このページでは亀井善之衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(亀井善之君) 神崎議員の御質問にお答えをいたします。 米国産牛肉の輸入再開についてのお尋ねでありますが、食料の安定供給の確保を図るためには、まず消費者の安全、安心に対する要請を十分認識した上で、そのような要請に対応していくことが基本と考えております。したがいまして、我が国としては、食の安全、安心が確保されることを前提といたしまして、早期に輸入を再開することが望ましい、このように考えております。 先日帰国いたしました調査団の報告では、今後米国でBSEが発生しないという保証はないとのことでもあります。このため、我が国に輸入される米国産牛肉につきましても、国産牛肉について講じているB……
○国務大臣(亀井善之君) 農業協同組合法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。 農協系統は、農業者の協同組織として、組合員に対して営農及び生活に関するサービスを総合的に提供してきたところでありますが、今後とも組合員や消費者のニーズ等に的確に対応し、地域農業の振興等についてより積極的な役割を果たしていくことが期待されているところであります。 また、農業協同組合が行う共済事業及び農協系統の信用事業等に係る保証を行う農業信用基金協会の事業について、その健全性の確保を図っていくことが重要であります。 このような状況を踏まえて、農協系統の改革に向けた自主……
○国務大臣(亀井善之君) 若井議員の御質問にお答えをいたします。 まず、農山漁村における景観形成の取り組みについてのお尋ねでありますが、農山漁村の景観は、市街地縁辺部を含む里山、田園などにおきまして、農林漁業の営みを通じて形成されるものであります。こうした景観を守り、魅力ある農山漁村づくりに向けて、地域の個性を生かし、多様な主体が参加して農山漁村の振興施策を展開する必要があると考えております。 農林水産省といたしましては、国土交通省及び環境省と共同で景観法案を提出し、景観農業振興地域整備計画の策定による景観と調和のとれた農地の利用促進や景観に配慮した森林施業の促進等の施策を講ずることとして……
○亀井国務大臣 米国産牛肉のことに関しましては、まず、私は基本的には、平成十三年、我が国でBSEが発生をして、そしてあのときの混乱、消費がもう三割以下に落ちる、全頭検査、特定危険部位の除去、こういうことで、九割を超える状況下にようやく回復をした。最近も、BSEが発生をいたしましても、国内におきましては、そのような全頭検査並びに特定危険部位の除去、こういうことで、十一頭、十二頭目が発生をいたしましても消費の状況は変わらないわけでありますので、やはり国民の健康保護、そして食の安全、安心、このことを考え、特にあの平成十三年の時点のことを私は基本に考えていかなければならないのではなかろうかと。 そう……
○亀井国務大臣 我が国の森林の健全な育成、またそれを支える、それが林業あるいは木材産業の健全な発展、こういうことが必要なことでありまして、木材の利用促進、このことは重要なことであります。 今委員からも御指摘がございましたとおり、まず隗より始めよ、こういうことで、我が省いろいろなことをしておるわけでありますが、農林水産省木材利用拡大行動計画、昨年八月に策定をいたしまして、省を挙げて木材利用の拡大に取り組んでおるところでございます。 その中で、やはり具体的な内容、それは、原則木造、木質化、木製品との考え方におきまして、委員からも御指摘の、公共工事におきます安全さく等はすべて木製に、あるいはまた……
○亀井国務大臣 このフリーライダー対策につきましては、職員が事業者に出向きまして、この啓発活動、指導、こういうこともいたしておりますし、利用事業者として再商品化義務の有無の確認等を行い、必要に応じて改善の指導をいたしておりますし、さらには、各種セミナー等々を行いまして、啓発活動や普及、これに努めておるところでありまして、今後とも、関係府省とも十分連携をいたしまして、フリーライダー対策を進めてまいりたい、このように考えております。
【次の発言】 この事業者負担の増加、環境負荷の低減に向けた効果的なインセンティブとなるという考え方、また一方では、他の一般廃棄物との比較をして不公平ではないか、こうい……
