このページでは石井紘基衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○石井紘基君 私は、統一会派民友連を代表して、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案につき、総理、外務大臣並びに防衛庁長官に質問をいたします。 初めに、我が国の安全保障について、総理のお考えと決意を聞きたいと思います。 世界は、八〇年代から九〇年代にかけての冷戦終結によって、圧倒的な軍事力を持つ超大国同士の世界的規模の衝突は、その可能性が大きく遠のいたと考えられております。同時に、その反面、地域紛争、あるいは核や大量破壊兵器の拡散、組織的テロ活動などが国際社会の平和を脅かす要素として顕在化してまいりました。 我が国にとっても、直接的侵略の脅威は大幅に減少する一方、東アジア地域に残っている不……
○石井紘基君 私は、民主党を代表して、国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案に関し、総理大臣、官房長官、防衛庁長官並びに大蔵大臣に質問をいたします。 まず、政府は、今回の法律案提出に当たって、今までの国連平和維持活動、いわゆるPKOへの派遣に関する教訓や反省を踏まえての法改正であるとうたっているわけですが、この反省する点というのは具体的にどのようなことなのか、総理に伺います。 次に、上官命令による武器使用について伺いたい。 今までにPKOに参加した自衛隊員が武器を使用しなければいけなかった事態は、幸いなことになかったと聞いています。今回の見直しでは、PKOに……
○石井紘基君 民主党のきょうは結党一周年に当たりまして、この国の姿について、極めて重要な問題の提起をさせていただきたいと思います。(拍手) ただいま議題となりました住宅・都市整備公団法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 住宅・都市整備公団は、昭和三十年、日本住宅公団として発足して以来、大都市地域における大規模な住宅宅地供給、市街地の整備、都市公園の整備等を通して、国民生活の向上に貢献してきたところであります。 しかしながら、現在、我が国の経済社会は大きな転換期を迎えており、官と民の関係や、国と地方の関係のあり方が見直され、行政改革及び財政構造改革の一層の推……
○石井(紘)委員 石井でございます。 私は、この建設委員会の役割というのは、特に今国会では大きいものがあるだろうと思います。公共事業の問題、特殊法人、公益法人の問題、こうした問題は建設関係において少なからず大きな位置を占めているわけでありますから、当然だと思うわけであります。 そもそも私は、昨年といいますか前回の任期中から、我が国はもはや官僚天国になっている、もうこのままいけば日本は破産だということを何年も前からさまざまな委員会等を通して申し上げてまいりましたけれども、これは何もお役人の皆さんが必ずしも悪い人ばかりだからこうなったというわけじゃなくて、それは私ども政治家により多くの責任があ……
○石井(紘)委員 住宅金融公庫について、今山本委員から大変本質的な問題があるという指摘がありました。私も同様に考えるものであります。 今、財投借り入れの残高は、御案内のように六十四兆円、平成九年の資金計画としては、財投及び簡保等からの借入金が約十一兆、貸付予定が十一兆一千億、貸し付けに対する回収金が四兆八千億、借入金の償還が四兆九千億ということで、大体こういう構造になっておる。 さらに、平成九年の事業収支の予定については、収入が三兆六千三百億、このうちには補給金の四千四百億も含まれる。一方、支出は三兆八千七百億。支出から収入を引くと、二千四百億の不足。さらに、平成九年の政府予算における補給……
○石井(紘)委員 このたび、密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律案ということで、こうした防災をも十分予想した法案が審議になっているわけですが、私も、阪神・淡路大震災のときにはいち早く現地に駆けつけまして、今建設政務次官をやっておられる佐藤さんも一緒に現地の救済について手伝いをしてきたわけですが、そういう意味で大変重要な法律であろう。ついては、やはり一定の居住についての法的な制限等も含まれているわけですので、この法律を円滑に、しかも十分意義を効果あらしめるために、幾つかの詳細な部分について御質問を申し上げたいと思います。 まず、代替住宅を準備をするということが一つの大きな特徴にな……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。 今大臣、マイナス面ばかりおっしゃらないでとおっしゃったのですが、私、またマイナス面をいろいろ言わなければなりません。 これはいい面は確かにいろいろあって、治山治水事業というのは我が国の国土の保全にとって非常に重要な事業であります。 一方、そういう中で、私も幾つかの河川を見てまいりましたけれども、今大臣がおっしゃるように、山がはげ山になっているというだけじゃないのです。川が砂漠になっているのです。川に水が流れない、魚が泳がないということになっているわけでありまして、河川を中心とする治水あるいは治山の事業というものは極めて重要な問題であります。本来な……
○石井(紘)委員 まず私は、建設省が川について大変な大きな権限を持っておるということ、これまた建設省だけであるという点、いろいろ考えていくと、川というものは一体これは何なのかという思いがするわけですが、最初にこれは大臣に、建設大臣として、川とは何ぞやという話を聞きたいと思います。
【次の発言】 カワというのは、面の皮とかいろいろカワがありますが、川というのは本当に、何というか、いろいろ昔を思い出したり、いろいろなロマンチックな思いがあったりするものでありまして、世界じゅうにいろいろな歌だとか小説だとか絵画だとかがありますね。日本にもいろいろありますが、こういうのがあるのですね。
知らず 知……
○石井(紘)委員 まず最初に、この間もちょっと申し上げたのですが、長良川河口堰の決算書があるのですが、この中で用地費及び補償費というのがございまして、これが五百三十九億円ということですが、この詳細を資料として私の質問時間中にお出しをいただきたい。
それからまた、苫田ダム関係に係るところの工事費、工事諸費の明細についてもお出しをいただきたい。それから、細川内ダムの関係のこれまでの事業費の使途についてお出しをいただきたい。よろしゅうございますね。
【次の発言】 この間、私は、河川の問題についての総論的な話をさせていただきました。
川というものは、人間でいえば血管のようなものであって、そして太い……
○石井(紘)委員 二日間近く議論が続いてきているわけですが、大体これまでの議論で、どうも、この建設省の今回の法改正については、ほとんどこれは展望がない、何を考えているのかよくわからぬということがだんだんと明らかになってきて、私も、質問するといってもこれは困るのです。 例えば、これは、私どもの同僚で民主党の仲間であります今の葉山議員の地方分権との関連の話、あるいはまた、山本議員の都市計画等についての関連の議論、こういう中で特に明らかになってきましたのは、これは大臣が、例えば、すし詰めの満員電車に揺られて来るのは解消しなければいかぬとか、こう言われる。あるいは、お互いに、何もかも満足のいく住まい……
