山田節男 参議院議員
2期国会発言一覧

山田節男[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 4期- 5期
山田節男[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは山田節男参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

山田節男[参]本会議発言(全期間)
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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第9号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○山田節男君 只今議題となりました電話事業の緊急復興に関する決議案の趣旨を御説明申上げます。  先ず決議文を朗読いたします。    電話事業の緊急復興に関する決議   本院はさきに第五回国会において全会一致をもつて通信事業の復興促進に関する決議をなし、政府の善処方を要望したにもかかわらず、電話事業については、未だその成果のみるべきものがなく、これに対する国民の不満は益々増大しつつある。これは政府の本事業に対する認識の不足と熱意の欠如に基因するものであつて、まことに遺憾である。   政府は本事業の重要性を正しく理解して、その急速な復興のために必要な計画を立て、その所要資金を優先的に確保するととも……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第10号(1952/02/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私はこの際、行政協定に基く労務提供の労働関係についての緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はこの際、行政協定に伴う労務の調達によつて生じます労働関係について緊急質問いたしたいと思います。  御承知のように昭和二十年八月十五日に我が国が無條件降伏いたしまして以来、占領軍が全土に軍政を布きまして、昭和二十年九月三日の連合軍の最高司令官指令第二号によりまして、日本の政府は占領軍維持のために労務を提供する義務を負わされたのでございます。爾来常時三十五万乃至四十万の進駐軍の要員がこれに使われておつたのであります。そして爾来国家予算の一割八分乃至二割五分を占めまする終織処理費の……

第13回国会 参議院本会議 第18号(1952/02/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日正半日米両国代表者によつて調印され、同日午後本院において折衝の当事者である岡崎国務相から報告されましたる、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定及び交換公文に関しまして、私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、吉田政府に質問し、その所信を質すと共に、事態の究明を求めんとするものでございます。  で、我が日本社会党第二控室は去る第十二国会におきまして、平和條約の批准には賛成いたしましたけれども、日米安全保障條約に対しては反対の態度を明らかにいたしたのでございます。その根本理由といたしましては、日米安全保障條約のごとき一種の集団的安全保障の取極めは、平和……

山田節男[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

山田節男[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生委員会 第8号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) 只今この席を拝借しまして御質問申上げたいことにつきまして、丁度厚生大臣が席を立たれましたので、途中捉えて大臣に対しては一応私の今質問する要項を申上げて置いたわけであります。午後衆議院の厚生委員会では、大臣並びにこの質問に関係する厚生省の関係公務員を招致して質問するということになつております。実は今委員長が申されましたように、私が今質問申上げたいと存じますことは、この皇居前、二重橋前の広場の保存問題であります。この問題につきましては、すでに衆参両議員が主体になりまして、皇居前保存協会というのがございます。そしてすでにこれの全国的な運動をいたしておるわけであります。尚も……

第8回国会 電気通信委員会 第閉会後2号(1950/09/21、2期、日本社会党)

○山田節男君 本体会中の電気通信委員会の派遣視察につきまして、第一班は北海道に参りました。平林議員と私並びに柏原専門員、電気通信事務官の吉田君と四名で、去る九月一日から四日まで四日間の日程を以て参りました。その視察調査の概要を御報告申上げます。期間が非常に制限されております関係上、北海道の全土に亘つて視察することは不可能でありました。勢い重点的な視察しかできなかつたわけでありまするが、札幌におきましては電気通信省、電波監理委員会の出店と申しますか、札幌の電波監理局、電気通信局等主として札幌、室蘭、函館等の主要施設を一、二、尚又九月四日には札幌におきまして電気通信省関係並びに電波庁関係の利用者の……

第8回国会 電気通信委員会 第3号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○山田節男君 先程、水橋君の御質問がありましたが、大体電波管理委員会の答弁があり、又放送協会の幹部の御回答で分つたのですが、この要請があつたのはスキヤツピンであるか、要請であるか、命令であるか、という問題でありますが、これは非常に重要なことだと思います。スキヤツピンであれば、いわゆるこれは覚書以上の命令、ディレクターである。そこの問題とこれはさつき水橋君の言われたこと、これは私も電波管理委員会に質問した点で同じであります。もう一つお伺いしたいことは、放送協会としては施設について管理者であるという立場から、若し第四ですかAFRSについて第四の放送をやるということになつたならば、施設費は最小限度ど……

第8回国会 電気通信委員会 第閉会後4号(1950/11/01、2期、日本社会党)

○山田節男君 今案は新谷、鈴木両委員からお話がありましたが、これはまあ專門家であり、又妙に我田引水のような工合に関係官庁がとられるかも知れませんが、全然この方に関係のない、本当に無智な人間としてお願いし、意見を聞きたいと思います。これは私はこの第八……今年度初めて電気通信省になつて、いよいよ初めから電気通信を勉強してみたわけですが、これはもう今新谷、それから鈴木両委員が言われたように、これは私は全く同感です。殊に補正予算、それから二十六年度の予算案を見て、非常に私は実にびつくりしておるのです。これについては主管大臣の田村議員が、重々折衝された結果、こういうことになつたのだろうと了承します。それ……

第8回国会 電気通信委員会 第閉会後5号(1950/11/11、2期、日本社会党)

○山田節男君 今ここに書いてある專門委員会の参考の中に、水産庁でやつている漁業組合無線法案、それから漁業無線施設組合法案、これを水産庁のほうでお手許にあれば、審議の便利になりますから頂きたいのですが、お願いできますか。
【次の発言】 それではこの点は今日は間に合わないと思いますから、今日水産庁のほうから出ております漁業無線施設組合法案と、漁業組合無線法案、この骨子だけでいいから、ちよつと口頭で説明願いたいと思います。そうしないと審議をやるにも話ができませんから、簡單に骨子だけ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ちよつと今水橋委員の御質問の点に対して、電波監理委員会の説明があるのに対して、……

第8回国会 電気通信委員会 第閉会後6号(1950/11/17、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の橋本委員の発言ですがね、そういうことを言つていると言われますが、現に鈴木委員はそれを新聞で見ておるし、新聞の記事はこの委員会に参考に出されているわけです。それでその内容には水産庁の説明員が了承しておるわけですからかれこれ言う筋合ではないと思います。そういうことは委員会として馬鹿をみたことになる。結局議事進行ですから水橋君の言われる点、もうすでに四日五日ぐらい前から出ておる。長官から課長までそういう重大な用件があつて出て来ないということは、常識的に考えられないのです。どうしても万障繰合せて出なければならん。それが長官から課長まで来ないというのはこれは常識外れのことで、そういう点……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後5号(1950/10/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 一緒にやつて下さい。
【次の発言】 ちよつと大臣にお聞きしたいのですが、今電力局長から説明のあつた見返資金の融通資金が少いために建設工事が非常に困難になつておる、而も第三・四半期以後は非常に困るという説明があつたわけですが、これは参議院の電力特別委員会が去る九月十四日に経済科学局のケネディ氏に会つた際にはつきりしたことは、要するに電力の再編成が完了するまでは見返資金の問題は現実の問題にならんということをはつきり言われておる。そうすると今こうして示された政府の毎編成の方はこれがまあ国会でいつできるかという問題になる。ところが見渡したところ今臨時国会が早急に開かれるという意思も政府に……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後6号(1950/10/24、2期、日本社会党)

○山田節君 いろいろ論議がありますが、さつき委員長が一応整理上言われた一と二ですね。この電力問題に関する調査案の一と二の問題ですが、一の中で「電気事業再編成を繞る各界の  動き、」成るほどこの(イ)(ロ)(ハ)に書いてあるので一応盡きるというように理事会では思われたんでありましようけれども、この電気事業再編成問題が起きてから電産労組が可なり大きな動きをしているわけです。然るにこの中に電産労組はこれは入つていないのでありますが、私としてはこれは当然入れられるべきじやないかと思いますが、先ず理事会で特に省いた人という理由があればその理由をお伺いしたい。それから今中川、石原その他の委員から経費の問題……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後8号(1950/11/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 これは委員会を懇談会の問題にして貰つてもいいのですが、幸い只今証人もおられますから、お願いしたいことが一つあります。それはこの日発の正副総裁の辞職勧告の問題について、九月五日の夕方に日発の本社のほうへ電話をかけた朝日の記者ですね、政治部と経済部の記者、それから明日……、そうして来たのが経済部の記者だということを副総裁は言つておりますが、これを一つ究明して置きたい。若しここに新聞社の人が来ておれば、そういう者がここにいるかどうか、ちよつと会つて見て貰いたい。これは一つ朝日の新聞記者がそういう電話をかけたか、それから櫻井副総裁に会つたのか、これは一つ是非究明して貰いたい。そうしてこれ……

第8回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後9号(1950/11/19、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の古池委員の永山官房長に対する御質問ですが、それに先だつて今この議題になつたメモランダムの撤回の問題、この経過がどうもはつきりしないからこういうことになつた。幸い今渉外課長の池尾君がこちらに見えておるのですから、このメモランダムを撤回したその経過を、一応一つありのままを事務的に折衝したことを一つ聞いた上で、証言を求めた上で、今の古池君の質問に対する永山官房長の返答をお願いしてもいいのじやないか、さようにお願いします。
【次の発言】 渉外課長に聞きますが、このメモランダムを返せというヴエルテイー次長から電話があつて、そのことは永山官房長にそのことを伝えただけで、稻垣君ですか、大臣……

第8回国会 予算委員会 第閉会後1号(1950/10/05、2期、日本社会党)

○山田節男君 この歳出の第一にある失業救済事業費ですが、この二十五年度の四十億を第一、第二、第三四半期ですね、これはどういうように割当てておるか。その数字をお示し願いたい。
【次の発言】 もう一つ、この歳出の雑件の中で旧陸海軍の共済組合の年金引上ですね。これは総額において幾ら計上しておられるか。それから現行の年金の平均に対してどのくらい上るのか、これをちよつと知りたいのですが……
【次の発言】 そうすると、この一億二百万円というものは今度の補正予算は一月から拂うのですか。一月から増額されることになるのですか。
【次の発言】 さつきも山本委員からも質問があつたのですが、歳出の貿易特別会計予算四十……

第8回国会 労働委員会 第2号(1950/07/22、2期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) ちよつと労働大臣に御質問申上げたいのですが、御承知のようにこの占領軍政下に全国二十四万に余る進駐軍の要員がいるわけでありますが、この中にはもとより陸上勤務が大部分でありますが、海上の勤務者もあるわけです。この朝鮮戦争が勃発しまして以来、この進駐軍の要員に対しましてはいろいろの意味で非常な、何と申しますか、アブノーマルな状態が出て参りました。一面においては非常に労働力の強化ということが激烈になりますと共に、精神的或いは身柄の拘束、例えば從来八時間勤務であつたものが、二十四時間三交代が二交代になり、更に二十四時間勤務、而も身柄を拘束されるというような事態が全国相当多方面……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 電気通信委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○山田節男君 漁業無線の問題はかねてもうすでに長い間問題になつているのだが、さつき平林君から話されたように、電波の三法というものができておる。而も六月一日からこれが実施されておるのであります。これまでにこの間水曜庁から受けた水産電気通信審議会の報告書を拜見しましたが、問題はこういつたような電波に関する憲法ができた以上、別に法律を以て定めるということは、これは今日のいわゆる民主的國会においては許されない。当然一つの法律にまとめて……、これは関係当局も強い意思を発表されておるのですが、従来そういうことは第八國会でも問題になつたことで、別に法律を定めるということは許さない。そういうような枠があるし、……

第9回国会 予算委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○山田節男君 我々にとつても電力問題に関しては日曜日にやつた例もあるので、だから午前、午後やれば日曜はやらなくてもいいし……。
【次の発言】 大体今の持つているプログラムで八日まで日曜を除けてできるという工作ができれば、一般質問と関係なくできるというようになれば……。

