このページでは馬場昇衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○馬場昇君 ただいま提案されました農林省設置法の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表して、総理及び農林大臣に対して質問をいたします。 本案の質問に入る前に、去る二十二日調印されました日ソ漁業協力協定について、総理と農林大臣にまず質問いたします。 ことしの日ソ漁業交渉は、農林大臣は御苦労でしたが、かつてない過酷な内容で妥結したのであります。サケ・マス漁獲量は、昨年の六万二千トンの実績に対して、ことしの最低目標と考えていた五万トンを割り、四万二千五百トンであります。また、操業水域の問題でも、日本漁船は、北洋のサケ・マスの宝庫とも言える水域から締め出されたのであります。百年の伝統を……
○馬場(昇)委員 先ほどの同僚の米田委員の質問に関係するわけでございますけれども、協定の質問に入ります前に、何としてもこの外務省の情報文化局が出しました「日韓大陸棚協定 早期締結の必要な理由」このパンフレットについてどうしてもはっきりさせなければならないという点がございますので、その点から質問に入りたいと思います。 外務省は、このパンフレットの中で、昭和四十九年一月三十日調印のこの協定の批准の放置は、韓国だけでなく国際信義にもとる、こういうぐあいに言い切っておるわけでございます。この協定は御存じのように、石油危機の真っ最中に、そしてまた今日問題になっておりますところの二百海里漁業水域等の設定……
○馬場(昇)委員 九十日に及ぶ交渉で、鈴木大臣を初め関係者の皆さんは、肉体的にも精神的にも大変御苦労でございました。さらに私は、この交渉によって塗炭の苦しみを味わった漁業者及び関係業者の皆さんの心痛というものは察するに余るものがございます。 そこで、日ソ漁業暫定協定について、鈴木大臣も総理大臣も、いままた外務大臣も、領土と魚の切り離しに成功した、こう言明されておられるわけですけれども、私にはどうしても成功したとは思えないのでございます。 まず、第八条の方から読んでみますと、「相互の関係における諸問題についても、いずれの政府の立場又は見解を害するものとみなしてはならない。」こういう第八条にな……
○馬場(昇)委員 私は、水俣病認定について不作為が違法であると現在確認されておるわけでございまして、認定業務というのが違法の状態の中に現在あるわけでございます。そういう状態の中における水俣病認定の行政姿勢といいますか、具体的対策も含めてお尋ねいたしたいと思います。 まず、長官にお尋ねいたしたいわけでございますが、すでに御承知のとおりでございまして、昨年暮れの十二月十五日に熊本地裁が申請者三百六十二人について、これは県ですけれども、被告の不作為は違法であることを確認するという判決を出しました。判決の理由は、救済法は迅速な救済を目的としている、認定処分のおくれは救済を受ける権利を実質的に奪うもの……
○馬場(昇)委員 私は、環境庁長官に、特に水俣病の認定促進の問題に限って御質問を申し上げたいと思います。
すでに長官も御承知と思いますけれども、熊本県議会が三月の二十九日に、熊本県知事は水俣病認定業務を国に返上せよ、こういうような要望の決議をいたしました。これは長官も御存じと思いますけれども、この事態を長官、どう受けとめられておるかということについて、最初に長官のお考えをお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 熊本県議会の決議の内容は多分御承知と思いますけれども、二十年近く熊本県はこの問題に努力をしてまいりましたにもかかわらず、不作為の判決も出て現在違法状態が続いておりまして、何とかそ……
○馬場(昇)委員 長官は先般水俣に行っていただきまして、大変御苦労でございました。水俣を初めて見られました後の水俣病対策について質問を申し上げたいと思います。 私はまず第一点として、水俣訪問後の石原長官の水俣病行政に対する姿勢についてお尋ねしておきたいと思うのです。 その第一は、水俣病に対する行政責任でございます。長官は水俣で次のように、患者、住民に対して責任を明らかにされたわけでございます。水俣病は、行政が積極的に動かず、ひょっとすれば百人で済んだかもしれない患者を千人以上も出してしまった、国を代表して皆さん方におわびをしたい、さらに、水俣病は何もしなかった行政に責任があります、おわびを……
