中田吉雄 参議院議員
2期国会発言一覧

中田吉雄[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期
中田吉雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中田吉雄参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院2期)

中田吉雄[参]本会議発言(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期
第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 参議院本会議 第12号(1950/07/31、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に対しまして反対の意見を開陳せんとするものであります。今回提案せられました法案の審議に当りまして、シヤウプ博士が日本の税制改革に対しまして適切なる勧告書を作成されるために拂われましたところの異常な努力と献身に対しましては、改めて満腔の敬意を表するものであります。更に勧告書に盛られましたところの高い識見と日本の実情に対しまする深い理解に対しましては、驚歎の念すら抱くものであります。併しながらシヤウプ博士も申されていますように、この勧告書を基としまして税の問題があらゆる角度から批判検討されることを歓迎されておることも又事実であります。我々はこの……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第2号(1950/12/16、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今議題に供されましたる案に対しまして、政府案を批判いたしつつ修正案に賛成の趣旨を弁明いたしたいと存じます。  先ず第一に、政府は、第九国会に提案されたものと全く同一な法案をそのまま第十国会に提案されていますところの基本的な態度に対しまして、鋭く猛省を促さんとするものであります。衆議院におきまして可決ざれながら、参議院においてあえなくも審議未了になりましたことは、決して野党の徒らなる遷延策や政府に対するいやがらせではないのであります。それは本法案が極めて多くの矛盾と許しがたいところの欠点を有するからであり、そのことは地方行政委員会におきまして余す……

第10回国会 参議院本会議 第5号(1951/01/27、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 ダレス特使を迎えまして、全国民注視のうちに開かれました第十国会は、まさに歴史的な国会だと思います。このときに当りまして、私は日本社会党を代表いたしまして、昨日の吉田総理の施政演説に関しまして、特に再軍備の問題と安全保障の問題を中心にいたしまして若干質問を試みたいと存じます。  先ず第一に、再軍備に対しまして吉田総理の本当の肚はどういうところにあるか。お伺いしたいわけでございます。昨日はこの問題に関しまして吉田総理は非常に愼重な御発言をなされまして、責任ある総理とされましては誠に当然かと思いますが、我々が当面しますところの講和の問題と真劍に取つ組んで行きますには、あの程度の御説明で……

第10回国会 参議院本会議 第35号(1951/03/31、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今議題になりました地方財政平衡交付金法の一部を改正する政府原案に対しまして反対し、修正案に賛成する意見を開陳せんとするものであります。  今回の改正は六つの主要点からなつておるのでありますが、改正の第一たる基準財政収入の標準税率を百分の七十から百分の八十に引上げることに対しまして反対し、現行法通りに据置くべきものであることを主張するもので、他は政府原案に賛成いたすものであります。  先ず第一に、昭和二十六年度の地方財政は、二十五年度の行政規模を維持いたしますためだけでも、教職員を含みますところの地方公務員の給與ベースの改訂等を考慮いたしますると……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第16号(1951/11/12、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表し、(「どちらだ」「左派か」と呼ぶ者あり)日本社会党の正統派を代表いたしまして(笑声、拍手)只今上程されたる議題に対しまして、賛成の討論をいたさんとするものであります。  先ずこの際私は、戰後の破壞と混乱のうちに地方公共団体の首長と議員諸君が非常なる困難と鬪いながら、或いは供出の完了に、或いは新制中学の建設に、はた又災害復旧のために捧げられましたる異常なる努力を思わずにはいられないのであります。それがどんなに苦難に満ちたものであつたかは、昭和二十二年当選いたしました町村長のうち、四カ年間の任期の満了前にやめた人が如何に多かつたかを見れば、直ちに這般の消息はわか……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第3号(1951/12/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私はこの際二つの中国政権と我が国の外交政策に関する緊急質問の動議を提出いたします。(「反対」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は(「しつかりやれ」と呼ぶ者あり)日本社会党を代表いたしまして、(「社会党は二つあるよ」と呼ぶ者あり)二つの(笑声)中国政権と(「右ですか左ですか」と呼ぶ者あり、笑声)我が国の外交政策に関しまして(「つまらんことを言うな」と呼ぶ者あり)吉田内閣に質問をいたしたいと存じます。  今回の平和條約は、国際情勢の複雑さに影響されまして極めて多くの重要な問題を将来の解決に委ねています。特に中国政権のうちどちらを選ぶかという問題と、再軍備の問題をどうするかということは、……

第13回国会 参議院本会議 第11号(1952/02/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私はこの際、防衛隊創設等に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、(「どつちだ」と呼ぶ者あり)防衛隊創設等に関する諸問題につきまして、吉田総理並びに関係各大臣に御質問いたしたいと存じます。  先ず第一に、自衛力漸増に関しまして憲法を改正する意思があるかどうかということをお伺いいたしたいと存じます。日本国憲法はこの国会において制定されたものでありますが、同時に米国の指導によりましてできたことは、多言を要しないところであります。特に憲法制定当時、米国におきまして、天皇制、軍隊及び財閥を温存して行くというグルー元大使の一派と、天皇を象徴と……

第13回国会 参議院本会議 第40号(1952/05/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は只今議題になりました警察予備隊令の一部を改正する筆の法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意見を申述べたいと思います。  反対の理由といたしましては二点ありますが、  第一点は本法律案が日本国憲法に違反するということであります。警察予備隊が軍隊であるということは今や疑いのない事実であります。(「独断独断」と呼ぶ者あり)特にアメリカの強い要請がありまして、日本の再軍備という形を自衛力漸増という方式によつてとるということが決定したことは、世界周知の事実であります。日本においては、国民の強力な反対があるから、再軍備であるということは言わないようにしなさいということは……

第13回国会 参議院本会議 第60号(1952/07/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表し、緑風会修正案に対しまして質問せんとするものでございます。  我が党は、破防法に対しまする全国的な規模における反対に鑑みまして、(「誰が扇動しておるんだ」と呼ぶ者あり)是々非々の伝統を誇られますところの緑風会とされては、政府原案の撤回を求められるか、或いは広汎且つ徹底した修正案を用意されまして、世論にお応えになるであろうことをひそかに期待したものでございます。然るに、昨日提案されました緑風会の修正案なるものは、その本質において自由党の原案と何ら異なるところなく、我々の期待と去ること極めて遠く、(「その通り」と呼ぶものあり)かくて国民大衆が良識の府といたしまし……

第13回国会 参議院本会議 第62号(1952/07/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今議題になりました案件につきまして、私のとりました立場の正当性を強く訴えたいと思うものであります。  先ずこの問題を正しく理解いたしますためには、参議院規則におきまして、懲罰動議は他の一切の動議に優先するという規定がなぜ入れられたかということを理解することが最も大切であるわけであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)これは世界各国の国会の規則を見ましても共通いたしまして、懲罰事犯に関する動議は何物にも優先してその決定をなすということになつておるわけであります。我々はその規定がなぜそうなつたかということを正しく理解しなくては、この問題の適当な判断はできないわけであります。即ち国会は国……


■ページ上部へ

第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第23号(1953/02/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私はこれより、只今議題になりました地方財政の措置に関する決議案の趣旨を弁明いたしたいと思います。内容につきましては只今朗読があつた通りでございますので省略いたします。  先ず第一に、本問題は、政治的に極めて重大であり、且つその政治道徳と並びにその責任に関しまする多くの問題を含んでおるわけであります。それは昭和二十七年度の追加補正予算の審議の経過を見て頂きますならば、一目明瞭でございます。即ち昭和二十七年の十二月二十四日の予算委員会におきまして、公務員等の給与改善に関する決議が万場一致可決されておるからであります。それによりますと、今回の補正予算に見る公務員等の給与改善については、……

第15回国会 参議院本会議 第28号(1953/02/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表し、警察法に対しまして吉田総理並びに関係者大臣に質問せんとするものである。  先ず第一に占領政策是正の基準は何であるかということをお伺いいたしたいのであります。吉田総理はその施政演説におきまして、占領政策の行過ぎの是正を内閣の重要なる施策とされまして今議題となりました警察法もその一環として取上げられたものであります。思えば、我が国が昭和二十年九月一日ミズーリ艦上で降伏文書に調印いたしまして、アメリカの軍事占領の下に置かれましたことは、まさに民族的な受難でありました。この間にとられました占領政策は真に徹底且つ広汎なものであり、我が国の実情に適しないもののあつたこ……

中田吉雄[参]本会議発言(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院2期)

中田吉雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期
第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 決算委員会 第2号(1950/07/19、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 委員長の申されたように、印刷して頂きたいと思いますけれども、調査庁の方にちよつと二、三お尋ねしたいと思うのですが、如何ですか。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますけれども、肥料公団が八月一日ですか、廃止になりまして、清算段階に入るのですが、現在七十万トンぐらいの農家が引受けない肥料が手持になつている。これをどのような機関に保有させるかということが非常に問題になつているんですが、只今御報告されましたように、非常な不始末がありますし、特に財産の清算段階になつて、職員の人が浮足立つて来るわけだと思うのですが、その者に、七十万トンとすると百億からの在庫なんですが、それを我々が今日農政局長……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後2号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今神戸博士から御説明を承わりましたが、これよりもつと詳しいものがすでに新聞紙上に報道されておつたのですが、本日の委員会に対する説明はいささか親切の点で適当でないと思います。もう少し最終段階でないにしても、一つ動向をはつきりするように、明日で結構ですから資料に基いて、お願いしたいと思います。もう数回そういうことは新聞紙上にずつと出ておりました。
【次の発言】 先に岩木、相馬両議員から今度の税の配分について一番弱い線が府県に現われた、これも誰も認めておる点ですが、二十六年度の予算を見ますると、それに対する補強工作とかいうようなことは予算の面ではないようでありますが、どういうふうに将……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後3号(1950/09/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 その場合に、そういう特殊な地方は、財政收入が多くなるわけでありますが、それが平衡交付金の配付にどういう影響を及ぼすというように、基準の財政收入の算定の基礎に使つているのですか、これは別途にしているのですか。
【次の発言】 首藤次官がおられますので、これは地方行政委員会の所管とは少し問題が外れるかも知れませんが、お尋ねいたしますか、競輪の問題がこんなにやかましくなつているというのは、吉田内閣における閣僚の意見の不一致ということがあると思うのです。それは恰かも電力再編成の問題と揆を一にする程閣内の意見が一致しない。特にワンマンと言われて殆んど党議を決定される程独裁的な吉田総理か、この……

