佐々木陸海 衆議院議員
40期国会発言一覧

佐々木陸海[衆]在籍期 : |40期|-41期
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このページでは佐々木陸海衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院40期)

佐々木陸海[衆]本会議発言(全期間)
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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 衆議院本会議 第4号(1994/02/16、40期、日本共産党)

○佐々木陸海君 私は、日本共産党を代表して、細川首相に質問をいたします。  まず、本題に入ります前に、さきの臨時国会の事態について一言言わなければなりません。  さきの国会に政府が提出した政治改革法案は、参議院で否決されたことからいっても、また両院協議会の経過から見ても、国会の意思として当然廃案にすべきものでありました。ところが、細川首相らの密室の談合によって、企業・団体献金を政党のみならず個人にも容認し、選挙制度では民意の反映のゆがみをさらに拡大させるなど、内容を一層改悪することを前提に、これを強行したのであります。日本の議会制民主主義の歴史に一大汚点をしるしたこの暴挙を、私は厳しく糾弾する……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 衆議院本会議 第6号(1994/10/18、40期、日本共産党)

○佐々木陸海君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました消費税増税にかかわる法案など四法案について、村山首相と武村蔵相に質問をいたします。  まず総理にお聞きしたいのは、これらの法案と議会制民主主義との関係の問題です。  法案は、現在三%の消費税を、場合によっては六%、七%の可能性さえ含めて、少なくとも五%に一九九七年度から引き上げようというものです。  予算委員会の論議の中でも明らかになったように、昨年の総選挙で社会党は、消費税に関して、税率を上げないということを国民に公約いたしました。これは絶対に動かすことのできない事実であります。議会制民主主義の原則、選挙での公約の重み、とり……


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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 衆議院本会議 第5号(1995/10/05、40期、日本共産党)

○佐々木陸海君 戦後最悪の深刻な不況に直面して、首相が景気回復内閣を宣言するような事態に対し、私は、日本共産党を代表して、一昨日の志位書記局長の質問に対する政府の答弁も踏まえ、政府の経済対策の方向の転換を求めて質問をいたします。(拍手)  まず第一に、今どういう経済対策が求められているかという問題であります。  公共投資中心の政府のこれまでの不況対策が効果を上げていないではないかという我が党の質問に対し、総理は、これまでの対策の成長率への寄与は大きいと強弁をいたしました。しかし、成長率への寄与といっても、日本経済が四年連続ゼロ成長であることは動かせない事実であります。そのことは、総理自身の答弁……

第134回国会 衆議院本会議 第14号(1995/11/10、40期、日本共産党)

○佐々木陸海君 私は、日本共産党を代表して、ただいま大蔵大臣から報告のありました大和銀行問題を中心に、幾つか質問をいたします。  大和銀行の現地法人が千百億円という巨額の損失を出し、それを隠ぺいしてきたという問題をめぐって、大和銀行はもちろん、その活動を監督すべき立場の大蔵省の責任が国際的にも問われております。  大和銀行の副頭取は記者会見で、「事件が生じたらすぐ届けることが米国のルールだということを、私も含めて役員はだれも知らなかった」などと言いました。日本の大銀行は、世界最大の金融勢力であります。そうであるにもかかわらず、その活動する国のルールも守らず、隠ぺい工作をやり、ルールを知らなかっ……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 衆議院本会議 第26号(1996/05/21、40期、日本共産党)

○佐々木陸海君 日本共産党を代表して、特に住専処理の基本にかかわる問題などについて質問をいたします。  予算は成立いたしましたが、「住専処理に税金を使うな」という声は依然として国民の八割、九割を占め、国民は理解も納得もしていません。政府・与党は、こうした国民の強い批判の中で、母体行の追加負担を実現すると再三にわたって言明しています。  問題の住専処理法案は、六千八百五十億円の財政支出やいわゆる二次ロスの半額負担などの国民負担を前提としていますが、追加負担がどうなるかによって、当然、国民負担も変動する、住専処理法案の中身も変化するはずであります。だとすれば、その追加負担の具体策が示されることもな……

第136回国会 衆議院本会議 第34号(1996/06/07、40期、日本共産党)

○佐々木陸海君 私は、日本共産党を代表して、住専処理法案を中心とする金融関連の五つの法案に反対する討論を行います。(拍手)  今国会の最大の課題となった住専問題とそれにかかわる一連の法案が、審議時間わずか十日間三十一時間、委員長もやると言った公聴会すらやらないまま、委員会審議を一方的に打ち切って昨日採決され、それがそのままこの本会議にかけられています。これは極めて異常なことであります。なぜなら、「十分な審議を行い、強引な採決は行わない」という三月の本院議長のもとでの五党首会談の合意は、当然、住専法案などの審議全体に貫かれるべきものだからであります。それを踏みにじった政府・与党などの態度に、私は……

