近江巳記夫 衆議院議員
33期国会発言一覧

近江巳記夫[衆]在籍期 : 31期-32期-|33期|-34期-35期-37期-38期-39期-40期-41期
近江巳記夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは近江巳記夫衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

近江巳記夫[衆]本会議発言(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第52号(1973/07/19、33期、公明党)

○近江巳記夫君 私は、公明党を代表して、ただいま説明のありました昭和四十七年度中小企業白書を通し、中小企業施策の全般について、総理並びに関係大臣に若干の質問を行なわんとするものであります。(拍手)  今回の白書が、中小企業の憲法ともいうべき中小企業基本法が制定されてちょうど十年目に当たりますので、私は、中小企業施策の十年を振り返って、幾つかの問題点をただしていきたいと思います。  まず最初にお尋ねしたいことは、いわゆる中小企業問題というものが、過去十年間の政府の施策によってどれだけ解消したのか、どれだけの効果を示したかという点であります。  白書は、政府の施策によって中小企業が今日、日本経済の……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第34号(1974/05/24、33期、公明党・国民会議)

○近江巳記夫君 私は、公明党を代表し、ただいま議題となりました発電用施設周辺地域整備法案に対し、強く反対の意を表明するものであります。(拍手)  今日、政府は、エネルギー政策のこれまでの無為無策をたなに上げ、原子力、火力発電所の建設を強行しようとしておりますが、地元住民は強く反発する姿勢を示しております。安全性について問題の多い原子力発電所や公害発生源となる火力発電所の設置計画に対し、住民が反対運動を起こすのは当然の権利であります。(拍手)  しかるに、本案はこのような反対運動を正面から受けとめようとせず、安全、公害問題には何ら触れることなく、単に札束をちらつかせて住民の意思をそらそうとするに……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 衆議院本会議 第20号(1975/05/08、33期、公明党)

○近江巳記夫君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました独占禁止法改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  わが党は、かねてより、独占禁止法改正問題を民主的経済体制の基本問題と認識し、重視してまいりました。そして本問題を、三木内閣の姿勢が、国民の側にあるか大企業の側にあるかの踏み絵であるとして、国民の要望に即した同法の改正を速やかに実現することを強く求めてきたのであります。  しかしながら、今回提案された政府改正案は、遺憾ながら、国民の声に背を向け、財界の力に屈した傷だらけの独占禁止法改正案と断ぜざるを得ないのであります。  昨年九月、公正取引委員会が同法改正試案骨子を発……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 衆議院本会議 第9号(1975/10/25、33期、公明党)

○近江巳記夫君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま提案されております大蔵委員長上村千一郎君の解任決議案に対しまして、賛成の討論をするものであります。(拍手)  申すまでもなく、大蔵委員会は、わが国の財政、税制、金融問題など、経済の根幹にかかわる法案等を審議する重要な委員会であります。しかも、本年は、わが国の経済が、内外の情勢により、高度成長から低成長への移行が迫られて、将来の経済体制をいかにすべきかという観点から、従来の高度成長を支えてきた財政、金融、税制の体系を根本的に見直すとともに、その改革を強力に推進しなければならない年なのであります。  また、高度成長が引き起こしたインフレの阻止……

近江巳記夫[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

近江巳記夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1973/02/28、33期、公明党)

○近江委員 きょうは、大臣に対して初めての質問であるわけです。時間が許されれば、あらゆる角度から多方面にわたってお聞きしたいと思いますが、限られた時間の中でございますので、何点かお伺いしたいと思うわけです。  それで長官は、この所信表明におきましては、六項目の考えをお述べになっていらっしゃるわけです。それで第一は、科学技術振興基盤の強化です。この中には、筑波研究学園都市の建設等も述べられておりますが、これは環境整備等の問題でいろいろお聞きしたいことがございますが、いずれにしても、研究員の処遇の問題であるとか、前向きにおっしゃっているわけです。それから、国民生活に密接に関連する科学技術の推進、あ……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1973/03/28、33期、公明党)

○近江委員 この前の委員会は、非常に時間も限られておりまして、用意しておったのですが時間切れになってしまったものもあったわけです。きょうは、初めに放射線医療の被曝問題からお伺いしたいと思います。  この二月十四日に科学技術庁が個人被曝登録管理についての検討会の報告書を発表されたわけですが、こういう検討がなされるに至った理由、あるいはまたこの背景についてまず初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この報告書を見ますと、医療関係の治療、検診のために受ける被曝については対象外になっているわけですが、これはどういう理由ですか。
【次の発言】 それで、対象外になっておるということでそういう点が野放……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1973/04/04、33期、公明党)

○近江委員 きょうはだいぶん時間もおそうございますので、何点かお聞きしたいと思うのですが、一点だけお伺いしまして、あとはあすの委員会にしたいと思います。  そこで、お聞きしたいのは、嶋崎委員のほうからもお話がございましたが、長官は放出ゼロというすばらしい考えを発表されたわけでございます。この新聞報道でいきますと、東海村の原子力核燃料再処理工場から放出される放射性廃棄物をゼロにする、そういう技術開発に全力を尽くすということが大きく報道されたわけであります。先ほどいろいろ質疑がございましたので重複するかと思いますけれども、その点、重ねるようで恐縮ですが、もう一度お聞きしたいと思うのです。  長官と……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1973/04/05、33期、公明党)

○近江委員 きのうアーツ衛星から送られたデータの検討会による報告がされたわけですが、これについて概略の説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 こういう衛星の利用というものは、もう新聞報道でもされておりますけれども、非常に鮮明に、新聞写真でもこれだけはっきり写っているわけですね。そういうことで、今後環境保護の問題であるとか、汚染防止であるとか、土地利用とか、このデータの解析が精密にいくならば、たいへんな利用ができると私は思うのですね。これは私はすばらしいことであると思うのです。ところが、わが国の場合、このデータの解析する体制というものは、弱体というよりもほとんどないわけですよ。たとえば、こ……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1973/04/12、33期、公明党)

○近江委員 きょうは時間も限られておりますので、何点かその範囲内でお聞きしたいと思います。  まず最初にお聞きしたいのは、有毒食用油の不安が非常に広がっております。現在のところ千四百トンに混入の疑いがある。こういうことで、全国的に、青森から西日本にかけまして二十一都道府県にこの有毒食用油が送られておるわけであります。  まず、この経過につきまして、簡潔に要点をひとつお願いしたいと思うわけです。
【次の発言】 これはカネミの油症事件以来の大型の事件であると思います。こういうことは二度と繰り返してはならない問題でありますがj不幸にしてまたこういうことになってしまいました。これはほんとうに手抜かりで……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1973/04/25、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、いま中国の廖承志団長をはじめとしまして、五十名の大型訪日団が来られておるわけです。全国各地で非常に日中友好のそうしたいろいろな行事等も計画されておるわけでございますが、今後、中国との交流という面におきましては、政治、文化、経済、科学、あらゆる分野にわたって友好を盛り上げていかなければならないと思うわけでございます。  そこで、まず初めにお伺いしたいのは中国の科学技術の問題でございますが、こういう現状につきまして、科学技術庁としてはどのように把握をされておりますか。
【次の発言】 私も昨年、党の第二次訪中団で中国へ行ってまいりました。非常に日数も少なかったものですから、特……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1973/04/26、33期、公明党)

○近江委員 きょうは参考人の先生方どうも御苦労さまでございます。  まず初めに、地震発生のメカニズムについていろいろな学説があると思うのですが、大体、先生方マントル説といいますか、そういうようなお話だったように思うわけですけれども、どういうような学説があるのか、私どもしろうとでありますので、わかりやすく簡単に御説明をいただきたいと思います。それと、またそれに関連した予知の方法について、どういう方法があるのか、簡潔にお願いしたいと思います。  まず初めに力武先生、それから萩原先生にお願いしたいと思います。
【次の発言】 聞くところによりますと、マグニチュード七・五以上のこういう巨大地震につきまし……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1973/05/09、33期、公明党)

○近江委員 各先生方の御意見をいろいろ賜わったわけでございますが、この前藤本先生の論文が当委員会で非常に大きく問題になりまして、そういうことが契機で、きょうこうして先生方に来ていただくような場面ができたのじゃないかと思いますが、そのときに安全審査ということが非常に問題になったわけでございます。  それで、原子力委員会の中のそうした安全審査――私とも聞いておるところからいきますと、たとえばこの委員会がデータの計算コードや計算結果をチェックするためのスタッフを持っていないというようなこととか、あるいは設置者からのデータに対抗すべき自前のデータの不足、その結果として、たとえばECCSに関するデータ等……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1973/05/10、33期、公明党)

○近江委員 きのうは各学者から種々の問題につきましていろいろな問題が提起されたわけであります。  まず、公開の問題でございますが、内田さんは、この審査過程の公開はできない、それを安全審査会で決定したということをおっしゃっているのですが、安全審査会の決定というのは、それだけもう政府の決定にイコ一ルなるのですか。どこにそういうことが法律にうたっているのですか。
【次の発言】 そういう安全審査会の方々のやりやすいようにという配慮、それは政府がやるということはわかるわけですよ。しかし、はっきりと法律でも自主、民主、公開の原則がうたってあるわけでしょう。事そういう法律違反になるかどうかという大きな問題で……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1973/05/31、33期、公明党)

○近江委員 この公聴会の開催につきましては、国会でわれわれがそのことを強く要望しまして、一応そういう基本的な考え方なりが示されたわけです。そういう点で一歩前進であるということで喜んでおったわけです。特に具体的に、私自身も浜岡の二号炉の問題については、この許可をおろすまでに当然公聴会を開くべきである、このことを強く私は大臣にも申しておりました。ところが、この二十九日、このように決定をした。なぜ公聴会を開かずにこういう形をとったのですか。
【次の発言】 かけ込みでないと言ったって、これは国民の目にはかけ込みということに映っているわけですよ。必要と認めるときに公聴会を開くと定める。原子炉が大型化、集……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1973/06/06、33期、公明党)

○近江委員 きょうは各委員からかなり精度な質問が出たわけでございますので、できるだけ重複しないようにお聞きしたいと思います。  いまこうした公害問題で数多くの被害者が出ておるわけでございますが、特に宇井先生などは現地でよく実態調査等をなさっておられますし、そういう点でお聞きしたいと思うのです。  公害対策の原則からいきまして、どこまでいっても被害者の立場というものが第一義的に優先する立場で考えていかなければならないと思うわけです。先生もそのようにお考えと思いますが、ところが現場においては、実際上は企業の立場であるとか、論理であるとか、また行政の怠慢で必ずしもそうなってないと思うのです。そういう……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1973/06/13、33期、公明党)

○近江委員 六月四日に水産庁はPCBの魚介類汚染の実態調査結果を発表したわけです。これによりましても、この汚染は想像以上に広範にかつ深刻なものになっておることが明らかになったわけですが、当委員会におきましても公害特別委員会と連合審査もいたしましたし、決議もいたしましたし、こうした対策につきまして、われわれは常に強力な対策を政府に要求してきたわけでございますが、今回の発表をごらんになって、長官としてどのようにお感じになったか、率直な感想をお聞かせいただきたいと思うわけです。
【次の発言】 こういう世論のきびしい追及によって、政府もようやく腰を上げた、そして対策に乗り出したわけですが、このPCBの……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1973/06/14、33期、公明党)

○近江委員 沖繩沿岸の放射能汚染の実態というものが沖繩県の土地利用計画書に報告されておるということが報道されているわけですが、この件につきまして科学技術庁はどういう報告を受け、どのように受けとめておりますか。
【次の発言】 この沖繩の原潜入港に伴う放射能調査というものは、復帰前は米軍がやっておった。復帰後は科学技術庁がやっていたわけですが、米軍はどういう調査をやっておったのですか。また、そのデータを掌握しておられるのかどうか。さらに、この復帰に伴ってデータの引き継ぎも当然すべきじゃないかと私は思うのですが、米軍のこの調査の結果はどういうようなものだったのですか。

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1973/06/20、33期、公明党)

○近江委員 浜岡原子力発電所の二号炉の問題、本委員会におきましても、審査をめぐりましていろいろわれわれ質疑をしてきたわけです。特に公聴会の問題であるとかいろいろな問題が出てきたわけでありますが、その際、原子力委員会が審査をいたしましたときに、通産省がまとめたそういう現場報告書をそのまま信用しておる、こういうことで非常にミスというものが出てまいりまして、その審査の不十分なことがはっきりとしたわけであります。現在こういう点におきまして、現行法のたてまえからいきまして、温排水については環境庁、規制は通産省、こういう非常に行政の複雑さというものが環境審査の上で一つのネックになっておると思うわけですが、……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1973/06/21、33期、公明党)

○近江委員 私は、きょうはスチルベルトロールの問題についてお伺いしたいと思うのです。  このDESの問題はアメリカでも非常に問題となって、製造禁止あるいは使用禁止まで踏み切ったわけでありますが、わが国においてはまだ大量にこれが使われておる。こういうホルモン剤でふとらせた牛肉というものが市販されておる。これは非常に危険な問題であると思うのです。まず厚生省の乳肉衛生課長に、その点どういう報告を受けておられるか、まず厚生省にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 何もアメリカのまねばかりするわけではありませんが、こういう発ガン性があるということがはっきりと実証されているわけでしょう。わが国でいまだに……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1973/07/18、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、私はお伺いしたいのは、発展途上国等における技術協力の問題でございますが、当委員会におきましても、私は大臣に技術協力の重要性ということについて質疑したことがございますが、長官はきわめて大事なことである、政府としても力を入れて今後推進をしていきたいということをおっしゃっておられたわけですが、間違いございませんか。
【次の発言】 いまわが国では、発展途上国からたくさんの技術訓練生をはじめとして、技術協力に基づく受け入れをやっておるわけですが、シンガポールの有力な新聞であります「南洋商報」に投書が載っておりまして、日本の技術訓練生に対する問題が非常に大きな問題となってきておる。……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1973/08/29、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、この総理の発言について大臣にお伺いしたいと思います。  二十八日の閣議で「反対運動は、国民の多数の意思かどうか、疑問である。こうした反対運動の実態を十分見極めたうえ、やらなくてはならないことは、決断すべきだ」こう述べたということが報道されているわけです。これは、原発のこういう危険性を無視した、国民に対する重大な挑戦であると私は思います。この点、科学技術庁長官はどのようにお考えですか。
【次の発言】 だけれども、現実にこのように報道もされておるわけですね。ですから、こういう発言を総理が現実にしておるということになりますと、これは、先ほど申し上げましたように、原発が安全であ……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1973/08/30、33期、公明党)

