このページでは馬場昇衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○馬場昇君 私は、日本社会党を代表して、提案されましたいわゆる教職員の人材確保法に対して、絶対に認めるわけにはいかないという立場から、総理並びに関係大臣に質問をいたします。(拍手) 今日、とどまるところを知らない諸物価の高騰の中で、国民の生活は塗炭の苦しみに追い込まれています。総理には、庶民の悲痛な苦しみの声が聞こえますか、怒りの姿が見えますか。 教職員の生活も、その例外ではありません。教職員の生活実態調査によれば、本人だけの賃金で生活している者は、全体の四四%にすぎません。過半数以上の五六%が、共かせぎかその他の収入を加えて生活しているのであります。苦しい生活の中からも、教職員なるがゆえ……
○馬場昇君 私は、日本社会党を代表して、ただいま報告のありましたいわゆる農業、漁業、林業白書につきまして、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず、三木総理に、今日の農漁民の生活破壊、農林漁業の荒廃をどう認識していられるか、それをもたらした原因は何かということについてお尋ねいたします。 近年、農業に便利な農機具が入りました。速効性の化学肥料、農薬も入りました。確かに農業は、昔のように手間がかからなくなったのは事実であります。これが進歩であり、近代化であるならば、農民の暮らしは楽になり、豊かになり、暇ができて、村の祭りも、伝統行事も、文化活動も盛んになり、農協等の集まりにもみんなが出られ……
○馬場委員 参考人にはたいへん御苦労でございます。
時間が制約されておりますのでずばり聞きますので、参考人の方も簡単に明快に答えていただきたいと思います。
まず、島田参考人に質問をいたしますが、水俣病はその悲惨さ、その規模の大きさ、さらに私どもから言わせますと、企業の無責任さ、こういうことで世間で世界の公害の原点だ、人類史上最大の公害だ、こういうぐあいに言われておるわけでございますが、このことにつきまして島田参考人の御見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 世界最大の公害であり、人類史上最大の公害である、それを認めておられるようでございます。
そこでお聞きしたいのですが、社長は患者……
○馬場委員 水銀並びにPCBの環境汚染の緊急対策について質問をいたします。時間が限られておりますので、要点を簡潔に御答弁願いたいと思います。 五月二十二日に、熊大の武内教授を長とする水俣病の研究班が第三の水俣病の発表をいたしました。それから約一カ月以上を経過したわけでございますが、すでに政府も御承知のとおりに、有明海沿岸だけでなしに日本全国といっていいぐらいに、漁民がまさに死活の問題に追い込められておるわけでございます。そうしてまた、その関連企業もまたしかりでございますし、まさに日本国民全体を、食生活を含めまして不安のどん底におとしいれておる、こう言っても過言ではないと思います。こういうよう……
○馬場委員 私はミカンの問題につきまして御質問を申し上げたいと思います。時間が非常に限られておりますので、質問も簡潔にいたしますから、答弁のほうも要領よく簡単明瞭にお願いしておきたいと思います。
御承知のように、温州ミカンの価格が暴落いたしまして、生産農家は塗炭の苦しみを受けておるわけでございます。新聞報道によりますと、このことによって自殺者まで出た、こういう状況でございます。これにつきまして行政に責任はないのか。大臣の反省を含めた所信を最初にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いまのお話を聞いておりますと、大部分の原因が天候にあるということで、行政の責任を少しは感じておられるようで……
○馬場委員 ただいまから関連の質問、それから緊急質問でこの前残っておったものも関連するわけでございますので、質問をいたします。 委員長、ちょっとその前にお聞きしたいのですが、この委員会は成立しておりますか。――農民は実は塗炭の苦しみをなめておるわけでしょう。それで、それにどうこたえるかといって、いま一生懸命ここで議論しているわけです。それがこういうような状態だと、私は問題だと思うのですよ。こういうぐあいでやっているんだったら、私は農民にそう言いますよ。この前委員長は、私が質問いたしましたときに、委員長と言うのを忘れたら、注意をされました。私は注意を受けまして、まじめに委員長と言って発言しまし……
