このページでは鹿野道彦衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○鹿野道彦君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、国の財政状況、外航海運業の厳しい経営状況等にかんがみ、外航船舶建造融資利子補給金の支給繰り延べ措置を定めるとともに、これにより生ずる海運企業の負担の軽減を図るため、利子補給金相当額の建造融資利子の支払いを日本開発銀行が猶予することができること及びこれに伴い政府が日本開発銀行に対し交付金を交付すること等の規定を整備することとしており、去る二月六日本委員会に付託されました。 次に、……
○鹿野道彦君 ただいま議題となりました船舶安全法及び道路運送車両法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、小型船舶検査機構及び軽自動車検査協会の自立化及び活性化を図るため、両法人について、政府からの出資金を返還することとするとともに、理事長及び監事の選任方法を認可制とすること、評議員会の新設、資金計画の運輸大臣認可制の廃止等国の規制を整理合理化すること及び小型船舶に係る検査の合理化を図るため、新たに認定検査機関制度を設けることとしております。 本案は、本五月二十二日参議院より送付され、本委員会に付託となり、橋本運輸大臣から提案……
○鹿野道彦君 ただいま議題となりました日本航空株式会社法を廃止する等の法律案につきまして、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、第百八回国会に内閣から提出され、今国会に継続されているものであります。 本案は、日本航空株式会社の自主的かつ責任ある経営体制の確立及び航空企業間の競争条件の均等化を図るため、日本航空株式会社法を廃止するとともに、これに伴う必要な措置として、航空法の一部を改正して、上場会社またはこれに準ずる会社である定期航空運送事業者について、外国人等がその議決権の三分の一以上を占めることとなるときは、外国人等の取得した株式の名義書きかえを拒むことがで……
○鹿野道彦君 ただいま議題となりました旅客鉄道株式会社が建設主体とされている新幹線鉄道の建設に関する事業の日本鉄道建設公団への引継ぎに関する法律案について、運輸委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、新幹線鉄道の建設に関し、その効率的かつ円滑な実施の体制を整備するため、旅客鉄道株式会社が建設主体とされている新幹線鉄道の建設に関する事業を、日本鉄道建設公団が当該旅客鉄道株式会社の同意を得て引き継ぐものとし、その場合には、旅客鉄道株式会社に対し行われたものとみなされた建設主体の指名及び建設の指示は、日本鉄道建設公団に対し行われたものとみなすとともに、旅客鉄道株式会社が行っ……
○鹿野委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、運輸委員長の重責を担うことになり、まことに光栄に存じております。 申すまでもなく、今日の運輸行政に当たっては、当面する国鉄改革の問題を初め、陸海空を通じ緊急かつ重要な懸案事項が山積しており、総合的な運輸政策の確立に寄せられる国民の期待は極めて大きいものがあり、本委員会に課せられた使命は重要であります。 まことに微力ではございますが、練達堪能な委員各位の御協力、御指導を賜りまして、委員会の円滑な運営に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じます。 何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事清水勇君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
引き続き、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任に伴う補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に吉原米治君を指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸行政の実情を調査し、その合理化及び振……
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
この際、申し上げます。
本委員会に付託になりました請願は八件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会において慎重に協議いたしましたが、いずれも採否の決定を保留することになりましたので、さよう御了承願います。
また、本委員会に参考送付されました陳情書は、東北新幹線盛岡・青森間早期建設に関する陳情書外十三件であります。念のため御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
陸運に関する件
海運に関する件
航空に関する件
日本国有鉄道の経営に関する件
港湾に関する件
海上保安に関する件
観……
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
この際、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸行政の実情を調査し、その合理化及び振興に関する対策を樹立するため
陸運に関する事項
