このページでは米沢隆衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○米沢隆君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案に関し、その問題点を指摘しながら、総理並びに厚生大臣に質問を行いたいと思います。 さて、まず第一に、政府の今後の社会保障充実策についての基本方針についてであります。 御案内のとおり、わが国の社会保障制度は、その歴史も浅く、制度的には曲がりなりにも万端整っているかに見えますけれども、実際にはその保障機能を十分果たし得ておりませんし、またその保障給付水準も、高度成長時代を経た今日においてさえ、対国民所得比率九%という数字が示しておりますように、依然として欧米先進諸国のそれの二分……
○米沢隆君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案されました国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、自民、民社、新自由クラブ三党共同修正案並びに修正部分を除く政府原案に賛成の立場から討論をいたします。(拍手) 御案内のとおり、国鉄は、過去百年間、国内輸送の大動脈として、国民生活の向上と国民経済の発展に寄与してまいりました。今日、全輸送機関の中で国鉄が占める輸送割合は低下しつつありますけれども、そしてかつての独占的地位は薄れてはきましたものの、今後におきまして、特に省資源を余儀なくされます将来におきまして、国鉄がわが国の交通体系の中で占める役割りは依然として重……
○米沢隆君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに厚生大臣に若干の所信をただしたいと存じます。 すでに御案内のとおり、今日の医療保険を取り巻く情勢は、医療費の急増による財政不安、制度間の不均衡の顕在化、保険外負担の増高による保険機能の低下、資源配分の非効率性など、基本的な問題が数多く噴出し、その上、一部医療の荒廃、退廃ぶりが指摘されるなど、きわめて深刻な状況にあります。それゆえ、国民のニーズに対応して公正かつ高度な医療保障制度を確立するためには、従来のようにその場しのぎの小手先だけの対応策であっては、今日の苦境に……
○米沢委員 御案内のとおり、現在日本海運を取り巻く国際環境は、いわゆる先進海運国を中心とした伝統的な海運自由の原則を主張するグループと、一九六〇年代以降急速に高まってまいりました発展途上諸国あるいは東欧圏諸国を中心とした、海運自由を否定することによって自国の利益を確保しようとするグループの葛藤の中にあると言われております。本委員会に提案されておりますいわゆるこの対抗法案も、この一連の動きに対応するものとして理解をいたしておりますけれども、基本的にはやはり海洋国日本、貿易立国日本が今日まで享受してまいりました先進海運国としての国益を、発展途上国のナショナリズムの高まりの中で、あるいはまた海運業を……
○米沢委員 まず最初に鎌倉参考人にお願いを申し上げたいと思います。 先ほど国鉄の赤字の原因について、四つほど原因をお示しいただきましたけれども、その中で三つ目に、いわゆる日本の高度経済成長の過程で大企業が蓄積を拡大するその中に国鉄が組み入れられた。その赤字が相当大きなものであるというふうな判断をお示しをいただきました。 総論としてはなるほどという感じがしますけれども、しかし、いま蓄積がどちらに流れたかという、配分といいましょうか分布といいましょうか、そういうものにはかなり大きな問題があるにせよ、国鉄そのものが国民経済、それは単に大企業とか中企業とかいうものは離れても、国民経済全体にとりまし……
○米沢委員 私は、国鉄再建対策を中心にして御質問を申し上げたいと思います。 先ほど来大変長い審議が続いておりますので、大変お疲れでしょうがおつき合いをいただきたいと思います。 御案内のとおり、さきの国鉄再建に関する閣議了解と、本委員会に付託されております改正法案によりまして国鉄の財政再建が、一つは運賃改定、一つは経営の合理化、一つは国の行財政上の措置、この三つを柱として進められることが明らかになりました。しかし、現実には運賃の連続値上げに対する国民の世論も大変強うございますし、貨物の合理化等は国民に対するサービスの低下あるいはそこに働く職員の不安、また政府から金を引き出そうといっても国家財……
