このページでは鈴木淑夫衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○鈴木淑夫君 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま議題になっております平成十二年度補正予算三案に対して、反対の立場から討論を行います。(拍手) まず第一に、この予算案の枠組み自体に問題があります。 一見すると、特例公債を発行せず、公債発行額も抑制され、財政健全化に配慮しているように見えます。しかし、これはまやかしであります。前年度の剰余金一兆円の二分の一以上を、財政法第六条第一項の規定どおり、国債整理基金に繰り入れることをせず、全額財源に使っていること、前年度に比べ国税の自然増収が二兆円以上あること、財投債という名の新しい公債を一般会計の外で発行していることによるものであります。行政構……
○鈴木淑夫君 自由党の鈴木淑夫でございます。 私は、ただいま議題になりました銀行法等の一部を改正する法律案につきまして、自由党を代表して質問いたします。(拍手) 法案審議の前提として、まず、総理の構造改革並びに不良債権処理の考え方についてお尋ねいたしたいと思います。 小泉総理は、構造改革、不良債権処理なくして景気回復なしという側面を常に強調しており、そのこと自体は正しいのでありますが、また、自由党もかねて主張していることでありますが、しかし、同時に私ども自由党は、景気を維持しなければ構造改革や不良債権処理は挫折するとも言っております。景気後退が続けば、不良債権を処理する端から、次から次へ……
○鈴木淑夫君 私は、自由党を代表いたしまして、証券税制の改正に関する租税特別措置法改正案並びに地方税法改正案につきまして、質問いたします。(拍手) 小泉内閣が示した改革工程表を見ますと、「証券市場の構造改革」という項目はありますが、そこには、今臨時国会での措置として、ただ一言、「証券税制について、早急に対応する。」としか記されておりませんでした。また、同じ改革工程表の「税制改革」の項目には、今臨時国会での措置は特に書かれておらず、今後の経済社会の構造変化等に対応した望ましい税制構築へ向けて政府税調で今後とも引き続き幅広い視点から検討を行うと、これもまた政府税調任せ、あなた任せで、抽象的なこと……
○鈴木淑夫君 私は、自由党を代表いたしまして、金融機能の再生のための緊急措置法の一部改正案に反対の討論をいたします。(拍手) 反対の第一の理由は、この法案がRCCの不良債権買い入れ価格の引き上げや入札への参加を容易にすることによって、結果的には国民の税負担による銀行救済スキームをつくろうとしているからであります。(拍手) この法案は、いわゆる時価での購入や入札参加の拡大により、金融再生勘定十兆円の政府保証のうち、まだ使われていない約四兆円を活用して不良債権を積極的に買い上げようとしておりますが、今まで約四百億円弱しか買い上げできなかったRCCが四兆円規模で買い上げを行うためには、これまで国……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 今回のそごう事件、すなわち、一度は金融再生委員会で血税を使った債権放棄を決めておきながら、与党の政策責任者が直接そごうに働きかけて債権放棄の申請を取り下げさせて、民事再生法の適用を裁判所に申請させた、これを私はそごう事件と申しますが、この本質というか、これをどう解釈するかという点から始めたいと思います。 きょう最初に質問に立たれました自由民主党の根本委員は、これは行政が間違った判断をしたのに対して政治が正したのだと、行政と政治の対立のような解釈をされましたが、私はそれは違っていると思います。 日本は御承知のように議院内閣制でありますから、……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 既に三時間を経過いたしましたが、私を含めて三人、あと二時間十五分残っております。お疲れかもしれませんが、この半期報告を国会へ提出して、このような形で国民の代表である国会議員を相手に質疑をするということが、新日銀法のもとで、日本銀行の、そして金融政策の独立性の非常に大きな担保となっているわけでございます。その意味で、日本銀行の、そして金融政策の独立性を守るための大事な機会でございますので、申すまでもないことでありますが、あと二時間十五分頑張っていただきたいと思います。 一年前のこの会合で、ですから平成十年度下期の半期報告を議論するこの会合、速……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 この委員会の冒頭で両大臣から所感の御披露がございましたので、質疑通告しておりませんが、その中身についての質問から入らせていただきたいと思います。 まず、宮澤大蔵大臣、恐れ入ります。 