瀬古由起子 衆議院議員
41期国会発言一覧

瀬古由起子[衆]在籍期 : |41期|-42期
瀬古由起子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは瀬古由起子衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院41期)

瀬古由起子[衆]本会議発言(全期間)
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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 衆議院本会議 第23号(1997/04/08、41期、日本共産党)

○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案について、橋本総理並びに小泉厚生大臣に質問をいたします。  この四日、厚生委員会に介護保険法案の参考人として出席した東京の鬼子母神病院の森芙紗子総婦長は「在宅療養中の九十五歳の女性がみずから命を絶たれたのです。私どもの訪問看護婦がその二、三日前に伺ったとき、新聞を読んで、「これから病院にかかると一回五百円かかるのね。これから往診も月一回しかお願いできない」と話されていたといいます。頑張って頑張って自分で通院されていましたが、それも限界で、最近往診を始めたやさきとのことでした。本来なら天寿を全う……

第140回国会 衆議院本会議 第37号(1997/05/22、41期、日本共産党)

○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、介護保険法案及び同施行法案について反対の討論を行います。  最初に、国民に新たな負担を求めることになるこの法案で、中央公聴会も開かず、総理質問の機会も設定せず、日本共産党の反対を押し切って厚生委員会の審議を打ち切ったことに、私は強く抗議の意思を表明いたします。  私たち日本共産党は、これまで全国各地で介護のシンポジウムを開いてきました。そこでは、九十四歳の母親を七十三歳の腰痛持ちの娘さんが介護しています。中腰のおむつ交換がとてもつらい。教員の方です。「見舞いに行くたびに、母に早くこの施設から出してくれと言われる。働いている身です。逃げるように帰ってく……

第140回国会 衆議院本会議 第46号(1997/06/16、41期、日本共産党)

○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に関して参議院から回付された再修正案に対し、反対の討論を行います。  本再修正案に反対する第一の理由は、医療保険の財政の赤字を構造的につくり出している根本問題、世界一高い薬価や医療機器にメスを入れず、二兆円もの負担を国民に押しつけ、本医療保険改正案の根源的な問題を何ら解決するものになっていないことです。  第二は、薬剤費の二重負担の問題です。  通常の薬剤費を含む患者一部負担に加えて、外来患者のみが追加負担する外来薬剤費の一部負担を二重取りすることは、本当に許せないことです。  一日当たり数種類ごとに上限を定めたため……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 衆議院本会議 第33号(1998/04/28、41期、日本共産党)

○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政府提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案並びに議員提出、行政情報の公開に関する法律案について、総理並びに提出者に質問いたします。  公正で民主的な行政、透明な行政運営を実現するためには、行政情報を広く国民に公開することが求められております。既に情報公開法を制定している欧米諸国では、行政というのはほっておけば腐敗する、絶えず国民の目にさらして初めて腐敗が防止できるということからつくられたと言われております。とりわけ行政の腐敗と不祥事、政官財の癒着の根絶が国民的な要求になっている現在、真に国民に役立つ情報公開法をつくる……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 衆議院本会議 第35号(1999/06/03、41期、日本共産党)

○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、男女共同参画社会基本法案について質問をいたします。  ことしは、憲法施行五十二年、国連で女子差別撤廃条約が採択されて二十年です。女性が、政治的、社会的にその役割の発揮を自覚し、その地位向上の運動も着実に前進しています。  しかし、我が国の女性の地位の現状は、国際的な到達点から見て、極めて不十分です。女性は、職場、自営業、農業、社会のあらゆる分野で大きな役割を担っているにもかかわらず、正当に評価されておりません。世界で最大の賃金格差、家事、育児などの家族的責任の女性への押しつけの解決など、課題は多く残され、法律や制度の整備充実が一層求められているところ……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 衆議院本会議 第8号(1999/12/07、41期、日本共産党)

○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等三法案に対する反対討論を行います。(拍手)  反対理由の第一は、国庫負担の引き上げを先送りしていることです。  前回の改正時に、法律の附則及び附帯決議で、「二分の一を目途に引き上げることを検討すること。」としていました。ところが、本法案では、国庫負担の引き上げを先送りしたばかりか、二分の一の引き上げには安定した財源が確保されることを条件にしました。これでは、国民に対する重大な約束不履行です。また、与党の修正案は、この附則に給付水準をつけ加え、給付水準及び財政方式を含めて先送りしたにすぎず、賛成することはできません。  第二は、厚生年金の比……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 衆議院本会議 第16号(2000/03/28、41期、日本共産党)

○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、児童手当法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  最初に、法案審議に先立ち、二月八日、栃木県宇都宮市で、生活の困窮から母子ともに衰弱し、二歳の女の子が凍死するという痛ましい事件が起きた問題について、厚生大臣はどのように受けとめておられるのか伺います。  命の支えである水道をとめる前に、水道料金をたびたび滞納していたこの母子家庭を訪問することができなかったのでしょうか。電気、ガス、水道をとめられ、食べるものもなく、寒さに震えながら二歳の子どもが凍死する、世界に冠たる経済力を誇る日本で、なぜこれほどまでに悲惨でむごい事件が起きてしまうのか。本……

瀬古由起子[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院41期)

瀬古由起子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 厚生委員会 第1号(1996/12/17、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、病院のソーシャルワーカーとして働いてまいりまして、この間、百五十を超える医療や福祉の施設を直接訪問させていただき、関係者の御苦労を聞かせていただきました。この事件が発覚してから、福祉施設はどこでも大もうけをしているのじゃないかこういう疑いの目で見られる、私財のすべてをなげうって血を吐くような思いで踏ん張ってきたのに怒りで眠れない、こういうように関係者の方が訴えておられます。今回の汚職事件は、人々の善意と苦労によって支えられてきた福祉にはかり知れない打撃を与えて踏みにじった。その責任は大変重いと思います。  今回の発表された処分から見まし……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 厚生委員会 第2号(1997/02/19、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、障害者プランと施策の推進について質問をさせていただきます。  二〇〇二年度までに障害者施策の充実を図る国の障害者プランは、策定から二年目に入りました。このプランは総理府が取りまとめて推進してきたものですけれども、それだけに関係省庁の施策を総合的にまとめたものとして大変期待をされておりました。  ともあれ、一定の数値目標を掲げたのは実は厚生省ぐらいで、他の省庁の所管プランは全く不十分なものでした。障害者プランの作成の不十分なその現状を総理府は今どのようにするつもりなのか。  また、もう一つの点は、障害者プランを作成する上で大変重要なことは……

第140回国会 厚生委員会 第4号(1997/02/28、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先日の委員会で児玉議員が、特別養護老人ホームについて、日本共産党の独自の調査をもとにしまして、政府の新ゴールドプランどおりに進んだとしても大量の待機者が生まれる、このことを明らかにいたしました。私は、きょうはもう一つの介護サービスの、在宅の柱でありますホームヘルーパーについて質問したいと思います。  厚生省の、要介護者二百八十万人、この見込みですけれども、新ゴールドプランはヘルパー十七万人を目標にしております。この十七万人にはパートの数、非常勤の数が七割含まれていると言われております。非常勤の勤務時間が週十四時間から十五時間ぐらい、大体常勤者……

第140回国会 厚生委員会 第6号(1997/03/19、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  貴重な御意見ありがとうございました。少しずつ順次お聞かせいただきたいというふうに思います。  まず、地方行政の場で大変御苦労されている鈴木さんと千保さんにお聞きしたいと思うのですが、一つは、今地域の老人保健福祉計画、これは一たんつくったけれども現実と合わなくなっているというのはどこの市町村でも言われているわけですね。そこで厚生省は、まずこれを、最終案を見直しなさいということを中間年で指示していたのですが、その方針を変更しまして、ともかく保険をまず実施してから後で考える、こういうふうになったわけです。  しかし、現場では大変お困りだということは……