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○山田節男君 シヤウプ博士に出した資料ですね。できれば私は向うへ出した英文のを資料として頂きたいと思います。
【次の発言】 只今のは念のために言つて置きますが、英文をあえて請求した理由は、過去の八國会でとにかく我我に日本語で示すのと、実際関係当局のと、この誤訳というよりも、表現が違うことが多いのです。ですからそういう意味で確かめたいために請求したのです。何もその英文を出すというのは今度初めてじやなくて、英文を関係当局に出した意思を確かめたいのです。これは是非そういう意味を汲んで頂いて……、全部に英文を配つてくれとは申しません。少くとも私に関係する限りはそういうふうに願いたいということを申上げて……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○山田節男君 この失業対策費の追加予算の中で、失業保險費に必要な経費の増加として十二億三千五百万円要求してあるのですが、これは私は大臣にちよつとお聞きしたいのですが、この失業保險の給付というものが、近来、殊にこの中小工業者の中でかなり濫用されておるのではないか、その一つとしては、中小工業者がどうしても経営がやつて行かれない、そういう場合に、従業員が失業保險にかかつているのを幸いに、解雇する。それから最近我我の実際見た例でありますと、某造船会社のごときは、四百名に余る従業員を、失業保險にかかつているのに、全員解雇してしまう、こういうような、中小工業者が一つの整理、それから退職手当の支拂の延期、或……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○山田節男君 関連して……。先ほどの羽生君並びに佐多君の質問に関連して重複しておりまするが、併しはつきりさして頂きたい点を三つ、三つ質問申上げます。御承知のように朝鮮動乱が起きて以来、日本人を戰争遂行のために使うとか、或いは日本を再武装しようというようなことが外国の新聞雑誌等に出まして、総理としても今まで日本の憲法の建前上、再武装は絶対にしない、又朝鮮の動乱に日本人が利用されるということも好まないということを再三御声明になつておるわけでありますが、ところが極く最近の朝鮮の状態はああいうように中共がどんどんと進んで参りますと、もうすでに京城へも百キロほどに迫つて来るのではないかというような状態に……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 電気通信委員会 第閉会後2号(1951/07/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 今佐藤新電気通信大臣から、今後の施政方針についての根本的な御説明があつたわけですが、今の御説明はまあ大体了承いたしましたが、今月の二十五、二十六日のニツポン・タイムスに佐藤新大臣が電話事業の将来についてかなりはつきりした御計画を述べております。二十五日付のニッポン・タイムスを見ると、一つの電話会社、電話の公社を設立する法案を準備しておるということがかなり詳しく出ておるのであります。それから二十六日のニッポン・タイムスには、名古屋での佐藤大臣談として出ておるところによると、外資を導入して大体一千億くらいの公社にしたい、こういうような談が載つておるわけであります。今の大臣の今後の施政……

第10回国会 電気通信委員会 第閉会後3号(1951/08/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の電波監理委員会の報告された以外の問題ですが、電波監理委員会ですね、近く電波のアロケーシヨンの会議が開かれますが、これは私技術的のことはよく知らないのですが、今までのアロケーシヨンというものを議題にしないで新規にアロケーシヨンをきめるのか、或いは日本が今占領下にあつてのアロケーシヨンを土台として、幾ら殖やすかというようなアロケーシヨンになるのか。議題が何かわかつていればちよつとお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると今勿論そういう新らしいアロケーシヨンを考えるということになれば、ソ連やその衛星国家群が入らないといけない、勿論ソ連並びに衛星国家が入つてやるんですか。

第10回国会 電気通信委員会 第5号(1951/03/02、2期、日本社会党)

○山田節男君 この事業費支出の、放送局の要員関係の問題ですが、その中で給与ベースは前年度のベースを踏襲して今年度、二十六年度にはそのままで行く、こういうことになつておりますが、従来放送局関係の要員の給与ベースは、他より高い、委員長の御説明として、ベース一万二千円、こうなつて、おりますが、朝鮮動乱以来非常に物価が四割以上も上つて来ているわけですが、この二十六年度でベースの問題に対する見込を全然必要なしと見た、何か根本的理由があるかどうかということをお聞きしたいのです。これは監理委員会で調査なさらなかつたですか、給与ベースの問題で……。
【次の発言】 そうすると、やはり現在の放送局の要員の給与が、……

第10回国会 電気通信委員会 第8号(1951/03/10、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は日本社会党を代表いたしまして本委員会に提出された放送法第三十七條第二項によつて電波監理委員会の意見書を付して出されました日本放送協会の昭和二十六年度収支予算事業計画並びに資金計画案に対して以下述べます希望條件を付して賛成をするものであります。  今回本委員会に出されました日本放送協会の二十六年度の収支予算事業計画並びに資金計画を検討いたしますというと、昨年度に比しまして十六億五千万円収入におきましては増加し、又支出に対しましては十七億七千万円というものが増加しております。その増加の根本原因は、従来の受信契約者の受信料三十五円を四割値上げいたしまして五十円にいたすことを前提とし……

第10回国会 電気通信委員会 第9号(1951/03/20、2期、日本社会党)

○山田節男君 この裝置料が千五百円から四千円と、一躍三倍にもなるわけですが、今の物価から言えば必ずしも高いとは思えないのですが、裝置料を四千円に引上げた場合に、今言つておられたいろいろな部分品的なものが現在の物価が上り、又今後ますますこういう電話裝置料に使うような主要部品が値上りするだろうと思うのですが、部品的に言つて四千円ならば足りるという確信があるから四千円にされたのですか。それとも部品等から言えば四千円では足らないという意味ですか。四千円あればもう十分だという意味ですか、この点を一つ……。
【次の発言】 この電信、電話料を上げるということは、これは私は現在の物価から言えば当然のことであつ……

第10回国会 電気通信委員会 第11号(1951/03/26、2期、日本社会党)

○山田節男君 この有線放送業務の運用の規正に関する法律案ですね。これについて、技術的な面について電波監理庁のかたに確かめて見たいと思うのですが、この法案によりますと、第二條で有線放送の定義がしてあるわけです。第一号、第二号、第三号の中に、テレビジヨンの有線放送のことが書いてありますのは、これはテレビジヨンの有線放送、今ラジオで問題になつておる共同聴取と同じように、テレビジヨンの放送局からそれを親受信機が受けて、そうして今共同聽取でやつておるような單にスピーカーだけをつけて音響を聽くというように、そういう映像がスピーカーのような簡單なものでレシーヴできるものかどうか、技術的にこれを確認したいと思……

第10回国会 電気通信委員会 第12号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと網島局長に聞くのですが、労働省の労働基準局では、いろいろの起重機だとか或いはボイラーとかいうものをテストして、そうして何といいますか、その試験料というか、そういうものを査定した手数料を取つているのですが、電波管理委員会としては、例えばラヂオ共同聽取の親受信機が一定の基準に適つているかどうかというようなことを検査して証明書を与える。そういうことになれば一定の手数料を取る。こういう例はほかにはないですね、電波管理委員会の管内の仕事で。
【次の発言】 それは何ですか、この法律によつて、政令或いは規則というものがあれば手数料は取れるわけですか、それとも普通の無線とは違つてラヂオ共……

第10回国会 電気通信委員会 第13号(1951/03/30、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は日本社会党を代表いたしまして、意見を申上げます。先ずこの議題になつております有線放送業務の運用の規正に関する法律案、これに対しましては、左の修正を条件として賛成するものであります。  修正箇所は本案の第二条中「、又は観覧され」、それから同条第二号中「又は影像」を、同条第三号中「若しくは影像」を削る。即ちテレヴイジヨンに関する有線放送は削除するということにいたしたいと思います。  次に、第十条第二号、これを次のように改め、同条第三号を削りまして、第四号を第三号とし、以下順次一号ずつ繰上げる。それは「二、一の構内(その構内が二以上の者の占有に属している場合においては、同一の者の占……

第10回国会 電気通信委員会 第15号(1951/05/15、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の民間放送が始まつて並四球くらいのものではなかなか混同して聞けない。これに対して受信機をよくするということについては、具体的にはどういうことを考えておられるのですか。
【次の発言】 聞えるのですね。
【次の発言】 それからもう一つ、これは新聞で見たのですが、放送局で、あすこで放送した演劇なんかを出版する場合に二割ピン撥ねをやると、一般の民間放送も将来この民間放送でそういつた演劇なんかやつた場合も、やはり同じような方針でこれを取るようになるので、何か作家か何かで非常に抗議を申込んでいるようなことを聞いたんですが、これは今までNHKでそういうことをやつておつたことを監理委員会として……

第10回国会 電気通信委員会 第17号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○山田節男君 料金問題に関連して一つ質問しますが、昨日国際放送電報の状況を見せて頂いたのですが、そのときの一カ月の各通信社からの手数料として出すものが総計八十万円で、経費は約七千万円かかると、こういうお話だつたのですが、今度料金の改正で案が出ているわけですが、この山下通信監がさつき、こういうようにペイしないものは宿命であるということを言われましたが、この事業は曾つて国際電気或いは同盟通信等がやつておつたように了解するのですが、その当時やはりペイしないで国庫から若干の補助があつてやつておつたのかどうか。例えば昭和十年の料金が出ておりますが、その当時の物価から言いましてこの料金で収支償つておつたか……

第10回国会 電気通信委員会 第20号(1951/05/30、2期、日本社会党)

○山田節男君 今大臣からの法案の提案理由の説明があつたわけですが、一応電話設備費負担臨時措置法案を逐条的に当局から説明して頂いて、そうして逐条審議に入るように議事進行をお願いいたします。
【次の発言】 これは今の大臣並びに説明員から御説明を聞いたわけです  が、なお私は勉強するひまがなかつた  ので、ここに山下人事官が見えておるようですが、通産省の電話設備費負担臨時措置法はこれを明日に廻して、本法案の審議は一つ明日にお願いした  い、かように考えるのでありますが……。
【次の発言】 これは意見を加えて質問と意求を私申上げて置きたいと思いますが、先ほど来山下人事官のいろいろ説明が、希望があつたわ……

第10回国会 電気通信委員会 第21号(1951/05/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 大蔵大臣は今日見えませんか。
【次の発言】 それでは私まだ三、四の質問がありますが、それでは明日午後でもやつて頂いて、私今鈴木委員の言われた最後の質問に関連してこれだけ一つ質問いたしたいと思います。今鈴木委員が言われたこの負担金三万円という問題ですが、これは受益者負担という立場でもないようだし、そうかといつて一定の支払能力がなくては電話申込ができない、こういうことになるのですが、今まで、例えばこの特別開通制度ですか、大正十一年から昭和二十一年までこれは最も長く採用されておつた制度ですが、これから見ても昭和二十一年に、例えば一級局九百円、共同の場合に六百円、こういうことになつておる……

