このページでは中川秀直衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(中川秀直君) 昨年末に発生した高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏えい事故につきまして御報告を申し上げます。 「もんじゅ」は、実験炉「常陽」等での研究開発成果を踏まえ、高速増殖炉としての安全性や信頼性の確立を目指して開発を進めているものであり、一昨年四月、核分裂が定常的に持続する臨界状態に達した後、性能試験を実施してまいりました。 試験のために出力上昇中の昨年十二月八日午後七時四十七分、ナトリウムが漏えいするという事故が発生しました。今回の事故は二次系のナトリウムの漏えいであり、周辺公衆及び従事者への放射性物質による影響はございませんでした。また、原子炉は安全に停止し、炉心……
○国務大臣(中川秀直君) ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案にっきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案は、海洋法に関する国際連合条約の実施に伴い、放射性物質の海洋投棄に関連する所要の規定の整備を図るものであります。 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律におきましては、従来から、廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約、いわゆるロンドン条約のもと、放射性物質の海洋投棄について規制を行……
○中川(秀)委員 中川秀直であります。大臣所信について、幾つかの重要な点につきお尋ねをさせていただきます。 ただいまの甘利委員の数点にわたります質問と も多少重複するところがあると思いますが、私は私なりの角度でお尋ねを申し上げますので、簡潔にお答えを賜りたいと存じます。 まず景気の見通し、これについてお尋ねをいたします。 現状についてはもうここでお話ししても始まりませんので、ともかく月例経済報告でも「回復に向けた動きに足踏みが続いており、総じて低迷」、こういうことで経企庁も出しておるわけですが、はっきり言って底ばいから底割れになるおそれが出てきたのではないか、こう思います。輸出の方も円高……
○中川(秀)委員 私は、前回落選をいたしまして、三年半一有権者の立場で郷土で政治を見詰め、また、多くの人たちと話し合ってきたわけでございます。今振り返りますと、まことに長い時間でもあったようですが、また短くも感じられる貴重な時間であった、このように思っております。 落選前、私は、自民党の政治改革本部の企画委員でもございました。しかし、落選しでそのような毎日を送りまして、今国民が望んでいる真の政治改革というものは、やはり小手先でない抜本的な腐敗との決別であり、そしてまた、政党や政治家のための政治改革ではなくて、国民が主人公の政治、これを実現する真の政治改革だということを強く感じて戻ってまいりま……
○中川(秀)委員 陳述人の皆様方には、本日はお忙しい中、まことに貴重な御意見をありがとうございます。忌憚なく私どももお尋ねを申し上げさせていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 まず、松田陳述人の御意見に対して数点お尋ねをさせていただきます。 選挙制度について、今回の政府案、自民党案について、小選挙区、比例制の適切なバランスを確保すればこれを評価するという御意見を賜ったように思いますが、実は今日までの幾つかの経緯の中で、松田さんの所属されている連合も含めまして、比例制ということをずっと一貫して言っておられたような気がいたします。その後、併用制とか連用制とか幾つかの変遷はござ……
○中川(秀)委員 中川であります。委員長初め同僚議員に、質問の機会を与えていただいたことを感謝して、早速始めさせていただきます。 石田長官、経済広報センターというところが、行革について非常に熱心な広報活動をやっているのですが、国民から川柳を注文しまして、第一席になった川柳を御存じですか。――知らない。知らなければ私から言います。「早急に検討善処遺憾です」というのですね。非常によくできていると思うのですが、きょうの法律案にいたしましても、私も実は内閣委員会で十年くらいおりまして、いろいろな行革の議論をやってきた一人でございますが、こういう法律が出てくるということは大変前向きなことだとして評価を……
○中川(秀)委員 私は、自由民主党を代表しまして、平成六年度暫定予算に関連しまして、総理並びに各大臣にこれからお尋ねをさせていただきたいと存じます。 まず第一に、羽田総理の政治姿勢と所信表明についてお伺いをさせていただきたいと存じます。 総理、私は、たしかもう数年前になると思いますが、ガットのCG18というウルグアイ・ラウンドの閣僚十八カ国会議に政府の代表として御一緒させていただいたことがございました。その節もいろいろ御指導いただきました。以来、立場は違いますけれども、あなたに敬愛の情を持っている一人である、こう私は思っておるところでございます。 しかし、先般行われた所信表明、またいろい……