第140回国会 厚生委員会 第8号(1997/03/25、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、先日放映されました「NHKスペシャル 柳田邦男の生と死を見つめて・低体温療法の衝撃」を見て大変感動いたしました。医療スタッフの、命を救えという死をあきらめない姿勢がどんどん蘇生限界を動かしていく。一人の患者さんをめぐって、家族また商店街の仲間が必死で呼びかける、とうとうすてきな笑顔が戻ってきた。日大の板橋病院では、低体温療法によって、扱ったケース七十五人中五十六名の命が救われたというのですね。アメリカでは、同じ状態の患者さんが脳死と判定されて、臓器が取り出されている姿が生々しく映っておりました。  柳田邦男さん自身は、脳死となった息子さ……

第140回国会 厚生委員会 第11号(1997/04/02、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  憲法の二十五条では、  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 と規定しております。国民の健康で文化的な生活を国が保障するためには、国が民主主義の理念に立つことであって、国家責任は著しく重いと私は考えております。  この憲法の具体的なあらわれとして位置づけられてきたのが措置制度だというふうに思います。この措置制度が実は今、時代おくれだとか今日にはふさわしくないという論が横行しておりますけれども、果たしてそうでしょうか……

第140回国会 厚生委員会 第12号(1997/04/04、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  時間がございませんので、限って質問させていただきます。  上谷さんと森さんに御質問いたします。  一つは、低所得者層への費用負担の問題なんですが、上谷さんが二十四時間ホームヘルプ体制など大変厚い介護の体制を引いてみえるわけですけれども、それによって低所得者層への費用負担がどうなっているのか。これは、介護保険が実施されるとどのようにその点をお考えなのか。  森さんの方には、先ほど痛ましい事例も御報告されて、大変私も胸が痛みました。これも、実際に森さんの病院などで扱っているケースの中で大変そういう低所得者の方々などもおられると思うのですが、具体的……

第140回国会 厚生委員会 第13号(1997/04/08、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。午前中から午後にかけて大変重要な問題提起をしていただきましてありがとうございました。  私、きょう聞かせていただきまして、脳死を人の死とする、人の死としない立場からの臓器移植の問題、またあるいは現段階で法律をつくるべきかどうか、そういう問題も提起されているというふうに思います。  その中で、きょう、私は弁護士の石川さんとそれから柳田さんにお聞きしたいと思うのですが、大変重要な問題提起が出されている段階で、そして専門家の中にも随分意見がまだ分かれている。それから、石川さんが最初に言われたのですが、まだこれが国民の中に十分知らされていないのではないか……

第140回国会 厚生委員会 第15号(1997/04/11、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  保険財政の安定性や健全性の確保のために、国が責任を持って当たることは当然の責務だと思います。また、憲法はもとより、皆保険制度の趣旨に照らしても、すべての国民が健康に生きる権利、ひとしく医療を受ける権利が保障されなければならないというふうに思います。いわば、国民が健康に生きる権利とひとしく医療を受ける権利を保障するために保険財政の安定性や健全性が確保されなければならぬ、こういうふうに思うのですね。  そこで、伺いますけれども、高齢者世帯のうち市町村民税非課税世帯は何世帯で、何%ぐらいになりますか、お願いします。

第140回国会 厚生委員会 第16号(1997/04/15、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、原案、中山案について御質問させていただきます。  先日行われました参考人の質疑の中で、脳死を人の死とすることを法律で定めることへの疑問や慎重論が大変多く出されました。広島大学の魚住名誉教授からは、「移植のために脳死者のすべてを死者とみなすのであるということを法律で決めるということに対して、反対、疑念、ためらい、あるいは嫌悪感、そういうものが非常に深く内在するのではないか。」こういう御意見がございました。また、日本大学の林教授からは、「法によって医学的死の限界を決めることは、我々患者を助ける医療人にとっては、非常になじみにくい、疑問が残る……

第140回国会 厚生委員会 第19号(1997/04/22、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  医療保険制度の安定性を確保するという点では、医療機関が安定して活動するということが大変大事だというふうに思っておりますが、今までのお話の中で、長い間、医療費の抑制といいますか、技術評価が大変低い問題だとか、医療機関が大変困難な状況にもなっているという問題も論議されております。特に、消費税の問題もありますし、そういうきちんとした評価がされてないということで、かなりの赤字を出している医療機関というのが多いということで、開業医さんなんかでも、後継者がなかなかいない問題だとか、深刻な問題があったり、ベッド数が減ってきたり、医療機関そのものが少なくなっ……

第140回国会 厚生委員会 第20号(1997/04/23、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  予防、早期発見・早期治療には、医療機関に気軽にかかれる制度というのが大変必要だというように思います。世界一の医療費抑制政策のもとで世界一の長寿国になったのは、皆保険制度と、諸外国に比べて劣悪な職員の配置基準だとか施設基準など、過酷な条件のもとで働く医療従事者の献身的な努力の結果であると思います。開業医など、身近にある医療機関の果たしてきた役割が大変重要だったというように私は思います。   そこで、厚生省の白書でも、厚生省自身が予防、早期発見・早期治療を国民に呼びかけているのですね。今回の受診抑制による八千五百億円にも上る窓口からの患者の締め出……

第140回国会 厚生委員会 第22号(1997/04/30、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、最初に、薬剤の窓口一部負担について伺います。  今回提案されている薬剤負担については、現場ではその内容をフローチャート化しております。今お配りしている資料の表1でございます。これを見ていただきますと、実に複雑な内容になっております。これを窓口でこなすということになりますけれども、間違いございませんか。
【次の発言】 こんな複雑な内容でこの薬剤負担を実施するとすれば、事務量が増大して、外来の待ち時間も長くなる、そして窓口は混乱するというのはもう明らかだと思うのですね。余りにも現場の実情や事務量を無視したものだと関係者からも声が上がっており……

第140回国会 厚生委員会 第24号(1997/05/07、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、まず修正案について、提案者に質問いたします。  薬剤一部負担についての修正案は、厚生省の、高齢者の平均的な通院の場合で計算いたしますと、平均三・二回の通院でその都度、三・二回の処方がされるということを想定しますと、現行の千二十円から三千八百四十円と実に三・八倍にもなります。政府案は、現行の二・八倍で二千八百八十円、修正案は、さらに九百六十円もの負担増になるわけです。若い人の通院の平均的な場合で計算いたしましても、現行の千四百七十円から三千七百八十円となりまして、当初案の三千六百円よりさらに百八十円の負担増という形になります。さらにこの上……

第140回国会 厚生委員会 第25号(1997/05/14、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私はまず最初に、認定問題について質問いたします。  要介護者として認定されるか否か、また、要介護度の判定がどうなるのか、これは給付を受けられるかどうか、サービスの総額とのかかわりで大変重要な問題を持っていると考えます。当初のモデルケースの介護度の実態に当てはめてみますと現状より後退するものが少なくなかったと、岡山県での公聴会で常久参考人が意見陳述をしております。  厚生省が示している要介護状態の六区分を生活実態に照らしまして、当面の給付額六万円から二十九万円程度で、具体的にどのような介護給付が受けられるのか、家族がある場合、また、ひとり暮らし……

第140回国会 厚生委員会 第27号(1997/05/21、41期、日本共産党)

○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、介護保険法及び同施行法並びにこの二つの法律案にかかわる自民、民主、社民、21世紀提出の修正案に対して反対の討論を行います。  重要法案について、十分な審議を行うことは国会の責務です。まして、新しい制度をつくるこの法案で、中央公聴会や総理質問の機会も設定せず、日本共産党の反対を押し切って審議を打ち切ることは、まことに遺憾と言わなければなりません。  公的介護の著しい欠如や、高齢者に対する差別的医療によって、人間の尊厳が傷つけられ、奪われている事態は許されることではありません。国は憲法二十五条に基づき、国民の生活部面について、社会福祉や社会保障の向上及び増進……

第140回国会 厚生委員会 第28号(1997/05/23、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず第一に、子どもの権利条約に関連して質問させていただきます。  子どもの権利条約は、一九八九年、国連総会で全会一致で採択されて、日本は一九九四年の四月に百五十八番目に批准をいたしました。この第四条では、「締約国は、この条約において認められる権利の実現のため、すべての適当な立法措置、行政措置その他の措置を講ずる。」となっております。  そこで、大臣にお尋ねいたしますが、日本も批准国となって既に三年になっています。この間、政府、厚生省は、立法措置と行政措置をどのように講じてきましたか。

