このページでは中川秀直衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○中川秀直君 私は、新自由クラブを代表して、ただいま説明のありました昭和五十四年度地方財政計画及び地方交付税法の一部を改正する法律案について、総理大臣並びに自治大臣に質問をいたします。 私たちは、今後の日本の課題として、集権と画一から分権と多様の論理に立った個性豊かな、活力ある地域社会を建設する必要があると考えております。そのためにも、国と地方自治体がそれぞれ責任分野をはっきりさせ、それに伴う財源の裏づけを明確にすべきだと考えております。この見地に立つとき、現在の地方財政計画並びに地方交付税制度のあり方に大きな疑問を感じざるを得ません。 自治大臣、まず、地方財政計画についてお伺いをいたしま……
○中川(秀)委員 きょうは大臣御出席でございますので、全体のエネルギー政策と石炭政策の絡みの総合的なことについて御確認をいただき、また御見解を賜りたい、こういうふうに私は思います。 まず大臣、一回五十年の四月にエネルギー対策閣僚会議というのをつくられて勉強会だけで休眠をしてしまって、改めて今回、総合エネルギー対策推進閣僚会議というのができましたね。前の閣僚会議のときに基本方向というものを打ち出しましたが、結果的にそれはただ作文に終わっておるという認識が一般的であります。今度の閣僚会議、大臣が御中心になってお進めになるのでありましょうけれども、ただ勉強会をしたり、あるいは基本方向を出すだけだっ……
○中川(秀)委員 鈴木農林大臣に二点にしぼって御質問申し上げたいと思います。 まず第一に、今回の二百海里の問題が起きましてから、米ソ間においても漁業交渉がございまして、ソ連側が米国の西海岸の水域で従来の漁獲量を削減をされたというふうに伝え聞いているわけでございますが、その漁獲量が大体何万トンぐらいになっているのかということをちょっとお伺いしたいと思います。 なぜかと申しますと、これまた伝えられるところでございますけれども、米西海岸水域で減らされた漁獲量を、ソ連はみずから宣言をするところの二百海里水域内で他国の――他国のと言っても日本が相当部分を占めるわけでございますが、漁獲量を減らすことに……
○中川(秀)委員 運輸大臣にまず、お食事もなさらないで本当に御苦労さまなのですが、大きな問題からお伺いをしたいと思います。 非常にナウな新聞記事が出ているのでありますが、これは昨日の朝日の夕刊でございますけれども「値上げ国鉄サマサマ」で「笑い止まらぬ航空三社」こういう記事が出ております。私は広島でございますけれども、いわゆる国鉄の運賃値上げ、グリーンに乗るよりは航空運賃の方が安いという状況でございますが、そういう、長距離、飛行機の方が安いという状況で、いまや大衆の足は空に向いているというようなこともあって、あるいはまた貨物輸送等にしましても、いまもう民間の貨物はあらかたトラック輸送になり始め……
○中川(秀)委員 本日、皇室経済法中心の御審議でございますので、私はまず皇室財産のことについて若干のお尋ねをさせていただきたいと思います。 ただいまの宇野委員の御質問にも若干関連をするのでございますが、葉山の御用邸が焼失した後の跡地の利用の問題について第一点をお伺いいたします。 先ほど来の政府委員の御答弁によりますと、焼失した跡地の一部について、改めてやや規模を縮小した御用邸を再建する旨、五十二年度予算においても基本設計費を計上している、こういう御説明でございますが、そういたしますと、お尋ねをしたいことは、御用邸の敷地は大変広範囲にわたっているものでございますが、その用地のどのくらいをお使……
○中川(秀)委員 恩給法一部改正案、当委員会の恩給小委員会におきまして大枠の議論はさせていただきましたので、本日は残された細かい問題について若干のお尋ねをさせていただきたい、こう思います。 私どもは、やはり未来というものを考える上でも、国やあるいは自治体、いわゆる公共というものが、公務に殉じた人たちに対して十分責任をとるというところから初めてそういった未来というものも考えられる、こういう立場に立っているのでございます。総務長官は私と同じ広島御出身でございますけれども、広島は御案内のように被爆した唯一の県でございまして、その被爆当時、県立病院の看護婦として防空業務に従事していた看護婦さんが多数……