○亀井国務大臣 ただいま御決議のありましたウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の成果の検証につきましては、その趣旨に沿って、政策評価による農業政策全般にわたる評価を実施する中で、今後ともその成果を検証するとともに、政策評価の結果につきましては、毎年度の予算、さらには新たな食料・農業・農村基本計画の策定を初めとする農業政策へ反映すべく、最大限の努力をしてまいります。 また、安全な牛肉の安定供給体制の構築につきましては、我が国の消費者の食の安全、安心の確保を大前提として、国産牛肉について講じられている措置と同等の措置が米国産牛肉についても講じられることを基本として、早期に輸入再開できるよう、米国……
○亀井国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 委員長初め委員各位におかれましては、日ごろから農林水産行政の推進に格段の御理解と御支援をいただき、厚く御礼を申し上げます。金田、市川両副大臣、木村、福本両大臣政務官ともども、農林水産行政の推進に全力を挙げてまいる考えでありますので、委員長初め委員各位の今後とも一層の御支援を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 まず、米国のBSEにつきまして御報告を申し上げます。 昨年十二月二十四日に、米国ワシントン州においてBSEが発生したとの発表がありました。 農林水産省といたしましては、我が国へのBSEの侵……
○亀井国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。 昨年四月に農林水産大臣に就任して以来、農林水産分野における構造改革を進め、消費者、生活者の視点に立って、国民への安全で安心な食料の安定供給や食料自給率の向上を実現すべく取り組んでまいりました。 今後とも、生命をはぐくみ、自然環境を保全し、文化を形づくる食料、農林水産業、農山漁村を力強く支える農林水産行政の展開に向け、食料・農業・農村基本法、森林・林業基本法、水産基本法に基づき、各般の課題に着実に対応してまいります。 昨年は、地震、豪雨、冷害など災害が多発した年でした。被災された関係者の方々に、改めて心から……
○亀井国務大臣 お答えいたします。 先ほどお話しいただきましたか、私はやはり、二〇〇一年九月に我が国でBSEが発生をし、そして国民の皆さん方に大変心配、不安を与えたわけでありますし、そういうことを決して忘れることなく、国民の健康保護を第一に、食の安全、安心、このことを十分考え、そしてそのことを忘れることなく進めていかなければならない、このように考えております。 そういう中で、御指摘の米国のBSEの検査体制、このことにつきましてでありますが、OIEのサーベイランス基準では、三十カ月齢を超える牛の飼養頭数が三千万頭なら四百二十五頭、四千万頭なら四百三十三頭のBSEと類似の臨床症状を示す牛を検査……
○亀井国務大臣 高病原性鳥インフルエンザにつきまして、近年の海外における発生状況を踏まえ、昨年九月に防疫マニュアルを作成するとともに、昨年十二月の韓国での発生拡大を受け、各都道府県等に対応の徹底を指示していたところであります。 しかし、残念ながら、一月十二日に、山口県において、我が国では七十九年ぶりとなる発生が確認されました。その後、大分県、京都府でも発生が確認されております。 発生が確認された場合には、本病の蔓延を防止するため、家畜伝染病予防法及び防疫マニュアルに基づき、発生農場におけるすべての飼養鶏の殺処分及び汚染物品の埋却、発生農場の周辺地域を対象とした移動制限等を的確に実施している……
○亀井国務大臣 植物防疫法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 植物防疫法は、昭和二十五年の制定以来、有害な動植物の蔓延防止のため重要な役割を果たしてきておりますが、同法において、国は、都道府県に対し、病害虫防除所の運営等に要する経費に充てるため、交付金を交付することとしております。 一方、政府においては、地方の権限と責任を大幅に拡大し、歳入歳出両面での地方の自由度を高めることで、真に住民に必要な行政サービスを地方がみずからの責任で自主的、効率的に選択できる幅を拡大するとともに、国、地方を通じた簡素で効率的な行財政システムの構築を図ることに……
