藤木洋子 衆議院議員
42期国会発言一覧

藤木洋子[衆]在籍期 : 37期-41期-|42期|
藤木洋子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは藤木洋子衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院42期)

藤木洋子[衆]本会議発言(全期間)
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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 衆議院本会議 第25号(2002/04/18、42期、日本共産党)

○藤木洋子君 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、日本共産党を代表して、地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案について、関係閣僚に伺います。(拍手)  気候変動枠組み条約の京都議定書は、温室効果ガスの削減目標を工業国の各国ごとに義務づけた国際的な取り決めです。京都議定書は、温室効果ガスの排出量取引など、削減目標を実質的に後退させる仕組みを米国の要求で取り入れましたが、それでも、温室効果ガスの削減を一歩前に進める重要な意義を持つものです。京都議定書による温室効果ガスの大幅削減は、二十一世紀の生命と地球の未来がかかる、待ったなしの緊急の課題となっています。  そこで、まず、……

藤木洋子[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院42期)

藤木洋子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 環境委員会 第1号(2000/08/04、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  まず最初に、きょうは大臣所信にもございましたように、国道四十三号等での道路交通環境対策の推進についてお伺いをしたいというふうに思います。  ことしの一月、尼崎公害訴訟の神戸地裁判決に基づいて、関係五省庁が、道路交通環境対策関係省庁連絡会議というのを開きまして、去る六月六日、大気汚染の改善のための当面の取り組みをまとめました。  そこで、改めてこの判決の重要性についてですけれども、その一つは、道路沿道に形成された浮遊粒子状物質中のディーゼル排気微粒子、DEPによる局所的な大気汚染と気管支ぜんそく、ないしその前駆症状であるぜんそく性気管支炎との発症……

第149回国会 災害対策特別委員会 第2号(2000/08/04、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  三宅島の火山噴火、また、三宅島、神津島、新島、利島の地震活動は、発生から一カ月以上経過して今なお続いております。私たち日本共産党の国会議員団は、都会議員団と合同で、発生直後に引き続きまして、七月の二十一日と二十二日にわたって被災地に入りました。私も、利島、新島、神津島の現地の実情を調査してまいりました。これにつきましては、既に八月一日、長官に対してさまざまな施策についての申し入れを行ってきたところでございます。  私は、二十一日、新島に宿泊をしたんですけれども、その夜は六回も震度三程度の地震に揺さぶり起こされ……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 環境委員会 第2号(2000/10/31、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  いよいよ来月、オランダで第六回締約国会議が開催されることになるわけですけれども、そこでは、森林吸収量と排出権取引など、京都メカニズムの具体的なルールが決められるという予定になっております。この森林吸収量や京都メカニズムの成否が、いわば京都議定書の早期発効を左右する、そういうものになるわけですね。  ところで、九月の地球環境保全関係閣僚会議に環境庁が報告をされました九八年度の国内の温暖化ガス総排出量は、景気低迷の影響もございまして、前年度対比では約三・五%の減少というふうになっておりましたけれども、九〇年度対比にいたしますと、依然として約五%も上……

第150回国会 環境委員会 第4号(2000/11/17、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうはお忙しい中を参考人としてこの委員会にお出ましいただきまして、ありがとうございました。順次お伺いをしてまいりたいと思いますが、まず最初に鈴木参考人にお伺いをいたします。  御説明でも詳しく述べられたわけですけれども、自動車業界では、通産省のフロン回収促進プログラムに基づいて、CFCフロン回収・破壊システムの登録センターを設置されまして、そのシステム利用回収事業者の登録を受け付けて、私、調べさせていただきましたら、ことし六月末現在で三千四十五事業者が登録していたと思うのですが、今のお話では三千五十八で、またそれからふえているというようなこと……

第150回国会 環境委員会 第5号(2000/11/28、42期、日本共産党)

○藤木委員 大臣、国際会議、お疲れさまでございました。  しかし、早速ですけれども、COP6は、合意には失敗して、会期は終わったということになったわけですね。私は、この責任の多くは、最後まで森林吸収源を最大限に認めさせようと強硬な態度をとり続けたアメリカと日本にあるのではなかろうか、こんなふうに思っております。特に、COP3の議長国として、京都議定書発効に向けた合意に努めなければならないのに、森林吸収や原発などで強硬な態度をとり続けてきた日本政府の責任が極めて大きいと言わざるを得ない、こんなふうにも思っております。  そこで、まず初めに、COP6で議論された国内削減対策と補完措置の問題でどうだ……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 環境委員会 第3号(2001/02/27、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  私はきょう、有明海の漁業異変と諫早湾干拓事業についてお伺いをしたいと思っております。  今回の有明海漁業の異変は、諫早湾締め切り反対の声を無視して、必要な事前の調査を尽くさずに堤防を締め切ったことがいかに無法な暴挙であったか、このことを改めて示したものだと思います。  有明海のノリ色落ち被害が起こっているわけですけれども、実は、有明海では九七年の堤防締め切り以前、つまり堤防着工時の九〇年前後から異変は起こっております。まず、ムツゴロウとともに二枚貝のアゲマキが壊滅状態、そしてアサリも激減をいたしました。貝類は八八年に……

第151回国会 環境委員会 第5号(2001/03/15、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  今回の環境省設置法の改正では、地方での環境省の所掌事務に関する調査、資料の収集及び整理並びに相談に関する事務を行わせるために、地方環境対策調査官を全国に四十五人配置することになっています。この地方環境対策調査官が、地方での廃棄物を初めとする環境対策などに適切に素早く対応されることは大変重要になっていると思います。  そこで、前回の委員会では、私、諫早湾干拓事業での有明海の汚染問題について質問をいたしましたけれども、きょうは、同じ有明海に流れ込んでいる福岡県の大牟田川のダイオキシン汚染問題について伺いたいと思います。  有明海のノリ被害と諫早湾干……

