このページでは藤原ひろ子衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○藤原ひろ子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、郵便法等の一部改正案並びにその修正案に対しまして反対の討論を行います。 まず第一に指摘しなければならないのは、本法案が、国鉄、たばこに続いて、郵便事業を国民から離反させる法定制の緩和、事実上の法定制撤廃を内容としている点であります。 明治四年に発足いたしました郵便事業は、百年の歴史を通して、どのような地域に対しても公平に信書の送達を行っており、また、それを完全に保障するために国の独占事業となっているのであります。このことは、私たち国民が信書を送る場合は、国営の郵便制度以外は利用することができないということであります。したがって、国の独占事……
○藤原委員 大臣は本日の委員会の冒頭で郵政行政に対するお考えをお述べになったわけでございますが、まず第一番に触れられましたのは綱紀の問題についてでございました。私は最初にこの点についてお尋ねをしたいと思うわけでございます。 昨年の十月に発覚をいたしました公共通信機関国際電電株式会社、KDDの汚職事件は、不正、腐敗、そのでたらめさとその規模におきましていままで他に例を見ないというほどの物すごいものでございました。私どもは衆議院、参議院の逓信委員会において、あるいは決算委員会や予算委員会におきまして、再三にわたってこの問題を取り上げて事件の解明に当たってまいりました。 それと同時に、この事件で……
○藤原委員 まず、お尋ねをいたしますが、仲裁裁定をすぐ実施されないで議決事項にされたのはなぜなのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 つまりいまの御答弁では、前の国会で郵便法の改正ができなかったから仲裁裁定が実施できないというふうなお答えだったと思うのですが、今春の通常国会で審議すら入れずに廃案になってしまったというのは、一体なぜだったでしょうか。それはKDDの汚職事件が発覚をして、多くの大臣経験者を初め郵政省の幹部まで関係をしており、次々に逮捕あるいは起訴されるという大問題に発展をしたわけです。そのために当委員会でも、決議審議以外の大問題ということでこの問題が追及をされ、今日に……
○藤原委員 私が昨日の委員会で要求をいたしました資料が先ほど提出をされましたので、村上委員の持ち時間の中で若干質問をさせていただきたいと思います。
まず、いただいた資料を見てみますと、昭和五十九年と六十二年にそれぞれ二〇・八%の値上げを予定することになっております。そういたしますと、この値上げは、封書は幾らになって、はがきは幾らになるのか、また第三種の郵便物は幾らになるのか、同時に郵便物の伸び率というのは幾らになるのか、お答えをいただきたいと思います。額だけで結構です。
【次の発言】 いまお答えにありましたように、五十九年の値上げで封書が七十円、はがきが五十円、それから六十二年には封書が八十……
○藤原委員 私はここに「拝啓郵政大臣様」という聴覚障害者の訴えの写しを持っております。ちょっと読んでみたいと思います。 郵政大臣様、私共聴覚障害者の団体では、この 機関紙や会報の占める使命は、他団体のそれよ りは更に重要なのです。コミュニケーションの 不自由のため閉鎖的となり孤独の殻に閉じこも り暗い希望のない生活を送りがちの同障者を力 づけ、親睦交流を深め、その結束を固める最良 の手段は機関紙や会報以外にないのです。 事実、紙上でまだ見ぬ友と交流したり、作品を 発表することに生きがいを見出したり、肉身に さえ理解されない苦悩の記事に共感共鳴した り、機関紙を自己の生きる……
○藤原委員 私は、過日の当委員会におきまして、来年の国際障害者年の取り組みについて質問をさせていただきました。国際障害者年の目的であります障害を持つすべての人々の社会への完全参加と平等を実現していく上で、今日、NHKが国際障害者年の趣旨を広く普及をして、障害者の皆さんを励ます番組づくりをしていくことに大変大きな期待が寄せられているわけでございます。きょうは、これを別の角度から、そうした番組をつくりますNHKの職場は一体どうなっているのかという点についてお尋ねをしていきたいと思います。 まず労働省にお尋ねをしたいのですけれども、私は、障害者の完全参加と平等を実現していく基本的な問題は、社会福祉……
○藤原委員 会計検査院は、昨年十二月十日昭和五十四年度の決算検査報告を内閣に提出いたしました。 この中で幾つかの不正事項、不当事項が指摘をされているわけでございますが、その中でも件数から言いましても、また金額から言いましても、最大のものが電電公社であるわけです。わけても多数の幹部職員が直接関与した近畿通信局などにおける空出張、空会議は、国民大多数の大きな怒りと不信を招いております。私は、最初にこの問題についてお伺いをしたいと思います。 まず、会計検査院にお尋ねをいたしますが、あなた方は公社の幹部職員を中心とする空出張、空会議での不当支出が約十三億円あるという指摘をされました後、予算執行職員等……
