なんだというふうにうたっておりますが、果たしてそのようになるのかどうかということが疑問であります。 確かに流通面では各種の共同化事業を今日まで進めてこられたわけでございますけれども、おくれておることも事実であります。中小企業者が期待をしていることも事実であります。その中小企業者の期待にこたえて、そうしておくれた中小企業……
○和田(貞)委員 限られた時間でございますので、質問の方もひとつ簡単にさせていただきますので、答弁の方もできるだけひとつ短く、わかりやすくお願いしたいことを前もってお願いしておきたいと思います。 今回のこの計量法の改正というのは大改正でございまして、計量行政審議会の答申に基づいてなされておるわけでございますが、この計量行政審議会答申の「第十 その他」の項で、「国、地方公共団体等の役割」、「計量行政審議会の委員の任期」、そしてその次に「わかりやすい計量法への努力」ということが書かれておるわけですが、いわばわかりやすい計量法への努力がこの法改正にどのように生かされておるかということが私はまずお聞……
○和田(貞)委員 参考人の両先生、お忙しい中出席いただきまして、ありがとうございました。また、刑事罰研究会で私たちの望んでおった結論を出していただいて貴重な提言をいただいたことについて敬意を表したいと思うわけでございます。 ただ、先生方がせっかくそのような議論の中で提言をしていただいておりながら、今回この国会に出してまいりました独禁法の改正案、正田先生も先ほど、全く全面的に賛意を表するということでなくて、ちゅうちょする面があって、将来さらに引き上げを検討してほしいという言葉があったわけですが、私たちの立場からいいましたならば、極めて不満であります。果たしてこのことによって、先生方の御努力がこ……
○和田(貞)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの狩野勝君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、玉城栄一君が委員長に御当選になりました。
委員長玉城栄一君に本席を譲ります。
○和田(貞)委員長代理 これより会議を開きます。
国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
通商産業の基本施策に関する事項
中小企業に関する事項
資源エネルギーに関する事項
特許及び工業技術に関する事項
経済の計画及び総合調整に関する事項
私的独占の禁止及び公正取引に関する事項
鉱業と一般公益との調整等に関する事項以上の各事項につきまして、議長に対し、国政調査の承認を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
【次の発言】 この際、新たに就任されました小粥公正取引委員会委員長から発言を求められてお……
○和田(貞)委員長代理 これより会議を開きます。
第百二十三回国会、内閣提出、特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大畠章宏君。
【次の発言】 斉藤節君。
【次の発言】 川端達夫君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午前十一時二十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。鈴木久君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採……
○和田(貞)委員 午前中に、我が党の武藤委員の方から、経済見通しの点について極めて徴に入り細にわたりまして政府の見解をお聞きをさしていただいたわけでございまして、それ以上議論をいたしましてもそれ以上の進みぐあいというものはないものだと推察いたしますので、これらの点につきましては省略をさしていただいて、核心に触れた質問をさしてもらいたいと思うわけでございます。 通産大臣の所信演説あるいは企画庁長官の所信演説を先ほどお聞きしたわけでございますが、率直に申し上げまして、通産大臣の所信演説の内容というのは、確かにこの国会で既に提出されておる法案、あるいはこれから提出されるであろう法案、その法案の紹介……