冒頭でお読みいただきました所信でございます。私どものところに配られているペーパーでは二ページ目になります。二ページ目の冒頭に、「平成十三年度予算編成と財政構造改革について」というところがございますが、私、これを拝見、拝聴しながら、率直に言って、官僚の作文というのはこういうものでございますが、支離滅裂というか、ポイントをぼかしているというか、どっちにウエートがか……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。自由党を代表いたしまして、そごう問題を中心に、経済政策のあり方について質疑をさせていただきたいと思います。 初めに、森総理にお伺いをいたします。 市場経済においては、借金を返せなくなった者は市場から退出していく、これが鉄則だと思うんですね。経営が悪化して借金が返せない。もちろん、そのときに債権者と、何かちょっと返済期限を延ばしてよとか、場合によってはちょっと債権の放棄をしてくれないかとかいう経営再建の努力はするけれども、それでも経営再建成らずということであれば、市場から退出していくというのが市場経済の鉄則だと思うんですね。恐らく総理もそういう……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。三人の参考人の皆様、きょうは大変御苦労さまでございます。昨日に続きまして、自由党を代表して、そごう問題を中心に質疑を行わせていただきたいと思います。 早速ですが、初めに八城参考人にお尋ねいたします。 これはいいとか悪いとかいう質問ではないのです。淡々と事実関係に即してお答えいただけばいい話なんですが、そごう問題は、御承知のようないきさつで民事再生法を申請したわけですね。これは裁判所に受理されまして、恐らく十一月ごろには再生計画が関係者の間でできて、来年一月ぐらいには裁判所の決定がおりると思うのですね。 民事再生法というのは、中小企業を頭に置……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 昨日、日本銀行は御承知のように「経済・物価の将来展望とリスク評価」というペーパーを発表されました。申すまでもなく、新日本銀行法のもとで担保されております日本銀行の独立性というのは、それと表裏の関係で、金融政策の透明性、国民に対する政策責任というものがあって初めて達成されるものでありますから、こういう紙を今後一年間に二回、四月と十月に発表されるということでございますが、大変結構なことだと思います。 時間も限られておりますから、早速中身についてでありますが、マスコミは日本銀行は割と楽観的な見通しをしているというふうに報道をしております。私は、来……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 私は、民間の市場経済というものがうまくワークをして、そこで業を営んでおる業者にとってもやりやすい、そして消費者にとっても利益になる、そういう状態になるための市場対策、市場政策というのは基本的には二つの側面がなければいけない、いわば車の両輪で進まなきゃいけないと思っています。 一つは、規制の撤廃で参入を促進し、業者が創意工夫で競争ができるようにする、価格競争の促進もその中に入りますが、そういう政策は片っ方の車だと思うのですね。しかし、もう一つ大事なのは、公正取引の確保ということだと思います。不公正な手段で販売しちゃいかぬ、不当廉売しちゃいかぬ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 私は、今の長妻委員と大蔵大臣のやりとりを伺いながら、宮澤大蔵大臣は辛抱強い方だなと思って聞いておりました。そのうちに言い出すんじゃないかと思って私が期待していた二つのことを最後までおっしゃらなかった。 一つは、今の財政赤字、非常に大きくて大変な状況だけれども、しかし、一般会計の公債依存度を尺度にすれば最悪期は過ぎた。平成十一年度が恐らく最悪ですね、四〇%をちょっと超えて四一、二%。恐らく今度は補正後で、もう見えていますが、四〇%を切ったというふうに思います。それを言い出さない。私だって努力しているというのでそれを言い出すかと思っていたら、言……