○馬場(昇)委員 まず、農林大臣に御質問を申し上げます。 松はもみじをしないわけですけれども、その松がもみじをし、その果てには枯死してしまう、こういう状況が出ておるわけでございますけれども、この状況を見ますと、松は今日までの日本の林野、森林行政というものの貧困を見ておるような気がいたします。松がもみじをするというようなこの事態は、林政に対する言うならば天の警告ではないか、こういうぐあいに行政をする者は素直に受けとめる必要があるのではないか、私はこういうぐあいに思うのです。 日本の林野、森林行政というものは、経済性追求の視点が多くて、人減らし、山荒らし行政と言われてきたのですけれども、人命の……
○馬場(昇)委員 私は畜産農家の経営の改善と生活安定について具体的に質問をいたしたいと思います。 私の地元の熊本県下益城郡城南町塚原というところに豊田養豚団地というのがございます。私は、今週の日曜日、二十日の日にそこを訪ねてまいりました。そこの養豚農家から五十一年度の詳細な経営実態というのを聞いてまいりました。内容を申し上げますと、五十一年度の肉豚の販売高が八千七百五十一万一千三百十七円、これが五十一年度の肉豚販売高でございます。子豚の仕入れ代金を見てみますと、六千二百十七万四千七百八十三円です。これが子豚の仕入れ代金でございます。一年分の飼料代は三千二百七十六万五千八百四十七円です。子豚の……
○馬場(昇)委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議及び日本共産党・革新共同共同提案によりますところの修正案の説明を申し上げたいと思います。 内容は、次のとおりであります。 松くい虫防除特別措置法案の一部を次のように修正する。 第一条中「特別防除を」を「必要な特別防除を、周囲の自然環境及び生活環境の保全に適切な考慮を払いつつ、」に改める。 第三条第一項中「基準」の下に「、特別防除を行う松林の周囲の自然環境及び生活環境の保全に関する事項、特別防除により人の健康及び農業、漁業その他の事業に被害を及ぼさないようにするために必要な措置に関する事項」を加える。 第五条第三項中「所有する者」の下……
○馬場(昇)委員 厚生省、来ておられますか。私は、OPP問題を中心にして、果樹行政について質問をいたしたいと思います。
まず最初に、厚生省にお尋ねをいたしたいわけでございますが、厚生省の食品添加物行政についてでございます。
昭和四十六年以来、新しい食品添加物の使用は一切認めないというのが厚生省の食品添加物行政ではなかったろうかと私は思います。使用禁止措置をとった例はあるけれども、新しい添加物を認めたことはなかったのじゃないかと私は思うのですけれども、これについて厚生省の御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 ただいま、四十六年以降は一切認めていない、禁止した例はあった、これが厚生省の食……
○馬場(昇)委員 日ソ漁業交渉につきましては、同僚委員から昨日からたくさんの質問が出ております。私も時間がありましたら後段の部分で申し上げたいと思いますが、時間の関係上、まず最初に領海法について御質問を申し上げたいと思います。 この領海法の提案の理由の中に、外国船の操業によって被害を受けている沿岸漁業者の切実な要望にこたえてこの領海法を提案したのだ、こういうことを大臣も言われておりますし、理由の中にも書いてあるわけでございます。もちろん私は当然なことであろう、こういうぐあいに思うのですけれども、この領海法というのは、単に被害を受けた漁業者の要望があったからこれをつくるのだということではなしに……
○馬場(昇)委員 ただいま御報告ございました日ソ漁業交渉についても質問をいたしたいのですけれども、理事会の申し合わせで来週に集中審議をするということでございますので、そのときに質問をいたしたいと思います。しかし、きょう私が有明海の諌早湾の干拓工事について質問をするわけでございますけれども、その質問の前提となるという意味で日ソ漁業交渉について、内容には触れませんで一言質問を申し上げておきたいと思います。 非常に長い困難な交渉をやってきたわけでございますが、この日ソ漁業交渉で政府は、特に農林省は水産行政として日ソ漁業交渉から今日のところどういう教訓を得ておるのか、何を学んでおるのか、こういう基本……
