このページでは菅野哲雄衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案を初めとする地方財政関連三法案につきまして、片山総務大臣並びに関係閣僚に質問いたします。(拍手) 地方財政関連三法案は、いずれも国民の負担する税に係る法律案です。一千二百万円ものゴルフ会員権にまつわる贈与税をほおかむりしてまかり通る人が一国の総理を務めている森政権のもとで、これらの法律案を審議するのにどういう意味があるのか、私は、心底から疑問と、そして怒りを覚えるものであります。 主権者たる国民の意思があってこそ、初めて法律は法律たり得るのです。税は民主主義の基本であり、その根底に……
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、本日議題となりました雇用対策臨時特例法案に対し、小泉総理並びに坂口厚生労働大臣にお尋ねいたします。(拍手) 本法案の質問に入る前に、緊急に小泉総理大臣にお伺いいたします。 薬害ヤコブ病訴訟は、十一月九日に大津地裁から、また、十四日に東京地裁から、和解に向けての所見が出されました。 国が承認した医療器具、ヒト乾燥硬膜がクロイツフェルト・ヤコブ病に汚染されたものであったため、移植により不治の病に侵され、既に七十六人もの方が亡くなっておられます。アメリカで第一症例が発表された一九八七年から十年間も日本政府は何の措置もとらなかったことに……
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題となりました二〇〇二年度政府予算三案に反対、野党四会派提出の二〇〇二年度一般会計予算外二案につき撤回のうえ編成替えを求める動議に賛成の立場から討論を行うものであります。(拍手) 政府予算案に反対する第一の理由は、隠れ借金による粉飾予算だからであります。 小泉首相の公約である国債発行三十兆円ありきで終始した結果、見せかけだけの数字合わせによって、かえって、財政の透明性は後退し、財政民主主義という観点から問題を残す粉飾予算となっているからです。 しかも、税収が大幅に落ち込むときに三十兆円の国債目標にこだわったことで、本当に必要な……
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、ただいま議題となりました独立行政法人国民生活センター法案等特殊法人等改革関連四十六法律案につきまして、うち八法案に反対の立場で討論を行います。(拍手) 小泉総理は、勇ましく廃止・民営化を打ち上げました。しかし、政府・与党の進めている特殊法人改革は、特殊法人等が担っている事業、業務が国民にとって必要かどうか、廃止、縮小が本当によいのかといった政策的な精査がほとんどなされないまま、組織論、経営形態論に終始したように感じられます。 本来、改革すべきは、特殊法人等の経営破綻や行き詰まりを生み出した温床である政官業癒着と自民党族議員、特権官僚の支配構……
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、ただいま議題となりました地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法等の一部を改正する法律案、地方財政計画の地方財政関連三案につきまして、片山総務大臣並びに関係閣僚に質問いたします。(拍手) まず冒頭、地方財政計画あるいは地方自治に重大な影響を及ぼしますWTO農業交渉に関して、大島農水大臣に質問いたします。 十六日に閉幕したWTO非公式閣僚会議において、ハービンソン議長が示したモダリティーの一次案が、余りにも輸出入国間のバランスを欠いたものであり、各国の溝が埋まらなかったのは、ある意味で当然であります。 一次案は、関税率の大幅引き下げ、……
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、会期延長に怒りを込めて反対する立場で討論を行います。(拍手) 初めに、私は、小泉総理や与党がなぜそれほどまでに会期延長に固執するのか、その理由が全くわかりません。総理並びに与党は、何よりも国民に対して、一体、なぜ、何のために会期を延長しなければならないのか、わかりやすく説明すべきでありました。 与党は、野党に対して、二十九本の審議未了の法案が残っているとか、国際貢献が求められているのでイラク新法を成立させなければならないなどと理屈をこね回していますが、これが会期延長の理由になるなどとは到底思われません。 立法府の長である綿貫衆議院議長も……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 今回の雪印乳業の問題によって一万五千人もの食中毒患者が発生したことはまことに遺憾なことと思っております。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。それとともに、国民に大きな不安を与えた事態を、私どもも含めて深刻に受けとめていかなければならない大きな問題であるという立場に立って、これから幾つか質問をさせていただきたいと思います。 そして、農林水産委員会ですから、私は、基本的に酪農の問題、今回起こった酪農の問題あるいは加工メーカーの問題、そして消費者の問題、トータルに考えて、この業界全体を本当に、陥れるのではなくて、維持発展させ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 米価審議会へ諮問がされました。私は数点にわたって質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、諮問の説明によりますと、平成十二年産米穀の作柄及び最近の需給、価格の動向にかんがみ、緊急に米穀の需給と稲作経営の安定を図る観点から、米穀の在庫水準の早期適正化、平成十三年産米穀の生産調整規模の拡大、稲作経営安定対策についての臨時特別措置などを柱とする総合的な米対策を取りまとめた、これが諮問案に状況として説明されております。 私どもといたしましては、きょう配られた、あるいは事前にいただいた資料七ですか、それに基づいて、資料によりましても七項目……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。
まず初めに、坂本進一郎参考人にお聞きしたいと思います。