第8回国会 地方行政委員会 第4号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方財政に関する参考計数資料について……
【次の発言】 この計数資料の二の三十七項に関しまして国務大臣にお導ねいたしたいと存じます。これによりますると昭和二十四年度分の都道府県税の徴収実績調が出ていますが、この調定済額に対しまして実際入りました額は出納閉鎖期の近付いたような本年度にまたがりましても、七〇%しか徴収できていないわけであります。地方の経済は今年度に至りましても何ら国民所得が増大するようなことは予定されていないわけであります。客観情勢からいたしまして、何ら農山漁村、中小企業が担税能力が高まつたというようなことは全然予定されないわけであります。そういうような点で本年度これ……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後5号(1950/10/16、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは昭和二十六年度の予算にも関係すると思うのですが、主として昭和二十五年度についてですが、先般のシヤウプの地方財政に対する見方からいたしまして、府県よりか市町村に重点を置きまして、特に市町村の財政強化という点を狙つておるように思うのですが、その基本的の考え方については、我々といたしましても了承するようになりましたが、特に市町村におきまして、平衡交付金の配分なんかを可なり不均衡を平衡にするようになされておると思うのですが、最近十月に内示されました各府県に対する平衡交付金の内示というものは、市町村のように財政の不均衡を非常に平衡していない。そこで府県といたしましては非常に財政難に陥……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 シヤウプの勧告に基きまして、税の配分が府県と市町村にあつたわけでありますが、特に今回県の有力な財源でありました固定資産税が市町村に委讓されたことと、附加価値税で農業が除かれたという二つの点で、都道府県、特に農山漁村を中心にしたような府県におきましては、非常に財源が枯渇するわけでありますが、そういう際におきまして政府とされましては、この国と市町村の間に挾まつた地方自治体の比重を、どういうふうにお考えになるかということをお伺いします。
【次の発言】 只今の御説明はよく分るのでありますが、遊興飲食税と入場税、それから附加価値税でまあ農業以外の沢山取れるような六大都市を持つような府県にお……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後6号(1950/10/17、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 公衆衞生行政についてですが、地方行政調査委員会議の勧告はないと思うのですが、自分は聞き漏らしたと思うのですが、これは調査過程にあると思うのですが、委員会ではどうなつているのですか、市町村に持つて行くような傾向にあるのですか、どうなつているのですか。
【次の発言】 そういうようにする理論的な根拠というものはどこにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、市はまあ可能だと思うのですが、特に郡部なんですがね。その場合は組合でも作つて、事務局のようなものを特別置いたりしてやるのですか。町村で組合を作つて。例えば一つの郡ですね。二十数カ町村を従来対象にしておるというような所はどういうふうに……

第8回国会 地方行政委員会 第7号(1950/07/22、2期、日本社会党)

○中田委員 事業税で、非常に中小企業の方に重く大きい法人で軽く徴税されておるようなことは、徴税技術の欠点、例えば国税におきまする税務署のような完備した徴税機構がある場合は十分防げるではないかと考えられる向もあるのですが、そういうことによつては是正されませんか、そういう中小企業に重くなつている事業税に。
【次の発言】 固定資産税を都道府県から市町村に委讓しましたことは妥当な税制改革だと思われますか。
【次の発言】 この度の改革で附加税制度がなくなつたのは非常な大きな改革だと思いますが、附加税制度をなくしたことが府県間、市町村間の財政のバランスを非常に破りまして、そのために平衡交付金に非常に多く依……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後7号(1950/10/18、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは質問というより希望かと思いますが、本年度の補正予算並びに来年度の予算に関しまして、所管の自治庁並びに地財委、大蔵省との見解は非常に大きな相違があるように思いますので、それらに対しまして非常にはつきりした問題の所在を掴みますために、幸い大蔵省でいろいろな府県や市町村の調査をされているそうですが、その集計ができましたら、地財委、自治庁から貰つているのと比較検討いたしまして、はつきりしたものを掴みたいと思うわけであります。そこでお尋ねなり希望なりいたしたい点は、調査されました計数整理はどの程度できておりますかという点と、それができ次第一つ地方行政委員会にも一部ずつ頂きたいというこ……

第8回国会 地方行政委員会 第8号(1950/07/24、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 シヤウプの勧告に書いてあるところを見ますると、国税、地方税のこの勧告は一つの体系をなしておるものである。從つて極く一部の部分的修正というようなものは、これは改善にならずに改惡になる場合が極めて多いということを勧告しておるわけなんです。從つて我々といたしましては大部分の修正をいたしますと、それに関連して起る附帶的な修正なしには十分にシヤウプの勧告の趣旨にまあ副い得ないと思うわけなんです。そういう観点からいたしましてこの国税を見ますると、法人に対しまして、株主と法人とは租税主体が同一であるから二重課税をしてはいけないというような立場から、国税では非常に軽くしてある、それにも拘わらず今……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後8号(1950/10/19、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私はこの自治庁や地財委の努力の足らなんだという問題よりかも、こうなりました一番大きな問題は、予算の編成権は大蔵省にあるという問題と、池田大蔵大臣の吉田総理大臣に倣つた思い上つた性格から来ておると思うので、この更迭なしには如何ともし難いと思うわけなんですが、併しこういう点が大蔵大臣が私は鼻つぱしが強くなつておるのじやないかと思うのですが、お尋ねして見たいと思うのですが、昭和二十五年度の補正予算の決定につきまして十月二日に池田大蔵大臣は党の三役と補正予算について了解をつけてまあ党の支持を得ていると、こういうような恰好に新聞の報道ではなつておるのです。そういう点で大蔵大臣が一応主計局で……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 この六條の規定なんですが、これは協同組合なんかの課税の場合でも適用できるわけですか。
【次の発言】 この七十七條の税率は前に比べると低くなつたのですが、シヤウプ勧告では世界最高の税率というようになつておりますが、外国の方のはどのくらいか分りましようか。
【次の発言】 この一定の予定された税額を徴收するにしましても、もう少し下げると入場者が多くなつて多く取れるというような逆の相関関係があると思うのですか、そういう長所はありませんか、税を高くすれば入場者が少くなるし、低くすれば多くなるというような。
【次の発言】 この入場税の予定の收入なんですが、大都市のあるような府県は、やはり政府……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 今の議題からちよつと外れて恐縮ですが、広く解釈すれば関連もないこともないのですが、このシヤウプ案の序文には、勧告案は国税から市町村税に至るまで一つの体系にしている。從つて部分的に修正をやると改善にならずに改惡になる場合がある。そういう際にはシヤウプ博士は責任を負わんということを書いてあるわけなんです。そこでシヤウプ博士は、所得税について、法人税をやるんだ、法人と株主は同一の担税主体であるという立場を採つて、法人を非常に優遇しているわけなんです。併しそれから起る弊害というものはまあ附加価値税でやや緩和されている。それにも拘らず政府は附加価値税を一年延期して、事業税をやるというふうに……

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 この調査の場所ですけれども、余り條件が一定したような場所ばかりではありませんか。そうじやないですか。
【次の発言】 この行政事情は大体コンデイシヨンのいい所ばかりじやないかと思うのですがね、これはそういうこともありませんか。
【次の発言】 その前にちよつと質問をお許し願いたいと思います。国務大臣はおいでになりませんか。
【次の発言】 実は地方税法案を審議しますには、いろいろなやはり前提條件があると思いますが、最近我々に配付されました全国地方自治協議会連合会の方から、明年度は災害復旧費の全額国庫負担は打切る、こういうことが閣議で決定されたということを言つておりますが、この真相につい……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちよつと後に戻りますけれども、事業税の免税点について質問を許して頂きます。
【次の発言】 第七百四十八條なんですが、免税点が設けてありますが、但書を見ますと、但し、財政上その他特別の必要がある場合においては、所得金額が二万五千円に満たないときであつても、事業税を課するということにつきまして、この免税点の規定は、事実上或る意味では無視されたような形になつておると思うのであります。特にこの度府県税が入場税と遊興飮食税と事業税になりまして、特に入場税と事業税として政府が見積られたのよりは、我々はどうしても徴税額が下廻るものであるということを予想するわけであります。そうしますと、どうして……

第8回国会 地方行政委員会 第14号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 災害復旧費の全額国庫負担の問題に関連いたしまして、大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。新聞紙の報道によりますと、来年度の予算の編成方針が閣議で討議されまして、災害復旧費の全額国庫負担の問題は本年度で打切ると、こういうようなことが新聞紙上に報道されまして、非常に府県、市町村には大きな問題を投げていますが、果してそういうようなことになつておるのでありましようか、お伺いいたしたいと思います。私といたしましても昭和二十五年度における災害復旧事業費国庫負担の特例に関する法律からいたしまして、その第二條の規定によりまして、昭和二十五年度に限るということを規定されておることは知つておるわけで……


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 二十五年度の補正予算に関しまして、地方財政委員会並びに自治庁のあらゆる要請と努力にもかかわりませず、平衡交付金がたつた三十五億になつたということは、いろいろ考えなくてはならんと思うわけであります。大蔵省がそういうふうに非常に嚴重な査定をしました唯一最大の基礎は、私は先般大蔵省自体がやつた広汎な調査に基くものだと思うわけであります。我々は地方財政委員会並びに自治庁からいろいろな資料を提供して頂きまして、それに基いて論戰を展開しているわけでありますが、どうしても大蔵省の査定を通りまして、本会議にかけられました三十五億の予算の妥当性を検討しますためには、大蔵省がやりましたこの調査の資料……

第9回国会 地方行政委員会 第4号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 その努力のことについては非常に有難いのですが、三十五億の予算を審議するに際しまして、一つその最終決定というものをこの國会中に一つ何とかはつきりけりをつけて貰うような見通しはどんなものでございますか、一つお尋ねいたします。
【次の発言】 三十五億の平衡交付金が出ておるわけでありますが、その審議をするのに、今後許される起債と非常に深い関係があると思います。この問題は本國会中に審議しなくてはならんのですから、その起債の枠の増大をこの國会中に一つ関係筋と話をつけて頂きたい、その見通しがありますでしようかどうですか。

第9回国会 地方行政委員会 第5号(1950/12/02、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 このたび國会に提案されました地方公務員法が吉田内閣の案として出されたわけでありますが、従来の慣例からいたしましても、我が國は占領下であるということから、この法案がここに上程されるまでには関係筋といろいろ折衝されたいきさつがあると思うわけであります。そういう点から考えまして、この六十二ケ条の中のどういう点を関係筋が最も強く法案の中に織込むことを主張したか、更にどことどこを特に吉田内閣において強く法案に織り込むように主張したか、全文に亘つて大体どことどこが関係筋の強い要請によるものでありどことどこを吉田内閣において織り込んだかということを一つ知らして頂きたいと思うわけであります。

第9回国会 地方行政委員会 第6号(1950/12/03、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 議事進行について発言したいと思いますが、これは私遅く来たのですが、議員提出の法案ですね。
【次の発言】 先に議員提出の競輪法案を、まあ議員提出の法案として可決しまして、その地方財政に寄與した面もありますが、起つた弊害から鑑みまして、非常に代論も沸騰してまあいろいろ社会的な批判も受けておるわけであります。只今この法案をいろいろ御説明受け、且つ内容を検討して見ましても我々は特にいろいろ考えさせられる点がありますので、まだいろいろ質問したいと思いますので、一つここで休憩して午後でもやつて頂けるようにして……。
【次の発言】 そうすると、これは今日打切りですか。