佐々木陸海[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院40期)

佐々木陸海[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第128回国会(1993/09/17〜1994/01/29)

第128回国会 大蔵委員会 第2号(1993/11/09、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党の東京十区選出の佐々木陸海でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  三十八年間続いた自民党の政権が終わりまして新しい政権が発足して、この委員会としては最初の質問の機会になるわけですけれども、時間も限られておりますので、大蔵大臣に二、三基本的な点をお伺いしたいと思います。  新政権はこれまでの国の基本政策を継承するということを宣言して発足しておりますし、政権の中枢も大蔵大臣を含めまして、つい最近まで自民党にいた方々が占めているわけですから、そんなに新しい政策が出てくるはずもないというのが常識でございますけれども、ちまたでは、新しい政治の流れが始まるのだという……

第128回国会 大蔵委員会 第3号(1993/11/10、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党の佐々木陸海です。  時間がもうありませんから端的にお聞きしたいと思います。  きょうは、今の日本の経済の状況やそれに対する経団連の考え方、大変参考になりました。この「ヒューマン・キャピタリズムとわが国産業・企業の変革」という文章の中に盛り込まれているのだろうと思いますけれども、今国民に消費税の税率アップというようなことも求めていくという状況のもとで、それでは大企業の側として、現在の日本の経済にこういう事態を招来したことについての反省点、そして今後も大企業としてもこういう血を流してもやっていくんだというその決意、ありましたらちょっとお聞かせ願いたいと思います。

第128回国会 大蔵委員会 第4号(1993/12/03、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 時間が限られておりますから、端的にお聞きしたいと思います。  四年ぶりの国債費の定率繰り入れ停止の問題についてですが、税収不足が空前の規模ということで、やむを得ず今回の措置をとったということですけれども、税収不足が果たしてこれだけで済むのか。一説には、さらに二、三兆円の減収は避けられないという見方もありますけれども、どういう状況、見通しか。その可能性もあるのか。ないと言えるのか。御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 定率繰り入れの停止は、当面の赤字国債の発行を回避するためのいわゆる隠れ借金にほかならないものであります。これは、現行の国債減債制度の根本を揺るがせにするも……

第128回国会 予算委員会 第3号(1993/10/05、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 自民党政権にかわって細川政権が発足してから初の予算委員会であります。時間の制約もありますので、政府、特に総理の基本姿勢に関して幾つか私は質問をしたいと思います。  最初に、金権政治への基本姿勢の問題でございます。  金丸元自民党副総裁の逮捕が三月六日でございましたが、その後、仙台市長、茨城、宮城両県知事、そしてゼネコン幹部の相次ぐ逮捕ということが進んでまいっております。国民の税金で行われる公共事業、中央地方合わせて年間四十兆円とも言われているこの事業が大手ゼネコンの食い物にされ、受注額の一ないし三%とも言われる巨大なやみ献金がいわばシステム化していることが明らかになっていま……

第128回国会 予算委員会 第5号(1993/12/01、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、日本共産党を代表して質問をいたします。  ゼネコン問題について、小沢一郎氏の証人喚問を含めまして、日本共産党はその徹底的な解明を主張し、努力をしているところでございますけれども、この問題については、あす、この委員会で同僚議員が質問するという前提で、私は、減税の問題とお米の輸入自由化、この二つの問題に絞って質問をしたいと思います。  不況はますます深刻化し、長期化していることは御承知のとおりであります。国民生活も中小企業経営もまさに危機的な状況に立ち至っております。こういうとき、八月に発足をいたしました細川連立内閣は、金権腐敗一掃への国民の願いを選挙制度改変の問題にすり……


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第129回国会(1994/01/31〜1994/06/29)

第129回国会 大蔵委員会 第2号(1994/03/24、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 この通常国会は、召集もおくれ、予算案の提出もおくれ、しかも、三月既に二十四日になるというのに、先ほども話がありましたように、首相の姿勢にかかわる問題が障害となって予算案の審議すら始まっていない、極めて異常な事態であります。  そのもとで、与党と自民党の合意に基づき、日切れ法案の処理ということで、一九九三年度中に必ずしも成立させなければならないものでもない法案、例えば予算案の重要な一部分をなす減税法案及びその財源法案、これを予算審議が全くないままに通してしまうとか、酒の税金の引き上げをもくろむ重大な法案を今通してしまうとかいうことが、きょう、あすの両日で行われようとしているわ……

