小林孝平 参議院議員
2期国会発言一覧

小林孝平[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期
小林孝平[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは小林孝平参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院2期)

小林孝平[参]本会議発言(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期
第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第33号(1951/03/29、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今議題となつております食糧管理法の一部を改正する法律案に反対の意を表するものであります。(拍手)  先ず第一に、我々の現在の情勢下において国民生活の基礎をなしておる食糧の問題に関する基本的な態度であります。言うまでもなく、我々はこうした生活の軸をなしておる食糧問題に関しては、いやしくも一党一派の政治的目的に使われたり或いは又過去の行きがかりにこだわつたりするようなことがあつてはならないと考えるのであります。(「その通り」「よく聞いて置け」と呼ぶ者あり、拍手)この問題は、飽くまでも全国民経済的な見地から、生産者と消費者の生活を守るという立場を考慮……

第10回国会 参議院本会議 第44号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私はこの際、米価問題について緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、最近の経済情勢に関連して二十六年度の予算をめぐつての米麦の価格決定につきまして政府の所見を承わりたいと存ずるのであります。  先に我が党は、二十六年度の予算の審議に際しまして、政府の予算編成の基礎的諸條件に関する認識の不足を強く指摘いたしたのであります。即ち政府が今後の国際情勢特に朝鮮動乱の見通しと更にこれに関する日本の対外関係の推移について全く認識を欠いていたということであります。それにもかかわらず、政府は遂にこの極めて不十分なる予算を全野党の反対を押切つて通……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第10号(1951/10/26、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私はこの際、国会審議権尊重に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 最近の食糧統制撤廃の問題に関連して、政府のとらんとしている措置が民主政治の基礎である国会の審議権を無視し、議会政治に暗影を投ずる虞れがあるので、私はこの際これに関して政府の所信を質したいと存ずるのであります。(「泣くなよ」と呼ぶ者あり)  吉田総理大臣は今国会の施政方針演説の中で、「食糧事情は今や安定した状態となつたのに鑑みて政府は速かに現行の食糧管理統制制度を撤廃する方針を決定した。」と述べ、来麦の統制を撤廃し、自由販売にするということを明らかにされたのであります。且つ最近の新聞、ラジオ等も、あた……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第12号(1952/02/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私はこの際、匿名供米免税に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、このたび政府が実施せんとしている匿名供出制度と、それに関連する二、三の問題について、政府の所信を質したいと存ずるものであります。  最近、政府はその施策の遂行の過程においてしばしば国会を軽視し、国会における與党の多数の議席を背景に、国民の基本法である憲法を無視し、その精神を蹂躪せんとしている点が多々あるのであります。その端的な現われとしては、過日吉田総理並びに木村、大橋各大臣は、警察予備隊を拡張して、これを保安隊又は防衛隊として実質的に武装せしめ、軍隊と同様な内容を持……

第13回国会 参議院本会議 第42号(1952/05/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、只今議題となつております食糧管理法の一部を改正する法律案に対しまして反対するものであります。  この問題につきましては、本院においてすでにしばしば論議されたところであります。即ち第十国会において政府は麦類の統制撤廃を行わんとして、これに関する法律案を提出したのでありますが、本院において圧倒的多数を以て否決し去られて、遂に廃案になつたのであります。その後、更に第十二国会の劈頭、吉田総理大臣はその施政方針演説において、米麦の統制撤廃を断行する旨を言明したけれども、全国民の輿論を背景として、我々の強硬なる反対に会つて、遂に法案の提出さえ行い得な……

第13回国会 参議院本会議 第71号(1952/07/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私はこの際、米の自由販売に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党第四控室を代表いたしまして、去る十三日に廣川農林大臣が車中談の形で発表された米の自由販売に関する政府の方針について質問いたしたいと存ずるのであります。  右の廣川談話なるものの内容はおおむね次のごときものであります。「本年度産米から供出後の自由販売を行う。即ち米の統制撤廃については、自由党政調会、大蔵省、農林省で相談した結果、本年産米から供出後の自由販売を行うことを決定した。その方法は、供出完遂後、農民は農業協同組合や政府の指定する業者に自由に米を売ることができるようにする。政府はこれら……

小林孝平[参]本会議発言(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院2期)

小林孝平[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期
第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 農林委員会 第閉会後1号(1950/09/18、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この予算の中に農業委員会の経費が計上されておるのですけれども、これは内容は私達未だはつきり存じておりませんけれども、農地委員会と農業調整委員会と農業改良委員会を一本にしてこの委員会ができる予定になつておるようでございますが、そこに書記が今までだと農地委員会では各市町村に一人、農業調整委員会の方も一人ずつ計二人がおつたわけですけれども、今度のこの委員会では結局書記は一人ということになるわけでございますね。
【次の発言】 この農業委員会の方は共済の方に人が殖えるから、その振替える分については失職の虞れがないというようなお考えのようでありますけれども、この新しい農業委員会の仕事もやはり……

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 本年産米の早場米奨励金と超過供出の奨励金の取扱がどうなるかということを今農民は非常な心配をしておるのでございますが、この機会に農林大臣から明確にその取扱方針をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 その金額はいずれも予算に計上された金額をお出しになる予定でございますか。

第8回国会 農林委員会 第閉会後2号(1950/09/19、2期、日本社会党)

○小林孝平君 最初にお伺いしたいのは、事前割当を廃止することになりましたのは、その事前割当の割当方法が適正に行かないから止めるというのですか、或いは食糧事情がこの法律を制定した当時より非常に改善されたから、もう必要がないから止めるというのか、どちらですか。
【次の発言】 この食糧増産運動の根本をなしますところの、国内において食糧の自給度を高めるというこの理由ですね。これがはつきりしておらぬのではないかと思うのです。何故自給度を高めるかという点の意見が一致しておらないから、どうも目的がはつきりしないという憾みがあるのじやないかと思うのですが、その点農政局長の……。