第9回国会 地方行政委員会 第7号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 選挙期日の変更については、私はいろいろ資料を貰いたい点もあるのです。
【次の発言】 それで予備審査をやつてはどうかと思います。

第9回国会 地方行政委員会 第8号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 アメリカを視察されて……一般職と特別職の数とパーセントを言われたのですが、あれをもう一遍……。

第9回国会 地方行政委員会 第10号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 佐藤さんはいつ御当選ですか。
【次の発言】 そうしますと、佐藤さんが市長に当選されてから、衆議院の選挙、参議院選挙、教育委員の選挙等が実際数次に亘つて行われておるわけですが、あなたの市役所の公務員各位がですね、その三つの大きな選挙に際しまして、政治的な活動を制限しなくてはならんような、そうしなくては市役所の市政というものが推進できんような過失を犯したかどうかというような、実際具体的な三つの選挙を通じての御感想をお伺いしたい。
【次の発言】 非常に参考になりましたが、そうしますと、今度の公務員法に出ておりますような極端な制限規定でなしにでも、勤務時間中とか、或いは勤務場所とか、或い……

第9回国会 地方行政委員会 第13号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今の両委員の質問に関連いたしまして、一般職と特別職を分けることの範囲についての御質問を重ねていたしたいと思います。只今吉川委員がアメリカにおける一般職と特別職とのできました歴史的な背景というようなものを十分申され、又相馬委員からも日本におきます官僚制度の生んだ弊害というものについての歴史的な反省をされましたので、理論的な問題については触れませんが、私地方政治を担当いたしました体験からこの一般職と特別職との区分が、特に特別職の範囲があまり狭過ぎるのではなかということについて御質問をいたしたいと思います。私の県は鳥取県でありますが、昭和二十二年に初めて知事が公選制度になりまして、高……

第9回国会 地方行政委員会 第14号(1950/12/09、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 三十六條の最初の見出しに(政治的行為の制限)とありますが、投票すること以外には殆んど禁止的な條項のように思いますが、それを禁止と書かずに制限と謳われた理由はどういう点にありますか。
【次の発言】 敗戰後今年で六年目でありますが、日本の民主化の過程を振り返つて見ますると、
【次の発言】 お話の点はわかりますが、先に申上げましたように八、九十万即ち百万近い国家公務員、百三十万に及ぶところの地方公務員は何といつても我が国の知性を代表する極めて健全な階層であろうと思うわけであります。そういうものの自由に表明されるところの政治的な意思の発表行動を制限するということは、私は健全なる民主化の運……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後1号(1951/07/10、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 陳情がありますまでにお願いいたしますが、各党派から小委員が出てやるわけでありますが、最終案が出るまでに小委員会における中間的な報告のような形で、この委員会をときどき招集されてやるような御意思はありませんか。今後の運営についてですが、やはり選挙につきましては重大でありますので、まあ簡単に結論が出れば結構ですが、そうでない場合、やはり中間報告のような形式を以ちまして、事情が許しますれば、ときどきこの全体の委員会を招集してお諮りのような機会を持つてほしいと思いますが、如何なものでしよう。

第10回国会 地方行政委員会 第2号(1950/12/12、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 来年の改選期が丁度予算の編成期に当りますので今回のような立案の措置をとられましたということは、十分理由のあることだと思いますが、ただ私はこの選挙の期日をどういうふうに変更するかということを考える際に、法律の六十七号ですか、昭和二十二年の四月に新らしい措置法が施行された、この立法の趣旨というものを十分考えて見なくてはいけないと思うわけであります。私は申すまでもなく、今回頂きました資料によつてもわかりますように、従来の知事は官選であります。それから市町村長は議会の選挙で、それを知事が許可するというような形式で間接選挙の形態をとつておつたわけであります。丁度それはイギリスの議院の内閣制……

第10回国会 地方行政委員会 第閉会後2号(1951/07/12、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今国警長官のほうから大体廃止のほうに向つているのが、四十ぐらいではないかというようなお話がございましたが、主たる理由はやはり財政的の問題ですが。その点について一つ廃止を決議いたしました理由、別にわかつておりましたら大まかでいいですから……。
【次の発言】 現在まで昭和二十六年度の平衡交付金が一部ずつ支拂われておりますが、本年度の単価はどうなつておりますか。この点についてわかりましたらお願いしたいのですが、どなたでも……。
【次の発言】 仮渡しになつておるのですか。概算交付はどれくらい行つておるかわかりませんか。

第10回国会 地方行政委員会 第3号(1950/12/14、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 最近任期が満了する前に、予算の編成期等の問題で知事が辞任して立候補している問題につきまして、議員のやめるほうはどうも批判的な立場をとられ、知事のほうは大体事情止むを得ないのではないかというふうに了承されたように思うのですが、四年前に立候補するときには大体四年の任期を確約して、而もここで出るのならいいのですけれども、他の立候補者が準備できない間隙を狙つて再選を狙おうというような、或る意味では最近の選挙はそうなんです。予算の編成期にかち合うから事前にやめて立候補するというよりは、他の競争候補者が来年の四月には準備して出るから、その準備が完了せぬ前に不意討ちを食らわして立候補するという……

第10回国会 地方行政委員会 第閉会後4号(1951/08/15、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は西郷委員長並びに武井専門員と、北海道に参りまして、六月十九日から二十九日まで地方行財政並びに治安等につきまして調査した次第であります。北海道は特殊地帯でありまして、極めて注目すべきいろいろな点がございますが、ここに報告書をまとめていますので、これを速記にとどめて頂くようにいたしまして、それに譲ることを御了承願いたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第5号(1950/12/16、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表いたしまして、今回提案されました法案に対して党の態度をはつきりいたしたいと思います。  社会党といたしましては、政府原案に反対いたします。ただ来年の改選期が恰も予算の編成期に該当するから、これを調整しなくてはならないという政府の善意を活かしますためには、只今岩木委員から修正案を出されたような案にするのが、長所を活かしながら短所を是正するところの最も公平妥当な案であるという結論に達した次第であります。その詳細な理論的並びに具体的な説明につきましては、本会議に讓ることにいたしまして、党の態度をここに表明する次第であります。

第10回国会 地方行政委員会 第6号(1951/02/01、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは勧告の通りを法案にしておるのですか、そうじやないのですか。
【次の発言】 これは成案ができていますか。
【次の発言】 そうすると、これはまだ先になりますね、実際には。

第10回国会 地方行政委員会 第7号(1951/02/02、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 川本さんにちよつとも尋ねしますが、この法案が対象としておるような人は実際全国で何人くらいあるのですか。

第10回国会 地方行政委員会 第15号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 今日は質問いたしませんが、お尋ねしておきますが、東京新聞の今日のやつですね。「警察法改正案成る」というふうになつているんですが、これには殆んど自治体警察の要望というものは容れられていないわけですが、この点を伺いたい。
【次の発言】 大阪の鈴木総監から申された点で、小笠原氏から指摘されたんですが、生涯をそこの自治警察のために捧げるというのは、両総監のように上り得る最高の地位におられるような、大都市のこのヘツドに就かれた人としては言い得るかも知れませんが、まだ非常に春秋に富む、特に人口五千ぐらいなこのいわゆる市街地的な条件に入るために置かれているような、この自治体警察まで人事の交流を……

第10回国会 地方行政委員会 第16号(1951/02/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方税法が改正されまして半年経過いたしまして、新らしい年度の予算が組まれるに当つて、いろいろ質問したいこともたくさんありますが、我々としては確定法案が出てからやつたほうがいいと思うのです。それで今日はこれで打切つてもらつたらと思うのですが如何ですか皆さん。
【次の発言】 それから資料をお願いしたいのですが、平衡交付金の一般交付金の分ですが、あれは本決定したようですから一つ仮決定の分と本決定の分を各府県別に一つ早急に資料を出して頂きたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第19号(1951/03/05、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 昨年のシヤウプ勧告によりまして、画期的な地方税制の改正がありまして、私はこの度のような部分的な改正ではなかなか地方自治の振興と発展は期しがたいと思うのです。そこでいろいろ山ほど御質問申上げたいことがあるんですが、この資料ではなかなか余り概括的で十分でないので、昨年の地方税の改正のときには十分詳しい資料でございまして、各府県別になつておつた。これは全部サマライズしてもつと各府県別に分けて、一つ昨年のようないろいろなことを判断することができるように一つお願いしたいと思うのですが、委員長如何ですか。昨年の七月に頂いたのは非常に各府県別に、遊興飲食税或いは事業税等、ずつと詳細にあつて非常……

第10回国会 地方行政委員会 第20号(1951/03/08、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今小笠原氏の申しました意見に賛成なんですが、我々昭和二十六年度の予算をやはり審議しますためには、この画期的な地方税の改革をやつたことが、どのように地方でこなされておるかということを先ず詳細に知つて見たいと思うのです。そこで先般も出されたのですが、今日出された資料だけではとてもこれは再三やかましく言うのですが、これではとても各県別の、例えば政府が予定されたような額がどの程度、例えば昭和二十五年の十二月末くらいまでにはどの程度徴税ができているか、或いはシヤウプ勧告に基くこの税制の改革が地方自治の発展に本当にいい工合に行つているかというような問題を、私どもがつかみますには、この程度の……

第10回国会 地方行政委員会 第21号(1951/03/09、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 この法案提出の時期なんですが、総裁は今後一カ月以内に国会に提出することは困難であろうと言われたのですが、第十通常国会の期間はまだ大分あるのですが、どうなるでしようか。やはりこの会期中に出される予定でしようか。或いは予想されますような臨時国会でも召集された際に、予算的措置とからんで一緒に出される予定でしようか。その辺一つ法案の審議もありますので承わりたい。
【次の発言】 そうなりますと、臨時国会になる公算が大ではないかと思うのです。如何でしようか。
【次の発言】 これは改正法案が出てからいろいろ申上げたいと思うのですが、このたびの警察法の、警察の能率化、その他について問題になつてい……

第10回国会 地方行政委員会 第22号(1951/03/12、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 一言質問しますが、未だこれを実施しないうちに、改正するという問題ですね、そうするとこれはこの後出ざれたときには、甚だ自信のない、まあ総司令部がいるから仕方がなしに出したのだというふうになるのですか。これは一体我が社会党は反対したのですから、これに対する責任は負わないわけなのですが、どのような責任を一体政府は負うべきものなのですか。住民税や何かのいろいろな摩擦などがあるからこれを改正すると言うならいざ知らず、未だこれを施行しないのに……、これほど広汎な技術的な問題なのですけれども、我々その辺、立案者並びに提案者の責任の所在、確信の度合というようなものについて一言承わつて法案の審議の……

