首藤信彦 衆議院議員
42期国会発言一覧

首藤信彦[衆]在籍期 : |42期|-43期-45期
首藤信彦[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは首藤信彦衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院42期)

首藤信彦[衆]本会議発言(全期間)
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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 衆議院本会議 第8号(2000/10/31、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤信彦君 私は、首藤信彦。民主党・無所属クラブ、そして広く国民を代表し、アジアの平和と安定に日本は過去、現在に何を行い、そしてこれから何をしようとしているのかを政府に質問するものです。  ことし二〇〇〇年、すなわち戦争と難民の世紀と言われるこの二十世紀の最後の一年において、帝国主義がもたらし、冷戦構造が凍結した北東アジアにおける最大、最後の対立地帯において、韓国と北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国両国の指導者の歴史的な会談によって和解と統一への道筋が開かれたことは、その対立の根源的な問題に関与した国の市民として大きな安堵と喜びであると同時に、この民族融和と対立の解消の機会をアジア全体の平和と安……

首藤信彦[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院42期)

首藤信彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 外務委員会 第1号(2000/08/04、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  まず最初に、サミットの成果について御質問いたしたいと思います。  今回の沖縄サミットの主要なテーマは、地域紛争や予防外交、また小型武器の制限やコントロールといったことであったということは、サミットの直前にアジアのNGOをたくさん招聘して開かれた国際問題研究所のシンポジウムや、あるいは日本が国連で専門家パネルの議長を務める小型武器問題の会合が開かれたことによっても明らかだと思います。  私は、個人として長年、予防外交、紛争予防のNGO代表として紛争地の平和再建や民主化に取り組んできたものであります。河野外務大臣は、以前から、伝統的な政府の外交チャンネルだけで……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 安全保障委員会 第4号(2000/11/14、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  幾つか基本的なことからまずお聞きしたいと思うんですが、十一月十日の安全保障委員会において浅野次官の答弁を聞きますと、航空機を空中で検査することは非常に困難である、そういうようなことを述べられているわけですが、この船舶検査法案は航空機を対象としているのかどうかということを、まず基本的な問題として防衛長官にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ちょっとしっかり答えていただきたいんですが、この船舶法案は航空機も含むのか含まないのか、簡単に答えていただきたいんですが。
【次の発言】 私は、国連によって行われた経済制裁というもの、三件大きなものがございますが、その……

第150回国会 外務委員会 第2号(2000/11/08、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  米国との地位協定二十四条についての新たな特別措置協定に関し、民主党・無所属クラブを代表し、賛成の討論を行います。  最初に指摘しなければならないのは、このいわゆる思いやり予算なる特別協定が、その善意の表現とは異なり、実態的には駐留米軍に対する過度な便益の提供にほかならない点です。  冷戦後、世界において国際情勢が変化する中、基地のあり方自体が修正を迫られ、米国は効率の悪い基地を縮小し、条件の有利な基地に集約しようとしています。すなわち、日本がこのように極端に米軍基地を厚遇するがゆえに、米軍はむしろ日本に基地機能を集約させ、駐留を長期化させる傾向があります。……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 安全保障委員会 第3号(2001/02/27、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  何よりもまず、宇和島水産高校実習船えひめ丸の原潜グリーンビルとの衝突事故において被害に遭われた方々及び御家族の方、高校関係者の御心労を心からお悔やみ申し上げますと同時に、今なお行方不明になっている九名の方の一刻も早い発見を祈念するものであります。  また、民主党は、本件事故が発生した直後に、伊藤英成衆議院議員を本部長とする宇和島水産高校実習船衝突沈没事故対策本部を立ち上げ、何よりも真相究明と善後策及び再発防止、予防策を、米国国家運輸安全委員会、太平洋艦隊司令部、アメリカの国務省、国防総省の関係者と協議するために、二月十六日より二十三日までハワイ、ホノルル及……

第151回国会 安全保障委員会 第5号(2001/04/12、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。防衛庁設置法改正の問題について、斉藤防衛長官にまずお聞きしたいと思います。  本件の改正というものは、地域紛争やテロリズム、社会の騒擾、いわゆる低水準紛争と言われるものへの対応や、あるいはサイバーテロリズムなどの高度な技術化、また最近課題となりました災害対策支援など、このような激変する安全保障環境と、変容し多様化するニーズに対応するために防衛庁が本格的に対応しようとしているものであって、評価すべきものである、そういうふうに考えております。それを前提に、二点ほど質問させていただきます。  一つは、防衛庁設置法の改正において、自衛官の定数改定と……

第151回国会 安全保障委員会 第8号(2001/06/14、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  小泉政権が発足して以来、この安全保障委員会で質問するのは初めてなので、基本的なことをお聞きしたいと思います。  私は、実は当選してまだ一年に満たないのですが、その間に外務大臣は二人目、そして防衛長官は三人目ということで、目まぐるしくかわられているのですが、ぜひ中谷防衛長官には次の観艦式まで頑張っていただいて、あなたと一緒に同じ船に乗りたいと思っていますので、ぜひ頑張って実力を発揮していただきたい、そういうふうに思う次第であります。  そういうことで、最初なので、安全保障にかかわる基本的なことをもう一度確認させていただきたいと思います。  まず、基本的に日本……

第151回国会 外務委員会 第6号(2001/03/28、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  安住議員を引き継ぎまして、イルクーツクにおける日ロ首脳会談についてまずお話を聞かせていただきたいと思います。  まず最初に、首相の訪ロに対して、日本からは政治家はだれが同行し、どのような役割を果たしたか、外務大臣にお聞かせ願いたい。
【次の発言】 その方の氏名を公開していただきたいと思います。
【次の発言】 私の先ほどの質問の後半の部分ですけれども、その四人の方がどのような役割を果たされたか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 私の質問はおわかりだと思いますが、では、四人は例えばイルクーツクでの首脳会談に観客として見物に行ったのか、あるいは、先ほどの役割の中……

第151回国会 外務委員会 第11号(2001/06/01、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣に日本外交の現状そして将来の展望についてお聞きしたいと思います。  まず最初、最初といいますか、なかなかお目にかかることもないので、外交についてどのようなお考えを持っているか、もう一度だけ確認させていただきたいと思います。外務大臣は、外交姿勢というか外交の要諦そして外交の基軸といいますか、そういうものに関してどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 何かちょっとおもちゃ箱の中みたいで、たくさんあってよくわかりにくいところがあるんですけれども、一貫して、外務大臣は国益ということを外交の基底に据えておられる。そのことは大変果断でもあるし、明確な主張で……