第8回国会 農林委員会 第閉会後3号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 昨日の新聞で拝見いたしますと、今度十一月から消費者に対して一勺の増配をするように報ぜられておるのでございまするけれども、これは今度の食糧一割増産運動とどういう関係があるのでございましようか。全然一割増産運動とは関係がないのでございましようか。
【次の発言】 この農家に対して今度一割増産運動を要請する、それは予算的の裏付けも、相当大蔵省の査定を受けて極めて貧弱な程度になつておりますが、消費者に対して一勺の増配をするならば、この際農家に対して保有量の増加ということをお考えになる御意思はないのでございましようか。
【次の発言】 今後の情勢によつては、保有量を増加されるかもわからんという……

第8回国会 農林委員会 第5号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○小林孝平君 今回の法案には、この前に提案されました法案中に書いてありました農業委員会の点が全部削除されてあるのでございまするけれども、どういう関係でこれが取りやめになりましたか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今農地局長の御説明によりますと、食確法は来年の三月に失効をいたしまして、そのままになるというような御説明でございましたけれども、確か、この前の法案に農業委員会をお書きになつた際は、食確法は将来その効力を延長するという前提の下に農業委員会という構想をお考えになつたと、こういうふうに思つておるのでございます。又先般農林大臣が農業政策の基本方針を御説明になつた際にも、現行の供出……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○小林孝平君 農林大臣に一つお伺いしたいと思うのでありますけれども、その前提といたしまして先日農林大臣は今後の農業政策の基本方針をお話しなさいました際に、供米制度は今後続けて参ると、こういうお話をされたのでありまするけれども、現行の供出制度というものは、食糧管理法と食糧確保臨時措置法の二本建でなつておるのでございます。これを続けて参るということになりますというと、明年の三月に効力を失います食確法の方は今後継続される措置をお探りになるかどうか、お尋ねしたいのでございます。
【次の発言】 そういたしますと、今後は單に食管法一本で供出制度というものをおやりになることになるのですか。


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 農林委員会 第4号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○小林孝平君 先般米価審議会が開催されたのでございまするけれども、米価審議会は各界の代表者から十分意見を聞きまして、政治の上に正しく民間各界の意見を反映するという目的で置かれてあると考えておるものでございます。ところが政府のほうにおいては、大体原案ができ、関係方面との折衝も済んだ後において、この米価審議会が開催されたのでございまするが、こういうことでは政府の米価決定に対して各界の意見を正しく反映するということはできないと思うのでございます。又この米価審議会の設置の趣旨にも反すると思います。その米価審議会の答申の取扱いかたについても、政府のほうにおいて却つていろいろ御苦心が払われなければならない……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 農林委員会 第6号(1951/02/13、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この農地調整法の一部を改正する法律案でございますが、これは只今考えられておる農業委員会件案が通過するということを前提として、この改正を行われるのですかどうか、ちよつとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私のお伺いいたしましたのは、さつきのお答えと通うと思うのですが、仮に農業委員会法案が通らないと、或いは初めから提案されないで、そういうものは考えられないということになりますれば、今のこの改正法律案は取りやめになるものですか、どうか。
【次の発言】 これはそういうことではないのではないかと思うのです。これは農業委員会ができれば選挙が八月に行われる。地方選挙は五月に行われますから、……

第10回国会 農林委員会 第8号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 今小委員長からお話がありました中の最後に、政府は只今提案を予定しております食糧関係の法律案を、更に愼重に検討して御提出になるようにというような希望が述べられたのでありまするけれども、それに関連して一つお尋ねしたいことがあるのでございます。それは政府は非常に食糧の統制を緩和する方向をとつておられるのでありますけれども、私はその前に今の食糧管理に関する法律というものは、食糧管理法、それからこの三月効力を失います臨時食確法、この二本によつて行われているのでありますが、この食糧管理法は戦時中の昭和十七年に制定されたものでありまして、御承知の通り国家総動員法と並んで、戦時中のあらゆる統制が……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/23、2期、日本社会党)

○小林孝平君 落下傘、殊に輸送用の落下傘に使う生糸の消費量は相当量あるのですか。それから落下傘と他の繊維との関係はどうなつておりますか。
【次の発言】 私の言うのは、国内におけるいわゆる特需でなくて、アメリカにおける落下傘の、特に輸送用落下傘の……。

第10回国会 農林委員会 第11号(1951/02/28、2期、日本社会党)

○小林孝平君 農業委員会法案は農地改革、それから食糧の統制、農業改良の三つの仕事の点から十分に検討しなければならんと思うのでありまするが、先般の食糧の統制問題に関するいろいろの打合せをいたしました際にも、今後食糧統制がどうなるかという点についてまだ明確なる方針がきまつておらんのでありますので、政府から買上げの手続に関する法律案その他が提案されてから、同時に並行的にこの農業委員会法案は審議すべきが当然でありまするけれども、委員長はどういうふうにお考えになりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 先ほど農政局長が御説明になつたうち、農業委員会法が三月中に成立しなければならない理由に関連いたしまし……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/03/01、2期、日本社会党)

○小林孝平君 政務次官にお尋ねすることがありますけれども、ちよつとおいでになりませんので、その前に昨日委員長から話がありました兼職禁止の問題に関連して一つお尋ねしたいのは、この四十六条では、市町村の農業委員会の委員と県の委員は兼職できない。それから都道府県の委員と都道府県の議会の議員が兼職できないと、こういうふうになつておりますが、市町村の農業委員会の委員と、市町村の議会の議員が兼職できないようには、どうしてこういうふうにされなかつたか、ちよつとお尋ねいたします。
【次の発言】 この農業委員会が仮にできますると、これは昔の農会的な色彩が非常に強くなる。言い換えれば昔農会がやつたような仕事を担当……

