高良とみ 参議院議員
2期国会発言一覧

高良とみ[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 4期
高良とみ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高良とみ参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

高良とみ[参]本会議発言(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 参議院本会議 第9号(1950/07/26、2期、緑風会)

○高良とみ君 本議員はこの際、義勇兵問題その他について緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 安全保障を要求する国民感情は、今日の緊迫している現状から私共の共に共通するところであります。然りと雖も、国民の精神的生命である憲法を改正して僅かの軍備をするということは、却つて危險を誘発し、且つ多量軍備の許可もなく、力もないわけでありますから、世界の輿論は日本の再軍備を許すものでは又ないのであります。否、むしろ世界各国の輿論は、新憲法に示した日本の決意に対し深い尊敬の念を以て、軍国主義日本は死し、世界史上独特な性格を持つた一員として、国際社会に今後画期的役割を果すものとして、生れ変つた日本民族……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第10号(1951/02/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 口に平和を唱えて、その実行には暴力革命を示唆しておる、我々の知つておる限りにおける共産党の欺瞞政策、偶平和主義には、(「違う」と呼ぶ者あり)私どもは再び騙されたくないという決心を持つておるのであります。(拍手)それと私の申す平和主義とは違うのであります。又他方、一吉田首相がしばしば言明されておりますように、軍備はしたくない、できない、求められてもしたくない、基地も貸したくない、憲法も財政も軍備を許さないという御信念には深く敬意を表するものでありまするが、又これにも失望させられたくないのであります。婦人たち、母の願いとして、実に切実な要望は、生命を産み、育て、はぐくむものが、戦争を……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第8号(1952/01/28、2期、緑風会)

○高良とみ君 吉田首相にお伺い申上げたいのは、講和條約及び安保條約審議の特別委員会に当りまして、たびたび、日本の再軍備は義務付けられないか、それでも求められたらどうするかということを伺つたときに、首相は繰返して、決して義務付けられない、若しも求められたら断わるとたびたび回答なすつたのであります。併し、御存じの通り、ダレス大使は最後の帰国に際して、日本の軍備は條約上の義務であるとステートメントを出しておられるのであります。そうしますると、今回の條約に当りまして、私ども国民としては、警察予備隊の形及びその漸増による国防の計画を持ち、又外国に向いましては、そのものが即ち再軍備になつておるのでありまし……

高良とみ[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

高良とみ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1950/08/01、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今飯島委員かしありましたように、引揚過去五ケ年の年次的な数字と、それから問題の残つておるところを加えられて何か。パンフレットのようなものを作られて国民に認識させると共に、やはり輿論を起すような方向に行つたら大変望ましいと思うのです。できれば現在引揚者の居住している住宅の写真のようなものを少しお入れになつて、経費のかからないものでいいんでありますが、そういうふうなものをお作りになる意思はないか、伺いたいと思うのです。
【次の発言】 作つておりますか。
【次の発言】 それを一つ委員会にお見せ願いたいと思います。
【次の発言】 それは外国語でできているのですか。

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1950/07/30、2期、緑風会)

○高良とみ君 男の方のけんかはこのくらいにして、我々は具体案に入りたいと思います。
【次の発言】 両方とも具体的であると思います。国内も国外も具体的に行かなければならんということは賛成するのであります。それで国内の未帰還者の調査の方法ですが、それを兼岩さんもう少し具体的に御提案になればいいと思います。もう一つラジオなんかでは随分行方不明の人を尋ねておるので、出征してから帰らんということが分つておればいいので、ひよつとしたら引揚援護庁で何村の何某がという人数の調査もできておるではないかと思います。それは国内における戰死者及び爆死者というものの外に、これを別にした調査ができるのじやないかと思います……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後2号(1950/08/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は少し違う観点からお伺いしたいのでありますが、過去の日本の国家の形態はそういうことであつたでしようと思いますが、それは暫く問わないとして、現在及び未来の問題があると思うのでその点のお考え方を伺いたいのです。別に福祉国家になるというような高い理想からではないのでありますが、例えば過去にもあつたことですが、外務省或いはその外商工省あたりの出張職員等がある。只今でも在外事務所というのがあつてそこに出掛けておりますが、それは公務員としてでありますけれども、その人の俸給によつて家族が生活している場合に在外にあります公館の職員の家族に対する手当というのは、従来外地で支給するから内地の者は内……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後4号(1950/11/13、2期、緑風会)

○高良とみ君 私のほうからもいずれ明細な調査報告書を提出いたしますつもりでありますが、概略を事務当局において調査されたものがガリ版にできておりますので御覧を願いたいと存じます。  これは一々読上げませんのでありますが、私の調査いたしましたものは山形県と秋田県でありまして、山形県は農地が七〇%もあるものでありますから、幸いに開拓に適する土地を選択されましたので、そこにおける入植状態が非常によく行つていると言うべきであると思うのであります。但し山の中でありまして、非常に困難な原始的な状態のところで、山を越え、谷を越えして渡つて行くところに、而も殆んど樺太の南方くらいの高さの、寒さのところに開拓家族……

第8回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後5号(1950/11/20、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三点お伺いします。在外公館というものの性格が、戰争前の在外公館と今日新しくできつつあります在外公館と、その責任上性格が違うと解釈してよいものかどうかということを、今日御出席の外務政務次官に一応御説明願いたい。
【次の発言】 重ねてお伺いしますが、そうしますとその当時存在しておつた国家の諸法律、殊に商法のようなものは、今日もそのままに行われておることでありますし、その後日本の政府が、今日占領下にあつて性格が変つたとは言え、やはり政府の機関であります限りは、責任においてはやはり政府を代表しておることに変りはないと思います。というのは私共今日在外公館の借入金の問題については、国会の……

第8回国会 文部委員会 第閉会後1号(1950/09/19、2期、緑風会)

○高良とみ君 明日の継続審査の中に、国宝保存委員会が発足しましたけれども、荷国際的に調べて参りましたもので至急を要するものがありますので、その方の係官の御出席を願つて来年度の国宝保存の予算の内容について検討して頂きたいと思います。それもどうぞ御通知置き願います。

第8回国会 文部委員会 第閉会後3号(1950/10/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 ちよつと今のところ分らなかつたのですが、起債とおつしやいましだが、大破は八〇%、中破以下は起債……。
【次の発言】 その大破の方が八〇%……。