第129回国会 大蔵委員会 第3号(1994/03/25、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 最初に、きのう、きょう、こういう審議が行われていますけれども、その審議のあり方の問題をめぐりまして大蔵大臣にひとつ質問したいと思います。  三月四日の大蔵大臣の財政演説でも強調しておりますように、減税法案、その財源としての公債発行の法案、その内容は来年度予算の重要な一部分をなすものであります。予算全体の審議がまだ始まってもいない段階で、減税とその財源を審議、決定しようというやり方は極めて不正常ではないか。減税の方はまだしも、その財源をどうするかという問題は、本来、予算全体、歳入歳出全体の審議と切り離せるはずのないものであって、それをあえて切り離して、予算委員会の審議抜きでこ……

第129回国会 大蔵委員会 第5号(1994/05/31、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 去る五月十三日の本院本会議で、羽田首相はこういうことを言いました。  個人所得課税の軽減と消費課税の充実を柱とする税制改革を年内に実現することは、緊急に取り組まなければならない重要な課題でございます。ここまではいいのですが、国会で全会一致で議決されておりますことを踏まえますと、その速やかな実現は、今や国民的な課題であろうというふうに考えておりますというふうに首相は言いました。  先般の、二十七日に行われました本院での所信表明でも、大蔵大臣は全会一致の議決ということに触れられておりますが、一体、全会一致の国会の議決で個人所得課税の軽減と消費課税の充実を柱とする税制改革を年内に……

第129回国会 大蔵委員会 第6号(1994/06/03、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 きょう最後の質問者でありまして、時間も二十分と限られておりますから、答弁はひとつ簡潔によろしくお願いいたします。  最初に、法案に直接関係ない問題ですが、変額保険の被害者の救済の問題について一言質問をしたいと思います。  変額保険の問題というのは、もう詳しく申し上げるまでもありませんが、あのバブルの時期に大蔵省の認可のもとで売り出された一つの保険でありまして、銀行そして保険会社がいわば連携をして、土地などを担保に多額のお金を銀行が貸し出して、それで保険会社はそれをいろいろに運用して、いわば定額の保険よりもずっといいものが返ってくる可能性もあるけれども返ってこない可能性もある……

第129回国会 内閣委員会 第4号(1994/06/21、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党を代表して、質問いたします。  最初に、法案について一言だけお聞きしておきたいと思います。  エンカルナシオンの領事館を廃止するということになっておりますけれども、ここには日本から大豆の栽培などで入植した日系人など二千七百人余りが在留していると聞いております。廃止することに伴って、これらの日系人などが不便を受けないようにどのような措置をとられるのか、私も確認をしておきたいと思います。
【次の発言】 領事館を廃止しても行政サービスをちゃんと確保して、在留邦人に負担をかけないように、確実に実行することを望んでおきたいと思います。  きょうは、せっかくの機会ですから、北……

第129回国会 予算委員会 第13号(1994/05/31、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党を代表して質問をいたします。  大蔵省がさきに「税制改革に関する機械的試算」なるものを出しました。いろいろ論議はもうありますから詳しくは聞きませんが、二、三聞いておきたいと思います、確認をしておきたいと思います。  これは、歳出面での浪費、我々からいいますと軍事費とか公共事業費とか、こういったものを抜本的に検討して削減する、そういうことは一切前提に入っていない計算ですね。
【次の発言】 社会保障のための費用の増額分もすべて消費税で賄う、こういう前提ですね。
【次の発言】 要するに、増額分はすべて消費税で賄うということです。  社会保障以外の分野では、将来の支出が相……


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第131回国会(1994/09/30〜1994/12/09)

第131回国会 規制緩和に関する特別委員会 第4号(1994/11/30、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党の佐々木陸海でございます。  今国会から当委員会に所属することになりまして、きょう初めての質問でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  さて、それにしても、規制緩和の特別委員会に所属をいたしまして、規制緩和とは何かということをいろいろ考えてみました。政治改革、税制改革などと並んで一種のはやり言葉に今なっている感があります。しかし、政治改革や税制改革については既に一定の結論が出ました。  政治改革についていいますと、私たちの立場からいいますと、一票の格差の是正もまともにできない小選挙区制、そして提案した、あるいは推進した人々から、小選挙区制になったら腐敗がは……

