このページでは栗林三郎衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○栗林委員 日本農業の発展にとって、試験場の果たしておる役割りはきわめて大きい。品種改良あるいは栽培技術の開発、改善、これによって日本農業の生産は大きく伸びたことは事実でございます。しかしその反面、それならば農民の暮らしの方はどうか。農業生産はうんと伸びておりますけれども、一体農家経済はどういう方向へ進んでおるのか。残念ながら、日本の農業は発展したが、生産は非常に伸びたが、それとは反対に農家経済は悪化の一途をたどっておるのでございます。具体的にこの事実を指摘してみたいと思います。 まず、昭和三十六年に施行されました農業基本法農政、そのころから始まった高度成長政策、これらによって引き起こされた……
○栗林委員 ただいま湯川さんからも御質疑がありましたが、私もこの件について質疑をいたしたいと思います。 去る六月二十四日未明、大阪市大正区三軒家の建設業附属寄宿舎、その宿舎内から出火をして出かせぎ労働者十二名の焼死、三名の負傷者を出すという大惨事が発生したのであります。この惨事は出かせぎ者の関係の事故としては戦後最大の事故であります。かつて尻無川では十一名亡くなった事件がありましたが、それを超す大事件でございます。私もこの際、この事故の原因とその責任を追及し、同時に、今後再びかかる惨事の発生を防ぐための対策等に関しての質疑をいたしたいと思うのでございます。 まずお尋ねする前に、私は、社会党……
○栗林委員 私は、去る三月二十日、上越新幹線の大清水トンネル工事現場の火災事故によって、主として十六名の出かせぎ労働者が死亡した事故に関して、その原因と今後の安全対策についてお尋ねいたしたいと存じます。 私は、質問に先立って、まず、亡くなられました十六名の被災者とその御遺族に対し、謹んで御冥福と弔意を表するものでございます。 さて、私は、去る三月一日の予算委員会第三分科会において、昨年十一月、宮城県白石市内の国道改良工事の現場において発生した山崩れによる七名の出かせぎ労働者の死亡事故を取り上げて、安全対策についてただしてまいりました。それから四カ月後の三月二十日には、白石事故をはるかに上回……
○栗林分科員 二つの点をお尋ねしてみたいと思います。一つは小規模経営改善資金融資制度に関する問題、それからもう一つは、中小企業者のための信用補完制度、その中の一つである信用保証協会の運営強化に関する問題、この二つについてお尋ねしてみたいと思います。 中小企業の中でも特に零細な小規模企業を対象として経営の改善を図るため、無担保、無保証人による融資を行わんとする制度でありまして、この制度は、たしか昭和四十八年から施行されておる制度であると承っております。したがって、この制度は、無担保でもありますし、保証人がなくてもよろしいという制度でありますから、多くの零細企業者からは大いに歓迎されておられる制……
○栗林分科員 私は、労働大臣におおよそ次の四点にわたりましてお尋ねしてみたいと思います。 その第一は、建設労働者の雇用の改善等に関する法律、その他特に出かせぎ関係者に関する諸法規がどのように守られておるのか、実施されておるのか、これをどのように行政指導をやっておられるのか、その実態についてお尋ねしたい。第二は、労働災害、病死等の事故に関する事実を二件申し上げまして、それらの処理がどうなっておるのか、この点が第二であります。第三は、ただいまも斎藤さんから質疑がありましたが、雇用保険の短期労働者に対する保険給付に関する問題。それから第四は、出かせぎの基本に関する問題等についてお尋ねをしてみたいと……
○栗林分科員 私は、国民金融公庫の運用並びに融資条件等について若干お尋ねをしてみたいと思います。 申し上げるまでもありませんが、国民金融公庫は、銀行その他一般の金融機関からの融資が困難な国民の皆さんに対して、必要な事業資金等の供給を行うことを目的として設立されました全額政府出資の金融機関であると存じております。したがいまして、今月のようなこのような深刻な不況時に際しましては、少なくとも一般金融機関とは違った、文字どおりの国民大衆に対する何らかの特殊な救済措置等を講ずる必要があったではないか、かように考えておるものであります。三月、四月は中小企業、特に弱小企業の皆さんにとりましては、これは決済……
○栗林分科員 約四百万存在していると言われておる小規模企業者は、より大きな規模の事業者に比べて信用力等の面で不利な立場にあるから、政府は商工会や商工会議所が行うこれらの企業に対する経営改善普及事業に国民金融公庫の融資制度を組み合わせて、これらの経営改善普及事業を金融面から補完しようとして昭和四十八年に創設をいたしました無担保、無保証人で低利で融資するいわゆる小企業等経営改善資金融資制度に基づいて、五十三年度の予算には、前年度に比べますと約八・五%増の五千百億の資金が計上されておるわけであります。私はこの機会に、この制度の運用並びに融資消化の実績等についてお尋ねしてみたいと思います。 まず五十……
○栗林分科員 大臣、私は出かせぎ対策についてお尋ねをしてみたいと思います。 出かせぎの解消、出かせぎの抑止を図るために農林省が実施しておる出かせぎ者就業改善対策実験事業、これを中心にして出かせぎ諸問題についてお尋ねをしてみたいと思うのであります。 出かせぎ者は、ひところは百万人とも言われておりましたが、現在は若干減っております。それにしましても、七十万、八十万と推測されておるのでございます。言うまでもありませんが、農家経済は悪化の一途をたどっておる。専業農家がわずかに一三%、もっと下がっておるはずでございます。残りは兼業農家、いわゆるオール兼業化の時代に転落してしまっておるわけでございます……
○栗林分科員 出かせぎ労働者をめぐる事故災害は依然として後を絶たない、むしろ多発の状態でございます。いま私の手元に昨年の十一月、十二月の二カ月間に発生した大きな事故、死亡事件が四つありますけれども、これは私の手元に四つです。昨年の十一月、十二月の二カ月間における死亡事故です。非常に多発しておる。私は出かせぎ労働者の職場の安全と安全管理の確立を求めるために一、二の災害事故の事実を指摘して、その対策をただしたいと思うものであります。 まず、昨年十一月二十五日午前四時四十分ごろ、宮城県白石市内国道一一二号線の道路改良工事の現場において突如、土砂が崩壊し、あっと言う間もなく工事就労中の九人の労働者中……
○栗林分科員 私は、農林省が今度の予算で新規事業として予算化されております農村地域定住促進対策事業、この事業予算についてお尋ねしてみたいと思います。 この事業予算は、すでに三年になりますが、たしか昭和五十一年度から実施されたと記憶しております。この五十一年度に出かせぎ農業者就業改善事業、さらにその目玉施策と見られる実験事業、これが三年実験事業として続けられましたが、この事業の実験段階を終えて、五十四年度からは本格的な事業へ移行したものだ、こんなふうに私どもは理解してこの事業予算を見ておるものでございます。実験段階の当時はわずか三億前後の予算でございましたから、ほとんどの人は見落としておったと……
○栗林分科員 私は、むずかしい問題を取り上げてまいったのではございません。すでに前年度も、その前の年も、予算委員会の当分科会でお尋ねをした問題です。今度で同じ問題を三回取り上げるわけでございます。したがいまして、政策論は抜きにして、そのものずばりお尋ねしてみたいと思います。 それは、中小企業経営改善資金の運用、その消化実績等に関してお尋ねしてみたいと思います。なお、時間があれば、信用保証協会の業務運用等についても質問をしたいと思いますけれども、そこまで時間が持てるかどうか、時間があればお願いいたしたいと思います。 この経営改善資金の運用に関して、まずその消化実績から伺っていきましょうか。 ……
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