第8回国会 文部委員会 第閉会後4号(1950/10/03、2期、緑風会)

○高良とみ君 認定講習のときの授業内容ですね、殊に一斉に各地で同じ講義をなすつたとすれば、何か筆記か何かございますのですか。講義内容、大学側がした講義の内容ですね、そういうものはお手に入りませんですか。或いはどこかでそれを取つていますか。

第8回国会 文部委員会 第閉会後7号(1950/10/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 この文化財保護委員会が御発足になりまして、国会における立法と共に非常に多方面なことを御期待申上げることが多いと思うのであります。併し余り初めから多方面にお亘りになるということに対して、今回の予算部面を拜見しましても、少しく憂慮するのでありますが、例えばこの埋沒しておりますような史蹟名勝天念記念物等を、いつかお話のございました皇室の御墳墓等に対し、或いはその他の地下文化に対して、これを余り急速に発掘調査するということが進められるということは、今日の社会状態から考えまして如何かと思われる点もあるのであります。多分これだけの予算ではそういうところまでは手がお届きにならないだろうと思うの……

第8回国会 文部委員会 第閉会後11号(1950/11/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 この問題につきましては、今までの教育基本法及び厚生方面からする特殊飲食業者法等がありますけれども、一応文部当局としてのこういう問題に対する基本的な今までの立法経過をお伺いしたいと思うのであります。それは私寡聞でございますけれども、学校を設置する場合に、特殊飲食店等のある地区へ建てることは禁じられておるけれども、すでに学校が設置されておる地区へそういう種類のものが建築されることに対しては法的根拠が薄いかのように仄聞するのであります。更にその方法として文教地区の指定ということの立法措置ができるということでありますが、それがどれだけの法的な、又警察的行政の権威を持つかということについて……

第8回国会 文部委員会 第閉会後13号(1950/11/18、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今文部大臣の御説明を伺いまして、御趣旨のあるところは分つたと思うのであります。ただ私共文部の委員といたしまして深く憂えておりますることは、大臣が心配しておられる教育のサークルにおいて、道義の高揚が足らないということは勿論でありまするけれども、それよりももう少し掘り下げて考えまするならば、私共明治大正以来の日本の文明の方向の間違つていたことを、今修正する時期にあるのでありまして、その点で国民各層の反省が不十分でありまするために、今日のような敗戰後五年を過ぎますれば、ますます沒落状態になつておるのであります。その点から大臣が深く思いをされまして、この講和を前にいたしまして、日本が世……

第8回国会 予算委員会 第閉会後1号(1950/10/05、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して伺いますが、この災害関係の費用でありますが、初めからの予算で不足したから五十一億足す、こういうのでありますが、それが今までの上半期で減つていたところに、キジア台風、ジエーン台風等が来たとなると、非常に今度は増加しなければならない枠が多いのですが、財政の内容をちよつと聞かして頂きまして、その中でどういうふうにそれを分配なさるか、殊に緊急な災害対策の用途の内容を今度見せて頂きたいと思いますが、如何でございましようか。
【次の発言】 そうしますと、本年の年度末までの災害費を全部幾らと見てよろしいのですか。この五十一億加えますと、前のと全部加えて幾らになりますか。あと幾ら残つてお……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 一、二御質問があるのです。よろしうございますか。
【次の発言】 この表にもありますが、この終戰処理費のもう一つの方をざつと御説明頂くといいのですが、それと共にここにさつきあつた一般会計歳出の方の賠償施設処理費が昨年度は一〇%、本年度は四三%出ているということ、及びその次の解除物件処理費が本年度は五五%出ているということは、この解除及び賠償施設の処理が進捗しておるということの説明なのでありましようかということを伺いたい。  もう一つ、これは産業経済費というのがありまして、昨年は三八%出て本年は二〇%であるということは、昨年度上半期において中小企業その他の産業方面への補助費といいます……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/29、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほど御説明の中に、七億二千七百万円と、決して、というお言葉がありましたが、決してということは、その項目は取除いてしまつて、その項目は頭を出さないで、その交付金の中に混ぜ込まれて、それが入らなかつたというふうに解釈してよろしいか。もう一つの点は、只今御説明によりますと、地方で不足の分は起債をしてよろしいということのようでありますが、そうすると地方ですでに拂いました昨年度教員手当、年末手当等の不足額は、起債によつてもよいというようになつておりますかどうか、その二つを……。
【次の発言】 起債の点は。
【次の発言】 そうしますと、先ほどおつしやつた昨年度ですでに配付済の七億二千七百万……

第9回国会 文部委員会 第3号(1950/12/01、2期、緑風会)

○高良とみ君 尤もな御意見でありますけれども、私は文部大臣及び野村地方財政委員長にもお伺いして確めて置きたいことがありますから、岡野さんのおいでになるまでこのままで一つ質問を許して頂きたいと思います。
【次の発言】 私は他の問題でという意味ではなく、野村委員長の出された政府に対する勧告書の内容を検討した結果、お伺いして確めて置きたいと思いますことがあります。ですからこの問題をやはり継続して、若しほかの問題をお出しになるかたがあつたらそれを含めてやつたらいいと思います。
【次の発言】 本委員会には提出がないのでありますが、地方財政委員長として野村さんが提出されたものを逐次検討して見たのであります……

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、緑風会)

○高良とみ君 加藤さんとおつしやいますか、鉄のことについてお伺いしたいのでありますが、そういうことは私どもよく知らないのでありますけれども、先ほどドイツの製鉄の復興のお話がございまして、日本とは鉄の資源が違うのでありますけれども、最近東南アジア地区におけるドイツ鉄製品の進出のめざましいことは御存じの通りであります。それに対するドイツ政府の補助金が三〇%ぐらいまでもあるというような情報を得ておるのでありまして、そんな点から日本の製品が新らしく復興いたしました東南地区へ出ます場合に、そういう補助金がなければ國際市場において競争ができないという声もあるのでありますが、併し只今のお話では少しくらいの補……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は今の文部委員長の臨時申入れに対する只今の大蔵省の御答弁について確めておきたいのであります。物件費の節約額を半分にしておいたから、その中からこの七億二千七百万円を支拂うように希望しておると言われておつたかと思うのでありますが、それは建前が違うように私どもは了承するのであります。国の債務でありまして、地方公共団体に拂うべき債務なんでありまして、この前の予算内示のときには文部省所管としてちやんと別項に挙げておつたものが忽然として姿を消したのでありまして、これを地方交付金の中に含めているつもりであると言い逃れ、或いはそういう含みであるとか、そういう精神であるとかいうことを今まで大蔵大……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後3号(1951/07/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 これは一つオフ・レコードにして頂いて記録なしにして頂きたいと思います。

