このページでは宮下創平衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○宮下創平君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成元年度一般会計補正予算(第2号)外二案に対し、賛成の討論を行うものであります。(拍手) 世界は今、歴史的な変革の真っただ中にあります。昨年秋に始まった東欧及びソ連における改革のあらしは、自由と民主主義と市場経済を求める大きなうねりとなって拡大しつつあります。我が国がこれまでたゆみなく歩んできた道を、これらの国々もようやく歩み始めたのであります。また、米ソ間の対話の進展に見られるように、冷戦の発想を超えた新しい秩序も生まれようとしております。 このように世界が大きく激動する中で、先般行われた衆議院総選挙において……
○国務大臣(宮下創平君) 上原議員に、二点につきまして、お答えを申し上げたいと存じます。 まず、駐留軍用地の特別措置法に基づく強制使用手続についての問題でございます。 沖縄県に所在する施設、区域内の民公有地の大部分につきましては、平成四年五月に賃貸借契約等による使用期間が満了いたします。当該期間満了後も、引き続き駐留軍の用に供する必要がある土地につきまして、所有者との合意により賃貸借契約を締結し、使用できるように努めているところでございます。 その結果、大部分の土地につきましては、所有者との合意が得られましたけれども、一部の土地につきましては、所有者との合意により使用できる見込みがござい……
○宮下委員長代理 これより会議を開きます。 委員長が所用のためおくれますので、委員長が出席になるまで、指名により私が委員長の職務を行います。 国の安全保障に関する件について調査を進めます。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中川昭一君。
○宮下委員長代理 次に、東中光雄君。
○宮下委員長代理 次に、山口那津男君。
【次の発言】 次に、東中光雄君。
○宮下委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成元年度一般会計補正予算(第2号)外二案に対し、賛成の討論を行うものであります。 まず、賛成の第一は、当初予算編成後において特に緊要となった事項について適切な措置が講じられておることであります。 すなわち、災害復旧等対策費、人事院勧告を完全実施するための公務員の給与改善費、厚生年金等の年金例の引き上げを繰り上げ実施するための経費のほか、深刻な人手不足に悩む中小企業の省力化を支援するとともに、中小流通業の構造改善を援助するための中小企業対策費、在宅福祉の充実、特別養護老人ホームの拡充等高齢者の保健福祉を推進するため……
○宮下委員 最初に総理にお伺いしてまいりますが、海部総理は昨年の参議院選挙の敗北の後を受けまして、困難な政治的状況のもとで、我が党の総意により自民党の総裁となられまして、第一次海部内閣のスタートを切ったわけであります。まさに泥沼の中から立ち上がったと言っても過言ではございません。さらに、今回の衆議院選挙においても陣頭指揮をとられ、安定過半数を獲得することができました。また、最近における内外の諸課題に積極的に取り組んでおられます。総理の今日までの精力的、意欲的取り組みに対しまして、まずもって敬意を表するところでございます。 さて、総理は、対話と改革の政治を行うと明言されておられます。いわゆる衆……
○宮下委員長代理 児玉官房長。
【次の発言】 いや、ちょっとその前に、委員長が命じます。(発言する者あり)いや、それは私の判断でやります。
【次の発言】 大臣の前に、児玉官房長。
○宮下委員長代理 これにて東中君の質疑は終了いたしました。
次に、中野寛成君。
【次の発言】 これにて中野君の質疑は終了いたしました。
次に、菅直人君。
○宮下委員長代理 これにて新村君の質疑は終了いたしました。 次に、松浦利尚君。
○宮下委員長代理 新盛君、委員長の許可を得て発言してください。
【次の発言】 御静粛にお願いします。
【次の発言】 大臣の前に、局長の答弁を求めます。
【次の発言】 これにて藤田君の質疑は終了いたしました。
次回は、明二十一日午前九時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後六時七分散会
○宮下委員長代理 これにて冬柴君の質疑は終了いたしました。
次に、嶋崎譲君。
【次の発言】 嶋崎君にちょっと申し上げます。谷野アジア局長の答弁を求めます。谷野アジア局長。
【次の発言】 青木参考人、お帰りになって結構です。
【次の発言】 嶋崎君に申し上げますが、農林大臣はよろしいですか。
【次の発言】 環境庁安原企画調整局長。
