高田なほ子 参議院議員
3期国会発言一覧

高田なほ子[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 5期
高田なほ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高田なほ子参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

高田なほ子[参]本会議発言(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期
第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第5号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は六月五日からコペンハーゲンで開かれました世界婦人会議並びに七月二十五日からオーストリアのウイーンが開かれました世界教育者会議に出席いたしまして、約二カ月の間、デンマーク、イギリス、オーストリア、ドイツ、スイス、イタリア等の西欧諸国に、これは勿論、公的な機関の視察というのではなくて、民間団体の一員として、各国の婦人団体或いは教員組合、我が党に繋がる社会主義インター各国の方々の御協力の下に、外地の自炊生活なども実際体験しながら、なかんずく婦人の問題、子供の問題或いは教育の問題等、こういう点に主力を置きまして視察をして参つたわけでございます。従つて公的な機関でありませんから、民間……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第10号(1954/02/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこの際、茨城県における教員の思想調査に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 教員に対する思想調査が警官によりまして全国的に行われておりますことが今日重大な社会問題になつております折柄、又々茨城県下中小学校教職員に対して秘密裡に行われました思想傾向及び教育の傾向に対する調査は、豈図らんや、教育の不当な支配排除の責任を持つ文部省当局自身の秘密指令に基く全国的調査であることが明白になりました。盗人を捕えて見れば我が子なりというような深い悲しみと憤りを以て、以下総理大臣、犬養法相、大達文相に対しまして、日本社会党を代表いたしまして若干の質問を申上げたいと思うものでご……

第19回国会 参議院本会議 第24号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今上程せられました三案中、国立学校設置法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党第四控室を代表いたし、反対の討論をいたすものでございます。  反対の第一の理由は、従来法に規定されました大学の附属研究所或いは定員を国会の審議抜きで政令或いは省令に委ね、文部省のお手盛り行政に白紙委任するという反動的な性格であります。第二点は、大学の自治を守る現行法の精神を蹂躪し、最も公平明朗でなければならない予算配分の措置を不適当ならしめるような原因を来たさしめ、この大学本来の使命を達し得ない原因をかもす中央集権化への危険性についてであります。(拍手)  昭和二十四年新学制に沿いまして全国……

第19回国会 参議院本会議 第46号(1954/05/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 人類の破滅を予告するビキニの死の灰の降る中で、明けても汚職、暮れても汚職、綱紀粛正一枚看板の吉田政府の公約はどこへやら、自党の居坐り工作ともなれば全く手段を選ばぬ厚顔無恥振り、政治の道義も自主性も今や完全に喪失した吉田内閣がその身のほどもわきまえずして、教育の民主化の未だ十分に行われていないこの段階に、新教育の芽を摘む虞れのある悪法を提出いたしましたことは誠に遺憾極まりないことであり、日本の将来のための最大の不幸と思わざるを得ないのでございます。今日の吉田内閣には、もはや教育を説く資格はないはずである。若し政府に日本の将来を思う一片の愛情と青少年のために一かけらの正義感が残つて……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第31号(1955/07/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和三十年度政府提出予算三案及び民主、自由両党妥協による修正案に反対の意を表さんとするものでございます。  もみにもんだ昭和三十年度の予算、政府原案は、国会提出に至りますまでに、鳩山政府の公約であります防衛分担金の削減をめぐって日米間の折衝に難航を続け、内においては政府与党の民主党並びに各省の予算復活に時をかせがす結果として、あさり尽された財源は、きわめて弾力性の乏しい予算案に変貌するに至りました。政府はその弱体外交と不誠意によりまして、四、五月の暫定予算を余儀なくされ、あまつさえ再度繰り返さないことを確約いたしましたはずの六月暫定予算まで組む……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 参議院本会議 第5号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する地区を定める法律案の委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  もともとこの罹災都市借地借家臨時処理法は、あるいは戦災による罹災建物の旧借主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に罹災地の借地権で今後存続させる意思がないと認められるものを消滅させる等の道を開き、戦災地における借地借家の権利関係を調整することを直接の目的として立法されたのでありますが、その後同法は改正されまして、その第二十五条の二においては、かような戦災による場合だけに限らず、別に法律で定める火災、……

第23回国会 参議院本会議 第7号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する地区を定める法律案の委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  もともとこの罹災都市借地借家臨時処理法は、あるいは戦災による罹災建物の旧借主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に罹災地の借地権で今後存続させる意思がないと認められるものを消滅させる等の道を開き、戦災地等における借地借家の権利関係を調整することを直接の目的として立法されたのでありますが、その後同法は改正されまして、その第二十五条の二においては、かような戦災による罹災の場合だけに限らず、別に法律で定め……

第23回国会 参議院本会議 第8号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題になりました請願につきまして、法務委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。  請願第百二十三号及び第百三十五号は、人権擁護事業予算増額に関するもので、人権擁護委員は憲法の保障する国民の基本的人権を擁護することを使命として、日夜その重責の完遂のために努力をしているのでありますが、この職務遂行のための政府の予算がきわめて僅少のため、十分の成果を上げ得ない実情にございますので、すみやかに本予算の増額措置を講ぜられたいとの趣旨のものであり、請願第百二十四号は戦犯者の釈放に関するもので、戦後十年平和条約発効後三年余を経過した今日、いまだ戦犯問題は根本的解決に至ら……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第21号(1956/03/14、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました司法書士法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。  もともと、この司法書士法と申しますのは、一般国民の嘱託を受けて、裁判所、検察庁または法務局、いわゆる登記所でございます。これに提出する書類を作成する業務を司法書士に適正に行わしめんとする法律でございますが、まず、このたびの改正案の主要点について申し上げますと、その第一点は、かような司法書士の業務がより一そう適正かつ迅速に処理されるよう、資格をより厳選することにいたしました。すなわち現行法におきましては、裁判所事務官、検察事務官等の在職年数が三年以上の……

第24回国会 参議院本会議 第27号(1956/03/28、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程になりました下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。  この法律案は、町村合併促進法の施行に伴い、町村の廃置分合等が全国的に行われておりますので、それに伴って、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律に所要の改正を加えようとするものでありまして、その改正の要点は、簡易裁判所の名称及び管轄区域の変更と、同法別表の整理であります。  すなわち、第一に、簡易裁判所の名称は、従来その大部分が所在地の市町村の名称を冠しております関係上、市町村の廃置分合、またはその名称の変更に伴い、……

第24回国会 参議院本会議 第33号(1956/04/06、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する、地区を定める法律案の委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  もともとこの罹災都市借地借家臨時処理法は、戦争によって罹災した建物の旧借主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に、今後存続させる意思がないと認められる借地権については、これを消滅させる等の道を開き、戦災地等における借地借家の権利関係を調整して、そのすみやかな復興を促進することを目的として立法されたものであります。その後、同法は改正され、第二十五条の二におきましては、かような戦争による罹災の場合だけ……

第24回国会 参議院本会議 第38号(1956/04/20、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました家事審判法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過及び結果について御報告を申し上げます。  御承知のように、この家事審判法は、個人の尊厳と両性の本質的平等を基本として、家庭の平和と健全な親族共同生活の維持をはかるため、扶養及び離婚に伴う財産分与等の家事事件については、これが債権債務の財産上の争訟であっても、訴訟の方法によることなく、まず家庭裁判所で取り上げ、審判または調停の手続によって、当事者間でなるべく穏やかにこの争いを解決せしめようとする法律でございます。  このたびこの改正法律案が提案されましたのは、この法律の制定以来、家庭裁判所……

第24回国会 参議院本会議 第45号(1956/05/09、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました売春防止法案に対して若干の御質問を申し上げます。  戦後十年、戦乱の廃墟の中からようやく立ち上りました日本は、最近では国土復興の実も上り、国際的地位もようやく軌道に乗りつつあるとは申しながら、事、売春に関する限り問題は全く別であります。世界で公認売春の現存するトルコ、コスタリカの二国と、その点で肩を並べている日本の現状に対して、長い売春禁止の戦いがわが日本社会党を初め多くの婦人たちによって展開されてきたが、これはまことに社会悪に対する人類の崇高な文化闘争の歴史であります。  第二国会以来、わが党提案にかかります売春禁止法案は、……

第24回国会 参議院本会議 第49号(1956/05/16、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました罹災都市借地借家臨時処理法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  御承知のように、この罹災都市借地借家臨時処理法は、戦災にかかった都市の急速な復興をはかるために、あるいは罹災建物の旧借り主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に、罹災地の借地権で今後存続させる意思がないと認められるものを消滅させる道を開く等、当該都市について借地借家に関する臨時措置を規定したものでありますが、その後の改正によりまして、戦災の場合だけでなく、別に法律で指定した火災、震災、風水害その他の災害の場合にも本法の規定を……

第24回国会 参議院本会議 第50号(1956/05/18、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました接収不動産に関する借地借家臨時処理法案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  本案は、第二十二回国会以降、審査を継続して参りました衆議院提出案でございますが、その提案理由によりますと、終戦直後、旧連合国占領軍の不動産接収に対処するため、政府は土地工作物使用令を制定し、また講和発効後の駐留軍に対する不動産の提供につきましては、日米行政協定に伴う特別措置法が定められておりますが、これらの法令や、民法の賃貸借の規定、借地法、借家法などだけでは、軍の接収を解除された後の不動産の借地借家関係は処理できないので、その解決のため臨時の……

第24回国会 参議院本会議 第51号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま上程されました売春防止法案につきまして、委員会における審議の経過及び結果について御報告を申し上げます。  終戦後の世相の混乱は、生活の困窮と相待って道義の頽廃並びに性道徳の低下を来たし、人身売買の頻発とともに売春を行う女子の数が著しく増加しましたことは、すでに御承知の通りであります。最も遺憾にたえないことは、日本国憲法は、基本的人権の尊重を確認し、かつ個人の自由と平等とを明らかにして、その奴隷的拘束を除去すべきことを宣言したにもかかわらず、売春に関連してこれに反する事態がますます増加の傾向をたどりつつあることであります。このような状況を黙過することは、善良の風俗の維持、……

高田なほ子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

高田なほ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 文部委員会 第閉会後1号(1953/10/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 荒木さんの御質問にちよつと関連して伺いたいのですが、五十一億の文部省の査定額はぎりぎり精一ぱいというところですか、それから聞きたいのです。
【次の発言】 さつき大臣の御発言の中に、地方自治庁の調査では六十一億ということをおつしやつたようでしたが、私の聞き違いでしようか。
【次の発言】 地方自治庁の査定は、これは実態に即した査定で、かなり被害の実情を復旧し得る地についた査定であるというように一応考えられるわけです。大蔵省のほうの査定と文部省の査定とぎりぎり合せて先ほどの西日本の災害に十六億、台風十三号に七億という予算を組まれて、それを六割と四割に分けて二年計画でこれを復旧させると……