○馬場委員 私は、牛の奇病について質問をいたしたいと思います。時間が限られておりますので、答弁を簡潔に、明瞭にお願いいたしたいと思います。 昨年の夏ごろから突然牛の奇病が発生したのは御承知のとおりでございますが、まさに酪農家は順調に胎児が育っているだろう、こういうぐあいに思っておったやさきに、早産、流産、死産、奇形、こういうものが続出して発生してきたわけであります。特に死産なんかにつきましては、まさに骨と皮だけでミイラ状態にまっ黒くなって子牛が生まれてくる、こういうような事例もたくさんあるわけでございますし、さらに奇形に至っては、生まれてきて足が立たない、あるいは乳も飲めない、前足が曲がって……
○馬場委員 質問に入ります前に、委員長に、この前も要望したのですが、ぜひ農林水産委員会において定足数に達するように努力をしていただきたい、これは最初にお願いしておきたいと思うのです。こう見てみますと、自民党の方はいま三名しかおられませんけれども、ぜひ成立するように格段の努力をお願いしておきます。 提案されております議案につきましては各委員が相当長時間質問をしておりますので、私は重複をなるべく避けたいと思います。それで、少し議案と関係がないと思われるような部分もあるかもしれませんけれども、質問をいたします。 最初に農林大臣に御質問をいたしたいと思いますが、田中総理が日本列島改造論というのを書……
○馬場委員 関連。
どうもいまの話を聞いていますとはっきりしないので、新聞に書いてあることを具体的に聞きますけれども、ことしの生産者米価は上げると書いてあるんですね。これは言わなかったのですか、言うたのですか。
【次の発言】 言わなかったわけですね。
【次の発言】 次に、来年から米を全量買い上げする、こういうことが新聞に書いてありますね。これも総理大臣は言いましたか、言いませんでしたか。
【次の発言】 全量買い上げをするということは総理大臣は言わなかったということですね。
【次の発言】 次に、休耕田をやめるというぐあいに新聞に書いてありますね。これも総理大臣は言わなかったですか。
○馬場委員 ただいま水産三法の提案理由の説明がございましたが、水産三法の法案の内容について質疑に入ります前に、漁民の実情、漁業の実態というものを明らかにする立場で、特に私は環境汚染が漁業と漁民にどう影響しておるか、こういう立場で最初質問を申し上げたいと思います。 水協法も提案されておるわけでございますので、まさにこの環境汚染は漁協にとっても死活の問題であるわけでございますので、最初その点について質問をいたします。 まず、最近の新聞で、あるいは調査で農林大臣も十分第三の水俣病については御承知と思いますけれども、まさにこのことは私は漁民の死活の問題だろうと、こういうぐあいに思いますし、さらに私……
○馬場委員 報道機関の伝えるところによりますと、文部大臣は近いうちに日教組の委員長とトップ会談をする、こういうような報道が行なわれておるわけですが、会談が行なわれるのか、いつやられるのか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 報道によりますと、十六日に会談をされるということを、大臣自身が言っておられるようでございますが、十六日にやられますか。
【次の発言】 日教組の代表と文部大臣が会われるということは、そしていろいろ話し合いをされるということは、私は非常にいいことだ、こういうぐあいに思います。ぜひ予定されております十六日に会われて、そして実り多い会談にしていただきたいことを最初お願いをしてお……
○馬場委員 私は、今日の水俣病に取り組む政府の基本姿勢についてお尋ねしたいと思います。 水俣病の患者は、いまなお生き地獄の苦しみを続けております。すでに御承知のとおり、目が見えない、口がきけない、耳が聞こえない、からだが動かない、こういう胎児性水俣病患者をはじめ、その家族、さらには塗炭の苦しみを受けられました漁民、その苦しみが現在まだ続いておるわけでございますが、私はこういう人たちにかわって、水俣病は終わっていないと、政治なり行政に携わっておられます者のまず責任について質問をしたいと思います。長官がおられませんけれども、政務次官が政府を代表してひとつよろしく答弁をお願いしたいと思います。 ……
