高田なほ子 参議院議員
5期国会発言一覧

高田なほ子[参]在籍期 : 2期- 3期- 4期-| 5期|
高田なほ子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高田なほ子参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

高田なほ子[参]本会議発言(全期間)
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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 参議院本会議 第5号(1960/02/04、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 日本社会党を代表いたしまして、三十五年度政府施政方針に対し、内政一般について首相並びに各関係大臣に御所見をただしたいと存じます。  まず、冒頭に申し上げたいことは、首相の施政演説中、行政府たる総理が立法府を軽視するような御発言のあったことについて、党内では釈明の必要がないというような御意見もあったようでありますが、昨日首相は、本院において、表現がまずかったと釈明をせられましたが、その態度は一応私どもは了といたします。しかし、このような形式的儀礼によって問題の本質が解決されたとは考えられないのであります。いやしくも、三権分立の建前をよく御存じの総理大臣が、立法府に対して、多数決の……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 参議院本会議 第6号(1961/02/03、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は日本社会党を代表して、頻発する右翼テロ事件に関し、政府当局の見解をたださんとするものであります。  質問に先立って、去る二月一日、おそるべき右翼の凶刃のもとで、けなげにも最後まで御主人をかばいながら、ついに母としての生涯を無惨に終わられた丸山かねさんに対し、心からなる哀悼の意を表するとともに、同じ刃のもとに重傷を負われた中央公論社長夫人嶋中雅子さんの一日も早い御全快を、皆様とともにお祈り申し上げたいと存じます。(拍手)  昨年六月、右翼テロの凶刃は、日本社会党顧問河上丈太郎氏に対し、七月には岸前首相、続いて三たび、ついに浅沼委員、長は池田首相の眼前で右翼の凶刃に倒れました。……

第38回国会 参議院本会議 第28号(1961/05/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 私は、日本社会党を代表して、自由民主党並びに民主社会党の共同提案にかかる政治的暴力行為防止法案に対し、提案者並びに池田総理大臣、植木法務大臣に対し、質問をいたしたいと存じます。  昨年、安保条約改定をめぐる政府の無策は、次々とおそるべきテロ行為を誘発し、十月には、ついに日比谷公会堂の燈上において浅沼委員長はテロの凶刃に倒れました。第三十六臨時国会では、満場一致で、かかる暴力排除の決議がされたにもかかわらず、本年二月嶋中事件が起こり、テロの凶刃はさらに言論界にまで波及し、世論はあげてこの不祥事の絶滅を期待したのであります。当時私は、頻発するテロ事件について、池田総理に対し、その政……

高田なほ子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院5期)

高田なほ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 文教委員会 第閉会後6号(1959/10/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長。
【次の発言】 木下先生にお尋ねをしたい。さきに群馬県教組の勤評闘争以来、県の人事委員会が職員団体に対して規約補充の命令を出してきたことについては、かなり違法性があるということで問題になっていた。その後御公述の中にも触れられたように、政府が歩一歩進めて専従制限の問題を対日教組問題として持ち出してきた。六月八日の文部省の通達の中でありますように、専従制限の数を千名に一名とする、それから専従期間を最高三年とする、校長、教頭は非組合員とする、専従者の昇格は行わない、こういうような文部省の通達を受けられた全国教育長協議会が八月の二十一、二十二日の両日開かれて、それをそっくりその……

第32回国会 法務委員会 第閉会後2号(1959/08/31、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま法務大臣から、法務行政の基本的問題について御説明を承わったわけですが、率直に申し上げると、やや具体性に乏しいので、ちょっと失望したような気もするわけであります。従って、こちらから御質問申し上げて、それにお答えいただけば、一そう具体的にお考えがつかめるのではないかという気がいたしまして、特にこの少年問題についてお尋ねをしたい。  少年法の改正について、最近の少年犯罪の量質ともに増加している傾向について述べられています。そうしてまた政府は、これらの対策については、施設等についてもきわめて不十分である、かような点についても述べておられるわけであります。従いまして、現在の予算の……

第32回国会 法務委員会 第閉会後3号(1959/09/02、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 国家公安委員長は、他の委員会に…られても、その時間の関係でこっちにお出になることはできるのですか。
【次の発言】 関連してお尋ねいたしますが、鉄かぶとは防御用というようなことで御説明があったわけです。しかし、今度の争議のいろいろの御報告を聞きますと、わずか百五十名の無抵抗の第一組合員のスクラムの中に、警察官が鉄かぶとをかぶり、低姿勢でその無抵抗のスクラムのまん中に突入して、鉄かぶとのふちで第一組合員の胸、それから顔、そういうものを目がけるような低姿勢で突入してきたという、このことについては、これは私ずいぶん問題であろうと思う。しかも、今問題になっているこの矢たてです。その矢たて……

第32回国会 法務委員会 第閉会後4号(1959/09/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 けさの朝日新聞の社会面のトップ記事でありますが、十一日に、新宿の盛り場のまん中のコマ劇場の横で、ぐれん隊の殺人事件が報道されております。捜査四裸の方では、この問題についていろいろと御捜査の途中であるようでございますが、問題は、ぐれん隊の仲間に引きずり込まれて八時間後に請け負わされた仕事が殺し屋という仕事、その殺し屋という仕事で、上京して間もない青年が殺人事件を起したということは、これは容易ならざる問題であります。私は、最近のテレビ、それからいろいろのマスコミの中に、殺し屋という名前が出てくるのをしばしば拝見いたしまして、まことにこれは危険きわまりないことであるが、現実に日本にも……

第32回国会 法務委員会 第閉会後5号(1959/10/09、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 安平参考人にお尋ねをいたしますが、ただいまいろいろ貴重な御意見を伺わしていただいて大へんありがとうございました。  お伺いしたいことは、先ほど家裁が中心になって青少年の保護教養に当っていくということについてはもちろん御異議がないような御意見でありましたが、ただその中で、部分的に凶悪なものについてのみ検察陣の先議権を容認すべきではないか、こういうような御主張があったわけです。この先議権については相当やはり問題があると思いますが、検察庁では犯罪の捜査とかあるいは公訴以前にその全力を傾注しておるわけなので、それでもまだ力が足りない、それでも力が不足だと大騒ぎしているのに、さらにこの少……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 法務委員会 第2号(1959/11/05、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 まず伊勢湾台風について、裁判所ですか、それから法務省、両方から大まかな点だけまず聞かしていただきたいと思います。  まず、法務省の方の今、御説明がありましたが、「伊勢湾台風被害状況及び経費一覧調書」という資料を拝見しておるわけですが、この中で拝見いたしますと、法務局、検察庁、矯正管区、刑務所、少年院、少年鑑別所というように、組織別にあげられておりますが、この数字を見ますと、庁舎の全壊したもの、半壊したもの、これを拝見いたしますと、一番全壊したものの数の多いのが少年院、それから刑務所、それから半壊数もやはりこれと同じように、少年院、刑務所というように数が多いようであります。これら……

第33回国会 法務委員会 第3号(1959/11/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 三人の方に御質問申し上げたいと思うのですが、御質問申し上げる趣旨は、私どもはそれぞれきょうおいでになった方々の御意見は、非常にりっぱな、また傾聴すべき御意見であるというふうに、非常に感謝しておるわけです。しかし、まだまだこの二十分間の時間が短いために、十分に理解することのできない点があります。その理解したいという意味で御質問申し上げるわけですから、そういう意味でお答え願いたいと思うわけです。  まず第一番に、大竹先生にお尋ねしておきたいことがございます。それは、先議権の問題についての御公述の中で、検察側は家庭裁判所の調査によって起訴されるとか、少年院に送られるとか、また逆送され……