○藤原委員 NHKの皆さんにはお疲れのところ御苦労さんでございます。民放連の衆参考人には大変お忙しい中を御無理を申し上げましてありがとうございました。 最近の新聞やテレビでは校内暴力であるとかあるいは家庭内暴力、こういった問題が大きく取り扱われているわけでございます。このような事態をどのようにして解決をしていくのか、学校の先生方はもちろんのこと、すべての父母の皆さんが一生懸命取り組んでおりますが、その中でテレビ放送は一体何ができるのか、また今日まで何を子供たちに与えてきたのか、真剣に考えるべき時期が来ておるというふうに私は思うわけでございます。 そこで、今日、テレビは子供たちの心身ともに健や……
○藤原委員 まず最初に、私は年金を担当いたします保険の労働者を含めて郵政労働者の労働条件に関することについてお尋ねをいたします。
政府は、昨年の通常国会以来、公務員労働者に定年制を設ける、また退職手当法を改正しようということをねらっているわけですが、これらの改正によりまして、郵政労働者の定年というのはどのようになるんでしょうか、退職金はどのようになるんでしょうか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの所管は内閣委員会ですが、その後どういうふうになるのか、退職手当法が改正されたら、この郵政労働者の定年あるいは退職金、これはどうなるんでしょうか。
○藤原委員 私は、いま問題になっております電電公社の経営委員であった岩澤靖氏の問題について質問をさせていただきます。 私があえて今日この問題を取り上げますのは、大臣ももう十分御承知のとおりに、電電公社の経営委員は日本電信電話公社法第十条で「公社の業務の運営に関する重要事項を決定する」となっており、また公社の総裁、副総裁の任命に際しても同法第二十一条で「経営委員会の同意を得て、」と規定をされているとおり、その権限は電電公社の事業運営における最高決定機関でもあるわけでございます。 このような重要な任務を持っております公社の経営委員でありました岩澤靖氏が三月二十七日に任期途中で辞任をされたわけで……
○藤原委員 先日来各委員会におきまして取り上げられておりますように、四月の九日、午前十時三十分ごろ、日本の船籍日昇丸という貨物船が米海軍の原子力潜水艦ジョージ・ワシントン号によって沈没させられた、こういう事件が起きたわけでございます。 この日昇丸には乗組員十五名が乗っており、そのうち十三名は十日の早朝海上自衛隊の護衛艦「あきぐも」によって救助され、残りの二名が行方不明となり、不幸にも死体で発見された、こういう重大な事件でございます。 日昇丸の二級無線士の資格を持つ熊谷通信長の証言によりますと、米原潜ジョージ。ワシントン号の衝突時、つまり十時三十分ごろ、通信員が執務していた、そのときに左舷の……
○藤原委員 郵便為替、振替法、この質問に入る前に、私は一、二点郵政省に確認をしておきたいということがありますので、その点からまず質問をさせていただきたいと思います。
去る二月二十五日でございましたが、当委員会で私は団地配達員の処遇の問題についてお尋ねをいたしました。その中で団地配達員の間において賃金に大きなアンバランスが生じているということを指摘をさせていただきましたが、郵政省としてその後この問題につきましてどのような対処をなさったでしょうか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 大きなアンバランスが生じている点を指摘をしてどのようにされましたかという質問をしているわけですが、通達に違反がある……
○藤原委員 私は、同僚議員からもいま御指摘がありましたが、都市におきますテレビの受信障害につきまして幾つか質問をさせていただきます。 今日、過密な都市部におきまして、建物の高層化によりましてテレビの電波障害が大きな問題になっております。特に東京における新宿副都心の超高層ビル群や池袋のサンシャイン60による被害は広範な地域に及んでいるわけです。NHKの受信障害調査によりますと、新宿副都心ビル群、SKKによる受信障害は十五万四千世帯、サンシャイン60によるものは十一万一千世帯となっております。たとえば中野区の場合ではSKKとサンシャイン60の影響によって区内の約半数、六万五千三百世帯が被害を受け……
○藤原委員 私、きょうは郵便貯金のあり方の問題について質問をさせていただこうと思っているわけでございますが、その前に一点だけ確認をしておきたいと思います。
それは、去る八月十七日の夕刊で報道いたしておりますが、郵便小包業務の縮小を郵政省が考えているという問題でございます。郵政省としてはこのようなことを考えていらっしゃるのかどうか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 よくわかりました。それでは本論に入らせていただきます。
金融の分野における官業のあり方についての懇談会の報告書の中で触れられております預貯金金利の一元的決定につきましては、預金者の利益が損なわれるものであり受け入れる……