○近江委員 昨日の理事会におきまして、総理の発言の重大さ、これが大きく取り上げられまして、きょうはどうしても総理、官房長官に来てもらおうという理事会の決定をしまして、委員長のほうから申し入れをしてもらったわけです。にもかかわらず、きょうは総理、官房長官が出席できないということで、官房副長官が代理として出席されておられるわけです。  そこで、先ほどからの山下副長官のお話聞いておりますと、総理は絶対に言ってないということを重ねておっしゃっておられるわけでございますが、言わないのになぜ報道されたのか、もう一度、ひとつ根本的なことを聞いてみたいと思うわけです。  それで、政府としては、事の重大さを認識……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1973/09/12、33期、公明党)

○近江委員 参考人の先生方につきましては、一部先生入れかわっておられますが、たしか本年の四月であったと思いますが、本委員会に御出席をいただきまして、いろいろ貴重な御意見を伺ったわけでございます。きょうは二度目のこうした委員会での先生方の御意見を聞かしていただく機会をとっていただいたわけでございます。  まず初めに、萩原先生にお聞きしたいと思いますが、北海道の根室沖の地震につきまして、予知連絡会は、すでに地震エネルギーを放出したということで、当面は心配はないということで結論をしておられるようでございますが、その辺の実態につきまして概略御説明をいただきたいと思うのです。

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第29号(1973/09/20、33期、公明党)

○近江委員 公聴会が終わったわけでございますが、井上五郎委員長代理が感想として、地元の人たちのなまの声を聞くことができた、非常に満足そうであったし、大成功であった、こういう評価をしておるわけでありますが、原子力委員長としての科学技術庁長官は、どういう感想をお持ちであるか、まずお聞したいと思います。
【次の発言】 現地のなまの声を聞くということでありますが、地元の住民がほんとうにこの問題を理解するための資料も十分に提供されておったかどうか。しかも専門家でないそういう人たちになまの声をといったところで、実際にそれがなまの声であるのかどうか。実際こういう公聴会のあり方というものは、原子炉の安全性を信……

第71回国会 外務委員会 第6号(1973/03/27、33期、公明党)

○近江委員 簡潔にお聞きしたいと思いますが、この法眼次官の発言というものは、大平外相の考え方と一致したものであるかどうかですね。  その次に、大臣の指示によってこの次官が発言をしたものかあるいはまた法眼次官の独自の考えであるかどうか。  また、こうした次官の発言について、不謹慎と思われるかどうか。以上の点についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 政府はこの入国の受け入れにつきまして、種々の条件がある、このように言っておるわけですが、田中法務大臣の答弁におきましては、南ベトナム臨時革命政府の要人が復興援助問題で入国申請をしてきた場合という限定されたものであるわけです。これを後退させ、種々の……

第71回国会 外務委員会 第8号(1973/03/30、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に限られた時間でもございますので、何点かお聞きしておきたいと思います。  このアフリカ開発基金の問題ですが、それに関連いたしましてまず初めにお聞きしたいと思うのですが、政府は、円の再切り上げなど海外からのわが国に対する風当たりをやわらげる、そういうねらいと思うのですが、わが国の外貨準備のうち数十億ドルの額を凍結して、その分を外貨準備からはずして国際協調のために活用する構想というものが報道されておるわけですが、外務省としては、この構想についてどういう考えをお持ちですか。また、この点につきまして大蔵当局とどういうようなことを話し合いましたか。

第71回国会 外務委員会 第10号(1973/04/06、33期、公明党)

○近江委員 きょうは時間もきわめて限られておりますので、答弁は大臣一本にお願いしたいと思います。  まず初めに、このアフリカ開発基金に関する問題でありますが、いままでのわが国のそうした海外援助のあり方というものを見てまいりますと、確かに毎年ふえてきているわけです。しかしわが国の援助、OECDの開発援助委員会加盟先進国の援助と比べてみますと、民間資金が政府援助よりも大きい、あるいは政府援助では二国間援助が国際機関よりも大きい、あるいは政府援助では贈与より借款が大きい。二国間贈与では賠償が大きく、技術協力が少ない、あるいは政府借款、民間信用を合わせたものが六〇%を占める借款で貿易アンバランス緩和の……

第71回国会 商工委員会 第3号(1973/02/23、33期、公明党)

○近江委員 きょうは時間も非常に限られておりますので、何点かお聞きしたいと思います。  先ほど他の委員からも質疑があったわけでございますが、最近の商品相場の異常な過熱ぶり、これはもう黙っておるわけにはいかぬと思うのです。特に羊毛であり生糸、綿糸、こういう繊維市況、これは商品取引所開設以来の高値を更新しておるわけです。また、輸入大豆やアズキ、砂糖、ゴム、こうした国際商品等もほぼ全面的に暴騰あるいは波乱含みの、そういう市況を繰り返しておるわけです。こういうことがインフレムードを一そうあおっておるわけです。たとえば羊毛の場合、商社が減産を見越してオーストラリアで買い占めをやっておる。それがさらに投機……

第71回国会 商工委員会 第12号(1973/03/30、33期、公明党)

○近江委員 国際通貨不安の収拾のために二十カ国蔵相会議が開かれたわけですが、この通貨不安、通貨制度に対して再建の手がかりをつかむことなく閉幕したわけです。そういうことで、主要通貨のフロート時代というものが相当長期化する見通しが強まってきたわけであります。こういうフロート化が長期化するということによって一番打撃を受けるのはわが国じゃないか、このように思うわけです。わが国の貿易取引のほとんどがドル建てである、こういうようなことから輸出成約等が非常に苦境に追い込まれてくるということは明白であります。こういうフロートの長期化に対してどういうような対策を考えておられるか。特に深刻な中小企業等の問題もある……

第71回国会 商工委員会 第15号(1973/04/06、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に限られた時間でありますので、何点かお伺いしたいと思います。  無籍織機の問題がずっと出ておるわけですが、無籍織機所有者に対しまして一台当たり五万円を出させる、これによって組合が無籍織機を買い上げ破砕する計画のようであるわけですが、これは政府の方針であるのかどうか、計画の内容を明らかにしていただきたいことと、どういうような法的な根拠で行なわれておるのか、この二点につきましてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまこの無籍織機が十二万六千台とか、この実数というものがはっきりと把握はされておらないようですが、通産省としては、この数はどのくらいと見ておるのですか。

第71回国会 商工委員会 第16号(1973/04/10、33期、公明党)

○近江委員 参考人の方にお伺いする前に、一点だけ政府にお聞きしておきたいと思いますが、年間、新製品の数というのはどれくらいできるのですか。きょうは局長も来ておると思いますので簡単に……。
【次の発言】 それで工業品検査所に商品テスト部というのが今度できまして、四十八年度予算では千二百万程度政府は組む予定であるということを聞いておるわけですが、しかし、この法案の中身を見ますと、型式に至るまでいろいろとここで検査するわけですね。こういうようなことで、法律はつくっても実際にこんな程度で動くかどうかということですね。こういうことについて竹内先生はどう思われますか。

第71回国会 商工委員会 第17号(1973/04/13、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に限られた時間でありますので、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  まず初めにお聞きしたいのは、最近の物価問題であります。最近の上昇から見てまいりますと、卸売り物価の二・〇%、消費者物価の五・五%、これは政府の見通しでありますが、はるかにこれを上回る、そういうおそれが出てきております。そういうことに対しまして、経企庁長官としましてどういう具体策をもって臨もうとされておられるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それで、今年公共料金の引き上げというものがメジロ押しに予定されておるわけです。国鉄をはじめといたしまして健保あるいはまた電力、ガスあるいは私鉄と、こう……

第71回国会 商工委員会 第20号(1973/04/24、33期、公明党)

○近江委員 まず資本自由化の問題についてお伺いしたいと思います。  資本自由化の作業が進んでおるようでございますが、これに対する通産省の基本的な考えをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 現在のわが国の自由化の状況はどうなっておるか、これについて説明をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 最近のこういう報道を見ておりますと、現在数百業種もあるこういう例外業種を十数業種に減らすようでありますけれども、わが国の経済に対する影響という点を考えますと、非常に大きいものがあると思うのです。特に中小企業に大打撃を与えるのではないかと思うのですが、そういう点についてどのように把握され、どういう対策をとら……

第71回国会 商工委員会 第21号(1973/04/25、33期、公明党)

○近江委員 前回のドル・ショックの影響につきまして、業種別、産地別に見ましてその影響度、業種、産地のとった対応策、政府のとった緊急対策の効果等についてどのように政府は調査なさっておるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 今回の場合、前回の影響を受けたこれらの業種、産地について、新たにどういう影響を受けるのか、輸出契約状況、受注残高、問屋の支払い状況等について、政府として把握なさっている点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 前回この輸出関連中小企業のうち約一万三千四百ですか、企業を認定しておるように聞いておるわけですが、この輸出関連企業のどの程度これで認定したことになるのか。ま……

第71回国会 商工委員会 第23号(1973/05/09、33期、公明党)

○近江委員 私は、一昨年ランド、スタンフォードあるいはバッテル・メモリアル等を見てまいりまして、今回わが国でこうしたシンクタンクができるということについてはそれなりに評価ができるわけであります。  そこで、まず初めにお聞きしたいのは、このシンクタンクの定義につきましてどういうような見解を持っておられるか。それからまた、どの程度の機能、組織、体制を持つものがシンクタンクと称されると考えておられるか。この辺のところについてまず初めにお聞きしたいと思います。
【次の発言】 これもアメリカの場合は少なくとも二、三十年の歴史があるわけです。それで機構におきましても非常に大きいわけです。たとえばスタンフォ……

第71回国会 商工委員会 第24号(1973/05/11、33期、公明党)

○近江委員 先ほどの医薬品の問題ですが、これはいま全国の薬局店で非常に大きな問題になってきております。こういう通産省の指示のところに医薬品をなぜ入れたのですか。普通の商品とは全然違うわけです。なぜこういう医薬品というものを中に入れたのですか。まずその点から一ぺん聞いてみたい。
【次の発言】 その商品に通産省は指定をした。ところが、医薬品メーカーは返品は受け取らない、そういう非常に飛躍した方針を打ち出してきた。通産省が目ざしておったそういう改善をしなきゃならないというか、そういうようなところに対しての何らの手も打たず、結局ストレートに返品は受け取らない、これは全くけしからぬことですね。医薬品とい……

第71回国会 商工委員会 第27号(1973/06/05、33期、公明党)

○近江委員 きょうは国連初の世界環境の日、わが国としましても五日から一週間、環境週間、このように定めて、それぞれの立場でかけがえのない地球と生命をスローガンに環境行事を繰り広げられる、このようになっておるわけでありますが、今日御承知のように、各種の公害等が発生をいたしております。  そこで、汚染源の大半をかかえておられる、そういう立場に通産省はあると思うのですが、その最高責任者として大臣にひとつ、きょうのこの意義ある日に、今後どういう決意でこういう公害問題に取っ組んでいかれるか、それをお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 大臣がそういう決意をおっしゃったわけですが、そういういままで見過ごさ……

第71回国会 商工委員会 第30号(1973/06/15、33期、公明党)

○近江委員 まず私は石油問題をお聞きしたいと思うわけですが、大臣のOPEC諸国への直接歴訪は、経済協力などを約束することによって産油国との経済交流にかけるわが国のそういう姿勢を世界に示されたわけでございますが、今回わが国の石油業界の中東諸国との経済協力の姿勢というものを見ておりますと、非常に政策は変わってきておるんじゃないか、こういう感がするわけでございます。  そこでまず最初にお伺いしたいことは、米国政府、メジャーは、日米、EC諸国を中心とする国際石油消費国連合結成を強調しております。それに対して大臣は参加を拒否なさっておるわけです。米国はアレン特使などを派遣してこれに参加を促しておるわけで……

第71回国会 商工委員会 第40号(1973/07/10、33期、公明党)

○近江委員 こういう石油コンビナートの各工場につきましては二重、三重の安全装置がある、事故の心配はないと工場側も主張しておりましたし、監督官庁の通産省も同じ見解をとってこられたのですが、今回のこの事故を見ましても、それはあくまでも神話であった。その点について、いままでとってこられたことに対して誤りであったということを率直にお認めになりますか。
【次の発言】 それで、総点検するということをおっしゃっているわけですが、たとえば川崎市の消防局の調査によりますと、コンビナートの安全確保に対する関心は非常に低調である、工場内の安全対策のために、あき地に引火炎上しやすい第三石油類のプロピレン入りドラムかん……

第71回国会 商工委員会 第41号(1973/07/11、33期、公明党)

○近江委員 本法の目的につきまして確認しておきたいのですが、一つは消費者の利益、二つには大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整、三つには周辺の中小小売業の事業活動の確保、そのうちどれを重点にしておる法律であるかということについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私がいま申し上げた三点のどれにもウエートをかけて考えておるという大臣のお話でございますが、消費者の利益を保護するために、本法において具体的にどういう措置をおとりになっておるわけですか。これは局長でもけっこうです。
【次の発言】 届け出があった場合、通産大臣が審査をして、問題があるものについて審議会の意見を聞いて変更の勧告を出……

第71回国会 商工委員会 第42号(1973/07/13、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に時間も限られておりますので、簡潔に答弁をお願いしたいと思います。  一つは、例の徳山の出光の問題でありますが、きのうわが党の調査団を編成いたしまして現地へ行ってまいりました。付近住民の不安というものは私たちが予想しておった以上で、もうこういうコンビナートは徳山からのいてもらいたい、こういう激しい怒りもございました。  そこで、何点かお伺いしたいと思うわけでございますが、一つは保安距離の問題ですが、かなり向こうは道路もはさんで距離があるように思うわけですが、まるで火が自分の家におおいかぶさるような感じがした。少なくとも、最短距離でも六十メートルあるわけですけれども、とこ……

第71回国会 商工委員会 第43号(1973/07/17、33期、公明党)

○近江委員 ドル対法の審議の際の附帯決議、これは四十六年十一月三十日に行なわれたわけですが、「小規模企業施策の一層の充実を前提として、中小企業者の定義の上限引上げに関する検討開始」云々、このように付されておるわけでありますが、まず初めに、本法提出の経緯を伺いたいということと、二点目は、附帯決議を尊重して、小規模企業施策についてどういうような一そうの充実がなされたか、この点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この基本法に関してですが、今回の改正は定義の改正のみにとどまっておるわけですが、基本法全体を見直して改正する必要がなかったのかどうかということなんです。この点について今後、政府と……

第71回国会 商工委員会 第44号(1973/07/18、33期、公明党)

○近江委員 中小企業近代化資金等助成法関係についてお伺いをしたいと思いますが、この範囲の拡大に伴って小規模企業者の利用度の高い設備近代化資金については、貸し付け限度額十万から五百万まで貸し付け率の二分の一について引き上げることが必要ではないかと思うのですが、この点についてどうお考えであるか。  それから、本法による中小企業構造改善準備金制度の利用状況はどうなっておりますか。これをひとつ中小企業庁長官にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういうワク組みがあって、利用状況がどうなっておるかということを聞いておるわけですよ。これはこなしておるのですか。

第71回国会 商工委員会 第45号(1973/07/20、33期、公明党)