○石井(紘)委員 建設大臣にお伺いしたいと思います。
昨日、財政構造改革会議が開かれて、公共事業費を九八年度は対前年比マイナス七%にするということが決められたそうですが、建設大臣、建設省が担当しておる公共事業というのは全体の公共事業の約七割になるわけです。そうしますと、七%削るということになると、建設関係の公共事業というものは相当額になると思うのですが、建設大臣としては、この財政構造改革会議の決定の趣旨を忠実に守って行政を進めていくおつもりかどうかを伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、では、建設省としても、大体七%ぐらい公共事業費が来年度は減ることになりますか。
○石井(紘)委員 まず、提案者の皆さん、御苦労さまでございます。
ただ、これは参議院で提案されて、そして、どうも参議院でもって提案されてから衆議院に回ってくるまで何か電光石火で、私ども、提案者の皆さんからあらかじめ御説明を受ける間もなかったというのが経過の実情なんですが、参議院でもって提案をされたのは正式にはいつだつたのですか。
【次の発言】 それで、一昨日の本会議で通って、その前の日に十八分間の審議を行って、参議院で通ったというふうに聞いております。議員立法ということは一般的には大変結構な面もあるわけですけれども、しかし一方では、こういうような賛否いろいろ分かれる問題を議員立法で提案されて……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。
特殊法人の財務状況等についてディスクロージャーをするということについては、随分さまざまな経緯を経てこういう法案が出てくることになったわけでありますが、さて、それでは、この特殊法人のディスクロージャーを何のためにやるのか、これをすることによってどういう前向きの意義が出てくるのかという点について、大臣の御所見をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 国の機関の一部であるから国民にわかりやすいようにしなければいかぬということでありますが、これまでの経緯の中でも、特殊法人によって遂行されているさまざまな事業、あるいはそこに投ぜられる予算、その使われ方、そうし……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。
今国民の中で税金のむだ遣いに対する怒りは心頭に発していると思います。同時に、あのオレンジ共済の友部議員に対して、事ここに至ってもまだ歳費などが払われているということに対しても、大いに腹を立てていると思います。
二つの点を総務庁長官それから官房長官、小泉厚生大臣に、国会議員個人としての意見として承りたいと思うのですが、一つは、友部氏は詐欺行為を働いたと思うかどうか、もう一つは、歳費等を何らかの方法をもって差しとめるべきだと思うけれども、どう思いますか。
【次の発言】 ありがとうございました。
それでは、前段に申し上げた、税金のむだ遣いをなくす方向に……
○石井(紘)委員 最初に、普天間基地をめぐる名護市の住民投票についてお伺いをしたいと思います。
防衛庁長官、このヘリポート建設について、従来から政府の見解は地元の理解なしに頭越しにこれに取りかかることはないというようなことだったと思いますが、今名護市で住民投票が準備をされておりまして、二十一日に投票を迎えるわけであります。この地元の理解ということの意味は、これは当然住民投票の結果ということも重要なファクターになるのではないかと思われるわけですが、いかがですか。
【次の発言】 名護市で進められております住民投票というのは余り聞いたことがない四択方式という方式になっておりまして、四つの項目の中か……
○石井(紘)委員 防衛庁長官にお尋ねをいたします。
防衛庁職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、この中に期末特別手当の新設等という内容のものがあると思うのですが、この中で、期末特別手当は指定職職員等について従来一律に支給されてきた期末手当を廃止して新設されるもので、懲戒処分を受けるなど勤務成績が良好でない場合に減額されて支給されることになるということですが、この勤務成績が良好でない場合というのはどういう場合を具体的に言うのか、懲戒処分を受けるなどと書いてありますが、具体的に御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 先日、空白の試験問題漏えい事件といいますか、があったようであり……
○石井(紘)委員 十五分間ですのでほとんど何も言えませんが、質問させていただきます。
今長官おっしゃるように、ほとんどの防衛庁の職員、自衛隊の皆さん、まじめに一生懸命国の防衛のために尽くしておられるのに、一部の幹部の皆さんがこのような不祥事を起こしているということについて、大変残念でありますので、幾つか聞いてみたいと思います。
例の、今回議題になっております事件について、これは若松議員と若干重複するかもしれませんが、最初は一体だれがこれを、どういう経過でこれが明るみに出たのでしょうか。会計検査院の方から聞きましょうか。
【次の発言】 私、ほとんど聞いてなかったのですが、さっき、何かちょっと……
○石井(紘)委員 財政構造改革についていろいろ議論がされてきたわけでありますけれども、今日の我が国の財政のあり方という点からいいますと、一方には一般会計予算というのが約七十七兆円ぐらいの規模である。この一般会計予算の中で、特に国債費だとかあるいは地方交付税交付分だとかいうものが大体三十から三十二兆円ぐらいある。さらにはまた、財投機関等の利子補給あるいは補助金等のこうした穴埋めに毎年持っていかれるものが五兆円余りある。こういうものをこの総額から引きますと、使える予算といいますか、こういうものが約四十兆程度だと思います。 これを財政構造改革によっていろいろとやりくりを考えているというのが政府の主……
○石井(紘)委員 私は、最近、こういう御時世柄、詐欺事件というものが大変ふえているという、一つの事件を取り上げまして、自治省並びに警察庁の御見解を伺いたいと思います。 ちなみに、最近、警察庁にお調べいただいた数字を見ましても、平成七年と八年と、この詐欺事件の認知件数、つまり警察で取り上げて認知をしたという件数というものが、例えば平成七年は四万五千九百数件、八年になりますと約四万九千四百件、そのうち告訴の事件になったもの、告訴したもの、平成七年が八百五十四件、平成八年は千百五十一件というふうに、まだ九年はわかりませんが、こういうふうに、私がざっと感じるところを見ましても相当ふえていると思います……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。
岡田克也議員の質問に関連した部分から質疑をさせていただきたいと思います。