第10回国会 農林委員会 第19号(1951/03/15、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この提案理由の中に、早期供出奨励金の問題が出ておるのでありますけれども、この提案理由によりますれば、早期供出奨励金は端境期における米穀の出廻りを促進するために定められた制度でありますが、今日ではむしろ單作地帶を保護救済する重要な措置と相成つておるのであります。こういうふうに出ておりまするけれども、この早期供出奨励金は、一方にはこの端境期における米穀の出廻りを促進する意味がありましたけれども、それと同時に、創設の当初から後段のようなこの気象に恵まれない單作地帶の農家の保護救済の意味があつたのであります。それがこの提案理由では、今日ではそういう段階になつたと、こういうふうに書いてあり……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 先般の質疑の際にも申上げました通り、この法案は早場米奨励金の振替えであるというような誤解を一部に与えておりますから、我々は飽くまでも早場米奨励金は早場米奨励金として要求する。この法案に基いての事業はこの事業として別個に予算を組むとして、政府は積極的に施策を行うという意味におきまして、この法案に賛成をいたします。
【次の発言】 この農業委員会法では、十五人を選挙して委員を出しまして、五人を選任することになつておるのでありまするけれども、私はこの点が非常に問題があろうかと思うのであります。それは非常にむずかしい手続を履みまして、十五人を選挙して委員を選んでおるにもかかわらず、そのほか……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/22、2期、日本社会党)

○小林孝平君 農業委員会の性格についてでございまするが、直接この法案とは関係ありませんが、食糧の政府買入数量の指示に関する法律案で、この農業委員会を諮問機関としておるのでありますが、この割当の仕事については、今まで議決機関であつたのを今回諮問機関にされた理由をお伺いしたいと思います。特にこの文章には「意見を聞き、その意見を尊重して、」とかいう非常に明文が書いてあるのでありますが、こういう文章を作つてやらなければならなくなつた理由をお尋ねしたいと思います。従来のように議決機関にしておいてどういう支障があつたかということをはつきりお伺いしたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第22号(1951/03/23、2期、日本社会党)

○小林孝平君 麦を自由にすることは、農家の立場から又消費者の立場から必ずしも有利にならないということは、しばしばこの委員会でも私たちは申し上げておつたのでありまするけれども、もう一点麦の統制の撤廃ということは製粉精麦の中小工業を非常に圧迫するという点から、私たちは一つ政府にお尋ねをいたしたいと思うのであります。それは製粉精麦は現在政府の委託を受けまして加工しておるのでありまするけれども、現在の工場の能力は終戰後の急速に製粉精麦をやらなければならないという必要のために非常に必要以上にその能力がふくれている。製粉につきましては必要量より二倍、精麦については三倍近くの能力が殖えておると考えられるので……

第10回国会 農林委員会 第23号(1951/03/24、2期、日本社会党)

○小林孝平君 本案の内容についてはなお幾多質疑を行わなければならない点もありまするし、又不満の点も一、二あるのでございますけれども、先日の提案理由の説明の際にも申された通り急速に本案の成立を図らなければならない事情がありますので、質疑をこの程度に打切り、速かに採決されんことを望みます。

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/26、2期、日本社会党)

○小林孝平君 食糧管理法の問題につきましては、非常に重要でありますので、なお質疑を行う必要がありますので、明日中質疑を行うことを希望いたします。
【次の発言】 衆議院でこれを通過いたしました際に決議文が附いておりますが、その中の書記を二人にするということは、先ほど農林大臣、大蔵大臣がこれについて努力するというお話があつたのでありますが、その際に農林大臣は、この農業改良事業については部会を設けて運営するよう措置を講ずること、これにつきましても同様にこの決議を尊重してやる、こうおつしやつたのでありますけれども、私はこの委員会にこういうような部会を設けるということは、実際問題として非常に困難であると……

第10回国会 農林委員会 第25号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私はこの際議事進行に関し動議を提出いたしたいと思います。’  食糧管理法の一部を改正する法律案につきましてはすでに数回に亘り慎重に審議をいたしたのでありまするが、現在におきましては大体各方面の意見も明瞭でありますし、又この問題をめぐり全国の農家は非常に麦の統制が継続されるか、廃止されるかということで不安にかられておるのであります。こういう意味合から速かにこの問題を決定しなければなりませんし、又この問題を五月に持ち越しますれば農業協同組合方面では資金の手配その他の準備が必要でありまするのに、五月では手遅れとなる。こういうような関係から、どうしても三月中にこの結論を出す必要があると、……

第10回国会 農林委員会 第26号(1951/03/28、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は日本社会党所属の農林委員を代表いたしまして、只今議題になりました食糧管理法の一部を改正する法律案に反対の意を表するものであります。  先ず第一に、私は政府が国民経済的見地から当然擁護されなければならない食糧問題、価格体系に対しまして、正しい認識を欠いて、これを混乱の極に陷れんとする基本的態度をとつていることを指摘いたしたいのであります。即ち今日の日本における食糧の統制を大幅に緩和するための前提條件は、先ず外国からの輸入食糧に対する絶対的自信であり、次に国内食糧の増産における絶対的確信でなければならんことは言を待たないところで、これなくしては戦後日本の食糧政策に一指も触れ得ない……

第10回国会 農林委員会 第36号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は本案に関して修正案を提案いたしたいと存じます。  先ず修正案を朗読いたします、   食糧の政府買入数量の指示に関する法律案の一部を次のように修正する。    「米穀買入審議会」を「食糧買入審議会」に改める。   第一条中「米穀」を「米穀、大麦、はだか麦及び小麦」に改める。   第二条第一項中「米穀の都道府県別の収穫見込高」を「米穀、大麦、はだか麦又は小麦(以下「米麦」と総称する。)の都道府県別の収穫見込高」に、「これに基き」を「これを基礎とし」に、「意見を開き、その意見を尊重して」を「意見に基いて」に、「米穀の都道府県別の政府買入数量」を「米麦の都道府県別の政府買入数量」に改……