○近江委員 今回のこの法案を見ておりますと、この審査制度の対象を新規化学物質のみに限定しておるわけですが、既存化学物質についての規定というものは名簿の作成だけにとどめておるわけです。実際に人体に有害で環境汚染を起こすおそれがあるのは、現に生産されて使用されておる既存化学物質のほうじゃないかと思うのですが、むしろこの点に重点を置いてこの審査制度というものを設けるべきじゃないか、このように思うのですが、両参考人から御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 本法で対象としておる化学物質というのは、きわめて狭い範囲に限定されておるように思います。この第二条の化学物質の定義から放射性物質、特定毒物……

第71回国会 商工委員会 第48号(1973/08/29、33期、公明党)

○近江委員 まず初めにお伺いしたいのは、最近の異常な物価上昇、卸売り物価の異常な上昇の問題であります。御承知のように、この七月の卸売り物価というものは、前月に比べますと二%の上昇ということで、二十六年の八月以来二十二年ぶりに二%台の大幅上昇になっております。空前のインフレ高進の様相になってきておると思うのであります。そういうことで、これは異常な状態であるわけですが、こういう現在の状況を政府としてどのような反省をもって把握されておられるか、まず経企庁長官にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 こういう卸売り物価また消費者物価の上げ足というものが一段と加速されてきておる、景気というものがかつてな……

第71回国会 商工委員会 第50号(1973/09/07、33期、公明党)

○近江委員 それでは直接質問に入っていきたいと思いますが、まず最初にお伺いしたいのは、この審査制度の対象は新規化学物資のみに限定しておるという問題であります。この既存化学物資につきましての規定は名簿の作成だけにとどめておられるが、一つは、この理由についてであります。  実際考えてみますと、人体に有害で環境汚染を起こすおそれがあるというのは、現に生産され、また使用されておる既存化学物資のほうが問題であるわけです。ですから、この点に重点を置いて審査制度というものを設けるべきではないか、このように思うわけですが、この点につきましてまずお答えいただきたいと思います。

第71回国会 商工委員会 第56号(1973/10/23、33期、公明党)

○近江委員 今日資源問題という点につきましては、これは非常に大きな問題としてクローズアップしてきているわけでありますけれども、そういう点におきまして、今後経済、外交等におきましては、やはり一体となったそういう取り組みが必要であると思うのです。具体的には外務省なり通産省のそうした取り組み、また相互の関係というものはより一そう連携をしていかなければならないと思うわけでございますが、この問題について中曽根大臣のお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 ちょっと私がお聞きしたのと答弁が違うように思うのです。そういうこともお聞きしていいわけですけれども、具体的に、外務省と通産省の今後の連携についての大……

第71回国会 商工委員会 第57号(1973/11/21、33期、公明党)

○近江委員 各委員のほうから石油問題につきましていろいろな質問があったわけですが、去る十八日にOPECのウイーン会議で、十二月の五%加重石油供給削減措置をきめたわけですが、まあ日本はその免除措置から除外されることになったわけです。わが国としては、いままで中東政策につきましてフリーハンドという立場で来られたわけですが、結果的にはアラブの産油国のほうから非友好国並みの扱いをされることになったわけであります。 大臣として、その理由並びにこういう事態をどのように受けとめておられるかについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま大臣は遺憾ということをおっしゃったわけですが、アラブの言っておることを……

第71回国会 予算委員会 第14号(1973/02/21、33期、公明党)

○近江委員 私は、公明党を代表いたしまして、通貨問題等につきまして御質問をしたいと思います。  まず初めにお聞きしたいと思いますのは、非常にいまこうした微妙な段階に来ておる中に、キッシンジャー補佐官が来日をしたわけでございます。総理は十九日、来日しましたキッシンジャー補佐官と二時間にわたって会談をされておるわけです。補佐官は、会談の結果に満足しているとして、この二十日に離日したわけですが、その後、総理は二十日の閣議で、資本の一〇〇%自由化、農産物の輸入自由化の推進を強く指示をされておられるわけです。日米通商関係について、補佐官との間に何が約束をされておったかということなんですが、でき得る限りひ……

第71回国会 予算委員会 第20号(1973/03/09、33期、公明党)

○近江委員 ただいま広沢議員から商品投機の問題について質問したわけですが、最近の商品の投機というものは、土地あるいは証券からあらゆる生活物資に至るまでそういう傾向が出てきておるわけであります。国民生活の上からいきましていまたいへんな問題になってきておるわけであります。こういう問題につきまして、総理はどういうように認識をなさっているか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 最近は、羊毛から毛糸あるいは綿糸、生糸、さらに食品のマグロの買い占めまで行なわれておると、そういうニュースが出ておりますが、マグロなどは一隻一億円ぐらいで買い占めてやっておる。あるいは北海道においてはタラコ、タラですね、これ……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1973/12/19、33期、公明党)

○近江委員 きょうは新長官に対しまして初めての質問でございますが、今回三百三十五億になる原子力関係の追加予算を大蔵省に要求をする、こういうことになったわけでございますが、いままで科学技術庁がとってまいりましたそうした姿勢から比べますと、非常に思い切った決断であると思うわけです。その背景につきまして、簡潔にお願いしたいと思います。
【次の発言】 今回のこの予算のつけ方を見ておりますと、あまりにも見え透いたというか、予算を大幅につけるということは、これは非常にけっこうなことです。われわれは、あまりにも安全性の予算等につきまして、環境汚染の問題であるとかが少な過ぎる、一体こんなことで、実際に国民のそ……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1974/02/21、33期、公明党)

○近江委員 今回の日本分析化学の問題は、非常に根本的な点におきまして、国民の間に大きな不信と疑惑を招いたわけであります。われわれ科学技術委員の一人として、ほんとうに残念というよりか言いようがないわけであります。そこで、その後の立ち入り調査におきまして、どういう点が明らかになったか、ひとつ簡潔にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 立ち入り調査もやり、その後事情を聴取しているわけですが、その後、いまの時点においてどういうことが明らかになりましたか。
【次の発言】 全貌はまだ今後のそういう調査にまつところがあると思うのですが、いま現段階における報告をしてもらったわけですが、ほかにどういうよ……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1974/03/07、33期、公明党)

○近江委員 時間がありませんので、簡潔にお願いしたいのですが、森山長官は、このエネルギー危機に際しまして、現在の原子力の長期計画の全面的な見直しを命じておられるわけでございますが、これにつきまして、どういう要素といいますか、背景でこれをお命じになったわけですか。
【次の発言】 石油問題がこうなって、その直後に長官がこういう指示をされているわけでありますが、そうしますと、今後は、当初見込んでおりました昭和六十年一兆ドル経済、それに伴う七億五千万ないし八億の石油の輸入等も非常にむずかしい。そうすると、どうしても代替エネルギーということで、原子力もその一つであるというような背景でおっしゃったわけです……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1974/03/27、33期、公明党)

○近江委員 稲葉先生の御努力には敬意を表するわけですが、まず初めにお伺いしたいのは、従来の計画というのは、政府の総合的な長期エネルギー需給見通しを受けて、これに基づいて、その一定率を原案に振り分けていたように私は思うのです。いわゆる上からの計画といいますか、現状追認の計画のように思うわけです。これと先生の私案とは根本的にどの点が違うのか、簡潔にお願いしたいと思います。
【次の発言】 私も時間がなかったものですから、まだきめこまかな読み方はしておりませんが、エネルギー確保という点からいきますと、先生のような案が出てくるのもやはりふしぎでないように思うわけです。しかし私が思う問題は、今日、立地の問……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1974/03/28、33期、公明党)

○近江委員 きょうは本会議もありますし、きわめて限られた時間でありますので、数点お伺いしたいと思っております。  きのう稲葉先生が提案されましたこの第一次案、これにつきましては、「四月初めに開かれる通産省の総合エネルギー調査会の総合部会、原子力部会にも提出され、わが国の今後のエネルギー政策を形づくる上での基本的な素材となる。」こういう意味におきまして、非常に大きな意義があるんじゃないか、このように思うわけであります。  そこで、今後のこの私案の取り扱いの問題でありまして、今後第二次案、第三次案というような形等にもなるのじゃないかと思うわけでございますが、そういうようなプロセスを踏みまして、最終……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1974/04/03、33期、公明党)

○近江委員 分析研のデータの捏造事件、これに伴いまして、わが国の原潜の放射能監視体制というものが事実上崩壊したように私思うわけであります。それで原潜の入港につきましては、外務省のほうから米軍当局に要請があったとかなかったとかということも聞いておるわけでありますが、米軍の態度というものはどういうものであったか、また最近において、米軍の早期入港の要請はなかったかどうか、これについて、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 原潜の放射能汚染問題は、当委員会におきましても、過去何回も取り上げてきたわけでありますが、この監視体制につきまして、分析研の事件は事件としまして、この体制自体にやはりいろいろ……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1974/04/10、33期、公明党)

○近江委員 現行の原潜の監視体制というものは、昭和四十三年のエードメモワールから見まして、放射性物質を艦外に一切排出しないということを監視するという性格を持っておると思うのですが、そのように解釈してよいわけですね。岡野先生にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いままでよりは放出しない、その辺がちょっとどうもはっきりしないんですね。
【次の発言】 監視するということについては違いがないわけですね、それはどうなんですか。
【次の発言】 そうしますと、現体制の基本的な姿勢としまして、それはあくまでもわが国としては監視するという立場ですね。これは確認したいと思いますが……。

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1974/04/25、33期、公明党)

○近江委員 私は、先ほどの理事会におきまして、原研の職員の皆さんが要求しておりますベースアップの問題、あるいは家族手当の新設の問題、時間短縮あるいは定年延長等の種々の問題がある、こういう問題について、次の理事会でぜひ協議してもらいたいと申し上げたところ、各委員の皆さんの賛成を得まして、今後討議していくということになったわけでありますが、これは政府としても当然非常に重要な問題であります。先ほど石野委員からも指摘がありましたとおり、予算だけをつけて研究成果があがるものではないわけであります。また、これは原研だけの問題ではなく、各研究機関共通した問題であると私は思います。  そういうことで、科学技術……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1974/05/08、33期、公明党)

○近江委員 きょうは、参考人の先生方、御苦労さまでございます。  先ほどから、長官からもお話が何回も出ておったわけでございますが、私がこの委員会で、原子力潜水艦の放射能監視体制の問題で質問しておりましたときに、長官のああいう発言が飛び出したわけです。長官は丁寧過ぎるという訂正をされ、その後、政府側の岡野参考人ですか、この方も、ばか丁寧というのはちょっと言い過ぎだ、しかし、たしか丁寧過ぎるという感じではないか、というようなお話であったと思うのです。そこで、この丁寧過ぎるということは、考えてみますと、完全に網を張って一切のがれるところがない。しかも、過ぎるということばは、二重三重に網が張ってあると……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1974/05/15、33期、公明党)

○近江委員 日本非破壊検査株式会社が十八歳未満の少年五人を使いまして、これが被曝をした、たいへんな障害が起きた。さらにまた、四十六年に大阪で、またこういう事件が起きたということが明らかになっておるわけであります。それから、きょう、兵庫の労働基準局におきまして明らかになったことでありますが、放射性物質や放射線の操作を扱う全企業の従業員につきまして、昨年一年間の健康診断結果を調査をしておったわけですが、きょう現在で九十人に放射性被曝障害の疑いがあることがわかった。この県内の放射線の取り扱い業者は、工業用、非破壊検査用、医療用、合わせて五百三十社、従業員約三千三百人。労働基準局は、昨年一年間に、放射……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1974/05/22、33期、公明党)

○近江委員 長時間の審議で、関係者の皆さんにはたいへんお疲れかと思いますが、私が最後でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  私は、国会に席を占めさせていただきまして、この科学技術特別委員会に席を置かしていただきまして、一番最初に取り上げた問題が、食品添加物の問題でございます。この種の問題は、人の生命、健康に重大な影響を及ぼす、こういう立場から、私はそういう問題を取り上げてきたわけでございます。しかし、最近いろいろ心配な問題が出てきておるわけでございます。  そこで、まず初めに、私はAF2の問題をお聞きしたいと思うわけでございますが、御承知のように、AF2につきましては、一昨年の一……

第72回国会 商工委員会 第3号(1973/12/10、33期、公明党)

○近江委員 笠原さんが時間の関係でとおっしゃっておりますので先にお聞きしたいと思っておりますが、農林省が今年度の農業観測を発表したわけですが、これによりますと、農産物の生産者価格が一五%前後の高騰となるという見通しを書いておるわけです。いままたこういう石油危機が出てきておるわけですが、あなたとして、特にこの農産物の価格の問題につきましてどういう見通しを立てておられますか。
【次の発言】 特にこうした食糧の問題でありますので、これも非常に影響が大きいと思います。そういう点で、いま具体的なそこまでの試算ということができておられないようでありますけれども、われわれとしても、法案の問題につきましても、……

第72回国会 商工委員会 第4号(1973/12/11、33期、公明党)

○近江委員 水野参考人にお伺いしたいと思います。  このように石油危機というものが非常に大きな影響を与えてきておるわけでございますが、先ほど新エネルギーの話もあったわけです。いま一番現実の問題として原子力の問題があるわけですが、政府の計画では、昭和六十年に六千万キロワット、当初の計画では今年四十八年度は大体三百万キロワットぐらいの予定であったようでありますが、現実には百八十二万キロワット。この六千万キロワットをさらに伸ばして一億キロワットぐらいにしようじゃないかという話もあるように聞いておるわけです。しかし、いまのこういう開発の状況を見ておりまして、安全性を無視して開発ばかりを急いでおる、こう……

第72回国会 商工委員会 第5号(1973/12/12、33期、公明党)

○近江委員 石油需給適正化法ができるわけでございますが、今回のこの石油危機によりまして、国民生活に与えております影響というものは甚大なものがあるわけであります。今回のこの法律によってどういう効果が出るかということは非常に疑問な点もあるわけでございます。  そこで私は、この法案の中身に入る前に、最近のものすごいインフレ状態、さらに今回の石油危機ということでたいへんなショックを国民にいま与えております。そういう点におきましてこの法律ができますと、産業界は言うに及ばず国民一人一人におきましても、非常に協力を求めなければならぬことになるわけであります。そういう点におきまして、前提として今回の衆参におき……

第72回国会 商工委員会 第8号(1973/12/17、33期、公明党)

○近江委員 今回の石油危機の問題は国民生活に非常に大きな影響を与えてきておるわけであります。政府といたしましても、石油緊急対策といたしまして、第一次、さらに一月からは第二次を予定されておられるわけでありますが、この第一次のときに、民間に対する節約の要望なり、官庁自身が自粛をしていく問題であるとか、そうしたこまかな指示をされたわけであります。この節約キャンペーンを打ち出しておるわけでありますが、この官庁による自粛という点につきましてお聞きしたいと思うのであります。  この十一月十六日の閣議決定によりまして、その方針に従って今日まで、約一カ月ということになるわけですが、電力なり自動車用のガソリンで……

