堀木鎌三 参議院議員
2期国会発言一覧

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堀木鎌三[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは堀木鎌三参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

堀木鎌三[参]本会議発言(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第39号(1951/05/10、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私はここに吉田総理大臣に対しまして、外交問題に関して国民の知らんとするところを代表いたしまして、質問をいたそうとするものでありまするが、大体本日ここに質問いたします事項は、本来総理大臣がみずからその責任上、進んでその誠意と熱情を傾けて経過を語り、国民の共感と納得を得らるべきものでありまして、その点に関しまして、先ほど加藤シヅエ議員に対して、非常な御努力があるということを言われるのでありますが、私どもはその点に総理大臣が欠くるところがあるのでなかろうかということは、ひとり加藤シヅエ議員のみでないと私は考えるのであります。何となれば、今回の講和に関しましても、私どもは既成の事実をダレ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第9号(1951/10/23、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私は第一クラブの一員といたしまして、過般池田蔵相がこの場所でいたしました財政演説に対し質問をいたしたいと思うのであります。  池田財政と申しますか、或いはドツジ財政と申しますかは、ともかくといたしまして、その財政の特徴は、財政規模の縮小を図りつつ收支均衡を得た予算を編成することであります。従つて二十六年度当初予算におきまして、池田大蔵大臣は、本年度の予算は前年度に比し財政規模の縮小を図りつつ減税をし、併せて資本の蓄積と社会政策的経費を計上することができたのである。自分としては従来の予算に比して最も上出来な予算であると、こう自画自讃されましたのは、私どもの記憶に新たなところでありま……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第25号(1952/03/27、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は改進党を代表いたしまして、昭和二十七年度一般会計予算、特別会計予算及び政府関係機関予算に対し、反対の意を表明いたすものであります。(拍手)以下主なる反対の理由を申述べたいと思います。反対理由を申述ベますに当つて(「改進党三人しか来ていないぞ」と呼ぶ者あり)自由党の愛知君の議論は私も波多野君と同様の感を深ういたしますと同時に、今の緑風会の小林君の議論に対しましては、私は殆んど以下反対の理由が同じなんであります。然るに一方においては予算案に賛成し、一方においては反対せざるを得ないのは、どこにその差があるかを深くおのおの考えるべきであると思うのであります。(拍手)  反対理由の第一……

第13回国会 参議院本会議 第66号(1952/07/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は改進党を代表いたしまして、委員長報告の修正案、その修正案を除く政府の原案に対して賛成をいたすものであります。  以下極く簡單にその理由を申述べたいと思います。  今度の労働関係諸法令の改正案が議会に提出されますや、各方面では、これが一つの反動的な現われであるということの世論が多かつたと思うのであります。併し、実際におきましては、單純な反動的な分だけではない、実は他の諸法令におきまして、現内閣が独立後、従来進駐軍の権威の下において政治をとつて参りまして、この権威が失われた以後、とかくただ権力によつてのみ国民に対しようという傾向が強かつた。そういう点が破防法その他に見られたわけで……

堀木鎌三[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

堀木鎌三[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今頂戴いたしました歳入の部で「官業益金及財産税受入」が、昨年は第一四半期一九%になつておる。ところが今年度は僅か六%で、金額から見ても非常に少ないのですが、この官業益金とかその他のものについては入つて参る通りに入つて参るのだろうと思いますが、何か手続上の問題があるのでございますか。
【次の発言】 重ねてお伺いいたしますが、そうすると專売益金の繰入れが遅れているというわけでございますか。專売益金の一般財政上の收入に立てる分が遅れているということなんでございましようか。
【次の発言】 私も重ねて……。それでは政府委員にお聞きいたしますが、千三百億の益金が予定されておつて、そうして歳入……

第8回国会 予算委員会 第閉会後3号(1950/11/07、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 第一段にお聞きいたしたいことは既定経費の節約が物件費、旅費、その他いろいろのもので五%とつかまえてお見込みになつたようにさつき承わつたのですが、何かその五%とつかむについての根拠についてお聞きしたい。
【次の発言】 全体に対しての引つくるめでございますか。
【次の発言】 もう一つお聞きしたいことは、地方債の発行総額が二百十五億ございます。大体何と申しますか、これについて総額的にもつと殖やすお考え方ができないのかどうか。二百十五億はもう少し地方債を殖やして平衡交付金の総額を減らすというふうな観点に立てば、その性質上その他から見て地方債にもつと仰ぎ得るものがありますか。

第8回国会 労働委員会 第1号(1950/07/19、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大臣にお聞きしたいのでございますが、大体まあこの間からのお話だと、今後もいわゆる今の内閣の言う安定経済というものに従つて相当失業者が、殊に日雇の失業者が相当殖えて参る、日雇労働者が失業する状況は非常に殖えて参る、こういうふうなお見込でないかと思うのでございますが、どうお考えになつておりましようか。
【次の発言】 いつもそれで……。ついでに大臣にもう一つお聞きいたしますが、そうい見方でいつもいろいろ問題になつて参りますのは潜在失業者が顯在するかしないかというふうな問題なんでございますが、その潜在失業がそれじや大臣としては最近の情勢ではどの程度に殖えつつあるとお考えになつておりましよ……

第8回国会 労働委員会 第閉会後1号(1950/10/11、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 それでは御報告申上げます。  私共近畿地方の労働事情視察に参りました者一行は堀議員と私と磯部専門員になつておまして、兵庫、大阪、京都、愛知の四県を視察して参りました。詳しく申上げるのもどうかと思いますので、概要を御報告申上げますが、予定の三日の日はいわゆるジェーン台風の当日でありまして、東京を出ますときは大したことはないという考え方で参りましたが、列車が段々向うに参りますにつれて遅れて参りまして、汽車の窓から見ました被害状況並びに翌日阪神国道をずつと通つて参りましたが、実にその被害状況は甚だしいものがある。従いまして、私共も労働問題につきまして余り徹底的に各現場官庁を動員するとい……

第8回国会 労働委員会 第閉会後2号(1950/10/12、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今労働大臣のお話一部に御尤のように思うのですがどうも私解せられないところがあります。というのは予算委員会におきましては大蔵省関係において、本年度の補正予算についても来年度の予算についても見通しを主計局長からすでにお話になつておる。無論ドツジ氏が今来朝してどういう考えによつてそれが変るかということも考えられますが、臨時国会がいつ開かれるということと関係なしに、もう各省とも補正予算なり来年度予算については、すでに大体の案というよりは殆んどまとまつてお話合いが進んでおる筈なのです。今日お聞きしようというのはそれだつた筈なのです。そういうことについては労働省はどういうふうな御見解になつて……

第8回国会 労働委員会 第3号(1950/07/26、2期、第一クラブ)

○堀木委員 齋藤さんにお聞きしたいのですが、さつき關谷さんから問題があつたのでありますが、実施時期が非常に短いので、保險料と掛金との関係でございますね。つまり保險の財政の上から見て、これが一番ぎりぎりであるかどうかというような問題を、非常に実施期間が短いので御推定もどうかと思うのですが、一遍お聞かせを願いたいとこう思うのであります。
【次の発言】 もう一つそれについてお伺いいたしますと、それと同じものを頂戴しているのですが、今度の新らしい改正案によりましたならば、保險料收入額と保險料給付の月別の実績がありますが、推定するとどういうことになりますか。

第8回国会 労働委員会 第閉会後3号(1950/10/20、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 小林証人にお伺いしたいのですが、この三十五條但書は全然削除したほうがいいというお考えのようにも思われるのでありますが、これは削除のままでいいのでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、三十五條の本文のほうを、現在のように当事者双方とも最終的決定としてこれに服従しなければならない、この表現では足りないというお考えでしようか。先ほど民事訴訟法の八百條を御引用なさつたのでありますが、そういう点との関連においてもう一度御意見を聞かして頂きたいと思います。
【次の発言】 小林さんのおつしやるように、三十流條の本文は労働法規的な観点から規定されておつて、但書はむしろ財政法的なものである……

第8回国会 労働委員会 第4号(1950/07/27、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 この間実は日雇労働者の現場をよい機会に見せて頂いたのですが、日雇労働者の一番要求しておることは要するに失業日数のないことであるということが一番希望しておることは確かであります。要するに保険金の問題より、失業日数がないこと、失業対策事業の内容を見ますと、まあ非常に関係官が努力しているようでありますが、実際の現状から見ると、まだ都市計画事業と公共事業との計画的な結付きというものは私は足りないと思うのでございます。それには一つは無論この日雇失業者自身の、要するにそういう公共事業だとか都市計画事業との結付きをする主体性が足りない。主体性自身が足りない。組織とそうして熟練というものが一体に……

第8回国会 労働委員会 第閉会後4号(1950/10/21、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 賀來労政局長は来ておりますか。
【次の発言】 折角おいで願つても、実はこつちが少し私は改正の御趣旨なり何なりの御説明がおろそかになつていたのではないかという気もするのでございますが、今藤林先生にお聞き申上げたいのですけれども、実は藤林先生は事実上御関係が深いのですが、先ほど戒能証人の言われましたように、日本国有鉄道法だけに追加予算提出の義務がある、それは運輸大臣を通じて大蔵大臣に対してあるわけなんですね、この点はやはり戒能先生のお話のように、政府に国会提出の義務を負わしておる、而も今までの法文の書き万では、政府は如何なる拘束も受けるものではないというふうな書き方であつたのですが、……

第8回国会 労働委員会 第5号(1950/07/28、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私も本案につきましては賛成いたします。ただここで希望を申述べたいと思いますことは、最近の日雇労務者の失業状態が現下の情勢から段々殖えて参つておる。朝鮮事変その他によりまして一時的な需要というものも予想されますが、今の経済政策の下においてはそう楽観を許さない。こう思うのであります。当局者としては是非この日雇労務者が先ず失業しない、先程のお話のように完全雇用に近い状態に置く。完全雇用を理想として参る。その点につきましてはこの失業対策事業の外に公共事業でありますとか、都市計画事業と緊密なる、特に末端における緊密な連繋によりまして、比較的恒久性を持ち、そして日本の経済復興に貢献する形にお……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 佐多君が大蔵省から提出されました資料と地方財政委員会による資料との比較検討をお續けになるならば、私はその点を尋ねようとしておつたのでありますから、佐多君の御質問が済みましてから足りない点だけ質問させて頂こう、こう考えております。
【次の発言】 午前中に佐多委員の質問が済みましたらその関連におきまして申上げたい、こう思つておりましたのでありますが、先程大蔵省から出ましたものと、そうして地方財政委員会から出ましたものとの間の比較につきまして、給與ベースの改訂、年末手当支給に要する経費その他については詳しく御説明がありましたので、両者の意見の相違がほぼ明らかになつたと思うのでありますが……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私先ずお聞きしたいことは、國家公務員の給與ベースの問題は官房長官が御主管だそうでありますが、労働問題御主管の労働大臣といたしまして、二十三年の七月から、國家公務員については給與がそのときの物価を水準にしてきまつて参つたわけでありますが、今回漸く平均して約千円の給與待遇の改善が図られるということでありますか、その間におきまして、民間の給與待遇等と比べまして、労働大臣として國家公務員が著しく低位にあるということをお認めになりましようか、お認めになりませんでしようか、その点を第一点としてお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 無論千円平均上るのでありますから、その差が相当縮まつたこ……