第151回国会 外務委員会 第14号(2001/06/15、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 資料は配っていただいていますか。遅いんじゃないですか。  私も、私の前回の――訪米を控えての外相ですから大変お忙しいと思いまして、日米外交の基本姿勢についてお聞きしようと思いましたが、なかなか時間がないということです。まず最初に、その前に一点だけ確認させてください。  今資料をお配りしていると思いますが、六月一日に私が、外相が中国のASEMの会議に出られていろいろ発言をされた、それに関しては今まで簡単な要約みたいなものをいただいているんですけれども、それでは内容がわからない、特にミサイル防衛計画、構想に関していろいろ御発言されているということで、英文のフルテキストを提出いただきたい……


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第152回国会(2001/08/07〜2001/08/10)

第152回国会 外務委員会 第2号(2001/09/18、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  最近起こりましたアメリカにおける同時多発テロ、それについて質問させていただきます。  まず最初に、このテロによって亡くなられた方、そして今でも行方不明になっておられる方に心からの哀悼の意を表したいと思います。  私自身テロリズムの問題は二十数年間ずっと研究してまいりましたが、このテロリズムは、その対象が文明や現代社会である、あるいはその規模が非常に大きく、グローバルな展開を見せている、高度な技術も持っている、そしてまた想像を絶する多数の犠牲者と大きな被害を生み出したという点において、まさに新次元テロリズムであるというふうに言ってもおかしくはないと思います。……


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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 安全保障委員会 第4号(2001/11/27、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 まず、今般の国際平和維持活動に関する協力の法改正について、幾つか御質問させていただきたいと思っております。  このいわゆるPKO法というのは、これからの冷戦後世界において外交の中心となるであろうというふうに考えられているわけでありまして、それに対して、現実の法というものは必ずしもそれを十分にカバーしていない、それからまた、現実の展開がいろいろな局面で起こっていて、今までのいわゆるPKO、それ自体国連憲章に明確に規定されているわけではございませんが、そうしたものに対して十分に対応できていないということから、これをさまざまに変えていこうという努力がされているわけであります。  その中で……

第153回国会 外務委員会 第4号(2001/12/05、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  ことし最後の外務委員会だということで、外務大臣には国際情勢について質問申し上げます。  昨今のイスラエル、そしてパレスチナ問題の展開というのは大変私たちの心を痛めているわけでありますが、ことしの最大の事件というと、言うまでもなく、九月十一日に発生したアメリカの同時多発テロということであります。しかし、このテロを行ったグループが中東系のテロリストである、そういうふうに目されておりますが、そのところから、この問題、九月十一日の同時多発テロというものは中東問題、中東和平、そしてパレスチナ問題にその病気の原因があるんではないか、病因があるんではないか、そういうふう……

第153回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号(2001/10/15、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  民主党は、何よりもファクトというか現実、そして事実を重視する政党であります。ともかく、この事実は余りにもよくわからない。犯人もだれかが本当はよくわからない、証拠を出せ、証拠を出せと言っていてもよくわからないというようなこの今回の同時多発テロの現実に対して、私たちも、何よりも、事実は一体何であるか、それをしっかり見きわめないと今後の対策もできないんではないか、そういうふうに考えています。  その意味で、民主党は私を派遣しまして、私も一泊四日の旅でイスラマバードに入って、現地を見てまいりました。その内容は民主党のホームページでも見ていただくなり、また後で私も触……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 外務委員会 第2号(2002/02/27、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 現在、アフガニスタンでは、暫定行政機構といいますか、暫定政権といいますかが、少しずつ国家としてのありようをつくっているという現状であります。しかし、そういったアフガニスタンの暫定行政機構あるいは暫定政権というものがともかくスタートできたというのは、この一月に東京で行われたアフガニスタンの復興支援会議であるということは世界の認めるところであります。  また、多くの国際会議において、日本が本当のリーダーシップをとって主催したというのは、私の知る限り本当にこれが最初ではないか、そういうふうに思うほど立派な会議でございました。もちろんそれには、緒方貞子前UNHCR代表の活躍や、あるいは外務……

第154回国会 外務委員会 第3号(2002/03/20、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 首藤信彦でございます。  川口外務大臣は御就任以来、御本人も述べられていることですが、ほとんど外交に見るべき点がない、ほとんど外交というよりは外務省内部の問題に忙殺されていて、本格的な外交がおできになっていないという御本人の御意見もございます。  しかし一方、日本を取り巻く環境というのはますます厳しい状況にあるわけでございまして、例えば、この日本の周辺だけでも、フィリピンにおけるアメリカ軍のアブ・サヤフ討伐協力とか、日本の周辺事態法がひょっとしたら関係してくるのではないかというような事態も発生しております。しかし、その中においても、いろいろな問題の中においても、北方四島支援をめぐる……

第154回国会 外務委員会 第5号(2002/03/26、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   激変する国際社会にあって、わが国外交を担うべき外務省は、機密費問題に端を発した一連の不祥事、不適切な資金の流れ、政治家と官僚との不適正な関係、閉鎖的な組織など、極めて根本的な問題を抱えており、国民への説明責任も十分に果たしているとは言えない。外務省の人事面、組織面、会計面、意識面、政治家との関係などについて、一層抜……

第154回国会 外務委員会 第6号(2002/04/03、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣、今世界は本当に戦争のふちに転がろうとしている。今、中東で起こっているパレスチナ問題というのは、九三年のオスロ合意やキャンプ・デービッドの合意、それがまさに踏みにじられて、もう相手の国の大統領府の、そして、やがては大統領になると言われた人の胸元まで戦車の大砲が突きつけられている、そういうような異常な事態です。そのことは外務大臣自身もよく知っておられて、シモン・ペレス外務大臣にも電話されている、そういうことも聞いています。シモン・ペレス外務大臣からもいろいろなメッセージがあるということも。  昨日、民主党はこの問題に関して、伊藤英成議員と私とがイスラ……

第154回国会 外務委員会 第7号(2002/04/05、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  現在、中東情勢、パレスチナ、イスラエルにおける情勢はどんどん緊張を高めています。イスラエル軍は西岸をほとんどを制圧しつつある、そしてついに、聖域と考えられていたヘブロン、そしてジェリコにも戦車を派遣する準備を進めている、あるいはもう既に進めているというふうに言われております。これは、この中東における紛争のもう最終局面であるというふうに考えられるんですが、それにもかかわらず、そしてまたアメリカ、ヨーロッパ各国からのさまざまな平和路線への復帰を要望する声にもかかわらず、シャロン首相は一切それに耳をかさないというような状況であります。  そのイスラエル、そしてま……

