高田なほ子 参議院議員
2期国会発言一覧

高田なほ子[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期
高田なほ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高田なほ子参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

高田なほ子[参]本会議発言(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第51号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 只今上程されました本法案並びに修正案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして賛成の意を表するものでございます。「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期す」といこうとが、教育基本法によつて新教育の根本理念として明確になつているにかかわりませず、新学制実施の度合は極めて緩慢であると共に、これにプラスしまして勤労人としての重要な要素である職業教育の面については、殆んど手放しの状態で今日まで放置されて参つて来たのでございまして、新制中学校卒業兒童の約三……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第25号(1951/11/29、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 只今上程せられました文部委員会付託の請願並びに陳情に関しまして、本委員会における審議の経過及びその結果を御報告申上げます。  請願第七百二十七号ほか一件、陳情第六十七号ほか一件は教育財政の確立等に関するものであります。請願第百三十二号ほか十四件、陳情第十八号ほか三件は六三制建築整備に関するものであります。請願第五百三十五号ほか四件、陳情第三十二号ほか四件は六三制学校教育の堅持に関するものであります。請願第五百三十三号ほか六件、陳情第百一号ほか三件は教職員の行政整理に関するものであります。請願第百三十五号ほか三件は公立学校事務職員の教育公務員特例法適用に関するものであります。請願……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第23号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今上程せられました教育施設確保に関する決議案に対し、野党各派の御意向をも含め、日本社会党第四控室を代表いたしまして、衷心より賛成の意を表するものでございます。  一九四九年二月一日、ポツダム宣言受諾に伴い、政令第三十四号学校施設の確保に関する政令において、学校施設が学校教育の目的以外の目的に使用されることを防止し、以て学校教育に必要な施設の確保が図られております。このことは、開くところによれば、前総司令官マツカーサー元帥以来の占領軍の方針といたしまして、教育、宗教、教育関係の施設は接収しないという具体的な施策であることを強く信頼いたしまして、爾来六年有余を経て今日を迎えたので……

第13回国会 参議院本会議 第24号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際、教育環境整備に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 文部大臣の御出席を要求いたします。
【次の発言】 私は教育環境の整備に関しまして、社会党第四控室を代表いたしまして緊急質問をいたします。  先ず吉田首相にお尋ねをいたします。教育環境は破壞されております。家庭、学校、社会を含む一切の教育環境はまさに破壞の途を辿りつつあります。重税と物価高による生活水準の低下、更に敗戰後の住宅難、これによります雑居生活は、必然的に子供たちの性的早熟を来たしまして、青少年不良化への大きな原因を作つております。生活打開のための闇行為は日常茶飯事となつておりまして、更に肉親……

第13回国会 参議院本会議 第61号(1952/07/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は、日本社会党第四控室を代表いたしまして、政府原三案並びに中山、岡部修正案、両案に対しまして、反対の討論をされました吉田法晴氏に続きまして、特に母の立場から、この両案に対して反対の討論を試みるものでございます。  破防法上程以来、日本の学者を中心として組織されました学術会議並びに文化団体、そうして全国の各大学、高等学校、更に総評を中心とする四百万の組織を持つ労働者、これらの大きな国民各層に亘つた国民の声は、遂に総評を中心として第三波の抗議ストを以て本案の撤回を迫つたのでございます。更に日本全国五十万の教職員は、国家権力の下にあつたとは言いながら、無反省に惜しい人たちを人間彈丸……

第13回国会 参議院本会議 第62号(1952/07/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 この壇上からかかる立場において発言をしなければならないことを非常に悲しむものでありますが、これは私一個の悲しみではなくして、参議院の運営自体において悲しむものでございます。(拍手)  先ず私が声を大にして申上げなければならないことは、私ども国会議員は立法の府にあるものとして最も重んじなければならないものは遵法の精神でなければならないし、我々みずからが遵法の精神に徹するということは当然私は我々としての使命観の上において深く感じなければならないと思うのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)私はこの意味において、この問題の最も起点になりますところは、前発言者からも再々申されておる通……

第13回国会 参議院本会議 第68号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際、防空演習に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、防空演習が今日行われておりますが、このことについて御質問をいたします。  去る七月の八日、外務次官名を以て、国警本部長官、地方自治庁長官宛に「在日合衆国軍施設において行われる防空演習に関する件」の通牒が発せられまして、これに基いて一昨七月の二十一日から三日間全国的規模の上に防空演習が行われております。占領中はこれまでもしばしば地方的にはこれに類する演習が行われて来たようでありますが、これは占領下という特殊事情に基くものでありまして、独立国家として今回行われました防空演習とは全くその本質を異にするも……

第13回国会 参議院本会議 第69号(1952/07/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は社会党第四控室を代表いたしまして、只今上程になりました衆議院送付の義務教育費国庫負担法案並びに緑風会堀越儀郎議員提出の修正案に対しまして、反対いたし、荒木正三郎議員ほか一名提出の修正案について賛成の意を表するものであります。  思えば、惨憺たる敗戦の焦土の中で、非常な窮乏と飢餓の中からしみじみ私たちが思いましたことは、子々孫々このような残酷なことを二度と繰返してはならないという固い決意でございました。(「そうだそうだ」と呼ぶ者あり)幸いに憲法の前文においては、全世界の人類に対して、ひとしく恐怖と欠乏から免れて、平和な文化国家を建設するという、新たなる誓いを私たちは投げかけた……

高田なほ子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

高田なほ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 文部委員会 第閉会後2号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 時間の経過もありますので、簡單に御質問申上げます。六三の建築の問題については前発言者が申しましたが、六三のこの六十三億の予算、これが敗れたということは、一応新学制への実施へのコースが阻まれたということと考えて甚だ遺憾に思う次第でありますが、このことはやはり文部省の新学制の実施への一つの年次計画が敗れたということで、今後天野文政の上に非常な私は課題が残つておると思うのですが、ただこの問題の中で一つ遺憾に堪えないことは、あの認証外の工事の問題でありますが、百億に余る厖大な予算をできる機会においてやろというような御回答でありましたけれども、できろ機会においてやるのではなくて、本当に六……

第8回国会 文部委員会 第閉会後4号(1950/10/03、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は認定講習の問題について岩間さんの御報告、これはもう加えて申上げるところはないのですが、ただ一点過労と経済との裏付けのことは大きく取上げられましたが、私は特に女教師の問題は一つの社会問題を生んでおるように感じられたのです。それは先きほど取上げられました託兒所の問題でありますが、女教師が講習を受ける場合に、託兒所は学校側において用意されておるとは言いながら、富山県の或る会場に参りましたときには、学校の宿直室のような、ちよつと暗い部屋でありましたが、そこに赤ちやんが三人ほど寝ておりました藪蚊が赤ちやんの足下に飛廻つておりましたが、これを守るべき何物もなかつたこと、それから人工栄養……

第8回国会 文部委員会 第5号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 二点質問いたします。資格問題の重要性についてはこれは各々考えなければならないし、我々も亦肯定する問題でありますが、併しその教育養成機関の裏付けというものがはつきりなされていないところに、いろいろ問題のできたことは各議員から指摘された通りであります。私はこの免許法の最も狙といたしますところは、教員の質の向上と、同時に量の向上にあるということを忘れてはならないと思うのであります。そこでこの量の向上について最も問題となる点は教員の需給の問題をどのように調節して行くか、今の定員、定額において縛られておる教員が新免許法による一定の基準の中において資格を取るためには、やはり形式的な行動が予……

第8回国会 文部委員会 第閉会後5号(1950/10/04、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 昨日の質問が途中でうつちやりを食つたような形になつておりますので……、二十五年度の補正予算の中に結核並びに産休補助教員の予算が枠内に入つておつたように了承しておつたのですが、産休が全面的にこれが削られておるように昨日御返事があつたわけであります。そうして文部大臣はこれに対して婦人教師を軽視するという考えはない。地方財源の余裕があつた場合には地方においてやろうと思えばできるだろうと思う。又会計課長は基準経費の中には入つていないけれども、地方においてこれを考慮に入れるということを期待するというような非常にあやふやな御返事があつたのですが、私の聽きたいことはどうして産休だけが切られた……

第8回国会 文部委員会 第閉会後10号(1950/11/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体今專門員室の方でお調べになつたこととも私は重複いたしますから、重複する点を省きますが、十月の十四日の日に行つて参りました。池上の方はもう七分通り完成しておりまして、一時学校並びにPTA側が非常にこれに対して反対したのに対して、建築を途中で取止めるような傾向があつたそうですが、たつた一日だけ大工さんが入らないだけで、あとはどんどん入つて、それで殆んど完成しております。旅館、特殊喫茶店で別にそう特別なものではないと言いながら、中に入つて見れば一目瞭然もう鳩の巣だということは分るわけです。ただ一番頼もしく考えられたことは、先生方とそれからPTAの方々が非常に態度が強硬で、どうして……