第16回国会 文部委員会 第閉会後2号(1953/10/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 理事の補欠互選は成規の手続きを省略して、その指名を委員長に一任せられることの動議を提出いたします。
【次の発言】 この学童給食の問題に今集中してしまいましたけれども、私も関連してこれは勿論不満です。大体文部省は学童給食というものの本質を、初め木村委員や剱木委員が言われたように教育の本質から出発した学童給食であつたものを、いつの間にかだんだんじり貧になつて、予算から学童給食が全部削られるし、前年度の二十五億が今度十七億というふうに昨年は減つて来て、今度は又今言われたように、ちよつと給食の本質と全く違つたような形で出て来ておるわけですから、やはりお二人の委員が言われたように、学童給……

第16回国会 文部委員会 第閉会後3号(1953/10/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日二十八年度の補正予算並びに二十九年度の概算要求の内容について計数的な御説明を承わつたのです。伺うところによりますと、よりより二十九年度の予算の要求については全省を挙げて大臣を初めとして熱心な御折衝に当られているやに伺つているわけでございます。本日お伺いしたいことは、この予算を拝見いたしますと可なり総花的な予算になつていることは事実のように思いますが、大臣の二十九年度予算を編成されるに当りましての基本的なお考えを一応承わつておきたい、特にできれば詳細に大臣の二十九年度要求予算に対してどこに最も重点を置いて行かれるようにするのか、そういう点について承わりたいというのが本日の私の……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 先日二十九年度の文部予算の概要についての説明があり、それに対する大臣の基本的な文教政策というものについてのお答えがございました。で、私はその御答弁の中で、教科内容の拡充或いは刷新改善という問題について大臣の一応の御見解をお述べ頂き、私は質問を実は保留いたしておりました。そこで、今日大臣に時に御質問申上げたい点は、教科内容の拡充或いはその改善に当つて一番大きく取上げられた問題として国民道義の高揚、そういう基本的な考えの下に教科内容の刷新を具体的に挙げられましたが、要するところに愛国心の涵養であるということで大臣は答弁を終られておつたわけです。私が本日特にお尋ねしたいことは愛国心の……

第17回国会 文部委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとそれじや関連します。定員の問題で一番私ども前前から考えております問題は、婦人教師のお産で休んだ場合の問題。御承知のように十六週間の産前産後を通しての休養というものが曾つて団体協約締結されましたときに、教育の特殊性に鑑みてこのことが高く取上げられておりましたもですが、その後労働基準法の線に沿つて十二週間というふうに逐次後退して参りましたが、今日非常に先生の数が足りないということで、お産のときに十二週間を完全に休めるというような実情に今ないわけです。百万人の児童増に加えて、婦人教師のお産のときの休暇をとるための補助教員というものが当然考えられなければなりませんけれども、大臣……

第17回国会 文部委員会 第閉会後2号(1953/11/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今のに関連いたしますが、平衡交付金の中で賄えない場合には、もうこれは万止むを得ない、結論ではそういうことになりますね、そういたしますと、今度の義務教育国庫負担特例法の問題で、私数字がはつきりいたしませんが、多分四十八億くらいじやないかと思いますが、そのものが別個に財源措置をされなければならないのを、平衡交付金の中にそれを織込ませて考えておられるとするならば、給与改訂並びに給与の不合理是正という財源は私は当然圧縮されて来ると思うのです。そういうことでないですか。そこらの消息が私はつきりいたしませんから説明をして頂きたいと思う。当然圧縮されるだろうと思うのです、私は。

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 この間懇談会の節に冷水害給食の対象とされる児童の数を約四十万というようにお話がちよつとされたのです。それで諸経費約八千万という数字が出たのです。今の御説明の中にこういう数字が出て来ておらないわけでして、六分作以下のものに対する給食の対象児童は約二十万というお話ですが、これは先般ちよつと懇談の席上に出ました四十万とどういう関係があるのですか。
【次の発言】 これは小中学の合計数ですか、小学だけですか。  それからもう一つは、今日まで学童給食をやつておつた施設のある学校の子供だけ調べているのか、施設をしていない学校の子供も含めておるのか。この二十万の数字は非常に重大だと思いますから……

第17回国会 文部委員会 第閉会後3号(1953/11/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 先日の文部委員会で塚田自治庁長官並びに大達文相から教職員の期末手当の問題について一応の御説明、御回答を頂戴いたしました。私は二十五日の文部委員会に欠席をいたしまして、数字的なところを検討する期間を持たなかつた。その後数字の面から種々検討いたしますと、非常な疑義を持つて来たわけであります。重ねて大臣にこの点について御所信なり今後の御方針なりを質さなければならない、こう考えまして御質問を申上げます。  後刻文部省からの係のかたにおいでを願つて御説明を実は承わつたわけですが、この説明によると、期末手当に要する費用は地方公務員の場合は全体で九十二億と、教員の分はこのうち三十八億、うち二……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連してお尋ねいたします。給与の基準なるものは、消費物価の価格が基準になるのであつて、物価と賃金を別問題として切離して考えなければならないというこの理論は、全く撞著矛盾しているものであります。その間の関係をもう一度ここに明確にして頂きたい。何を基準にして賃金のベースを出すのか、出すものはないのじやないですか、物価と離して……。
【次の発言】 それではベース改訂にはならないじやありませんか。物価の問題と切離されたベースの改訂はない。全然切離して考えているとするならば、一体人事院というものはベース改訂に対してどういう考え方を持つておるのですか。

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 木村長官はお見えになりますか。
【次の発言】 政務次官では仕様がない、私は事務的なことを伺うわけではない。
【次の発言】 犬養法務大臣にお尋ねをいたします。李ラインの問題がやかましくなりましてから、最近吉田首相の身辺にテロ行為の計画があるやの報道がございます。このために吉田首相の身辺に対する警護陣営が強化されたと聞きますが、このテロ計画の事実の有無について御答弁を願います。
【次の発言】 少くとも基本的人権を守らなければならない吉田首相の身辺にも、そういう問題がかすかにでも起つているということは、極めて重要な問題だと思うわけであります。而もこの背後にあるところの団体は、いうとこ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 決算委員会 第5号(1954/02/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 取決めの前に二、三点質しておきたい。  理事会の決定をここに御披露なさいましたので、これについて二、三点を質しておきたいと思います。  第一番に委員長にお尋ねをしたいことは、今国会期中にこの問題を取上げることにやぶさかではない、併し依然として時期は尚早である、その理由として目下司法権の活動が漸く緒についた、ここに司法権活動の問題を取出して言つていると思うのでありますが、本委員会は司法権の活動というようなことには何ら関連がなく、行政権の問題としてこの決算委員会に取上げらるべき問題で、司法権と行政権というものは明確に分離されているものでなければならないと思う。然るにもかかわらず、こ……

第19回国会 決算委員会 第8号(1954/02/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私はこういういろいろな不正の問題については専門家でありませんから、どうだこうだといつているうちにさつぱりわけがわからなくなるし、言いくるめようがなかなか上手で、白のものを黒と言うことは、これは幾らでもできると思います。そこでこういうことの具体的なことには私は触れません。ただお伺いしたいことは、この予算執行職員等の責任に関する法律というものがはつきりあつて、予算執行の責任の所在、それから予算の執行の適正化を図ることを目的とするために出ておる法律でありますが、この法律に照しまして、当時の責任者の名前を、この法律に基く責任者の名前を一応知らしてもらいたいと思います。この第二条の中で「……

第19回国会 決算委員会 第12号(1954/03/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 一つお尋ねをいたします。いろいろここに不正行為が個別的に挙げられておるようですが、この個別的なことについては、私はお伺いする煩を避けて、大体統計的に出て来ておる問題についてお尋ねをしたいと思いますが、これは二十七年度の決算検査報告などという新聞の記事から類推しての質問でありますが、職員の不正行為が、国及び政府関係機関の不正事件が非常に毎年々々殖えて行つておる。この郵政省の事業損益についても、数字の上では非常に殖えておるようでありますが、この殖えておることについているくとこういう理由で殖えたのだというふうに、その原因がここに書いてあるようでございますが、私はこれとは別に、これとは……

第19回国会 決算委員会 第14号(1954/03/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 一点だけお尋ねいたします。私は決算委員になつて非常に日が浅いのでありますが、数々調べて参りますときに、結論的に非常に不可解に思うことは、この国費の運営に当つていろいろ御弁解はあつたようでございますが、非常に軽々に取扱われておるので、麻袋の場合も実に八億に亘るような、九億に近いようなこの購入費でありながら、我々の場合には一反の銘仙を買うにひとしいような、かなり簡単な運営の下にこういうことがきめられておるわけでありますが、お尋ねをいたしますが、こういうような場合に関係者が集つて相談をしてこういうふうにきまつたと、こういうふうにお答えになつておられますが、そういう場合にはこの会議録か……

第19回国会 決算委員会 第15号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連してお尋ねいたします。根本さんと廣川さんにお尋ねしますが、農林行政の最高の責任者はどなたでございますか。
【次の発言】 たとえ外局でありましようとも、食糧庁或いは林野庁、それらに関する一般の農林行政についての最高の責任は農林大臣にあるということに解釈ができますが、さようでよろしうございますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 さようにいたしますと、只今の御答弁では何も知らないと、この麻袋購入の件に関しましては何も知らないという御両所の御見解でございますが、知らないでは済まされないじやないかと思いますが、これについてどういう……、知らないということだけでこれはお済みに……

第19回国会 決算委員会 第19号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 副総理は決算委員会に御出席になるのはこれが初めてでございますか。
【次の発言】 私は決算委員になりまして非常に日が新しいのです。けれども非常に不思議に思うことは、これは一家の経済でも同じだと思うのですが、金の使い途を討議する場合には非常に大騒ぎをして討議がされますが、その使われた使われ方というものをやるところの決算委員会というものはかなりじみでございます。聰明な主婦がその家の経済を健全にやるためには金の使われ方ということに最も注意を払つておるのではないかと私は思う。国の経済の健全な発展のために、金の使われ方を審議される当決算委員会について、政府は本当にもつと真剣にお取組にならな……

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/05/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) 只今の委員長の御発言は私十分に理解いたしますし、又重要法案のかかつておりまする地方行政委員会の委員の各位のかたがたに御迷惑をおかけするということについても非常に申訳ない次第だと実は思つておるわけです。併し今回の教育委員会の選挙の問題は、実はこの教育行政の非常に重要な問題がここに含まれておるので、この第十九国会が始まつた当初に文部委員会に提出される予定の法案の中に実はこの教育委員の選挙を延ばすというこの法律が当初載つておつたようでありますが、それが途中からいろいろ都合上地方行政のほうに廻つて来た、こういつたような経過があるように思うのです。それで今日は大臣はこれから……