第154回国会 外務委員会 第8号(2002/04/10、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 きょうの質疑の中心課題は、日本とシンガポールの新時代経済連携協定ということなんですね。  日本とシンガポールの自由貿易協定ということに関しては、ああ、それはいいことだな、同じように工業国であるし、余りひっかかるものもないし、これはどんどん進めたらいいんじゃないか、そういうふうに思われる方が非常に多いと思うのですね。  しかし、私は、それは非常に甘い考えであると言わざるを得ない。なぜならば、果たしてシンガポールという国が今のままのような自由貿易、そして自由な社会を基盤とする国家であり続けるかどうかということには、現在大変な疑問が出てきているわけであります。  例えば、シンガポールの背……

第154回国会 外務委員会 第9号(2002/04/12、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 ただいま委員長、御指摘されたと思いますが、今、与党席を見れば三人。やりようがないでしょう、これ。これは外務委員会ですか。外務大臣、いかがですか。日本の生命線で、日本がこれからどうなっていくのか、こんなときに、討議にもならない。これは外務委員会じゃないよ、はっきり言ったら。ここで私は何を質問すればいいんですか。委員長、いかがですか、こういう状態。
【次の発言】 私、もう一回言わせていただきますが、こんなことでは条約の審議はできない。一切の条約は、これは通らない。こういうような状態が続くんだったら、外務委員会、これはもうノンイグジスタンス、存在していないということです。ですから、ここで……

第154回国会 外務委員会 第10号(2002/04/17、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうの委員会は、テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約に関する質疑がメーンだとなっております。そこで、まずこの法律に関して幾つか質問させていただき、そして同時に、現在日本を取り巻くさまざまな外交課題について質問させていただきたいと思います。  まず最初に、このテロ資金供与の防止に関する国際条約なんですが、テロリズムという言葉からこの条約はスタートするわけですね。では、果たしてテロリズムというのは一体何なのかということであります。  テロリズムに関しては、まさに一七八九年のフランス大革命からその言葉というのは生まれているわけですが、長い長い歴史を……

第154回国会 外務委員会 第11号(2002/04/19、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  現代社会の最も深刻な問題の一つとして、パレスチナの問題を毎回取り上げさせていただいています。  ほとんど三週間にわたって、私は日本の外交姿勢を外務大臣にも聞いてまいりました。そして、外務大臣の最初のころは、対応が全然できないというような話、なかなか難しいという話を聞いていたんですが、途中からそれなりに、イランに対して影響力を行使したり、いろいろなことをやっておられるということを聞きました。しかし、最近は、アメリカのパウエル国務長官が入っていまして、それを尊重したい、それを待っている、パウエルさんとは連絡を密にとっている、そういう話を何度も聞かされました。 ……

第154回国会 外務委員会 第12号(2002/04/24、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣には、先ほどの我が党の伊藤英成議員からの質問との関連で、もう一度、小泉首相の靖国神社参拝の問題についてまず質問させていただきたいと思うんですね。  この問題に関しましては、けさ新聞各紙で報道されていますように、アジア諸国が一斉に反発を強めている。場合によっては、来るべきワールドサッカーにすら悪影響があるというような記事もあります。私は、この問題は大変に深刻な問題だと思っていまして、また、ある意味においては、昨年八月の総理の参拝以上に、この状況というのはアジアの安定にとって非常に不安材料ではないかなと考えております。  それはなぜかと申しますと、これ……

第154回国会 外務委員会 第13号(2002/04/26、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣、いつも私はここに立つたびに、今世界の中で起こっている最も緊急かつ重要な、かつ深刻な課題であるパレスチナの問題について御質問させていただいています。  そして、前回でも申し上げましたけれども、こういうような状況の中で日本が沈黙するということは、本当に犯罪的な沈黙なんだ。昨日私は憲法調査会で発言させていただきましたが、憲法の前文に書いてある、国際社会において、国際平和を求め、そしてその平和を維持するために我々は名誉ある地位を占めたいと思うという憲法前文に込められたそうした思いを、やはり具体的に外交の面においても実施していかなければならない、そういうふ……

第154回国会 外務委員会 第14号(2002/05/08、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうは、まず、今の国際情勢において一番の問題である中東情勢に関して質問させていただきまして、その後、ケニアのソンドゥ・ミリウダムの件について質問させていただきたいと思います。  最初に、川口外務大臣はゴールデンウイークの間、アフガニスタン、イランを訪問されて、外交成果を上げられたと私たちも大変評価しております。これは、非常にタイミングよく入っていただきまして、日本の外交の姿勢というものをそこに見せることができたということで、私も大変評価しております。言うなれば、この地域を北側から回られたわけですが、できれば次回はサウジアラビア、イスラエルという形で南側か……

第154回国会 外務委員会 第15号(2002/05/17、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  ただいまの金子議員の質問に引き続き、瀋陽の領事館の件について外務大臣にいろいろお聞きしたいと思っております。  まず、世間では、この事件が発生して、特にテレビ映像を見まして、ああ、これはもう日本の領土が、主権が侵犯されたと。ちょうど私たちは、国会が今有事法制の問題をやっておりますが、日本の国土が侵害されたと同じように日本の主権が侵害されたんではないかというふうに短絡的に考えたわけであります。  しかし、ウィーン条約を詳しく見ますと、それは必ずしもそうではなくて、戦前のように本当に大使館とか領事館が治外法権に近いような形を持ったのではなくて、戦後においてはそ……

第154回国会 外務委員会 第16号(2002/05/29、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 外務大臣、おはようございます。民主党の首藤信彦です。  きょうは、のっけから、すがすがしい朝ですが、私としては非常に気分の悪い質問を先にしなければいけない、そうしたつらいつらい思いを持っております。それは、言うまでもなく、昨今ジャーナリズムなどで取り上げられている新ガーナ大使の認証の問題でございます。もうすぐ天皇の認証ということで正式に決定するということでありますが、これに関しては大変私は関心を持っているんです。  外務大臣御存じのとおりに、私はアフリカ問題に長く関係しておりまして、ガーナというのはどういう国か、よく知っております。これはアフリカの中核国でございまして、外務省がこれ……

第154回国会 外務委員会 第17号(2002/05/31、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  前回から問題にしておりますガーナ大使の件でございます。  前回の質問でも、浅井和子さんがアフリカに非常に造詣が深いというふうに、外務大臣みずからが記者会見の中でおっしゃっているわけですが、それに対して私は、えっ、そんな方が本当にアフリカに造詣が深かったのかと。もちろん、アフリカ協会の会員になられている、それは会費さえ払えば何でもなれますけれども、そうじゃなくて、一体どういう活動があるのかということをお聞きしました。  それからさらに、アフリカに旅行されたというお話も聞いているんですが、旅行というのは何なんですかと。エジプトのピラミッドを見てもアフリカへの旅……