第10回国会 農林委員会 第38号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○小林孝平君 質問に入ります前に委員長に申上げたいのは、本法案は八章二百数十条に亘りまして、昨日説明を聞きましたあと、これを一読するにも容易ならん時間がかかつたのでありますから、今後これを本日を手初めに十分審議をして頂きたい、こういうふうに申入れをしたいのでございます。最初に、この法案のうち適正伐期という問題が非常に重要な問題でありますけれども、適正伐期というのは、政令で大体きめるようになつておるようでございまするけれども、大体松と杉に例をとりまして、具体的に例えば樹種別、或いは地方別に、適正伐期とはどのように考えておるかということをお伺いいたしたいと思います。

第10回国会 農林委員会 第39号(1951/05/25、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は昨日の質問に関連いたしまして、昨日民有林伐採調整方針を国有林の伐採計画とどういうふうに調整するかという御質問をいたしましたのに対しまして、国有林は一〇%増伐するという答えがあつたのでありますけれども、この一〇%というのは何万石であつて、何年間にやつて、而もこの一〇%程度で大体バランスがとれるかどうかということをお尋ねしたい。
【次の発言】 何年間でですか。
【次の発言】 先ほどお尋ねいたしたのですけれども大体それでバランスがとれるとお考えになつておるのかどうかということをお尋ねしておきます。
【次の発言】 もう一つ昨日の質問に関連いたしまして農林漁業特別会計からの融資の問題に……

第10回国会 農林委員会 第42号(1951/05/29、2期、日本社会党)

○小林孝平君 只今北海道開発法の一部を改正する法律案が内閣委員会に付託されまして審議中でありまするけれども、この法律案は北海道の開発に関しましては極めて重要であるばかりでなく農林関係にとりましても重大な影響がございますので、是非本委員会においてもこれを審議の必要を認めますので、内閣委員会に連合委員会を開催することを申入れて頂きたいと存ずるものであります。
【次の発言】 私は日本社会党所属農林委員を代表いたしまして本法案に賛成するものであります。  我が国の森林は多年過伐、乱伐の傾向が強かつたのでありますが、特に近年に入りましてこの傾向が極めて顕著になりまして、治山治水その他の点からこれをそのま……


■ページ上部へ

第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 農林委員会 第閉会後3号(1951/09/20、2期、日本社会党)

○小林孝平君 最近農林省では砂糖の統制を一部緩和いたしまして、業務用の砂糖については統制を撤廃して入札制にするという御意見のようでございまするけれども、どういう理由に基いて現在の統制を撤廃されるのか。私たちはまだ砂糖の需給関係からいたしまして、今統制を撤廃するということは、いろいろ混乱を起すのではないかというように考えているのであります。そういうようになりました経過を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今お話にもありましたように、今回の統制撤廃の大きい理由といたしましては、米価の問題に関連して、砂糖の価格を引上げて、財務上の見地からこの統制撤廃を行うというような御説明でありまするけれども……

第11回国会 農林委員会 第閉会後4号(1951/09/21、2期、日本社会党)

○小林孝平君 先ほど江田君の質問いたしました中に、米食率につきまして、長官は麦の統制を撤廃したのちも現在の米食率を大体基準として配給するというように御答弁になつて、この問題は現在でも麦によつてカムフラージユされておると、こういうふうにお話になつたのでありまするけれども、私は現在は麦を配給しておるから、その点は問題にならんであつて、麦によつてカムフラージユされておるという御答弁は当らないと思うのであります。それでこれは麦の統制を撤廃いたしましたのちに、米食率を一律にせよという要求は相当強く起つて来ると思うのでありまして、どういう根拠に基いてその米食率を一律にせよという要求を拒絶されますか、その点……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 農林委員会 第1号(1951/10/12、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は農業改良普及事業に関して若干の御質問をいたしたいと思います。先般農業改良普及事業の重要性につきましては、九月の二日に当委員会から決議として申入れをしたわけでございますが、これに関連いたしまして、当初行政管理庁の案では、本省の改良普及事業の職員は六十一名全部削減するというふうに伝え聞いておつたのでありますけれども、その後この印刷物その他の御説明で、二割に止つたということは非常な進歩であると思つておるのであります。併しなお私はこういうふうな重要な事業を二割も、人数は少いけれども、二割も整理するということは、この普及事業に対する認識が非常に足らないのではないか、こういうふうに思つて……

第12回国会 農林委員会 第2号(1951/10/18、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 私は只今委員長からお話がありました食糧問題について若干農林大臣の御所見を承わりたいと思います。  去る十一日の本院の本会議において吉田内閣総理大臣は「食糧事情は今や安定した状態となつたのに顧みて、政府は速かに現行主食の管理統制制度を撤廃する方針を決定」したと述べられているところによりまして、私たちは主食の統制に関する政府の意図を確認したのであります。これにつきまして、今吉田総理大臣が速かに撤廃すると言われておりまするけれども、この速かにというのは具体的に米及び麦についていつ撤廃されるのか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 只今農林大臣は大体四月の一日とおつしやいましたけ……

第12回国会 農林委員会 第6号(1951/10/31、2期、日本社会党)

○小林孝平君 ちよつとお尋ねいたしますけれども、この食管法の政令で実質上なくしてしまつた際に、今度政府が来年の農家の米麦の売渡申込を政府が買うということは食糧管理特別会計法でできるかどうかという点を一つ。私はこの食管特別会計法第一条ではそれはできないと思うのですが、その点の御意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 両方からお伺いします。それは農家から麦なり米なりを買つてくれという申込があつた際に、政府は買うことができるかどうかということなんです。
【次の発言】 私の質問は、政府が今度自由にした後で、農家が米が余計できて困る。或いは麦が余計できて困る。それを政府が買うという考えを持つておる。……