○馬場委員 農林大臣に質問をいたします。 最近の石油危機、物価高、物不足、こういう状態の中で、国民の生活はまさに脅かされ、社会不安さえもある。私は、国民の生活にとって非常事態ではなかろうかというぐあいに認識をしておるわけでございますが、これはひとえに政府の大企業中心の高度経済成長政策の失敗であり、外交のまずさという点もあろうかと思いますし、さらには、石油という有限な資源に対する認識なりあるいは対策の甘さ、こういうところが原因でこういう非常事態にまで追い込まれたと私は思うわけでございます。石油危機という形でこのような状態になっておるわけでございますが、私は、この次に食糧危機というものが目の前に……
○馬場委員 私は、森林開発と森林の学術研究、自然保護、国有林行政のあり方等につきまして、具体的に屋久杉、屋久島の国有林問題を取り上げて質問をいたしたいと思います。 順序を立てて質問いたしますので、質問したことに端的に答えていただきたいと思います。大臣がおられないようですけれども、長官等で不十分な点があれば質問を留保したいと思います。 まず、第一点として、屋久杉の評価並びにその認識について政府の見解をお尋ねしたいと思います。御承知のとおりに、屋久杉というのは、原生林の中にはえて、樹齢が千年以上のものを屋久杉と言いますし、千年以下のものは小杉と言われておるし、植林したものは地杉、こういうぐあい……
○馬場委員 私は、具体的な事例を取り上げて、国営事業のあり方について質問をいたしたいと思います。
熊本県の天草郡河浦町と牛深市にかかわる国営の羊角湾総合開発パイロット干拓事業について具体的に質問をいたしたいと思いますが、まず、第一に、この国営事業の目的を具体的にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 具体的なことについてはあとで逐一質問をいたしますが、いま次官が一部羊角湾を締め切って淡水湖にするのだ、そして干拓をやり、周辺の開拓をするのだ、こういうことをやって農業経営規模の拡大をして農業振興に資するのだと、こういうぐあいにこの事業の目的を言われたのですが、地元ではそう言っていないのです。……
○馬場委員 今日の自然破壊というものは目に余るものがあるわけですが、さらに、山林資源の枯渇が非常に重大な問題でございます。こういう自然破壊が行なわれたという原因は何であるか、林野庁当局はこれをどのように把握しておられるのか、国有林経営とか森林施策に誤りはなかったのかどうか、そういう反省といいますか、そういうものをどういうぐあいに持っておられるかという基本的なことについて、最初に御質問申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 ものごとをさらにやる場合には、やはり、過去の反省というものの上に立ってやるということが必要でないかと思うのです。いま一応の反省をお聞きしたのですけれども、政府が高度経済……
○馬場委員 法律案の内容について質問をする前に、文部大臣の学級編制、教職員定数等に対する基本的な考え方について、最初ただしておきたいと思います。 学校でわかるように教えてくれということは、ものを言わない児童でも、あるいはものを言う生徒でも、すべての児童生徒の願いだろう、こう私は思います。さらに行き届いた教育を施していただきたい、これはすべての親の願いだろう、こういうぐあいに思います。また行き届いた教育ができないということは、これは大臣もよく言われます、生徒の教育を受ける権利というものを侵害していると私は思うわけでございますが、この点についての文部大臣の御見解をまず伺っておきたいと思いますし、……
○馬場委員 私は、新長官に水俣病対策のことについて幾つか質問を申し上げたいと思います。 現在の三木総理が環境庁の長官でありました昭和四十八年の五月に水俣を訪れられまして、そのときに次のようなことを言われたわけでございます。今回、私が水俣を訪れたのは、現地の実情をよく見て、良心と責任感にむち打ち、力の限りを尽くしたいと考えたためだ。私のやることは、行政、政治に携わる者の深刻な反省であり、この上に立って、二度と悲惨な人災を起こさないという決意と、それを裏づけするきびしい環境管理である。さらに別なことばで、なすべきことは政治に携わる者の深刻な反省と、すでに起きた悲惨な事態に対する緊急かつ長期の対策……