○鈴木(淑)委員 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成十二年度補正予算三案につきまして、反対の立場から討論をさせていただきます。 反対理由の第一は、補正予算の歳入面につきまして、国債管理政策の基本原則から逸脱した施策をとっていることであります。 本来、現在のような低金利のときには、剰余金を将来の償還に充て、長期債にウエートを置いた新発債を発行した方が、長期的に見ますと金利負担は低下するはずであり、それが国債管理政策の基本原則であります。ところが、この予算案では、国債整理基金への繰り入れをストップし、また、発行国債は短期債に偏っております。これでは、長期的に見ます……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。大臣、副大臣、お忙しい中をお越しいただきましてありがとうございます。 私も、この踏切道改良促進法の一部を改正する法律案を中心に質問をさせていただきたいと思います。 申すまでもないことでございますが、日本経済はここへ来て先行きが少し怪しくなってきておりまして、ことしに入って一月の生産が前月比三・九%も落ちる、二月と三月の予測指数を加えますと、一―三月が約二年ぶりに前期比マイナスになりそうだと。失業率は、四・九%という、去年の八月は一時四・六まで下がっていたのが、最悪になっている。株価もそういうことで一万二千円台に下がったままだ。先行き大丈夫だろ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 財務大臣と金融担当大臣の所信に対する質疑ということでございますので、財政政策と金融行政の基本的なスタンスについて質問をさせていただきたいと思います。 お手元にこういうグラフを一枚お配りしてありますので、ごらんください。これは、実質GDPが黒で書いてあって、あと、その主な構成項目が書いてある非常に単純なグラフでございます。実質GDPのスケールは左側にとってあります。それから、設備投資、公共投資、純輸出のスケールは右側の長いの、それから消費だけはちょっと違うスケールでとってありますが。 なぜこんなグラフを持ち出したかといいますと、九一年度から……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 大蔵委員会以来の慣行によれば定例日が火、水、金でございますので、その慣行を踏襲するとすれば、きょうは木曜日で、テレビはございませんが予算委員会においては分科会に入っておりますし、全体の国会の流れを考えまして、我々野党としても、きょうは例外として審議を続けるということに賛成したわけでございます。 前置きはそのぐらいにいたしまして、ただいま出ております三法、並びにNPO法案関係の、野党三党の提出した法案につきまして、質疑をいたしたいと思います。 宮澤財務大臣、私の尊敬する大先輩でございまして、これまでにもいろいろと教えていただいてきております……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 ただいま審議しております関税定率法等の一部改正案につきましては、その運用について幾つか注文をつけたいことがありますが、それは附帯決議に譲るといたしますと、この改正案の内容に関しては、特恵関税制度の十年再延長につきましてもその他関税率につきましても、大きくは自由化の方向の中で国内産業への影響あるいは途上国に対する配慮がなされておりますので、私ども自由党としてはこの法案に賛成したいと思っておりますものですから、せっかくのこの機会を利用して、危機的状況に陥っております日本経済に対する政策対応について、宮澤大臣と柳澤大臣の御見解をお伺いさせていただき……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 ただいまの小泉委員と両大臣の日本の金融改革の歴史に関するディベートを聞いていて、許されるものなら手を挙げて参加をしたいという思いに駆られましたがここはぐっと抑えまして、やることたくさんあります、二十五分間しかないからぐっと我慢をして、もっと大事だと私思っております当面の金融政策、財政政策と景気の関係について質疑をいたしたいと思います。 私の判断では、日本経済、残念なことながら、ことしに入って新たな景気後退局面に入った可能性が非常に高いと思います。それをはっきり示していると思われるのは、鉱工業生産、出荷、在庫の動きでございます。 昨年までの……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣、このたびは財務大臣御就任、まことにおめでとうございます。また、柳澤大臣には、引き続き再任で、まことに御苦労さまでございます。お二方とも、大変難しい時期でございますので、どうぞお体に気をつけながら、日本のために全力を挙げて頑張っていただきたいというふうに思います。 まず、塩川大臣に御質問申し上げます。 私の塩川先生の思い出というのは、私は政界へ出てくる前に野村総合研究所の理事長をしておりました。そのころはしばしば私はあちこちで講演をしておりましたが、私の講演会に塩川先生は何回かいらっしゃったのを記憶しております。私は、自由民主党の……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。おはようございます。 今審議をしております閣法は、すべて緊急経済対策関連のものでございます。初めに、塩川大臣にお伺いしたいと思いますが、この緊急経済対策というのは何を目的とした対策なのかということですね。これまでの例でいいますと、緊急経済対策というのは、大体、経済がおかしくなってきたときに緊急に対策を講じる、こういう性格のものでしたから、比較的マクロ経済対策が中心であったように思うのですね。今度のこれは、マクロ経済対策なのか、それとも緊急に実施すべき構造改革なのか、どういう性格を持った対策でございましょうか。
