質問内容本年一月二十六日、わが国の大手鉱山企業が四月一日をメドとして五鉱山を分離し別会社とし、二鉱山を閉山する旨の経営合理化方針を発表した。
硫黄を含めたわが国の非鉄金属鉱山数は、昭和四十一年度の三一八が昭和四十七年度には一七五に激減し、特に銅、硫黄、硫化鉱鉱山の閉山が多い。閉山の理由は、鉱量減少、品位低下、作業条件の悪化、人件費上昇などの一般的理由と、銅の場合は、円切上げによる銅価の低水準化、公害費負…
答弁内容一について
1 国内鉱山は、最も安定した資源の供給源であり、高品位の優良鉱山を計画的かつ組織的に開発していく必要がある。
このため、政府は、昭和四十一年度から鉱業審議会で策定された全国二十七地域からなる第一期国内探鉱長期計画に基づき、いわゆる三段階方式(広域調査―精密調査―企業探鉱)による探鉱の促進を図りその成果を上げてきたが、昭和四十八年度からは、新たに同審議会で策定された全国二十地域からな…