第140回国会 厚生委員会 第29号(1997/05/27、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、二宮さんと片山さんにお聞きしたいと思います。  先ほどお話をしていただきましたが、親の基本的なニーズ、例えば乳児や延長保育の問題などは、措置制度を廃止するのじゃなくて拡充する方向でやればやれるのだというお話でございました。この拡充という方向について、先生の方で、具体的にどのような拡充の仕方というのがあるのか、弾力的な運用の仕方があるのか、その辺、考えてみえる点がありましたら、ぜひお聞かせいただきたいと思います。  それから、厚生省は、これからは親が選ぶことができるので保育所の側が選ばれる、ですから民間活力も導入して競争すればサービスがよ……

第140回国会 厚生委員会 第30号(1997/05/28、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、千葉県船橋市の養護施設、恩寵園問題についてまず御質問をしたいと思います。  恩寵園では、園長によって、長期にわたって児童に対して体罰や虐待が行われてきた疑いが大変強いのです。保母たちのさまざまな申し入れも園長は受け入れずに、たまりかねた保母らが十人、昨年四月一日に辞表を提出いたしました。保母らを守りたいと十三人の児童が園を抜け出し、児童相談所に駆け込みました。一時保護所では子供たちは通学できないために、渋々、園に戻されたと報告されています。  ことしの三月の末ですけれども、園の状況が改善されないことと、そして児童の処遇に疲れ果て、園長の……

第140回国会 厚生委員会 第33号(1997/06/06、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは短時間の質問でございますので、簡潔にお答えをお願いいたします。  きょうは環境庁においでいただいております。  環境庁は、一九九四年の四月一日付で、産業廃棄物、一般廃棄物を処理するための施設については、国立一国定公園の風致に著しい影響を与えるもので、基本的には設置を認めない、こういう旨の厳しい通知を出しております。環境庁は、この通知どおり、今後とも、国立・国定公園内の廃棄物処理施設の設置は基本的には認めないという立場で臨んでいく、指導していくということでしょうか、お聞きいたします。

第140回国会 内閣委員会 第2号(1997/03/06、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  男女共同参画ビジョンでは、男女共同参画社会について、人権尊重の理念を社会に根づかせ、真の男女平等の社会を目指すものと定義しております。設置法では、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」このように言っております。  ビジョンと設置法に言う社会というのは同じ社会を目指しているものなのかどうか、簡潔にお答えいただきたいと思います。

第140回国会 内閣委員会 第3号(1997/03/21、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、日本共産党を代表いたしまして、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案及び総務庁設置法改正案にそれぞれ反対の立場から討論いたします。  最初に、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案についてです。  部落問題は、本来、こうした法的措置に基づいた特別な事業を必要としない状況をつくり出すことが根本的な解決の道であり、二十八年間の取り組みによって現在その段階に来ております用地対協報告も、「従来の対策を漫然と継続していたのでは同和問題の早期解決に至ることは困難」で……

第140回国会 内閣委員会 第8号(1997/05/30、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  日本共産党は、この委員会の審議を通じまして、各党の一致点を見出して、全会派の共同によって少しでもいい法律をつくりたい、これが基本的な立場でございます。しかし、昨日、木島議員も指摘しましたように、与党提出の市民活動促進法案には幾つかの重大な問題点がございます。それらについては、何としても考え直してもらいたいと考えています。  そこで私は、きょう、政治活動の自由と政治的な意思表示が制約されるという問題について質問をさせていただきます。  第一点ですけれども、ことしの二月なんですけれども、みのお山自然の会という団体から送られてきた質問状がございます……

第140回国会 内閣委員会 第11号(1997/06/05、41期、日本共産党)

○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、私どもの提出した非営利団体に対する法人格の付与等に関する法律案に賛成の立場から、河村たかしさん外四名提出の市民公益活動を行う団体に対する法人格の付与等に関する法律案及び熊代昭彦さん外四名提出の市民活動促進法案には反対の立場からの討論を行います。  まず、与党三党が提出した市民活動促進法案は、市民法人管理法案と言うべき内容の法案となっております。  具体的には、次のような問題点があると考えます。  第一に、実際に法律の適用を受ける団体の範囲を非常に狭くしていることです。  まず、市民活動を「不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与する」ものに限定した上で、別……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 決算委員会 第3号(1997/11/05、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先ほどから問題になっております過剰請求三千二百二十二億円という報道がマスコミなどで幾つかされています。それが本当に不正なものならきちんとそれをただすという立場が必要だというふうに私たちも考えています。しかし、先ほど同僚議員からのお話、質疑の中で明らかになったように、この過剰請求と言われている、報道されている内訳は一体どうなのかと聞いたら、支払基金の方はわからないと、こういうお話でしたね。厚生省は、今まで支払基金に、一体その内訳はどうなっているんだといって聞かれたことはあるのでしょうか。

第141回国会 厚生委員会 第4号(1997/11/21、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  最初に、長崎の被爆者の松谷英子さんが国を相手取り原爆症の認定を求めました、いわゆる長崎原爆松谷訴訟の福岡高裁の判決、これは一審に続きまして松谷さんが勝訴したわけですが、この判決に対して、昨日、国が最高裁に上告いたしました。私は、心から怒りを持って抗議をするものです。松谷さんが原爆症の認定申請を行って、二十年九カ月になります。松谷さんや被爆者の苦しみをさらに続けさせるこの非情な上告は、到底許すことはできません。抗議の意を表明して直ちに上告を取り下げるように要求して、質問に入りたいと思います。  では最初に、精神保健福祉士法案について質問いたしま……

第141回国会 厚生委員会 第5号(1997/11/26、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  昨年の四月一日にらい予防法が廃止されましてからちょうど一年七カ月たちました。この間、私は、全国にあります国立療養所の十五カ所のうち八施設を回らせていただきました。皆さんの実態に触れて、またお話を聞いて、大変大きな衝撃を受けました。この歴史は本当に涙なしには聞けないというお話ばかりでございました。  群馬の栗生楽泉園には、特別病室という患者さんを閉じ込める重監房跡がありました。コンクリートで囲まれた室内は、真冬には零下二十度にも低下して、一日二食、おにぎり一個に水一杯、多くの患者さんが飢えと寒さで凍死する、そういう悲惨さでございました。投獄の理……

第141回国会 厚生委員会 第6号(1997/11/28、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、最初に、言語聴覚士法案について質問させていただきます。関係者にとっては三十数年来の資格制度問題が一定の解決をすることになり、評価をさせていただいております。  言語聴覚士法案では、有資格であれば診療の補助業務を医師または歯科医師の指示のもとに行えるとして、例えば嚥下訓練それから人工内耳の調整、この二点が明記されております。その他は省令で定めるということになっております。  省令の範囲を広げると専門職としての独自性がなくなる。どういう範囲を一体考えているのか。少なくとも省令制定前には関係者の意見を十分聞くべきだと思うのですけれども、いかが……

第141回国会 厚生委員会 第7号(1997/12/05、41期、日本共産党)

○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、介護保険法案及び同施行法案について反対の討論を行います。  年間八万人もの女性が介護のために仕事をやめざるを得ない現実や介護による家庭の崩壊など、介護地獄と言われる事態は切実かつ深刻なものになっています。それだけに、必要なときにだれもが安心して必要な介護が受けられる制度の確立は、緊急の国民の願いと言わなければなりません。しかしながら、本法案は、こうした国民の願いにはほど遠いものです。  法案に反対する第一の理由は、著しくおくれている基盤整備の問題です。  九月の日本経済新聞などの全国自治体調査では、八割を超す自治体が、基盤整備が追いつかないなどを理由に法……