【次の発言】 いや、委員長は安原企画調整局長を指名いたしましたが、大臣先にやられますか。――それでは、環境庁長官。
【次の発言】 時間が参りましたから、簡潔にお願いします。
【次の発言】 これにて嶋崎君の質疑は終了いたしました。
次回は、来る二十三日午前九時より委員……
○宮下委員 本日の集中審議は、ただいま委員長からお話がございましたように、外交・防衛問題と日米経済協議の二つということでございます。私は、主として外交・防衛問題につきまして、意見を交えながら御質問を申し上げたいと存じます。先般の総括質疑でも若干触れましたが、十分な時間がございませんでした。したがって、多少ダブる点があろうかと思いますが、お許しをいただきたいと存じます。 まず最初に、デタントと軍備管理・軍縮問題でございます。 最初に、欧州情勢と軍備管理・軍縮の問題につきまして外務大臣に、外務大臣はメキシコ、ウルグアイ・ラウンド交渉からお帰り早々でお疲れさまでございますが、まずお伺いしたいと存……
○宮下委員長代理 答弁できますか。――日吉防衛局長。
【次の発言】 これにて和田君の質疑は終了いたしました。
午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時一分休憩
○宮下委員長代理 これにて日笠君の質疑は終了いたしました。 次に、佐藤祐弘君。
○宮下委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、山崎議員に引き続きまして、今回の国連平和協力法案に対する質疑を行いまして、法案提出の背景にある国際情勢、それから現下の湾岸危機の問題に対する政府の認識と対応、あるいは本法案の理念とか必要性、それからまた具体的内容の幾つかの点について政府の考え方と総理の御決意を承りたい、こう思うわけでございます。 今日の国際情勢は、申し上げるまでもなく、まさに歴史的な変革の渦の中にあると存じます。昨年からの一年間を見ましても、二度の首脳会談を通じまして米ソ関係は協調の歩みを確かなものにしておりますし、またソ連、東欧の民主化へのうねりも、欧州を中心とする東西関係は……
○宮下委員長代理 左近君、質問を続けてください。
【次の発言】 条約局長、答弁願います。
【次の発言】 左近君、質疑を続けてください。
【次の発言】 左近君、続けてください。質問を続けてください。――今の答弁について御質疑があれば、さらに続けてください。続けてください。――左近君に申し上げます。
本件の取り扱いにつきましては、後刻理事会でお諮りすることにいたします。
質問を続行してください。左近君。
【次の発言】 先ほど申し上げたとおりでございますので、質疑を続けてください。
【次の発言】 ちょっと、やりとりは委員長の許可を得てやってください。
○宮下委員 私は自由民主党の宮下創平でございます。 きょうは、沖縄におきまして公聴会を開催しましたところ、公述人の皆さんには、大変お忙しい中を御出席を賜りまして、御協力をいただいたことに対しまして、まずもって冒頭厚く感謝を申し上げます。 さて、時間が限られておりますので、幾つかのポイントについてお伺いしたいと思いますが、まず最初に私は、公述人の六人の方々の意見を聞きまして感じたことを率直に申し上げておきます。 私どもが沖縄でこの公聴会を開催したということでございますが、特に皆さん方は共通して、第二次世界大戦における沖縄のあの悲惨な経験を、国民感情を率直に訴えておられました。特に、宮城さん……
○宮下委員長代理 これより会議を開きます。
委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行います。
お諮りいたします。
委員長瓦力君より、委員長を辞任いたしたい旨の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、辞任を許可することに決定いたしました。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの丹羽雄哉君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、中山正暉君が委員長に御当選になりました。
委員長中山正暉君に本席をお譲りいたします。
○宮下委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、激動する内外諸情勢のもとにおきまして我が国が直面している重要な諸課題の幾つかについて御質問をいたしたいと存じます。 まず、ガット・ウルグアイ・ラウンド交渉でございますが、このウルグアイ・ラウンド交渉は、一九九〇年代の新しい貿易づくりの最終合意を目指して行われた新多角的貿易交渉である交渉でございまして、農業分野を中心とした対立が解消しませんで、交渉を中断し、改めて来月以降ジュネーブで交渉を再開することを決めて閉幕いたしました。この間、出席されました中山外務大臣、武藤通産大臣、山本農林水産大臣におかれましては、困難な状況にもかかわらず大局的な見地に……