第72回国会 商工委員会 第17号(1974/03/15、33期、公明党)

○近江委員 石油製品の値上げが非常に追ってきておるわけであります。いよいよ大詰めの段階に来ておるわけでありますが、この値上げ問題につきまして、政府は、石油業界の昨年来の便乗あるいは先取り値上げによる過剰利益を吐き出させる、また今回の値上げ幅というものをできるだけ圧縮させるために行政指導によって適切な時期及び幅になるようにしたい、こういうことをずっと言っておられるわけであります。ところが、行政指導による石油製品の価格決定の介入をめぐりまして、行政指導の限界、その法律的な根拠、国民生活安定緊急措置法による標準価格との関係、独禁法との関係等、今日非常に論議を呼んでおるわけであります。この問題につきま……

第72回国会 商工委員会 第19号(1974/03/22、33期、公明党)

○近江委員 昨年からの経済環境というものが非常にきびしくなってきておるわけであります。御承知のように、金融の引き締めあるいはオイルショック、原材料の不足あるいは高騰、こういうようなことが中小企業にたいへんな影響を与えてきておるわけでありますが、こういう問題に対しましてどういう措置を今日までとってこられたか、いろいろこまかい点もあろうかと思いますが、簡潔にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 一時はオイルショック対策としまして、ドル対的な構想を持っておられたように私も聞いておったわけです。それで、その立法につきまして断念をされたのか、今後さらにお考えになっておられるのか、その辺の問題につ……

第72回国会 商工委員会 第24号(1974/04/03、33期、公明党)

○近江委員 私も、きょうは繊維に関係します諸問題それから法律の問題点について基本的な点を質問いたします。そして後日また残された問題について質問したい、このように考えております。  まず初めにお伺いしたいのは、特に昨年の後半から非常に不況になってきておるわけでありますが、金融の引き締めであるとか石油、電力の節減、原材料費の高騰、原材料不足問題等々があるわけでございますが、こういう問題が繊維産業としてどういうような事態になっておるか、これは政府としてどのように認識されておられるか。需要の問題在庫、工賃あるいは手形サイト、倒産等の状況等いろいろあろうかと思うのですが、政府が最も問題として把握されてお……

第72回国会 商工委員会 第27号(1974/04/10、33期、公明党)

○近江委員 まず初めにお聞きしたいことは、昭和四十年に計量行政審議会におきまして、消費者行政の強化拡充ということにつきましての答申が出されたわけでありますが、それ以来、政府として計量取引の推進についてどういう検討をなさってこられたか、これをひとつ簡潔にお伺いしたいと思います。  それから次に、今回の改正にあたりまして、計量販売の実態調査や、消費者小売り店等に対するアンケート調査その他の調査を行なっておられると思うのでありますが、その結果につきまして簡潔にお伺いしたいと思います。  以上、二点お願いします。
【次の発言】 計量の取引を普及させていくためには、販売業者に対して販売方法の合理化等につ……

第72回国会 商工委員会 第28号(1974/04/23、33期、公明党)

○近江委員 この間から国連資源総会が始まりまして、終了したわけでありますけれども、ここで問題になりました天然資源の恒久主権という問題があるわけであります。こういう問題をてことした南北の経済的な格差是正の問題ということが非常に大きく提案されたわけでありますが、今後先進諸国との共存共栄をはかっていかなきゃならぬわけでありますが、この資源の供給構造の根幹という問題につきまして、私は、資源保有国の主張というものにつきまして、やはり理解をすべきじゃないかと思うわけです。そこで、こういう問題につきましての政府の基本的な考え方をまず初めにお伺いしたいと思います。

第72回国会 商工委員会 第30号(1974/04/26、33期、公明党)

○近江委員 大臣がいま閣議に出ておりますので、質問の順序を変えまして、いま神崎委員からも電力問題について質疑があったわけですが、私も引き続いて電力問題についてお伺いしたいと思っております。  今回の値上げというものは六二%強、これはかつてない大幅値上げでありまして、家計あるいは中小企業にたいへんな直撃のいわゆる大幅値上げであります。電力会社は石油の値上げが原因であるというようなことをいろいろ言っておるわけでありますが、中身を見ておりますと問題点が非常にたくさんあるわけです。一つは、便乗値上げの疑いが非常に私は濃厚だと思うのです。たとえば北海道にしろ九州にしろ石炭が多いのですね。四国なんかは水力……

第72回国会 商工委員会 第33号(1974/05/10、33期、公明党)

○近江委員 通産大臣がまだお見えになっておられませんが、経企庁長官がお見えになっておられますので、質問を始めたいと思っております。  きょうは、まず初めに電力値上げの問題あるいは公共料金の引き上げの問題等につきましてお伺いしたいと思っております。  それで電力料金の改定の問題につきましては、先日各地におきまして公聴会が開かれたわけでありますが、この公聴会につきまして、きょうは公益事業部長も来られておりますので報告を聞きたいと思います。
【次の発言】 この公聴会のあり方の問題についてお聞きしたいと思うのですけれども、公述人の選定につきまして、これは一体どのようにされておられるのか、また募集方法に……

第72回国会 商工委員会 第36号(1974/05/17、33期、公明党)

○近江委員 電力値上げの問題でありますが、通産省は平均五六・七%前後に値上げ幅を固めたということが報道されておるわけであります。それで私思うのですが、この前の四国電力あるいは関西電力のときも、審査するにあたりまして三カ月はかかっているわけですね。本委員会におきましても、いわゆる審査をするにあたっては慎重審議をしなければいかぬというようなことで、これだけの期間がかかっているわけです。ところが、今回この値上げにつきましては、申請がたしかこの四月四日から始まったと思うのですが、十日ぐらいまでの間に九社が全部値上げ申請をした。わずか一カ月ちょっとで、これだけの、しかも九電力の経理に徹底的なメスを入れる……

第72回国会 商工委員会 第38号(1974/05/22、33期、公明党)

○近江委員 本委員会におきまして、電力の値上げ問題につきまして、何回も、私どもは国民生活を守る立場において政府に反省を迫ってまいりました。しかし、わずかな圧縮幅におきまして決定になったということはまことに遺憾なことであります。  その質疑のときに、私は、安定会議から七項目の提言というものが出された、それに対してどのように受けられるかということをお聞きをいたしました。この七項目については、政府としては全面的に受け入れ、今後その趣旨に沿っていきますという御答弁があったわけであります。そういうことで、それに関連をしまして、その七項目の中に保安の問題があったわけであります。保安の確保につとめるというこ……

第72回国会 商工委員会 第39号(1974/05/24、33期、公明党)

○近江委員 核燃料再処理工場の問題でありますが、これは非常に取り扱う放射性物資あるいはまたここから放出される放射性廃棄物の量は、普通の原発に比べますともう格段に多いわけであります。また、故障があった場合、これは修理が非常に困難である。しかも、大量の死の灰を貯蔵しておくことになるわけでありますし、そういう点におきましても、この危険というものが非常に大きいと思うのです。そういう安全対策が確立されずに、こういう不備のまま設置を進めておるという問題があるわけですが、こういう問題についてはどういう見解をお持ちでありますか。
【次の発言】 いわゆる死の灰の最終処理方法というものがこれまた世界的にも確立され……

第72回国会 商工委員会 第40号(1974/06/03、33期、公明党)

○近江委員 非常に限られた時間でございますので、何点かまとめて聞きますから、まとめて簡潔にひとつお答えいただきたいと思います。  まず最初に、製品の安全行政について聞きたいと思いますが、日常生活に使用される多種多様の製品の安全性確保に関する第一義的な責任は、国にあると考えるか、それとも製品のメーカー等の民間側にあると考えておられるか、この点についてはどう思うかという問題であります。  二番目に、今後消費者保護政策の推進をはかっていく中におきまして、工業品検査所の存在はどのように位置づけられ、拡充されていくのかという問題であります。特に他の国の検査機関や民間の機関との関係において、この工業品検査……

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/02/02、33期、公明党)

○近江委員 まず、石油問題についてお伺いしたいと思っております。  この前、ヤマニ石油相、アブデッサラムOAPEC議長が来日をしたわけでございますが、その際、総理、また関係大臣がお会いになられておるわけでございます。三木副総理あるいは中曽根大臣も中東諸国を回っておられますし、そうした結果、今後の石油需給あるいは価格問題等についてどのように見通しをされておりますか。今後の石油の需給、価格問題についての見通しについてお伺いしたいと思います。総理にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 二月の十二日からワシントンで石油消費国会議があるわけでありまして、わが国としても参加されるわけでありますが、いかな……

第72回国会 予算委員会 第24号(1974/02/27、33期、公明党)

○近江委員 私は、さきの予算委員会総括質問におきまして、大企業のやみカルテルの実態をあげまして、そして政府、特に公取委員会に対しまして、法律の改正あるいは現行法における強化、取り締まりにつきまして聞いたわけであります。  そこで、きょうは参考人の皆さん方お見えになっていらっしゃるわけでございますが、この独禁法というものにつきまして、参考人の皆さん方に、どのように認識をなさっておられるか、このことにつきましてお伺いしたいと思います。  まず初めに、住友化学さん、そして三井東圧さん、そして鳥居会長、それから大昭和製紙ですね、簡潔にお答えください。


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1974/09/10、33期、公明党)

○近江委員 各委員からいろいろな質疑が行なわれたわけですが、私は初めにお伺いしたいのは、この事故が発生しまして、これは九月一日でありますが、きょうは十日、しかも担当の委員会でございますし、きょうの時点になってもまだその調査が進んでおらない。私は、この実験のときに当然専門官も乗せるべきでありますし、万一のことも考えてプラスチック板も乗せるとか、あらゆる万全のそういう体制をとり、しかも、そうした一貫した体制があるならば、当然きょうの委員会におきましても、この事故の原因というものについて報告がされると思うのです。それができないということ自体において、非常にそういう一貫したものがない、そういうことを露……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1974/10/15、33期、公明党)

○近江委員 初めに、委員長にちょっとお願いしておきますが、皆さん方の発言が非常に声が低いと思います。もっと語尾を明瞭に答弁いただきたいと思います。  初めにお伺いしたいことは、費用のことはあまり言いたくはありませんけれども、今日のインフレ下におきまして、老人施設等見てみますと、非常に満足な食事もできないようなきびしい状況でありますし、この原子力船においては、ばく大なわれわれの血税が使われておるわけであります。  それで、この原子力船自体の建造、またむつ港における施設、またこの協定書に伴う、いまだけでも十二億八百万というのが出ておるわけですね。それから第四次港湾整備、第五次の漁港整備あるいは海岸……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1974/10/22、33期、公明党)

○近江委員 今回の「むつ」の事故というものは、これは単なる「むつ」の問題ではなく、わが国の原子力行政全体に対する大きな問題を問われておるわけであります。  私が一番初めにお聞きしたいのは、これだけの、言うならば不祥事が起きたわけでございまして、この責任という問題であります。この前も、大臣も御承知のように、ことしの六月でありましたか、潜水艇「うずしお」の事故で二人の青年が死んだわけであります。そのときに設計をした緒明亮乍さんが自殺をなさっているわけですね。これは二人の前途ある青年をなくした、こういうことで責任を痛感されたわけでありますけれども、私どもも、おのれの職務に対するその責任のきびしさをほ……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1974/11/12、33期、公明党)

○近江委員 この柏崎の問題でありますが、私どもも一昨年末に調査団をつくりまして柏崎へ行ってまいりました。私自身も現地に行ったわけでございますが、ただいま御指摘がありましたように、私どもが一番心配するのは、やはりこの地質の問題です。  御承知のように、新潟の柏崎一帯は天然ガスをとっておるわけですね。そういう点においても、刻々とそういう地穀の変動というものがやはり来るのじゃないか。しかも、海岸線を見ても侵食されてきておる。やはり地盤沈下の問題が非常にある。こういうような非帯に不安な要素というものはたくさんあるわけであります。たとえば、同じマグニチュードの地震が起きたとしても、その地質によって影響と……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1974/12/02、33期、公明党)

○近江委員 私も、この柏崎の原発の問題の用地でございますが、この前も関連質問をいたしたわけでございます。いま地質上におきましても非常に大きな問題がある。しかも、その取得につきまして非常に大きな疑問がある。私もここに登記簿謄本をはじめ各種の資料を取りそろえておりますが、こういう形で取得された土地を東電が買収し、そこに日本でも有数の原発地帯ができるというこの問題でございます。  ここで、重なるようでございますが、この柏崎の東電の原発用地のうち、中央部の三十二筆、五十二町四反二畝二十九歩の土地につきまして、四十一年の七月の二十日に木村氏が旧地主から買い集めております。四十一年の九月の一日に木村氏が室……

第73回国会 商工委員会 第3号(1974/10/18、33期、公明党)

○近江委員 私は前国会、予算委員会におきまして、特にやみカルテルの横行しておる実態等を取り上げまして独禁法の強化、改正を訴えたわけでございますが、公取としては四十八年度におきまして六十六件勧告をなさっておられるわけです。昨年の九月からいわゆる狂乱物価ということになりまして、あの四月から九月までの時点におきまして二十三件勧告がなされておったと思うのですが、同じ時点をとらえまして、この九月の時点ではどのくらいの件数が勧告としてあがっておるわけでございますか、事務局でもけっこうですが。
【次の発言】 昨年の九月の時点で二十三件という点からいたしますと、むしろ昨年よりも上回っておる、こういう企業の姿が……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1974/12/24、33期、公明党)

○近江委員 いま大臣の所信表明をお伺いしたわけでございます。長期にわたる問題、また足元の問題等の御表明があったわけでございますが、私は、きょうは、特に足元のそうした問題についてお伺いをしたいと思っております。  長官も御承知のように、三菱石油水島製油所が事故を起こしまして、いまや重油は紀伊水道まで漂ってきております。こういうことで水産物等に与える影響等を考えますと、その被害は非常に拡大してきておるわけであります。  科学技術庁におかれましても、いままで生物のエコロジーの問題であるとか、そういう点、あるいはまたライフサイエンス、こういう点におきまして特に力を入れていく、こういう一貫した姿勢をおと……

第74回国会 商工委員会 第2号(1974/12/24、33期、公明党)

○近江委員 福田長官が物特のほうに行かれます。そういうことで、先ほど理事諸君の了解を得まして、非常に短時間でございますが、行かれる前に御質問したいと思います。時間がございませんので、簡潔に、また誠意をもってお答えいただきたいと思います。  長官は、公共料金の値上げ抑制をあくまで強く主張しておられるということにつきまして、非常に頼もしく思っておるわけでございます。先ほどの所信表明におきましても、今後政府が態度で示していく、あるいは非常の時期であるがゆえに非常の考え方をとる、また公共料金の引き上げ等で刺激が起こらないようにしたいというような非常な意欲的な御発言もあったわけでございます。現在値上げが……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1975/03/20、33期、公明党)