第154回国会 外務委員会 第20号(2002/07/10、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうは、外交問題において一番重要な問題の一つである首脳間の国際問題に関する会議、すなわちサミットについてお聞きしたいと思います。  このサミットというのは、やはり非常に歴史的な意義があるわけですね。オイルショックの直後から始まった経済サミット、それがだんだん政治的なサミットになり、そして冷戦構造の崩壊があった。こういう中で、一方ではサミットが形骸化し、巨大化して肥大化しているというところから、カナダにおいて、カナナスキスですか、そこで非常に、首脳間で新しい方向性を打ち出そうというカナダのイニシアチブがあったんだと思っております。確かに、ここで新しいイニシ……

第154回国会 外務委員会 第23号(2002/07/19、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうは、受刑者移送条約ということでありまして、最初にその問題について幾つか質問させていただきます。  大臣、これからアフリカへ行かれるということですが、御苦労さまです。アフリカに行かれたら、アフリカの刑務所もぜひ観察していただきたい。私も時々行くことはありますけれども、こんなところへ行くと、三年どころか三日ももたないなと。入り口からもう人間が立っていまして、入り口から奥まで全部人間が立っているというような刑務所がございます。  何を言おうとしているかというと、この移送条約は、基本的には、同じぐらいのレベルで、生活水準のあるところで拘禁されている受刑者を移……

第154回国会 外務委員会 第24号(2002/07/24、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。おはようございます、外務大臣。  きょうは、重要な問題がたくさんあるわけですが、イスラエルが、ガザのハマスの幹部をねらって空爆した。十五人も死亡者が出ているというふうに言われております。  ガザは、恐らく外務大臣も一度ごらんになったことがあると思いますが、ガザじゃなくても、パレスチナ、どこも行けばわかるように、家々が林立しているところで、それこそロケット弾一発撃ち込めば、これはもうたくさんの人が死ぬということは明らかなわけですね。そこへこうした空撃、空爆による攻撃を行ったわけですが、それは、今までのせっかく進めてきたこの春以来の、大侵攻を何とかおさめてこれから……

第154回国会 外務委員会 第25号(2002/07/26、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  大使、本当に、休暇のところを参考人として来ていただいて大変ありがたいと思っております。  しかし、私、同時にすごくショックを受けたんですね。せっかく多忙の中を日本に帰ってこられて、日本のひなびた温泉に入っておられる大使を、こういうところに国会の最終局面で呼び出して質問をしなきゃいけない、休暇の方を、私的なことで帰ってこられる方を、こういう公的なところに引き出して質問をするというのは、大変、いかがなものかなと思うんですけれども、大使、本当に御苦労さまだと思うんです。  しかし、今のこの時点というのはどういう時点かというと、目前にASEANの会議を控えている。……

第154回国会 外務委員会 第27号(2002/09/20、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  まず最初に、ピョンヤンにおける共同宣言でございますけれども、今の時点で日朝首脳会談を持つことに関しては、私は必ずしも合意できない点が非常に多々あると思います。  短期的には、確かに、行くことによって、今まで国交がないところへ総理が行くわけですから、何らかのお土産を持って帰ることもあるだろう。しかし、長期的には、日本の全体的な東アジア外交戦略において、果たしてどういった整合性を持っているんだろうか、そうした長期的な視点からは私は非常に問題があるんだ。しかも、今の時点で行くことは、必ず相手のペースに乗せられるということで、大変危惧をしておりました。しかし、それ……

第154回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号(2002/05/20、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。  きょうは、主として、武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案について質問させていただきます。  戦争というのは人類が何度も何度も体験してきたことですが、安全保障の分野では、諸国民は、自分たちが経験した、自分たちが体験した最後の戦争をモデルとして次の戦争に備える、こういうふうによく言われております。その意味で、アメリカは昨年の九月十一日の大規模テロに対して今備えているわけでありまして、またヨーロッパ諸国は、二年前のコソボ紛争の例えば電子戦やステルス戦闘機、あるいは超高高度からのピンポイント爆撃、ある……

第154回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第16号(2002/06/28、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  今回は、武力攻撃事態への対処に関する特別委員会の地方公聴会で、仙台で皆さんの御意見をお伺いしているのですが、こうした公聴会は、今回は四カ所でやることになっていますが、私は、全県でやってほしい、なかんずく離島などの島嶼部でやってほしいと思っております。  というのは、前回の大戦の悲劇を見ると、島嶼部でこそ本当に深刻な被害が発生しているわけでありまして、そういう意味で、地方の意見をきっちり吸収するという意味でも、ぜひ日本全国でこの問題を取り上げていろいろな意見を吸収していきたいな、そういうふうに個人的には考えております。  とは申せ、現実には時間が大変限られて……

第154回国会 法務委員会 第12号(2002/04/23、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤です。  きょうは、この公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案に対して質問をさせていただきます。  この問題は、既に外務委員会において討議されましたテロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約、この国際条約を国内的に実効あらしめるための法律であると理解しております。そこにおいて、この法律のいろいろな要素があるわけですが、私は、この最大のものはこの法律が対象としている行為に対する定義である、そういうふうに思うんですね。  というのは、今までにもたくさんの犯罪と定義されているようないろいろな行為があるわけですけれども、国際社会においても、犯罪行……


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第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 安全保障委員会 第4号(2002/11/19、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 防衛庁長官、軍隊というのは何が重要かといって、やはりインテリジェンスが重要なんですね。要するに、兵は国の大事なり、存亡の道、国の存亡がかかるところでありますから、兵を動かすということは大変慎重にやらなきゃならぬ。そのためには、その兵を動かすところはどういうところであるかがはっきりわかっていなければいけない、これは常識ですね。  さて、派遣をずっと続けるということでございますが、その根拠となっているのは、今まで同僚議員の末松議員からいろいろ質問がありましたけれども、どうもアメリカの情報らしいですね。石破長官、どうですか、防衛庁は現状のアフガニスタン情勢をどのように分析してこのような行……