○宮下国務大臣 先般、防衛庁長官を拝命いたしました宮下創平でございます。 このたび、我が国の防衛という国家存立の基本にかかわる崇高な任務に携わることとなり、その使命と責任の重大さを痛感いたしておる次第でございます。 今国会から常任委員会として新たに安全保障委員会が設置されましたことはまことに有意義なことでございまして、長年の議論の成果であり、心から歓迎いたしますとともに、初代中山委員長初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。 今日の国際情勢は、東西冷戦が終えんを迎え、世界の平和と安定への流れが強くなっておりますが、他方、依然として多くの不安定要因も存在いたしております。 我が国と……
○宮下国務大臣 自衛隊の部隊が派遣される場合の携行する武器の問題でございますから、お答えを申し上げますけれども、ただいま御議論のように、この武器等につきましては、実際には実施計画というものを閣議決定いたします。そして、それに基づく実施要領というのをつくることになっておりますが、その中ではっきりと、どういうものを携行するということが具体的には決められることでございます。 しかしながら、今の法制上の建前といたしましては、ただいま御議論のありましたように、任務の遂行のためには武器使用はいたしません。そして、自己または同時にそのそばに存在する他人でも自衛隊でもよろしゅうございますが、そういう場合の生……
○宮下国務大臣 御指摘のように自衛隊法の中に、第二章「指揮監督」というところに「長官は、内閣総理大臣の指揮監督を受け、自衛隊の隊務を統括する。」こういう文言がございます。したがいまして私どもは、この例は、自衛隊の最高の指揮権者は総理大臣でございます。そのことを言っておりますが、同時に防衛庁長官は、今法制局長官の言われた意味に近いと思いますけれども、行政機関の長等がその所掌のもとにある行政事務を総合的に統べまして、これは統合の統ですね、統べまして締めくくることをあらわすのに用いられておる、このように存じております。
【次の発言】 御指摘のように、カンボジアにおける地雷敷設はかなりなものがあるよう……
○宮下国務大臣 お答え申し上げます。 今、先生は、協力隊の性格についてまず前提を置かれました。協力隊に参加する部隊としての自衛隊は、これは本部長である内閣総理大臣の指揮下にございまして、そういう意味での内閣総理大臣全体の指揮を受けております。 ところで、そういうことで自衛隊員が海外において捕虜その他になった場合に、どういう指揮監督、その他処置が可能かというお尋ねだと存じますけれども、これはただいま条約局長が申し上げましたように、海外におけるそういった問題でございますから、自衛隊自体が自力救済とか、そういうことが一義的に行われるわけでもございませんで、さっき条約局長の言われましたように、一義……
○宮下国務大臣 お尋ねの点は、自衛隊法三条にこういう重要な業務であるから本来業務として規定すべきではないか、しかもその理由として、公共の秩序の維持に当たるというのに匹敵するのではないかという御質問だったと存じますが、御案内のように三条は、直接侵略及び間接侵略に対しまして我が国を防衛するということが自衛隊の主な任務でございまして、必要に応じて公共の秩序の維持に当たるということを規定をいたしております。他方、私ども自衛隊が、本部長の要請を受けまして防衛庁長官が自衛隊の部隊等にこの国際平和協力業務を行わせるということにつきましては、自衛隊が長年にわたって蓄積をしてきた技能、経験あるいは組織的な機能の……
○宮下国務大臣 お答え申し上げます。 国際緊急援助隊法の参議院における審議を踏まえての御議論でございますけれども、自衛隊が参加しないで今まで御承知のように救援活動に従事してまいりました。しかし、例えば今先生のおっしゃられましたように、バングラデシュにおけるサイクロン等々いろいろ大規模な災害等がございますけれども、日本はそういう災害等に対しても人道的な見地からこれにあとう限り協力していこうということがこれからの国際社会で求められていることだと存じます。 そして一方、自衛隊はそういった面で、平素民生協力その他を通じまして大変訓練をいたしております。その経験、能力、組織力等々、これは大いに活用し……