第8回国会 文部委員会 第閉会後11号(1950/11/14、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちよつとお伺いいたしますが、環境整備について、文部省が地方自治団体に勧告をするというような先程のお答えだつたと思いますが、今まで勧告してそれが成功したというような例が幾つかございましようか。
【次の発言】 続いてお伺いいたしますが、勧告と助言とはどういうふうに権限に違いを持つておりますか。
【次の発言】 続いて……。そうするとあれですね、勧告というものも助言というものも、まあ大して変りがない、地方自治団体でそれを受けるか受けないかということは、それはそちら様の御自由である、まあそういうふうに解釈できるのですね。何らの権限も持たないものである、こういうふうに解釈してよろしいですか……

第8回国会 労働委員会 第閉会後2号(1950/10/12、2期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 労働大臣の良心的な御回答は諒とするものでありますが、一応簡素化ということとそれから合理化ということ、非常なずれかあるようなことがままあると思われます。特に我が国の今の婦人問題に関してこのような行政の縮小に当つて、直ちにこれが多くの婦人労働者に惡影響を與えるということになり、行政の簡素化ということがこれが非常に問題を残して来ると思うのです。そこでこのバランスをどういうふうにとつて行かれるかということがあなたに課せられた非常な大きな問題であると思うのですが、もう一度、良心的に加藤さんの御意見を忖度して行くというようなお話であつたのですが、そうすると突込んで伺いますが、……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は納得が行くような、行かないようなので、もう一つお伺いしたいと思うのですけれども、先ほどの御答弁でわかりましたことは、過年度分の支出七億二千万円、これは先ほどの御答弁で一般補正予算に組むのが正しいのだという御答弁でありますけれども、併しこの七億二千万円を仮に平衡交付金の中に入つたとしましてもそれは紐を付けられない、法的に言つて紐を付けられるべき性質のものではない、私もそう考えるわけであります。先ほどちよつとおつしやつた言葉の中にそのほうは地財委のほうで解決して貰わなければならない、こういうことをおつしやつたと思うのですけれども、仮に一歩下がつて地財委のほうは当初八十三億という……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 通商産業委員会 第閉会後1号(1951/06/20、2期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 文部委員の高田でありますが、特にこの問題についてお時間をお割き頂きましたことに対して深甚な敬意を表します。  只今御当局のかたから調査の資料が提出されたのでありますが、私はこの問題についてよりよりこちらの当委員会において御調査が命ぜられているやに聞き及んでおりましたので、その資料がどの程度に頂けるかということについて、非常な期待を持つたのであります。只今の御調査は一応誠に体裁の揃つた御調査でございますので、この報告に対しては感謝するのでありますけれども、実はそれをプリント、或いは何らかの書類にして頂戴できたならば、なお一層よろしいのではないかと思うのであります。 ……

第10回国会 文部委員会 第閉会後3号(1951/07/19、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 簡單に御質問いたします。荒木さんの質問に関連するのでありますが、二十七年度の教育予算編成の重点として四つの点を挙げられたと思うのでありますが、その四項目の産業教育の新興というのは六三教育完全実施と並行してこれは行わなければならない、こういう御発言があつたと思うのであります。私はこの御主張に対しましては極めて尤もなものを感ずるのでありますが、曾つての、簡單に申しますので要を得ないかも知れませんが、曾つての軍国教育というものが今日私たちの深い反省の上に立つておるときに、戰後の教育は飽くまでも平和というものに徹しなければならないということは、たびたび文相もこれは御発言になつた点であろ……

第10回国会 文部委員会 第閉会後4号(1951/07/23、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 この三カ所の武蔵野、国立、立川の問題は、日本の教育を体当に守り抜くための大きな問題として取上げなければならない問題であると思うので、先ほどの実態の調査並びに各位の御感想の発表などによりまして、参議院の文部委員会は、文教を守るという建前の上からはつきりした基本的な態度を出すべきではないかと思うのでありますが、そうしてその基本的な線に向つて今後更に総合検討されて行くと思うのでありますが、先ず国立の文教地区設定に対しましては日本の文教を守るという一つのモデル・ケースとしても、現在の環境の下において文教地区を設定することが妥当であると、こういうふうに考えられます。更に立川の競輪問題につ……

第10回国会 文部委員会 第閉会後5号(1951/08/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 六三の建築の補助はさつきの御説明では単価増二十一億を含んで十八カ月予算で二十一億とおつしやつて、今あなたは十九億とおつしやつたのですね。二十一億ですか、

第10回国会 文部委員会 第閉会後6号(1951/08/14、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 副食に関連して、今十円十銭を児童の実質な負担にすると十七円八十五銭になる。その差額の四円一銭というものを基準にしてこの価格を査定して行つた。こういうお話であつた。その差額を国が負担したというわけですね。そうすると、今後の物価の値上りというものは到底この四円一銭というものでは賄つて行けないわけですが、これに対してはどういうお考えですか。
【次の発言】 その対象になるのは小学校だけではなく中学校も含めたいという先般の御意見であつたのでありますが、中学校の方はどういうことになりますか。
【次の発言】 只今の質問に附帯するのですが、前年度に前国会で通過した法案、この審議の過程で来年度の……

第10回国会 文部委員会 第7号(1951/02/09、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 質問いたします。道義の感覚ということについて天野先生いつも御指摘されておるわけでありますので、質問が少しくどくなるかと思うのですが、私はこのたびの教育公務員特例法の改正案を拝見いたしまして、先生が常におつしやる道義の感覚というものから非常にずれているような幾多の点を発見いたしまして、甚だ遺憾に堪えない点なんです。それは先ほど若木さんも指摘されたのでありますが、本法律の面に現れている保護の面と拘束の面を比較した場合に、極めて拘束の面が大きい、かようなことを指摘されておるわけです。私も全くそれと同感でございますので、一応大臣のおつしやるように、日本の民主化の段階に副いながら、法律が……

第10回国会 文部委員会 第12号(1951/02/19、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大山さんに質問いたしたいと思います。私もよく事情がわかりませんので、具体的に一つお話を願いたいのですが、いろいろ細かくなりますので、ちよつとメモをして見ました。あなたの御言葉の中に、若しこの第五條が現行法から改正されれば、更にその学閥の復活を恐れるというようなお言葉があつたわけです。その具体的な学閥の復活を恐れる、その中に民主的な意味の公開を自分たちは主張しておる、そうして公開ということを本当に民主的にやつて行かなければならないというようなお話でありましたか、民主的な意味の公開を、主張して、そうして大学の側では公開の幅を狭くしたと、こういうようなお話であつたわけですけれども、そ……

第10回国会 文部委員会 第13号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は文部大臣に質問したいのは一点に限つて質問します。義務教育の促進費の問題でありますが、無償促進費、文部省は義務教育の無償促進費といたしまして一億三千万円を計上したのでございまするが、この内容について非常に単価が低廉に見積られているのでありますが、これで以て完全な義務教育無償が促進されると考えられるかどうか、こういう点について先ずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 遺憾ながらできないというお話でありますが、併しながら一応ここに名目としてまあ出したというように受取つてよろしいかどうか。
【次の発言】 二科目だけできると、この二科目だけ完全にできるということでございましようか。

第10回国会 文部委員会 第15号(1951/02/22、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大変に文部省の関口さんの御発言がいろいろな誤解を招いたことは私は非常に遺憾に思うのです。それは只今の説明で概略わかつたのでありますけれども、計数上の八億又は九億の不足ということは、定員を完全にきめて、而もその上に科学的にこの結核休職者の数というものを出して、そして科学的に入院患者の数も出して、そしておやりになるならこれは別問題ですけれども、現在今やられておることは、予算がなくてもやられておるということに相成るので、その点についての私は説明をしてもらいたかつたのです。ところが一、三三というこの枠外の不足という数字にしても、この一・三三という数は如何にも科学的でない数で、累積的にこ……

第10回国会 文部委員会 第19号(1951/03/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 教科書の無償配付ということが非常に大きく取上げられており、而もすでにその法案が用意せられておるのでありますが、突如といたしまして、政府当局では近く用紙の統制撤廃の措置をとるやに伺つておるのでございますが、若しこういう措置がとられたとした場合に、非常にこの教科書の用紙獲得についてはいろいろな支障を来たすことが考えられるのでありますが、一部仄聞するところによれば、新聞紙はこの統制の枠から外れるということを聞いておりますが、新聞用紙が非常に必要であるということは、これは誰しも認めておると同様に、教科用図書に使おれる用紙も又これに次いで、若しくはこれ以上に必要であるということが考えられ……

第10回国会 文部委員会 第20号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 荒木さんの質問に関連するわけですが、教科書の発行に関する臨時措置法の施行規則の二十三条で以て、発行者に対しては教科書の供給というものに対する責任を負わせておりまして、入手状況、在庫量、使用量というものを明らかにするように法文できめられており、更に二十四条では、文部大臣は、この負せた義務に対して、これらの発行者の給供状況というものの報告を求め、そうしてこれを調査するということが明らかになつているのでありますが、只今のように用紙代の一割ということで保証金三分ときめたということになれば、用紙代が当然に値上りをした場合には、供給というものに対して非常な不安を持つて来ることが明らかであり……