第141回国会 商工委員会 第6号(1997/12/03、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今問題になっております万博会場の候補地、海上の森は、私が住んでおります瀬戸市の住宅のベランダからすぐ見えるところにございます。朝夕、そして春夏秋冬と、本当にその自然に、その美しさに私自身が育てられ、励まされてきたところでございます。  そこで、きょうは文化庁に来ていただいているので御質問をいたしますが、この万博の候補地内海上の森には、瀬戸市の伝統地場産業であります陶磁器の窯跡など、百五十七カ所もの遺跡が存在します。文化財保存全国協議会がことしの五月十一日に大会を行いまして、このような決議を上げております。愛知県が描く万国博覧会会場としてのこの……

第141回国会 内閣委員会 第3号(1997/11/06、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回提案されている法案審議に先立ちまして、人勧問題について、総務庁長官に率直にお尋ねしたいと思います。  八月四日に出された人事院の勧告は、この勧告に対して国会及び内閣がその実現のために速やかに所要の措置をとられるようにと述べております。もう三カ月たちましたよね。担当大臣として、給与改定の完全実施への姿勢は一体どうなっているのでしょうか。まさに、この完全実施、早急に行ってこそ政府の責務を果たすということになりませんか。明確な答弁を求めます。
【次の発言】 この問題は、地方公務員だとか、景気回復の上でも大変大きな影響を持つというように考えられま……

第141回国会 内閣委員会 第4号(1997/11/27、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  人事院の給与勧告の実施についてですけれども、先ほどから指摘がございますように、この実施に向けて大変長い時間がかかっている、そして同時に、今回の給与法の改正案は値切りになっているということが再三指摘されておりました。  こういう事態というのは 私は やはり何といっても人勧制度そのものにかかわってくる。今後人勧制度がどうなっていくのかということも本来なら問われるような内容の重要な事態だというふうに思っているわけですが、その点で、人事院総裁と、そして、官房長官はいらっしゃらないのかな。
【次の発言】 一応官房長官の答弁を求めるように事前に言ってあり……

第141回国会 内閣委員会 第5号(1997/12/04、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  昨夜、行政改革会議の最終報告書を受け取らせていただき、読ませていただきました。  最初に、私自身の率直な思いは、一体この行政改革の問題はどこから出発したのか、国民が求めていた行政改革というのは一体何だったのか、こういう問題です。  超低金利の政策、また住専問題で大銀行の利益優先という大蔵行政のゆがみ、薬害エイズ事件にも見られますように、また高薬価の問題では厚生行政のゆがみ、こういうものが出されておりました。ゼネコン型公共事業に偏った建設行政のゆがみ。こういう行政のゆがみを正す、そして業界との癒着を断ち切って、浪費を削り、また国民奉仕の行政をす……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 運輸委員会 第5号(1998/03/18、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  残り時間、質問させていただきます。  騒音問題でも愛知県は、九七年の三月に公表した資料で、うるささ指数が七〇以下におさまることで問題なしとしております。地元の美浜町では、住民の六割を超える一万千六百三十二人の方が、計画の見直しを求める区長会の陳情を受けて、九七年の六月に飛行経路の見直し等を求める要望書を県に提出しています。県は、離陸後の飛行コースの百メートルの沖出し、このように言っていますけれども、百メートルではとても納得できない、このような地元の皆さんの声があります。事業主体として出資金の四割を拠出する国として、この騒音の問題をどう解決して……

第142回国会 決算行政監視委員会 第9号(1998/05/20、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、学生無年金障害者、特に九一年の学生を強制加入とする以前の任意加入時における無年金障害者の問題についてお聞きいたします。  国民年金法は、憲法二十五条二項の規定、このように憲法条項がこの中に書き込まれているという大変珍しいといいますか、法律では大変珍しいと思うのですけれども、つまり、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」、この憲法二十五条の理念に基づくものであることが明示されております。これはどういうことかということを、まずお聞きしたいと思います。

第142回国会 厚生委員会 第4号(1998/03/13、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の改正は、恩給が総合勘案方式を採用しまして初めて物価上昇率を下回る結果となっております。これは公務員の給与改善率が物価上昇率にも満たないという、実に一九八三年に人勧実施が見送られて以来十五年ぶりの事態、それが原因でございますけれども、本改正案は援護年金等の改善を図るものであり、私たちは賛成するものです。  この際、戦争による被害者を援護するという法の趣旨にかかわって、原爆被害の問題であります長崎の原爆松谷訴訟について質問をいたします。  原告の松谷さんは、三歳五カ月のとき、爆心地から約二・四キロ離れた自宅で被爆、そのときの傷で右半身麻痺と……

第142回国会 厚生委員会 第8号(1998/04/14、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私、最初に、支払基金の末次さんにお聞きしたいと思うのですけれども、今お話がございましたように、レセプトの点検と不正請求、これは全く別の問題で、今の支払基金の審査ではそういう不正請求などは審査できない、あくまでもルールが守られているかどうかなんだというお話だったのですね。  そこで、今厚生省は、医療費を削減するために、ともかくレセプト点検を強化して、例えば政管健保でいいますと一千億円削るのだとかいうように言っているわけです。目標を決めてどんどん削れというように言われると、支払基金としてはどういう点検の仕方になるでしょうか。

第142回国会 厚生委員会 第9号(1998/04/17、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  国保法については、今後の審議といいますか、時間をとった審議を尽くしたいと思っております。  きょうは、財革法の改正に関連をいたしまして質問をいたします。  最善の予算と言い張ってきました九八年度の予算が成立して、一夜明けると十兆円もの財政出動を伴う大型補正を提案する、そのために、内閣の最重要法だと強引に成立させた財政構造改革法も、わずか四カ月後に改正する。追及されると、臨機応変の措置だとか緊急避難と言って責任逃れと居直りをやる。これが我が国の総理大臣かと思うと、本当に怒りを通り越して、何だか情けなくて涙さえ出てきます。  財革法が施行されてか……

第142回国会 厚生委員会 第10号(1998/04/24、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず、私は組合健保の問題についてお聞きいたします。  九六年度の組合健保全体の組合数に占める赤字組合数と割合、赤字額は一体どのようになっているでしょうか。
【次の発言】 この間の収支決算を見てみますと、組合健保の場合に、九四年度が七百七十四億円赤字、九五年度が千二百二十二億円の赤字、九六年度が千九百七十六億円の赤字と、三年連続の赤字というふうになっています。それで、今お話がありましたように、健保組合の七割が赤字組合になっている。実は、これは、五年前には七割以上が黒字という収支決算でございました。  一月二十七日に全国保険・国民年金主管課(部)……

第142回国会 厚生委員会 第11号(1998/04/28、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は財革法の改定問題についてお聞きしますけれども、先ほど総理は、答弁の中で、財政構造改革法の基本は維持する、このように述べておられます。今まででもそういうことを何度も述べておられるのですが、この基本というのはどういう意味なのかということなんですね。今年度以降の予算の中で社会保障を中心とした国民生活の諸領域を引き続き抑制する、こういうことが基本という意味なのか、いかがでしょうか。
【次の発言】 基本というのは、やはり社会保障を初め国民生活にかなり負担をかける、やはりこういう抑制をずっと続けていくということにはなると思うのです。  そういう場合に……

第142回国会 厚生委員会 第12号(1998/05/15、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本法案は、海外に派遣される労働者の年金の二重加入の問題、受給資格に関する問題が一定解決されるものであり、私どもは賛成するものでもございます。本法案に関連して、幾つかの質問をさせていただきます。  この法案は、日本はまだ批准していませんけれども、ILO百十八号条約、百五十七号条約による社会保障の規定、これは年金だけではございません、医療なども含めた規定なんですけれども、一つは内外人の平等待遇、二つ目は取得した権利及び取得途上の権利の保全、三つ目は国外居住者に対する支払いの確保、この三つの側面について書かれているわけですけれども、その条約の趣旨に……

第142回国会 厚生委員会 第13号(1998/05/22、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。感染症予防法について御質問いたします。  この法案については十分慎重な審議が求められていると思います。きょう私にいただいた時間は短いので、この法案の全体にかかわる基本点だけ質問させていただきたいと思います。  この法案の出発点は、過去の感染症対策に対する国の反省が据えられているかどうか、このように私は考えます。四月の十四日の参議院の審議で我が党の西山議員が、エイズ予防法の制定は適切だったのかと質問をいたしました。これに対して小林保健医療局長は、制定当時は適切であったと答弁されていますけれども、現在も同じ認識でしょうか。