○米沢委員 私は、宮崎空港の拡張の問題について若干の質問をさしていただきたいと思います。 まず最初に、この拡張問題の過去の経緯と行政責任についてお尋ねをします。 御承知のとおり、宮崎空港の拡張問題につきましては、過去幾つかの経緯がございました。初めに四十二年夏、いまから十年前でありますが、第一次空港整備五カ年計画に基づいて、現在の空港のA滑走路を二千メートルに延長しようという案が出てまいりました。それから四十五年の十二月には、県の新総合長期計画の中で、これとは別の、B滑走路の二千五百メートル延長案が出てまいりました。それから四十六年十二月に、これはBランを発表してからわずか一年後であります……
○米沢委員 本委員会に提案されております運輸省設置法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、当面する運輸行政に関する行政改革問題特に運輸省自体の姿勢と過去の経緯につきまして、運輸大臣並びに行政管理庁当局の基本的な所信を承りたいと思います。 本日は行政改革全般にわたって質疑を申し上げたいと存じましたが、この問題につきましては改めて長官をお呼びいただく別の機会をおつくりいただくということをお聞きいたしましたので、詳細かつ具体的な問題につきましてはその機会に譲るといたしますが、ただ、今日ほど行政改革の問題が国民的な関心を集めて、衆参両院の質問戦を通じて福田総理が行政改革に取り組む積極的な姿勢を示……
○米沢委員 私は、先ほどの所信に対して、安定成長下の物価の問題につき若干質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、現在の日本経済の大きな課題はインフレの再燃を防止する一方で持続性のある景気回復を図っていく、そしてそういうものを日本経済の大きな基調に乗せていくというのが大きな課題だろう、こう思います。 ところで、政府の公式見解によりますと、石油危機がもたらした戦後最大の不況も、五十年三月を底に回復に向かった、こういう見解が表明され、五十一年度の政府の経済見通しも、何とか達成されるであろう、こう言われておりますけれども、その後の経済指標を見てもらってもおわかりのとおり、従来までの不……
○米沢委員 四十九年の三月に施行されました大規模小売店舗法に基づきまして、いま全国各地で大型店の進出を阻止するあるいは制限をするというかっこうで、各地の商工会議所あるいは商工会の商業活動調整協議会、いわゆる商調協等でいろいろと問題であるというふうなことがよく報道されております。御案内のとおり、熊本の商工会議所のダイエー進出反対決議はその大変象徴的な事件でありましたけれども、神奈川の小田原方式、北海道の釧路方式、石川の小松方式、大分市方式等々の動きに加えまして、最近は県の条例あるいは市の条例などによってその規制を強めているということもいろいろと新聞だねに取り上げられております。五十一年には、各地……
○米沢委員 御案内のとおり、ことしに入りましてから公定歩合等が二回も引き下げられまして、それに伴い金利体系も引き下げられ、きょうはそれに関連いたしまして、金利と消費者という観点から若干の質問をさせていただきたいと思います。その質問に入ります前に、当面の景気の動向について企画庁のお話を伺いたいと思います。 御承知のとおり、公定歩合が二回にわたって引き下げられましたけれども、景気の現状は楽観を許さないという感じがいたしております。鉱工業生産も昨年の十二月以降連続して前月比減ということになっておりますし、企業倒産も三月には千七百件余と史上最高を記録したと報道されておりますし、負債総額二千六百億とい……
○米沢委員 最初に堺参考人と下光参考人と竹内参考人に。 この訪販法制定の際に同じような意見聴取が行われ、竹内参考人はこう述べておられます。たとえばマルチ商法をやっておる会社が会員を獲得する場合、先ほどもおっしゃったように、ある程度の規模に達するともう参加者を募ることは不可能になるから、わが社の商売はある程度発展しますとデッドロックに乗り上げてもはや発展しなくなります、そのときには非常に多くの人が泣くことになりますと告げない限り、第十二条に言う重要な事実を告げないということになりはしないか。確かにいまのマルチ商法はこういうかっこうでやられております関係では、いまやっておられるマルチ商法はほとん……