第131回国会 税制改革に関する特別委員会 第3号(1994/10/24、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党の佐々木陸海です。  我が党は、既にこれまでの本国会の予算委員会等の論戦の中で、社会党の公約違反の問題、それから減税と消費税増税の抱き合わせで九割以上の国民が増税になるという問題を追及してまいりました。きょうは、その上に立って、消費税の増税計画に強く反対する立場から質問をしたいと思います。  消費税の税率を三%から五%に上げるというのは、実に約七割の増税ということになるわけであります。五年前に三%の消費税の導入がされたとき、政府の説明によれば、個別間接税の廃止などもありまして、間接税の国民への負担という点では約二兆円ということでありました。今回は間接税の増税として……

第131回国会 税制改革に関する特別委員会 第7号(1994/11/07、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 限られた時間でありますから、端的に質問をさせていただきたいと思います。  今回の税制改革、消費税の税率アップ、前回も申し上げましたとおり三%から五%、七%の極めて重大な問題でありまして、多くの国民がこの政府のやり方に強い抗議の声を上げていることは周知の事実であります。こういう国民全般にかかわる税の問題というもの、前回の総選挙でどの党も税率アップを公約していないという状況のもとで七割も上げるというような問題、本来でしたら国民の信を問うてからやるべき、そういう重大な問題だと我々は考えていますけれども、村山総理は、三%から五%くらいというのは政治家としての裁量権の範囲内だというこ……

第131回国会 税制改革に関する特別委員会 第9号(1994/11/09、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 消費税増税を中心とする今回の法案に対して、我々は終始徹底質疑を要求してまいりました。率直に言って、わけのわからない日程の駆け引きというようなものに明け暮れまして、私たちとしては審議はまだ始まったばかりという印象を持っております。  事実、我が党はまだ二時間程度の質疑しかこの委員会でしていないわけであります。政府や多くの政党が消費税の税率アップはやむなしと宣伝し、それがマスコミにも反映している。そういう状況のもとでも、世論調査を見ますと、多くの国民、半数以上の国民が依然として消費税に反対し、その税率アップに反対をしているわけであります。そういう世論を唯一代表する、この国会で代……

第131回国会 税制改革に関する特別委員会 第10号(1994/11/11、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、日本共産党を代表して、消費税増税法案及び関連法案に対し、断固反対の討論を行います。  首相も認めたように、昨年の総選挙で消費税増税を公約した党は一つもありませんでした。公約は議会制民主主義の根幹であり、税は政治の根本であります。消費税は、その導入の当初から、最も広範な国民が一貫して強く批判してきた悪税であります。その消費税を三%から五%に、実に七割もアップするという大増税計画を、公約に真っ向から違反して国会に提出すること自体が、まさに言語道断と言わなければなりません。  しかも、その五%は文字どおり仮置きの数字であり、伝えられる与党税調の議事録なるものによれば、まず五……

第131回国会 大蔵委員会 第2号(1994/10/25、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、日本共産党を代表して、今議題になっております国家公務員の共済年金、この問題に限定をして質問をさせていただきたいと思います。  最初にお伺いしておきますけれども、この共済年金、加入者は今何人ですか。
【次の発言】 今提案されておりますこの法案の内容は、負担はふやしていく、給付については六十歳から基本的に六十五歳に引き延ばす。大変重大な内容を含んでおりまして、これは今言われた、百万以上の公務員としてその家族の将来の生活の設計にも重大な影響を及ぼさざるを得ない、極めて重要な法案であるというふうに私は考えますが、大蔵大臣の見解を伺いたいと思います。


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第132回国会(1995/01/20〜1995/06/18)

第132回国会 大蔵委員会 第1号(1995/01/25、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 まず最初に、今度の兵庫県を中心とする大震災の犠牲者となられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、その後苦難の中で避難生活を送られ、また、再建のために努力しておられる被災者の皆さんに心からのお見舞いと敬意を表したいと思います。その上で、この震災について若干の質問をさせていただきたいと思います。  もう既に明らかになっておりますように、戦後最大規模の震災であります。大丈夫だと言われていた新幹線や高速道路もああいう状態になりまして、本当に全国民に大きな衝撃を与えている震災であります。何よりもあの被災した皆さん方への深い同情、これを国民がひとしく感じているところでありますし、同時……

第132回国会 大蔵委員会 第2号(1995/02/07、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 時間が限られておりますので、世界銀行に設けられる基金に拠出をする、その問題に絞って質問をしたいと思います。  大臣の説明にもありましたように、この地球環境を保全するための基金が世界銀行の中に設けられて、それに拠出をするということでございます。  この地球環境ファシリティーというのは、その意味で世界銀行と密接な関係を持っておりますし、設立の経過を見ましても、世界銀行が大きな役割を果たしているわけですが、この世界銀行というのは、御承知のとおり去年五十周年を迎えました。去年いろんな新聞や維誌等々で世界銀行についていろいろなことが論じられました。  ここに去年七月の「エコノミスト」……