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 関連して質問したいのですが……。
【次の発言】 輸入の問題について……。安本長官から数字を挙げてやや前途希望が繋げるようなお話があつたのでありますが、実はそれにもかかわりませず、数字を分析して見ると、必らずしも安心できない。いな、むしろ非常に心配しなければならない点があるという私は考えばかりであります。先ほど月別の輸入計画をお挙げになりましたのでありますが、大体上期におきましては、輸入は実は昨年に比してなお且つ減つておるのであります。昨年輸入は七千八百万ドルでございましたのが、今年は七千四百万ドルというふうに減つておるのであります。輸出のほうは、昨年に比しまして千九百万ドル殖えて……

第9回国会 予算委員会 第11号(1950/12/09、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 時間が制約されておりますのと、同時に総理大臣は御微恙中であるということに聞いておりますので、それを推して国会最終の日でありますとは言え、お出かけになりましたことに関しましては、私も国民の一人として深く敬意とお礼を申上げます。極く簡單に、突は各大臣と私との議論のやりとりをお聞き願つて、その上に立つての御判断を願いますと非常にいいと思うのでありますが、併しながらどうもスケジユールがそうも参りませんので、極く簡單に総理大臣に二、三の点だけ御意見を承わりたいと思うのであります。無論時によつていろいろと御意見が出ておりますので、又政策が出ておりますので、或いはその点について又再び繰返すこと……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 議院運営委員会 第37号(1951/04/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 水橋さんも、私も非常に小会派だし、私どももみないないので急に出て来たわけですが、今マツカーサーが辞任された理由、これはいろいろな動きがあるのだろうと思いますが、私ども正式に知り得ることは、やつぱりトルーマンの演説でそのままを信用するよりしようがないという意味においては、私は片柳君と同じで、要するにマツカーサーの日本の占領政策そのものについての批判は一つもない。むしろその点の功績はトルーマンといえども惜んでいない。要するに新聞が書いておるように私どももその真相を知らない。一応新聞を見るならば、要するに彼の大きな政策についての食い違いがあるのじやないか。これは併し決して占領政策そのも……

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 中共をアグレツサーとしての決議案が通過する前後の経緯についてもつと詳細な説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私ちよつとほかに用事がありまして席を外しておりましたから、ほかから御質問があつたことでございましたら別に何でございますが、実は朝鮮事変についてただ戰闘行為……表面に現われた戰闘行為だけを見ておつては非常に表面的な観察しかできないのであります。その点で第一にお聞きいたしたいと思いますことは、この前の臨時議会の初めに総理大臣が施政演説で、先ほど木村委員からも言われましたように、朝鮮は間もなく統一国家としてできるだろう、マツカーサーは前線にあるのだ、こういうような期待的なお……

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 数字的には電給関係が一応お見通しがついておるのですが、今品種別にどういうふうな状況になつておりますか。その点についてもう一遍御説明をお願いしたいと思います。

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/10、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 一点だけお伺いいたしますが、例の公団廃止に伴いまして、配給事務を食管特別会計でお扱いになるとすれば、今御説明になつた予算は相当変つて来なければならないと思いますが、如何でございましようか。

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今建設省のお話を伺いますと、何でも総額がきまつちやつて、それから細目が組み立てられるような御答弁に近いものがあつたのですが、一体我々予算を組むときに、事業内容がきまつて、大体これくらいのことはしたい、併し一般財政上の都合もあつて、その金額が減額になれば、この道路とこの分は止を得ず切ろうというふうなことが大事なやり方だと、こう思うのでありますが、それでやれば、実は公共事業について実際の計画が立ち得ないだろう、例えば道路計画にいたしましても、河川改修工事にいたしましても、砂防工事にいたしましても、皆一つの計画を持つておつて、大体個々の工事を集計したのが幾らになる、そのうちで一般財政と……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/16、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私お尋ねしたいことは、さつきの木村委員の質問に関連するのでありますが、大体政府関係機関なり、特別会計で一番資材をお使いになりますのは、国有鉄道と電気通信特別会計じやなかろうか、こう思うのでありますが、電気通信関係のお仕事の中には、非常に材料が最近騰貴して参つておるはずでございます。特にお使いになるものは価格が騰貴しておるという関係でありますが、従いまして、現在どの程度資材をお使いになるか、主要資材の内訳、そうしてそれに対する予算上見積りと申しますか、予算に見積られました單価及び朝鮮事変前と、現在現に購入なさつておる單価というものが、どういうふうになつておるか、そういう点を先ず事務……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 折角法務総裁が来ておられるのですから、一つ法務総裁にお伺いしたいと思います。  どうもこの警察予備隊といろものがこの紙二枚で審議することに非常に無理がある。殊にこの前昨年は国債費のはうからマツカーサーの書簡によつて急速にできましたもので、我々としては前年度から今年度にかけて、実際の内容的のものがどういうふうになつておるのかということを細かく調査しなければならんと思いますが、ここでは特に法務総裁にお聞きいたしたいと思いますことは、ともかくも現在の国警なり地方警なりのほかに七万五千人なりというものが国内治安上必要とするということは、どういう根拠で、どういう考えでできて来ておるものか。……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/22、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 先ほど山田委員と吉田総理との応答、全面講和とそうして再軍備についての御論議の間を考えておりますと、実によく一致しておるというふうな感じを受けるのでありますが、にもかかわりませず、ここに一つの大きな国内においては二つの意見が対立しておると思うのであります。それは端的に申しますれば、日米相互防衞協定ということが大体既定の事実としてでき上つて来ておるわけであります。ダレス氏は日本国民がこれを歓迎するならば講和直後において日本に軍隊を、アメリカの軍隊を駐屯するであろう。そうして総理は日本の国民の大多数は歓迎するであろうということを言われておりますにかかわらず、実は一方において確かに国論は……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私も木村委員と同様に、政務次官がこの程度は先行き心配する必要がないとおつしやつたことを違つた角度からお聞きしたいと思う。政策的な議論はいずれ本審議のときにいたしたい、こう考えますが、私物価庁は安本の一外局だと承知いたしているのですが、安本の中でお出しになるものが物価庁とは別なんだとおつしやることもわからないのですが併し細かい数字は別にいたしまして、私は政務次官、さつきのお話を承わつていると、やはり一月より二月は高くなつているだろうということをおつしやるくらいですから、その後の物価についても相当敏感に御承知なんだろう、こう考えるのであります。安本のお出しになつております経済月報によ……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 若し資料がすぐお手許にありましたら、一部でもいいのですが、国家公務員の実際の生計において毎月の……、事変前後どうなつて来ているか、実態生計費の調べがあるはずだと思うのですが、そういう事変前後から最近までの調査があれば非常に結構だと思うのです。これを一つお願いしたい。ないようでしたらなくてもようございますが。

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/09、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私総理大臣に、特に今日は外交問題を別にいたしまして、経済問題を主にいたしまして、お尋ねいたしたいと思います。何と申しますか、外交問題につきましては、すでに応答が相当盡くされております。又あれ以上総理大臣がお言いになる傾向もないようであります。なおそれにも増して非常に国内におきまして重要な問題、それが国際的な関連において考えられますので、それらの点についてお聞きいたしたいと思います。  先ず第一に、この前の臨時議会におきまして、私は総理大臣に非常に輸入原材料の獲得に各般の施策を挙げて集中動員なさるように切に要求いたしたのでありますが、その点につきまして、内閣のほうの非常なお骨折りに……

第10回国会 予算委員会 第26号(1951/03/13、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今の下條委員の問題に関連して、実はお聞きしたいと出思いますが、何と申しますか、非常に外貨を獲得するために輸出が必要であるということは言われなくてもわかると思います。と同時に、昨年のですね、我が国の鉱工業生産指数が上つてる割合から見まするとですね、全体で見ますときには、やはり輸入原材料が枯渇しておるんじやないかということは、両者の比較から見ると、まだ輸入について努力しなければならんのじやないか。過般通産大臣が八幡に行かれる途中で、新聞記者にいろいろお話になつた記事が出ておるんでありますが、それにおきましても、相当輸入について、特に主要輸入原材料については、資金的な面の改善によつても……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私労働大臣にお聞きしようと思いました基本的な事柄につきましては、大体過般木村委員からお尋ねをいたしましたので、相当明らかになりましたので、それらの点を省きたいと思いますが、先ず予算に直接関係ありますもので一つお聞きいたしたいと思うことがあるのです。  それは失業対策費についてでございますが、失業対策費につきましては昨年度から見ますると、労働大臣のお骨折りで、相当予算額が上廻つておる、二十五年度予算に比して上廻つておる。而も前の臨時国会でお尋ねいたしましたときに、資材関係の問題をお聞きいたしましたが、この点については努力するというお約束が、今度はともかくも果されておる。こういう点に……

第10回国会 予算委員会 第29号(1951/03/17、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私も重ねて今委員長あら言われましたことにつきまして、予算審議のあとを顧みて見ますると、非常に遺憾な点が多いと思うのであります。岩間委員から病気の大臣はしようがないというお話があつたのでありますが、運輸大臣は衆議院におきましても殆んど御出席になつて御答弁なすつていられません。それから参議院におきましては、一回ちよつとお現われになつたようでありますが、総理大臣の質疑中に退席されて、一回もそのことについて御質疑に応じておられません。而も一方におきまして、船舶の増強は率直に申して現在一番重要な問題の一つであります。なお新線の計上も初めて本国会にお出しになつておるというふうな情勢で以て、こ……

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 事務的な御答弁としては、木村委員にお答えになつたことは、私大蔵大臣の御説明は一応成り立つと思うのです、ただこの決議案を、小委員会における決議案をできるだけ尊重すると言われますが、一体どの程度に尊重されるかということが私は一番問題になると思う。それは事務的に言えば、今大蔵大臣の言われましたようにいろいろな條件を考慮しなければならんことも私わかるのであります。併し問題は、この決議を尊重されるという以上は、何と申しますか、要するに平衡交付金で百九億でありますが、百億以上、或いは百九億に近い、実質的につまり百九億をもらえる計画を立てても、それが幾らか減額値されても、大体その地方のほうはど……

第10回国会 労働委員会 第1号(1950/12/15、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 健康保険法の改正に関しては、連合委員会で審査さるべきものだと思うのでありますが、厚生委員会のほうはよほど進捗しておるようでございますね。本会議に今明日くらいに出そうかと言つておるのじやございませんか。そういう観点から見まして非常に時期的には遅れておるという気がいたすのでございますが、どういうものでございましようか。

第10回国会 労働委員会 第3号(1951/02/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私は委員会でやる仕事で、先ず第一理事会でおきめになる問題は一体どういうふうに審議して行くかという方法があるべきはずのものだと思うのでありますが、そういう点について何らの御報告がないのはどうかと思います。
【次の発言】 各委員の都合もありましようが、むしろその点に関しましては、各委員会がありますので、むしろ議運におけるいろいろの日程等の都合が一番事務的にはきめられなければならない問題であると思う。それと政府の都合と睨合せなければならん。例えば例を挙げてみますと、二十六年度の予算関係については、二月の五日から三月の五日まで大体午後ずつと詰つているような状態です。そうすると、時間的にも……

第10回国会 労働委員会 第4号(1951/02/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 労働大臣はいつまでいられるのですか。
【次の発言】 予算に関すること何といいますか、今御説明承わつたばかりで資料も今お渡しになつたばかりで検討して見なければならないと思います。併し労働大臣も午前中事情が許すようなんですから、一般的な質問というふうなことになればここで御質問するようなこともないでもない、そういうふうな気がいたすのであります。
【次の発言】 私、予算のほうをもう少し調べて見なければわからないのですが、とにかく労働省所管の関係で失業保険の問題なり、失業対策事業なり、或いは労災関係なんかについて、労働大臣が努力なすつたあとは見えると思うのです。これが果して全体から見てどう……