台湾海峡とかマラッカ海峡というのは我が国の経済活動にとって重要であるか否か、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 我が国の平和と安全に重大な影響を与える事態というのは、先ほども議論がございましたけれども、経済関係というものは含まれるのか含まれないのか、もう一回答弁をお願いします。
【次の発言】 軍事的な観点から見てということですが、軍事的な観点というのは経済関係と全く関係がないのかどうなのか。
それじゃ、ちょっと質問の仕方を変えますと、平和と安全というのはどういう……
○石井(紘)委員 最初に、統幕会議の問題から入らせていただきます。
現行においては、統幕会議の指揮命令権限というのは防衛出動、治安出動の際のみに認められているわけでありますが、この法案によりますとその他の場合というところに拡大されていく。その他の場合というのは、大規模災害とかPKO活動あるいは国際救援活動ということのようですが、そのほかにもあるのですか。その他の場合というのはこの三つだけですか。
【次の発言】 この統幕会議がそうした際に新たに作成、調整することになる統合警備計画というのは具体的にはどんなようなものになるんでしょうか。
○石井(紘)委員 防衛庁長官、数日間にわたる連休中の訪中、大変御苦労さまでございました。この問題については、明日、長官からの御報告を本委員会でいただくことになっておりますので、特に一点だけお伺いをしておきたいと思います。 中国の遅浩田国防相との会談を終えての会見の中で、長官は、ガイドラインとの関連の問題について、日中共同声明と両立し得ると会談の中では述べたけれども、同時に、中国側がこれで十分わかったとはなかなかならない点もあると述べられたというふうに報道されているわけですが、なかなかわかったということにはならないというのは、どんな内容を指しておられるのでしょうか。
○石井(紘)委員 防衛庁長官、大変御苦労さまでございました。ただいまの報告について、最初に
幾つかお伺いをしたいと思います。
日中間の防衛交流というのは大変意義深いことだろうと考えておりますけれども、今回の訪中の成果について、長官なりの御認識をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 我が国は、当然この日米安保条約を基軸としながら、一方においては地域的な安全保障といいますか信頼醸成を高めていくということが非常に重要なものに位置づけられるわけでありまして、そういう点から、今の防衛庁長官の御感想は大変結構だと私は思います。
今触れられました例のガイドラインとの関係について、中国側といろいろやりと……
○石井(紘)委員 PKO法案についてお聞きする前に、きのうから大きなニュースが飛び込んでまいりました。インドが地下核実験を行ったということであります。これは包括的核実験禁止条約というものがまだ発効していないという状況の中において行われたものでありますが、これについて、官房長官お見えですから、我が国の対応をまず伺いたいと思います。
ラジャスタン州というところで核実験が行われた、これに対して我が国政府の対応について伺いたい。経済制裁をするというような考えがあるのか、あるいはどうするのか、最初に御答弁をお願いします。
【次の発言】 ありがとうございました。
今回のPKO法案の中の武器使用の問題に……
○石井(紘)委員 長時間の議論をやってきたわけですが、最後に当たりまして、幾つか積み残した質問事項がございますので、聞かせていただきたいと思います。 まず最初に、我が国には国際舞台を相手にして外交政策というものあるいは防衛政策というものがあるわけですが、そうしたものとPKO活動というものとの関連、これは、PKOを要請されたら事情が許せばどこへでも行く、あるいは行かないところと行くところがあるという場合に、どういう政策を、考えを基準にして選択をしていくのかという点について伺いたいと思うのです。この判断の基準というのは、例えばPKO五原則というもの以外に、外交政策、防衛政策という面であるのでしょ……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。 ただいま中島委員が最後に取り上げられました防衛庁の装備品契約についての過払いの問題から入ってまいりたいと思います。 今、防衛庁長官は、さきの十一月の決算委員会における長官御自身の答弁についてコメントをされたわけでありますけれども、長官は、この中で、要するに中途確定契約の存在については聞いていなかったが絶対にないとも思っていなかった、こういうふうにおっしゃられたのですが、これはどうもよく把握しかねる表現でございまして、担当部局から聞いておられなかったのでしょうかあるいは聞いておられたけれども大したことじゃないというふうに理解されていたのでしょうか。
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。 防衛庁調達実施本部の装備品購入に絡む過払いの責任の問題について質疑をさせていただきます。 防衛庁長官は、先日の御答弁の中で、確定した契約なので損害賠償を請求しても勝てるかどうかわからない、だからこれは和解になったのだというお話でございましたが、これは、私は非常に疑問が残る御答弁だと思います。 一つは、どうして確定した契約だから損害賠償を請求しても勝てるかどうかわからないということになるのかということです。さらにもう一つは、和解と言うのですが、これは本当に和解なのかどうなのか。和解というのは、大体、争いがあって、それを収拾する解決の方策としてあるも……
○石井(紘)委員 友達の石井紘基でございます。 先ほどの報告の中に検査対象の数字が出ておりますが、三万八千七百カ所余ということになっているのです。余というとこれ以上ということなんでしょうけれども、実際にはこれよりまだ相当あると思うのですね。それは、出資をしたいろいろな団体がさらに出資をする、あるいはまたさらに出資をするという、いわゆる子会社、孫会社、ひ孫会社、やしゃご会社、こういう関連が余りにも多いので会計検査院としてもこれは把握し切れないというのが、二、三年前の予算委員会における私の質問に対する答弁でありました。会計検査院は検査対象の団体が幾つあるか実際にはわからないということだったわけで……
○石井(紘)委員 総務庁の所管で特殊法人があるわけでありますが、その極めて大規模な特殊法人のうちの一つである道路公団の、井坂財務担当理事が逮捕された。それに続いて、道路公団が、去る十九日でしたか、検察庁特捜部の捜索を受けた。同日、道路施設協会が同じく捜索を受け、さらにまた、道路施設協会の出資会社である幾つかの企業が捜索を受けたわけであります。
この道路施設協会の出資会社である、子会社である幾つかの企業が捜索を受けたのですが、そこのところがどことどこなのか、これ、ちょっと報道にもありませんので、お尋ねを先にしたいと思います。
【次の発言】 時間が短いんだから、私の質問をよく聞いておいてもらわな……