○米沢委員 午前中からの質疑でおわかりのとおり、世界的な二百海里宣言合戦やあるいは日ソ漁業交渉の難航などの影響によりまして、いまや魚を取り巻く日本海はまさに波高しという感じがいたします。 報道等に接しておりますと、冷凍サケが冷蔵庫の中で二十数回も荷主の名義変更がされていたとか、倉庫内で物は動かないのに買い手だけがどんどん変わっていくいわゆる魚転がしが公然と語られております。入庫量も在庫量も例年と大差はないにもかかわらず、魚の高値だけが確実にあるわけでございます。需給動向によって動きはあるということに関しては否定はいたしませんけれども、そういうものとは無関係に何かがなされておるとわかっていなが……
○米沢委員 私は、民社党を代表いたしまして、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、自民、民社、新自由クラブ三党共同修正案並びに修正部分を除く政府原案に賛成の立場から討論をいたします。 わが党は、本法律案に関連いたしまして、今春以来、国鉄再建についての考え方を明らかにし、法律案の修正を要求いたしますとともに、国の行財政上の助成の強化等につきまして、政府の対策を求めてまいりました。 その骨子は、次のとおりでありました。「一、物価等変動率を限度とする運賃値上げを当分の間法定の枠から外し、一部国鉄の当事者能力を付与する。ただし、五十二年度の値上げは行わない。一、昭和五……
○米沢委員 防衛施設庁の方、来ておられますか。――時間の関係で、最初に施設庁の方にお伺いしたいと思います。 民間空港につきましては、こういうかっこうで立地規制をなし、将来に備えるという準備がなされておりますけれども、今後、自衛隊等が使う飛行場、米軍が使っておる飛行場、そのあたりの騒音公害について、従来までは民間と同じようにいろいろな助成等を交えて対策がなされてまいりましたけれども、騒音公害という意味では住んでおる人にとっては一緒の話ですから、今後、自衛隊あるいは米軍基地等の飛行場の周辺について、こういうものを生かされようとする場合、どういうかっこうで対処されようとするのか、そのあたりを一回聞……
○米沢委員 きょうは参考人には大変御苦労さまです。 まず最初に、山本参考人と木村参考人にお尋ねしたいと思います。 御承知のとおり、日本は大変狭い国でありますが、しかし文明、文化の発達によりまして交通網が発達し、空港も整備される方向にあります。こうして便利になることはいいのでありますが、しかし御承知のとおり、高速道ができましても、新幹線ができましても、空港ができましても、大変大きな騒音公害というのが出てくる。その意味では、公共性というものと騒音という関連では、そこの地元の住民の受忍の義務といいましょうか受忍範囲、どのくらいだったら私は堪忍できるのだという、そのあたりの問題が、特に個人的な価値……
○米沢委員 最近の円の高騰と物価に絡みまして、まず最初に一般的な話を経済企画庁長官の方から伺いたいと思います。 御案内のとおり、最近の円相場の急激な高騰というのは、ある人に言わせれば第二の石油ショックではないか、こう言われるほどにかなりな様相を呈しております。確かに年初から円はじりじりと上がっておりましたけれども、九月末からの急激な高騰する円相場というものは、相場の今後の成り行きいかんによりましては日本の経済環境をがらっと変えていく、そういう大変重要なポイントを持っておるような感じがいたします。 そこで、まず第一に、今後の円相場の動きが一体どうなっていくと思っていらっしゃるのか、特にかぎは……
○米沢委員 私は、二百海里以後の魚価の問題について若干御質問いたしたいと思います。 御案内のとおり、いま一般大衆は魚離れというものが顕著になっておると言われております。これはもう言うまでもなく、魚の値段が高くて手が出ないからであります。さきの経企庁の調査によりましても、日本人の魚好きは変わらないけれども、魚価が安定していたときよりも四一・四%の世帯で購入回数を減らしたとか、もし今後二割上がれば二八%が、三割上がれば四二%が魚を食べる回数を減らすであろう。そして、購入回数を減らした理由のうち、四分の三以上の七六%が値上がりのために購入回数を減らした、そういう調査結果もいただいております。同時に……
○米沢委員 私は、造船不況対策と、いまIMCOの総会で問題になっておりますSBT、COWの点にしぼって御質問させていただきたいと思います。 まず最初に、造船不況対策の件でございます。 御案内のとおり、波止浜造船が行き詰まったり、函館ドックあるいは佐世保重工等が経営不振に陥ったりして、目下造船不況は本番に突入したというような感じがいたします。 そこで、まず第一に、造船不況の現状につきまして、手持ち工事量、受注の見通し、雇用の状況、操業率、企業の採算、収益状況等々、そして目下とられております不況対策、そういうものをどのように把握されておるのか、大臣の基本認識からお伺いしたいと思います。