第10回国会 地方行政委員会 第35号(1951/05/14、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは資料の問題なんですが、このたび審査に入りますに当つて資料をおもらいしたのですが、非常にたくさん有益な資料を頂きまして法案の審議に資すると思うのですが、ただ一つお願いしたいのは、地域別、年次別、犯罪の種類別の統計なんです。ここに頂いておりますけれども、これでは非常に簡単で終戦以来の治安の動向、犯罪の内容ということが具体的に判断できないわけであります。非常に面倒だと思いますが、すでにそういう資料ができていると思いますので、国警と自治体の地域別、これは各県別それから年次別、それから犯罪の種類別の統計、そういう概括的な犯罪統計を基にいたしまして、概括的な質問を明日でも開かれる際にい……

第10回国会 地方行政委員会 第39号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 東京都の只今の改正につきましては異論はないわけであります。衆議院におきましてこれに関連してこの県のほうの部局の編成について何か御意見はなかつたのですか。私なんかは県のほうでも、第百五十八条に、但し農林部を設けた場合においては商工部を、商工部を設けた場合においては農林部を設けることはできないという規定がありまして、非常に窮屈な点がありまして、これまで自治法の改正以来の経過に鑑みて、これらのことも改正の必要があると思うのでありますが、それらの意見も出ずに、これだけに賛成したことになつたのですか、その辺の経過をお伺いします。

第10回国会 地方行政委員会 第41号(1951/05/23、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 このたびの改正法案には出ていないのですが、法務総裁が関係方面と折衝したときには、東京都の警視総監も、警視庁も国警に取上げて行くというような思い切つた改革を折衝したように聞きますが、関係方面のほうで許さなかつたというふうに承わつていますが、そういうようなことに対しましては、どうお考えになりますか。
【次の発言】 須貝教授にお尋ねしたいと思いますが、その前に読売の梅田さんが申されました後段の点につきましては、アメリカの警察法の母法であるイギリスの諸制度につきまして、該博な蘊蓄を傾けて頂きまして、特に我々が国会でそのような問題を提げて四つに組んでこの法案と鬪つています際に、非常に有益な……

第10回国会 地方行政委員会 第42号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちよつとお尋ねいたしますけれども、各県とも国家地方警察に対しまして、県の公安委員会を通じていろいろな形で相当たくさんの金を、形の変つた寄附金のような形で流しておると思いますが、或る府県については、我々の調査つしたのでは、数千万に及ぶような協力をして、国家財政の足らないところを負担しておるような県がたくさんあると思いまますが、御当地はどういう状態ですか。
【次の発言】 私も県会議長をやつておりますときに出していたのですつが、実際上の地方財政の建前からいうと、国の機関に対しまして府県がそういう費用を負担するということは、負担区分の建前からいつて財政法の違反なんですが、その地方の治安を……

第10回国会 地方行政委員会 第43号(1951/05/25、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 先般連合委員会におきまして提案されました道路運送法をいろいろ検討いたして見ますると、戰時時代の統制と殆んど変らないような点がたくさんありまして、只今要望書に列記されたような点を改めますことは、運輸省が申されますような交通事業の連絡性とか一貫性、或いは交通の特殊性というようなことを何ら阻害することなく、むしろ非常に適切な要望事項であると思つて、岡本委員長におかせられまして、こういうふうにまとめて頂きましたことに大変敬意を表する次第ですが、これが実現の方法なんです。ただ運輸委員長にこの要望書を渡すというだげでなしに、一つ是非この修正をいたしまして、可決するようなことにいたしたいと思い……

第10回国会 地方行政委員会 第48号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私たびたび欠席しまして、会期も差迫つ大変恐縮ですが、一つ重複するところもあると思いますが、若干質問をお許し願いたいと思います。先ず大橋法務総裁にお伺いしたいことは、この法案は現下の治安の状況から見られまして、現行法の改正を要する点を最終的に現段階において改正されたものであるかどうか、この法案の通過を心から望んでおられるかどうかという点なんであります。なぜこういうことをお尋ね申上げるかと言いますると、自由党におかれましては、二十六日の総務会におきまして自衛治安対策要綱を決定されたわけであります。その内容につきましては時間がありませんので申上げませんが、国民の自主的な立場からこの自衛……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 地方行政委員会 第3号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方財政が非常に窮迫しておることは、大蔵省の或いは政府のこれに対しまする理解の乏しい点も非常に多いと思うのですが、平衡交付金の配付基準の決定によつて地方財政のアンバランスが十分平衡されないという点が、地方財政の困難を一層まあ大にしておる点があるのではないかというふうに考えるのです。仄聞するところによりますと、大蔵省みずから配付基準を決定してですね、そうして各県別の配付額を決定したやに聞いておるのですが、その案はお示し願つて、参考に供される御意思はないのですか。
【次の発言】 非常に細かい配付基準を決定されてやられることは非常に科学的なようではありますが、往々その結果が大量観察を誤……

第12回国会 地方行政委員会 第4号(1951/10/31、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 毎日継続されます予定ですか。
【次の発言】 そうすれば次に譲ります。

第12回国会 地方行政委員会 第9号(1951/11/13、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 国家公務員がこのたび千五百円アツプするわけですが、閣議決定で、それぞれ教職員なり一般職員なり低い決定をしましてそれを地方に流して行く、只今副知事さんや総務部長さんの話を聞きますと、諸般の情勢からそういうことは困難であるということになりますと、予算の款項目におきましては流用の限度はあるわけでありますが、背に腹は替えられないので、いろいろな形によつて費目の流用をやつてでもやるというようなことはできんものですか。その点一つ……。
【次の発言】 例えば事業費なんかがありまして、その中のいろいろ県会なんかに出される予算の説明では、例えば委員会費とか調査費とかいろいろあるわけですから、それの……

第12回国会 地方行政委員会 第12号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 去る十二日に参議院で全会一致を以ちまして、地方財政の窮乏を救いますために平衡交付金と起債の枠を拡大いたしまして、地財委に善処するように全会一致を以て決定したわけでありますが、その後吉田内閣におきましてこの全国から起りました膨湃たる要望に対して、特に国民の代表である国会の両院から曾つて余り例のないような全会一致の決議がなされたのですが、どういうその要望に応えるような御処置をおとりであるかという点をお伺いしたいと思うわけであります。我々か大蔵省なんかに接しました限りにおきましては、なお地方財政には余裕があるとか、或いは自然増收が相当あるというようなことで、国会の両院の決議を尊重するよ……

第12回国会 地方行政委員会 第13号(1951/11/21、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 関連しているんですが、鈴木さんの御答弁の前に併せてお聞きしたいのですが、自治庁の機構と人員等についても一つ併せてお願いしたいと思います。
【次の発言】 昨日の岡野国務大臣の説明によりますと、二回に亘るシヤウプの勧告に基いて大改革をやつたが、最近における経済事情の変化に伴つて相当大幅の修正を要する、こういうふうに申されているわけでありますが、我々から見ると経済情勢は昨年改革したときと大して変りはない。むしろシヤウプ勧告が日本の実態について十分な認識を持たないものが消化されずに、杓子定規に適用したところに大きな誤りがあるので、すでにあのような地方税の改正をやつたならば、一年を出ずして……

第12回国会 地方行政委員会 第14号(1951/11/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 行政機構が新らしい法律が制定されますに連れて順次厖大になつて来る傾向は否みがたいわけでありまして、そういう観点から整理するということも是認されるかと思いますが、私たち昨年国会に出まして、いろいろ地方財政なり地方行政の問題を担当いたしまして痛感いたしますことは、内務省が過去の日本の戦争遂行に大きな役割りを果したというようなことから内務省が解体されて、そういう気持というものがずつと継続されまして、そうして警察や建設や厚生関係が分離した点はあつたと思いますが、その固有の地方行政を担当する自治庁と地方財政委員会については、我々はそういう内務省解体の余波を受けて、なお必要以上に陣容が充実さ……

第12回国会 地方行政委員会 第15号(1951/11/24、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 この平衡交付金法の一部改正ですが、御趣旨は非常に結構だと思いますが、只今伺いましたのでは、府県分についてはこの五千万円くらいなエラーで、非常にまあたくさんの府県を相手にして、誤差は少いように思うんですが、錯誤は……。具体的に例を一つ挙げて、どういうことに基いての誤りがあるか、ただコンマを違えたとか、或いは意識的であるか、余儀ない事情によつての、意識的でない誤りであるか、そういう具体的な例を一つ挙げて、一つどういうわけでこういうふうな誤りが起きたかということを御説明願いたい。
【次の発言】 その徳島なんかのそういうやつは、特別交付金なんかでは調整でき得なかつたのですか。


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 地方行政委員会 第2号(1952/02/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十七年度の全体の予算の枠の中で只今御説明になりました地方財政の問題の審議に入る前に、私としましては、この非常に多難であつた昭和二十六年度の地方財政の後始末をやるということが非常に大切だと思うわけであります。そこで先般頂きました昭和二十六年度の決算見込額集計表というものを頂いたのですが、これだけでは十分地方財政の年度末の収支の状況がわからないと思うのですが、地財委におかれて各府県並びに市町村のいろいろ資料を集めておられると思いますが、昭和二十六年度の赤字の総計幾らになるか、そうしてそれは相当各府県、市町村ともやまをかけて出していると思うのですが、それを多年の習練による直感その他の……

第13回国会 地方行政委員会 第3号(1952/02/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お尋ねしますが、日本との平和條約と警察予備隊或いは保安隊にいたしましても、いずれにしましようが、それとの関係です。海外派兵の問題であります。その点について平和條約の第三章の安全、第五條の(a)項の(iii)ですか、その(iii)には日本は国際連合に入つておらんでも国連の決定によつてあらゆる援助の義務を負うという規定があるわけであります。その際にそれがどのような名称であろうが、朝鮮事変が收まつておりませんでしたら、この平和條約を受諾した限りにおいては朝鮮派兵を拒絶することは平和條約の第五條(a)項の規定から言つてできないと思いますが、その辺はどういうふうに行政協定その他でやられてい……

第13回国会 地方行政委員会 第4号(1952/02/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十七年度の地方財政に対しまする計画その他を御説明受けたり審議します前に、やはり私は先日の続きですが、地方財政は重大なこの危機に入つていると思うわけでありまして、今度出された三十七年度の御計画を見ましても、非常に基本的な問題に触れずに、問題の根本的な解決に対処していないというふうに考えるわけであります。私の浅いところの地方財政に対する体験を以て見ましても、二十三年度を頂点といたしましてその後地方財政は重大な転換期といいますか、危機に直面して、二十七年度はその傾向が一層強くなると思うわけであります。従来私が調べました数府県なんかに関しましても、大抵若干の繰越金なんかを持つていました……

第13回国会 地方行政委員会 第5号(1952/02/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 斎藤長官にお伺いいたしますが、北海道の白鳥事件ですか、捜査の過程でいろいろのことがあると思うんですが、新聞に発表されました各紙を通じての印象では、やはり背後に共産党員のはつきりした関係があるように出ているんですが、あれは警察当局の発表から出たものではないのですか、この点をお伺いしたいと思うわけであります。  それから私特に最近すべての暴力行為というものを共産党に全部のつかけてしまう。そうして国民の反共思想を煽つて、正しい民族運動まで抑圧してしまうという手段として非常に使われる傾向があるではないか、特に斎藤長官の管轄だと思うんですが、島根県は大橋前法務総裁の出身地であります。あすこ……