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1951/02/10、2期、緑風会)

○高良とみ君 これは理事等において委員長と原案をお作りになつたのでございますか。
【次の発言】 一つだけ御意見を伺いたいのは、もう虚心坦懐に読んで見て、ここの三項の五行目のところはちよつとどぎつい表現かと思います。「この国際連合総会の決定が捕虜問題を平和的に解決する最後の途である」というところですが、「平和的」とここに入れておるが、それでは平和的でない解決法があるのかしらという論理的の疑問が出る。これをむしろ「捕虜問題を解決する平和的最後の途である」とするか、或いはちよつと平和的というのをのけて考えて見たときに、更に趣旨がこんぐらからないのではないかと思います。「この国際連合総会の決定が捕虜問……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後4号(1951/07/28、2期、緑風会)

○高良とみ君 今回の御発表は一に私ども委員会一同にとつて青天の霹靂のようなものであつたことは、諸委員からの御発表のあつた通りであります。  併し政府が誠意を以てこの数字を鋭意努力の上発表されたことを我々は信じたいと思います。その時期及び方法等については幾多疑問を持つものでありますが、二、三の点について外務省及び厚生省にお伺いして、この善後処置をすぐにして行くことが日本のためになると思うのであります。  一つは昨年国連に倭島局長その他が行かれたときに発表された数字と、今度の数字との間における開きについて外務省はどういうふうに考えておられるか、お伺いしたいのであります。  その当時の発表は調査の途……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/02/26、2期、緑風会)

○高良とみ君 最近在外事務所が大分海外にできております。殊にスエーデンに有方なものもありますから、それとパリー、ロンドン、ロンドンにはまだ大きなものはありませんが、パリーからロンドン、フランス、イタリアの調査もできると思います。その点で只今決議いたしましたものをただ西ドイツだけに限らずに、在外中務所のある所へそういう公文書を通して調査方を依頼して、それがこちらの国会の進行工合もありますから、或る期間を限つていつまでに資料を取つてもらいたいということを添えて頂いたら大変いいと思うのであります。アメリカも勿論これに加えてアメリカ、インドなどにも在外事務所がありますから、そういう所も加えて頂けば非常……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1951/03/28、2期、緑風会)

○高良とみ君 私はこの文章はよくできていると思うのでありますし、力強い表現は賛成であります。ただ一、二できたら修正して置いたほうが文章としてよりいいんじやないかと思うのです。  修正の第一点は、二項目の三行目の「義務の強制に基く戦没者の遺族及び未帰還者留守家族の悲況」というところが非常に長いので、こういうふうに直したらどうかと考えるのであります。それは「国家義務に斃れた戦没者の遺族」、そうすると未帰還者にかかるとすれば、「国家義務に従事した戦歿者の遺族及び未帰還者」そのどちらかにするということが一つ。  第二の点はおしまいから四行目の「新たなる見地から国家補償を断乎として早急に確立実施すること……

第10回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第12号(1951/06/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今の石川委員からの御質問を私も一応確めて置きたいのでありますが、それは社会保障に関する審議会ができておる場合のように、戦傷病者及び遺家族に戦争犠牲者に対する補償を、或いは扶助を如何にやるべきかということを審議する審議会を設置する案と了承いたしてよろしいわけでありましようか。
【次の発言】 更にお伺いいたしますが、私ども報告を委員長の御熱心なる御努力の結果伺つておりまするところによりますると、関係方面におきましては、過去の戦争における犠牲者の処置に関する覚書がございまするけれども、すでに戦敗後、占領下に四、五年以上もたちました今日、日本の国際的地位も変り、又この国内の状態もだんだ……

第10回国会 文部委員会 第2号(1950/12/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は予算関係の実績の中から、試験制度、試験と採点のやり方をどういうふうに全国の中等学校でやつておられるかを伺いたいのです。聞くところによりますと、従来のような点数の取り方、曾つてのようなものでなく、最近の傾向を伺うのですが、一つのクラスを統計学的な分類をいたしまして、真中の五十人、五〇%を零点の標準にして、それよりも上のパーセントをプラス一、プラス二というふうに分類して、又それ以下の者をマイナス一、マイナス二のクラスにして、そういうような採点方法を小学校から出学校の済むまでやるような指示が與えられておるのであるかどうか。それによる教員等の訓練が統計学的の基礎を持つておるか。そうし……

第10回国会 文部委員会 第閉会後4号(1951/07/23、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどお話の出ておつた水産学校の環境整備の問題もやはり取上げて頂くことが大切だと思います。これは行政官庁間の問題であると同時に、やはり予算にも関係いたしまするので、若し小委員会等を設置の場合は、これをも含めた小委員会をお作りになつたら如何かと思います。

第10回国会 文部委員会 第26号(1951/03/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 私はこの規定の内容、趣旨等に多少疑問もあるのですけれども、礼拝の施設というものを特に持たない宗派がありますね。そういうものは普通の場所でも礼拝をしているのですね。例えば附属の学校があつて、その附属の体操場が礼拝堂になつているというところもあります。別になんにもない。そこが都合が悪ければほかの教室へ行つてする、或いは森の中……。そういう場合でもやはり礼拝の施設を要求なさるのでしようか。
【次の発言】 もう少し、例えば具状的に申上げれば、宗教活動としての範囲はいろいろあると思うのでありますが、例としてはメノナイト或いはクエーカーのような非常な単純な礼拝力むしろ特によしとしている団体が……

第10回国会 文部委員会 第28号(1951/03/27、2期、緑風会)