○馬場(昇)委員 私は、第八十国会で成立いたしました松くい虫防除特別措置法の審議の際に農林省が国会に提出いたしました、ここにありますけれども、「松くい虫防除特別措置法案参考資料」、この参考資料について質問をいたしたいと思います。 この松くい虫防除特別措置法案につきまして、農林省は、国会法百四条により国会の審査及び調査のために提出した参考資料を基礎に、次のように説明なりあるいはわれわれの質問に対して答えたわけでございます。 まず第一点は、松枯れの原因はマツノマダラカミキリが運ぶマツノザイセンチュウが原因である、第二点は、農薬の空中散布が松枯れ対策に最も有効である、第三点は、人体に対する健康被……
○馬場(昇)委員 私は、水俣病の若い患者さんたちに対する行政について、まずお尋ねいたしたいと思います。
水俣病の若い患者さんたちは非常に苦しんでおるわけですが、その中でも補償金で食っているとか、遊んでいるとか、サボっているとかといろいろ言われて大変苦しんでいるわけでございますが、若い患者と言っても大体戦後生まれと言っていいのじゃないかと思うのですけれども、そういう若い患者さんで仕事を求めている人は大体何人ぐらいおるのか、環境庁はどういうぐあいに把握しておられるのか、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、この間、十九日、二十日、水俣病の若い患者の代表が四人来まして長官に……
○馬場(昇)委員 私は、日韓大陸棚協定の共同開発と日本の漁業とのかかわりについて、これが第一点、第二点は、この共同開発と中華人民共和国並びに朝鮮民主主義人民共和国との関係について、第三点は、この共同開発と海洋汚染の問題について質問をいたしますが、その前に一言聞いておかなければならないことがございます。 それはきょうの一部の新聞に報道されておることですけれども、十四日の外務省の首脳の言明として報道されております。それは、日韓大陸棚特別措置法が成立しなくても日韓大陸棚協定を批准することがあり得る、こういうことを外務省の首脳が言明をした、こういうような報道がなされておるわけでございます。私どもが承……
○馬場(昇)委員 山田長官は、環境庁の歴史をたどってみますと、第九代目の長官のようでございます。 ちょうど一カ月前になるわけですけれども、三月十九日の日曜日に、機動隊を入れられて、水俣病患者の強制排除を第九代目の山田長官が行われました。私は、この行為というのは環境庁の歴史に汚点を残した、こう言わざるを得ないのでございます。これは、私が単にそう言うんじゃなしに、かつての環境庁長官でありました自民党の大石さんでさえも、新聞のインタビューに答えながら、およそ信じられない話だ、あってはならないことだ、こういうことを言っておられるわけでございます。患者さんが強制排除のときにけいれんを起こして痛む体の全……
○馬場(昇)委員 まず、大臣に御質問申し上げますが、昭和四十八年に五党一致の議員立法として臨時措置法ができたわけでございますけれども、これができましたときに、沿岸住民だけではなしにすべての国民が大きな期待をこの法律にかけたわけでございます。しかし、現実を見ますと、CODの汚濁負荷量の削減によりまして水質改善などに一応の成果はあったけれども、全体の瀬戸内の保全それから回復ということにとっては、議員立法によりますこの臨時措置法の今日までの効果といいますか、非常に非力であったと私は思うのですけれども、これに対する大臣の御見解をまず聞いておきたいと思うのです。
○馬場(昇)委員 私は、けさ水俣病問題関係閣僚会議、座長は官房長官ですが、ここで水俣病問題の当面の対策について決定をしておるようでございますが、この決定内容について、座長が官房長官ですので官房に質問を通告しておりましたが、幸い決定いたしました後に、決定しました内容については書き物をいただいておりますので、内容の説明は要りません。 このような内容をきょう関係閣僚会議で決定したのかどうか。二点は、閣議ではこれを二十日に決定するというぐあいに聞いておるのですが、閣議では二十日にこれを決定するのかどうか。もう一つは、きょうの関係閣僚会議のこの決定内容について熊本県の知事は了解をしたのかどうか。この三……