第151回国会 環境委員会 第7号(2001/03/30、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、法案の事業者の責務についてお伺いをしたいというふうに思っております。  PCB廃棄物処理特別措置法案の第三条、事業者の責務では、事業者は、そのPCB廃棄物をみずからの責任において確実かつ適正に処理しなければならないとしております。また第四条の、PCBを製造した者等の責務として、PCBを製造した者及びPCBが使用されている製品を製造した者は、PCB廃棄物の確実かつ適正な処理が円滑に推進されるよう、国及び地方公共団体が実施する施策に協力しなければならないと規定しています。  そこで、カネミ油症事件を引き起こしました鐘淵化学やPCB入りの製……

第151回国会 環境委員会 第8号(2001/04/03、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、お忙しいところ委員会にお運びをいただきまして、ありがとうございました。  早速ですが、先ほど来伺っておりまして、森田参考人からは、PCB処理の安価で効率のよい処分の仕方、分解処理というのは焼却が挙げられる、あるいはセメントキルンを用いた分解も効率的だということをお述べになられました。  あと、酒井参考人、それから浦野参考人のお二人の御発言の中で特に私が関心を持ちましたのは、酒井参考人は、排ガスに対するダイオキシン対策の高度技術化を併用することでより信頼性の高い運用が可能になるということを述べられましたし、浦野参考人は、卒業基準に関連し……

第151回国会 環境委員会 第10号(2001/05/18、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。引き続きよろしくお願いいたします。  早速ですが、温暖化防止問題で質問をさせていただきたいと思います。  せんだっての非公式閣僚会合では、米国が京都議定書に反対を表明したのに対して、米国以外のすべての参加国が、京都議定書を支持して、議定書反対の姿勢を撤回するように要請いたしました。また、米国代表は、ボン会議に出席をし、気候変動問題とエネルギー問題についての米政府の政策見直しを提示すると述べました。  しかし、会合に参加したEU現議長国スウェーデンのラーション環境相らEU代表は、気候変動は今日の国際政治の中心問題として、京都議定書は気候変動と闘う唯一……

第151回国会 環境委員会 第11号(2001/05/25、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  一九九九年、北京で開催をされたモントリオール議定書第十一回締約国会合では、先進国に対して二〇〇一年七月までに、つまりことしの七月までに、CFCの回収等の取り組みの方向性を定めるCFC管理戦略を策定することを求めております。これはUNEPのオゾン事務局にその戦略について報告をすることが決定されているわけでして、もうすぐ目の前に迫ってきていると言わなければなりません。  しかし、既に先進国の中では、スウェーデンが一九八八年にCFC、ハロン等の回収を義務づける規則を設けております。イギリスでは、一九九〇年にCFC、HCFC等の放出禁止を決めております……

第151回国会 環境委員会 第12号(2001/06/01、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  まず、温泉法の問題でお伺いをいたします。  温泉法での掘削許可の問題ですけれども、掘削許可後一年以上着手していないか、一年以上工事を中止している件数が全体で八百四件あると伺いました。そのうち、近畿圏の京都が十九件、大阪が二十一件、兵庫県が六件、奈良県が四十件となっております。  そこで、京都府の薬務課から伺ったのですけれども、八三年以降の未着手の事業者にことし三月末文書を送って状況の把握に努めているそうです。二月の府の審議会でも、委員から、未着手の十九件についての整理を指摘されたそうです。  そこで、今回の法改正で整理しやすくはなりますけれども……

第151回国会 環境委員会 第13号(2001/06/08、42期、日本共産党)

○藤木委員 ただいま議題となりました委員長提案に対する日本共産党の意見表明をさせていただきます。  この法案は、業務用冷凍空調機器とカーエアコンからのフロン類を回収・破壊する新たな枠組みを法制化するもので、一定程度の改善になるものです。しかし、この法制度の仕組みでは、幾つかの問題点を指摘しなければなりません。  その第一は、回収・破壊システムの責任が専ら回収・破壊業者と地方自治体に負わされ、フロン及びフロン使用製品の製造者等の責任と負担が全く不十分な規定であり、拡大生産者責任でのフロン類回収・破壊の法案とはなっていないことです。  自動車製造者等は、フロン類の引き取り及び引き渡す義務を負わされ……

第151回国会 環境委員会 第14号(2001/06/12、42期、日本共産党)

○藤木委員 では、委員長。
【次の発言】 日本共産党の藤木洋子でございます。きょうは、まずディーゼル排気微粒子対策についてお聞きをいたしたいと思います。  ディーゼル微粒子は、気管支ぜんそく、花粉症はもちろん、発がん、心疾患、生殖機能への影響が明らかになっております。ディーゼル微粒子の推定濃度は、ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会の中間取りまとめでも、大都市地域の一般環境で米国の数倍から十倍ぐらい高いと指摘されています。名古屋南部大気汚染訴訟の判決では、道路沿道の局所汚染と指定疾患の因果関係について明確にしました。  千葉大調査の結果、米国での微小粒子の新環境基準の動き、千葉大調査以前に行わ……

第151回国会 環境委員会 第15号(2001/06/15、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、お三方には早くからお出ましをいただきまして、本当にありがとうございます。  早速お伺いをさせていただきたいと思うのですけれども、浅野参考人、岡田参考人、それぞれ中央環境審議会の委員として、またお二方ともその小委員会の方のそれぞれ委員と、岡田先生は委員長もなさったというお立場でいらっしゃいますので、まず最初にお二人に同じ質問をさせていただきたいと思うわけです。  現行法の問題点ということで、これは浅野先生の方がおっしゃったわけですけれども、環境基準の達成が再三にわたってできなかった理由、それをどんなふうにお考えになっているのかということ……

第151回国会 環境委員会 第16号(2001/06/22、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは温暖化防止と京都議定書問題についてお伺いをいたします。  共和党系の有力シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所のクリストファー・デミュース所長は、二酸化炭素排出量に何らかの規制、制御を設ける発想自体が受け入れられない、二酸化炭素の削減率に柔軟性を持たせたとしても、米国が京都議定書に復帰する選択はあり得ないとまで語っています。また、EUの議長国スウェーデンのペーション首相は、首脳会議後の記者会見で、ブッシュ米大統領は、批准はしないが発効を妨げないと述べたことを明らかにしています。  ですから、今や、あきらめずに協力していただける……