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣、率直に言って、今の私の自由党の同僚の中塚委員の質問を聞きながら、よくまあ心配なくあんなことを言っているなと思って、感心して聞いておりました。 なぜかというと、この一週間ほど、景気の基本的な指標が次々と発表になりましたね。まず、四月の生産、出荷、在庫、在庫率が発表になった。同時に、五月、六月の生産予測指数も発表になった。それから、四月の雇用統計も発表になった。機械受注も発表になった。きのうは財務省から法人企業統計季報が発表になって、一―三月の設備投資もこれでわかったので、間もなく一―三のGDPが出てくるでしょう。 あの一連の基本的……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 KSD問題は、これはもう典型的な政官業癒着の利益誘導政治をあらわしておりますし、機密費問題も国民の血税の浪費、むだ遣い、最も悪質な例だと思います。ですから、この二つの問題について、当委員会において証人喚問を含めて徹底的に真相を究明し、そして責任を明らかにし、対策を講じることが必要であります。 しかし、この二つの問題と並んで、国民の皆さんが非常に強い関心を持っている問題がもう一つある。それは、どうも景気がおかしくなってきているようだが、ここに提出されている平成十三年度予算で、日本の景気、そして経済の再建、景気が立ち直って再建できるんだろうか、……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 先週金曜日の基本的質疑に引き続きまして、経済の問題について御質問をさせていただきます。 先週金曜日にも申し上げたことでありますが、日本経済、足元、先行き、ともに赤信号が点滅し始めた。去年の七―九は第二次速報でマイナス成長に修正されましたし、十―十二月期は、鉱工業生産が前期比でたったの〇・三%しかふえない。月例報告でも生産の増勢が鈍化してきていることをお認めになった。そして今一―三、去年の十二月の日銀短観では、ずっと二年間改善を続けてきた大企業、製造業の業況判断、DIが悪化する、一―三に悪化する、こう出ているわけですね。 問題は、こういう赤……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 きょうは、まず、パネルをお示しして話を始めたいと思います。 このパネルは、二日前に発表になりました、鉱工業生産、出荷、在庫率まで入れた、最近三年間ほどの生産、出荷、在庫率の推移でございます。 一番の上の丸ポチで結んであるのが生産でございますが、御承知のように、一月の数字が発表になりましたところ、予測指数ではプラス〇・七%のはずだったものが、実績はマイナス三・九になったのですね。この三・九のレベルというのは、ごらんになって驚かれるかと思うのですが、こんな低いところです。その後、予測指数で、二月はちょっと上がって、三月はまたちょっと下がるとい……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 この十年間、日本経済は停滞を続け、社会は凶悪犯罪がどんどんふえてきている、また、あすを背負う子供の教育現場も乱れているということで、日本の国民はいわば出口のない閉塞感に悩んでいた。そこに小泉総理があらわれて、聖域なき構造改革をやる、こうおっしゃったものですから、暗やみで一条の光を見出したような気持ちで、今、日本国民の期待が小泉総理に集まっているんだというふうに思います。 総理、覚えていらっしゃるかどうかわかりませんが、十年ほど前、総理が郵政大臣のときに、郵政事業の民営化を打ち出されました。まさに四面楚歌、郵政官僚はそっぽを向くし、自民党内で……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。きょうは、速水総裁以下日本銀行の関係役員の皆様、まことに御苦労さまでございます。 こういう形で半期報告を、当現在財務金融委員会、以前大蔵委員会で審査する形が定着してまいりましたことは大変喜ばしいことだと思っております。これからもひとつよろしく御協力のほどをお願い申し上げます。 ただいま米国における同時多発テロの犠牲者に哀悼の意を表する黙祷をささげたところでありますが、私ども財務金融委員会の山口委員長、それから私自身を含めまして与野党の理事の皆さん方、実は、あの事件が発生するちょうど一週間前の火曜日にあの場におりまして、ニューヨーク連銀や証券取……