○亀井国務大臣 お答えをいたします。 今冒頭、昨年、東北地方、青森県、岩手県等々、米の冷害、また、この問題につきまして先生にいろいろと御指導いただきましたことに、心からお礼と感謝を申し上げる次第でございます。そういう中で、病害虫の問題等につきましても、いもち病の問題等につきましても、いち早くいろいろとお話もちょうだいしたことを思い出すわけでもございます。 今お話しの植物防疫事業、これは、御承知のとおり、昭和二十五年に制定された法律でございます。これは、国内におきます病害虫の発生予察及びその防除、あるいは輸出入植物及び国内植物の検疫等を実施することによりまして、病害虫の侵入及び蔓延を防止し、……
○亀井国務大臣 今、いわゆる新規就農、このことにつきましては部長から御説明を申し上げましたが、畜産におきましては、法人経営は増加の傾向にあるわけであります。畜種別に見まして、法人経営の割合を申し上げますと、酪農は三・六%、肉用牛が三・〇、養豚は二三・四%、また養鶏は三〇・五%、このような比率での法人経営が行われておるわけであります。 特に、今お示ししましたように、中小の家畜においてはその比率が高い、こういうようなことでございまして、また、この法人化のメリットといたしましては、やはり投資リスクの軽減ですとか、あるいは、共同作業による労働時間の削減あるいは休日の確保、また経営に対する信用力の向上……
○亀井国務大臣 私は山は所有しておりません。
【次の発言】 かつてその制度がありましたことは十分承知をいたしております。私の周辺、山も山岳地域もございます。その緑のオーナー制度につきましては平成十一年で今中止になっておる、このように承知をいたしております。
神奈川県でも私のところは、農地だけでなしに森林の面積が大変多い選挙区のところに私は生まれ育ち、今日もおりますので、森林関係者の皆さんとのつき合いも十二分に持っておりまして、森林関係者のいろいろな問題につきましては、それなりに承知をいたしております。
【次の発言】 所信につきまして、触れ方、これは限られた時間の中での問題、農林水につきまして……
○亀井国務大臣 カツオ・マグロ漁業、あるいはまき網漁業など、我が国の中小の漁船漁業、これは漁業生産量の約五割を占めるなど、極めて重要な産業であるわけであります。 しかしながら、中小の漁船漁業につきましては、いろいろ今御指摘のように、魚価安やあるいは資源の低迷等、近年、経営が悪化をしております。過剰な債務を抱えて、そして経営の継続が困難になっている漁業者が増加をしている、このことは私も認識をしているところでもございます。 こうした状況に対応いたしまして、昨年十月から、産学官が連携をいたしまして開催しております漁船漁業構造改革推進会議におきまして、新技術の導入あるいはまた漁船漁業の構造改革、こ……
○亀井国務大臣 お答えいたします。 今委員からも御指摘がございましたが、昭和二十六年に農業委員会が創設をされました。そして、農地施策の執行、推進機関としての役割、当時、私も子供のころでございますけれども、農地解放後のときでありまして、その農地解放の成果の維持あるいは権利移動の統制等の役割を担っておった、このように思います。しかし、今日では、国際化の進展、さらには優良農地の確保や耕作放棄地の解消あるいは担い手への農地の利用集積、こういう問題、あるいは農業経営の法人化の問題、いわゆる構造政策上の役割が高まってきておるわけでもございます。 そういう中で、農地に係る構造政策を推進する、こういう面で……
○亀井国務大臣 今委員からも御指摘のとおり、アジアの諸国、経済発展、またさらには所得の向上、こういうことで、高品質な我が国農産物の輸出の拡大をする好機ではなかろうか、私はこのように思い、先ほども御指摘がございましたが、いわゆる守りの農業から攻めの農政、こういうような一環としてその促進を図ってまいりたい。 これにつきましては、全国各地域で、農林水産物あるいは食品の輸出に向けての取り組みがいろいろ進んできております。農林水産ニッポンブランド輸出促進都道府県協議会、委員の御地元の和歌山県を含めまして三十道府県に達しておるようなわけであります。 そういう中で、意欲のある農業者やあるいは産地の取り組……