○中川(秀)委員 お尋ねを幾つかする前にお断りを申し上げておきますが、大変時間も制限をされておりますので、文部行政の当面する問題についての背景をある程度承知をいたしておるつもりでございますので、ポイントだけお尋ねをいたしますから、大臣初め担当の皆さんの今後の御方針について簡潔な所信をお伺いしたいと思います。 まず、当委員会とこれは大変関連の深い問題でございますが、今国会において国立学校、特に新設になりますところの、無医大県につくるところの医科大学の職員定員、これを総定員法の枠外に置くという法律を国立学校設置法の附則の改正で行うということになりまして、御案内のように現在審議がされているところで……
○中川(秀)委員 なるべく簡潔に御質問いたします。 まず、厚生省設置法の一部改正案、当委員会でいま審議をしているところでございますが、この循環器病センター、国民の健康を守る措置として大いに歓迎をするものであります。しかし、ここでひとつお伺いをしたいのは、この提案理由説明にもございますが、循環器病というのは死亡率の一位を占めるという大変な、国民にとって一番こわい病気でございますけれども、その循環器病と同じように、現在成人病のもう一つの大きな病気として腎臓病というものがございます。大臣、これはよく御存じだろうと思いますけれども、腎臓病について、今回これから設置をしようとするような循環器病センター……
○中川(秀)委員 私は、今度いまこの委員会で問題になっております沖繩の地籍確定の法案、駐留軍用地特別措置法、この法案は、わが国の安全保障の問題と非常に深くかかわった重要な法案だと思います。だからこそ各党それぞれのお立場があって、今日の委員会の審議もある意味では大変残念な事態になっているのだろうと存じます。 そこで、まず政府からお伺いをしたいと思いますのは、この法案は単に沖繩の地籍確定をするとかあるいは当分の間基地をこのまま使用するとかいったそれだけの問題にとどまらず、本当にわが国の安全保障をこれからどう考えるかという問題と非常に深くかかわった問題でございますので、その点についての御見解をひと……
○中川(秀)委員 せっかく外務大臣御出席でございますので、報じられているところのモスクワ交渉のことにつきまして御見解を伺いたいと思います。 伝えられるところによりますと、暫定協定の大筋の合意ができた、いわく第一条、ソ連の主張する二百海里の線引きを認める、第二条、日本の二百海里水域法の趣旨、つまりわが国の基線から十二海里以遠三百海里までの対象水域線引き、当然にこれは北方四島沖も含むわけでございますが、これを盛り込む、漁獲割り当て等については調印時の交換公文で決める、対象水域の線引き、線引きの相打ちのような形でございますが、これは魚に限る等々の大筋の合意ができたというふうに伝えられておるのであり……
○中川(秀)委員 私は、現在審議に付せられておるところの防衛庁設置法及び自衛隊法の一部改正案についてまずお伺いをいたします。 法制局にまずお伺いしたいと思いますが、現在この防衛二法と言われる法律案は、防衛庁の設置法と自衛隊法の一部改正を一諸にした改正案という形で国会に提出されているわけでございます。しかし、内容を読みますと、自衛官の定数を千八百七人増加をすることと、輸送航空団の編成がえ並びに航空自衛隊の第三航空団司令部の所在地を三沢に移すということは、どう考えても関係のないことでございます。それは、一部の定員について若干の関係はある、全く無関係ということはないかもしれませんが、基本的には関係……
○中川(秀)委員 私は、本日の集中審議において、行政改革のことについて若干のお伺いをしたいと思います。 福田内閣になりましてから、資源有限時代とおっしゃる総理のその新しい時代において、総理みずから行政改革の重要性を説かれておるわけでございますけれども、そういう新しい時代の行政改革は、従来の行革とは根本的に質も内容もあるいは決意も程度も全く違うものでなければならぬと思うわけであります。 まず、西村長官にお伺いをしたいと思いますが、長官は十四日の本委員会分科会で、今回の行政改革では、総理指示の特殊法人、審議会、許認可、地方出先機関の整理統廃合といった四つの問題にとどまらず、補助金や地方機関委任……