第10回国会 労働委員会 第6号(1951/02/22、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 先ず第一にお聞きしたいことは、炭鉱のストをするたびに賃金が切下がるというような統計がこの頂戴した表では出るのですが、何だか私ども不思議に思うのは、ストライキまで賭しておやりになつた賃金交渉が、何の理由でこういうふうにストをやつたたびに下つて行くんですか、その点の真相はどこにあるんですか。
【次の発言】 今おつしやつたことは、この数字でよくわかるのですが、併しこういう御質問をするのは、率直に言えば、つまりこの経済鬪争の部面が、何らか不自然な力で妥結しなければならなかつたかどうか、そういう問題があつたのかなかつたのか、こういうことなのですね。もう少し端的に言いますと、いつのストでした……

第10回国会 労働委員会 第8号(1951/03/01、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 労働大臣が出ておられますので、一言お聞きしたいことがあるのです。教育公務員特例法の一部を改正する法律案が今出ておるわけなんですがこれによりますと何んといいますか、教員は学区別にと申しますか、まあ端的に言えば、市町村別に給与待遇の条件勤務時間その他勤務条件について單位組合を作り、そうして県別に連合体を作る、こういうふうになつておるわけなんであります。ところがこれらの教員については、実は殆んど県当局が人事権を持つておるわけなんです。そうすると給与、待遇その他に関しましても、県当局でなければ実際のところ勤務条件自身についての解決を図る能力がないわけであります。市町村は御承知の通り国家財……

第10回国会 労働委員会 第9号(1951/03/13、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私一つお聞きして見たいことは、何と言いますか、今までの三百人がこの前百人になつたのですね。それからこういうメリツト制ということについて一々よく見なくちやならない。今までは二十七條は五年経過で以てほつたらかしておつた。今基準監督局やその系統の機関で労災保険の実際の支払事務その他が非常にこんでるのですね。まあ労働者から見て実際の支給が非常に遅れる、これは手続規定の関係もありますが、仕事が非常に多くなつたというふうな点から事務が進捗しない、こういうふうな点もあるのですが、今度は範囲を拡げられると、それに対する事務的な行政的な配慮ですね。そういうものがどの程度に二十六年度の予算で行われて……

第10回国会 労働委員会 第10号(1951/03/15、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 実はともかくも率直に申しますと、労働政策と結びつけて計画的にはつきりしたもので各種の物資についてお考えになつてそれだけは優先的に流す。無論国民一般の実情と睨み合せて、その範囲なり、数量なりというものはきめなければならんと思うのでありますが、そういうきちつと品種別に、数量的に価格的にも睨み合せた姿でおやりになつてこそ安本がお役に立つ。安本でおやりになるのならばそこに問題の重点がある。こういうふうに考えるのですが、どうも最近の労働政策を見ておりますと、そういう点について一貫したものがないように思うのです。労働大臣は、いや労働者の生活については、殊に一必需品については考えておる。一般国……

第10回国会 労働委員会 第13号(1951/05/24、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 只今委員長からいろいろ本日の会合の趣旨を御説明になつたわけですが、先ず第一に労働大臣、岡崎官房長官も来られたのですが、御両者から承わりたいと思いますことは例の過般五月初々憲法記念日にリツジウエイ最高司令官が声明を出して、従来の経験に鑑みて更に必要とすること、或いはその後の情勢の変化に応じて変えるようなことが、従来の何と申しますか、ポツダム宣言その他GHQの指導に基いてできた諸関係法規、政令等について再検討をするということを日本政府に許した、こういうことから一番よく問題に取上げられるのは、労働関係のものもその一つだと思うのです。で政府又は労働省において労働者関係、労働問題に関連して……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 予算委員会 第1号(1951/08/18、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 いいです、あとで。
【次の発言】 非常に先をお急ぎになりますから、お聞きしたいことはたくさんありますが、極く一、二点にとどめたいと思います。  先ず私は、ほかのこともありますが、やはり講和に対して全権で行かれますし、本議会の性質に鑑みまして講和に関連した経済問題について一、二お尋ねしたいと思います。実は、特に総理大臣が経済問題については非常にお暗いようなんで、これは池田大蔵大臣に非常に期待するところが国民としては多大だろう、こう考えますので、そういう点からお聞きいたしたいと思います。先ず賠償問題について先ほど木村君からの質問に対してお答えになつたのでありますが、これはまあ、フイリ……

第11回国会 労働委員会 第閉会後1号(1951/08/20、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今労働大臣の大体の方向としては私らも肯くのですが、今おつしやつた説明だけでちよつと我々おつしやることと実際に行うこととがどういう方法かということが非常に問題なところなんですが、先ずお聞きしたいと思いますことは、拙速でなく慎重に各方面の意見を聞いて取入れてやりたい。こう言われるのだが、先ず第一に、我々の一般的に今動いて行くのじやないかという考え方から見ますとまあ政令諮問委員会なるものの意見が出て、そうしてそれに伴つて労働省の事務当局でお考えになつている。こういうことなんですが、実は各方面の意見を取入れてとおつしやるその取入れの方法そのものについては大臣としてのお考えがあるはずだ、こ……

第11回国会 労働委員会 第閉会後2号(1951/09/25、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 この間しやべり過ぎましたから、今日は余りしやべりません。賀来労政局長のいろいろ実質的な経過の説明というものはよくわかるのですが、一体この前の調停は双方受諾したという点から見て、前の調停は成立しているのかどうか。労働協約締結に至らなかつたことは事実ですが、双方の調停案受諾という事実があつたと認められると、ここで前の調停は成立しておつた、今度新らしく労働組合が調停を申請したという分について、それが何らか第一段階との不可分の関係において新らしい調停というか仲裁に入つた。その仲裁段階というものをどういうようにお考えになつておるか、こういう問題を一つこれは実質的に、経過的なものはわかるので……

第11回国会 労働委員会 第閉会後3号(1951/09/26、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 ですから極く簡単にお聞きしたいのですが、個人の御意見で結構だと思うのですが、例のいわゆるゼネラル・ストライキの問題について労働関係の問題としないで、治安関係のものとしてこれを取扱うということは今お話の中にもありましたように、これを治安的な意味からのみいろいろこれを見るときには相当他の問題と比較していわゆる官憲の圧迫と言いますか、そういう法規の発動がシビヤになるという傾向が強いと思うのでありますが、こういう観点から、さつき言葉の意味が誤解を招くというので、国民経済を危殆に瀕せしめるというような註釈もあつたのですが、その点についての御意見をもう少し詳しくお聞きしたいのです。

第11回国会 労働委員会 第閉会後4号(1951/09/27、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今度の調停額でもつてお聞きしたいのは、調停額で従事員の給与ベースを考えた場合に、現在の加入に対して人件費がどれくらいの割合になるでしようか。それが年度初めに見込まれましたのとどの程度の割合になるか。もう一度くだいて言いますと、今の収入決算見込額というものに対して年度初めに予算をお組になつた場合と、現在との営業収入の割合はどれくらいになるかということです。その場合に年度初めの人件費の営業費中に占める割合が、それが今度調停額をそのまま実施されると営業収入の割合がどれくらいになつて、営業費中占める人件費の割合がどれくらいになつて来るか。そういう調べがあるだろうと思いますが、その点お示し……

第11回国会 労働委員会 第閉会後5号(1951/10/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体この前お聞きしたところと進んでいないように思うのですが、この前お聞きしましたので大体政府の意図のあるところはやや判明しておるのですが、少しサイドを変えて御質問すると、この法案はこの前大橋法務総裁が言われたように、前段の部分は、実質的なものは本当を言えば労働省の主管する事項なんでございますね。これは大橋法務総裁も認められたと思いますが、つまり経済問題に関連して普通の労働争議という形で起つて来る、そして一方から見れば正当な罷業権の行使だというふうな点から見れば、これはずつと前段起つて来ておる過程は労働省の所管の仕事だと、こういうふうに考えられるのですが、それ川が先ほど言われたよう……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号(1951/10/25、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私、ちよつと、お聞きしたいのは、最近これは、ドルの例の問題でございますね。それと今後のドル地域、それからスターリング地域に対する貿易、こういうようなものをどう見通しになつておられますか。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/31、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私は平和條約及び日米安全保障條約を審議するに当りまして、すでに大分この委員会といたしましても、同僚各位から主要な点については述べられておりますので、成るべく重要だと思われます一、二の点について総理大臣から特に御意見を拜聽いたしたいと思うのであります。  先ず第一に、安保條約について考えられますことは、よくこの平和條約だけでは日本の安全保障が期し得られないと申しますか、或いは平和條約だけでは日本に直ちに真空状態が起るということが、ダレス氏の言われました言葉もありまして、非常にその点が国民の皆の頭に入つているのじやなかろうか。こういうふうに考えられるのでありますが、平和條約の第五條に……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第9号(1951/11/02、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今ちよつと私ほかの委員会へ参つておりましたので、一松委員がどういうふうなところからお話になりましたのか、全部は承わりませんが、何と申しますか、この前文を我々が読みまして、先ず考えられますことは、やはりここに書いてあります、日本国の法制によつて作られはじめた安定及び福祉の條件を日本国内に創造するために努力して参らなければならん、又国際連合憲章の五十五條及び五十六條に定められたものに対しまして、我々が国際的に責任を負うというふうなことになつて参るのですが、私は特に今一松君の言われた労働問題について更に念を押しておかなければならない責任を感じておるのであります。細かいことは労働委員会で……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第10号(1951/11/05、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 丁度質問しようと思つていたところなんですが、今のお話で大体明らかになつて來たので、もう一度念を押しますと、そうすると主権がどこにあるかということは、結局国内法の問題であつて、全くその点は国際法上この(b)項は考えるべきでないのだというふうなお説になるのですが、そうなりますと、連合国は日本の完全な主権を承認するということだけの意味だと、こういうふうに考えていいのでありましようか。  もう一つ問題として考えられることは、この(b)項の問題は、第二章の領域的な部面も考えつつこういうふうな規定ができたのだ、こう考えていいのでしようか。その二点をお答え願いたいと思います。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第12号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 いろいろ御質問のあつたあとですから、私がお聞きしようと思いましたことも遠慮したいと思うのでありますが、と同時に、ほかの委員会に参つておりましたので、場合によると重複いたしまする場合もあると思いますが、その点は御注意願いたいと思います。先ず第五條で一番問題となりますことは、平和條約だけでは非常に真空状態になるということをダレスが頻りに言つたために総理大臣も年中それを言われるわけなんです。それだから安全保障條約が是非必要なんだ、端的に言えばそういう御説明なんですが、ここで改めてこの第三章安全、第五條によつて、日本国が国際連合憲章の義務を負うと同時に、連合国も又国際連合憲章第二條の原則……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第13号(1951/11/08、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 時間もございませんようですから、極く簡單にお伺いいたします。よく和解と信頼の講和である、こう言われるのですが、先ほど羽仁委員が言われましたように、軍隊の駐留の問題といい、又今公海におけるところの漁猟の問題といい、どうもそういう点では漁区の上の問題としては、それ自身主権を特に制限するというふうな形は出ていないんですが、そういうものを結ばれるところの国家間の実際の立場というものから見ますると、非常に疑いを挾まなければならないような問題が出ておると思うのでありますが、それは別といたしまして、私はもう極く問題を限定いたしまして、いわゆるコンゴー盆地條約というものに対する権原、利益を捨てる……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第14号(1951/11/09、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私岡本委員がお聞きになつた時おりませんでした。ほかの国会の用務で行つておりましたので、甚だダブつて申訳ない。どう考えましても申訳ないのでありますが、法務総裁に一度この憲法九十八條の規定でございますが、「日本国が締結した條約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。」という第二項について、憲法との関係をはつきり法律的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 行政運用として、それは誠にそうだと思うのでございます。殊に御引用の九十九條がある以上は、これは行政の方針或いはこの国会の運用その他について当然だと思うのでありますが、この九十八條の第一項で「この憲法は、国……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第16号(1951/11/12、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私、通産大臣に伺いたいと思いますことは、この條約に対しまして我々が先ず考えられることは、政治的には日本の国には安全が保障されるだろうかどうか。独立後日本の国の安全が保障されるかどうか。それから経済的に見ますると、要するに独立後自立経済が成立つて行くのだろうかどうかというふうな問題だと思うのでありますが、従いましてこの経済條項及び賠償請求権等の問題につきまして、通産大臣はこの條約締結後、即ち日本の国が独立以後どういうふうに日本の経済を持つて行かれようとするのか。今の内閣として国民生活の水準は落さないで……、事実は必ずしも、そう、うまく行かないと私は思うのでありますが、国民生活の水準……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体お答えの趣旨はわかるのでありますが、今、何と申しますか、いつも警察予備隊は国内治安に対してだとおつしやつておるのであり、又そうであろうと思うのでありますが、そうすると、ここの間接侵略というものは、国内治安の問題でありますが、これは軍隊を何も使う必要はない。だから間接侵略に対しては、やはり責任が負われているのであります。そうすれば、この條項自身が本当に発動されるということは、実際の問題として、日本の国の独立、主権というふうなものから考えますと、こういう條項があること自体が私はおかしいのじやなかろうかと、こういうふうに考えるのでありますが、その点についてお答えを願いたいと思います……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第19号(1951/11/15、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大蔵大臣に一つだけお聞きしたいのですが、今警察予備隊はいろんな武器をアメリカから借受けている。無償で借受けている。そうすると、これは独立いたしまして後にもこういう状態が続くのでありましようか。その点が第一点と、現在借受けております武器の額が金額にして見ると大体およそどれくらいか。この二点だけをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、大蔵大臣としては、これがいわゆる軍事援助費的な形、無論この日本には軍隊がないので、国内治安だから軍事援助と言えないかも知れませんが、ともかくもアメリカが他の西欧諸国なり、その他の大国にやつておるような軍事援助的な性質の経費に振替えるというこ……