○近江委員 いま、NPTの問題につきまして、自民党内ではかんかんがくがくの論議が行われておるようでございます。この条約につきましては、いわゆる核軍縮の問題であるとか、安全保障の問題であるとか、あるいは査察の不平等の問題であるとか、確かにいろいろな問題があったわけであります。  それで今回、いわゆるIAEAとの間におきまして、このNPTの第三条に基づく保障措置協定に関する第五次予備交渉、この結果は、いわゆるNPT下における保障措置のわが国への適用というものが、他の締結国に比して実質的に不利にならない、いわゆるその平等性は確保できた、このように政府は評価されておるように私は思うわけですが、この条約……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1975/03/26、33期、公明党)

○近江委員 原子力問題につきましては、「むつ」の事故が象徴的な事件として非常に大きな問題になったわけでございますが、根本的に、わが国の原子力行政をどのようにやっていくかということが問われておるわけであります。  そういう中で、かなめとなる原子力委員の間で次々と辞退が続いておる。稲葉委員が辞意表明をされておるということを聞いておるわけですが、事実であるのかどうか、またそのいきさつ、あるいは原子力委員会としてはどういう受けとめ方をなさっておられるのか、こういう問題についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 正式に辞表なり何なりは受け取っておられないわけですね。確認しておきます。

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1975/05/22、33期、公明党)

○近江委員 まず、初めに「むつ」問題でお聞きしたいと思います。  長官も、新しくなられまして非常に苦しんでおられることもわかるわけでありますが、現実にこのように鈴木さんとの間に協定を交わされまして、これは政府の約束でございますし、長官は政府の、言うならば当事者として最高責任者であります。そういう点におきまして、現実に四月中旬ということが、これだけずれ込んでおるわけです。  ところが、先ほどからの答弁を聞いておりまして、これだけおくれたということについて、申しわけなかったとか、率直なそういう気持ちというものが出てないわけですね。ですから、私はまず初めに、こういうずれ込んだということについての率直……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1975/05/29、33期、公明党)

○近江委員 原子炉の事故が非帯にいろいろと起きておるわけでありますが、敦賀発電所の一号機、それと東京電力福島第一原子力発電所一号機、この沸騰水型原子炉の配管異常が見つかり、溶接がひび割れしておるという、これについて簡単に報告を聞きたいと思うのです。
【次の発言】 両原子炉のこうした異常というものは、ことしの一月末、米国のドレスデン二号機で、同じようにこの炉心スプレー糸配管に異常が発見された、こういうことから点検を命じて発見されたわけですね。しかも、御承知のように、これは緊急冷却装置になっておるわけでありまして、従来からも、こうした緊急の場合に作動しないとかいろいろな問題が出ておるわけですが、こ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1975/06/05、33期、公明党)

○近江委員 きょうは、何点かの問題についてお伺いいたしたいと思っておりますが、まず初めに、四国電力の伊方訴訟の問題についてお伺いしたいと思っております。  五月の二十六日に松山地裁の方から国に対しまして、安全審査資料の提出をするように、こうした命令が下ったわけであります。この件につきまして五月の二十九日、本科学技術特別委員会におきまして私はこの問題を取り上げ、国として書類は全部出すように要求しました。しかし、科学技術庁としては全部は出せないけれども、どれを出せるかということを検討したい、そういう答弁があったわけであります。そして翌日の五月三十日に二号炉の設置申請書が四国電力より原子力委員会に提……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1975/06/11、33期、公明党)

○近江委員 井上さんにお伺いしたいと思います。  今後はやはり原子力に依存せざるを得ない、エネルギーの将来というものについてそうしたお話があったわけです。それで昭和五十五年に三千二百万、六十年に六千万キロワット、実際には時間的に無理があるだろう、中間はおくれるであろう、しかし、昭和六十年六千万キロワットというものは、原子力委員会としては変わっていないということをおっしゃったわけでありますが、この中間、昭和五十五年のおくれることは、これはもうだれしもそういう感じで見ておると思いますが、昭和六十年六千万キロワット、これをいわゆる数値を置いておかれる理由ですね、またこういう数値を置いておかれるという……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1975/06/18、33期、公明党)

○近江委員 まず、石原さんにお伺いしたいと思いますが、この放射線漏れの問題でございますが、いわゆるJRR4を利用して実験が行われた、そのときストリーミングが計測された、しかし熱中性子としてとらえた、そこに大きな間違いがあったというふうにおっしゃっているのですが、三菱さんともあろうところが、当然高速中性子が伴うということはその時点でわからなかったのか、私は非常に疑問に思うのですが、その点、どうなんですか。
【次の発言】 この問題につきまして、当然科学技術庁も原子力委員会も事業団も同じ報告を受けておられると思いますし、また、このウエスチングハウスとのチェック・アンド・レビューの問題にしましても、や……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1975/06/19、33期、公明党)

○近江委員 昨日の参考人の質疑の際、いわゆる事業団と三菱とのそうした契約の資料の提出につきまして各委員から出まして、重複してはと思いまして私は要求しなかったわけですが、いまやっと手に入ったわけですが、ほかの委員は入ってないわけですね。したがって、当委員会において資料提出を求めた際、それは何も要求した委員だけではなく、本委員には全員に今後配付するように、ひとつ委員長の方からその旨はよく政府を指導していただきたい。この点を先に申し上げておきます。
【次の発言】 昨日、佐世保の市長が「むつ」の修理港を受けるという意向を示したということが一斉に報道されているわけです。先ほどの質問に対であるわけです。 ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1975/06/25、33期、公明党)

○近江委員 関西電力が、今度京都の久美浜町の蒲井地区の方で発電所建設のための事前環境調査を実施したいので、協力してもらいたいと文書で要請したということが明らかになったという問題でございますが、この点について科学技術庁は御存じでございますか。
【次の発言】 きょうは通産省も来ておられるわけでございますが、まず電調審にそうした計画を会社から出す、それから科学技術庁の方にも回ってくる、こういうことになっておるわけですが、いつも問題になるのは、事前においてそうした問題をチェックできないかということなんですね。結局、公聴会をやり、住民とのそうした対話のルール等については政府もいろいろ考えておられるわけで……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1975/08/11、33期、公明党)

○近江委員 まず佐世保の問題について長官にお伺いしたいと思いますが、記者会見のときにおきまして多少の誤解があった、そういう点についてはおわびをするという趣旨の御答弁があったわけでございますが、政府としては佐世保はいわゆる修理点検港として、第一候補としてお考えになっておられるわけですか。
【次の発言】 そうすると、佐世保の市長の方からそういうお話しがあって、政府としてはいわゆる現時点においては佐世保以外に考えられない、こういうことですか。そういう長官の言葉からいきますと、ありがたい言葉はほかにはないけれども、ほかにも第二、第三そうした地点は考えておる。であるならば、その第二、第三は候補地としてど……

第75回国会 商工委員会 第1号(1975/02/12、33期、公明党)

○近江委員 この独占禁止法の改正問題は、本国会におきましても、非常に大きな焦点になっておるわけでございます。私も昨年の予算委員会におきまして、やみカルテルの横行の実態を挙げ、独占禁止法の強化、改正を強く要望したわけでございます。そのときにも、総理あるいはまた公正取引委員長から強化、改正をするというお約束をしていただきました。いまそういう日程に上ってきておるわけでございます。その後政府としましては、独占禁止法改正問題懇談会をつくりまして最終的な意見の聴取を終えて、政府は今月の二十五日を目標に改正案骨子をまとめる方針であるということをお聞きしておるわけであります。  ところが、産業界及び自民党は、……

第75回国会 商工委員会 第5号(1975/02/25、33期、公明党)

○近江委員 きょうは限られた時間でございます。そういうことで何点かお聞きしたいと思っておりますが、その中でも、きょうは独禁法の問題を初めに聞きたいと思うわけでございます。きょうは公正取引委員長が診察のため午前中はどうしてもということで御出席ができない、こういうことで非常に残念でございますが、植木総務長官も来ていただいておりますので、植木さんに主としてお聞きしたい、このように思っております。  まず初めにお伺いしたいと思いますのは、いわゆる独禁法改正の政府案の骨子の発表の問題でございますが、当初二十五日ごろを目標に骨子を発表したい、こういうようなことであったわけです。ところが、いまだに出ておりま……

第75回国会 商工委員会 第6号(1975/02/28、33期、公明党)

○近江委員 福田長官が遅れておられるわけですが、そういうことで、まず通産大臣に初めにお伺いしておきたいと思います。  通産大臣は、総理府総務長官とお会いになって、いわゆる最後の詰めをなさったわけでありまして、これが一応物別れになったということでございますが、まず私、確認をしておきたいと思うのですが、通産大臣は、政府案骨子は公取委員会が現行独禁法に加えて新たに産業政策に介入してくるという面がわかった、このようにお述べになり、構造規制としての営業の一部譲渡でも、また主務大臣と協議するとしても、公取委員会の産業政策への介入であり、株式保有制限も産業政策への介入である、このようにお述べになったというこ……

第75回国会 商工委員会 第8号(1975/03/14、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に限られた時間でございますので、何点かその中でお伺いしたいと思っております。  独禁法の改正問題につきましては、三月五日に政府素案が決定されまして、現在自民党との調整作業が続けられておるわけでございますが、その中におきまして種々の議論が提起されておるということをお聞きしておるわけでございます。この結果、政府案の提出は、当初言われておりました三月中旬――この前の委員会で総務長官に私質問いたしまして、下旬にずれ込むかもわからない、しかしいずれにしても中旬から下旬にかけて提出をしたいということはお約束になったわけでございますが、しかしいまのそういう自民党との折衝を見ております……

第75回国会 商工委員会 第10号(1975/03/25、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、石油をめぐります国際情勢につきましてお伺いしたいと思います。  最近、石油をめぐる国際情勢というものは、新しい秩序を求めて激しく揺れ動いておるわけであります。去る二月三日、キッシンジャー米国務長官は、IEAに対しまして輸入石油の最低価格設定というものを提案したわけであります。これをめぐりましてIEAの理事会が二月、三月と開かれたようでございますが、結局は合意に達しなかった、見送られたということを聞いておるわけであります。  そこで、いわゆる米国の真意、また各国の反応、わが国の基本的な考え方、今後の見通し等につきましてお伺いしたいと思うのです。これはひとつ長官と大臣からお……

第75回国会 商工委員会 第12号(1975/03/28、33期、公明党)

○近江委員 大陸だな等の周辺海域の開発につきましてお伺いしたいと思っておりますが、わが国が周辺大陸だなの開発を促進することは、最も確実な安定供給源を持つことになるわけでありまして、これは非常に重要な課題であろうかと思います。今回の法改正で、領海内の探鉱事業に対しても公団から投融資できることになるわけでありますが、現在の領海三海里以内で、また今後領海が十二海里となった場合に、それぞれの探鉱事業の現状と探鉱事業を実施すべき有望床の賦存状況につきましてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 領海内の鉱区の設定状況及び各社の探鉱事業計画をどのように把握されておりますか。

第75回国会 商工委員会 第13号(1975/04/15、33期、公明党)

○近江委員 この中小企業の近代化施策のあり方の問題でございますが、中小企業を取り巻く経済環境というものは、三十年代の当時と比べますと、非常に複雑化しておる、困難なものになってきておるわけであります。  そこで、この近代化につきましても、これら時代の要請にこたえるものでなければならないと思うわけでございますが、今回のこの改正というものは、的確にそういう時代の要請というものを取り上げておられるのかどうか、要請にこたえるものと言えるものかどうか、その点につきまして長官からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この現行のいわゆる近促法につきまして、政府としてはどのように評価なさっておるかという問題で……

第75回国会 商工委員会 第16号(1975/05/23、33期、公明党)

○近江委員 経企庁長官がまだお見えになっておりませんので、通産大臣と共通の問題はお見えになってから後に回したいと思います。  まず初めに、通産大臣にお伺いしたいと思いますが、インドシナ半島におきます戦火の終息に伴いまして、わが国のアジア外交の展開につきまして各国の関心が集まっておるわけであります。いままでいろいろな形でこの経済協力というものが行われてきたわけでございますが、政府としては今後の経済協力政策をどのように展開をなさっていかれるか、基本的なお考えをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 従来わが国がとってまいりましたこうした経済協力というものは、いろいろな形で批判があったように私は思う……

第75回国会 商工委員会 第18号(1975/05/28、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に時間も制約されておるわけでありますが、何項目かにつきまして質問したいと思います。  今回の改正案は、化学物質、医薬、飲食物等の発明に対して特許を与える、いわゆる物質特許制度の採用を第一の柱としておるわけですが、この制度のメリット及びデメリットにつきまして、特にメリットがデメリットを上回る根拠につきまして詳細に説明をしてもらいたいと思うのです。  あわせまして、この制度につきまして関係業界、なかんずく中小企業の側から反対意見というものは出なかったかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この物質特許の制度をとるためには、根本的にわが国の産業技術とい……

第75回国会 商工委員会 第20号(1975/06/03、33期、公明党)

○近江委員 きょうは与えられております時間もきわめて短いわけでございます。そういうことで、何点かの問題点にしぼりまして、お伺いをいたしたい、このように思います。  まず、具体的な項目に入る前に、総務長官にお伺いしたいと思うのですが、総務長官は、この委員会で審議し、明らかに修正をする部分がある場合、これに応ずる意思があるかどうか、まず初めにお伺いしたいと思っております。
【次の発言】 明らかに修正をしなければならない部分があった場合に、修正に応ぜられる気持ちがあるかどうかということをお伺いしておるわけであります。
【次の発言】 この二月三日の予算委員会におきまして、わが党の正木政審会長が三木総理……

第75回国会 商工委員会 第21号(1975/06/04、33期、公明党)

○近江委員 私は、きのう課徴金を初め数点につきましてお伺いしたわけでございますが、政府案の課徴金でありますと、いわゆるやり得をなくすということにはならない、こういうことを私は計算で出しました数値を挙げまして指摘したわけでございますが、諸外国の例を見ますと、西ドイツの競争制限禁止法におきましては、課徴金について十万マルクまたは超過利得額の三倍以下の額のいずれか大きい方という過料の規定を採用しておるわけでございます。したがいまして、カルテルは損であるという風潮が一般化しておるわけであります。政府としてこういうような西ドイツ方式の効果についてどういうように評価しておられるか、また政府が西ドイツ並みに……

第75回国会 商工委員会 第22号(1975/06/06、33期、公明党)

○近江委員 福田長官にまずお伺いしたいと思いますが、公定歩合が〇・五%いよいよあすから引き下げになるということも聞いておるわけでありますが、この〇・五%引き下げという意味、これがまず第一点です。  それから、物価の問題から見てまいりますと、四月には二・二%、五月には一%、こうした依然として根強い上昇傾向があるわけであります。政府の公約としましては、一けたに抑えるということは何回も明言されておられるわけであります。春闘におきましても一五%以下に抑えられておりますし、こういう中で果たして政府の公約どおり一けたに本当に抑え込んでいくことのできるそういう自信を持っておられるのか。また、自信を持っておら……