私は、基本的には、今日、現状の農業、農政は米価の大暴落が起こって非常に経営が厳しくなっている状況であるというふうに思っています。それで、まず初めに、坂本さんから、農業経営をなさっている現在の状況を率直に御感想、農業の実態が現状どうなっているのか、その点についてお話ししていただければというふうに思っているのですが、よろしくお願いします。
【次の発言】 今の農村、農業を取り巻く状況というのが、大潟村でさえもそういう実情だというふうに私は言えると思うのですね。ましてや中山間地域において、それで……
○菅野委員 きのうに引き続いて、農地法の一部改正法案に対する質問をさせていただきたいと思います。十時間に及ぶ審議時間最後の質問になりましたけれども、農地法の改正の株式会社参入、この辺について集中して質問させていただきますので、よろしくお願いします。 きのうからずっと議論されていますけれども、まず、農業生産法人に株式会社を加えることによって、政府はどのような農業生産法人の形態を考えておられるのでしょうか。法律案には、参入を認める株式会社は、議決権のある株式、定款に株式の譲渡について取締役会の承認を要する旨の定めがあるものに限るとなっています。そうしますと、きのうもやったのですが、既に農業生産法……
○菅野委員 最後の質問を行います。 我が国の畜産農家は減少の一途をたどっており、後継者も育たない状況にあると思っています。そして、畜産物の輸入の増大、あるいは、先ほども議論がございましたが、月に一度、休日がとれるかとれないか、長時間かつ過重な労働、そういう畜産環境問題の深刻化、実質所得の減少など、さまざまな要素が原因でありますが、このままでは日本の畜産業に将来があるのかと言わざるを得ません。 農林省は、食料・農業・農村基本法に基づいて酪肉近代化方針を示しておりますが、輸入を減らして国内生産を向上させなければ自給率の向上は図れない。どのように自給率を向上させていくのか、あるいは担い手をどのよ……
○菅野委員 あしたでこの百五十臨時国会が終わろうとしているわけですけれども、次の国会に向けて、政府としても本当に、農業問題も含めて、第一次産業全体をどのようにしていくのか、この点について質問しておきたいというふうに思っています。 ことしの十二月末までにおいて政府の方針をWTOの中で提案していきながら今後について交渉していくわけですけれども、私は、WTO農業交渉における基本的スタンスというのは、これまでも一貫してきているというふうには思いますが、今日の世界的な農政の課題もありますけれども、国内農業をどのように維持、発展させていくのかという視点を常に持ちながら交渉に当たるべきだというふうに思って……
○菅野委員 災害対策特別委員会の最後の質問者となりました。伊吹大臣、若干のおつき合いをよろしくお願いしたいと思います。 先ほど大臣もおっしゃっていましたが、災害対策という部分は、防災それから復旧、そういうふうなものが含まれていると思っています。それで、私は、この防災機能の強化のために、国土庁にあった防災部門を内閣府に移して伊吹特命大臣を置かれた、こういう施策に対しては非常に評価するものであります。そして、省庁再編成の大きな目玉の一つであるというふうに思っています。 そういう意味では、これから防災特命大臣としての手腕が遺憾なく発揮されていって、地域地域における防災体制が整備されていくことを願……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 私は、ただいま趣旨の説明がありました地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律案の起草に際し、意見を表明いたします。 阪神・淡路大震災発生から六年余りの月日が経過した今日においても、地震防災に対し対策強化を図ってほしいという国民の要望は強く残っております。しかしながら、国や地方の財政赤字と相まって、この五年間の進捗は十分と言えない状況であります。防災体制を先延ばしすることによって、国民の生命、身体及び財産を保護するという、いつ来るかわからない地震災害への備えがおくれてしまいます。今後、地方自治体と緊密な連携をとりながら、国と地方自治……
○菅野委員 最後の質疑になりましたけれども、若干の間おつき合い願いたいというふうに思います。 私は、前回も質問いたしましたが、この一月の豪雪被害について、その後の状況について、まず冒頭お伺いしたいというふうに思っています。農業被害の実態、それから林業被害の実態。 これは前回、農業被害、林業被害についてお伺いいたしましたけれども、林業被害については、まだ山にいっぱい雪が残っていて調査活動ができなかったという状況のもとで、概略的な報告をいただきましたが、その後、雪解けが進んで調査が行われたと思うのですが、一部マスコミ報道等によれば、多くの被害が出ているという状況の報道もされております。 林野……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。二点について、大臣の考え方をお聞きしておきたいと思います。 第一点目は、社会民主党として、二月の八日、九日、実際には八日の日ですけれども、国会議員六名の団を組んで有明のノリ被害の状況を視察してまいりました。地元四県の関係者とも行動をともにしながら視察してまいったんですが、率直な感想として、百聞は一見にしかず、行って見ることによって地域の状況が本当にわかりましたし、ノリ漁業者も含めて、漁業関係団体も含めて、漁民が非常に大きな危機感を持っているということを痛感してまいりました。 そういう意味では、これからの対策として、緊急対策と長期的な視……
○菅野委員 農業者年金法案について、今、山口わか子委員が政府案に対して質問をいたしましたけれども、私はこの三十分を使って、民主党案について率直な意見交換をし合いたいと思って、質問させていただきたいというふうに思います。 今まで政府案、民主党案、いろいろな議論がございました。ただ、農業者年金について民主党案が提出されなければならない今日的事情というのはあると思うんですね。年金法案ですから、これからずっと末代の制度をつくっていこうとしているわけですね。そういう意味では、三十年後、四十年後の将来をどう見越していくのか、この視点が大切であるというふうに私は思っています。 一九九五年の改正のときは、……