○中川(秀)委員 各般の問題が取り上げられていると思いますので、時間がありませんが、いただきました資料を拝見した限りで問題点を二、三しぼりましてお尋ねをさしていただきたいと思います。 その第一は、技術開発についてでございますが、総合エネルギー政策推進のための石炭利用を進めていく大前提は、各般にわたる技術研究開発にあるということは論をまたないと思います。 伊木先生にひとつお伺いをしたいのですが、この石炭鉱業審議会技術部会で取り上げられた重点開発課題十一項目の中で、そうした観点に立って特に緊急を要するもの、あるいは特に重要なものというのは、この十一項目のうちもし差をつけるとするとどういうものに……
○中川(秀)委員 私は、現下のわが国の防衛問題のうち、特に緊急性の高い数点について端的に政府の見解をただしたいと思います。時間が余りありませんので、答弁も端的にお願いをいたします。 まず第一に、防衛庁が次期戦闘機として採用を内定し、さきに概算要求をしたF15イーグルについてお尋ねをいたします。 一昨日の当委員会の質疑で、F15の爆撃装置は構造上の理由で外すことはできない、空中給油装置も将来の運用を考えて、つけておきたいと考えている旨の発言が防衛庁からありました。この点についてお尋ねをいたします。 わが国の防衛力として保有すべき装備は、憲法上の制約あるいは専守防衛の立場から、わが国の自衛の……
○中川(秀)委員 私は、新自由クラブを代表いたしまして、ただいま議題となっております防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、賛成の意見を表明いたします。(拍手) 新自由クラブは、国家の安全が直接の武力侵略によって脅かされるだけでなく、石油危機、二百海里問題、迫り来る食糧危機など、エネルギー、資源、食糧の供給の不安定等によっても、今後重大な危機に遭遇すると考えております。 それゆえ、わが国の安全保障政策は、ひとり軍事面の防衛のみならず、こうした資源、食糧の備蓄など、非軍事面の各般にわたって総合的に組み立てられなければならないと考えます。 こうした総合安全保障政策の一環としての……
○中川(秀)委員 人事院総裁も文部大臣も御出席でございますから、今回の給与法と主任手当の問題について最初にお尋ねをいたします。 私は、今回の一般職給与法の改正案、これと、いまいろいろ言われておりますところの主任手当というものは連動するものではない、こう考えておるわけであります。 まず、文部大臣に単刀直入にお伺いをいたしますが、いろいろな法律的な御説明は結構でございますから、実際の問題として今回の給与法改正案と主任手当というものがどこで一体連動をするのか、教えていただきたいと思います。あるいはこういうお尋ねでもいい。主任手当と給与法というのは同じものなのか、あるいは別のものなのかというお尋ね……
○中川(秀)委員 お許しをいただいて感謝いたしますが、関谷委員の時間の範囲内で関連質問をさせていただきます。 ただいま総務長官の御答弁で、六十歳定年制ということを行管庁長官、西村さんはおっしゃったのではないだろう、そんなことを私どもは受け取っているわけではありません。実質的な定年制、つまり退職勧奨年齢を六十という年齢に統一をして、その後は、たとえば退職金の割り増しをストップさせるとか、あるいは定期昇給をストップさせるとかという、現実に地方自治体や各団体がとっている方法をこれから導入をしたいのだ、はっきり、五十四年から法制化をしたいとおっしゃいました。これはもう速記録で私どもは当たりました。現……
○中川(秀)委員 当委員会でお尋ねをするのは初めてでございますので、勉強の意味で、多少重複があるかもしれませんが、若干のお尋ねをさせていただきたいと思います。 大臣の所信表明に沿ってお尋ねをしたいと思うのでありますが、まず当面の諸施策につきまして住宅宅地対策をお挙げになっている、この点についてまず幾つかお尋ねをしたいと思うのであります。 政府は、五十三年度に、公的、民間住宅合わせまして百六十万戸程度の新規住宅を建設する予定と言われております。これは昭和四十八年の百九十万五千戸に匹敵する大変な住宅建設ということになるわけでありまして、いわゆる住宅金融公庫の融資対象戸数の増枠並びに融資限度額の……