第10回国会 文部委員会 第23号(1951/03/20、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 本法案に対しましては、賛我の意を表するものでございます。本法案は政府の提案理由の通りに、画期的な文教政策でございまして、憲法に示す義務教育の無償という精神を一日も早く生かしたいと念願しますが故に、原則的に賛成をするものでございますけれども、本法案の審議の過程におきまして、この崇高な精神を実施し得ない幾多の欺瞞性が露呈されていることを私はここに指摘しなければなりません。第一番に挙げられることは、この法案の精神を生かすためには、基本的な計画性というものを持たなければならないのでございます。全児童に対して無償給与するというような文部省の主張並びに本法案の主張でございますけれども、実際……

第10回国会 文部委員会 第24号(1951/03/22、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 もう一つ聞かして下さいね、非常にこの質の向上ということについて深いお考えをお持ちになつていらつしやることはよくわかるのですが、まあいろいろこれについては量というような問題について考えなければならないことは勿論でありますが、先ほど荒木さん、若木さんの御質問に関連いたしまして伺いたいことは、非常に不便な交通に恵まれないような僻陬の地域では、教員の量の確保ということが極めて困難な実情にあるということは、あなたの方でもお認めになつていらつしやる、先ほど北海道という特定な地名を挙げられての御答弁であつたと思うのですが、私が伺いたいことはこの日本の特定なこの地形であります。島嶼が非常に多く……

第10回国会 文部委員会 第28号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 一点だけ御質問申上げます。それは幼稚園の教員に関する問題でありますが、根本となるところの幼児教育に対する大臣の見解をここで質して置きたいのであります。御承知のように幼児教育はこれは義務教育ではございませんけれども、アメリカ教育使節団の指摘に待つまでもなく、極めてこれが重要な問題であることは論を待たないと思うのです。最近の荒廃した社会世相の中で一番母親の関心となつているのは自分の、まだ学校に上がらない子供の教育の問題ではなかろうかと思います。ところがこの幼兒教育に対しては基本的なあり方というものがまだ確然としていないような点が多々ございますために、幼稚園の教育というものがややとも……

第10回国会 文部委員会 第29号(1951/03/28、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は本法案について賛成の意見を表するものであります。市町村立の小学校及び中学校、盲学校、ろう学校並びに市町村立の高等学校の定時制の教職員の給與については今まで明確な規定がなかつたのでありまするが、本法案によつてこれが都道府県の負担となるということがはつきりと規定された点誠に結構であると存じます。第二点といたしましては、教育公務員特例法施行以後に採用した教員についての身分保障について、特に恩給法の規定の準用がなかつたのでございますが、この法案によりまして教員の身分の保障が完全になつたという点、第三点において公務災害補償に対する明確な規定がございませんでしたが、今後都道府県によつて……

第10回国会 文部委員会 第32号(1951/05/10、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちよつと今のに関連しまして、それじやあの大体平均額に近いところに持つて行かれるだろうという今の御答弁だつたのですが、「予算の範囲内において」、法文の上にこういうものがあるわけですが、この財政的援助の補助のところですが、十八条、ここのところの高等学校における産業教育の具体的の意味、まああとでお伺いしたいのですが、これの説明書によりますと、国又は地方の産業発展のために特に必要と認められるものに対しては第十八条の基準以上の設備の充実を図ろうとするものであるということがありまして、予算内におけるという言葉と、それから基準外に出てもいいという言外の意味がこの十八条の中に含まれている、その……

第10回国会 文部委員会 第33号(1951/05/11、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 主計局長でもよい、どちらでもいいのですが、先ほどの産業教育費の問題と地方財政費の絡み合せは極めて重要な問題であります。先ほどの御質問ではまだ十分納得ができない点が一つあります。これはこういうことになると思うのですが、先ほどの御答弁では地方の自発を前提として国庫補助をするというような御答弁であつたと思います。併しこれはですね、非常に一面合理的のようにも考えられますけれども、併しこの法文と照らして見たときは矛盾がある、例えば市町村の産業教育、これは市町村の要請そのものによつてやるのではなくて、これと共に各都道府県或いは国の産業経済の状況に即して行うという条項がここにあるわけです。そ……

第10回国会 文部委員会 第38号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大臣にお尋ねいたしておきます。女教師に対する退職勧告の問題でありますが、本年の三月の定期異動に際しまして、年令四十五歳以上、或いは勤続年数二十五年以上、或いは夫婦共稼ぎの者というような特定な条件をつけまして女教師に対して退職勧告をした県が非常に多数に上つているわけであります。婦人教師はこれに対してはつきりした見解も持ちえない、これは婦人の封建性に基くものであろうかと思いますが、その封建性に乗じて自然退職の形を無理にとらせてそうして女教師の生活権を奪うというようなことは、これは誠に基本的人権を侵害するものであると共に、現在の日本の教育民主化の途上にあつて極めて由々しい問題であろう……

第10回国会 文部委員会 第41号(1951/05/31、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 第一章の中の第三條の第四号についてでありますが、産業教育の技術者の養成指導についての基本的な方針をどういうふうに持つておられるかという点を御質問申上げたいと思います。アメリカのスミス・ヒユーズ法による職業教育に対する産業教育の基本的な態度は、国の雇用に役立たせる、教育を有効適切な雇用に役立たせるというような基本的な方針を立てておるために、公の監督或いは統制の下に学校や学級で統制のある教育が行われているようでありますが、この産業教育を振興する当面の技術者養成指導に当つての基本的な態度というものが明確にされておらないように思うのでありますが、それを承わりたいと思うであります。

第10回国会 文部委員会 第42号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 十四日のこの委員会の席上で、高等学校のシステムの中に職業教育を実は取入れたかつたのだという大臣の御答弁、そうすると、それでは大臣が言われるごとくにシステムに欠陥がないというようなら、なぜこれを別個に取出さなければならなかつたか、その理由をもう少し端的にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると新学制を真実に天野さんのお考えになるように完備して行けば、特段にこういう産業教育法というものは必要がなくなる。こういうふうに結論をお持ちになつておるように私お察しするのでありますが、その通りですか。
【次の発言】 結局六三制、新学制というものに重点を置くのであつて、産業教育法これ……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 文部委員会 第閉会後2号(1951/09/07、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 次官にお伺いいたします。
【次の発言】 大蔵次官です。只今のお説を伺つておりまして、私はこの点に非常に矛盾を感じるわけでありますが、この度の講和がこれは平和を目途とすると共に日本の自主権の回復、そうして日本の国民の生活の安定、こういうようなことが大きく打出されておる、こういうような目的に副うためにやはり政府は具体的な施策を講じて行くということはやはりこれは当面の私は責任でないかと思うのですが、特にこの学校行政の中で最も下部まで滲透し、而も非常な支持を受けて来たのはこの学童給食であつたのです。而もこの学童給食によつて児童の体位というものが相当に向上したということは、或いは食生活に……

第11回国会 労働委員会 第閉会後4号(1951/09/27、2期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 大臣にお尋ねいたしますが、労働省の機構改革についてはまだ成案が出ておらないというお話でございますが、併しこれについて相当研究検討中である、こういう御答弁であつたようでございますが、その検討或いは研究するに際しましては、何らかの基本的な構想がなければならないと私は考えるのでありますが、その機構改革に対する労働省の最も基本的な方針というものをこの際はつきりと伺つて置きたいと思うのであります。それが第一点であります。
【次の発言】 御答弁の趣旨は尤もだと思うわけでありますが、併しあなたも一国の労働大臣として全体の機構改革に対して、労働省はかくかくの主張を持つている大臣と……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会 第15号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○委員外議員(高田なほ子君) 大部遅くなりましたので、納得の行かない点を二、三点お伺いしたいと思います。先ほど行政管理政務次官から行政整理の基本的な方針が明らかにされたと思うのでありますが、この基本的な方針は伺つておれば、極めて筋の通つたどこへ行つてもこれは文句を言われる筋合いのない方針だと思うけれども、この方針を実際にどういう方法で整理して行くかというところに私は大きな問題があると思う。そこで先ほど次官はこの整理の方法の基本的な考え方を、国情並びに日本の現在の経済情勢に沿つて簡素化して行くのだ、これも又私は御尤もな御答弁だと思うのであります。けれどもここに忘れてならないのは、現状をどう把握し……

第12回国会 文部委員会 第2号(1951/10/24、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 先ず四つの問題について御質問申上げたいと思います。  先ず第一に今も木村委員から御質問があつたのでありますが、教育財政の確立の問題であります。これはかねがね文部大臣も義務教育は憲法上の義務としてこれは行わなければならないということを言つておられるのでありますが、今前質問者の質問の中にもあつたように、平衡交付金制度による現在の教育事情というものが、財政の逼迫によつて非常に圧迫されて、従つてこういう問題が世論を非常にゆさぶつた六・二制というような問題も出てたのだと思うのであります。これに対する文部省の対策というものは、かなり具体的に進んでいるやに聞いておるわけであります。この教育財……