第12回国会 予算委員会 第3号(1951/10/26、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 電力のほうはまだ公益事業委員会のかたもおいでにならないのですから、石炭で今御説明になつてお聞きしたいと思いますことは、大体来年度に持越す石炭が百十万トンぐらいの貯炭で持越されると、こういうお話のようであります。大体百万トンの山元と港頭と消費地の貯炭ですから、大体私どもの常識からいうと貯炭がないのと同じなんです。どういうふうにお考えになつておるかよく存じませんが、実は私はこの間北海道に行つて室蘭に四万トンの貯炭があるということを当局者から聞いたので、それは貯炭のないことだろう、こういう話をしたんであります。で行つてみますと私の言つた通り、それはみんな泥の中に埋つておる石炭なんだ。大……

第12回国会 予算委員会 第4号(1951/10/29、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 今の木村さんの質問に関連してちよつと一言だけ。今郡さんの言われたことはいずれも私不思議に思うのです。米の統制を撤廃するということをきめる前にそういうことが研究されて、そうしてその上に立つて統制を外していいかどうかということがきめられるのであつて、統制を外すことはきまつているのだ。併し物価の問題はこれからどう影響するか考えるのだと、これは本当の政府としての御答弁でしようか。この点はつきりさしたいと思うのでありますが、御答弁願います。

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/11/06、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 第一に先ず御説明願いたいと思いますことは、輸入食糧を増加されておるのですが、従来の実績はどういうことになつておりますか。その点をお示しを願いたい。
【次の発言】 私がお聞きするのは、実際の輸入予定量と実績が本米穀年度どうなつておるか。輸入実績の数字であります。
【次の発言】 入るお見込だとおつしやるのですが、我々の聞きたいことは、実際の予定と実績と、供給先のどういうような配分ができておるか。それからこれを三百八十万トンに上げられるのにはどういうふうな実施計画があるのか。これを伺いたいわけであります。お手許にないようでしたら、細かいその表はどなたも御入用になることと思いますから、予……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 簡単に御質問いたしたいと思うのですが、大体まあ我々の素人的な考え方で考えますと、以前に警察官吏がどれだけあつたか、全体として十二万五千人ございますか、あれは国警として前の自治警に移る前に、こういう制度が布かれる前に警察官が何人あつたか、その比較はどうなつているのか、そういう数量的な人間の数的な比較が一つ。  それから当時の警察官の裝備でございますね、と現在の警察官の裝備とはどういう程度に差があるか、この二点だけを先ず第一にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 第二段にお聞きしたいことは、大体今度一万三千百八十人が地方の自治警から国警に移つたということでございますが、大体これでど……

第12回国会 予算委員会 第18号(1951/11/19、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私は先ず安本長官にお聞きいたしたいと思います。周東安本長官は二十六年度の予算の編成に当りまして、我々に自立経済審議会の報告を堂々と本会議の席上で、相当の時間かかつておやりになつたわけであります。そのときの安本長官の御説明をここで繰返す煩を避けたいと思うのでありますが、ともかくもその他の委員会におきましても、日本経済のその後の進捗というものを国民所得の面から見ましても、或いは生産指数の面から見ましても、輸出輸入の規模から申しましても、朝鮮の動乱によりまして、相当当初の予想を上廻つておりますのをいつも御説明になつておるのであります。たしかに自立経済審議会の計画によりますると、その達成……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大蔵大臣はこの間私の質問中途中御用があつてお帰りになりましたので、継続してお伺いしたいと思いますが、大蔵大臣は今後の物価を統制して参る、物価の騰貴を防ぐ主要なる項目として、大蔵大臣として財政収支の均衡を図り、為替の管理をし、金融の適正化を図ることが、この三つが必要だと、こうおつしやつたわけです。先ずこれらについてただこの三つだけを並べるのでは内容がないのでありまするから、財政収支の均衡、為替管理、金融の適正化をこれから來年度予算にかけて実際的にどうなさるおつもりかという具体的な方策をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 おつしやることはわかつたんですが、このおつしやることをもう……

第12回国会 両院法規委員委員会 第1号(1951/10/13、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体従来の慣例に従つて委員長の指名に任かしたらどうか、こう考えるのでございますので、如何なものでございますか。


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会 第27号(1952/04/02、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今の点で伺いたいのですが、政令が大体きまつているのでしようが、その政令の何はないのですか。
【次の発言】 ますますわからなくなつて来たのですが、政令で定める事業者というのは、そういう中小企業とか大きな範囲で概念的にきまる問題ですか。
【次の発言】 政令でそうきまつても、通産省としては何かもつときちつとした企業合理化、設備改善にそういうふうな措置をきめるとか、或いはそういう考え方はなしに、申請を待つて大体中小企業の枠に入るのはよいと、こういう考え方ですか。
【次の発言】 もう一つお聞きしたいのですが、通産省の一つの政策であるところの企業合理化ということが非常に主な問題になつておる、……

第13回国会 通商産業委員会 第28号(1952/04/14、2期、改進党)

○堀木鎌三君 中川君の質問に関連してお聞きしたいのですが、御承知の通り大蔵大臣は最近の金融情勢に鑑みて約百五十億の預全部資金を特に使うことを計画しておる、そのうちの百億は金融債の前貸のような運用において使う、あと五十億は中小企業に特別の融資を考える、こういうようなことを言つておるんですが、その五十億はどういうふうに使われることになつておるか、この点を御説明願えたら……。

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/02/04、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大体佐多君のお話で私の聞こうと思うことがわかつたのでありますが、もう一点、実は憲法の解釈としてそうなるとおつしやる金森先生の憲法上の條文の基礎というものはどこに、どの條文にあてはめて考えるのでありましようか。つまり八十三條から起つて参るのでございましようか。或いは国会自身の本質的なものから起つて参る問題でございましようか。そういうふうな点についてもう少し法律的に御説明願えれば結構だと思います。
【次の発言】 もう一点聞きたいのですが、継続費の場合に、多くの場合に我々が経験したところですが、長期に亘る継続費は、大抵変更をしばしば見るわけです。年度割額そのものが変更を見る。その場合と……

第13回国会 予算委員会 第4号(1952/02/09、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今の文章を承わつておりますと、何と申しますか、実際のところはそういうことを立法的手段として考えろということだと考えますが、或いは単純に運用上の希望だけでは何らそれだけの申入れをするだけの価値がない、こういうふうに考えられますが、委員長理事会等におきましては、立法的の措置が必要だというお考えにたつておられるかどうか、その点だけお伺いしておきたいと思います。

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私はもう簡單なんでありますが、実はさつき財政資金の要求についてお話があつたが、主として請求したんですが、安本長官が国会で演説しましたうちの十三頁の三以下に産業資金の問題を挙げておるんです。この問題も民間資本、例えば電源開発のために千二百億、それから石炭の増産及び合理化のために二百億、外航船舶増強のために五百億、農林、水産資源の開発のために七百億等、設備資金で四千四百億くらい要る、そのほか設備資金と運転資金を合して一兆一千億くらいのものが要る、こう言つておるわけです。そうするとこれは実際民間資金としても例の問題になつておるオーバー・ローンの解消の問題等と睨み合すと大した事業資金計画……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/21、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一点だけお聞きしておきたいのですが、今度特定道路整備事業特別会計を御設置になつて、新らしく有料道路の御計画ができているのですが、予算書に載りましただけでは、果してこの事業がペイする事業かどうかという点がはつきりわからないのです。これだけ見せられてもしようがありませんから、どうか全体の御計画の表をお出し願いたい。  なおその点で建設省にもう一点お聞きしておきたいと思いまするのは、運用部資金から借入れて事業計画は十五億でございますが、将来どういうふうな御計画なんでありましようか。十五億の金で以て特定道路をどの程度でおやりになつて行くつもりか、それも全体の計画がわかればよく判明いたすと……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私余り細かいことをお聞きしないのですが、ともかく戰前には九万五千人の警察官で一応国内治安の責任を全うしておつたわけです。ところが終戰後この国警と自治体警察を合せて十二万五千人の警察官がおる。実際それが全体として能率的に活動しておるのかどうか、こういう点が見たいのですが、それは国警のほうでお世話願つて、そういう実際の活動面から見てどう能率化しておるのか、非能率化しておるのか、そういうものを判断する資料というものを、今日御答弁願わなくてもいいのですが、出して頂きたい。ただ二十七年度の予算の平面的な御説明だけでは、これだけの実際能率が挙つておるのかどうかという問題が頗る判断に迷うわけで……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、改進党)

○堀木鎌三君 余りお時間がないようですから日銀総裁に一つだけお聞きいたしたいのでありますが、ポンド対策として、最初に金融、為替面からの措置がとられまして、次いで通産省等からの異議の申出があつて、貿易面からの統制と申しますか、調整と申しますか、そういうようなことによつて差当りの措置が行われたわけであります。併しながら民間の事業においては、御承知のようにたださえ金融的にこの第四・四半期は行詰つておるというようなことは、詳しく今申上げる必要がないと思いますが、そういう際でございますので、事業界においては非常に、何と申しますか、差当つての措置を通産大臣はなかなかむずかしく問題を言われておるのですが、と……