○石井(紘)委員 民友連の石井紘基でございます。 天下りの問題やら行政の透明化の問題が議論されてきているわけでありますけれども、私はます最初に、総務庁が主務官庁になっておる財団法人交通遺児育英会の問題を取り上げさせていただきたいと思います。 御案内のように、交通遺児育英会というのは、交通事故に遭って亡くなられた方々の御子弟に対して奨学金を貸与するなど、そうした恵まれない人たちの教育に対して大変大きな貢献をしてきた団体であります。 これは昭和四十四年五月に設立をされました。初代の会長は永野重雄さん、そして、石井栄三さんという方がされておられた。もちろん、この設立の当初は、大変厳しい状況の中……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。今、山一証券の調査報告についての議論がございましたので、その問題から入らせていただきます。 山一証券が出された社内調査報告書というのを私は今ここに持っているわけでありますが、これを読んでみますと、この中に、今回の経緯の一部始終について山一証券の見解が述べられているわけであります。 この中で、大蔵省証券局との直接的なかかわりについて記述をされている部分を紹介をして、特に長野証券局長の見解を求めたいと思います。 一連の経過の中で、山一証券の三木副社長が大蔵省を訪問した、これは平成四年一月、三木副社長は大蔵省証券局に赴き、松野証券局長と面会した。 山……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。 最初に、総務庁に質問をさせていただきます。 先日、三月二十五日の当委員会における私の質問は、交通遺児育英会という総務庁主管の財団法人への総務庁からの天下りの問題を取り上げさせていただいたわけでございます。その際に、私は、交通遺児育英会という、民間の多くの方々の善意の寄附によって三百六十億もの資産ができて、そしてこれによって不幸な青少年の教育の援助をしようという、大変社会的な価値のある事業をしているそういう団体に対して、総務庁が、平成六年に元総理府総務副長官を送り込んで、そればかりではなくて、さらにスタッフを送り込み、また、内部の運営に対しても過度の……
○石井(紘)委員 最近、国民健康保険と厚生年金の問題で厚生年金の負担というものが非常に重くなっておる、そういう市中の情勢があると思います。 例えば、これは全国的なんですが、特に北海道なんかでは大変な景気の悪い状況を反映いたしまして、事業所、一人以上の法人に働く人はすべて厚生年金に加入をしなきゃいけないということで、事業者側の負担と本人負担で、これは大変な重い負担という状況になっております。例えば、この北海道の状況を簡単に申し上げますと、法人では、法人として健保に加入するということをやめて、そして年金は国民年金に入る、そして健保の方は市町村の保険に入る、こういうケースが続出しておって、大体、数……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。
防衛庁の装備品発注に絡む過払い疑惑の問題について質問させていただきます。
まず最初に、法務省に伺いたいと思いますが、背任罪というものの構成要件はどういうことになっていますか。
【次の発言】 ある人が自分の利益のために本人に対して損害を与える、あるいは他人の利益のために本人に対して損害を与える、簡単に言えばこういうことでしょう。
そうすると、他人の利益のためにその本人に対して損害を与えるというのは、これもやはり、自分の利害と関連した意味で他人の利害のためにということになるのでしょうか。
【次の発言】 防衛庁の調達実施本部は、装備品の発注に絡んで、払……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。 まず、道路公団並びに首都高速道路公団にお伺いをしたいと思います。 首都高速道路公団がたくさんのファミリー企業ないしファミリー団体というものを抱えておるようでありますけれども、直接出資では子会社はつくれないことになっておりますのでどういう形をとっているかというと、日本道路公団のように財団法人をつくって、その財団法人を通して孫会社をずらっとつくるという形をとっている。その孫会社あるいは関連企業に対して、さまざまな道路関連の事業を発注している。 こういう形になっているわけでありますけれども、首都高速道路公団がどんな財団法人あるいは関連団体を持っているの……
○石井(紘)委員 建築基準法の問題に入る前に、我が国としての住宅建設の中で、住都公団というのが大変膨大なシェアを占めているわけであります。 そもそも住都公団については随分これまでもいろいろな指摘をしてまいりましたけれども、この住都公団というのは、もう皆さんの想像以上に、全国に支店やら営業所を持ちながら大規模な住宅建設というものを展開している。しかも、その建設を行うに当たってのさまざまな工事関係、修繕関係、その他関連事業というものをその系列でもって独占をしておる。こういうことによりまして、我が国の住宅建設事業、民間の市場における事業というものが大きくシェアを奪われておって、そして、ひいては経済……
○石井(紘)委員 日弁連の新里さんは、かなり欠陥住宅の問題についても研究をされておられて、諸外国の制度についてもお詳しいというふうに聞いております。欠陥住宅の問題については、先ほども新里さんのお話の中で触れられておりましたが、ちょっと一点だけ具体的に、先ほども言われましたこの秋住の事件というのは、概要どんな問題なのでしょう。
【次の発言】 私もこの秋住の資料を持っておりますが、大変とんでもない、これはインチキな分譲住宅。こうした分譲販売というようなものの被害が大変膨大に上っているわけでありまして、今回のこの建築基準法の改正の中で、やはり欠陥住宅の問題というものの解決が最大の課題の一つになるべき……
○石井(紘)委員 高速自動車国道法というのを改正して、高速道路のインターチェンジやサービスエリアのところからさらに民間がいろいろなビジネスができるようにしよう、あるいはまた、インターチェンジのところにスペースがあるからあそこに何か商売をやってもらえるようにしよう、こういうようなもくろみのようでありますけれども、これは一体何のためにやるのか伺いたいと思います。
【次の発言】 サービスエリアのところから導入路をつくって、そしてその向こうで民間が自由に何でもやってくださいということのようですが、道路公団というのは、道路をつくってそれを管理する、そういう仕事、任務が与えられていると思うのですが、そうい……
○石井(紘)委員 おはようございます。 きのう民主党の結成大会がございました。民主党を代表して、質問させていただきます。 行政改革ということのその意味は、何といっても、この肥大化した行政機構、そしてその行政機構が民間、市民の事業を奪っている、それによって経済が停滞しているとかあるいは大変なコストを国民に強いているとか、それを改革しなきゃならぬというところに行政改革の最大の目的があるだろうと私は思うわけであります。 そういう観点から、私は、この省庁のあるいは行政機構の肥大化の一つとして、公益法人やら特殊法人やら認可法人やら、そしてまた、もろもろの行政の周りにくっついているそうした構造の中で……
○石井(紘)委員 地方自治法等の一部を改正する法律案について質問させていただきます。 一九九〇年に、第二十二次地方制度調査会におきまして都区制度改革に関する答申が出されて、これに基づいて今回の法改正に進んできたというふうに思います。したがって、特別区というものを基礎的な地方公共団体というふうに位置づけ、特別区の自主性あるいは自立性を強化していく、このため、一定の事務、権限を都から特別区へ移譲するなど、都区制度の改革を行っていこう、こういう趣旨であろうと思います。この意味において、私は、この法案は一歩前進として評価できるものであろうというふうに思います。 私も、東京二十三区内選出議員の一人と……