第132回国会 大蔵委員会 第4号(1995/02/17、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、きょう提案されておりますこの二つの法案、阪神地区の被災者の便宜、利益ということを考えた法案として賛成するものでありますが、その立場から若干の質問をさせていただきたいと思います。  先ほど、住宅や家財に対する損害額の簡便な計算、これはまさに納税者の硬貨のためにということで説明がありましたが、今から十数年前、一九七七年の名古屋での水害で名古屋国税局が行った簡易計算というものがあります。そのときは、建物に対する損害額は、固定資産税の課税標準額を一・五倍した金額に被害割合を掛けて算出するということがありました。  今回は、そういう固定資産税の課税標準額というような面倒な額をと……

第132回国会 大蔵委員会 第5号(1995/02/21、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私もやりくり法案という言葉を使わせてもらいますが、やりくり法案は震災対策を全く盛り込んでいない九五年度予算の歳入にかかわる問題であるという根本問題を持っているわけですけれども、その問題についてはきょうはわきに置いて、また九つのやりくりの措置を一つ一つ質問する時間もありませんので、二、三の問題についてお聞きしたいと思います。  最初に、国債の償還財源のための国債整理基金の財政状況についてであります。  基金の残高は、予算案では、九四年度の三兆一千七百三十五億円が一兆五千億円以上減って、九五年度末には一兆六千二百八十四億円になるというふうに書かれております。九三年度の決算上の不……

第132回国会 大蔵委員会 第8号(1995/03/08、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 関税定率法等の一部改正についてまずお伺いいたします。  今回の改正案は、皮革、革靴の関税割り当て基準数量の拡大を含んでおります。我が党は、この枠の拡大は困難な状況にある皮革・革靴産業に深刻な影響を与えるものとして一貫して反対を表明してまいりました。今回も反対せざるを得ません。  加えて、阪神・淡路大震災によって神戸のケミカルシューズ産業が壊滅的な打撃を受けたことで、このケミカルシューズ産業と経済的に結びついた各地の履物産業も深刻な影響を受けております。さきに発表された東京都の調査によりますと、東京の革靴産業は、革靴製造業では靴底用部分材の仕入れ量の二五%を被災地神戸に依存し……

第132回国会 大蔵委員会 第9号(1995/03/16、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 十五分と時間が限られておりますから、端的な答弁をいただきたいと思います。  きょうは円高問題を論議するということになっておりますので、最初にちょっと円高の問題をお聞きしたいと思います。  一ドル八十円台というような現在の円の状況を、政府は正常と考えているのか異常と考えているのか、異常と考えているんでしたら、その原因と対応はどう考えているのか、端的に大臣の見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 異常だったら、その原因は何で対応は何かということもお聞きしたのですが、憂慮していると言うだけで、対応については余り明快な答弁がありませんでした。何かありますか。

第132回国会 大蔵委員会 第10号(1995/03/24、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 今度の震災の復興においては、私たちの党としては、被災者の生活の再建ということを本当に土台に据えることが大事だということで、個人の財産の補償というような点も含めて国は全面的に責任を負うべきであるということを主張しております。その立場からすれば、今提案されております法案、十分とは言えないということは言うまでもありませんけれども、復興のために役立つ新しい措置もたくさん盛りまれているものでありまして、基本的には賛成ということであります。その立場から若干の質問をいたします。  本日の朝刊に出ておりますように、国土庁からことしの全国の公示地価、相続税や固定資産税などの課税の基準の基礎に……

第132回国会 大蔵委員会 第11号(1995/04/14、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党の佐々木陸海です。  最初に、大蔵大臣に一言お伺いしたいと思います。  二つの信用組合の問題にかかわって東京都が三百億円の融資をする、この問題が大きな焦点にもなって東京都知事選が行われたわけです。その結果がああいうふうに出たわけですが、伝えられるところによると、大蔵大臣は、新知事に対してもあの三百億の融資はちゃんとやってくれというふうにお願いをするつもりだというふうに伝えられておりますが、そのとおりです。
【次の発言】 いろいろ経緯はありましょうけれども、新知事は選挙公報の中でも、三百億円もの融資を行うなどもってのほかだということもはっきりと書いて、そしてそういう……