○菅野委員 参考人の方々、大変御苦労さんでございます。私で六人目ですので、大体四人の考え方について理解をいたしましたし、また、あしたもこの委員会で質疑がありますから、その質疑の参考に十分させていただけるなという思いをいたしております。ただ、基本的なことを、重複する部分があるかもしれませんけれども、再度私からも質問させていただきたいというふうに思っています。 やはり私ども、何といってもこの農業者年金の改正法律案で一番問題点にしなければならないのは、これは中村参考人にお聞きしたいのですけれども、三〇%を九・八%で、今も議論になっていますけれども、正直言って落ちついたという表現を使っていいんだと思……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 参考人質疑も含めて三日目になりますが、最後の質問となりました。これまでの議論で多くのことは理解しつつも、まだまだどうしても納得できないという部分があります。そういう点を大臣あるいは政府に問いただしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 まず、私どももずっとこの間問題視してきた点なんですが、政府として農業者年金を三〇%削減するという方向を明示して、それから最終的に九・八%、それから脱退一時金についても八〇%としてきたわけでございます。そして、この間の議論の中で、大臣も含めて多くの議論がなされて、政府の答弁は、最終的に九・八%、八〇%。九……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 今、四時間かなり議論がなされて、関連する部分はあると思いますけれども、基本的な考え方を述べながら質問をさせていただきたいというふうに思います。 水産基本法、本当に待ちに待った法律案だというふうに私は思っております。農業や林業に基本法があって、なぜ水産業にだけは基本法がないのだろうかという国民の声にこたえてこういう状況までこぎつけたことをうれしく思うのです。 ただ、沿岸漁業等振興法にかわって水産基本法という形を今回つくりました、そういう意味では、漁業基本法ではなくて水産基本法という名称にもなっているのですね。さっき大臣は、基本的には漁業基本法だと……
○菅野委員 水産基本法について、五点にわたって当局の考え方を、政府の考え方をただしていきたいと思います。 初めに、小泉内閣のもとで武部農水大臣が任命されて今活躍なさっているのですが、小泉内閣は、とにかく聖域なき構造改革を唱えてきておりますし、これからもそこに向かってずっと進んでいくというふうに言われております。 先ほども答弁ありましたけれども改めてお聞きしておきたいのですが、武部大臣は、水産業の中で構造改革という視点をどのようにとらえているのか。そして、水産基本法をいかに実効あるものにしていかれる考えなのか。そして、小泉総理大臣の唱えている構造改革というものは、私はずうっと聞いておりますけ……
○菅野委員 最後になりましたけれども、漁業法等の一部を改正する法律案について若干質問させていただきたいというふうに思います。 一つは、今回漁業法の改正の大きなことは広域漁業調整委員会を設置したことであるというふうに私はとらえたわけですけれども、広域漁業調整委員会の果たす役割について今考えておられることをお願いしたいというふうに思っています。 そして、これまで海区漁業調整委員会というもので資源保護等を含めて調整を図ってきたと思うのですが、この海区漁業調整委員会のこれまで果たしてきた役割と今日の実情について、まずどうとらえているのか。 そして、海区漁業調整委員会の総括のもとに今回広域漁業調整……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄と申します。本日は、本当に参考人の方々、大変御苦労さんでございます。もうしばらくの間意見をお聞かせ願いたいというふうに思います。 まず初めに、上田参考人にお聞きいたします。 先ほどの、マグロ減船、二割減船をやって以降の状況を業界としてどのようにとらえているのかという問題ですね。私は宮城県の気仙沼市出身なものですから、会長さんには多くのお世話になって、地域として二割減船からの脱却を図られつつあると思いますけれども、先ほどの参考人の陳述の中で、中小漁業は非常に厳しい、七割が債務超過、それから不良債務処理をこれからしていかなきゃならない状況ということを聞かされたと……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 森林・林業基本法の一部改正について質問をいたします。 私は宮城県の気仙沼出身なんですが、気仙沼というと水産都市というふうに実際は思い浮かべるんじゃないかと思うんですが、山が七〇%を占めている地域でございます。私の育った地域は、六百ヘクタールにも及ぶ全国で唯一の国有部分林組合を有しております。これは本当に全国で唯一です、そして約八年前に全山植林を終えた。そういう意味では、林業地域であるというふうに私は思っていますし、私のうちにおいても、生産森林組合や部分林組合、地域において林業を育成している地域でありますし、そして、全国でも珍しいと思うんですが、山……
○菅野委員 農協法あるいは農林中金法の一部改正について、多くの議論がなされてきました。最後の質問に立ちますけれども、一時間という時間設定をされておりますけれども、政府から本当に正対した前向きな答弁がいただけるのならば、できるだけ早く終わるように努力したいというふうに思います。そういう意味では本当に前向きな、本当に真剣な議論、答弁をお願い申し上げておきたいというふうに思います。 それで、的を絞って質問していきたいというふうに思っています。農協の果たしてきた今日までの役割とそれから今後の方向性について、この点に絞って議論をしてまいりたいというふうに思います。 昭和二十二年の農業協同組合は、農民……
○菅野委員 百五十一回通常国会の農水委員会での最後の質問となりました。本当に長い間の御論議、大変御苦労さんでございましたし、あと三十分ほどですが、おつき合いを願いたいというふうに思っております。 漁船法の改正については、終始、規制緩和に基づく、あるいは行政手続の簡素化という方向で改正されることについて、私は異議を申すわけではございません。ただ、漁船を取り巻く水産業全体が、これまでの水産基本法の中でも多く議論してまいりましたが、本当に非常に厳しい漁業環境にあるということは、お互いに共通認識に立ちながら、これからどうしていったらいいのかということの議論を進めなければならない今日的な状況にあるとい……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。数点にわたって御質問いたします。 ただ、最後になりましたけれども、今いろいろな形で質疑が交わされております。聞けば聞くほど今回の問題、わからないところだらけという状況にあるというふうに思うんですね。 