このページでは岡崎万寿秀衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。
○岡崎万寿秀君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、いわゆる補助金臨時特例法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 質問に当たって、私は、昨年の補助金カット一括法案を審議した際の政府答弁を読み返し、強い憤りを覚えました。そこで政府は、繰り返し国民生活に直接影響はないとか、この措置は一年限りだとか答弁しています。だが実際には、その約束は完全にほごにされたのであります。本法案によって、地方自治体への補助金のカットは、さらに引き下げ対象やカット率が拡大し、昨年の二倍、約一兆二千八百億円に増大され、引き続き三年間延長されようとしています。それが自治体と住民に耐えがたい犠牲を強いるもので……
○岡崎委員 私も、ただいま質問がありました北方領土副読本の問題に関連しまして、北方領土、千島問題の教育について質問いたします。 この副読本自身について私たちも、内容はともかく、こういう形で大いに国民にも啓蒙、教育していくべきだというふうに考えています。そこで、これは義務教育の生徒に教えるものですから、やはり内容は正確じゃなければいけないし、しかも教育ですから、国家百年の将来を見通したものでなければいけないというふうに私たちも考えます。そうしますと、全千島の問題ですね。これは国後、択捉は言うまでもなく、得撫島以北においても平和的に日本が取得しました歴史的な領土であるわけですから、そして戦後処理……
○岡崎委員 最後になりましたので、重複を避けて幾つか質問をいたします。 今回の協定の一番の新しい問題というのは、先ほどから質問されているように、小名浜港への寄港問題だろうと思うのです。渡邉長官の方では、養殖施設などいろんな配慮をした上でここを選んだということでございますが、しかし、以前にもソ連漁船による小名浜港漁民への被害があったことは事実でございます。絶対に日本漁業、周辺漁業への被害がないという保証はないと思うのです。そういう点で、今度の交渉の中で、もし被害が出た場合は、これは寄港問題を単なる損害賠償としてだけではなくて、問題によっては再検討をする、そういう積極的な主張をなされたかどうか、……
○岡崎委員 私は、まず核兵器廃絶の問題について、政府の姿勢についてお伺いいたします。 御承知のように、十一月に来日されましたレーガン大統領は、この国会で核兵器の廃絶問題について言及されたわけです。この発言に注目しました我が党の宮本議長は、ことしの一月、レーガン大統領とアンドロポフ当時のソ連共産党書記長に書簡を送って、いろいろな意見、立場の違いはあっても、核戦争阻止、核兵器廃絶の問題について緊急の提言を行ったわけでありますが、その書簡に対して、二月八日付でアンドロポフ・ソ連共産党書記長から、これは亡くなる直前でございましたけれども、返書が参りまして、そういう、核戦争阻止、核兵器完全禁止という人……
○岡崎委員 持ち時間が少ないので、大臣に絞って質問をいたします。
今審議されている二つの協定の相手国、つまり中国とスリランカというのは、かつて日本帝国主義の犠牲を受けた国でございます。また、アジア諸国もそうなんです。したがって、戦後の日本外交、アジア外交の基本姿勢としては、この反省の上にしっかり立つということが必要だと思いますが、この点につきまして初めに安倍外務大臣の認識をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 両国に対する外交の姿勢として、そうした戦争責任の反省の上に立って平等互恵という立場を貫くことが必要だと思います。協定の内容につきましては後で政府委員の方に質問いたしますけれども、この……
○岡崎委員 すでに各委員からも質問がありましたので、私は問題を絞って質問したいと思います。
まず、出版物交換条約に関してですが、この二つの条約が昭和三十二年の第十回のユネスコ総会で採択されてから二十六年たっていますが、その間、日本にこの条約に参加することを要請されたことはなかったでしょうか。
【次の発言】 二十六年前、この条約が採択されるときは日本も当然参加したわけです。政府の説明によりましても、この条約というのは国際文化の交流にとって非常に積極的に貢献するものだというふうに強調されていますし、私もそういうふうに思います。政府委員の答弁でも、アジア諸国にも日本の方から参加を呼びかけたいという……