○藤原委員 日本共産党の藤原ひろ子でございます。 私は、乳幼児の対策について質問をさせていただきたいと思います。 昨年の通常国会で共産党・革新共同の田中美智子前衆議院議員がベビーホテルの問題で質問をいたしまして、政府に調査を要求いたしました。また、先日来、当委員会で同僚委員より次々と、劣悪なベビーホテルの実態が指摘をされてきております。私自身も、京都を初め大阪の豊中市などのベビーホテルの実態や、また、三十年来、夜間保育に献身をしておられます京都のだん王保育園の実態などを調査をしてまいりました。この実態の面につきましては多くの指摘すべき点がございますが、きょうは、実態そのものについては私は言……
○藤原委員 NHKの総合放送研究所の全国調査によりますと、五十五年度のNHKテレビの学校放送を利用いたしております小学校は、全国二万五千校のうち二万三千四百四十校、全体の九四%に当たるわけでございます。これは五十五年度からのNHKの新しい試みなどの成果があらわれて、学校放送が小学校教育の中に定着してきているということを物語っていると思います。同時に、この高い利用率は、学校放送番組を電波に乗せているところのNHKの責任の重大さを示す数字でもあるというふうに思うわけでございます。もちろん、どの子にもよくわかり、生き生きと楽しい授業を進めていくためには、直接教育をつかさどっております教師の番組に対す……
○藤原委員 私は、きょうは郵便の合理化と申しますか効率化と申しますか、この問題について質問をさせていただきます。
まず最初に、昭和五十三年十二月一日に郵便規則を改正いたしまして、五十七年四月一日より実施することになっております高層ビルの集合受箱の設置の問題でございますね。これは規則改正当時は、一体幾らの対象となる建物と、それから世帯数があったのか、また、集合受箱が設置されていない建物と世帯数はどれくらい残っているのか御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 京滋の公団自治協は、近畿郵政局との交渉をいたしました。その席で一人暮らしで病気の人、余り外出をしない人に対しての扱いはどうするのかと……
○藤原委員 私は、NHKの五十七年度予算審議に当たりまして、まず最初に、難視解消問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。
一昨年の十一月でした、私は、当委員会におきましてこの問題を取り上げましたときに、京都府の亀岡市における民間放送の難視問題に触れたことがございます。それ以降、私どもの聞いておりますところでは、NHKが亀岡市にある中継局を移転するという計画があり、同時に民間放送の電波も送るというような話が進んでいるというふうにお聞きいたしておりますが、この点につきまして御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 では次に、私は、文字多重放送に関連いたします、聴覚障害者のための字幕入りテ……
○藤原委員 私は、まず最初に、日本新聞協会の山田さんにお尋ねをしたいと思います。 昨年の十二月二十四日に新聞協会がお出しになりました要望書を拝見いたしますと、その中で、文字多重放送につきまして、「現行放送法に規定される、いわゆる放送番組の編集基準などの適用は望ましくない」というふうに述べていらっしゃいます。これは言いかえますと、文字多重放送について放送法第四十四条の適用はしない方がいいということなんでしょうか。先ほど陳述の中でも、この放送多様化の中で放送制度の見直しを検討すべきだという意味の御発言があったわけですが、この理由をちょっと御説明いただきたいと思います。
○藤原委員 放送法の改正案を審議するに当たりまして、まず最初に確認をしておきたいことがございます。それは、昭和二十五年に電波三法が提案をされ、このとき提案の説明を行いました網島電波監理長官がこう言っておられます。「旧無線電信法の建前を捨てまして、万人の電波利用の自由を認めておるのでございます。ただ電波はこの数に非常に限度がありますために、これを有効適切に使うための統制を加えるということにいたしております。」こうおっしゃっているわけです。 すなわち、電波は万人のものだ、電波は国民のものだと言っているわけですね。私は、電波法、放送法に対する理解としては、現在もこの考えは正しいというふうに考えており……
○藤原委員 郵政大臣が去る二月の九日に郵政事業に対する所信表明を行われたわけでございますが、その中で郵便事業の問題に触れて、こういうふうにおっしゃいました。「今後とも、事業運営の効率化、合理化の推進に努めますとともに、多様化する国民のニーズに即応したサービスを提供して、郵便事業に寄せられる国民の皆様の信頼にこたえてまいる所存であります。」こういうふうに述べられたわけなんです。 そこで、私は、郵政省が効率化の一つとして、一昨年の三月から始めておられます配達一度化の実験、この問題についてお尋ねをしたいと思います。 この配達一度化の実験を行っている局は現在幾らになっているのか、また今年度の計画と……