○中川(秀)委員 私は、当委員会に提出をされております道路整備緊急措置法一部改正案については賛成でございますので、なるべく重複を避けて三点にしぼって若干のお尋ねをさせていただきたいと思います。 この法案の柱になっております第八次道路整備五カ年計画でありますが、概算要求のときの投資規模と今回提出をされております投資規模とを比較いたしてみますと、これは当委員会でもほかの委員からお尋ねがあったようでありますが、地方単独事業の投資規模が五千億ばかりふえているわけであります。同時に第七次と比較をいたしまして、地方単独事業については六割という大変な伸びになっているわけであります。私も、現在の地方財政の現……
○中川(秀)委員 昼食抜きの御答弁、御苦労さまでございます。できるだけポイントをしぼりまして、非常に大ざっぱな総論で恐縮でございますが、きょうは二、三の点についてお尋ねをしたいと思うのであります。 まず、大変大ざっぱな議論でございますけれども、わが国の公共事業、国づくりの一つの大きな柱になっておるわけでありますが、その公共事業をどういう分野に展開していくのか、あるいは具体的にどういう地域で展開していくのか。こういった公共事業を決定する場合の基準というか、あるいは原則、選択をするための原則、あるいは、言葉をかえますと、もっと細かい言い方になるならば、地方からいろいろな要望が出てくるときに、それ……
○中川(秀)委員 本会議まで残す時間非常に少ないし、食事抜きというのも不健康でありますから、できるだけ簡単に問題点を一点くらいにしぼりましてお尋ねしたいと思います。
まず大臣、福田内閣は昨年来、行財政の改革ということについて大変御熱心であったわけなんですが、しかし現実問題として竜頭蛇尾、悪口を言う人は竜頭無尾だと言う人もいる。非常に後退をしてしまったということがあるわけであります。内閣の一員として閣僚の一人として、この行政改革に対して大臣がどういう御見解を持っておられるか、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 わかりました。私はきょうは大きな建設省と国土庁の統合問題とか、そんなことを……
○中川(秀)委員 今回の地震についてのお尋ねは、各委員から再三再度にわたってあったようでございますから、私どもも今度の地震に見られるブロックべいの建築基準施行令等の厳守あるいは監視といったことにつきましては、関係当局の御努力を強く要望いたしまして、きょうはその問題は省略をいたしまして宅地問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。時間が余りありませんので、事柄の経過はわかっておるつもりでございますから、御答弁の方も省略をしていただいて、今後の政策あるいは基本的な見解についてだけ御答弁を願いたいと思うのであります。 最近発表されました各種の建設省あるいは民間あるいは国土庁の今度の国土利用に関する年……
○中川(秀)委員 私は、いま提案をされております環境庁設置法の一部改正案に関連をいたしまして、当面の問題として大きな社会問題となっており、かつまた、これからの公害補償問題に大きな関連を持つと思われますチッソ水俣病の補償問題を中心に、若干のお尋ねをさせていただきたいと思います。 その前に、この法案に関連をいたしまして、国立水俣病研究センターの性格、目的について、若干のお尋ねをいたします。 先ほどもお尋ねがありましたが、当センターは、水俣病に関する臨床研究、病理学的研究や疫学的研究を行う機関とする、こうなっておりますが、患者認定審査のための症例研究並びにそういう研究を行った上でのデータというよ……
○中川(秀)委員 在勤法のお尋ねをする前に、せっかく外務大臣が御出席でございますので、昨日の政府首脳会議のことにつきまして、一、二お尋ねをさせていただきたいと思います。
けさの新聞報道によりますと、いよいよ外務大臣の訪中による政治折衝というようなものが、政府首脳会議においても大筋で一致を見た、こういう報道がなされておるわけでありますが、これは今後の日中条約交渉の中においてかなり重要な問題だと思われます。外務大臣の御所信をお伺いしておきたいと存じます。
【次の発言】 時期やあるいは日程等はお決めになったわけではないということでございますけれども、既定の方針の上にのっとって進めていくというその御……