第151回国会 災害対策特別委員会 第3号(2001/03/08、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  自然災害から国民の生命と財産を守ることは国の最も重要な責務の一つと大臣が所信で表明をされたとおりでございます。防災は事前の備えが重要なことは言うまでもありません。しかし、同時に、毎年、自然災害による被害が相次ぎ、特に昨年一年間だけを見ても、有珠山噴火災害、三宅島噴火災害及び新島・神津島近海地震、東海地方を中心とした豪雨、鳥取県西部地震など、大規模な災害で多くの方たちがその生活に甚大な被害をこうむっております。その現在、被災者の生活支援、生活の再建に国がどのように責任を果たすのか、改めて厳しく問われていると思います。 ……

第151回国会 災害対策特別委員会 第4号(2001/03/22、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  ただいま趣旨の説明がございました地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律案について、その内容をより充実したものにするために、現行法を執行されている政府に対して、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。  現行の地震防災対策特別措置法は、その目的を、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、地震による災害から国民の生命、身体及び財産を保護するために、国庫補助率のかさ上げ等により、地域防災計画のうち地震防災上緊急に整備すべき事業を五カ年で計画的に推進する、このようになっているわけです。  現行の五カ年計画額に対する、最終年度……


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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 環境委員会 第2号(2001/10/26、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、温暖化防止対策をお聞きする前に、緊急な狂牛病対策の二、三の点についてお聞きをしたいと思います。  廃棄物となった肉骨粉等の焼却処理については、現在三つの問題がございます。一つは、屠畜場から排出される脳、脊髄等の廃棄物処理、二つ目は、レンダリング業者のもとにある在庫及びこれから排出される肉骨粉等の廃棄物処理、そして三つ目に、肉骨粉等をコンクリート原料としての焼却処理がございます。  そこで、一つ目の脳、脊髄等の廃棄物処理ですけれども、これは産業廃棄物に位置づけられるそうですけれども、牛一頭当たり十五キログラム程度で、一日当たりにいたしま……

第153回国会 環境委員会 第3号(2001/11/20、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  大臣、本当にCOP7は御苦労さまでございました。このCOP7で京都議定書の運用ルールが最終合意されたということは、二〇〇二年の発効に向けた準備が整ったわけで、地球温暖化防止のための国際的取り組みへの第一歩を踏み出したものだと思います。  そこで、川口環境大臣は、十一月七日のCOP7のステートメントで、「今回の交渉において、我が国は、ボン合意に忠実に従います。我々は、全ての国がボン合意をリオープンしないよう呼びかけます。」と表明しておられます。  ところが経済界が、これは日本の経済界が、罰則が法的な強制力を持つということを心配している、こういった……

第153回国会 環境委員会 第4号(2001/12/04、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  住友電気工業は、ことし八月の三日、九八年より実施してまいりました六製作所の敷地内の土壌、地下水の自主調査結果を公表いたしました。  それによりますと、各製作所敷地内で環境基準値を超えるトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の揮発性有機化合物が検出をされ、大阪製作所ではシアンが、伊丹製作所では弗素、六価クロム、砒素が環境基準値を超えたとしております。汚染の原因は、生産ラインで使用していたこれらの物質の一部が、使用中にごく微量ずつ飛散、漏えいしたものとしております。各製作所では、汚染状況等の調査結果を所管自治体に報告するとともに、汚染の拡散防止……

第153回国会 災害対策特別委員会 第2号(2001/11/08、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  ことしの八月三十一日に、国連の経済的、社会的及び文化的権利に関する委員会の最終見解が出されました。この中で、阪神・淡路大震災の被災者にかかわる記述がございます。きょうは、この問題について、政府としてどう受けとめ、どういう対策をとっていくのか、お伺いをしたいと思います。  そこで、まず最初に外務省の方から、この最終見解がどういう性格のものなのか、御説明をいただきたいと思うわけですね。あわせて、この中で、阪神・淡路大震災被災者について懸念と勧告が出されておりますので、その該当部分について述べていただきたいと思います。その……

第153回国会 災害対策特別委員会 第3号(2001/11/21、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、参考人の皆さんには、お運びをいただきまして、本当にありがとうございます。  限られた時間ですので、幾つか伺いたいことがございますけれども、まず最初にお二方に質問をさせていただきたいと思いますので、ちょっと質問をまとめて申し上げたいと思います。  一つは、廣井参考人にお願いをしたいと思うのです。  きょうの先生の話の中で、私、生活再建のために継続的支援で避難中の日常生活を支えること、それから、帰島後、住宅再建あるいは生活の再建に至るまでの日常生活を継続的に支援することが大事だと言われた視点は、本当に共感を呼んでおります。そのための施策を……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 環境委員会 第3号(2002/03/12、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  早速ですけれども、琵琶湖会議がございましたね。昨年十一月、第九回の世界湖沼会議がありまして、滋賀県の大津市で開催されました。  このときの琵琶湖宣言二〇〇一では、「湖沼の多くにおいて環境は依然として悪化し続け、湖と人との調和した共存関係の崩壊しつつあるのが、残念ながら現実である。」とし、特に生態系の仕組みを重視した湖沼の保全、管理の重要性などが強調されております。そして、重点事項といたしまして「調査研究とモニタリングの推進」などを挙げておりますけれども、そこでは一つに、「気候変動や大気汚染などの広域的な諸問題と湖沼環……

第154回国会 環境委員会 第5号(2002/03/29、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、昨年の十二月のこの委員会で、住友電気工業の土壌・地下水汚染問題を質問させていただきました。そこで、きょうは、この問題がただいま議題となっております土壌汚染対策法案ではどういうことになるのか、お伺いをしたいというふうに思います。  住友電気工業は、昨年八月の三日、九八年より実施してまいりました六製作所の敷地内の土壌、地下水の自主調査結果を公表いたしました。それによりますと、各製作所敷地内で、環境基準値を超えるトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の揮発性有機化合物が検出され、大阪製作所ではシアンが、伊丹製作所では弗素、六価クロム、砒素が……