第132回国会 大蔵委員会 第12号(1995/04/25、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党の佐々木陸海でございます。時間が限られておりますので端的にお答え願いたいと思いますが、端的な質問をさせていただきたいと思います。  最初に江頭先生と猪口先生にお聞きしたいと思います。  今度の法案では、保険業の公共性ということが明確にうたわれております。高齢化社会の進展とかあるいはいろいろなリスクの拡大とかいった面からいって、ますます保険というものが国民にとって大事なものになってきているという意味で、この公共性がうたわれるということは大変当然なことだと思うのですが、その公共性をうたいながら、同時に、それを保険業各社の商品や料率の自由化とかあるいは資産の運用の自由化……

第132回国会 大蔵委員会 第13号(1995/05/09、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 阪神大震災の被災地では、五月末の確定申告期限に向けて多くの納税者が税務署に今行っているところです。住宅や家財などに損害があった被災者に対する税の特例措置については、国税庁は被災者の状況に配慮して、簡便法というのですか、簡易計算の方法をつくってやっているところですが、ところが最近現地に行ってまいりますと、マンションの損壊の問題について、雑損控除についてこの簡便法が適用されないという問題がたくさん起こっていて、地元の神戸新聞の四月二十二日付などでも取り上げられて、多くのマンション居住者にとって重大な問題になっているということを見聞しております。  そこで質問しますが、当初は、地……

第132回国会 大蔵委員会 第15号(1995/05/12、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、議題になっております保険業法案について質問をいたします。  言うまでもなく、私的保険というのは、公的な社会制度が不十分な社会ではそれを補完するものとしても極めて重要な意義を持つものであると思います。それは、そういう意味で半ば公的な性格を持つものでありまして、公的な規制は当然必要とされているものでもあると思います。とりわけ契約者、特に個人の契約者の方も個人の契約者の利益が何よりも重視されなければならないということであろうかと思います。  今度の法改正は社会経済情勢の変化に対応するということも一つ掲げられておりますけれども、どんな社会経済情勢の変化があろうとも、こういう契……

第132回国会 大蔵委員会 第17号(1995/05/18、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 大変大事な法案が二つかかっているわけですが、私の質問時間は非常に限られておりますので端的にお答えを願いたいと思います。  最初に、赤字国債の発行法案についてですが、一月に例の大震災が起こりまして、それから九五年度予算案の審議が始まったわけですが、私たちはこの未曾有の大災害が発生したという事態にかんがみて、その発生前に組んだ今年度予算を抜本的に組み替えよということを再三にわたって要求をいたしました。  しかし、これに対して大蔵大臣は、例えば二月三日の予算委員会ですが、「成立前に予算を組み替えるか、成立後の補正で早い時期に実質組み替えに当たる修正を行うかという道があるわけでこと……


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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 大蔵委員会 第2号(1995/10/13、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 今議題になっております法律案の表題は「剰余金の処理の特例等」というふうについております。九四年度の剰余金がいかにして生まれたか、どんな性格のものか。九月二十二日付の日経新聞に、大蔵省の解説として、発行し過ぎた赤字国債が剰余金に姿を変えただけにすぎないという話も出ております。確かに、九四年度は四兆円を超える赤字国債を発行しているわけでありまして、それが剰余金に姿を変えただけだというのももっともな見方かもしれません。  そして、この法案の表題には入っておりませんけれども、この法案でまた赤字国債を発行するということが盛られているわけであります。大蔵大臣は財政演説の中で、今度の赤字……

第134回国会 大蔵委員会 第3号(1995/10/25、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 租税特別措置法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  最初に、我が国の現行のみなし配当課税制度はいつ創設され、その中で、利益をもってする株式の消却に係るみなし配当課税制度はどんなふうに始まってきたのか、その辺の制度の経緯を簡潔に説明願いたいと思います。
【次の発言】 一九二〇年代に始まり、また一九五九年にもそれが進められてきたという大変古い歴史を持つ制度だと思うのです。  大蔵省は、昨年の商法改正にかかわる国会の答弁の中で、みなし配当課税の改廃の問題について、配当所得課税のあり方の基本にかかわる問題だという認識を述べておりますし、ことしになってからの五月の当委員……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第4号(1996/05/29、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 日本共産党を代表して、最大の焦点であります住専処理法案の問題について質問をいたします。  予算段階での住専論議というものは、六千八百五十億円の支出の是非が当然中心になりましたが、本委員会では、それだけにとどまらず、住専処理の全体の枠組みそのものを議論しなければならないと考えます。きょうは、その立場から議論をしてまいりたいと思います。  住専処理への六千八百五十億円の血税投入、これに対する国民の反対は、衰えるどころか広がってさえおります。しかし、この法案の問題は、六千八百五十億円の問題だけではありません。いわゆる一次損失は全体の約一割を税金で負担する、これが六千八百五十億円に……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第5号(1996/05/30、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 けさの新聞各紙でも、それからこの委員会の先ほどからの論議でも、橋本俊作全国銀行協会連合会会長の二十八日の記者会見での発言の問題が少し論議をされておりますので、私もちょっとその問題について触れたいと思います。  直接的には公定歩合は日銀の専管事項かどうかというような話なんですが、しかし彼は、あの記者会見での発言を丁寧に読みますと、低金利政策をもっと続けてもらいたいという立場から、官房長官が公定歩合の問題についてあれこれ言うなという趣旨のことを一方で言っておりますし、それから追加負担なんというのはする気がないんだということもはっきり言っているわけですよ。つまり、もうけは確保する……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第8号(1996/06/04、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 時間が限られております。橋本参考人にお伺いをしたいと思います。  金融システムの安定に貢献できる新たな寄与で、いい案が見つかるものなら検討したいというふうにおっしゃいました。金融システムの安定という点では、何よりも国民の信頼が第一だと思います。この住専処理で国民に押しつけられようとしている負担、これを、言ってみれば可能な限り少なくし、その分を母体行が引き受ける、極めて単純ですけれども、これが一番いい案だと私は思いますが、参考人はいかがでしょうか。
【次の発言】 合法性ということを言われましたけれども、子会社の破綻に際して親会社が面倒を見る、再建のときには最大限面倒を見ますが……