第10回国会 電気通信委員会 第22号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○山田節男君 私本委員会で議題になつておりまする電話設備費負担臨時措置法案の審議に当りまして、私は大蔵大臣に大蔵大臣としての所信なり、又御意見を一つお伺いしたいと思うのであります。御承知のように終戰後におきまして、戰災によつた電話の燒失は莫大なものがありまして、而もそれが遅々としてはかどらない、殊に新規の電話の加入者は只今非常な需要に上つておるわけであります。そこで本参議院といたしましても、電話の復旧、増設については非常にその需要が苛列な点を見て、参議院としても、これは一つの電話の復興促進ということについては二回も決議案を上程して、而も本会を通つております。こういうわけで電話の復旧増設というこ……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第2号(1951/01/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 今いろいろ財産の問題についての御説明があつたわけですが、将来生まれる九配電会社の首脳部とか、重役、殊に社長ですね、社長或いは会長といつたような、実際にできる新らしい九会社の重役、殊に社長に対しての、公益事業委員会の方針が何かあればお伺いしたい。
【次の発言】 役員の中でも特に監事といいますか、監査役といいますか、オーデイターの役になるもの、これは先ほどおつしやつたような、自発の財産の分配ということがたとえ完了しましても、その後における九会社の運営上、私はオーデイターの役目といいますか、非常に私は重要だろうと思います。従つて公益事業委員会として、殊にこういう整理によつて分割される各……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後7号(1951/07/17、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと岩木君の関連質問を……。
【次の発言】 さつきの岩木君の問題は重要なことだと思うのですが、それに対して川上第三部長は何ら話がない、で今も問題になつておりますように、公益事業委員会が電力の値段をきめるという権限がある、その権限については第十国会のこの委員会で、松永委員長代理並びに物価庁の人も来ておつたと思いますが、非常に論争されたのでありますが、併し今ちよつと川上第三部長の話を聞くと、政府内、即ち公益事業委員会は飽くまで物価庁と誠意をもつて相談する、これは我々もこの委員会で聞いたのであります。ところがさつきの岩木君の言われることは、若し不幸にしてこれが四割、五割、物価庁は二……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第閉会後8号(1951/07/18、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと議事進行について、先ほど委員長から照会された公益事業委員会の権限に関する参議院の法制局の見解ですね。この最後の内閣総理大臣が公益事業委員会に対して注意し或いは取消し得る権限があるか否かということについては事重大であるから研究する、で後刻報告するということを言われましたが、その後刻が今日の後刻であるのか明日の後刻であるのか、今の岩木委員と周東国務大臣との質疑応答は、私はやはり今の法律的な解釈がはつきりしないのでは議事は進行しないと思うのです。ですから後刻というのが今日できるのであつたならば、できればこの委員会が開会中にその結果をここに持つて来て見れば、周東国務大臣に対する質……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第13号(1951/03/29、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の議題になつておる大淀川の発電所の復元ですね、これは非常にこの請願があつて、例えば高知県或いは愛媛県、四国地帯、私はこの陳情の理由は十分あると思うのです。但しこうしてこの公益事業委員会というものができまして、電力再編成というものに対しては公共事業令によつて公益事業委員会があの第一に示された指示によつて、本委員会としては例えばこういうような大淀川の発電所の復元水力については勿論異論はないわけですけれども、ただ電化に対してこれは全国で以てこういうふうにした陳情が相当来ておる。これを全部許すことが公益事業委員会において妥当であると見るかどうか、これは今日公益事業委員会というものが、こ……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第15号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○山田節男君 今のGHQのメモランダムをお読みになつたのですね、これは何も速記中止にする必要がないと思います。これは全文メモランダムになつておる以上は速記をとめる必要はないと思います。これは是非議事録に載せて頂きたいと思います。
【次の発言】 今郡政務次官の発言の中に、電気、ガス料金の価格の決定は共管にしたい。いわゆるジヨイント・ジユリスデイクシヨンにしたいという御意見でした。これについては私は外国の例は知りませんが、アメリカのいわゆるボード・オブ・プライス、これはどういうふうにやつておるか、それからこれは今松永委員長代理からも御発言がありましたが、協議をするということと共同管轄とは違うのです……

第10回国会 電力問題に関する特別委員会 第18号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○山田節男君 この二十六年度以降の産業別の需用の想定値について質問したいのですが、先ほど技術長からの説明によると、大体二十六年、今年度をピークとして、あとの四年間には次第に下つて来ているというフイギユアが出ておるわけですね。ところがこのちよつと先の平井技術長も触れられたが、今この日本の経済のいわゆる自立経済を建設をする建前を、これは純粋な、そういう国内的なものだけで立てられたものだと言われるのですが、来たるべき講和条約後において日米の共同防衛協定或いは経済協定というものができて来れば、当然この日本が下請工場と申しますか、経済協力の立場から言つても、かなり広汎なものが日本に発註せられる。或いはア……

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○山田節男君 ちよつと私から議事進行で申上げますが、実は予算の審議が来る一カ月間行われるわけであります。昨日から始まるべき予算の審議が外務省の国際情勢説明が昨日都合でできないというので今日に延びて、今日午前から始めたわけであります。先ほど木村委員も言われ、佐多委員も言われましたが、二十六年度の予算の審議の根本なるものは、何と言つたつてやはり今我々が当面しておる国際情勢、講和條約を当面に控えてどうなるか。その見通しが立たない限りにおいては予算の審議ができない。そういう意味でまあ佐多委員が言われたわけでありますが、これは委員長に一つお聴きしたいのでありますが、今まで草葉政務次官からいろいろ応答があ……

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/08、2期、日本社会党)

○山田節男君 大臣は、通商大臣は出席できますか。
【次の発言】 今日は公益事業委員会の委員は見えていますか。
【次の発言】 これはいずれ電力特別委員会で詳しく質問する機会があると思いますが、緊急を要する二、三の点を質問したいと存じます。  その第一は、来るべき九つの新らしい会社と、それに分割合併される日発会社との株の比率をもうすでに決めているのかどうか。その比率が若しわかつておればそれを知らして頂きたい。それからもう一つは、電源の帰属の問題であります。新聞で見ると何か電源帰属が決定されたように出ておりますが、私昨日福島県の方へ行つていろいろ事情を聞いて見ると、猪苗代湖の只見川と思いますが、その……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の加藤委員の質問に関連してでありますが、例えば私、廣島県ですが、広島で酪農を非常に奨励している。或る郡で乳牛七百頭以上に達した。ところがこの牛乳が生産過剩になつて、一合について三円五十銭から三円になつて来た、こういうことになつて、もう二進も三進も行かない。そこで協同組合がチーズでも作ろうか、チーズを作つても、すでに製品で例えば森永とか、明治とか、雪印というので、競争できない。ところで練乳にすれば、多少値段がよく売れるというので、砂糖を食糧庁のほうへ要求したわけなんです。ところがそういう生産過剩になつておる牛乳を練乳に処理するだけの砂糖の割当がなかなかむずかしいのです。要求の三分……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、日本社会党)

○山田節男君 この住宅金融公庫の貸出についてですが、さつき御答弁によると申込が非常に多、むしろこの使用すべき金融公庫の資金をオーバーしておるというお話でありますが、私ここに資料を持つて来ておりませんが、とにかく結果においては申込者の数の何割か、ごく小さい数字しか実際貸出を受けてないというように私は聞いておるのですが、一体どうしてそういう実際借りられる人が少いのか、貸出申込者を今度審査する場合に、どういう点が一番先に落第する点なのか、それを一つお聞きしたい。
【次の発言】 今の御説明で大体わかるのですが、その今の七万何ぼのうちで六万何ぼ、極めて小部分のものが貸付を受けられないということになるので……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/19、2期、日本社会党)

○山田節男君 まだ婦人少年局の説明がありますが……。
【次の発言】 今のに関連してですね。今波多野委員の質問に対しての政務次官や会計課長の御答弁ですが、例えばこの費目で地方平衡交付金のうち、例えば割当になつておる労政局関係ですね。職安関係も二百五万五千円あるけれども、大体労政関係並びに地方労働委員会の手当なり、従来各県によつて非常にまちまちになつておる。今のような工合にして地方交付金を割当てると委員の手当なんか大体労働省なり、労働省労政局で以て一つの標準を、基準を示して支出するように私は指令すべきじやないかと思うのです。ですから今のような工合になつて労政局関係が、一体地方にこれだけの労働関係に……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の波多野委員の質問に関連してでありますが、この八名の共産党員の逮捕ができない、これはもう検察庁或いほ警察のほうで全力を盡しておられることは十分わかるのでありますが、併しすでにもう半歳を経てなお今日跡方もわからないというような、こういつた法務府の管下にある警察網を以てしてということは、吉田総理が曾つて参議院の本会議において治安において心配することはないということと全然違う そこでさつき法務総裁から言われた地方警察職員の教養訓練ということに対して二千万円計上しておりますが、非常に今の法務府管下にある検察、警察の間に、若しそういつたような非常な労力と金をかけながら、今日に至るまで跡方……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○山田節男君 対日講和に関しまして、ダレス特使が日本に見えまして、吉田首相は幾たびとなく会談をされたわけでありますが、その結果をステートメントにし、或いは本院の本会議において御報告になり、又それに対する緊急質問等がありまして、大体全貌がわかつたようにも思われるのでありますけれども、何分この問題は全国民が非常な関心を持つておりますので、今までの吉田総理の御答弁によつては、どうもはつきりしないという点があるというので、いろいろ国民の間にも臆測が進められている。然るにダレス大使が日本を去られまして、フイリピン、濠洲に行かれまして、ニユージーランド、濠洲等と会談される結果が、日本のほうに情報がもたらさ……

第10回国会 予算委員会 第26号(1951/03/13、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は特需問題について通産大臣に一つ質問申上げたいと思います。集は私は今朝横浜のJ・L・C、アメリカの兵站本部の出張所になつておるJ・L・Cの調達部長のスコット大佐に会いました。いろいろ一時間ばかり会談してこれは容易ならざる問題じやないかということを言いましたので、あえて通産大臣に御意見を伺うのであります。と申しますのは、朝鮮事変以来ダラー・コントラクトと申しまして、いわゆる現地のダラーで支弁する特別調達が日本に非常に殖えておる。過日土蔵大臣の言明によつても昨年六、七月頃から今年二月までにすでに数億ドルに及んでおるというのであります。そうしてこの特需は大体二つに分けられると思うので……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、日本社会党)

○山田節男君 私はもう一つ委員会に呼ばれておりますので、今回問題は極めて極限して、又後日の機会に御質問したいと思いますが、今私が御質問申上げたいと思いますことは、この朝鮮事変以来、例の特需、スペツシヤル・デイマンドということを言つておりますが、向うさんで言えばダラー・コントラクト、いわゆる外貨で日本のいろいろ軍需的な生産修理それからサービス、役務等に拂うというこの金は非常に莫大なものでありまして、いわゆる特需景気と言われておる。それによつて起きている労働問題に対しまして、労働大臣の所見をお伺いしたいと思うのでありますが、昨日も通産大臣にこの問題について專ら産業方面の質問をしたのでありますが、通……

第10回国会 予算委員会 第29号(1951/03/17、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は大蔵大臣並びに運輸大臣……、運輸次官見えていますか。
【次の発言】 国有財産の問題について質問申上げたいと思います。御承知のように昨年の六月に旧軍港の転換法が制定されまして、爾来この四軍港の平和産業都市としての転換について政府もこれに対していろいろ助力を仰いでおるわけであります。昨年末並びに今年の正月に舞鶴、佐世保、呉等の転換状況の実際を見たのでありますが、その結果これは大蔵大臣並びに会計検査院、それから運輸大臣、いろいろ質問をして所見を質さなくちやならんような事実がありますので、こういう点を中心として質問いたしたいと思います。  御承知のように何故旧軍港の転換法のようなもの……

第10回国会 予算委員会 第32号(1951/03/26、2期、日本社会党)

○山田節男君 一点でいいのですがね、それでは大蔵大臣が退席されますから、大蔵大臣に関係した問題と労働大臣に一点。先ず大蔵大臣にお伺いいたします。実はこの進駐軍の要員に対する失業保險を支給してもらいたいという請願が参議院に出されまして、労働委員会で採択され、今日本会議で委員長報告が終えたわけでありますが、この第四分科会でも申上げましたのですが、大臣いらつしやらなかつたのですが、進駐車の労務者を失業保險にかけるということは、これはもう講和條約が締結された場合には全員失業するからして、まあ二十数万という者が一時に失業したような場合には、全部失業保險分を支給しなくちやならんということになると、これはも……

第10回国会 予算委員会 第34号(1951/03/30、2期、日本社会党)

○山田節男君 これは非常に素人のような質問になると思うのですが、大蔵大臣にお尋ねいたしたい。  日本開発銀行が今度立てられて復興金融金庫が今度廃止されるわけでありますが、経済の再建、産業の復興ということになれば、すでに日本興業銀行あり、勧業銀行がある。それから復興金融金庫も現在あるのですが、それを何を以て日本開発銀行というものを見返資金百億円を出して作る必要があるのか。勿論必要があるからできるのだと思いますが、これができた後に復興金融金庫はなくなりますが、勧業銀行、興業銀行というものはあるのです。日本開発銀行としてのそういう長期金融の何か特殊の性格といいますか、特徴はどういつたような業務が本当……

第10回国会 予算委員会 第35号(1951/03/31、2期、日本社会党)