それで、まず最初に、今も中林委員から質疑がございましたけれども、八月六日に乳用牛一頭が食肉処理場で屠殺されて、農水省として狂牛病の疑いがあるということを対外発表したのが九月十日ですから、この間に約一カ月、四十日ほど経過しているんですけれども、なぜこの対応がこんなにもおくれたのか。 といいますのは、私も中林委員と同じなんですが、狂牛病に対……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄と申します。 私は、災害対策特別委員会で、十月三十一日、三宅島を視察させていただきました。率直な感想を申し上げますと、この島がどうして無人島なんだろうという率直な感想を抱いたものです。本当に、行ったときは空が晴れ渡って、雄山の噴煙が上昇気流に乗っていた状況ですから、危険な状況というものが感じられなかったからそう思えたというふうに言えるのかなと思うのですが、それともう一つは、多くの住宅が、そのまま被害も受けないである住宅も多かったということが非常に印象に残っているわけなんです。 アンケート調査、三回目のアンケート調査を行っていました。先ほど三宅島の野村助役さん……
○菅野委員 米価の諮問に当たって、数点お聞きしておきたいというふうに思っております。 まず第一に、やはり何といっても生産調整を今後どうしていくのかという観点が、非常にこれからの状況において大事なことではないのかなというふうに思っています。ただ、食料・農業・農村基本法があって、基本計画がつくられてきて、突然ことしの九月に「米政策の総合的・抜本的見直しの大枠について」ということで、食糧庁から、農林水産省から発表になって、これまで鋭意この議論が行われてきたというふうに思っています。 それが、今回の「米政策の見直しと当面の需給安定のための取組について」ということになったときに、この議論がこの一項目……
○菅野委員 委員長にお聞きします。
今、農水委員会の理事が四人という状況です。そして、過半数にこの委員会が達していないというふうに思うのですけれども、私は、こういう中で質疑を続けるというわけにはいきません。委員長の見解をお聞きします。
【次の発言】 何人ですか、今。
【次の発言】 委員長を入れて二十名ですから、成立していませんよね。過半数以上でしょう。過半数でしょう。
【次の発言】 わかりました。途中で過半数を割ったという状況になったら、即やめたいと思っています。
というのは、これくらい重大な問題を農水委員会で質疑しているときに、私たちは関係ないという国会の姿そのものが問われなきゃならない……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 大臣にまず冒頭お聞きしておきたいと思うのですが、一月の八日の記者会見の席で、BSE問題については一区切りついた、こう発言しているわけですね。これは、私もこの発言要旨をいただいて読んでいますけれども、BSE問題というのが一番最初に来て、そしてその後いろいろな問題が出てきているわけですけれども、主語述語の関係からいえば、BSE問題は一定の区切りをつけることができた。 私はこの発言をどこで聞いたかというと、これが民放のテレビに、全国放送になっているわけですね。今、BSE問題で非常に苦しんでいる人たちを目の前にして、そしてこれからどうやっていったらい……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 まず初めに、溝上参考人にお尋ねしますけれども、私は実は宮城県出身なんです。それで、今の説明において、東海地域や南関東地域の今日的な置かれている状況というのは理解しました。先ほどの説明の中で、今後、将来的に起こるであろう地震ということで絞り込んでいったときに、これ以外は宮城県沖地震という部分が近い将来予想されると。ただし、この宮城県沖地震に関しては、ここの五ページにあるんですが、「前兆現象の把握が困難であり、現状では予知は非常に難しい。」という地域に入っているという先ほどの御説明がございました。 私は、地域地域において絞り込んだときに、その地域……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 片山知事、石川知事、長い時間、本当に御苦労さまでございます。 私も、出身が宮城県の気仙沼でございまして、この宮城県沖地震が今後、本当に近いうちに想定されるという中で、東海沖地震の予知体制というものが、本当に宮城県沖でも確立されるようにということで主張してきたんですが、東海は予知できたにしても、宮城県沖はもうほとんど予知はできないですよという専門家の意見もあるものですから、これからの対策というものについても伺っておきたいというふうに思っています。 石川参考人の方に最初にお聞きしますけれども、先ほど説明いただいて、昭和五十一年からずっと二十六年……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 当委員会に、村井防災大臣から、台風六号、七号による被害の状況報告がなされました。私は、申すまでもなく、台風本体と梅雨前線に伴う雨の大きな被害というものが、岐阜県、あるいは全体的な統計を見ると、岩手県南部に集中していたというふうに言えると思っています。 それで、大臣に冒頭お聞きしたいんですが、台風による被害というのは、公共交通機関に大きな影響を及ぼしているというふうに思っています。それで、鉄道、船あるいは航空路線においてもかなり運休や欠航という状況になっているにもかかわらず、このことが大臣のこの災害の報告には触れられていないという状況であるとい……