○中川(秀)委員 私は、自由民主党を代表して、引き続きゼネコン問題、また公共事業にかかわる入札システム、また政治とお金の問題等について、総理並びに関係大臣の御所見を伺いたいと思います。 まず、今朝、法務省よりゼネコン汚職事件の捜査処理報告がなされましたが、これについて若干のお尋ねをいたします。 公判請求をしたのは計三十名ということでございます。私の知り得るところ、東京地検特捜部の所属検事というのは、応援部隊を除けば常時大体三十名くらいと伺っておりますが、やはりそういう人数でこれだけ大がかりな事件捜査をするのでありますから、物理的な限界もいろいろあったんだろうと存じます。必ずしも三十が三十ち……
○中川(秀)委員 いよいよ締めくくり総括質疑に入りましたが、今次予算委員会は先月の二十三日から審議が始まりました。それまでに至るおくれについては、これは政府の責任であると総理も暫定予算のときにも御答弁がございましたが、二十三日から数えまして土曜日、日曜日を除きますときようで実質十三日、これは本当に異例の早さであります。今委員部にお調べをいただきましたら、戦後間もない昭和二十四年に、付託から衆議院の予算委員会で可決をされるまで十三日、ほぼこれに匹敵するタイ記録ということになるわけですが、それ以降は大体三十五日とか、長いときは七十日ということもあります。 そういうようなことになったことは、我々野……
○中川(秀)議員 我々が今回お尋ねの趣旨の支出規定の明確化を法案の中に盛り込むことにいたしましたのは、総論でございますけれども、英国で選挙違反というものが死語になりました。その腐敗防止の骨格というものは、まず第一に連座制の強化でもあり、あるいはまた法定選挙費用の非常に厳しい規定、さらには選挙裁判所、行政裁判所的なものの設立、そういうことによりまして選挙違反というものがなくなっていった。それにかんがみまして、我が国の法制でも、今御指摘の公職選挙法百八十七条一項という規定があって、つまり、立候補準備に要する支出あるいは電話による選挙運動に要する支出以外の選挙運動に関する支出は出納責任者以外はしては……
○中川(秀)議員 お答えいたします。 「組織的選挙運動管理者等」のこの言葉でございますが、これはこの法案では単なる略称として、略する称号、略称として置いておるわけでございまして、ただいま御指摘がございましたとおり、連座の要件の中では「組織的」の「的」とか「管理者等」の「等」とかという言葉は設けておりません。この今回の法案では、「公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者と意思を通じて組織により行う選挙運動において、当該選挙運動の計画の立案若しくは調整又は当該選挙運動に従事する者の指揮若しくは監督その他当該選挙運動の管理を行う者」と明確に規定をいたしておるわけでございます。 なぜ「的」とか……
○中川(秀)委員 総理、いよいよ今国会の衆議院の予算委員会の質疑も大詰めと申しましょうか、最後に近づいておるわけでありますが、私は、この予算委員会の質問についてマスコミがどんな報道をしておるかということは、やはり委員の一人ですから関心がございます。いわく、疑惑追及質問ばかりである、論戦はちぐはぐであると。夕刊紙によれば、ひどいものだこの国の政治の現状はまともな政策の審議よりも権力闘争ばかりだと、こういうようなことも伝えられております。 私は、やはり議員というものはお互い多くの有権者、選挙民から代弁者として国会へ送っていただいている立場でございまして、いやしくも国会の議論というものはそれなりの……
○中川国務大臣 先月、橋本内閣発足に伴い、科学技術庁長官を命ぜられました中川秀直でございます。 委員長初め、委員各位におかれましては、日ごろより科学技術行政の推進に当たり格段の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。今後ともよろしく御指導を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。 第百三十六回国会に当たり、私の所信を申し上げさせていただきます。 科学技術は、経済構造を改革し、新しい経済社会のフロンティアを生み出す源泉であります。天然資源に乏しい我が国が、二十一世紀にふさわしい、創造性あふれた経済社会をつくっていくためには、唯一の資源たる人間の頭脳、英知を最大限に活用すること……