○宮下国務大臣 御答弁申し上げます。 ただいまは、武器使用に関する対応の一つとしての御質問かと存じますけれども、武器使用につきましては、御案内のとおり、二十四条三項におきまして自衛隊の武器使用、これが規定されておりますが、これはあくまでも刑法三十六条、三十七条、正当防衛、緊急避難に該当する場合にのみ危害が侵害に対して加えられるということを規定して、非常に限定的にこれを定めておりますから、決しておっしゃられるように、他の部隊がやられたから支援しに行くとかあるいは支援を求めていくとかいうようなことは想定をいたさないわけでございまして、あくまで判断は、自衛官ということで規定しておりますように、原則……
○宮下国務大臣 御答弁申し上げます。 たびたび申しておりますように、また、当委員会で議論がございますように、国際情勢がこのようにデタントといいますか、冷戦構造が終結いたしまして、しかもアメリカ・ブッシュ大統領の核兵器についてのイニシアチブが発表され、ソビエトの方でもこれに呼応するというようなことで現実にその方向に向かっていることは大変好ましいことでございまして、私どもとしてもこれを十分考慮に置きながら今後の防衛政策を考えていくということは当然でございます。 しかしながら、一方、現在の自衛隊の整備の方針と申しますか、基本理念は、先生のたびたびの御指摘にありますように、軍事大国にはならない、専……
○宮下国務大臣 法律案の趣旨を御説明申し上げます前に、ご言ごあいさつを申し上げます。 私は、国際情勢が激動しておるこの時期に我が国の防衛という国家存立の基本にかかわる崇高な任務に携わることになりました。皆様の御支援と御協力をいただきながら、全身全霊を傾けてまいる所存でございますので、どうぞよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げます。 さて、ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出されました一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に準じまして防衛庁……
○宮下国務大臣 お答え申し上げます。 先生は今、国際情勢の変化が急激でありますから当然中期防衛力整備計画を見直すべきでないかという御質問がと存じますけれども、この中期防衛力整備計画は、昨年の十二月の二十日に策定されたわけでございます。そのときに議論がございまして、今御指摘の五十一年度の防衛計画の大綱、これは今総理からお答えがございましたように、基盤的防衛力構想ということで、いわば脅威対抗論ではございませんで、平時における日本の防衛力のあり方を定めたものでございますが、これに基づきまして策定をいたしたわけでございますが、ただし、そのときに前提となる国際情勢、これは防衛計画大綱の中にも述べられて……
○宮下国務大臣 平素から我が国の安全保障に深い関心を持たれ、御指導いただいている衆議院安全保障委員会の皆様に、私の所信の一端を申し述べさせていただきます。 まず、最近の国際情勢について概観させていただきます。 今日、東西冷戦は終えんを迎え、世界の平和と安定への流れが強くなっております。しかしながら、混乱状況にある旧ソ連、内戦の続くユーゴスラビア等の不安定な東欧諸国、流動的な中東情勢など、世界には依然として多くの不安定要因が存在しております。 昨年十二月にロシア連邦など十一カ国から成る独立国家共同体が創設された旧ソ連においては、経済の悪化、民族問題の激化などから来る混乱が依然として続いてお……
○宮下国務大臣 初めてのきょうの安全保障委員会でございまして、今後の実のある審議をぜひお願い申し上げたい。そして三原先生がそのトップバッターとして登場されたわけで、改めて敬意を表します。 ただいまの御指摘の点の詳細につきましては国際参事官の方から答弁させた方がよろしいかと存じますけれども、基本的にどういう状況かという点だけ私から申し上げておきますと、極東地域の旧ソ連軍の動向は、ソ連のCISの動向その他と大変かかわり合いを持っておると存じます。基本的には、やはり強大な今までのソ連軍の質的強化が図られてきたけれども量的には若干少なくなってきているということが言われておりますが、依然としてそういっ……
○宮下国務大臣 本任務が与えられた場合に、自衛隊として最も有効にこの国際平和協力業務を遂行しなければなりません。 私どもは、一般論として申し上げますならば、語学研修その他、これは関心を政府案が出された段階から抱き続けてまいりまして、その準備等は着々行っておるところでございます。もちろん組織をつくったり、そういうことはいたしておりません。しかし、法案がこうした段階にまで立ち至りますれば、政府の意思あるいは院の御意思もある程度方向が定まってまいってきておりますので、私どもは、当面の問題としてカンボジア問題についての派遣ということは当然予想されるわけでありますから、これは外務省ともよく相談しながら……
