質問内容元陸海軍従軍看護婦は、日中事変及び第二次大戦中に国直属の従軍看護婦として陸海軍病院に勤務をするとともに、緊急命令によって外地に派遣され、昼夜の別なく戦地衛生勤務を余儀なくされたのである。その結果、九死に一生を得て帰還した者が多くいる。
政府は、昭和五十四年度から元日赤従軍看護婦に、二年後の昭和五十六年度から元陸海軍従軍看護婦にそれぞれ慰労給付金の支給を実施してきている。その間に昭和六十年度におい…
答弁内容一について
昭和五十五年に厚生省が実施した旧陸海軍看護婦実態調査の結果では、旧陸海軍の戦時衛生勤務に服した旧陸海軍従軍看護婦で、慰労給付金の支給要件である戦地又は事変地における勤務年数が十二年(勤務地等により加算される年数を含む。)に満たないものは、約四千六百人である。
二について
慰労給付金の支給要件を満たさない者に対し、御指摘の給付措置を講じることは考えていない。
三について
慰労給…