第12回国会 文部委員会 第3号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 只今の大臣が人員の整理に際して、クラス数を先ず考えてされるというふうなごう大まかな線を出されたと思うのであります。これはクラス数の実態からということが非常に私はお聞きしたい点なんですが、先頃兵庫県のかたからのいろいろ話を伺いましたところが、一学級の五十人の児童を全部五十七人に平均にしてしまつた、そうしてぐつと学級数を減らしているという、これは大臣が前以てこういうことをあらかじめあるであろうという予想をされた下に、こういうことが行われておつたのかどうなのか。その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御趣旨は大変よくわかりましたが、そうすると若し現実の問題として考えて参ります……

第12回国会 文部委員会 第4号(1951/11/01、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 連日ベース・アツプの問題については大臣にも非常な御苦労をおかけしております。この点非常に恐縮に思つております。ただ、そのこととは別問題にいたしまして、私が御質問申上げたいことは、このたびのべース・アツプが財源措置によつて実質的に支障なくできるというようなたびたびの御回答でありましたし、私どももそのように信じたいわけであります。けれども財源措置による今後の見通しというものは決してこれは楽観できない。これが先ず私の御質問申上げる第一であります。それはなぜかと言いますれば、先ず三百七十五円という数字が一応明確に出て来ておりますし、その三百七十五円というものが教員の給與を引下げる一つの……

第12回国会 文部委員会 第5号(1951/11/02、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大変引続きで恐縮でございますけれども、昨日大臣は一応一般公務員より教員の場合は三百七十五円実質的に困るけれども、財源措置がされるので実質的にこれは下らない。これは内藤さんからも三万人の定員が余分にあるし、特に昇給分は二・五だけ組んであるから決してそういう心配は要らないのだ、こういうふうにお答えになられたと思うのであります。そこでただ私が大変執拗にお伺いすることは、そういうことは本当にこれは一時的に糊塗できる問題であつて、来年度になればこの三百七十五円低いという基準線というものがはつきわここに浮び出て来て、来年度の教員のベース・アツプというものが実質的に獲得されないということを非……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/13、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 簡単ですが一つ腑に落ちませんのでお尋ねいたします。先ほど荒木さんの御質問によつて大体明確になつたと思うのでありますが、要はこの「不均衡の調整を期待し」ということの解釈にかかつて来ておるわけでありますが、高い所は一応切つて行く、低い所は水準に達するまでに調整する、こういうことでありますが、これを裏を返しますと、地方の公務員の給与の不均衡を是正すると共に、それは国家公務員の給与の基準との均衡を図る、こういうことになる。簡単に言うと給与の最低線を絶対に抑えて行くということにとれるわけであります。これは裏返した解釈でありますが、「不均衡の調整を期待し」ということは、端的にそれを裏返して……

第12回国会 文部委員会 第9号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 これは私は岩間さんの発言は非常に緊要だと思う。少くともこれが地方公務員の給与に関する、給与の改訂に関する問題である場合、野村委員長の御発言というものはこの改訂に伴なつて非常に重要な私は問題と思う。それを今あなたの御発言と非常な齟齬を来たしておるということは、給与の問題に関するが故に私は重大だということ、それでこれはやはり一応速記録を十分に確かめて、野村委員長の御発言というものが、あなたの御発言と齟齬を来たしておるかどうかということを吟味して、再吟味して然る後に私は結論を出してもらいたいと、これは何としても大変な問題であります。これが一旦まかり間違つた場合には、折角法できめられて……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 私はこれはちよつと三十分や四十分の論議では尽せないと思います。私も前々からいろいろこれを実際に拝見したりして、幾多の疑問があつて、非常に天野さんに聞きたいことがたくさんあります。それから前提になるところは民主主義社会の形態とか、性質とか目標というものがはつきりされた上で、その中でこの国民実践要綱の占める役割の認識ということが私は大きくかかつて来るのではないかと思います。そういうようなものについて、いろいろお伺いしたいのですけれども、とてもそれは三十分や四十分というわけには参りませんから、私は本質的にこれはもう非常に反対の意見を持つのですが、一応天野さんも某新聞によれば、大臣をや……

第12回国会 文部委員会 第12号(1951/11/22、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 学童給食の問題についではどなたも異存なくこれが完全実施されることを非常に期待し、又本委員会も挙げてこの継続のためには努力して来た折柄でありますが、こういう最近官吏の汚職事件に世間がごうごうとしている折柄、学童給食の問題で又又こういう疑いのある事件を出したということについては、私としては非常に重大な関心を持つているのであります。過日久保田局長からこの問題について非公式に文部省側の立場というものの御開陳があつたのでありますが、この際のお話の御様子では、私としては世間のこういう疑惑を一掃するに足るような趣旨でいろいろの弁明がございました。然るに今朝の毎日新聞で竪月元課長が召喚されたと……

第12回国会 文部委員会 第15号(1951/11/27、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 京大の事件についてはかねがね私も御質問申上げようと考えておつたのです。今日ちよつと資料を持つて参りませんので、主な点を二つだけ御質問申上げます。今度の京大事件について、結果として八名の学生が学窓から追放されたような形になつております。私はあの新聞を見ましたときに非常に心の痛む思いがいたしました。これは学生の行動の行き過ぎということについての限界というものについても、相当のこれは慎重な検討が必要であろうし、又そういうことでこれは検討した結果そういうことが出たのだろうと思うのですけれども、しみじみ私が考えますところによれば、誰が学生をこうさせたかというところに来るのです。これはやは……

第12回国会 文部委員会 第16号(1951/11/28、2期、日本社会党第二控室(左))

○高田なほ子君 それにちよつと関連して久保田さん……、この生大豆は受取つた以上は、すでに学童のものですね。
【次の発言】 管理の大まかな責任は原則的に負うというようなお話ですが、それは別に固く縛られているものじやないというふうな見解をとつているようですが、こういう抽出率をこのスキャップ・メモで紐つけされるということは、これは文部省としてもプレゼントなるが故に原則は尊ぶけれども、そうでなくてもまあいいだろうという見解をとつているようですが、今岩間さんの御質問はこれに関連していることなのですが、そのメモランダムにあるような抽出率ですかがとられたわけじやないのでしようか。これが嚴格に守られておるわけ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 文部委員会 第1号(1951/12/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 久里浜の水産大学の問題は、大体四月頃あたりには見通しがつく、善処するというように文部大臣もおつしやり、法務総裁も大変熱意のあるお話があつたのですけれども、その後あれはどんなふうに進んでいるのでしようか、消えてなくなつてしまいそうなのですが……。

第13回国会 文部委員会 第2号(1952/02/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今の矢嶋さんの動議に賛成いたします。

第13回国会 文部委員会 第3号(1952/02/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと委員長、それに補足して……。この間の説明で一番私は大事だと思つたことは、この十五万坪、学校單位で計算した場合に十五万坪足りない、その十五万坪を今後それをどういうふうに充当して行くかという基本的な考えですが、来年度も〇・七坪、学校單位にして〇・七坪完成させて行くという方針で行くのか、或いは戰災地復興という形で行くとすると、基本的に、〇・七坪完成するというのとこれが非常に食い違つて来ると思う。戰災の復旧というもの、災害による復旧というものと、〇・七坪完成というものとは具体的には同じようにそれはでき上つて行くにしても、基本的に方針が非常にズレが来ると思う。文部省は二十八年度に……

第13回国会 文部委員会 第6号(1952/02/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 第一班の視察の報告をいたします。私と荒木委員とは、福井県と岐阜県を視察して参りましたが、福井県は戦災に会い、いち早く復興に立ち上つております途上、更に二十三年には、大地震によりまして徹底的に破壊された県であります。岐阜県は又戰災に会い、大きく多くの都市が破壊され、燒失され、又高山地方などを含める一市三郡は極めて不便な山間僻地でありまして、いずれもこれら災害上、経済上、地勢上、交通上、いろいろな点において惠まれない特殊事情に置かれている地方でございます。私どもはこの二つの県を視察いたしました中で、要約しまして、六三制施設整備、産業教育、学校給食、文化財保護状況など、及び各地で開か……

第13回国会 文部委員会 第7号(1952/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 どなたかおいでになつておられませすか。
【次の発言】 それでは学童給食のことについて御質問を申上げます。今日は大臣がおみえになりましたら基本的な問題についてお伺いしたいことが数々あるわけですけれども、今日は御出席がないので、事務的なことに互りますが、二、三お伺いしたいと思います。第一番にお伺いしたいことは、今度の学童給食の費用が、文部予算として組まれないで、農林省の食生活改善費の一部に、費用がそこに組まれているように承知するわけですが、このことは将来学童給食というものの継続をしようとする考え方に対して非常に脆弱なものになつて来るように考えられるわけでありますが、どうしてもそのほ……

第13回国会 文部委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとお伺いいたします。雨天体操場の必要坪数七千七百坪ありますね。そうですね、それのつまり今度の組まれた予算は必要坪数を満たす十分の一ぐらいの費用にしかならない。これは四カ年計画の一部として考えているのだという御説明を私は承わつたように記憶している。そうするとですね、要求額の十分の一くらいのもので、而もそれは四カ年計画の一部だということになれば、これは大変矛盾して来ると思う。十分の一なら、それは十カ年計画だというふうにまあ考えるわけなんですがね、平均で言えば……。特に最近の再軍備予算の膨脹というものは、更に年次を逐うて私は測り知れないものになつて来るように危惧を持つ。そうする……