第33回国会 法務委員会 第5号(1959/12/11、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今の鈴木さんの御発言についてですが、私もこれには同感なんです。なぜなれば、速記録をあとで私十分、詳細調べさせていただきたいのですが、警視総監の御発言の中に、一部国会議員が誤った請願権の使用を容認してこれに参画したというような、国会議員が云々というような発言があったのです。私も国会議員の一人として誤った行動を指導したというような御発言がありとするならば、これは誤っているか誤っていないかということについては、現行法では何らの規定もないのに、そういうような断定をされる発言がもしあったとするならば、これはやはりかなり問題だろうと思う。そういう意味で鈴木さんも御発言を繰り返されていると思……

第33回国会 法務委員会 第6号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 法務大臣に、先般から当委員会は青少年問題についていろいろの方面から意見をお聞かせいただきまして大へん勉強して参りました。総括的な意味において特に大臣の御出席をいただいて御質問を申し上げたい。わかり切ったことのようでありますが、きわめて基本的な問題をこの際明確にしておく必要があるかと思います。それはヒアリングの中でもしばしば述べられましたように、最近の青少年犯罪が非常に激増しているという問題、この問題も御説の通りであろうかと考えておりますが、しかし警察の統計そのものが犯罪の実態そのものを把握しているかどうかという点について、かなり異論のあるような御説も実は承っておるわけでございま……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 法務委員会 第2号(1960/02/09、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 せっかく今説明をしていて下さるわけですけれども、やはり聞く方の立場に立つと、資料というものと、おっしゃることと突き合わせて伺うことが大へんに都合がいいので、資料がそろわなければ、きょうにわかに急いでおやりにならなくとも、この次の火曜日にまたあるでしょう。そのときに今度は資料をそろえて説明していただくようにしたらどうでしょう。

第34回国会 法務委員会 第3号(1960/02/16、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 法務大臣にまずお尋ねをいたします。  この破壊活動防止法の三十六条に基づきますと、「法務大臣は、毎年一回、内閣総理大臣を経由して、国会に対し、この法律による団体規制の状況を報告しなければならない。」こういうふうにこの破防法の運用並びにその状況というものは、法制定の精神から見ましても、非常に慎重にしなければならないということが規定され、その具体的なあり方としては、法務大臣がこのように国会に対する報告をする義務が規定されているわけであります。で、私は最近の学生運動等からかんがみまして、法務大臣から昭和二十七年以降におけるこの破防法の適用の状況並びに最近の団体規制の状況など、一般的な……

第34回国会 法務委員会 第4号(1960/03/03、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の中で、政府は今度の改正の主要点として、第一審の充実強化のために、これらの法案の改正をするのだと主張しておるようであります。特に裁判官の負担が非常に過重になっている地方裁判所、この訴訟の適正な処理をはかるために改正を見られたようでございますが、現在の負担過重になっているというこの点について若干資料は出ておるわけでありますが、その過重になっている現状というものと、それから今度増員されました五十人が、この過重の現状を解消するに足るものであるかどうかという問題が一つ。それから、もう一つは、五十人増したとはいうけれども、反面、簡易裁判所の判事の人数……

第34回国会 法務委員会 第6号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 現在、土地、建物に権利を持つ実数というのは、全部はわからないと思いますが、大体それはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 権利を持つ者のね。
【次の発言】 所有者の数は大へん多くなるという説明がありましたが、この所有者の中で、登記を希望しているのはどのくらいおるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、あとの二割の者が登記を希望しておるのだというふうにつかんでいいわけですか。
【次の発言】 そうすると、この二割の数の者が全部登記を希望しているものとは限らないわけでありますね。
【次の発言】 登記を希望しておるものとしていないものが、この二割の中に入っておるというふうに……

第34回国会 法務委員会 第8号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 午前中からいろいろ貴重な御意見をお三方から伺わせていただきまして、大へんありがとうございました。  一つ加藤先生にお尋ねしたいのでありますが、それは加藤先生の御主張、それから伊藤先生の御主張、お二方の御主張を伺っておりますと、基本的にはそうお変わり、なっていないじゃないかとも思うし、また基本的に大へん違うのじゃないかというような疑問を持たされた点があるわけです。その点はどういう点かと申しますと、登記制度に対する基本的な考え方についてどうも疑問に思われる点がございます。ただ加藤先生の場合は、今度の法改正は手続法の技術的な改正である。従って、従来と考え方はあまり違わないのだというふ……

第34回国会 法務委員会 第9号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今御説明いただいた分についてちょっと伺わしていただきたいと思います。前回委員会に御提出いただいたのは「三十四年度登記簿、台帳一元化移記実績表でありまして、それからきょういただいたのは「登記簿、台帳一元化実施全体計画案」、この二つの資料を今手元にいただいて、御説明いただいたわけです。そこで、先般いただきました昭和三十四年度の実績を、今度の計画案の中に三十四年度の分はそのまま移しかえたのだという御説明をいただいたわけでありますが、先般いただいたものについて、ちょっと伺っておきたいのですが、これは実施庁五十八庁となっております。また従来の職員数三百四十人と、こういうふうに出ておるわけ……

第34回国会 法務委員会 第10号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 法務大臣がおいでになりましてから、実は基本的な問題について伺っておきたかったわけですが、それは、前回、裁判官の報酬の問題について本委員会で大へん問題にした点は、大川委員長から御発言があって、裁判官の「相当額の報酬」については憲法の七十九条と八十条に規定する優位の原則というものが認められなければならないのじゃないか、こういうような御質問があったはずです。これに対して法務大臣が、裁判官の職責の重大であること、それから国民の信頼を十分に保持し得るに足るような待遇を保障する趣旨が、この憲法七十九条と八十条のこういう趣旨である、こういうふうに御答弁があって、裁判官の報酬の優位の原則を法務……

第34回国会 法務委員会 第11号(1960/03/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 昨日大臣に対しまして、裁判官優位の原則について政府の所信をただしたわけです。その所信の概要は、私確認するところによると、憲法の七十九条、八十条の精神をそのまま尊重されている、裁判官優位の原則は当然これは認めるべきものである、こういうような御答弁をいただいて終わっておると思うわけです。その次に私質問いたしましたことは、政府の裁判官優位の原則を認められるというお考えはわかるけれども現行の裁判官報酬法の二条の二、それから九条、十条、こういうようなものからいいますと、一般公務員の例に準ずるというような項目もあって、必ずしも裁判官優位の原則というものが保たれない仕組になっているのではない……

第34回国会 法務委員会 第12号(1960/04/05、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料をちょっとお願いしたいのですけれども……。いただきました資料の中に、不動産不法侵害関係資料五の、「民事第一審通常訴訟新受事件の種類別件数表」をちょうだいしてあります。これは地方裁判所と簡易裁判所で不動産をめぐっての訴訟受理件数が種類別に書かれてあるようですが、たとえば地方裁判所で、土地所有権に対する訴訟の受理件数は、昭和十年からだんだん数がふえて、三十三年には千四十三件という数字がごこに掲げられておりますが、今この法律の逐条説明の中にもありました、ように、民事の訴訟の手続が必ずしも適正迅速に行なえない向きもあるので、刑事罰をここに併用するという旨の御説明があったが、この受理……