○石井(紘)委員 まず最初に、道路施設協会の問題について、建設省並びに道路公団にお伺いをしたいと思います。 閣議決定に基づいて、この財団法人道路施設協会の出資企業については、株式の処分、これは私に言わせれば株の処分というよりは出資の解消ということだと思いますが、こういうことになってきていると思います。そもそも、なぜこういうふうに出資の解消をしなければいけないのかということの議論は、経過があったわけでありますので、やはりその趣旨に沿った適切な、株の処分なら処分ということを進めてもらわなければ困るわけであります。 申し上げますと、例えば公益法人というものの趣旨を、この財団法人、具体的にいえば道……
○石井(紘)委員 防衛庁の装備品の発注に係るところの過払いの問題、その整理の仕方につきまして、これは国家予算の何百億を超える金額の支出の問題でありますので、大変重大な疑惑であります。この問題から質問をいたします。 まず、今までいろんな委員会でやったことは言いませんから、これまでの経過が、お聞きの皆さんはよくわからないかもしれませんが、時間の関係でお許しをいただきたいと思います。 まず、この過払い分の整理をしたとき、これはいわゆる民法で言うと和解契約的なものだというような説明でありまして、まことにあいまいで、何でこれが和解契約なのかと思うわけであります。 そこで、覚書を、例えばこの業者、問……
○石井(紘)委員 防衛庁の調達実施本部を中心とするこの装備品の過払いの問題につきましては、もう昨年の十一月からこの国会でもって何回ぐらいやりましたでしょうか。五、六回、六、七回、数時間にわたって追及をしてまいりましたが、とうとう東京地検特捜部によって捜査の手が入るということになったわけであります。 防衛庁長官に伺いたいと思いますが、長官は就任をされて一カ月余りになります。就任時に前長官から、この調達事件について、過払い事件について、どのような申し送りといいますか、引き継ぎを受けておられたか。受けておられませんでしたか、おられましたか。おられたとすれば、概略どんなことですか。お答えいただきたい……
○石井(紘)委員 防衛庁長官に伺います。
例の北朝鮮の、いわゆるミサイル事件と防衛庁が言われている件ですが、これは主としてアメリカの情報に基づいて、これはミサイルである、ミサイル実験であるという見解を相当長時間検討した結果出されたと思いますが、最近になって、アメリカの方は、これはロケットであったということでありますが、アメリカの情報、もともとそれをかなり参考にしながら判断をされてきて、今まだそれを変える御意思がないということは、どういうことになっているのでしょうか。
【次の発言】 今我が国に弾道ミサイルが撃ち込まれる、そういう可能性というものがあるとしたら、どこから撃ち込まれる可能性があると……
○石井(紘)委員 防衛庁長官に伺います。
北朝鮮から、ミサイルが飛んできたのか宇宙衛星の端くれが飛んできたのか、その点の判断はどういうふうになりましたですか。
【次の発言】 対北朝鮮政策ないし防衛政策という面で、韓国の大統領が来られる際には、そのあたりに触れた話が出るのじゃないかと思いますが、それはいかがかということと、その際にも、やはりミサイルであるという立場から議論をされる予定ですか。
【次の発言】 長官は全然かかわらないのでしょうか。
まあ、それはいいです。
それともう一つ、NECの工場から防衛庁の秘密が漏えいしたという事件でございますが、これは防衛秘密というものと、それからまた防……
○石井(紘)委員 この防衛庁の行ってきた背任事件、これは、昨年の十一月から一年間にわたって、この国会の中でもって重要な問題として取り上げられてきた。私ももう十数回にわたってこのことについては追及をしてきた。そして今や、防衛庁は、今まで言ってきたことはほとんど丸ごとうそであったと、違っておりましたと、すべての見解は覆りました、こういうふうに言っているわけじゃないですか。 私は、十数時間にわたってこのことを追及してきましたよ。そういう、国会を一年間にわたって浪費しながら、一夜にして、一瞬にしてそういうふうに見解を変える。そして、その責任というものについて全く防衛庁長官が感じないということはどうい……
○石井(紘)委員 藤島官房長は、きょう付で今の職を解任になったそうですが、どういうわけですか。
【次の発言】 秋山次官も更迭をするのですか。
【次の発言】 更迭するというのは再三報道されているわけですが、そうすると、次官としてその調査の陣頭指揮を今後ともとるのか、それとも、それはそれとして更迭はするのか、そこのところ、お答えがなかったのですが。
【次の発言】 今の長官も、長官におなりになった最初の安全保障委員会で、これまでのこの背任事件に関する従来の防衛庁の答弁あるいは対処行動等々について責任を持たれるというお話でございましたが、防衛庁長官自身は責任をお感じになっているのかなっていないのか、そ……
○石井(紘)委員 最初にお願いしておきますが、時間が少ないので、ひとつ答弁は簡略にお願いをいたします。 一つは、都市政策あるいは建築政策にも関連すると思うのですが、東京の中心部に最近大きいマンションが建つ傾向がありまして、例えば二四六沿いの駒沢二丁目にいきなりワンルームだけの、高さ百メートルに近い、戸数もワンルームが二百九十戸近い一そういうものを突然建てるというこの業者はマルコーという破産管財会社でありまして、近所には住民が、この日影の影響を受けるものだけでも八百世帯にも上ろうかという、ふだんでしたら大変静かな、比較的住宅も密集した地域の、二四六沿いですから、道路際に、つまり南側にどんとそう……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。 野呂田長官、防衛あるいは安保の関係では、従来、国会での特別のお仕事というものは余りなかったように伺っておりますので、突然防衛庁長官ということになって、この混乱のさなかに対応していかれるのかなどうなのかなと、私、大変心配なんでありますけれども。 この防衛庁背任事件、当時は原価差異事案というようなことで言われておりましたけれども、その後防衛庁は、そうではない、過払いの問題であるということで、今や背任事件というふうに言われているわけでありますが、この問題に関する防衛庁の責任について、久間長官が以前言われたことがございます。私の質問に答えまして、確かに責任……
○石井(紘)委員 防衛庁長官がかわられましたので、前額賀長官は、前国会の最後の、私の安全保障委員会における辞任要求というものを受けて辞任をされましたので、新たな野呂田長官に、まず防衛庁背任事件について見解を伺ってまいります。 ここに、四社事案関連文書の管理実態に関する報告というものが昨日なされたわけでありますが、管理実態というようなこともおかしいわけでありますが、防衛庁長官として、この事件というものは防衛庁の組織的な犯罪であったというふうに御認識かどうか。 つまり、ここで述べられておりますように、証拠隠滅等は明らかに、この処分の実態を見ても、組織的に展開をされております。また、私の一年余り……