第19回国会 文部委員会 第1号(1953/12/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それに私は付け足してもらいたいことは人事異動という問題と、この本問題というのは非常に密接な繋りを持つております。人事異動というものは御承知のように三月になつてからやるのではなくて、もはやもう十二月に入りますれば各官庁あたりにおいて人事操作の問題はよりより協議される問題です。今荒木先生の御発言のような問題のために、いささかでも人事異動が左右されるというようなことはこれは誠に由々しい問題でありますが故に、文部省の調査も、それは筋としては結構だと思うのですが、ただその調査というだけであとにこういう影響を残すような虞れのあることを恐れますから、どうぞ文部省の調査にはただ単に行政官庁の話……

第19回国会 文部委員会 第閉会後1号(1954/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとお尋ねいたしますが、国全体として大体二百億を節約して行くという今御説明がありました。文部省予算として九億五千三百万円を節約して行く、その節約の方法は五%ととか、或いは二・五%という数字が出たのでありますが、この九億五千万円という節約は各省とバランスをとつて節約したか、それとも文部省の文教行政の中でかなりこれは節約してもいいと考える数字をここに出して節約をしたものか、その点どういうふうになつておりますか。
【次の発言】 それでこの九億五千万円という予算の節約ということですが、私どもが二十九年度の文教予算の審議のときに非常にギリギリ一杯の予算であつたと思うのです。私どもはこ……

第19回国会 文部委員会 第2号(1953/12/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 その問題は前に文部委員会に出まして、文部省側が調査に出かけるということで私どもは了承しましたが、そのときに、はつきりと私は希望条件として申入れたことは、一方的な見解の調査をするのではなくて、当事者同志の調査をしてもらいたい、なかんずく教員組合側の主張というものは十分調査をして頂きたい。こういうことを発言をいたしまして、速記録にも載つておるはずでございますが、それはどういうふうに取扱われたのか、委員長の御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 わかりました。それに対して文部省はどういう理由で私の希望の条件を入れられなかつたのですか。

第19回国会 文部委員会 第閉会後2号(1954/07/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 六月の十三日から教育二法律が実施されることになつたわけです。それに先立つて六月の九日に文部省次官名通牒を以て各都道府県教育委員会委員或いは知事宛にこの二法律の法解釈又運営上の諸点などについて、相当長文に亙る通牒が出されておるわけでありますが、まあ私どもこの二法律については極力、政府の提出しました二案に対しては遺憾の点を指摘しながら加賀山氏外二名の修正案というものに賛成をして行つたのです。この法解釈の問題はかなり今後重要な問題になつて来ると思うのですが、先ず第一に大臣にお尋ねをしたいことは、今後この法解釈、次官通牒をめぐつて各都道府県に文部省主催の講習会を開いて、この次官通牒とい……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今国警長官のほうからというお話ですが、折角大臣がお見えになつておられますので、昨日若干御質問を申上げて大臣の御意見も一応承わつたのでございますが、その御意見の中で、もう一度質したいと思うことが二、三点ありますから、その点をお尋ねしたいと思います。  先ず第一にお尋ねいたしたいことは、昨年の十二月二十三日に出されました教育の中立性が保持されていない事例の調査について、これをお出しになつた経過については昨日一応御答弁があつたようでありますが、文部大臣は教育の中立性が保持されているかいないかという事例を、昨年の十二月になつてから突如としてこれをお出しになつたように思うのでありますが、……

第19回国会 文部委員会 第閉会後3号(1954/08/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 相馬委員にお尋ねしますが、女子学生などに大分困つているという御報告があつたのですがね、で、女子学生が困つているというのは、なんか問題があつてもね、外聞を憚つりしてなかなかそういうことは公表もしないし、すべきことでないとされおりますけれども、いろいろな場合にその災害というものはかなり具体的に出て来ている例が多いわけですがね。この学校でもやはり学生側としてもそういうような具体的なことがあつたようなことは何も報告されなかつたのですか。
【次の発言】 それでは大臣に、北九州の炭鉱地帯が最近非常に困窮状態に陥つたために、家庭の困窮度の限界底をつき、それによつて及ぼす教育上の諸影響について……

第19回国会 文部委員会 第4号(1954/02/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 緒方局長にお尋ねいたします。緒方局長は文部大臣と相談をしてこういう通牒を出したのだという新聞の報道がありまして、その御相談になつたお話の模様等は大臣を通してわかつておりますけれども、いつ頃どういうような手続でこれをお出しになりましたか。あなたのお立場から一応伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、やはりこれは調査をする必要があるという大臣のお考えと、それに対応して初等中等局長としての必要であるという見解からこういう通牒を出された、こういうふうに御答弁になつておる。これで又これも大変新聞の報道を元にしてあなたもおつしやるし、私も新聞の報道を元にして言うわけですが、こ……

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今これを出して頂きましたが、私どもも一応研究いたしまして後日又頂戴して質疑をすることにいたします。

第19回国会 文部委員会 第閉会後5号(1954/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 当文部委員会は、従来この教育施設の早急な返還という問題について超党派的に努力をして来たと思います。院議でこれが決議になりましたときに、多分政府側からの答弁としては、代替施設というものを考慮した上で早急に善処するという善意のある御答弁があり、その後水産大学の解除問題のときも、多分岡崎外務大臣が文部委員会の席に御出席されまして、駐留軍の再編成、或いは日本の当時の保安隊の編成替えというようなものも考慮して代替施設というものを考えているのだと、こういう意味の御答弁があつたと思う。そこで私はこの大阪の大学の問題についても、昭和三十年の十月までは返せないと、併しその以後の問題について幾らか……

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連して……。〇・七坪に達しないものが十八万坪も残つておるのにもかかわらず、一・〇八坪に基準を引上げると、外面からみると誠に体裁がよろしい。このことは体裁はいいけれども、実際問題として灰関するところによると、大蔵省の査定ではすでに〇・七坪が完成してあるという査定になつておると聞いておる。併し実際には〇・七坪が完成しないのが十八万坪もあるのだから、ここに数字のトリックを使つて、そうして五年ぐらいで完成するものを十年と先に引張つてやろうというような若干こまかしに似たようなことが行われておるやに聞いておるのですが、この間の大蔵省との折衝をお聞きしたいと思う。

第19回国会 文部委員会 第7号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 稲田学術局長は見えておりますかしら。
【次の発言】 ちよつとこの間の原子核研究所のことで、若干私質問が残つております。
【次の発言】 前の文部委員会の質問に引続いて、原子核研究所の問題が若干私もお伺いしたい点が残つておりましたので、一、二点伺つておきたいと思います。  この予算は、あとからこれはお渡し頂きたいのですが、原子核研究所の予算は幾らになつておりますかね。
【次の発言】 国立原子核研究所の問題は新聞の輿論にも非常に重く騒がれた問題だと思います。これについて設備の一部分に三千万円の予算が組まれておるように御答弁がありましたが、どうも諸外国いろいろの例を見ましても、相当の予……

第19回国会 文部委員会 第閉会後7号(1954/08/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連して御質問いたしますが、三十八年度の国庫負担金の赤字が大体今十一億というようなお話だつたのですが、そうですか。
【次の発言】 義務教育費国庫負担法によると、教員の給与の実額の半額を負担するということになつているわけですが、実際問題としては貧困府県に対してのみ教員の給与の実額の半額が支給せられて、その他の府県、つまり基準財政需要額が果の収入額の半ばに達する府県に対しては、国家公務員の給与の半額を支給していることになつているわけですね。そうしますると実際問題としては教員の給与の実額の二分の一を国が負担しているということにはならないので、国家公務員の給与の半額だけが富裕府……

第19回国会 文部委員会 第8号(1954/03/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 重ねてくどいようですが、御要望申上げますが、私も荒木さんと同じようなお願いなんですが、実は一度偏向教育の事例で、文部省側にどういう資料でそういうものを出したと言つたら、新聞の事例によつて出した、それから行つて御覧になつたのか、実は行つていないのもあるし、見たのもあるというふうにして、主に新聞の事例によつたのだという答弁をしておられます。それでその新聞の事例というと、どの新聞の何月何日の新聞かということをはつきりと資料を添えて出して頂くということを重ねてお願いいたします。ただ新聞というだけでなくて、それを詳しくお願いしたいと思う。

第19回国会 文部委員会 第閉会後8号(1954/08/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私も小委員の一人としてこの学童給食の前面実施を、米穀の統制撤廃を不可欠の前提条件として検討したという気持は私は持つていないわけなんです。そういうこともあり得るかも知れませんけれども、この長現が余りに強過ぎる。あたかも全面実施を、これが前提条件として学童給食を取上げたような感じを受けるということは、私も小委員会に出席をしたものの立場としてちよつと困るわけです。私は米穀の統制撤廃に反対という立場をとりますから、もう少しこれは表現をゆるくしてもいいことだし、学童給食それ自体が直ちにこの米穀の統制撤廃というものを前提として全請人施をするということになると、ちよつと考え方が私は変つて来る……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 相馬君の質問に一点だけ関連して。決算委員会で、やはり国立大学の経費の問題で会計検査院から指摘されている問題ですが、国立大学の附属病院で使われる薬品を不急或いは不要というのではないが、予算面に反して多額に膨脹されて買込んでおる。これは二十六年度も二十七年度も指摘され、文部省では甚だ遺憾の意を表しているようなんです。今度の予算ではそういうことのないように組んであるのですか。それとも又今後の実態に即応して、調査をしてから組み直すという意味で、そういうことは考慮に入れられていない予算でありますか、それだけお尋ねしておきます。
【次の発言】 その点について補足したいのです。これは私ども調……

第19回国会 文部委員会 第閉会後9号(1954/08/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 小委員会のこの案がまあ満場一致の形で本委員会を通つたのですが、実施をするのに当つて予算の計上並びに予算の操作という問題が私は非常に問題点になろうと思うのです。特に新赤城次官にらよつと私はここで力説しなければならないことは、学童給食に当つて食糧改義という面が非常に大きな比重になつて来ておると思う。これは結構なことです。併し忘れてならないことは学童給食を通して教育の機会均等の精神を必ず実現さして行く、こういう観点から考えたときに、今日の長期欠席児童の数は実に二百万に及ぶと言われておるわけです。そういつた状態の中で更に失業者が殖えて参りますと、食生活が完全に行われないために教育の機会……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 自由に答えさせたらいいじやないか。
【次の発言】 戸沢先生に関連をしてお尋ねいたします。実は御承知であろうと思いますが、この法律の第五条に私関連していると思つてお尋ねするわけですが、今度原子核研究所が今度の予算に一億円ちよつと組まれておる。ところが、それは現在の法律では何ら裏付けのない実は予算なんです。それで第五条の国立大学の学部に文部省令の定めるところによつて教育施設又は研究施設を置くことができる。つまり、研究の施設を置くことができるということに基づいてやられておるように私は承知いたしておりますが、ここでお尋ねをする点は、文部省の説明によると、この原子核研究所は共同研究所にし……