第34回国会 法務委員会 第13号(1960/04/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 きょうは法務省関係、厚生省関係、労働省関係というふうに売春防止法の実施に伴ってそれぞれ関係のある各省の皆さんのお見えをいただきましたので、大まかな問題を先にお尋ねしていきたいと思います。  売春防止法が実施になって今年は第三年目に進もうとしているわけですが、どうも四百年の歴史を持つ売春を断ち切って、売春防止法が実施されてからまだ第三年目であるというのに、昨年には売春対策審議会さえも政府側としてはこれを廃止しようとするような危機に直面いたしているような気がします。また予算面から見ましても、売春対策に関する厚生省の予算、それから労働省の予算、法務省の人権関係なり婦人補導関係の予算あ……

第34回国会 法務委員会 第14号(1960/04/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 二点だけ簡単に御質問申し上げます。  第一表の説明の中で、三十四年度に大阪で五名逃走し、三十五年度は五名、大阪一人、八王子二と、こういうふうに説明されております。これは、いろいろ事情はあるでしょうけれども、何かわけがあって逃走したのだと思いますが、この仕事に当たっている方々の懇談会からいろいろ聞きますと、食糧がやはり足りない面があるという声が上がっているわけです。一体婦人補導院の一日の食費、その他の要費、これはどういうふうになっているか、特に地域的に差があるのではないかという点、これが質問の第一点です。  それからもう一つは、第四表の精神状況等、それから処遇についての説明があり……

第34回国会 法務委員会 第15号(1960/04/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 書記官はこの改正を歓迎をしているという御答弁であったのですが、一見すると実現を希望しております、権限の拡大については希望しておるわけですね。しかし、それは一面だけ言っていることで、この文面からずっと押せば、これを全面的に大歓迎をしているというふうには私どもとれないわけです。勤務時間の延長、それから待遇の問題等については実に大きな希望条件をつけている。この、裁判所法の一部を改正する法律案に関する要望書、これはまあ最高裁判所、高等裁判所、東京地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所の書記官有志一同、右代表ということで、これは八名ですか、名前を連ねて書いてあるので、非常に大歓迎だなんという……

第34回国会 法務委員会 第16号(1960/04/26、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この間から質問を続けておやりいただいているわけですが、なかなか専門的な問題なので、伺っていてもよくわからない点が非常に多いわけです。お答えになる方も非常に専門的なお答えをして下さるのですが、どうも私にはよくわからない。法律は一たんできてしまうと、法律専門家ばかりこれやるのでなくて、一般の人も、すべての人がこの法律によって縛られることになるわけですから、きょうはそういう意味でいろいろわからない点をお尋ねしていきたいと思っております。御答弁の方も、そういう意味で、一般国民があなたの速記録を見てわかるように答えていただきたいと思うのです。やたらに刑法何条々々なんということを言われても……

第34回国会 法務委員会 第17号(1960/04/28、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 昨日裁判所側の方から、きょうの委員会に対してどんなような問題を御質問なさるかと、大へん親切に御連絡いただいたわけでありま、けれども、ちょうど来客中でありましたために、せっかくの御照会でしたりれども、詳しく御連絡できませんでした。従って、きょうの質問はいろいろな問題点があるわけですが、御用意ならないような部面の質問がありましたら、まあ一つ十分お考えになり、御研究になって、不明の点は後刻に回していただいてけっこうでありますから、そういうふうに一つ取り扱っていただきたいと思います。  まず、法務当局にお尋ねしたい点でありますが、今回の裁判所法の六十条の改正が、相当、一億三千万という号……

第34回国会 法務委員会 第18号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。二百名の増員と現在の欠員の補充ということがずいぶん述べられておりました。この三百名というのは、どういう科学的な根拠から出ているものか、これをまず明らかにしてほしいと思います。裁判官の定員というものは一九四八年から一九五八年までの十一年間にわずかに二七・四%きりふえていない。しかし事件数というものは非常にふえている。刑事事件の起訴人員が四三三・二%に躍進している。これは裁判の統計から私は出したのですが、民事事件がこの間に三五二・六%に上昇している。そういう科学的な数字から考えてみると、現実に現在の裁判官は、もとの三倍以上の仕事をして能率を上げている。三倍以上の労働がしいられ……

第34回国会 法務委員会 第19号(1960/05/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 一点ちょっと関連してお聞かせ願いたいんですけれども、不動産窃盗という判例は今までにもなく、またこの経過の中でそういう御説明があったわけですが、ないが、しかし昭和十五年の刑法改正の仮案の中には、不動産の窃盗罪というものは成り立ち得るという解釈をとったんだ、こういうような御説明があったわけですが、御説明の中で非常に疑問に思いましたことは、この改正刑法仮案の中に「一時ノ使用ニ供スル為他人ノ財物ヲ不正ニ取去又ハ擅占シタル者」、こういうふうに仮案の中にも出ておるようでありますが、この改正仮案でほしいままに占領したというような言葉は、元来不動産についての用語でございましょうか。そうだとする……

第34回国会 法務委員会 第20号(1960/05/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料をちょっと要求します。きょういただいた「本改正法律案と裁判所書記官の勤務時間の延長について」、これは資料をいただきましたが、この中に書いてあることですね、「裁判所としては、事件の激増、複雑困難化のため渋滞している訴訟事件を迅速に処理することが刻下の急務であり、現実の問題としてその解決に寄与するためには、この拡充される書記官の権限を十分に行使させる必要があるから、書記官の勤務時間を一週四四時間から一週五二時間に延長する要がある。」これは書記官の勤務時間の延長について補足説明をされた。同時に、きょういただいたもう一つの資料の中には、「裁判所職員の勤務時間に関する規則要綱案」こう……

第34回国会 法務委員会 第21号(1960/05/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 資料についてちょっと補足的に説明していただきたいのですが、書記官並びに書紀官補の定員、現存員、欠員の状況を今御説明いただきましたが、この剛の資料の説明のときに、裁判官一に対して書記官は大体三というのがきわめて妥当であるというような御発言であったので、裁判官と詳記官の現在員と欠員というものについて資料を要求したわけですが、裁判官の場合を、そこにお手持ちでしたらちょっと数字をあげていただきたい。私このあとにずっと書いていきますから、裁判官の数を。それが一つ御用意ができます間に、もう一つお尋ねをします、資料について。  八%調整に伴う号俸別増加額一覧表の今説明されたこの増加額は、なる……


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第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 法務委員会 第1号(1960/07/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この際、ちょっと委員長にお伺いをし、また、今後の取り扱い等の問題について一応御考慮いただきたいという点が一点ございますので、この点について発言を許していただきたいと思います。  五月十九日の会期延長問題並びに安保問題について関連があることですが、五月十九日の単独での会期延長については、私どもの党としては法的にも手続の上にも、この五十日間の会期延長は認められない、こういうような観点に立って、同じように委員会に対しましても単独での委員会についての出席には応ぜられないというような態度をとって参りましたので、この間、私どもが委員会に出席ができなかったという点については、はなはだ遺憾の意……

第35回国会 法務委員会 第閉会後2号(1960/08/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 その前にちょっと聞きたいことがありますけれども、これの内容は、東京地検の検事正の責任をもって発表したものだと、こういう御答弁をいただきましたが、検事正の名前と、それからもう一つ、この資料はあれですか、警察庁のだれか官房総務課長の名前か何かで出されたような文書もあるようですが、だれの名前で出されているものか、検事正の名前はだれなのか、もうちょっと……。
【次の発言】 それでは警察庁の方からは何も本問題に関する特別な文書というものは出ていませんか。
【次の発言】 八月六日以後に本問題に関する警察庁から何か文書が出ておりませんか。全然出されておりませんか。