○米沢委員 きょうは長時間大変御苦労さまです。時間もありませんので簡単に御質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、今後の造船業界の問題でありますけれども、五十一年の六月に海造審の答申が出まして、その時点の内容におきましては、昭和五十五年における世界の新造船需要見通しが千二百万総トンから三百万総トン程度と見込まれる、そのうち日本が半分建造すると見て六百五十万総トンだ、こういうような需要の見通しが計算をされておりますが、五十五年以降の需給ギャップが一体どうなっていくのかという、そのことが今後の造船業界の構造改善等をやっていく場合に大変重大な問題ではないかと思います。そこで、五十五年以降の需給……
○米沢委員 高橋参考人と畑田参考人に最初にお尋ねいたします。 造船不況の原因につきましては、いろいろと言われておりますけれども、端的に申しまして、造船不況の原因は、ちょうどあの高度経済成長がいつまでも続くという錯覚の中で発注がどんどんふえる、したがって、設備をどんどん大きくしなければならない、そういう意味では、もう端的に言ったら過剰生産に一番大きな原因があった、そう思います。しかし、そのとき労働組合として、その時点においてどういう発想でそういうものをとらえておられたのか、それが私は問題だと思うのです。いまになって大変だということでいろいろと悩んでおられますけれども、実際不況のときも好況のとき……
○米沢委員 私は、まず最初に、成田空港開港延期に伴う地元救済についてお尋ねしたいと思います。 御案内のとおり、またしても三月三十日の開港が延期になりまして、転農業者を初め地元住民の大半が大変窮地に立たされる事態に立ち至りました。昭和四十六年以来、公式、非公式の開港決定はすでに十八回目だ、こう言われておりますが、このようなたび重なる開港遅延に耐えて、政府決定の諸計画にのっとって開港準備に当たってきたこれらの人々は、成田空港の建設に対する賛成派住民がほとんどであり、いわば国家事業への協力者であると思います。すでに五年余りにわたる期間、開港すれば何とかなるであろうという、生活の支えは開港すればとい……
○米沢委員 私は、総合交通体系の問題と道路運送法の見直しの点について、時間の許す限り質問させていただきたいと思います。 御承知のとおり、わが国におきます総合交通体系の確立あるいは総合交通体系形成の必要性が提起されましてから、すでに長い年月が経過をいたしました。その背景には、もちろん交通機関の目覚ましい多様化あるいはアンバランスな発展によりいろいろな問題が提起されてくる、そういう実態があったのでありますが、時代の変遷に応じまして、総合交通体系として要請される中身も変化していることは事実でございます。昭和三十年代では、各交通機関が公正な競争をしながら適正な発展をすることによって、国土の経済的な発……
○米沢委員 この法案につきましては、さきの予算委員会の一般質問で概略御質問をいたしておりますので、本日は、そのとき答弁の漏れたもの、それからその段階で御答弁できなかった点等を中心にして御質問を続けさせてほしいと思います。 まず最初に、「共同行為の実施に関する指示」、いわゆる指示カルテルの問題についてであります。 法案によりますと、特定不況産業に属する事業者が自主的な努力のみをもってしては、安定基本計画に定める設備の処理等についてうまく実施されないと認められる場合、その事業者の相当部分の事業の継続が困難であり、また、国民経済の発展に著しい支障を及ぼすというときにこの指示カルテルをやる、こうい……
○米沢委員 大臣の時間の関係もありまして余り時間がありませんので、簡単に御質問いたしたいと思います。 まず最初に、五十三年度の経済見通しに関しまして若干の質問をしたいと思うのでありますが、この問題につきましては、予算委員会におきましてもるる質疑が重ねられまして、かなり明らかになったところ、まだ明らかになっていない部分、たくさん残してはおりますけれども、ほぼ議論が終わったような感じがいたしております。しかし、整理をする意味におきまして、大臣の今日における御見解を承っておきたいと思います。 まず第一は、政府が七%経済成長を見込み、民間機関の予測算を見ますと、みんなそれは五十三年度の経済見通し四……