第142回国会 厚生委員会 第15号(1998/05/29、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先ほど大臣は、問いただしても切りがない、もっと信頼してもらいたいというお話がございましたが、この感染症予防法の問題は、聞けば聞くほど、もっといろいろ聞きたいという内容になってきております。それで、信頼してもらいたいという問題も、やはり感染症の日本の歴史を思えばある意味では信頼できないという思いも、その点もぜひ御理解いただきたいというふうに思うのです。  さらに、きょう私、法案の中身についても幾つか質問しようと思っていたのですが、午前中、参考人質疑を聞かせていただいて、この部分はどうしても問いただしてお聞きしたいという点がございますので、予定し……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第7号(1998/04/24、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  憲法第十五条は「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」国家公務員法第一条は「国民に対し、公務の民主的且つ能率的な運営を保障する」とあります。  この法律案は、行政改革会議の最終報告の趣旨に基づいて提案されたものでございます。国民の求めている行革とは、行政のゆがみをなくす、業界との癒着を断ち切って浪費を削り、国民奉仕の行政をすることだ。そういう立場からして、公務員制度のあり方ということが論議される場合には、憲法と国家公務員法を前提とした国民が求める行政理念を担う制度であるということは当然だと思うのですけれども、いかがでし……

第142回国会 内閣委員会 第2号(1998/03/11、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、国家公務員、特に高級官僚の汚職腐敗の問題について、まず最初に御質問いたします。  先日、二月の二十日ですけれども、衆議院の議運の委員会に、職員の不祥事問題への対応という調査結果が提出されました。ここに不祥事問題と書いてあるのですけれども、実際にはこの内容は不祥事などという言葉で済むものではない、大変重要な問題、汚職腐敗、こういうものがこの中に載っております。  今、公務員倫理というものが大きな焦点になっているわけですけれども、実際に公務員の倫理という場合に何をよりどころにするのか、これが私は重要だというふうに思うのです。憲法十五条に「す……

第142回国会 内閣委員会 第3号(1998/03/12、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の改定は、公務員の給与改善部分は上回るものの、物価上昇分を満たしていないという点では大変不十分ですけれども、私たちとしては、一定の改善措置がとられているというふうに考えております。  さて、今回の恩給の改定率というのは、一九八七年、総合勘案方式と呼ばれる方式を採用して以来、初めて物価上昇率を下回りました。消費税増税の影響をもろに受ける高齢の恩給受給者にとっては大変なことだと思います。なぜこういう事態が起きたのかといいますと、公務員賃金のアップ率が物価上昇を下回る低額だった、これが直接の原因になっていると思います。  総務庁長官には、私ども……

第142回国会 内閣委員会 第4号(1998/03/17、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  NPO法案は、我が党が衆議院に提出いたしました非営利団体に対する法人格の付与に関する法律案、また、参議院に提出した非営利法人特例法案などの諸法案とともに、すべて議員立法として提出されておりまして、衆議院、参議院でそれぞれかなりの時間をかけて、委員の間で真摯で熱心な質疑が行われました。その中で、本法案は衆参それぞれで修正されて、本法案の運用に当たっては可能な限り市民団体が使いやすいものにするのが提案者の立法趣旨であることも繰り返し答弁されてまいりました。  市民団体の希望にこたえ、各党派と各関係議員の方々の共同の努力に対しまして、改めて敬意の気……

第142回国会 内閣委員会 第6号(1998/03/20、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、日本共産党を代表して、内閣法及び国家行政組織法の二法案改正についての反対の討論を行います。  まず最初に、内閣法の一部改正の反対理由についてです。  反対の理由の第一は、一昨日の当委員会で指摘しましたように、内閣官房副長官の増員の必然性 が全くないことです。  政府の提案説明によりますと、社会経済情勢の中での複雑多岐にわたる行政の課題に一層的確に対応できるよう、内閣官房における総合調整機能を強化するためとしております。しかし、複雑多岐にわたる行政の課題とは何を指し、内閣官房における総合調整機能とは何を言うのか、また、現在の二名の体制で職……

第142回国会 内閣委員会 第8号(1998/05/12、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本日は、情報公開法案の初めての委員会質疑でございます。質疑に先立ちまして、どういう立場でこの情報公開法の審議に臨んでいくかという点について、私どもの考えを述べさせていただきたいと思います。  政府案にはいろいろ弱点はございますけれども、制度の法案が提案されたことは二十年来の世論と運動の成果でもあり、立派なものをつくるために私たちも積極的に法案を提案しているところでございます。したがって、NPO法の審議にもございましたように、各党が知恵を出し合い、よりよい法律に仕上げていくということをぜひ呼びかけたいと思います。  そもそも、行政の情報を公開し……

第142回国会 内閣委員会 第10号(1998/05/27、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。きょうは、参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  まず、私は、塩野参考人に伺いたいと思います。  先ほど高橋参考人より、閲覧手数料の問題、この徴収は住民の監視活動に対する妨害装置だ、このようなお話がございました。実際に北海道の例を東京に当てはめると八千八百二万円にもなるなどという事例も出されたわけですけれども、その点、要綱案の中の考え方に、「利用しやすい金額とすることに留意すべきである。」このように書かれております。先ほど、留意されたのかどうか、そういう論議がされたのかどうかという話もございましたが、その点どのようにお考えなのかということ……

第142回国会 内閣委員会 第11号(1998/06/04、41期、日本共産党)

○瀬古委員 じゃ、早急に質問させていただきます。  個人情報の不開示について、日本共産党案は、政府案と同じく個人識別型といわれる指摘もありますけれども、その点、いかがでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。  手数料の高さは情報公開の障害になるということは私も本会議で指摘したところですけれども、共産党案は、この点はどのように考えておりますでしょうか。
【次の発言】 委員長、温かい御配慮、どうもありがとうございました。  終わります。

第142回国会 予算委員会 第26号(1998/03/17、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  昨年九月一日より、医療制度の改悪によりまして二兆円の国民負担が実施されました。この国民負担に伴う影響額を、厚生省は当初八千八百億円と予測していましたが、実質の見込みは幾らになっておりますか。
【次の発言】 制度医療費の総額は、九八年度、九九年度でそれぞれ幾らと見込んでおりますか。
【次の発言】 厚生省が考えていた当初見込みより医療費の削減額は四千二百億円もふえております。また、それに伴う国庫負担の削減も千五十億円になります。しかも、今お話がございましたように、九八年度予算は史上初めて前年度比一・一%、三千三百億円も減額するということになりまし……


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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 厚生委員会 第3号(1998/09/08、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、十月から改定されることになっております診療報酬の問題、特に高齢者の長期入院問題についてお聞きしたいと思います。  改定の主な内容は、一つは、一般病棟において六カ月を超える高齢者の看護料を半額にするという内容、二つ目には、平均在院日数を超えればランクの低い看護料しか認めないというものです。  私は、この間、幾つかの病院や関係団体を訪問させていただきまして、さまざまな意見を聞かせていただきました。昨年九月からの受診の抑制や銀行の貸し渋りなどで病院の倒産、経営環境が著しく悪化している、関係者の苦労は本当に並大抵のものではないという事態になって……

第143回国会 厚生委員会 第5号(1998/09/16、41期、日本共産党)

○瀬古委員 私は、日本共産党を代表し、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案について、反対の討論を行います。  我が国における感染症の予防に関する施策は、これまで感染症患者の隔離を初めとする感染症の蔓延防止を図る施策に重点が置かれ、感染症患者等の人権を尊重するという視点を欠くものでした。らい予防法やエイズ予防法の制定によって、患者、家族が社会的な差別、偏見にさらされ、人間としての尊厳を傷つけられ、言葉に尽くしがたい苦しみを受け続けてきました。  新しい感染症対策を確立しようとする場合、まずこうした事実への深い反省を行い、また、犠牲となった患者、家族の痛恨の歴史から教訓を学び、生……