○高良とみ君 この御趣旨は、只今梅原委員がおつしやつたことに対しては、私は非常な敬意を表するものでありますが、その点は曾つて衆参両院で宗教教育の尊重の決議がとられました当時から私ども考えておりましたことでありまして、どうしても最近までの教育改革及び日本の戦後の社会情勢を深く思いまするものは、すべて信念のある国民がいつ育成されるだろうということであります。即ちこれは政教分離の論理から行きまして、国家の教育機関はこれに参加できないと言いますけれども、先ほどお話の、御答弁にございました通り、情操、宗教情操育成については、ただ社会教育の面だけでなく私どもの手許で兒童、学生に食物として與えておりますとこ……

第10回国会 文部委員会 第30号(1951/03/29、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今のこういう年金に対する税金のことについて大蔵省を煩わしたいと思つたのでありますが……、それに関連してお伺いしたいのですが、今後とも賞金及び年金等に対しては、国が出すものについても税金を取るということになりますと、実例を申しますれば、湯川さんのノーベル賞金を得たというような場合、これは額が非常に大きな場合は殆んど手取りがなくなつてしまうというような形になるかと考えられますが、それについてお聞かせ下さい。

第10回国会 文部委員会 第35号(1951/05/17、2期、緑風会)

○高良とみ君 私は公立大学の性格についてお尋ねしたいのでありますが、柴田参考人がお帰りになりましたので、寺澤参考人にお尋ねしたいのであります。この公立大学の行き方が、将来国立大学とは違う性格のものになつて行く可能性が非常に多いのでありまして、そうでなければ又公立大学の特色を発揮しないと思うのでありますが、殊にこの法案に出ておりまする学生の定員、或いは授業料その他のやり方について、学校の、これは公立大学の実情をもう少し把握したいのでありますが、それについて、この法案を離れるかも知れませんが、どんなふうに御校の教授会等においてはお考えになつておられるか、又それに対する地方設立者との関係においてどう……

第10回国会 文部委員会 第36号(1951/05/18、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三疑義がありまするので、発案者のほうにお伺いして置いたほうが、今日で質問を打切りかと思いますので伺いますが、今回のこの法案の中の実業界、産業界との協力を促進するという点について、この間文部大臣の御答弁の中に、学校で機械等を設備しても、これを使用する期間が短いし、共同でも設備ができないような場合には、産業の現場へ生徒を引率して、そこを以て実習の場に充てるということも可能ではないか。或いはよくはないかというお話があつたのでありまして、そういうことを発案者はお考えになつておられるかどうか伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 そういう御趣旨は多少了解し得るのでありますが、産業界或……

第10回国会 文部委員会 第37号(1951/05/21、2期、緑風会)

○高良とみ君 大臣が御苦心の、職業教育の振興を図りたいという御気持はよくわかるのでございますが、実態から見ますと、農業、水産、工業、商業、その他の方面では、教育に属すると思われる面まで随分近来発展して来ておるのであります。その点から言いまして、予算をお取りになりまする場合にも、農業教育の完成のために、農林省の予算の枠内から、というと語弊がありますが、農林省或いは通産省その他の方面からも、十分な協力をお得になる御努力を今までなさつたと思いますが、今後は特に職業教育に関しては、それなくしては非常に困難が多いと思うのであります。而も国の要請におきましては、食糧の増産も、水産の振興も、工業の発展も、勿……

第10回国会 予算委員会 第閉会後1号(1951/08/15、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどちよつと御言明がありました本委員会としての、アメリカに行かれる視察団の視察委員のことでありますが、それは私どもの会派におきましても了承していない点があるのです。簡單でよろしうございますが、御趣旨を伺えば会派に持ち帰つて報告いたしたいと思いますが。

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 議事進行について……。先ほどから私は関連して質問を申上げておるのでありますが、突然終戰処理のほうに行つてしまつて、然も終戰処理費関係のほうは用意がなくおいでのようでありますが、調達庁は又明日来るというわけに行きませんから、その点関連質問のほうを先にやつて頂きたいと思いますが、どうでしよう。
【次の発言】 ちよつと議事進行についてでありますが、もう時間も遅くなりまして、明日は安本長官その他本日進行しなかつたものについての責任ある御出席を得て、更に進行することを提案いたしたいと思います。
【次の発言】 つきましては明日は土曜日でありますから、午後に亙らないように午前十時から委員会を開……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、緑風会)

○高良とみ君 物価問題について安本長官の、大臣の御所見を伺いたいのであります。物価が非常に上つて来ておりますことは、昨日物価庁のかたがたから二、三のものについて極めて楽観的な御説明がありまして、石鹸とかその他二三のものという程度でございましたが、私ども生活面に触れておりますものにとりましては、およそ上つておらない物価はない、まあ主食が上つたばかりでなく、副食物、味噌、醤油を初めとして、又木材によるところの住宅及び鍋、釜に至りまするまでこの統計に、内閣及び日銀等の統計に現われておりまするものよりも、もつとひしひしと消費者はこれを感じておるわけであります。衣料については申すまでもないことであります……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどお話のありました二十六年度予算の二つの経済の見通しと言われましたうちの一つの、十月物価を基にしておるということ、第二点の国際状況、殊に日米経済提携の面をどういうふうに考えておられるかをもう少し伺いたいのであります。殊に二十六年度予算というものは、こういう形でやつておりますけれども、例えばこの六月、七月頃までの間に日米提携において二十四億ドルというような、或いはもつと大きなものが入つて来ました場合に、それは日本国内の物価に直接関係せずに事業が営まれるとも考えられますけれども、実際労賃その他の面でこれは相当インフレの要因になるのではないかというふうに考えられるのであります。その……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/03/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほどお話の中に、地方の中小企業者が国民金融金庫を利用するのに不便があるようなお話があつたのでありますが、その意味がどういう点であるのであるか。政府が国民に出しましたものによりますと、やはり東京、大阪、名古屋、兵庫、福岡、山口等が相当出ております。北海道も随分出ておるようですが、どういうところに困難があるのでありますか。
【次の発言】 ここに出ておる表によりますと、富山県なども貸出しを受けておるようでありますが、そういうふうにしまして地方へいろいろな中央の仕事を持つて行きますと、それだけ又地方に向う費用が要るわけでありまして、そういう点で、現在の機構を余り費用をかけずに国民金融金……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 一民間人として一万田総裁がアメリカを見ておいでなつたという御趣旨に非常に共鳴いたすのでありますが、一つ率直に国内の融和を阻害しないという御見識の点を伺いたいのでありますが、一体アメリカの財界にお立寄になりまして、曾ての日本のようでなく、日本の財力或いは日本の経済的国力というものが、曾つての日本の二円が一ドルであつたというようなことはなく、非常に下つておるということを御痛感になつただろうと思うのであます。その点で、私ども国民としても過去の戰争の破壊を思うのであますが、その点日本は今日戰後五年の復活を以てしましても、よほど世界各国の財力からいつて低いところにあるというふうに御覧になつ……