○鈴木(淑)委員 おはようございます。自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣と柳澤大臣に対して、一般質疑をさせていただきたいと思います。 御承知のように、日本の景気後退は次第に深刻になっておりまして、四―六にマイナス成長になった後に、今度の米国の同時多発テロ、これに伴う世界同時不況の荒波が押し寄せてまいりますので、この先、来年にかけて大変なことになっていくと思うのですが、当面のこの不況現象というのは、御承知のようにまだ小泉政権の構造改革は実施に移されていませんから、改革の痛みというよりも、率直に申し上げて昨年来の自公保政権の政策の結果、私は、構造改革先送り、マクロ経済政策の欠如という無為……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 永田委員の速射砲のような鋭利な質問で、村田副大臣さぞお疲れかと思いますが、私は柳澤大臣と塩川大臣に基本的に質問させていただきますので、村田副大臣はどうぞ、お疲れでしたらお休みいただいて結構でございます。 さて、まず株式保有比率規制から入りたいと思いますが、けさから時々話題になっておりますように、BISの自己資本比率規制が入ってくるときに、我が国はBISへ行ってこういう主張をしたわけですね。日本の場合はメーンバンク制とかあるいは長期顧客関係とかいろいろあって銀行が株を相当持っているんだ、保有規制もないんだ、ついては株の評価益を自己資本に算入し……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 五人の参考人の方、お忙しい中をお差し繰りいただきまして私どもの委員会のために御出席くださいまして、まことにありがとうございます。私ども、与えられた時間、二十分でございますので、なるべく簡潔なお答えをちょうだいしたいと思います。 法案は、御承知のように、二つの部分に分かれておりまして、前半が株式保有規制でございますが、これにつきましては、参考人の皆様、賛成の御意見でございました。 私も、バーゼルの銀行監督委員会の長い議論を引用するまでもなく、これは日本に導入されていなかったのがおかしい、それは恐らく右肩上がりの株価を前提にしていたので日本で……
○鈴木(淑)委員 私は、自由党を代表して、政府提出の租税特別措置法等の一部改正案、並びに民主党・無所属クラブ提出の同修正案に反対の討論をいたします。 反対の第一の理由は、証券税制改革が構造改革を実現する上でどのような効果を発揮するものなのか、将来の経済、社会の中でどのような位置づけになるものなのかを明確にすべきであるにもかかわらず、この租税特別措置法案では、その理念も哲学も全く感じられないことであります。 証券税制の改革は、間接金融よりも直接金融への流れを促し、また貯蓄よりも投資を有利にすることにより、金融の市場化、証券化、グローバル化という国際的なトレンドに日本の税制を適応させることであ……
○鈴木(淑)委員 どうも両頭取、お忙しい中お越しいただきまして、大変御苦労さまでございます。ありがとうございました。 自由党の鈴木淑夫でございます。 ちょうど今半分過ぎたところですので、お疲れかと思いますが、もう少し頑張ってください。一般的な話から入りますから、少し肩から力を抜いて聞いていただきたいです。 私ども自由党は、両銀行さんが誕生する大もとであった金融再生法をつくるときに、こういう主張を展開したのです。やはり、大銀行であっても債務超過になっていたら、これは一時的に国営で管理してもいいが、そこで整理してしまえと。国営にした後、不良債権だけ除いて、それでまた生きたまま民間に返すのはだ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。
私も財政法の第六条第一項から質疑に入りたいのでございますが、塩川大臣、ここで剰余金の半分を下らない額、これを公債または借入金の償還の財源に充てなければならない、こう書いてあるこの条文のねらいといいますか、法の精神といいますか、財務大臣としてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 財務大臣は、財政の健全化とか、あるいは財政の秩序とか財政の節度ということを事あるごとに言っておられるわけですが、これもおっしゃる財政の節度あるいは秩序を守るための条文だとお考えですか。