○菅野委員 六時間半の委員会、九時から皆さん大変お疲れのところでございますけれども、あと若干おつき合い願いたいというふうに思っております。 道路四公団民営化推進委員会を設置するに当たって、この間多くの議論がなされてまいりました。ただ、本当に、私みたいに一地方から出てきた地方の声というものがこの間の議論の中にどれくらい組み込まれていたんだろうなというふうに思ったときに、それは不十分ではないのかなというふうに思えてなりません。そしてもう一つ、一方では、国民に国が、政府が発するメッセージが本当に正しく伝わっているんだろうかという点も私は疑問を挟まざるを得ないというふうに思っています。 それで、冒……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 今多くの議論がなされておりますけれども、ダブる点がありますけれども、私から質問させていただきたいというふうに思っています。 一つは、野党四党案では特飼牛と言っていますけれども、一般的に廃用牛の問題でございます。武部農水大臣は老経産牛なんという表現を使っていますけれども、これはどう表現したらいいのか、多くの議論のあるところでございます。 この対策の現状について、私は二月の二十五日の予算委員会でも問いただしてまいりましたし、それから約一カ月経過して今日に至っているわけですけれども、先ほどの答弁では、二月末で五万八千頭、そして、都道府県に屠畜場での受……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 最初に、調査検討委員会が一定の結論を持って報告したということに、これまでの検討委員会の御労苦に心から感謝申し上げたいというふうに思っております。 最初に、高橋参考人にお聞きしますが、先ほども質問の中で答弁がありましたけれども、日本においてリスク分析、リスク評価とリスク管理をどのように行っていくのかという観点で、高橋参考人は、最終ページにあるんですが、日本の実情に合った組織形態というものを念頭に置いているという答弁がございました。私もイギリス、フランス、ベルギー、EUに行ってきてこのことを調査してきたんですけれども、ヨーロッパの状況を即入れるん……
○菅野委員 野菜生産出荷安定法の一部改正案について質問いたします。 今、かなりの質疑がなされてきました。この質疑の重立った点というのは、やはり限りある国内消費の中で輸入生鮮野菜がふえているという実態ですね。今も中国からの輸入の問題が大きな議論になっています。そういう中で、今、野菜生産農家がどういう状況になっているのかというと、本当に生産意欲を喪失しかねない状況に今日的になっているということを、大臣、どのようにとらえているのか。 そして、そのような状況に対して、今セーフガードの議論もありました。政府として本当にしっかりとした対応を打ち出していかなければ、ますます国内生産の自給率の割合が下がっ……
○菅野委員 法案の審議に入る前に、大臣にちょっとお聞きしておきたいというふうに思っています。
それは、BSEの廃用牛の問題、特飼牛の問題ですね。現在の状況、あるいは直近の状況でよろしいですから、どうなっておるのか。そして、この現状を踏まえて、今後どのようになさっていくおつもりなのか。私は、この問題は早急に解決しなきゃならない問題だということでずっと質問してきているわけですけれども、その点を踏まえて大臣の所見をお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 三月がゼロという状況は理解しました。ただ、五万八千頭という数字はなお残っているわけです。地元の新聞等でも報道になって、副大臣、政務官が各都道……
○菅野委員 大分議論が煮詰まっている中で、最後の質問となりますけれども、今まで議論されなかった部分を含めて大臣の所見をお聞きしたいというふうに思っています。 五月十日、国内四頭目のBSE感染牛が見つかったこと、このことは、ずっとこの間BSEに関して質問してまいりましたけれども、三頭で済むはずはない、これからも多く出てくるだろう、そういう議論がなされてきました。まず、大臣、四頭目が出たということをどのようにとらえているのか。これまでの経過と、それから今後についてお聞きしておきたいというふうに思っています。 それから、発生して十一日、十日以上経過しているんですけれども、私、昨年一頭、二頭、三頭……
○菅野委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、左記事項の実現に努め、消費者の食品表示に対する信頼回復に万全を期すべきである。 記 一 消費者への迅速な情報提供を図る観点から、製造業者又は販売業者が偽装表示等の品質表示基準違反行為を行っ……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 水産関連四法案について、大臣の所信をお聞きしてまいりたいというふうに思っております。 まず初めに、今日の水産業、漁業を取り巻く状況というのは、今、山田委員も質問しておりますけれども、私は非常に厳しいものがあるというふうに思っております。 それで、水産基本法がつくられて、水産基本計画が三月に計画を立てられてそれを実行に移していく今日の段階だということなんですけれども、基本的にこの四法案でもって解決する課題ではないというふうに私は思うんですが、今日、農水大臣として、一つは、水産業協同組合法等の一部を改正する法律案を提出されております。……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 本日の最後の質問になりましたが、農水委員会でこうして武部農水大臣と質疑するのも、下手すると最後になるかもしれません。武部農水大臣の率直な思いを聞かせていただきたいというふうに思っております。 まず、一連の食品の不正表示の問題でありますけれども、BSEの発症が日本で確認されて以来、食品の不正表示が次々に明るみに出てきました。その件数は、これほど広範に行われていた不正表示がなぜ今までわからなかったのかと疑問を感ずるほどでございます。 まず、大臣として、この不正表示の問題、この原因をどうとらえているのか、お聞かせ願いたいというふうに思っております……
○菅野委員 BSEの集中審議の最後になりますけれども、これまでこの問題について農林水産委員会で多くの議論を行ってまいりました。今日的なまだ解決し得ない問題点が山積しているという立場から質問をさせていただきたいというふうに思います。 一月十日の農林水産委員会の質問で、私は、一月八日の武部農水大臣、BSE問題については一区切りついた、この発言について真意をただしてまいりました。農家も含めて、消費者も含めて、BSE問題に対して非常に大きな関心を寄せているときに、一区切りついたというのが一月八日の発言でございました。 この集中審議に当たって、行われるというふうに言われているときに、渡辺事務次官が、……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 石原行政改革担当大臣に御質問していきたいというふうに思っております。 まず、特殊法人改革、行政改革という大合唱のもとで、平成十三年の十二月十八日に特殊法人等整理合理化計画が決定され、そして今日、法律案提出という形になりました。ずっと一連の流れの中で、政府として、従来の特殊法人、この特殊法人と言われるものの問題点をどうとらえてきたのか、そのことが次の改革の方針につながっていくというふうに思うんですね。 