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 予算の全般を拝見いたしまして、二、三御質問申上げたい点があるのであります。順序はいろいろありますが、先ず私ども心を痛めますことは、過去の戦争の跡始末のことでありまして、今日でも依然として白衣をまとつた片輪の人たちが街頭に、或いは車中に金を求めて歩いているのは、その実情から申しますると、末端におきましては傷病恩給等が僅かでございまして、高々三千円程度のものがその人たちの手に入る。而も両脚を失いました者が、その補償といたしまして二百八十円の年額の支給を得るのであります。両眼を失いました者が三百二十円の年間の補償を得るのでありますが、これは恩給から差引かれ、又生活保護等を受けます場合に……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1951/10/19、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今新らしい委員長の下にいろいろ御計画があると存じますが、今回の補正予算には調査費だけが出ておりますために、遺族関係において、具体的な予算措置が早くなされなければならないという声が非常に強いように思われますので、それについて十分、調査費も御尤もでありますけれども、遺族関係において今回の講和の結果として、一面には引揚が不可能になるのではないかという憂慮もあります。又この予算措置においても、いろいろな希望があると思いますので、十分考慮すべきだと思うのであります。特に私この実情を審かにいたしませんが、傷痍者が断食をして何か要望を持つておるように伺うのでありますが、それに対して本委員会と……

第12回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1951/11/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 私ほかの委員会に行つておりましたために大変失礼しておりますが、すでにお話があつたかと思いますが、二つばかり特に一般的なことについて御意見を伺つておくと大変参考でありまして、その一つは、昭和二十四年の外務省調査におきまして、今回の予算が不足であるから打切るというような意味は全然ないという当局の答えがありまして、今回は五万円で打切つても将来国の予算が増して行つたときに、逐次決算して行くという考えも政府にその頃あつたと思うのでありますが、それにつきましては在外資産をお貸しになりましたかたがたが、今回の予算においてはそれも止むを得ない、併し国の富が増して来たときには逐次払つてもらいたい、……

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/12、2期、緑風会)

○高良とみ君 私はこのほかのほうの予算委員会に出ております関係上、ほかのほうを伺うのであります。日教組の証人のかたがた、財政部長のかたに二、三資料を提供して頂くことも希望したい。それは予算委員会等でもいろいろな意見が出ておりまして、今日こういう財政事情の上から行きまして地方公務員の俸給が中央の公務員より本給において多いというような意見さえもこの間打ち出ておつたので、そうでないという証言、証言というよりもそういう議論も又地方財政に詳しいかたがたからも出ておつたのです。その辺にちよつと中央におきましても大分混乱した考え方があるのではないか。その方面としては中央官庁におきましてはいろいろな調査費とか……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/20、2期、緑風会)

○高良とみ君 大臣が終戦後の思想に御心配になることは私どもも誠に同感でございますが、そうかといつて、それのよつて来るところは、日本の今までの教育が非常に抽象的、概念的であつて、道徳上の考えなど概念に終つてしまつて、骨だらけのごつごつした、そうして実践の伴わないものになつておるところに今日の問題があるのではないかと思うのであります。で、この実践要領或いはこういう御趣旨というものを伺いまして、苦慮なさるところはよくわかりますが、私どもとしてはどうか一つ肉付けのある、そうして生きた国民の本当の栄養になるような、人間天野としての御体験から溢れたものをお書きになつて頂きますと、青年層にいたしましても、婦……

第12回国会 文部委員会 第12号(1951/11/22、2期、緑風会)

○高良とみ君 私も全貌はよく呑み込めないのでありますが、学童へ金を返すと言いますが、学童がその輸送費、加工費を払つたのは、幾らかずつ払つて集めたのですが、その生徒の中にはもう卒業していない人もあるというふうに考えますが、どんなふうに学童に還元する御意思があるのかどうか。学校施設に返されるのか、一体どういうふうになさるおつもりであるかわからないのですが……。
【次の発言】 これは先ほどから高田委員から御質問が出ておりますが、その大豆粕なんかの単価がわからない、価格がわからないということは、急速にやつて行けばもうわかる時期ではないかと思いますが、それがどうして今に至るまで検察当局の手に入つていなが……

第12回国会 文部委員会 第13号(1951/11/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 今までの教育が六三制の非常な急速な整備のために殆んどそちらのほうに力が入つておりましたのに対しまして、漸く建設的なこういう文化的な方面に整備がされることは私ども発議者に対しまして敬意を表すると共に誠に喜ばしいことと思うのであります。ただこの博物館法ができ、これが整備して行きまするときに二、三、先ほどお話の通り社会教育審議会というようなものの中に、基本的なこういう面がどう扱われておるかということを伺いたいのであります。それはここにあります通り、第三條の中にあります通り「実生活の向上に資し、」「土地の事情を考慮し」と書いてありますが、従来の博物館というと、如何にも古くなつたものを博物……

第12回国会 文部委員会 第14号(1951/11/26、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連しますが、権威の点は、権威は持つてもこれを守らなければ何にもならないのでありましてその点はもう一遍お答え願いたい。特に野口委員からは、先ほどもこれからあるべき民主社会の自主的、自発的人間等は社会自体から明確に集積され又生み出されて来るものと考えるという発生的なお考えがあつたのです。そういう点から行きますると、徳目の羅列、或いはもうきめられた一つの哲学的抽象前提があるということは、そういうふうにみずからの中から悩みつつ、新らしい解決を出そうとして来る教育界或いは社会の道徳性の発達にプラスになるかマイナスになるか。むしろ障碍になるというふうに考えられ得る点があるかないか、その点を……

第12回国会 予算委員会 第1号(1951/10/17、2期、緑風会)

