質問内容一、食糧増産は日本農業当面の重要課題であつて、これがための施策を重点的に推進すべきことの必要は敢て縷言を要しない。勿論、現在増産に関して諸般の施策が行われているのであるが、特に国家財政等の関係よりして当面先ず最も効果的な方面に重点を指向すべきである。
二、右の見地より、寧ろ開墾事業に優先して土地改良、農業水利、農業土木等の事業を強力に実施し、耕地条件の改善整備を図ることにより現在の耕地面積の範囲…
答弁内容(一)及び(二)
改良及び新設を要すると認められる農道の事業量(里程)は三二、八三二、二八四間である。
これは昭和二十三年二月二十三日各都府県知事の調査報告に基いたものである。その過半は改良であると想定される。
(三)
農道整備事業は昭和十八年秋より十九年春における第二次土地改良事業において、その一部として初めて大々的に予算化され実施せられることとなり爾来三次、四次、五次の各土地改良事業の…