海運に関する事項
航空に関する事項
日本国有鉄道の経営に関する事項
港湾に関する事項
海上保安に関する事項
観光に関する事項
気象に関する事項
について、本会期中調査をいたしたいと存じます。
つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
この際、運輸大臣から運輸行政の基本施策について発言を求められておりますので、これを許します。運輸大臣橋本龍太郎君。
【次の発言】 次に、昭和六十二年度運輸省予算について、運輸政務次官から説明を聴取いたします。運輸政務次官柿澤弘治君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時五十五分散会
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉原米治君。
【次の発言】 西中君。
【次の発言】 次に、本日付託になりました内閣提出、参議院送付、船舶安全法及び道路運送車両法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、趣旨の説明を聴取いたします。運輸大臣橋本龍太郎君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。新盛辰雄君。
【次の発言】 西中清君。
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
この際、申し上げます。
本委員会に付託になりました請願は十七件であります。各請願の取り扱いにつきましては、先ほどの理事会において慎重に協議いたしましたが、いずれも採否の決定を保留することになりましたので、さよう御了承願います。
また、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしてありますとおり、九件であります。念のため御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
内閣提出、日本航空株式会社法を廃止する等の法律案
及び
細田吉藏君外四名提出、旅客鉄道株式会社が建設主体とされている新幹線鉄道の……
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
この際、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸行政の実情を調査し、その合理化及び振興に関する対策を樹立するため
陸運に関する事項
海運に関する事項
航空に関する事項
港湾に関する事項
海上保安に関する事項
観光に関する事項
気象に関する事項
について、本会期中調査をいたしたいと存じます。
つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 内閣提出、日本航空株式会社法を廃止する等の法律案を議題……
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、日本航空株式会社法を廃止する等の法律案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。戸田菊雄君。
【次の発言】 この際、休憩いたします。
午後零時十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。小林恒人君。
【次の発言】 次回は、明十九日水曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時五十六分散会
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、日本航空株式会社法を廃止する等の法律案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石田幸四郎君。
【次の発言】 河村勝君。
【次の発言】 午後一時三十分から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時三十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。中路雅弘君。
【次の発言】 吉原米治君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入ります。
討論の申し出がありますので、順次これを許します。関谷勝嗣君。
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
細田吉藏君外四名提出、旅客鉄道株式会社が建設主体とされている新幹線鉄道の建設に関する事業の日本鉄道建設公団への引継ぎに関する法律案を議題といたします。
まず、提出者から趣旨の説明を聴取いたします。津島雄二君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、本日、参考人として新幹線鉄道保有機構理事長石月昭二君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本日、航空に関する件について、関西国際空港株式会社代表取締役社長竹内良夫君、また、陸運に関する件について、日本鉄道建設公団理事向井軍治君をそれぞれ参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。二階俊博君。
【次の発言】 ただいまの二階君からの資料要求の件につきましては、理事会に……