【次の発言】 ところで、公債発行の上限を三十兆円にしている、キャ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣、柳澤大臣、お二方に前回に引き続き、マクロ的な観点から、御担当の財政問題あるいは金融問題を伺いたいと思っております。 最初に、お二方、二人の大臣の景気の現状についての認識を改めて確認をさせていただきたいと思います。 きのう、きょうのニュースを聞いておりますと、ようやくと言うべきかさすがにと言うべきか、ここへ来て、政府・与党の中で、景気の現状に対する危機感が多少高まってきたようで、補正予算が成立した直後だというのに第二次補正の議論を始めております。私から見れば、そんなことはもっと早くからわかり切っていたことだと言いたいわけであります……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 今議題になっております通称RCC法案について、提出者並びに両大臣に質問をさせていただきたいと思います。 まず、この法案の考え方について相沢議員にお伺いいたしますが、これまで、RCCが買い上げた不良債権、例えば十一年、十二年の実績を見ますと、相手の銀行の簿価では一兆円を超しておりますが、買い上げた価格は三百億円ちょっと、これは非常に低い値段で買っているわけであります。簿価の四%に満たない。 なぜこういう低い価格になるかといいますと、今の金融再生法で、二次ロスが出ないようにという配慮をしなきゃいけないとRCCは義務づけられているからでありまし……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 きょうは、竹中大臣、我が財務金融委員会にようやくお越しいただきました。 まず、いわゆる小泉改革といいますか、小泉内閣の構造改革についての総論的な話から議論をさせていただきたいと思います。 小泉さん、改革改革と叫び続けてもう半年以上たったわけです。口でしゃべっているだけで何の改革も実施していないじゃないかという議論がありますが、しかし少なくとも、国債発行額に三十兆円のキャップをかけるんだとか、あるいは不良債権を既存のものは二年以内、新たに発生するものは三年以内に早期処理するんだ、あるいは最近では特殊法人を廃止する、あるいは民営化する、こうい……
○鈴木委員長 これより会議を開きます。
初めに、一言ごあいさつ申し上げます。
去る一月二十一日の本会議におきまして、私が懲罰委員長に選任されました。まことに光栄なことと存じております。
申すまでもないことでございますけれども、当委員会は、議院の規律保持に関し重大なる責務を課せられておりまして、その職責の重大さを痛感している次第でございます。
甚だ微力ではございますが、委員各位の御協力と御支援を賜りまして、誠心誠意努めてまいりたいと思います。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、理事の辞任についてお諮りいたします。
理事加藤紘一君から、理事辞任の申し出が……
○鈴木委員長 これより会議を開きます。
理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に
枝野 幸男君 樽床 伸二君
を指名いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午前十一時三十一分散会
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。四人の公述人の方、お忙しい中をお越しいただきまして、まことにありがとうございます。私の質問時間は十分と限られておりますので、クーさんと植草さんに対する質問に限定させていただきます。 お二方の御意見、共通しておりますのは、財政政策は有効であるという点で、クーさんは、きいていないように見えるが、これをやらなかったらもっと大変なことになったという言い方をしておられます。植草さんは、財政政策の大きな対策が出たとき、あるいは緊縮方向へ振れたときに、ちゃんとその影響がサイクリカルに出ているという形で同じことを言っておられる。私も、そして我が自由党も、その見……
○鈴木(淑)分科員 自由党の鈴木淑夫でございます。 大臣や副大臣、大変御苦労さまでございます。また、日下局長、事実関係をちょっと御説明いただきたいのでお呼びいたしました。 改めて申すまでもないんですが、戦後の産業政策の中で、製造業を対象にした産業政策というのは、他の分野を対象にしたものに比べて比較的うまくいったと私は思っております。私の専門の金融行政なんかは一番自由化がおくれて、はっと気がついたらすっかり競争力を失って今日のていたらくでございますし、農業についても私は必ずしも満足をしておりません。 それに比べますと、製造業を対象とした産業政策は、貿易の自由化とか資本の自由化とか、あるいは……
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