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/03/05、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一点だけ伺つておきますが、給與の問題は、先ほどお話があつたように団体交渉できめられないということが問題に一番なるのじやないかと思います。そうすると、その団体交渉できめられないというのは、団体交渉ができる権限を国鉄の従事員諸君は持ちながら事実上できないのだというのは、予算総則によつて給與総額がきめられて縛られている。以前には縛ばられていなかつたが、昨年度は縛ばられるようになつた。そこが一番問題になるのではなかろうか。国鉄職員の勤務状態から給與は幾らが妥当であるかどうかということは、予算委員としては、そこまで立入つて考えることはなかなか私はむずかしいと思う。併しながらそれはおのずから……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私先ほどからのいろいろ委員と政府間のお話合いを承つておりますと、非常に何と申しますか、政府のお考え方が事実を離れて架空的な議論をしておられるように思うのであります。今私どもはどういう立場に立つておるかということは、先ほど吉川委員から言われましたように、第一は安保條約が締結されているということであります。そうして安保條約に基いて直接、間接の侵略に対して私どもは日本国は漸増的に責任を負う、自国の防衛のために責任を負うという新たな事実が発生しておるのであります。それから更にこの安保條約に基きまして行政協定の第二十四條におきまして、外敵の脅威が生じましたとき、その急迫の場合には日本が共同……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/03/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は、今日比較的財政問題についてお聞きいたしますが、総理大臣がお答えになれる程度のざつとしたことをお聞きいたしますから、総理大臣からお答えを特にして頂きたい。本年度予算におきまして何といつても一番目立つた経費というのは、これは国防関係費と申しますか、防衛力の経費である、こういうことがいえると思うのであります。先ずお聞きいたしたいことは、大体今国民の負担能力から見て、今回の防衛関係費というものは限度でなかろうかということが先ず考えられないだろうか、こういうことなんであります。大蔵大臣には別に細かくお聞きいたしますが、この予算書に見ますると、それが国民所得に対する割合、財政規模から見……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私一点だけ伺つて置きたいんですが、この安保條約の第三條は「アメリカ合衆国の軍隊の日本国内及びその附近における配備を規律する條件は、両政府間の行政協定で決定する。」、こう單純に書いてあるわけですが、これは一番今政府としては唯一の手がかりになつておりまして要するに連合国が若しも駐留する場合には、アメリカ以外の連合国が駐留する場合にこういう配備を規律する條件でも條約だ、こう言つておるんですが、ただこの際にはこの條約文があるために委任がある、この立法によつて委任があるんだ、こういうふうなことを言つておるわけでありますが、そこでお聞きしたいのは、これは一体條約で委任命令的なものが入つて来る……

第13回国会 予算委員会 第21号(1952/03/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 議事進行について……。今総理からたしか警察関係の組織について、私の質問のときに言われましたので、今委員長の言われたのは楠見君も、小林君も言いまして、そうして小林君がわざわざ現在の状態でどう政府は考えておるか、その点について漸増計画、漸増的に防衛力を殖やすということを安保條約で約束している以上は、是非お出し願いたいと、こういう話であつて、この問題についても政府は確かに確約されたのであります。だから機構の問題だけでなしに、実際の漸増計画、それができて来なくては予算審議ができにくい。で、本年度の予算審議に当りましても、そういう漸増計画自身が出なければ、二十七年度の予算ですでに二一%を占……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私がお尋ねしたいことは、実はこの委員会でたびたび他の委員から質問があつたのでありますが、併しどうも判明しないのであります。  先ず私は安本長官と大蔵大臣にお聞きいたしたいと思います。本年度の予算は、我々にお示しになつた国民所得……その後では五兆三百六十億だと思いますが、この前予算の説明では五兆二百七十億というものを一つ基準にされてそうしてこれに対する財政規模が昨年度と大体同じである。こういうふうな御推定なんでありますが、一体国民所得が、安本の計算によりますと、昨年に対しましてたしか八%の増というふうに考量されておるのでありますが、従来普通の場合におけるところの国民所得は大体三%乃……

第13回国会 労働委員会 第2号(1952/02/15、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今のに関連して質問が一点ある……。
【次の発言】 重盛さんは御希望だけで済んだのですが、私さつきから労働大臣と岡崎国務相とのお話を聞いていて、実は法律上非常に疑わざるを得ない、理論構成上から行きますると、岡崎国務相は、米軍が日本国の法律を尊重するという約束をしているから心配ない、こう言う。でそれから日本の国内法規が如何なる場合においても、米軍に雇われている場合に如何なる役務に従事している場合でもすぐに国内法が適用されるという法律理論は出て参らないはずです。で大体確かに今までは占領下であつて一つの基本的なものはあるわけです。併し今度は占領下でなくなるから大丈夫だとおつしやることも理……

第13回国会 労働委員会 第4号(1952/02/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今岡崎さんのお話を承つて、やや安心はいたします。と同時に実はわからないので、幸いに法務総裁もおいでになりますからこの関係についてお聞きしたいと思うのです。今岡崎国務大臣は、米国の軍隊、軍人、軍属、その家族は日本の法律を尊重する義務がある、行政協定で成るほどその義務を負つておるんでしようが、国内法的に見ましたときに、これが直ちに国内法になり得るのか、法務総裁の御見解を特にお聞きいたしたいことは、他面におきまして岡崎国務相もしばしば言われるように、属人主義なのですね。日米行政協定においては属人主義が採用されておる、そうするとこの法律を尊重する義務があるということだけで、米軍が労働基準……

第13回国会 労働委員会 第5号(1952/03/07、2期、改進党)

○堀木鎌三君 折角お揃いですから、二、三お聞きしたいと思うのですが、労働省の機構改革なるものに伴つてのいろいろな変動があるだろうと思うのですが、そういう点については何ら考慮がされてない、されているのかされてないのか。
【次の発言】 そうしますと、機構が改正になると、予算も或る程度変つて来ると、こういうふうに考えていいのですか。
【次の発言】 そのときに考慮されるのですね。
【次の発言】 先ずそういう点だけで問題になつて来ますのは、労働三法の改正をいろいろ考えておるうちに労働委員会の強化ということが審議されておるわけですが、そういう問題について逆に経費が少し殖えておるのですが、労働委員会の強化と……

第13回国会 労働委員会 第6号(1952/03/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 行政協定によりますと、駐留軍に雇用される労務者については、従来お話のあつた事柄と相当異つた場合が予想されるような気がするのです。その一例を挙げますと、十二條の第五項、それから十四條の(h)、それから十五條の四項、こういうようなものを見ますと、日本の法律から適用される場合を予想されておる、そういう特に例えば別に相互に合意される場合を除くのほかという規定がありましたり、それから十四條では通常合衆国に居住する人が駐留軍のために契約の履行としてやります場合に、合衆国当局の証明があるときには雇用の條件に関する日本国の法令の適用を除外されるというふうな規定がありますし、十五條にも別に相互に合……

第13回国会 労働委員会 第13号(1952/05/28、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私ほかの委員の言われたことに尤もだと肯くのですが、ほかの委員の触れられなかつた一点で、総理大臣がこの労働委員会には、どうしても出て来る義務があるのだ。それは先ほど国会法の関係から言いましたが、そうでなしに、今度は、別な実質的な面から申上げる。それは今度の労働法規の改正は、総理大臣がみずから選んだ政令諮問委員会の答申に源を発しているのです。政令諮問委員会で以て彼自身が、労働関係の諸法令について再検討する余地はないか、こういつて、そこで以て答申ができて、爾後ここまで来た状態なんであります。そうすれば、その発議者たる総理みずからが、どういう意図でやつたかということが、私は非常にこの法案……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/29、2期、改進党)

○堀木鎌三君 午前中からいろいろ各方面に亘つて各委員から触れられましたので、それらに関連いたしまして成るべく重複を避けたいと思うのですが、重要な点については幾分重複いたすのも止むを得ないと、こう思うのですが、何と申しますか、独立後の労働政策というものの重点がどこにあるのかということで考えてみますと、どうも政府の御説明は、経済自立という問題を非常に大きく掲げられておる。経済自立を急ぐ余りに、もう一本の柱の労働者の基本的権利というものに対する尊重というものとの調和性をどこに求めるかという点については、私は幾分欠けるところがあるのじやなかろうか。経済自立の問題は、まあ今の内閣としても又国としてもこれ……

第13回国会 労働委員会 第15号(1952/06/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 現行の仲裁制度、任意仲裁ですか、これを活用するという考え方は一つの考え方と思うのでありますが、この政府の提出しました法案の趣旨を考えて見ますと、一件々々の争議行為というものよりは成る程度同じような争議行為が他の同種の事業と合わさつて同時に起るようなことを予想しておるのではないか、こう考えられておる。こういうときに比較的一件一件の仲裁制度というものを頭に入れた考え方で、果して政府の考えておるようなことが、今御提案になつた仲裁制度で以てできるだろうか、その点のお考えを一つ聞かして頂きたい、こう思うのです。
【次の発言】 今のに関連して、実はこれは御承知の通りに法令審議会でもゼネストの……

第13回国会 労働委員会 第16号(1952/06/12、2期、改進党)

○堀木鎌三君 小林さんに承わりたいのですが、小林さんにお伺いしたい点は、専売公社の調停委員長をしておられて公共企業体の調停に関して何らの御感想も承わることができない。その点について公共企業体の労働関係法のほうで調停に関してどうお考えになつているか、これが第一点でございます。それから実は不当労働行為について小林さんの御見解が述べられたのですが、私どもの承知しておるところでは、今度の改正案によりますと、公共企業体のほうの不当労働行為についても労組法の適用を受けるというふうな考え方なんですが、先ほど違つたお考えをお述べになりましたので、実はその点の条文をずつと申上げたいと思うのですが、この点について……

第13回国会 労働委員会 第18号(1952/06/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私どうも先ほどからの質疑応答を伺つておつたのですが、なお確めたいとこう思うことがあるわけであります。  今度の労働法の改正、労働関係法規の改正はこれはもう総理大臣自身がよく御承知の通りに昨年の五月のリツジウエイ声明に基きまして、占領下の諸法令の改廃という観点に立つて総理自身が信頼されるところの政令諮問委員会の答申、それに基いて始まつて参つたものであります。その当時の何と申しますか、その政府の支配される政令諮問委員会自身を支配しておつた空気は、労使の問題は法令で規制して実際の集信を無視するときには却つて社会秩序を混乱に陥れるものだ、従つて労働法規の改正は他の法規の改正とよほど趣きを……

第13回国会 労働委員会 第19号(1952/06/16、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私も今の村尾君の御質問に関連する問題についてお聞きしたのですが、労働基準法改正に関する答申案の内容を見ますと、「会社の恣意的に行う先山養成を認めるものでないこと、法文化にあたり法第六十四条の女子年少者の坑内労働禁止の原則を変更するような表現をとらぬこと、作業職種ごとに作業時間の限定をすること、珪肺の起りやすい作業場の就業禁止をすること、高温又は多湿の作業場における作業を制限すること、発破等の場合の防護措置を規則において明定すること、違反に対する監督を充分に行うことなどが重ねて要望され、使用者側委員も公益側委員もこれを了承し可決された。」、こう書いてあるわけですね。そうすると、それ……