第154回国会 環境委員会 第6号(2002/04/02、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、本当にお忙しいところお運びいただいて、ありがとうございます。  まず最初に、この法を提出するに至る経過でいろいろと御審議をしていただいた中央環境審議会の委員として、村岡参考人にお尋ねをしたいというふうに思います。  このたびの法案は人の健康被害を防止するということになっておりますけれども、先ほどもお話がありましたけれども、生活環境影響だとかあるいは生態系影響ということに対しては、知見がまだないので、それは将来のこととして、今回はそこまで踏み込まなかったんだというお話がございました。  しかし、中環審の答申では、費用対効果の関係の問題や……

第154回国会 環境委員会 第7号(2002/04/05、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  現在、滋賀県内の野洲川流域で、地下水汚染が地元では大変な問題になっております。野洲川流域の左岸にございます守山市の立入水源地の原水から、発がん性の疑いのある四塩化炭素が地下水質環境基準を最大濃度〇・〇一〇二ミリグラムと超過して検出されていることが明らかになっております。また、右岸の野洲町三上水源地の原水でも、同物質が最大濃度〇・〇四四九ミリグラムと超過して検出されております。さらに、その最下流にある中主町の比江水源地の原水からも、環境基準値を下回っているとはいえ、四塩化炭素が検出されていることが明らかになっております。四塩化炭素の地下水汚染が深……

第154回国会 環境委員会 第9号(2002/04/12、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  今回の改正案では、「国等の責務」に、「自然公園における生態系の多様性の確保その他の生物の多様性の確保を旨として、自然公園の風景の保護に関する施策を講ずるものとする。」と明記をされました。生物の多様性の確保を明記したことは前進ですが、依然として、風景の構成要素として保護するという範囲にとどまっております。  生物多様性はそれ自体として重要なものであり、国立公園等において最重点で取り組むべき重要な課題だと考えます。しかし、現在の自然公園法は、風景地の保護と利用の増進を目的とするものであって、野生動植物やその生息、生育環境の保護は明確に位置づけられて……

第154回国会 環境委員会 第12号(2002/05/14、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。まず最初に、桝本晃章参考人にお伺いをしたいと思うんです。  私も実は、月刊ケイダンレンですか、二月号を拝見させていただきました。それなりに企業の立場を代表してお書きになったという意味では、論旨一貫しているという印象を受けたのですけれども、とりわけ、先ほどもお話に出ておりましたけれども、自主行動計画は我が国の温暖化対策の有力な柱の一つだという認識を示される一方で、この自主行動計画の実行に伴って、目標達成の確実性やデータの透明性、信頼性について外部から多くの注文や批判が寄せられ……

第154回国会 環境委員会 第13号(2002/05/17、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、せんだっての本会議で質問をさせていただきましたときの大臣の御答弁、これを中心にきょうはお伺いをしてまいりたいというふうに思っております。  そこで、まず、日米首脳会談で、小泉首相が地球温暖化防止問題での米国の提案を建設的な提案と支持したことを問題にいたしました。この米国の提案は、既に来日した米国務省の上級交渉官が、総量削減の京都議定書の方式で計算をすると、これはもう十年後の温室効果ガス排出量は九〇年に比べて三五・五%増、こういったことになるということを明らかにした代物であります。  EUの公式見解の声明でも、排出絶対量の増加を許し、気候変……

第154回国会 環境委員会 第14号(2002/05/21、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、我が国の温室効果ガス排出量のうち、比較的伸び率の高い運輸部門について、特に船舶対策に絞ってお伺いをしたいと思います。  温室効果ガスの総基準量で見た排出量の伸びは、九九年度実績が九〇年の基準年比で、産業部門が七・八%増の三千二百万トン、民生部門が一七・四%増の四千四百万トン、運輸部門が六%増の一千百万トンとされております。運輸部門で九九年度のCO2の排出量は九〇年度に対して二三%増加していますけれども、この要因は自動車部門の伸びで、特に自家用自動車の部門の増加だとしております。  そこで、この運輸部門全体のCO2排出量に占める輸送機関……

第154回国会 環境委員会 第16号(2002/06/04、42期、日本共産党)

○藤木委員 きょうは時間が余りございませんので、自動車リサイクル法案の提出が迫られたもとになっておりますシュレッダーダスト問題と有害物質の汚染対策に絞って、政府の対応について伺いたいと思います。  そこで、鉄リサイクル工業会の調査によりますと、シュレッダーダストの処理単価は、一九九六年、九七年当時、一トン当たり一万六千円だったそうでございますけれども、これが二〇〇〇年になりますと一トン当たり二万四千円に急騰しております。最近、埼玉のメタルリサイクル業者に伺いましたら、一トン当たり今は三万円だということだそうです。反対に、スクラップの売り値は、九七年当時が一トン当たり一万六千円を超えていたものが……

第154回国会 環境委員会 第17号(2002/06/11、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  前回、九九年の法改正の際に、国や地方自治体の鳥獣保護の体制が不十分なままで都道府県への特定鳥獣保護管理計画制度を導入するのは、捕獲や狩猟期間の緩和などから、個体数管理に偏った対策となって、過剰な鳥獣の狩猟、駆除が横行するおそれが問題となったところです。  それでは、この議論された問題が現在どうなっているのかということなんです。  環境省の資料を拝見いたしますと、二〇〇二年三月現在の特定鳥獣保護管理計画策定は、シカが十八道府県、カモシカが四県、クマが三県、猿が一県、イノシシが三県ということでして、合わせて二十五道府県、二十九地域となっております。……