第35回国会 法務委員会 第閉会後3号(1960/09/06、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっとこの機会に一問だけ伺わしていただきたいと思います。  法務大臣にお尋ねいたしますが、今刑務所の過剰拘禁の問題が辻さんから出されましたが、これはしばしばわれわれ視察に行って痛感するところで、各大臣に私は伺ったことがあるのですが、監獄法は明治四十一年に制定されてから、ほとんどその内容が躍進的な改革が遂げられていない。従って、監獄法の改正については研究しているのだということを言っておられますが、新大臣になられまして、監獄法の改正というものはどの程度進められていくものか、特に過剰拘禁の問題は、法に何も規定がないものですから、三人のところへ八人入れておくという野蛮きわまることがや……

第35回国会 法務委員会 第閉会後4号(1960/10/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体傾向を伺いましたが、私はその対策について項目別に少しお尋ねしたいと思うのですが、木村さんに一つお尋ねしておきましょう。  三十三年からの激増した今の数字をあげての御説明でありましたが、この一〇・四%増という少年刑法犯は、一般人口との比率でこの一〇・四%という数字を出しておりますか。それともその件数だけでそういう数字を出しておるのでありますか。
【次の発言】 やはり長期計画をお立てになるためには、その件数だけではなくて、児童人口の比率等についても――もちろん御研究いただいてはいると思いますが、やはり長期計画をお立てになるのには、件数だけでふえたふえたということになりますと、い……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 法務委員会 第閉会後1号(1960/12/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 大体入国管理局の方からの現状を今伺わせていただきました。きょうはこの問題に関連して、韓国から北朝鮮に脱出した女子高校生の問題に関連しながら、きょう御出席になられたそれぞれの関係者から事情を承り、そしてまた当局の態度、そういったようなものについてお尋ねをしてみたいと思います。  実は、きょうこれは国際的な問題でございますから、実はそれぞれの責任ある方々に御出席をいただきたく、特に法務大臣にはこの席に御出席がいただけるように実は要求したのでございますが、きょうは御出席にならない、大へん私は残念に思います。
【次の発言】 一応これは国際的な問題でございますので、いろいろデリケートな部……

第37回国会 法務委員会 第2号(1960/12/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今回新しく植木法務大臣が御就任なさいまして、大へん私どもお喜び申し上げております。また、古川政務次官にも新たに御就任をせられて、ここに新しく決意をお述べいただいて、これまた私どもとしては大へんお喜び申し上げ、かつ御期待を申し上げる次第です。特に私は、きょうの大臣の就任のごあいさつに述べられた通りに、会後の大いなる努力を表明されたわけでありますが、実はこの参議院法務委員会は、過去大川委員長時代からずっとこの青少年問題に真剣に取り組んで参ったつもりであります。また前々国会でも、本委員会は超党派的にこの青少年対策を強化すべきであるというようなことで、かなり具体的な内容をあげた決議も全……

第37回国会 法務委員会 第3号(1960/12/21、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 時間もありませんから、一問だけ伺わせておいていただきたいのですが、これは法務大臣にお伺いをしておきたい。  第一点は、裁判官優位の原則というものが先ほど調査部長からだんだん御説明をいただきましたが、これは次第にくずれてきている。このことは、今度の給与改定の先ほどから千葉委員の質問によってもいろいろ明らかにされているのでありますが、なお私としては確かめておかなければならないと思うので質問するわけですが、当時この第二国会で裁判官の待遇の問題について議論がありましたが、先ほど調査部長の説明のように、明らかに憲法上他の一般行政職よりも優位である、この原則は強く確認されたわけです。当時の……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 法務委員会 第2号(1961/02/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長及び大谷委員、先輩各位のお許しをいただきまして、私から九州班の現地調査について御報告いたします。  九州班は松村委員長及び大谷理事と私が、奥村調査員を伴って、一月の十一日から八日間にわたって福岡、長崎、熊本及び大分の各地において少年犯罪対策問題外三項目について現地調査を行なって参りました。九州は、ちょうど十年来の寒さで、なかなか寒風が連日吹きすさんでおりました。  現地の各関係当局は、私どもの視察に対して、あとう限りの協力と、非常な努力をもって万全を期された。私どもは現地外方面のこの特段の誠意というものに対して、報告に先だって衷心から感謝の意を表したいと思うわけであります……

第38回国会 法務委員会 第閉会後2号(1961/09/22、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 井川先生にお伺いします。第一班の御報告を伺って、大へん御苦労様でございました。で、北海道に転落婦人の保護収容施設がないために、道外に送って、そこで保護される、大へん不便だ。こういう御報告を承って、私も驚いてしまったのです。あんな大きな北海道に一つもないということ、これは何か北海道の方でどこかに作るというような計画でもあるのか、また現在の、北海道に起こった保護されなければならない者は大体どこらまで送られて保護されているでしょうか。
【次の発言】 これは今ここで伺ってもどうかと思うのですが、御報告を承って私も驚いたような次第で、何か当局の方として、これの計画か何か、一度予算のときに……

第38回国会 法務委員会 第3号(1961/02/14、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この間私も視察に参りまして、おもに北九州方面の売春実態というものについて、実はいろいろ現地から伺ったわけです。しかし当局の方では、なかなか実態をつかむのに困難だということを言っておりました。これはこの間の御報告にも載ってございますけれども。そこで数字をおあげになりまして御報告をいただきまして、なるほど数字的に見ていろいろ考えさせられる点があったわけですが、実は昨年の九月六日の法務委員会の席上で、東北地方を視察に行かれました大川委員からの御報告では、売春法関係についてやはり御調査になったわけですが、秋田、青森では五条の勧誘事件は皆無だ、つまり五条についての勧誘事件というのは、秋田……

第38回国会 法務委員会 第4号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 二、三点お尋ねしておきます。法律案提案の理由説明書によりますと、今回簡易裁判所の管轄区域を変更されることになっておりますが、「これらの管轄区域の変更は、いずれも、地元の住民、関係諸機関等の愚見を十分参酌したものであります。」というふうに、地元の意見というものが参酌された結果、管轄区域の変更がされたというふうな提案理由の説明がございます。地元の住民、それから関係諸機関は、どういう意見を持った結果、こういうふうになったのか、そこいら説明をしていただきたい。
【次の発言】 私はこれに反対ではないのですよ。私の質問の要点は、地元から申請したことに基づいてこういう計画をされるのか、それと……

第38回国会 法務委員会 第7号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 この法律は大へんいい法律で、明るい見通しを持つような気持でおります。いつごろからこの法律を出そうというふうに準備をせられて、おったのですか。ほかの厚生省関係、防衛庁関係から見ると、あるいは文部省関係から見ますと、大へん時期がおそかったように思います。むしろ、これはもっと早く出された方がよかったように思いますが、いつごろからこういう法律をお出しになるように準備されておられましたか。
【次の発言】 五年目にようやく日の目を浴びたということを伺って、何かほっとしたような気持でおります。先年もたたなければこういう問題が日の目を見ないという理由は、どういうところにありましたか。これは今後……

第38回国会 法務委員会 第8号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 二、三点質問いたします。  今度の法律案の提出の理由は、「第一審における訴訟の適正迅速な処理を図る等のため、」、こういうふうに法改正の理由が第一審の訴訟の迅速な処理を目的として増員をされるわけですが、この考え方には、私は全面的に賛成をいたします。しかし今度の改正で、はたして目ざすところのこの節一審の強化になり得るかどうかということについては、幾夢の疑問が残るわけです。そこで、一般の田代はこの裁判が長引くということについては非常に不満を持っていることは事実です。裁判が長引くということは、結局は国民の権利をある意味では拘束する場合もあり得るわけです。で、裁判が長引くという拠出を、ど……