○山田節男君 只今上程されておりまする昭和二十六年度の政府関係機関予算補正(機第一号)によつて日本開発銀行を設立せしめまする本案に対して日本社会党は賛成いたします。以下、賛成でございまするが、我々の条件乃至希望を申述べたいと思います。  先ほど木村委員からも御指摘になつたのでありまするが、かような重要な法案を会期追つた最後の日に出されたということは、我々国会といたしまして、国会を軽視するということについては、嚴に私どもは戒告したいのであります。聞くところによるとこの法案については、過去数カ月間に亘つて大蔵省当局は関係当局と折衝審議したということであります。然るに国会、僅か二日においてかような法……

第10回国会 労働委員会 第10号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○委員外議員(山田節男君) 只今議題になつておりまする請願に関しまして、紹介議員として原委員から極めて懇切丁寧な御説明があつたわけでありますが、なお私は請願人の代表としまして、今原委員から御紹介して頂いた点に若干補足して各委員にお願いしたいと思うのであります。  実はここにも書いてありまするように、今日終りまするように、今日終戰処理費によつて、いわゆる進駐軍の用員として働いておる者が約二十六万ぐらいあります。なお昨年の朝鮮事変勃発以来、いわゆるこれは、ドル払いの、いわゆる特需による進駐軍の労務者が、これは的確な数字がまだわかりません、昨日予算委員会で労働省の政府委員に聞いたんでありますけれども……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 電気通信委員会 第3号(1951/10/25、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は昨日ちよつと所用があつて電気通信委員会に出席しませんので、恐らく大臣並びに関係諸官から提案理由の説明並びに質疑応答を重ねられたことであろうと私想像しております。実は今回我々アメリカへ行つて電気通信事業、殊に電信電話その他の電気通信をまあ相当詳しく視察したわけであります。それについてまだ資料も部分的にしか手許に届いておりません。抜萃したものは若干抽象的な範囲で持つておりますが、そういうわけで実は我々としては、殊に電信電話の問題について今後どうするかという基本的な問題について相当研究して我々三人の電気通信委員は帰つたわけであります。まだ帰つて来て国会に提出するべきレポートの作成が……

第12回国会 電気通信委員会 第4号(1951/10/26、2期、日本社会党)

○山田節男君 今議題になつておりますこの電信電話料の改正に関する法律案の審議の過程でありますが、テレヴイジヨンの放送問題が今問題になつておるということで、我々アメリカにおりまするときに聞きました、いろいろと実際のテレヴイジヨン業者或いはFCCの率直な意見の忠告を受けた点もありますので、特に途中でありますけれども、テレヴィジヨンに関する問題について電波監理委員会に質問することを許して頂きたいと思います。
【次の発言】 今回電気通信常任委員会のほうの委員の三名が、電気通信事業一般の視察のために向うへ参りまして、そうして九月のたしか中旬であつたと思いますが、アメリカのニユーヨーク・タイムズのほうで、……

第12回国会 電気通信委員会 第5号(1951/10/27、2期、日本社会党)

○山田節男君 私は後から来て、各参考人の御意見を殆んど聞き得なかつたのですが、東京証券の小林参考人にお伺いしたいのですが、証券業者は殊に長距離電話、それから電報の使用される量が多いのではないか。まあこういうふうに思うのですが、実際業者の中で電報の往復のためにテレタイプを持つておる人が何人ぐらいあるか。それを一つお聞きしたい。
【次の発言】 一人もありませんか。
【次の発言】 大阪には。
【次の発言】 それは今までどうしてテレタイプを使用しなかつたのですか。
【次の発言】 経費だけでやり得なかつたのですか。
【次の発言】 そうですか。それから長距離電話を使うことが勿論多いことはこれは常識ですが、……

第12回国会 電気通信委員会 第7号(1951/11/05、2期、日本社会党)

○山田節男君 今の新谷君の質問、これは注意ですが、テレビジヨンの標準、スタンダードについてすでにこの電波監理委員会は関係当局へ出しておられるのですか。
【次の発言】 これは私前回にも新谷君の言われたようなことを言つて重ね重ね注意しておいたのですが、テレビジヨンのスタンダードはいそう軽々のものではない。先ほども申しましたようにニユーヨークのエレクロニツクという雑誌のミスター・フインクというのはこれはアメリカにおける世界的なテレビジヨンのスタンダードの権威者でありますが、丁度私はジユネーヴの大会に行つて帰つて来て二時間ばかり会つて見ました。会いました際に本をくれた。資料をくれた。ゲージをきめると国……

第12回国会 電気通信委員会 第8号(1951/11/07、2期、日本社会党)

○山田節男君 これは前回の委員会で申上げておるように、テレビジヨンの問題については一応今までの質疑、政府委員からの応答を、御破算と言つちやなんですが、一応これは過去のこととして、もつと根本的に一つ審議しよう、こういう意見を申上げてありますので、委員長においてもさように取計らわれることと了解しております。標準方式に入る前に、いろいろ聞くべき問題があると思います。例えばこの将来テレビジヨンの放送を行われる場合に、一体今アメリカでやつているのは、テレビジヨンの中継をコアクシアル・ケーブル並びにマイクロ・ウエーヴによるラジオリレーでやつているのです。こういうものに対する電通省は根本方針をどうするのか、……

第12回国会 電気通信委員会 第9号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○山田節男君 実は本委員会の寺尾、新谷並びに私、それから衆議院の關内正一代議士、長谷川代議士の五名がアメリカ政府の招待によりまして、電通事業の視察のため、去る八月十五日東京を出発しまして、先月二十一日に羽田に到着するまで、約二カ月余に亘りまして電通事業全般を視察したのであります。最初にワシントンのDCのフエデラル・コミユニケーシヨンズ・コミツシヨン、連邦通信委員会と申しますか、そこに参りまして、主としてFCCの厄介になつて、アメリカの電気通信全般を見学したのであります。ワシントンにおきましては、一週間のいわゆるオリエンテーシヨン・コースと申しまして、アメリカ一般事情に通ずる諸般の教育がありまし……

第12回国会 電気通信委員会 第10号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○山田節男君 長谷長官が、さつきヨーロツパで主として標準的に使つているのは六百二十五アドラインですね、これはCCIRとありますが、これは何か六百二十五というのは国際標準か何かの中に規定されているものですか。
【次の発言】 このCCIRというのは、国際連合の中の国際電気通信委員会ですか。
【次の発言】 今新谷君の言われた質問、これは最も重要ですから、これは一応電波監理委員会の標準方式の試案を立てられて、而も関係当局の〇・Kももらつておる。我々の留守の間の出来事であつて、その経過も知りません。今新谷右の言われたような、そういう時期の問題もありますが、私昨日も申上げましたようにこの標準方式の問題は、……

第12回国会 電気通信委員会 第11号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○山田節男君 その前に電波監理委員会から標準方式試案を発表されると、これは我々の委員会として非常に結構なことで、やがてその案を聞きたいのですが、その前に、一体こういう電波、殊にいろいろ割当という問題につきまして将卒航空、それから海運、陸上の交通機関、それから通信、こういうようなものがどんどん講和條約批准後には自由な立場になればますますこれは拡張され発達するだろうといことを予想しておるわけですが、電波監理委員会として一体電波の周波番数といいますか、スペクトラムといいますか、この割当を大体どういうように割当をするという基本的なプランができておるのかとうか。これはここで御説明願わなくてもよろしうござ……

第12回国会 電気通信委員会 第12号(1951/11/17、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 標準方式の説明を電波監理委員会から伺う前に一応私確認しておきたいことがあるのです。と申しますのはこのテレビジヨンの根本問題の標準方式の試案を電波監理委員会で出すその前に、私は電波監理当局の意向を伺う前に一応確認しておきたい。それは前の一回か二回の委員会で今日のいわゆる電波三法で電波監理委員会が一応この電波、無線に関するために特別に作られた委員会としてそのテレビジヨンの所管の問題になると、これはもう異議はないのです。ところがこのテレビジヨンという問題は、これは単なる技術上の問題だけでない。このテレビジヨンが、それによつて起るだろういろいろな問題があること何遍も申上げた。そこで私はこ……

第12回国会 電気通信委員会 第13号(1951/11/21、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 今問題になつておりますテレビジヨンの標準方式については、極く最初からの経過並びに電波監理委員会のこれに対する態度を詳しく聞いたわけであります。成るほど富安委員長が言われるごとく、テレビジヨンの標準方式を速急にきめる必要があるという理由にも一部の理由はある。ただ私が第一に了承しかねる点は、発表されたテレビジヨン方式の試案が一〇〇%か九〇%か知りませんが、とにかく主要なる技術的レベルにおいてはアメリカのスタンダードとは全く符合しておる、ここなんです。これは私は何もアメリカに一辺倒式標準方式をきめるといけないというそういう極めて偏つた意見ではありません。我々調べている範囲でも、又電波監……

第12回国会 電気通信委員会 第14号(1951/11/29、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 まあ今岡崎官房長官と新谷君の問答を聞いてみますと、私はどういうわけで官房長官を呼んだのか知らないが、内閣の番頭ということで呼んだんじやないかと思いますが、これはあなたも戦後不幸にしてアメリカベおいでになつていない。殊にアメリカのテレビジヨン産業の実際を知らんので、抽象的なことしか言えないのは仕方がない。私は官房長官、これは番頭で、そういう問題であなたに責任があるというようなことは言えるわけでないし、これは大蔵大臣或いは総理大臣、或いは電通大臣、郵政大臣並びに電波監理委員会と話すべき問題である、私はあなたに専門的なことを聞いても無理な話だと思います。あえてそういう新谷君との問答のよ……

第12回国会 予算委員会 第16号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○山田節男君 深川委員の問題に対する第一の点、只今岩間委員からも御質問ありましたが、今お話の、文相が言われた道徳綱領といいますか、これは今起草されているということでありますが、これが完成した後には公聽会を開くようなことになるのか、或いはそれともこれはそういうことをしないで文部省発行として出されるのか、或いは個人天野としてお出しになるのか、この点についてお伺いいたします。
【次の発言】 これは時期ははつきり申上げませんが、曾つて文部省が民主主義読本というものを出しておる、今日の世界のいわゆる民主国家におきまして、どこの文部省、どこの国の文部省を見ましても、政府がそういつたようなものをオーソライズ……

第12回国会 予算委員会 第21号(1951/11/22、2期、日本社会党第三控室(右))

○山田節男君 大変時間が短かくつまつておるようでありますので、極めて要約して御質問いたします。先ず私の質問は終戰処理費に関する問題でありますが、今日もこの問題については佐多委員、岩木委員、矢嶋委員からいろいろ質問がありまして、なお大蔵大臣並びに特調の関係のかたから明らかにして頂きましたが、質問いたしたいと思います。御承知のようにこの終戰以来、終戰処理費によつていろいろなことを日本政府に義務付けられておるのでありますが、私は労務問題に限定して質問いたしたいと思います。御承知のように今年五月の二十六旧の司令部の覚書によりまして、七月一日から米軍の労務関係の労務者の労務費を全額負担するということにな……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 電気通信委員会 第1号(1951/12/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 靱次官にお尋ねするのですが、この間新聞で電信電話の電通の業務を公社にするとかいうような記事が載つていたのですが、マイクロウエーヴの中継ですね、これは来年度あたりから即刻工事実行に着手されるのですか。
【次の発言】 今の次官の御答弁ではマイクロウエーヴの中継を実地研究中だというお話ですが、もうマイクロウエーヴの中継が電話の何が非常に易くそれから多量にできる、これは今日調査しなくてもいいのです。現益アメリカで実用化しておるのです。問題は実施をどうするかということです。殊に今日の東京大阪間、この電話のサービスを改善するためにこのマイクロウエーヴの中継が必要たということはこれは絶対的なも……