第143回国会 厚生委員会 第6号(1998/09/29、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、大阪府能勢町のごみ焼却施設、豊能郡美化センターのダイオキシン汚染の問題について質問したいと思います。  私も先日、二十六日ですけれども、現地を訪ねさせていただきました。そして、センターを視察し、関係者の皆さんからさまざまな御意見を聞いてまいりました。きょうは、現地の皆さんが不安にさらされ、切実に要望されている問題を中心にお尋ねしたいと思います。  九月二十一日、厚生省は、同センターの周辺土壌から一グラム当たり五万二千ナノグラムという世界最高の数値のダイオキシンを検出したことを発表いたしました。これは、地元の住民のみならず全国に大きな衝撃……

第143回国会 内閣委員会 第3号(1998/09/09、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず第一点目は、特権官僚の汚職腐敗、不祥事件の原因であり温床になっております天下り問題について質問させていただきます。  大蔵省、防衛庁を初め、特権官僚、幹部公務員の汚職腐敗、不祥事というものが、国民の厳しい官僚批判、公務員批判を呼びまして、国家公務員労働者の賃金改善、労働条件改善の障害、妨害物にもなっていると私は思います。  人事院総裁の談話の中でも、この問題は避けて通れない課題として次のように語られております。  国民に密接に関連する重要な行政課題に対する公務員の取組に関して厳しい批判や指摘がなされる中、他の職員の模範であるべき幹部公務員……

第143回国会 内閣委員会 第4号(1998/10/06、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、提案されている給与法の一部改正案についてなんですけれども、これは史上最低の改善率と言われるベースアップですけれども、国家公務員の労働者を初めとする多くの関係者がその実施を要望しております。しかし、その中に看過することのできない問題が含まれている、この点についてお聞きしたいと思います。  まず、五十五歳の昇給停止問題についてでございます。  この問題はなぜ重要な問題なのかということで、大きく言って三つ問題点がございます。このうち二つの点は、九月九日に私が取り上げました。  第一に、対象となる公務員労働者に対して内容が余りにも大きな不利益を……

第143回国会 内閣委員会 第5号(1998/10/13、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、手数料問題について質問いたします。  事故や不祥事が相次いでいました動力炉・核燃料開発事業団を改組する法案が成立いたしまして、十月一日から核燃料サイクル開発機構が新たに発足をいたしました。  原子力基本法では、自主、民主、公開がうたわれているにもかかわらず、長い間、研究を請け負っている各企業の知的財産権を保護するという名目で、秘密主義、虚偽体質、こういうものが大きな問題になって、データや事故はできるだけ国民から隠して、そして事実が発覚すると、今度は事実を改ざんして取り繕う、こういう事態が発生をしてまいりました。原子力基本法違反は明……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 厚生委員会 第5号(1999/03/12、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  この提案されております法案につきましては、障害年金、遺族年金等が恩給の改善に準じて引き上げられるもので、我が党としては賛成するものです。  この援護法に関連いたしまして、日赤従軍看護婦問題について質問をいたします。  日赤従軍看護婦は、御名御璽、つまり、天皇の命令として日本赤十字社令が発令され、陸海軍大臣の命令により戦地に召集されております。この点でも、また激戦地で衛生兵を使って生死をかけて働いた点でも、青酸カリを常に携帯するように命じられたことも、抑留させられた点でも、全く兵士に変わりはありません。その内容は、陸軍大臣、海軍大臣の定むるとこ……

第145回国会 厚生委員会 第7号(1999/03/19、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本法案の質問に先立ちまして、昨日厚生省が発表いたしました、九県、十二の国立医療機関に及ぶ新たな統廃合の見直し問題について質問させていただきたいと思います。  今までの地域医療の中核となっている国立医療機関の果たしてきた役割は大変大きいものがございますし、また、今後とも国民の期待はますます高まっております。そのことは、厚生省が一九八六年、十年間で全国にある国立病院七十四施設を廃止するという統廃合、移譲計画を発表いたしましたけれども、地元の自治体、地域住民、患者などの猛反対に遭ってその実行は遅々として進まない、このことにもあらわれております。  ……

第145回国会 厚生委員会 第9号(1999/05/18、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  引き続きまして、介護保険問題について質問させていただきます。  きょう、私、日銀の調査月報四月号を持ってまいりました。この中に、「九〇年代入り後も日本の家計貯蓄率はなぜ高いのか?」こういう論文が出ております。総務庁の家計調査などのデータを分析したこの論文は、欧米に比べて日本の高齢者層の貯蓄率が高いのは、高齢化が急進展する中で、医療、介護費用などの増加に対する不安が大変大きい、このように指摘をしているわけです。そして、介護制度の充実などを通じ、高齢者がお金を安心して使える環境を整備するよう求めております。  日本の高齢者の七六%は、市町村民税非……

第145回国会 厚生委員会 第11号(1999/05/21、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、きょう愛知県から二冊の冊子を持ってまいりました。一つは、愛知県の南区にあります障害者の関係団体の連絡会、ここがつくった「南区障害者・家族の実態調査と障害者プラン」、こういう内容のものでございます。これは「だれもが住みよいまちづくり」という冊子で、大変苦労してつくられております。それからもう一つは、西三河地方にあります精神医療プロジェクトがつくりました、「「これから」――障害者プランに向けて」という冊子で、精神障害者の実態調査でございます。今、この二冊の冊子を持ってまいりました。  この中で、これは二十八歳の精神障害者の男性のお母さんがこ……

第145回国会 内閣委員会 第5号(1999/06/08、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  二十世紀は、人類史の上でも、人権と民主主義が大きく前進した世紀でございます。それと同時に、男女平等と女性の地位向上の課題でも画期的な進歩を遂げた世紀だと思います。日本も戦後、男女平等を掲げた憲法の出発から、一九八五年に批准した女子差別撤廃条約を初め、国際的な動きの影響を受け、女性の地位向上を目指す取り組みも前進してまいりました。  しかし、日本の女性の地位の到達は、世界の水準に照らして極めて深刻なものだと思います。雇用機会均等法の女性差別禁止が企業の努力義務規定になっているために、男女の賃金格差は六三・一%で、法制定後、二・六%縮まっただけで……

第145回国会 内閣委員会 第6号(1999/06/10、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。お越しいただきました四名の参考人の皆さんにはまとめた形で最初に質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  日本共産党は、私どもは、本法案が本当に今多くの女性の皆さんが願っているもの、その願いを反映したものになるように参議院でも修正案を提案してまいりました。  その主な内容なんですけれども、一点目は、今度の基本法、あらゆる分野への参画の機会の確保という形になっていますが、私たちは、それだけでは不十分だというふうに考えています。それは、現実の差別が大変深刻な状態にある、そういう……

第145回国会 内閣委員会 第7号(1999/06/11、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本法案第三条、基本理念として男女平等、男女の人権の尊重を掲げ、男女は性別による差別的取り扱いを受けないことと位置づけられて、第八条では国の責任を明らかにしております。そして第二条では、改善のための積極的改善措置を提起しております。この条文は、当然女性国家公務員にも適応されます。  そこで質問をいたしますが、公務員制度調査会がことし三月十六日に公務員制度改革の基本方向に関する答申を出しました。その中で男女共同参画の推進の項に、「特に性別による区別を設けていなくとも、」「結果的に女性にとって不利な扱いとなっている可能性があると考えられるものについ……

第145回国会 内閣委員会 第10号(1999/06/30、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、定年後の再任用と二五%定員削減問題について質問をいたします。  現在働いている国家公務員で、定年後、六十歳後も公務部門で引き続き働きたいという人はどれぐらいいるのでしょうか。調査結果があったら簡潔に説明していただきたいと思います。
【次の発言】 定年退職者の半数以上、今お話がありましたように七五%の方が引き続き公務部門で働くことを希望するという状況です。  それでは、政府の対応はどうかといいますと、一九九四年に公務部門における高齢者雇用についてという閣議決定を行いました。また、その中で「国家公務員の高齢期における雇用に積極的に取り組むも……