第136回国会 大蔵委員会 第3号(1996/02/14、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、日本共産党を代表して、議題になっております特例公債発行法案について質問をいたします。  最初に、今度のこの公債発行あるいはこの法案の特徴、性格といったものについて、ちょっと大蔵大臣の基本的な認識をお聞きしておきたいと思うのです。  御承知のように、九〇年の当初予算から赤字公債、特例公債依存体質の脱却ということが言われました。しかし、近年、予算案、補正予算を出すたびに特例公債の発行ということが頻繁に起こってきているわけですが、この九〇年代に入ってからの特例公債の発行の状況を見ますと、もちろんその目的や裏づけについていろいろ我々は意見がありますけれども、あの湾岸戦争の戦費……

第136回国会 大蔵委員会 第5号(1996/02/21、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 大蔵大臣の所信表明の中に、住宅金融専門会社の問題で次のように述べられております。  「住宅金融専門会社をめぐる問題は、金融機関の不良債権問題における象徴的かつ喫緊の課題であります。」こういうふうに述べられておりますが、これは決まり文句のように繰り返されている言葉ですけれども、改めて聞いておきたいと思うんですが、まず、この「象徴的」というのはどういう意味合いで言っておられるのか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 大臣の所信表明について伺ったのですが、銀行局長から答弁がありました。  それでは、大蔵省がこれまで発表している日本の金融機関の不良債権、三十八兆八百六十億円……

第136回国会 大蔵委員会 第6号(1996/02/23、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 公債の発行の特例等に関する法律案について、時間が限られておりますから若干の質問をしたいと思います。  この法案では、十兆一千百八十四億円の特例公債を発行することになっておりますが、これは基本的な問題ですが、当初予算としては、八九年度以来七年ぶりの償還財源の当てのない特例公債ということになるのではないかと思いますが、間違いありませんか。
【次の発言】 しかもその額、十兆円を超えるこの額というのは、当初予算として歴史上最大規模のものになっているのではないかと思いますが、間違いありませんか。
【次の発言】 極めて重大な財政の事態だということを示している額だと思うのですが、特例公債……

第136回国会 大蔵委員会 第8号(1996/02/28、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 初めに、住専問題についてちょっとお聞きをしたいと思います。  今度の国会が始まったときに、政府はこの住専の処理策について、国民の理解と納得を得て実行させてもらいたいということを要請をしたわけでありますが、しかし、国会の審議も進んでまいりまして、採決というような話も出てきている事態ではありますけれども、現実の国民の理解と納得という点からいきますと事態は全く逆でありまして、既に昨日も出ましたけれども、京都の市長選挙の結果とかあるいは新聞の世論調査の結果等々にも明白に示されておりますように、政府の処理策というものに対して国民は納得していないし理解もしていないし、いわば理解が深まれ……

第136回国会 大蔵委員会 第10号(1996/03/25、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、不況に苦しむ中小企業対策の問題に関してお聞きをしたいと思います。  昨年九月の経済対策で政府系金融機関からの債務の金利負担の軽減措置というのが打ち出されまして、第二次補正予算で予算措置もとられ、去年十月十八日から始まりました。厳しい経済環境下にある中小企業が政府系金融機関から過去に高い金利で借りている、その金利五%超の既往債務については返済負担の軽減措置を講ずるという趣旨であります。十分の措置とは言いがたいものでありますけれども、意味のある大事な措置だと思うわけです。  最初に、取りまとめ役の中小企業庁にお聞きしますが、中小企業金融公庫と国民金融公庫のそれぞれについて……