○藤原委員 NHKの五十八年度の予算審議に当たりまして、私は、NHKがことし秋ごろから開始予定をしております文字多重放送の字幕入り番組につきまして、初めに質問をしたいと思います。
NHKは、この文字多重放送ですが、本放送としておやりになるのか、それとも実用化試験局ということで始められるのか、どちらでこの免許申請をなさるというおつもりでございましょうか。NHKにお尋ねします。
【次の発言】 ですから、相談もされるでしょうが、本放送としてですか、あるいは実用化試験局としてこの話し合いをし免許申請をなさるのですか、どちらですかと聞いておるわけです。
○藤原委員 私は、簡保にいたしましても貯金にいたしましても、特定局の果たしている役割りというのは大変大きいと思います。そこで特定局の問題についてお聞きをしていきたいと思います。
まず最初に、特定局における保険の募集ですけれども、これはどのような目標が決められ、どのような方法でこの目標を達成しているのでしょうか。無集配の特定局という場合は外務員は配置されていないのですけれども、どのようにやっているのでしょうか。各局ごとの目標額、これを決めさせているのでしょうか。こういうことについてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 それでは、貯金の場合はどのようにやっているのでしょうか。聞くところにより……
○藤原委員 文部省は、来年度、内部部局の改編を大がかりにやろうとしております。このような内部部局の改編は、いま審議されております国家行政組織法改正案が成立すれば、今後は政府の判断で勝手にやれるようになるというわけですね。 私は、部局の改編というのは、単なる組織いじりではないというふうに思うのです。それは必ず政策の変更が伴うものであるというふうに思うわけですね。このような内容を含みます内部部局の改編が、国会の審議もなしに、政府が勝手にできるようになるというふうなことは、私は大変な問題だというふうに思うわけでございます。 そこで、このようなやり方の中で文教行政はどのようになるのか、具体的にお尋……
○藤原委員 私はきょうは、織機登録制廃止の問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。 いま産構審・織工審合同政策小委員会、ここにおきまして、織機登録制廃止問題が審議をされております。通産大臣も、滋賀県の長浜市などは御関係がありますので大変関心をお持ちですし、いまも慎重にやりたいという御答弁がございました。そこで、通産省にお伺いをいたしますが、一九七六年にも繊維産業ビジョンの中ですでに登録制の廃止が提言をされているわけです。ところがこの登録制度を通産省は延長して今日に来ているわけでございますが、どんな理由を持たれて延長をされてきたんでしょうか。
○藤原委員 まず最初に、大島公述人それから菅原公述人にお尋ねをいたしたいと思います。 私は今回、郵便法等の一部改正案の審議に当たりまして、一種、二種郵便料金の法定制緩和、このことを行う根拠は全く薄弱だというふうに理解を一層深めてまいったわけでございます。と申しますのは、郵政省は、四十六年当時でございましたが、郵便法の一部改正案の提案理由を説明いたしておりますが、一種及び二種の郵便料金というのは、まず第一に独占であるということ、二つ目は国民生活との密着が強いのだ、つまり国民生活に与える影響が強い、こういう理由で法律事項になっているというふうに国会で答弁をしてきているわけでございます。そういたし……
○藤原委員 まず、郵政省にお尋ねをしたいと思います。
現在の放送法は、放送番組の編集につきまして国家の行政権力による干渉など規制を厳しく排除しているところでございますが、郵政省は、この放送の自主性について、その確保がなぜ必要と考えておられるのか、まずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、そのような簡単なことではないと思うのです。そういう認識では、後々の質疑が大変だなということをまず感じます。
この放送大学学園は、財政的には国が出資をして、補助金を出すことになっております。組織、人事については、学園の最高責任者であります理事長を文部大臣が任命すると規定されているわけです。つま……
○藤原委員 関係者の皆さんには大変御苦労さんでございます。私は電電公社の納付金の問題を中心に質問をさせていただきます。 政府は今回赤字財政を理由に電電公社から毎年千二百億円を向こう四年間国庫に納付させようとしております。これは電電公社が五十二年度以降黒字経営を続けていることに目をつけてこのような計画をつくられたと思うわけでございます。昭和五十一年の電話料金値上げのときに、わが党は、政府と電電公社が不当な経理操作をやって赤字をつくっていると指摘をいたしました。そして経理操作をやめるだけで経営は黒字になり、料金値上げをする必要などは全くないと主張をしてまいりました。このわが党の指摘が正しかったこ……