○高良とみ君 第一班の経過報告を申上げます。  本班は安井、堀木、高良の三議員と専門員長谷川喜作君外一名を以て構成し、第一回派遣議員団の視察と重複を避けて、北海道における主要都市、町村の財政事情その他を調査しました。以下その結果について問題点を中心に概要を御報告申上げます。  本班が直接調査の対象としました箇所は、網走、釧路、空知の三支庁、小樽、網走、釧路の三市、美幌、伊達の両町、他に美幌の警察予備隊と室蘭の富士鉄輪西工場などを視察しました。上記箇所を視察調査するに当り、道内全般の事情を知るために、先ず道庁において市町村の財政事情一般及び北海道開発計画の進展状況の説明を聴取しましたが、その詳細……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して。まだほかの援護の問題がたくさんありますけれども橋本大臣にお伺いしたいのは、先ほどのお言葉で中支方面に残つております同胞の救出のためには、あらゆる手を、公の手を通じ、又民間、或いは形式的でも非形式的でも盡したいということを承わつて大変力強く思つたのでございますが、この講和を契機としてアジア各地におります同胞は切に内地からの援護の救出の手を待つておることは、万々御承知のはずだと思います。つきましてはそれだけ予算もございますし、東南諸国の好意が日本に対してあります今日、もう少し間接的な方法を通してでも、同胞のために手をお差延べになる方法があり、又それをなさる御意思があるかどう……

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して。先ほどの気象の問題を……。
【次の発言】 二、三分……。
【次の発言】 これは先ほどのルース台風の警報のことでありますが、一つ肝腎なことが御報告にない。或いは大臣その他のかたが拔かしていらつしやるのじやないかと思う。  如何に気象のほうをよくなさいましても、小型船舶等におきましてはこれを受取る施設を持つていないぐらいどん底生活をしておるのであります。瀬戸内海においては殊にそういう状態でありますし、鹿児島地方においてもそういう報告をたくさん受ける。現地にいて数千の船舶が沈沒したのでありますが、そのくらい貧しい設備のないところにおきまして、先ほど東支那海の話もありましたが、……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 文部委員会 第3号(1952/02/07、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ず逐次伺いたいのですが、この六・三制校舎建築物整備について、本年度の予算が不十分であるということは、この前説明があつたのでありますが、初め要求した三十九万坪ですか、これの県別資料でございますね、どういうところでどれだけ足らなくなつているか、それからその十五万坪不足になつた結果、これは鉄筋コンクリートにするということもありましようけれども、その結果どういう地区にどれだけ予定した六・三の完遂ができなくなるかということを資料として御提出願いたいのであります。殊に僻陣地方面における六・三制の予定しておつてできない所から大分困難な事情が出て来るのではないかと考えられますが、それはどういう……

第13回国会 文部委員会 第9号(1952/02/22、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連して、お答え頂く前に、私もちよつと同じようなことを……。私もこの問題は非常に教育ばかりでなく、日本の社会のために憂うべうことだと思うのであります。遺憾に思いまする点は、学生諸君にしても何にしても、どういう事情があつたか知りませんが、学内の秩序を守るためか或いはそういう忍び込んだ人を整理するつもりか知りませんが、暴力を使うということの惡をもつと教えて頂きたいと思うのです。それがあるから片方もやるし、又片一方がスパイ的に入ることもよくないと思う、検挙するときに又学校当局を無視して、そこに学長もあるし、各部長もあるでしようし、それに相談せずにいきなり、そういうものを予定していたよう……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/02/28、2期、緑風会)

○高良とみ君 瀧尾さんのおられる間に伺いたいのです。三点……。第一点は先ほど御説明があつた整地計画が、一旦杭打を中止したあとに大蔵、文部、都で会合したときに、われわれ都の当局者は列席しただけであつて、その協定には参加しておらないというお口振りがありましたが、果してそういう責任はとつておられないのでありますか。同じこちらのほかのほうを見ますと、確かに協議の上、それまでは全然学校その他に連絡なく都で以て遂行したものを、今度は大蔵省、文部、都の立会の上で協議して、あとは大蔵、文部で使うというような協定ができていると思いますが、先ほどのお口振りですと、それには列席しただけであつて、この決定には参画して……

第13回国会 文部委員会 第13号(1952/03/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三の点をお伺いしたいのです。すでに御質問のあつた点もあるかと思うのでありますが、行政取極めのしばしば言つておりますように、若し講和條約が四月から発効した場合には、その所有者と改めて借用等の契約をする。勿論それには今の岡崎大臣とラスク特使との間の書簡の取交しがございますから、九十日たち、或いはそれ以後でも残ることはありましようけれども、講和條約が発効しました場合には、今までの接収という形は一応解除すると民間では考えておるのでございます。この点に間違いはございませんでしようか、お伺いいたします。
【次の発言】 占領中には四十七校の接収の場合におきまして、所有者は政府の要求に応じて……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、緑風会)

○高良とみ君 議事進行に当りまして、一言只今の証人の御発言に対して確めておきたいことがあるのであります。それはこの前に文部と法務との合同審査のときに我々が伺つたことは、真実に基いて良心に従つて証言して頂いたと思つて伺つたのでありますが、その後仄聞するところによりますると、法務委員会におきまして、それらの証言をお取り消しになつたかたがあるやに承知いたすのであります。そうしますと、今日おつしやつておられることがどれだけ真実であるか、我々はどれだけの信頼度が置けるかわからないのでありまして、果して法務委員会において証言をお取消しになつた点がありまするならば、あの際に了承いたしました証書に対して、訂正……

第13回国会 予算委員会 第4号(1952/02/09、2期、緑風会)

○高良とみ君 その「止むを得ないと存じますが」と言いますのはどういう意味ですか。全面的に止むを得ないと存じますがというふうに聞えるのでありますが、止むを得ない場合にはというならばまだいいのですが、どの項目においても、どういう場合にも止むを得ないと存じますがというふうに聞えるのですが、それが全体のあとの期限、金額全部止むを得ないと存じますがということなら非常に……。
【次の発言】 止むを得ないならばというふうになすつたら、はつきりするのじやないかと思つて……。

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、緑風会)