午前中も多くの議論がこのことでなされました。小泉総理大臣は一つの言葉で、民間にできるものは民間に移していくんだということだけを繰り返しているん……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 六日間にわたる質疑の最後になりました。この間、十分に審議が行われたかといえば、不十分と言わなければならないというふうに思います。が、この特殊法人改革は今回で終わりではなくて、これから長く議論をしていかなければならない大きな課題だというふうにとらえているものでございます。 特殊法人改革を議論する場合、これからもそうなんですが、国民利用者へのサービス向上に向けた改革への徹底した政策論議が必要であります。業務内容や事業執行の状況以前に、私は、総理、政策決定過程の検証が大事であるというふうに思っています。 例えば本四公団、橋を三つつくろう……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 三時間にもなんなんとしている参考人の方々、多くの意見をお聞かせ願えて本当にありがたく思っております。 私は、昨年も、ノリ被害が起こったときに福岡の漁業者と懇談を行ってまいりました。そして、ノリ被害の原因等も社民党の調査団としてつかまえてきて、あるいは九州四県の方々と意見交換をしながら今日まで来ているという状況でございます。 そういう中で、先ほどからずっと議論が起こっておりますけれども、有明海全体を考えたときに、やはり原因というのは複合的である、これはだれしもが認めることだというふうに思うんですね。そういう意味で、しっかりとした調査がなされて……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 この有明特別措置法について質問いたしますけれども、まず冒頭、私たち社民党は、二〇〇一年二月八日、九日の両日、有明海ノリ、魚介等の被害国会調査団を結成して、私もその調査団の一員として現地の被害状況を視察してきました。そして、党内に有明海ノリ・魚介等被害対策委員会を設置して、今日まで進んできていることを申し上げておきたいというふうに思います。 そして、このノリ、魚介等の被害の原因については、るる今まで議論されていますけれども、社民党としても、現地の関係者、関係団体等から事情聴取を行いながら、一つには三池炭鉱による海底陥没の問題、そして干潟の消滅と……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 最後の質問者となりましたけれども、数点、農林水産省の考え方をお聞きしておきたいというふうに思っております。 まず初めに、今月、十一月三日から十五日に行われたワシントン条約、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、これを締結している国でワシントン条約第十二回締約国会議というものが開かれました。チリのサンティアゴで開かれたということですが、このワシントン条約締約国会議の性格、十二回目を迎えておりますけれども、非常に変質してきているというふうに思います。 当初、出発したときには絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 六時間という状況の中で、大臣、大分疲れていると思うのですが、しばらくの間、正対して答弁をお願いしたいというふうに思っています。 昨日、米の改革大綱が出ました。私、この米政策改革大綱を見て、率直に、これまでの議論というものの経過を踏まえて、感じたことを冒頭申し上げておきたいというふうに思います。私も中山間地域に生まれ育って、今もほぼその地域で生活しているんですね。これからの二十一世紀の農山漁村の姿というものをどう描いているんだろうかという率直な気持ちがいたしております。 先ほどからずっと議論を聞いておりますけれども、多面的機能の維持ということが、……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。 平成十一年の十二月二十日、答申がなされたわけですけれども、この答申がなされるまでの経過というものを先生から少しお聞きしておきたいというふうに思っています。 平成二年に国会決議がなされて、そして平成四年に法律が制定されていく、そして平成七年に国会等移転調査会の報告がなされて、審議会に移っていくわけですけれども、こういう流れも先生からお聞きしました。平成八年から十一年にかけて計三十一回、答申書を見させていただきましたけれども、三十一回の審議会あるいは二十一回に及ぶ調査部会というのが精力的に……
○菅野委員 先生の御意見を伺って、首都をパワーアップしていくことの大切さというのは承知したつもりでございます。ただ、それとこの首都移転という関係がどういうかかわりを持つのかという点が、私自身がまだまだつかみかねているということなんですね。
一方では、六十万人の人口移動という形が交通緩和に役立つのかという問題提起をしていますけれども、それでは、このパワーアップのために、その六十万人移転がどう障害になっていくのか、逆の面でどう考えられておるのか、その点、まず冒頭お聞きしておきたいというふうに思っています。
【次の発言】 はい、わかりました。
先生の論文、きょう配付になった論文を見させていただき……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。
この一月から特別委員会の委員になって、そして、先生の御意見を今初めて拝聴するという状況の中で、こういう考えで進んできたのかなというふうな思いをいたしているところでございます。
まず冒頭にお聞きしたいんですけれども、この文章の中に「「アルゼンチン的衰退」の危機」という表現がございました。このことが底流にあって先生の意見陳述がなされているというふうに私は思うんですけれども、このアルゼンチン的危機というのをもう少し具体的に拝聴したいというふうに思うんですが、よろしくお願いします。
【次の発言】 そのことが首都機能移転で達成されるという持論なんですけ……