○岡崎委員 私は、沖縄に配備されるグリーンベレー、アメリカの特殊作戦部隊について質問いたします。 この問題につきましては既に当委員会で四月十一日我が党の瀬長委員が質問しておりますし、三月三十日には参議院の予算委員会で内藤議員が質問いたしまして、政府の答弁も私はよく読んでまいりました。どうもすっきりしない点がありますので、きょうは問題点を絞って御質問したいと思います。 一つはSOFの性格と任務についてなのです。一九八五年度のアメリカの国防報告によりますと、アメリカの特殊作戦部隊は、ソ連が第三世界に焦点を当てた世界的な攪乱活動、これについては北村さんの方は揺さぶり作戦と翻訳されたようですが、ど……
○岡崎委員 私も戦争と平和の問題に関して主としてトマホーク配備の問題を中心に質問したいと思います。 先週の本委員会で私の方から安倍外務大臣に、アメリカのテレビ映画の「ザ・デイ・アフター」について関心をお持ちいただきたいということを申し上げました。これは御承知のようにアメリカのカンザスシティーが米ソ戦争の中で壊滅するというドラマなのですが、昨年の十一月にアメリカ一億人の人々がくぎづけになって空前のショックを与えたというものでございます。この間も申しましたように、その教訓というのはその翌日では遅過ぎるということだと思うのです。今も質問がございましたが、私も今日の核戦争の危険について真剣に国民の立……
○岡崎委員 先ほどから日本の航空機産業がかなり立ちおくれているという話なのですが、立ちおくれるという表現を使うと、いつか追い越すだろうということになって、何年ぐらいでというふうな議論になるわけですけれども、私の見るところ、これは単なる立ちおくれではない。
それでお伺いしますけれども、ではどの分野が立ちおくれているのか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 部分的な生産においては、あるいは技術においてはかなり到達点に来ているのではないかと思うのですけれども、航空機産業の総合的な到達点としての大型ジェット機、この生産はゼロですね。
【次の発言】 輸入ですが、先ほどから輸入額には、年次によって……
○岡崎委員 まず、日本・ペルー文化協定から質問いたしたいと思います。
ペルーとの文化交流が促進されることはまことに結構だと思います。もともと、中南米諸国との文化交流はもっと以前からもっと活発にすべきであったと思うのです。六四年にブラジル、八一年にアルゼンチンとの文化協定が結ばれているわけですけれども、この中南米地域における文化交流の実際はどうなっているのか、日本としてこの活発化のためにどんな努力をされているのか、かいつまんで御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 文化交流の前提というのは、それぞれの国との相互理解を深めることだと思うのです。ついては、中南米諸国、この地域というのは支配、抑……
○岡崎委員 私は、米艦載機の夜間訓練基地化をめぐる三宅島の問題について質問したいと思います。
先日来日したワインバーガー米国防長官は、この米艦載機の夜間訓練基地を早期に新設してくれということを強く要求されたようです。それに対して総理は、解決に努力するということを言われたようですが、これは今問題になっている三宅島のことを指して言われたのかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 三宅島もその候補地の一つということでございますが、実際には防衛施設庁はもう既に島民宣伝用のリーフレットもつくって、ここを本命とばかりにいろいろと対策を進められているようでございます。これに対して島民の反対は物すご……
○岡崎委員 私は、サミットの問題について、主としてそこを流れる考え方、論理の問題を中心に質問したいと思います。 近年サミットがますます軍事色、政治色を強めていくことについて懸念の声が聞かれるわけです。昨年のウィリアムズバーグ・サミットの政治声明も次のような一項を述べていました。「我々は、いかなる攻撃をも抑止し、いかなる脅威にも対抗し、更に平和を確保するために十分な軍事力を維持する。」この見地に立ってNATO諸国の戦域核の配備が進められて、それが米ソ両陣営の核軍拡競争の激化に拍車をかける結果になったことは言うまでもないと思うのです。 今度のロンドン・サミットは、ソ連との対話などを強調されてお……