第38回国会 法務委員会 第10号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 まず冒頭に、法務大臣にお尋ねをしておきたいことがございます。それは、けさ新聞を実は拝見いたしましたのですが、かねてから、政府におきましてもテロ防止等、これら暴力防止のために特段の御研究をしていらっしゃることは、私どもかねがね承知をしております。けさの新聞によりますと、政府は、テロ行為等を含む暴力に対して、破防法の改正、こういうようなお考えもあったように承っておりますが、一部新聞の報道するところによると、テロ行為等に対し、また人殺しを教唆扇動するような団体等に対する金品の供与、こういったようなものも含めて、単独立法として今国会中に御提案になるような新聞の報道でございました。内容は……

第38回国会 法務委員会 第11号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して聞かせてもらいたいのは、今の問答の中から、私もしろうとだから専門員の方に聞かしてもらいたいし今、故意か過失かというところから問題が発展していったのですが、私の聞きたいところは、この軌道上の業務に関する過失、故意という問題から出ているのですが、ただ、今の軌道法によると、軌道上の事故を防止するために国が特定の機関で監督を義務づけるという条項は、私は不勉強で実はどこにも見当たらない、ただ軌道法の第十三条の「(一般的監督)」という条項があります。この「(一般的監習)」の条項の中に主務大臣または地方長官が必要と認めるときに監査員を派遣して軌道の設備の実情等を監査せしむることを得る……

第38回国会 法務委員会 第15号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 前質問者で、大体質問の要点はお済みになっておったように思いますが、私これから二、三の問題をお尋ねいたしますが、すでに御答弁済みの分は、この点については一応説明をしたからというふうにして断わっていただきたい。そうして私の質問と重複しないように。あとで速記録を見ればわかりますから……。  まずお尋ねをしたいことは、今回のこの訴訟費用等臨時措置法、この改正についてですが、本法の第一条では、「民事訴訟費用、刑事訴訟費用、執行吏手数料等二関スル特例ハ当分ノ内本法ノ定ムル所ニ依ル」と、こういうように第一条に規定してあります。この「当分ノ内本法ノ定ムル所ニ依ル」と、こういうことで、あくまでも……

第38回国会 法務委員会 第16号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今三件についてお話があって、その他にも同様の問題があると、こういうふうに報告をされておりますので、この際一応同様の問題についてもう少し詳しく資料をあげて報告していただきたい。
【次の発言】 今おっしゃった数字は昨年度の数字ですね。この数字はどういうような増加の傾向を示しているか、数字は時間がないから一々あげなくていいですが、増加の傾向を示しているのではないか。そのうちどういう項目が一番多く増加しているか。
【次の発言】 特にこの客席接待の増加というのはどのくらいふえていますか。
【次の発言】 この増加する傾向というのは、今後もなお増加し得るというような観点をおとりになっておるの……

第38回国会 法務委員会 第17号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 前回の委員会で未成年者が酒席にはべった、そういう違法を犯したものについて、いろいろ実情をお伺いして当局の対策などをお伺いしたわけですが、きょうはその続きをお伺いしたいと思いますが、まず五月十四日の産経新聞では、暴力団のわなに落ちて少年たちが数十人客引きに使われ、そのあげくの果てに血を売らせられたか売ったかと、こういうような新聞の記事が出ておりました。で、先般厚生省から担当の方がお見えにならないために、この問題についての実情をお伺いする機会がなかったわけです。これは警察庁の方にも本問題についての実態をお調べいただきたいということを前もってお話しを申し上げておりましたのでまず、警察……

第38回国会 法務委員会 第19号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長はふだんからものをはっきりおっしゃらないたちです。しかし、この法案は治安立法ということで、私どもも大へん内容を重視しているわけです。しかるに衆議院の方で、ああいうこそこそ変な形で通っていきました。そこで、けさあたりの新聞を見ると、先ほど理事会でも強く指摘したように、自民党本日強行か、こういうような強行策がしきりに指摘されておるけれども、委員長としてはどういう心がまえでいかれるのか、こういう点をただしましたのですが、そのときに大川理事も、確かにこの法案は重要な内容を持っている。つまり法律的に見ても非常に問題の多い点があるのだから、これは十分に審議しなければならない。上の方か……

第38回国会 予算委員会 第12号(1961/03/11、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。憲法の問題で一つだけ、大へん失礼でございますけれども。  憲法の問題は教科書の中に取り入れられてない、あるいはまた、文部省は憲法の問題について十分な教育をされておらないというような御趣旨の御質問がございました。しかし、私は文部省の指導要綱の中に、しばしば憲法に関する指導の方針が出ておったようであります。文部省の憲法解釈は、あくまで教育的な立場に立って、政治的な立場をとらないというのが、教育の私は中立ではないかというふうに思いますが、幸い、ここに文部省の憲法解釈が出ておりますから、文部省の憲法解釈はこんなふうなんだということを御紹介してみたいと思いますが、こういうふうに文部……

第38回国会 予算委員会 第13号(1961/03/13、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 池田総理大臣に冒頭にお尋ねをしたいと思います。  質問に先だちまして、私の質問内容は大体治安対策、なかんずく続発するテロ行為に対する対策、さらに青少年対策、教育問題、こういう問題であります。お断わりをしておきますが、これらの諸問題は、野党とか与党とか、そういう立場に立つのではなくて、超党派的に全力をあげてこれが解決に当たらなければならないという性格を持つものであると私考えております。こういうようなわけでありますから、どうぞ一つ特に文教問題については、感情的にならないで、お互いに冷静に解決に当たるような御意見をいただきたいということを、注文を申し上げて質問に入りたいと思います。 ……

第38回国会 予算委員会 第14号(1961/03/14、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 委員長、ちょっと関連させて下さい。お話を聞いていて、大へん私も不安に思います。普通の問題でしたら、外務省の見解もそれで成り立つかもわかりませんが、この文書は、出動要請に対する交換文書だと思うんです。もっと詳しく言うと、出動に対する援助の要請、一体この防衛出動については、非常に厳重な規制がございます。自衛隊法では、出動に対しては国会の承認を得なければならない。非常に緊急でやむを得ない場合でも、自後に国会の承認を得なければ防衛出動はできない。もし防衛出動をする場合には、各関係機関に対して十分な連絡をとらなければならない。こういうふうに、防衛出動そのものに対しては、わが国としては重大……

第38回国会 予算委員会 第15号(1961/03/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと関連して。教育の地方分権については、これは、私から申し上げるまでもないと思います。教育の地方分権につながるものは、何としても日本の民主主義を徹底させる、こういうところに根底が置かれなければならないと思います。従って、文部省の、文部大臣の権限は、都道府県教育委員会をすべて拘束する権限はないと思います。しかし法律的には、明らかに教育基本法に反するような内容を持ったものが、かりに研修会の名をもって行なわれているとするならば、これに対する指導、助言の権限は、文部大臣がお持ちになっておるはずです。ただいまの岩間委員の質問に対し、皇国護持という内容を持つものについては、必ずしも適当……

第38回国会 予算委員会 第16号(1961/03/18、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。今、御説明いただきましたけれども、まだ十分にわかりませんが、この点をお尋ねしておきたいと思います。卸売物価は昨年の二月から今年の二月と比べてみると、きのうの公聴会の公述人のお話では、三・二%の値上がりをしている。しかし、政府としてはこれを一・一%に押えていくのだ、こういうふうにいろいろお話が従来からあったようでございますが、その一・一%に押えていく条件というものについて、十分私ども御説明をいただく機会がないわけです。一般の家庭の主婦は非常にお話を伺っても、なおかつ、不安でありますが、ただそれは幻想だけの不安ではございません。きのうの公聴会で御説明がありまして、東京の消費者……