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 この法案の第一條に「生糸の輸出の増進及び蚕糸業の経営の安定を図るため」、こういうふうにあるのでありまするけれども、この内容を見ますると、繭価の安定を図るという措置が殆んどないのでありまして、十條にそういう項目がありまするけれども、その実質的な内容は非常に微弱である。こういうように思うのでありまして、私はこの法案が繭糸価格安定法、こういうふうになつておりまするけれども、その実体は要するに糸価の安定を図るということが大部分になつておる。こういうふうに考えておるのでありまして、この第一條の目的を達するためならばもつと蚕糸業、養蚕、製糸の両方面に亘りまして、その技術を改善し、経営の合理化……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/21、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 今の質問に関連いたしまして、私はこの第十條というのは実体がさつぱりない、こういうようなただ必要な措置を行うものとするというようなことで養蚕農家をごまかしてしまうというやり方は非常におかしいと思うのでありまして、繰返し政府は糸価を安定すれば養蚕農家も……、それで繭の価格が安定するという御説明ならば、むしろこの際この繭糸価路安定法というのを名前を変えて糸価安定法とする。第十條などは実体がないのだからこれを削除して、糸価安定法ということで行つたほうが正直でもあり、又誤解を免れる。こんなもので繭の値段を安定する、だから養蚕農家納得せいというようなごまかしはやめたほうがいいと思うのですが、……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/26、2期、日本社会党第二控室(左))

○小林孝平君 私は只今議題になつております繭糸価格安定法案について修正案を提出いたしたいと思います。最初に修正案を朗読いたします。     繭糸価格安定法案に対する修正案   繭糸価格安定法案の一部を次のように修正する。   第三條第一項中「生糸の価格、繭の生産費、生糸の製造及び販売に要する費用、主要繊維の価格並びに物価その他の経済事情を参しやくして」を「繭の生産費の額に生糸の製造及び販売に要する費用の額を加えて得た額を基準とし、主要繊維の価格及び物価その他の経済事情を参しやくして」に改める。   第九條中「生糸の輸出」を「生糸(生糸の加工品を含む。)の輸出」に、「生糸を輸出」を「生糸(その生……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私はこの際農林大臣にお尋ねいたしたいのであります。それは積雪寒冷單作地帯の予算二十億円の問題に関連いたしまして、この予算は非常に関係地方の農家が期待を持つておつたのでありまして、当初六十億円どうしても必要である、融資のほうを四十億円、こういうことで要望しておつたのが、結局二十億円という非常に少額にきまつたのでありますが、この二十億円の用途、使い方に関連しまして、只今のところこの金は灌漑排水、区画整理、客土並びに暗渠排水の四つの仕事に限定され、而もそれは原則として五十町歩以上、例外として特殊の山間地におきましては二十町歩、こういうふうな方針で交付になるというようなことを聞いておるの……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会 第14号(1952/02/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先ほど次長の御説明の中にポンド地域からの輸入が昨年四億二千万ドルであつたのを本年度は六億五千万ドルに予定しておる、こういうお話だつたのですが、大体どういう見通しの下にこういうふうにお考えになつておるか、簡單にお伺いします。

第13回国会 通商産業委員会 第53号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 第二十五条ですが、先ほどの御質問にありましたが、ちよつと聞き落しましたので、もう一度お伺いしますが、関係行政機関の職員というのは具体的にどういう人を考えておられるのですか。
【次の発言】 私はこの行政機関の職員というものは必要がないのじやないか。これは通産大臣の諮問に応ずるのですから、少くとも通産省の職員は、当然この審議会にかける資料の提出とか、そういう基本的な資料を整える役目じやないかと思うので、この審議会に入つて大臣の諮問に応ずるというのはおかしいのじやないかと思うのです。それは例えば同時に今ここに付託になつております特定中小企業の安定に関する臨時措置法案でも、これは相当重要……

第13回国会 通商産業委員会 第54号(1952/06/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私はこの問題につきまして労働関係の問題について二、三質問いたしたいと思いまするから、労働省関係の係官の出席を次回にお願いいたしたいと思います。

第13回国会 通商産業委員会 第56号(1952/06/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この業種を把握する際に、一貫作業をやつておるものはわかりますけれども、例えばマツチ工業とか、そういうものは殆んど下請に出して軸は軸、薬付けは薬付け、或いは箱を作る者は箱を作る者、それをまとめて問屋がやるというような場合、その工場自体を把握することができないのじやないかと思うんです。そういう点はどういうふうになりますか。
【次の発言】 仮にそういう形態で、現在はありませんけれども、そういう形態であるということになつたら、この法律では把握することはできないということになつて、勝手に幾らでもやれるということになるわけですか。
【次の発言】 この法律が施行されまして、操業短縮が強制される……

第13回国会 通商産業委員会 第57号(1952/06/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この法律でやります品目は別表にありますけれども、この別表に掲げられた品目のほかに合板或いは清涼飲料水のごときはやはりこの法律を適用したほうがいいのではないかと考えるのでありますけれども、そういうことになりますと、この品目は只今のところ農林大臣の所管になつておりますので、仮にここに別表に入れるということになれば、法案中の通産六臣を主務大臣というように変更しなければならんわけでありまするけれども、提案者にお伺いいたしますのは、こういう合板或いは清涼飲料水をこの法案の品目の中に附加えるということに耐してどういうふうにお考えになりますか、お伺いいたします。