○馬場(昇)委員 私は水俣病関係について多くの質問をいたしますので、簡明にお答えいただきたいと思うのです。
まず第一に、チッソの経営危機が言われております。その経営危機と言われるチッソの経営内容について、政府に説明があったかどうか、いつだれが説明に来たか、このことをまず聞いておきたいと思うのです。これは、まず通産の方に聞きます。
【次の発言】 環境庁長官にはこの経営危機の経営内容について説明がございましたか。
【次の発言】 通産にお聞きしますけれども、現在政府としてはチッソの経営内容をどのように把握しておられるのか、お答えください。
○馬場(昇)委員 私は、農畜産物の輸入枠拡大の問題と自由化の問題にしぼって、大臣の姿勢をただしたいと思います。 五十二年九月以降、白米通商問題で協議が行われまして、去る一月十三日にストラウス代表と共同声明の発表があって一応の決着を見たところですが、この交渉を見ながら農民は、減反という新生産調整の物すごい心の痛手、傷を受けた、その傷口に塩ではなくてコショウを振りかけられるような気持ちだ、こう表現をした人もおるわけですが、非常に大変な気持ちでこれを見守っておったわけでございます。 そこで、まず最初は、整理する意味で素朴な質問ですけれども、何で牛肉とかオレンジの輸入枠の拡大というのをアメリカが要……
○馬場(昇)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表して、北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法及び南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法及び南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、農産物の総合的自給力の強化のための畑作農業の重要性にかんがみ、農業生産の地域指標の試案等を勘案し、本制度の在り方をも含めて、畑作農業……
○馬場(昇)委員 松くい虫防除特別措置法にかかわります御質問を申し上げたいと思います。 松くい虫防除特別措置法は昨年の第八十国会で成立をいたしまして、五十二年度はこの法律に基づいて約二十八億の予算で九万ヘクタールの特別防除が行われたわけでございます。そしてこの法律で、今後五カ年間で約二百三十二億の費用を使って空中散布、すなわち特別防除を計画しておるわけでございまして、これは大臣御承知のとおりでございます。 昨年の第八十国会のこの法律の審議の過程で、多くの疑問や問題点が指摘されたわけでございますが、それが十分解明されず、納得のいかないままに、社会党、公明党、共産党の三党が修正案を出したわけで……
○馬場(昇)委員 私は、振動病について、農林省、林野庁並びに労働省に対して質問を申し上げたいと思います。
まず、具体的な質問に入ります前に、振動病の現状についてお尋ねをしておきたいと思います。
振動病の発生状況及び現況について、国有林並びに民有林別に、国有林については林野庁から、民有林については労働省から、その現状についてお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 国家公務員災害補償法の認定数をいま三千三百十名と報告がございましたけれども、五十一年から五十二年にかけてどのくらいふえたのかというところをもう一つ知らせていただきたいと思うのです。労働省につきましては、これも五十一年から五十……
○馬場(昇)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブを代表して、国有林野事業改善特別措置法案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。 修正案はお手元に配付してありますが、その案文を朗読いたします。 以上が修正案であります。 以下、修正の趣旨を簡単に申し上げます。 修正の第一点は、改善計画の趣旨について、昭和七十二年度までに国有林野事業の経営の再建を図るためにその健全性を確立することを目標とし、これに必要な基本的条件の整備を図ることとしたものであります。それは広い視野と長期的展望に立った特別の措置を講ずることにより、国民経済及び国民生活における国有林……