第13回国会 文部委員会 第9号(1952/02/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大変、お加減が惡いところで私は恐縮ですが……。
【次の発言】 それはそうですが、一分ぐらいいいでしよう。丁度私の息子が渋谷の混乱のときにあそこを通りまして、家へ帰りまして非常に私に不安を訴えるわけです。僕はああいうことはどういうふうになつたかわからないけれども、とにかく再軍備ということになれば僕たちが一番先にこれは連れて行かれるので、どうも僕としてもああいう運動には、誰に教えられたわけでもないし、お母さんからいろいろなことを伺つているわけでもないが、どうしてもああいう運動は正しいように考える、あれをあんなふうにするということは非常におかしい。毎日あそこでいろいろな演説会かあるが……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/02/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大変時間も急ぎますので、簡單ですが、一点だけ伺います。問題は東京都の都市計画に当つて、非常に重要な役割を占める学校施設の確保に対する基本的な方針を持つておられないというところに問題がある。申上げるまでもなく、学校教育法によつてちやんと教育施設の基準はきまつておる。而も占領下にあつて学校教育施設に対するいろいろな侵害を防止するための法的措置すらも講じられておるのにかかわらず、今度の東京都の都市計画に当つて、こういう学校教育施設に関する法律の精神を一体どういうふうに活かそうとするかという基本的な考えを全然持つていないはずはないと私は思う。一体学校教育法の設置基準に関するこれらの問題……

第13回国会 文部委員会 第13号(1952/03/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 調達庁長官にお尋ねいたします。占領後マツカーサー元帥のやはり占領政策の中のお心遣いの一つとして教育、宗教、教育関係施設は接收しない方針であるというようなことを伺つて来ておりますが、併し現実にはこの方針をお立てになりましても、なお且つ私は今ここに、冒頭に挙げた教育施設いうものが可なりの数、占領軍のために使われておるようでありますが、やはり占領軍の方針もこういう方針に基いておられるかと思うのでありますが、その後その方針に基いて一日も早く特に教育施設を、教育施設本来のために使うようないろいろな御努力が特調のほうでもなされたのではないかというふうには考えられるわけであります。その辺の経……

第13回国会 文部委員会 第14号(1952/03/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと福島さんに一点だけお伺いいたします。先ほど漢文を強いる先生の頭は非常に問題であるという渡邊さんの御発言がありましたが、又長澤さんからは漢文教育の過去の誤り、漢文教師の犯して来た過去の誤りというものは、素朴な意味で取上げられたと思うのであります。そこで、あなたにお伺いしたいと思うことは、先ほどの御発言の中に、終戰後この漢文が廃止されたということについて、一つの暴挙というような言葉み使われたように思われますし、更に精神の栄養の元素は、もうあらゆる精神の栄養の大本はもう漢文にあるというように、非常に漢文教育のいいところ、又戰後廃止されたことを暴挙とあえて言われるというようなこ……

第13回国会 文部委員会 第15号(1952/03/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 折角大臣がお見えになつておられますから質疑のあるかたは大臣に質疑をされたほうがいいと思います。又あと問題があつた場合には、岡崎国務大臣にも御出席を願いたいと思います。
【次の発言】 私は大臣に御質問を申上げます前に、先頃被接収学校の施設について交渉過程においていろいろ疑義のある点がございましたので、管理局長に資料の提出方を実はお願いをしておりました。そこでいろいろ御事情もあるかも知れませんが、これについての資料が、若し御提出になることが不可能であるならば、一応私の先頃の要求に対する御説明なり何なりをして頂いて、然る後に大臣に御質問申上げたいと思います。

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと警視総監にお尋ねをいたしますが、先ほどからいろいろ論議されたのでありますが、日中警視総監はこの学内における思想調査が行われているということは、今命令によつてやられたのだというふうにお答えになりましたが、その結論として、この程度のことをやつても自治侵害というような仰々しいことを言うのはどうかというような御発言であつたのですが、この程度ということはどの程度を指して言つておられるのですか。具体的に言えば、特定の教授の名前が挙げられ、その教授の思想調査などが行われるなどというようなことは、これは大したことではないというふうにとられておりますけれども、それはどういうふうにおとりに……

第13回国会 文部委員会 第17号(1952/03/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それではお尋ねをいたします。私立学校の振興に関する法案が出て参つたようでありますが、大変結構な目的であると思いますが、今日まで私立学校振興に関しまして、文部省がとつて来られました具体的な方策、これについての概要をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 第二点にお伺いいたしたいことは、二十一年以来私学振興のための財政援助が行われたようでありますが、この場合に文部省としてはどういう団体を対象として来られたのか、又その運営面において遺憾な点はあつたのか、なかつたのか、この二点を伺いたい。
【次の発言】 大学は学校法人直接、高中小は府県を通じてというお話でございましたが、これは文部……

第13回国会 文部委員会 第18号(1952/03/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それではこの前第二十二條第三項、つまり私立学校教職員の厚生に関する事業の内容についてどういう御計画をお立てになつているのかと、それをお伺いしたいということを発言いたしておきましたが、その項についての具体的な計画を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、法案の第二十二條第三項の目的を果すために、私学振興会に対してできるだけ助成をする、こういう結論であると思うのですが、そのできるだけということの内容が非常に漠然としておるわけであります。で、私は前回から問題にしておりますのは、教職員の共済事業というものについて余り効果を挙げておらなかつた。これは十分にお……

第13回国会 文部委員会 第19号(1952/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 第一条並びに第五条に関連をしてお尋ねをいたします。私は私立学校の振興のために、この法案の通過に対しては決して誠意を持つておらないわけではなく、むしろ非常に誠意を持つておるつもりでありますが、どうも私の研究不足のせいでありましようか。調べれば調べるほど疑義が出て参りまして、この疑義が明確に解消されませんと、むしろこういう法案はないほうがいいというくらいの激しい結論を出すようになることを私はみずから悲しむものであります。そこでお伺いしたいことは、私立学校の振興、これはあらゆる私立学校の経営が成り立ち、その目的が達せられるようになるべきだと思いますけれども、従来までの傾向をあちらこち……

第13回国会 文部委員会 第20号(1952/03/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 成規の手続を省略しまして、理事の指名を委員長に一任せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 附則の第二項の問題をちよつとお尋ねをいたします。この改正の第六点の中で、改正後の定員は国立学校を通じて六万九百六十一名となつておつて、前年度当初より千六百三十九名の減少となつておる、こういうのであります。この千六百三十九名はどういうこれは内容で減員になつて来るのですか、その内容を先ず承わりたい。
【次の発言】 そういたしますると、この千六百三十九名減員になるわけでありますが、この附則の二項によりますと、「職員の身分を失うものとする。」というわけでありますが、そうすると、こんなに……

第13回国会 文部委員会 第21号(1952/03/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 基本的な問題を一つ大臣に伺いますが、今度提出されました教科用図書の給與に関する法律の目的が、児童の国民としての自覚を深めることに資するとともにその前途を祝うために無償給與する、こういうふうに目的が書かれございますが、前年度やはりこれと同じような、新たに入学する児童に対する教科用図書の給與に関する法律案の目的とは非常に目的が違つて来ておる。つまり前は義務教育無償、つまり憲法の精神に副つて国家が子供の教育のために教科用図書を無償で給與するというこういう精神の下に出発され、而もその出発に際しましては私どもとしては来年度も再来年度も次次と計画を盛つたものが出されなければならないというこ……

第13回国会 文部委員会 第22号(1952/04/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 木村総裁にお伺いいたします。御趣旨は一応わかりますが、二、三点疑義がございますのでお伺いをいたします。学問の自由は当然守られなければならない。そうして学園内の自治も又十分認めなければならんという考えでございますけれども、次官通達の点について触れておられないようでございますが、基本的にはこの次官通達をどういうふうにお考えになつておるか。あれを確認されているのか、されておらないのか、それを端的に。
【次の発言】 大変明確にわかりました。ただこれは三月十五日の朝日新聞に出ておつたのでございますが、当然この次官通達は大学も、文部省も警視庁も責任をもつて守らなければならないと思うと、只今……

第13回国会 文部委員会 第23号(1952/04/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私も岩間さんの今日の緊急質問は、今朝新聞を見まして、実は非常に驚いて機会がありましたら大臣にも伺いたいと思つていたところですけれども、ここに文部省のはなし言葉の表現というのが出ておるのですけれどもやはりデモクラシイのこれからの市民として欠くことのできないのはパブリツク・スピーキングの能力云々ということが書いてあるのですけれども、どうも斎藤茂吉さんの歌そのものとしては、誠に品格のある歌とは思うのですけれども、どうもこれを各学校あたりの子供に歌わせるということについては、私今の感覚の人から見たときにはこれはどうかと思つているのですけれども、これはどういう方法で以てこれを学校の子供た……