○岡崎委員 私は、国会の請暇を得まして、七月の十六日から約十日間ニカラグアを中心に中米を訪問、視察してまいりました。その間、メキシコ、ニカラグア、コスタリカの日本大使館にはいろいろと御厄介になりましたし、また、大使その他の外交官の方のレクチャーなども受けました。私は、この目でつぶさに中米特にニカラグアを見まして、ここには明らかな、アメリカの独立宣言に反する国際的な不正義が存在するということを非常に実感してまいったわけです。そういう気持ちで帰りましたところ、安倍外務大臣は創造的外交諭を展開されているということを聞きましたので、きょうは、その外交諭なるものが今のニカラグア情勢との関連でどういう中身……
○岡崎委員 中曽根総理とレーガン大統領が時を同じくして再選されました。新しいロン・ヤスの時代が始まったというふうに言われていますが、こういうときでの日本の外交の方向はどうなるのか、国民も関心を持っていると思うのです。そこで、今日の国際政治、国内政治で非常に重要な問題となっている核兵器の廃絶の問題、それから民族自決権を擁護する問題、三つ目には、ただいまもちょっと触れられましたが自衛隊の海外派遣の問題、私は以上の三点について御質問いたします。 まず最初に、核兵器の廃絶に関する問題ですが、八月の五日、六日、NHKの特別番組で「世界の科学者は予見する・核戦争後の地球」という報道がございましたけれども……
○岡崎委員 今度の協定で従来の暫定協定が長期化したということは、これはかねてから我が党が要望し、主張したのと同様でありますし、漁民にとっても望ましいことであるというふうに考えます。しかし同時に、長期化したことによって伴う問題点、疑問点もありますので、一、二質問したいと思うのです。 操業条件等については、これまでは協定とセットで当委員会等でも論議し、国会で承認したわけですが、これからは日ソ漁業委員会において、つまり実務レベルで協議されることになるわけですね。そうなりますと、これまでは国会をバックに交渉し、強力に日本漁民の立場を主張されたわけでございますが、これからは実務レベルでやられるとなりま……
○岡崎委員 私は、核兵器の使用問題について質問したいと思うのです。 二月十九日の予算委員会での私の質問に対して中曽根総理は、公海上、日本有事、いろいろ限定つきでしたけれども、核兵器の使用を排除し得ない、そういう答弁をされて、マスコミでも大きく報道され、波紋を呼びました。そこで、マスコミなども、総理にそういう防衛問題などで言わせっ放しでいいのかという指摘もありました。私もそう思います。きょうは外務委員会ですので、安倍外相にふさわしい形でこの問題をお聞きしたいと思うのです。 まず、こういう核兵器の使用問題について、日本の政府は従来どういう態度をとってきたのか、このことを振り返ってまた確認してみ……
○岡崎委員 きょうは、短時間でありますので、IAEAの問題に絞って質問をしたいと思います。 IAEAが、原子力の平和利用の促進と軍事化転用を防止する機能を果たしていることは言うまでもありませんけれども、問題の一つとして、これが核不拡散条約、NPT体制の保障措置を実施する機関になっている点にあると思うのです。このNPT自身が、いわゆる水平拡散を防止するという任務を持ちながら、当然核保有国が核軍縮と核廃絶に向けて努力すべきところを、十五年にわたってほとんど、あるいは全くと言っていいほどこの努力が放棄されている、一路軍拡になっているという問題があるわけなのです。 そこで、ことしは九月にNPTの第……
○岡崎委員 私は、SAR条約について、それに関連する質問をしてみたいと思います。 先ほどから海上保安庁とシーレーン防衛とのかかわりについては、何人かの質問がありました。その上に立って御質問をいたします。 関係がないようなお話でありましたけれども、しかし、これは一九八一年の五月、当時の鈴木総理の訪米でシーレーン防衛の問題について約束が行われた後、自民党政府の中で、海上保安庁とシーレーン防衛との関係をつける方向の意見がかなり積極的に出されていることなどが資料としてあります。私は、ここに新聞の切り抜きを持ってまいりましたが、これは一九八二年四月二十三日、総合エネルギー対策推進閣僚会議での発言なん……
○岡崎委員 私は、ボン・サミットに関連して、SDIの問題を中心に質問したいと思います。 ただいまも質問がありましたが、中曽根総理はボン・サミットで、レーガン大統領にSDIの五条件を述べられたわけです。これは新聞によりますと、外務省や自民党とも相談済みの中身であったということなんです。今、その意図について質問があったのですが、その位置づけや意味するものがよくわからぬ。中曽根総理は、レーガン大統領からSDIが防御兵器である、非核兵器である、そして核兵器の廃絶を目指す、したがってその道義的正当性を理解するというふうに言っているわけですけれども、ただいま栗山さんの御答弁の中では、SDIの重要な要素と……