第154回国会 環境委員会 第18号(2002/06/14、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、朝早くからお越しをいただきまして、本当にありがとうございました。早速ですが、羽山参考人からお伺いをしてまいりたいと思います。  きょうは、主に八十条問題で、そこに絞ってお話がございましたけれども、前回の法改正のときに、たしか「環境と公害」誌に、法改正についての見解をいろいろまとめていらっしゃったのを私拝見させていただきました。  そのときに幾つか問題点を指摘されていらっしゃいましたけれども、その中で、法改正に当たって、国や地方自治体に極めて人材も不足して体制もなくて研究機関もないという中で、計画を下におろすということがやられていいだろ……

第154回国会 環境委員会 第19号(2002/07/02、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  前回に引き続きまして、まず最初に、鳥獣の保護管理について伺いたいと思います。  前回も指摘をいたしましたけれども、保護管理のための調査研究体制の整備、人材の確保、そして鳥獣保護事業のための鳥獣保護員の増員と育成は、今もお話がございましたけれども、ほとんど改善をされておりません。  先ごろ策定されました第九次鳥獣保護事業計画の基準では、「検討会・連絡協議会の設置等により調査研究、捕獲管理、生息環境管理、被害防除対策等を実施し得る体制を整備するとともに、」保護管理を適切に進めるため、「鳥獣保護センター等への専門家の配置、地域の大学・研究機関及び鳥獣……

第154回国会 環境委員会 第21号(2002/07/16、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、前回も今回も取り上げられましたけれども、青森、岩手県境での産廃不法投棄対策について、私も実は現場を見てまいりましたので、政府の対応についてお伺いをしたいというふうに思います。  青森県田子町と岩手県二戸市にまたがる県境に、香川県の豊島をしのぐ約八十二万立米という国内最大の産業廃棄物が不法投棄されているわけです。これは、青森県田子町の三栄化学工業が、埼玉県の産業廃棄物処理業者である縣南衛生と共謀して、三栄化学工業事業場敷地内にごみ固形化物、堆肥、燃え殻、有機溶剤入りドラム缶などを不法投棄したものです。  事業場内の発酵堆肥化施設というの……

第154回国会 災害対策特別委員会 第4号(2002/04/03、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、本当にお忙しい中、この委員会に参考人としておいでをいただき、ありがとうございます。  殊のほか廣井参考人には、二度のお運びで、今もお話を伺っていましたら、あのとき申し上げたことよりもさらに悪くなっているということを伺いまして、私は、あのときの質問者の一人として、皆さんの声をどこまで反映させるための努力をしたかということを改めて自問自答しているというような状況でございます。  しかし、廣井参考人が、市民ネットといいますか、そういう運動のネットが非常に大事だというふうに言われましたけれども、この運動が実は地元でも、東京でも広がっておりまし……

第154回国会 災害対策特別委員会 第6号(2002/05/16、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  三宅島の方たちは、全島避難で、ふなれな土地で本当に不自由な生活を余儀なくされて、間もなく二年を迎えようとしております。本日の委員会では、直接の災害対策にかかわる委員会といたしまして、この間の議論を踏まえて、実際に被災者の方たちに、現在の避難生活と今後の帰島に向けて安心と希望を持ってもらうことができる、実効性のある施策や対応をとるという姿勢を明らかにすることが求められているであろうというふうに思っております。今、国としてどういう責任を果たすのか、政府の姿勢が厳しく問われております。そうした思いで質問をさせていただきたいと思います。  まず、何より……

第154回国会 災害対策特別委員会 第7号(2002/06/07、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。きょうは朝早くから委員会にお出向きをいただきまして、本当にありがとうございます。  まず、私自身が阪神・淡路大震災の被災地である兵庫県の出身でございますので、この問題では非常に大きな関心を持っているわけですけれども、特に鳥取県の取り組み、片山参考人に最初に伺いたいと思うんです。  二〇〇〇年の十月に起こって、今もお話を伺っていましたら、震災直後と言ってもいい時期に、政府が否定し続けている被災者の住宅再建に県の施策として補助制度を実施するということを決断されたことに本当に感動いたしました。これは阪神・淡路大震災の被災地の被災者が喜んだんですよ。自分の……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 環境委員会 第2号(2002/11/08、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。どうかよろしくお願いをいたします。  まず最初に、東京の大気汚染公害訴訟の控訴をされたということに対して、私は非常に遺憾だという意を表明させていただき、ぜひお取り下げをいただきたいという私の意思をまず最初に表明させていただきたいというふうに思います。  早速質問に入らせていただきます。  今回のCOP8では、先進国の対策の責任を果たす姿勢を明確にさせるということが課題だったと思います。ところが、当初のデリー宣言案には、削減の文字もなく、京都議定書への言及もありませんでした。COP8では、宣言に京都議定書の批准を明記して、京都議定書を効果的に実施する……

第155回国会 環境委員会 第3号(2002/11/12、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  早速、自然再生推進法案に対する質疑を行いたいと思います。  まず、むだと環境破壊の公共事業に対する批判、これが高まっている中で、政府は各種の事業実施法への環境配慮規定を新設してまいりました。近自然型工法の採用あるいは時のアセスの実施、また幾つかの公共事業計画の見直しなど、一定の対応を行ってまいりました。しかし、川辺川ダム、諫早干拓、各地の空港、高速道路などの大型プロジェクトを改めようとはしておりません。そこで、国民の批判はさらに高まっております。ただいま提案されている法案は、こうした自然破壊の公共事業推進への反省や是正が全く見当たりません。  ……

第155回国会 環境委員会 第4号(2002/11/15、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは本当に朝早くから私たち委員会の審議に御協力をいただきまして、本当にありがとうございます。  私は、この法律、ボトムアップだということが非常に大宣伝されておりまして、確かに枠組みは今までないNPOの参加だとか住民の参加だとかということは書かれてはいるんですけれども、それならば、この法律をつくるときからボトムアップでやる必要があったんじゃないかと思うんですね。  私は、今の皆さん方のお話を伺っていましたら、それぞれ専門的に、自然を回復させよう、復元させようという努力をしてこられたそれぞれのその経験が非常に豊かでいらっしゃいますだけに、そのノ……

第155回国会 環境委員会 第5号(2002/11/19、42期、日本共産党)