第13回国会 電気通信委員会 第3号(1952/02/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 委員長、ちよつとその前に発言さして頂きたいと思います。  実は私電通委員の諸君に一応弁明といいますか、私の考え方を、理事としての立場について一応御了解を求めたいと思います。というのは、実は電通委員会がもう暫らく開催されておらないので、私理事として、尾崎理事は家庭の事情でお見えになつておりませんで実は困つておるところです。ところが電通省の汚職事件の発表等で延びておる。先週の金曜日に、十五日に電通委員会を開催して頂くように鈴木委員長にも了承を得て、そういうことになつておつたのです。ところが十三日の朝、寺尾委員がお見えになりまして、どうもあの汚職事件等いろいろな問題があるので、今週中だ……

第13回国会 電気通信委員会 第4号(1952/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日丁度あの委員会の散会になる前に、水橋委員の発言のあとに私発言して申上げた通りに、昨日の委員会においては、今回電波監理委員会が決定したテレビジヨンの標準方式このものに対して、相当まあ我々として、電波監理委員会が行政的にやつたことに対して異議を差し挟んでおるのじやないので、先国会からのもう幾度もこの委員会で言われた電波監理委員会に対する要請、この問題が何ら容れられなくて、而もああいうように早々の間に、而も電波監理委員会で全会一致を以てテレビジヨンの標準方式を決定したと、でこれは私冒頭に質問申上げたように、網島委員長に対してたとえ暫らく不在であつたにしろ、その当時のことは岡咲副委員……

第13回国会 電気通信委員会 第5号(1952/02/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日の委員会の終りの段階で佐多委員から、今回電波監理委員会で決定されたテレビジヨンの標準方式に関する内容に入つての質疑を始められたのですが、時間の関係上今日に延ばされたわけでありますが、その佐多君の提案された内容の質疑に入る前に、私もう一つ確かめておきたいことがあるのです。と申しますの、今回のこのテレビジヨンの標準方式の決定のために公聴会を開かれて、審理官の調書並びに意見書に基いて極めて慎重な審議の結果、さように決定したと、こういう網島委員長並びに岡咲副委員長の昨日の御説明でありました。そこで今回の標準方式を決定するために準拠された法律は、例の電波法の第八十三条の第二項というよう……

第13回国会 電気通信委員会 第6号(1952/02/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨日我々の手許に配られた今回の白黒式テレビジヨン放送に関する送信の標準方式決定書一第一は別として、別冊にある事実及び理由というものを、電波監理委員のほうから一応この内容をもう少し敷衍して調書に記されている点を参考としてもう少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今網島委員長からのこの標準方式決定についての事実及び理由についての御説明があつたわけでありますが、大体我々の手許に配られた調書、それから審理官の意見書、これを再三熟読しまして、そうして昨日夕方配られた標準方式決定に関する電波監理委員会のこの理由書を読んでみて、如何に公平にみても、どうもこの聴聞会の調書、それから審理官……

第13回国会 電気通信委員会 第8号(1952/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は先ず最初に八木証人から御意見を伺いたいと思います。先ほど来いろいろ補足的な御説明があり、私もこの調書を再三熟読したわけであります。八木証人は、この調書で六メガサイクルのFCバンドがもう絶対的なものだ、十分な説明ができているとおつしやる。で私は我々に聽聞会に関する資料として出されたものを再三読んでみて、少くともこの標準方式の事案は、電波監理委員会が相当研究して出したものである。そうすれば委員会はその責任者としてあの事案の理由書にもございますが、もつとこの六メガサイクルがなぜいいんだということの科学的な説明が足りません。私が見ても足りません。で今八木さんは、もうこれで言い盡してあ……

第13回国会 電気通信委員会 第9号(1952/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 清水証人は、技術家であられるかどうか存じませんが、電波監理委員会の聽聞会による調書、審理官の意見書に基いて決定したテレビジヨンのスタンダードは完璧であるという言葉を言つておられる。なお一昨日八木証人がここで証言されたことについて、全く同感であるから今更言う必要はない。これは意味はわかるのですが、六メガ、七メガ、これも御承知のように世界には四つのスタンダードがあるわけで、電波監理委員会の聽聞会における説明を我々読んで見て、どうもなぜ六メガがいいのだ、なぜ七メガがいけないのだということが技術的な釈明が一つもないのです。それがこの間の八木証人の御意見を聞いても、これも技術的な証言が一つ……

第13回国会 電気通信委員会 第10号(1952/03/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日は電波監理委員会の抜山委員に御質問申上げたいのですが、これは電波監理委員会の構成メンバーとしての抜山委員、これはまあ電波監理委員長も技術家でありますが、主として今日は抜山委員のお考え、技術的の御意見をお伺いしたいと思います。  先ず第一に、過日聽聞会が開かれたその調書ができ、審理官の意見書が出され、それに基いて電波監理委員会としてテレビジヨンの標準方式を決定発表したわけであります。当委員会として、すでに過去二回に亘つて利害関係者といいますか、技術方面の権威者を招いて聽聞会に出された事案に対する意見を重ねて当委員会で聞いたわけであります。殊に私としては、この今回のテレビジヨン標……

第13回国会 電気通信委員会 第11号(1952/03/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと止むを得ない事情で外出しておりまして、実は審理官に私二、三重要な質問を持つておるわけでありますが、私予算委員会で総理大臣に質問通告をしておつて、もう順序が、二十分くらいしかないという通告を受けましたので、本日は審理官への質問はそういう工合で打切つて頂いて、次回において柴橋審理官に御質問申上げたいと思います。  それからこれは盛んに今日いろいろ質問の形式で何か御意見が出されたかも知れませんが、この間の、この前の委員会で、日本のテレビジヨンというものに対して一体どういうポリシーをとるのか。アメリカと全然同じスタンダードをとつたということに対して、電波監理委員会としての根本的な……

第13回国会 電気通信委員会 第12号(1952/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日は過日催されたテレビジヨンの標準方式に関する聴聞会の結果できた調書並びに審理官の意見書について若干の質問をしたいと思いますが、その前に網島電波監理委員長の所見を伺つておいて、そうして審理官の御説明を伺いたいと思います。  この電波法の第八十七條によりますと、「聴聞は、電波監理委員会が事案を指定して指名する審理官が主宰する。」と、これによつてこのテレビジヨンの標準方式に関する聴聞が行われておるものと了解するのでありますが、その次に「但し、事案が特に重要である場合において電波監理委員会が聴聞を主宰すべき委員を指名したときは、この限りではない。」でこの電波行政の立場から見て、この特……

第13回国会 電気通信委員会 第13号(1952/03/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この日本放送協会が昭和二十七年度の予算を編成するに当つて非常な特異性のあることはこれは御承知の通りであります。過去六年間この予算は占領軍政下にあつたという特殊の事情、それから主体的のほうから言えば今年から例の商業放送が開始された、それから二十七年度の予算中に或いは実現するかも知れないテレビジヨンの放送、それから平和條約発効後における日本が独立国としての放送のポリシイ、これは当然予算編成に当つて当事者は深く考慮になつて組まれたものであろうと思う。ところでその第一の昨年の秋以来開始された商業放送が漸次放送局の数も殖えて来る、こういう状態において例えば放送の一番重要な放送番組の問題につ……

第13回国会 電気通信委員会 第14号(1952/03/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私からも、極く断片的なお尋ねをいたします。第一には、この建設関係ですか、公共放送として、このNHKが全国の放送網を一日も早く完成されることは、公共放送としての任務、それから一般聽取者の便宜のために、これは当然やることなんです。ところがもうすでに、NHKが開設以来三十年の歴史を経ておるにかかわらず、依然として毎年この放送施設の建設或いは放送施設の改善関係という予算を計上しておられるわけですが、依然として全国に、このブランケツト・エリアと言いますか、地理上の関係等で聽取できない、又非常に何と言いますか、雑音が入つて聞えない、こういう地帶がまだ相当あるわけであります。これは実に公共企業……

第13回国会 電気通信委員会 第15号(1952/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 日本放送協会の昭和二十七年度收支予算、事業計画及び資金計画に関する承認の件に関しまして、日本社会党はこれに承認をいたすものであります。来年度の日本放送協会の收支予算、事業計画並びに資金計画の概要を見、更に電波監理委員会のこれに対する意見書を拝見いたしたのでありますが、日本放送協会としましては、来年度の予算を立て、又これに伴い諸種の事業計画をなし、又これに所要の資金に対する計画をいたしておる計画を見ますると、来年度は従来の日本放送協会とは異つた主体條件にあるということを十分意識して予算編成されたことと了承するのであります。申すまでもなく、昨年度以来商業放送が開始され、又近く講和條約……

第13回国会 電気通信委員会 第16号(1952/04/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これはもう随分前の私通信委員会で御質問且つ御依頼しておつたのですが、この行政協定がああいうように取極が成立して、で行政協定の第三條の第二項ですか、電気通信に関してのああいう取極ができておるわけですが、それに対して大体どういつたような政府は計画で行くのかということを実は御報告を求めた。ところが今日まで電通省も電波監理委員会も何らこの委員会で説明されていない。今日突然こういう法案を出されたわけです。今網島委員長から電波監理委員会に関する限りの分科会の活動機能をお話になつたのですが、この分科会でコンミユニケーシヨン・サブコミツテイ、いわゆるここで私はこの問題をすべて扱われるのじやないか……

第13回国会 電気通信委員会 第17号(1952/04/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 いいですよ。
【次の発言】 文句ですがね。放送事業、放送事業ということは、将来テレビジヨンもできるものと見なければならん、これが民間放送になるか、国営になるかわかりませんが、これはラジオ放送と、それからテレビジヨン放送ですか、そのほかにもあるかどうか私知りませんが、放送という中に、ラジオ放送とテレビジヨン放送が含まれればいいですがね。字句の点において、将来更に又加えるとか、訂正する必要がないように、若しテレビジヨンも含まれるような意味に修正されれば将来変える必要がないからいいのじやないかと思います。
【次の発言】 含まれればいいでしよ、法理的に。

第13回国会 電気通信委員会 第18号(1952/04/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと電通省の山下通信監にお聞きしたいのですが、この行政協定の実施に伴う電信電話料金の特例に関してですが、この電信、電話料金法に特例を設けた場合に、従来の官庁等の専用として「警察事務、消防事務、刑事訴訟事務及び日本国有鉄道の鉄道事業の用に供するものに限る。」、こういうふうになつておつたわけですが、今度の改正法案によると、国家地方警察、自治体警察、それから消防組織法に基く消防、これだけは特権に浴するが、刑事訴訟事務や日本国有鉄道の鉄道事業の用に供する電信電話料金というものは何ら恩恵に浴さないというようなことになるのですが、これは何か特別の理由があつてこういうことになるのですか、こ……

第13回国会 電気通信委員会 第19号(1952/05/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 国際電信電話株式会社の法案についてでありますが、これはまあ訳せばインターナシヨナル・テレグラフ・アンド・テレホン・カンパニーですか、ということになるのですが、佐藤大臣のほうにもアメリカのITTから、この国際電信電話株式会社の名称について抗議を申込んである。それで実は副会長で太平洋地域の主任をやつておるミスター・フランリーから、できればこういう国際的な業務である性質から見てITTということと非常に混同されるような名称は避けてもらいたい。こういう趣旨のプロテストは佐藤榮作君のところに行つておるはずであります。この法案をこうして出されて見ると、やはり依然として国際電信電話株式会社という……

第13回国会 電気通信委員会 第20号(1952/05/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは今日はこの間の聴聞会の経過報告だから、ここで質問しません。質問することがありますけれども質問しませんが、先に新谷君が注意を喚起したようなことは是非守つてもらいたい。それから現在政府案によると、電波監理委員会が今度組織替になるという案が今出ておるわけですね。今の政府の目論んでおるような電波行政の組織などということになると、テレビジヨンというものの標準方式が大体現在できまつたとした場合、次の最も重要な問題は経営ですね、民営か、公共放送か、商業放送か、これはもう一官庁でやるような問題ではない。それから、例えば郵政省の一外局か何かになつて審議会が設けられたということになつても、あの……