○馬場委員 私は水俣病対策について、環境庁と運輸省に特に御質問を申し上げます。 三木さんが環境庁長官のとき、四十八年五月ですから、ちょうどいまから二年前になるわけですけれども、水俣病救済に新しい方向を打ち出したいと意気込んで、水俣に三木さん行かれました。そしてあの悲惨な状態を見て丁政治をやる者として責任を痛感するという立場で、厳粛な約束を実は現地の患者、住民にされた。その中の一つに、水俣病総合センターというのをつくりますという約束をなさいました。三木さんのそのときの約束の言葉をそのまま申し上げますと、水俣病の研究、治療、リハビリ、作業などを行う総合センターを水俣に設置する、そのため近く患者を……
○馬場委員 最近自衛隊の訓練と称しての国有林への入林が際立って多くなってきておるわけでありますが、そのことで各地でいろいろとトラブルを引き起こしておるという状態がございます。
まず、最初は、過去一カ年間の自衛隊が国有林を利用した件数、その面積、そしてまたその利用によって地元住民とのトラブルを起こした状況、こういう問題についてお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 自衛隊はわれわれは憲法違反だと思っておるのですけれども、国民の山をその自衛隊が利用する件数をつかんでいないというのはおかしいと思うのです。
そこで、私は、これは全然集計ができていないのか、あるいは全然わからないのかというと……
○馬場委員 私は文部大臣に御質問を申し上げます。 三木総理が、教育は静かな環境に置きたい、こういうことを就任早々言われました。私も、教育が静かな環境で自主的に創造的に行われるということについては非常に賛成でございます。また、民間人の永井さんを文部大臣に起用されたという三木総理の気持ちも、やはり静かな環境に置きたいという一つのあらわれだろう、私はこう考えております。 ここで、なぜ教育界が荒れておるかとか荒廃しておるかとか、そういう原因について私は質問しようとは思わないのです。ただ、教育を静かな環境に置きたいというその基盤の一つとして、教育行政に携わる者がやはり常に反省をしなければならないし、……
○馬場委員 時間が非常に限られておりますので、質問に対して端的にお答え願いたいと思います。水俣病対策の幾つかについて御質問を申し上げます。 水俣病の患者は、もう二十年前に奇病だとか伝染病だとか言われて、つまはじきされて以来二十年、私みたいな頑健な漁民が、一日数十回というけいれんを起こしながら狂い死にをしたり、一日じゅう昼夜を問わず泣き続ける胎児性患者がいまもおるわけですし、生まれながらにして目が見えないとか口がきけない、耳が聞こえない、自分の母親の顔もわからないし、お母さんという一言も言えないというような胎児性患者がおるわけです。生けるしかばねと言われておりますし、植物人間とも言われながら、……
○馬場委員 私は興人の会社更生法の適用にかかわる再建問題について幾つか御質問を申し上げたいと思います。 大臣が最後の方に出られるということでございますが、大臣には後でまた答弁を求めることといたしまして、八月二十九日に株式会社興人が、これは資本金が六十五億円で従業員が約三千七百名おるわけでございますが、約一千四百八十億の負債を抱えて東京地裁に会社更生法の適用申請をしたことはもう御存じのとおりでございます。関連企業の興人化成、これは従業員が四百名余りでございますが、この興人化成も負債が八十三億円、コーデラン工業という関連会社がございますが、これも負債が三十九億円、中央ハウジングというものも負債四……
○馬場委員 少し古い話になりますけれども、昭和四十二年に、カネミ油症事件の直前にPCBの入りましたダーク油をまぜました配合飼料で西日本一帯に鶏が大量死したという事件がございました。当時農林省はブロイラーで百万羽、その他の成鶏で百十万羽、二百十万羽の被害を受け、その中で四十万ないし五十万羽が死亡したという発表をしておられます。これは飼料中毒ではまさに日本で最大のものであり、こういう大惨事というのは世界的にもまれではないかと私は思うのですが、最初お尋ねしておきたいのは、二百十万羽が被害を受けて、そのうち四、五十万羽が死亡したと農林省は発表されておりますが、それは事実でございますかどうですが、お答え……