○宮下国務大臣 お尋ねは三点ございましたが、まず、調査をやっているかということでございましたね、第一問は。この点は、調査といってもいろいろな段階がございまして、私どもは、当国会におきましてこの重要法案が審議されている最中でもございますから、直接我々の防衛庁の職員をカンボジアに派遣してまだ調査はいたしておりません。しかし、この法案がこういう段階になりまして、成立さしていただけるという状況になれば直ちにこれは、公布、施行が三カ月以内となっておりますけれども、重要な任務が与えられるわけでございますので、調査団を派遣したいということは本院でもたびたび申し上げております。そういうことで、この調査の目的そ……
○宮下国務大臣 総理の御答弁の前に私の方から申し上げておきたいと思いますが、AWACSという言葉はちょっとなれておりませんが、これは英語で申しますと、エアボーン・ウォーニング・アンド・コントロール・システムということでございまして、つまり早期の警戒監視機能というものが一つございます。それから同時に空中管制機能、コントロールシステム、この二つの重要な機能を持つ航空機でございまして、これは我が国が専守防衛を旨としておりますこのために、情報収集機能の一環である早期警戒監視機能の充実ということは、有事であると平時であるとを問わず、大変私は重要なことであると考えております。そしてまた、諸外国におきまして……
○宮下国務大臣 お答え申し上げます。 ただいま先生御指摘のように、昨年度の湾岸危機に対応する策といたしまして、防衛費におきましても一千億の削減をやったわけでございます。御案内のとおり、歳出部分としては十億円ということでございますが、この一千億は、今御指摘のように、防衛装備の調達のあり方として長期間を要する国庫債務負担行為あるいは継続費ということでございますから、これが長期に及ぶことは間違いございません。先生御指摘のとおり、二百四十億円減っておりますし、来年度はまた五百億円以上減るということでございますが、今まで国会におきまして政府がお約束をしておることは、中期防の修正の問題もございますので、……
○宮下国務大臣 総理の、戦後長らく政治に携わってこられた総理としての見識を申し上げたものだと思っております。ただいま総理がおっしゃられましたように、各国の大幅な軍縮が前提である、つまりその国連軍が非常に小さいものであって各国の主権に基づく軍事力が大きなものでは効果がないとか、あるいは国連がすべての加盟国の公平な代弁者となることというような前提条件をただいま総理が申されましたが、私もそれは同感でございまして、総理の意見としてそれなりに私ども傾聴に値するものである、こう考えております。
【次の発言】 簡単に補足させていただきますけれども、先生、ちょっと混乱があってはいけませんので。
現在の中期防……
○宮下国務大臣 先生御指摘の報道があることは私も承知いたしておりますけれども、本件は個々の隊員に対しまして永野議員の後援会が自主的な判断で行ったものでございまして、今仰せのとおり、個々の隊員に手紙を送ったり、あるいは寄附を依頼を行ったのに対し、その趣旨に賛同した隊員が個人として自主的に寄附を行ったものと承知をいたしております。
なお、報道がございましたので、後援会から概略を聞き、また主要部隊からもかかわりのある、有無について確かめてまいりましたが、特段問題になるようなことはなかったと一応承知しております。
【次の発言】 お答え申し上げますが、OBの先輩が隊を訪問いたしまして、そこで個々の隊員……
○宮下国務大臣 御指摘の防衛本庁並びに施設庁等々、防衛本庁がございます桧町の地区の周辺地区は、六本木の中にございまして商業地区として発展を続けておることは御案内のとおりです。あそこの行政財産を利用させていただいておるわけですが、国有財産の有効利用という観点からも、同地区の活用を考えた場合に、防衛中枢をそこに置くというよりも、その位置、環境等にふさわしい他の用途に利用することが適当であるというような総合的な判断がございました。 それで、防衛庁といたしましてはこういう状況を踏まえまして、昭和六十一年度から二カ年にわたりまして桧町地区に所在する施設を仮に市ケ谷地区に移転した場合の可能性についての調……
○宮下国務大臣 佐々君は私も存じ上げておりますが、最終的には安全保障室長、元の国防会議事務局長という立場でございますから重職であることは御案内のとおりでございます。彼が「新防衛論集」でどのようなことを述べられたかは今松浦先生から初めて払お聞きしたものでございますから詳細は存じ上げておりませんけれども、今まで愚弄していたとか勝手なことをして中期防をつくっていたとか、そういうことはございませんので、前後の脈絡その他全体を判断しなければ私としては何とも申し上げようがない、こういうことでございます。