○亀井国務大臣 今般の高病原性鳥インフルエンザの発生において、京都府のケースのように所有者による届け出が行われず感染が拡大する事例が生じたわけであります。本病によります移動制限が長期、広範囲に及ぶということから、制限を受ける養鶏農家に大きな影響が生ずるわけであります。 このような状況を踏まえまして、届け出義務違反に対するペナルティーの強化、家畜伝染病の蔓延防止に必要な措置を講じなかった者に対して手当金の不交付、あるいは届け出義務に違反した所有者に係る罰則の引き上げ、あるいは移動制限命令に協力した畜産農家に対する助成の制度化の問題、あるいは都道府県の防護服等の衛生資材の購入費等につきまして国の……
○亀井国務大臣 農業協同組合法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 農協系統は、農業者の協同組織として、組合員に対して営農及び生活に関するサービスを総合的に提供してきたところでありますが、今後とも組合員や消費者のニーズ等に的確に対応し、地域農業の振興等についてより積極的な役割を果たしていくことが期待されているところであります。 また、農業協同組合が行う共済事業及び農協系統の信用事業等に係る保証を行う農業信用基金協会の事業について、その健全性の確保を図っていくことが重要であります。 このような状況を踏まえて、農協系統の……
○亀井国務大臣 農協改革につきましては、平成十一年の食料・農業・農村基本法の制定を受けまして、平成十三年に農協法の改正をしたわけであります。その中で、信用事業の分野、これにつきましては、成果を上げておるわけであります。 しかし、経済事業につきましては、改革がおくれている。組合員の皆さん方からも、農協を利用するメリットに乏しい、こういうような指摘があるわけでありまして、昨年十月、農協系統におきましては、第二十三回のJAの全国大会を開催されました。その中で、第一点として、安全、安心な農産物の提供と地域農業の振興、二点目に、組合員の負託にこたえる経済事業の改革、三点目に、経営の健全性、高度化への取……
○亀井国務大臣 財政制度審議会から財務大臣に行われた建議、この中に、中山間地域直接支払い制度だけでなしに、さまざまな分野におきます見直しの時期の到来しておりますもの等につきまして、財政運営の視点から考え方が示された、このように認識をいたしております。 しかし、この制度につきまして、今局長からも答弁をいたしましたとおり、大変多くの役割を果たしておりますし、先般、各都道府県の主務部長会議をやりまして、その政策提案会をいたしたところでもございますが、こういう際にも各都道府県からの継続の要望が強いわけでありますし、地方公共団体等々からも大変強い要望を受けております。 私ども農水省といたしましては、……
○亀井国務大臣 卸売市場法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 卸売市場は、国民生活に不可欠な生鮮食料品等の流通の円滑化を図る上で重要な役割を果たしておりますが、近年、卸売市場経由率の低下や市場関係者の経営悪化が進んでおります。国際化の進展を踏まえた国内農水産物の生産、流通を通じた構造改革の必要性の高まりや、消費者の安全、安心に対する関心の高まり等に適切に対応して、生産者及び実需者が安心して利用できる市場の確立に向け、卸売市場における流通の効率化や品質管理の徹底等を図ることが急務となっております。 こうした状況を踏まえて、卸売市場における取……
○亀井国務大臣 委員御指摘のとおり、卸売市場、これは国内の生鮮食料品の流通のメーンチャンネルであるわけでありまして、青果で約七割、水産物で三分の二を供給している、こういう状況でありまして、食と農を結ぶパイプとして、適切な価格形成やまたその流通の円滑化に重要な役割を果たしておるわけであります。 卸売市場は、品ぞろえ、あるいは指標性のある価格形成、安心な決済、公正取引の拠点の提供という機能を有しておるわけでありまして、これはやはり生産サイド、消費サイド双方のニーズに応じ得るような卸売市場の機能強化、これを図る必要があるわけであります。そういう中で、今回の制度改正、これは卸売市場へのニーズの高まり……