○馬場委員 食糧自給の基本的な考え方と具体的な施策について質問を通告しておりましたが、時間が非常に制限されておりますので、当面の具体的な二、三の問題から質問をいたしたいと思います。 最近の農政を見ておりますと、世界的な食糧危機といわれる現在でありますけれども、日本人の主食でありますところの非常に大切な米につきまして、何かこう厄介者扱いにしておるんじゃないかというような感じを受けますし、さらには、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、米退治というような感じもなしとしないような感じを私は受けておるわけでございます。そこで、そういった問題を中心に一、二質問をいたしたいのですが、昭和四十五年に米政策を百……
○馬場委員 私は水俣病の刑事責任追及の問題について御質問をしたいと思います。
五月の四日に熊本地方検察庁がチッソ幹部二人を業務上過失致死傷の容疑で起訴いたしました。公害企業の刑事責任の追及は、わが国では、これが初めてじゃないかと思うのですが、公害を企業の犯罪ととらえて、企業幹部の責任を問うということは、これはもう私は当然なことであると思うのです。今回の起訴は、公害や公害災害をなくする上で非常に重要な意義を持っておると思うのですけれども、これについて長官の見解を、まず聞いておきたいと思います。
【次の発言】 今回の検察庁のやった、起訴した措置というのは、ある意味で、いま言いましたように私も非常……
○馬場委員 昨日も問題になりましたが、大臣御承知の総理大臣官房広報室の食糧に関する世論調査、これは国政モニターに対するアンケート調査で、五十年十月に行われ五十一年二月に報告されたものでございます。これによりますと、食糧に不安があるかという問いに対しまして、八二%の人々が強い不安、または漠然とした不安を感じておると答えておるわけでございます。私はこれは日本の国民の世論を代表しておる事実ではないかと思うのですが、この事実について、食糧政策の責任者である農林大臣はどう思われますか、まずお尋ねしておきます。
【次の発言】 その不安の第一の原因として、日本の人口の増加と食糧の関係について不安がある、世界……
○馬場委員 私は漁業再建整備特別措置法案に対して質問をいたします。
まず最初に、最近のわが国の漁業を取り巻く情勢についての認識、特にこの法律の背景になっております国際環境の変化、経済情勢の著しい変化、こういうものに対する認識についてお尋ねいたします。
具体的に、現在ニューヨークで行われておりますところの海洋法会議の特に領海十二海里の問題、経済水域二百海里の問題、ここを中心に海洋法会議の動向と見通しについて簡単にお話をしていただきたいと思います。
【次の発言】 さらに具体的に聞きますと、領海十二海里、それから経済水域の二百海里、これは合意される方向にあると認識されておられるのかどうか。合意さ……
○馬場委員 ただいまも議論になったわけですけれども、くしくも最近相次いで、文部省の教育白書が出ましたし、日教組の学力実態調査が出ましたし、それからさらに教育課程改革の試案が出たわけでございます。これはもう日本の非常に重要な教育の問題を提起しておるわけでございますので、私もこの点について文部省の見解を最初にただしておきたいと思います。 五月七日に、文部省の「我が国の教育水準」、いわゆる教育白書が、これは五年ぶりじゃなかったかと思うのですけれども、出ました。これを、そう詳しくは読んでおりませんけれども、一読しまして、わが国の教育が量的に非常に高度成長をした、こういうことがはっきりあらわれておるの……
○馬場委員 まず、農林大臣に質問を申し上げます。 冷害や十七号台風等の災害につきましては、この委員会でも、実情の報告なり質疑応答の中から対策も出ておるわけでございますので、私は重複を避けて、質問をいたしませんが、日本の農業、農民は、このことによって非常に大変な状態に置かれておるわけでございます。私は、こういう冷害、台風災害の中から農林大臣が日本の農政において何を学ぶかということが非常に大切なことだろう、こういうぐあいに思います。今度の冷害なり災害というのは、ただ単に低温であったとか、日照不足だったとか、雨が多かったとか、風があったとか、こういう気象条件だけに責任があるわけではないと私は思いま……