○中川(秀)委員 科学技術庁設置法改正案について若干お尋ねをいたします前に科学技術行政全般のことにつきまして、特に長官の御見解をお伺いしたいと思います。 国なり社会なりの発展というものには私は三つのファクターがあると思うのです。かつてわれわれの歴史の中で、その発展は、資源を求めあるいは領土を求めるという空間のフロンティアというか、そういうものを求めていく、それが国の発展だという時代がありました。しかし、それはもはやすでに終わった時代であります。残されたフロンティアが、それじゃわが国においてあるいは国際的に何があるかということを考えてみますと、現在の世界における社会の発展のためのフロンティアと……
○中川(秀)委員 きょうはいささかぶっつけの質問で恐縮でございますが、両案について幾つかの問題点を指摘して、お尋ねをしたいと思います。しかし、それに先立ちまして、本日から始まりました交通ゼネストと人事院勧告の関係等について若干のお尋ねをしたいと思います。 人事院お越しだと思いますが、国家公務員法二十八条によりますと、民間と公務員の給与水準の開きが五%以上になれば人事院は勧告を出さなければならない。しかし、五%未満のときは規定がない。昭和二十九年には勧告を出さなかったこともあるわけですが、この勧告を出すかどうかは、五%未満のときは人事院の裁量に任されているわけですけれども、ことしの場合、大変不……
○中川(秀)委員 遅くまで大臣、御苦労様です。また関係の皆さんも本当に遅くまで御苦労です。 大臣、途中できせるなさっても結構ですが、質問する方もそれなりに大変なんですから、しばらくの間おつき合いを願いたい。 いま審議されておりますところの行政管理庁設置法の一部を改正する法律案並びに地方自治法に関連する承認案件でありますけれども、いずれも行政改革の一つのやはり柱であります地方支分部局の整理統合という問題になるわけですが、ここで大臣に一つだけ先にお伺いをしておきたいと思うのですけれども、私どもは、地方支分部局、国の地方出先機関というものは、現業部門を除いて他の出先機関は原則として廃止すべきだ、も……
○中川(秀)委員 きょうは準備の都合もありまして、やや総論的なお尋ねをしたいと思いますので、できるだけ大臣に御答弁を願いたいと思うのであります。 まず、今回の農林省設置法の一部改正案のねらいというものが一言で言って何なのか、私は大臣の基本的な御認識をお伺いしたいと思うのです。 と申しますのは、いろいろなものが一括して盛り込まれております。そして、盛り込まれた結果、果たしてこの法案が、国民に対していわゆる言うところの行政改革の一環の法案なのか、そういう方向のものなのか、あるいはそうでないものなのか、やや不明確な性格を持っているのじゃないかという気がしてならないからであります。大臣、今回の設置……
○中川(秀)委員 審議せられておりますところの両法案について、並びに関連する問題について、できるだけ短時間に若干のお尋ねをしたいと存じます。 まず、国家公務員法及び地方公務員法の一部を改正する法律案についてでありますが、その目的の第一でございます管理職員の規定を整備したというそのことについてであります。 今度の法律案で、従来の国家公務員法百八条の二の三項ただし書きに、職員団体に加入できない管理職の範囲として「管理若しくは監督の地位にある職員又は機密の事務を取り扱う職員」、こういうふうになっているのを、さらに細かくしたということでありますが、たしか昨年の八十国会にもこの法案は提出をされており……
○中川(秀)委員 きょうはわれわれが考えておりますところの相互安全保障の当面の具体策についてお伺いをするつもりでございますが、それに先立ちまして一つだけちょっとお伺いしておきたいことがあるのです。
極東駐留のソ連陸海空軍部隊が五月下旬から択捉島を中心に上陸作戦と見られる演習を行っている、こう確認をしたという政府の発表がありますね。このことについての政府の見解というものを、まずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 若干防衛庁の正式見解を伺ったわけですが、一部報道によりますと、わが国からする北方四島地域における防衛庁の情報活動といいますか、特にソ連の軍事動向についての分析あるいはその分析……
○中川(秀)委員 人事院の給与勧告につきまして若干のお尋ねをさせていただきたいと存じます。 三・八四%引き上げをするという勧告でありますが、不況低成長下の民間の給与実態というものを反映して、言い方が正しくはないかもしれませんけれども、予想どおり厳しい低率ベア勧告になったというような感じがいたします。私自身はおおむね妥当な線だと思うわけですが、若干の問題点があろうかと思うので、以下、それにつきましてお尋ねをさせていただきたいと思います。 今回の勧告は、現行の勧告制度が確立した三十五年以来の最低のベア率ということになるわけですが、私が注目しているのは、人事院が国家公務員法二十八条、いわゆる民間……