○米沢委員 牛肉を安く食わせろという議論が長い間続いておりますけれども、まず安い牛肉をつくるためには、確かに流通問題そのものにメスを入れて安くするという方法と、牛肉そのものをもう少し安く生産できる方法を考えるという両面からの対策が必要ではなかろうかと思います。そういう意味で、まず最初に肉用牛生産の強化対策について御質問申し上げたいと思います。 日本の牛肉価格は諸外国に比べて著しく高く、かつ変動が激しい最大の原因は、先ほど申しましたように流通の近代化がおくれておるとともに、肉用牛経営の生産基盤が大変脆弱なことにある、こういう指摘がなされて大変久しいわけでございます。特に近年の牛肉の供給源は和牛……
○米沢委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまです。 円高の差益の還元の問題につきましては、さきの閣議決定でやっと政府の重い腰が上がったという、まさに遅きに失したという感じは否めませんが、いまからまじめにやっていただこうというわけでありますから、前向きに評価して、同時にまた、そのことはこれから国民の監視の中で行われていくわけでありますから、積極的な取り組みをまず期待をしつつ、若干の質問をさせていただきたいと思います。 まず第一に、先ほど来のお話を伺っておりますと、結論として、円高によって得た差益をだれが取るかという問題に焦点が当てられておる感じがいたします。議論の中には、この円高の経済情勢が……
○米沢委員 一ドル二百二十円のあの四月の時点で政府の方針は、電力、ガス等については料金を据え置くという方針をとられておられます。その見解も、物価に影響の大きい公共料金である電力、ガス料金はできるだけ長期に安定させることが望ましい。今後コストが上がる要因はあるが差益を使って五十四年度まで現行料金を据え置く。同時に国内景気の回復、黒字減らしという課題に率先して取り組むため、差益で余裕のある両業界に設備投資の促進やウラン、液化天然ガスなどの緊急輸入をさせる。差益をこうした形で使う方が有効だし、間接的に国民経済に還元することになるという御見解でございまして、業界もこれを是としておられました。その後急激……
○米沢委員 私は、構造不況産業対策と、それのうらはらの関係にあります雇用対策につきまして、時間の許す限り質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、目下政治の課題の中で最優先すべき問題は何かと問われたら、それは景気の回復と雇用の不安というものにどう対応するか、そういうことではないかと思います。 政府は、この課題に対処するために五十三年度の経済成長率の目標を七%と定められまして、公共事業を初めとして各種の行政努力でその目標達成を図ろうとなさっておるところであります。その目標達成の成否はいろいろと異論のあるところでありますけれども、そのためには何としても、マクロ的な景気回復策の充実と……
○米沢委員 余り時間もありませんので、早速質問に入りたいと思います。
まず、運輸大臣にお尋ねしたいのでありますが、今回の造船の安定事業の実施に当たりまして、特定不況産業安定臨時措置法、いわゆる特安法によらずに、もっとも中身を見ますと、大手の会社につきましては、場合によっては特安法の信用基金に依存する場合があるという含みはありますけれども、その他につきましては、この協会方式という形で事業を進めていくということでありますが、この協会方式を選択された理由について、重ねて、なぜ特安法ではいけなかったのかを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 協会方式をとられるということは、いわゆる特定の不況……
○米沢委員 私は、大変小さい問題でありますが、自動車の分解整備事業と認証基準につきまして、若干の質問をさしていただきたいと思います。 ことしの二月、自動車分解整備事業の認証基準が改正されまして、自動車の排出ガス測定器の保有の義務づけ、自動車整備士の保有の拡大、屋内作業場等の拡大など三点が強化をされました。業界は、この認証基準の改正につきましては、自動車の排出ガス規制の強化に伴って増加する低公害車の点検、整備技術の向上が時代とともに整備工場に要請されてきたのだから当然だ、こういうことで受けとめておるようでありますが、個々の企業にとりましては問題も指摘をされております。 そこで、まず第一に、こ……