○和田(貞)委員 先ほど私どもの方の鈴木委員から、最近の急激な円高について、非常に懸念する余りに質問してもらったわけでございますが、ちょうど経済企画庁長官がおられませんでして、通産大臣にかわって次官の方から、円高に対する自動車産業、あるいは電機産業に与える影響というのは非常に、数字を示して説明があったわけであります。 今週末にG7がロンドンで持たれますので、船田経済企画庁長官は経済閣僚でございますが出席はされませんね。しかし、あなたはやはり経済運営についての責任者であるわけでございますから、やはりしかと閣議で大蔵大臣にやかましく言って、そしてあなたの指示で大蔵大臣を動かして、特に、円高になり……
○和田(貞)委員 法のもとの平等ということは、これは常に我々政治家としても心にしなければなりませんし、当然のことながら行政執行の、我が国の責任を持つ政府としても当然のことであろうと思うわけでございますが、宮澤内閣が生活大国を目指す中で、その計画に、中小企業の労働者も、大方のすべての業種で働く労働者も、千八百時間の労働を達成するために努力するということが明確にされておることは御案内のとおりであるわけでございます。 ところが、例えばこの三月三十一日限りで労働基準法のいわゆる四十六時間の猶予期間、これを一年間延長するというようなことを、政令改正に向けて中央労働審議会に労働省が諮問するというようなこ……
○和田(貞)委員 まず、国際化のもとにおける特許制度のあり方ということでお尋ねしたいと思います。 これはもう既に、紙出願から電子出願に切りかえて約十年間、今日までペーパーレス計画を構築してまいったわけでございますけれども、これで三回目の出願料の値上げ、こういうことになってきておるわけですね。その理由というのは、あなた方の方から言わせるならば、国際化、国際化、審査の期間を短縮するんだ、これ以上審査の期間が長くならぬようにするんだ、こういうことを言われてきておるわけです。結果的に、特許制度というのは、その短縮する部分というのはやはり審査の期間を短縮するわけですから、それはいかに機械化をやっても、……
○和田(貞)委員 まず、森通産大臣に緊急な円高の問題について質問いたしたいと思うのですが、宮澤総理が十三兆円の土産を持って渡米されて日米首脳会談が行われたわけでございますが、その結果、クリントン大統領の発言、これがきっかけとなって円高が急速に進んだのではないかと思うのです。昨日の終わり値が百十円二十五銭、これはまさに政府の、アメリカ側の貿易不均衡の是正についての結果重視、これに対する認識の甘さであったのでなかろうか、こういうことを指摘したいわけであります。 そこで、この円高の日本経済への影響を心配するわけであります。円高によりまして消費者の皆さんに、国民の皆さんにどのようなものが還元できるか……
○和田(貞)委員 不正な商行為あるいは不正な商品の横行というようなものは、よくよく考えてまいりますと、どうしても消費者の皆さん、買う側の方が意識が低いというか、消費者以上の悪意を持った働きをする、そういうような中で生じてくること、あるいはそのような行為に対して余りにも処罰が軽過ぎる、罰則が甘いという二面的なところから、そういう不正な商行為であるとか不正な商品が横行するという原因が生まれてくるのではないか、こういうふうに思うわけです。 そういう点からいいまして、今回の法改正は、片仮名法を平仮名にするということも含めまして、例えば後で申し上げますけれども、罰則規定を強化したということ、あるいは法……
○和田(貞)委員 きょうは経済企画庁の方に、ここ二、三カ月の間に朝日新聞、読売新聞、東京新聞、週刊朝日等々に記事としてにぎわしております変額保険、この変額保険のトラブルについて、国民生活センターを初め、各地方の消費生活センターにかなりの相談事あるいは苦情等々があるのではないかと思いますので、もちろんきょうは大蔵省の方も来てもらっておりまして大蔵省の方にもお尋ねさせていただきたいと思いますけれども、長官の方の日程等がございますので、まず経済企画庁の方に、これらのトラブルについてどのように対応をされておるかということをお尋ねしたいと思うわけであります。 このトラブルの内容というのは、恐らく国民生……
○和田(貞)委員 継続的役務の問題について、もう国会の会期の方も実質的に審議をする日数というのはあと七日、八日ということになってまいりました。この国会の委員会における冒頭に継続的役務の問題について質問いたしまして、船田経済企画庁長官も、今通産省の方で研究会を持っておられるわけでございますが、この研究会の検討の視野に、新しい法律をつくる、あるいは割賦販売法の改正等々も視野に入れて検討すべきであるという答弁がなされておるわけでございます。また、昨年の四月の通常国会における委員会におきましても、前の渡部通産大臣が、やはりこの被害予防策として、あるいは事後処理策として法律の制定というのが必要であるとい……