○鹿野委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今会期中、本委員会に付託になりました請願は二十三件であります。
本日の請願日程第一から第二三の請願を一括して議題といたします。
まず、請願の審査の方法についてお諮りいたします。
各請願の内容につきましては、請願文書表等で御承知のことでもありますし、また、理事会におきましても御協議願いましたので、この際、各請願について紹介議員からの説明聴取等は省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
これより採決いたします。
本日の請願日程中、第九な……
○鹿野委員長代理 中村巖君。
○鹿野委員長代理 これより会議を開きます。
委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行います。
お諮りいたします。
本日、委員長中山利生君より、委員長を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、辞任を許可することに決しました。
これより、委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの佐藤観樹君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、福島譲二君が委員長に御当選になりました。
委員長福島譲二君に本席を譲ります。
○鹿野国務大臣 被害農業者等に対します制度資金といたしましては農林漁業金融公庫の自作農維持資金等がございまして、これら資金の融資枠が確保されますように適切に対処してまいりたい、このように考えておるところであります。
また、既に貸し付けをいたしておりますところの資金の償還条件の緩和、ただいま先生が申された問題等々につきましては既に関係方面に対しまして指示したところでありまして、この趣旨の徹底が図られるよう十分指導してまいりたい、このように考えております。
【次の発言】 阿蘇地域の治山事業につきましては、第七次治山事業五カ年計画、これは昭和六十二年度から平成三年度まででございますが、それに基づき……
○鹿野国務大臣 去る八月、農林水産大臣を拝命いたしました鹿野道彦でございます。 農林水産業をめぐる内外の諸情勢が厳しく、また、農林水産行政について種々議論がなされております時期に農林水産大臣を拝命し、その責務の重さを痛感している次第であります。 農林水産業は、申し上げるまでもなく、国民生活にとって最も基礎的な物資である食糧等を安定供給するという重要な使命を担っているほか、活力ある地域社会の維持、国土・自然環境の保全、生きがいの充足等、我が国の経済社会と国民生活の土台を支える重要な役割を果たしております。したがって、私は、このような役割を担う農林水産業の健全な発展なくして我が国経済社会の調和……
○鹿野国務大臣 笹山先生、市民農園等々の問題につきまして積極的にお取り組みをいただいておりまして、敬意を表させていただきたいと思います。 農山村には緑なり土地なり水という豊富な地域資源が賦存しておりまして、これらを多面的に活用し、そして農林業あるいは農山村の活性化を図っていくということが大変重要なことであることは、まさしく先生おっしゃるとおりだと思います。そこでこのような考え方に立ちまして、農地の市民農園等への活用に資するよう御案内のとおりに特定農地貸付け法を先般施行いたしました。現在その周知徹底に努めているほか、森林につきましては、森林浴等保健休養の場としての利用を促進するため本法案を提出……
○鹿野国務大臣 ただいま先生が申されました山、森林、まさしく神からの預りものである、大事にしなければならない、こういうふうな先生のお心に対しまして心から敬意を表するところであります。まさしく申されるとおりに、我が国の森林、その地域だけでなしにその周辺にも大変重要な役割、多面的な役割を果たしておるわけでありますから、また、今日御承知のとおりに地球における環境問題が大きな問題となっておる、このことを考え、見ます場合におきましても、私どもは森林の維持そして培養、保全、こういうふうな問題に本当に新たなる重要性を認識して取り組んでいかなければならない、そして、そういう中で地域の活性化を図っていかなければ……
○鹿野国務大臣 さきの昭和六十一年の改革で、公的年金制度一元化の第一歩といたしまして、御案内のとおりに全国民共通の基礎年金制度を導入いたしまして、いわゆる一階部分の一元化を図ったわけであります。公的年金制度一元化の最終的な姿につきましては、ただいま局長からも答弁をいたしたわけでありますが、今回地ならし改正として提出されております制度間負担調整法案による負担調整の推移を見ながら決められていくものと考えておるわけでございますが、これらの対応につきましては、独自性を有する農林年金制度をどのように位置づけしていくかということが大変重要な問題だ、このように考えております。今後、組合員の代表あるいは事業主……
○鹿野国務大臣 ただいまの修正案につきましては、政府といたしましてはやむを得ないものと考えます。御可決された暁には、その趣旨を体し、農林漁業団体職員共済組合制度の適切な運用に一層努力してまいる所存であります。
【次の発言】 ただいまの附帯決議につきましては、決議の趣旨を尊重いたしまして十分検討の上善処するよう努力してまいりたいと存じます。