○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、議題となっています自然再生推進法案に対する修正案の趣旨を説明いたします。  修正案は、既にお手元に配付されておりますので、詳細な説明は省かせていただきます。  議員提案による自然再生推進法案は、肝心の事業箇所の選定が国土交通省や農林水産省など事業実施者に任されていて、自然再生事業の必要性を第三者的に判定する仕組みがありません。また、国民が自然再生が必要と思われる箇所について再生事業の実施を求める仕組みなどがないなど、これまでの自然破壊の反省もないまま、新たな装いのもとに自然破壊の公共事業が推進される危険が強いものです。  そこで、修正案は、過去の公共事業……

第155回国会 環境委員会 第6号(2002/12/06、42期、日本共産党)

○藤木委員 きょうは、本年七月十七日に当委員会が調査を行いました尾瀬沼にある有名な長蔵小屋の不法投棄問題等、自然公園内でのごみの不法投棄問題について質問をいたします。  自然保護の象徴的な存在として知られる長蔵小屋は、自然公園法に基づいて環境大臣から認可を受けて公園事業を執行している公園事業者です。公園事業者というのは、公園計画に基づいて執行される公園の利用または保護のための施設であって、国立公園内における宿泊施設等、民間事業者が国にかわって行うことができるものとされております。  九九年六月、長蔵小屋は別館の建てかえを申請いたしました。申請を受けた環境省は、既存建築物の撤去に伴い生じる木材を……

第155回国会 災害対策特別委員会 第3号(2002/11/27、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  阪神・淡路大震災から間もなく丸八年を迎えようとしております。私は兵庫県出身でございますから毎週地元に帰っているわけですけれども、しかし、先日改めて、災害復興公営住宅に住んでいらっしゃる方、また復興支援工場で仕事をしておられる業者の方々とお話をしてまいりました。長田区内の再開発、区画整理地域をも歩いてまいりました。  そこで伺いましたことは、家賃が払えなくなったとか、震災で借りたお金が返せないなど、被災者の実態はさらに深刻の度を増しているということでございます。町の姿も、復興のめどが立たないまま放置された広大な地域が残されておりまして、神戸市内の……

第155回国会 特殊法人等改革に関する特別委員会 第8号(2002/11/18、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子です。  私は、日本共産党を代表して、独立行政法人国民生活センター法案等特殊法人等改革関連四十六法案すべてに反対の討論を行います。  すべてに反対する最大の理由は、今回の特殊法人改革の多くが看板のつけかえにすぎず、改革の名に値しないものだからです。  国民が期待する特殊法人改革は、むだな部分を思い切って削減すること、天下りをなくして癒着構造にメスを入れること、国民生活に必要な部門は拡大、充実すること、ここにあります。  ところが、本法案には、こうした内容の改革は皆無です。緑や自然破壊を引き起こし、多大な浪費を生み出した公共事業が依然として温存されている緑資源機構……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 環境委員会 第2号(2003/02/28、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  今、政治と金の問題で、企業からの献金が厳しく問われております。そこで、きょうは、鈴木環境大臣御自身の献金問題で、大臣の政治姿勢についてお伺いをいたします。  公職選挙法違反容疑で自民党長崎県連前幹事長が逮捕されたという事件がございますけれども、政治資金規正法に基づいて政治資金として届け出された、そういう献金であっても、その実態が実は選挙に関する寄附であったということが明らかになりますと、これは、公職選挙法の百九十九条及び二百条、ここで定めております特定の寄附の禁止ということに違反をする問題として示されております。  言うまでもなく、公職選挙法の……

第156回国会 環境委員会 第4号(2003/03/18、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  法案の質疑に入ります前に、一言、イラク問題について伺っておきたいと思うんです。  アメリカのブッシュ政権は、いよいよ、国連の決議なしに、四十八時間の猶予を与えつつも、武力を行使してイラクを攻撃するということを内外に声明を発表いたしました。これを受けて小泉政権も、これを支持するという立場を表明されたと、私自身テレビを拝見いたしませんでしたけれども、伺いました。  そこで、鈴木大臣がこのことに対してどのような見解をお持ちなのか。私は、イラクに対するアメリカの攻撃を容認するような国連の決議というのは、今まで数々出ている決議の中にも一本もなかったという……

第156回国会 環境委員会 第5号(2003/03/25、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、お運びをいただきまして、本当にありがとうございます。  早速ですけれども、島参考人にお伺いをしたいと思うのですが、先ほどの御報告を伺っておりましても、委嘱されて研究を始められてから、かれこれ十七年目になるんですか、そのぐらいかかっていらっしゃるわけですね。この間に本当に継続的にフィールド研究を実施してこられたというのが千葉大しかないと言われているのは、全く貴重な研究だというふうに思いますので、この経験というのをやはり生かしていかなければならないだろうということを、まず強く感想として持ちました。  そういいますと、先ほど青山参考人からも……

第156回国会 環境委員会 第6号(2003/04/18、42期、日本共産党)

○藤木委員 まず最初に、日本環境安全事業株式会社法案について伺いたいと思います。  環境省の資料によりますと、環境事業団によるPCB廃棄物の全国処理体制としては、二〇〇一年十一月に認可された北九州事業、二〇〇二年十月末に認可をされました豊田事業、そして二〇〇一年十一月初めに認可をされた東京事業、このようになっております。北九州事業での処理能力は、第一期分で日量約〇・五トン、豊田事業は処理能力が日量約二トン、東京事業も日量の処理能力は約二トンとなっております。  一方、民間事業者によるPCB廃棄物処理施設の整備状況ですが、これは現在稼働中もしくは稼働の予定の自社処理施設として、東京電力が、川崎市……

第156回国会 環境委員会 第7号(2003/05/09、42期、日本共産党)