第19回国会 文部委員会 第閉会後10号(1954/09/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 最後にお尋ねしておきたいのですが、文部委員会並びに調達庁の皆さんがたの大変なお骨折でどうにか回答が若干期日が早くなつたような御答弁がありました。この御答弁は考えようによつては非常に希望を持つことができるのですが、併し私はさように希望を持つてみるということは、かなり困難ではないかという気持を持つている。その理由はいろいろありましようけれども、その理由を確める二つとして御質問申上げたいのですが、来年の半ば頃までに解除をする、こういうようなことは連合軍の最高司令官の政策としての意思であるか、又そういう面から関連をされてあなたがこの席上で御答弁になつておられるのか、又最高司令官の政策で……

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 よく説明して下さい、私もわからない。
【次の発言】 補足質問しますが、ちよつと把握が足りないと思う。今の質問は福井さんの言う第五福龍丸を管理するとかしないとかいう問題ではなくて、仄聞するところによるとアメリカから第五福龍丸はアメリカ側に一つ研究資料としてよこせというような強硬な申入れの形が何らかの形である、こういうことに対する荒木さんの質問なんです。そういう簡単なものじやないの、です。そうなんですよ。
【次の発言】 その点について関連いたしますが、成るほど外交関係に非常に重大問題があるから文部当局としてはここでもつてはつきりお答えができない、この態度はいいと思うのですが、ここは……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 速記はいらないでしよう。
【次の発言】 この前荒木委員から詳細の質問がありましたが、その質問のうちで若干私も疑問に思う点をお伺いしておきたいと思うのです。三年計画で二千二百六十六名の定員が減少されるように資料を添えて出しておられるわけでありますが、この資料の内容を見ますと、教授とか助教授とか、それから或いはその他の職員というように率を細かくきめてあるようです。現業職員その他の職員というのが非常に率が多く減らされるようになつておるわけですが、これは昭和二十九年度四〇%分の内容でございましようか、どうでございましようか。
【次の発言】 この数字はどういうところから割出された数字にな……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連して、大体わかりましたが、八十五万坪を一五年計画でやるとおつしやる通りに解釈して行きますと、この八十五万坪というのは何年度の児童数に対するこれは計算ですか、児童数は、何年度の児童数で割出された八十五万坪ですか。
【次の発言】 五年計画或いは十年計画というのに二十七年度の児童を基準として割出された八十五万坪というこの坪数それ自体がもはや狂つて来ている、基礎的な八十五万坪が狂つている。而もその資金の裏付がないということになれば、これは全く空文に等しいという結果になると私は思います。関連質問ですから、これだけにしておきます。

第19回国会 文部委員会 第閉会後13号(1954/09/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大体予算の御説明がありましたが、若干その中で基本的な問題としてお尋ねしておくことが四点ありますが、その四点について概略お答え願いたいと思います。  第一番は給与の問題です。内藤課長の御説明によりますと、七十七万の児童増に対する定員の増加がこの給与の総額の増額の中に見込れているという御説明があつた、それはそれとして結構でありますが、併し給与の問題は教員の数の増加と同時に今日大きく問題になつている給与の不合理をどういうふうに是正するか。この問題については極めて大きな問題になつている。来年度の予算を組むに当りまして、七十七万の児童増に対する給与の増額、そのほかに考えられる不合理の是正……

第19回国会 文部委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 少くとも国会に提出される文部省の資料は、文部省が責任を持つた資料で、あると私たちは今まで確認しておつた。又その権威を私は傷つけたくないと思う。それは国会の審議の尊重のために、私はこの文部省の資料というものの信憑性を傷つけたくない。又今後も傷つけるということがあつてはならない。こういうことを思うわけです。ところがこういう私たちの念願、又国会議員として当然の念願であることが、この席で以て確認されないような方向に行くことは極めて私は法律審議の過程で重要な問題だと思うのです。特に私は荒木議員が前委員会において資料を要求されたとき、私も二月の十八日に文部大臣の言として、教育の偏向性につい……

第19回国会 文部委員会 第15号(1954/04/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 議事進行について。ちよつと議事進行について私申上げますが、今、野本委員の御質問に対しまして大臣から御答弁がありました。この御答弁の中に偏向教育を目標として動いている動きが非常に濃厚である、こういう御発言がございました。これは誠に重大でございます。この重大なことに関しまして文部省は先般若干の偏向教育の事例というものを出されて国会に提出せられたわけでありますが、問題は、偏向教育の目標として動いている、こういうことに対しまして、これは非常に法律の根本問題に触れる問題でありますから、私はその前に文部省が資料として出されました偏向教育の事例、これは昨日の委員会で非常にあいまいに葬られて理……

第19回国会 文部委員会 第閉会後15号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日のお約束をあなたのほうがお破りになつたので、大変失礼かと思いますけれども……。  前委員から多分御質問があつたと思うのですが、私は焦点だけお尋ねしておきたいと思います。大達文部大臣にもかねがねここでお話を申上げておつたわけですが、非公式のお話を承わつて見ると、結局北九州の炭鉱地帯における学童給食という問題ではない、いわゆる欠食児童に対する救済の手は、現在の法規では到底延べることが困難だというようなことで、大達文相も可なり悲観的な見通しを、非公式な席であつたわけですが話された。私はやはり現在の生活保護並びに教育扶助という面から考えて、北九州の炭鉱地帯の窮状というものを俄かに、……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 その問題に入る前に、委員会の運営について私は希望を申上げたいのですが、それは朝日新聞或いはその他の新聞でも、この文部委員会の審議の状況について、非常に心配をした結果、いろいろの表現で載つておるようでございます。その表現は、大体野党側のこの審議引延ばしの作戦が効を奏して、自由党与党側が非常に狼狽をしておる。それで大達文部大臣が衆参自由党の文部委員を招いて、この議案審議の促進方を要請したというような新聞記事が出ておるわけであります。これはこれの是非を申上げるわけではありませんが、ただここに確認しなければならないことは、本参議院の文部委員会は、実に伝統的に中正な立場をとり、お互いに困……

第19回国会 文部委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それはまあ結構だと思うのです。思いますけれども、私どもうつかりしておつたほうが悪いと思いますけれども、一応やつばり言つて頂いたほうが大変都合がいいと思うのです。で、私どもまあ質問を実は用意して来たのでありますので、出さないほうが悪いと言われればそれまでのことですけれども、うつかりする場合もございますから、一つそういうふうにして頂きたいと思いますが。
【次の発言】 そういたしますと、今日は加賀山さんの次はどなたですか。
【次の発言】 これはこういうことだと思うのです。みんな善意を以てやつておるという前提の上に立つのですが、この前の委員会で大臣が審議権に対する若干侵害の疑いを持つて……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとその前に。折角の吉田さんの御質問でありますがね。やはり関連質問というのはよほど……、一昨日のことに関連して質問なさるというようなことは、私はやはりうまくないように思うのです。川村委員長は、議事の運営、この委員会の運営のために、公平無私な立場に立つて御心配なさつていられる委員長に、重ねてこういうことを申上げることは却つてどうかと思いますが、今後開かれる理事会においては、もう二日も三日も前のことについての関連質問というようなことについての扱い方ですね、そういうことについても一応お諮り頂いて、もう少し納得の行くような運営が続けられますようにお願いしたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 それは結構でありますが、伺つておりますと、やつぱり意見が二つあるようでございますが、一方のほうの資料だけが配られて、一方の資料が、御用意して来られないかたは誠にお気の毒に思いますが、こういうもののお取扱いはどういうふうになさるおつもりでありますか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】  ちよつと一分間だけ、水上さんに簡単に……。この声明書はいつお出しになりましたか。
【次の発言】 旭丘中学に文部省から調査官が行つたというようなことについて御存じになつておりますか。
【次の発言】 福原さんにお尋ねいたします。PTAの決議文が出まして、二十四件の偏向教育事例の中に大将軍が加えら……

第19回国会 文部委員会 第20号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 只今お二人の証人によつて全くこのことは事実無根であるということが完全に立証されたわけであります。私は一関市に最近参りましたが、たび重なる洪水後の復興について教職員並びにPTAのかたがたが誠に涙ぐましい御努力をされている。そうして又教育者なり、PTAのかたぞれのことも十分に把握しておりますので、只今の御証言については特段に疑義を以て御質問申上げる内容ではございませんが、ただ一点お伺いしたいことは、この文部省が出しました資料は偏向教育の事例という資料でありますが、仮にこのことそれを百歩下つて認めたにしても、教員が一つの問題に対して強硬な反対意見を吐くということは、何らこれは偏向教育……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/04/15、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 その前にちよつとお願いをしたいことがございます。
【次の発言】 実は私は過般来から文部省提出による偏向教育の事例、これに関しまして新聞の資料、この資料をわかる範囲可及的速かに資料として提出して頂きたい、こういうことを委員長さんを通しまして申上げておきましたのですが、その後の経過、又いつ頃それを出されることになるのか、それについて。あのね、先生もう一度申上げます。新聞の資料、それは国会提出の二十四の偏向事例の、どこから出たかというようなことで、新聞から取つたというようなことだつたからその新聞を資料として出してもらいたい、何新聞から取られたかということを申上げておいた、今日なおまだ……

第19回国会 文部委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと私伺つておつて非常にわからなくなつて参りましたから、大臣もよく聞いて答えて下さい。この教育委員会の処罰の請求権は、明らかにこれは検察権発動の請求だと思う。検察権の発動の請求権を持つて来るわけであります。この場合大臣の御説明によれば、或る村では教育委員会が偏向教育をするように教唆扇動したと認められた場合にはこれは請求するわけですね。そうすると甲の村の教育委員会の主観的な考え方によつて、どうもこれは偏向教育をするように教唆扇動しているなといつた場合には、これは明らかに検察権の発動が請求されるわけです。ところが同じようなことです。同じようなことがあり得るのです、全国に。この場……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私この問題はなかなかいろいろ伺つてみると、非常にむずかしい問題のように伺つているのです。伺えば加藤さんは三時までで、あとは所用のためにお出かけになるという話、それで私の本来の気持としては、やはりむずかしい問題であればあるほど、慎重にやはり物事を取扱うということが望ましいことだと思うのです。今日実はちよつと朝鮮人の代表のかたにお目にかかりました際、できれはこの席で発言をさしてもらいたい、こんなようなお話もございまして、二、三私も御努力を願うように個人的にお頼みしたわけでございますが、時間も短いことでもあるしするから、又機会というものも別にあると思うから、今日は十分質問の形にでもさ……