第13回国会 電気通信委員会 第21号(1952/05/19、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(山田節男君) 今日本電信電話公社法案の説明を聞いたわけでありますが、資料に関して何か更に御注文ありませんか。  第五條ですね、第五條の電気通信事業特別会計、この今度公社に換える場合に七月一日実施ならば数字的な検討並びに計算ができていると思うのですが、その資料を一つ頂きたいのですが。
【次の発言】 今日は説明を聞きまして今あなたのおつしやつた程度でよろしうございますので、資料をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 大体のメドさえわかればそれでいいから、各委員に是非一つ頂きたいと思います。
【次の発言】 今の逐條説明ですが、附則の第四項、第五項、それから第六項ですね、これ、もう少し立……

第13回国会 電気通信委員会 第23号(1952/05/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 実はこの法案の総括的質問には保利官房長官の出席を求めたのでありますが、保利官房長官は今日御都合が悪くてお見えになりませんので、この点も一つ大臣と保利官房長、電波監理委員会の委員長、三者の立会の上で御質問申上げたいということを保留しておきます。で大体電気通信に関する今回の法案を提出の運びに至つたことは、一つには吉田内閣の行政の簡素化、それからもう一つはこれは年来の電信電話の改善と言いますか、能率化ということについてのお考えも数次に互つて決議まで出している。こういうような必要からこの法案ができ上つたものと思うのであります。そこで私先ず第一にお伺いしたいことは、佐藤大臣が昨年の夏の電通……

第13回国会 電気通信委員会 第25号(1952/05/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今水橋君の言われた問題、これは委員長としてのお答えは私諒とする事情があると思うのですが、なお野田建設大臣が見えてから、私は一緒に一つ御回答願いたい。この質問は後ほどまで保留します。  別個の問題で、今月一ぱいで電波監理委員会の委員の一名はもう任期が満了する。そうすると、もう電波監理委員会の上村委員ですか、まだこれは補充ができてないのですか。これは委員長一名、委員六名という構成から来る人数が減つて来ているわけです。この法律によつて七月一日から行政機構が改革されるにしても、まだ一ヵ月というものの空白の期間がある。この期間をどういうふうにしてやるのか、委員長としての構想を、それをお聞き……

第13回国会 電気通信委員会 第26号(1952/05/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 古川教授にこれは一つ非常にアカデミツクな質問でありますが、一体今度行政組織を簡素化する、飽くまで合理的にやる、能率化をやる、而も民主主義の原則に則つてやつた。こういうことを大臣が説明されておるわけです。これをもつと経済民主主義というのをアカデミツクと言いますか、経営学的にこれを考えると、殊にこういつたサービス産業、これは国鉄も然りですが、こういうような厖大な資本、施設、人員、而もこの事業がサービス産業である、こういう場合にやはり経営者が経営の部面、例えば経営委員会に従業員の、職員の代表を参加させる。今あなたは経営委員の増員、それから理事のことについても触れられておるようですが、こ……

第13回国会 電気通信委員会 第27号(1952/05/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは総括質問の継続として発言をいたします。この日本電信電話公社と国際電信電話株式会社、両法案の総括的な質問の一環として御質問するのでありますが、今回の国営電信電話事業を、国内の電信電話は公社にし、それから国際の電信電話業務は民間経営にする、この従来の国営電気通信事業を分断するということについては、これはいわゆる政府としては通信の根本的な国策に則つてやられたことは勿論でありますが、現内閣が行政組織の簡素化、又合理的、能率的に運営する、而もそれを民主主義の原則に則つてやるという立場から来れば、これは私は勿論通信国策の根本原則に立つてやらなくてはいけないと思う。ところがそういうような……

第13回国会 電気通信委員会 第29号(1952/05/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の中山さんの日銀の政策委員として全国的に御覧になつて、いわゆる資金の借入れということは非常にむずかしいだろう。殊に民間資金というものは鉄鋼業とか、或いは電源開発とかいろいろなものがあつて、それが枯渇しておるということは、これは私も大体そういうような見通しが持てるわけでありますが、日本電信電話公社、これはいわゆる御承知の通り非常に厖大な資本でありまして、法案によるといわゆる、狭義資本で設立するということを申しておるのですが、それにしましても評価の価格はどうなるかわかりませんが、昨年の八月に佐藤電通大臣が言明したところでも、およそ三億七千万ドルくらいの価値があるということを言つてお……

第13回国会 電気通信委員会 第32号(1952/06/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この改正法案を立案するに当つてこれは常識的に考えなくちやならないことは先ず第一には標準方式の問題、これは今電波監理委員会の最後の聴聞会で調書、意見書が発表され、電波監理委員会の決定を今待つておるわけです。その第二の問題としては、やはり一体テレビジヨンの経営形態をどうするか、具体的に言えば公共放送か商業放送かということになる。そういつたような場合に、日本のような小さい国でこれは公共放送だけにする場合、或いは民間放送にする場合、或いは公共それから民間の両方の建前で行く場合、この三つのあり方があると思うんです。今回この三十二條の日本放送協会もテレビジヨンの放送をなし得る、この御趣旨はわ……

第13回国会 電気通信委員会 第33号(1952/06/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この第一條の目的のところで、これはもとより今後制定されるであろう公衆電気通信営業法、これに基いてやるということになるのですが、大体この公衆電気通信営業法の公社に関する限りの関係のある事項を、これは資料として出してもらえればなお結構ですが、そうでなかつたら、今日できればそのポンイトだけでも、一つ概要、今案になつている公衆電気通信営業法ですね、例えば第一章の総則に関する限りの逐條的でもいいから、関連した点をちよつと説明して頂くといいと思うのです。
【次の発言】 すると今の次官のおつしやつたことは、結局現在この公社の基本法は電信法であり、或いはその他の関連規則である。そうするとこの公衆……

第13回国会 電気通信委員会 第34号(1952/06/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 前回佐藤大臣の出席なくして、第一章総則の逐条質疑をやつたわけでありますが、これはいずれ第二章、第三章の質疑を終つて、私は第一章の総則を併せて大臣に御質問申上げたい、で、順序としてここに第二章の経営委員会に入つておりますので、経営委員会に関して質問を申上げたいと思うのですが、第一に、第十条に経営委員会の性格機能が謳われているわけでありますが、これは専売公社或いは日本国有鉄道公社並びに日本放送協会も法規によつて経営委員会制度というものを定義付けているわけでありますが、この公社法案の第十条に規定する経営委員会機能と言いますか、これが非常に狭い、而も漠然としている。で、なぜこういうように……

第13回国会 電気通信委員会 第35号(1952/06/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この放送法の一部を改正する法律案について提案者からの詳細な御説明があつたわけでありますが、なおこれについて電波監理委員会網島委員長にも御質問申上げたのでありますが、私しつこいようですけれども、もう一遍これを確かめておきたいと思いますから、重複しておりますけれども、電波監理委員会の所信を伺つておきたいと思うのであります。というのは前回にも申上げたように、すでに半年或いはもう一年前にテレビジヨンの放送の申請が出ておるわけです。すでに二回に亘り極めて愼重にテレビジヨンの標準方式に関する聽聞会まで開かれた。これは電波監理委員会当局としては、ああいつたように三つか四つのテレビジヨンの放送の……

第13回国会 電気通信委員会 第36号(1952/06/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この今の小笠原委員に対する網島委員長の御答弁ですが、私は、これはもう先日来橋本議員並びに井手議員から非常に懇切な提案の趣旨の御説明を聞いて、又プリン十にしてある放送法一部改正法案の提案の理由を見ても、これはただ経営形態で民間放送か公共放送か、これは全然きまつていない。この放送法の改正提案理由書に書いてありますように、民間テレビジョンの放送会社の申請も出ておる。NHKも出しておる。ところが、NHKはこの放送法によつて、例の三十二條の一項によつて標準の、これはもう明らかにラジオの放送だけしか認めていない。そこで審査する場合に、民間放送の申請も、日本放送協会の申請も、同じコンディション……

第13回国会 電気通信委員会 第37号(1952/06/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 それはですね、こうしてもうこつちの大体二十日までの会期としての日程きまつているわけですね。
【次の発言】 日程が支障なく進捗するというスケジユールが委員長のほうできまればそれはいいと思うのですが、大臣の説明ならば、委員外の発言として所管大臣に質問できるのですから、どうですか、私別に反対するわけじやありませんけれども、まだ公社法にしても逐条審議が済んでいないような現状で、委員長から向うの委員長に、こつちの審査の過程を説明されて、成るべくこちらの審査が邪魔にならないように、これも中断すると非常に質問がまとまらないのです。私はできれば委員長が大蔵委員長と話されて、こつちのスケジユールに……

第13回国会 電気通信委員会 第38号(1952/06/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと議事進行について、実は今日私は第三章の役員について大臣に質問したいと思つたのですが、まだお見えにならない。私四時半から中央労働委員会に呼ばれておりますので、大臣に対する、第三章の役員についての大臣に対する質問を明日に保留して頂いて、なお小笠原委員の質問を続行して……私待つてても大臣おいでになりませんから明日にしたいと思います。

第13回国会 電気通信委員会 第39号(1952/06/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 六十一条のちよつと質問が出たのですが、関連質問として六十条原案の国庫納付金制度というものをお聞きします。建前から言えば損失の補填に充てる、なお残余があつた場合にはあらかじめ予算で定めるところによつて国庫に納付する、これは私どうも公社法案を、公社いわゆるパブリツク・コーポレーシヨンという本質から見て、いわゆるニユアンスがどうもぴつたり来ない。その一つがやはりこの六十一条の国庫納付金制度です。これは言うまでもなくなぜ国営のものを公社に移すか、その根本はやはり何といつても第一には財政の自主性を持たす、一つのインタープライス企業として行く、殊に電信電話、殊に電話を公社にするということはも……

第13回国会 電気通信委員会 第40号(1952/06/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 冒頭に言われたこの接収と言いますか、吸収する、国際電気通信会社並びに国際電信電話建設会社ですか、この評価に対してはタッチしてはならん、あのスキヤツピンを見ますと、この鑑定評価については企業再建整備法によるべし、並びにあのポツダム勅令によるべしということが書いてある。企業再建整備法というものによれば時価でやることになつておる。然るにこの会社からの請願、この間の陳情を見ますと、帳簿価格でやつておる、而もこれは非常にいい会社で利益はたくさんあつて配当は制限されておるから、思い切り帳簿価格は低いわけです、減価償却が非常に多いから。ですからそのメモランダムについて言えば、時価でやるべきもの……

第13回国会 電気通信委員会 第41号(1952/06/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 大臣が見えるまで、他の政府委員に対して質問を申上げたいと思います。第四章の財務、会計に関する例の第四十条の予算の弾力性の問題ですが、この間新谷委員から縷々質問があつたごとく、私も拝聴したわけですが、なお私重ねてお聞きしたいことは、この予算の弾力性を持たす、他の公社では、例えば国鉄、鉄道公社ではこういう制度がない。今回電信電話公社で予算の弾力性を持たしたということは、これはやはり企業体としての一つの自主性を持たす意味で、私は趣旨はいいと思うのです。ただその間私なお明らかにしておきたいと思いますことは、この予算の弾力性を持たせるという第四十条の規定ですね。例えば予備費の問題です。予備……

第13回国会 電気通信委員会 第42号(1952/06/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 さつきの小笠原さんの質問に関連してですが、この新株の発行、新株の発行は、これも新らしい商法によると、やはり定款変更じやないのであります。定款に書いてある場合にはそれでよろしい、書いてない場合には取締役会で以てこれは決定できるわけであります。問題は、そういう定款の変更じやない、又取締役会できめるようなものすらも郵政大臣の認可を経なくちやならない、これはこの法律全体が、この法案全体がもうこれほどにがんじがらめにして、果して株式会社と言えるかどうか、何を以て公社にせずに民間会社にするかという、全般的に言えばそうです。その一部がここに現われているのです。花岡政府委員の御答弁だと、新株とい……