○高良とみ君 関連します。更に先ほどお話のあつたドル地域の輸出促進につきましても、すでにアメリカの国会におきましては、日本からの輸出等に関しては二、三の品目について、特にまぐろの問題乃至は瀬戸物の輸出組合等の結成についてヒアリングが過去何年か行われて来ておるのでございます。そういうこともございますので、若し理事会等において許されますならば、日本のドル地域及びスターリング地域に関する輸出関係の方面のかたがたを呼ばれまして公聽会を開いて頂きましたならば、ただに繊維方面のみでなく、その他の雑貨乃至は諸物貨につきまして適当な輸出方策を我々は伺いたいと思うのであります。  最近東南アジア地区におきまして……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/25、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今の小林委員からのお話のあつた給食状態と、それからその生活扶助費の資料を頂きたい。それから実施しましてからの年次別の都府県別人員の増減、それから年度末までどれだけ余つておるかということ、只今の御説明ですと、自分で持つようになつたときの額まで来年度に入つておるそうでありますが、今までの入つていないときの資料も細かく出して頂きたいと思います。
【次の発言】 この日雇労働者の最近までの求職と求人の率がおわかりでございましたら、これは一つ月別で結構でございますが、それから府県別に資料として拝見したいのでございますが、如何でございましようか。

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/26、2期、緑風会)

○高良とみ君 今の郵便貯金は、利子が上るつもりで計算しておありになるというのですが、そうすると、その次の簡易生命保險の利子もやはり上ることを予測して計算してあるわけですか。その点、さつき左藤委員からありましたけれどももう一遍ちよつと伺いたい。
【次の発言】 その生命保險のほうも政府案のような八万円まで上げるということならば了承できるのでありますが、一挙に十万円、十五万円までに上げるというようなことになりますと、そこに先ほどお話のあつた郵便貯金においても相当無理なことではないかというお話もあるのでありまして、同じことがやはり簡易保險の勧誘の面に聴いて行われるのではないかということを我々考えるので……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/03/04、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今前質問者の中にもあつたと思うのでありますが、私の伺つておきたいことは、農民の間に滲透しておりますところの利益追求的な、極めて、金銭を中心にしたその思想に対して、曽つての日本の農業協同組合の母体の時代にあつたような、土を愛し、土地の表皮を流さないというよう非常な土に対する愛着の念というようなものが、今金銭追求思想に切換えられているのじやないかということを非常に憂うるものなんであります。で、この点その方面の権威でいらつしやる湯河氏にお伺いしたいのでありますが、一体こういう思想の混沌しております中にあつて、例えばドイツ式でもよろしうございますし、デンマーク式でもよろしうございますが……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今のお説でありますと、我々が只今の憲法を制定いたしましたとき、即ち日本国家の自由国家としての自立権を放棄したというように解釈してよろしうございますか。即ちこの憲法下におきましては、日本は一種の植民地である、あの憲法を今日持つている……申すまでもなく憲法ができたときに、そういう立場にあるのだというふうな考え方。それからもう一つは、いろいろな行政協定もすでに調印を終つておりまするし、私どもも講和條約、安保條約等に対しては深甚なる憂慮を以て又並びに科学的事実と、アメリカの意向等を了承するが故に、私どもはこれに対して反対の投票をして来たものでありまするが、併し現実には着々として多数政党……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 外務委員会 第2号(1952/11/27、2期、緑風会)

○高良とみ君 お伺いたしいのですが、国と国との国交が回復しない前に在外事務所を設置する根拠が、法的根拠があるわけでございますね。そうしますと、それが国交回復したときに大使館、公使館領事館というものになるわけでございますが、国交を回復しないうちに在外事務所を設置することの交渉をする対象は如何なる国であるか。実例を申上げますと、講和条約を批准しておらないフイリピン、ビルマ、インドネシアに在外事務所を設置する法的根拠はどこにあるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 その相手方はどういうことになりますか。
【次の発言】 その場合に相手方の国を選ぶのはこちらの完全な自由であつて、例えばフイリピンと……

第15回国会 外務委員会 第3号(1952/12/02、2期、緑風会)

○高良とみ君 昨日あたり入りましたラジオなんですが、中共に滞留をいたしておりまする日本人を他の外国人並に希望者は日本に帰えす、帰えしたいという放送があつたことは、本日の新聞にちよつと出ておりましたが、多分局長としては留守家族の心情もお汲みになりまして、そういう機会をできるだけ作つてやりたいと思つていらつしやるだろうと思うのですが、それについて二、三お聞きしたいと思いますが、只今バターフイールドの船が四十八名しか収容力がございませんので、例えば向うに残つております人の数にしても三万といい二万といい、どちらが本当か、奥地までの調査が不十分な点もございましようが、三万とすれば少くとも六百日かかるわけ……

第15回国会 外務委員会 第5号(1952/12/09、2期、緑風会)

○高良とみ君 先ほど御説明のあつた諜報機関の活動の範囲について御説明を承わりたいのであります。というのは、外務大臣がシビイル・インフオーメーシヨン・工ーゼンシーと言われますが、それは軍の所管するところではないと私は了解したいのであります。そうするならばそれは新聞機関等をも含むものでありますか、そういうふうに了解してよろしいかどうか。それから只今問題となつておりまする軍関係のシビル・インテリゼンス・コー、これの活動範囲もオーバー・ラツプしておるところがあると信ずるものでありますが、そういう二つの種類の諜報機関があると国民は了解して差支えはないのでありますかどうか。

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/11、2期、緑風会)

○高良とみ君 この問題はこんなふうに、アメリカの問題と日本の占領前後の問題にからんで、先ほどどなたか、敗戦後そういう話は聞いたことはないとおつしやつたのは、きつと講和発効後という意味だろうと思うのでありますが、それに持つて来て今度はそういう鹿地氏の問題が出て来た。ところがそれを齋藤長官の言われるように、これが直ちに又他の国との結び付きとなつたことを思いまして、私ども戦争中又戦争前にそういうことは随分聞いたということを思い出さざるを得ないのです。少し平和主義とか或いは何かするとすぐこれはアメリカへ無電を打つておるだろうとか、随分取調べられた人があることを今思うのでありますが、こういうことは誠に重……

第15回国会 外務委員会 第7号(1952/12/16、2期、緑風会)

○高良とみ君 引揚援護庁、或いは引揚課を通して本年度中に中国から約三万の引揚がある場合の予算面の措置はどうなつておるかを伺いたいのであります。
【次の発言】 その予算の総額と、一万人の一人当りの単価といいますか、どれだけの予算を取つておられますか。それから従来船賃だけを負担して八百人が引揚げたのか、或いはそのほか旅費、病気手当等のそういう手当があつたらその点ちよつと……。
【次の発言】 旅費を受けたのが九十四人であるということになりますると、この旅費の総額を、香港経由或いは天津経由として、こちらから船を出す場合と、或いは第三国船による場合と違うと思うのでありますが、それについて予算はどういうふ……