○中川(秀)委員 大変、長時間、重要な問題について審議が行われているわけで、なるべく重複を避けたいと存じますが、問題の事柄は同じでございますので、私どもなりの立場から、きょうは有事立法の問題あるいは防衛白書の問題、その他若干の点につきましてお尋ねをしたいと存じます。 まず、大変広く国民の関心を集めております今回の有事立法の問題でございますが、私は、関心を集めたということと、本日もこうして当委員会で長時間の審議が行われたということ自体は大変結構なことだと思っているのであります。こういう問題がいままで論議をされずに来たということの中にも問題がございますし、これからももっともっと広く国民的な関心の……
○中川(秀)委員 私は、関連質問といいましても問題は全く違うわけでありますが、わが国の当面する防衛問題と将来の防衛構想についてお尋ねをしたいと思います。 御質問申し上げます前に、私どもがわが国の防衛問題についてどういうスタンスで物を考えているかということをまず明らかにいたしまして、その上でお尋ねをさせていただきたいと思うのであります。 私どもは、国の安全というものが、侵略によって脅かされるだけでなくて、エネルギー、資源、食糧の供給が不安定になることによっても重大な危機に遭遇するということを身をもって体験したあのオイルショックの経過もこれあり、わが国の安全保障政策を総合的に組み立てていかなけ……
○中川(秀)委員 給与法の質疑でございますので、それを中心にきょうはできるだけ簡単にお伺いをしたいと思います。給与法の前提になります人事院勧告が出ましたときにもお尋ねをいたしておりますので、そのときに宿題になっていることについてのみきょうは若干お伺いをしたいと存じます。 まず、大蔵省の方、お越しになっていると存じますが、これについてはほかの委員からもお尋ねがあったようでございますけれども、さきの八月十五日の閉会中の当委員会の審査のときにもお伺いをいたしましたけれども、国家公務員の給与改定費の先組みの問題であります。新聞報道によると、廃止するというような報道も流れているようでありますが、これは……
○中川(秀)委員 新自由クラブの中川ですが、早速お尋ねをいたします。 昨日の報道で、海部さん、あなたは喚問に応じないのではないかという報道がございました。というのも、政治家の松野さんの方は喚問も偽証告発もされない、喚問は一度はございましたけれどもなかなかされない、あなたのような民間人、市民ばかりが喚問や告発をされる、そのようなことでは不公平であって、体調もたまたますぐれないので欠席したいという理由だと言われたわけであります。私は全くもっともな御意見だと思うわけで、それをあえて喚問に応じられたあなたの勇気に敬意の念を表したいと思います。 さて、松野さんが五億円のお金を日商岩井に要求したことは……
○中川(秀)委員 御苦労さまです。私は新自由クラブの中川でございます。 私どもは元号の、理由はくどくど申し上げませんが、存続というものに賛成の立場であります。文化的伝統、そういうものの価値を尊重して、何よりもまず国民の大多数が元号の使用を希望している、あるいは西暦との併用を望んでいる、こういうことに立って賛成をするものでありますが、と同時に、元号というのは何よりも国民のための元号でなければならないということを常々考えているわけでございまして、現下の提案をされております法案の今後の運用についても、幾つかの問題点があることもわれわれは指摘をしているところでございます。そんな立場から若干のお尋ねを……
○中川(秀)委員 私に与えられました質疑時間は二時間、百二十分でありますが、できる限り繰り返しの論議を避けまして、要領よくお尋ねを申し上げますので、御答弁の方も明快に、かつまた要領を得た御答弁を願いたいと思うのであります。 まず、私ども新自由クラブといたしましては、元号につきまして、その文化的、伝統的な価値を尊重し、かつまた、元号の存続使用が国民の八割を超える支持を得て国民生活に定着しているということ、同時にまた、元号を改める、その改元について、事実たる慣習として確立をしていないという立場から、そしてまた、憲法の国民主権制の立場から、元号は国会で法的根拠を与えた上での制度の安定化を図るべきで……