○中川国務大臣 平成八年度予算案における科学技術関係経費総額は二兆六千七百二十一億円で、前年度の当初と比べますと、二兆四千九百九十五億円という前年度の予算でありますが、それに対して六・九%増になったということでございます。科学技術振興費の方は七・四%ということになったわけであります。 これは、ただいま原田委員御指摘の科学技術基本法というものが、当委員会の委員の先生方の御尽力にもよりまして成立をいたしまして、科学技術の振興が我が国の最重要課題の一つと位置づけられたこと、特に戦略的基礎研究推進制度等々、新たな基礎研究の強化というものが図られたこと、また、原田先生に御尽力いただいた地震防災対策特別……
○中川国務大臣 科学技術振興事業団法案について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 昨年十二月二十五日に閣議決定されました「当面の行政改革の推進方策について」におきまして、新技術事業団及び日本科学技術情報センターの二法人を平成八年度において統合することが決定されたところであります。 これまで、日本科学技術情報センターにおいては科学技術情報の流通に関する業務、新技術事業団においては研究交流の促進、基礎的研究及び新技術の開発等に関する業務を行うことにより、我が国の科学技術の振興のために重要な役割を担ってきたところであります。 しかしながら、近時の研究開発の高度化、複雑化に対応して、科……
○中川国務大臣 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。 この法律案は、海洋法に関する国際連合条約、いわゆる国連海洋法条約の実施に伴い、放射性物質の海洋投棄に関連する所要の規定の整備を図るものであります。 国連海洋法条約は、海洋に関する秩序全般を規律する条約であり、既に平成六年に発効しておりますが、同条約は、海洋国家たる我が国にとっても大きな意義を有するものであることから、我が国として同条約を締結するため、今国会において条約締結の御承認及び関連国内法案……
○中川国務大臣 先ほど委員御指摘のとおり、海洋投棄を禁止するというロンドン条約改定に伴う国際的な取り組みが進展し、今回また海洋法の関連で排他的経済水域の中におけるそういう規制も国際的に強化をされるという観点から、おっしゃるとおり、放射性廃棄物の処分が陸上処分ということに、さらにその重要性が増してくるということは御指摘のとおりでございます。 ただいまお尋ねの原子力発電所等から発生する低レベル放射性廃棄物については、ドラム缶にセ メント等で固化した上で、我が国の場合、青森県六ケ所村の日本原燃株式会社低レベル放射性廃棄物埋設センターというところにおいて埋設処分を安全かつ円滑に現在実施中でございます……
○中川国務大臣 昨年末の「もんじゅ」の事故につきましては、地元の方々や国民の皆様に大変な不安感、不信感を与えるという極めて遺憾な結果を引き起こし、心からおわびを申し上げます。 今回の事故については、専門家の参画を得て鋭意調査を進めてまいりましたところ、事故の原因となった温度計の破損原因の究明の見通しが立ち、他の調査項目についても明らかとなってまいりましたので、先般五月二十三日に「動力炉・核燃料開発事業団高速増殖原型炉もんじゅナトリウム漏えい事故の報告について」を取りまとめ、公表したところでございます。 本報告書の詳細については、原子力安全局長より後ほど説明いたさせますが、特に今回、事故の経……
○中川国務大臣 お答え申し上げます。 今回の改正は、国連海洋法条約において各国の海洋汚染防止法令の適用範囲、執行手続が定められたことに伴いまして、放射性物質の海洋投棄に関しまして、排他的経済水域等における外国船舶による違反に対する罰則の整備、第二に、違反を行った外国船舶に対する執行手続の整備等を行うものでございます。 今回の改正によりまして、我が国は、外国船舶による放射性物質の海洋投棄について、国際的に認められた手続のもと、我が国の十二海里の領海を越えまして、二百海里の排他的経済水域等までに規制を及ぼし得ることになります。これは、我が国の周辺海域における放射性物質による海洋汚染の防止に大き……
○中川国務大臣 ただいま委員御指摘のとおり、今回の事故につきましては、事故の発生はもとより、その後の情報公開の不手際などによりまして、総理もおっしゃいましたが、国民各界各層、また特に地元の多くの皆さんに不安感、不信感を与える結果を招来した、このように認識しております。その意味で、動燃事業団の責任は重いものがある、このように考えておりますし、また、その責任の明確化も責任者として避けられるものではない、このようにも思っております。 しかし、今なすべきことは、総理先ほど御発言ございましたが、ともかく、今回の事故そのものについて信頼を回復していくための原因究明、あるいはまた安全対策を万全に打ち立てて……