【次の発言】 ただいまお伺いした限りでは、私もそのように存じます。それは私どもは今までまじめに考えてま……
○宮下国務大臣 御答弁申し上げますが、先ほど先生おっしゃられたように、島原市一億六千万、深江町五千万ということで御指摘がございましたが、そのような金額ではございません。そして、金額は、今私の方でかかった費用を大体聞いてみますと、島原市で七千八百万円くらい、それから深江町で六十二万円くらいのようでございますが、この問題は、災害対策基本法に基づきまして都道府県知事があらかじめ地域の防災計画というのを定めることになっております。それで、御承知のように災害対策基本法の四条でその総合調整を行うことに知事が権限が与えられております。その総合調整の中で経費負担の調整をやっておるものでございますが、多くの県で……
○宮下国務大臣 自衛隊の活動につきまして御評価いただきましてありがとうございます。 ただいま約百八十人くらい、装甲車等で四十車両くらい、それから航空機六機等でこれに参加いたしておりますが、必要に応じまして、最盛期には千百名程度の出動もございましたので、万全の体制をつくってまいりたい、こう思います。
○宮下国務大臣 お答え申し上げます。 まず、国際情勢、軍事的な視点からの認識いかんということでございますが、御案内のように、東西冷戦が終えんいたしまして、世界の平和と安定への流れが強くなってきておることは、これは私ども大変歓迎すべきことだと存じます。しかし、その中にあっても、混乱した旧ソ連の状況、あるいは中東における流動的な要素とかいろいろございます。そしてまた、旧ソ連のことは一々申し上げませんけれども、核兵器の技術の拡散問題等も今注目されているところでございます。 同時に、私どもとして考えなければならないのはアジア・太平洋地域の状況でございますけれども、ヨーロッパ正面と違いまして、アジア……
○宮下国務大臣 今御指摘の偵察航空機RF4E型が福島県の平田村に墜落をいたしまして、貴重な二名の航空員の逝去ということになったわけで、また、多少物損等もございまして、大変御迷惑な話で、遺憾に存じます。心からおわびを申し上げたいと思います。
今の原因の問題につきましては、事故発生後直ちに航空事故調査委員会を設けておりますが、これが調査を開始いたしまして、現在鋭意検討中でございまして、今先生御指摘の三点のいずれに原因があるか、あるいは複合的な原因なのかどうか、今調査中でございまして、申し上げる段階でございません。
【次の発言】 お答え申し上げます。
新多連装ロケット、MLRSですか、これを今回……
○宮下国務大臣 尖閣列島、竹島につきまして、今外務当局並びに外務大臣の方からるる御説明がございました。私も、その判断のとおりだと存じます。 したがいまして、今直ちにどうのこうのということはございませんけれども、しかし、我が国の防衛力というのはやはり基盤的防衛力構想に立っておりますから、必要最小限度の自衛力を保持するということでございまして、こうした領有の、領土の問題でございますから、理論上は私ども大変関心を持たざるを得ませんが、しかし同時に、今外務大臣のおっしゃったように、これは一義的に外交的努力によって解決すべきものであるという御判断が副総理から表明されましたけれども、私も全くそのように考……
○宮下国務大臣 委員の御指摘の修正共同要求についての自民党の回答、冒頭に触れられました。その中に、経費規模につきまして四党の要求を踏まえさらに下方修正の方向で検討を進めてまいりたいということが記述されておるのは御指摘のとおりでございます。 私どもは、現在の中期防におきましては国際情勢の変化等を踏まえて抑制的なものとしてつくったわけでありますが、さらに、この中期防は一昨年の十二月につくられまして、その後旧ソ連邦の解体等々大きな変化がございますので、それらを含めまして前広にこのあり方について検討しよう、特に中期防の中では、この二十二兆七千五百億円の総額の範囲内で必要に応じて修正するということが述……
○宮下国務大臣 防衛庁の事故調査報告書は、これは作成公表をいたしましたのは一昨年の九月十一日でございます。先生のお手元にある資料もそれを要約したものだと存じますけれども、あの事故が発生して以来、防衛庁としては、いろいろ各種の報道その他がなされておりました中で、第三者機関による公正な判断を静かに見守っていきたいという立場をとりまして、公式な事故調査報告書を、その、ある時点まで延ばしたわけでございまして、海難審判の権威ある判断というものを一つの材料にいたしまして報告書をつくったことも事実でございます。 また第二に、第一、富士丸のこの調査というものは我が方でつまびらかにすることはできません。そして……