第13回国会 地方行政委員会 第6号(1952/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今警察予備隊の所管についていろいろ構想をお話になつたのですが、大体そういう案はいつ頃でき上つて国会にお諮りになりますか、大体の見透し、それからもう一つは、やはりこういう治安その他重大な権限を持つものは、権力を一ヵ所に集中せずに、できるだけ分散するということが必要ではないかというふうに考えるのですが、併しそれで又治安上の能率化を害してもいけないのですが、その権力の集中を防ぐということと、能率化とをどういう工合に調整されますかという問題、それから講和條約が発効いたしますと、一応独立ということになるんですが、これについても総司令部の了解を得なくてはこれは内閣の案として提案できないもの……

第13回国会 地方行政委員会 第7号(1952/02/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 東京都内におきますこの事件は、自治体警察である警視庁の管轄だと思いますが、事件の重大性から鑑みて警察法の第五十五條の国家地方警察の応援を求める、そういうことが要請できる一つの條件があるのではないかと思いますが、警視庁からは要請ありませんでしたか、その点。
【次の発言】 こういう外人の犯しました犯罪についての現在の捜査権の所在はどういうふうになつていますか。
【次の発言】 衆議院の予算委員会ですか、これが外人であるということがわかつた際に、警察署長さんですか、これはアメリカ人だからピストルを使つてはいけないというようなことを言つたやに聞きまして、そのことが犯人を逃走させた大きな原因……

第13回国会 地方行政委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 丁度資金運用課長さんがおいでになつておりますので、この際地財委と両方にいろいろお尋ねして見たいと思うのですが、先般の地財委の説明では大体三百九十億くらいですか、赤があつて、特別交付金の残りが百二十億、起債が五十億ですか、あつて、大体二百億見当の赤が地方財政で予定されるということになつて、その赤をいろいろ考えて見ますると、徴税の努力が足らないものである、或いは県単独で積極的に事業をやつたとか、或いは濫費をやつたとか、或いは国の法律に基く義務的な経費というようないろいろな問題が、平衡交付金の配分方法というようないろいろな問題が予想されるが、荻田局長は濫費なんかもあるが、併しそれは大勢……

第13回国会 地方行政委員会 第12号(1952/03/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと失礼しますが、二十七年度のものを御説明して頂きます前に、二十六年度財政欠陥の措置について、その後どう進んでいますか。木村委員のほうから一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いろいろ御事情もあると思うのですが、大体年度が差迫つて来たんですが、いつ頃になつたら目鼻が付きそうですか。見通しは付きませんか。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますが、二百二十億ばかり赤字ができておるわけですが、これをまあいろいろ検討して見ますると、先般の委員会でも申上げましたが、府県や市町村がまあ濫費して、そのために財政需要を増大したもの、或いは県単独に積極的に事業をやりまして、そのために赤字に……

第13回国会 地方行政委員会 第13号(1952/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十七年度の地方財政計画について質問に入ります前に、二十六年度の財政各階をどうするかという問題で一つ御質問したいと思うのですが、先般土曜日でしたか、委員会を開きまして、その際にいろいろ大蔵省との折衝がその後どう進展しておるかという問題につきまし余り核心に触れた答弁がなかつたのです。ところがその日の夕刊には、直ちに大体大蔵省との折衝額は府県と市町村に渡さないということになつていましたが、配分なんかもすでに決定していたように公表されていたのですが、国会で問題になつていますのに口を縅して語らずにおいて、新聞にすでに発表されているという点につきまして遺憾の意を表して、その間の消息について……

第13回国会 地方行政委員会 第16号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お伺いしますが、これは一応こういう案が考えられているというわけなんですか、本国会に御提案になる予定でありますか。その点はつきり一つお伺いしたい。
【次の発言】 天野大臣並びに政府委員のかたから御説明されましたようは、日本再建の基盤である義務教育を財政的な面から十分援助する、こういう趣旨については了承し、非常に同感の意を表するわけでありますが、平衡交付金制度ではそういうことができないと言われていますが、私から見ますると、こういうふうになつたのは日本の再軍備とかその他のことで、全体の平衡交付金の枠が少いからそういうふうになつて来るので、文部省の天野大臣或いは岡野国務大臣或いは吉田内閣……

第13回国会 地方行政委員会 第21号(1952/04/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 委員長、今日は説明だけですか。

第13回国会 地方行政委員会 第22号(1952/04/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつとお尋ねいたしますが、委員長、衆議院のほうを通つた法案はどのくらいありますか。
【次の発言】 ちよつと鈴木さんにお尋ねしますが、特市の問題が非常に大きく取上げられて、自由党のほうですが、何か財源措置を考慮してですね、或る程度の妥協的な措置を自治庁と考慮されているやに聞いているのですが、地方税法の一部改正案がすでに出ているのですが、そういうことはないのですかどうなんですか。
【次の発言】 そうするとまだその問題は、その程度のことは私も実は聞いているのですが、それ以上は進んでいないのですね。
【次の発言】 その問題で大分新聞にも出ているのですが、なお最後の肚をおきめにならない難……

第13回国会 地方行政委員会 第24号(1952/04/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題なんですが、私も実は数件自分でも拜見しておるのですが、これは結局單価増を認めないということが私は非常に大きな、このインフレーシヨンのときに單価増を認めない、單価が上ればスライドで認めてやるという制度があればいいんですが、私もやはり国警の新築で関係いたしましたのは、先ず全部の数百坪の敷地を地元で持たせる、更にそこにある家を移転する費用を負担させるというようなことで、全町村二十何カ村に十万円ずつくらい割当てた体験も持つています。更に裁判所もそういうふうにして、検察庁もありまして、検察庁自体が非常にいろいろなやりくりをして法務府に請求しても来ないからやはりやつていますし、それか……

第13回国会 地方行政委員会 第25号(1952/04/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 それはそういう設備の費用なんかの問題ですか、将来起るであろう募集の経費の問題とは違うのですか。
【次の発言】 そうすると、やはり今菊山政府委員が言われたような問題ですか。そういう意味なんですか、設備なんですか。
【次の発言】 この第十條の一号から二十三号まで、第十條の二の一号から八号まで、第十條の三の一号から九号まで、第十條の四の一号から八号まででありますが、この国と地方公共団体との現在の負担の割合ですね。そしてそれが年次別に終戰以来どう変つたかということ、今お持ちでないと思いますが、財政負担がどういうように転化されたかということを判断したいと思いますので、一つ一覧表のような形に……

第13回国会 地方行政委員会 第26号(1952/04/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 それでは委員長より御質疑と申しますが、今の説明の中にありました法定外普通税というのは、例えば例を上げればどういうものでしようか。
【次の発言】 この法律が適用されましたら、大体どれくらいな税の免税措置になるのですか。府県並びに市町村のトータルは一体どれくらいですか。
【次の発言】 固定資産税その他を免税するのでしよう、いろいろな施設の軍隊の用に供しているもの、それらを見積つたら一体どれくらい普通課税できるのですか。そしてそれが免税されるのだから幾らだということなんです。
【次の発言】 一応そういうものに課税するとすれば、現行税では大体どれくらいになるかという見積りですね。それなん……

第13回国会 地方行政委員会 第30号(1952/05/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 三日間では少いことはないですか。往復に二日かかるでしよう。
【次の発言】 ちよつとそれに関連いたしまして決議をした年月日も一つ知りたいと思います。これはもうすでに御存じのように、この法律が通つたつて今後公聽会を開いたり、その他議決はできないわけです。いつどの県で、どの村というように一つ町村をはつきりして……。
【次の発言】 逗子なんかは決定しておりませんか。
【次の発言】 あなた報告されなんがでしよう。
【次の発言】 まだやつていない。
【次の発言】 河原議員にお尋ねいたしますが、市の警察維持の特例に関する法律案を只今提案されたにつきまして、今廃止を決議しているような所で市制をと……

第13回国会 地方行政委員会 第31号(1952/05/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この点、割当てて強制的ではないが事実上強制のようなことになる場合が非常に多いのです。私もまあ数々体験しているのですが、例えば労働省の基準監督局をどこの県に置いてくれと、こういうふうに申しますと、各地方から非常に要請が多いのでなかなか面倒なのです。あなたのところが土地を負担すればなんとかしようと、警察でもそうですし、検察庁でもそうなんです。そういう場合は、実際割当てて強制的にはされていないですが、なかなか巧妙なこの規定をうまくそれることになるのですが、少くとも私は権力を伴う警察、検察庁、裁判所、それから労働法規の適用を監督するようなああいう局というようなものは、やはりどういう形体で……

第13回国会 地方行政委員会 第38号(1952/05/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この町村の合併なんですが、それぞれの関係者の自発的な意思にまつてはなかなか合併できないと思いますが、やはり強制措置が必要だと思いますが。それからあなたの所と倉田と烏渕ですが、新制中学が両方にあるようですが、県の指導はあの当時組合立の中学校を作ることを進めなかつたのですか。
【次の発言】 それからこれあなたの公述されたのと違うのですが、今度は議会の数ですね、開会の数ですね、前には一月おきにあつたのですが、今度は一年に通常会ですか一遍ということになつておるのですが、そういうことは地方自治の運営にとつてどういうふうにお考えになつていますか。

第13回国会 地方行政委員会 第43号(1952/05/31、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと議事難行について……。今日地方行政委員会の審査日程案を頂いたのですが、只今修正案の提案理由の説明を頂いたのですが、どういうふうにされるのでしようか。私としましては、たくさんの日程が地方税法案には割当ててあるのですが、野村さんのいろいろ御説明を聞き、こういう改正については私は地財委等の意見も聞いたほうがいいと思いますが、どういうふうに組んで……
【次の発言】 野村さんを中心に衆議院側におかれまして、かねて問題になつていました現行地方税法に対してここまでおまとめなされたことに対しましては、深くその努力に対して敬意を表するものでありますが、いろいろ問題があると思いますので、先ず……

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/06/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今荻田局長から衆議院の修正案に対する財政委員会の立場を御主張になりましたが、担当岡野大臣も自由党でおられるのでありますが、この修正案を計画されている際に、只今指摘されたような問題を御説明されて、その徹底に努められたりしたのでしようか。なすがままに放任されて行つたのでしようか。地方財政委員会の立場を強く貫かれるためには、やはり形ができるまでに強く訴えられたほうがより効果的じやないかと思うのでありますが、その点は如何でしようか。
【次の発言】 この声明書ですか意見書を出し放しだれたのですか。各党に行かれまして地方財政の現状をつぶさに訴えられて出されたものでしようか。或いはそういう点……

第13回国会 地方行政委員会 第51号(1952/06/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今日はもうこれで打切つて頂きたい。