第19回国会 文部委員会 第25号(1954/04/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつとお伺いします。緒方さん、三本建の今の問題は政治的目的には入らん、こういうふうに言われましたね。どうもそうするとおかしいのですが、三本建というのはこれは国会で以て制定されたものでしよう。だとすると国会で制定された法律の改正運動に署名することについて、これは人事院の月報の中に全日本国立医療労働組合から人事院に対して回答してくれというので、回答の要求に対して人事院が回答しているのですよ。三本建というのはこれは国会で制定された法律ですから、勿論我々の待遇に関した問題ではあるけれども、これのやつている仕事というのは制定された法律の改正運動でありますので、これに署名することについて……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 牧野先生に三点だけお尋ねをいたします。  先ず第一に牧野先生にお尋ねいたしたいことは、先ほど先生は法律の学者としてのお話でございました。そのお言葉の中に、今般の本法律の中に処罰の請求権を教育委員会に持たせたということはなかなか面白い、こういうお言葉でございました。これは学者として、初めての試みであつて、誠に興味が深い、研究しなければならない問題であるというふうに私は解釈をしておるわけでございます。併しながら法律は学者の研究素材ではなくして、現実にこれは法律として明日の日にでもこれが通れば国民の上に重大な影響を持つものでございます。今日水爆の実験にいたしましても、科学者はまさかあ……

第19回国会 文部委員会 第27号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関口先生と御手洗先生の御両所に第一点を御質問申上げます。これは昨日も非常に問題になつた点でございますが、私はまだ納得が行きません。そのことはどういうことかと申しますと、教育委員会制度につきましては関口先生がおつしやつたように、教育を政治的な支配から守ると、こういうことのために新たに置かれた制度でございます。そこでその制度に基いて教育委員会が置かれました、その教育委員会の教育委員が今回の法律によりますると処罰の請求権を持つておるわけであります。即ち偏向教育をするように教唆、扇動した者を、これを処罰する、その請求権を持つておる、こういうことは日本の刑法にとつて新らしいケースである。……

第19回国会 文部委員会 第29号(1954/04/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 河原先生にお尋ねをいたします。先ず私は中央教育審議会では本問題に対しましてもいろいろと御意見があつたように私は存じております。非常に強く制限をしたほうがいいという御議論もあつたでしようし、又然らざる御意見もあつたように承知をいたしております。河原先生は今日は強い制限をすべしという御主張の側に立たれての御公述であつたように承わつております。前々のよほど前の文部大臣、或いは前の天野文部大臣、矢内原東大総長というような、非常に専門的な立場に立たれているかたが極めて強い反対をお持ちになつたということは、私どもとしてはかなり心を動かされるものがあるのでございます。そこでお伺いをする第一点……

第19回国会 文部委員会 第30号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちよつと関連して伺つておきたいと思います。先ほど文部大臣は加賀山委員の質問に対しまして、この政治的目的、或いは政治行為というものは、はつきりきまつておるのだから何も心配がない。こういうようなお言葉の中で、この政治的目的でも、政治の基本に触れるものでなければ別にこれは差支えない、こういうような御答弁がございました。併し、この人事院規則一四―七の「政治的行為」というのを成るほど全部読んで見ても、大臣が言われるような御答弁の具体的な表現が何もない。例えば「特定の政党その他の政治的団体を支持し又はこれに反対すること。」四に、「特定の内閣を支持し又はこれに反対すること。」五、「政治の方向……

第19回国会 文部委員会 第31号(1954/04/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 須藤先生の質問に入ります前に、憲法式典のことについてお尋ねをしておきたいと思うわけであります。衆議院の議運でかねて問題になつておることでございますが、憲法式典をとりやめる、こういうような院側の主張でございますが、この憲法発布の日の式典は新らしく日本の憲法に副つて日本の祝日がきめられたのでありますが、文部省としては新らしい祝日の取扱いについては従来どういうような方法をとつて来られ、又今回の憲法式典をとりやめることに対して文部省はどういうような態度をおとりになるおつもりですか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 新らしい祝日はやつぱり法規できめられておるものであり、又それ……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/04/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 政府は今度重要法案を審議するために指揮権を発動され、参議院の院議は、正しからざる理由を以て、決議を以て上げたわけであります。緒方さんはこれに対しまして、今後の戒めとするという言葉を以て院議に報いられたと思うのであります。私は政治は常に道義の上に立たなければならない。このことは何びとも私は否むことはできない、私はこれは原則だと思う。特に私が緒方副総理に強く御質問申上げたいことは、教育二法案も又この重要法案の中に人づておるわけでありますが、教育の真髄とするところは、いずれが正しいか、いずれが正しくないか、即ち、真理の追求それ自体が教育の目標でございます。従いまして、たとえ政府が重要……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/05/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大臣がのちほどおいでになる御様子ですから、事務的な方面をちよつと伺わして頂きたい。その前にへき地の教育振興法を審議するに当つて僻地の全貌ということについて私たちが把握していないということは審議の上に非常に手落ちがあつたように思うので、今文部省がへき地教育振興法を出されるに当つて、日本の僻地教育のこれの対象となつている学校或いは学級、そういうものの全貌を一応ここで概数的で結構でありますから、お示しを願いたいと思います。
【次の発言】 六十八万有余の児童、それから学校数にしても七千六十校に及ぶ極めて多くの対象になつておるようでありますが、この対象に対して文部省は当初二十九年度の概算……

第19回国会 文部委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 盲学校、ろう学校の問題については着々みんなでこの子供たちのために努力をされておるようですが、今加賀山先生の御質問の中にあつた養護学級の問題ですが、盲ろう学校の全体の児童生徒数に比べて身体虚弱、精神薄弱というような子供たちは、これと比べたときに数の上で以てどういうような比率になつておりますか。それを一応伺つておきたい。
【次の発言】 そういたしますと、非常にこれは明るみに出ておらないようで、数が非常に多いようですが、盲ろう学校の対象になる児童の数と比べて、これは何倍ぐらいの比率になつておりましようか。
【次の発言】 盲、ろうの児童に比べますと、こういうふうに心身に欠陥を持つている……

第19回国会 文部委員会 第38号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 教育公務員特例法の一部を改正する法律案について、日本社会党第四控室を代表して賛成の意を表するものでございます。  教育の向上のためには六・三制完備以来、幾多の欠陥がございますが、その欠陥を改めるということについてはあらゆる面において細心の注意が払われなければならないわけでございます。ところが地方公務員法第二十二条の条文の規定によりますると、教員の転任或いは補充、そういう問題について非常な困難を伴う条件があつたことを、今日まで甚だ遺憾に思つておつた次第でございます。即ち同一都道府県内の公立学校長又は教員に任用される場合に、その任用について不当な条件が付けられ、ここに人事交流の円滑……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 文教委員会 第閉会後2号(1955/10/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっとその前に関連して、僻地の健康管理の問題ですが、特に離島も僻地の一つに考えて質問するのですが、離島における健康管理の問題というのは、実際には非常に劣悪な状態に置かれておるわけです。たとえばお医者さんがおらない。それでそこにはまた一人の養護教諭もおらない。保健婦もいない。こういうようなところは大体子供の体位が一般に低いし、また社会環境の中でも衛生という問題が全然閑却されている。かような、私どもから考えれば、むしろそういうところにこそ養護教諭が特別な行政措置で配当されて、その子供の健康管理が行われるということが望ましいのでありますが、現在の法規では今の御答弁のように本校だけで……

第22回国会 文教委員会 第3号(1955/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 科学研究の交付金合計五億四千六百万、これの内容の資料はありますか。
【次の発言】 もう一つ資料をお願いしたいのですが、この大学のほうの予算が十億ふえておりますがね、今の御説明で原子核、ロケット、航空機という大ざっぱな説明があったのですが、非常にこれは防衛と関係を深く持っておるもので、もう少し内容を盛った資料をもらいたい。非常に一挙にふえたでしょう十億が。

第22回国会 文教委員会 第9号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 学芸員の数をこれによって促進する法律だと思いますが、現在の学芸員が大変数が足りない。二百一館の博物館に対して学芸員の数が非常に足りない。それで資格付与の幅を拡げるというお考えのようですが、大体二百一館の博物館に対してどのくらいの学芸員の数を考えておられるのか、またそれを今度の認可制によってどういう計画でそれを充当して行かれるのか、そういう点についてちょっとお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいま一館について大体十人くらいの比になっているというお話ですが、将来館の規模にもよると思いますが、計画としてはどのくらいまでに充当されればこれが満足な形になると思っておられますか。

第22回国会 文教委員会 第10号(1955/06/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 原状回復する費用というものは大体今度の予算の中に組んであるわけですか。
【次の発言】 今の佐藤さんの質問についてお尋ねしたいと思いますが、教授の中に学生を扇動する者があるかないかというような質問だったと思いますが、ただいま田中さんのお答えでは、そういううわさも聞いている、こういうふうに御答弁になっておったわけですが、これは非常に私は問題が大きいように思うのです。学生を扇動してこういう暴行をさせるというようなことを、かりにも教授の方々がやっておるなどということは、私はもう、どうしても考えられないんです。そのうわさというのはどういううわさなんですか、伺いたい。

第22回国会 文教委員会 第11号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 今新生活運動の御質問が展開されているようですが、私もこの問題については非常に関心を持っておるわけですが、いろいろ巷間情報も入っておりますが、どうぞ一つ矢嶋さんが今御請求なさった資料が、五千万円の予算の使途ですね。その使途が明確にされることが資料として要求されているようですが、そのほかにもっと資料がありましたら、あらゆる資料を出してもらいたいと思います。

第22回国会 文教委員会 第13号(1955/06/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 二、三点お伺いいたします。ただいまのお話によりますと、原子核研究の目ざすものは純粋研究であって、サイクロトロンとかあるいは宇宙線の研究、そういうところに主力が置かれて、そうして原子力の方はこれはもう全く別ものだから原子核研究と切り離して考えなければならない、こういうようなお話でございました。私もそのお話についてはまことにごもっとものお話であると思うのですが、ただいまの状態ですと、濃縮ウランの受入れに伴って原子炉の研究ということも今大きく浮んで来ているわけですが、共同研究という場合に、民間あるいは官営というような、そういうような方向も今現在出ているわけなんです。そうだといたします……