○米沢委員 松野さんの証人喚問あるいは衆参両院の各委員会の質疑を通しまして、松野さんが日商からもらった約五億円の金の性格について見解を異にしておることがわかっております。そういうところから、私たちは、松野氏の偽証の疑いが濃厚であると判断をしつつあるわけでありますが、問題は、一つに、松野さんが同じ証言の中で食い違いを指摘されて、検察側の立場は尊重する、賄賂性につきましてみずから否定も肯定もしない微妙な言い回しをしておるところが大変気になります。ひょっとしたら取り調べの過程の中で、政治資金とは言いながら賄賂性そのものを認めておるのかもしれないという疑問と、もう一つは、松野氏は政治献金と言うておられ……
○米沢委員 政府当局の皆さん、朝から大変御苦労さんです。先ほどからいろいろと問題が提起されておりますので、ダブる面があるかもしれませんけれども、御容赦いただいて、若干の質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、景気回復と雇用情勢の関係についてお尋ねをしたいと思います。 御案内のとおり、四十年の不景気のときあるいは四十六年の不景気のときは、諸統計が示しておりますように、景気が底を打って上昇に向かいますと、待ってましたとばかりに求人がふえたという実績がありますけれども、今回の場合はちょっと事情が違うような感じがいたします。鉱工業生産は五十年から上昇に転じておりますけれども、求人は余りふ……
○米沢委員 私も、時間の許す範囲内で御質問をさせていただきたいと思います。 実は、私は社労委員会は初めてでありまして、先ほど来議論を聞いておりまして、一種の戸惑いみたいなものを感じておるのでございます。 それはなぜかと言いますと、たとえば年金の問題を取り上げましても、年金は国民にとっては高ければ高い方がいいわけで、しかし千円上げろ、二千円上げろというみみっちい議論では、やっても財政難だということで壁がある。また一方では、制度の根幹に触れるような問題を取り上げると、それは年金基本構想懇談会にすべてげたを預けられるような答えになる。そういう意味で、一体何を話をしたらいいのか、そしてまた議論がか……
○米沢委員 統一地方選挙が大変激戦でありましたので声を痛めておりますが、お聞き苦しい面はお許しいただきたいと思います。 まず最初に、昭和四十年に港湾労働法が制定されて以来、この法律がそれ相応の役割りを果たしてきたということは評価を申し上げたいと思うのでありますが、四十二年以降のコンテナ化等の進展によりまして環境ががらりと変化をしてきた、そういうことからこの法律が一面では空洞化し、一面では変化についていけない、役割りを果たし得ないという部分が出てきておることは御案内のとおりでございます。 そこで四十八年、第一回目の改正法案が提案されて衆議院を通過をしたのでありますが、いろいろな事情によって審……
○米沢委員 まず最初に、国際協定の締結等に伴う漁業離職者に関する臨時措置法の一部改正に関する事項でありますが、近年漁業をめぐる国際環境が大変激変をいたし、このような臨時措置法をもって対応せざるを得ない、こういうことになっておるわけでありますが、今後の変化をどういうふうに予測をされておるのか。特に、日ソ漁業協定を取り巻く問題で特段の変化を見込んでおられるのかどうかを御説明いただきたい。
【次の発言】 その操業の確保に関連しまして、今後日ソ漁業協定、三つの枠組みに大きな変化はないと見ていいんですか。
【次の発言】 今後、当面日程に上ってくる漁業に関する国際協定はどんなものがあるんでしょうか。
○米沢委員 きょうは、参考人の皆さんには大変御苦労さんです。時間もありませんので、早速御質問いたします。 まず、金田参考人にお尋ねをしたいと思うのであります。 今回の基金法は、既存の薬害を放置しておるという意味で問題がある、そういうお話がありました。私もそれは同感であります。しかし、新しく発生するであろうというものに対処するというこの基金法は、既存のものが解決しない限り余り意味がないという御趣旨でありましたけれども、ないよりましだという評価はわれわれはしておるのであります。参考人の言われるゆえんは、本来すぐにでも解決しなければならない問題が放置されるのはけしからぬ、同時に医薬品には副作用と……