第13回国会 地方行政委員会 第53号(1952/06/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 金森先生に一つ。その前に私、諸先生から公述を承わりまして非常に有益なサゼツシヨンを得たのですが、全体として共通した私の印象を申上げますと、九十三條の只今の諸先生の御解釈と憲法第九條の解釈と殆んど似通つたような解釈をされておるのではないかというのが、私が非常に有益なサゼツシヨンにもかかわらず、寂しくなるわけなんですが、第九條には、一切の戰争を永久に放棄する、ところが第二項には、陸海空軍その他の戰力はこれを持つことはできんということになつておりますが、今の政府はたくさんの警察予備隊を持ち、カービン銃を持ち、バズーカ砲を持ち、大砲を持ち、飛行機を持ち、アメリカの国防省から軍艦を借りて来……

第13回国会 地方行政委員会 第54号(1952/06/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 連合委員会に欠席しましたので重複するかと思うのですが、次長のほうから頂きました資料を見ましても、世界各国で公営企業を持つているようですが、その公営企業と労働関係諸法との関係がはつきりしていないようですが、諸外国でもやはり只今立法されているように公営企業に関する労働の特別立法によつて律しているのですか。そういう事情がわかりましたら一つお述べ願いたい
【次の発言】 どうも今の御説明でははつきりしないのですが、イギリスなどはどうですか。やはり特別の立法によつて律しているのですか。大体日本のような労働組合法一般の適用をしているのですか。そういう関係はどうですか。

第13回国会 地方行政委員会 第55号(1952/06/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事の進行についてお伺いいたしますが、東京新聞の六月十五日附で自由党の増田幹事長と西郷委員長との打合せの結果、地方自治法は継続審議でもよろしいというような申入れがあつたように出ておる、本国会に必ずしもり通過を要しないというような記事が、大新聞である東京新聞に掲載されているのですが、そういうことがあつたのですか。
【次の発言】 岡野大臣にお尋ねいたしますが、そういう相談があつたんですか、増田幹事長なんかといずれどういう法案をどうしても通すとかいうようなことがいろいろあると思いますが、重要議案が山積しておるので、党のほうがそういう意見ならそういうふうに捌いてもいいのですか。

第13回国会 地方行政委員会 第56号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 極く技術的な質問なんですが……。
【次の発言】 第百五十八条の部局の問題ですが、(都道府県知事の権限に属する事務を分掌させるため、都道府県に条例で左の局部を置くものとする。」というので、必置になつておるわけでありますが、その際に情勢によつては、条例で殖やすことも、総理大臣と協議が整えばできるというようになつておるのですが、その際に例えばこういうのはどうなりますか。第四、人口百万以上二百五十万未満の府県に民生労働部というものがある。そこで特に社会保障関係などを重視するような知事が出て、民生関係の独立の部を作ろうというような場合は、これは民生労働部は必置になつておるのですが、その関係……

第13回国会 地方行政委員会 第57号(1952/06/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 地方税法はどうなつておるのでしようか。参議院におきましては非常に徴税上急ぐからというので、急速送付されました議案につきまして、六月十日に委員会を開き翌十一日に本会議にかけまして決定して衆議院に送付しているわけであります。我我といたしましては二院制度の立場からして衆議院がどのように採決されようが、それについては何ら容喙するものではないわけであります。衆議院のほうでは地方自治法を非常にお急ぎのようでありますが、実際徴税上の影響からいたしますと、税法の非常に早い実施が必要でありますので、衆議院のほうで大分あつためてあるのを見ると、そうこれはお急ぎになるのではないというようなこともあるの……

第13回国会 地方行政委員会 第59号(1952/07/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 地方自治法に入りますまでにちよつとお伺いすることを御了承願いたいと思うんですが、鈴木次長にお伺いいたしますが、先般地方税法の一部改正法案が衆議院の了承するところとなりまして、いよいよ通過したわけでありますが、その実施の期日につきまして政令に委ねているわけですが、自治庁とされては大体その実施の時期はいつ頃と御予定でしようか、その点お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ちよつとはつきりしなかつたのですが、その点。
【次の発言】 岡野大臣にお尋ねします。さつきの発言中に、衆議院の修正案ではバランスがとれておつた、こういうことを言われたのですが、それはあのような税率を引下げても自然……

第13回国会 地方行政委員会 第60号(1952/07/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 これは一つ承わつておいて、明日の朝の最初にでも、各委員もいろいろあると思いますから、大体この基準で行くのでしようから、大体そういうようにしたらばいいと思いますが……。
【次の発言】 岡本さんの発言も結構だと思うのですが、明日そういうことを大体して、今日は小澤委員長も来ておられるのですから、一つ説明を承わることにしたらどうでしようか。
【次の発言】 今局長の御説明になつた数字を一つ印刷にして頂きたいと思います。
【次の発言】 衆議院議員公職選挙法改正に関する調査特別委員会というものができているようですが、そのメンバーですね、それからその委員会にできました十二名から成る小委員会の各派……

第13回国会 地方行政委員会 第61号(1952/07/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今の問題に関連してですが、共産党以外は全部賛成だということは、自由党の大幹部であり、この委員長をしておられる小澤さんとしては、必ずしも適切な表現ではないと思うのですが、その点はまあ別にして、私もこれを無制限に殖やすということは、これはやはり問題ですが、できるだけ政策並びに候補者というものを有権者に伝える、そうして過大な選挙費用の増嵩にならないような限度には、果して一回でいいか、二回でいいか、こういう私はやはりそのからみ合の問題だと思うのですが、私はこれを一カ所でなしに、二、三カ所にしてもそう割合費用は嵩まずに、公明選挙の趣旨に副えるのではないかというふうに考えるのでありますが、こ……

第13回国会 地方行政委員会 第63号(1952/07/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 日程の問題なんですが、皆さんに御了承をお願いして御賛成を得たいと思うのですが、明日やつて、十九日は一つ日曜の前ですし、何とか二十一日に集中的にやるというようなことで一つ……。或いは二十七日の日曜をやつても、しまいですから構いませんし、ここで一つ息ぬきとは申しませんが、一つ寛大なる慈悲を(笑声)お願いしたいと思うのですが。(「賛成」と呼ぶ者あり)どうもこれは大変なんですよ。内閣委員会でもあの河井委員長が、非常に重要法案が残つているので強行突破するということだつたのですが、多数意見によりまして二十一日から再開後にやるということになつて、まあここだけ強行して、もう議事の遷延策も握り潰し……

第13回国会 地方行政委員会 第64号(1952/07/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 市の警察維持に関しまして特例を設けますことは、自治体警察全体の崩壊する切つかけになる虞れはないかどうか、こういうことについてどういうふうにお考えか、お伺いいたします。
【次の発言】 小さい人口五千程度の市街的な形態をなす町村につきましての問題は、我が党としてはまあ反対でありますが、それを一歩讓つて、一応形態を変えるということを是認するにいたしましても、私はこの法案が通りましたならば、現在のこの市の警察を維持するに要しまする厖大な財政需要からいたしまして、これが橋頭堡になつて、私は市警察が全面的に崩壊する非常な大きな切つかけになる、必ずです。例えば現在の平衡交付金の中に計算されてい……

第13回国会 地方行政委員会 第65号(1952/07/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 衆議院の提案者は今日おいでになつておりませんか。
【次の発言】 もう少し念を押して、採決に入つて頂きたいと思いますが、終始説明に当られた河原さんのおいでになつたときにして頂いてはいけないですか。もう遷延する考えはありませんが、先般も言いましたように、やはりこれは自治体警察である市の警察を議会の議決でなくするようなことに変る一つの大きな橋頭堡になりはせんかという憂慮を持つものですから、例えば最近国際観光都市に指定されております松江その他におきましても、自治体警察の負担が非常に多いから、これに対する新たなる措置を要請しておるような記事が今日、昨日の新聞にも出ておりまして、その及ぼす影……

第13回国会 地方行政委員会 第66号(1952/07/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 成るほど高橋さんの言われましたように、地方自治法とかいうような法文でしたら、まあこういう目的をはつきり掲げることも妥当であろうというように仰せですが、最近の動向から見まして、やはり私は吉川議員が言われたように、こういう規定を入れざるを得ん。そういうことは一つの悲劇だと思うのであります。我々が昭和二十五年から出まして、満二年間に亘つて地方行政委員会を通じて地方制度の流れを大観して見まして、その後半におきましては明らかに新憲法並びに新らしい自治法の基本的な線からずれるような傾向に急テンポを以て行つている。そうしてその集中的な最近の表現が地方自治法の改正であるというふうに私は見ているわ……

第13回国会 地方行政委員会 第67号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 技術的な点を二、三お伺いしたいのですが、この種の委員会はともすれば形式的なことに終りやすい傾向が非常に多いのですが、曾つての地方制度調査会等の運営に鑑みられまして、どういうふうにしたら一番効果的な結論、答申ができるかというようにお考えであるか、その点をお伺いしたいのですが、それはこの調査会ができますならば、そういうものが集つてそこでフリー・トーキングのような形で問題の取上げ方その他をいろいろやつて行くような、委員会に相当高度な自主性といいますか、そういうものを認めておやりになるのであるか、いわゆる事務局のようなものが一応の成案を整えて出して、それを審議するというような形に行くので……

第13回国会 地方行政委員会 第68号(1952/07/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 やめましよう。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 市の警察維持の特例に関する法律案に対しましては、我が党は反対するものであります。若干理由を申述べたいと思うわけであります。申すまでもないことですが、社会制度は時の経過につれまして流転して止まないものであります。これは政治制度について見ましても、軍事政治とか貴族政治、独裁政治等を経て、民主政治或いはデモクラシーの段階に政治形態は発展して現代に至つておる次第であります。いろいろな欠点がありますにもかかわりませず、民主制は最高の政治原理といたしまして、現代は世界各国に広く採用されている制度であるわけであります。而もこの政治形態という……

第13回国会 地方行政委員会 第70号(1952/07/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お忙しいときに公述して頂いて大変恐縮ですが、申すも恐縮ですが、一つ純法理的に展開して頂いて、有益なる御示唆をお与え願いますようにお願いいたします。
【次の発言】 藤田さんにお伺いいたしますが、第十四条ですね、「すべて国民は、法の下に平等であつて」云々それから第四十四条の但書の関係からいたしまして、十四条と四十四粂との関係からして、知事並びに局長、次官等の制限は憲法違反の疑いがあるではないかという御意見ですが、そういう観点からして公職選挙法の八十八条選挙事務関係者の立候補制限、国家公務員法の百二条、それから人事院規則の政治的行為、昭和二十四年九月十九日にできました人事院規則十四から……

第13回国会 地方行政委員会 第72号(1952/07/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私の党の立場からいたしますと、できるだけ自由な競争によつてできるだけ制限なしにやるという立場をまあ強く支持しておるわけであります。従つて公職選挙法に対する基本的な態度もその線からまあ貫いて来ておるわけですが、世上非常に次官、局長、知事等の選挙の立候補制限についての意見がやかましくなつたわけですし、非常な関心を持たれておりますので、当委員会といたしましてもうやむやにしておくこともできないので、いずれにいたしましても結論を付けることが必要だと思つておる次第でありますが、私実は昨日主として地方行政の面と地方財政の面並びに政府の高級職員等の三つの点から質問してみたいということを考えまして……