○藤木委員 私は、現在、公害等調整委員会であっせんが行われております尼崎市の大気汚染被害防止問題について伺います。  このあっせんは、二〇〇〇年十二月八日に大阪高等裁判所で原告患者と被告国・公団が和解しましたけれども、その後、国側が和解条項を履行しようとしないということで、原告患者側が申し出たものでございました。原告患者側は、大阪高裁の和解条項で実施いたしました道路交通量調査に基づいて尼崎市地域での大型車の具体的削減目標を設定し、それに沿う大型車規制対策を検討するなど、和解条項を誠実に履行するよう求めております。  そもそも尼崎大気汚染公害訴訟では、原告は、被告国・公団が尼崎市内の国道四十三号……

第156回国会 環境委員会 第8号(2003/05/16、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  まず最初に、廃棄物処理法の一部改正についての問題で伺いたいと思います。  現在の産業廃棄物の不法投棄対策は、九七年の廃棄物処理法改正で不法投棄に対する罰則の強化、産業界の出捐及び国の補助金による原状回復基金制度の創設などが行われ、特に二〇〇〇年に改正された中では、排出事業者が産業廃棄物の運搬または処分を委託する場合に最終処分までの注意義務やマニフェストによる一貫した把握、管理の義務づけ、措置命令要件の拡充強化が行われました。  しかし、不法投棄件数及び投棄量は、二〇〇〇年度で一千二十七件、四十・三万トン、二〇〇一年度では一千百五十件、二十四・二……

第156回国会 環境委員会 第9号(2003/05/20、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。きょうは、参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。  早速ですが、今回の一部改正案なんですが、私も、緊急時に環境大臣の調査権限を創設されたという問題であるとか、廃棄物の疑いのある物の処理に対しても市町村長の調査権限を拡充しているという点だとか、あるいは不法投棄や不法焼却に対しても未遂罪を創設するといった措置が盛り込まれているということは、不法投棄の一定の未然防止などの効果が期待できるのではないかなと。  また特に、悪質な処理業者の許可を取り消すということも許可権者に対して義務づけているわけですし、処理業者の許可の欠格要件にも許可の取り消し逃れ……

第156回国会 環境委員会 第10号(2003/05/23、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、きょうは、二月十九日の衆議院の予算委員会で我が党の矢島恒夫議員が行いました群馬県内の利根川河川敷の産廃不法投棄問題を、環境の側面から改めてお伺いしたいと思っております。実は、私も矢島議員と御一緒に、昨年十一月十六日、群馬県太田市高林南町と同古戸町の産廃不法投棄現場を調査してきたからです。  現場は、利根川と石田川との合流地点の中州に当たるところで、すぐ下流に東京都の利根川取水路、そして太田市の水道水井戸があるところでございます。当日、現場は住民の皆さん方五十人以上が見守る中で、群馬県などの許可を得て二カ所を試掘いたしました。高林南町の現場……

第156回国会 環境委員会 第11号(2003/05/30、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  国内外の絶滅のおそれのある種を体系的に保存することを目的とする本法は、施行から抜本的改正がされることなく、既に九年もの歳月が経過いたしました。  本法に関しては、一九九二年の法案審議の際に付された附帯決議と、一九八七年の譲渡規制等に関する法律案に対する附帯決議も含めますと、二度も附帯決議が付されておりますけれども、今なお抜本的に実効ある措置はとられておらず、希少野生動植物種は増加し続け、生息地の保護も進んでいないなど、さまざまな問題が残されたままになっております。  今回の法改正については、公益法人改革の一環ということで、登録等の事務について現……

第156回国会 環境委員会 第12号(2003/06/03、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。きょうは、貴重な御意見をお伺いして、本当にありがとうございました。  時間が限られておりますので、お四方に、村田参考人、それから加藤順子参考人と鷲谷いづみ参考人には二問同じ質問をさせていただいて、最後に岩槻参考人にお尋ねをしたいと思っておりますので、一遍に全部申し上げたいというふうに思っております。  村田参考人が、申請受理から承認に至るまでの過程で情報公開と意思決定に市民参加をするということがあいまいじゃないかというふうに言われたのは、非常に私は同感でございます。  市民の関心の幅の広さというのを先ほどおっしゃったんですけれども、例えばアメリカの……

第156回国会 環境委員会 第13号(2003/06/06、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  これまで、生物を輸入する際の影響については、人の健康への影響、農作物、家畜への影響という観点での規制が行われていましたけれども、カルタヘナ議定書で求められている生物多様性への影響という観点で評価する仕組みはございませんでした。そこで、今回その仕組みが必要となったわけで、これまでの指針に基づく影響の評価の仕組みでは十分な実施が担保されないということから、法律に根拠を置いた措置が必要ということになりました。  そこで、まず、今世界でどれだけの遺伝子組み換え作物が生産されていて、日本に輸入されているかという問題です。  遺伝子組み換え作物は、二〇〇一……

第156回国会 環境委員会 第14号(2003/07/15、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  私どもの国では、公害をなくすという取り組みから始まった環境問題ですけれども、現在では、人類の生存の基盤にかかわる問題として、国民の環境意識は非常に向上してきております。特定企業の活動と同時に、国民の生活のあり方が環境に及ぼす影響についても、その改善の取り組みが重要視をされております。そのために、環境教育だとか情報の提供だとか体験学習などが求められているわけでございます。  しかし、実態はどうかといいますと、地域社会でも教育現場でもあるいは職場でも、環境教育は決して十分とは言えません。したがって、環境教育の推進に関する法案の制定がその促進に役割を……

第156回国会 経済産業委員会 第8号(2003/03/19、42期、日本共産党)

○藤木委員 私は、日本共産党を代表して、産業再生機構法案及び関係整備法案並びに産業再生法改正案に対する反対討論を行います。  産業再生機構法案と関係整備法案に反対する理由の第一は、産業再生機構が、過剰債務企業に対する銀行の債権を政府保証の資金で買い取ることにより、本来銀行が負うべき企業再生のリスクを肩がわりし、最終的に損失が出れば公的資金で穴埋めする仕組みになっているからです。  第二に、不良債権処理加速策の一環として打ち出された産業再生機構は、銀行に対して過剰債務企業の選別、切り捨てを迫るものだからです。産業再生どころか産業破壊になりかねないものです。  第三に、産業再生機構が再生支援する企……