第13回国会 電気通信委員会 第43号(1952/06/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 この国際電信電話株式会社法案を逐条的に細かい技術的な点を念のため明らかにしておきたいと思います。  この第二条の国際電信電話株式会社の業務の規定ですが、第二条の場合は、公社のほうの第三条とは違つて、非常に簡単で、この業務の内容が明示してない。その理由は、どういうわけでこういうふうにしたのか、定款によつて明らかにしても、法案で業務の方法を明らかにすべきものじやないか。その理由と、それからこの会社はもう民営会社であるから、以前のように、自由に、例えば機器、資材製造部門、それからまあ研究、こういつたものができるという意味なのかどうか。この法案を作られたその意図をお伺いしたいと思います。

第13回国会 電気通信委員会 第46号(1952/06/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 日本電信電話公社法案、それから国際電信電話株式会社法案の逐条の審議の過程を済んだのでありますが、なお大臣もお見えになつておりますからやや総括的な質問になりますけれどもお許し願つて、大臣の所見を重ねて確かめておきたいと存じます。  第一の問題はこれも総括質問のときにもちよつと触れたのですが、御承知のように戦後の破壊焼失した電話施設の復旧と、それから新らしく電話を増設するということにつきましては、かねて政府も心配し、国会も再度に亘つて決議をしておるようなわけであります。それで今回この国内の電気通信が公社になるということになる根本の理由の一つも、やはり国会が希望し、政府が今日まで努力し……

第13回国会 電気通信委員会 第47号(1952/06/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これ一問だけ一つ大臣、次官もおられまするから、中尾政府委員もおられますから、御質問するのですが、この前に公社の機構の構想について何か案を持つておられるのを見せてくれと言つたところが、過日ここで簡単なものがあるということだつたのですが、私が知りたいのは、いわゆる公社には経営委員会があつて、総裁副総裁を含む経営委員会があつて、これがいわゆるボード・オブ・デレクタース、それからこれには理事というものが原案では五人以上置く、そうすると、この理事はやはりまあデレクターである。ですからこのボード・オブー・デレクタースに、重役会に相当するものが経営委員会であつて、そうして理事会というものはここ……

第13回国会 電気通信委員会 第48号(1952/07/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと質問があります。この今の新谷委員の修正案の第一條第二條中の「国際電気通信事業」を「国際公衆電気通信事業」に改める、この公衆電気通信、いわゆるコモン・キヤリア等の事業を行う、こういう意味と解するのですが、例えばラジオとか或いはテレビジヨンの将来の中継をやるという場合に、ラジオ及びテレビジヨンをいわゆるコモン・キヤリアとして見得るのか、それも含まれるのかどうか、この点を伺いたい。この修正の意味ですね
【次の発言】 今のこの国際の、海外からのテレビジヨン、それからラジオの中継が公衆通信、即ちコモン・キャリアとしてそういうふうに解し得るというこの定義が正確ならば私は今の修正された……

第13回国会 電気通信委員会 第49号(1952/07/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 電波監理委員会にちよつと質問したいのですが、今参考人二人のお述べになつた中でオートアラームに関する問題ですが、オートアラームというものは、勿論電波科学が非常に発達したから、殆んど完全なものができておるだろうと思うのですが、果してこれが絶対信頼し得べき程度までオートアラームが発達しているのか。殊に日本の現在のメーカーがそういう完全なものを作り得るかどうか、これを一つお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、今の長谷長官の御説明だと、オートアラームにはまだ絶対的な信頼性を持つていない。従つてそこに通信士と義務的に受信機というものを併用する。こう言つておられるのですが、さつき山縣参考人……

第13回国会 電気通信委員会 第52号(1952/07/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 衆議院が法案を可決して、当委員会に正式に付託された場合でも継続審査ができるよう願います。

第13回国会 電気通信委員会 第53号(1952/07/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 テレビジヨンの申請問題に入る前にその前提といつてはおかしいですけれども、関係電波監理委員会で第二回の公聴会を開いてテレビジヨンの標準方式が決定されたわけであります。私は非常に厖大な調書はこれは全読をいたしておりません。それからあの決定書によると当分六メガの周波帯幅でやる。併し七メガがいいということになつたならば七メガを採用するかも知れない。こういうように結論されておるように私聞くんですが、若しそうだとすれば、現在決定された標準方式というものは、或る一定の期間、欧米において若しこのメガサイクルについて、六メガより七メガがいいという場合には変える。いわゆる六メガは暫定的のものである。……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日の日本経済の見通し、二十七年度の経済の見通しについて私重大な一つの落度があるのじやないかと思う。それには何ら触れておりませんから、私は注意を喚起すると同時に資料を一つ出してもらいたいし、それから又責任ある立場の人が一つその方針を究明して頂きたいと思います。これは要するに賠償の問題であります。御承知のようにもうすでにインドネシアとは賠償問題について原則的な一つの了解ができておる。それからフイリピンにおきましても、八十億ドルという賠償の目安を出して、而も向う側としては條約の批准前にその一割の八億ドルくらいの賠償を完了しろと言つている。その後にはビルマとか、インドシナ、或いはオラン……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の問題に関連してですがね。身体障害者職業補導所に必要な経費として、二十六年度に比べて二十七年度は約倍額になつているわけですが、これには何か根本的な政策の変更があつてこんなに殖えたのかということをお伺いしたい。それからこの身体障害者の中には相当戰争犠牲者と言いますか、戰争を直接の原因としての身体障害者が相当あるのでありますが、講和條約が発効して、日本が独立国になつた後には、恐らく来年度の春からはこういつたような、戰争のために身体障害者となつたこういう人に対しては、特別なということもないけれども、職業補導についても或特殊な、特別な施設のようなことを考えておられるかどうか、この点をお……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 さつきの各委員の御質問と関連しておるのでありますが、どうも私は国家警察は組織の部面からいつてもさつきいろいろ指摘があつたように、犯罪の検挙数が昨年度においては七〇%、昭和九年の九〇%を目的にして進んでおる、こう言われるが、これには何といつても今日国家警察の活動が鈍いというか、検挙数が七〇%に上昇したと言いますけれども、その重大な犯罪が検挙されなくてはこの数字は何もいい数字じやない、そこでこれは極端に言えば、私はどうも日本の国家警察は昔の消防でいえば「まとい」、簿記はいわゆる大福帳を使つている。人間の質なり、或いは施設から言つてもやはり旧態依然たるものがある。殊に欧米を実際に見て、……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/03/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 時間が非常に制約されておりますから、簡潔にイエスかノーかの程度で私は今回は満足いたします。なお昨日私は委員会に出席しておりませんでしたので、若し私の質問が重複いたしましたならばこれはお答えにならなくてもよろしうございます。  第一にこの講和條約が近く発効すると予期いたしておりますが、その後において中共とそれからソヴイエトとの対関係は一体どういうようになるのか。総理大臣として講和條約発効後における中共、ソ連との国際関係をどういうようにおきめになるおつもりであられるか。又現在それについての何かの交渉を直接或いは間接におやりになつておるか。この点をお伺いしたいと存じます。

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 時間がありませんから極く簡單にしますが、今の神川教授の国際情勢の分析、これは非常に常識的な御解釈であります。併しそれだけではない。その点にいろいろ私は御質問もありますが、もういたしませんが、要するに我々は今日参考人を呼んで諸賢の意見を聞くということは、現在日本の今持つている憲法が、殊に第九條において自衛権に関して戰力、軍備などが問題になつているから御意見を伺つた。これはまあ常識的になりますけれども、とにかく戰力を日本は、第九條があるにかかわらず、自衛のための戰力は持ち得るという解釈、それはでき得ないというのが今日ここで論争になつており、そうして私お伺いしたいのは、我々は立法者とし……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/03/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 議事進行について。
【次の発言】 中田委員から非常にこれは重要な質問をしておられるのですが、御承知のようにもう一般質疑が日曜を含めて今日を含めて五日しかないわけです。相当各省の数字的な内容に亘つて入る時期じやないかと思うのです。そこで中田委員のおつしやることは基本問題ですけれども、今日まで相当やつたのでもありますし、それから例えば警察予備隊とか、各項目に入つて部分的にやるというふうにしないと、こうしてもう第一国会以来の異例として、分科会も今回は設けないのじやないか、こういう事態も見えておりますから、一つ委員長のほうでもう少し各省の数字の上の検討、こういうようなことに時間ができるよ……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 岡田君の質問に関連して……。
【次の発言】 今の岡田君の防衛分担金の支出についてですが、この間新聞では日本から出す金を向うが一応受取つて、そうして向うで一応支出官(コムプトローラー)が支出を決定する。で今予備作業班の首班ウイリアムズ代将がコンプトローラーとしてやるのじやないと、あの人の気持からすると、やはり防衛分担金は双方一応プールしておいてコンプトローラーとして向うの人が支出することになる。主たる支出官はアメリカで日本はただそれに対して補助的に支出に参與するに過ぎないということになるのかどうか。これは大蔵大臣或いは岡崎国務大臣にちよつとお伺いしたい。

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/03/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 本国会の開会の劈頭におきまして、吉田総理は施政演説の中で、一昨年以来の、殊に昨年の春以来の経済的な発展につきまして、非常にまあ楽観的な、自信のある演説をなさつたのでありますが、それと同時に、大蔵大臣並びに周東長官もこれを裏打ちするかのごとく極めて楽観的な、又一面において自信のある施政の御演説があつたわけですが、それに基いて立てられました来たる昭和二十七年度の予算案を本委員会において検討いたしたのでありまするが、その後国際情勢等の変革、変動と申しまするか、急激なものがございます。例えば貿易の見通しでございます、総理並びに周東安本長官の御演説では、将来の貿易は極めて朗らかなお見込であ……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 第閉会後2号(1953/03/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の小笠原君の質問に関連してですが、この憲法第五十四条第二項、やはり国に緊急の必要がある場合にこれは緊急集会を開くので、そうして緊急集会でなした措置は、これは飽くまでも臨時的なものであります。次の国会において十日以内においてこれを衆議院が否決する場合は効力を失うという、そういうことがちやんと明記してありまして、今日まで参議院として緊急集会は第二回目なのです。第一回目はこれは御承知のように昨年あつたのですが、今度のようにこういう法律の施行の期限の問題にしても非常に多岐多般に亘つたものなんです。今小笠原君が指摘されたような、今問題になつておる租税特別措置法ですか、第二十六条の第一項の……

第15回国会 期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案特別委員会 第閉会後3号(1953/03/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となつておりまする期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律案に対して賛成の意を表するものであります。  昨日質疑におきまして、各委員からの御意見等を総合して見ましても、この法案の出し方、又法案の内容等におきましては遺憾なものが非常に多いのであります。御承知のように本案はこの憲法第五十四条第二項によりまする緊急集会の本質は、飽くまで国のために緊急の要がある場合、而してこの緊急集会でとるべき措置は飽くまでこれは臨時的なものであります。かような憲法の解釈からいたしましても、この議題となつておる法案に対しましては、幾多の疑……

第15回国会 電気通信委員会 第1号(1952/11/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私はこの機会に郵政省の当局の一応見解を承わつておきたいことがあるのですが、それは去る九月の末に招集されまして、十月の上旬から開催されておる、俗にITUと言われている国際電気通信連合会の全権会議の件であります。この国際通信全権会議は、これはもう御承知のように、去る一九四七年アメリカのアトランテイツクシテイーで開催されました。毎五年目に開催されるこれは国際的通信の重要な国際会議であります。このことについては、実は昨年夏、衆議院二名、参議院三名の電気通信委員がアメリカに参りまして、いろいろ電気通信の問題を見学したわけでありますが、その節、国務省の国際電気通信部の主任、最高顧問をやつてお……

第15回国会 電気通信委員会 第2号(1952/11/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の御説明にあつた例の電々公社のベース・アツプの問題です。これは我々のほうへも再三再四いろいろ何しておりますが、ただこの際大臣並びに公社の総裁、副総裁がおられますので質問いたすのですが、こういつたようなベース・アツプの問題を、政府としてはやはり二千円という一般公務員と同じように扱いたいと、こういうことを言つておられるのですが、これは我々もう法律を作つてまだ三カ月くらいしかたつておりませんが、大体この電々公社法を作る場合に、給与総額の問題、何とか国鉄或いは専売公社がやつておるような、給与面において余り固い枠を設けない、いわゆる何と言いますか、高能率、高賃金ということを言つておられる……