第75回国会 商工委員会 第23号(1975/06/13、33期、公明党)

○近江委員 きょうは限られた時間であります。私は、その中で三点質問をしたいと思います。限られた時間でございますので、関係者は簡潔にひとつ御答弁をいただきたいと思います。  この前の委員会でも、私は鋼材引き上げ等のそうした企業の価格引き上げの問題を聞いたわけであります。御承知のように、今年の春闘におきます賃金引き上げは二二、四%と非常に低い額で抑えられておるわけでございます。そういう中で四月は二・二、五月は一%、こうした消費者物価が高騰してきておる。この席におきまして福田経企庁長官は、一番いま心配なのは、いわゆる企業製品の価格引き上げである、こういうことをおっしゃっておるわけでございます。ところ……

第75回国会 商工委員会 第24号(1975/06/17、33期、公明党)

○近江委員 まず第一点、お伺いしたいと思いますのは、商品取引所制度がわが国経済の中で果たしてきた役割りについて簡潔にお答えいただきたい。  それから、今後高度成長から低成長経済に移行することになろうと思うのでありますが、そういう中におきまして本制度がどういうような役割りを果たすことになるのか。  以上二点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いままで果たしてきた役割りにつきまして御答弁あったわけですが、商品の公正価格の形成あるいは価格の平準化、価格変動に対する保険、ヘッジ、そうした機能があるというようなお話であったわけですが、しかしながら、たとえば毛糸相場等を見ますと、年に六十回ある……

第75回国会 商工委員会 第26号(1975/06/20、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に時間が限られておりますので、ポイントをひとつ簡潔に御答弁いただきたいと思います。  一つは、金融関係の問題でございますが、やはりこの不況の中で中小企業は非常に苦しんでおるわけであります。政府としても努力はされておるわけですが、その一環として、民間に対して中小企業救済特別融資制度というものをさせるようにしておられるわけですが、これは政府系と同じ金利でございますが、この問題につきまして今後どれだけ実施されるか、この点について長官にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この政府系の資金につきましては、今年度は二兆四千億ということを聞いておるわけでございますが、四半期に分け……

第75回国会 商工委員会 第27号(1975/06/24、33期、公明党)

○近江委員 総務長官にお伺いしたいと思いますが、私たちの党は、この独自の改正案を国会に提出をいたしました。また、過日は書記長、幹事長会談におきまして、この修正案に対するいわゆる骨子、要綱というものを発表いたしたわけでございます。そして昨日、この五党が修正項目につきまして一致をいたしたわけでございます。そういうことで衆議院の通過はほぼ確実になったわけでございますが、まだ参議院の段階もございますし、総務長官は今国会成立に対してどういうような決意をお持ちになっているか、こうした状況を踏んまえて改めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この四項目の修正でございますが、この課徴金の製造業の基準率を四……

第75回国会 商工委員会 第29号(1975/06/27、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、中小企業の問題をちょっと聞きたいと思います。  具体例をちょっと出したいと思うのですが、この不況下におきます中小企業の状況というものはきわめて重大な局面を迎えておると私は思います。そこで、いろいろ言われておるわけですが、最近のこうした中小企業の倒産の状況、こうしたものについては、倒産原因等については、分析も政府においてはいろいろやっておられると思いますが、この中小企業の実態につきまして、中小企業庁初め通産行政がどのように対処しておるか、またその責任をどう考えておるか、根本的な態度において欠けておるものがある、私はこのように思うわけであります。  そこで、私は、この通産行……

第75回国会 商工委員会 第31号(1975/07/02、33期、公明党)

○近江委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております石油備蓄法案につき、反対の討論を行います。  反対の理由は、国民が石油の備蓄に対して強い不安を持っていることであります。それは石油の備蓄に伴って不測の災害を引き起こすことに対する不安であります。  石油が備蓄される場所につきましては、石油備蓄に直接関連する保安問題のみならず、付属設備並びにそれに連係する石油精製、送油施設、石油化学工業の立地等の問題がきわめて重要であります。しかるに、災害の発生、環境破壊を防止すべき基本的要件である環境影響事前評価すなわちアセスメントについては、その審査手続、ルールなどにつきましていまだ模索……

第75回国会 予算委員会 第17号(1975/02/20、33期、公明党)

○近江委員 昨年からの不況、そしてインフレの中で、中小企業また国民生活は、激浪の中で大変な厳しい状態に入っておるわけでございます。特に、最近の倒産件数等を見てまいりますと、戦後最高の記録を更新いたしておるわけでございます。特に中小企業の下請関係の場合を見てまいりますと、非常な発注の削減、そういうことによりまして、実質上もう仕事がないというような状態にもなってきておりますし、あるいはまた支払い条件等におきましても、非常に厳しい状態が起きておるわけでございます。そういう点におきまして、きょうは参考人の皆さん方に来ていただいておるわけでございますが、まず最初に中村さんから、最近のそうした下請中小企業……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1975/11/12、33期、公明党)

○近江委員 きょうは、非常に限られた時間でございますが、数点お伺いしたいと思います。  あしたは動燃問題にしぼりまして質問する予定になっております。詳しいことはあしたさらに質問したいと思いますが、この動燃におきましてプルトニウム測定中に作業員が事故を起こした。こういうことが発生しておるわけですが、科学技術庁の方から報告を聞きたいと思います。
【次の発言】 こうした事故につきましては、いわゆるこの作業の内容をよく教え、さらにどれだけそれに対して熟練していくか、こうした非常に基本的なことなんですね。こういうことによって事故が起きておる。これは管理が行き届いていない一つの証拠じゃないかと私は思います……

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1975/11/13、33期、公明党)

○近江委員 今日、再処理工場の建設という問題は、莫大な国費を使っておりますし、国民の関心も非常に高いわけであります。いままで、原子力行政の問題というものは、非常に数多くの事故が発生もいたしておりましたし、特に象徴的な「むつ」の件を見てまいりますと、非常に残念な姿であるわけであります。現在、「むつ」にいたしましても母港から追い立てを食いながら修理する場所すらない。また修理するにいたしましても、あと何年かかるかわからない。この間に投じたわれわれの国費また優秀な人材、こうした非常にむだなように思うわけであります。そういうことで、この再処理工場の問題にしても、「むつ」のようなそういう無惨な姿にはさせた……

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1975/11/19、33期、公明党)

○近江委員 きょうは宇宙開発の問題とその他数点お聞きしたいと思います。  まずお聞きしたいのは、Nロケット計画が五年間おくれたわけでございますが、その理由につきまして、要点をひとつ簡潔にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま局長御答弁になったわけでございますが、一つは計画の見直しという問題ですが、見直しということは、非常に言葉はいいわけですが、結局、この宇宙開発委員会の計画のおくれといいますか、そういうことが非常に大きなマイナスになって、五年間のおくれというものが出てきた、このように思うわけです。  それから、技術導入の問題でございますが、アメリカからの技術導入の点については、いわゆる困……

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1975/12/17、33期、公明党)

○近江委員 初めに、動燃の再処理工場の問題についてお伺いしたいと思います。  十二月の十三日、十四日にウラン溶液の漏れた事故がまた発生しておるわけであります。まず、この事故の起きた原因につきましてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この事件を見ますと、いわゆる硝酸ウラン溶液というのは、一リットル中約千グラムのウランを含んでおる。非常に濃度が高いわけですね。この配管は常時百二十度ぐらいに温めておかなければならない。しかし、バルブであるとかフランジなどの付近は非常にその点保温がむずかしいという点もあるわけですが、こういうことは当初からわかっているわけですよ。わかっていることを、二日も続けてこう……

第76回国会 商工委員会 第1号(1975/11/11、33期、公明党)

○近江委員 きょうは久しぶりの委員会でございまして、お聞きしたいことが非常にたくさんあるわけですが、限られた時間でございますので、何点かの問題についてお伺いしたいと思います。  まず、独占禁止法改正案の再提出の問題でございますが、いままで衆参本会議におきまして総理がいろいろ答弁なさっているわけでございますが、その中でこういうこともおっしゃっているのですね。参議院の審議に相当の曲折が予想され、他の案件審議に支障を来すので、自民党で再調整中、あるいは自民党の再調整がつくなら国会に提出する、あるいはいきなり再提出して緊急案件の審議に支障があってはならないと思うので、自民党内で再調整しておる、その結果……

第76回国会 商工委員会 第2号(1975/11/12、33期、公明党)

○近江委員 最近の通産省の行政指導というものは、各方面で非常にいろいろな批判を浴びておるわけであります。小松次官が、今後の景気対策との関連に触れまして、一連の行政介入は本来好ましくはないが、不況の実態から見てやむを得ない、あるいは現在の景気対策の補完策の検討と同時に、行政介入は問題があっても続けていく、こういうふうにおっしゃっておるわけですが、これに対しまして、公取委員会や学識経験者の間におきましては、価格つり上げのための行政介入は行き過ぎである、こうした非常に強い批判があるわけであります。通産大臣として、あなたはどのように思われますか。

第76回国会 商工委員会 第4号(1975/11/19、33期、公明党)

○近江委員 今回のこの法案が出されましたその背景としまして、第四次不況対策の一環として、現行の百五十万から二百五十万に引き上げるということにしておられるわけであります。そこで、この特別小口保険の対策企業者であるそうした小企業者の資金需要の実態というものにつきまして、中小企業庁としてはどのように把握をし、受けとめておられるか、まず長官からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま長官もおっしゃったように、今後資金需要はさらに増大してくる、しかも公債発行等のそうした条件もありまして、どうしてもこうした政府系あるいは保証協会、こうしたところに来るということが予想されるわけです。いままで相当この不況……

第76回国会 商工委員会 第5号(1975/12/05、33期、公明党)

○近江委員 高度成長から低成長に入ってまいりまして、経済計画というものも当然見直しをしなければならないわけであります。今年末までに新経済計画を出すということをおっしゃっておられたわけですが、長官は間違いなくお出しになるかどうか、またさらに、その基本的な考え方につきまして簡潔にお話しをいただきたいと思うわけです。
【次の発言】 五十一年度からいわゆる長期計画に従って経済運営を進めていかれるわけでございます。来年度予算は年内編成をするということもおっしゃうておるわけですが、これも間違いなく副総理として年内に編成されるかどうか。そうなってまいりますと、当然大蔵省を中心に各省も予算編成というものはもう……

第76回国会 商工委員会 第8号(1975/12/12、33期、公明党)

○近江委員 まず稲田長官にお伺いしたいと思います。  この間の委員会におきまして、いわゆる私鉄料金の値上げ問題につきまして、何とかもう一度閣議にかけて十三日からの値上げを食いとめることはできないかということを申し上げたわけですが、長官としては一応予定どおりさせてもらう、こういうことで、いよいよあすから値上げになるわけであります。平均二四・六%と、こういう不況、またインフレという中で、これは特に勤労者にとりまして大きな打撃になっておるわけでございます。そういうことで、あすからいよいよ上がることになったわけですが、私たちとしましては、国民生活に及ぼす影響を考えて非常に強い反対をし、長官にも再考をお……

第76回国会 商工委員会 第9号(1975/12/17、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に限られた時間で質問するわけですが、まず初めに、福田長官にお伺いしたいと思うわけです。  GNPの発表があったわけですが、二期連続プラス、七―九におきましては前月比一%増、こういう発表があったわけでございます。中身を見てみますと、非常に在庫増というものが反映をしておる。在庫が増加することによって、その拡大によってGNPを押し上げておる。こういう点からいきますと、経済の実勢の冷え込みという事実から見て、どうも理解がしがたいわけです。今回のこの数値を見ましても、これによりましてざっと〇・七在庫増によって押し上げておるということになっておるわけですが、そういう点におきましてG……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第14号(1976/07/08、33期、公明党)

○近江委員 昨日の藤原、またきょうの若狭、逮捕が続いておるわけでございますが、若狭の逮捕につきましては、国会におきます偽証あるいは外為法の違反、こうした容疑で逮捕されておるわけでございます。そこで、二月十六日の若狭証言におきましては、私は児玉の顔を見たことも、電話で声を聞いたこともない、このように証言しておるわけですが、若狭は、この東京近郊のゴルフ場であるとか赤坂の料亭で、たびたび児玉と接触していた、そういう事実が一部報道もされておるわけでございますが、捜査当局としてつかんでおられるのか。また、この事実も今回の若狭偽証逮捕の一因となったものであるのかどうか、この点についてお伺いしたいと思います……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第17号(1976/07/22、33期、公明党)

○近江委員 ジェット機騒音迷惑料、このように言われておりますが、特別着陸料の問題についてお伺いしたいと思います。  この特別着陸料につきましては、空港管理規則第十一条に基づく運輸大臣の設置、管理する公共用飛行場使用料に関する告示に基づきまして昭和五十年の九月一日から航空機騒音対策の財源措置としてジェット機の着陸一回ごとに使用者から国が徴収をしておるわけでございますが、この概要につきまして説明をいただきたいと思います。時間の関係がありますから、要点をひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 運輸省といたしまして、この特別着陸料の考え方につきましていままで基本的な文書を作成されたことはありませ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第19号(1976/07/29、33期、公明党)

○近江委員 けさの報道によりますと、日本に渡りました米資料におきまして、自民党の幹事長の中曽根氏、また橋本登美三郎氏、二階堂進氏、佐藤孝行氏の名前が挙げられておる、こういう報道がされているわけです。先ほど刑事局長は、こうした新聞報道につきまして、情報については関心を持っている、こういうお話でございましたが、報道されなくても関心をお持ちであったのではないでしょうか。
【次の発言】 今回のこの報道につきましては、非常に強い関心をお持ちですか。
【次の発言】 昨日、総理は、三木内閣の閣僚からもしも逮捕者が出たら良心に従って処置するというような趣旨の答弁をされたわけでございますが、法務大臣は、もしも三……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1976/05/12、33期、公明党)

○近江委員 初めに「むつ」問題についてちょっとお伺いしたいと思いますが、政府としましては、佐世保を修理港といたしまして正式要請をされたわけであります。その後、連絡事務所の設置であるとか、政府関係者が現地に乗り込んでおられるわけでございますが、現地におきましても非常に反対運動が高まってきております。こういう中におきまして、反対の輪というものがますます広がっておりますし、また声も高まってきておる、こういうふうにわれわれは見ておるわけでございますが、そうした反対の声も輪も拡大していく中で、政府といたしましては、あくまでもこの佐世保を修理港として要請をしていくお考えであるかどうか、その基本的な考え方、……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1976/05/19、33期、公明党)