○中川国務大臣 「もんじゅ」事故につきましては、事故の発生はもとより、その後の情報公開等において不手際、不適切な対応がございまして、国民の皆さんにいろいろな不信感と不安感を与えたことは、極めて遺憾であると思っております。その意味で動燃事業団の責任は重いものがございますが、それを監督する当庁の責任もこれは当然明確にしていかなければならぬものであろう、こう思っております。 そもそもこれからの行政というものは、私は、アカウンタビリティーといいましょうか、説明する義務、責任が行政の側にある、こういうことが言えると思いますし、特に原子力の開発利用といったような問題に関しましては、やはり科学的安全と同時……
○中川国務大臣 閣僚になるまで務めておりました。
【次の発言】 この会社は、私の先代が昭和三十年代ぐらいにつくりました会社で、その先代が死にましてからしばらくおいて私が社長に就任しておる会社でございます。事業は、もろもろの機械あるいはまた石油製品、そうしたものを取り扱っている商事会社でございます。
【次の発言】 突然のお尋ねなんで、全然資料を用意しておりませんから確答できませんが、恐らくそのぐらいの数字にはなっておるのではないかと記憶をいたしております。
【次の発言】 最初の、社長をやっていながら売り上げがわかっていないのかという委員のおしかりでございますが、数字を持っていないので正確な数字を……
○中川国務大臣 委員長らくエネルギー問題を御専門にやってこられましたので、概要はもうつとに御案内のことであろうと存じますが、今回の事故そのものは、炉心で発生した熱を直接取り出す一次系ナトリウムではなくて、その一次系ナトリウムの熱を水や蒸気に伝える二次系ナトリウムの漏えい事故でございました。周辺公衆及び従事者への放射性物質による影響はございませんでしたし、原子炉も安全に停止をいたしました。炉心への影響もなかったわけでございます。 しかしながら、高い信頼性を有する、こういうことにいたしてまいりましたこの高速増殖炉「もんじゅ」の今日までの研究開発でございます。現実にその中でナトリウムの漏えいが起き……
○中川(秀)主査代理 これにて今村修君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして通商産業省所管についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 平成六年度一般会計予算、平成六年度特別会計予算及び平成六年度政府関係機関予算中総理府所管経済企画庁について審査を進めます。
政府から説明を聴取いたします。寺澤経済企画庁長官。
【次の発言】 以上をもちまして経済企画庁についての説明は終わりました。
【次の発言】 この際、分科員各位にお願いを申し上げます。
質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行に御協力をお願い申し上げます。
なお、政府当局に申し上げます。
質疑時間が限られておりますので、答……
○中川国務大臣 お答え申し上げます。 科学技術庁においては、海洋の実態解明を目指した研究、また、その基盤となる技術の開発、この二点に重点を置いた海洋科学技術の推進を図っている次第でございます。 具体的には、海洋科学技術センターにおきまして、「しんかい六五〇〇」「かいこう」等の潜水調査船を用いた深海調査研究、第二に、太平洋及び北極海域における総合的な海洋観測研究及び大型海洋観測研究船、「みらい」と先ごろ名づけましたが、この整備、第三に、地球環境の変遷、また地震発生メカニズム等の解明のための深海掘削船システムの開発研究等を推進しているところでございます。また、関係省庁と協力しつつ黒潮の開発利用……
○中川国務大臣 科学技術庁の平成四年度決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳出決算について申し上げます。 平成四年度の当初歳出予算額は四千百十八億六千五百五十九万円余でありましたが、これに予算補正追加額百八十二億五千二百二十一万円余、予算補正修正減少額八十一億七千九十三万円余、予算移しかえ増加額四千九百四十八万円余、予算移しかえ減少額七十四億四千六百七十九万円余、前年度からの繰越額三億三千五百八十七万円余を増減いたしますと、平成四年度歳出予算現額は四千百四十八億八千五百四十二万円余となります。この予算現額に対し、支出済み歳出額四千百二十八億五千六百六十八万円余……
○中川国務大臣 委員御出身の敦賀での「もんじゅ」において今回のような事故が起きたということは、本当に重く受けとめておりますし、また、心からおわびを申し上げているところでございます。 御指摘の二次系配管のナトリウム漏えいをなぜ防げなかったか、あるいは漏えい後の拡大火災発生というものをなぜ防止できなかったか、こういう点でのお尋ねだと思いますけれども、高速増殖炉においてはプルトニウムとナトリウムと双方を適切にコントロールしていくというのが最大のポイントでございますので、今回現実にナトリウム漏えいが起きたこと、また火災を生じたこと、拡大防止ができなかったこと、これはもう本当に二度とこういうことを起こ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。