第13回国会 通商産業委員会 第58号(1952/06/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は社会党第四控室を代表いたしまして本法案に賛成いたします。  この法案は、主なる目的を操業短縮をすることにおいておりますけれども、操業短縮は何ら目下の経済不況や困難を根本的に解決するものではなく、一時の弥縫策に過ぎないと思うのでありますが、目下の経済不況の起つて来た理由は、特需、軍需一辺倒へ進みつつある日本経済が世界の軍拡停滞の余波を受けまして深刻なる不況に見舞われまして、而も中国貿易が全面的に禁止され、平和産業と貿易の発展がないことにあると思うのであります。而も資金、資材、労力、税金等における軍需大資本優遇の偏向は、平和産業、中小企業であるそれら産業の窮状と行詰りをますますひ……

第13回国会 通商産業委員会 第60号(1952/07/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 本法による農地及び農業用施設の復旧費の予算についてお尋ねいしたますが、この問題については、先般農林委員が委員外発言として、一つお尋ねしたのでございまするけれども、なおお答えに不十分な点があり、不明確な点があるので、もう一度お尋ねいたすのでありますが、この予算は、結局鉱害が石炭掘採の結果必然的に生ずるものもありますし、又その予算の額は、鉱業権者の納付金の額によつて左右されるわけでありますから、当然通産省が新規の項目として予算を組みまして、そうして実際に使う実施の際には農林省に移管して、そうして使つてもらう、こういうことにしたほうがいいのではないか。これは非常に事務的な問題のようであ……

第13回国会 通商産業委員会 第61号(1952/07/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 七十七條の関係でございますが、この灌漑排水施設の維持管理の義務は、原案では賠償義務者が負担することになつておつたのを修正されまして、事業団に負担させるようになつたわけですけれども、私は事業団に責任を持たせまして負担せざることは不適当ではないかと思うのであります。それは事業団は十年で解散する、こういうことがはつきりわかつておるのでありまするから、そういうものは責任観念も割合に稀薄でもありますし、現に十年で解散したあとはどうなるか、こういうような問題もありますので、原案のように賠償義務者が負担するというほうが正しいのではないか、こう思うのですが、この点はどういうふうにお考えになつてお……

第13回国会 通商産業委員会 第65号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は、只今議題になつております臨時石炭鉱害復旧法案に反対するものであります。  本法案が立案されましたゆえんは、現行の鉱業法では、鉱害賠償について金銭賠償主義の規定をしておりますが、これでは鉱害問題の根本的解決ができず、鉱害が累積して、遂に今日のごとき重大なる結果となつたからであります。この法案は、鉱業権者にでき得る限りの金額を一時金で納付させ、国が不足分を補助して、鉱害地の効用回復をしようとするものであります。ドイツ、英国等では、すでに鉱業権者が自力で効用の回復をやつており、法律は原状回復主義の規定をしているのであります。我が国も可及的速かに鉱業法の賠償規定の改正を行なつて、国……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 ちよつとこれに関連しまして超過供出要請数量のうち、米一般の二月までの、いわゆる超過供出、それから二月以降の匿名供出の割合はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 昨日匿名供出の問題につきまして本会議で質問をいたしましたところが、大蔵大臣と農林大臣から御答弁を頂きましたけれども、非常に内容があいまいでございますので二、三お尋ねいたしたいと思います。その前に今ちよつと御質問をいたしたいのは、関連いたすのですが、この表の超過供出要請数量というのは、これは初めに割当てた数量以上に期待をしておる数量でありまして、従つて十二月、一月にもすでに実際上は超過供出として出た数量があるのでは……

第13回国会 農林委員会 第7号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 先般超過供出及び匿名供出に関する免税の問題で本会議並びに当委員会で質問をいたしたのでございますけれども、なお幾多の疑点を残してそのままになつておるのであります。その後国税庁長官から国税局長宛の通牒並びに食糧庁長官から各知事宛の通牒を委員会に配布されましたので、これを見ましたところ、この通牒が非常にわかりにくいということがわかつたのでありまして、特に国税庁長官から国税局長宛に出されたのは、これは内部のことでございますので、こういうことで十分理解が行くのかとも思いますけれども、これを受けて食糧庁長官から各知事宛に出された通牒は、これは一般の人には非常に理解がしにくい、現にこの通牒を見……

第13回国会 農林委員会 第9号(1952/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(小林孝平君) 本問題については、本会議並びに当委員会で三回に亘つて検討いたしておりまして、大体論議を盡すべき点は盡したのでありまして、最後に残つておる問題は、農林大臣並びに大蔵大臣でなければ御返答頂けないということになつておるのでございます。それで本日この機会に農林政務次官に農林省の御所見を承わり、明日の農林大臣の御出席の際にその確答を得たいと思つておるのであります。  この問題は、先般国税庁長官の各国税局長宛の通牒、並びに食糧庁長官から知事宛の通じる通牒によりまして、この超過供出並びに匿名供出の免税の措置に関して通牒があつたのでありまするけれども、非常に御苦心されまして通牒が書……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 昨日三橋委員から乾繭倉庫についても農業倉庫と同様に利子の引下げをする意思がないかどうかということを質問しましたのに対しまして、当局から只今のところではやる意思はなく、今後情勢を見てやるという御回答があつたのでありまするけれども、この問題はこの前の前国会におきまして繭糸価格安定法案の審議の際に、当委員会から大蔵大臣、農林大臣、内閣総理大臣宛に蚕糸対策に関する申入れを行いまして、その際に特に今後乾繭保管に対しまして資金の融通並びにその利子の補助について特段の考慮をすべきであるという申入れをいたしましたのに対しまして農林大臣から当委員会に、乾繭保管についてはその資金の融通について御趣旨……