○馬場(昇)委員 私は、農畜産物の輸入問題を中心に二、三の点についてお尋ねしたいと思います。 去る一月の日米通商交渉の共同声明で、オレンジの内地枠が五十二年度一万八千トン、これは途中追加でそうなったわけですが、五十三年度の年内枠が二万二千五百トン、それから季節枠が六月から八月までで二万二千五百トン、合わせまして五十三年度は四万五千トンになっているわけでございますけれども、この季節枠が六月一日から解禁になったわけでございます。 まずお尋ねしたいのは、六月から八月までの季節枠二万二千五百トンの輸入計画はどういうぐあいになっておるのかということでございます。
○馬場(昇)委員 石油ショック以来、政府の公害環境行政は後退に後退を重ねておるというような批判がございます。特に、山田長官の最近の環境公害行政につきましても、後退をしておるのだという批判があるわけでございますが、私は、まず第一点として、大臣の水俣病行政についての基本姿勢についてお尋ねをいたしたいと思います。 大臣は水俣病のネコ実験のフィルムをごらんになったことがございますか。ネコが発狂したようにぴょんぴょんはねながら狂い死にをした、その模様がはっきり出ております。水俣地方の漁民は、きのうまで一生懸命漁をしておりながら、ときに私のような大きい体の漁民も私は見ましたけれども、一日に五十回も六十回……
○馬場(昇)議員 私は、提案者を代表いたしまして、水俣病問題総合調査法案につきまして、その提案理由及び主要な内容について、御説明申し上げます。 水俣病は、世界最大の水汚染公害であり、その被害は、原爆被害に匹敵する人類の経験した最も悲惨な被害であると言われています。 水俣病問題について、その広さ、深さを正しく総合的に把握し、その対策を樹立することは、被害者に対する救済対策の完全を期するだけでなく、人類の未来に対する今日の行政の責務であります。 今日までの水俣病問題に対する行政の対応は、不十分であったばかりでなく、不作為があったといっても言い過ぎではないのであります。また、行政の想像力の追い……
○馬場(昇)委員 時間が非常にございませんので、イエス、ノーという程度で、簡潔にお答えいただきたいと思います。
まず、この法律は、認定促進の不作為違法の状態が国にも責任があることを確認した上での提案であるかどうか、お答えいただきたい。
【次の発言】 抽象的なお答えですけれども、不作為違法状態が国にも責任があると環境庁長官は先ほども言われたわけですが、その前提に立って自民党も出しておられるのかどうかということですから、イエスかノーかで結構です。
【次の発言】 次に、この法律は申請患者切り捨てにならないか、こういう心配があるわけですけれども、絶対にそのようなことがあってはならないと私は思うのです……
○馬場(昇)委員 私は、大臣を中心に、水俣病対策について質問をいたしたいと思います。 まず最初に、大臣の水俣病行政に対する基本姿勢をお尋ねしておきたいと思います。 大臣が御存じであるかどうか知りませんけれども、一九〇九年、明治四十二年にあの水俣に肥料工場ができたのです。そして、大正十年にアセトアルデヒド酢酸工場ができました。ところが、大正十四年ごろから工場排水で漁獲量が減って、漁民の補償要求があったのです。そこで、会社は大正十五年に、その当時の金で見舞い金千五百円を支払っております。当時は熊本県芦北郡水俣町と言っておったのですが、現在非常に患者が多発しておるのですけれども、私はその隣接の芦……
○馬場(昇)委員 昨日、水俣病の刑事裁判で元社長、元工場長二人に対して有罪の判決が出ました。これはもう政府も御承知のとおりだろうと思うのです。
そこで、まず長官にお聞きしたいのですけれども、この刑事裁判の判決が患者に対してどういう効果をもたらすのか、水俣病問題の解決に対してこの判決がどういう力になるのか、この点について長官の御感想、御見解を聞いておきたいと思うのです。
【次の発言】 有罪になりました元幹部二人は、もう現在はチッソと何ら関係がございませんで、老齢で隠居をなさっておられる身でございます。患者さんたちはこう言っております。この裁判は検察の体面づくりのためにやったんだ、検察の後始末的……