第155回国会 外務委員会 第1号(2002/10/30、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦ですけれども、ただいまの桑原委員の質問に続きまして、イラク問題について質問させていただきます。  きょうは残念なことに、朝鮮問題を話してはいけないということで、そういう何か取り決めになっているそうですが、そういうことで、ある意味ではそれと同等に我が国にとって大きな課題であるイラク問題について質問させていただきたいと思います。  まず、今、桑原委員からの質問にもありましたけれども、アメリカで武力攻撃容認決議というものが上下院を通っているわけですね。これに恐らく国連でも幅寄せされていくだろうというふうに考えられるわけですが、日本政府としては、このアメリカの武力攻撃容認決……

第155回国会 外務委員会 第3号(2002/11/06、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 時間が限られておりますので、直接北朝鮮の問題から入らせていただきます。  今回のクアラルンプール交渉で、日本政府、外務省が毅然とした態度をとったということで、大変な国民的な評価を得ております。また、個人的にも、やはりそういう厳しい態度をとったということはだれの目にも明らかなわけでありまして、個人感情としては私も拍手喝采を送りたいなという気がしないわけでもありません。しかし、ここは外務委員会でありますから、日本の外交の姿勢に関して、また別な見方からいろいろ質問させていただきたいと思うんですね。  庶民感情を応援団とする外交というのは、歴史を見る、外交史を見る限りにおいてもおわかりのよ……

第155回国会 外務委員会 第4号(2002/11/13、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 まず最初に、朝鮮問題、北朝鮮と日本との国交正常化、そうした問題について、日本の外交姿勢について、外務大臣にいろいろお話を聞かせていただきたい、そういうふうに思っております。  言うまでもなく、この問題の大きな問題の一つは核開発疑惑ということでありまして、この問題を解決せずに日朝の正常化というのはないんだ、それは当然我々の理解するところであります。  そこで、それを進めるために、核開発をやめてもらうということでKEDOという機構をつくり出したということでありますが、これに関しまして、アメリカは、北朝鮮がKEDOの合意を裏切って極秘にウランの濃縮プロセスを進めていたというその証拠を北朝……

第155回国会 外務委員会 第5号(2002/11/15、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 それでは、きょうは専門的な御意見をいろいろ聞かせていただけるということで、陳述人が陳述いたしました順序に従って質問させていただきます。  まず、大野さんにお聞きしたいわけですが、現在、ゼネラルサービスというところでお勤めなわけですが、それは現在はどういう仕事をされていて、いろいろ御説明されましたけれども、いかなる根拠に基づいて御意見を陳述されたのか、それを簡単に説明いただきたいと思います。
【次の発言】 御説明の中で、これからいろいろ査察が始まるということで、タイムテーブルも示されるわけですが、この査察によりますと、一千カ所をチェックするというふうになると思います。そのうち、特に、……

第155回国会 外務委員会 第7号(2002/11/22、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  まず、大臣にお聞きしたいんですけれども、大臣、本当に連日連夜、二十四時間世界じゅうのことを、大変御苦労さまです。本当に、ギリシャ神話に登場するヘラクレスのように地球をぐっと背負って日本のために御努力されている姿勢は、細腕でがっと世界を支えている川口大臣の姿勢は、大変評価しております。  今、本当に懸案の問題がたくさんありまして、もちろんイラクへの攻撃がいつ行われるかなんということもありますけれども、やはり、我が国の一番近いところにある北朝鮮の問題というのが本当に深刻な問題で、早くこの問題を一つ一つ片づけていかなければいけない、そういうふうに思うわけです。 ……

第155回国会 外務委員会 第11号(2002/12/11、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  この臨時国会も恐らく私が質問するのは最後の機会となりますので、包括的な日本外交の課題について、いろいろ質問させていただきたいと思います。  日本外交だけではなくて、日本経済も非常に大変な問題を抱えておりまして、失業率も五・五%、六百兆を超える国の借金、自殺者も三万人を超える、日経平均株価は一万八千円、こうした問題を抱えて、もう日本の経済は本当に深刻な危機状態にあるというふうに思っています。  外交も同じように危機状態にあると思うんですね。しかし、外交ではもう絶対にやってならないという幾つかの鉄則があります。例えば、外交を内政のために使ってはいけない。要する……

第155回国会 特殊法人等改革に関する特別委員会 第8号(2002/11/18、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  私は、国際協力機構法と国際交流基金に関して質問をするわけですが、時間が限られておりますので、基本的なところからまずお聞きしたいと思っております。  行革大臣にまずお聞きしたいわけですが、一体、そもそもこの国際協力機構法、要するにいわゆるJICAと言われるものが、どうして今独法化しなければいけないのかということですね。例えば、今外務省改革というのが大変な問題になっておりまして、私たちも約一年これに取り組んでおりますかね。それで、もう中間報告が出た、もう最終報告が出る。もう出ると思ったら、また今度は十二月だ、しかしもうすぐ出す、こういうことを盛んに言っておるわ……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号(2003/06/30、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  私は、九〇年代を通じて、イラクといいますか、メソポタミアの地ということ、この地域こそが、石油資源とまた地政学上の位置からいって、ここの重要性が中東の平和と安定性を左右する、そういうふうに考えておりました。  この地域はまるでジグソーパズルのようなところで、一たんそれを壊してしまいますと、それを再構築することは非常に難しい。そうした意味から、イラクへのアメリカの攻撃が可能性として高まったときに、イラクに二度足を運び、何とか和平の道を探ろうといたしました。当時、事実上の責任者でもあったラマダン副大統領、ハマディ国会議長とも会って、そうした道を協議しました。  ……

第156回国会 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号(2003/07/01、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤参考人 原口委員の御質問にお答えいたします。  まず、水の浄化でございますけれども、水の浄化というのは、別に自衛隊だけが得意としているものでもございません。皆さん、余りお気づきにならないかと思いますけれども、例えばガソリンスタンド、ここでいろいろ水を使います。そこで油なんかが入るわけですね。それを実は簡単な装置によって純化して、リサイクルして使っていたりするんです。ですから、今、水の浄化というのは、そうした一般生活用水、例えば洗濯をしたりいろいろしたりするそういったレベル、これは中水と言ったりする場合もありますけれども、そういった水とかはもう簡単につくれるわけです。  さらに、では紛争地……

第156回国会 外務委員会 第3号(2003/03/19、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  川口大臣、我が党は、川口大臣の言葉、例えば国民や国会に向けては、まだ何も決まっていない、何も決まっていない、そして一方では、例えば原口国連大使が、アメリカの新決議案、武力行使を認めるような新決議案に堂々と早目に賛成の演説をしている、こういうのを我々は、二枚舌だ、こういうふうに批判してきました。それは川口大臣だけじゃなくて、小泉総理も含めて、日本政府全体が二枚舌であった、こういうふうに批判していました。最近、ブッシュ発言、ブッシュ演説を終わって、アメリカへの支持ということを明確にされた。まず、二枚舌が一枚舌になった。大変な進歩です、大変お喜び申し上げます。 ……