○米沢委員 相手かわれど主かわらずで、朝から大変御苦労さんです。かなり質問も出尽くした感がありますので、重複するかもしれませんけれども、私たちの立場を明らかにする意味で、御質問をさしていただきたいと思います。 薬害大国と言われながら、裁判以外には救済の道がなかったわが国にとりまして、本法案で、医薬品副作用被害の新しい救済法のレールが敷かれつつある。私どもは、一応この面、ないよりもいいという意味で評価をしたいと思うのであります。日夜、薬害に苦しんでこられた被害者にしてみれば、遅過ぎるという御意見もありますし、わが国の薬務行政が長い年月にわたって医薬品の安全性への配慮を欠いていたことを思えば、や……
○米沢委員 私に与えられた時間は三十分間、それから午前中からるる質問が続いておりますから、ひょっとしたらダブるかもしれませんが、御了承いただいて、基本的な問題だけお尋ねを申し上げたいと思います。 御案内のとおり、五十年の七月に、国内石炭見直しのためにつくられました第六次石炭政策の骨子は、五十一年度を初年度として向こう十年間に国内炭の生産二千万トンを維持し、その優先使用を図るため需要を確保していく、そういうことでございました。また昨年も、河木通産大臣あるいは政府当事者等の答弁の中には、引き続きこのことを維持するという考え方が、見解が表明されております。しかし、そういう政府の方針とはうらはらに、……
○米沢委員 きょうは御苦労さまです。時間もありませんので、早速質問をさしていただきたいと思います。 今回、この疑惑の焦点になっておりますE2Cに関しまして、日商岩井は懸命な売り込みの努力をされた。それもカーンさんと密約まで結んで努力をされた結果、いまその売り込みが成功寸前にあるわけです。成功はしたけれども、実際、政府が言うておりますように、その取引は政府間取引でFMS方式でやる。そうなりますと、口銭は全然入らない。先ほどの御答弁で、それはやむを得ない、こうおっしゃっておりますけれども、そういうのは商慣習としておかしいのじゃありませんか。
○米沢委員 きょうは御苦労さまです。 早速質問に入りますが、先ほどアドバイザーの契約の期間が、お答えでは昭和四十五年、すなわち一九七〇年の末だということでありましたけれども、郷さんは否定をされておりますけれども、私たちとしては、民間機の航空機の売り込みが失敗をしたというその例が、もしおたくが四十五年以前から契約があったならば、ひょっとしたら日航の売り込みが失敗をしたという例になるかもしれない。もし四十五年以降だったら全日空、いわゆるオプション事件等にかかわり合いがあるのかもしれない、そういう関心を持っておりますので、一説には四十三年ごろから、すなわち国内線用のエアバスの選定が華やかになり出し……
○米沢委員 私は、先般、例のこの疑惑解明に資するための派米調査団の一員として参加をしてまいりました。 あちらに行ってみて非常に強く感じましたのは、アメリカと日本のこの問題に対する関心に余りにも大きな違いがあるという感じが第一印象でございました。衆議院、参議院、両院一致して国会決議をやるなんというのは、アメリカでは一世紀に一回だ、あるいは大挙しておいでいただいたというのは、大変大きな皮肉に私は聞こえたわけであります。同時にまた、アメリカの新聞なんかには、この種の記事はほとんど載らない。大使館の方もアポイントをとるのに大変苦労をされたという話を漏らしておられました。今度までですから何とか頼みます……
○米沢分科員 私は農産物の価格の問題について若干の質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、牛やら豚肉等、来年度、五十二年度の主要農産物の政府支持価格を決める畜産振興審議会が本日から開催されて、三月末をめどにこれから激しい攻防戦が繰り広げられることになりますけれども、これら主要農産物の政府支持価格の上げ幅いかんというものは、これから先の米、麦など来年度の各農産物価格の先行指標になるという意味で、全国の農民の注目するところでありますし、国民にとっても重大な関心事であります。したがいまして、まず第一に、価格の問題を議論する場合には、その農産物の置かれておる環境等が、左右する大きなポイ……
○米沢分科員 私も、細谷先生と同じように、化学物質の安全確保の問題と、それに関連する労安法の一部改正の問題について、時間もありませんので、入り口論だけ質疑をさせていただきたいと思います。 いまるる御質問いただきましたので、その持つ意味については多言を要しませんけれども、何といいましても、この化学物質の安全性の確保の問題につきましては、過去における試験研究水準の低さ、それから事前における安全性確保のためのもろもろの制度がなかったということ、その結果として規制その他の行政執行上の怠慢あるいは責任回避等が因となり果となって、いろいろな悪影響を及ぼしてきたと思います。 そこで、まず最初に労働大臣に……