○馬場(昇)委員 水俣病対策について四点ぐらい質問をいたします。 まず第一点は、チッソの金融支援措置の問題、具体的に言うと熊本県の県債発行の問題でございます。 五十三年度の下期分として二十二億二千万の熊本県債を発行するということ、これが発行されますと、上期が三十三億五千万発行しておりますから、合計五十三年度分として五十五億七千万になるわけですけれども、この下期に二十二億二千万熊本県債を発行するということが、チッソ金融支援措置に関する協議会、これは上村さんが座長だそうでございますが、そこで決定したと報道されておりますが、これは事実でございますか。
○馬場(昇)委員 日ソの漁業協力協定に基づきますところの第一回の日ソ漁業委員会がきのうからモスクワで始まったわけでございますが、この点について、後で同僚議員の角屋議員から詳しい質問がありますけれども、私の方からも一、二点質問を申し上げておきたいと思います。 まず、大臣にお聞きしたいのですけれども、いろいろ伝えられておりますが、ソ連が母川国主義を前面に押し出してきて、多分沖どり全面禁止を強く主張することは明らかではないか、私はこう思うのですけれども、この交渉に対しまして農林水産大臣はどのように対処しようとしておられるのか、基本態度をお聞きしておきたいと思います。
○馬場(昇)委員 大臣がおくれておるようでございますので、順序を入れかえますので、大臣が来られたらまた途中で質問を切るかもしれませんが、御了承いただきたいと思うのです。
まず最初に、松くい虫の防除について御質問をいたします。
まずお尋ねしたいのですけれども、空中防除を始めました昭和四十八年から五十三年までの民有林の松くい虫の被害材積をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 あわせて、四十八年から五十三年までの散布面積と使用薬剤の数量を示していただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話がありましたように、昭和五十三年度は百二十七万立方の被害が出ておるわけでございます。これは私が知……
○馬場(昇)委員 農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案というものが、本委員会の理事会等で、各位の努力で全党一致で本委員会にいずれ提案される、こういう事態を迎えましたので、私は、この際、全国中央会の藤田会長、最高責任者においでいただきまして、この農業危機と言われる中での農業、農民の問題、さらに農協運営の基本にかかわる意見を聞きたかったのでございますけれども、都合で藤田会長が出席できないということを非常に残念に思うのでございます。前の宮脇会長はちょいちょいこの委員会に来て御意見も述べていただき、質疑にも答えていただいたわけでございますので、藤田会長もぜひ都合を見てこの委員会に来て、そういう……
○馬場(昇)委員 ただいま島本委員が私とのやりとりの質問をいたされたわけですけれども、私が聞いたときに、林野庁に聞いてくれということでした。そんなばかなことがあるかと言ってさらに追及しましたら、私のところの部屋に来て説明をいたしました事実はあります。それに関係するのですが、いま島本委員から環境庁の行政姿勢についてただされましたので、私も一点関連して聞いておきたいと思います。 二月の二十五日に、公害に反対する団体の人たちが質問書を出しておりまして、大臣に、環境庁に回答を求めるために環境庁を訪れました。もちろん国会で長官が忙しいならば事務局でよろしい、こういう約束をしておったのは事実です。ところ……
○馬場(昇)小委員 価格小委員会でございますので、農産物価格決定の原則的なことについて御質問いたしたいと思います。
法制局来ておられますか。――農民は、憲法二十八条で言うところの「勤勞者」に当たるのか当たらないのか、端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 農林省にお聞きしたいのですけれども、生産費所得補償方式の所得補償というのは、これはどういうことですか。
【次の発言】 法制局に聞きたいのですけれども、米の場合生産費所得補償方式で決まっておるわけでございますが、これは投下労働力を評価して、いま御説明ありましたように労働時間だとかあるいは労働賃金だとかこういうものを算定して米の値段……
○馬場(昇)分科員 私は、環境庁に御質問を申し上げます。