第156回国会 外務委員会 第4号(2003/04/16、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  川口大臣、今イラクの戦争がまだ続行中でありますけれども、日ごろこの問題に関してはいろいろお聞きしているわけですが、今まではちょっと時間がなかったので、非常に細かいことを直接聞いて、大変失礼な質問もあったと思うんですけれども、きょうは比較的時間に余裕がありますので、より本質的な大きな問題をまず最初にお聞きしたいと思うんですね。  それは、外交において一番何が重要かというと、やはりこれは世界観、要するに、今起こっていることは世界の流れの中でどういうふうに位置づけられるかということだと思うんですね。  例えば、今イラクに対してアメリカが攻撃しているわけですが、こ……

第156回国会 外務委員会 第6号(2003/04/23、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうは、まず条約審議、国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約について、まず質問を始めたいと思います。  ちょうど副大臣も来られて、いいタイミングであると思いますけれども、外務大臣、私、こういう条約を見て、いつも不思議だと思うんですよね。やはり条約というのは、日本と国際社会をつなぐ一つの大きなかけ橋のようなものだと思うんですよね。  この問題、条約というのは国際社会との合意である。国際法に基づいて、我々はそれを遵守するということなんですが、もちろん国内法という視点があります。しかし問題なのは、その国際的な合意というものが果たして国内的なものにきちんと情……

第156回国会 外務委員会 第9号(2003/05/14、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。  きょうは、過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関する条約第一条の改正について、まず質疑をしたいと思います。  しかし、その前に、十二日に、日本では十三日未明と聞いておりますが、サウジアラビアのリヤドで発生したテロ事件、これによって被害者となりましたJICAの関係者の三名の方の御回復を祈ると同時に、この事件で亡くなられた多数の犠牲者の冥福をお祈りしたいと思います。特に、この中にはアジアからサウジアラビアに出稼ぎに行っているアジアの同胞の人たちも含まれていると聞いております。そうした御……

第156回国会 外務委員会 第11号(2003/05/21、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  今同僚議員の方から、イラクの問題、北朝鮮の問題について触れられたわけですが、私も同じように、そうした問題について質問をしたいと思います。  まず、イラク復興の取り組みなんですけれども、茂木副大臣、あなたは先ほどから失われた二十年ということをおっしゃいましたね。二十年前といったら、何ですか、一九八〇年代からということですね。冗談じゃないですよ。例えば医療水準、イラクの医療水準というのは中東の中において最も高くて、すべての重病患者がイラクの病院へ患者を急送して治してもらう、それぐらい医療水準が高かった。  最近公開された、ミニシアターでしかやっていませんけれど……

第156回国会 外務委員会 第13号(2003/06/13、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  イラクへのアメリカの攻撃が終了しまして、アメリカが勝利宣言をしてから約一月半、時間が経過したわけですが、そうした状況においてもイラクの状況はなかなか安定しないということが連日の報道で伝えられているわけです。  民主党は、何よりも真実はどうなのかということで、ファクトファインディングといいますか、事実調査の派遣団を構成し、末松衆議院議員、若林参議院議員、そして私がその派遣団の一員としてイラクを現地調査してまいりました。私は、そのうち先遣隊としてイラクに六月の三日に入りまして、そして、バグダッドだけではなく、最も激しい戦闘が行われたナジャフ、カルバラに南下して……

第156回国会 外務委員会 第14号(2003/07/18、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。  会期ももう終わりに近いということで、日本の外交が今直面している幾つかの基本的な課題について、短い時間ではございますが、幾つか外務省にその見解をただしたいと思います。時間が限られておりますので、端的に明快に御回答をお願いしたいと思っております。  まず最初に、北朝鮮問題ですけれども、北朝鮮の核開発疑惑、これも我が国の安全にとって大変脅威なものだ、そういうふうに思っております。  ただ、問題なのは、一体それがどのような状況にあるのかということが非常にわかりにくい。北朝鮮が言っていること、それからまたアメリカ政府が時々出していることというもの……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第4号(2003/04/24、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 本委員会のテーマは武力攻撃ということですが、平たく言えば、戦争ということであります。戦争という言葉が死語になったときもありました。そのように私たちが考えた時期もありました。しかし、今、イラクにおいてアメリカ軍の攻撃が行われ、そして、その後の混乱がずっと続いております。こうした状況において、我が国を取り巻く状況もだんだんと危機を増している、そういうふうに考えることもできると思います。  第二次大戦という、二十世紀において、非常に大きな惨禍を我々の社会もこうむりました。そして、世界全体も大変な惨禍をこうむり、そこにおいて、原爆の使用とかあるいはユダヤ人に対する虐殺、ジェノサイドなどが起……

第156回国会 予算委員会 第13号(2003/02/18、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  先日、十四日に国連でブリクスUNMOVICの委員長の説明があって、イラクが果たして国際査察に協力しているのか、あるいは国際査察がうまくいっているのか、あるいはそれを続けることによって戦争が回避されるのか、そういうことに世界じゅうの関心が集まりました。そして、その結果、各国で市民の運動が生まれ、何と全世界で一千万人に達するという市民の行動が生まれ、反戦活動といいますか、平和を求める活動が、私たちをある意味では驚かせ、ある意味では感動させたわけであります。  そして、これは、世界の問題である以上に、我が国にとっては本当に重要な問題なわけですね。これがもし戦争と……

第156回国会 予算委員会 第20号(2003/03/03、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  イラク問題を中心に、日本の外交の課題について、総理大臣及び外務大臣にいろいろ御意見を伺いたい、そういうふうに思っております。  イラク問題というのは、本当に焦眉の急といいますか、いつアメリカが攻撃するかもしれない、本当に攻撃がカウントダウンになっている、こういう感じがするんですね。  よく言われるものはどういうのかというと、アメリカの攻撃のシナリオはこうであると。北からは、トルコを経由してクルドの支配地域に入りまして、キルクークの油田を押さえる、南からは、クウェートからバスラへ進攻して南の油田を押さえる、こういう両方で挟み打ちにしていってフセイン政権の命脈……


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第157回国会(2003/09/26〜2003/10/10)

