質問内容標記議定書二種は第二次世界大戦の諸経験にかんがみてジュネーヴ諸条約の不備を包括的具体的に補強し、国際的人道法を画期的に前進させたものとして評価される。
真珠湾攻撃五十周年に当たり日本は過去の戦争に対する反省の上に立って、先の不幸な戦争の惨禍を再び繰り返すことのないよう平和国家として生きることを決意し表明しているところであるが、日本が軍事行動を行った近隣諸国においては、侵略の事実とともに、日本軍に…
答弁内容一及び二について
御指摘の二つの議定書は、戦争犠牲者の保護、戦闘手段の規制、これらの義務の履行の確保等につき詳細に規定するものであり、全体として見れば、一定の意義を有していると考える。
他方、これらの議定書には、文民と戦闘員の識別が必ずしも明確に行われていない等の問題点が存在することも否定し得ず、締約国数は徐々に増加しつつあるが、主要国を含め未締結の国も多数ある。
政府は、かかる事情を踏まえ…