第38回国会 予算委員会 第19号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと関連していいですか。
【次の発言】 法務大臣から今なかなか貴重な資料をお出しいただいてけっこうだと思います。ただしかし、家庭不和の原因について、諸外国では家庭不和の原因は何かという問題についてはかなり研究をしておる。しかし今の統計の中では、その家庭不和の原因はどこに基因するのかという一番底の問題について御報告がなかった。諸外国の例を見ると家庭不和の原因は、その八〇%が経済的な条件が家庭不和の一番大きな原因を作っておる。従って、その家庭の経済安定ということと家庭の不和という問題とは密接不可分の関係にある、こういうようなことから家庭生活の安定、いわゆる経済安定をいかにするか……

第38回国会 予算委員会 第20号(1961/03/24、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 文部大臣はおられますか。
【次の発言】 文部大臣にまずお尋ねいたします。  教育基本法の改正問題は、しばしば問題にせられてきたところであります。しかし、どうもその真意が必ずしもはっきりしていないようなところもあります。そこで、この教育基本法を改正したいという大臣のお考えは、これは個人的の政治的なアドバルーンであるのか、あるいはまた政府与党内においても、本問題についてはいろいろな点で議論されておるのか、この点をまずはっきりさせていただきたい。
【次の発言】 お考えは大体わかりました。しかし、この教育基本法の成立の経過等については、大臣の真意を伺うことが今できなかった。しかし要約す……

第38回国会 予算委員会 第23号(1961/04/01、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。今交付税率の問題が出ておりますが、これの高の問題ですが、税外負担のために二八・五%の交付税率プラス〇・三、こういうことで、税外負担を軽減するために、この税外〇・三というものが組まれている。それは交付税率が足りない。すなわち国の責任においてやらねばならぬ分も足らないから〇・三というものが組まれるのですから、当然この交付税率というものは上げてしかるべきものではないか。そうして地方の行政水準を向上させる。こういうことが政府の方針であるならば、当然この交付税率というものを上げ、すなわち〇・三というものは交付税率の中に加えて上げていくべき性格のものではないか。私は基本的にそういう考……

第38回国会 予算委員会 第28号(1961/05/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。ただいまの市川委員の御質問に対して当局の御答弁がかなり軟弱なことを私は悲しむのです。選挙犯罪が非常に多いというのは、わが国の恥ずべき特色だと思う。御承知のように先般行なわれた地方議会の選挙では約九万に上る選挙違反者が出ておる。参議院の選挙でも一万六千という選挙犯罪の起訴が出ておる。しかもそのうち約八八%というものが買収、そういう名目であげられている。しかるにもかかわらず裁判の量刑はきわめて軽い。罰金刑はほとんど一万円以下というのが四分の三であります、罰金でも五千円未満というのがその大半である。しかも九八%は執行猶予という、そういう状態なんです。私は裁判の量刑がこのように軽……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 法務委員会 第閉会後1号(1961/11/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと最後に一問だけ、もう一ぺん私は確かめておきたいことがありますから、詳しくひとつお願いしたいのです。  結論的に言うと、この日本共産党と公安調査庁の問題で、しかも、それが政治的に解決されてしまうんじゃないか、こういうような成り行き上、私は危惧を持っているわけです。しかし、考えてみれば、これは公安調査庁の仕事であっても、被害者の立場に立つ横林さんの場合は、これは今亀田さんが指摘されたように、ひとつの人権問題だ。で、人権問題でありますればありますほどに、この事実認識というものが最も正しい方法で行なわれなければならないと思うのです。私は別に公安調査庁の調査そのものをここで批判し……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 決算委員会 第2号(1962/01/31、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今御説明をいただきまして、検査院法三十六条の項について御説明があったようですが、今までこの三十六条の項に従って主務官庁その他の責任者に意見を表示しまたは改善の処置を要求したという例はございますか。
【次の発言】 改善の処理を要求して、この要求を受けたほうの官庁がその要求に対して十分に果たさなかったというときの措置というものは何かまたあるのですか。
【次の発言】 話がちょっと横道にそれる質問になりますが、二つちょっとこの際お尋ねしておきたいことがあります。  一つは、別個の機会にまたお述べになることもあろうかと思いますが、国の独立機関として会計検査院の使命というものは非常に重いこ……

第40回国会 法務委員会 第7号(1962/02/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 まず、経理局長にお尋ねいたします。  法務省の三十七年度の予算は三百六十九億六千九百八万余、前年度に比べまして三十七億ほどの予算の増加になっておるようですが、これは国全体の予算に比べますとどういう比率になっておりましょうか。全予算の何%に法務省全体の予算はなっているか、前年度に比べてそのパーセンテージはどういうふうに変わっておるのか、この点について。
【次の発言】 ちょっとお待ち下さい。私の質問の要旨は、この間説明をされたのは、法務省の三十七年度の予算は三百六十九億六千九百八万七千円、前年度の予算に比較すると三十七億八下二百三十万六千円の増額をみている、こういうふうに説明なされ……

第40回国会 法務委員会 第8号(1962/03/01、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して、数字をもう少し確かめておきたいわけですが。  今度の定員法の改正では、判事が十五名、裁判所の調査官、裁判所の書記官、家裁の調査官を含めて百二十四名の増員ということで定員法の改正をする、こういう説明がされております。  それはそれとして、今亀田委員からの質問があったので、ちょっとそれに関連してお尋ねして確かめておきたいことですが、書記官の資格を得るということについてはなかなか容易でないということも、今お話があったわけですが、今の御説明の中で、書記官補、それから調査官補、速記官補、これらの官補は、いずれも本宮の代行をしておるわけです。それらの代行しておる者は三千名おるのだ……

第40回国会 法務委員会 第10号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 今辻委員から御質問があった点について、ちょっと疑問の点が三、三ありますから、その点伺っておきたいと思います。今回判事を十五名増員された、その根拠について今質問がありましたが、当局は、本年度の欠員四十二名、それに新規十五名採用して、五十七名がつまり本年度の判事増員という計算になる、こういう説明をされたわけです。そのとおりですか。
【次の発言】 これは法務省から出た資料に基づいた数字ですけれども、この二ぺ―ジの中に、下級裁判所の裁判官の定員、現在員等の調査、現在員は、昭和三十六年の七月一日現在によるということで、欠員の数字が出ております。集計的にいうと、高裁長官、判事二十一名の欠員……

第40回国会 法務委員会 第13号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 それでは関連して。戦時国際公法と平時国際公法とあるんですが、その場合、戦時国際公法の戦時というのは戦争中という解釈と、今言われた「戦争ノ止ミタル後」といわれる解釈との関連はどういうふうになっていますか。そこでいう戦時というのは、またここでいう平時と、こういうふうに二つに分かれて国際公法があるのですけれども、これは、戦争というのは国家間の争いなんだから、国家間でやはり戦争がやんだという宣言をしなければ戦争はやんだというふうに私どもは考えていないのですが、これはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 そうすると、戦争の終わりたる後ということは、国家間の戦争を終結したという……

第40回国会 法務委員会 第17号(1962/04/03、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ちょっと……。高田でございますが、お三方にいろいろ御意見を伺わしていただいてたいへんありがとうございました。私は純然たるしろうとでございますから、むずかしいことはよくわかりません。澤さんの御意見はたいへん私よくわかりまして、なるほどそうだという気持がするわけです。そこでひとつ平峯さんにお尋ねをしたいことは、公権力で国民の権利が阻害される、これを救済するための訴願制度である。こういうお話で、そうだとすると、処分機関と審判機関というものは原則として分離しなければならないものだと、私はしろうと考えでそう考えております。だが、先ほどから亀田さんも赤松さんも質問をされていることですけれど……