○和田(貞)委員 私は変額保険について、限られた時間でございますが、お尋ねいたしたいと思います。大臣、ひとつ十分お聞きいただいて、これは政治的にどうしても解決をしてもらいたい、こういう思いで質問をさせてもらいたいと思うのであります。 過日、商工委員会におきまして、保険部長もおいでをいただいて、その被害者、消費者としての被害者の立場に立って、消費者行政を担当する経済企画庁長官に質問いたしまして、大蔵省と十分連絡をとり合って対応策をひとつ検討しようという答弁をいただいているわけであります。きょうは、若干の被害者としての訴えや被害の状況というものを大臣の方に直接耳に入れていただきまして、冒頭申し上……
○和田(貞)委員 参考人の先生方、御苦労さんでございます。限られた時間でございますので、一、二の点をお伺いしたいと思うわけでございます。 まず稲本先生にお尋ねしたいと思いますが、先生、一点の点で三つの土地の所有者の意識をお話しいただいたのですが、それとともに四番目にうたわれている、従来公共事業を行うことによって、特に道路の問題ですが、道路の買収を受けた者が損をして、そして残って道路にかぶりついた土地が、残った者が得をした、こういう意識が、もう長い間の公共事業の推進の中で非常に不公平な意識を持っておられるわけですね。そういうことでございますので、これからの公共事業というのは画一的にいかないと思……
○和田(貞)委員 まず、今回の商法改正の直接的な経緯といいますか、動機といいますか、それをお尋ねしたいわけでございますが、前に商法の改正がなされてから、その後いろいろと耳にしたことがございます。自社株を保有させるようにしてはどうかというような、そういうことも法務省の方では検討しているというようなことを仄聞したのですが、今回それは載ってないんですが、そういうことも検討しておられるのかということを含めて、まずお聞きしたいと思うわけです。
【次の発言】 確かに景気が悪いわけでございますから、株を上げなければいかぬとか、土地もいいかげんに上げなければいかぬというような議論をする人もあるわけです。土地の……
○和田(貞)委員 今次の労働基準法の改正に当たりまして、私は、特に中小企業に働く労働者の立場に立って、これからこの法律に基づきまして労働省の方では大変お世話をいただかなくてはならないわけでございますので、要望なり、お願いなりをさせていただきながら、御質問させていただきたいと思うわけです。 今日の日本の中小企業というのは、経済が落ち込めば大変、経済が上昇すればまた大変、円が下がればもう大変、円が上がれば大変というようなことで、非常に不安定な基盤に中小企業が置かれておるわけです。また、そこに働いておられる労働者にとってはそれ以上に大変なことであって、今や中小企業も国際的な視野に立った経営をしてい……
○和田(貞)委員 今日的にパートと言われる、あるいは名目的にパートといっておる労働者を含めまして、全国で九百万人とも一千万人とも言われておるわけであります。そして、このバートの労働者というのは、働く時間が短時間であるということだけであって、その他の問題については、一般的な労働者というか正規に採用されておる労働者と何ら勤務の状況が異ならないわけです。にもかかわらず、賃金を初め諸種の労働条件が極めて劣悪な条件に置かれておる。雇用する側、すなわち事業者にとっては、安上がりの労働力を確保する、このためにわざわざパートという名前を使った雇用の仕方もあるわけであります。これらのパート労働者にとってはまさに……
○和田(貞)分科員 国立大学の図書館の定員外職員の問題についてちょっと質問させてもらいたいと思うのであります。 国立大学の附属図書館、これは私、ちょうど昭和四十八年か四十九年ごろでございましたけれども、当時東京大学の図書館の臨時職員の問題が現場の方から陳情がございまして、現地にも寄せていただいていろいろとその職員の声を聞かせてもらって、当時国会で取り上げさせてもらってこの問題が解決の方向に向かうように議論したことがあるのですが、最近はむしろそのときの状況よりもなおひどい状況になっておるんじゃないかというように思うわけであります。 国立大学の附属図書館の定員外職員の比率が、全体として正規の職……