第22回国会 文教委員会 第15号(1955/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 外務省にお尋ねいたします。この第三条に「アメリカ合衆国政府は、日本国の学校児童の福祉計画を拡大するため、」に贈与すると規定されております。しかしこの第三条はただ単にうのみではなくて、次の第四条の第一項の中に「この協定に基いて日本国が収得する農産物は、両政府が合意する場合を除くほか、日本国内で消費するものとする。」こういうふうに第一項に書いてあります。そういたしますと、この学童の福祉計画を拡大するために受け入れるその若干の小麦は、アメリカ政府との何らかの合意に基かない限りは、やはりこれは自由に処理することができないのではないかというふうに私どもは考えておるわけですが、これに対して……

第22回国会 文教委員会 第19号(1955/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっと関連させて下さい、その問題は御心配がないと言っておられますから。御心配がないという御答弁で、私も心配なくありたいと思うのですが、現実問題として、たとえば新潟県のようなところで、七月分の教職員の給与の支払いができ得ない、こういうような面が出てきております。あるいはまた聞くところによれば、三十一府県は本年度の教職員の給与の中に、定期昇給の財源を含んで組んでおらない。これは明らかに現行給与を財源的に私は破壊しておるのではないかと思います。で、現に今川島長官の方は心配がないという御答弁があったわけですが、このように昇給の財源を県財政の中で組んでおらないということは、これは非常に……

第22回国会 文教委員会 第21号(1955/07/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は矢鳩君の御提案に賛成するものです。しかし一昨日来引き続いて教育公務員の恩給の法律がかかっておりますから、その法律を一応上げて、しかるのちに矢鳩さんの御質問にお入りいただきたいという考えを持っております。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 法案に対して賛成をいたします。昭和十六年勅令第百四十八号に上って国民学校令が施行せられまして、それに伴って養護教諭、養護助教諭の制度が制定せられて、恩給法上の公務員としての取扱いが行われるようになったわけです。しかし養護教諭の前身であります学校看護婦、学校衛生婦または養護婦として学校に勤務した期間の切りかえ措置が全然考慮せられず、そ……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 かねてから本問題については参議院文教委員あげて超党派的に格段なる御努力を賜わりまして、私どもといたしましては、まことに感激に余りあるものがございます。特に第四条の問題に対しましては、過般来数数の御討議の結果、よりよい方向に超党一致いたしまして解決の方向をたどっておられましたこと、また今日そうした結果をここに前提として御審議いただくことについて、まことに感謝にたえないわけであります。発議者の一名といたしまして皆様方に心からなる御協力の点を感謝いたしますとともに、私どもの出しました社会党案がここに一応形を変えてはおりますものの、その趣旨が丁重に取り扱っていただける、こういうようなこ……

第22回国会 文教委員会 第26号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ただいま小林局長から御答弁がありましたが、二十八年にこの共済組合法案が通るときにも、文部省側の考え方としては、私立学校の教職員の給与が公立、国立教員の給与よりはきわめて低いということを数字的に示して、当時、速記録によると、近藤政府委員は、公立学校の百分の十、しかし私立学校はこの百分の十では非常に気の毒だから、百分の二十に実はしたいと思っている、そういうふうに折衝して来たのだというふうに速記録に残っているわけです。この際百分の十から百分の十五に上げるということは、これはもう当然過ぎる以上の当然であって、これはもう論議の余地がないように私は考えられる。しかし全般的に言うと、日本の政……

第22回国会 文教委員会 第27号(1955/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっとそれに関連してお尋ねいたします。今学童給食会は調理の講習会というものを開いて趣旨の徹底普及をはかっていく、こういうお話ですが、今度アメリカと余剰農産物の協定を日本政府が結んだわけですが、第五条の第三号の中に合衆国の農産物の新たな市場を両国の利益になるように発展させることを助長するために約七億二千万円の予算が組んでありますが、当然これは本協定に基く物資が学童給食の中に取り入れられるとすると、ただいま申し上げた五条の三号に基くこの見返り資金の一部が学童給食の普及、その他調理講習会などに振り向けられるように私どもとしては考えられるのですが、その点についてはいかがになっておりま……

第22回国会 予算委員会 第9号(1955/05/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(高田なほ子君) ちょっと関連して。  今木村さんの御質問の中でですが、御答弁ですが、航空技術審議会の答申案の中では、六年後に向って超音速機を生産する。あるいは大型ジェット機を生産する。いわゆる国内生産に切りかえていく答申案が出ているわけです。そうすると、先ほどの御説明と、この答申案というものの関連がちょっと違うかもしれないのですが、これをどういうふうに計画の中に入れておりますか。もう一度お伺いします。

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ただいまの問題は非常に重要な問題であります。問題は中止をするということ、もう一つは原水爆の実験を認めるということ、これは基本的に全く性格の違う問題であって、重光外務大臣が幾たび御回答になりましても、この二つの異った性格について本質的な御回答をいただいておらないからこのように議事が混乱するのだと私は思います。すなわち、原水爆の実験中止の提案は、明かに日本を含む人類に対する悪影響を全くここでもって根絶するために中止という問題を出しているのであって、実験を日本に影響のない範囲において許すということは、やはり実験の影響によるいろいろな問題をも含めて、日本に被害のない程度において許すとい……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっと関連して。ただいま黄変米は絶対に配給をしないという言明をいただきまして、私も非常に安心したわけであります。ただ一つお伺いしたいことは、輸入先のタイ、ビルマに関するいわゆる今後の貿易についての問題が、若干政治的に、黄変米の問題とからんで、引っかかりがあるのではないか。従って黄変米の処理ということについては、研究の結果をかなり早急に急いでも、この処置をしなければならないという考え方が若干省内にあるやに伺っておりますが、この点についてはいかがでございましょうか、お伺いしたい。
【次の発言】 外務大臣はよろしいのです。大蔵大臣は……。

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出の六月分暫定予算補正三案に対しまして反対の意見を表するものでございます。  私は、まず四、五月暫定予算に引き続きまして六月もまた暫定予算案を提出するに至りました責任政治に対する政府の強い反省を要求するものでございます。政府はさきに四、五月の暫定予算の承認を国会に求めるに当りまして、今後再び暫定予算を提出しない旨を断言しておられたにかかわらず、この間の政府の不手ぎわ、不誠意に基いて六月暫定予算を提出するのやむたきに至りましたことは、国会運営のルールを誤まらしめる要素をはらむものとしてまことに遺憾にたえないところでございます。理由のいかん……

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 二百十五億の数字の問題は、これは全く戦後最大の修正だと思うのです。しかもその修正の内容が歳出、歳入、減税、財政投融資、実に複雑な内容を持っておる。その内容のでき上るまでの経過について再三ここで御説明を願っておるわけですが、少しもはっきりいたしません。そこでお伺いしたいことは、一体二百十五億のこの頭を先におきめになったのか、それとも先ほど一萬田蔵相が御説明になったように、内容の減税とか財政投融資とかそういうものを積算の基礎として二百十五億という数字を出して、これを妥当であるという結論を出されたのか、どちらが先に出てきたものなのか、そこらをはっきりさしてもらいたい。

第22回国会 予算委員会 第23号(1955/06/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連して。なるほど否定したということを伺っておるわけですが、しかしこのことは、だれもどんなに聞かれても原爆を持ってきておりますというようなことを、それは絶対に言わないでしょう。持っておってもそれは言わないかもしれない。私は、そういうことを水かけ論で言うのではなくて、安保条約並びに行政協定で明記してある通り、日本は明らかに、アメリカ合衆国軍隊が陸軍、海軍、空軍その他の軍事的な行動をするために一切の便宜を与え、義務として便宜を与え、アメリカは権利としてこれを受け取っていることは明記されているのでありますから、義務としている限り、日本側はこうしたアメリカ側の行動を拘束する力はないので……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 総理大臣に御質問いたします。防衛分担金に関する日米共同声明の中で、本会計年度の防衛分担金が三百八十億とすることについて合意に到達した、合意に到達したというこの問題です。日米両国政府の合意とございますから、両国政府間のこれははっきりとした約束に基いているものでございますが、当然ここには国と国との間における権利や義務という問題が生じてきておると考えられます。そこでこの内容は、行政協定二十五条第二項(b)項に関する内容でございますから、この場合にも当然これに基く権利義務という問題が発生してきておると思いますが、この義務は、今日の日本の政府が当然将来までも継承して負うべき義務であるとい……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 大へん重要な御発言をなさっておるようです。不当な支配に屈することなく、ということについての削除についても、若干お考えを持っていらっしゃるようでありますが、この不当な支配に屈することなく、ということは、かねがね私どもも、またすべての人が正しいと主張する教育の中立性を、真実の意味の中立性を守るために、権力に屈しない。つまり不当な支配ということは、権力に屈しない、教育を権力のもとに置かないという建前で、あの一項が入っているわけです。それなのに、この不当な支配を、これをのけてしまうということになれば、そんなら教育は、時の権力に左右され得る、すなわち明治の時代における教育の形になってしま……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ちょっと関連質問。松村文部大臣に関連してお尋ねをいたします。今原子力の研究について原子核の研究所の問題が出たわけであります。これは原子力の研究は一皮はげば平和利用と同時に、やはり危い爆弾の研究どいう方向にも向いてくるわけです。そこで原子核の研究は私どもは心から賛意を表するわけでありますが、原子核研究所が設立されるときの学術会議としての趣意は、明らかに原子核研究一本であって、原子力の研究はしない。つまり学者の共同研究、研究の自主性を認めるということを原則とすると同時に、原子力の研究はしない、こういうことが打ち立てられておるわけです。また政府もそれを認めておるわけです。けれども原子……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連してお尋ねをいたしますが、あぶれに対する吸収対策を今御説明になりました。東京並びに大都市における日雇い労務者の状態を見ますと、特に最近身体検査を行なって就労の基準をきめているようであります。この基準の中で、健康問題が含まれているようですが、大体婦人や老人たちが就労からあぶれることが非常に多くなってきております。こういうことが婦人の就労、年寄りの就労に非常にしわ寄せされて、大へんな問題になってくると思いますが、これらに対する吸収対策は十分に講じられているのでありましょうか、お伺いをしたい。
【次の発言】 それはあまりに実態を御存知にならない御答弁だと思う。実際において身体検査……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 羽生委員の最後の御意見は非常に貴重な御意見でありますが、これに対して外務大臣にお尋ねをしたいと思いますが、一九四九年のアメリカの農業法によると、アメリカは国内の慈善団体に対して、政府が余刺農産物を外国の貧困者の援助に充てることができる条項があるわけであります。この条項を適用して今回の余刺農産物の学童の福祉充大のためにする受け入れに対して外務省の一部見解は、場合によっては救済機関を通して協定を結ぶことも考えられるという意見を文部委員会あたりでは述べておるわけでありますが、これはそうすると大変性格が違ってくるように思いますが、救済機関を通して将来これを受け入れるという態勢をお考えに……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 法務委員会 第1号(1955/12/06、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより、おそろいでございますので、法務委員会を開会いたします。  本日の議事に入ります前に、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  このたび不肖でございますが御推挽を得まして法務委員長としての重責をになうことになりました。まことに不肖でございますが、当委員会におかれましては、各委員の皆様方がまことにベテランぞろいでございますので、私の微力を十分にお助け下さいまして、当委員会に課せられました人権擁護の非常に重要な諸問題に対して、誤まりない運営を私は心から期待しておる一人でございます。今後ともはなはだ未熟でございますので、皆さん方の特段のお導きをお願いいたしまし……