○岡崎委員 米州投資公社協定に関して、引き続き質問いたします。
本協定は、先ほどから質問もありましたが、各国一票じゃない、投資シェアによって投票権が決まっている。これでは出資額の多い国が発言力を強くするのは当然でありますが、しかもほかの開発銀行などとは違って、基礎票がないのですね。なぜ基礎票がないのですか。
【次の発言】 基礎票がなければ、一層投資シェアの多い国が発言権を増すということになるわけです。アメリカの場合は、全体の二五・五%持っているわけです。域内国が五五%持っているからいいのじゃないかという発言が先ほど答弁でありましたけれども、しかし、アメリカの二五・五%に域外の日本などの西側を……
○岡崎委員 ことしは国連婦人の十年の最終年ですね。明治以来男女差別が非常に色濃く残っていました日本で、あらゆる形態の男女差別を撤廃する、そういう本条約が批准されるということは非常に大きな意義を持っていると思うのです。そういう見地から、男女差別の中でもとりわけ重要な比重を占めている雇用における平等の問題、ここから私の質問を始めていきたいと思います。 まずこの条約の精神、理念でございますけれども、第四条二項で「母性を保護することを目的とする特別措置をとることは、差別と解してはならない。」お読みになっているとおりです。このように母性の保護と差別撤廃とは矛盾しない、統一して見るべきものであるという見……
○岡崎委員 郵便関係五条約について、まず基本的な問題からお聞きしたいと思うのです。
UPUには百六十八カ国が参加していまして、これは国連参加国よりか多い、その果たしている役割は非常に大きいと思うのです。そこで、安倍外相にお尋ねしたいのですけれども、今日の国際社会、国際政治の中でこの国際郵便制度の果たしている役割、今後について、外相の御認識をお伺いしたいというふうに思います。
【次の発言】 私もそう思います。この国際社会の中で、人事や文化や経済の交流にとっても、あるいは平和友好の促進にとっても、非常に重要な意味を持っていると思うのです。
そこで、郵政省にお伺いしたいのですが、こういう国際郵便……
○岡崎委員 私は、まず、五月二十二日にアメリカ国務省が公開をしました、一九五二年から五四年までの外交文書について質問をいたします。
その中には当然日米行政協定をめぐる交渉の経過、その文書があるわけでございますけれども、そこに、日本有事の際に日米統合軍を編成をしてそして米軍司令官が指揮権を握る、そういうことをアメリカの方が強く要求したことが書かれていますが、こういう交渉経過事実があったかどうか、その点に関してのみ御回答願います。
【次の発言】 当時の吉田茂総理の著書、きょう持ってきましたけれども、「回想十年」の中で、この問題が行政協定交渉の一番の難関であったというふうに述べているわけです。そし……
○岡崎分科員 私は、大都市問題として最近緊急の課題になっている都市水害対策と、それから大団地の駐車場問題について質問したいと思うのです。 最初に都市水害の問題ですが、御承知のように、今、第六次の治水五カ年計画が進行中です。建設白書を見ましても、都市河川対策の強化ということは重点項目の一つに挙がっていますけれども、しかし、集中豪雨や台風による水害というのは一向に減少していない。これは都市化というのが即コンクリート化になっていまして、そういう点では極めて重要な都市水害対策問題を提起しているように思うのですね。 東京都の調査によりましても、五十三年から五十七年までの五カ年の間、これは五十五年を除……
○岡崎分科員 私は、東京の大田、品川などいわゆる城南地域産業の振興の問題について、質問をしたいと思います。
御承知のように、ここはかつて日本の三大工業地帯と言われた京浜工業地帯の一環でございます。昭和五十六年の工業統計を見ましても、東京二十三区のうちでここの占める比重というのは、工場数で一五・四%、従業員数で一九・四%、製造品の出荷額で何と二一・一%という、極めて高い比重を占めているわけでございます。そういう城南地域産業の問題について、通産大臣はどういう御認識をなさっていらっしゃるのか、まずその点からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 中小企業の推進のために努力したいというお言葉なんです……
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