第40回国会 法務委員会 第21号(1962/04/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。私、資料をもらいたいと思います。臨時措置法が二十七年の一月から施行された。裁判所職員が特別職になった結果、臨時措置法というものが出されたわけですがね、そのときに最高裁は、その臨時措置法の中におけるいろいろの諸手続を制定する方針を明確にされたと、われわれは聞いているわけであります。しかも、この方針を明確にするために、二十七年の多分四月あたりだと思いますが、何か通達の形で、最高裁の方針を明確にされたと聞いているわけです。こういう通達があれば、資料としてひとつ出していただきたい。その当時の何かあるはずですから。皆さん、二十七年以降に現在のお立場におつきになった方々であろうと……

第40回国会 法務委員会 第27号(1962/05/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 亀田委員が質問中でありますから、若干私の質問はダブるようになるかもしれませんが、二、三お尋ねしてみたいと思います。  国民の権利救済の制度としてこの法案をお出しになった意図については、十分私ども了解するところです。しかし、訴願制度については、従来から数々問題もあって、憲法が発生時に直すべきであったという意見もあったわけです。ところが、そういう願いというものは相当長い間続いてきている。年数にすれば、大体十五年たっているわけです。どうしてこの行政事件訴訟法案が、そういう願いがあるにもかかわらず、今日までかなりの時間を要してきたのか。そういういきさつ等についてお尋ねをしてみたいと思い……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/03/10、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。ただいま独禁法の問題に物価対策とからんで触れられたわけですが、国民は物価対策について非常な関心を持ち、政府はこれにこたえられつつあるようですけれども、従来、経済企画庁のただいまの御答弁でもわかるように、公取の適用を厳格にしたい、こういうようなことは、この独禁法の適用を厳守さしていくのだ、こういうような方針だというふうに私受け取りたいと思う。これに対して通産省のお考えは、一部新聞の報道によると、新しい産業体制に呼応するために、独禁法の適用除外を拡大して立法措置を講ずるかもしれないというような報道がされております。独禁法の適用を、これを排除を拡大していくということは、これは消……

第40回国会 予算委員会 第11号(1962/03/12、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。
【次の発言】 物価対策の十三項目を新聞で拝見いたしましたが、それについて、乳幼児用の製品は非常に価格が高い。防貧対策の意味からも、乳幼児に対する物価問題というものはきわめて重要だと思う。月に四、五千円かかる。こんな小っちゃなおむつカバーが千円もする。あらゆるものが高い。諸外国ではこの対策に非常に熱心です。なぜ十三項目の中に乳幼児に対する物価対策を入れられなかったか、この点についてお尋ねをします。
【次の発言】 総理大臣に対しまして、まず敬意を表したいと思います。青少年の問題について、今次の施政演説の冒頭にこれを掲げられ、その熱意を示されたことについて、私は心から敬意を表……

第40回国会 予算委員会 第13号(1962/03/14、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。ガン研究について国として十分な予算措置がはたしてできているかどうか、これが一つです。若干の予算のふくらみを見せているようですけれども、必ずしも本格的には進んでおらないという世評もあります。現在のガン研究所の中に、今指摘された原爆後遺症によるガンの研究等について、どういうような研究措置が現在とられておるか、二点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 関連。藤原委員は今労働大臣の御答弁に不満の意を表されたわけです。問題は、労働基準法は働く者の憲法です。これはもう違反させてはならない。してはならない。しかし、現在この憲法を守るための労働基準監督官、これの人員というものは……

第40回国会 予算委員会 第14号(1962/03/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。一問だけ関連さしていただきます。答申案に近いように当局が御努力なさることは、ただいまの御答弁でわかりました。先般から、公聴会でもこの問題が取り上げられておりますが、四月から大体平均三百三十円程度の給食費が五百二十円ほどに値上がりする。これは一般的な物価上昇にからんでの傾向であろうかと思いますが、これについてやはり相当の多額に上る面がありますかどうか、ひとつ保護措置を講じてもらいたいものである。私はこれはもっともな議論だろうと思う。この早急な保護措置というものについて、関係各省等について、いろいろの御相談をされているのではないかと思いますが、学童給食費の値上がりに関する……

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/03/19、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。私立学校の問題に今触れられたわけですが、当局の説明によると、各県の計画をとってこれを積み重ねて予算化したい、こういう説明がございました。しかし、これは公聴会でも指摘されたことですが、私立学校に対する特別助成、あるいはまた私立学校振興会の出資金等、これらを含めても、本年度の予算増は大体十二、三億。それで、この四十三万人を吸収するという計画を持ちながら、予算化された分は非常に少ない。そこで、本年度予算化されたものは、私立学校の四十三万人吸収計画のこれはどういう部分に該当するのか。これは牛田委員も追及されたところでありますが、まだ私どもに納得がいかない点である。本年度組まれ……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して。今の岩間委員の質問に関連して、一点通産大臣にお聞きしたいのですが、カルテルを結成して物価の値上げをよけいに政府はあおっているのじゃないかという質問に対して、いやそうではない、公取委員会の審査を厳重にさしておるのだから、別に心配はないという御答弁があったと思っております。私は、この公取委員会の審決状況というものについて、最近次第に審決の数が少なくなっているということを知るわけであります。もちろん、独禁法の改正で強化するとか合理化する、こういうことで独禁法が改正されてから、公取委員会の活動が非常に不活発になったと聞いております。また、行政的にも独禁法を緩和させるような傾向……


高田なほ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期- 3期- 4期-| 5期|

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各種会議発言一覧(参議院5期)

高田なほ子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期- 3期- 4期-| 5期|
第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第2号(1960/02/25、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連質問……。法務大臣は今、別に何も破防法に指定するためにやっているのではない、その疑いはないというような御答弁だったと思う。しかし過般法務委員会で、私はこの問題について、公安調査庁並びに大臣、その方々の前でちゃんと質問したときに、破防法容疑団体として今調査をしているのだ、しかしその調査の範囲は二千名の者に限られて調査をしているのだ。その調査の結果、それじゃどういうふうになるのだということを私尋ねた。そうしましたら、その後の学生の行動等を見まして、そしてこれは容疑団体として指定すべきものであるかどうかということを決定するのだと、こう答えている。だから、あなたの今の発言では、全然……

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第3号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 前回、総括的な問題として、第五条第二項にある警察官の職権の問題について御質問申し上げておったのでありますが、あらためてお尋ねしたいことは、提案者は、この法案は国会法に関するものであるという認識の上に立たれ、私は治安立法としての性格を持つものである、このように、提案者とは全く違う見解を実は持ったわけであります。重ねて提案者にお尋ねをしたいことは、これは国会法に関するものであるという基本的なお考えに何らのお変わりはないかどうか、この点まず確かめたいと思います。
【次の発言】 さらに提案者にお尋ねいたしますが、第五条によっての都公安委員会並びにこれに基づく警察権の行使、この第五条は二……

第34回国会 議院運営委員会公聴会 第1号(1960/03/02、5期、日本社会党)