第13回国会 農林委員会 第16号(1952/03/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は只今議題になつております農業改良助長法の一部を改正する法律案の一部を改正する法律案に対して修正するの動議を提出いたします。  先ず修正案を朗読いたします。  農業改良助長法の一部を改正する  法律案の一部を次のように修正する。  第十四條第一項の改正規定中第一号を第二号とし、以下順次一号ずつ繰り下げ、第一号として次の一号を加える。  一 專門技術員及び改良普及員を置くこと。  第十四條の二第一項中「都道府県は、」の下に「前條第一損第二号から第四号までの」を加える。  第十六條の二及び第十六條の三中「第十四條第一項第一号」の下に「及び第二号」を加え、同僚中「同項第二号及び第三号……

第13回国会 農林委員会 第17号(1952/03/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 理事の互選は成規の手続を省略し、委員長において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は只今の委員長のお話に賛成するのでありまするけれども、それに関連いたしまして、この法案の審議に当りまして、繭の生産費、生糸の製造費や販売費等の問題についていろいろ政府当局に質疑をいたしたのでありまするけれども、非常にその回答に不満足の点が多々あるのであります。又この施行令の第三條を見ますと、法律の精神に反しておるという点も見つけられるのであります。こういうような点から考えまして、私は今後施行令の第三條並びに第四條の改正をする必要があるのではないか、こういうふうに考えておるのであ……

第13回国会 農林委員会 第18号(1952/03/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 当委員会におきまして先般二月の十二日の繭糸価格安定審議会において標準生糸の売買価格がきまりました。その最高価額二十三万円、最低価額が十八万円と決定になりました経緯並びにその算出方法等につきまして、いろいろ政府当局から御説明をお伺いしたのでありまするけれども、その際に繭の生産費、或いは生糸の製造加工費等の問題につきましての質疑に対しまして説明が甚だ十分でなく、我々は納得しがたい点が多々あつたのであります。又資料の提出を求めましたけれども、十分なる資料の提出はまだございません。更にこの点につきましては一般に非常に関心を持つており、この審議会においても相当活溌なる議論が行われたように承……

第13回国会 農林委員会 第29号(1952/05/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は審議に入る前に今回の麦類の政府買入価格及び売渡価格について政府の方針に従つて具体的に最近の事実に基いて算出すればどれくらいになるかという資料を一つ提出して頂きたい、こういうように考えるものであります。そこで右について農業パリテイ指数の基準を従前通り昭和九年から十一年の三カ年平均とした場合はどうなるか、又農業パリテイ指数の基準を衆議院の農林委員会の決議のように昭和二十五年と二十六年の二カ年平均とした場合はどうなるか、こういう点であります。この問題について次の資料を次の農林委員会までに提出してもらいたいと思うのでありまして具体的には大麦、はだか麦、小麦、精麦及び小麦粉の生産者推定……

第13回国会 農林委員会 第30号(1952/05/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この法案と直接関係ありませんけれども、二十六年産米の超過供出の問題でありますが、匿名供出に対する課税免除の問題につきまして政府から方針が示され、この匿名供出の分だけの免税というのはおかしいというので、一般の超過供出についても免税の措置をすべきであるという要求をいたしました。これは農林大臣から直接これに対しては善処をするということになつておるのでございます。ところがその後この問題について何ら具体的の措置が発表されないので、末端においては非常に混乱を来たし、又農林省はこれをうやむやにするのではないか、こういうことが言われておるのでありまして、末端におきまして、県庁あたりが税務署あたり……

第13回国会 農林委員会 第31号(1952/05/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今度の衆議院の修正並びに決議のうち最も重要なものはこの決議の第二項でありまして、この問題については先般いろいろ御説明がありましたけれども、私たちは常識的に考えればこの項目は明らかに二重価格制を採用するものであるとこういうふうに解釈するんであります。これは常識的に虚心坦懐に考えれば誰でもそう考える。ところが政務次官は、これは二重価格制でないということを強く主張されておるんでありますけれども、本日の新聞の報ずるところによれば衆議院は決議において二重価格綱を決議したとこういうふうに出ております。そういたしますと、政府の解釈というものは今回の法案全部を通じてみますと、ともかく何でもかまわ……

第13回国会 農林委員会 第32号(1952/05/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 それに関連して、只今の御説明によりますと、この決議案の趣旨というものは二重価格制をはつきりと謳つたものである、こういうふうな御説明であつたのでありまして、私たちもこの決議案を読みましてそういうことをはつきりと了解いたした、又これは過日この決議案が衆議院で可決されました際に、新聞紙上でも二重価格制を実現することを決議した、こういうふうに現われておるのであります。ところが先般政府当局にこの問題をお尋ねしたところ、二重価格制をはつきり謳つたものでない、こういうことを御答弁になつておるのでありますが、この点はこの決議案の審議の過程におきましてはつきりと政府側の意見を確かめられてあるかどう……

第13回国会 農林委員会 第33号(1952/05/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 今回の政府提案の食糧管理法の一部を改正する法律案を衆議院において一部修正され、更にこれに関して決議案が可決されたのでありますけれども、この衆議院における修正並びに決議案の内容を検討いたしますると、特に又検討し更に昨日その内容につきまして修正並びに決議案の発議者の議員のかたにおいてを願つてこの趣旨を御説明願つたのでありまするけれども、それによりますとこの修正並びに決議案の内容は発議者の考え方としては飽くまでも米麦一体として考えておる。なおこの決議案の趣旨は一部政府当局からの説明では疑義があつたのでありますけれども、それを発議者の趣旨では、これは明らかに二重価格制を考えておる、こうい……

第13回国会 農林委員会 第38号(1952/05/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 只今の議題である食糧管理法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党第四控室及び第二控室所属農林委員の共同提案として次のような修正案を提出いたします。先ず修正案を朗読いたします。    食糧管理法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。    第三條の改正規定中「改める。」左改め、同條第二項中「参酌シテ」を「参酌シ米穀ノ再生産ヲ確保スルコトヲ旨トシテ」に改める。』に改める。    第四條の次に二條を加える規定中「二條」を「三條」に改め、同改正規定第四條ノ二第一項中「(大麦、裸麦又ハ小麦ヲ謂フ以下同ジ)」及び「又ハ其ノ生産者ヨリ委託ヲ受ケタル者」を削り、同項の前に第一……