○馬場分科員 予算委員会の一般質問で、わが党の細谷委員が水俣病の問題について質問をしたわけでございますが、私は重ねて水俣病の問題について質問をいたします。 最初に、長官に質問をいたしますが、水俣病の悲惨さ、その規模の大きさ、さらには企業の無責任さ、こういうことで水俣病は世界に類例のない公害だと私は思います。言うならば公害の原点ではないか、こういうぐあいに考えるわけでございますし、すでに大臣も御承知と思いますけれども、現在設定された患者だけで三百九十七名おります。そのうちで六十一名は死亡しております。申請者は続々出ておりますし、おそらくこの規模の大きさというのは、万単位で数えるほど被害者が出る……
○馬場分科員 文部大臣に質問をいたしたいと思いますが、けさの新聞を文部大臣お読みになったかどうか知りませんけれども、ある新聞に、「ふえる死を急ぐ若者 教育の場で対策を」こういう見出しで、高校生、中学生、さらには小学生までが若い命を断っておる、こういう記事が出ておりました。その中に、東京都だけでも、この三年間に高校生、中学生が四十五人も自殺を企図した、こういう記事がございましたし、去年一年で二十人が自殺を企てた。これは四、五年前に比べますと倍になっておる、こういう記事でございます。どんな苦しみやどんな悩みが、こういう純粋な子供の心をむしばんで自殺に追いやっているのか、こういう点につきまして、まず……
○馬場分科員 文部大臣にお尋ねしたいと思いますが、高度経済成長政策、日本列島改造の開発ブームの中で、今日、陸も山も海も空も、その自然が破壊されつつあるというのは、もう重大な事実でございます。これは、もう大臣もそのとおりの考え方だろうと思いますが、私は、きょうは開発至上主義と文化遺産破壊の問題について質問をしたいと思います。 すでに開発のために、十分な調査もなしに重要な文化財が破壊されたり、あるいはやみからやみに葬り去られた、こういう事実が多くあると思います。文部大臣に、そういうものについての基本的な考え方をお尋ねしたいわけですが、国土の開発にあたって歴史的な文化財、特に古墳とか埋蔵文化財の保……
○馬場分科員 科学技術庁長官を中心に、原子力船「むつ」の問題について質問をいたします。時間が限られておりますので、ひとつ端的にお答え願いたいと思います。 まず第一点は、原子力船「むつ」の安全の問題についてです。「むつ」が放射能漏れ事故を起こしたわけですが、その原因は遮蔽装置ではなかろうかと言われておるわけですけれども、遮蔽装置は設計なり計算について未知の部分というのは比較的少ないのじゃなかろうかと私は思うわけです。 さらに原子力船の問題につきましては、未知の部分や困難の多い燃料棒の破損の問題とか、蒸気発生器の細管の腐食の問題とか、緊急冷却装置の安全装置等の機能の不全の問題とか、冷却水パイプ……
○馬場分科員 私は、水俣湾の堆積汚泥の処理について御質問をいたします。 まず最初に、これは環境庁になるかと思いますけれども、水俣病、水俣の水銀汚染の現状認識についてちょっとお伺いしておきたいと思うのです。 現在なお、ヘドロが汚染源となりまして、水俣湾や不知火海は汚染され続けておると私は思います。事実、百間排水口のヘドロには二七〇〇ppm、水俣化学の排水口には七七〇〇ppmが検出されておるわけでございまして、これは海面に接しておりまして、水俣湾に流出して魚介類がこれを摂取しておるわけでございますし、定置網が張ってあるわけですけれども、これは完全なしり抜けでございます。汚染魚は回遊しておりまし……
○馬場分科員 文部大臣とは初めて議論をしますし、共通の土俵をつくるという意味におきまして、まず教育の理念についてお伺いしておきたいと思います。 憲法二十六条で国民は教育を受ける権利を持っておるわけですし、教育基本法におきましては、特に教育行政は、教育の目的を達成するために必要な諸条件の整備確立を目標として行うことになっておるわけですし、学校教育法におきましては、保護者はその子女を就学させる義務を負っておる、こういうことでございますし、私は、憲法や教育基本法に一貫して流れておる理念というものは、正義の原則であり、自由の原則であり、特に機会均等の原則であると思います。そういう意味におきまして、い……
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