○菅野議員 原委員の質問に、少し長くなりますが、お答えしたいと思います。 交通の公共性を維持するために一定の社会的な規制は必要であり、基本的人権に係る部分は、国、地方公共団体が最終的な責任を持つべきであると考えるものであります。それにもかかわらず、運輸省が主に担ってきたこれまでの交通政策は、モータリゼーションの進展に対して、事実上、無為無策であったと言わなければなりません。適切なマイカーとの役割分担という点からいえば、積極的に公共交通を活用しようという立場から、政策転換がなされてしかるべきだったと思っております。 旧省庁でいえば、運輸省、建設省、国土庁、警察庁、自治省、経済企画庁など、各省……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 出身は宮城県の気仙沼でございまして、本当に地元に帰れないいら立たしさというのを感じたわけでございますけれども、金曜日、土曜日、日曜日に現地を見て感じたことは、被害を相当受けました。ただし、本当に紙一重だったと。もうちょっと大きく揺れたならば、相当な被害が出たんだろうなというふうな思いをいたしております。不幸中の幸いということなんですが、私は、不幸中の幸いじゃなくて、今後に対してどのような備えを行っていったらいいのか、これを契機として、きっかけとして、しっかりと対策をとっていかなければならないなというふうに強く感じているところでございます。 二……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 水産加工業施設改良資金融通特措法に関して、私は、この間、水産加工業と漁業が一体として発展していかなければならないという立場で水産基本法なり水産基本計画が策定されてきたと思っております。そういうことを考えたときに、水産基本法の中でも多くの議論を行ってまいりましたけれども、今の日本の漁業というものを資源管理型漁業に変えていくんだという強い意思がこの基本法、基本計画に貫かれているというふうに思っています。 そういう基本路線で現状を見たときに、それでは漁業あるいは養殖漁業というものがどういうふうになっているかということを考えると、昭和五十三年で一千万……
○菅野委員 私の方からも冒頭、本委員会が半数に達していないという状況でございますから、これは、委員会成立要件を満たしていないという状況で質問に入らざるを得ないということに対して、強く抗議しておきたいというふうに思っています。 まず、今も中林委員から質疑がありました、WTO農業交渉についてです。 今、るる質疑の中で政府の考え方が示されましたけれども、三月三十一日、一つの区切りだった、そして今、四月の十五日という今日的な状況の中で、今後どのようにこのWTO農業交渉を政府として進めていこうとしているのか。これを、今日的状況を踏まえて、どう克服していこうとなされているのか。この点について、大臣の御……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 今までかなり議論されてまいりましたが、どうもこのトレーサビリティー法について合点がいかない部分があるわけなんですね。それで、冒頭少しその点について質疑しておきたいというふうに思うんです。 昨年の四月にBSE問題に関する調査検討委員会の報告が出されて、そして「リスク分析手法の導入」という形でトレーサビリティーが俎上に上ったわけでございます。ただ、その前に、平成十三年の十月二十二日に家畜個体識別システムの構築に関する基本方針というのが打ち出されておりますね。そして、昨年の四月の調査検討委員会報告を受けて全国データベースの利用規程というものが設けら……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 冒頭、家畜伝染病予防法について少し議論していきたい、質問していきたいというふうに思っております。 先ほどもお話がございましたけれども、BSEが発生して農家が一番心配していたこと。これは、一昨年の十二月に私ども社民党の調査団としてBSEが発生した現地に行って、疑似患畜牛の問題を痛切に感じてまいりました。北海道の佐呂間町や猿払村あるいは群馬の宮城村に行って、農家の人たちから訴えられたのは、この疑似患畜牛を何とかしてくれという切実な訴えだったわけでございます。そういう意味では、もう二年になろうとしていますが、このことに私はこだわりを持って議論してきたつ……
○菅野委員 私は、日本共産党、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました食品の安全性の確保のための農林水産省関係法律の整備に関する法律案に対する修正案について、その提案理由及び内容の概要を説明いたします。 農薬取締法の一部改正についてであります。 昨年の臨時国会で農薬取締法の一部改正が行われました。全会一致です。この改正は、プリクトラン、ダイホルタン、ナフサク等の無登録農薬が全国で販売、使用されていた実態を踏まえ、無登録農薬の水際での監視強化、無登録農薬の使用禁止、罰則の強化などを図るものだと理解しておりましたが、新たに特定農薬という規定が設けられたために、地産地消運……
○菅野委員 米政策改革大綱に基づく今回の食糧法の改正、私は、米政策の大きな転換という形でとらえていて、今後に悔いを残さないように、どう改革の方向性をつけていくのかというのは、この委員会にかけられた大きな責務だと思っております。そういう意味では、これからずっと議論していくわけですけれども、基本的な点をこれから問いただしておきたいというふうに思っております。 この一年、昨年の十二月三日に米政策改革大綱なるものが発表になって、それ以前から、その一年前から多くの議論がなされておりました。その議論の中心は、何といっても国による減反配分の廃止、そして農業者、農業団体による減反に切りかえていくという点だっ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 まず、参考人の方々、長時間にわたって大変御苦労さんでございますし、本当にありがとうございます。 まず初めに、生源寺参考人にお聞きしますけれども、先ほどから多くの議論がなされておりますこの今回の米政策改革大綱が実現していくと、適地適作と進んでいって、そして最終的には私は産地間競争というものの激化につながっていくんじゃないのかなという危惧をいたします。そして、そういう構造の中で取り残されていくのが中山間地域農業というふうに私は考えていくわけですね。 それで、この米政策改革大綱と別の問題だというふうに先ほどから説明されておりますけれども、実際に農……