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号(2003/09/30、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  今、同僚の前原議員からこの法案の本質的な問題について質問があったわけですが、このテロ特措法の改正ということは何が改正なのかということで、外務省からも資料をいただきました。改正ということですね、改正。ぺらぺらのが一枚来ました。どこが改正なのか。簡単なんですね、二を四にしてくれと。特別措置法の二年というのを四年にしてほしい、これだけだ、こういうわけです。なるほどと、私もそう思うんですね。全く条件が同じなら、この法律ができた条件が同じなら、それはやはりそういうこともある、自動延長というのだってあり得るわけですね。  しかし、この法律というものが、二年前の九・一一……


首藤信彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院42期)

首藤信彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 予算委員会第一分科会 第2号(2001/03/02、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤分科員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。  きょうは、だんだんと周辺に危機が、脅威が迫ってきていると言われる東アジア情勢において、日本の防衛というものを根本的なところから考えてみたいということで質問させていただきます。  まず、斉藤防衛庁長官にお聞きします。  防衛庁長官として、日本の防衛にかかわっている最も基本的な武装は何であるか、どのように認識されておられるか、御回答をお願いいたします。
【次の発言】 自衛隊には約二十四万人と言われる職員の方がおられるということを理解しておりますが、その中で一番大きいのは、言うまでもなく、十五万人に達しようという陸上自衛隊の方々です。  そ……

第151回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2001/03/01、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤分科員 民主党の首藤信彦です。  平成十三年度外務省所管の一般会計歳出予算について、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  私は、この一般歳出の予算明細を見させていただきまして、外務省の日々の努力に本当に痛み入っているところであります。しかし、現在の世界の情勢の変化を見ますと、いろいろ構造的に変わってきている。そういうような情勢の中で、やはり外交自体も大きく変わらなければいけないんだ、そういうふうに考えております。そうした冷戦後世界における外交の骨組みというものを変えていくには、同時に、そこに込められた、今までごく当たり前だと思っていた細かい費目もまた大きく変えていかなければいけな……


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第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 憲法調査会 第5号(2001/12/06、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。五分ということなので、限られた時間で三点ほど意見を述べさせていただきます。  私はもともと経済の出身なんですが、経済学の中にマーケットフェイリア、市場の失敗という概念がございます。例えば環境問題のように、市場が十分に機能しない、あるいは市場に任せられない、そういった状況を市場の失敗と言うわけですが、もちろん経済的な考え方を憲法にそのまま移すわけにはいきませんが、ある意味においては憲法も、憲法の失敗というような考え方があるのではないか、そういうふうに思っております。それはすなわち、現在起こっているさまざまな問題、そして起こり得るであろう問題に対して対応箇条が不存……


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第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 憲法調査会 第3号(2002/04/25、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  日本の憲法がすばらしいということは、それは確かにそのとおりだと思うわけであります。特に、国際社会において平和を構築し、それを守っていくということをきちっと明記してある憲法として、その時代背景から出てきているものだと思いますが、それは各国の模範となるものだと私も思っております。  憲法の前文に書いてありますように、「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」本当に美しい言葉だと思います。しかし、ではそれを具体的に条文の中でどうやって定義してあるのか、一体何をすればそう……

第154回国会 憲法調査会 第5号(2002/07/25、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  憲法調査会で憲法のあり方を研究しているわけですが、やはり一番大きな問題は、多くの方が指摘されるように、環境変化が、憲法ができた時点と今の時点と余りにも違っているということです。  これは特に、一九八〇年代、冷戦構造がまだ残っていた時期と、さらに冷戦構造が崩壊している時期と、また大きく違っていると思うんですが、そういうものに対して、果たしてどのような憲法があり得べきなのかということが十分に研究されていないのではないかと思っています。  憲法の問題というのは、憲法がつくられた時点には予想だにしなかった事態がたくさん起こっているわけであります。例えば、遺伝子工学……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第1号(2002/02/28、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  私自身も平和維持活動に長年携わってきた者なんですが、一つ参考人に私の意見を言わせていただきますが、最後の、「紛争後の平和構築」、日本にとって最も協力が可能というふうに書いてありますけれども、私に言わせれば、これこそ日本にとって最も難しい分野である、そういうふうに考えております。  ちょっと考えればわかるわけですが、人を撃つのは、引き金を引けば人を撃つことはできます。しかし、弾が当たった人間を野山を越えて病院へ連れていって治して、そしてその間残された家族の面倒を見て、傷跡を治して、傷跡を気にしないようにいろいろなことを説教してあげて、精神的なトラウマも考え……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第2号(2002/03/28、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 このFTAですけれども、名前はフリーという言葉がついているわけですけれども、決して自由で平和な社会を求めようとしてつくられてきたものではないということは、歴史的な発展から見れば明らかだと思うんですね。ブレトンウッズ体制、特にガットの体制というものが限界にぶつかってくる、そして、その中で非常に大きな力を持っていたアメリカが、ヨーロッパがだんだんEUという形でブロック化していくというものを見て、そこから出てきたやり方であるということは、歴史的な発展から見れば大体理解できると思うんですね。  何が憲法と問題かというと、一つは、フリートレードという概念があると同時に、それは同時に、世界の……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第3号(2002/05/09、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  私は、実は有事法制の特別委員会に出ていましたので、参考人の意見をちょっと聞く時間がなかったんですが、同僚のメモなどを参考にして、また、寺島参考人が今まで書かれて、あるいは発表されたものを中心にして御質問をさせていただきたいと思います。  また、今中国のお話がございましたので、私が今までいた有事法制の問題の空間からも引きずってきまして、その観点でまず最初に質問させていただきたいわけです。  有事といいますか、武力攻撃あるいは緊急事態というものは、最大の問題は、憲法はそれを想定していないわけですね。憲法は、大国が攻め込んでくるとか、あるいは、もちろん日本自身……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第4号(2002/06/06、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 こんにちは。民主党の首藤信彦です。  先ほどの「国際社会における日本のあり方」ということを興味深く拝聴させていただきましたけれども、きょうは、ここは憲法調査会ということで、憲法との関係で幾つか御質問させていただきたいと思います。  先ほど、二極構造が崩れてアメリカ一極の時代になったということをおっしゃって、我々も共通の理解だと思うんです。そうすると、そこで、二極の一方が、悪いやつというか、そこがなくなりまして、世界は大きな基本的な矛盾もなく、悪いものもなくなって安定な社会になるというのがフクヤマなんかの歴史の終えんという発想だと思うんですけれども、おっとどっこい、そうではないよう……