第136回国会 大蔵委員会 第12号(1996/04/26、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 塩事業法案について質問をいたします。  言うまでもなく、塩というのは、アルコールやたばことも異なりまして、生活に必要なだけでなく、人間の生存そのものに不可欠の物資であります。したがって、その供給と価格の安定というのは何よりも重要であります。それから、専売から自由競争への移行に関連して起こる関係業者や労働者の生活の安定という問題もあろうかと思います。参議院でも審議されてきましたからあらかたわかっているわけですけれども、なお確認のために幾つかの質問をさせていただきたいと思います。簡潔な答弁をよろしくお願いをいたします。  一つは供給の点でございますが、自由競争が始まるということ……

第136回国会 予算委員会 第10号(1996/02/09、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、日本共産党を代表して質問をいたします。  質問に入る前に、本日、委員会の開会の冒頭、公聴会の議決が行われたことについて言いたします。  我が党は、必要な資料の提出、参考人の招致などが住専問題の真相解明に必要不可欠という立場で臨んできました。しかし、いまだ母体行の紹介融資の詳細、住専再建計画の全文、暴力団や政治家の関与を示す資料等々は提出されておらず、審議は緒についたばかりであります。  この時期に、予算案議決の前提とされる公聴会の日程を設定することには反対であり、この態度は理事会においても明らかにしてまいりました。  しかるに、けさ公聴会の日程設定が異議なし採決で強行……

第136回国会 予算委員会 第13号(1996/02/15、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 あのバブルの時期に母体行と住専が一体となってしでかした数々の不始末、そのツケが国民に回るか回らないかという大変大事な問題が論議されているこの委員会であります。先ほどから聞いておりまして、一連の参考人の皆さん方の発言に対し、私、言いたいこと、聞きたいこと、本当に多々ございますが、時間がごく限られておりますので、きょうは大蔵省の責任、この問題に限って質問をさせていただきたいと思います。  冒頭の午前の発言ですが、発言の中で土田参考人は、工夫が足りなかったことを心から反省しているということを言われました。それから寺村参考人は、私が聞いていた限りでは、何か反省とかまずかったとかとい……

第136回国会 予算委員会 第22号(1996/04/01、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 本予算案の審議が始まって二カ月余りが経過をいたしました。最近の一カ月は残念ながら空白になりましたが、この論議を通じて母体行の責任というものが一層明白になったのが最大の特徴だったと私は考えております。住専に不良債権の大穴をあけた張本人がほかならぬ母体行であり、紹介融資の問題一つとっても、住専問題に最大の責任を負わなければならないのが母体行であるということが強調されてきたと思います。  審議がストップする直前に当委員会に提出された住専側の資料では、銀行が住専に押しつけた紹介融資の残高は二兆七千億円、その実に九一%の二兆五千億円が不良債権になり、既に一兆四千億円がロスになっている……

第136回国会 予算委員会 第26号(1996/04/05、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 私は、住専問題について質問いたします。  母体行くの追加負担に関する四月一日の私の質問に対して、首相は銀行の努力を求めると言い、大蔵大臣も今後さらに銀行との協議を継続するという答弁をされました。これまで母体行の負担は三・五兆円がぎりぎりと言ってきた立場から見ますと、政府の処理案の根拠の一つが崩れているということは客観的に言える話だと私は考えております。そして、国民の願いも、我が党の要求も、この母体行の追加負担の実現によって六千八百五十億円をきれいさっぱり削除せよということであります。この国民の願い、我が党の要求は正当なものと私は考えておりますが、大蔵大臣の見解を伺いたいと思……

第136回国会 予算委員会 第27号(1996/04/08、40期、日本共産党)

○佐々木(陸)委員 四月一日から再開されたこの予算委員会で、我が党は、住専問題で母体行の追加負担の問題を中心的に議論をしてまいりました。母体行は、住専に対してこれまでやってきたさまざまな事柄の社会的な責任からいって、三・五兆円の債権放棄にとどまらない追加の負担をすべきであるという点がほぼ共通の認識になってきたということが言えると思います。  私の質問に対して、橋本首相も母体行にみずからの努力を求めると言いましたし、大蔵大臣は繰り返し追加負担の必要を言い、そのために努力をしている、そして引き続き努力するということを答弁をされているわけであります。  今必要なこと、そして今重要なことは、これを言葉……


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 期間中、各種会議での発言なし。

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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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