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/08、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) 大へんお待たせいたしました。これより法務委員会を開会いたします。  まず罹災都市借地借家臨時処理法第二十五条の二の災害及び同条の規定を適用する地区を定める法律案を議題に供します。まず提出者から提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 本案について御質疑のおありの方は御発言をお願いいたします。
【次の発言】 ごもっともな一松委員の御要求でございますから、御要求の資料につきましてはこちらの方で善処いたしたいと思います。  他に御質問はございませんか。御発言がなければ質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  ただいまより派遣委員の報告の件を議題に供します。閉会中に北海道と広島及び香川県に二班の委員派遣を行いましたので、その御報告をそれぞれお願いいたします。第二班一松委員の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 よろしゅうございますか……。それでは第一班の羽仁委員に御報費をお願いいたします。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 ありがとうございました。  ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  委員長に提出された報告書は、この中の資料を除いて本日の会議録……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 法務委員会 第1号(1955/12/20、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  まず審査報告書提出の件を議題にいたします。  本委員会において継続審査をいたしました幼児誘拐等処罰法案、接収不動産に関する借地借家臨時処理法案、両案につきまして、閉会中審議を終了するに至りませんので、本院規則第七十二条の三によりましてその旨の報告書を議長に提出することとし、報告書の作成につきましてはこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本国会も検察及び裁判の運営等に関する調査を……

第24回国会 法務委員会 第2号(1956/01/31、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  まず昭和三十一年度法務省関係予算につきまして御説明をお願いいたします。
【次の発言】 続いて裁判所関係予算について当局から御説明をお願いいたします。
【次の発言】 本件についての詳細な御質疑等は次回に譲ることといたします。  別に御発言がございます方は、速記をとめて御発言をお願いしたいと思います。  速記をとめて。    午後二時五十二分速記中止
【次の発言】 速記をつけて。  次に死刑廃止に関する件を議題といたします。

第24回国会 法務委員会 第3号(1956/02/16、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず御紹介をいたします。法務委員の異動がございましたが、大谷先生、大屋先生が御辞任になりましたので、その補欠として木村守江先生、伊能芳雄先生がお移りになることになりましたので御紹介を申し上げます。
【次の発言】 まず理事補欠互選の件を議題に供します。泉山三六さんが一時委員を辞任されましたので、本委員会の理事が一名欠員のままになっておりますから、これからその補欠互選を行います。その互選の方法はその指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは理事に井上清一さん……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/21、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議題に入ります前に、本日、法務委員の変更の通知がございますが、三橋八次郎さん、大屋晋三さんが辞任になられまして、本日、亀田得治さん、吉田萬次さんが御出席になるようになっております。御紹介申し上げます。
【次の発言】 まず外国人登録法の一部を改正する法律案を議題に供します。法案について提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 本案については本日は一応説明を聴取するのみにとどめたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 それでは次に家事審判法の一部を改正する法律案を議題に供し……

第24回国会 法務委員会 第5号(1956/02/23、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に委員の差しかえがございましたので――吉田萬次先生の辞任に対しまして大屋晋三先生、それから泉山三六さん、松野鶴平さんの辞任に対しまして、川村松助さん、佐藤清一郎さん、赤松常子さんの辞任に対しまして、久保等さん、以上委員の差し入れがございましたので御紹介を申し上げます。  まず家事審判法の一部を改正する法律案を議題に供します。  本案について御質疑のおありの方は御発言をお願いいたします。
【次の発言】 ただいま婦人人権擁護同盟代表の田辺繁子さんから、本院に対しまして陳情書が参りましたので、この陳情書を一応御披露申し……

第24回国会 法務委員会 第6号(1956/02/28、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開きます。  会議に入る前に、委員の変更について御報告をいたします。二月二十四日付で委員の変更通知がございました。川村松助さん、佐藤清一郎さん、同じく久保等さんが辞任いたされまして、松野鶴平さん、泉山三六さん、赤松常子さんが補欠、こういうことになっております。本日の委員の差しかえについて御報告いたします。二月二十八日付で大屋晋三さん、松野鶴平さんが辞任されまして、補欠といたしまして川村松助さん、平林太一さんがなられました。以上御了承願います。
【次の発言】 それから昨日の委員長及び理事打合会の経過について御報告かたがた御了承をお願いしたいと存じます……

第24回国会 法務委員会 第7号(1956/03/01、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。二月二十九日付川村松助さん、平林太一さんが辞任せられまして、大屋晋三さん、松野鶴平さんが補欠におなりになられました。三月一日付松野鶴平さんが辞任なされまして、野村吉三郎さんが補欠になられました。
【次の発言】 まず接収不動産に関する借地借家臨時処理法案を議題にいたします。法務委員会における法案審査の経過等につきまして、調査室長の西村専門員から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 別に御異議がございませんでしたら、本案につきましては本日はこの程度にいたしまして、次の議……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) それではただいまより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。三十一年三月二日付野村吉三郎さんが辞任せられまして松野鶴平さんが補欠になりました。三月の五日に井上清一さんが辞任せられまして小滝彬さんが補欠せられました。三月六日亀田得治さんが辞任せられまして、栗山良夫さんが補欠になられました。三月七日小滝彬さんが辞任せられまして、井上清一さんが補欠になられました。同じく三月七日栗山良夫さんが辞任せられまして、亀田得治さんが補欠せられました。三月八日井上清一さんが辞任せられまして、中川以良さんが補欠せられました。三月九日亀田得……

第24回国会 法務委員会 第9号(1956/03/27、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告を申し上げます。三月十三日付法務委員の変更通知がございました。辞任せられました委員の方々は石井桂さん、野本品吉さん、中川幸平さん、青柳秀夫さん、西川彌平治さん、井上清一さん、中山福藏さん、以上です。続いてこれに対して次の方が選任せられました。泉山三六さん、大谷贇雄さん、大屋晋三さん、西郷吉之助さん、松野鶴平さん、秋山俊一郎さん、岸良さんでございます。同じく三月十四日辞任ぜられました岸良一さんに代りまして、中山福藏さんが選任せられました。同じく十四日秋山俊一郎さんが辞任ぜられまして、井上清……

第24回国会 法務委員会 第10号(1956/03/29、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。三月二十九日付、大屋晋三さんが辞任せられまして、仁田竹一さんが選任せられましたことを御報告申し上げます。
【次の発言】 まず、検察及び裁判の運営等に関する調査を議題に供します。  四件ございます。板付基地勤務者の人権擁護に関する件、立正交成会問題に関する件、最高裁判所の映画製作干渉に関する件、山形県における検事の不当行為に関する件、この四つの問題がございますが、まず板付基地の勤務者の人権擁護に関する件を問題に供します。御質疑のおありの方は順次御発言を願います。

第24回国会 法務委員会 第11号(1956/04/03、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に、委員の変更について御報告をいたします。三月三十日付亀田得治さん、仁田竹一さんが辞任せられまして補欠として藤原道子さん、大屋晋三さんが御選任になりました。
【次の発言】 それでは幼児誘拐等処罰法案を議題に供します。本案につきまして参考人から御意見を承わりたいと存じますが、参考人の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は皆様には大へんお忙しいところ、かつ御遠路のところをわざわざ御出席下さいましてまことにありがとうございます。皆様方には前もって事務局の方から文書を差し上げてあるはずでございますが、文書の内……

第24回国会 法務委員会 第12号(1956/04/06、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  委員の変更について御報告を申し上げます。四月六日付委員の変更通知がございました。藤原道子さんが辞任せられまして、亀田得治さんが選任せられました。御報告を申し上げます。
【次の発言】 次に理事補欠互選の件を議題といたします。  亀田得治さんが一時委員を辞任されましたので理事が一名欠員となっておりますので、これよりその補欠互選を行います。互選の方法としましては、その指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは理事に亀田得治さんを指名いたします。

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/04/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより委員会を開会いたします。  本日の委員長及び理事打合会の経過について御報告をいたします。本日の打ち合せ事項は八項目に及んでおります。一つは家事審判法の一部を改正する法律案の取扱い、第二、検事総長出席要求の件、第三、派遣委員報告の件、第四、刑法等の一部を改正する法律案の取扱い、第五、幼児誘拐等処罰法案の取扱い、第六、能代市等の大火の原因究明のための調査方法、第七、接収不動産に関する件、第八、板付基地の経過、こういう八つの問題を打ち合せたわけです。  家事審判法の一部を改正する法律案については次回までにお互いに検討し、結論を出して方向をきめていこう、こういうこ……

第24回国会 法務委員会 第14号(1956/04/12、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより法務委員会を開会いたします。  まず委員長、理事打合会の模様について御報告申し上げます。本日公報に載せました家事審判法の一部改正に関する法律案の取扱いについて協議をいたしましたが、諸般の事情から勘案いたしまして、十六日の月曜日、この日に採決をする、こういうことに決定をいたしましたので、よろしくお願いいたします。  第二は、京都地検に起りました起訴取り下げ問題につきましては、かねて亀田委員より御質問が継続されておるわけでありますが、この取扱いについて協議をいたしました結果、ただいま当局の方は鋭意調査中であるので、当局の報告を聞いてから参考人を呼んで法務委員会……

第24回国会 法務委員会 第15号(1956/04/16、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に、委員の変更について御報告をいたします。  四月十二日法務委員変更通知、亀田得治さんが辞任せられまして、松浦清一さんが選任せられました。四月十六日、松浦清一さんが辞任せられ、同じく泉山三六、岩澤忠恭御両氏が辞任せられ、かわりまして亀田得治さん、大谷贇雄さん、西川彌平治さん、お三人が選任せられました。  以上御報告をいたします。
【次の発言】 まず理事補欠互選の件を議題に供します。  理事の亀田得治さんが一時委員を辞任せられましたので、理事が一名欠員になっております。互選の方法としましては、その指名を委員長に御一任を……