○委員外議員(高田なほ子君) 委員外の発言をお許し下すった各位に対してお礼を申し上げたいと思います。私、法務委員という立場で、実は審議について与えられた私の時間は、きょうただいまの時間しかございませんので、若干質問が多岐にわたる点がございますけれども、以下条項をあげて、三先生の貴重な御公述を基礎にして、それぞれ三先生から御意見を承りたいわけであります。大へん失礼でありますが、質問が多岐にわたりますので、ちょっとメモしていただければ大へんしあわせでございます。  第一番に、杉村先生にお尋ねしたい点であります。この点は、御公述によりますと、法律の目的そのものは決して国民の人権を侵害する目的ではあり……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 地方行政、法務委員会連合審査会 第1号(1961/02/07、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連して、竹内刑事局長にちょっとお尋ねいたします。  寄付金というのは、その内容が二つあると思う。ほんとうの意味の寄付金もあろうかと思いますけれども、その寄付金を取る手段方法において、かなり怪しげな手段方法がとられておるものも、一応寄付金と見られる節もないではない。私は、この寄付の内容をどういうふうに当局がつかんでおるのか、その点をはっきり尋ねなければならない。昭和三十三年、言論に対する右翼の圧力というものが巷間非常に問題になったときがあります。このとき、警視庁の公安二課は全力をあげて各調査したのですが、新潮社の週刊新潮、筑摩書房の「三人の放火者」、光文社の「三光」、春陽堂の「……

第38回国会 予算委員会公聴会 第2号(1961/03/17、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 いろいろ御意見伺いまして、私も全く同感です。ただ二、三、御質問を申し上げたいと思います。  一つは、流通経済の面における計画性のないという点が、消費者にはね返ってきて、消費物価が値上がりをして、大へんに困っている。実際私どもも最近、注意をして買物かごを下げて八百屋に行きますけれども、あなたが統計で示された通り、それ以上の物価高で、まことに驚き入っているわけです。そこで、私はマージンの問題についてお尋ねをしていきたいのですが、生産者価格と消費者価格との間に横たわっているマージンの問題については、私もいろいろ疑問がございます。また、マージンを適正にしていけばそれに越したことはないと……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1961/03/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいまの日程について私原則的に異議ございません。ただ……、これはちょっと速記をとめていいでしょう。
【次の発言】 質疑に入る前に、委員会の運営の問題について注文があるわけです。それはほかでもございませんが、実はこの分科会に入ります前に、分科会のいろいろの資料が整っておるならば一つ配ってもらいたいと、こういうことで注文をいたしましたところ、いただけた資料は、この軍人恩給の資料がたった一枚です。九十九億にも上るような軍人恩給の問題も、この予算を審議してくれという上において、たったこれ一枚だけです。それから、あと来ているものは警察庁の方からこれだけの資料が配られておるだけで、私はあ……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 司法権の独立のために、裁判官優位の原則は、これは憲法上保障されている原則であって、司法権の確立のためにこの原則は絶対に保障されなければならないという、きわめて重要な問題であろうと思います。  裁判所は、司法権独立のために、裁判官の報酬等に関しては、今日までしばしばその改定に努力せられてきたことはわかります。しかし、現実問題として、要するに憲法上保障されている裁判官優位の原則というものについては、必ずしも明文化された規定がない。従って、今日の裁判官優位の原則というものは、かなり風にゆらぐアシのようにゆらいできているような経過をたどってきております。  そこで、あらためてお聞きした……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 きょうは四つの問題についてお尋ねしたいと思います。ただいま御説明になりました内廷費が五千八百万円、宮廷費が三億九千五百三万六千円、皇族費が一千八百九十万円、こういうようなこの予算の御説明がございました。これの裏づけとして、皇室経済法施行法の一部を改正する法律案が出されておるわけですが、この中で内廷費の定額は八百万円増額になるわけでございますね。この八百万円というのは、これはどういうようなお考えで八百万円という額が、増額分としておきめになられたのか。手続もそうですけれども、その内容はどうしてこの八百万円という数がきまったか。それは、皇族費の定額が四百二十万円というふうになっており……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 ただいま三十六年度の会計検査院の予算の概略を御説明いただきました。どうもこの御説明で一目してこうわかるように、会計検査院の機能強化のために必要な予算の特段の増額がないように考えられるわけであります。重ねて申し上げますけれども、確かに絶対額は、人件費において、あるいはまた検査旅費等において六千三百八十六万円という絶対額はふえているようでありますが、おそらくこの人件費は給与の改定に基づく増額が主とした内容に含まれているものであって、新たなる定員増、すなわち会計検査院としての機能の拡大のために使われる定員というものは、必ずしもこの中に満足に入っていないのではないか、こういうような実は……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 三点についてお尋ねをしたいと思います。  先日、この予算委員会でも議論せられた点でありますが、青少年対策がきわめて不十分であるのに対して、文部大臣は、学校教育さえ完璧に行なえば青少年対策はほぼ完璧だ、こういう御答弁があったわけです。これについてはいろいろ異論があろうかと思いますので、この点についての御所見を承りたい。  第二点は、青少年対策を強化するこれは首相が演説の冒頭に述べておられるところですが、御承知のように、青少年対策は各省にまたがっております。現在約十人の閣僚が、演説の冒頭にあるように、まあ重点的施策としてされたのだろうと思いますが。わずかにそれは二百三十億に足りない……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/03/16、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 文教予算について今いろいろお述べをいただいて、非常に私も共感するところが多いわけです。確かに文教予算がたいへん少ないということ、また、その予算の使い方に重点性を持たせるべきだということで、高校の問題を取り上げられた点、私も同感です。今特に義務教育の中で問題になっているのは、すし詰め教育の問題です。わが国では、御承知のように、学校教育法の中では、小学校の五十人以下というふうにきめられてありますけれども、どうもなかなかそれが実現できない。非常にこれは問題になっている点でございます。このすし詰め教育について、あなた、親御さんとしてどういうふうにお考えになっていますか。これは、高校の入……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 沖縄問題の関係、どなたですか。
【次の発言】 沖縄に対する援助等について、若干お伺いをしたいと思います。沖縄に対する援助は、ただいまの御説明によりますと、前年度に比べて四億九千二百九十七万、これだけの増額になっている。この増額の分の御説明があったわけです。私は根本的な問題としてお尋ねをしたいと思うことは、御承知のとおり、アメリカのケネディ大統領が沖縄に対する施政方針に対して、最近一方的な態度の表明をされたわけです。この表明の中で、私どもは予算委員会においても、いろいろ政府の方針をお尋ねしたわけでございますけれども、従来から比べて、沖縄に対しては日本人の意向を十分にくんで、経済的……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。今の問題に関連して一点大臣にお伺いしたいと思いますが、今亀田委員は治安対策についていろいろ全貌をお聞きになったわけですが、最近私ども非常に遺憾な記事が一部新聞に出ておったわけです。池田内閣批判の声が最近たいへんに強まって、右翼団体のテロ事件が政府要人に対して行なわれようとする傾向かあるので、当局は池田首相を初め政府要人の身辺護衛を固めた、というような新聞の報道であったのでありますが、これは浅沼刺殺事件以来非常に私ども心痛めておった問題でございますので、この際本問題についての真相を大臣に一応お尋ねしたいと思います。

第40回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○高田なほ子君 関連。臨時職員の一日の日給は幾らですか。
【次の発言】 この単価、低過ぎるとお考えになりませんか。
【次の発言】 一般の日雇い労務者の一日の賃金は、御承知のとおり、上がって、四百幾らかになっておりますね。国会に十年以上も勤めておられる親切な用員のおじさんに私尋ねてみたのですが、何か二百五十円くらいらしいのですね――三百五十円ですか、それで十年間に百円ぐらいしか上がらないのだという説明をしてくれました。このおじさんは、とても私たち議員にとっては親切な、国会の中ではとてもいい用員のおじさんなんです。それが十年以上も勤めていて、三百五十円という日給なんですね。そんなのは日雇い労務者よ……



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データ更新日:2022/12/18

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