水俣病センターについてだけにしぼって御質問を申し上げたいと思うのですが、まず最初に、水俣病センターの建設の進捗状況はどうなっておるかということですが、私も概要を知っておりますので、五十三年にオープンできるのか、その内容の主なポイントはどこにあるのか、その完成までの総工費はどれだけか、そういうところにしぼって進捗状況をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 五十三年にオープンできるのかということにはお答えなかったのですが、後でお答え願いたいと思うのです。
いまの答弁を聞いておりますと、この水俣病のセンターというのは研究部門を中……
○馬場(昇)分科員 私は文部大臣に学校の統廃合の指導方針といいますかそういうものについてお尋ねをいたしたいと思います。 昭和四十八年に文部省はこの学校統廃合について通達を出しておるわけでございますが、その中で、学校規模を重視する余り、無理な統合を行い、地域住民との間に紛争を生じたり通学上著しい困難を招いたりするようなことは避けなければならない、なお、小規模校として存置し充実する方が好ましい場合もあることにも留意しなければならない、こういう趣旨の通達が出ているわけでございます。この指導方針というのは現在も変わっていないのかという点と、学校統廃合につきましては、ややもしますと行政面が重視されて教……
○馬場(昇)分科員 水俣湾のヘドロ処理事業についてお尋ねいたします。 まず、運輸大臣にヘドロ除去事業の基本姿勢といいますか、取り組む態度についてお尋ねをしておきたいと思います。 この事業は、悲惨な水俣病が起きたあの水俣湾のヘドロを除去する事業ですから、もう絶対に二次公害を起こしてはならない、これが至上命令であるわけでございます。絶対に起こしてはならないと私は思いますが、現在の最高の技術をもってしても絶対に安全とは私は言えないのじゃないか、こう思うわけでございます。そういうことですので、慎重の上にも慎重の態度で取り組むべきである、こういうぐあいに思いますが、もし二次汚染でも出たらこれ大変なこ……
○馬場(昇)分科員 私は、さきに成立し、施行されました水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法による臨時審査会についてまず御質問をいたします。 臨時審査会委員の任命が総理大臣により先ほど行われましたけれども、これにつきまして昭和五十三年七月三日にいわゆる新次官通知が出ておるわけですが、これにかかわりまして、昨年の十月十二、十三日、公環特で集中審議が行われました。同十九日に環境庁長官から、この新次官通知についての環境庁の統一した見解が委員会で表明されたわけでございますが、委員の任命に当たりまして、この新次官通知の集中審議の模様、そして長官の統一した見解、このことを委員に十分説明されて、委員はこ……
○馬場(昇)分科員 私は、筋拘縮症の対策について質問をいたします。 大臣、熊本県の天草郡というところに五和町というのがあるのですね。ここは一万三千人くらいの町で、半農半漁の町ですけれども、児童生徒が筋拘縮症の集団発生を実はやったのです。ここの五和町に手野小学校というのがありますけれども、百六十七人の生徒がおるのです。去年の九月から十一月にかけて熊大で検診しましたところが、五十一名が二次検診の必要があるという疑いを持たれました。全校児童生徒の三〇%くらいです。十二月に、その町で熊大が集団発生したと調査した以外の五つの小、中学校で千六百九十九名を検診しましたところが、三百二十六名、二〇%が二次検……
○馬場(昇)分科員 私は、株式会社興人の会社更生法による再建の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 大臣、思い起こしてもらいたいのですけれども、昭和五十年八月に興人及び関連企業が会社更生法の適用申請をしてからちょうど三年六カ月を経過しております。興人や興人化成、コーデラン工業、関連企業合計約二千億円の負債で戦後最大の実質倒産がありました。私の地元の興人の八代工場は系列会社を八つ持っておりまして、二千人ぐらいおったわけです。下請が千人ぐらい、合計三千人ぐらいの従業員が働いておりました。八代市というところは人口十万ぐらいでございまして、約一割は興人の関係者が住民でございます。この興人八代工……
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