○近江委員 きょうは参考人の皆さん方、非常に長時間まことに御苦労さまでございます。あと、私と民社党で終わりでございますので、もうしばらくがんばっていただきたいと思います。  先ほど、皆さん方をお招きするに当たりまして、お話があったわけでございますが、いままで国会におきまして、各委員会で参考人をお呼びいたしますが、このように八人の方をお呼びするということは、きわめてまれなことなんですね。大体は四、五人というところが多いのです。そういうことで、理事会等をしまして、非常に数が多い、時間のかげん、いろいろな話があったことは確かです。しかし、最終、全理事が喜んで八名の皆様方を参考人としてお招きをすると、……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1976/05/20、33期、公明党)

○近江委員 電気事業連合会、これは中部電力の社長が会長でございますが、この十九日に社長会をやりまして、核燃料サイクルに対する電力業界の考え方と基本方針を了承したということが伝えられておるわけでございます。この中で、ウラン精鉱、濃縮、再処理を民間の担当する分野として挙げておりまして、プルトニウムの保安体制、廃棄物の処理、処分は国の責任で行うということを決めておるわけです。これに対して、科学技術庁としてはどういう見解をお持ちですか。
【次の発言】 そうした常に懇談会待ちというようなことになるわけですが、政府自身としてはどういう主体的な考えを持っているのですか。

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1976/05/24、33期、公明党)

○近江委員 日本原子力船開発事業団法は時限立法であり、附則二条に「この法律は、昭和五十一年三月三十一日までに廃止するものとする。」とある。われわれは本法律は明らかに去る四月一日以降失効したものと考えます。よって、政府の解釈には強い疑義を持つものであります。  原子力船「むつ」は、昭和四十九年九月一日、放射線漏れを起こし、母港に帰れないまま五十日間太平洋上を漂流するという事故を起こしたわけですが、その原因は全くの偶然ではなく、起こるべくして起こったことがその後の調査結果で明らかになっているのであります。  先日の当委員会に参考人として出席した山川新二郎長崎造船大学教授も、原子炉を陸上実験でテスト……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1976/06/10、33期、公明党)

○近江委員 科学技術庁が先月の十九日で満二十周年を迎えたわけでございます。長官は初代の原子力局長ということもお聞きしております。現在、長官として文字どおり二十年間ともに歩んでこられた。そういう一つの歴史があるわけでございますが、正直に申し上げまして、非常に数多くの問題がいま山積いたしております。長官といたしまして、この二十年の今日、科学技術庁が歩んでまいりましたこの道を反省されて、どういう点を特に深く反省されているか、この点について、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 特に原子力問題におきます所感を非常にお述べになったように思うわけでございますが、科学技術行政というのは原子力だけじゃな……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1976/07/06、33期、公明党)

○近江委員 私は、きょうは限られた時間でございますので、主に二点についてお伺いしたいと思います。  一つは公聴会の問題であります。一つは「むつ」のいわゆる遮蔽改修の計画並びに実験につきまして非常に大きな疑惑点があります。こうした二つの問題につきまして主として御質問したい、このように考えております。  まず第一点の公聴会の問題でございますが、福島に続きまして新潟の公聴会につきまして地元県知事が断った、こういうようなことで新しい段階に立ち至ったわけでありますが、この問題につきまして、まず総括的に御報告をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 地元に非常に反対の声が強くて不測の事態を恐れた、こういう……

第77回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1976/08/25、33期、公明党)

○近江委員 私は、きょうは、主といたしまして地震の問題、時間がありましたら原子力の問題を質問したいと思っております。  きょうは、関係各省来ていただいておるわけでありますが、御承知のように、ことしに入りまして世界各地で地震が続発しております。主なものを拾ってみましても、二月のグアテマラ地震、これはマグニチュード七・五、死者二万二千人。五月には北イタリアの方で起きまして、マグニチュード六・五、死者九百人。同じく五月にソ連のウズベク地震におきましては、マグニチュード七・二。中国の雲南省地震、マグニチュード六・九、二回。それから、六月に入りまして西イリアン地震、マグニチュード七・一、死者三百五十人。……

第77回国会 商工委員会 第5号(1976/04/23、33期、公明党)

○近江委員 いよいよ今国会も残り一月と迫ってきたわけでございます。三木内閣は、かねて社会的な不公正を是正する、こういう中で、独占禁止法につきましては三木内閣誕生以来最大の公約といたしまして、目玉として今日まで掲げてこられたわけでございます。前々国会におきましては、衆議院におきまして五党修正一致いたしたわけでございますが、参議院で流れたわけであります。先国会におきましては、出す出すとおっしゃりながら、今国会に出したい、こういうことでいままで待ったわけでございまして、いよいよ今国会も残りあと一月、このように迫ってきたわけでございます。  現在、自民党さんの方ではいろいろと検討され、総務会も通過した……

第77回国会 商工委員会 第7号(1976/04/28、33期、公明党)

○近江委員 この五月五日からナイロビにおきましてUNCTADの第四回総会が開催される予定ということを聞いておるわけでございますが、今回の総会におきましては、かねてから懸案になっております一次産品対策につきまして何らかの具体的な方針が決定されるのではないか、このように思うわけでございます。  そこで、まずお聞きしたいのは、この総会の見通しと各国の総会への取り組み方、こういうものにつきまして政府としてはどういう認識をなさっておりますか。
【次の発言】 大臣がおっしゃいましたように、一次産品対策におきます総合計画、さらに具体策としましての共通基金の設置等が最大の問題点になるのじゃないか、このように思……

第77回国会 商工委員会 第8号(1976/05/07、33期、公明党)

○近江委員 きょうは参議院の総括質問ということで大臣が皆御出席じゃないわけでございますが、それぞれ各省の責任者、局長クラスがお見えになっておりますので、順次お伺いしたいと思います。  まず初めに、公取の熊田事務局長にお伺いしたいと思いますが、御承知のように、四月二十七日に独禁法が閣議決定されたわけであります。しかし、政府はまだ正式に提出をいたしておりません。前回、五党修正案が衆議院を通過したわけでございますが、参議院におきまして自民党の反対のためにつぶれたわけでございます。今回、その五党修正案が大幅に骨抜きをされまして閣議決定されたということになっておるわけであります。御承知のように、営業の一……

第77回国会 商工委員会 第11号(1976/05/14、33期、公明党)

○近江委員 この法案は十年間の特別措置ということにしておられるわけでありますが、十年間にした理由についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今回、電気料金の引き上げ問題が出ておるわけでございますが、いずれも出ております四社につきましては、三〇%台という非常に大幅な引き上げを図ろうといたしておるわけでございます。これについては、経営の収支が悪化してきたとか、設備や電源開発等非常に資本費の高騰がある、あるいはまた金利、配当等の負担増、こういういろいろな理由を述べておるわけでございますが、社債発行枠を倍にしていくということになってまいりますと、当然それに対する利子というようなことがありまして……

第77回国会 商工委員会 第12号(1976/05/18、33期、公明党)

○近江委員 私が質問の最後であります。非常に遅くなっておりますし、皆さんもお疲れかと思います。私も簡潔に聞きますから、御答弁も簡潔にひとつお答えをいただきたい、このように思います。  まず初めに、訪問販売及び通信販売について若干お伺いしたいと思っておりますが、第三条の訪問販売におきます氏名等の明示規定につきまして、明示方法をどのようにお考えになっているか、また、この規定を設けることによりどういうような効果が期待できるか、また、全国数多くのセールスマンに対しましてどう徹底させ、どう責任を持たせるかということにつきましてお伺いしたいと思います。

第77回国会 商工委員会 第14号(1976/05/21、33期、公明党)

○近江委員 最近の原油価格を見ておりますと、サウジアラビアあるいはクェート、イラン等が若干の値下げを実行しておるということを聞いておるわけでありますが、OPECの内部でも足並みの乱れというものが見られるように思うわけであります。この二十七日からバリ島におきましてOPECの総会が開かれるということを聞いておるわけですが、ここでは各国いろいろな考え方があるようでございますが、いまいろいろ観測されておる状況を判断しますと、五%ぐらい引き上げるのではないだろうかというような見方が行われておるように思うわけでございます。  そこで、政府としまして、最近のOPECの情勢、あるいはバリ島総会についてどういう……

第77回国会 商工委員会 第16号(1976/06/11、33期、公明党)

○近江委員 きょうの時点で経済の月例報告がされたようでございますが、現在におきます景気の見通しを長官としてはどういうようにお立てになっておりますか。
【次の発言】 着実に回復をたどっておる、こういうことでございますが、中小企業の倒産を見ておりますと月間一千台、これは依然として倒産がふえておるわけです。この点、非常にミクロという点におきましていろいろと問題があるのじゃないか、このように思うわけですが、中小企業庁長官としては、こうした経企庁長官の見通しにもかかわらず倒産がふえておるという状況に対して、どういう見方をしておりますか。
【次の発言】 中小企業庁といたしましてもそれなりの御努力をされてお……

第77回国会 商工委員会 第17号(1976/07/26、33期、公明党)

○近江委員 福田長官にお伺いしたいと思います。  景気はマクロ的には一応上向きに来ておるように思うわけでございます。しかし、最近の卸売物価等の状況を見ておりますと、消費者物価というものにつきましては非常に心配されるわけでございます。この点につきまして、最近の物価の状況について長官としてはどのように考えておられるか、景気との関連で所感をひとつお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 特に長官、最近のいわゆる卸売物価の上昇率の推移を見てまいりますと、六月も前月比で〇・五%の上昇を続けておるわけですね。昨年の七月以来、十二ヵ月上がり続けなんです。いろいろ理由はあろうかと思うわけですが、このままこの数……

第77回国会 商工委員会 第18号(1976/08/24、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、きょうは物価、通貨等の問題から入っていきたいと思っております。  まず、通貨の問題でちょっとお聞きしたいと思いますが、国際通貨情勢というものが再び波乱の様相を続けておるように思うわけでございます。最近の円相場は一ドル二百九十円を割るなど、円の対ドル為替レートというものは非常に強含みに推移しておることは御承知のとおりでございますが、今回の欧州諸国の通貨不安の状況及び為替市場における円相場の高騰原因について、政府としてはどういうように認識をなさっておりますか。また、現在の円高傾向というものは今後さらにまだ強まっていくものかどうか、政府のそうした為替政策における基本的な見解と……

第77回国会 予算委員会 第14号(1976/02/16、33期、公明党)

○近江委員 全日空のL一〇一一トライスターの購入につきましては、ロッキード社と児玉氏との間にはマーケッティングコンサルタント契約があることは御承知のとおりであります。その中におきまして、三機ないし六機の契約が成立しましたときは、受注と同時に十二億二千万円の歩合を児玉氏は手に入れることができることになっておるわけであります。これらの事実が米議会で公式に発表されたわけであります。全日空は四十八年一月十二日に六機の購入契約をいたしまして、児玉氏はそれに前後して、四十七年一月二十六日から四十七年十二月十九日までで、実に二十二回にわたって合計十一億七千二百万円をロッキード社から受け取ったという領収証が公……

第77回国会 予算委員会 第20号(1976/03/01、33期、公明党)

○近江委員 前回の委員会におきまして、私はこの田中・若狭会談につきましてお聞きしたわけでございますが、そのとき若狭さんは私に対しまして、田中氏を訪問したのは表敬訪問でしたということをおっしゃいましたね。そのとおりですか。
【次の発言】 その後あなたは記者会見をしまして、そのときに、田中さんからそうしたトライスターの話がなかったかと言われたので、私はなかった、私の方からは選定の経過等について報告した、こういうことをおっしゃっておるのですね。私はそういう聞き方はいたしておりませんよ。私は、ここに私の発言でございますが、議事録もございますから、そのとおり読んでみますと、「あなたが会われた日にちは十月……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、米側の資料の問題についてお伺いしたいと思います。  まず初めにお伺いいたしますが、二月の二十四日、三木親書がフォード大統領あてに送られたわけでございますが、このフォード大統領からの返書は大体いつごろになるのか。また昨日の報道によれば、米政府から、政府高官名を含むすべての資料が提供されるとのことであるわけですが、いつごろになると考えておられるのか、井出官房長官にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 しかし、少なくともここまで煮詰まってきておる段階でございますから、大体の感触は得ておられると思うのです。もう一度官房長官と外務大臣にお伺いしたいと思います。


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1976/10/13、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、地震の問題についてお伺いしたいと思っております。  萩原先生は、どの地域でどの程度のものが起きるかということはある程度予測はできる、ただし時期は非常にわかりにくい、こういうお話でございますが、いまわが国におきまして、先生として特に心配な地域、また、どの程度のものが起きそうであるかという点につきまして、ひとつお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 マグニチュード八、これはもう大変なクラスだと思います。房総沖とおっしゃいましたけれども、これは大体房総沖何キロぐらい沖になるのですか、中心点というのは。
【次の発言】 こうした二カ所の地点については、非常に空白があって心配で……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1976/10/14、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、原子力行政懇談会の答申についてお伺いしたいと思います。  この答申を見ますと、政府に対して明五十二年度からの完全実施を迫っておるわけでございますが、政府としましてこの答申に対する基本姿勢をひとつ簡潔にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 聞くところによりますと、自民党内におきましてこの答申に対して反対の意見が出ておるようでございますが、そういう点、政府としてはこの答申の実現のために具体的にどのように対処されるわけですか。
【次の発言】 そうすると、安全委員会の設置については政府としては自信があるわけですね。
【次の発言】 この答申で、原発設置の電調審決定の前に「環境審……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1976/10/20、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、この開発事業団法の附則第二条にあります「昭和五十一年三月三十一日までに廃止するものとする。」これは他の委員からも質問が出ておりますが、もう一度改めて内閣法制局の見解をお伺いしたいと思います。明確にお答えください。
【次の発言】 この原子力委員会の「原子力船懇談会報告」を見ますと、事業団法の改正につきまして「現在の事業団法は昭和五十一年三月三十一日をもって廃止されることとなっているが、前述の事業を遂行し得るよう同法に所要の改正を加えることが必要である。」これは裏を返しますと、これをやらなければ前述の事業が遂行できないということになりますね。こういうように、これは昭和五十年……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1976/10/21、33期、公明党)

○近江委員 私は、まず初めに、地震の問題についてお伺いしたいと思います。  十月の十五日に岩手県水沢市で開かれました日本測地学会におきます坪川文部省緯度観測所長の見解につきまして、文部省の方から簡潔にひとつお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 非常に簡単な報告なんですね。この坪川氏の見解によりますと、駿河湾地帯のいわゆる地震の可能性がない、また新たな地点を指摘されているわけですが、これにつきましては、科学技術庁はどういう判断をしておりますか。
【次の発言】 現在観測強化地域というのは東海、関東南部、それから特定観測地域というものがあるわけですね。一つは北海道東部、一つは秋田・山形西部、……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1976/10/27、33期、公明党)