○石井(紘)委員 まず、針谷参考人に伺いたいのですが、この公的宿泊施設というのは、今回会計検査院が調べられたのは三百七十ということでございますが、その他、特殊法人、公益法人、あるいはまた都道府県、市町村で相当数持っていると思うのですが、全国でおよそどのぐらいあると考えておられますか。
【次の発言】 奥野先生に伺いたいのですが、先ほど、市場の失敗はないというお話でしたが、ちょっと、見方にもよろうかと思うのですが、我が国の経済活動のあり方というもの、これは原則は自由主義市場経済ということでやっておるはずなんです。しかし実態は、官のビジネスというものが大変膨大に、無限に膨れ上がってまいりまして、今回……
○石井(紘)委員 統一地方選挙の前半戦がきのう終わったわけでありますが、結果を見てみますと、やはり無党派層といいますか、政党への支持が全般に総体的に大変低くなっておる。これはとりもなおさず、政治なりあるいは国民の納める税金の使い方なり、今ここで決算行政監視委員会が始まっているわけでありますが、今のお話の中にも、一般会計あり特別会計あり、あるいは各機関の会計あり、財投予算あり、そういうものがさまざまに入り組む中で、この国民の税金というものの使途が一般に非常に不透明である、むだ遣いが大変多いということに対する国民の感情というものもやはりこの政治への不信につながっているんじゃないかというふうに思うん……
○石井(紘)委員 まず、質問に先立って、決算委員会というのは予算に対する決算ということでやっているわけであります。この決算というものが非常におざなりにされておるということでありますので、決算委員会というものは、決算が済まなければ予算が組めないぐらいの、そういう重要な位置づけを、これは政府としても、総務庁長官を通してきちっとやはり徹底をしてもらう。 本当だったら、今十一年度ですから、十年度の決算をやるぐらいじゃなきゃいけないのです。それができなければ十一年度の、あるいは十二年度の予算を組めないというぐらいでないといけない。そういうことをよく認識してもらいたい。このままじゃ、この国は決算というも……
○石井(紘)委員 引き続き、防衛庁技術研究本部のいわば不祥事について取り上げさせていただきます。 技術研究本部は、新中距離地対空誘導弾、新中SAM、これの研究開発を三菱電機に請け負わせておるわけだと思います。しかし、この新中SAMの量産については、これはまだ決定もされておらないし、あるいは量産をするか否かも決まっていない。これは開発を二〇〇二年までに行って、そしてその後、防衛庁が装備審査会議を経て、政府の安全保障会議で決めるかどうか、こういう段階のものだというふうに理解をするわけです。 ところが、それが、既に三菱電機の方は、昨年の十二月に滋賀県の新旭町というところの郊外に量産をするための工……
○石井(紘)委員 きょうは、お二人の参考人の方々、本当にありがとうございます。 PHPさんについても、あるいは加藤秀樹さんのところの構想日本につきましても、私ども、日ごろから大変参考になる御指摘をいただいておりまして、大いに勉強させていただいているところでございます。 加藤さんは、文芸春秋で書いておられますように、「今でも役人でいたら何の疑問も持たなかっただろう。」こういうふうに言われておるわけでございますが、本当に私は、加藤さんはそうしたお役人をやっておられて、そういう中で思いをいたして、意を決して、そして今の仕事をされておられる、そのことは非常に大きな意味があると私は思うのです。 と……
○石井(紘)委員 初めに、長良川河口堰あるいは徳山ダムの建設計画について、かなりこれは長期にわたって地元を初めとして問題が深刻になっておりますので、その点に関して御質問を申し上げます。 長良川河口堰は既に運用が開始されているわけです。これは、木曽川水系にたくさんダムがございます。建設計画中のもの、建設中のものを含めて幾つかありますが、そういう中で、長年にわたって長期水需要計画というようなもの、正確に言いますと、木曽川水系水資源開発基本計画、いわゆるフルプランというものがあって、水の需要はこれだけ必要だというようなことを根拠にしてダムの建設計画というものが次々につくられてきたわけです。 しか……
○石井(紘)委員 石井紘基でございます。 まず最初に、吉野川の第十堰改築事業について御質問をいたします。 さきに、徳島県の吉野川、現地でもって住民投票条例を制定すべしという署名活動が行われまして、先日の衆議院予算委員会での我が党の小林議員の質問にお答えになられて、有権者の約四九%の署名が確定されたということでございました。その後、徳島市議会においてこの条例制定案が否決をされたわけでございますが、いずれにしても、有権者の四九%の署名が確定されたわけであります。 ここで、四国地建の山中局長が、本年の一月、先月、公式な場でこういう発言をしておるわけです。この住民条例の制定について、この問題を住……
○石井(紘)委員 石井でございます。 最初に、私この間、先週末に、あそこの市川と船橋の間のあたりに三番瀬というのがありまして、これ行ってみましたら、まあ大変広大な干潟でございまして、今ごろはカモが、あるいはシギとか千鳥なんというのがもう一生懸命えさをついばんでおりまして、大体ああいうところは、潮が引いている間に、その短時間の間にえさを食ってしまわないと、もう潮が満ちてくると、シギ、千鳥なんというのはほんのもう何センチかしか水の中にくちばしが入りませんから一生懸命食っておりました。だんだんとシベリアの方が今度は雪解けになってくると向こうの方へ渡っていくようですけれども、たくさん鳥がおりました。……
○石井(紘)議員 住宅・都市整備公団法の一部を改正する法律案について、趣旨を説明させていただきます。 まず最初に、私たちがこの法案をつくるに当たりまして意図するところは、第一に、借金地獄からの脱却、第二に、一般会計への重圧回避、第三に、税金の天下り団体への還流、政治献金への還流を食いとめること、第四に、官営の経済に対する市場経済、自由経済の復権という考え方があるわけであります。 住都公団は、大変いろいろ多くの問題を抱えておりまして、こうした私どもの今申し上げたような趣旨に反する存在でございますので、したがって、本来、完全に廃止されるべきだと考えるわけですが、しかし一方、現に七十三万戸、二百……
○石井(紘)委員 御苦労さまでございます。民主党の石井紘基でございます。 公団の賃貸住宅居住者の代表の楓さんから言われました不安、心配、それから、これまでの経過と随分違うじゃないかという、矛盾を感じられておられるということは、本当に私も痛切によく理解ができるわけでございます。 そこで、私の質問は、まず岩沙参考人に、恐縮でございますけれども、もし可能であれば、三井不動産の資本金とか総資産とか、あるいは住宅供給、あるいは宅地の供給事業というものを、例えば売上高で結構でございますが、どのくらいやっているものか、もし都合の悪い点はおっしゃらなくて結構でございますので、お聞かせいただければと思います……