○中川(秀)委員 与えられている時間はわずか八分でございますので、総理に簡潔にお尋ねをいたします。 まず総理、これからの元号についての基本的な考え方についてであります。 私どもの新自由クラブの元号に対する見解につきましては、当委員会でも申し上げておりますので、要点のみしか申し上げませんが、元号そのものの持つ歴史的な伝統、それは、たとえば共通な元号を使うということによって同一の社会、文化に属しているということを意識する、そんな大きな役割りを持っているわけでありまして、そういう文化的、伝統的な価値を尊重したい、並びに国民の多くが存続を希望している、しかるに現在の状況では存続に法的な不備がある、……
○中川(秀)委員 私は、新自由クラブを代表して、内閣提出の元号法制化のための元号法案に、主として次の三つの見解を表明し、賛成の討論を行います。(拍手) 第一に、元号は、長い伝統を有し、千三百年の間国民が共通に使うことによって、同一の社会文化に帰属している意識を持つのに大きな役割りを果たしてきており、次代に継承さるべき文化的価値を有していると考えます。 第二に、元号は、国民の使用存続の要望が八割を超えており、広く国民生活の中に定着していると考えられます。 第三に、そうした元号ではありますが、昭和以降も存続する場合、現状のままではその手続が不備であります。すなわち、現在、元号の法的根拠はなく……
○中川(秀)委員 当委員会でいま審議を進められております給与法の一部改正案について若干のお尋ねをし、そしてまた、さらには、防衛問題全般にわたりましてきょうはお尋ねをさせていただきます。
まず、職員給与法について簡単にお尋ねをいたしますが、予備自衛官手当の月額を現行の二千円から三千円に改定する理由について、提案理由説明では「経済情勢の変化等にかんがみ、」とあります。これはどういうことを意味しているのか、もう少し詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 いまお挙げになった理由は、物価にしろ、ベア上昇にしろ、従来の上げ幅にしろ、財政事情にしろ、いずれにしても経済情勢というか、そういう部分の……
○中川(秀)委員 私どもは毎国会、行政改革について私どもなりの主張を盛り込みながらいつもお尋ねしているわけでございますが、今国会では、当委員会で行政改革の議論をさせていただくのは初めてでございますので、行政改革全般について、大臣、いささかの演説になるかもしれませんが、私どもの考えを申し述べさせていただき、大平内閣金井長官の御見解をぜひともお伺いをしたいと思うのであります。 まず、現内閣の行政改革に対する基本姿勢からであります。 福田内閣以降の行政改革を簡単に振り返ってみますと、次のようなことが言えるのではないかと思うのです。つまり、当時経済基調の変化がはっきりしてきておりましたから、財政負……
○中川(秀)委員 外交案件等の、いろいろな現実に起きておりますことにつきましてもお尋ねをしたいことがたくさんございますが、それはまた別の機会もあると存じますので、きょうは提案をされております外務省設置法の一部を改正する法律案並びに在外公館の関係の法律案、これに関連をする問題にしぼりまして若干のお尋ねをさせていただきたいと思っております。 まず、外務省設置法改正案でありますが、これは中南米局を新たに設置をし、アメリカ局を北米局に改める、大臣官房調査部を大臣官房調査企画部に改める、並びに中南米局設置に伴って、情報文化局の文化事業部、アジア局次長及び外務省大阪連絡事務所を廃止する、こういうような内……
○中川(秀)委員 総裁初め皆さん、長い審議になりまして本当に御苦労でございます。 私、簡単にお伺いいたしますので簡潔に御答弁を願いたいと思うのですが、午前中来質疑が行われた中に、今度の人事院勧告とほぼ時期を同じくして週休二日制並びに定年制導入の問題について人事院が見解というか考え方をまとめて、総理府総務長官に拝復で回答するということ、あるいはその見解を発表するということが御答弁にも出ているわけでございますけれども、この問題二つだけにしぼってお尋ねをさせていただきます。 私たちは何回も当委員会でも申し上げているわけでありますけれども、簡素で効率のよい政府を目指す、また目指さなければいけない、……