第13回国会 労働委員会 第20号(1952/06/17、2期、改進党)

○堀木鎌三君 先ず私、労働大臣にお聞きしたいのですが、時間もありませんから端的にお聞きしたいと思うのですが、地方公営企業労働関係法案が今度出て来た。その前提に地方公営企業法というものができておるわけです。ですからそういう法の体系から言いますと、今度は公共企業体労働関係法の第二条に第二号をお附けになつて、国の経営する企業については公共企業体労働関係法を適用するというふうな法案ができて参りますと、今まで公共企業体労働関係法が適用されておつたのは日本国有鉄道と日本専売公社であつて、これは皆公社法によつて身分関係が確立しておわけです。ですから法一の体系から見ますと、本来こういう国の経営する企業について……

第13回国会 労働委員会 第21号(1952/06/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 いや、私は一條々々じやなしにやります。
【次の発言】 思想的に統一していないことだけ……。
【次の発言】 私大体基本的なものだけ時間もありませんからお聞きしたいと思うのです。率直に申しますと今までの労働関係の法律というのは占領政策中出されたもの、そして今回出されました地方公営企業労働関係法案というのが、これは恐らく初めて日本人の労働関係の法律としてできて来た法律だと思う。そうするとこれは実に公共企業体労働関係法とよく内容が似ているのです。公共企業体労働関係法は実に労働省もわかりにくいのでお困りになる、というのは翻訳だけおやりになつたような律法である、だから事実あの法律を見ると非常……

第13回国会 労働委員会 第22号(1952/06/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 どうもその点よくわからないんですが、労働大臣は、法律に違反したものは罰せられるのは当り前だ、これは水みたいな話で、誰でも法律に違反したものは罰せられる、而もそれを労働組合法の問題として、労働大臣が治安大臣になつたような御答弁をなすつているんだが、労働組合法のそれは範囲外であつて、他の法令によつて罰せられることである、そうお考えになるのが治安大臣としても当然であれば、労働大臣としてもそうお考えはなるのが当然だ、こう思いますが、如何ですか。
【次の発言】 これは労働関係の法律だと、それじや新たにもう一つ逆に聞きますが、今までの団体及び団体を代表するものを罰しているのは間違いだつた、こ……

第13回国会 労働委員会 第24号(1952/06/25、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は今の各派で以て国会法の関係をやつているという事実はやはり我々自身も認めなくちやならん、ただ問題になりますことは、この常任委員会で審議を一体今進めなければどうしても間に合わん程度かどうかという問題との事実の睨合せを考えますと、まあ昨日の模様によつて常道に乗せようと、成るべく本日から常道に乗せようという決定の下に実は各派の交渉も行われているのであります。こういうふうに考えますと、そう大して時間をとらないのじやなかろうか、その点はもう少し委員長が様子を見られて、この労働委員会の審議の模様とそうして会期の関係から見てどういうふうに考えるか、どうしても会期の関係から今から直ちにやらなけ……

第13回国会 労働委員会 第25号(1952/06/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 それじや一つ二つだけ、今委員長から確めておいた七十一条の問題なんですが、これはまあ何らかの基準というものが明らかでないと困る。こういうことで、どういうふうなお考えであるのだろうということを、及び国際的にはどういうふうになつているかということを、この前は御質問してここへ頂戴しているわけだと思うのですが、大体ここへ頂戴している坑  内における年少者の技能者養成の総合基準について、こういうものについてはですね。何らか命令か何かでお定めになるお積りでありましようか、どうでありましようか。それだけ一つお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つ、この労働基準法の審議に当つた堀君……

第13回国会 労働委員会 第27号(1952/07/07、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一つお聞きしておきたいことは、地方公労法の場合に、仲裁の場合なんですが、十五條、十六條というものに仲裁との関係を規定されておる。そうして。あとは大体労働関係調整法にお任せになつている建前になつておるわけですが、併し地方公営企業労働関係に関しては、一応強制仲裁という規定がこの十五條で、丁度公労法の関係と同じような関係において強制仲裁ができるとうになつておる。その場合にですね、大体手続その他は一切この労調法の第四章の二十九條以下二十五感までの規定の適用があるわけであります。こういうふうになつておるが、問題は仲裁に関してですね、一般の労調法の関係にお入れになると、二十一條の「労働委員会……

第13回国会 労働委員会 第28号(1952/07/08、2期、改進党)

○堀木鎌三君 地方公営企業法案ならばもう一点だけ……。
【次の発言】 地方公務員法の附則の二十項に関しましては一応今度地方公営企業法で解決されたわけでありますが、二十一項の「第五十七條に規定する單純な労務に雇用される職員の身分取扱」については、現在のところ「この法律に対する特例を定める法律が制定実施されるまでの間は、なお、従前の例による。」というふうになつて、この点についてはたびたびたびこの委員会でも御質問があつたわけでありますが、御質問ありましたうちで特にこの際明らかにしておきたいと思いますことは、この五十七條の「職員のうち、公立学校の教職員、単純な労務に雇用される者その他その職務と責任の特……

第13回国会 労働委員会 第29号(1952/07/09、2期、改進党)

○堀木鎌三君 政府の解釈は、私一歩進んだような気がするのですがね。余りむずかしくこだわられる必要もないと思うのですよ。根本的に言うと、議決を求めるの件としようと、承認を求める件としようと、その点からの国会に対する法律効果が変つて来るわけじやない、実際国会に対しては……、出す本人自身……、今佐藤さんのおつしやるように、出すほうの意思の問題だと、意思の強弱の問題であつて、それが国会で何らか違つて来るならば、法律効果が違つて来るならば、非常に愼重になさらなければならないが、なぜそういう点についてとらわれるかというふうな気がするのですよ。それがまあ第一点ですがね。それには沿革的なものがあるから、或る程……

第13回国会 労働委員会 第30号(1952/07/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 簡単に、只今議題になつております労働関係諸法令の共同の修正案、委員会の共同の修正案及びその他の部分につきましての政府原案に対する賛成の意見を申上げます。  実は世間的に、一般に今度の労働法の改正は改惡だけの一本の宣伝があるわけでありますが、必ずしもそうでない。私は実はその点を非常に心配しておつたのであります。吉田内閣がこの占領から独立しますときに、一番考えられることは、従来の進駐軍の、占領軍の権威というものがなくなつたときに、政府当局者として、そういう背景で政治をしておつた人がなくなると、何らか権力を持もたいという考え方が強くなつて参る。これは私は一つの注意すべき政治現象だと思い……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 大蔵委員会 第5号(1952/12/04、2期、改進党)

○堀木鎌三君 大体今年の補正予算に組んだものの基礎になる細かいものがあるでしよう。どういう見込みで、どういうふうに歳入歳出についてそれは出ておりますか。
【次の発言】 大体今の御説明でわかるのですが、予算書の今御説明になつた基礎的な推定のものがどういうふうになつて、どうなつているかという内訳ですね。さつき水産庁のほうからも収入については大体の結果的のものはお話になつたし、今予算害に載つておるものを基にしての御説明だと思うのです。そういうものだけを資料として頂きたい。

第15回国会 大蔵委員会 第6号(1952/12/08、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私改進党を代表いたしまして本案に賛成いたします。ただ問題は、要するに私は率直に申しますと金融政策そのものについて政府は再検討をするときが来ておるのじやないか、国民金融公庫に三十億を新たに一般会計から出す、或いは二十億を一時借入金で賄うというようなことだけで果して中小企業金融、無論政府としてもほかに商工中金等の出資もございますが、そういうもので果して中小企業金融が円滑に行くかどうかという問題はむしろもつと根本的に堀下げなければならん問題であります。政府自身がその点についての熱意をもう少しお持ちになる必要があるのではないか。ただ一般会計なり資金運用部資金から幾ら出したということだけで……

第15回国会 大蔵委員会 第7号(1952/12/09、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今遅れて参りましたので、或いは恐らくお触れになつたか知れませんが、今の直接税と間接税の割合についてどういうような御見解を持つておられるでしようか、その点を一つ。
【次の発言】 それじや簡単に願います。

第15回国会 大蔵委員会 第9号(1952/12/15、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私はカメラの問題のみならず、行政協定のときに、こういう駐留軍についての免税、いろいろな免税があるのですが、それが行われると国内産業を圧迫する端緒を開くのではなかろうか、そういう点はカメラの問題のみならず非常に疑問があつたのです。で、その一例というか非常に適例としてこの問題が出て来ておるのです。そのほか請負工事その他についてもいろいろな問題があるのですが、この点については余ほど今後我々もこの問題について確めて行かなければならない。今中国陶器についてそういう問題がある。ほかの問題を一遍精査して頂いてこの問題についてはつきりしないと、日本産業を圧迫しちやつて、而も非常に輸出商品として日……

第15回国会 大蔵委員会 第11号(1952/12/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 まだこの案をよく見ていないからわからないのですけれども、これは率直に申しますと、私が一つの原因を作つているのですよ。前には専売公社及び日本月有鉄道特別会計法にこういう給与準則を定めて予算総額で縛るという規定は何もなかつた。ところが例の公労法第十六条の第二項との関連において政府が裁定を下さなかつたために、実際はそこにここで縛らなくちやならないという論理的欠陥を政府が発見したわけですね。それでこういうふうな規定を設けてそうして予算総則に給与総額をきめると、こういう歴史的発展の規定なんです。で、一体この団体交渉でものがきまるというものについて給与総額をきめなくちやいけないとか、どうだと……

第15回国会 大蔵委員会 第14号(1952/12/22、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私改進党を代表して申上げたいのでありまするが、この食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案は、その法案自身としては本年度の食管特別会計の歳入補填の案でありまするから、事務的に見ればそれ自体としては経理上必要だということは言い得ると思います。ただ私どもは今詳しくここで理由を申述べますのもどうかと思いまするから申述べることを差控えたいと思いまするがともかくも私どもは二重米価制度を考えているのであります。生産者には生産を償う価格を、そうして消費者には現下の情勢から見まして消費者価格を上げないで行きたい、行くべきであるという考え方をとつている。今食……

第15回国会 大蔵委員会 第15号(1952/12/23、2期、改進党)

○堀木鎌三君 佐藤さんの言われることを聞いておると、どこまで行つちやうのかわからないのですが、もつと私自分の考え方をまとめるためにお聞きしたいのだが、要するに何じやないですか、日本専売公社法で休職の場合を限定していろいろな規定がある。併し専売公社においては給与その他の労働条件に関することは団体交渉でやることが本筋である。ところが現在では二十三条の五項から九項までずつと書いてあるが、そういうふうに細かく法律できめなくて、給与準則によるのが、他の法令との均合いからも、均衡から見ても、こういうものは給与準則に譲るベきだ、だから特に専売公社についてこういう細かい規定があることは、それ以外のものは支給で……

第15回国会 大蔵委員会 第18号(1953/02/17、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は一つ資料を頂戴したいと思うのは、法人税法の九条の十にあるものが一体どれくらいあるというお考えであるのか。歳入で、このうちでどのくらい見込まれるのか。そういう点がはつきりしておつたら聞きたいのです。
【次の発言】 今資料がなかつたらあとでも結構です。
【次の発言】 この問題について聞きましたのも、今御説明のように、命令の定むるところによつて計算したる金額というやつがきまつて来なければわからないはずだが、それを述べて頂けば大体見当つくのだが、こういうふうに思つたのですが、と同時に、税法上こういう消費面に向いた部分を税制の面から何と言いますか、考えなければならないというふうな問題が……