○亀井国務大臣 委員からも御指摘のとおり、競走馬の生産をめぐる経営環境、これは、長引く景気の低迷やあるいはまた複数の地方競馬主催者の撤退、こういうことで厳しさを増しておるわけであります。 そういう中で、先ほど局長からも御答弁申し上げましたが、競走馬の共有化が促進される、そうなりますと、競走馬の需要のさらなる減少につながる、こういうことも考えられるわけでありまして、担い手が生産の大宗を占める望ましい生産構造、これに向けて経営基盤の強化等の課題に対応しなければならない、こういう認識を持っております。 そういう中で、競走馬の生産対策、その重要性、これはもう委員からも御指摘のとおりでありますし、生……
○亀井国務大臣 アジア諸国の経済発展あるいは所得の向上、こういう面で高品質な国産の農林水産物の輸出を拡大する好機が生じている、このように認識をいたしております。 こうした中で、全国各地で農林水産物あるいは食品の輸出に向けた取り組みが本格化しております。具体的な輸出品目といたしましては、現在輸出が進められているリンゴ、ナシあるいはミカン等の果樹や、あるいは長芋等の野菜、あるいは緑茶、材木、ホタテガイ、また、今お話しの盆栽や観葉植物等についても輸出の可能性があるもの、このように考えております。 そうしたことで、委員からも御指摘がありましたが、やはり意欲ある農業者や産地などの取り組みを支援して輸……
○亀井国務大臣 お答えいたします。
現在、高病原性鳥インフルエンザが発生したことにより我が国が家禽肉等の輸入停止を講じております国は、香港、マカオ、イタリア、韓国、ベトナム、台湾、タイ、米国の一部、さらにインドネシア、カンボジア、このような地域であります。
【次の発言】 お答えいたします。
中国に関しましては、若干、まだ今確認をしておるところでありますが、中国のアヒル二百羽が死亡した、こういう報道が今、ここにおりましたときに承知をしたようなことであります。
中国からのアヒル及びアヒル肉につきましては、加熱処理された加工品を除きまして、昨年五月より輸入停止になっておるわけであります。
○亀井国務大臣 お答えいたします。 感染原因、感染経路につきましては、十五日に開催をいたしました食料・農業・農村政策審議会の家きん疾病小委員会におきまして、鶏の導入元からのウイルスの侵入は考えにくい、また、分離されたウイルスの遺伝子解析とともに、疫学関連農場等の調査も進めた上で判断する必要がある、このようにこの疾病小委員会で指摘されたわけであります。 このうち、ウイルスの遺伝子解析につきましては、一月二十日に独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所から、その進捗状況として、ウイルスは鳥由来のものと判断されること、香港で鳥から本病に感染した人から分離されたウイルス株とは異な……
○亀井国務大臣 お答えいたします。 前段のWTOの問題につきましては、先ほども委員から御指摘のとおり、昨年九月のメキシコ・カンクンでの閣僚会議、それには国会議員団、IPUの団長として、そして全面的に諸外国の議員の皆さん方と御討議をいただき、また決議等々の作成のために御尽力をいただきましたことを感謝申し上げる次第でございます。 今御指摘のとおり、この問題、食糧の安全保障、また国土の保全、こういう面で、いわゆる多様な農業の共存、そして我が国はそのことを基本的な理念に持ちまして今やっておるわけでありまして、御指摘の先進国と開発途上国との溝は深いわけであります。引き続き、日本の基本的な理念、このこ……
○亀井国務大臣 お答えいたします。
メキシコから、鳥インフルエンザのワクチンを生産しているところは非常に少ないわけでありまして、私が承知……(河村(た)委員「何ですか」と呼ぶ)生産をしているところは少ないわけでありまして、メキシコから購入したのは二千七百六十万円……(河村(た)委員「現地で幾らだったんですか」と呼ぶ)いや、私が承知しているのは二千七百六十万、こういうことです。
【次の発言】 現地の価格につきましては、承知をいたしておりません。
【次の発言】 接種の関係では八・六円です。八・六円、一ドース、一回の接種が八円六十銭、こういうことです。
○亀井国務大臣 お答えいたします。 今、前段で総理からも御答弁がありましたが、農村地域の高齢化の問題、あるいはWTO問題等々国際化の問題、農業の構造改革、これはまさに待ったなしであるわけでありまして、そういう面で、昨年八月から基本計画の見直し、そして、本当にやる気と能力のある担い手の後押しを積極的に進める。先般来、食料・農業・農村基本計画の企画部会におきまして、熱心に今、専門家の皆さん方からいろいろのお話を伺っております。 そういう中でも、先ほど委員からも御指摘のような、いろいろの御発言もちょうだいをしておるわけでありまして、何とか来年の三月までに基本計画の見直し、そしてさらに、できるもの……