○和田(貞)分科員 大阪の関西新国際空港が四年後の開港を目途に空港本島、そしてその前面基地の「りんくうタウン」の工事が着々と進んでおるわけであります。しかし、これが大動脈となる進入道路はまだ完全に地主との間の話し合いがついておらない、あるいは関連するところの諸施策、諸事業というのは、これは鋭意地元の自治体としても頑張って努力しておるわけなのですから、そういう大事な時期によからぬうわさが出たり、住民と自治体あるいは住民と運輸省との間に不信感が生ずるということは、この時期にとっては非常に不届き千万なことでありますので、四月十九日の毎日新聞の一面の「「約束違反」地元反発」、この記事を見まして、きょう……
○和田(貞)分科員 中山外務大臣、再びの就任、おめでとうございます。 まず、日米構造障壁除去のために政府の窓口となって日夜奮闘しておられることに敬意を表したいと思います。 そんな忙しい外務大臣でございますが、きょうは、この分科会を活用させていただきまして、ぜひともひとつ相談に乗っていただき、いい知恵を出していただき、ひとつ解決のために努力をしてほしいな、こういう気持ちでひとつお尋ねしたいと思うのであります。 つい最近でございますが、私の方にこのような要望書が参りました。海外留学ホームステイ被害を考える会という団体です。今年間約一万人程度の高校生の海外留学が行われているというようなことでご……
○和田(貞)委員 今次の法案の提出に当たって、非常に期待しておったわけでございますが、果たしてこれでいいのかどうか、これは私だけではなくて、余りにも骨抜きになっておるという法案の内容であると思うわけであります。もちろん土地政策というのは税制面だけではなくて、金融面において、確かに、今も伊藤委員の発言がございましたように、金融の総量規制というのは非常に効果を上げておるということでございますが、第二弾としてのこの地価税、期待するような効果が上げられるのかどうかということを非常に疑問視するわけであります。 もちろん税制面だけで土地政策というのは解決できないわけであります。全般にわたって、あらゆる角……
○和田(貞)分科員 時間が限られておりますので、簡潔にひとつ大臣の方もお答えいただきたいと思います。 実は、山形県の地元の二月二十三日の河北新報にこういう記事が載っておるわけです。「国体開催を来年に控え、「部落」の呼称見直しに取り組んでいる飯豊町で二十二日、部落長役員会が開かれ、今後「部落」に代えて、「地区」を使用することを決めた。町では三月議会に呼称改正条例案を提案、部落の呼称を廃止することにしている。」ここまではいいわけです。その次の記事が全くけしからぬ話でございますが、「県内では集落を指す呼び方として、一般的に「部落」が使われているが、」、大阪の方でも部落というのを使っております、「県……
○和田(貞)分科員 私もまた久しぶりに国会へ帰ってまいったわけでございますが、私の地元に「米のことしか知らない米屋」という看板を上げたお米屋さんがございます。私も国会へ帰ってまいりましたら、必ず一回はこのお米屋さんのことをしゃべりたくなってくるわけでございます。 と申しますのは、米というのは、これはどの立場から見ましても大事なものでございまして、日本の古い文化生活の中でのお米は私たちに欠かすことのできない食糧でございます。「私米をつくる人、あなた米を食べる人」だけじゃなくて、つくられたお米を流通の機構を通じまして消費者の皆さんの台所に届け、その食生活に供せられておるわけでございます。この流通……
○和田(貞)分科員 昨日の朝刊の記事を見てみますと、東京都が一月一日現在でまとめた地価動向調査結果、これは三カ月ごとにやっておるわけですが、商業地といえども住宅地といえども、調査の対象とした全地点が横ばいか下落傾向である、こういう記事が載っておるわけですね。そこで、それは金融機関に対する不動産業者に対する融資の総量規制の効果が出ておるのだ、私もそのとおりだと思うのです。規制をなお続けていけば今後もっと下落傾向が進むだろうというように分析しておる、それもそのとおりだろうと思うのです。大臣もまた過日の予算委員会におきまして、総量規制指導で銀行の融資率が前年より伸び率が下回るようになった、こうした努……