○米沢委員 近年における航空機騒音問題は、大阪空港訴訟等に見られますように、全国各地でいまや深刻な社会問題に発展しておることは共通の認識であります。にもかかわらず、従来までの空港周辺対策ではこの問題に有効に対処できない、そういうことで今回の本法律案の提案になったわけでありますが、各地の深刻な騒音問題やあるいは騒音問題ゆえに新立地あるいは拡張計画等が立ち往生しておるという現状を見ましたときに、むしろこの法案の提案は大変遅過ぎたのではなかろうか、そういう感じがいたします。 御案内のとおり、航空機騒音問題が世上の関心を集めましてから、すでに十数年たっておりますし、当時から、今日に至るまでの航空需要……
○米沢委員 私は、本法案に言います信用基金の問題、それから政策金融のそれに対する対応の問題、それからナフサの問題について、時間の許す限り御質問させていただきたいと思います。 この問題につきましては、私も再三再四にわたりまして御質問いたしておりますので、大変恐縮なんでありますけれども、いまも御答弁がありましたように、信用基金の造成あるいは裏保証の問題についてはいまだにまだ調整中である、こういう御答弁が再三再四にわたりましてなされておるわけでありますが、この法案はもうすでに四月の上旬には衆議院を通過させようというめどでいま動いておるのでありまして、そういう段階になっても、造成する民間の協力の中身……
○米沢分科員 私は、道路建設と文化財保護行政との関連について御質問をいたしたいと思います。 御案内のとおり、日本の道路整備というものが先進諸国に比べまして非常におくれておるというのは周知の事実でありますが、五十二年二月に総理府がやりました社会資本の整備に関する世論調査等でも、今後整備してほしいという社会資本の中に道路が圧倒的多数を占めておる。その意味では国民的なニーズとして、社会資本の充実として道路を整備するということは、納得性のあるものであるというふうに認識しておるわけであります。したがいまして、従来より公共事業の中でも特に道路を柱にしましてかなりの努力はいただいておりますけれども、その進……
○米沢分科員 私は、将来の雇用安定対策に関連いたしまして、若干の御質問をさせていただきたいと思います。 この問題は予算委員会を通じましてもかなり議論がなされておるところでありますが、何といいましても雇用不安解消のために重要なことは、まず第一に経済産業政策のよろしきを得て早く景気を回復させ、早急に日本経済を安定経済基調に乗せることということはあたりまえのことであります。 このことを労働行政に即して言いますならば、雇用不安の実態をまず正確にとらえること、最悪の事態にも的確な対応ができる体制を整えること、その上で具体的な失業対策、雇用の維持対策等を実施していくことであることは言うまでもありません……
○米沢小委員 この問題は先ほど武部先生の方からお話がありましたが、結局経過期間を六カ月にするか三カ月にするか、これでかなりもめたわけでございます。
そこで参考のためにお聞かせいただきたいのですが、二十九年でしたか出資法ができたときに、その対象になった連中は経過期間中どういう動きをしたのか、わかっておったら教えていただきたいと思うのです。
【次の発言】 それから第二条の問題でありますが、これはここに書いてありますように「これに連鎖して段階的に二以上の倍率をもって増加する」というこの文書が大変気になるわけです。まあ一・九倍とか一・八倍というのはないだろうというわけでありますが、たとえば一・五にし……
○米沢委員 きょうは大変御苦労さんです。時間もありませんので、一括して御質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、中島公述人に御質問いたしますが、先ほどのお話の中で雇用問題と関連いたしまして、いままでの日本の経済は第一次産業で余れば第二次産業に吸収し、第二次産業で余れば第三次産業に雇用を吸収してきた、そういう雇用の調整機能みたいなものがあったというお話でございました。そこで、もうすでに現段階においてこの雇用調整機能が薄れてきた、したがって、新しい第三次産業が必要だというお話でありましたけれども、そこまではいろいろな話の中ではみんな出てくるわけです。しかし、この新しい第三次産業を一体どうして……
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