○中川(秀)委員 新自由クラブの中川秀直ですが、証人には大変お疲れだと思いますけれども、時間はあと非常に短いわけでありますから、お答えはひとつ、イエス、ノーで結構でございますので、簡潔にお願いしたいと思います。
まず、日商岩井とハリー・カーン氏との間のE2Cの売り込みに関する契約、密約でありますけれども、証人は、一月の二十四日の日に、午前中証人としてお立ちになった植田社長に呼ばれまして、このことについて聞かれておられますね。その際なぜ正直にあるとお答えにならなかったのか、まずその辺からお聞かせ願いたいと存じます。
【次の発言】 済みません。
日商でも今回の問題が社内的に問題になりまして、一……
○中川(秀)委員 参考人にお尋ねをいたします。 同僚議員のいろいろなお尋ねをずっと聞いておりまして、参考人が防衛庁の前身の保安庁にお入りになったのが昭和二十七年、それから防衛庁をおやめになる昭和四十二年の七月、そして、その後国防会議に転出をされて、それをおやめになる四十七年十二月、この間防衛庁の航空機売り込みに関するいろいろなことがあったことを私は思い出したわけであります。 ちなみに、いささか整理をさせていただいて、お伺いをしたいと思うのでありますが、第一次のFXがございましたね。それから、バッジシステムがありました。そのバッジシステムの後に、先ほどから議論をされている五種類の怪文書がばら……
○中川(秀)委員 皆さん大変お疲れだと存じますが、わが党で最後でございますので、よろしくお願いいたします。 私は、きょうは安全保障の問題を中心に幾つかのお尋ねをさせていただきます。私どもは、これまでの日本の狭義の防衛政策を総合的な安全保障政策に統合し転化させるために、国防会議の再編やあるいはエネルギー、石油、食糧等の備蓄や、あるいは基盤的防衛力構想の見直しや、その他装備についてもいろいろな提言をしてきたわけでありますけれども、まず防衛庁長官にお伺いをしたいと思いますが、法律的にもあるいは行政機関の名前の上でも、国防という名前が使われたり防衛という名前が使われましたり、あるいはまだいささかそう……
○中川(秀)小委員 いま局長おっしゃった寡婦加算あるいは扶養加給、まあ寡婦加算と言うのが普通ですが、制度はややこしくなる一方なんですね。六割になっているのであるならば、扶助料の関係はいままでの五割支給を六割にしますとか、年次計画的に七割にするとか、すっきりさせた方がいい。これまた附帯決議で恩給制度というのはなるべく簡素化を図れというのが何回も出ているわけです。全く逆行するようなことを実はおやりになっているということがあるので、これまた最初に御議論のありました制度化の問題と絡みまして、もうこのあたりですっきりさせていただきたい。次回の小委員会でまたこの辺も御検討いただいて一つの方針を出していただ……
○中川(秀)分科員 私は、福田内閣が八月までに成案を出すと大変力を入れられることになっているはずの行政改革について若干の御質問をしたいと存じます。
まず、長官にお伺いをしたいと存じますが、望ましい行政の姿、行政機構、こういうものは大臣はどのようなものだとお考えになっておられるでしょうか。いわゆる八月までに御成案を得るところのその幾つかの問題も含めまして、行政改革の目標というものは、抽象的で結構でございますけれども、どういうものを描いておられるのか、お考えをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 いま大臣がおっしゃった簡素な政府ということでございますが、臨時行政調査会の答申の中にも簡素な政……
○中川(秀)分科員 私は、五十年度末に建設省、国土庁で基本計画を承認いたしましたところの賀茂学園都市開発整備事業について、御質問したいと存じます。 この事業は、広島大学の統合移転を契機に、広島県賀茂台地といわれる地域に新しい学園都市をつくろうという事業でございますが、計画による工期は五十年度から十カ年ということになっております。しかし、現在、県、市の委託を受けまして事業を開始いたしましたところの地域振興整備公団によって、一部の大学キャンパスの用地買収が進められているところでございまして、基本計画を受けた整備計画、あるいはさらにその先の実施計画というものもまだできていないという状況でございます……
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