○和田(貞)分科員 先ほど来より総務庁に対しまして、昨年の暮れに地対協が具申された内容、そしてそれを受けてこの国会に提出されました法案、いろいろ流れがございますが、基本的な問題についてそれぞれ質問者が述べておるわけでございますが、この十二月十一日に出された地対協の具申の中で、先ほど長官も数回にわたって熟読されたというように述べられておるのですが、一体、あの具申の中でどの部分が一番大事な点であるか、どの部分は一番大切に扱わなければいかぬ、どの部分は、これからの部落の完全解放に向けた行政を進めるについての基本的な行政の中心に据えていかなくてはならない、そういうふうに思っておられるのか、ひとつお答え……
○和田(貞)分科員 農水大臣、私の質問は直接農林水産行政にかかわる問題ではございませんが、政府の全額出資で設立された特殊法人である日本中央競馬会の従業員にかかわる問題でございますので、後ほど行政指導もやっていただく必要がございますので、ひとつお聞きいただきたいと思うわけでございます。 今日、日本の労働時間が世界で一番長時間労働だというように悪評が非常に高いわけでございますし、また高齢者が非常に元気になってきておりますし、高齢化社会になってきておるわけでございますから、どうしても高齢化労働者を雇用しなくてはならないという今日の社会情勢であることは御案内のとおりであります。 そういう時代の趨勢……
○和田(貞)分科員 大臣、先週の水曜日の四日に参議院の方の食堂で、私も一緒に行きたかったのですが委員会の関係で行けませんでして、ホームステイ被害を考える会の西村郁子さんに会っていただきまして、本当にありがとうございました。 そこで直接訴えてもらったわけでございますので御理解をいただいたことだと思いますが、ちょうど西村郁子さんは私の選挙区でございまして、彼女も自分の娘さんが被害に遭っているわけです。自分の娘さんが被害を受けて、そして取り組んでいる間に、うちの娘も、うちの息子もというようなことで、自然発生的に全国的にその人たちが会をつくって、そしてボランティア活動として、そういう被害が起こらない……
○和田(貞)分科員 消費者行政を所管する経企庁の長官、本当に御苦労さまでございます。あなたは極めて数字には強い、経済には強い。ひとつここでお願いしたいのは、ネズミにも強くなってほしい、こういうふうにこの機会を通じて私はお願いをしたいと思うわけでございます。時間も制約されておりますので、きょうはネズミとマルチ、この二つについて、ぜひともこの機会に、警告を発すると同時に速やかにネズミ退治をしてもらいたいというふうに思うわけでございます。 金融の不祥事や証券の不祥事というようなものがございまして以来、そのために消費者に非常に被害をかけておるこれらの悪徳商法というのは、最近は新聞記事にもなっておらな……
○和田(貞)委員長代理 これより商工委員会厚生委員会環境委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、私が委員長の職務を行います。
第百二十三回国会、内閣提出、特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律案を議題といたします。
本案の趣旨の説明につきましては、これを省略し、お手元に配付してあります資料をもって説明にかえさせていただきますので、御了承願います。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。斉藤一雄君。
【次の発言】 長谷百合子君。
【次の発言】 鈴木久君。
【次の発言】 鈴木君、自後の質問は商工委員会にお譲りいただきたいと思いますが……
○和田(貞)分科員 限られた時間でございますので、私も簡単に質問いたしますので、答弁の方もできるだけ簡略に、しかし明瞭にひとつお答えいただきたい、このように思います。 ことしの一月の二十一日に中央心身障害者対策協議会が、「「国連・障害者の十年」以降の障害者対策の在り方について」という表題で意見具申が行われております。これには多岐にわたって基本的な考え方、あるいはどのような施策が必要であるというようなことがつまびらかに明記されておるわけでございます。その中に「障害者の皆さんの自立と社会経済活動への参加を促進するための基礎的な条件」として、各種の生活環境面で改善をすることが必要であるということで……
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