○藤原分科員 日本共産党の藤原ひろ子でございます。 私は、伝統産業に働く労働者の問題についてお聞きをしたいと思います。 伝統産業は、古くから継承されてまいりましたわが国の誇るべき工芸品産業であり、その上、地場産業として地域経済の重要な担い手になっているということは御承知のとおりでございます。私は、伝統産業の振興を願って、これまでにもその振興策をたびたび当分科会で質問をさせていただきました。この伝統産業におきまして、とりわけ伝統的技術や技法を持った労働者が産業の発展にとって非常に大きな役割りを果たしておられるわけです。 最初に、通産省にお尋ねをいたしますが、通産省は、伝統産業の振興にとって……
○藤原分科員 関係者の皆さん、遅くまで大変御苦労さまでございます。 ただいま午後の七時を過ぎました。ちょうどこの時間は、春休みでなければ、勤労学生の皆さんは昼間の仕事で疲れました体にみずからむちうって、学問をしたいという意欲を燃やして夜間大学で学んでいる時間でございます。私は、勤労学生の勉学条件の改善を心から願い、特に、働きながら夜間大学あるいは短大などに学ぶ学生の問題について質問をさせていただきたいと思います。 まず、文部省にお尋ねをいたしますが、大学におきます夜間部、夜間大学というのは一体どういう趣旨で設置をされているのでしょうか、お答えをいただきたいと思います。
○藤原委員 関係者のすべての皆さんには、おなかも減っておりますでしょうに、大変遅くまで御苦労さんでございます。なるべく重要な部分以外は重複を避けて質問させていただきます。 五十七年三月十五日に出されました、先ほど来討論になっております自民党田中政調会長の回答につきまして、郵政省にお尋ねしたいと思います。 その文中「業務上緊密な関係にある」云々というふうにありますが、まず三点について御答弁をいただきたいと思います。 その一点は、ここで言っております「通信」とは、もっと具体的に言うとどのような通信を指しているのかということです。二点目は、「緊接な関係にある中小企業」とはどのような関係を指して……
○藤原分科員 私は、きょうは労災保険の問題について質問をいたします。
まず最初に、労災保険と健康保険とはどこがどう違うのか、簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 つまり、労災とは企業の責任によって生じた負傷であるとか病気であるわけですね。労働者を国と企業の責任によって社会に復帰させるということを目的とするものがこの労災保険であるわけです。
ところが、「労災保険における「はり、きゆう及びマッサージ」の施術に係る取扱いについて」という昨年の九月に出されました事務連絡四十九号は、この目的に反するものだと思います。労災患者の方々や関係医療機関の方々は、この四十九号に対しまして、現実を……
○藤原分科員 五十六年度の中学生の検挙、補導人数は、戦後初めて十万人を突破したと報道されております。その特徴は、第一に、従来から教育困難校と言われている学校よりも、比較的問題事象の少なかった学校にも突出してきたことです。第二に、こんな子がと言われるように、その底辺が広がっていることです。そして第三に、非行イコール中学生という図式から、いまや小学校の段階にまですそ野が広がっていることでございます。今日、非行、暴力問題から子供たちを救い、明るい学校を取り戻すということは、教育労働者や父母を中心とした国民的課題であります。 そこで、私は、青少年の非行、暴力問題をどう克服するのかという点について質問……
○藤原分科員 去る一月二十八日、私ども衆参婦人議員、つまり自民党、社会党、公明党、一の会の先生方、そして私たち共産党を含めまして、すべての婦人議員二十五名が連名をいたしまして、優生保護法改正に反対することを決め、林厚生大臣に申し入れを行いました。 厚生省は、この改正の問題につきまして、優生保護部会に改正するに当たっての問題点をまとめるようにお願いをしていらっしゃるそうですが、部会の方は問題点をまとめ終わっているんでしょうか。また大臣は、部会の方だけではなくて、宗教者あるいは倫理学者、婦人有識者そして教育学者から、それぞれ複数の方から意見を聞くということにしていらっしゃるようですけれども、もう……
○藤原分科員 連続いたします少年非行、校内暴力事件、こういう問題はまことに胸が痛むものがございます。私はきょうは、こういう問題にもつながるであろうという問題を、子供という階層の消費者が、どのような環境のもとでどんなものを買わされているのか、子供を守るというためにいま何をしなければならないのか、どんなことができるのかという点についてお尋ねをしたいというふうに思うわけです。 最初に、経企庁長官にお見せしたいものがございますが、こんなものを見られたことはあるでしょうか、これは「天国と地獄」というようなものなんですが……。 これは、ゲームウォッチといいますエレクトロニクスを使いました子供のおもちゃ……
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