○鹿野国務大臣 ただいま総理から答弁を申し上げましたとおりに、その長期見通しの中で当然国内の需要量はこの程度、国内の生産量はこの程度と、こういうことでありますから、おのずと食糧自給率については算出されてくるわけでございます。
【次の発言】 もちろんそういう長期見通しの中でそういうふうな需要と生産というふうなものが出されてくるわけでありますから、こんなような形になりますというふうなことは出てくるわけであります。ただいま総理が申されたとおりに、もう自給率がどんどん下がっておるわけでありますから、これ以上はもう下げるわけにいかない、いささかなりとも自給率を上げていかなきゃならない、こんな基本的な考え……
○鹿野国務大臣 国内産で自給をするというふうなことは、国内産で自給をしていく、こういうことであります。(不破委員「自由化しないのですね」と呼ぶ)あくまでも国内産で自給をしていくということであります。
【次の発言】 国会で自由化反対の決議をしていただいておるわけでありますから、その趣旨を体して国内産で自給する、この考え方を貫いてまいる、こういうことであります。
【次の発言】 言っていることは同じでございます。
【次の発言】 カロリー自給率は四九%でございます。
【次の発言】 昭和三十年代は自給率八二%です。そのときはお米一人当たり百二十キロ食べておりました。今六十八キロです。すなわち米の消費が減……
○鹿野国務大臣 農政におきましても、やはり思い切って、そのような国際情勢の中においてどうあるべきかということを当然考えてもいかなきゃなりません。思い切った政策を推進していかなきゃならない、このことは当然のことだと思います。しかし、農業、林業、漁業というふうなものは、単なる経済的な問題だけではなしに、日本の国の国土の保全なり自然環境の保全なり、また長い歴史の中で今日まで地域社会をつくってきた、地域経済の発展に大変な貢献をしてきた、役割をしてきた、こういう非常に重要な問題もあるわけであります。そういう中においてどこまでの決断をやっていくか、どこを守っていくかというふうなことを、これからそういう調整……
○鹿野国務大臣 米につきましては、日米間の問題といたしましては、その問題はウルグアイ・ラウンドでお互い全体としてのルールをつくる上において話し合っていきましょう、こういうふうなことでありまして、基本的には米の重要性という問題につきまして今までもあらゆる機会を通して私どもは話をいたしてきた、こういうことであります。 また、農産物の問題につきましては、御承知のとおりに日米間の農産物の貿易ということにだけいたしますと百四十五億ドルのいわゆる輸入超過になっておるわけであります。それだけの努力もしてきておるわけでありまして、そういう意味では農産物に関しましては輸入大国であります。そういうことで、輸入大……
○鹿野国務大臣 農政不信という問題につきましては、私どもも厳粛に受けとめておるところであります。米を初めとするところの農産物の価格の引き下げが行われた、またオレンジ自由化の政策的な決定も下された、いわゆる短い間に急激な変化が起きてしまった、将来どうなるのだろうかな、そういうふうな不安な気持ちを駆り立てることになってしまっている。また同時に、農業に対する農業外からの批判もあって、農業者が切り捨てられたのではないか、こんなような受けとめをされたのではないか。 このようなことから、私どもは手順を尽くしたつもりであっても手順が尽くされなかったんだ、このような認識の上に立ちまして、私自身みずから農業者……
○鹿野国務大臣 何とかモデル的な農村をつくっていきたい、こういうことで大潟村、多額の事業費、二十年余の時間をかけてその建設に努力をしてきたわけでありますが、なかなか今日、今先生言われたような状況になっておるわけであります。 そんな中で、やはり今の多額の助成を得て入植をした者の中に、今言われたとおりに、大潟村の営農形態の理念をもう全く放棄をして、そして米の過剰作付を行う者がいるというこのことは、御承知のとおりに、全国の稲作農家の人たちが水田農業確立対策のために今懸命になって努力をしておる、果たしてそのような人たちの苦しみというものをよくわかっているんだろうか、食管制度そのものの恩恵を一番受けて……
○鹿野国務大臣 自給率につきましては、御案内のとおりに、昭和三十五年は穀物自給率も八二%のときもあったわけであります。しかし、今日は御承知のとおりに三〇%、こういうことであります。 なぜそうなったか。やはり消費動向も変わってきた、このようなことから米の消費が減りまして、そして畜産物を食べるようになった。畜産を生産するに必要な飼料穀物というものは、どうしても国土の制限等から、国内ではなかなか難しい、外国の方から、輸入に依存せざるを得ない、そういうような形で自給率が下がってきた、こういうふうなことであります。ですから自給率は、そのときの経済情勢なりあるいは食生活のいろいろな動向によって変動すると……
○鹿野小委員 衆議院議員の定数是正に関する決議に関連して、自民党といたしまして意見を申し上げたいと思います。 申すまでもなく、衆議院議員の各選挙区への定数配分は本院の構成にかかわりまして、議会制民主主義の根幹に関する問題でありますので、我が党といたしましても最も重要な課題として取り組んでまいりました。もちろん、さきの衆議院議員の定数是正に際しての院の決議は、これをまさしく厳粛に受けとめておることは申すまでもありません。 顧みますと、衆議院議員の定数是正は、これまで三次にわたりまして行われてまいりました。 第一回は昭和三十九年であります。御案内のとおりに、昭和二十二年に戦後間もない当時の人……
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