第145回国会 内閣委員会 第13号(1999/07/21、41期、日本共産党)

○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、日の丸を国旗に、君が代を国歌に法制化するための国旗及び国歌に関する法律案に反対の討論を行います。  国旗・国歌の問題は国民にとって重大な問題であり、これを決めていく上では、国民的討論が十分に保障されることが何よりも大切です。しかし、提案された法律案は、その内容の点でも決め方の点でも、民主主義の原則に真っ向から反するものであり、強く反対いたします。  以下、具体的に反対理由を述べます。  反対の理由の第一は、今、我が国の歴史上初めて、国旗・国歌をどうするかをめぐって広範な国民的討論が始まっております。ところが、小渕内閣と自民党を初め与党各党などは、国民的討……

第145回国会 予算委員会 第10号(1999/02/04、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、国立病院・療養所の再編成問題について御質問をいたします。  厚生省は、一九八六年一月に、国立病院・療養所の再編成全体計画を発表いたしました。  これは、十年をめどに、ハンセン病療養所十三施設を除く二百三十九施設のうち七十四施設を統合、移譲、再編成するというものです。現在、四十六の施設が残っております。  この再編成に当たりまして、国会の審議の中でも、この再編成についても今後十分地域の医療を確保していくんだ、こういう確認や、また、地元の自治体との十分な話し合い、こういうものを積み重ねて合意が大事なんだ、このような確認が何回もされているわけ……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 厚生委員会 第4号(1999/11/16、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、まず保育所の整備問題について質問をいたします。  今日の急激な少子化は、我が国の将来にとって重大な事態をもたらすものとして、その解決は緊急的な課題だというふうに思います。そして、その解決には具体性や実効性が伴うものでなければならないと考えますが、まず最初に大臣の認識をお伺いいたします。
【次の発言】 今大臣が言われたように、子供を産み育てる環境をどうつくっていくのか、そういう点でも待機者の問題というのは、対策を具体的にどうとるかということが大変問われているわけです。  そこで、政府は、少子化対策として保育環境の整備が何としても緊要だとい……

第146回国会 厚生委員会 第5号(1999/11/17、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の法案につきましては、大変重要な点について多岐にわたっておりますので、十分な慎重な審議が求められていると思います。きょうは、その第一弾として、私は具体的な点を一つ一つ詰めていきたいと思っています。  その一つは、無年金障害者の問題でございます。今回、学生である第一号被保険者の特例制度が提案されております。昨年の五月の決算行政監視委員会でも無年金障害者について問題にさせていただきましたけれども、一九五九年、昭和三十四年、第三十一国会では、旧国民年金法第七条三項の規定が盛り込まれました。その内容はどういう内容でしょうか、お聞きいたします。

第146回国会 厚生委員会 第7号(1999/11/24、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず冒頭に、有料老人ホームに関する認識を伺いたいと思います。  有料老人ホームは倒産等の事態が絶対にあってはならず、未然に防ぐことが基本だ、このように一九九一年度版の厚生白書に載っていますけれども、厚生省はこの認識に変わりはありませんか。
【次の発言】 ついの住みかとして全財産を投じている入居者のことを考えますと、それこそ当然のことだと思うんです。しかも、年金積立金から融資を受けているということになりますと、これはその運営には二重にも三重にも慎重性というものが求められると思います。  厚生省は、日本老人福祉財団に対して、九五年に株式等の有価証……

第146回国会 厚生委員会 第9号(1999/12/01、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず私は、この間の年金審議が、極めて民主主義のルールを離れて推移したということを大変残念に思うとともに、国民の世論をバックに、衆議院議長や副議長の努力もあって、引き続き審議が実現したことを喜びたいと思います。今後の審議が一層充実して国民の期待にこたえるように私たちも努力をしたいと思います。  まず最初に、年金の積立金問題について質問をいたします。  年金白書では、アメリカの例が持ち出されております。社会保障年金の積立金を市場運用することの可否が議論されて、政府による政治的圧力の可能性、資本の効率的配分を妨げる可能性等への懸念が、このアメリカの……

第146回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1999/11/19、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、大変地味ですけれども重要な仕事をやっている国立健康・栄養研究所の法案、その問題についてお聞きしたいと思います。今回、厚生省の附属研究機関として唯一の独立行政法人への移行の対象とされた機関でございます。  この研究所は、一九二〇年の創立以来の、国民の栄養調査など、食生活に関する改善に大きな役割を果たしてまいりました。国民栄養調査や栄養所要量に関する調査研究は、長期間必要としますし、地味な研究ながら、国民の健康づくりのために必要不可欠なものであると考えます。  雑誌の「厚生」二月号のコピーを持ってまいりましたけれども、ここにこの研究所が深く……

第146回国会 内閣委員会 第1号(1999/11/16、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、給与法に関連して質問をいたします。  今回の提案は、一般職員のベア〇・二八%、これはもう史上最低でございます。さらに、一時金が〇・三カ月引き下げられまして、その結果、今回発足いたしました自自公政権が、人勧始まって以来前年度よりマイナスの賃金水準を提案したことになります。特に一時金の引き下げというものは、高齢者、高い号俸者を直撃いたしまして、十年前の支給水準に逆戻りいたします。また、この提案は、国家公務員のみならず、地方公務員、学校、病院職員など、人事院が指摘しているだけでも七百五十万人の労働者、国民に影響を与え、生活水準を引き下げ……

第146回国会 内閣委員会 第3号(1999/12/07、41期、日本共産党)

○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、国と民間企業との間の人事交流に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、大蔵省と銀行、証券会社の癒着、また厚生省、年金福祉事業団と銀行との癒着など、監督官庁と関係企業の間の癒着の弊害となっている天上がり、天下りに何らメスを入れないまま、官民交流を進めようというものです。  本法案は、人事交流に当たって、さまざまな制約を設けています。しかし、その制約も、例えば二年を過ぎれば交流派遣した企業と密接な関係にある官職に自由につけるなど、官民癒着を防止することにならない制約です。  また、防衛庁は、本法案の適用に当たって、他省庁の場合のような人事院の……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 厚生委員会 第7号(2000/04/14、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  日本共産党は、少子化を克服するためには、だれもが安心して子育てができる総合的な対策が必要だと考えております。  総理府が実施しました出生数の少ない理由に関するアンケート調査を見てみますと、第一に「子どもの教育にお金がかかるから」、二番目には「経済的に余裕がないから」と、経済的な理由が半数を占めております。とりわけ子供を産む二十代、三十代の女性は、「子どもの教育にお金がかかるから」という理由が六一・二%となって、若い女性が子供を産みたくても産めない事情が浮き彫りになっております。  私たちは、子育ての経済的支援としての児童手当の拡充をこれまで要……

第147回国会 厚生委員会 第9号(2000/04/19、41期、日本共産党)

○瀬古委員 瀬古由起子でございます。前回に続く質問をさせていただきます。  昨日の参考人意見陳述でも、諸外国に比べて日本の児童手当制度の貧弱さが指摘されました。児童手当を実施している国は、ほとんどが支給年齢を十六歳ないし十八歳まで支給しており、学生の場合はさらに年齢が引き上げられて支給されております。三歳までしか支給しないで、所得制限までしている国もほとんどありません。  児童手当制度を実施している国で、国内総生産における児童手当給付費の比率は、前回お配りしました資料を見れば一目瞭然なんですけれども、世界でもけた違いに最低クラスだということはお認めになるでしょうか。

第147回国会 厚生委員会 第11号(2000/04/26、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  最初に、憲法二十五条、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と規定しております。社会福祉事業法の基本理念は、この憲法規定を踏まえて国や自治体が公的に社会事業を実施する責任を明らかにしています。  ところが、今回の提案は、この法律の一番重要な理念を地域住民や営利を目的とする企業も含めた民間事業の実施に置きかえ、公的責任に伴って措置費を負担し福祉の権利を保障してきたものを契約によるサービスに変えて、福祉分野における公的責……