第13回国会 地方行政委員会 第73号(1952/07/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 これは非常に三つの法案と三百有余の請願とあつて、どれを先にということは非常に困るのですが、私も吉川委員の言われた点では同感なんですが、これを全然やらないということになりますと憲法違反に私はなると思うのです。憲法の十六条ですか「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。」、こういう規定がありますので、どつちを先にするかということは問題で、私は吉川議員の言われたのと折衷で、集団デモの取締規則、消防組織法、その他が衆議院から送付された、参議院に送付されま……

第13回国会 地方行政委員会 第74号(1952/07/31、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その点につきましては角立つても何ですから、こういう委員会に、会期が済んだのが又こういうふうになつたのですから、一応大体委員長がこういう形をとられて理事会でも開いてどうにもまとまらんというのでしたらまあ職権の発動をできるかどうか知りませんが、そういうふうなことでもやつて頂くようにせんとなかなか事態が収拾しにくいと思うのですが、やつぱし一応理事会でも開いてどうするか、いろいろのことをやつて見られたらどうでしようか。いろいろ委員長とされては困難な立場もあると思いますが、できるだけ円満にやるためにそいうふうなことをやつて見られたら如何ですか。一つ堀さん何とかして下さいよ。(「信義を守らん……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(中田吉雄君) 現在占領下ですから、超憲的な、憲法を超越したような形でいろいろ農地が接収されまして、実際憲法の第二十九条の財産権はこれを侵してはならないというこの規定が事実上侵されておるように、いろいろな御説明にもかかわらずそうなるのですが、講和条約が発効いたしまして、日本国憲法が完全に適用される、併し今そういう農地接収その他に対する所有権制限が公共の福祉というようなことでいろいろ制限されるような規定が国会にもまだ諮られていないしいたしますが、若しそういうふうに講和条約が発効してしまつた場合には、それぞれ借上げられておる土地の所有者は占領軍の現在使用されておるものの返還を要求するこ……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 神川先生から、長い間の国際政治史並びに政治学の体験から、日本の独立と安全保障について述べられたのですが、神川先生の御見解を拝聽いたしますと、いわゆる日本の独立と安全のために武裝平和ということを主張されたようですが、曾つて第一次、第二次大戰におきまして武裝平和が唱えられましたが、それは結局或る戰争を意図している国が準備ができるまでの一つのカムフラージユしているような恰好に使われまして、それが結局戰争になつた。第一次大戰、第二次大戰というものが力による均衡を唱えながら、結局破局的な第一次大戰、第二次大戰に至つたが、今言われているようなやはり武力による独立と安全保障を唱えられるような立……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎国務大臣にお尋ねいたしたいと存じます。先ず第一番目に、安全保障條約第一條と行政協定の第二十四條との関連についてでございます。安保條約の第一條に、この軍隊は日本における大規模の内乱及び騒擾を鎮圧するため日本国政府の明示の要請によりこれを使う、こういうふうになつていますが、日本国政府の明示による要請とは一体どういう権限に基くものであるか。これは憲法第六十五條の「行政権は、内閣に属する」という、政府の持つていますところの行政権の発動を意味しますものであるかどうかという点をお伺いしたいというわけであります。大規模な騒擾、内乱等がありまして、そういう要請をいたします際には、旧憲法の際で……

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して岡崎国務相にお尋ねいたしますが、只今日本は国際連合に加盟する十分な資格を持つているというふうに申されましたが、軍備がなくても加盟する條件を国際連合憲章に照らして十分持つていると政府は理解されていますか。その点について国際連合憲章との関係で一つお答え願いたいと思うわけであります。第四條には、加盟国は国際連合が意図しています義務を受諾する、そしてこれを誠実に履行する能力があることを先ず加盟国の資格としているわけであります。そこで国際連合といたしましては、岡崎大臣が申されましたように、先ず第一番目は、国際連合憲章の第六章に、紛争の平和的な解決を意図しておる、そうしてそのためにい……


■ページ上部へ

第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 地方行政委員会 第1号(1952/08/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今大阪の中井市長さん初め御説明なり陳情なりがあり、岩木委員の御質問かあつたのですが、大体将来予想されるいろいろな事件に対する大都市自治体警察の装備の近代化ということに関連しての質疑のように思いますが、私は現状を維持するにおきましても、非常にこの都市財政に対する重圧になつておると思うのですが、一つお伺いしたいことは、東京を初めとし、各自治体警察の現在の警察官の数、それから、国からもらわれている平衡交付金の額、そうしてその額と実際必要な額との差額、都市が実際上負担されて財政上の圧迫になつている額というようなことについてお伺いしたいと思います。  それからこの警察官の数が条例で増減で……


■ページ上部へ

第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 地方行政委員会 第1号(1952/10/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その人選の問題は別ですが、調査会の事務局というのは自治庁の人が兼ねてやられるのですか。専門の事務局を置いて相当のスタツフでも持つておやりになる予定ですか。その辺はどうなつておりますか。
【次の発言】 これはほかの問題なんですが、平衡交付金法の一部改正法案も出ておりますし、一つ委員長に自治庁のほうにお願いして頂きたいのですが、資料の請求なんです。昭和二十七年度の七千六億ですが、地方財政の計画を立つたのですが、その後支出の増、税金の伸び工合等で非常な歳入欠陥、赤字のようですが、一つ詳細な、七千六億の予算を立てたときよりかどういうのが殖えて、そうして特に各府県の税収入の点がアンバランス……

第15回国会 地方行政委員会 第閉会後1号(1953/03/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 御趣旨はよくわかりますが、昨年選挙法の改正がされました際には、差迫つたのは衆議院だけだ、参議院の選挙は来年の五月頃に行われるのだから、そのときにやればよろしい。ところが立法措置ができていない。それをこのたびのようにやられるということは、やはり法の拡張解釈であり濫用であり、それは到底どの法律によつたつてそういうことはできないわけなんです。ですから我々としては参議院についてはこれはもう如何ともしがたい。法の命ずるところである。これは憲法にも九十九条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は」、そういうふうなことで憲法を守らなければいけないという規定がある。それが……

第15回国会 地方行政委員会 第閉会後2号(1953/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 昨日緑風会の館委員が御要請になつたのですが、国警、法務省その他法制局、御出席でしようか、その点伺います。
【次の発言】 そうしますと、お述べになるのは、国警やその他と打合せられて、最終的な見解でもう動かすことができんということになるのでしようか、その点を先ずお伺いいたします。
【次の発言】 では御見解を御披瀝になるまでに、そのことを一つ昨日の経緯もありますからね。
【次の発言】 そうすると、いずれお述べになる見解は、国警、法務省、法制局等とお打合せで、もう統一したもの、選挙が始まりましても混乱は起らない取締りというふうになつておりますでしようか。ちよつとその点を伺いたい、

第15回国会 地方行政委員会 第3号(1952/11/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 このたびの選挙では、二当一落、一千万円落選、二千万円当選というようなことがよく言われて、私たち実際選挙運動をやつて見ると、金権候補の人は殆んど我々の知つているので当選している人は一千万円以上使つて、実質上失格しない人は殆んどない。法に触れる触れんはともかくと思うのですが、いろいろこの頃の検挙されたああいうものを通じて、これはどのくらい一体選挙費用が要つているというような大量観察というものはできませんか。私の知つている或る友だちの検事は、自分も一遍国会議員になりたいと思つていたが、このたびの犯罪捜査をやつて、もう国会なんかに出るものじやない。こんなにたくさん金が要るのならということ……

第15回国会 地方行政委員会 第5号(1952/12/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大体新聞に名前まで発表してあるのです。そのタイプに打つたのを見せて下さい、もう名前も発表になつたのだから。
【次の発言】 出ていましたよ。
【次の発言】 本多長官の今吉川委員の質問に対する答弁ですが、先般来地方制度調査会がおよそ次のようなことを大体重要な調査項目にしたいという中にも、すでに知事の公選制妥当か否かという問題が、非常に大きなテーマとして取扱われてすでにできて、これはまあ旧内務省官僚諸君の多年の念願で、やはりこういう機関を通じて吉川委員の言われたような、オブラートに包んだそういう機関を通じて濾過して、妥当性を与えて持つて来るという可能性は、すでに過ぐる国会でいろいろな修……

第15回国会 地方行政委員会 第6号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 もう時間がありませんので、私は予算審議と呼応しましていろいろ詳しい質問をいたしたいと思いますので、奥野説明員にお願いしておきますが、先般の地方公務員の給与の調査資料ですね、これを一つ成るべく加工しない生のままで、私並びに他の委員がみずからの分析能力によつてやりますので、なかなか政府も巧妙な作戦で我々の窺知できないような恰好に資料を整備される場合が多いのですから一つできるだけそういうような形で詳しくお願いたしたいと思います。  それからもう一つお願いしておきたいのは、西郷委員も質問されたが、この警察費の平衡交付金の計算単位、これはこれまでは警察職員一人幾らというのが自治体警察の人口……

第15回国会 地方行政委員会 第7号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 白鳥さんにお尋ねしますが、給与の実態調査は平均が七千二百四十で割出される調査の対象について、もう少しお伺いしたいと思います。
【次の発言】 町村会の事務局にその集計された結果はありますか。頂けるでしようか。
【次の発言】 自治庁にお尋ねしますが、この税収の住民税について、地方税法の三百十三條の課税の方式なんですが、所得額を対象にするものと、総所得を対象にするものと、二通りあるわけですが、全国的にこれはどういうふうにこの二つの方式を採用され、自治庁とされてはどういう指導をなされているか。更に三百十三條の第一項では「百分の二十をこえることができない。」、それから第二では、所得総額に対……

第15回国会 地方行政委員会 第8号(1952/12/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 武岡部長にお願いしておきますが、この平衡交付金法の第十二条で、測定単位と単位費用で計算してそれぞれの消防関係の基準財政需用が出るわけですが、私は地方財政が窮迫していますために、火災というようないつ起るかも知れないというようなことに、十分備えてないという点で基準財政需要額を使わないのではないか。財政窮乏から……、そこにです、非常に大きな問題があるのじやないかと思うのです。不時のために備えておかねばいけないが、あなたのほう或いは大蔵省との折衝から平衡交付金が十分でないために、まあいつ起るかもしれない火災のために使わないのではないか、ということが予想されるのですが、その人口数に単位費用……

第15回国会 地方行政委員会 第9号(1952/12/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 自治庁にお願いいたしますが、只今頂きました各地方団体に交付すべき普通交付金の額の算定方法の改正に関する試算表というやつの基準財政収入額ですね、この都道府県別の、そして昨年比との関係で一つこれをお願いいたします。基準財政収入額の各府県別の内訳です。