第156回国会 厚生労働委員会 第23号(2003/06/11、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  私は、政府提出の次世代育成支援対策推進法案に対する修正について、その趣旨及び理由を御説明いたします。  本修正案は、次世代の社会を担う子供たちが、健やかに生まれ育てられる環境の整備を図る上で、国及び地方公共団体の財政上の責任を明確にすること及び国民の合意の形成と情報の公開が重要であることにかんがみて、修正を行おうとするものです。  修正の第一は、国が行動計画策定指針の策定に当たって、国民の意見を反映させる措置をとること。  第二は、次世代育成支援に対する国の市町村、都道府県への財政上の措置を明記すること。  第三は、事業主が行動計画の策定に当た……

第156回国会 災害対策特別委員会 第5号(2003/04/03、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、災害発生から丸八年の歳月を重ねた阪神・淡路大震災の被災者が直面している深刻な問題について伺います。  鴻池大臣は所信表明で、被災地の復興は着実に進展してきたとお述べになりましたが、その被災地に住む被災者の実際の生活がどうなっているかということです。  震災後クローズアップされた孤独死、当然減っていると予測されていると思うのですが、実際は、災害公営復興住宅の神戸市営だけを見ても、九八年度は十六人、九九年度で三十六人、二〇〇〇年度には四十七人、二〇〇一年度は五十人、二〇〇二年度は、まだ一月から三月末までの数は出ておりませんでしたけれども、……

第156回国会 災害対策特別委員会 第7号(2003/07/23、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  三宅島の現地視察がやっと実現いたしまして、前回の委員会視察から一年二カ月ぶりに直接、この目で島の様子を見てまいりました。  全島避難から間もなく三年になります。この間、当委員会では、数次にわたる現地への視察、避難先への視察、二回に及ぶ参考人質疑と毎回の委員会での質疑を重ねまして、三宅島噴火災害対策に関する委員会決議も上げてまいりました。政府として、この間の委員会での議論、委員会決議について、どのように受けとめ、どのように対応してきたか、そのことが問われております。  大臣は、決議は重く受けとめていると答弁されておりますけれども、その言葉を実際に……


藤木洋子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
37期-41期-|42期|

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各種会議発言一覧(衆議院42期)

藤木洋子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
37期-41期-|42期|
第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2001/03/01、42期、日本共産党)

○藤木分科員 日本共産党の藤木洋子でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  きょう、私は、播州織の保護と育成の問題について質問をさせていただきたいというふうに思います。  私の出身地の兵庫県に、播州織という織物があるわけです。これは先染め織物と申しまして、糸を先に染色して、それで織るというものでして、実際に現物を少しここへ持ってきているんですけれども、このような布なんですね。特に、ギンガムだとか平織りだとかいうようなことで、一般的に大変重宝がられて使われている、そういう織物です。  この播州織というのは、北播磨と呼ばれる地域で、西脇市、加西市など二市六町にまたがっていて、兵庫県は言う……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 経済産業委員会環境委員会連合審査会 第1号(2002/06/04、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  きょうは、連合審査にわざわざお運びをいただきまして、ありがとうございました。  私は、この廃自動車のリサイクル問題で非常に問題意識として持っておりますのは、シュレッダーダストの中に含まれている有害物質、この問題と、それから、シュレッダーダストがマテリアルリサイクルに回される率というのは極めておくれているということが非常に問題点ではなかろうかという意識を持っているわけですね。  そこで、まず最初に酒井参考人にお伺いをしたいというふうに思うんですけれども、解体業者と先ほどから何回もおっしゃっていらっしゃるわけですが、リサイクル業者とそれからシュレッ……

第154回国会 決算行政監視委員会第二分科会 第1号(2002/04/08、42期、日本共産党)

○藤木分科員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いをいたします。  きょうは、小児救急医療体制の充実が急務だという思いを最近大変強く持っておりまして、この問題で質問をさせていただきたいと思います。  私の地元、兵庫県議会からも意見書が出ておりますけれども、現在受理されたのは四十八地方議会から提出された意見書だというふうに伺っております。随分たくさんのところから要望が出ているというふうに思うのです。  これまで、小児救急の医療体制が整備されていないために亡くなったり重い後遺症を背負うことになったお子さんが後を絶ちません。実際、幼児がインフルエンザ脳症で亡くなるという痛ましい事故は、私……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 経済産業委員会環境委員会連合審査会 第1号(2003/05/16、42期、日本共産党)

○藤木委員 日本共産党の藤木洋子でございます。  ことし三月十七日、筑波大学附属病院の医師から潮来の保健所に対して、神栖町の住民が手足のしびれ、震えなどの症状を訴えているので井戸水を検査してほしい旨の依頼がございました。  同月二十日、茨城県の衛生研究所が検査をした結果、A地区から、水質基準の四百五十倍の濃度、四・五ミリグラムの砒素が検出されました。引き続いて四月三日に、A地区の井戸から西の方に約一キロメートル離れたB地点で、三月二十八日から四月三日にかけて検査をした井戸六カ所からも比較的高濃度の砒素、これは十八倍から四十三倍なんですが、検出されました。このB地点を中心として半径五百メートル以……

第156回国会 予算委員会第一分科会 第1号(2003/02/27、42期、日本共産党)

○藤木分科員 日本共産党の藤木洋子でございます。よろしくお願いいたします。  多重債務者らに違法な超高金利で融資をするやみ金融業者による暴力的取り立てなど、被害が激増しておりまして、社会問題化していることを放置することはできないというふうに思います。  バブル崩壊以来の長期不況下で、リストラ、倒産、転廃業など雇用失業情勢も、戦後かつて経験したことのない事態になっております。家計費の不足を補うためや、商売、事業の失敗などが原因で、サラ金、クレジットの多重債務者となるケースが増大しております。  銀行の貸し渋り、貸しはがしに苦しめられている人たちが、安易に金を貸すサラ金を頼りにしたからといって責め……



藤木洋子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

藤木洋子[衆]在籍期 : 37期-41期-|42期|
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