第147回国会 厚生委員会 第12号(2000/04/27、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  私は、まず最初に御三方にお聞きしたいと思います。  今回、社会福祉事業法の改定の大きな理由に、与えられる福祉から選択できる福祉制度に変えるんだという御説明があるわけですね。今まで、今お話ありましたように、選択できる場合でも、その前提である豊かなサービス、施設、こういうものがなければなかなか選択できないという問題があると思うんですね。  その点、今、日本の障害者の施設サービス、地域サービスがどういう状態になっているかというと、なかなか大変な状態もあります。障害者プランそのものでも、先ほど……

第147回国会 厚生委員会 第13号(2000/05/10、41期、日本共産党)

○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、社会福祉事業法等の一部改正案について反対の討論を行います。  本法案の第一の問題は、憲法二十五条に基づき定められている社会福祉事業法の基本理念から実施主体たる国、地方公共団体を削除し、福祉推進の責任を地域住民や福祉事業経営者等に転嫁して、国に課せられた普遍的責務を大幅に後退させていることです。  公的責任と表裏の関係にある措置制度を廃止し、事業経営者と障害者の利用契約によって福祉サービスを提供するという仕組みを導入することで、国や地方公共団体は、直接に福祉の措置に責任を負う立場から、福祉市場の需給調整役ともいうべき立場に変わり、公的社会福祉の根幹を大幅に……

第147回国会 厚生委員会 第14号(2000/05/12、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  諸外国で働く労働者にとって、年金保険料の負担が重い二重払いの解消は切実な問題です。今回の提案はその面では前進です。九八年のドイツとの協定に続いて、今回の日英協定の実現までに長時間を要していますけれども、予備交渉、本交渉を通じまして、難航した問題点は一体何だったのでしょうか。
【次の発言】 期間の通算という問題は年金制度にとって大変重要な問題でございます。  ILO百十八号条約、百五十七号条約は、社会保障全般に及ぶ条約ですけれども、二国間協定との関係では、通算等による受給権の確立などが定められております。条約の遵守が国際間の信頼にもつながってま……

第147回国会 内閣委員会 第3号(2000/04/18、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  改正案にあります総定員は、適正な行政サービスの受け手としての国民の利益にも、それを提供する国家公務員労働者の生活と権利にも重大な影響を与えるものと考えます。  今回の提案は、現在の総定員法の別枠になっております国立学校設置法、沖縄特措法による定員二万八千六百八十六人を加えたにもかかわらず、現行総定員法による定員を年度途中に発生する退職者の調整をしたものを加えただけの大幅削減の上限となっております。  そうだとすると、現在どこにどれだけの人員が本来必要であり、また逆に、ここは縮小、廃止する必要があるということをすべての省庁にわたって総ざらえして……

第147回国会 内閣委員会 第5号(2000/04/26、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  地方分権推進法の一部を改正する法律案の審議に際しまして、我が党の持ち時間の範囲内で、森新内閣についての本会議、委員会審議で明らかになったこの間の内閣の成立過程の問題について、質問をさせていただきます。  小渕前首相が病に倒れる事態が発生して以来、首相臨時代理に官房長官が就任して森新内閣が誕生するまで、小渕首相の病状が、いつ、どういう状態で変化してきたのか、その正確な時間を述べていただきたいと思います。入院の時間、検査の結果脳梗塞と診断された時間、集中治療室に入った時間、昏睡状態になった時間、人工呼吸器をつけた時間を御報告いただきたいと思います……

第147回国会 内閣委員会 第6号(2000/05/17、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  引き続き青木官房長官に質問いたします。法案質問に先立ちまして、小渕前首相が死去された十四日、医師団の記者会見でも明らかになった、青木長官の発言をめぐる疑惑について質問いたします。  青木長官が前首相を見舞ったとき、当初官房長官は、首相代理の任に当たるようにと指示を受けたと明言して、みずから臨時代理になられたわけです。それを後になって、有珠山噴火の心配もあり、何かあれば万事よろしく頼むと訂正されました。ところが、今回の記者会見で担当医は、単語の応答はできても長い文章を話すことは難しいと述べ、有珠山噴火との発言については、あのような文章はちょっと……

第147回国会 予算委員会 第9号(2000/02/18、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、きょうは愛知万博問題について各大臣に伺いたいと思います。  昨年秋に博覧会国際事務局でありますBIEが来日した際に、跡地利用を含め現在の愛知万博計画に厳しい指摘がされていたことが報道されておりました。  指摘の第一は、愛知万博の会場計画が自然破壊の計画であり、観客輸送や資金計画など問題のある不十分な計画であるということです。  私はきょう、BIEが指摘した言葉をパネルにして持ってまいりました。  まず第一の指摘なんですけれども、「われわれは当初、丘陵地帯での博覧会開催計画だと聞かされていた。それが実際にみてみると、山のなかでの開催計画だった……


瀬古由起子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院41期)

瀬古由起子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 決算委員会第一分科会 第1号(1997/05/26、41期、日本共産党)

○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、名古屋港にございます藤前干潟について質問させていただきます。  この藤前干潟は、九五年三月の環境庁委託調査の定点調査報告におきましても、シギ、チドリ類の重要渡来地として、諌早干潟に次ぐ場所として位置づけられております。また、日本は、オーストラリアとともにシギ、チドリ類に関する湿地ネットワークを提案しております。恒久的なシギ、チドリ類及び生息地の保全を図る、このことを進めているわけです。  現在、藤前干潟は、名古屋港に残された唯一の干潟となっております。この干潟は、渡り鳥の飛来地として保全が求められる湿地であると思いますけれども、いかがでし……

第140回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1997/03/03、41期、日本共産党)

○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、世界遺産に関連して御質問させていただきます。  まず、白川郷の荻町の問題でございます。岐阜の飛騨白川の荻町集落は、人々がそこに生活することで世界遺産としての価値が認められている重要伝統的建造物群の山村集落でございます。危機に瀕している文化財を何としても守りたいということで、文化庁としては非常に力を入れて、文化財としての自信を持って、白川郷・五箇山の合掌造り集落を推薦したというふうに聞いておりますけれども、いかがですか、文部大臣にまずその経過をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は、去る二月二十二日に白川村の役場を初め関係者の皆さんに……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1998/03/19、41期、日本共産党)

○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、まず第一点目に、地方債の借りかえと繰り上げ償還について質問いたします。  本来、地方財政は、国民がひとしく受けるべき行政サービスに必要な財源を、地方財源で不足する分は交付税で措置することによって成りております。地方債は、長期の耐用年数の公共施設などに限定的に許可されております。  この地方債の残高が今日百五十兆円を超えて、地方財政難の大きな要因となっており、地方財政規模の一・八倍もの借金、いわゆる地方債の借金返済のために借金する、こういう事態になっております。  国会に提出されました地方財政の状況の報告にはこのように書いています。国の……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1999/02/17、41期、日本共産党)

○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、愛知万博について質問をいたします。  万博が一つの争点となりました、先日行われました愛知県の知事選挙の結果なんですが、万博見直しを求める候補が八十万近い得票をとることになりました。この大きな批判票をどう受けとめるのか、また、この県民の声にどう対応するのかという点で、最初に通産大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 批判の票というのは、私は半端なものではないのではないかというふうに思うのです。  地元紙の中日新聞の一月五日付の記事でも、有権者のアンケートで、瀬戸市の海上の森での万博開催の見直し、中止を求める声というのが半数以上に……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1999/11/25、41期、日本共産党)

○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  公述人の皆さんには、きょうは大変御苦労さまでございます。きょうの公聴会が、あした採決を前提とした公聴会になるということになれば、皆さんの声がある意味では聞きおくだけになってしまう、こういうことは本当に許されないことだと思います。これから協議をされるようですけれども、私たちとしては、公聴会に御参加いただいた皆さんの声がしっかりとこの法案の審議の中に生かされるように、最後まで努力して頑張っていきたいというふうに思います。その前提に立って質問をさせていただきます。  今回の年金の改定では、大体国民の多くは年金で生活設計、生涯設計を立てているわけです……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

瀬古由起子[衆]在籍期 : |41期|-42期
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