第13回国会 農林委員会 第43号(1952/05/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 一つお尋ねいたしたいのは、この農業共済制度は今後これを整備いたしまして、強化しなければならないということは当然でありますけれども、私はこれに関連しましてお尋ねいたしたいのは、こういうふうにだんだんこの共済制度の不備の点が改められ、整備されて行くという過程を通じまして、逐次これに要する国の資金が増加して来る。相当現在でも多額の金が使われておるのでありますけれども、今後更にこれが増加して来るのじやないか、こういうふうに思つておるのであります。そこでそういうことを前提にして考えますと、先ずこういうふうに多額の資金が要るということになれば、共済制度それ自身について問題が起きて、共済制度の……

第13回国会 農林委員会 第44号(1952/06/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 米麦の包装の問題についてお尋ねいたしたいと思います。現在米麦の包装につきましては包装細目、即ち資材、荷造などの点につきましては、昭和二十四年の十一月の食糧管理局長官通牒で目標を示して現行法でこれを公示してそれによつてやつておられたのだが、検査法施行後はその従前のものを大体踏襲してやつておられるのであります。ところがこの決定に当つては大体地方事務所長が関係の農業団体或いは府県当局の意見を十分聞いてその細目をきめることになつておるのでありますけれども、その決定がどうしても検査という立場から、関係事務所ではややもすれ実情に合わない非常に厳重な規格をきめておる、こういうのが現在の実情であ……

第13回国会 農林委員会 第45号(1952/06/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 この三法案に直接関係ありませんけれども、間接的に関係がありますので、この機会に大臣にお尋ねいたしたいのは、この單作地帶に対しまして、積雪寒冷單作地帯の振興法というものができまして、非常に特別の施設が加えられておるのでございまするけれども、こういう趣旨に基いて、最近この單作地帯が二毛作をやろうというので張切つてやつておるわけです。特にこの單作振興法に基いて、土地改良をやりましたあどに二毛作をやり始めた所は、最近国税庁のほうでは、所得のあるところ課税するのは当然であるというので、課税の対象にするということを言つておるわけです。具体的には、高橋国税庁長官が先般新潟県に参りまして、この問……

第13回国会 農林委員会 第50号(1952/06/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 総括的な問題で二、三お尋ねいたします。最近農村には農地改革の精神に逆行する動きが相当あるのであります。この動きは近時とみに擡願して参りました農村における復古主義によつて一層強く押進められているのでありますけれども、こういう動きや、それから農地改革の推進を阻止するような事態が相当ほうぼうで起きておるのであります。例を具体的に挙げて申しますれば、農地の闇取引があとを絶たないばかりか、最近一層盛んになつて来ておる。又旧地主、特に山林地主が最近活溌に動き出しまして、かような地主と農民との間に又昔のような隷属関係がここに生まれて来ておる。又貧農層と旧富農層との経済力の開きが大きくなりまして……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○小林孝平君 私は二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。政府は今般、只今為替金融及び物資面からの輸出抑制会のポンド対策をやつておられるのでありますが、これはポンド貿易を大幅に縮小するというお考えからやつておいでになるのか、どうかということを先ずお尋ねいたしておきます。
【次の発言】 通産大臣です。
【次の発言】 通産省では、今年は輸入に見合つた輸出をするという方針を只今のところではとつておられるようでありまするけれども、英国初めポンド地域ではポンド自主性の回復、国際收支の改善のために必要物資をできるだけこの地域内で優先配分をするという方針をとつておるのでありまするから、このような情勢……


小林孝平[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院2期)

小林孝平[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期
第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 農林委員会食糧統制に関する小委員会 第1号(1951/02/08、2期、日本社会党)

○小林孝平君 皆さんの話を承りまして食確法の改正をすれば大体事前割当の方式はよいというお話でございますけれども、そういたしますと、今の食確法の運用の仕方を或る程度変えれば、根本的には食確法のやりかたでよいというふうに解釈してよいのでござましようか。


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣・大蔵・農林連合委員会 第1号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○小林孝平君 私は昨日この法案の附則第三項について橋本長官にお尋ねいたしたところ、長官から極めて不明確な御答弁を頂きまして非常に残念に思つておるのでございます。この頃につきましては農林大臣にお尋ねいたすより直接の責任者である橋本長官の明確なる御答弁をお願いいたすつもりであつたのが、只今申上げたように非常に不明確であり、更にこれに関連して御答弁ありました諸点につきましては私たち非常に納得しかねる点が多々あつたのでございます。これらの点についてはこの質問に関連して更に本日お尋ねいたしたいと思いますけれども、差当りまして農林大臣にお尋ねいたしたいことはこの附則の三項に「米穀についての統制が廃止される……

第12回国会 内閣・農林・水産連合委員会 第1号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○小林孝平君 この附則の三で統制が廃止されるに至らなかつた場合においては七千九百六十一名を限度として政令の定めるところによつて食糧庁の職員の定員を増加することができるとこういうふうに書いてあるのでありまするが、これから見ますと政府のお考えは、食糧庁の定員は食糧管理に直接関係がある。併し統計調査の職員は食糧統制とは関係がないというふうに解釈できると思うのでありまするけれども、橋本長官のお考えをお尋ねいたします。
【次の発言】 よろしうございます。
【次の発言】 今橋本長官が御説明になりましたけれども、どうもさつぱり要領を得ないのでありまして、午前中農林大臣の御説明でも或るときは統計調査の職員は供……



小林孝平[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

小林孝平[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期
小林孝平[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 2期在籍の他の議員はこちら→ 2期参議院議員(五十音順)  2期参議院議員(選挙区順)  2期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。