第15回国会 地方行政委員会 第11号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつとお尋ねをしますが、今御説明を受けたもので、財源不足額の府県と大都市のはわかつたが、市町村は合計すると財源は幾らですか。
【次の発言】 各地方団体に交付すべき普通交付金の額の算定方法の改正に関する試算表というやつですね。
【次の発言】 それの都道府県の分と五大市のやつはわかつたんですが、市町村の財源不足が合計すればわかる。
【次の発言】 それはわかります。この表の三番目に財源不足額Cとあるのです。これで三角で百十六億四千七百五十七万四千円ですか、これが財源不足額ですか。

第15回国会 地方行政委員会 第13号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 非常に用意周到な、なかなか捕捉に苦しむような答弁ですが、今、地方公共団体とも議会を開いて、政府がどのような態度を表明されるかということを非常に注目しています。私の聞いただけでも、数県待機しておりますが、この文面からして、大体今後の地方財政状況の推移とも睨み合せてとありますが、○・二五については大体措置されるものと了解してやつてもいいでしようか、どうなんですか。その辺どうも、これでははつきりしないのですが、その辺はつきりもう少し……。
【次の発言】 これはもう質問ではありません。一言申上げますが、本多大臣は地方自治について非常に関心をお持ちだし、深い造詣もありますし、言外の意味を高……

第15回国会 地方行政委員会 第14号(1952/12/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 資料についてお尋ねいたしますが、簡単な質問ですからお許し願いたいと思います。各地方団体に交付すべき普通交付金の金額の算定方法の改正に関する試算表、道府県分及び大都市分として昭和二十七年十二月五日に頂いた資料であります。これは、お尋ねいたしますが、改正前の単位費用で千二百五十億の配分をやる際に、地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案を適用した場合にそうなるという意味ですか、お伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、今後出ました昭和二十七年度分の地方財政平衡交付金の単位費用の特例に関する法律案でやつてみました場合も、大体この趨勢というものは、これと余り変りはないと了承してい……

第15回国会 地方行政委員会 第17号(1953/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 まあ関連法案は大体今までもやつているんですから、いいんじやないかと思います。
【次の発言】 十二の(1)のところをもう一遍説明して下さい。
【次の発言】 私はこの(2)は問題はないと思いますが、(1)はなかなかちよつと面倒なものではないかと思いますね。このほうは現行はどうなつているのですか、百三十九条。
【次の発言】 これはですね、実際の運動員だけならいいけれども、どんどん選挙事務所に来る人を片つ端から食わせるということが防止できますかな、そういうことで。
【次の発言】 実際うちの地方行政の小笠原君が参議院選挙のときに運動員が弁当を持つて来ているので、事務所で味増汁だけ作つて出し……

第15回国会 地方行政委員会 第18号(1953/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十八年度の地方財政計画についてお尋ねする前に、二十七年度の跡始末の問題ですが、〇・二五につきましてはどういうふうに措置されているでしようか。各県別にです。一体その〇・二五の支払はどういうふうにやつているか。自治庁とされては参衆両院の決議に鑑みてその後どういう措置をおとりであるか。知事会議はどういう要請をしておるかというようなことについてお伺いしたい。
【次の発言】 そうすると、まあ大体各県とも支払できるような措置がして頂けると了承していいわけですか。
【次の発言】 次に、まだ会期末まで大分あるのですが、その問題が片が付かんとなかなか法案が通らんのじやないかと思いますので、その心……


中田吉雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院2期)

中田吉雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期
第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 簡單に大蔵大臣にお尋ね申上げたいと思います。この地方税法案が、仮に通りましても、私は現在の地方の財政経済の実力の点から申しまて、なかなか適応できにくいものである。従つて極めて近い将来に、又改正しなければならんと思うわけでありますが、これに関連いたしまして大蔵大臣は現在の財政経済の段階を、どういうふうに御判断されるかということについて、お尋ねいたしたいと思うわけであります。このシヤウプ博士の勧告に基きます税財政の改革は、ドツジ公使の経済安定九原則と表裏一体の関係をなしまして、一つの体系をなすものであるとまあ考えるわけであります。ドツジ公使の貫くイデオロギーについては、私の申すのも僭……

第8回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 固定資産税を府県税から市町村民税に移した理由を妥当と思われるかどうかについてお尋ねいたしたいのですが、土地と家屋は大体偏在の傾同が少いのですが、償却資産につきましては極めて地域的偏在の多い種種なんであります。こういうものは私はむしろ府県税として保留した方が妥当ではないかという考えを持つ者でありますが、これに対するお考えを承わりたいと思います。尚イギリス、アメリカその他の先進諸国は、この税をどのような団体に配分しておるかということもお尋ねいたしたい。尚固定資産税を府県税から市町村の普通税に移しましたために、工業の発達していません府県におきましては、附加価値税と入場税と遊興飲食税が都……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 運輸・地方行政連合委員会 第2号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今いろいろ御説明を承わつたのですが、具体的に鳥取県の事情を申上げまして、いろいろ御質問いたしたいと思います。  只今局長が説明されましたように、数県に跨がりますものについては国においてされますことも或いは適当ではないかと思いますが、少くとも一県内におきます一路線、二路線というようなものについては、私は県知事にその権限を委譲して頂いたがいいのではないかと思うわけです。実は鳥取県にこの問題が長い間に起つて、未だ独占企業が打破できないということがありまして、運輸省に対して非常にその許可に対して、疑いを県民が持つているわけであります。御存じのように、鳥取県から運輸省に局長も出ています。……

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第2号(1951/05/16、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 田中警視総監に資料についてお願いして置きたいと思います。警察法の改正につきまして一般的な、或いは逐条的な質問は後に讓りたいと思いますが、先刻の御発言で神奈川県が組合警察として四つくらい模範的に成功しておる事例があるということを申されたように思いますが、神奈川県だけでなく、あちこちにあると思いますので、これは極めて注目すべき現象であると思いますので、一つ全国的な規模における調査、並びにその機構運営等を知るに足るような一つ資料がまとまりましたらお願いしたいと思います。

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第3号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 たとえこの連合委員会で二日となつておりましても、それは励仁委員がエツセンシヤリーに本質的に諸問題をいろいろ質問しおられますが、それに対する完全な回答があつて初めて私はそういうことを是認してもいいと思いますが、調査を待たねばならない、いろいろ調査して回答するというようなことを以て見ましても、私はどういたしましても連合委員会を開くべきだ、又法務委員と相談されて善処するようにされるのが、地方行政委員会の委員長としての私は責務であろうと思いますので、その点を申上げまして相馬君の動議に賛成するものであります。


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第5号(1952/05/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 占領下にありました際に、警察予備隊と占領軍のこれに対する指導関係はどうでございますか。その点と、それから講和発効後において、駐留軍に変つた際においても依然として強力な駐留軍の指導があるものかどうかという点をお伺いしたい。
【次の発言】 顧問団が日本の責任者に助言と勧告を与えたという、そういう形式であつたということですが、それは各隊ごとに、例えば米子とか、松江にあるような、そういう予備隊ごとにこの顧問団が派遣されて、そうしてそこで助言と勧告を受けてやつたものでありますか。警察予備隊の本部に顧問団がおつて、そうしてそこで最高の助言と勧告をして、それが下に流されて行つたものであるか。そ……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第7号(1952/06/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について……、ちよつと実は提案理由の説明を私今日頂いたのですが、只今三好、岡本両委員からいろいろ資料について、審査に対する資料についての御要請があつたのですが、只今大橋大臣並びに政府委員のかたから説明つを受けますと、非常に重大な問題で、私これを読んだとき以上に非常に重要な問題、特に警察予備隊でございましたら国内だけにおるわけでありますが、海上におきまして、日本海なんかですと、中ソ両国との接触というようなこともあつて、非常にこれは重要な武器の使用その他があると思いますので、内閣委員におかれては非常にたくさんの議案が山積しておりまして、議事の、この法案の審査の手順をすでに作つ……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第8号(1952/06/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 委員長の要請がありますので短い時間に二つばかし御質問いしたいと思います。現行地方制度は仰存じのようにシヤウプの勧告によりますところの一つの地方税の体系と、それから神戸委員会を中心にいたしましてその勧告に基いて国と府県と市町州の事務の再配分をやつて、地方自治の円滑なる発展を期する、それからもう一つは地方財政委員会、この三本足によつて現在の地方制度はなつておると思うわけであります。敗戦以来六ヵ年私、全般の総司令部の政策を見まして、非常に全般におきましては我々は多くの敬意を表すべき改革がなされたと思うわけであります。そういう点で私は先に申しましたような地方税の体系、神戸委員会の勧告に基……

第13回国会 文部・地方行政連合委員会 第1号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お尋ねいたしますが、今回御説明になりましたこの負担法のほうが現行の平衡交付金で出される場合よりかも義務教育が現在受けております圧迫をより多く防衛できるという保障というものは、一体この法案のどこにあるのですか、その点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この支出の二分の一を負担するというのは、私から見るというと、だんだんあとでも触れますが、地方の財政が圧迫されて来ると、実際の支出をだんだんと少なくして来るのじやないかと思うのです。なぜそういう見方をいたすかと申しますと、例えば本年度地財委から御説明になりました七千六億という地方財政計画の内容を検討いたしてみますると、先ず財……

第13回国会 法務・地方行政・労働連合委員会 第1号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 木村法務総裁にお尋ねいたします。昨年の十二月に召集されました本国会を大観して見ますると、二つの流れがあるように存じます。その一つは、千八百余億円を含みますところの軍事予算を先ず前半において国会を通過させる。これが吉田内閣のとつた十王国会における基本的な態度であつつたと存じます。その後半におきましては、マツカーサー元帥、リツジウエイ総司令官が持つた占領下における広汎な権限を、いろいろな立法措置によつて吉田内閣の総理大臣の手に握るというふうな私は大きな流れがあると思います。前半においては千八百余億円の重事予算を、軍事的な性格を持つ予算を通過させ、そして後平においては総司令部の持つた広……


■ページ上部へ

第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 予算委員会第四小委員会 第2号(1952/12/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 それではお伺いをいたしますが、国家財政と地方財政との調和のとれた、発展のために調和のとれた財政収支が組まれることが、日本全体の再建なり安定にとつて極めて大切であるというふうに考えるわけでありますが、このたび政府の出されました国家予算に補正額を合計いたしますると、九千三百二十五億、地方財政の財政規模は七千四百三億円です。ところが国家財政におきましては、安全保障諸費五百十数億、その他合計いたしますると、計算の方法にもいろいろありますが、二千数百億の財源の余裕があるわけであります。安全保障諸費、防衛支出金、平和回復善後処理費等々、軒並に年度末に行つても繰越される額が非常にたくさんある、……



中田吉雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

中田吉雄[参]在籍期 : | 2期|- 3期- 4期- 5期- 6期
中田吉雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 2期在籍の他の議員はこちら→ 2期参議院議員(五十音順)  2期参議院議員(選挙区順)  2期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。