○石井(紘)議員 田中慶秋先生は、特殊法人全般、なかんずくこの住都公団の問題につきましても大変以前から研究を重ねておられまして、専門家としても非常に含蓄の深い御質疑をされているわけでございますが、その先生の御指導もいろいろといただきまして、今回、この民主党の対案というものを提出させていただいているわけでございます。 そこで、私どもこの対案を提出いたしました理由はさまざまございますけれども、一つ二つだけ申し上げさせていただきたいと思いますのは、一つは、今さまざま御議論がございましたこと、それからまた家賃の設定の仕方、改築のやり方等々におきましても、いろいろなこれまで施行規則やら住都公団の関連法……
○石井(紘)委員 そういうことであれば、政府提出の法案の修正かなというような感じがするわけでありますが。 最初に、以前の本委員会で、多分これは三月十日だったと思うのですが、京都で行われております特定再開発事業、私は、この再開発事業、今回公団が目指しておる、こうした新たな分野における事業というものは、これまで公団にとって大変大きな財政的なマイナス要因になってきた、しかもこれが非常に不透明であるという点から、この再開発、地上げ事業というようなものをまず取り上げたいと思うのです。 その三月十日の委員会において、私は、公団はこの特定再開発事業の中で、一部の、具体的に言いますと、京都の丹波口の事業で……
○石井(紘)委員 欠陥住宅の問題は大変重要な問題でございまして、私どもも従前から大変強い関心を抱いておったところですが、今回それに対して前向きな取り組みがなされているということについては、そういう意味では結構なことだろう、こう思います。 そこで、具体的な問題から幾つか質問をさせていただきますが、政府の案では、性能表示についてどの程度ぐらいまでマークがつけられるのか。いいものだけということになりますと、これはいろいろと工務店やらあるいは業者の大小とかその他によって差別が出てくるような気もするわけですが、これはどの範囲ぐらいまで性能表示の評価というものはつけられるんでしょうか。
○石井(紘)委員 私は、特殊法人等を中心とした政府のいわゆる関連ビジネスといったものを中心に、行政改革について論じさせていただきたい。また、行政との関連で、自治大臣にお見えいただいておりますので、オウム真理教についての問題、あるいはまた建設大臣には、吉野川河口堰についての御発言が二転三転といいますか、ちょっと印象としてはそうなっておりますので、その辺をたださせていただこうか、その他でございます。 そこで、行政改革でありますが、どうも一般国民から見て、一体何のためにやっているのかな、例えば省庁の再編等々を進めていくことによって実現できるものは何かなという思いが疑問としてあるわけでありますが、ち……
○石井(紘)委員 いろいろ補正予算やら経済政策というものを打ち出して、打ち出してはなかなかこれは成功しない。そして、また論議をするわけでありますが、しかし、根本的なことにもう少しやはり考えをめぐらせなきゃいけないんじゃないかと思うわけですね。 実は、我が国の経済社会というものの現状は、本当に自由競争、資本主義経済というものが十分成立する、そういう土壌を保っているのかどうなのか。もっと、マクロ経済における拡大再生産というような、そういう機能というものについて目を向けていかなきゃいかぬわけですね。 今の日本のあり方というのは、これはもう時間がないから具体的なことは申し上げませんが、何しろ正常な……
○石井(紘)委員 私たち民主党では、おととい実は、政治と行政の不正を監視する議員の会、通称国会Gメンというのを打ち上げました。 その趣旨は、聞いていただきたいのですが、今日のように、とにかく行政と政治の権力が経済、社会に直接乗り込んでいって、補助金やら財政投融資の資金やらあるいは特別会計やらという財政の仕組みの中で、国民の税金をざぶざぶつぎ込んで、しかもその流れが極めて不透明である。多くの場合には、政治団体やらあるいは天下り団体やらに流れておる。こういうふうに国民の貴重な税金が筒抜けでは、このままではこの国は到底もたないぞ、これは何とかしなくちゃいけない、ここは政治家が意を決して、こうしたさ……
○石井(紘)委員 質問をさせていただきます。
きょう私がやるべき分だけでも、これだけあるわけですね。国土交通省関係というんですから、運輸省それから幾つかの省庁がある。これだけの独立行政法人の審議をやるというのに、審議日数が、あとどれだけになるかわかりませんが、聞くところによると二日か三日で終わらせるということのようでありますが、こういうことで十分な審議ができるというふうに総務庁長官はお考えでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 私は、総務庁長官に感想を聞いているわけでございます。
【次の発言】 誠意を持ってどういうお答えをしていただけるんでしょうか。十分だとお考えになりましょうか、そうじ……
○石井(紘)委員 石井でございます。 まず、防衛庁長官にお伺いをしたいと思います。 先日、中国のトウカセン外相が訪日をされた折に、日本政府側としては河野外務大臣の方から、中国に対するODA支援の問題について、最近中国が軍事費をとみに増大させておる、そういう中でODA支援についても考え直させてもらおうではないかというような趣旨の意向が表明をされて、いろいろやりとりがあったようでありますけれども、この中国の軍事費の増大ないしは最近また台湾には新たな政権、独立派の色彩の政権ができるというような中で、軍事費が増大し、また対外的なそうした支援も行われておるというような事情について、どのように認識をさ……
○石井(紘)委員 民主党の石井紘基でございます。 警察庁長官に最初に伺いたいと思いますが、いらっしゃいますか。 私ども民主党で政治と行政の不正を監視する議員の会というのをやっておりまして、警察庁長官には、たしか今月の二日の日でしたか、参議院の予算委員会で大変御多忙の中を時間を割いていただきまして、同僚議員と一緒にお会いをする機会をいただいたわけでございますが、そのときに、この処分の経過について、国家公安委員会の委員の方々との連絡等々あるいは公安委員長との連絡等についても時間を追って御説明をいただいたと思うんですが、もう一度それを確認させていただきたいと思います。 この処分の内容について、……
○石井(紘)委員 まず、農水省の問題から伺います。 農水省は汚職事件を起こして調査をされた。二回にわたる調査をして、もう万全かと思われたら、また先日逮捕者が出た。しかもその人は、農水省の調査の中では対象になっていない人であった。こうして次々に農水省の疑惑というものが出てくるということは、これはただごとではないというふうに思われるわけであります。 私は、農水予算をめぐるところの大変深く、広い利権の構造というものをかつていろいろ明らかにしてまいりましたけれども、今回のこの事件が起こって、農水大臣はどのようにお考えなのか。厳しい追及があって、さらにその上で出てきた問題でありますから、相当の責任が……
○石井(紘)委員 官房長官に質問をいたします。
青木官房長官、あなたが、あれは二日の午後七時過ぎごろに小渕前総理を見舞われて、病床でお話をされたということでありますけれども、それはどういう状況のもとでなされたのでしょうか。小渕前総理と二人だけで話をされたのですか、それとも、どなたか周辺におられたのですか。
【次の発言】 ちょっと法務省に伺いますが、こんな全くの日常一般常識的なことを聞くのもなんでありますけれども、政府がそういうことさえもわからない政府なので、やむを得ず伺います。