第24回国会 法務委員会 第16号(1956/04/18、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入ります前に委員の変更について御報告をいたします。四月十七日付法務委員変更通知がございます。大谷贇雄さん、西川彌平治さん、深水六郎さん及び亀田得治さんが辞任されまして、泉山三六さん、岩澤忠恭さん、上原正吉さん及び菊川孝夫さんが選任せられました。本日付、上原正吉さん、西郷吉之助さん、松野鶴平さん、泉山三六さん、岩澤忠恭さん、大屋晋三さん、菊川孝夫さん及び井野碩哉さんが辞任せられまして、新谷寅三郎さん、菊田七平さん、笹森順造さん、加藤武徳さん、佐野廣さん、石坂豊一さん、亀田得治さん及び奥むめおさん、以上の方々が選任せられました……

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/04/24、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告を申し上げます。  四月十九日、井上清一さん、亀田得治さん、奥むめおさん、加藤武徳さん、佐野廣さん、菊田七平さん、新谷寅三郎さん、笹森順造さん、以上の方々が辞任せられまして、次の方々が選任せられました。秋山俊一郎さん、江田三郎さん、井野碩哉さん、泉山三六さん、岩沢忠恭さん、西郷吉之助さん、上原正吉さん、松野鶴平さん、以上の方々が補欠に当られたわけでございます。  四月二十日の委員変更の御報告をいたします。石坂豊一さん、同じく西郷吉之助さん、秋山俊一郎さん、このお三人が辞任せられまして、こ……

第24回国会 法務委員会 第19号(1956/05/15、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告をいたします。四月二十七日付中山福藏さん、松野鶴平さんが辞任され、その補欠として小林政夫さん、新谷寅二郎さんが選任されました。四月二十八日付中山壽彦さんが辞任され、その補欠として草葉隆圓さんが選任せられました。四月三十日付草葉隆圓さんが辞任され、その補欠として中山壽彦さんが選任されました。五月二日付赤松常子さんが辞任され、その補欠として相馬助治さんが選任されました。五月四日付木下源吾さん、相馬助治さん、小林亦治さんが辞任され、その補欠として田畑金光さん、赤松常子さん、亀田得治さんが選任されま……

第24回国会 法務委員会 第20号(1956/05/17、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  議事に入る前に委員の変更について御報告をいたします。五月十六日付川村松助さん、藤原道子さん、井上知治さんがそれぞれ辞任され、その補欠として泉山三六さん、吉田法晴さん、西郷吉之助さんが選任せられました。  本十七日付西郷吉之助さん、松野鶴平さん、吉田法晴さん、小林亦治さん、岩澤忠恭さんがそれぞれ辞任せられ、その補欠として島津忠彦さん、菊田七平さん、亀田得治さん、藤原道子さん、西岡ハルさんがそれぞれ選任せられました。以上御報告を申し上げます。
【次の発言】 まず理事補欠互選の件を議題に供します。本委員会の理事が欠員のままになっており……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/05/18、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会を開会いたします。  開会に先立ちまして、委員の一部変更について御報告を申し上げます。五月十八日付井上清一さんが辞任せられまして、最上英子さんが補欠として選任せられました。以上御報告申し上げます。
【次の発言】 売春防止法案を議題に供します。  本案について御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと赤松さん、これに関連して非常に大事だから聞かして下さい。  昨日やはりこの「情を知って、」ということについて、若干質問があったのですが、そのときの御答弁では、情を知らないという者は除外されるという御答弁、しかしあとで知った場合は、こ……

第24回国会 法務委員会 第22号(1956/05/22、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ちょっと今亀田さんの方から懲戒の原因や種類を報告してもらいたい、また留置場の状況の調査等の御質問があり、またこれにお答えになるよう御発言がありましたが、できますれば次期委員会は二十四日になっておりますが、この二件は二十四日ぐらいまでにできたならばお願いをしたい。それからこの令状請求についての効果がどうかというようなことでしたが、これはまた若干時間が必要であろうと思いますから、これは後刻でけっこうでありますが、委員長からこの二件はぜひ早くお願いをしておきます。
【次の発言】 ちょっと一つだけ中川さんに伺っておきたいのですが、犯罪捜査ということは大へんむずかしいことだと思……

第24回国会 法務委員会 第23号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 当初の要求額の七千三十八万から見ると、組まれた予算は約四分の一にしかすぎません。そうすると、あと四分の三の費用というものは全く抹殺されてしまったわけになっていますが、このことによって最も支障をこうむったものはどういう点であるか、どういうものが主として削減されたか、これが一つ。もう一つは六百五十九万の増になっておりますが、これは若干の旅費の自然的に増額した分が多く含まれているように考えられますが、その辺の事情を承わりたいと思います。
【次の発言】 数字の面だけでなくて……。実際には相当の額が必要で要求されたのですが、数学的に見ると四分の一になってしまうので、常識的に考えてもこれじ……


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各種会議発言一覧(参議院3期)

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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生・外務・文部・水産連合委員会 第1号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 お尋ねいたします。私、学理的な問題とは別にちよつと伺いたいんですが、原子力の平和利用ということは常識的にわかるのですがそういう名目でも今実に恐ろしい爆発物の実験がされて、今のお話によりますともつともつと恐ろしい爆弾が実験されるように聞いております。この場合ですね、御三者のお話を総合しますと、目にも見えないようなたくさんの微粒子が気流の中に撒布される、或いは灰のような形になつて出るかも知れない。こうなつて参りますれば、それが戦争に使われないにしても、科学の発達の過程で、この目に見えない放射線のために受ける人類の影響というものははかり知ることができないのではないかと思います。これに……

第19回国会 文部委員会学校給食法案に関する小委員会 第閉会後1号(1954/08/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 関連して……。努力されておるという面は私もわかるし結構と思うのですが、初めにこの学童給食法案の目的は教育計画の一環としてというのがだんだんと変化して来て食生活の改善というところと結びつけての学童給食ということになつたわけです。そうすると努力するということになると、食生活の改善というものをどういうふうに文部省が、文部省官僚のセクシヨナリズムからどういうふうに解脱して行くかということが私問題点だと思う。多分そういう点についても総合的な努力をされておるであろうと思いますが、食生活改善の面に、即ち今の日本の四百万トンの米不足のこの食糧をどういうふうに改善して行くか、こういうことになつて……

第19回国会 文部委員会学校給食法案に関する小委員会 第閉会後2号(1954/08/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 昨日から食糧庁、それから文部省、そういうかたからの意見を尋ねていますと、予算の面から今審議の対象になつている学童給食というものが、予算の面からだけ考えて来ると非常に実施困難だという結論が出やすいわけです。昨日も、私言うべきではなかつたと思うのですが、食糧庁のかたにも、あなたの答弁は非常に官僚的で冷いと言つた。今日はあなたの御意見を伺うと、非常にこれは血の通つて、実際問題として私たちに非常な希望を持たせるような有益な御意見を開陳して頂いたことに私は満腔の敬意を払うわけです。なぜかと言うと、実際問題としてできないできないということは、日本の底の浅い経済の面から予算だけをとり出せば、……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 ただいま御説明をいただきましたが、私は法務委員として大へんしろうとでありますが、素朴な気持でお伺いをしたいと思います。ただいまの御説明による予算の姿を見ると、増額された中で一番多くのパーセンテージを占めているのは、やはりこの人事費のように思います。この人事費は昇給昇格等に要する職員俸給等の自然増加額としてありますが、これがベース・アップに要されたものか、あるいは人員をさらに拡大されたために要されたものか、数字的なものがあればお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいことは、この予算の姿を見ると、どういうところに新法務大臣が重点を置かれたかということにつ……

第22回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1955/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○高田なほ子君 けい肺病のことについてお尋ねをいたします。けい肺病の療養者について、今度新たに法律をもって保護せられることができるような措置を講じられておりますことは、まことに私ども喜びにたえないところであります。ただ、御質問申し上げたいことは、この法律が出る以前に、けい肺病のために倒れて退職金、一時金といったようなものをもらっておる者に対して、この法律が適用されるのか、されないのか、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 それではちょっと婦人労働の問題についてお尋ねいたしたいと思います。御承知のように、婦人労働の問題は、あまり重要に表面には出てこない問題ですが、この労働者の雇用の問題……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣・法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、3期、日本社会党)

○高田なほ子君 お尋ねをいたします。政府が今回審議会の設置に急を要せられる御意向をお持ちになっておられること、これに対して私どもはまことに敬意を表するものですが、非常に疑義のある点が二、三点ございますので、この点についてお尋ねをしたいと思っているのです。この法律案で設置されます売春対策審議会と、前の売春問題連絡協議会とは具体的にどういうふうに違うか。先ほどの御答弁によりますと、これは法律できめられるのだからやや深みがあるというような御答弁でございましたが、深みのあるということだけではこれは私に満足のいく御答弁ではない。もっと具体的にお答えを願いたい。

第24回国会 法務委員会公聴会 第1号(1956/03/15、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) ただいまから法務委員会公聴会を開会いたします。  開会に当りまして公述人の方に一言ごあいさつを申し上げます。本日は大へん御多忙のところ、公述人の各位の方々にはわざわざ御出席をいただきましてまことにありがとうございます。本日は接収不動産に関する借地借家臨時処理法案につきまして、公述人の各位から忌憚のない御意見を十分に承わりたいと存じます。公述人の方々に十分のお時間をと存じましたが、大体運営の面もございますので十五分という程度で御意見の開陳をお願いしたいと存じます。なお公述人に対しまする質疑は後ほど一括して行いたいと存じますから御了承をお願いしたいと存じます。  それでは……

第24回国会 法務委員会公聴会 第2号(1956/05/10、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会公聴会を開会いたします。  刑法等の一部を改正する法律案を議題に供します。  公聴会の問題は死刑廃止の是非についてでございます。  公述人の方々に一言ごあいさつを申し述べます。本日は公述人の皆様には非常に御多忙のところを御出席下さいまして、まことにありがたく心からお礼を申し上げます。ただいま法務委員会におきましては、刑法等の一部を改正する法律案を審議中でございますが、本日の公聴会は、この法律案について死刑を存置するか、廃止するか、その是非について承わることを趣旨といたしております。皆様にはもはや法案の内容は御承知のことと存じますが、その内容は刑法その……

第24回国会 法務委員会公聴会 第3号(1956/05/11、3期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(高田なほ子君) これより法務委員会公聴会を開会いたします。  刑法等の一部を改正する法律案を議題に供します。公聴会の問題は、死刑廃止の是非についてであります。  公述人の皆様に一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。本日は公述人の皆様にはまことに御多忙のところを御出席いただきまして、厚く御礼を申し上げたいと存じます。ただいま法務委員会では刑法等の一部を改正する法律案を審議中でございますが、本日の公聴会はこの法律案について、死刑を存置するか、廃止するか、その是非を承わることが趣旨となっております。皆様にはもはや法案の内容は御承知のことかと存じますが、この内容は刑法その他の刑罰法から死刑……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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