○菅野委員 先日に続いて、食糧法の改正について質問させていただきます。 まず、今も松本委員の方からありましたけれども、この日本の農業、私は第一次産業総体と言っているんですけれども、第一次産業が非常に危機的な状況に陥っているという共通認識はみんな持っているというふうに思います。それを政府としてどのように克服していくのか。その一つの、米についてどう克服していくのかというのが、今回の食糧法の改正でなければならないというふうに思っております。しかし、後でも触れますけれども、危機的な状況が本当にこれで克服できるんだろうかということが、農家の人たちも含めて、今非常に不安がっているというふうに思っておりま……
○菅野議員 今の米政策改革大綱なるものが推進されている中で、このままでは農業が大変になるという状況のもとで、野党四党での議論から出発して、代替案を考えていこうじゃないかという形で出発したのが始まりでございます。 水田あるいは畑作農業というものは、主食である米を初めとした食料供給の機能だけではなくて、空気、水、土、景観の維持という大きな多面的機能を果たしている。しかし、今山口委員がおっしゃったように、全水田の四割、百万ヘクタールが減反されている。そういう中で、このままでは日本の農業というものが危機に陥るんじゃないのか。そして、農業だけじゃなくて、第一次産業総体も考えていく必要があるという中で、……
○菅野委員 最後の質問者となりました。私が質問すべく用意したのは、ほとんど今議論されているというふうに思いますが、観点を変えて私なりに質問をしていきたいというふうに思っております。 まず、この法律案は、知的財産戦略大綱に基づいて、国家的な観点からこの種苗法の改正に至ったというふうに理解しておるわけですが、一つの問題点というのは、いかに品種登録制度において審査期間を短縮していくのかということが、これは大きな課題だというふうに思っています。 資料によれば、最長で十・四年もかかっている。それから、最短で二・三年、平均では三・一年という統計が出ているわけですね。三年もかかっていて、そして、先ほども……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。最後の質問になりますけれども、しばしの間おつき合いを願いたいというふうに思います。 まず、大臣に基本的な点をお聞きしておきたいんですが、この農業経営基盤強化促進法と農地法との関係なんです。農地法の第一条の目的規定というのは、「耕作者の地位の安定と農業生産力の増進とを図ることを目的とする。」というふうに書いてあるんです。そして、農業経営基盤強化促進法も、私はその目的は同じだというふうに思うんです。 そして、日本の農業というのはどういうふうな形態をたどってきたのかというと、何といっても、戦後の農地解放から始まって、今日的な農村集落の形成というものが……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 参考人の方々、長時間にわたっての意見陳述、本当に大変ありがとうございますし、御苦労さんでございます。 私は、出身が宮城県気仙沼でございます。気仙沼というと、国際水産文化都市という、水産業もあって、そして三陸のリアス式海岸、山が海岸線まで押し出ていて、市土の約七割が山という状況です。それから、中山間地域農業も行っていて、一歩踏み出せば、仙台平野の方に行けば広大な穀倉地帯、第一次産業が主産業の地域でございます。 そういう意味では、WTO交渉について多くの関心を持っていますが、この二〇〇五年一月の一括合意に向けて、ハービンソン議長提案あるいはジラ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 私は、きょう、WTO交渉、そして国際捕鯨委員会の総会の結果を受けてということと、もう一つ、ワシントン条約締結国会議の三点について質問をさせていただきたいと思うんです。 というのは、すべてこれは国際機関の国際的な交渉事項である、そしてその交渉事項はすべて日本政府が押し切られているという状況がここに存在しているんですね。そういう意味では、第一次産業をめぐって日本の外交がどうあるべきかということがこの三点に象徴されているんではないのかなという思いが私はいたしております。 最初にWTO交渉についてお聞きしますけれども、今の日本の第一次産業、特に食料……
○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。初めて国土交通省に質問させていただきますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 六月に初当選して、この国会の場で働かせていただきましたけれども、若干扇大臣に、質問に入る前に、地域の実情というものをよく知っていただきたいというふうに思うのです。 私の出身地は宮城県の気仙沼市ですが、人口が六万二千の都市でございます。そういう意味では、本当に地方の片田舎、宮城県においては最北端の地域ですから、扇大臣、仙台は近いと思っているのでしょうが、東京から仙台までは新幹線で一時間四十五分あれば行きます。仙台から気仙沼までが約三時間。車で交通違反をしながら飛……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 食品安全基本法について、いろいろな思いを持っているわけでございます。 私ども、農水委員会の有志として、BSEが発生して、そして、急遽、諸外国の例をしっかりと見る必要があるということで、昨年の三月に、イギリス、EU、フランスを調査研究に行ってまいりました。そして、イギリスにおける食品安全行政の展開の仕方、そして、EUにおける食品安全行政の展開の仕方、フランスにおける、それぞれの部署を見聞きいたしてきました。 そして、四月に、BSE問題に関する調査検討委員会の報告が提出されました。その中身というものは、私ども農林水産委員会としても非常……
○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 扇大臣とはちょうど二年前、この部屋で分科会で質問をいたしまして、出身は宮城県の気仙沼でございまして、気仙沼に来たことがあるということで、非常に力強く感じたものでございます。 それと同時に、きょう、九時から八時半までという長時間にわたっての分科会、本当に大変御苦労さまでございます。やはり、二日間丸々とって分科会は行うべきだなと痛切に感じておるところでございます。 まず初めに、大臣にお聞きしますけれども、この二年間の中で、道路行政をめぐってはいろいろな議論が展開されてきております。それも、今日的な段階においてはまだ途上だというふうにとらえなが……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。