第13回国会 文部委員会 第24号(1952/04/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、この法案に対して一つの條件を付けて賛成をするものであります。  この法律そのものは、独立日本という立場から考えたときに、一切の就職自由の制限は廃止されて、基本的な人権が尊重される。而も憲法に規定された就職の自由は個人の権利として当然これは確保されなければならない。こういう大きな観点から、この法案によつて、就職自由の制限を受けていた者が解放される。こういう意味において賛成をするものでございます。併しながらこの解放に当りまして、これらの人々の権利又は資格を取得させるということ、これ自体は結構ではございますけれども、現在の社会情勢というものは……

第13回国会 文部委員会 第25号(1952/04/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 中島さんにちよつとお伺いしたいのですが、占領行政中に連合国占領軍によつて得られたこの既得権が非常にそれは大きな問題じやないかと思うのです。これはまあ申上げるまでもなく被占領国とそれから占領している側との間におけるその権益というものは極めてこれは問題になるのじやないかと思うのですが、それが講和発生後も継続してまあ権益を持つているわけなんですが、国際的にそういつたような占領中の特定な既得権というものが継続するような、著作権に関してですが、そういうような例がほかの国にあるのかどうかということ、それが一点。  もう一点は、私はこの文化交流という広い面から考えたときに、世界のあらゆる国と……

第13回国会 文部委員会 第29号(1952/05/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 教育委員会にこの選任権を持たせることになるのですが、形式的に言うと、教育委員に欠員ができるわけですね。この欠員の選任権を教育委員会が持つと、こういうことになるわけですが、そういたしますと教育委員会法の基本的な精神にあるように、正しい民意を教育委員会制度の上に反映させなければならないという、こういつたような基本的な問題と、いささかずれるような気がするのですけれども、これをどういうふうに解釈をなさつておられるのでしようか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 極めて便宜的な方法をおとりになつたと思うのでありますが、これは飽くまで公職選挙法によるものでありますから、まあ国会議員の……

第13回国会 文部委員会 第30号(1952/05/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 去年は一千百人の図書館に勤務される職員の講習が終つて、本年は二千名の講習を受けられるというような準備をなされておるというお話を提案理由の中から私伺つておるのですが、それに対するこの財政的な裏付でありますが、ちよつとそれを、数字を聞かしてくれませんか。
【次の発言】 この二百万円の経費で講習を受けるかたの負担はどういうふうになりますか。全額負担になるのですか、交通費とか宿泊費とかいろいろあると思いますが、その割合をちよつと聞かして下さい。
【次の発言】 その旅費はどこからどんなふうに出されるのですか。
【次の発言】 そうすると資格を得るためには、原則として旅費が自己負担になるとい……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 いろいろお尋ねしたいと思うのですが、その前置きとしていささか申上げにくいことでございますけれども私の一応考えておる気持を申上げて御質問を申上げたいと思います。どうやら再軍備のほうに予算が強く大幅にとられて参りますと、文教施設、文化向上のための予算というものは極めてこれは薄くなつて参るのでございます。勿論その他の予算もそうでございます。そういたしますと、いろいろな面でこの少い予算を如何にして自分たちのほうにぶんどつたらいいかというようなぶんどり競争が随所に起つて来ておるということは、これは良心のある議員各位にとつては相当痛恨事だろうと私は思つておる。たまたまこの商船大学の問題につ……

第13回国会 文部委員会 第32号(1952/05/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 互選の方法は成規の手続を省略して、その指名を委員長に一任せられんことの動議を提出いたします。

第13回国会 文部委員会 第33号(1952/05/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 社会党第四控室を代表いたしまして、この法案に対して反対の意見を申述べます。  私どもは、世界の真実の平和を求めるために、最後まで中立という立場を取つて参りました。特に本法案は、文化の交流という面について大きく考えなければならない法案であることは今更申上げるまでもございません。世界のどの国もが文化国家を標榜いたしまして、いろいろな施策を議じておりますが、この文化交流という面についていずれの国もかこれは考えなければならないことは、対等の立場においてお互いの文化をお互いに交流し合つて、世界のすべてのものは手を繋ぎ合つて高い文化に進んで行くということを、これを原則的に考えなければならな……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 お尋ねをいたしますが、先ほど相良総務課長のお話では、これは文部大臣も同様であつたかと思いますが、五月十日までに確とした見通しを実は持つておつた。確かに私はそうであることを信じているわけです。ところが大臣の御答弁によりますと、政府と与党内における事務的な折衝が不十分であつたためにこの見通しが途中からずれて来た。こういう総合的な御答弁であつた。事務的な折衝ということは、これはやはり一つの形式的な問題であると思うのです。裏を返せば、この内容についてやはり大きな齟齬があつたということを私たちは考えざるを得ないのです。そこでこの齟齬を来たした内容的な、最も大きな原因であるが、それを内容的……

第13回国会 文部委員会 第37号(1952/05/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと一点質問したい。岩間さんにお尋ねいたしますが、この六月十五日という日については、大学の統合目附と、それから警察予備隊をここに誘致する日とがはからずも、偶然かどうか知れないが、それが一致しているというようなことを今聞いて、非常にその点を案じておつたのですが、それはどういうことであつたのでしようか。
【次の発言】 第二班兵庫県篠山町の派遣議員報告を行います。私と木村議員は、本国会の学校施設確保に関するあの超党派的な決議案の趣旨を十分確認いたしまして、五月二十三日から二十六日までの四日間に亙りまして、問題になりました篠山農業高等学校及び兵庫県立農科大学の予備隊接収について調査……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと一点。江口次長にお尋ねいたしますが、ちよつとあの労働委員会のほうに参つておりましたから質問がちよつと重なるかもわかりませんが、今のお話ですと警察予備隊は市長並びに知事側の要求を受けて立つ、要求を受けて立つほうの側になつておるようですが、どうもその原動力になるのは何といつてもこの警察予備隊誘致運動だと思うのです。その誘致運動というのはこの火のない所から誘致運動が忽然と起るというようなことも常識的には考えられないのであります。私は新発田のほかに篠山の誘致運動に伴うやはりこれと同じような問題を調査に行つたのですが、どうもその誘致運動というのと警察予備隊のいわゆる予備隊配置計画……

第13回国会 文部委員会 第39号(1952/05/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日の質問が残つているのですが、私はそうくどい質問はしないのですから、実は続けてもらいたかつたのですが、いつも質問が切られるので甚だ私も困るのでございます。これはあなたに言つても仕方がない、委員長さんに強く私はお聞届け願いたいと思います。  昨日の質問の続きなんですが、私も続きでちよつと忘れちやつたのですが、問題はこういう点を伺いたいのです。予備隊のほうは地元の受入体制に乗つて準備を進めて行く、先ほどの荒木委員の御質問にも、積極的という言葉の解釈がありましたが、積極的に、つまり無理をしてまでもそこに予備隊が押しかけて行くというような方策はとらない。これは尤もであるし、又御答弁と……

第13回国会 文部委員会 第40号(1952/06/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それに関連して、成るほど大学の自治を認めるということは私は当然なことだと思います。だが国立学校設置法が国会に提案されましたときに、大臣の提案理由の中にも、大学当局の意思並びに地元の意思というものについて、十分これは検討しなければならないという御提案の理由があつたと思います。今度の新発田の問題に対しましても、日高次官でございますか、日高さんも、やはりその編成については、基本的な考え方として、当然地元民の意思というものも十分に考えなければならないということを言つておられるようでありますが、これは私は、誠に尤もだと思うのであります。そこで一応この三月までは、成るほど大学当局としては統……

第13回国会 文部委員会 第41号(1952/06/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 事件の取調についてまだ終結しておらないという御報告でありますが、この事件の取調については相当に慎重を期すということは当然でありますが、そうした慎重な取調の過程にありまして、図らずも一昨日の新聞を拝見いたしますと、十三に亘る高等学校の校長が戒告処分に附せられたようでありますが、この戒告処分に附せられなければならないという理由について承わつておきたいと思うのであります。
【次の発言】 戒告処分はまだされておらないというのでありますが、併し新聞に発表があつたり……、それが本当だとは思いませんが、少くとも教育委員会の中ではそういつたような校長の処分についてのお話合いは多分あつたのじやな……

第13回国会 文部委員会 第42号(1952/06/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 委員長、ちよつとこの際一点だけ伺つておきたいのですが、簡単ですが……。大体私が伺いたい点は、婦人教員の質の向上という問題については非常に緊急な問題であろうと思うのです。この場合最も考えられなければならないのは、教員の養成機関の充実であります。現在の状態ですと、この女子の就学の機会というのは非常に恵まれてないわけなんですが、特に新発田の私は女の生徒からたくさん陳情、或いは手紙を頂戴して、これによつて私たちの就学の機会、特に日本の今の考えだと、女は何も遠くまで行つて勉強する必要はないのじやないかということで、どうも就学の機会が失われておるというようなことで、非常に女の子たちが歎いて……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/06/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 一点だけお伺いしたいと思うのですが、これは警察予備隊と風紀問題に絡むことでありますが、時間があれば詳しくお伺いしたいところでありますが、基本的な問題だけ御答弁願いたいと思うのですが、軍隊と女が附物だという、こういう観念は、今日なお以て拂拭されておらないところだろうと思いますが、特に警察予備隊と風紀問題については、婦人各層が今日非常に重大な関心を持つている問題だと思うのであります。先ほど私は非公式でありますが、あなたの部下、官僚のかたからこの問題についてお伺いしましたところが、警察予備隊もとにかく人間だし若い者だ、だからこういうことは需要と供給の関係にあるのだから、これはどうもそ……