○亀井国務大臣 国営土地改良事業の特別会計、もう御承知のとおり、これは財政融資資金からの借入金と一般会計、こういうことになっておるわけでありまして、この借入金につきましては、都道府県から負担金を徴収して所管しております。これまで負担金の滞納等の事例はなく、借入金の償還は円滑に行われております。このことにつきまして、平成十一年度以降、新規採択から、借入金の借り入れは行っていないということでございます。
○亀井国務大臣 お答えいたします。 今、委員御指摘のとおり、削減目標六%、そういう中で、二酸化炭素量三・九%につきまして、これを森林吸収源、こういうことで関係国のお認めもいただいておるわけであります。 地球温暖化対策推進大綱、これに基づきまして今いろいろ努力をしておるわけでありますが、現状の水準で森林整備等が推移した場合には、三・九%の吸収量を確保する、これは大変困難な状況、大幅に下回る、こういうようなことであります。 このため、平成十四年十二月の地球温暖化防止森林吸収源十カ年対策、これをつくりまして、そしてその中で、健全な森林の整備、あるいは保安林の適切な管理・保全、さらには木材及び木……
○亀井国務大臣 お答えいたします。
肉骨粉につきましては、平成十三年十月四日以降、輸入を禁止いたしております。あわせて、国内での飼料利用を平成十三年十月十五日から法的に禁止したわけであります。今お話しの、国内で貝殻を原料とした炭酸カルシウムを製造している業者数社から聞き取ってもおるわけであります。原料として肉骨粉を使用している事実は確認できておりません。
しかし、BSEの原因究明、こういう点から、予断を持たずに、さまざまな可能性を踏まえて、十分調査をしてまいりたい、このように考えております。
【次の発言】 お答えいたします。
平成十三年四月に、ステータス評価に必要な情報を収集するために、……
○亀井国務大臣 お答えいたします。 今御指摘のとおり、我が国の食料自給率、カロリーベースで四〇%、このような数字を今維持しておるわけでもございます。 そういう中で、食の外部化や洋風化、また、米の消費が減少する一方でありまして、特に、かつて高い自給率のときには、昭和三十七年、米の消費が百十八キロ、その当時は七〇%台を維持しておったわけでありますが、今日、米の消費はもう六十二キロぐらい、こういうことでございまして、穀類の消費が大変減少している。また、畜産物、油脂類の消費が増加する。食生活の変化が大きな原因にもなっておるわけでございます。 そういう中で、この食料の自給率の関係、国内生産のみなら……
○亀井国務大臣 卸売市場の流通、これはまさに生鮮食料品の流通に欠かすことのできない基礎的な役割を果たしておるわけであります。 しかし、近年におきまして、今のお話の、市場経由率が下がってきておるとか、あるいは取扱金額が減少している、また業者の経営悪化、こういう事態が発生をしておるわけでありまして、そういう面、また近年の国際化の進展、こういうこともあるわけでありまして、卸売市場におきます流通の効率化を推進する、これは大変必要なことでありますと同時に、食の安全、安心に対する要請の高まりも高いわけであります。消費者のニーズに合う多様化、これに沿っていかなければならないわけであります。 そういう面で……
○亀井国務大臣 お答えをいたします。 専業的な林業就業者数は、平成十二年で約六万七千人でありますが、現在、減少傾向があるわけであります。平成二十二年に約四万七千人程度まで減少する見込み、このように言われておるわけでもございます。その中で、今委員御指摘のとおり森林吸収量三・九%を達成するためには、この森林・林業基本計画の目標達成に必要な森林整備を展開しなければならないわけであります。 そういうようなことから、将来必要な林業就業者につきましては、森林施業の多様化であるとかあるいは機械化や路網整備の進展等、状況の変化が想定されるわけでありまして、一概に申し上げられないところでありますが、森林整備……