第15回国会 電気通信委員会 第4号(1952/12/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは詳しくやると長くなるだろうし、公聽会もあつたり、いろんないきさつがあつたろうと思う。若しできれば前の電波監理委員会での議事録があると思います。これは長谷長官のところで編纂されておられると思います。この点は報告を受けると同時に、そういう電波監理委員会の去る一月の例のスタンダードの、標準方式の公聽会が済んでから以後の免許に関しての電波監理委員会の御質疑の経過、我々は部分的なものはそれを聞いていますが、長谷長官としても当時は長官として電波監理委員会に参加されない部面もあるのじやないか、こういうものは勿論当時の長谷長官としても御存じないだろと思います。そういうものが記録があれば、当……

第15回国会 電気通信委員会 第5号(1952/12/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 NHKの本年度の追加予算、それから事業計画、これは郵政関係の方面でやはり政府のテレビジヨン国策を将来どうするか。これは過日前委員会において政務次官がおられまして聞いたのですが、なおこの際この議題に入る前にはつきりしておきたいと思うところを少し具体的に御質問を申上げます。これは前に大臣も説明されたが、電波監理委員会、総理庁の直轄の電波監理委員会がきめたこと、これはもう政府の施策としてきまつたたわけだ。而も前に仮免許された全国テレビ放送網株式会社、これは全国のネツト・ワークを持つという立場になつておつて、而も民間放送でやるということがきまつておつて、そうして公共放送のテレビジヨンもこ……

第15回国会 電気通信委員会 第6号(1952/12/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは大臣がおられませんから、平井次官に一応私はお願いになるけれども、大体今回の電電公社の調停案については、時期的に言えば、最初には梶井総裁は極めて妥当なものだ、極めてリーズナブルなものである、こういうことを言つておる、そうして時間的に言えば、その後になつて、どうも予算上資金上むずかしい、その間の、なぜ総裁が最初にはこの調停案は極めて妥当なものである、リーズナブルなものであると言つて、そうしてあとになつて、どうも予算上資金上できない、そこで、前に私は大臣にも質問したが、一般公務員並みにこれはしたほうがいい、こういうような結果になつた。そこで昨日改進党、それから社会党の左派と右派、……

第15回国会 電気通信委員会 第7号(1952/12/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今日は郵政大臣がお見えになりませんから、事務的な方面だけ二、三御質問申上げたいと思います。先ず第一に、この事業計画によりますと、テレビジヨンの視聴料を月額二百円と、過日郵政大臣からも、これは世界各国の情勢、日本の現在の物価指数からラジオの聴取料の四倍にして二百円、この点は妥当だという郵政大臣の御説明があつたわけですが、NHKの責任者にお聞きしたいことは、この二百円というものは、ただテレビジヨンだけの視聴料であるか、或いはラジオも聞き、テレビジヨンも聞くという、併用ですね。ラジオと併用してこれを視聴し、或いは聞く場合にも月額二百円なのか、この御方針を第一に伺いたいと思います。

第15回国会 電気通信委員会 第10号(1953/02/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の平井政務次官の御説明の中の、去年の十月から始まつたITU、国際電気通信連合の会議の状況ですが、これは衆参両院とも電通委員会において非常に心配して、衆参両院の電通委員会の名前で電報まで打つて激励したわけでありますが、花岡全権以下非常に健闘を願つたというのですが、その結果は必ずしも意のごとくでなかつた、それもいろいろな事情があるだろうと思うのでありますが、今後のこともありますので、花岡全権がお見えになつておれば、極く簡単でいいですから、そのときの主として動きといいますか、結果はここにありますけれども、この点一つ我々に御説明して頂けませんでしようか、どうでしようか。

第15回国会 電気通信委員会 第12号(1953/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の池田さんと森課長さんのお話を聞くと、大体今テレビジヨンのメーカーと言いますか、五十数社もあるというのですが、そのうちでまあ主なものは十八社というのですが、将来殊に日本のように成るべく経済的に受像機を販売し、又維持する場合にもこれはまあ経済的にもあるし、非常に便利なものでが、やはり部分品というものを又相当各社、十八社なら十八社がオーソライズされた、少くともメーカーは規格をやはり統一する必要があるのじやないか、これはまあ通産省なり或いは研究会としてそういうことを実際問題としてこれからまあ量産に入る前に、そういうことを政府なり或いは研究会として研究して、そういうようなお考えをお持ち……

第15回国会 電気通信委員会 第13号(1953/02/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 ちよつと関連して……これは郵政大臣に御質問するのですが、今の鈴木委員の言われた大電力の周辺の放送局の問題が今提起されたわけですが、その前に一体郵政省としてこのラジオに使う何と言うか、パワー、出力ですね。大電力主義で大電力百キロワット、五十キロワット、こういつたようなものを許すということが方針なんですか。今の大電力問題が起きたということは、これは私は少くともアメリカ、ヨーロツパの五波行政を見て、例えば船が救難のための信号をする場合、或いはラジオ、電報、通信、電話、こういうような場合のほかはラジオ放送のためには最小限度、必要最小限度のパワーを以つてやるべきだ、これは今日の電波行政の原……

第15回国会 電気通信委員会 第15号(1953/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(山田節男君) それでは只今より電気通信委員会を開会いたします。  国際電信電話株式会社法を廃止する法律案を議題といたします。先ず提案者から提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 只今提案者からの提案理由の説明があつたわけでありますが、本日は提案者の理由説明だけで、質疑は後日にいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは今日は提案理由の説明を聞くのみといたしまして、本日の委員会はこれを以て閉会いたします。    午後二時五十九分散会

第15回国会 電気通信委員会 第17号(1953/03/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の文部省の教育放送というやつですね、これは何ですか、全国の放送網でやるという気持ですか。例えば東京都内だけでやる文部省の放送ですか、どういう計画ですか。
【次の発言】 今の一つの官庁が、殊に放送内容と非常に密接な関係のある文部省が、この教育に関しての放送を自主的なものを組んでやるということは、今の放送法、それから公共放送というものがあつて、全国のネット・ワーク・プランというものがあるわけですね。そういう建前に率いて、そういう官庁が而も教育的な放送といいますが、そういうことをするならば、NHKの放送がすでに申しました使命はそこにある。非常にそれは文部省としてNHKのプログラムの編……

第15回国会 電気通信委員会 第18号(1953/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 このNHKの二十八年度の収支予算事業計画の審査に当つて一応郵政大臣の御方針を伺つておきたいと思うのです。昨日も問題になつたのですが、大電力周辺の放送局の再免許、これは直接我々の受取る陳情、請願は大阪電力周辺の五つばかりの放送局、この廃止について非常に痛切な陳情を受けているわけです。で、五月に再免許することになつて周波数の割当の調整をせられるという方針だということは電波監理局長の昨日の説明でわかつた。これは大臣も御存じのように今日まで地区別の放送というものは実際的には相当の効用があるわけです。ただ今日の放送局の開設基準規則によりますと、これに抵触するのではないかという疑問が今出てい……

第15回国会 電気通信委員会 第19号(1953/03/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして本放送法第三十七条第二項の規定に基き、国会の承認を求める件につきまして、承認を与えるものであります。  今回出されました明年度の、NHKの昭和二十八年度の収支予算、事業計画及び資金計画に対しましては、すでに詳細なる審査を経て、政府並びにNHK当局の意向を確かめたわけでありますが、この予算に盛られておる明年度のNHKの事業計画は、テレビジヨンの本放送を開始するということにおきまして、まさに画期的な予算であると思うのであります。テレビジヨンはもとより日本におきまして最初のこれは試みでありまして、将来の健全なる発展も一にかかつてこの日本放送協会の……

第15回国会 予算委員会 第6号(1952/12/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 人事院のほうに質問していいのですね。ベース問題を……。
【次の発言】 さつき人事院の今回のベースの勧告案を出す一つの基礎案として、人事院ではいわゆるマーケツト・バスケツトでなくて、さつき説明があつたように、ちよつと風変りなマーケツト・バスケツトの線で四千七百何ぼを出しております。そうしていわゆる我々が言うマーケツト・バスケツトの計算でやれば、今出された単身者に対する四千六百何ぼというものは正確な数字でなくてもいいですが、何%殖えるか、減るか、この点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いわゆる厳密の意味におけるマーケツト・バスケツトということは言えないわけで……

第15回国会 予算委員会 第8号(1952/12/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 昨年度の輸入、輸出、それから今年度の十月までの輸出、輸入ですね、大体今の説明でわかつたのですが、新聞で来年度の輸出計画というものを立つているやにちよつと見たのですが、而もそれは今年よりも更に減る。今の御説明に関連して来年度の輸出計画というものがあるなら、極く概略でいいのですから御説明願いたいと思います。もう一つは、これは局長としてはちよつと答えにくいかも知れませんが、さつき言われたように、今日の貿易の現状が、買つてくれなくては買わない、こういう情勢になりつつある。ところが今日本の状態は、例えばアメリカから全輸入の四二%を輸入している。併しアメリカに出すものは非常に少い。この点が日……

第15回国会 予算委員会 第10号(1952/12/08、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これは大体今茨城県知事の言われたことは、知事会議等で問題になつておる結論がそういうふうに言われたと思うのでありますが、これは我々今後補正予算審議の過程において政府の責任者を呼んでいろいろ今述べられた点を質したいと思つておりますが、その最近の知事会議の結論と申しますか、こういつたような今日の地方税或いは財政制度の根本的な欠陥に対して政府当局にいろいろと申込をされておると思いますが、極く最近にこの地方財政の非常な逼迫、困難な状況について申出されて政府当局はどういつたようなことを知事さんのほうに申しておりますか、どういう言明をしておりますか、極く簡単でよろしいですからお聞きしたいと思い……

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 現地調査第二班の調査の結果を御報告申上げます。  第二班は、中川委員と私、並びに湯本調査員が随行いたしまして、去る十一月十六日から二十二日までに至る一週間福井県、富山県、及び新潟県の三県に参りまして、地方自治団体としてはこれらの各員庁及び小松市の四団体、代表的な工場としましては福井精錬加工株式会社、小松製作所小松工場、倉敷レイヨン冨山工場、広貫堂製薬会社並びに日本瓦斯化学工業新潟工場の六工場、又公共事業の現地といたしましては、富山県の流水客土並びに新潟県の三面川総合開発事業、新潟港等の各所において最近におきまする国民経済の動向をつぶさに調査して参つたのでありまするが、ここには特に……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 内閣・郵政・電気通信連合委員会 第2号(1952/05/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 今の新谷君の質問に関連してですが。
【次の発言】 今の大野事務次官の御答弁と実際この法案とを見ますと、ちよつと私おかしいと思う。というのは、大体今度電波監理委員会を解消して、電波監理審議会というものを郵政省の而も大臣の一諮問機関にする。そこにこの電波行政の本質と、いわゆる民主的に公平に国民の福利のために放送或いは電波の割当をやると、この公共性というものが、もう無理やりにこの大臣の諮問機関にしたということに無理がある。例えばさつき大野事務次官の説明がありましたが、この電波監理審議会に行政処分の異議を申立てた、この異議を申立てて来た場合に電波監理審議会がいわゆる聴聞会を開き、そうして……

第13回国会 内閣・郵政・電気通信連合委員会 第3号(1952/06/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○山田節男君 これで今日最後の連合委員会になるのですか。
【次の発言】 私は過日電気通信委員会で野田大臣には郵政省の設置法の一部改正についてかなり詳しく御質問申上げたのであります。過日本連合委員会で佐藤大臣並びに網島電波監理委員長の出席の前で御質問したのでありますが、今日が最後の連合委員会ということでありますから、多少重複いたしますが、私は重ねて野田大臣に行政管理庁長官としての御意見を伺つておきたいと思います。と申しますのは、この電波監理委員会の郵政大臣の諮問機関という問題であります。そのそうすることの極めて不合理であり、不能率であり、又不公平であるということは詳細大臣に申上げておるから、この……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

山田節男[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 4期- 5期
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