一般的に、法令や契約あるいは遺言、そうしたさまざまな法手続上の問題を処理する場合に、万事よろしく頼むというような……
○石井(紘)委員 今の菅民主党政調会長の質問に関連して、森総理は、この神の国発言というのは、今後絶対にこれは撤回するということはなさらないんですか。
【次の発言】 一言、撤回しないならしないと言ってくれれば、もう何遍も聞いていますので結構です。時間が全く短いものですから、次へ行きます。
森総理は、先日、ロシアへ行かれるときに、自民党の今総務局長をやっておられる鈴木宗男さんを一緒に、どういう立場かは知りませんが、連れていかれたと思いますね。
私は、今ちょっと鈴木宗男さんの問題を取り上げますけれども、初めて出しますが、最近、政府は、あるいは自民党は、国会議員も少しずつ血を流そうじゃないかとかい……
○石井(紘)委員 自治省に伺いたいと思いますが、きのう、どこかの政治団体から平成九年度の収支報告についての訂正が行われましたでしょうか。
【次の発言】 私は、具体的に、選挙も近いことだし、だれがどうということを申し上げたくないし、また個人的に陥れるというつもりもないので、ある雑誌でちょっとほのめかすようなことをお書きしておいたのですが、訂正をされたということでございます。
私は、それはたまたま一つの事例にぶつかって出しただけでございまして、私が言いたいのはもっと大きな話なんですね。それについて、これから農水省関係、特に林業土木の関係について、その外郭、天下り団体を中心にちょっと幾つか、大臣を……
○石井(紘)委員 官房長官にお尋ねをいたします。 最近の政治体制というか日本の政治のあり方、私は相当変質をしてきているだろうと思うわけであります。 かつて我が国には、院政の時代だとかあるいは枢密院時代だとか執権政治だとか、そういうのがあった時代がありましたね。権力というものは、ほっておくとこれは独裁の方を好むものでありますので、そういう方向に行きがちである。だから、それゆえに、戦後我が国では、議会制民主主義という政治体制をとって、権力が独裁の方向に行くことを防いできた。しかしそれでも、そういうものが日がたちますと、例えば、あるときには国対政治などというようなことになって国民の大きな批判を浴……
○石井(紘)分科員 石井紘基でございます。
日本の決算制度の中で会計検査院の果たす役割といいますか、予算が執行される、それをフォローして、正しく予算が使われたかどうかということの決算というものがあるわけですが、そういう中で会計検査院の果たす役割、任務というものはどういうことでございますか。
【次の発言】 我が国の決算制度というものは、国の予算の執行をことごとく網羅し、一銭たりとも残らず正しく使われているか使われていないかということについて検査をするという建前になっているのでしょうか。
【次の発言】 検査院法の中には、検査院の任務として、必要的検査対象並びに選択的検査対象というものがありまして……
○石井(紘)分科員 石井紘基でございます。 厚生大臣に幾つかお伺いをしたいと思いますが、つい先般の、自民党の行政改革推進本部のまとめということで、年金福祉事業団の廃止というのがこの中に盛り込まれているわけですが、年金福祉事業団は、経営的にいいましても、現在、財投の借入残高は三十三兆六千億にも上っておる。この中で、最近の年度ごとの状況を大まかに見てみますと、例えば、平成七年は資金運用部への支払いの金額というのが約四兆、平成八年も四兆四千億、このうち借入金の利息が平成七年で一兆七千億、平成八年で一兆六千六百億。一方、財投からの借入額というのは、平成七年が三兆二千五百億、平成八年が三兆九千億、これ……
○石井(紘)分科員 石井紘基でございます。 私は、昨年の予算委員会の分科会で、大蔵省に対して申し上げたことがございます。それは、公益法人が株式会社に対して出資をするということは、公金ないし税金の使い方として不正の感が強いので、大蔵省の所管する財団法人たばこ産業弘済会が出資をし、つくっている六つの株式会社について、これを整理をすることを要請いたしまして、それに対して、整理をする、そういう答弁をいただきました。その後、昨年の九月の閣議等におきましても、公益法人の出資を原則として禁止をすべきである、そういう内容の決定がなされまして、まさに、そういう意味におきましては、公益法人の出資について、大蔵省……
○石井(紘)分科員 石井紘基でございます。 今の御質問との関連の部分から先に質問をさせていただきたいと思います。 今、銀行等の話が出ましたけれども、一方、政府が予算でもって補助金を出している団体というものは非常にたくさんあるわけでありますが、そうした補助金を受けている団体が政治家に献金をしているという例が、これまた山のようにたくさんあるわけであります。国民の税金を投入して何か事業のために出す、そこから政治家に献金がまた行くということは、これはどう考えても、やはり税金をマッチポンプのようにして、政治家がせしめているというか、そういう関係になるわけでありますので、これは私は非常におかしいと思い……
○石井(紘)分科員 太田総務庁長官に御質問をいたします。 太田長官は、先ごろ、政府の審議会を減らすと。これは私、大変結構なことだと高く評価をしておるところでございます。 審議会というのは、私もある審議会の委員になっておりますが、たまに開かれまして、分厚い内容の報告書をつくるわけですが、見ていると大体役所でつくっているのですね。また、委員になられる皆さんも、それぞれ専門分野の民間の方が多いわけでございますし、また政治家もおりますし、そういう中で、やはり忙しい立場というようなこともあるのでしょうし、いろいろな事情があるかと思いますが、いずれにしても、下書きは役所でつくられて、また、最後の報告書……
○石井(紘)分科員 私も石井でございますので、委員長、呼びやすいかと思います。 最初に建設大臣にちょっと、建築基準法あるいは都市計画法の領域に入るわけですが、地域地域における高層建築物の建設に絡むところの、地域住民と建築主との間でいろいろな問題がしばしば発生しておりますので、そうした問題についてちょっと考え方をお伺いしたいと思うんです。 例えば、まず一つ最初に確認したいのは、地方自治体が、都道府県などが紛争解決のための条例を定めている例がございまして、例えば東京都におきましては、建築紛争予防調整条例というものが制定されております。 こういうのは、この意義といいますか、位置づけといいますか……
○石井(紘)分科員 私は、最近ちょっと風邪を引いているものですから、あらかじめ事前にきょうの質問についての内容をほとんどお知らせすることができなかったので、大変恐縮なんですが、できる範囲で御答弁をいただきたいと思います。 まず、四月の二十日の新聞に、農水三法人の申告漏れというので、トップに、「天下り、補助金受け皿 一億五千万円を指摘 東京国税局」、こうなっているんですが、これについての説明を、これは急ですから、すぐは困るでしょうから、後でしてください。ちょっとその前に三十分ぐらいほかのテーマをやりますので。――今できますか。では、お願いします。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。