第15回国会 外務委員会 第8号(1952/12/18、2期、緑風会)

○高良とみ君 これはアメリカと日本との初めてできる不平等航空基地の特権に対する解消になるのでありますが、そのほかの英国、オランダ、或いはスカンジナビヤ三国等との協定は、これで、この次は今度は日本とすることになるのでしようか。今まではアメリカが使用していた空港へそれらの国が入つて来た、こういうふうに了承してよろしいのでございますか。そうしてほかの国々との協定もこれに準じて結ばれるのかどうか伺いたい。
【次の発言】 そこの「領域」という、先ほどの二条の(c)の問題でありますが、現在の羽田の空港の状態におきましても、これはまあ私はそこに行つて特に感じましたことは、どこからどこまでがアメリカ軍の空港で……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/23、2期、緑風会)

○高良とみ君 二、三の点を木村長官にお尋ねいたしたいのですが、先ほど予算をお使いになれなかつた理由として、いろいろ御説明がございましたが、長官のお考えでは、日本の軍需産業ですか、大砲を作つたりする能力が長官の希望されるほどの軍備、これだけの予算を消化して行くそれだけの工場の施設、世界が非常に進んだ後において、それを持つておるとお考えになりましようか、或いはそこから何とかして行かなければ軍備はできないというようにお考えになりましようか。
【次の発言】 そして端的に申しますれば、日本が長官の言われるような武装をした船、これは軍備でないとおつしやいますが、そういうもので御満足の行くような沿岸警備の船……

第15回国会 中共地域からの帰還者援護に関する特別委員会 第5号(1953/03/12、2期、緑風会)

○参考人(高良とみ君) 御報告申上げます。遅くなりまして失礼いたしました。  今回の日本人在留邦人の帰国を援助するという中国の政府の発表が新華社発表で十二月一日にあつたわけで、それを聞いたのは、それを実際にやるのは紅十字社である、即ち日本から来る民間団体の人は紅十字社に来れば配船その他のことについて相談するということであつたので、あれによつて国家責任を民間三団体に委託したという形を発表したのだと思うのであります。併しこちらの受けますほうは、適当なる国家機関というのは、議会も人民の最良の代表ではないか、或いは適当な機関というのはどういうものを指すのかというような疑問が大分あつたと思うのですが、あ……


高良とみ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院2期)

高良とみ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 第閉会後1号(1950/11/16、2期、緑風会)

○高良とみ君 只今までいろいろの証言を聞いたんでありますが、地方自治が最近の税制等によつて非常に強化されなければならないのに、末端を見ておりますると、公安方面とそれから建築を許可する方面と、これを今度は営業許可権を與える公衆衞生の方面と、それぞれ違う機構でやつておられて、それに少しも総合的な相談或いは協議のあつたように伺わないのであります。その点地方行政の立法関係におきまして何らかもう少し合致した一つの地方民の意思を根本にして当局が協議し、建築許可をするときにはそのあとの影響がどういうようになる、それを今度は取締はどうするか、衞生はどうするかというような協議機関をもつと有効に連絡をおとりになる……

第8回国会 厚生・文部連合委員会 第閉会後1号(1950/11/15、2期、緑風会)

○高良とみ君 岡安証人にお伺いしたいのでありますが、この名簿の中には、知事が御出席のように書いてありますが、今日御出席にならないのは、より大きな都の責任があるとお考えなんだろうと思いまするけれども、先ほどから外の委員のお話のように、末端にまでこんなに責任が行つておりますときに、全都政の責任者であります知事が御出席にならない、その理由を副知事からちよつと伺いたいのが一つであります。その次に伺いたいのは、勿論教育委員さんも御苦心でありまするけれども、この本問題に対して、都知事がはつきりした意向をあなたにお伝えになつて、副知事が御出席になつておられるのか、或いは副知事一存のお考えで出席しておられるの……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 外務・文部連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、緑風会)

○高良とみ君 今回ユネスコに対しまして、日本が加盟する機運に向いましたことは慶賀すべきことだと存ずるのであります。従つて今後の問題は条約の締結面における問題でありまするから、外務省の手を通じまして外務委員が主査として我々文部委員に対しましても御協力頂いておることと了承いたすのであります。併し私ども今後ユネスコに日本が加盟いたしまして、たとえ国際連合に加入いたしません国でありましても、スイスその他がいたしておりまするように、国内に平和思想及びユネスコ、この国際連合憲章の唱えておりまするところの人権を基本にした新らしい世界文化を建設するために、幾多の負うべき責があると思うのであります。その点につき……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 文部・水産連合委員会 第閉会後2号(1951/09/06、2期、緑風会)

○高良とみ君 この問題は大分皆様の御意見が出たのでありますが、文部大臣にお伺いしたいのは、現地において同じ国庫予算から出ておりますもので、警察予備隊の職員の住宅等がどんどん建築されているように伺うのであります。それに対しまして、学生の寄宿舎を建てる予算が出ておらないことは、コンクリートでなければ実験室は使えないとか、機械、標本がが入れられないということは了承するのでありますが、遠方から来ておりまする学生が入る木造の寄宿舎を建てることができないで、職員の……、新らしくほうぼうから転任したでありましようけれども、その職員の個人の住宅を建てる予算は国庫から出るということについて、私ども了承し得ないの……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/11/29、2期、緑風会)

○高良とみ君 極めて短時間でありますから、急いでお伺いしますが、大蔵大臣が今度の補正予算にお出しになつたものの上に、当委員会が要求し、或いは決議いたしましたように、追加をすることは、インフレーシヨンの原因になるというような御懸念があつての、そういう御答弁があるものと察するのでありますが、主な理由は財源がないというところにあるのでありましようか、それともインフレの御心配からでありましようか。そのことを先ずお伺いします。
【次の発言】 国民の血税であるということを常に御考慮願うことは私どもも納税者として希望するところでありますが、そこでちよつとこの委員会、その他でも常に了解し得ないことは、いつも今……



高良とみ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

高良とみ[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 4期
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