第154回国会 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第5号(2002/07/11、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  参考人は恐らく比較法の立場で、EUの地域組織体とそのもの全体に関しての御専門ではないと思いますけれども、非常に重要なところでぜひ、ちょっとお聞きしたいのです。  ここにEUの大きなテリトリーというのがありますけれども、それを見れば、参考人も御指摘のように、基本的にはキリスト教社会といいますか、旧ヨーロッパというか、冷戦後社会をポスト・ウェストファリア体制といいますか、そこからさらには、ウェストファリア条約の前の段階へ戻っていくとか、あるいは中世回帰というような言葉がありますけれども、そういうことを考えれば神聖ローマ帝国的なまとまりがあるんじゃないかと思う……


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第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 憲法調査会 第1号(2003/01/30、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  この場ではイラクという話でございましたけれども、イラクだけではなく北朝鮮も含め、あるいはテロも含め、日本に対する脅威に対して日本国憲法がどのように対応できるのか、現在の状況にどのように日本国憲法が即応しているのかという点を中心に、幾つか述べさせていただきたいと思います。  憲法を読めばわかるように、それが成立した状況というのを考えれば当然のことでありますが、そこで述べられている趣旨というものは、日本が国際の平和を乱さないということを重要な視点として掲げているわけであります。  それは、第二次世界大戦、太平洋戦争の惨禍を生み出したという点において、その反省か……

第156回国会 憲法調査会 第4号(2003/03/20、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  ただいま五時四十三分、バグダッドで空襲警報が鳴ったというニュースが入っています。いよいよ、歴史的な転換点に今私たちは直面しているわけですが、その瞬間にこの憲法調査会にいるということの偶然というか、あるいは因縁というかを強く感じます。この瞬間こそ、私たちは全力を集中して、日本の進路そして世界の平和を守るために最大の力を尽くしていかなければいけない、そういうふうに思います。  今までの意見をいろいろ拝聴しておるわけですが、国際社会において脅威が存在するということはそのとおりであります。しかし、問題なのは、国際における脅威というものをだれが判断するかというところ……

第156回国会 憲法調査会 第5号(2003/03/27、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  イラク問題、北朝鮮問題その他多くの問題を抱えているわけですが、この小委員会のテーマに基づいて考えると、やはり日本において何らかの緊急事態あるいは非常事態に対してのきちっと法的な整備がなされるということが重要であるということに関しては、ここの委員のほとんど総意であるというふうに考えてもおかしくはないと思います。  しかし一方、憲法という点に関しては、この憲法がこうした問題に対処するには、ただ緊急事態権、非常事態対処というものを考えるだけではなく、現代社会そのものが内包しているリスクの問題についてきちっと対応していく必要があるのではないか、すなわち、憲法とリス……

第156回国会 憲法調査会 第6号(2003/04/17、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 ODAのことについて、最近はよく戦略性という言葉が使われるわけですけれども、何のための戦略性かというと、日本にとっての戦略性という考え方が非常に強い。それは、日本の国民からの税金で行われているというところから、税金を払っている者への便益の直接還元的な意味があるんだと考えられるわけですけれども、問題なのは、世界の平和や安定のために日本は何をするかという視点が、ODAにおいてはやはり非常に重要なことだと思うんですね。  この視点というのは、実は憲法においても必ずしも明確ではない。それは、前文においては大変崇高な理念が述べられているわけですけれども、実際に、憲法の内容に関しては、そうした……

第156回国会 憲法調査会 第8号(2003/06/12、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  私は、憲法と現実世界で起こっている安全保障システムにおける課題について問題を提起したいと思います。  特に最近、イラクへの自衛隊の派遣が論議を呼んでいるわけですが、私個人も、先週、六月二日から六日までイラクに入り、ナジャフ、カルバラの激戦地を見てまいりました。そうした体験から、現実世界で日本の安全保障システムをどのように対応させなければいけないかということに関してコメントさせていただきます。  まず、イラクの現状でありますが、さまざまな援助が必要だと言われているんですが、イラクにとって最大の援助は何かというと、経済制裁の解除であります。  経済制裁の解除が……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第1号(2003/02/06、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  時間が限られておりますので、まず五十嵐参考人にお聞きして、それから森本参考人にまたお聞きしたいと思います。  私、今政治家をやっておりますけれども、もともとは危機管理の研究者でありまして、こういう問題を十数年前にはやっておりました。それで、FEMAを日本に紹介した先駆者の一人だと思うんですが、やはり九〇年代になりますと、この問題が重要だということがわかりまして、経済企画庁でも、賢い人がいて、安全で安心できる社会ということで、経済企画庁でも調査をやりました。  そのとき私が副主査でやりまして、災害想定なんというのも、例えば高速道路の上には車が走っていない、……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第3号(2003/04/03、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  国際協力、すなわち、我が国の資源をどのように国際の平和あるいは貧困対策、福祉の向上、そうしたものに、国際協調そして国際協力、それを深めることによって貢献していくかということであります。それに対して我が国の資源を移転するわけですが、PKOも含め、この問題に関してはさまざまな要素が含まれます。きょうは、課題に従い、その中でもODAのあり方を中心として話していきたいと思います。  一時は、一兆円を超え、国民一人当たり一万円と言われたODAですが、最近では、外務省スキャンダルにより国民の支持を失い、政府失政と景気後退を受けて減少している、そうした傾向があります。……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第4号(2003/05/08、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  ここは憲法調査会の場なんですけれども、憲法と国連というのは非常に密接な関係があるということはもうわかっております。特に、憲法における前文、九条、あるいはまた憲法が制定される前に出されたマッカーサー三原則などを見ますと、やはり国連というものの存在を前提として日本国憲法はできている、特に安全保障に関してはそういう面が強いということはわかると思うんですね。ですから、今、憲法調査会に当たって、国連がどういう方向に行こうとしているかというのは、日本の憲法をどうしていこうかという私たちにとっても非常に大きな関心である、そういうふうに思っております。  先ほど、佐藤参……

第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第5号(2003/07/03、42期、民主党・無所属クラブ)

○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  国際平和ということに関しては、何か問題があると、すぐ軍隊を出そうという意見があるんですね。例えば今回のイラクの問題に関しても、米英軍以外にポーランド、そしてもう何十カ国も出している、だから日本も出せという論拠になっているんですけれども、国際社会あるいは国連決議の一四八三が要求しているのは、別に軍隊ではなくて、復興を助ける、あるいはまたその地域における経済水準を安定化させる、こういったものにいろいろ資源を提供してほしいというのが一四八三の趣旨だと思うんですね。  ですから、求められているのはいろいろあるわけで、各国がではなぜこんなに軍隊を出しているかという……



首藤信彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

首藤信彦[衆]在籍期 : |42期|-43期-45期
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