第15回国会 大蔵委員会 第24号(1953/02/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は本案に賛成いたします。  理由は税額の引下げによつて価格の軽減を来すし、各酒類に応じましての税額の引下げも、従来から見ますると遥かに社会政策的であり、妥当であるという点についてでもあります。細かいことを申しますればいろいろあると思いますが、以上の見地に立ちまして賛成をいたします。  ただここで特に希望を大蔵省に対して申上げておきたいと思いますことは、やはり食糧需給の現状から考えまして、今伊藤委員から言われましたように、すでに百万石近い米を潰して、そうして需給関係から見ましても相当考慮しなければならないというような状態になつて参りましたときに、とかくこの税収入の問題が財政の切り……

第15回国会 大蔵委員会 第26号(1953/03/02、2期、改進党)

○堀木鎌三君 遅く参りまして、御説明が済んだあとで非常に申訳ないんですが、もう一度済みませんが、社寺境内地処分審査会をやめる的確な理由を教えて頂きたいと思います。提案理由の説明だと、大きな役目を果したのでありますが、現在の段階におきましてはその設置の目的を達成したと認められるに至つた、こういうようなことが書いてあるのですが、どうしてその設置の目的がもう済んじやつたのかという点をお聞きしたいのが一点。それからこれがなくなりましたときの訴願についてはどういうふうな救済方法が別個にあるのか、普通の訴願の形式によるのかどうか、そういう点につきましてちよつと御説明を願いたいと思います。

第15回国会 大蔵委員会 第32号(1953/03/10、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一つ一つのものについての御説明を承わつたのですが、大体それを貫く方針があると思うのですが、それをされた基準の主なるものは何と何ですか。
【次の発言】 一体まあ一応そういう基準だとおつしやればその基準なんでしようが、問題は物品税は成るべくなくして行こうという方向に第一に行つているのかどうか、それが一点です。  それから実際にまあそういう今言われた標準からもそうでしようが、これを需要する国民生活の上から何か基準を持たなければならないという点、二点だけお伺いしたい。
【次の発言】 今国民生活の実態と実生活と結付いているということが一つの標準だと、一つの物品の同じ価格というものが、非常に……

第15回国会 大蔵委員会 第35号(1953/03/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 木村君の御質問に関連してなのですがね、貸借対照表のもつと細かいものを出してもらいたい。これを出してもらわないとわからない。それから資産の負債の内訳表ですね、歳入と歳出だけ出してもらつても実際これではわからん。だからそれを出して頂かなければならん、資産、負債の内訳の中で主なるものを提示して頂き、そうしてその理由も明らかにして頂きたい。大体こういうものを引継ぐ際には、本来特別会計でいろいろ清算をしてはつきりして引継ぐものだと思うのですけれども、資産、負債そのまま一般会計に帰属するものとするというのは、一体どういうふうに国家財政上は引継ぐのですか、形式は……。

第15回国会 予算委員会 第閉会後1号(1953/03/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 二三点だけ伺つておきますが。
【次の発言】 ごく簡単に伺います。この歳入歳出の相当しておりません分、即ち二百七十二億円については国庫余裕金及び大蔵省証券の発行によつて補填する予定になつておりますが、歳入について、この不足額は主として時期的な関係から現実に歳入が政府に入つて来ないという分だというふうに考えられますが、そういう風な点につきまして従来から見まして、この時期において常にこの程度の収支が合わない点があるのかどうか、又二百七十二億以上必ず歳入として財源はあるのかどうか、その点をお伺いいたしたい。
【次の発言】 大体この程度については恒常的な財源があつて、過渡的な、時期的な問題……

第15回国会 予算委員会 第閉会後2号(1953/03/20、2期、改進党)

○堀木鎌三君 先ず第一に総理にお伺いしたいことは、さつき内村君の質問に答えて、政治当な答弁をなさらないというお話だつたのでありますが、ここに暫定予算をお出しになりました以上、総理大臣としてはやはり解散以後暫定予算の提出に至るところの政治的な所信を、ただ答弁しないとおつしやらないで、明らかにされるほうが、これはやはり政治の公明を期する上からいたしましても私は適当な措置ではなかろうか、こういうふうに考えるのであります。先ずその点について余り全然関係がないとは言えない。木村委員からも御指摘になつたように、今回の暫定予算に関連してその問題はどうしてもお答えになるほうがいいのだ。私は御忠告申上げたいと思……

第15回国会 予算委員会 第3号(1952/11/29、2期、改進党)

○堀木鎌三君 一点だけお聞きしますが、問題は今度地方債の総額が百二十億、平衡交付金で二百億出して辻棲を合せておるわけですが、財源的に地方債の増額の分と平衡交付金による分に何か事務的な基準を設けておられるかどうか、この問題だけお答を願いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明で、それは平衡交付金で来ようが、或いは地方債で以て財源を賄おうが、やり繰りのできることはよくわかるのですが、併しそれが事務的な一定の基準があつたならば、今度の補正でもやはりそれによつてやらなければ、やり繰りしている場合には地方債に影響するところが……、地方債による財源によつてやつて行くべきものが、或いは平衡交付金でやつて行……

第15回国会 予算委員会 第4号(1952/12/01、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私遅れて参りましたので申訳ないのでございますけれども、手許に頂いたこの二十七年産米予想収穫高及び二十六年度生産高調べというものがあるのですが、これは数カ年に亘つて大体生産見込みと実収と割当とこの三つを調査してありますと、こう思うのですが、その資料を要求いたします。  それからもう一つは、戦前に外国から入つていた米その他食糧の統計があるはずだと思うのです。そういうものを数カ年に亘つて平年度においてどういうふうになつておつたか、それを頂戴いたしたいと思います。
【次の発言】 今丁度資料の要求がありましたから私お願いしたいのは要保護者、要生活援護者の家庭を標準にしてとつたものがありまし……

第15回国会 予算委員会 第6号(1952/12/03、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今政府委員の御説明になつたこと自体にどうも私はわからないところがある。予算総則で以て、給与総額をきめて、そうして団体交渉を認めるということそれ自体が矛盾だと思う。かたがた今度政府は裁定は尊重すると、こう言つておる。そうして給与総額をきめてしまつては、それ自体が矛盾だと、こう私は考えるので、これは大蔵省だけに説明を求めるのが無理かと思いますけれども、併し大蔵省自身としてもその点をお考えにならなければならない。それから公営企業についても、今度労働関係法規が変つて、団体交渉の内容になり得る給与自体が、人事院の勧告そのものと違つた別個の線が出得るわけです。ですからそれ自身について給与総額……

第15回国会 予算委員会 第8号(1952/12/05、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私資料を一つ要求しておきたいと思うのですが、ともかくも現在世界中非常に激しい貿易競争の中にある。先ほども一例にドイツを挙げられたのですが、ともかくドル不足に対処し、或いは輸出入のバランスを見て、各国がいろいろな政策をとつておるだろうと思う。今までは大体占領軍の下にあつて、いろいろ貿易政策がとられたのですが、在外公館も相当できた。そういう関係から見て、政府として世界の各国の貿易政策がどういうふうに行われておるか。殊に国家の助成方策というものは、どういうふうにして行われておるかというような点についての資料を提供して頂きたい。

第15回国会 予算委員会 第11号(1952/12/15、2期、改進党)

○堀木鎌三君 それでは私から第一小委員会におきます審議の御報告をいたします。  第一小委員会は自治庁を除きます総理府の予算補正について審議いたしましたのでありますが、当委員会におきましては保安庁の二十七年度予算の使用状況、それから給与改訂中、特に地域給の問題に関しまして、更に情報機関の設置について政府が如何なる構想を持つておるかというふうな点、第四に二十七年度の経済総合の見通し、特に東南アジアとの経済提携等につきましていろいろ審議を重ねましたが、最後に自治体警察を国家地方警察に編成替えいたしました経過等について、審議の論点が集中されたのであります。で、以下簡単に要点を御報告申上げるわけでありま……

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 委員長に伺いたいのですが、総理大臣はお忙しいということですが、私の所要時間はおいでを願えるのですか。
【次の発言】 無論簡単にお伺いします。と同時に、もう三日間に亘つての審議でございますから、大体重要な問題は一通り亘つたかと思うのであります。(「亘つていません」と呼ぶ者あり)まあいろいろ御意見はあると思いますが、私実は三日間じつと考えておりますと、総理大臣……他の委員が部分的にはお触れになりましたが、特に私のような見解に対して総理はどうお考えになつておるかということをお聞きいたしておきたいと思う一点があるのです。  実は独立前後の日本の状態を眺めておりますと、いろいろな国民の流れ……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、改進党)

○堀木鎌三君 余り時間もないようでありますから、極く簡単にお聞きしたいのですが、大蔵大臣はどうも引つ込み思案でなく、何とか少し先の財政政策としては、突破口を求めて足もとを固めて行きたいというふうなことを従来言つておられるので、従来ならば大体それは租税収入によつて、強制貯蓄から産業の電点的投資をやられるというふうなことが池田財政を貫いておる、一貫した一つの政策であり、そうしてそれがいわゆる超均衡予算と言われたゆえんなんでありますが、と同時に池田君も、この財政方式を幾分転換して行かなければならない時期になつて来た、こういうことから池田君は貯蓄公債案なるものを案出したわけであります。併し今度の向井大……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は昭和二十七年度特別会計予算補正特第一号及び昭和二十七年度政府関係機関予算補正機第一号の撤回を求むるの動議を提出いたします。先ず動議を読上げます。  昭和二十七年度特別会計予算補正特第一号及び昭和二十七年度政府関係機関予算補正機第一号については、政府は撤回し、左記要領により速かに組替えをなし、再提出をすることを要求する。  右の動議を提出する。        改進党         日本社会党(右派)         日本社会党(左派)  その内容はごく簡単でありまするから読上げますと同時に、後刻お手許に差上げるつもりであります。  一、給与改善は、一般会計予算補正に対する共同……

第15回国会 予算委員会 第22号(1953/02/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私ども昨日大蔵委員会との合同で御質問しましたから、その点は今日は省きますけれども、私どもの見解によりますと、これは目的税じやないという見解です。目的税らしき冠を被つておりますが、目的税ではない。閣議はどういう了解をされたか、税というものを少しでも研究した者は、これを目的税だとは考えられない。要するに建設省の予算が足りない、その補充財源をどこかに見つけたに過ぎないものだ、こういうふうに考えておりますが、私今日お聞きしたいのは、この第三条に基きます五ヵ年計画というものの道路計画を、年次別に数字を挙げて頂きたい。そうしてそれに対して年次別の揮発油税法による輸入予想表というものを五ヵ年計……

第15回国会 予算委員会 第24号(1953/02/26、2期、改進党)

○堀木鎌三君 いつも先ず資料を要求しますが、資料として貿易の大体推移についてポンド地域、ドル地域、オープン・アカウント地域との国別のやつが出るはずだと思うのですが、出ておるのですか、それを至急出して頂きたい。
【次の発言】 今おつしやつた資料の中で二十七年度は月別に出して頂きたい。  それから一点だけお開きしておきますが、最近パキスタンとの間に相当何と申しますか貸越になつておる。向うが外貨の関係で支払いにくい状況だということを聞いておるが、この状態をちよつと御説明願いたい。
【次の発言】 まだほかにそういう事例が他国との間にありましようか。

第15回国会 予算委員会 第34号(1953/03/11、2期、改進党)