○亀井国務大臣 今委員御指摘のとおり、昨年七月、食品安全委員会がスタートし、またあわせて、私ども農水省、組織改正をいたしまして、消費・安全局を設置し、国民の食の安全、安心、このようなことを大きな柱として努力をしておるところでもございます。 今御質問のアメリカからのBSEのことにつきましてのことでございますけれども、私ども、何回となく繰り返し、先ほど申し上げましたとおり、国民の食の安全、安心、こういう視点から、国民の健康保護、これを第一義に、そして、日本と同じような、屠畜場におきます全頭検査、特定危険部位の除去、このことを繰り返し申し上げておるわけであります。 しかし、今日まで米国から、輸入……
○亀井国務大臣 お答えいたします。 先ほど委員からも御発言ございましたが、今回の鳥インフルエンザの問題につきまして、党におきまして対策本部を設置していただき、また、委員には事務局長としていろいろとお世話になりますが、どうぞひとつよろしくお願いいたします。 また、今御指摘の件、何といっても、やはり早期にいろいろな対応をしなければならないわけでありまして、そういう面で、後ほど家畜伝染病予防法の関連につきまして、その辺のことにつきましては事務局から説明をさせますが、この問題、何といっても、インフルエンザの発生農家に対しましては、患畜の殺処分や汚染物品の焼却等については、国が手当てをいたします。 ……
○亀井国務大臣 まず、WTO交渉について御報告申し上げます。 私は、WTO交渉の枠組み合意に向け、各国閣僚等と詰めの交渉を行うため、七月二十六日から八月二日までスイスのジュネーブに出張し、WTO一般理事会や少数国会合等に出席してまいりました。 今回の交渉会合は、今次ラウンドの成否のかぎを握る枠組み合意を目指すものであり、夜を徹して行われたグリーンルーム会合を初め、G10閣僚会合、さらにはグローサー農業交渉会合議長、各国閣僚等との会談において精力的かつ集中的に議論を行った結果、最終日の深夜、合意に達しました。 我が国は、農業交渉については、多様な農業の共存を基本理念とし、柔軟かつバランスの……
○亀井国務大臣 平成十四年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。 最初に、一般会計について申し上げます。 まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額四千七十七億七千九百九十三万円余に対しまして、収納済み歳入額は三千九百八十億八千九百五十三万円余であり、差し引きいたしますと、九十六億九千三十九万円余の減少となっております。 次に、一般会計の歳出につきましては、歳出予算現額三兆七千四百九十六億四千三百四十五万円余に対しまして、支出済み歳出額は三兆千七百三十二億七千二十万円余であり、この差額五千七百六十三億七千三百二十五万円余につきましては、五千三百十五億五千八百八万円余が……
○亀井国務大臣 平成十六年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。 初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明いたします。 昨年四月に農林水産大臣に就任して以来、農林水産分野における構造改革を進め、消費者、生活者の視点に立って、国民への安全で安心な食料の安定供給や食料自給率の向上を実現すべく取り組んでまいりました。 今後とも、生命をはぐくみ、自然環境を保全し、文化を形づくる食料、農林水産業、農山漁村を力強く支える農林水産行政の展開に向け、食料・農業・農村基本法、森林・林業基本法、水産基本法に基づき、各般の課題に着実に対応してまいります。 次に、十六年度農林水産……
○亀井国務大臣 お答えいたします。 私も就任いたしまして、なかなか機会がなかったわけでありますが、昨年十一月、佐賀の沖から諫早に向けまして現場を実際見てまいりました。また、関係の皆さん方からもいろいろのお話もちょうだいをいたしました。またさらには、会場にもいろいろな団体の皆さん方お見えになりまして、お話も承っておるところでもございます。 この有明海につきましては、底質の悪化、あるいは藻場、干潟の減少、あるいは人の活動によります海域環境悪化等によりまして水産資源の減少が起こっている、このようには考えております。 農林水産省といたしましては、有明海及び八代海を再生するための特別措置に関する法……
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