○宮下国務大臣 お尋ねの点につきましては、ちょっと整理する意味で申し上げたいと存じますが、実は現在の中期防は、平成三年から七年までの五カ年間でございます。これが策定されたのはたしか一昨年の十二月の末でございまして、当時ソ連邦の解体というような趨勢が予見はされましたけれども、そこまで大きな変化はございませんでした。しかし、それ以前における国際情勢の変化というのは極めて急激なものがございました。そこで現在の中期防衛力整備計画を策定するに当たりましても、国際情勢の認識についてある程度きちっとした見方を示しつつも、しかし、今後どのように変化するかがはっきり予測できない事態もございましたので、中期防自体……
○宮下国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて防衛庁職員の給与の改定を行うとともに、自衛官俸給表の陸将、海将及び空将の欄または陸将補、海将補及び空将補の(一)欄の適用を受ける自衛官以外の自衛官にも調整手当を支給することとする等所要の改正を行うものであります。 すなわち、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定すると……
○宮下国務大臣 法律の趣旨によりまして、停戦の合意が守られていること、これが派遣の条件であるということは当然なことで、あの過般の御論議の中でも申し上げたところでございます。 しかし、現在の状況はどうか、あるいは派遣する時点の状況はどうかと申しますと、確かにポル・ポト派がまだ武装解除の第二段階に応じていないという実態はございましたけれども、今官房長官の報告にもございましたように、パリの包括的な和平協定の基本的な枠組みをポル・ポト派が破棄するという状況ではございませんでしたし、また、多少の散発的なあるいは非継続の紛争があり得ることは、これは私どももあってはならないことなんでしょうけれども、現実の……
○宮下国務大臣 カンボジアヘの派遣経費は、これは約七十五億円防衛庁で、これは細かいことはまた政府委員の方から申し上げますが、これは原則的に既存の経費で賄いました。しかし、先生が今御指摘のように、これは当初予算で予定されてなかったものではないか、そのとおりでございます。しかし、その後、特別委員会で審議され、そして法律によりましていわゆる平和協力法が成立して、授権が与えられたわけでございますから、これは既存経費で賄うことができなければ予備費もしくは今回の補正予算ということに相なりましょう。権限は法律によって与えられたわけでございますから。 しかしながら、既存経費の中でも、これは大蔵大臣の方の所管……
○宮下管理者 これより平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会協議委員議長副議長互選会を開きます。
衆議院規則第二百五十二条第二項の規定によりまして、私が管理者となります。
これより平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会協議委員議長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの中村正三郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、越智伊平君が議長に当選されました。
議長に本席をお譲りいたします。
○宮下国務大臣 御答弁申し上げます。 我が国の防衛力の基本的な考え方は防衛計画の大綱で定められておりますが、基盤的防衛力構想ということで整備を図っているところでございます。これは言いかえるならば、どの国を相手として、脅威の対象として特化して防衛力を整備するという考え方ではございませんで、この五十一年当時、デタントの時代を背景としてつくられた構想でございますけれども、独立国として必要最小限度の自衛力を保持する、そして我が国が、力の空白があってはかえって周辺諸国から影響を受けやすいということもございまして、基盤的な防衛構想でございまして、特定のどの国を脅威の対象として考える、そういう目的意識を持……
○宮下国務大臣 委員御指摘のように、今、世界は大きな激動期にあります。特に、米ソ両超大国の対立という冷戦構造が終結し、しかも、旧ソ連邦というのが崩壊をしたというようなことで、大変大きな変化であります。しかしながら、一方、御案内のようにCISの中にもいろいろ問題がございますし、また東欧関係でも、ユーゴ等の状況を見ても大変不安定な要素もある。また、アジアを見ましても、なかなかそうヨーロッパのように、NATOとワルシャワが対立していて、ワルシャワが消えてCSCEでまとまるという状況にないことも御案内のとおりです。アメリカの国防白書によりましても、グローバルな、世界的な脅威あるいは紛争というものの生起……
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