○近江委員 まず初めに、二十四日、青森市での長官の原子力講演会の発言の問題についてお伺いしたいと思っております。  先ほど長官は、他の委員の質問に対しまして、本意でなかった、こうしたお話があったわけでございますが、少なくとも前田長官につきましては、本委員会でわれわれ同僚議員として長年やってまいりました。科学に対する理解、そうした点におきまして非常に深く理解しておる人である、このように思っておったわけですが、後で本意でなかったという訂正をなさったにしても、そういう考えを持っておられたのかなと非常に残念な思いがするわけであります。  それで、いわゆる「むつ」の事故、これは一体なぜ起きたかというよう……

第78回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1976/11/04、33期、公明党)

○近江委員 私は、公明党を代表いたしまして、政府提出の日本原子力船開発事業団法の一部改正案の継続審査に対しまして、反対の理由を申し述べるものであります。  本事業団法は、附則第二条に「この法律は、昭和五十一年三月三十一日までに廃止するものとする。」とありますように、明らかに時限立法であり、その期限からすでに半年以上過ぎている今日、本法がいまだに存続しているという根拠はきわめて乏しく、もはや失効したものであると考えるのであります。  さらに、再々指摘されますように、原子力船「むつ」の放射線漏れ事故は、政府自身の調査報告にもあるとおり、無責任な開発体制にその根本原因が認められるのであります。「むつ……

第78回国会 商工委員会 第2号(1976/10/08、33期、公明党)

○近江委員 このインドネシアのいわゆるLNG問題は非常に大きな問題になってきておるわけでございます。今日まで、戦後の賠償あるいは経済協力等の問題におきましてはとかくのうわさがあったわけでございまして、今回のこのLNGの問題につきましても、そうした疑惑が非常に指摘されておるわけであります。  まず初めにお伺いしたいと思うのですが、こういう民間ベースで話が進められておった。それが突如ナショナルプロジェクトに変更になる。確かに非常に大規模なプロジェクトであるということもわかるわけでございますが、その間のいきさつにつきまして簡潔に御報告をいただきたいと思います。

第78回国会 商工委員会 第6号(1976/10/19、33期、公明党)

○近江委員 現在この指定を予定しておられます業種につきましてはどういうものをお考えになっておられるか、まず初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これまでの事業転換というのは非常に暗いイメージというものが常につきまとっておったように思うわけでございます。その点、どういうふうに配慮をしていかれるわけですか。
【次の発言】 本法の趣旨からいきますと、いわゆる企業の自主的な転換、こういうことが本旨ではないかと思うのです。そういう点からいきますと、この中小企業者への指導に当たりまして、いたずらにこういう事業転換を促進して、そうした産業分野の縮小を招くことがないように十分配慮しなければならぬと思う……

第78回国会 商工委員会 第7号(1976/10/20、33期、公明党)

○近江委員 まず、給油所の経営実態というものにつきましてお聞きしたいと思うておりますが、このガソリンスタンドにつきましては、わが国のモータリゼーションの進展とともに昭和三十年ごろから急激に増加してきておるという報告を受けておるわけでございますが、昭和三十年ごろにはわずか二千足らずであったということを聞いておりますけれども、昨年十二月末現在では実に四万八千店という報告を聞いております。これは元売会社にとりましても、軽質油、特にガソリンが収益性の高い商品であるために熾烈な販売競争が展開されてきたためじゃないかと思うわけですが、こういう結果、約四百店を除きまして大多数が元売会社の系列店になっておると……


近江巳記夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
31期-32期-|33期|-34期-35期-37期-38期-39期-40期-41期

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各種会議発言一覧(衆議院33期)

近江巳記夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
31期-32期-|33期|-34期-35期-37期-38期-39期-40期-41期
第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1973/03/05、33期、公明党)

○近江分科員 きょうは非常に限られた時間でもございますので、大阪空港を中心とした騒音問題、また時間がありましたら新幹線の騒音等について、お聞きしたいと思っております。  環境庁では、四十六年十二月二十八日に運輸大臣あてに、環境保全上緊急を要する航空機騒音対策について勧告をなさったわけであります。ところが、こうした勧告というものが非常に守られておらないという問題があるわけであります。時間とかそういうことについては守られたところもあるわけでありますが、たとえば、発着回数等におきましては全然減っておらない。したがって、夜このように十時ということになったわけでありますが、結局便数がそのように変わってお……

第71回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1973/03/06、33期、公明党)

○近江分科員 今日、大手商社による土地の買い占め、また大企業による土地の買い占め等が行なわれておるわけでありますが、政府が非常に推進しております、全国各地に計画されておりますニュータウン、こういう地域がこういう大手商社等の買い占めによって、緑地帯といわれたところがそういうところに買い占めをされる。そして住民はコンクリート・ジャングルの中で環境を奪われて暮らさなければならない、そういう驚くべき実態があるわけであります。  私はきょうはその問題をお聞きしたいと思うのでありますが、まず初めにお聞きしたいのは、全国各地でこのニュータウン計画がなされ、具体化されておるわけですが、そもそもこういうニュータ……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1973/03/07、33期、公明党)

○近江分科員 今日、過密過疎の問題は非常に深刻な問題になっておるわけでございますが、特に私はきょうは人口急増地帯の問題等につきましてお伺いをしたいと思います。  まず初めに大臣にお伺いしたいことは、人口急増地帯に対する大臣のそうした認識といいますか、どういうようにこの人口急増地帯の問題についてお考えであるか、根本的な大臣のお考えをひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 そうした過密地帯の問題につきましては、与党、自民党の中でも、特に都市部出身の若手の議員が、このままではたいへんだということで、政府を突き上げておりますが、そのように今日非常にこれは大きな問題になってきておるわけです。  そこで……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1973/03/02、33期、公明党)

○近江分科員 非常に限られた時間でございますので、何点か御質問したいと思うわけですが、海外に在住しております邦人の帰国の問題についてお伺いしたい。特に在韓の邦人の帰国について初めにお伺いしたいと思います。  この在韓の邦人の中でも、困窮邦人の帰国について非常に事務手続がおくれておるし、また、これらの者に対する政府の施策が十分でない。端的にいいまして、一般に私たち耳にするのは、政府の態度が非常に冷たいじゃないか、こういう声が非常に強いわけであります。そこで、政府として、従来どのように措置をしてこられたのか、まずこれをお伺いしたいと思うのです。

第71回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1973/03/05、33期、公明党)

○近江分科員 今月の二日から閉鎖を続けております東京の外為市場再開の時期が当面の非常に大きな課題であると私は思うのですが、欧州の主要市場の再開の見通し等の問題もあろうかと思うのですが、大蔵大臣としてはこの市場再開の時期をいつごろにしたいとお考えでございますか。
【次の発言】 こうした為替市場の長期閉鎖という問題は、外国為替銀行あるいは輸出入関係貿易業者に与える影響というものが、特に不安感が高まっておりますし、不測の混乱が予想されると思うわけですが、政府としてはその点どのようにお考えでございますか。
【次の発言】 できるだけ早く開きたいということをおっしゃっているわけですが、そうしますと、欧州市……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、公明党)

○近江委員 去る十四日、山下通産事務次官が経団連会館におきまして、石油危機とその対策につきまして所見を明らかにしておられるわけであります。その中で、日本経済の崩壊的危機のおそれ、このように警告をされておるわけであります。今日のこのすさまじいインフレの状態の中で、さらにまたこの石油危機がかぶさってきたということで、まさに壊滅寸前という日本経済の状態でありますが、こういう現状を黙視することができないということで、事務レベルとしての立場での山下さんでありますが、そうした発言になったのじゃないかと思うわけです。いままで田中総理の発言等を見ておりますと、物価においても憂慮すべき状態であるとか、国民のそう……

第72回国会 商工委員会流通問題小委員会 第1号(1974/05/16、33期、公明党)

○近江小委員 この商品取引の問題は、国会でも非常に大きな論議を呼びまして、今回の答申案につきましては非常に注目をされておったわけであります。この中身をずっと見ますと、非常に全般的に的確にとらえておられるように私は思うわけであります。しかし、非常に抽象的であるということ、それから非常に表現も簡潔過ぎるというきらいもあるんじゃないか、もう少し具体的な指摘が必要ではなかったかな、このように思うわけですが、これについて近藤さんはどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 いろいろ事情があったと思うのですが、この答申におきましては、商品取引所そのものにつきまして「正常に機能する限りにおいては、自由主義……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1974/03/06、33期、公明党)

○近江分科員 二月の二十七日の大阪国際空港騒音訴訟の判決を契機に、環境庁としてもいろいろお考えになっていらっしゃると思うのですけれども、そうした問題について、まずお伺いしたいと思います。この大阪国際空港周辺におきます航空機によります騒音あるいは大気汚染などの公害につきまして、環境庁はどういう見解をお持ちか、それをお聞きしたいと思うのですが、この判決におきましても、非常に深刻な状態である、また園の行政というものが非常に立ちおくれているということは、指摘しておるわけですね。そういう意味におきまして、環境庁として、非常にひどいと思っていらっしゃるのか。あるいはこの大気汚染の問題にしましても、非常に窒……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/03/08、33期、公明党)

○近江分科員 きょうは非常に限られた時間でもございますので、私はナイキ問題について質問したいと思います。  防衛庁は、このナイキJの配備につきまして、全国的にいろいろと計画をなさっておられるわけでございますが、その中で第四高射群の各ナイキ基地の建設の進捗状況等につきまして、簡潔にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 あと二カ所物色中であるということをおっしゃっておられるわけですが、防衛庁としましては、従来から大阪の能勢町周辺にこのナイキ基地を置くんだ、こういう感触で今日まで当たってこられたように思うわけでありますが、それは一応白紙になった、こういうことですね。

第72回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1974/03/06、33期、公明党)

○近江分科員 最近のこのものすごいインフレ状態、物価狂乱の中で、公共公益施設の整備のそういう立ちおくれというものが非常に目立っておるわけであります。特に学校であるとか保育所であるとかまたそのための土地の先行取得の問題であるとか、そういうことで各地方自治体で非常に困難な問題にいま直面しておるわけであります。それで、総需要抑制ということはわかるわけでありますけれども、そういう締めつけというものが全く民間と同じレベルで行なわれておる、こういうことで校舎の建設も進まない。たいへんな問題が起きております。特に人口急増地域におきましては全くお手上げの状態である。校舎が建たないものですからプレハブにしなけれ……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、公明党)

○近江分科員 最近の物価狂乱の中で非常にいろいろな問題が起きておるわけでありますが、特に最近の学校給食の問題を見ますと、非常にいろいろな問題が出てきております。  それで私は、ここで一例を申し上げたいと思うのですが、これは大阪の豊中市の例でありますけれども、現在、一年生から三年生までは給食費が千百四十円です。それから四年生から六年生は千百八十円であります。それで、最近のこういう異常な物価高のために、どうしても値上げせざるを得ない、こういうことでこの四月一日から三四%アップしようという案があるわけであります。そうしますと、一年生から三年生については、三百八十八円アップいたしまして千五百二十八円、……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 商工委員会流通問題小委員会 第1号(1974/12/19、33期、公明党)

○近江小委員 まず初めに、繊維問題についてお聞きしたいと思うわけですが、昨年末の石油危機以来、戦後の混乱期を除きまして味わったことのない非常なインフレ、物価高騰、また今日においては、不況が押し寄せてきておるわけです。そういう中で、この繊維業界はいまたいへんな打撃を受けておるわけです。原因はいろいろあろうかと思います。外国からの輸入の急増あるいは在庫の急増、金融引き締め等々、いろいろな問題があろうかと思います。そういう繊維の非常にきびしい状況の中で、さらに地場産業一つ一つ見ていきますと、非常にその地域にとっては壊滅的な、そういう打撃を受けておるようなところが随所に出てきておるわけです。  特に私……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 地方行政委員会商工委員会災害対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/19、33期、公明党)

○近江委員 きょうは非常に限られた時間でございますので、簡単に要点を御答弁いただきたいと思います。  昭和四十八年に出光石油化学の爆発事故が起きまして、コンビナート災害が相次いで起こったわけであります。また、昨年の十二月におきましては、三菱石油の重油が大量に流出をいたしました。こうした重大事故が発生したわけであります。コンビナート防災に関する総合的、一元的な対策を樹立しなければならないということは、各方面から非常に強く要請されておったわけであります。この問題につきましては、商工委員会におきましても、私たち、この三月十八日にコンビナート防災の基本対策を早急に樹立する旨を決議をいたしたわけでありま……

第75回国会 内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/23、33期、公明党)

○近江委員 今回の科学技術庁設置法の一部を改正する法律でありますが、安全局を設置するという法律であります。しかし、いろいろと批判もありまして、安全局だけを設置して根本的なそうした原子力行政の見直しもやっておらない、そういう批判が非常に方々で聞かれるわけであります。  そこで、初めにお伺いしたいのは、いわゆる安全局設置までの経緯、また安全局を設置する意味ですね、時間のかげんもありますのでポイントを簡潔に御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 この原子力行政懇談会でその根本的な問題、それが出てきてからでは相当時間もかかる、とりあえず、そうした長官の気持ちもわからないではないわけです。 しかし……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、公明党)

○近江分科員 人間にとりまして水というものは最も大切なものであります。ましてや飲料水につきましては、直接人体に影響するものでありまして、一点のそういう汚れというものも許されるものではないと私は思うのです。日本の水というものは世界でも良質で、うまいという定評があるわけでございます。しかし現在では、自然破壊や工場廃液の流入などで海の水も川の水も非常に汚くなりつつあるわけであります。いまや自然の水の汚染だけにとどまらず、都会のビルの飲料水、つまりわれわれが直接口にする水も汚濁されつつあるという非常に危機に立たされておるわけであります。このことは、ビルの中で一日の大半を過ごすサラリーマンあるいは学校の……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1975/02/28、33期、公明党)

○近江分科員 きょうは非常に限られた時間でございますので、何点かにしぼってお伺いしたいと思っております。  まず初めにお伺いしたいことは、いま非常に社会問題になっておりますいわゆる企業の採用取り消しの問題でございますが、前途有望な青年の夢を打ち砕くような、そういう採用取り消し問題というものは、非常に私は大きな問題であろうと思います。非常に深刻な問題でございまして、文部省としても、全国のそうした大学あるいは短期大学、あるいはまた一部高校にもそうした問題が出ておりますが、どのように実数を把握なさっておられるか、まず初めにお伺いしたいと思います。


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 商工委員会流通問題小委員会 第1号(1976/08/10、33期、公明党)

○近江小委員 きょうは流通小委員会でございます。そういうことで、大規模小売店舗の問題に関しまして御質問を申し上げたい、このように思うわけでございます。  まず、初めにお伺いしたいことは、この大規模小売店舗の進出の問題であります。いろいろとマスコミ等にも報道されておりますが、たとえば熊本にダイエーが進出をする。これは熊木市でございますが、四万四千平方メートル。あるいは大阪の寝屋川に非常に大規模なダイエーの計画もあるというように、全国各地でそうした進出が計画されておるようでございます。そこで、全国各地におきまして適正規模をはるかに超える申請がされておるということを聞いておるわけですが、その現状の報……



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データ更新日:2023/02/05

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