第13回国会 文部委員会 第47号(1952/07/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 小委員長のお話もございますけれども私どもは小委員の一人として、これをただ単に机上の空文として参考までにしてというような形を整えるためにこういう委員会を持つたものではないというまあ確信を持つのでありますが、勿論これは立法過程でいろいろな事情が出て参りましたときに、参議院の文部委員会としてかくあるべき姿をみんなで持ち寄つてここに出したのであつて、立案過程においてこれはたとえ参考であるにしても、こういう線に近付けるような努力が行われるべきものであつて、衆議院文部委員会のほうではこういう小委員会をお持ちにならないでお作りになられた案でありますから、参議院のほうは衆議院とはこういう小委員……

第13回国会 文部委員会 第51号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと伺いますが、私ちよつと体の加減が悪くお休みをしておりましたので、質問がダブるかと思いまして、非常に恐縮しておりますが、ダブりましても一つお許し願いたい。疑問に思つている点を二、三点だけ伺いますが、この教職員給与費の国庫負担の問題になりますが、実支出額の二分の一を国庫が負担する、あとの半分は地方で負担をして、足りない分は平衡交付金の中でこれを補う、こういう御説明があつたと思うのです。それで御説明は御説明としてわかるのですが、数字を挙げて説明をして頂きたいと思います。国庫負担の額は総トータルでどのくらい、それから足りない分と言われる足りない分が問題なのですが、足りない分は平……

第13回国会 文部委員会 第52号(1952/07/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は社会党第四控室を代表いたしまして衆議院から回付されました原案並びに堀越儀郎委員修正案に対しまして反対をいたし、荒木正三郎委員提案の修正案に対しまして賛成をいたすものでございます。申上げるまでもなく憲法第二十六条において、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。「こうして義務教育が国家において無償でなされることが明確に規定されておりますが、これは一つの政治倫理であり、当面の政治に携わる者がこの政治倫理に対して忠実であることは申上げるまでもないのでございます。こうした一つの精神は、先頃衆議院十五名の議員によりまして、現今の児……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) 重要な委員会に罷り出まして、御発言の機会をお許し頂きましたことに対して哀心より感謝いたす次第でございます。先ずお伺いしたいことは、今回のジユネーヴの総会における議題の中に特に母性保護に関する大きな議題が出ておるのでございます。国内においてたまたま労働三法の改正に絡んで、労働基準法の改正の問題も取上げられております折から、こうした国際的の会議に母性保護の問題が議題として取上げられることについて、恐らく日本の労働編入は大きな関心を持つておるということは、政府におかれても十分御理解のことと思うのであります。この機会に際しまして政府は国際会議の母性保護の問題についてどのよ……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 厚生委員会 第2号(1952/11/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 田中さんにお尋ねいたしますが、今日の大体の御質問の要項の中には触れていませんが、つまり私のお伺いしたいのは、邦人の衣食住の関係はどんなふうになつているかという問題であります。それは先ほどあなたの御発言の中に非常な労働過重で、おまけに低賃金のために病気になつた、遂に病気休養という形にならざるを得なくなつたと、こういうお話がありまして、そのような病気になるような低賃金であるならば、家族のかたもどのような生活をしていらつしやるのか、衣食住の問題を一端でいいからお聞かせ願いたいということが一つ。二点は病気休養をされたその休養期間中の生活はどのようにして保障をされておつたのだろうかという……

第15回国会 厚生委員会 第3号(1952/11/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと……。人間的にも非常に円熟と申上げると失礼でありまするが、親しみやすい厚生大臣をお迎えしまして、私も又新入りの厚生委員として共に厚生行政の問題について研究し合う折を与えられたことを非常に光栄に思つておる次第であります。今日は内容の問題について種々お聞きしたい点もございまするが、ただ経過の点について二、三お伺いしたいわけであります。御説明によれば、今度の補正予算において厚生行政については緊急止むを得ないものをとり上げて、重点的に組んで行つたという御説明なのであります。申上げるまでもなく吉田首相の施政演説の中にも国民生活の安定ということが終始一貫されて政策面に大きく打出され……

第15回国会 人事委員会 第3号(1952/12/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 どうぞよろしくお願いいたします。

第15回国会 人事委員会 第5号(1952/12/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 千葉さん、それに関連して私にちよつと聞かせて頂きたい。百円の計算基礎というものを一遍聞かせて頂きたい。どういう親心か、今の質問に対してちよつと一つお願いいたします。
【次の発言】 一点ちよつと脇に落ちませんので、お尋ねいたしますが、主食の値上り二十三円というのですが、常識的にこれは考えてみますと、八十八円の内地米が一升九十六円五十銭に値上りになつているわけですね。外米は本当はどういうように値上つておりますか。そうすると、現在の配給は一ヵ月のうち十五日配給されるわけですか。そうすると、この二十三円というのはどうも計算が合つて来ないのですが、どういうことですか、これは。一升ですらす……

第15回国会 人事委員会 第8号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 折角の御発言でございますが、私も予算委員会のほうに行つておりましてやつと採決が済んで今ここに来たところなんです。千葉さんはどういうところを御質疑になつているか、同じ党でも打合せがされていない、私もたくさん疑問が残つている点があるのでありますからもう少し、カニエさんも大分質問が残つておられるようですから。

第15回国会 人事委員会 第11号(1953/03/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) この際お尋ねをいたしたいことは給与準則の問題でありますが、給与準則についてはかねてから人事院が何かと作業を進められておられるような御様子を伺つております。大体給与準則はどういうような時期に御提出になるのか、おおまかな時期をお差支えない範囲でお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 来週大体作業を終つて来週頃出すと、こういうような御答弁でございましたか。
【次の発言】 そういたしますと、今御承知のように国会に五大重要法案が出ておりますけれども、この間に最も私たちとしては重大関心を持つ給与準則も本国会中に上げると、こういうふうなお考えでいらつしやいますか。

第15回国会 人事委員会 第12号(1953/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 調達庁長官にお尋ねをいたします。昨日から駐留軍労務者に対する退職手当支給の問題について問題になつている点がしばしば論議されたのでありますが、この支給期限は昭和二十八年四月二十八日、こういうことになつておるわけであります。昨日の論議をここで又蒸返す必要はないと思うのでありますが、私がお伺いしたいことは、今日まで進駐軍労務者と調達庁間においては、この間退職手当清算に対して確約書を交付しておられたと思います。確約書の内容は、政府雇用の進駐軍関係の労働者の退職手当清算は現金支払が建前であるが、資金上から現金支払が困難なので、これに代る措置として法律による保障の措置をとるが、調達庁は速か……

第15回国会 予算委員会 第10号(1952/12/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) 労働基準法の適用の枠の問題についてお話があつたと思うのでございますが、これは労働時間、休日というものの返上問題についてはかなり問題が残るような気がするわけであります。ただ私がお尋ねしたいことは、中小企業に従事している女子従業員というものはどういつたような率を占めておるか。又あなたがお考えになる労働時間、休日というようなものを枠を拡げる、こういうお考えの場合に女子従業者に対するお考え方はどという考え方を持つていらつしやるのかお伺いいたします。

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 道義の高揚について御質問申上げます。道義の高揚については国民全般として何ら異議を差挾むべき性格のものでないのでございます。昨日来道義高揚の問題について二、三のかたから種々御質問があつたのでございますが、これは道義高揚の内容の問題についていろいろと割切れない面があるから、こういう問題が出て来るのではないかと考えられるのでございます。先ず私がお伺い申したい点は、道義の高揚ということが、昨日首相の御答弁にありますように、独立国として列国の仲間入りをするためには当然高い道義が要請されなければならない。現下の道義頽廃に対しては当然これに対する対策を講じなければならない、このような誠に素直……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際売春問題について厚生大臣にお伺いいたします。  昨日来吉田首相は道義の高揚を非常に強調されたのでありますが、一体我が国には売春をしていいという法律はどこにもないのであります。むしろ売春行為は禁ぜられているのでありますが、法治国家として法律が守れないで、最近のようなこのおびただしい売春問題が目を覆うばかりになつている。道義の高揚を叫んでもこれでは何にもならないと思うのであります。そこで売春の禁止に関しましては、第二国会に売春等処罰法案がかかりましたが、これがまあ審議未了になつてしまいましたが、当時私は婦人団体の一メンバーとしてこの売春法等に対する建議案の作成にも参加した……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 先ほど千田議員の質問に対して御答弁がありましたが地方公務員、つまり超過勤務手当のない者についての措置は殆んど考えられておらないような御答弁でありました。併し岡野文部大臣は超過勤務手当という項目のない地方公務員に対しても、国家公務員と同等の待遇が行くことができるように、地方に通達すると共に、財源の措置についてすでに閣僚の了解済であるという御答弁を文部委員会においてされておる。これは明らかに閣内の意見の不統一であつて、このような閣内意見の不統一の上に幾ら論議を重ねてもこれは問題にならないと思うのです。従いまして千田委員の質問を続行されて、この超過勤務手当のない地方公務員に対する措置……