○堀木鎌三君 どうも今井さんの話を初めから聞きませんでしたが、私が出席しておつて聞きますところによりますと、今回の軍人恩給に関して社会保障の見地からいろいろ御批判があつたように思う。何か社会保障制度審議会のほうで大体社会保障制度の見地に立つと、こう修正すべきだというふうな御研究ができ上つておるのでしようか、その点はどうでしようか
【次の発言】 今、今度の二十八年度の予算に見積りましたのでは、実際に百三十億円不足だというお話があつたわけなんでございますが、そしてそれが大体全国知事会の推定とほぼ一致しておるというお話だつたのですが、文部大臣は大体その定員も多く見積つてあるから、この金額を設ければ、……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、改進党)

○堀木鎌三君 数字の点だけ一点お伺いたしますが、今私の読み違いかどうか知りませんが、今文部省から頂戴したものを見ますと、教員給与が昭和二十八年度が一千百八十一億になつている。前に頂戴しましたのは一千百五十五億になつている。これだけで明らかに二十六億円予算上不足するのではないか、どういうような考え方になるのですか、如何ですか。政府自身の御提出の資料そのものに今までの御説明と違う数字が出ている。
【次の発言】 どうも今朝ほどから聞いておりまして、殊に先ほど総理並びに大蔵大臣のお話を承わつて非常に不思議に感じるのです。と申しますのは、我々が二十九年度にはどうなるだろうということを、普通の法律だつたら……

第15回国会 予算委員会 第36号(1953/03/13、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は、岡野文部大臣がこの法案を施行する趣旨を縷々お話になつておるのですが、そしてこの法案の第一条に、「義務教育に関する国の責任を明らかにするため、」と書いてあるので、今申されたようなことを御答弁にならないと国の責任も明らかにならん。それから「職員の地位及び待遇を保障し、もつて義務教育の水準の維持向上を図る」という観点から見ましても、今この法案が二十八年度から平年化する目的のためにできておるのならともかくとして、この法案は二十九年度から平年化するということでありますから、我々が理事会で決定いたしましたことについての具体的な違い、それは無論二十九年度からでありまするから、正確な何と申……

第15回国会 労働委員会 第3号(1952/11/14、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私も細かいことは政府委員から聞きますが、今大臣の言われたことで大臣に特にお聞きしたいと思うことは、つまり大臣としては国務大臣として電気がとまつたりガスが止つたりすることについては無関心であり得ないというお話があつた。でこれはまあ答弁それ自体として言葉を取れば当然のお話なんです。  ところが私は大臣から特に聞きたいことは、今お話になつた刑法二百三十四条の法理解釈については別にいたしまして、と同時にまあ最終的には具体的でなきやならんが一応の解釈をつけておられる。もつと大臣として労働争議というものについて、労働組合のあり方と日本民主化とそして産業平和と、この三つに一つのお考えが打ち出さ……


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各種会議発言一覧(参議院2期)

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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 運輸・労働連合委員会 第1号(1950/07/27、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 大臣から大変結構な御答弁を頂載いたしましたが、大体既定予算の範囲内において経営の合理化によつてどれだけ財源が出るか、又その財源によりまして第二次裁定の所要財源に満ちませんときには、更に大臣として国家財政の中から所要財源の発見に御努力なさるという非常に私共といたしましては結構な御答弁を頂戴いたしたのでありますが、その点についてお聞きをいたしたいと思いますことは、私余り細かいことは大臣も運輸行政について最近お当りになりましたのでありますから、詳しい、細かい事務的なことはお聞きいたしませんが、大体のお考えとしてこういう点についてどうお考えになつておるかをお聞きいたしたいのであります。即……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 労働・地方行政連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 官房長官に、いろいろお忙しいらしいですから、私一言だけ今の御答弁に関して御質問したいのですが、やはり事は今リッジウエイ声明の出た内容ですから……、速記をおとめ願つたら……。
【次の発言】 メーデーだからいけないのでしようか、メーデーのやり方によつては政府としては再考の余地があつたのかどうか。その点どうなんですか。いろいろ理由はあるでしようが、どうもさつきからお聞きしていると、規則に順応してやつても、メーデーだからいけないというお考えないでしようか。その点もう一度……。
【次の発言】 そうするとほかのものは規則からいつて、いいとか悪いとかという談話が出ておる。そうしてメーデーについ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1951/11/10、2期、第一クラブ)

○堀木鎌三君 私はもう労働大臣とはしばしば顔を合せていますから、あまり細かいことは申しませんが、結局労働大臣のお考え方の一番基調をなしておることは、やはり日本の国の富が多くならなくちや労働政策がうまくいかんのだ、だから富の増大が元だと、こう言われるのですが、私はその点は違うのでございます。日本が貧困であればこそ労働大臣がおやりになることがたくさんあるわけなんで、それ故にこそ労働大臣に進歩的な労働法規を守つて頂かなければならん、こういうふうに考えるのでありますが、その立場の相違は別にいたしまして、実はそれ以外の点についていろいろ進歩的なことをおつしやいますので、私は労働大臣の誠意は疑わないのです……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 地方行政・労働連合委員会 第1号(1952/06/10、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は労働委員をいたしておりますので主として労働関係の見地から、地方公営企業法について主な点を先ず大臣に御質問したいと思うのであります。  先ず第一に、今度地方公営企業法をお作りになつて、そうして人事に関して、身分の問題に関しましては公営企業労働関係法をお作りになりましたことは、私どもとしては一つの進歩的な民主主義的な傾向に行つているものだということを否定するものではないのであります。そういう点からこの法律をお作りになつたこと自体について、基本的な方向としては反対する気持はございません。ただ法案に入ります前に、これは当委員会でも聞かれましたかも知れませんし、又衆議院ではすでに質問が……

第13回国会 法務・労働連合委員会 第1号(1952/05/30、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私は労働委員として労働問題の立場から主としてこれは破防法についてお聞きしたいと思うのでありますが、先ずその前に一つだけ法務総裁に特にお聞きしたいと思いますのは、今の社会情勢についてのお考えなんですが、率直にいうと占領が六カ年に亘つてようやく独立をした。併しその独立自身について国民の間に必ずしも完全な独立を回復したというふうな考えに立つていないものが相当ある。そういうふうな点から見まして今の社会情勢は六年の占領政策のレアクシヨンが一つ来ている、こう考えなくちやならんのではないか。マーフイー大使自身が占領政策が解かれた直後におけるところの社会的な不安の状態というふうなものは避けがたい……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第1号(1952/03/23、2期、改進党)

○堀木鎌三君 今の木村君の話に関連して二、三根本的なお考え方をお聞きしたいのですが、先ず第一は政府はこの行政協定という條約については、国内法としてすぐ効力を発生するものとお考えになつておるかどうかということ。  それから従来政府は行政協定によつて国民の権利義務に関する場合には別個の法律を改めて出す、こういうふうな声明があるのですが、お話があるわけですが、今佐藤氏からもお話がありましたように、今木村氏の引いたこの継続使用の場合のみならず、行政協定を国民に実施するためには、幾多の法律が実は要るだろうということが私は予想されると思うのでありますが、その際に問題になつて参りますのは、従来政府はその法律……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第2号(1952/03/24、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私岡崎国務大臣にはしばしばお尋ねをしたのですが、どうもまだ判然いたしませんので、もう一度繰返して、くどいようですがお聞きしたいと思うのです。岡崎国務大臣はこの今回日本の国とアメリカとの間に結ばれた行政協定が、安保條約の第三條というふうなものがなかつた場合には、これは両国間の條約である。そうして国会の承認を得べきものだ、こういうふうにおつしやつたことは確かなんでありますが、依然それはそうお考えになりましようか。
【次の発言】 そういたしますと、要するに今回アメリカと結ばれた行政協定は條約であつて、そうして本来国会の承認を得べきものである。併し安保條約の第三條があるから国会への報告に……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第2号(1953/02/18、2期、改進党)

○堀木鎌三君 私伊能君にお聞きしたいのですが、丁度あなたの御説明のときほかの用事で出ておつたので、又この委員会に余り私出ておらないのですが、今の質疑応答を通じて一つお聞きしたいと思つたことが起つたのですが、要するに今度のこのガソリン税の問題については、受益者側のあなたがたのほうから見れば交通量に応じて道路がよくなるのかどうかという問題が一つの非常にポイントじやないかと思うのです。ところがこの道路法を見ると我々が一見して目的税だと考えるのと違つて、建設省で自分が計画した道路の財源そのものの不足という点から来ておつて、要するに別途に扱われておる。目的税なら、あなたのような趣旨だと、目的税ならもつと……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第3号(1953/02/20、2期、改進党)

○堀木鎌三君 実は両大臣がおいでになつたらもう少し実質的な御返事があつて、事務当局の何と言いますか、言い逃れ的な答弁だけでなしに、非常に解決の方途を見出すのじやないか、かように私は考えておつたのですが、余りお逃げになると意地の悪い質問をいたさなければならない。お逃げにならないでちやんとおつしやれば、私どもはそう意地の悪い質問はしない。先ず意地の悪い質問から見本を見せますが、両大臣が折角おいでになつて、この法律は衆議院で通つて参議院で今かかつておることは御承知の通りであります。最初小林委員に対する答弁では、補正予算は組めないのだ、それから建設大臣は提案と予算の関係は関係ないのだ、こういうふうにお……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第4号(1953/02/24、2期、改進党)

○堀木鎌三君 お忙しいらしいから一言だけ……官房長官が、非常にお苦しい立場から、本法案はできれば二十九年度からの実施を政府としては希望している、こうおつしやるのですが、そうするとお聞きいたしますが、二十八年度の予算が編成されて、この法案が通ると、ともかくも補正を組まなければならなくなつてしまうという、その点からの二十八年度予算との関係からだけものを言つておられますが、過般大蔵大臣と建設大臣とがここへ来られましたときに、こういうふうな法案ができたときには、大蔵大臣としては財政上の責任がとりにくいと、こうまでおつしやつている。そうすると官房長官としては、二十九年度からは財政上の責任が今から約束され……

第15回国会 大蔵・労働連合委員会 第2号(1952/12/19、2期、改進党)

○堀木鎌三君 実は予算委員会のほうに出ておりましたので、経過を知らないでお聞きするのは甚だ工合が悪いのでありますが、今お話の公労法の十六條第二項の「事由を付して」という問題は、これは緑風会としては当然私は責任をお感じになるべきだと思う。我我の考え方のように、どうも吉田内閣というものはどうせなかなか根性が直らない。いつまでも反民主的なのだから、はつきりしなくちや多分承知すまいと、こういう考え方から、実は「事由を付して」じや足りないのだ、こういうお話を緑風会その他に申上げておつたのが、緑風会のほうで非常に今現寅と睨み合せてお考えになつて、そうしてこれについてはいろいろ政府の責任を衝いてくれたことは……

第15回国会 予算委員会第一小委員会 第1号(1952/12/09、2期、改進党)【議会役職】

○委員長(堀木鎌三君) 只今から予算委員会の第一小委員会を開催いたします。大体日程につきましては先ほどお話したようなことで参りたいと思いますが、よろしうございますか。
【次の発言】 では、今日は只今木村保安庁長官がお見えになりまして、二時から衆議院の予算委員会に出席を要求されておるような状況でございますので、先ず木村保安庁長官から概略保安庁に関しての重要問題について御説明を願つたら如何かと、こう思いますが、如何でしようか。
【次の発言】 じや、木村保安庁長官。
【次の発言】 まだちよつと時間があるようですから、この際保安庁長官に…、あとで経理担当者から聞くにいたしましても…。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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