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各種会議発言一覧(参議院2期)

高田なほ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生・文部連合委員会 第閉会後1号(1950/11/15、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 大変失礼ですが、小畑さんにもう一度伺いたいと思います。今正業であるというので許可しても、その陰でいかがわしいことが現に行われておる。このことについてはそれを研究して、できるだけその期待に副いたい、こういうような御答弁であつたと思います。併しあの風俗を乱すというような名目で営業を営んでおるところは今日一軒も私はないと思います。今日旅館というような名目で以て、その旅館の中において、問題にならないところに、まあ問題がいろいろ生れて来ておる。例えば大変にえげつない言葉で申上げて恐れ入りますが、一つのべツトの中に男女が入つておりましても、それは何も別に取締る何ものもないわけですが、併しそ……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 天野さんにお尋ねいたします。真理の追求ということから論を発しまして、教員の政治活動の問題は行過ぎた場合には、この場合にはそれと反対の方向に曲げていわゆる中道を行かなければならない、或るほどこれは一つの真理であるかも知れません。併しながらこの新たな真理の前に大きな一つのミスのあつたことを私は発見せざるを得ない。それは教育者が本当に身命を捧げて教育を守る。これは教育者の心情である。曾ての教育者、又現在の教育者もそうでございます。私が特にここに声を張上げて言いたいことは、全国の二十五万の女教師たちは、あの爆彈の落る中において自分の子供を両腕に抱えながら本当に子供を守るために、教育を守……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第5号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 前提を申上げないで突如として労働大臣に質問をいたしますのは、言葉が足りなくなると思うのですけれども、本法案は非常に科学的な近代的なスタイルを持つ法案でおるということを説明の中で言われておるのであります。そのうちで一番問題になるのは、労働問題に対する罰則の問題ではないかと思うのでございまするが、特に私は労働問題について労使間の紛争の解決というものについては、よほどこれは本法案が誇る近代的な感覚を持たなければならないというふうに考えておるわけであります。私が考えますのは、労使間の紛争というもの根本的な解決の方法は、労働組合において自主的に解決がされ、又社会の輿論がこれを解決の方向に……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 通商産業・文部連合委員会 第閉会後1号(1951/09/05、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちよつと簡単ですが、建築基準法第六条の精神が蹂躪されたことを冒頭に非常に遺憾に思うのです。で一番先にお尋ねしたいことは、指定地になつたのはいつでしようか。
【次の発言】 競輪場を造る場合に競輪法の第一条による指定地であります。これはいつでございますか。さつきの経過報告のなかにちよつと出て来ませんでしたが。
【次の発言】 これは通産大臣に申請をしたのがその日であつて、指定をされたのを私は伺つておるわけであります。指定地となつた日にちを私は伺つておるわけであります。
【次の発言】 先ず指定地の一応指定を受けてからやはり建築の許可があるものと私は考えておるのでございます。若し石井さん……

第11回国会 文部・水産連合委員会 第閉会後1号(1951/08/28、2期、日本社会党)【議会役職】

○委員長代理(高田なほ子君) 大変お待たせいたしました。  只今から文部・水産連合委員会を開催いたします。かねて文部委員会において調査しておりました久里浜の水産大学の校舎及び敷地問題について本日は水産委員会と文部委員会は連合いたしまして、それぞれの関係のかたがたに証人或いは説明員として御出席を願いまして開会することにいたしました。この事件の内容については、もう皆さんすでに御承知のことと思いますので、ここに改めて申述べませんので、早速証人のかたから証言をして頂くことといたしますが、宣誓に入る前に証人のかたがたに御注意を申上げます。証言する場合に若し虚偽の証言を陳述されたときには、議院における証人……

第11回国会 文部・水産連合委員会 第閉会後2号(1951/09/06、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 これは緊急動議として提出されたのでありますから、委員長はこの緊急動議を取上げられて、ここでお諮りになるということが、私は適当なことで、方向を左右するような御発言を冒頭から委員長がなさるということについては私は解しかねております。ですから、この緊急動議を取上げるかどうかということをお諮り頂く、先ずそれが第一だと思います。
【次の発言】 質疑の前でありますが、今日は一番文部大臣、法務総裁、それから大蔵次官、このお三人は、これは不可欠の要件として御出席を願つておるわけでありますが、なぜ大蔵次官はお見えにならないのですか。
【次の発言】 この連合委員会は、やはり相当の重大な結論を得るた……

第11回国会 文部・法務・厚生連合委員会 第閉会後1号(1951/09/03、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 折角おいでになりましたので、少し当らないかも知れませんが見解をお聞きしたいことが一つございますので見解を伺います。  特殊飲食店の発生によりまして、非常に普通の真面目に働く商工業者よりもぐつと利益が多いというような面で、これは勿論税と関係して来るでしようが、民間にぼつぼつと隠れたこれに類似した業者にあらざる業者ができておりますけれども、将来こういつたようなものに対する徴税の方法並びに東京都の財政を預かるあなたとしては、こういうものに対してはどういうふうな方向で行かれるのか、見解を承わりたいと、こういうふうに考えます。
【次の発言】 徴税の面についてはたとえ御主管であられないとし……

第11回国会 文部・法務連合委員会 第閉会後1号(1951/09/04、2期、日本社会党)

○高田なほ子君 反対、賛成のいろいろな意見の対立が今日までございましたが、あらゆる方面の非常な御協力によりまして、私どもの希望する結論が得られましたことについて心から祝福するものでございます。そこでこの問題が一応の結論を見ましたけれども、あとにいささか問題がある点があるように考えられますので、この点について特に町長さんに御質問を申上げたいと思います。公選町長としての御抱負は、これはもう私からお伺いするまでもありませんが、町政の執行者として、又町民のよい指導者としての立場にあられる町長さんが、恐らく今までの証人のかたがたからの御証言によつて得たところで私の最も心配するところは、文教地区に指定され……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 内閣・文部連合委員会 第1号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 筒單でありますが、文部大臣に一つだけ御質問申上げます。占領下で行われました各般の教育行政について、これについての検討をすると、こういつたような先ほどのお話、これは勿論御尤もな話だと思います。ただ私がここで非常に憂慮しておりますことは、従来占領下に行われました教育行政そのものの欠陷なり或いは長所なりということは今日まで文教審議会或いは教刷等において、これは種々検討された点だと思う。更にその機構の中に十八に余る委員会のようなものが置かれて、專門的ないろいろの研究がされて来たのであります。これは一応御説明によれば、それを全部御破算にして、第二十四條に新たに中央教育審議会というものを設……

第13回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 天野文部大臣の御苦心のほどはわかりますけれども、国家行政全般としてこの問題は解決しなければなりませんが、現在の政治の動きかたは、如何に公平に見ましても、この警察予備隊最優先という形をとつておるわけであります。従いまして私は先ずお伺いしたいのは、警察予備隊の編成方針、これに伴う教育施設の確保をどういうように一体考えておられるのか、私はこの点を明確に伺いたいと思うのですが、特にこの水産大学のごときは、第九国会にとり上げられて、実に六年の長きに亘り、今日只今の江口次長の御答弁によれば、移したいと考えていると、併し接收解除はできないが、善処いたしましようと、いわゆる答弁用の答弁を弄して……

第13回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 時間が短くありますから御答弁を、私も簡單にいたしますから、簡單に要点だけお願いいたします。  先ず本富士署の野口証人に御質問申上げます。先ほど岩間委員の御発言で警察が立入つたことによつてこの問題が起つたということ、これはお認めになられたと思うのでありますが、そこで今度の学生が、福井という学生の負傷の原因も又ここにあるのではないだろうかと、又あると私は考えております。この負傷した福井君に対しまして何にも警察ではお調べにもならない。その後何にもお手当もされておらないようでありますが、これは警官のほうはシヤツのボダンが三つ切れたとか、オーバーのボタンが切れたとか、そういう下らないこと……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 法務・地方行政・厚生連合委員会 第1号(1953/03/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私法務委員の立場でございますが、今日は連合委員会で、法務委員としての質問はちよつと常識に外れているかとも思いますが、本日この問題がかかりますために、一日だけさし変えてもらつたような次第でございます。そういう立場でございますから、極く概略的な問題を二、三点だけ伺わして頂きたいと思うわけであります。  私はこの法案の立案者に対して衷心から敬意を払うものです。従つてこの法律が空文にならずして実際に行われなければならない。而も売春というこの厳粛の定義の前に、むしろ一網打尽というか、まで行かなければならない。こういう考え方を持つているのでありますが、さて今日まで売春というものが公けに許さ……



高田なほ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

高田なほ子[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期
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